JP6009808B2 - レンズ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レンズ装置、詳しくはカメラ等の撮像装置に適用されるレンズ装置において、可動枠部材の耐衝撃構造に関するものである。
従来、撮像光学系により結像された光学像を光電変換素子等によって順次画像信号に変換し、これにより得られた画像信号を所定の形態の画像データとして記録媒体に記録すると共に、記録媒体に記録された画像データを画像として再生表示する液晶表示装置(LCD)等の画像表示装置を備えて構成されたカメラ等の撮像装置、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等が一般に実用化され、広く普及している。
この種の撮像装置においては、光電変換素子等の撮像素子の受光面上に被写体の光学像を結像させるための撮像光学系を備えたレンズ装置を備えているのが一般である。このレンズ装置は、複数の光学レンズ等からなる撮像光学系と、各光学レンズをそれぞれ群単位で保持するレンズ保持枠部材とを備えて構成されていると共に、例えば自動焦点調節動作(オートフォーカス動作)や変倍動作(ズーム動作)等を実現するために、上記複数の光学レンズ等のうちの所定の光学レンズ(とその光学レンズを保持する複数のレンズ保持枠部材と)は、光軸に沿う方向に移動し得るように構成されている。ここで、光軸に沿う方向に移動可能に設けられる光学レンズを可動レンズといい、この可動レンズを保持する枠部材を可動レンズ保持枠部材という。
従来の撮像装置に適用されるレンズ装置においては、光軸に沿う方向に平行に配設される吊軸によって同方向に移動自在に軸支された可動レンズ保持枠部材を備え、この可動レンズ保持枠部材は、別途設けたモータ等の駆動源からの駆動力を受けて光軸に沿う方向に移動するナット部材によって光軸方向に移動自在とする構造のものが、種々提案され、また実用化されている。
このような形態の可動レンズ保持枠を有するレンズ装置を適用する従来の撮像装置においては、その撮像装置の使用中に、これを床面や地面等に落下させてしまう可能性がある。この場合、落下の衝撃等によって可動レンズ保持枠が吊軸に沿って移動して内部構造物に衝突する等に起因して、レンズ装置が損傷してしまうことがある。
このような落下衝撃等に起因する耐衝撃性を高めるための基本的な対策としては、例えば部品の肉厚を増加したり、材質を変更する等によって部品の強度を向上させることが考えられる。
しかしながら、部品強度を向上させるという上記手段によれば、製造コストが増大してしまう上に、部品の大型化に伴って装置自体が大型化してしまうと共に、部品重量が増加してしまうという問題点がある。可動レンズ保持枠部品の重量が増加すると、落下衝撃等を受けた時には、吊軸を中心とした回転モーメントによって応力集中が生じ、クラック等による部品破損が生じ易くなるという問題点がある。
一方、例えば特開2007−114707号公報等によって開示されている手段は、被駆動枠であるレンズ保持枠を二体構造とし、両者間にスプリングを介在させて、その付勢力によって被駆動枠を構成する二部材を一体に係合状態とする構造としている。
このような構成とすれば、落下衝撃等を受けた際には、被駆動枠の二部材間の係合状態がスプリングの付勢力に抗して解除されるので、被駆動枠の損傷を抑止することができるという効果を得られる。
特開2007−114707号公報
ところが、上記特開2007−114707号公報等によって開示される手段では、落下衝撃等を受けた場合において、衝撃の加わる方向によっては、被駆動枠を構成する二部材間の係合状態が解除されない場合もあり得る。その場合には、受けた衝撃が緩和されることなくそのまま被駆動枠に伝達されて、部材を損傷させてしまう可能性がある。また、スプリングの付勢力を超えるような大きな衝撃等を受けた場合には、受けた衝撃がそのまま被駆動枠に伝達されてしまい、同様に部材を損傷させてしまうことになるという問題点がある。また、被駆動枠に伝達された衝撃を順次緩和することについての記載はない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、落下衝撃等を受けた場合に、その衝撃等が加わる方向に関らず、被駆動部材や駆動部材等の部品損傷を抑止することができる構成を備えたレンズ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様のレンズ装置は、レンズ筐体と、光軸に沿って第1の方向に移動するように駆動される被駆動部材と、上記被駆動部材と当接可能であって、当該被駆動部材を上記第1の方向に移動するように駆動すると共に、当該被駆動部材の、上記第1の方向とは反対の第2の方向への移動を規制する駆動部材と、レンズを含み上記光軸に沿って移動可能に配置され、上記被駆動部材とは別体に形成される一方で所定の付勢力により当該被駆動部材と一体となって上記光軸の方向に移動可能なレンズ枠本体と、を具備し、上記レンズ筐体が上記第1の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記駆動部材に対して分離して上記光軸に沿って上記第1の方向へ移動すると共に、上記レンズ枠本体は、上記所定の付勢力により上記被駆動部材と一体となって上記光軸に沿って上記第1の方向へ移動し、上記レンズ筐体が上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記駆動部材によって上記第2の方向への移動が規制される一方で、上記レンズ枠本体は、上記所定の付勢力に抗して上記被駆動部材に対して分離して上記光軸に沿って上記第2の方向へ移動する。
