JP6009881B2 - 検体移し替え装置および検体処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば検体を収容した検体容器を一の検体ラックから他の検体ラックへと移し替えることが可能な検体移し替え装置および当該検体移し替え装置を備えた検体処理システムに関する。
従来、血液や尿などの検体を処理する検体処理システムが知られている。この種の検体処理システムでは、たとえば、検体容器を支持した検体ラックを搬送装置で搬送することにより、検体容器に収容された検体が検体処理装置へと搬送される(特許文献1)。
また、このように検体ラックにより検体容器を搬送する検体処理システムにおいては、多数の検体に対して効率的に処理を行うため、検体処理に先んじて、処理の種別ごとに検体容器を所定の検体ラックに自動で仕分ける仕分け装置が知られている(特許文献2)。また、検体処理が行われた後においても、処理の結果や次の処理の内容に応じて、検体容器を所定の検体ラックに自動で仕分ける仕分け装置が知られている(特許文献3)。
特開2012−18144号公報 特開2002−40034号公報 特開2009−222535号公報
上記特許文献2、3に記載されたそれぞれの仕分け装置を上記特許文献1等に記載された検体処理システムに適用する場合、各仕分け装置を設置するための領域を個別に確保する必要がある。このため、検体処理システム全体の設置面積が増大するといった問題が生じる。
かかる課題に鑑み、本発明は、検体処理システムの設置面積の増大を抑制しながら、検体処理前の検体容器の仕分けと検体処理後の検体容器の仕分けとを同時に実現可能な検体移し替え装置およびこれを備えた検体処理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、検体ラックに支持された検体容器を移し替える検体移し替え装置に関する。この態様に係る検体移し替え装置は、検体供給装置から検体ラックを内部に送り込むための第1の入口と、検体処理装置へ搬送しない検体容器を収納する第1容器収納部と、前記検体処理装置へ搬送する検体容器を一旦収納する第2容器収納部と、前記第1の入口から送り込まれた検体ラックから検体容器を取り出し、取り出された検体容器を前記第1容器収納部に収納する第1収納動作、取り出された検体容器を前記第2容器収納部に一旦収納する第2収納動作、および前記第2容器収納部に一旦収納された検体容器を他の検体ラックに設置する設置動作を行う容器移送部と、前記容器移送部により検体容器が設置された前記他の検体ラックを、検体処理装置へと続く外部の搬送装置に送り出すための第1の出口と、前記第1の出口から前記搬送装置に送り出され、前記検体処理装置により処理が行われた検体容器が支持された検体ラックを再び内部に送り込むための第2の入口と、前記第2の入口から送り込まれた検体ラックを前記検体供給装置に送り出すための第2の出口と、前記第2の入口から前記第2の出口へと検体ラックを搬送する搬送部と、を備える。
本態様に係る検体移し替え装置によれば、第1の入口から取り込まれた検体ラックに支持された検体容器は、移し替えられて第1の出口から検体処理装置に送り出される。また、検体処理装置によって検体が処理された検体容器は、第2の入り口から検体移し替え装
置内に取り込まれた後、搬送部を介して第2の出口から検体供給装置に送り出される。そして、第2の出口から送り出された検体ラックは、検体供給装置によって、適宜、第1の入口から検体移し替え装置内に送られ、再び、検体容器の移し替えに供される。このように、本態様に係る検体移し替え装置によれば、検体処理前の検体容器の移し替えと検体処理後の検体容器の移し替えを一つの検体移し替え装置によって実現することができる。このため、本態様に係る検体移し替え装置が検体処理システムに組み込まれた場合には、検体処理システム全体の設置面積の増加を効果的に抑制することができる。また、検体処理装置から戻ってきた検体ラックは、検体移し替え装置内に設けられた搬送部を通って検体供給装置へと移送され、当該検体供給装置を介し再び第1の入口に搬送することができる。このため、別途検体容器を検体処理装置から検体供給装置の入口に戻すための帰還経路を設ける必要がない。これにより、帰還経路を別途設ける場合に比べ、検体処理システムの設置面積の増加を抑制することができる。このように、本態様に係る検体移し替え装置によれば、検体処理システムの設置面積の増加を効果的に抑制しながら、検体処理前の検体容器の移し替えと、検体処理後の検体容器の移し替えを実現することができる。
本態様に係る検体移し替え装置において、前記第2容器収納部は、搬送先が第1の検体処理装置である検体容器を収納する第1の領域と、搬送先が第2の検体処理装置である検体容器を収納する第2の領域と、が設定された構成とされ得る。
また、本態様に係る検体移し替え装置において、前記第1の入口と前記第2の出口は、装置本体の第1の側面に設けられ、前記第1の出口と前記第2の入口は、装置本体の第2の側面に設けられている構成とされ得る。こうすると、第1の入口と第2の出口が同じ側面(第1の側面)に設けられているため、第1の側面に隣接するように検体供給装置を配置することにより、検体移し替え装置と検体供給装置との間で検体ラックを移送するための構成を、簡素化することができる。また、第1の出口と第2の入口が同じ側面(第2の側面)に設けられるため、検体処理装置に検体ラックを搬送する搬送装置を第2の側面に隣接するよう配置することにより、検体移し替え装置と搬送装置との間で検体ラックを移送するための構成を、簡素化することができる。
ここで、前記第2の側面は、装置本体に対し、前記第1の側面と反対側に配置されている構成とされ得る。こうすると、検体移し替え装置と、検体供給装置および搬送装置を直線的に並べることができる。
本態様に係る検体移し替え装置において、前記第1容器収納部は、外部に引き出し可能に構成され得る。この場合、前記第1容器収納部は、前記容器収納部が外部に引き出されたときに、前記第1容器収納部が前記搬送部における検体容器の搬送を遮ることのないように、配置されるのが望ましい。こうすると、第2の入口から第2の出口に向かって検体ラックが搬送されている場合にも、適宜、第1容器収納部を引き出して検体容器を外部に取り出すことができる。
また、前記第1容器収納部は、前記搬送部の搬送路に対して鉛直方向上側または下側の位置に配置され、鉛直方向に見たときに、前記第1容器収納部の少なくとも一部が前記搬送部の搬送路と重なっている構成とされ得る。こうすると、水平方向における装置本体の形状を小さくすることができ、装置本体の設置面積を縮小することができる。
本発明の第2の態様は、検体処理システムに関する。この態様に係る検体処理システムは、上記第1の態様に係る検体移し替え装置と、前記検体移し替え装置に検体ラックを供給する検体供給装置と、検体ラックに支持された検体容器内の検体を処理する検体処理装置と、前記検体移し替え装置と前記検体処理装置との間に配置された搬送装置と、を備える。前記検体供給装置は、前記第1の入口を介して検体ラックを前記検体移し替え装置に送り出すとともに、前記第2の出口から送り出された検体ラックを受け入れ、前記搬送装置は、前記第1の出口から送り出された検体容器を前記検体処理装置へと搬送し、前記検体処理装置における処理が終了した検体ラックを前記第2の入口へと搬送する。
本態様に係る検体処理システムによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏され得る。
