JP6011035B2 - 電力供給制御装置、画像処理装置 - Google Patents

電力供給制御装置、画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力供給制御装置、画像処理装置に関する。
特許文献1には、ホストコンピュータより一定時間以上印刷指示がなかった場合に低電力状態に移行する省エネルギーモードを有する画像形成装置において、省エネルギーモード時においても通電がなされている回路部にて駆動される照度センサを有し、前記照度センサは、光を検知する受光量検知手段を有し、省エネルギーモードではない状態で、受光量検知手段により検知した受光量が一定量以下であって、該状態が一定時間以上持続した場合は、省エネルギーモード状態に移行する第1の制御手段と、省エネルギーモード状態で、受光量検知手段により検知した受光量が一定量以上である場合は、省エネルギーモード状態か通常の待機状態に移行する第2の制御手段を有する画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、人体検知センサを備えた機器を使用する人が機器の前方にいる場合であって、一定時間が経過しないと操作できないという不具合を解決するべく、人体検知センサにより機器の正面に人がいない状態からいる状態に変化したことを検知した信号が出力されたときに、操作部コントローラのみを省エネモードから通常モードへ復帰せしめ、さらに機器の正面に人がいる状態が一定時間継続したときに、エンジンコントローラをも通常モードへ復帰するように制御することが開示されている。
特開2004−175009号公報 特開平09−166943号公報
本発明は、装置に接近して処理を指示する使用者を含む移動体を、主として温度変化に基づく誤検出を防止することができる電力供給制御装置、画像処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、処理装置本体の処理を制御する制御手段と、前記処理装置本体の予め定めた高さ位置に取り付けられ、前記処理装置本体の周辺を移動する移動体を検出可能であり、当該検出可能な範囲が前記高さ位置よりも上向き及び下向きに分離して存在する第1の移動体検出手段と、前記制御手段への電力供給が遮断された状態で、前記第1の移動体検出手段で移動体を検出した時点で検出が開始され、前記第1の移動体検出手段よりも検出可能距離が相対的に短い第2の移動体検出手段と、前記第2の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、少なくとも前記制御手段を含む電力供給対象に電力を供給する段階的電力供給手段とを有し、前記第1の移動体検出手段が、検出面に複数の検出素子を備え、当該検出面の法線が高さ位置で水平とされ、検出範囲が前記検出面から拡散しており、前記検出面の高さ方向中央部を遮蔽部材によって遮蔽することで、単一の第1の移動体検出手段によって、下向きの検出範囲である下側領域と、上向きの検出範囲である上側領域を設けた電力供給制御装置。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記第1の移動体検出手段が、前記下向きの検出範囲である下側領域を監視する下側領域用第1の移動体検出手段と、前記上向きの検出範囲である上側領域を監視する上側領域用第1の移動体検出手段と、を備える。
請求項3に記載の発明は、前記請求項2記載の発明において、前記下側領域で前記移動体を検出することが可能な検出可能距離Bを(1)式で求め、前記上側領域で前記移動体を検出することが可能な検出可能距離Aを(2)式で求め、前記検出可能距離Aと前記検出可能距離Bとが、予め定めた許容範囲内で同等の距離となるように、前記下向き光軸角度λを基準として、(3)〜(5)式の変形により、上向き光軸角度θを求める。
B=C×tanλ・・・・・・・・・・・・・・(1)
A=(H−C)×tanθ・・・・・・・・・・(2)
C×tanλ=(H−C)×tanθ・・・・・・・(3)
tanθ=(C×tanλ)/(H−C)・・・・・(4)
θ=tan−1{(C×tanλ)/(H−C)}・・・(5)
但し、
H→前記移動体における前記上側領域での検出対象の高さ
C→前記第1の移動体検出手段の取り付け高さ
A→前記上側領域における検出可能距離
θ→前記第1の移動体検出手段の取り付け位置における真上から傾斜角度である上向き光軸角度
B→前記下側領域における検出可能距離
λ→前記第1の移動体検出手段の取り付け位置における真下から傾斜角度である下向き光軸角度
である。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、前記処理装置本体が、原稿画像から画像を読み取る画像読取処理部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成処理部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送受信するファクシミリ通信処理部、の少なくとも1つの処理部を含み、