また、本発明の他の態様のレンズ装置は、互いに平行な複数のガイド軸が固定されたレンズ筐体と、上記複数のガイド軸に沿って第1の方向へ駆動される被駆動部材と、上記複数のガイド軸に平行に配置された送りねじと、上記送りねじに螺合し、上記被駆動部材と当接可能であって、上記送りねじの回転により当該被駆動部材を上記第1の方向に移動するように駆動すると共に、当該被駆動部材の、上記第1の方向とは反対の第2の方向への移動を規制するナットと、レンズを含み上記複数のガイド軸に沿って移動可能に配置され、上記被駆動部材とは別体に形成される一方で第1の付勢力により当該被駆動部材と一体となって上記光軸の方向に移動可能なレンズ枠本体と、上記レンズ枠本体の一方の面に配置されたシャッタユニットと、上記レンズ枠本体の他方の面に配置された絞りユニットと、上記被駆動部材と上記レンズ枠本体との間に懸架され、上記被駆動部材と上記レンズ枠本体とが互いに引き合うように付勢する上記第1の付勢力を発生する第1の付勢部材と、上記被駆動部材を上記第2の方向に付勢する第2の付勢力を発生する第2の付勢部材と、を具備し、上記レンズ筐体が上記第1の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記第2の付勢力に抗して上記ナットに対して分離して上記複数のガイド軸に沿って上記第1の方向へ移動すると共に、上記レンズ枠本体は、上記第1の付勢力により上記被駆動部材と一体となって上記複数のガイド軸に沿って上記第1の方向へ移動し、上記レンズ筐体が上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記駆動部材によって上記第2の方向への移動が規制される一方で、上記レンズ枠本体は、上記第1の付勢力に抗して上記被駆動部材に対して分離して上記複数のガイド軸に沿って上記第2の方向へ移動する。
本発明によれば、落下衝撃等を受けた場合に、その衝撃等が加わる方向に関らず、被駆動部材や駆動部材等の部品損傷を抑止することができる構成を備えたレンズ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のレンズ装置を備えた撮像装置を示す外観斜視図 図1の[II]−[II]線で切断した縦断面図 図1の撮像装置に具備されるレンズ装置を取り出して背面側から見た外観斜視図 図1の撮像装置に具備されるレンズ装置を取り出して背面側から見た外観斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置の第2保持枠を取り出してその前面側を主に示す斜視図 図5の第2保持枠において本体部と支持腕部が一体化された通常状態における図5の[6]−[6]線における要部拡大断面図 図5の第2保持枠から支持腕部(被駆動部材)を取り外した状態において本体部の貫通孔近傍を図5の[7]方向から見た際の要部拡大斜視図 図5の第2保持枠から取り外した支持腕部(被駆動部材)について、図5の[8]方向から見た際の要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置の一部を示し、第2保持枠が第1保持枠側に最も移動した状態を示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置における固定枠を取り出して示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置の第2保持枠を取り出してその背面側を主に示す斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置の一部を示し、第2保持枠が撮像ユニット側に最も移動した状態を示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置の第2保持枠を取り出してその背面側を主に示し、かつシャッターユニットの側に回って見た斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置における固定枠を取り出して第1保持枠が配設される側を示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置の第2保持枠において本体部と支持腕部とが離間した状態における図5の[6]−[6]線に相当する線の要部拡大断面図 図15の第2保持枠の支持腕部とズーム駆動ユニットとの係り部位を示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置における第2保持枠の本体部と支持腕部との合わせ面のうち支持腕部側の合わせ面を拡大して示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置における第2保持枠の本体部と支持腕部との合わせ面のうち本体部側の合わせ面を拡大して示す要部拡大斜視図 本発明の一実施形態のレンズ装置に対して第2の方向X2への落下衝撃が加わる直前の状態を示す図 図19の状態において落下衝撃が加わって第2保持枠の本体部が第2の方向X2へ移動してA地点にて第3保持枠に当接した状態を示す図 図20の状態の後、第2保持枠の本体部と第3保持枠とが一体となって第2の方向X2へ移動するようすを示す図 図21の状態の後、第2保持枠と第3保持枠とが一体の状態でB地点にて第2メインストッパ部に当接した状態を示す図 図22の状態の後、第3保持枠のみがさらに第2の方向X2へと移動してC地点にて固定枠の固定部に当接した状態を示す図 図23の状態の後、第2保持枠と第3保持枠とが各付勢ばねの付勢力によって第1の方向X1へ移動するようすを示す図 図24の状態の後、第3保持枠がズームナットに当接して所定の位置に配置された後、さらに第2保持枠のみが第1付勢ばねの付勢力によって第1の方向X1へ移動する状態を示す図 本発明の一実施形態のレンズ装置に対して第1の方向X1への落下衝撃が加わる直前の状態を示す図 図26の状態において落下衝撃が加わって第2保持枠が第1の方向X1へ移動した状態を示す図 図27の状態の後、さらに第2保持枠が同方向X1へ移動してD地点にて固定枠に当接した状態を示す図 図24の状態の後、第2保持枠が各付勢ばねの付勢力によって第2の方向X1へ移動するようすを示す図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。なお、以下の説明に用いる各図面においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これらの図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率及び各構成要素の相対的な位置関係は、図示の形態のみに限定されるものではない。
図1〜図29は、本発明の一実施形態を示す図である。このうち、図1は、本実施形態のレンズ装置を備えた撮像装置を示す外観斜視図である。図2は、図1の撮像装置の内部構造を示す図であって、図1の[II]−[II]線で切断した縦断面図である。図3,図4は、図1の撮像装置に具備されるレンズ装置を取り出して、背面側から見た外観斜視図である。なお、図3,図4においては、内部構成を示すためにレンズ装置におけるレンズ筐体の一部を切断して示している。