本態様に係る検体処理システムにおいて、前記検体供給装置は、前記検体移し替え装置の前記第1の入口へと繋がる供給部と、投入された検体ラックを前記供給部へと搬送するための搬送路と、前記供給部へと搬送された検体ラックを前記第1の入口を介して前記検体移し替え装置の内部に送り出す送り出し部と、前記検体移し替え装置の前記第2の出口へと繋がり、前記第2の出口から送り出された検体ラックを前記検体供給装置の前記搬送路に導く受入部と、を備える構成とされ得る。こうすると、第2の出口から送り出された検体ラックを、搬送路を介して、再度、第1の入口から検体移し替え装置に搬入させることができるため、検体処理後の検体容器を再度、検体移し替え装置による検体容器の移し替えに供することができる。
また、本態様に係る検体処理システムにおいて、前記搬送装置は、前記第1の出口から送り出された検体ラックを、前記検体処理装置を経由することなく、前記第2の入口へと搬送する搬送経路を備える構成とされ得る。こうすると、たとえば、空の検体ラック等、検体処理装置に搬送する必要のない検体ラックが検体処理装置に搬送されることを防ぐことができる。
ここで、本態様に係る検体処理システムは、前記検体供給装置に隣り合うように配置され、検体ラックを収容するラック収容装置をさらに備える構成とされ得る。前記検体供給装置と前記ラック収容装置は、それぞれ、互いに連通して検体ラックを受け渡し可能な連通部を備え、前記検体供給装置は、前記検体移し替え装置の前記第2の出口から送り出された検体ラックを、前記連通部を介して、前記ラック収容装置に移送する移送部をさらに備える構成とされ得る。こうすると、たとえば、空の検体ラック等、再度、検体処理装置に搬送する必要のない検体ラックを、ラック収容装置に移送することができる。また、ユーザは、ラック収容装置にアクセスすることにより、空の検体ラック等を効率よく回収することができる。
本発明の第3の態様は、検体処理システムに関する。この態様に係る検体処理システムは、上記第1の態様に係る複数の検体移し替え装置と、前記検体移し替え装置に検体ラックを供給する検体供給装置と、検体ラックに支持された検体容器内の検体を処理する検体処理装置と、前記検体移し替え装置と前記検体処理装置との間に配置された搬送装置と、を備える。それぞれの検体移し替え装置において、前記第1の入口と前記第2の出口は、装置本体の第1の側面に設けられ、前記第1の出口と前記第2の入口は、装置本体の第2の側面に設けられ、さらに、前記第2の側面は、装置本体に対し、前記第1の側面と反対側に配置されている。そして、前記複数の検体移し替え装置は、上流側の前記検体移し替え装置の前記第1の出口および前記第2の入口がそれぞれ下流側の前記第1の入口および
前記第2の出口に繋がるように、互いに隣接して配置される。また、前記検体供給装置は、最も上流側の前記検体移し替え装置に隣接して配置され、前記第1の入口を介して検体ラックを前記検体移し替え装置内に送り出すとともに、前記第2の出口から送り出された検体ラックを受け入れる。また、前記搬送装置は、最も下流側の前記検体移し替え装置に隣接して配置され、前記第1の出口から送り出された検体ラックを前記検体処理装置へと搬送し、前記検体処理装置における処理が終了した検体ラックを前記第2の入口へと搬送する。
本態様に係る検体処理システムによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏され得る。
以上のとおり、本発明によれば、検体処理システムの設置面積の増大を抑制しながら、検体処理前の検体容器の仕分けと検体処理後の検体容器の仕分けとを同時に実現可能な検体移し替え装置およびこれを備えた検体処理システムを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る検体処理システムを上側から見た場合の構成を示す図である。 実施の形態に係る検体容器および検体ラックの構成を示す図である。 実施の形態に係る検体移し替え装置の内部を上側から見た場合の構成を示す図である。 実施の形態に係る投入ユニット、検体移し替え装置、中継ユニット、前処理ユニットおよび回収ユニットの外観構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る検体移し替え装置の構成を示す側面図および鉛直方向から見たときの収納部と搬送部の位置関係を示す平面図である。 実施の形態に係る投入ユニット、中継ユニット、前処理ユニットおよび回収ユニットを上側から見た場合の構成を示す図である。 実施の形態に係る投入ユニット、検体移し替え装置および搬送コントローラの構成の概要を示す図である。 実施の形態に係る検体ラックの搬送経路を説明するための図である。 変更例1に係る投入ユニット、検体移し替え装置、中継ユニット、前処理ユニットおよび回収ユニットの外観構成を示す斜視図である。 変更例1に係る検体移し替え装置の構成を示す側面図および鉛直方向から見たときの収納部と搬送部の位置関係を示す平面図である。 変更例2に係る投入ユニット、検体移し替え装置、中継ユニット、前処理ユニットおよび回収ユニットの外観構成を示す斜視図である。 変更例2に係る検体移し替え装置の構成を示す側面図である。 その他の変更例に係る検体移し替え装置の構成を示す側面図である。 その他の変更例に係る検体処理システムを上側から見た場合の構成を示す図である。
本実施の形態は、血液に関する検査および分析を行うための検体処理システムに本発明を適用したものである。以下、本実施の形態について、図面を参照して説明する。
以下に示す実施の形態において、投入ユニット21は、請求項に記載の「検体供給装置
」に相当する。搬送路21aは、請求項10に記載の「搬送路」に相当する。ラック搬出機構21cは、請求項に記載の「送り出し部」に相当する。ベルト21dは、請求項に記載の「移送部」に相当する。側面22b、22cは、それぞれ、請求項に記載の「第1の側面」、「第2の側面」に相当する。中継ユニット23は、請求項に記載の「搬送装置」に相当する。回収ユニット25は、請求項に記載の「ラック収容装置」に相当する。測定ユニット41、42と、血球分析装置61、62と、塗抹標本作製装置63は、請求項に記載の「検体処理装置」に相当する。バッファラック120は、請求項に記載の「バッファ領域」に相当する。ベルト161、162は、請求項8に記載の「搬送路」に相当する。トレイ171、172と、アーカイブラックR1と、ソーティングラックR2は、請求項に記載の「容器収納部」に相当する。搬入口G1と搬出口G2は、それぞれ、請求項に記載の「第1の入口」、「第1の出口」に相当する。入口G3と搬入口G5、G6は、請求項に記載の「第2の入口」に相当する。出口G4と搬出口G7は、請求項に記載の「第2の出口」に相当する。切欠N1、N2は、それぞれ、請求項に記載の「供給部」、「受入部」に相当する。切欠N3、N13は、請求項に記載の「連通部」に相当する。ラインL12は、請求項に記載の「搬送経路」に相当する。ただし、上記請求項と本実施の形態との対応の記載はあくまで一例であって、請求項に係る発明を本実施の形態に限定するものではない。
図1は、検体処理システム1を上側から見た場合の構成を示す図である。
本実施の形態に係る検体処理システム1は、投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25と、搬送ユニット31〜33と、血球分析装置61、62と、塗抹標本作製装置63と、搬送コントローラ7から構成されている。血球分析装置61は、情報処理ユニット51と測定ユニット41を含んでおり、血球分析装置62は、情報処理ユニット52と測定ユニット42を含んでいる。また、検体処理システム1は、通信ネットワークを介してホストコンピュータ8と通信可能に接続されている。