前記制御手段により、前記処理部が個別に電力供給状態並びに電力遮断状態に遷移するように制御され、処理部別に節電する部分節電手段を有する画像処理装置である。
請求項1記載の発明によれば、装置に接近して処理を指示する使用者を含む移動体を、主として温度変化に基づく誤検出を防止することができる。
また、本構成を有しない場合に比べて、部品点数を軽減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、検出精度を向上することができる。
請求項3に記載の発明によれば、それぞれの向きの検出条件を統一することができる。
請求項4に記載の発明によれば、装置に接近して処理を指示する使用者を含む移動体を、主として温度変化に基づく誤検出を防止し、省エネ性と利便性とを両立することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像処理装置及びその周辺示す平面図である。 本実施の形態に係る画像処理装置及びその周辺を示す斜視図である。 本実施の形態に係るピラー部前面に設けられたカバー部材の斜視図である。 本実施の形態に係る第1の人感センサのセンサ部の正面図であり、(A)検出素子の正面図、(B)はレンズカバーの正面図である。 本実施の形態に係り、第1の人感センサの上側領域及び下側領域を示した画像処理装置及びその周辺示す側面図である。 本実施の形態に係り、第1の人感センサの上側領域を決定するために必要な寸法を表記した画像処理装置及びその周辺示す側面図である。 本実施の形態に係り、天井面にエアコンの吹き出し口が存在する場合を示した画像処理装置及びその周辺示す正面図である。 (A)は上側の貫通孔54Aの周縁にガイド部材66を取り付けたカバー部材52の斜視図、(B)は図10(A)のXB−XB線断面図である。 変形例に係り、第1の人感センサの上側領域を示した画像処理装置及びその周辺示す側面図である。
図1には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。
画像処理装置10は、記録用紙に画像を形成する画像形成部12と、原稿画像を読み取る画像読取部14と、ファクシミリ通信制御回路16を備えている。画像処理装置10は、メインコントローラ18を備えており、画像形成部12、画像読取部14、ファクシミリ通信制御回路16を制御して、例えば、画像読取部14で読み取った原稿画像の画像データを一次的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部12又はファクシミリ通信制御回路16へ送出したりする。
メインコントローラ18にはインターネット等のネットワーク通信回線網20が接続され、ファクシミリ通信制御回路16には電話回線網22が接続されている。メインコントローラ18は、例えば、ネットワーク通信回線網20を介してホストコンピュータと接続され、画像データを受信したり、ファクシミリ通信制御回路16を介して電話回線網22を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する役目を有している。
画像読取部14は、原稿を位置決めする原稿台と、原稿台に置かれた原稿の画像を走査して光を照射する走査駆動系と、走査駆動系の走査により反射又は透過する光を受光して電気信号に変換するCCD等の光電変換素子と、が設けられている。
画像形成部12は、感光体を備え、感光体の周囲には、感光体を一様に帯電する帯電装置と、画像データに基づいて光ビームを走査する走査露光部と、前記走査露光部によって走査露光されることで形成された静電潜像を現像する画像現像部と、現像化された感光体上の画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーニング部と、が設けられている。また、記録用紙の搬送経路上には、転写後の記録用紙上の画像を定着する定着部を備えている。
画像処理装置10には、入力電源線24の先端にコンセント26が取り付けられており、壁面Wまで配線された商用電源31の配線プレート32に、当該コンセント26を差し込むことで、画像処理装置10は、商用電源31から、電力の供給を受けるようになっている。
(画像処理装置の制御系ハード構成)
図2は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
ネットワーク回線網20は、前記画像処理装置10のメインコントローラ18に接続されている。なお、ネットワーク回路網20には、画像データを送信元等になり得るPC(端末装置)29が接続されている。
メインコントローラ18には、それぞれ、データバスやコントロールバス等のバス33A〜33Dを介して、ファクシミリ通信制御回路16、画像読取部14、画像形成部12、UIタッチパネル40が接続されている。すなわち、このメインコントローラ18が主体となって、画像処理装置10の各処理部が制御されるようになっている。なお、UIタッチパネル40には、UIタッチパネル用バックライト部40BLが取り付けられている。
また、画像処理装置10は、電源装置42を備えており、メインコントローラ18とは信号ハーネス43で接続されている。