まず、本発明の一実施形態のレンズ装置及びこのレンズ装置を備えた撮像装置の概略構成を、図1〜図4を用いて以下に説明する。
本実施形態は、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置(以下、単にカメラと略称する)に採用されるレンズ装置に対し本発明を適用した場合の例示である。
なお、本実施形態においては、カメラの使用時に被写体に対向する面をカメラの前面というものとする。カメラの使用時に使用者が対面する面をカメラの背面というものとする。また、操作部材のうちシャッターレリーズボタンが配設されている面を上面というものとする。そして、カメラの上面に対向する面を底面というものとする。さらに、カメラの通常の使用状態で両側に配置される面を左側面及び右側面というものとする。この場合における左右の判別は、被写体側からカメラの前面に向かって見たときの左側又は右側をそれぞれ左又は右として区別する。
本実施形態のレンズ装置が適用される撮像装置であるカメラ1は、図1,図2に示すように、全体として扁平な形状を有するカメラ筐体10と、このカメラ筐体10の内部に収納される各種の内部構成部材等によって構成される。
カメラ筐体10は、カメラ1の外殻を形成する部材であり、その内部に各種の構成ユニットを収納配置している(図2参照)。カメラ筐体10の、外表面上には、内部構成ユニットの一部を露呈させるための開口部(10a,10b)が形成され、また、各種の操作を行なうための複数の操作部材(12,13等)が各々所定の部位に配設されている。
具体的には、例えばカメラ筐体10の前面において、略中央部にはレンズ装置20の第1レンズ群20aを露呈させる撮像用開口10aが形成されている。また、カメラ筐体10の前面において、前面に向かって右側の上縁寄りの部位には閃光発光装置11の照明光出射用開口10bが形成されている。一方、カメラ筐体10の上面には、複数の操作部材のうちシャッターリリースボタン12や電源ボタン13等が配設されている。
カメラ筐体10の内部には、図2に示すように、閃光発光装置11,バッテリー14,GPSユニット15,電気基板16,レンズ装置20,撮像ユニット40,ブレ補正ユニット41等が、それぞれ所定の部位に収納配置されている。
閃光発光装置11は撮像用補助照明光を出射するためのユニットである。
バッテリー14の上部背面部側には、不図示の表示用パネルが配置されている。この表示用パネルは、撮像ユニット40(後述;図3,図4参照)によって取得した画像信号や記録媒体(不図示)に記録済みの画像データに基く画像等を表示させたり、各種の設定を行う際の設定用メニュー表示を行うための表示部であって、例えば液晶表示装置(LCD)等が適用される。
GPSユニット15は、グローバルポジショニングシステム(Global Positioning System:全地球測位システム)に対応する受信機であって、撮像画像データに付加する各種の付加情報(例えば時間情報,位置情報等)を取得するためのユニットである。
電気基板16は、上記シャッターリリースボタン12,上記電源ボタン13等が作用するシャッター用スイッチ,電源用スイッチ等の電気部品が実装配置されている。なお、図2においては、図面の煩雑化を防ぐために、カメラ1の内部電気回路を構成するその他の(上記電気基板16以外の)電気基板等の図示を省略しているが、本カメラ1においても一般的な形態の従来のカメラが備えるものと同様のものを有している。
撮像ユニット40は、光電変換素子等の撮像素子(CCD,CMOS等が適用される)と、この撮像素子を駆動する電気回路及び該撮像素子からの出力信号を処理する画像信号処理回路等を含み、画像信号を取得するための撮像系のユニットである。
ブレ補正ユニット41は、撮像動作中のカメラ1の微少なブレに応じて、上記撮像ユニット40をその受光面に沿う方向に移動させるための駆動機構(ブレ補正用モータ41a,41b等;図3,図4参照)及びその駆動制御を行う電気回路等を有して構成されるユニットである。
レンズ装置20は、複数の光学レンズ等の光学部材からなる撮像光学系と、各光学レンズをそれぞれ群単位で保持するレンズ保持枠と、これらのレンズ保持枠のそれぞれを所定のタイミングで所定の方向に所定量だけ移動させるための複数の駆動部材等によって構成される本発明のレンズ装置である。
本実施形態のレンズ装置であるレンズ装置20は、図1〜図4に示すように、反射光学部材を用いて光軸を屈曲させるいわゆる屈曲光学系からなる撮像光学系を採用している。
具体的には、カメラ1の前面側から内部に入射する光束の光軸(O1)をレンズ装置20の反射光学部材(第1レンズ群20a)を用いて略90度折り曲げて、撮像ユニット40の側へと導き、その受光面に照射させ得るように構成されている。
この場合において、撮像光学系の光軸を具体的に表わすために、カメラ1の前面側に配置される被写体(不図示)から上記反射光学部材(第1レンズ群20a)に入射するまでの光軸を第1の光軸というものとし、これを符号O1で表わす。そして、光軸O1は、図1〜図4に示す矢印Zに沿う方向に平行とする。また、上記第1の光軸O1が反射光学部材(第1レンズ群20a)によって折り曲げられた後、撮像ユニット40の受光面に至るまでの光軸を第2の光軸というものとし、これを符号O2で表わす。この光軸O2は、図1〜図4に示す矢印Xに沿う方向に平行とする。
即ち、本実施形態のレンズ装置20は、図2等に示すように、第2の光軸O2が矢印Xと平行となるように配置されている。したがって、撮像ユニット40は、カメラ筐体10の内部において、カメラ1の正面に向かって左側面寄りの部位に配設されている。
カメラ1におけるその他の構成については、一般的な形態の従来のカメラと略同様のものを有しているものとして、説明を省略する。
次に、本発明の要旨となるレンズ装置20の詳細構成について、以下に説明する。なお、図5〜図18は、本実施形態のレンズ装置20の個々の要部をそれぞれ示す図である。これらの図面は、各部位を詳細に説明する際に適宜用いる。図5は、本実施形態のレンズ装置の第2保持枠を取り出してその前面側を主に示す斜視図である。図6は、図5の[6]−[6]線における要部拡大断面図である。この図6の状態では第2保持枠は一体化された通常状態を示している。図7は、第2保持枠から支持腕部(被駆動部材)を取り外した状態において本体部の貫通孔近傍を図5の[7]方向から見た際の要部拡大斜視図である。図8は、第2保持枠から取り外した支持腕部(被駆動部材)について図5の[8]方向から見た際の要部拡大斜視図である。