投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25と、搬送ユニット31〜33は、検体ラックLの受け渡しが可能となるように、左右に隣接するよう配置されている。また、これらのユニットおよび装置は、10本の検体容器Tを支持可能な複数の検体ラックLが載置可能となるよう構成されており、図1中の矢印に沿って検体ラックLが搬送可能となるよう構成されている。
図2(a)、(b)は、それぞれ、検体容器Tと検体ラックLの構成を示す図である。図2(a)は、検体容器Tの外観を示す斜視図であり、図2(b)は、10本の検体容器Tが支持されている検体ラックLの外観を示す斜視図である。なお、図2(b)には、検体ラックLが搬送されるときの向き(図1に示す前後左右方向)が併せて示されている。
図2(a)を参照して、検体容器Tは、透光性を有するガラスまたは合成樹脂により構成された管状容器であり、上端が開口している。検体容器Tの側面には、バーコードラベルT1が貼付されている。バーコードラベルT1には、検体IDを含むバーコードが印刷されている。検体容器Tは、患者から採取された全血の血液検体を収容しており、上端の開口はゴム製の蓋部T2により密封されている。図2(b)を参照して、検体ラックLの後方の側面には、バーコードラベルL1が貼付されている。バーコードラベルL1には、ラックIDを含むバーコードが印刷されている。また、検体ラックLには、10本の検体容器Tを垂直に支持することが可能な支持部が形成されている。
図1に戻って、ユーザは、検体の測定を開始する場合、まず、検体を収容する検体容器Tを検体ラックLにセットし、この検体ラックLを投入ユニット21に載置する。また、
ユーザは、検体移し替え装置22の空ラック貯留部110に対して空の検体ラックLを供給する場合、空の検体ラックLを投入ユニット21に載置する。投入ユニット21に載置された検体ラックLは、後方に搬送され、検体移し替え装置22に搬出される。
検体移し替え装置22は、投入ユニット21から検体移し替え装置22に搬出された検体ラックLに対して、まずバーコードユニットBによる処理を行う。具体的には、バーコードユニットBは、検体ラックLのバーコードラベルL1からラックIDを読み取り、検体容器TのバーコードラベルT1から検体IDを読み取る。検体移し替え装置22は、バーコードユニットBにより読み取った検体IDを、搬送コントローラ7を介してホストコンピュータ8に送信する。ホストコンピュータ8は、各検体に設定されている測定オーダと分析結果等に基づいて、検体移し替え装置22内で検体容器Tを移し替えるための情報(以下、「移し替え情報」という)を作成する。そして、検体移し替え装置22は、搬送コントローラ7を介してホストコンピュータ8から移し替え情報を受信する。
続いて、検体移し替え装置22は、受信した移し替え情報に従って、検体ラックLに支持されている検体容器Tを、バッファラック120と、アーカイブラックR1と、ソーティングラックR2に移し替える。また、検体移し替え装置22は、バッファラック120に支持されている検体容器Tを、適宜検体ラックLに移し替える。しかる後、この検体ラックLは中継ユニット23に搬出される。なお、検体容器Tが全て取り出されて検体ラックLが空になった場合、および、検体ラックLが元々空であった場合、この検体ラックLは、空ラック貯留部110に空きがあれば空ラック貯留部110に貯留され、空ラック貯留部110が満杯であれば中継ユニット23に搬出される。
検体移し替え装置22から中継ユニット23に搬出された検体ラックLは、左方向に搬送される場合、前処理ユニット24に搬出され、右方向に搬送される場合、中継ユニット23において前方へ搬送され、検体移し替え装置22に搬出される。中継ユニット23から前処理ユニット24に搬出された検体ラックLは、前処理ユニット24において前方へ搬送された後、搬送ユニット31に搬出される。
搬送ユニット31〜33は、それぞれ、上流側から搬出された検体ラックLを、搬送コントローラ7の指示に従って搬送する。具体的には、対応するユニットおよび装置で処理が行われる場合、搬送ユニット31〜33は、上流側から搬出された検体ラックLを後方へ搬送し、それぞれ、対応するユニットおよび装置に対向する前方位置まで搬送する。また、測定ユニット41、42で処理が行われない場合、搬送ユニット31、32は、上流側から搬出された検体ラックLを左方向へ直進させ、順次、下流側の搬送ユニットに搬出する。
測定ユニット41、42は、それぞれ、前方位置に搬送された検体ラックLから検体容器Tを抜き出し、この検体容器Tに収容された検体を測定する。情報処理ユニット51、52は、それぞれ、測定ユニット41、42から検体の測定データを受信して解析し、測定項目の各分析値を含む分析結果を生成する。また、情報処理ユニット51、52は、ホストコンピュータ8と通信可能に接続されており、分析結果をホストコンピュータ8に送信する。
塗抹標本作製装置63は、前方位置において、検体ラックLに支持された検体容器Tから検体を吸引し、吸引した検体の塗抹標本を作製する。また、塗抹標本作製装置63は、ホストコンピュータ8と通信可能に接続されており、塗抹標本の作製が終了した旨をホストコンピュータ8に送信する。
測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63による処理が終了し、下流側で処理の
必要がなくなると、検体ラックLは、搬送中の搬送ユニット内で前方に搬送された後、この搬送ユニットにより上流側へ搬出される。こうして、検体ラックLは順次上流方向へ搬送される。
搬送ユニット31〜33から順次上流側へ搬送された検体ラックLは、さらに、前処理ユニット24と中継ユニット23により右方向へ搬送され、検体移し替え装置22に搬出される。検体移し替え装置22は、中継ユニット23から搬入された検体ラックLを、投入ユニット21に搬出する。
検体移し替え装置22から投入ユニット21に搬出された検体ラックLは、投入ユニット21において後方へ搬送され、再び検体移し替え装置22に搬出される。この場合も、上記と同様、バーコードユニットBによる読み取りが行われ、検体移し替え装置22は、ホストコンピュータ8から移し替え情報を受信し、受信した移し替え情報に従って、検体ラックLに支持されている検体容器Tを移し替える。
こうして、測定ユニット41、42による再検と塗抹標本作製装置63による再度の塗抹標本の作製(以下、単に「再検」という)が不要であり、検体処理システム1以外で処理を行う必要がない検体容器Tは、移し替え情報に従ってアーカイブラックR1に移し替えられる。再検は不要であるが、検体処理システム1以外で処理を行う必要がある検体容器Tは、ソーティングラックR2に移し替えられる。再検が必要な検体容器Tは、上記と同様、適宜検体ラックLに移し替えられた後、中継ユニット23に搬出される。検体処理システム1による検体容器Tの処理は、検体容器TがアーカイブラックR1またはソーティングラックR2に移し替えられることにより終了する。
検体移し替え装置22から中継ユニット23に搬出された空の検体ラックLは、中継ユニット23において前方へ搬送された後、検体移し替え装置22に搬出される。検体移し替え装置22は、中継ユニット23から搬入された空の検体ラックLを、投入ユニット21に搬出する。検体移し替え装置22から投入ユニット21に搬出された空の検体ラックLは、投入ユニット21により右方向へ搬送され、回収ユニット25に搬出される。そして、この検体ラックLは、回収ユニット25において後方へ搬送され、回収ユニット25に収容される。こうして、検体ラックLの搬送が終了する。