電源装置42は、商用電源31から入力電源線24を介して電力の供給を受けている。
電源装置42では、メインコントローラ18、ファクシミリ通信制御回路16、画像読取部14、画像形成部12、UIタッチパネル40のそれぞれに対して独立して電力を供給する電力供給線35A〜35Dが設けられている。このため、メインコントローラ18では、各処理部(デバイス)に対して個別に電力供給(電力供給モード)、或いは電力供給遮断(スリープモード)し、所謂部分節電制御を可能としている。
また、メインコントローラ18には、2個の第1の人感センサ28、第2の人感センサ30が接続されており、画像処理装置10の周囲の人の有無を監視している。
(人感センサの機能)
ところで、スリープモード時に使用者が画像処理装置10の前に立ち、その後に例えば、節電制御ボタンを操作して、電力供給を再開した場合、画像処理装置10が立ち上がるまでに時間を要する場合があった。
そこで、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30を設置すると共に、スリープモードでは、使用者が節電解除ボタンを押す前に第1の人感センサ28、第2の人感センサ30で検知して早期に電力供給を再開して、使用者が早く使えるようにした。なお、節電制御ボタンと第1の人感センサ28、第2の人感センサ30とを併用しているが、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30のみで全ての監視を行うことも可能である。
なお、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30は、「人感」としているが、これは、本実施の形態に則した固有名詞であり、少なくとも人が感知(検出)できればよく、言い換えれば、人以外の移動体の感知(検出)も含むものである。従って、以下において、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30の検出対象を「人」に言及する場合があるが、将来的には、人に代わって実行するロボット等も感知対象範囲である。なお、逆に、人と特定して感知できる特殊センサが存在する場合は、当該特殊センサを適用可能である。以下では、移動体、人、使用者等は、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30が検出する対象として同義として扱い、必要に応じて区別することとする。
「第1の人感センサ28」
本実施の形態に係る第1の人感センサ28の仕様は、画像処理装置10の周囲(例えば、0m〜5mの範囲)において、移動体の動きを検出するものである。この場合、焦電素子の焦電効果を用いた赤外線センサ等が代表的である(焦電型センサ)。本実施の形態では、第1の人感センサ28として焦電型センサを適用している。例えば、検出範囲の温度変化量が、予めしきい値を超えた場合に、出力信号である二値信号が反転する。
この第1の人感センサ28に適用された焦電素子の焦電効果を用いたセンサの最大の特徴は、検出領域が広いことである。また、移動体の動きを感知するため、検出領域内であって、人が静止していると、温度変化がないので人の存在を検出しない。例えば、人の移動時にハイレベル信号が出力されている場合、検出範囲内の人が静止すると、当該信号がローレベル信号になるものである。
なお、本実施の形態における「静止」とは、スチルカメラ等で撮影した静止画のように完全静止も当然含まれるが、例えば、人が画像処理装置10の前に操作を目的として立ち止まることを含むものとする。従って、予め定めた範囲の微動(呼吸に伴う動き等)や、手足、首等を動かすといった場合を静止の範疇とする。
但し、人が画像処理装置10の前で、例えば画像形成や画像読取等の処理を待つ間、その場でストレッチ運動等を行うと、第1の人感センサ28では、人の存在を検出する場合もある。
従って、当該「静止」を定義して第1の人感センサ28による動き検出のためのしきい値を設定するのではなく、しきい値は比較的おおまか、かつ標準的に設定し、環境(温度、湿度等)に基づく、当該第1の人感センサ28の検出状態に依存するようにしてもよい。すなわち、装置設置場所において、実験的に又は統計的に、第1の人感センサ28が二値信号の内の1つ(例えば、ハイレベル信号)を出力しているときは人が動いていることを示し、第2の第1の人感センサ28の検出領域内に人が存在し、かつ二値信号の内の他の1つ(例えば、ローレベル信号)が出力された場合を静止とするようなしきい値を設定すればよい。
「第2の人感センサ30」
一方、本実施の形態に係る第2の人感センサ30の仕様は、移動体の有無(存在・不存在)を検出するものが適用されている。この第2の人感センサ30に適用されるセンサは、投光部と受光部とを備えた反射型センサ等が代表的である(反射型センサ)。なお、投光部と受光部とが分離された形態であってもよい。
この第2の人感センサ30に適用された反射型センサ等の最大の特徴は、受光部に入る光を遮断する/しないによって移動体の有無を確実に検出することである。また、投光部から投光される光量等により、受光部へ入射する光量に制限があるため、比較的近距離が検出領域である。