図9は、本実施形態のレンズ装置の一部を示し、第2保持枠が第1保持枠側に最も移動した状態を示す要部拡大斜視図である。図10は、本実施形態のレンズ装置における固定枠を取り出して示す要部拡大斜視図である。図11は、本実施形態のレンズ装置の第2保持枠を取り出してその背面側を主に示す斜視図である。図12は、本実施形態のレンズ装置の一部を示し、第2保持枠が撮像ユニット側に最も移動した状態を示す要部拡大斜視図である。なお、図12では第3保持枠の図示を省略している。図13は、本実施形態のレンズ装置の第2保持枠を取り出してその背面側を主に示し、かつシャッターユニットの側に回って見た斜視図である。図14は、本実施形態のレンズ装置における固定枠を取り出して第1保持枠が配設される側を示す要部拡大斜視図である。図15は、図6と同様、図5の[6]−[6]線における要部拡大断面図である。この図15の状態では第2保持枠は本体部と支持腕部とが離間した状態を示している。図16は、第2保持枠の支持腕部とズーム駆動ユニットとの係り部位を示す要部拡大斜視図である。図17,図18は、第2保持枠の本体部と支持腕部との合わせ面を拡大して示す要部拡大斜視図である。このうち、図17は支持腕部側の合わせ面を示し、図18は本体部側の合わせ面を示している。
まず、本実施形態のレンズ装置20の概略構成を説明する(図2〜図45参照)。本レンズ装置20は、撮影光学系(第1レンズ群20aと、第2レンズ群20bと、第3レンズ群20cと、第4レンズ群20d)と、複数のレンズ保持枠(第1保持枠21,第2保持枠22,第3保持枠23,第4保持枠24)と、レンズ筐体である固定枠25と、絞りユニット22cと、シャッターユニット22dと、複数の付勢部材(31,32,39)と、フォーカス駆動ユニットと、ズーム駆動ユニット(ズームモータ34,送りねじであるズーム用リードスクリュー35,ズームナット36等)と、複数のガイド軸(主軸37,回転止軸38等)等によって構成される。
第1レンズ群20a,第2レンズ群20b,第3レンズ群20c,第4レンズ群20dの四つのレンズ群は、本レンズ装置20における撮影光学系を構成する。なお、各レンズ群は複数の光学部材によって構成される。例えば、第1レンズ群20aは、光学レンズ及び光軸を折り曲げるためのプリズムを含む複数の光学部材からなる。第2,第3,第4レンズ群20b,20c,20dは、それぞれが複数若しくは少なくとも一枚の光学レンズからなる。また、本実施形態のレンズ装置20においては、第2レンズ群20b,第4レンズ群20dはズーミングに寄与するレンズ群であり、第3レンズ群20cは、フォーカシングに寄与するレンズ群である。
第1保持枠21,第2保持枠22,第3保持枠23,第4保持枠24の四つのレンズ保持枠は、上記四つのレンズ群(20a,20b,20c,20d)のそれぞれを群単位で保持し略枠形状若しくは略箱形状に形成される支持部材である。第1保持枠21は、第1レンズ群20aを固定保持する保持枠である。この第1保持枠21は固定枠25に対して固定保持される(図3参照。ネジ21a等によるネジ止め固定)。この場合において、第1保持枠21は、図1に示すようにカメラ筐体10の撮像用開口10aに対応する部位に第1レンズ群20aの前面が相対するように配置されている。これによって、カメラ1の前面側に配置される被写体(不図示)から撮像用開口10aに入射した光束は、そのまま第1レンズ群20aへと入射する。そして、同光束は、該第1レンズ群20aによってその光軸O1が折り曲げられて光路が変更される。
また、第2保持枠22は第2レンズ群20bを、第3保持枠23は第3レンズ群20cを、第4保持枠24は第4レンズ群20dを、それぞれ固定保持する保持枠であり第2のレンズ枠本体である。これら第2保持枠22,第3保持枠23,第4保持枠24は、それぞれが別個に光軸O2に沿う方向に移動自在に配設されている(その詳細構成は後述する)。なお、この場合において、第2レンズ群20b,第3レンズ群20c,第4レンズ群20dの各光学部材の光軸は、光軸O2に一致するように配設される。したがって、上記第1レンズ群20aへと入射し当該第1レンズ群20aにおいてその光軸O1が折り曲げられた上記被写体光束は、その後、光軸O2に沿う方向へと進み、この光軸O2の延長線上に配置される撮像ユニット40の受光面に到達するように構成されている。
固定枠25は、本レンズ装置20の本体を構成する基礎部材でありレンズ筐体である。この固定枠25の内部には、光軸O2に沿う方向と平行に、互いに平行な複数のガイド軸、即ち主軸37と回転止軸38とが張架された形態で固定されている。
主軸37は、上記第2保持枠22,第3保持枠23を、光軸O2に沿う方向に移動自在に支持する軸部材である。また、回転止軸38は、上記主軸37に支持された上記第2保持枠22,第3保持枠23のそれぞれが上記主軸37を回転中心として回転するのを抑止する軸部材である。つまり、主軸37は、上記第2保持枠22,第3保持枠23をいわば片持ち梁状態で支持している一方、回転止軸38は両枠22,23を補助的に支持しているものである。
なお、第4保持枠24は、上記第2保持枠22,第3保持枠23とは別の支持機構(軸部材44及び4G駆動機構;後述する。図19も参照)によって固定枠25に対して光軸O2に沿う方向に移動自在に支持されている。第4保持枠24とその支持機構については、本発明とは直接関連しない部分であるので、その詳細構成の説明は省略する。
固定枠25の内部において、第1保持枠21が配設されている部位の近傍であって上記主軸37の近傍には、ズーム駆動ユニットが配設されている。また、固定枠25の内部において、上記第1保持枠21が固定されている部位に対向する側の部位には、撮像ユニット40及びブレ補正ユニット41(ブレ補正用モータ41a,41b等を含む)のほかに、上記主軸37の近傍にフォーカス駆動ユニットが配設されている。
ズーム駆動ユニットは、ズームモータ34と、モータフランジ34aと、ズーム用リードスクリュー35と、ズームナット36等によって構成される。ズームモータ34の駆動軸が設けられている一面には、モータフランジ34aが固設されている。ズームモータ34の駆動軸には、ズーム用リードスクリュー35の一端が一体に連結されている。また、ズーム用リードスクリュー35の他端は、モータフランジ34aのフランジ先端34aaにおいて遊嵌状態で回転自在に支持されている。そして、ズーム用リードスクリュー35にはズームナット36が螺合している。なお、ズーム用リードスクリュー35は、光軸O2に沿う方向、即ち主軸37と平行となるように配設されている。この構成により、ズーム駆動ユニットにおけるズームナット36は、支持腕部22b(後述する被駆動部材)を所定の方向(後述する第1の方向)に駆動する駆動部材として機能している。