搬送コントローラ7は、投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25と、搬送ユニット31〜33と通信可能に接続されており、これらによる検体ラックLの搬送動作を制御する。ホストコンピュータ8は、検体IDに対応付けて、この検体の測定オーダと、この検体の分析結果等を記憶している。また、ホストコンピュータ8は、検体移し替え装置22内で検体容器Tを移し替えるためのルールを保持している。
図3は、検体移し替え装置22の内部を上側から見た場合の構成を示す図である。
検体移し替え装置22には、検体容器Tを検体移し替え装置22の内部で移送するための容器移送部130が設けられている。容器移送部130は、検体移し替え装置22の内部に固定され前後方向に延びた2本のガイド131と、左右方向に延びたガイド131に沿って前後方向に摺動可能なガイド132と、ガイド132に沿って左右方向に摺動可能な摺動部133と、摺動部133に設置され摺動部133に対して昇降可能な昇降部134と、昇降部134の下端に設置され検体容器Tを把持可能な把持部135と、これら各部を駆動するための機構を備えている。なお、ガイド131は、搬送部140よりも上方に位置付けられている。
バッファラック120には、60個の支持部121が形成されており、後方側の30個の支持部121を含む領域120aと、前方側の30個の支持部121を含む領域120bが設定されている。1つのアーカイブラックR1には、125個の支持部R11が形成されており、ソーティングラックR2には、250個の支持部R21が形成されている。
投入ユニット21から搬出された検体ラックLは、搬送部140のベルト141によって左方向に搬送され、バーコードユニットBに対向する位置P1に位置付けられる。バーコードユニットBは、ラックIDと検体IDを読み取る。上述したように、検体移し替え装置22は、読み取った検体IDをホストコンピュータ8に送信し、ホストコンピュータ8から移し替え情報を受信する。バーコードユニットBによる読み取りが終了すると、検体ラックLは左方向に搬送され、位置P2に位置付けられる。検体ラックLが位置P2に位置付けられた状態で、この検体ラックLに支持されている検体容器Tが、移し替え情報に従って、容器移送部130により移し替えられる。
移し替え情報は、検体移し替え装置22内における検体容器Tの移し替え先を含んでいる。具体的には、検体容器Tの搬送先が測定ユニット41である場合、移し替え情報は「移し替えない」となる。検体容器Tの搬送先が測定ユニット42である場合、移し替え情報は「バッファラックの領域120a」となる。検体容器Tの搬送先が塗抹標本作製装置63である場合、移し替え情報は「バッファラックの領域120b」となる。検体容器Tの搬送先が測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63とは異なる装置(以下、「他の装置」という)である場合や、顕微鏡によって観察する等の他の処理が予定されている場合、移し替え情報は「ソーティングラック」となる。検体容器Tの搬送先が測定ユニット41、42と、塗抹標本作製装置63と、他の装置の何れでもなく、他の処理も予定されていない場合、移し替え情報は、「アーカイブラック」となる。検体容器Tの移し替え情報が「バッファラックの領域120a」、「バッファラックの領域120b」、「アーカイブラック」、「ソーティングラック」であるとき、この検体容器Tは、それぞれ、バッファラック120の領域120aの支持部121、バッファラック120の領域120bの支持部121、アーカイブラックR1の支持部R11、ソーティングラックR2の支持部R21に移し替えられる。
位置P2において全ての検体容器Tが取り出されて空になった検体ラックL、および、元々空の状態で位置P1から位置P2に位置付けられた検体ラックLは、空ラック貯留部110に移送される場合、ラック押出し機構151によって前方側の面が押されることにより、空ラック貯留部110の前方の位置P3に押し出される。また、位置P3に位置付けられている空の検体ラックLは、ラック送込機構111によって、空ラック貯留部110内で最も後方に位置する検体ラックLの後方側の面が押されることにより、位置P2に送り込まれる。
位置P2に位置付けられている空の検体ラックLには、バッファラック120の領域120a、120bに支持されている検体容器Tが、適宜、容器移送部130により移し替えられる。位置P2に位置付けられている検体ラックLは、下流側に移送される場合、ベルト141により左方向に搬送され、位置P4に位置付けられる。位置P4に位置付けられている検体ラックLは、ベルト141により左方向に搬送され、中継ユニット23に搬出される。
ここで、位置P2で移し替えが行われなかった検体容器Tのみを支持する検体ラックLは、測定ユニット41まで搬送され、測定ユニット41によって測定が行われる。また、バッファラック120の領域120aに支持された検体容器Tが移し替えられた検体ラックLは、測定ユニット42まで搬送され、測定ユニット42によって測定が行われる。また、バッファラック120の領域120bに支持された検体容器Tが移し替えられた検体
ラックLは、塗抹標本作製装置63まで搬送され、塗抹標本作製装置63によって塗抹標本の作製が行われる。すなわち、領域120a、120bは、それぞれ、測定ユニット42および塗抹標本作製装置63に搬送される検体容器Tを一時的に支持するための領域であり、これらの領域に移し替えられずに検体ラックLに残った検体容器Tは、測定ユニット41に搬送され、測定ユニット41により測定される。
次に、中継ユニット23から搬送部160に搬入された検体ラックLは、搬送部160のベルト161またはベルト162によって右方向に搬送され、位置P5または位置P6に位置付けられる。位置P6に位置付けられた検体ラックLは、ラック押出し機構152によって後方側の面が押されることにより、位置P5に位置付けられる。位置P5に位置付けられた検体ラックLは、ベルト161によって右方向に搬送され、投入ユニット21に搬出される。
図4は、投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25の外観構成を示す斜視図である。
投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25の前方には、それぞれ、搬送中の検体ラックLにユーザが接触しないようカバーC1〜C5が設置されている。カバーC1〜C5は、前方に倒すことができるよう構成されている。また、検体移し替え装置22の前面には、前面カバー22aが設置されている。ユーザは、前面カバー22aを上方に開けることにより、検体移し替え装置22の内部にアクセスすることができる。
アーカイブラックR1とソーティングラックR2は、前後方向に移動可能なトレイ171、172に収容されている。検体移し替え装置22の前面には、開口S1が、6つのアーカイブラックR1とトレイ171、および、ソーティングラックR2とトレイ171(以下、「収納部」という)の前方に位置するよう設けられている。これにより、ユーザは、開口S1を介してトレイ171、172を外部に引き出し、トレイ171、172に対してアーカイブラックR1とソーティングラックR2の取り出しと設置を行うことができる。