なお、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30として、以下に示す機能をそれぞれ達成することが可能であれば、第1の人感センサ28として焦電型センサや、第2の人感センサ30として反射型センサに限定されるものではない。
ここで、本実施の形態では、第1の人感センサ28と第2の人感センサ30により、最大検出範囲(例えば、図3の第1の領域Fと第2の領域N)を設定した。
相対的に遠い検出領域である図3の第1の領域F(単に、「領域F」という場合がある)は、第1の人感センサ28による検出領域であり、相対的に遠隔の移動体検出手段としての機能を有する。また、相対的に近い検出領域である図3の第2の領域N(単に、「領域N」という場合がある)は、第2の人感センサ30による検出領域であり、相対的に近接の移動体検出手段としての機能を有する。
第1の人感センサ28の検出領域(図3の第1の領域F参照)は、画像処理装置10が設置されている場所の環境にもよるが、目安として臨界点(最も遠い位置)が0.8〜3m程度が好ましい。一方、第2の人感センサ30の検出領域(図3の第2の領域N)参照)は、画像処理装置10のUIタッチパネル216やハードキーの操作が可能な範囲であり、目安として臨界点(最も遠い位置)が0.2〜1.0m程度が好ましい。また、当然ではあるが、双方の設定後、第1の人感センサ28の臨界点の方が、第2の人感センサ30の臨界点よりも遠くなる。
(第1の人感センサ28、第2の人感センサ30及びその周辺の構成)
図4に示される如く、画像処理装置10は、前述した画像読取装置14と、画像形成装置12等が筐体に覆われており、第1の人感センサ28(第2の人感センサ30を含む)は、当該筐体における、縦長矩形状のピラー部50に取り付けられている。ピラー部50は、主として前記画像読取装置14を覆う上筐体と、主として前記画像形成装置12を覆う下筐体とを連結する部分に柱状に設けられており、その内部は記録用紙搬送系等(図示省略)が組み付けられている。図5は、このピラー部50の拡大図である。
図5に示される如く、ピラー部50の前面は、前記ピラー部50を意匠的な要素を持って被覆する縦長の矩形状のカバー部材52が取り付けられている。
カバー部材52の下部には、上下方向に区画された一対の貫通孔54A、54Bが形成されている。貫通孔54A、54Bの裏面側には、第1の人感センサ28が取り付けられている。このため、貫通孔54A、54Bは、それぞれ、前記第1の人感センサ28により移動体を検出するための監視窓としての役目を有する。なお、、以下では、貫通孔54A、54Bを総称する場合、監視窓54という場合がある。貫通孔54Aと貫通孔54Bはそれぞれ異なる検出領域となっている。詳細は後述するが、貫通孔54Aが主として移動体(使用者60)の頭部を検出し、貫通孔54Bが主として移動体(使用者60)の足下を検出するようになっている。
また、カバー部材52の上端部には、縦長のスリット孔55が設けられており、当該スリット孔55の裏面側には、第2の人感センサ30が配置されている。第2の人感センサ30は、検出部として受光部30INと投光部30OUTとを備えている。なお、図示は省略したが、スリット孔55には、予め定めた透過率の合成樹脂製のカバーが取り付けられている。
(センサ電力供給制御)
本実施の形態では、第2の人感センサ30は、常時、電力供給を受けていない。第2の人感センサ30は、第1の人感センサ28が管轄する図3の第1の領域Fに移動体(使用者)が進入した時点で電力が供給されて動作を開始し、その後、この第2の人感センサ30が管轄する図3の第2の領域Nに移動体(使用者)が進入した時点でスリープモードからスタンバイモードへの立ち上げを指示する。
すなわち、検出領域の異なる2つの人感センサ(第1の人感センサ28と第2の人感センサ30)が互いに連携しあって、必要最小限の電力供給を受けるようになっている。
一方、第2の人感センサ30の電力供給の遮断に関しては、前記第1の人感センサ28の移動体検出状況に加え、タイマ機能が併用されるようになっている。
図3に示される如く、移動体(使用者)と画像処理装置10との関係は、大きく分けて3形態あり、第1の形態は、人が画像処理装置10に対して、使用目的で操作可能位置まで近づいてくる形態(図3のA線矢視の動向(Aパターン)参照)、第2の形態は、人が処理装置を使用目的ではないが、操作可能位置まで近づいてくる形態(図3のB線矢視の動向(Bパターン)参照)、第3の形態は、人が処理装置の操作可能位置まで近づかないが、第1の形態、第2の形態に移行する可能性のある距離まできている形態(図3のC線矢視の動向(Cパターン)参照)である。
本実施の形態では、第1の人感センサ28による検出情報、並びに第1の人感センサ28による検出情報とタイマ機能の計時情報に基づいて、前記動向(図3に示すAパターン〜Cパターンを基本とする人の移動形態)に即した第2の人感センサ30の電力供給時期及び電力供給遮断時期を制御している。
(第1の人感センサ28及びその周辺の構成)