フォーカス駆動ユニットは、第3保持枠23、この第3保持枠23を駆動する3G駆動機構から構成されている。3G駆動機構としては、不図示の3Gフォーカスモータ,3Gフォーカスナット33a,フォーカス用リードスクリュー(不図示)等から構成されている(図3参照)。
また、第4保持枠24を駆動する4G駆動機構としては、断面43の向こう側に配置してある、不図示の4Gズームモータ(43),4Gズームナット43a,4Gズーム用リードスクリュー43b等によって構成されている(後述する図19参照)。なお、4G駆動ユニットの構成自体は、本発明に直接関連しない部分であるので、その詳細説明は省略する。また、第3保持枠23はフォーカシング動作に、第4保持枠24はズーミング動作に寄与するものであるが、このうち第4保持枠24の光軸O2方向の移動量は、第2保持枠22の同方向への移動量に比べて、極めて小さいものとなっている。
上述したように、上記四つのレンズ保持枠のうち第1保持枠21は固定枠25に固定された非可動枠である。一方、第2保持枠22,第3保持枠23,第4保持枠24は、固定枠25に対し光軸O2方向に移動可能に配設される可動枠である。
そのために、第2保持枠22,第3保持枠23は、上記の如く主軸37,回転止軸38によって光軸O2方向に移動自在に支持されている。また、第4保持枠24は、主軸37に代わる軸部材44によって同方向に移動自在に支持される。なお、第4保持枠24の回転止めは固定枠25と第4保持枠24とによりなされる(詳細省略)。
上記四つのレンズ保持枠のうちの第2保持枠22は、レンズを含み上記複数のガイド軸(37,38)に沿って移動可能に配置されるレンズ枠本体を有している。即ち、第2保持枠22は、レンズ枠本体である本体部22aと、被駆動部材である支持腕部22bと、絞りユニット22c(NDフィルタを含めてもよい)と、シャッターユニット22d等によって構成される(図3,図4。詳細は図5,図6参照)。本体部22aは、全体が略直方体形状に形成されており、略中央部分に貫通開口が形成され、この貫通開口の内部に第2レンズ群20bが配設されている。本体部22aの一側縁部位近傍には、上記主軸37が挿通される貫通孔22aa(図4参照)が穿設されており、これに対向する他側縁部位近傍には、上記回転止軸38が挿通される貫通孔若しくは切欠部22abが形成されている。
第2保持枠22の本体部22aの貫通孔22aaには、スリーブ42が挿通配置されている。本体部22aに対してスリーブ42は、接着剤42a等の固定手段によって固設されている(図4,図6参照)。そして、このスリーブ42に主軸37が挿通される。このスリーブ42は、主軸37に対してより滑らかに摺動するように、例えば金属製のパイプ状部材等によって形成されている。
また、上記第2保持枠22の本体部22aの一側縁部位近傍には、該本体部22aと一体となるように支持腕部22bが配設されている。支持腕部22bには、上記主軸37が挿通されたスリーブ42を挿通させる貫通孔22baと、ズーム用リードスクリュー35を挿通させる切欠22bcが設けられている。したがって、本体部22aと支持腕部22bとを一体に組み合わせたとき、本体部22aの貫通孔22aaと支持腕部22bの貫通孔22baとが連通し、両貫通孔22aa,22baにはスリーブ42が挿通配置される。なお、この場合において、スリーブ42は、支持腕部22bの貫通孔22baに対しては遊嵌状態で挿通される。
また、支持腕部22bの切欠22bcには、ズーム用リードスクリュー35が挿通配置される。このとき、ズームナット36は、支持腕部22bよりも撮像ユニット40寄りに配置されている。
一方、本体部22aにおいて、光軸O2に直交する面の内の一方の面(第1保持枠21寄りの面)には絞りユニット22cが固設されている。また、本体部22aの他方の面(撮像ユニット40寄りの面)にはシャッターユニット22dが固設されている。
上述したように、本実施形態のレンズ装置20においては、第2保持枠22は、本体部22aと支持腕部22bとが、それぞれ別部材によって構成される2体構造の枠部材となっている。そして、両者(22a,22b)を組み合わせた状態とした時、両者(22a,22b)の間には、例えば緊縮性のコイルスプリング等からなる付勢部材である第1付勢ばね39(図1〜図4等では不図示;図5参照)が懸架されている。したがって、これにより、本体部22aと支持腕部22bとは、通常状態においては第1付勢ばね39の互いに引き合う付勢力によって一体化されている(図5に示す状態)。ここで、第1付勢ばね39は、支持腕部22b(被駆動部材)を本体部22a(レンズ枠本体)に向けて付勢する第1の付勢部材である。
また、第2保持枠22においては、本体部22aと支持腕部22bとを組み合わせたときに両者間をガタなく確実に組み合わせ、かつ本体部22aに対して支持腕部22bが主軸37を回転中心として回転するのを防ぐための工夫が、本体部22aと支持腕部22bとの合わせ面に施されている(図7,図8,図17,図18参照)。
即ち、本体部22aにおける上記支持腕部22bとの合わせ面には、図7,図18に示すように、該第2保持枠22の移動方向(光軸O2に沿う方向であって主軸37の軸方向)に対して例えば角度略45度程度の傾斜面を有する2つの係合斜面部22afが形成されている。これら2つの係合斜面部22afは、互いの斜面が対向する方向に向けて、かつ両傾斜面が正対しない位置となるように、ずらして配置されている。
また、支持腕部22bにおける上記本体部22aとの合わせ面には、図8,図17に示すように、上記2つの係合斜面部22afに対向する位置に配置され、上記2つの係合斜面部22afにそれぞれ面接触するように形成された2つの斜面部22bfが設けられる。また、係合斜面部22afの近傍及び斜面部22bfの近傍には、光軸Oと平行(軸37と平行)な平面22aff,22bffが各々設けられている。
これらの構成により、即ち、光軸Oと平行(軸37と平行)な2対の平面22aff,22bffにより、上記本体部22aと上記第2保持枠22の支持腕部22bとが主軸37を回転中心とする回転を防いでいる。また、係合斜面部22af及び斜面部22bfにより、本体部22aと支持腕部22bとが落下衝撃による分離後、再度一体化する際、回転止めの上記平面同士22aff,22bffが滑らかに合わさるようにしている。