図5(a)、(b)は、検体移し替え装置22の構成を示す側面図である。
図5(a)を参照して、検体移し替え装置22の右端には、前後方向と上下方向からなる平面に平行な側面22bが設けられている。側面22bには、投入ユニット21から搬出される検体ラックLをベルト141に搬入するための搬入口G1と、ベルト161から投入ユニット21に検体ラックLを搬出するための出口G4が形成されている。また、図5(b)を参照して、検体移し替え装置22の左端には、前後方向と上下方向からなる平面に平行な側面22cが設けられている。側面22cには、ベルト141から中継ユニット23に検体ラックLを搬出するための搬出口G2と、中継ユニット23から搬出される検体ラックLをベルト161、162に搬入するための入口G3が形成されている。入口G3と出口G4は、開口S1と繋がっている。
また、収納部は、搬送部160と、搬送部160上を搬送される検体容器Tと、この検体ラックLに支持される検体容器Tと、カバーC2よりも上側に位置する。これにより、ユーザは、搬送部160における検体容器Tの搬送を遮ることなく、開口S1を介してトレイ171、172を引き出して、アーカイブラックR1とソーティングラックR2の取り出しと設置を行うことができる。
図5(c)は、鉛直方向から見たときの収納部と搬送部160の位置関係を示す平面図
である。
収納部の左右方向の幅に対応する搬送部160の領域を領域A1とすると、収納部は、領域A1に重なっていない。これにより、不具合等により搬送部160のベルト161、162が停止した場合でも、ユーザは、カバーC2を前方に倒して、ベルト161、162上で停止している検体容器Tと検体ラックLを、容易に取り出すことができる。すなわち、収納部が領域A1に重なっていないため、ベルト161、162上の検体容器Tと検体ラックLが取り出される経路上に、収納部が位置しないことになる。これにより、ユーザは、検体容器Tと検体ラックLを容易に取り出すことができる。
図6は、投入ユニット21と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25を上側から見た場合の構成を示す図である。なお、検体移し替え装置22の内部については、便宜上、図示が省略されている。
投入ユニット21の後方と前方には、それぞれ、位置P211、P212が設定されている。図4にも示すように、位置P211の左には、切欠N1が形成されており、位置P212の左と右には、それぞれ、切欠N2、N3が形成されている。切欠N1、N2は、それぞれ、検体移し替え装置22の搬入口G1と出口G4と繋がっており、検体ラックLを受け渡し可能に構成されている。
投入ユニット21の搬送路21aに検体ラックLが位置付けられると、この検体ラックLは、ラック送込機構21bにより位置P211に位置付けられる。位置P211に位置付けられた検体ラックLは、ラック搬出機構21cにより切欠N1を介して検体移し替え装置22に搬出される。また、検体移し替え装置22から投入ユニット21に搬出された検体ラックLは、ベルト21dにより切欠N2を介して位置P212に位置付けられる。位置P212に位置付けられた検体ラックLに検体容器Tが支持されている場合、この検体ラックLは、ラック押出し機構21eにより搬送路21aに押し出される。位置P212に位置付けられた検体ラックLが空である場合、この検体ラックLは、ベルト21dにより切欠N3を介して回収ユニット25に搬出される。
中継ユニット23の後方と、前方と、搬送路23cの前方には、それぞれ、位置P231、P232、P233が設定されている。位置P231の右と左には、それぞれ、切欠N4、N5が形成されており、位置P232の左と右には、それぞれ、切欠N6、N7が形成されており、位置P233の右には、切欠N8が形成されている。切欠N4は、検体移し替え装置22の搬出口G2と繋がっており、検体ラックLを受け渡し可能に構成されている。切欠N7、N8は、検体移し替え装置22の入口G3と繋がっており、検体ラックLを受け渡し可能に構成されている。
検体移し替え装置22から中継ユニット23に搬出された検体ラックLは、ベルト23aにより切欠N4を介して位置P231に位置付けられる。位置P231に位置付けられた検体ラックLに検体容器Tが支持されている場合、この検体ラックLは、ベルト23aにより切欠N5を介して前処理ユニット24に搬送される。位置P231に位置付けられた検体ラックLが空である場合、この検体ラックLは、ラック押出し機構23bにより搬送路23cに押し出され、ラック送込機構23dにより位置P233に位置付けられ、ラック搬出機構23eにより切欠N8を介して検体移し替え装置22に搬出される。また、前処理ユニット24から中継ユニット23に搬出された検体ラックLは、ベルト23fにより、切欠N6を介して位置P232に位置付けられ、切欠N7を介して検体移し替え装置22に搬出される。
前処理ユニット24にも、中継ユニット23と同様に、切欠N9〜N12が形成されて
いる。中継ユニット23から前処理ユニット24に搬出された検体ラックLは、ベルト24aにより切欠N9を介して位置P241に位置付けられ、ラック押出し機構24bにより搬送路24cに押し出され、ラック送込機構24dにより位置P243に位置付けられ、ラック搬出機構24eにより切欠N10を介して搬送ユニット31に搬出される。また、搬送ユニット31から前処理ユニット24に搬出された検体ラックLは、ベルト24fにより、切欠N11を介して位置P242に位置付けられ、切欠N12を介して中継ユニット23に搬出される。
回収ユニット25前方には、位置P251が設定されている。位置P251の左には、切欠N13が形成されている。切欠N13は、投入ユニット21の切欠N3と繋がっており、検体ラックLを受け渡し可能に構成されている。投入ユニット21から回収ユニット25に搬出された検体ラックLは、ベルト25aにより切欠N13を介して位置P251に位置付けられ、ラック押出し機構25bにより搬送路25cに押し出され、ラック送込機構25dにより後方に搬送され、搬送路25cに収容される。
図7は、投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、搬送コントローラ7の構成の概要を示す図である。
検体移し替え装置22は、制御部221と、通信部222と、バーコードユニットBと、容器移送部130と、駆動部223と、センサ部224と、表示入力部225を備える。制御部221は、検体移し替え装置22内の各部を制御すると共に、検体移し替え装置22内の各部から出力された信号を受信する。また、制御部221は、通信部222を介して搬送コントローラ7と通信を行う。
駆動部223は、図3のベルト141、161、162を駆動させる機構と、ラック押出し機構151、152と、ラック送込機構111に加えて、検体移し替え装置22上の検体ラックLを搬送するための機構、およびこれらの機構を駆動するための駆動源を含んでいる。センサ部224は、位置P1〜P6に位置付けられた検体ラックLを検出するためのセンサを含んでいる。
投入ユニット21は、制御部211と、通信部212と、駆動部213と、センサ部214を備える。制御部211は、投入ユニット21内の各部を制御すると共に、投入ユニット21内の各部から出力された信号を受信する。また、制御部211は、通信部212を介して搬送コントローラ7と通信を行う。なお、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25についても、投入ユニット21と同様の構成となっている。