図6(A)は、本実施の形態に適用される第1の人感センサ28(焦電センサ)の検出面側正面図であり、検出部28Aは複数の検出素子の集合体(本実施の形態では、16個の検出素子314A,314B,314C,314D,314E,314F,314G,314H,314I,314J,314K,314L,314M,314N,314O,314Pの集合体)である。以下、総称する場合、検出素子314という。
図5に示される如く、第1の人感センサ28の検出面は、前記監視窓54に対向しているため、上記検出素子314の一部の光軸が監視窓54を通過することになる。
検出素子314は、それぞれ赤外線を検出可能であり、それぞれの検出素子314に入力される赤外線の変化量に相当する電気信号が合成(例えば、検出電圧の加算値)され、単一のセンサの電気信号として出力されるようになっている。
検出部28Aは、弾丸型(先端部が半球形状の筒体型)のレンズカバー316(図5参照)によって被覆されている。レンズカバー316の先端部の半球形状面は、検出素子314の数(ここでは、16個)に応じて区画されたレンズ部318A〜318P(図6(B)参照、以下、総称する場合「レンズ部318)が形成されている。このため、レンズ部318によって集光されたそれぞれの領域内が、それぞれ対応する検出素子314の検出領域となる。
それぞれの検出素子314の検出領域は、少なくとも互いに主たる領域(仕様上の検出領域)が同一の領域でとなっている。この検出領域は、幾何学的には、前記第1の人感センサ28の検出面を頂点とする円錐状に拡散する空間領域である。
ここで、前記監視窓54(図5参照)は、その高さ方向中央部が遮蔽部54Cによって遮蔽されている。この遮蔽部54Cによって監視窓54は、上下方向に区画され、一対の貫通孔54A、54Bが形成されている。
遮蔽部54Cは、第1の人感センサ28から水平方向に延長される検出領域を排除する役目を有している。言い換えれば、図7に示される如く、第1の人感センサ28の検出領域(検出範囲)が、画像処理装置10の設置された床面56と、天井面58とに向けられた、2つの互いに分離された下側領域56Aと、上側領域58Aとに設定されることになる。
ここで、下側領域56Aは、その検出範囲の到達位置が床面56であり、画像処理装置10に接近してくる移動体(使用者60)の足元を対象としている。
第1の人感センサ28は、検出範囲内の温度変化を検出するため、移動体(使用者60)の体温の変化を確実に検出する必要がある。
そこで、本実施の形態では、第1の人感センサ28の検出範囲として、下側領域56Aに加え、上側領域58Aを設定した。この上側領域58Aの最終到達点は、天井面58であるが、当該天井面58に至るまでの空間領域に、移動体(使用者60)の一部(頭部)が進入することを想定したものである。
この上側領域58Aの設定条件は、下側領域56Aの設定条件が同条件とする。その手段として、下側領域56Aにおける最大検出距離(図8に示す下距離B)と、上側領域58Aにおける最大検出距離(図8に示す上距離A)と同一とする(上距離A=下距離B)。なお、この上距離A=下距離Bは目標であり、必ずしも数学的に同一である必要はなく、結果として予め定めた許容範囲内であればよい。
このとき、下側領域56Aは、第1の人感センサ28の設置高さ(図8に示す設置高さC)と、下側領域56Aの検出光軸の傾き(図8に示す垂直方向からの下向き光軸角度λ)によって、固定的に定まる。
一方、上側領域58Aは、使用者60の身長(図8の使用者高さH)よって、上側領域58Aの検出光軸の傾き(図8に示す垂直方向からの上向き光軸角度θ)が変化する。そこで、設置場所において、使用者の身長(使用者高さH)を入力パラメータとして、上側領域58Aの検出光軸の傾き(上向き光軸角度θ)を決定するようにした。
すなわち、上記各部とその寸法を定義をまとめると、以下のようになる。
(定義1)使用者の身長を「使用者高さH」とする。
(定義2)画像処理装置10に取り付けられた第1の人感センサ28の取付位置の床面56からの高さを「設置高さC」とする
(定義3)上側領域58Aにおける、画像処理装置10からの最大検出距離を「上距離A」とする。
(定義4)天井面58に向けた垂線を0°としたときの、上側領域58Aの検出光軸の傾きの絶対値を「上向き光軸角度θ」とする。
(定義5)下側領域56Aにおける、画像処理装置10からの最大検出距離を「下距離B」とする。
(定義6)床面56に向けた垂線を0°としたときの、下側領域56Aの検出光軸の傾きの絶対値を「下向き光軸角度λ」とする。
このとき、ここで、設置高さC、下向き光軸角度λは固定値であり、この結果、(1)式の演算によって、下距離Bが決定する。
B=C×tanλ・・・・・・・・・・・・・・(1)
一方、使用者高さHの位置における距離Aは、以下の(2)式で求められる。
A=(H−C)×tanθ・・・・・・・・・・(2)
このとき、前記条件として、距離A=距離Bを目標とするためには、以下の(3)式が成り立てばよい。
C×tanλ=(H−C)×tanθ・・・・・・・(3)
この(3)式を変形すると、(4)式となる。