このように構成される第2保持枠22と、第3保持枠23,第4保持枠24とを、固定枠25に対して所定の部位に組み込んだ状態とすると、第2保持枠22と第3保持枠23とは、主軸37により光軸O2方向に移動自在に支持され、かつ回転止軸38により主軸37を回転中心とする回転が抑止される。第4保持枠24は、軸部材44によって光軸O2方向に移動自在に支持され、かつ固定枠25の凹部25fと第4保持枠24とにより回転止めがなされる。これにより、第2保持枠22,第3保持枠23,第4保持枠24の可動枠は、光軸O2方向にのみ移動するように構成されている。
また、この状態において、第2保持枠22の支持腕部22b(被駆動部材)と第3保持枠23との間には、例えば緊縮性のコイルスプリング等からなる付勢部材である第2付勢ばね31が懸架されている。通常状態において、第2保持枠22と第3保持枠23とは、これらの枠同士が当接しているわけではない。即ち、第2保持枠22の本体部22aがナット36に当て付いており、第3保持枠23がナット33aに当て付いている状態で第2付勢ばね31の互いに引き合う付勢力によって付勢されている。(図3,図4参照)。そして、第3保持枠23は、フォーカス駆動ユニットの3G駆動機構における3Gフォーカスナット33a(図3参照)の位置が設定制御されることによって光軸O2方向の位置決めがなされている。したがって、第2保持枠22と第3保持枠23との間隔は、フォーカス駆動ユニットの駆動制御によって、適宜所定の間隔となるように設定されている。
また、第2保持枠22の支持腕部22b(被駆動部材)と固定枠25(の撮像ユニット40寄りの固定部)との間には、例えば緊縮性のコイルスプリング等からなる付勢部材である第3付勢ばね32が懸架されている。この第3付勢ばね32は、第2保持枠22の支持腕部22b(被駆動部材)を固定枠25内部における所定の方向、即ち撮像ユニット40が配設されている側の方向(以下、第2の方向という)に向けて付勢する第2の付勢部材である。つまり、第3付勢ばね32は、第2保持枠22が、固定枠25内部における所定の方向、即ち第1保持枠21が配設されている側の方向(以下、第1の方向という)へと移動するのを規制し、支持腕部22bをズームナット36に常に押し付ける役目をしている。これにより、第2保持枠22(の支持腕部22b)は、ズーム駆動ユニットによるズームナット36の位置設定制御に基いて光軸O2方向の位置決めがなされる。つまり、第2保持枠22の支持腕部22bは、ズーム駆動ユニットの駆動制御に基いて駆動されるズームナット36によって、複数のガイド軸である主軸37,回転止軸38に沿って光軸O2方向のうち第1の方向へ駆動される被駆動部材である。なお、支持腕部22bは第2の方向へは上述したように第2の付勢部材である第3付勢ばね32が作用している。そのため、実際には、第2保持枠22の付勢は、第2付勢ばね31と第3付勢ばね32の両方で行っていることとなる。
上述したように、固定枠25内部において、可動枠である第2保持枠22,第3保持枠23,第4保持枠24は、光軸O2方向に移動可能に配設されている。そして、通常状態においては、第2保持枠22と第3保持枠23とは第2付勢ばね31によって、第2保持枠22と固定枠25とは第3付勢ばね32によって、それぞれ引き合う付勢力によって付勢されている。
このような構成において、例えばカメラ1が落下衝撃を受けた場合には、カメラ1内部のレンズ装置20における可動枠のうち特に第2保持枠22,第3保持枠23は、光軸O2方向において第2付勢ばね31,第3付勢ばね32の付勢力に抗する方向へ移動する場合がある。そこで、固定枠25の内部には、第2保持枠22,第3保持枠23がそれぞれ光軸O2方向に移動した際に、両保持枠22,23の一部が当接し、その移動を規制し、衝撃等に起因して意図せずに移動枠が移動した時に枠同士が衝突する際の衝撃力を緩和する複数の衝撃受け面であるストッパ部が形成されている。また、両保持枠22,23側には、固定枠25側のこれら複数のストッパ部に対応する部位にはそれぞれ所定形態の衝撃受け面である被当接部が形成されている。この場合において、上記衝撃受け面は、それぞれが光軸O2(矢印X方向)、即ち上記第2保持枠22,第3保持枠23の移動方向に対して直交する面に平行となるように設定されている。
例えば、図3,図9〜図11に示すように、固定枠25において第1保持枠21が配設されている側の内壁面には、衝撃受け面である第1メインストッパ部25a,第1サブストッパ部25bが形成されている。第1メインストッパ部25aは主軸37の近傍に、第1サブストッパ部25bは回転止軸38の近傍にそれぞれ形成されている。
したがって、第2保持枠22が光軸O2方向に主軸37,回転止軸38に沿って第1保持枠21の側へと移動した時、第1メインストッパ部25aに対しては第2保持枠22の支持腕部22bに形成される衝撃受け面である第1メイン当接部22beが当接する。そのために、第1メインストッパ部25aと第1メイン当接部22beとは、互いに平行に対向する平面で、かつその平面は光軸O2に直交する面に平行な面で形成されている。同時に、第1サブストッパ部25bに対しては第2保持枠22の本体部22aに形成される衝撃受け面である第1サブ当接部22acが当接する。そのために、第1サブストッパ部25bと第1サブ当接部22acとは、互いに平行に対向する平面で、かつその平面は光軸O2に直交する面に平行な面で形成されている。
また、図12〜図14に示すように、固定枠25において撮像ユニット40が配設されている側の内壁面には、衝撃受け面である第2メインストッパ部25c,第2サブストッパA部25d,第2サブストッパB部25eが形成されている。第2メインストッパ部25cは主軸37の近傍に、第2サブストッパA部25d,第2サブストッパB部25eは回転止軸38が設けられている側の側縁部近傍において、該第2保持枠22の矩形状の隅部近傍のそれぞれに形成されている。
したがって、第2保持枠22が光軸O2方向に主軸37,回転止軸38に沿って撮像ユニット40の側へと移動した時、第2メインストッパ部25cに対しては第2保持枠22の本体部22aに形成される衝撃受け面である第2メイン当接部22agが当接する。そのために、第2メインストッパ部25cと第2メイン当接部22agとは、互いに平行に対向する平面で、かつその平面は光軸O2に直交する面に平行な面で形成されている。同時に、第2サブストッパA部25dに対しては第2保持枠22の本体部22aに形成される衝撃受け面である第2サブ当接部A22adが当接する。