搬送コントローラ7は、制御部701と、通信部702と、ハードディスク703と、表示入力部704を備える。制御部701は、通信部702を介して、投入ユニット21と、検体移し替え装置22と、中継ユニット23と、前処理ユニット24と、回収ユニット25と、搬送ユニット31〜33と、ホストコンピュータ8と通信を行う。
図8(a)〜(d)は、検体ラックLの搬送経路を説明するための図である。なお、図8(a)〜(d)では、検体ラックLの搬送が実線矢印で示され、検体容器Tの移し替えが破線矢印で示されている。また、検体処理システム1のうち、検体移し替え装置22の近傍のみが図示されている。
図8(a)を参照して、検体容器Tを支持する検体ラックLが投入ユニット21に載置されると、この検体ラックLは、投入ユニット21から検体移し替え装置22に搬送される。検体移し替え装置22は、この検体ラックLに支持されている検体容器Tの移し替えを行う。これにより、検体容器Tは、バッファラック120と、アーカイブラックR1と
、ソーティングラックR2の何れかに移し替えられ、または、移し替えられず検体ラックLに支持されたままとなる。そして、バッファラック120に移し替えられた検体容器Tは、適宜、空の検体ラックLに移し替えられる。
図8(b)を参照して、検体容器Tを支持する検体ラックLは、検体移し替え装置22から投入ユニット21と前処理ユニット24を経由し、搬送ユニット31に搬送される。そして、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63により処理が行われる。
図8(c)を参照して、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63による処理が終了した検体容器Tを支持する検体ラックLは、搬送ユニット31から、前処理ユニット24と、中継ユニット23と、検体移し替え装置22を経由して、投入ユニット21搬送される。投入ユニット21は、ラインL11に示すように、この検体ラックLを後方へ搬送し、検体移し替え装置22に搬出する。検体移し替え装置22は、この検体ラックLに支持されている検体容器Tの移し替えを行う。再検が必要であると、この検体容器Tは、バッファラック120に移し替えられ、または、移し替えられず検体ラックLに支持されたままとなる。再検が不要であり、検体処理システム1以外で処理を行う必要があると、この検体容器Tは、ソーティングラックR2に移し替えられる。再検が不要であり、検体処理システム1以外で処理を行う必要もないと、この検体容器Tは、アーカイブラックR1に移し替えられる。
図8(d)を参照して、検体容器Tを支持しない空の検体ラックLは、検体移し替え装置22から中継ユニット23に搬出される。中継ユニット23は、ラインL12に示すように、この検体ラックLを前方へ搬送し、検体移し替え装置22に搬出する。この検体ラックLは、検体移し替え装置22と投入ユニット21により右方向に搬送され、回収ユニット25に搬出される。回収ユニット25は、投入ユニット21から搬出された空の検体ラックLを後方へ搬送し、回収ユニット25内に収容する。
以上、本実施の形態によれば、搬入口G1から検体移し替え装置22内に取り込まれた検体ラックLに支持された検体容器Tは、検体移し替え装置22により適宜移し替えられ、搬出口G2から中継ユニット23に送り出される。また、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63によって検体が処理された検体容器Tは、入口G3から検体移し替え装置22内に取り込まれた後、搬送部160を介して出口G4から投入ユニット21に送り出される。そして、出口G4から送り出された検体ラックLは、投入ユニット21によって、適宜、搬入口G1から検体移し替え装置22に送られ、再び、検体容器Tの移し替えに供される。このように、本実施の形態によれば、検体処理前の検体容器Tの移し替えと、検体処理後の検体容器Tの移し替えを一つの検体移し替え装置22によって実現することができる。このため、検体処理システム1の全体の設置面積の増加を効果的に抑制することができる。また、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63から戻ってきた検体ラックLは、検体移し替え装置22内の搬送部160を通って投入ユニット21へと移送されるため、別途、検体容器Tを、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63から投入ユニット21に戻すための帰還経路を設ける必要がない。このため、帰還経路を別途設ける場合に比べ、検体処理システム1の設置面積の増加を抑制することができる。このように、本実施の形態によれば、検体処理システム1の設置面積の増加を効果的に抑制しながら、検体処理前の検体容器Tの移し替えと、検体処理後の検体容器Tの移し替えを実現することができる。
また、本実施の形態によれば、検体容器Tの搬送先が測定ユニット42または塗抹標本作製装置63であるとき、容器移送部130は、検体ラックLから取り出した検体容器Tをバッファラック120に移し替える。しかる後、容器移送部130は、バッファラック120の検体容器Tを、空の検体ラックLに移し替える。これにより、バッファラック1
20に支持された検体容器Tの中から適宜所望の検体容器Tを選択して他の検体ラックLに設置できるため、検体容器Tの移し替えを効率的に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、搬入口G1と出口G4が、検体移し替え装置22の同じ側面(側面22b)に設けられている。これにより、側面22bに隣接するように投入ユニット21を設置するだけで、検体移し替え装置22と投入ユニット21との間で検体ラックLの搬送を行うことができる。また、搬出口G2と入口G3が、検体移し替え装置22の同じ側面(側面22c)に設けられている。これにより、側面22cに隣接するように中継ユニット23を設置するだけで、検体移し替え装置22と中継ユニット23との間で検体ラックLの搬送を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、側面22cは、検体移し替え装置22に対し、側面22bと反対側に配置されているため、検体移し替え装置22と、投入ユニット21と、中継ユニット23とを直線的に並べることができる。
また、本実施の形態によれば、6つのアーカイブラックR1とトレイ171、および、ソーティングラックR2とトレイ171(収納部)の前方には、開口S1が形成されている。また、収納部は、搬送部160と、搬送部160上を搬送される検体容器Tと、この検体ラックLに支持される検体容器Tと、カバーC2よりも上側に位置している。これにより、入口G3から出口G4に向かって検体ラックLが搬送されている場合にも、収納部が搬送部160における検体容器Tの搬送を遮ることなく、ユーザは、収納部を前方に引き出すことにより、検体容器Tを外部に取り出すことができる。
また、本実施の形態によれば、図6に示すように、投入ユニット21は、搬送路21aに載置された検体ラックLを、ラック送込機構21bにより位置P211まで送り込み、ラック搬出機構21cにより切欠N1を介して、検体移し替え装置22の搬入口G1に送り出す。また、投入ユニット21は、検体移し替え装置22の出口G4から送り出された検体ラックLを、ベルト21dにより切欠N2を介して位置P212に搬送し、ラック押出し機構21eにより搬送路21aに押し出す。これにより、出口G4から送り出された検体ラックLを、再度、搬入口G1から検体移し替え装置22に送り出すことができるため、検体処理後の検体容器Tを再度、移し替えに供することができる。