tanθ=(C×tanλ)/(H−C)・・・・・(4)
上向き光軸角度θは、(5)式で求める。
θ=tan−1{(C×tanλ)/(H−C)}・・・(5)
この(5)式で得られた上向き光軸角度θが決定されると、予め定めた下向き光軸角度λの範囲との相関関係に基づいて、最適な監視窓54を設定する。
監視窓54の設定とは、例えば、監視窓54に設けた複数種類の形状の遮蔽板54A(例えば、高さ方向の寸法が異なる複数種類の遮蔽板54A)を準備しておき、平均身長、或いは出荷先から指定された平均身長(使用者高さH)に基づいて、以下の演算を実行し、上向き光軸角度θを求め、該当する遮蔽板54Aを適用すればよい。或いは、監視窓54を形成する貫通孔54A、54Bを自由に加工し易いように、カバー部材52の他の部位よりも薄肉としておき、所望の形状、大きさに加工するようにしてもよい。さらには、カバー部材52自体を交換するようにしてもよい。
以下、本実施の形態の作用を説明する。
(画像処理装置10(デバイス)の電力供給制御のモード遷移の一例)
画像処理装置10は、処理がなされていないと動作状態は、スリープモードとなる。
ここで、立ち上げ契機(第2の人感センサ30による使用者検出等の立ち上げトリガの検出、或いは節電制御ボタン等の操作)があると、動作状態はウォームアップモードへ遷移する。
なお、この立ち上げトリガ契機後は、メインコントローラ18及びUIタッチパネル40BLの起動によって、本来のスリープモード時の電力供給よりも電力供給量が増加するモードを設けてもよい。このモードは、依然としてスリープモードと定義してもよいし、他のモードとして定義してもよい。
また、立ち上げトリガ契機後、例えば、節電制御ボタンの操作によって復帰すると、ジョブを選択するモードまで復帰し、選択されたジョブによってどのデバイスが起動するかが決まり、画像形成部240が起動しない場合はウォームアップしない場合もある。
前記立ち上げのトリガとしては、第1の人感センサ28と第2の人感センサ30による連携による使用者検出、使用者の節電制御ボタンの操作による節電解除操作の他、例えば、ICカードリーダの操作認証であってもよい。
前記ウォームアップモードは画像処理装置10(主として、画像形成部240の定着部の温度)を迅速に処理可能状態にもっていくための暖気運転であり、各モードの内最大の電力消費量となるが、例えば、定着部におけるヒータとしてIHヒータを利用することによって、ハロゲンランプを用いたヒータよりもウォームアップモード時間は、比較的短い時間とされている。なお、IHヒータとハロゲンランプの併用も可能である。なお、暖気運転は、最も電力を消費するモードである(例えば、1200W)。
ウォームアップモードによる暖機運転が終了すると、画像処理装置10はスタンバイモードに遷移する。
スタンバイモードは、文字通り「事に備えて準備が完了している」モードであり、画像処理装置10においては、画像処理の動作が即実行できる状態となっている。
このため、キー入力としてジョブ実行操作があると、画像処理装置10の動作状態は、ランニングモードに遷移し、指示されたジョブに基づく画像処理が実行されるようになっている。
画像処理が終了すると(連続した複数のジョブが待機している場合は、その連続したジョブの全てが終了したとき)、待機トリガによって画像処理装置10の動作状態はスタンバイモードへ遷移する。なお、画像処理後、タイマ機能による計時を開始し、予め定めた時間経過した後に待機トリガを出力し、スタンバイモードへ遷移するようにしてもよい。
このスタンバイモード中にジョブ実行指示があれば、再度ランニングモードへ遷移し、立ち下げのトリガ検出、或いは予め定めた時間が経過したとき、スリープモードへ遷移するようになっている。なお、立ち下げのためのトリガは、例えば、第1の人感センサ28と第2の人感センサ30による検出結果に基づく信号やタイマ機能、並びにこれらの併用が可能である。
また、画像処理装置10における実際の動作におけるモード状態の遷移が、全て単一のタイミングチャートのとおり時系列で進行するものではない。例えば、ウォームアップモード後のスタンバイモードで処理が中止され、スリープモードへ移行する場合もある。
このように、本実施の形態の画像処理装置10は、モードの間を相互に遷移しており、各モード毎に消費される電力が異なっている。
また、本実施の形態では、各デバイス毎に電力供給制御が行われることで、例えば、スリープモードから画像読取処理が指示された場合には、画像形成部12を起動することなく、画像読取部14を通電するといった、所謂部分節電が可能である。
(スリープモード中における第1の人感センサ28、第2の人感センサ30での監視)
ここで、本実施の形態では、スリープモード中は、基本的には、第1の人感センサ28のみが電力供給を受けて、移動体の接近状態を監視している。この監視する領域(検出領域)は、図3の領域Fに相当し、第1の人感センサ28の検出部(複数の検出素子314)に入力される赤外線に基づく電気信号の解析(変化量)によって、移動体の有無を検出している。
この第1の人感センサ28によって移動体を検出すると(図3の領域F内での移動体検出)、第2の人感センサ30への電力供給を開始する。