なお、第2サブストッパA部25dと第2サブ当接部A22adとは、互いに平行に対向する平面で、かつその平面は光軸O2に直交する面に平行な面で形成しても良いし、当接面積が少ないため、光軸O2に対して直交するのではなく、固定枠や軸37の変形により当接が外れて各面が入れ違いにならないように斜面にしても良い。
さらに、第2サブストッパB部25eに対しては第2保持枠22の本体部22aに形成される衝撃受け面である第2サブ当接部B22aeが当接する。そのために、第2サブストッパB部25eと第2サブ当接部B22aeとは、互いに平行に対向する平面で、かつその平面は光軸O2に直交する面に平行な面で形成されている。
一方、上述したように第2保持枠22の本体部22aと支持腕部22bとは、レンズ装置20において組み込まれた際の通常状態では一体化した形態となっている。このとき、本体部22aの貫通孔22aaに挿通固設されたスリーブ42内に主軸37が挿通されている。このスリーブ42は、支持腕部22bの貫通孔22baに挿通される。そして、通常状態では、本体部22aと支持腕部22bとは第1付勢ばね39によって引き合う方向に付勢され一体化構造を形成している。
この構成に対し、例えばカメラ1が落下衝撃を受けたような場合には、第2保持枠22の本体部22aと支持腕部22bとが第1付勢ばね39の付勢力に抗して離間する場合がある。この場合には、スリーブ42は、支持腕部22bの貫通孔22baから容易に抜去されるが、その後、本体部22aと支持腕部22bとは、第1付勢ばね39の引き合う方向の付勢力によって再度一体化するようになっている。
この状況において、例えば、スリーブ42が支持腕部22bの貫通孔22baから抜去された状態になったときには、図15に示すように支持腕部22bの貫通孔22baには主軸37のみが挿通された状態となる。このとき、貫通孔22baの内周面と主軸37の外周面との間にはスリーブ42の肉厚寸法の隙間(例えば約2mm程度)が生じている状態になる。すると、支持腕部22bは、主軸37の軸方向に直交する方向にガタついた状態になる。
また、上述したように、本体部22aと支持腕部22bとの合わせ面が離間することによって、上記2つの係合斜面部22afと上記2つの斜面部22bfとの係合が外れるので、支持腕部22bは主軸37を回転中心として回転し得る状態になる。また、本体部22aと支持腕部22bとが落下衝撃で分離後、ばねの付勢力により再度一体的に近づく場合には、上記各斜面部により滑らかに合わされ、Y軸に垂直で光軸と平行な斜面(斜面下部の垂直面)によって回転が止められる。
そこで、本実施形態のレンズ装置20においては、本体部22aと支持腕部22bとが離間した時の支持腕部22bの回転を防止するために、図16に示すように、ズーム用リードスクリュー35が挿通配置されている切欠22bcは、ズーム用リードスクリュー35との隙間を最小限に留めるように設定されている。
これと同時に、支持腕部22bの貫通孔22baの内側開口部22bbは、図15に示すように、その開口縁部の直径が貫通孔22baの内径寸法よりも大となるように、開口縁部の断面が貫通孔22baの内部に向けてテーパ状となるような形状で形成されている。このような形状とすることで、本体部22aと支持腕部22bとが離間した後に、両者が第1付勢ばね39の付勢力によって再度一体化する際に、スリーブ42の再挿入が円滑に行われ、よって本体部22aと支持腕部22bとの再度の一体化が容易に行われるような形状となっている。
本実施形態のレンズ装置20は、以上のように構成されている。なお、上記の説明以外の構成については、屈曲光学系を有する従来のレンズ装置に準じるものとして、その詳細構成は省略する。
このように構成された本実施形態のレンズ装置20を適用した上記カメラ1において、その使用中に落下衝撃を受けた場合の作用を、図19〜図29を用いて以下に説明する。
図19〜図29は、本実施形態のレンズ装置において落下衝撃を受けた際の作用を示す図である。このうち、図19〜図25は、本実施形態のレンズ装置に対して第2の方向X2への落下衝撃が加わった場合の作用を示している。このうち、図19は落下衝撃の加わる直前の状態を示す。図20は落下衝撃が加わって第2保持枠の本体部が第2の方向X2へ移動してA地点にて第3保持枠に当接した状態を示す。図21は図20の状態の後、第2保持枠の本体部と第3保持枠とが一体となって第2の方向X2へ移動するようすを示す。図22は図21の状態の後、第2保持枠と第3保持枠とが一体の状態でB地点にて第2メインストッパ部に当接した状態を示す。図23は図22の状態の後、第3保持枠のみがさらに第2の方向X2へと移動してC地点にて固定枠の固定部に当接した状態を示す。図24は図23の状態の後、第2保持枠と第3保持枠とが各付勢ばねの付勢力によって第1の方向X1へ移動するようすを示す。図25は図24の状態の後、第3保持枠がズームナットに当接して所定の位置に配置された後、さらに第2保持枠のみが第1付勢ばねの付勢力によって第1の方向X1へ移動する状態を示す。
まず、図19に示すように、本実施形態のレンズ装置20において、第2保持枠22と第3保持枠23とは、それぞれが主軸37に沿う方向に所定の間隔を保って各所定の位置(第1保持枠21寄りの位置)に配置されている状態にあるものとする。この状態にあるレンズ装置20に対して図19の符号X2で示す第2の方向の成分を含む所定の大きさFの衝撃、例えば落下衝撃等が加わったものとする。ここで、第2の方向は、主軸37の軸方向であって光軸O2に沿う方向のうち撮像ユニット40が配設されている側に向かう方向である。この状態において、第2保持枠22の支持腕部22bには、第3付勢ばね32の付勢力が作用していると共に、ズームナット36によって光軸O2方向の位置規制がなされている。
図19の状態において、レンズ装置20に対して第2の方向X2の成分を含む衝撃力Fを受けると、第2保持枠22の本体部22aは支持腕部22bから離間する方向に移動する。つまり、支持腕部22bはズームナット36によって位置規制されているため、その場に留まる一方、絞りユニット22c,シャッターユニット22dを含む本体部22aは、第1付勢ばね39の付勢力に抗して光軸O2に沿う第2の方向X2に向けて移動して、図20の状態へと変位する。このとき、図20に示すように第2保持枠22の本体部22aは上記衝撃力Fから派生した力量F2を受けている。また、第1付勢ばね39は、本体部22aが上記力量F2による第2の方向X2への移動を緩和する働きをしている。