また、本実施の形態によれば、中継ユニット23は、搬出口G2から送り出された検体ラックLを、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63を経由することなく、ラインL12(図8(d)参照)に示すように入口G3へと搬送する。これにより、たとえば、空の検体ラックL等、搬送する必要のない検体ラックLが、これらユニットと装置に搬送されることを防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、図6に示すように、検体移し替え装置22の出口G4から送り出された検体ラックLは、ベルト21dにより右方向に搬送され、切欠N3、N13を介して回収ユニット25に移送される。これにより、再度、測定ユニット41、42と塗抹標本作製装置63に搬送する必要のない検体ラックLを、回収ユニット25に移送することができる。また、ユーザは、回収ユニット25にアクセスすることにより、空の検体ラックLを効率よく回収することができる。
<変更例1>
上記実施の形態では、図5(a)〜(c)に示すように、鉛直方向から見たとき、収納部が領域A1に重ならないよう構成されたが、領域A1に重なるように構成されても良い。
本変更例では、図9と図10(a)、(b)に示すように、検体移し替え装置22の前面と、ベルト161、162と、カバーC2が、上記実施の形態よりも後方に位置付けられている。鉛直方向から見たときの収納部は、図10(c)に示すように、領域A1全体と重なっている。
本変更例によれば、上記実施の形態と同様、ユーザは、搬送部160における検体容器Tの搬送を遮ることなく、アーカイブラックR1とソーティングラックR2の取り出しと設置を行うことができる。さらに、本変更例によれば、収納部が領域A1と重なっているため、上記実施の形態に比べて、前後方向における検体移し替え装置22の形状を小さくすることができ、検体移し替え装置22の設置面積を縮小することができる。
なお、本変更例では、鉛直方向から見て、収納部が領域A1全体と重なっていたが、これに限らず、収納部の少なくとも一部が領域A1の一部と重なっていても良い。この場合も、上記実施の形態に比べて、前後方向における検体移し替え装置22の形状を小さくすることができ、検体移し替え装置22の設置面積を縮小することができる。
<変更例2>
上記変更例1では、図9と図10(a)、(b)に示すように、収納部の前面の開口S1は、入口G3と出口G4と繋がるように構成されたが、収納部の前面の開口は、入口G3と出口G4と繋がらなくても良い。
本変更例では、図11に示すように、検体移し替え装置22の前面に、開口S2が、収納部の前方に位置するよう設けられている。図12(a)に示すように、側面22bには、上記出口G4に替えて、ベルト161から投入ユニット21に検体ラックLを搬出するための搬出口G7が形成されている。図12(b)に示すように、側面22cには、上記入口G3に替えて、中継ユニット23から搬出される検体ラックLをベルト161、162にそれぞれ搬入するための搬入口G5、G6が形成されている。開口S2は、搬入口G5、G6と搬出口G7の何れとも繋がっていない。
本変更例によれば、ユーザは、搬送部160に対して前方から接触することができなくなるため、ベルト161、162上の検体ラックLと検体容器Tに対して、ユーザが誤って接触してしまうことが防止され得る。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態はこれらに限定されるものではない。
たとえば、上記実施の形態では、測定ユニット41、42の測定対象が血液である場合について例示したが、測定ユニット41、42の測定対象は尿であっても良い。すなわち、尿を測定する測定ユニットを含む検体処理システムにも本発明を適用することができ、さらに、他の臨床検体を測定する測定ユニットを含む臨床検体処理システムに本発明を適用することもできる。
また、上記実施の形態では、アーカイブラックR1およびソーティングラックR2と、トレイ171、172とからなる収納部がベルト161、162よりも上方に位置付けられたが、これに限らず、収納部はベルト161、162よりも下方に位置付けられても良い。この場合、図13(a)、(b)に示すように、上記変更例1と同様、鉛直方向から見たときの収納部が、搬送部160の領域A1(図10(c)参照)と重なるように構成されると、前後方向における検体移し替え装置22の形状を小さくすることができ、検体移し替え装置22の設置面積を縮小することができる。なお、図13(a)、(b)に示す構成では、容器移送部130による収納部への検体容器Tの取り出しと設置が円滑に行
われるよう、搬送部160と収納部との間に空間が設けられる必要がある。また、鉛直方向に見たとき、収納部は、搬送部160の領域A1の一部と重なっていても良い。
また、上記実施の形態では、図1に示すように、検体処理システム1内に1台の検体移し替え装置22が含まれたが、これに限らず、図14に示すように、隣り合うように配置された複数の検体移し替え装置が、検体処理システム1内に含まれるようにしても良い。この場合、複数の検体移し替え装置22は、上流側の検体移し替え装置22の搬出口G2と入口G3が、それぞれ下流側の検体移し替え装置22の搬入口G1と出口G4に繋がるように、互いに隣接して配置される。なお、この場合、最も下流側の検体移し替え装置22以外の検体移し替え装置22(図14では右側の検体移し替え装置22)では、ベルト162が省略されても良い。これによっても、上記実施の形態と同様の効果が奏され得る。
また、上記実施の形態では、搬送部140に搬入された検体ラックLから取り出した検体容器Tをバッファラック120に移送し、検体容器Tの搬送先に応じて、バッファラック120から取り出した検体容器Tを空の検体ラックLに移し替えているが、本発明はこれに限られない。搬送部140に搬入された検体ラックLから取り出した検体容器Tを、バッファラック120を経由することなく、空の検体ラックLに移し替えてもよい。また、搬送部140に搬入された検体ラックLから取り出した検体容器Tを、バッファラック120や空の検体ラックLに移し替えることなく、単に検体ラックL内で検体容器Tの支持位置を移し替えてもよい。また、上記実施の形態では、回収ユニット25には、空の検体ラックLのみが回収されたが、これに限らず、たとえば、所定の結果となった検体を収容する検体容器Tのみを支持する検体ラックLが、回収ユニット25に回収されるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、検体移し替え装置22と投入ユニット21とが互いに別体であったが、検体移し替え装置22に投入ユニット21が一体化されていても良く、さらに、回収ユニット25や中継ユニット23が、検体移し替え装置22に一体化されていても良い。
また、上記実施の形態では、検体移し替え装置22の下流側に、2つの測定ユニット41、42と、1つの塗抹標本作製装置63が配置されたが、検体移し替え装置22に接続される検体処理装置の種類、数および配置位置は、これに限定されない。たとえば、配置される測定ユニットの数が1つまたは3つ以上であっても良く、塗抹標本作製装置の配置の有無および数も変更可能である。また、さらに、血沈測定装置が追加されても良く、上流側に検体処理装置が配置されても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 検体処理システム