第2の人感センサ30は、図3の領域Nで示すように、第1の人感センサ28の検出領域よりも画像処理装置10に近く、かつ狭い領域であるため、確実に画像処理装置10を使用する使用者であることを認識し、画像処理装置10の一部(例えば、メインコントローラ18とUIタッチパネル40等)又は全部に電力を供給する。
このように、第1の人感センサ28と第2の人感センサ30とを併用し、段階的に検出形態をとることで、単に通りすがりの移動体と、画像処理装置10を使用する意志のある使用者とを区別することが可能である。
また、本実施の形態では、図8に示される如く、第1の人感センサ28の検出領域を、下側領域56Aと上側領域58Aとに区画した。
本実施の形態では、第1の人感センサ28の検出範囲として、下側領域56Aに加え、上側領域58Aを設定し、移動体(使用者であれば人)の足元に加え、頭部を検出対象とした。
このとき、目標として、下向き距離B=上向き距離A((1)式=(2)式)となるように(すなわち、(3)式)、上向き光軸角度θを、以下の(5)式によって求め、その結果から、貫通孔54A、54B(監視窓54)に取り付ける遮蔽板54Cを選択する。
θ=tan−1{(C×tanλ)/(H−C)}・・・(5)
なお、この(5)式は、前述した(3)式から(4)式の変形を経ることで得られる。
このように、本実施の形態では、第1の人感センサ28の検出範囲として、床面56に向けられた下側領域56Aでの検出範囲と、天井面58に向けられた上側領域58Aでの検出範囲とに区画し、下側領域56Aでの未検出時に、同時期に、上側領域58Aで確実に移動体の上部(人の頭部)を検出するため、第1の人感センサ28による第2の人感センサ30の立ち上げ時期を逸することが防止される。
下側領域56Aと上側領域58Aとで同時期に使用者60を検出するのは、図7に示される如く、下側領域56Aによって使用者60の足下を検出するときの画像処理装置10からの距離Bと、上側領域58Aによって使用者60の頭部を検出するときの画像処理装置10からの距離Aとが同一(距離A=距離B)となることを前提とすることで、図8に示す第1の人感センサ28の検出領域の設定が実現可能である。
なお、本実施の形態では、第1の人感センサ28の検出範囲を、下側領域56Aと上側領域58Aとに分割したが、上側領域58Aのみを検出範囲としてもよい。
(天井面の障害物の回避)
本実施の形態では、第1の人感センサ28の検出範囲として、天井面58に向けた上側領域58Aを設定した。このとき、天井面に、エアーコンディショナー(以下、「エアコン」という)の吹き出し口があり、前記上側領域58Aの領域内に、このエアコンの吹き出し口が存在すると、当該吹き出した温調風の温度変化を感知する場合がある。
そこで、図9に示される如く、エアコン62の吹き出し口62Aを、上側領域58Aの領域外とする。
ところで、例えば、画像処理装置10の向きを変えることで、エアコン62の吹き出し口62Aを、上側領域58Aの領域外にできる場合は問題ないが、例えば、画像処理装置10の向きを変えることができない場合を考慮して、図10に示される如く、上側の貫通孔54Aに、摺動遮蔽板64を設けた。
図10に示される如く、カバー部材52における上側の貫通孔54Aの周縁には、ガイド部材66が取り付けられている。ガイド部材66の上下端部は、それぞれガイド溝部66A、66Bが設けられている。摺動遮蔽板64は、一対のガイド溝部66A、66Bに摺動可能に収容されている。
ガイド部材66の底面66Cには、前記貫通孔54Aの縦横寸法よりも大きい長方形の貫通孔66Dが設けられている。ガイド部材66がカバー部材52に取り付けられた状態(摺動遮蔽板64が無い状態)では、貫通孔54Aの対角線の交点と上側貫通孔54Aの対角線の交点が一致しており、貫通孔66D自体は、上側貫通孔54Aの開口状態を妨げない。言い換えれば、第1の人感センサ28の上側領域58Aでの検出範囲は、前記貫通孔66Dの開口面積と上側貫通孔54Aの開口面積の共通開口領域となる。
ここで、前記摺動遮蔽板64を一対のガイド溝部64A、64Bに沿って摺動させることで、貫通孔66Dの開口面積が変更されるため、必要に応じて、上側領域58Aが狭められ、前述したエアコン62の吹き出し口62A(図9参照)を回避した上側領域58Aが設定可能である。
なお、本実施の形態では、第1の人感センサ28として、複数の検出素子314を備えた単一のセンサとして、当該検出素子314を下側領域56A用と、上側領域58A用として使い分けるようにしたが、下側領域56A用と、上側領域58A用とでそれぞれ別々のセンサを配置するようにしてもよい。
(変形例)
本実施の形態では、図7に示される如く、第1の人感センサ28の検出領域(検出範囲)が、画像処理装置10の設置された床面56と、天井面58とに向けられた、2つの互いに分離された下側領域56Aと、上側領域58Aとに設定した。
すなわち、本実施の形態では、下側領域56Aが主であり、上側領域58Aが副という位置付けである。言い換えれば、上側領域58Aの検出領域は、下側領域56Aと設定条件を同条件として設定し、下側領域56Aでの誤検出等(特に、未検出)を補償するために設けたものである。