21 … 投入ユニット(検体供給装置)
21a … 搬送路
21c … ラック搬出機構(送り出し部)
21d … ベルト(移送部)
22 … 検体移し替え装置
22b … 側面(第1の側面)
22c … 側面(第2の側面)
23 … 中継ユニット(搬送装置)
25 … 回収ユニット(ラック収容装置)
41、42 … 測定ユニット(検体処理装置)
61、62 … 血球分析装置(検体処理装置)
63 … 塗抹標本作製装置(検体処理装置)
120 … バッファラック(バッファ領域)
130 … 容器移送部
160 … 搬送部
161、162 … ベルト(搬送路)
171、172 … トレイ(容器収納部)
G1 … 搬入口(第1の入口)
G2 … 搬出口(第1の出口)
G3 … 入口(第2の入口)
G4 … 出口(第2の出口)
G5、G6 … 搬入口(第2の入口)
G7 … 搬出口(第2の出口)
N1 … 切欠(供給部)
N2 … 切欠(受入部)
N3、N13 … 切欠(連通部)
L12 … ライン(搬送経路)
R1 … アーカイブラック(容器収納部)
R2 … ソーティングラック(容器収納部)
T … 検体容器
L … 検体ラック

Claims (11)

  1. 検体供給装置から検体ラックを内部に送り込むための第1の入口と、
    検体処理装置へ搬送しない検体容器を収納する第1容器収納部と、
    前記検体処理装置へ搬送する検体容器を一旦収納する第2容器収納部と、
    前記第1の入口から送り込まれた検体ラックから検体容器を取り出し、取り出された検体容器を前記第1容器収納部に収納する第1収納動作、取り出された検体容器を前記第2容器収納部に一旦収納する第2収納動作、および前記第2容器収納部に一旦収納された検体容器を他の検体ラックに設置する設置動作を行う容器移送部と、
    前記容器移送部により検体容器が設置された前記他の検体ラックを、検体処理装置へと続く外部の搬送装置に送り出すための第1の出口と、
    前記第1の出口から前記搬送装置に送り出され、前記検体処理装置により処理が行われた検体容器が支持された検体ラックを再び内部に送り込むための第2の入口と、
    前記第2の入口から送り込まれた検体ラックを前記検体供給装置に送り出すための第2の出口と、
    前記第2の入口から前記第2の出口へと検体ラックを搬送する搬送部と、を備える、
    ことを特徴とする検体移し替え装置。
  2. 請求項1に記載の検体移し替え装置において、
    前記第2容器収納部は、搬送先が第1の検体処理装置である検体容器を収納する第1の領域と、搬送先が第2の検体処理装置である検体容器を収納する第2の領域と、が設定されている、
    ことを特徴とする検体移し替え装置。
  3. 請求項1または2に記載の検体移し替え装置において、
    前記第1の入口と前記第2の出口は、装置本体の第1の側面に設けられ、前記第1の出口と前記第2の入口は、装置本体の第2の側面に設けられている、
    ことを特徴とする検体移し替え装置。
  4. 請求項に記載の検体移し替え装置において、
    前記第2の側面は、装置本体に対し、前記第1の側面と反対側に配置されている、
    ことを特徴とする検体移し替え装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の検体移し替え装置において、
    前記第1容器収納部は、外部に引き出し可能に構成され、前記第1容器収納部が外部に引き出されたときに、前記第1容器収納部が前記搬送部における検体容器の搬送を遮ることのないように、配置されている、
    ことを特徴とする検体移し替え装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の検体移し替え装置において、
    前記第1容器収納部は、前記搬送部の搬送路に対して鉛直方向上側または下側の位置に配置され、鉛直方向に見たときに、前記第1容器収納部の少なくとも一部が前記搬送部の搬送路と重なっている、
    ことを特徴とする検体移し替え装置。
  7. 請求項1ないしの何れか一項に記載の検体移し替え装置と、
    前記検体移し替え装置に検体ラックを供給する検体供給装置と、
    検体ラックに支持された検体容器内の検体を処理する検体処理装置と、
    前記検体移し替え装置と前記検体処理装置との間に配置された搬送装置と、を備え、
    前記検体供給装置は、前記第1の入口を介して検体ラックを前記検体移し替え装置に送り出すとともに、前記第2の出口から送り出された検体ラックを受け入れ、
    前記搬送装置は、前記第1の出口から送り出された検体容器を前記検体処理装置へと搬送し、前記検体処理装置における処理が終了した検体ラックを前記第2の入口へと搬送する、
    ことを特徴とする検体処理システム。
  8. 請求項に記載の検体処理システムにおいて、
    前記検体供給装置は、
    前記検体移し替え装置の前記第1の入口へと繋がる供給部と、
    投入された検体ラックを前記供給部へと搬送するための搬送路と、
    前記供給部へと搬送された検体ラックを前記第1の入口を介して前記検体移し替え装置の内部に送り出す送り出し部と、
    前記検体移し替え装置の前記第2の出口へと繋がり、前記第2の出口から送り出された検体ラックを前記検体供給装置の前記搬送路に導く受入部と、を備える、
    ことを特徴とする検体処理システム。
  9. 請求項またはに記載の検体処理システムにおいて、
    前記搬送装置は、前記第1の出口から送り出された検体ラックを、前記検体処理装置を経由することなく、前記第2の入口へと搬送する搬送経路を備える、
    ことを特徴とする検体処理システム。
  10. 請求項に記載の検体処理システムにおいて、
    前記検体供給装置に隣り合うように配置され、検体ラックを収容するラック収容装置をさらに備え、
    前記検体供給装置と前記ラック収容装置は、それぞれ、互いに連通して検体ラックを受け渡し可能な連通部を備え、
    前記検体供給装置は、前記検体移し替え装置の前記第2の出口から送り出された検体ラックを、前記連通部を介して、前記ラック収容装置に移送する移送部をさらに備える、
    ことを特徴とする検体処理システム。
  11. 請求項に記載の複数の検体移し替え装置と、
    前記検体移し替え装置に検体ラックを供給する検体供給装置と、
    検体ラックに支持された検体容器内の検体を処理する検体処理装置と、
    前記検体移し替え装置と前記検体処理装置との間に配置された搬送装置と、を備え、
    前記複数の検体移し替え装置は、上流側の前記検体移し替え装置の前記第1の出口および前記第2の入口がそれぞれ下流側の前記第1の入口および前記第2の出口に繋がるように、互いに隣接して配置され、
    前記検体供給装置は、最も上流側の前記検体移し替え装置に隣接して配置され、前記第1の入口を介して検体ラックを前記検体移し替え装置内に送り出すとともに、前記第2の出口から送り出された検体ラックを受け入れ、
    前記搬送装置は、最も下流側の前記検体移し替え装置に隣接して配置され、前記第1の出口から送り出された検体ラックを前記検体処理装置へと搬送し、前記検体処理装置における処理が終了した検体ラックを前記第2の入口へと搬送する、
    ことを特徴とする検体処理システム。
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