これに対して変形例では、図11に示される如く、第1の人感センサ28の検出領域(検出範囲)を上側領域58Aとしている。
上側領域58Aの設定は、例えば、本実施の形態の下側領域56A(図7参照)を想定し、前記定義1〜定義6に基づいて、(5)式で得られた上向き光軸角度θを決定すればよい。
W 壁面
10 画像処理装置
12 画像形成部
14 画像読取部
16 ファクシミリ通信制御回路
18 メインコントローラ
20 ネットワーク通信回線網
22 電話回線網
24 入力電源線
26 コンセント
28 第1の人感センサ
30 第2の人感センサ
29 PC
30IN 受光部
30OUT 投光部
31 商用電源
32 配線プレート
33A〜33D バス
35A〜35D 電力供給線
40 UIタッチパネル
40BL UIタッチパネル用バックライト部
42 電源装置
43 信号ハーネス
50 ピラー部
52 カバー部材
54A、54B 貫通孔
54 監視窓
55 スリット孔
54C 遮蔽部
56 床面
56A 下側領域
58 天井面
58A 上側領域
60 使用者
62 エアコン
62A 吹き出し口
64 摺動遮蔽板
66 ガイド部材
66A、66B ガイド溝部
66C 底面
66D 貫通孔
314(314A〜314P) 検出素子
316 レンズカバー
318(318A〜318P) レンズ部
H 使用者高さ
C 設置高さ
A 上距離A
θ 上向き光軸角度
B 下距離
λ 下向き光軸角度

Claims (4)

  1. 処理装置本体の処理を制御する制御手段と、
    前記処理装置本体の予め定めた高さ位置に取り付けられ、前記処理装置本体の周辺を移動する移動体を検出可能であり、当該検出可能な範囲が前記高さ位置よりも上向き及び下向きに分離して存在する第1の移動体検出手段と、
    前記制御手段への電力供給が遮断された状態で、前記第1の移動体検出手段で移動体を検出した時点で検出が開始され、前記第1の移動体検出手段よりも検出可能距離が相対的に短い第2の移動体検出手段と、
    前記第2の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、少なくとも前記制御手段を含む電力供給対象に電力を供給する段階的電力供給手段とを有し、
    前記第1の移動体検出手段が、検出面に複数の検出素子を備え、当該検出面の法線が高さ位置で水平とされ、検出範囲が前記検出面から拡散しており、
    前記検出面の高さ方向中央部を遮蔽部材によって遮蔽することで、単一の第1の移動体検出手段によって、下向きの検出範囲である下側領域と、上向きの検出範囲である上側領域を設けた電力供給制御装置。
  2. 前記第1の移動体検出手段が、前記下向きの検出範囲である下側領域を監視する下側領域用第1の移動体検出手段と、前記上向きの検出範囲である上側領域を監視する上側領域用第1の移動体検出手段と、を備える請求項1記載の電力供給制御装置。
  3. 前記下側領域で前記移動体を検出することが可能な検出可能距離Bを(1)式で求め、
    前記上側領域で前記移動体を検出することが可能な検出可能距離Aを(2)式で求め、
    前記検出可能距離Aと前記検出可能距離Bとが、予め定めた許容範囲内で同等の距離となるように、前記下向き光軸角度λを基準として、(3)〜(5)式の変形により、上向き光軸角度θを求める請求項2記載の電力供給制御装置。
    B=C×tanλ・・・・・・・・・・・・・・(1)
    A=(H−C)×tanθ・・・・・・・・・・(2)
    C×tanλ=(H−C)×tanθ・・・・・・・(3)
    tanθ=(C×tanλ)/(H−C)・・・・・(4)
    θ=tan −1 {(C×tanλ)/(H−C)}・・・(5)
    但し、
    H→前記移動体における前記上側領域での検出対象の高さ
    C→前記第1の移動体検出手段の取り付け高さ
    A→前記上側領域における検出可能距離
    θ→前記第1の移動体検出手段の取り付け位置における真上から傾斜角度である上向き光軸角度
    B→前記下側領域における検出可能距離
    λ→前記第1の移動体検出手段の取り付け位置における真下から傾斜角度である下向き光軸角度
    である。
  4. 前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、前記処理装置本体が、原稿画像から画像を読み取る画像読取処理部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成処理部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送受信するファクシミリ通信処理部、の少なくとも1つの処理部を含み、
    前記制御手段により、前記処理部が個別に電力供給状態並びに電力遮断状態に遷移するように制御され、処理部別に節電する部分節電手段を有する画像処理装置。
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