換言すると、第2保持枠22において、レンズ枠本体である本体部22aは、第1の方向とは反対の第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた際には、被駆動部材である支持腕部22bと分離して複数のガイド軸である主軸37,回転止軸38に沿って移動する。
図20に示す状態において、第2保持枠22の本体部22aは第3保持枠23に対し同図A地点にて当接状態になる。続いて、第2保持枠22の本体部22aは、第3保持枠23を押しながら一体となって第2の方向X2方向への移動を継続する。このとき、図21に示すように第2保持枠22の本体部22aは力量F2を受けており、第3保持枠23は上記力量F2に加えて力量F3を受けている。
上述したように、第2保持枠22には、第2レンズ群20bを保持するレンズ枠部材でありレンズ枠本体である本体部22aのほかに絞りユニット22cやシャッターユニット22dが一体に構成されている。これに対し、第3保持枠23は第3レンズ群20cを保持するレンズ枠部材のみで構成される。したがって、本実施形態のレンズ装置20においては、第2保持枠22は第3保持枠23に比べてその重量は大となる構成となっている。具体的には、第2保持枠22と第3保持枠23との重量比は、例えば約10:1程度、少なくとも2:1程度の差がある。したがって、第2保持枠22(の本体部22a)が主軸37にガイドされながら第2の方向X2へと移動すると、第3保持枠23は第2付勢ばね31の付勢力に抗して同第2の方向X2へと上記第2保持枠22(の本体部22a)と共に移動する。このとき、第2付勢ばね31は、第3保持枠23が第2の方向X2へと移動する力量を緩和する働きをしている。
そして、図22に示すように、第2保持枠22の本体部22aと第3保持枠23とが一体となった状態での同方向X2への移動を続けると、図22のB地点において第2保持部22の本体部22aの第2メイン当接部22agは、固定枠25の第2メインストッパ部25cに当接し、これにより、第2保持枠22の本体部22aは同方向X2への移動が規制される。これにより、第2保持枠22の本体部22aの移動が停止するので、第3保持枠23は力量F3のみを受けることになり、力量F2分の衝撃が緩和される。
続いて、図23に示すように、第3保持枠23のみがさらに第2の方向X2へと移動して、第3保持枠23は、図23のC地点にて固定枠25の固定部位に対し当接状態となり、第3保持枠23の同方向X2への移動が規制される。このとき第3保持枠23が最終的に固定枠25の固定部位に当接する際の衝撃力は力量F3のみである。
続いて、図23から図24に示すように、第2保持枠22の本体部22aと第3保持枠23とは各付勢ばね31,32,39の付勢力の作用よって第1の方向X1へと移動する。このとき、第3保持枠23は付勢力量F4を受けており、第2保持枠22の本体部22aは、主にバネ39の付勢力により同方向X1へと共に移動する。
その後、図25に示すように、第3保持枠23はフォーカスナット33aに当接することで同方向X1への移動が規制されて所定の位置に復帰する。このとき、第3保持枠23には継続して付勢力量F4がかかっているが、この力量F4は、主に第2付勢ばね31の付勢力であり、この付勢力量F4は第3保持枠23が常に受ける力量である。
さらに、第2保持枠22の本体部22aは引き続き主に第1付勢ばね39の付勢力による力量F5を受けて第1の方向X1への移動が継続する。そして、第2保持枠22は、最終的に図19に示す状態、即ち本体部22aと支持腕部22bとが一体となり、第2保持枠22も第3保持枠23も共に、元の所定の位置に復帰する。このとき、第2保持枠22は付勢力量F7(図29参照)を受けている。この力量F7は、主に第2付勢ばね31と第3付勢ばね32による付勢力であり、この付勢力量F7は第2保持枠22が常に受ける力量である。
一方、図26〜図29は、本実施形態のレンズ装置に対して第1の方向X1への落下衝撃が加わった場合の作用を示している。このうち、図26は落下衝撃の加わる直前の状態を示す。図27は落下衝撃が加わって第2保持枠が第1の方向X1へ移動した状態を示す。図28は図27の状態の後、さらに第2保持枠が同方向X1へ移動してD地点にて固定枠に当接した状態を示す。図29は図24の状態の後、第2保持枠が各付勢ばねの付勢力によって第2の方向X1へ移動するようすを示す。
まず、図26に示すように、本実施形態のレンズ装置20において、第2保持枠22と第3保持枠23とのそれぞれが主軸37に沿う方向に所定の間隔を保って各所定の位置(撮像ユニット40寄りの位置)に配置されている状態にあるものとする。この状態において、第2保持枠22はズームナット36によって第2の方向X2への移動が規制されている。また、第3保持枠23はフォーカスナット33aによって第1の方向X1への移動が規制されている。
この状態にあるレンズ装置20に対して図26の符号X1で示す第1の方向の成分を含む所定の大きさFaの衝撃、例えば落下衝撃等が加わったものとする。ここで、第1の方向は、主軸37の軸方向であって光軸O2に沿う方向のうち第1保持枠21が配設されている側に向かう方向である。
図26の状態において、上述したように第3保持枠23はフォーカスナット33aによって第1の方向X1の位置規制されている。したがって、第2保持枠22は、本体部22aと支持腕部22bとが一体のまま第1の方向X1への衝撃力Faを受けて、第2付勢ばね31,第3付勢ばね32の付勢力に抗して第3保持枠23と離間する方向(第1の方向X1)に向けて移動して図27の状態へと変位する。このとき、図27に示すように第2保持枠22は上記衝撃力Faから派生した力量F6を受けている。また、このとき、第2付勢ばね31,第3付勢ばね32は、第2保持枠22の第1の方向X1への移動を緩和する働きをしている。
図27の状態から図28に示す状態に至ると、第2保持枠22の支持腕部22bの第1メイン当接部22beは、固定枠25の第1メインストッパ部25aに対し図28のD地点にて当接状態になる。これにより、第2保持枠22は第1の方向X1への移動が規制される。
続いて、図29に示すように、第2保持枠22は、各付勢ばね31,32の付勢力(力量F7)の作用よって第2の方向X2へと移動する。そして、第2保持枠22は、最終的に図26に示す元の所定の位置に復帰する。なお、第2保持枠22は、上記図26〜図29で説明した第1の方向X1及び第2の方向X2の移動中において、第1の付勢ばね39の付勢力の作用によって本体部22aと支持腕部22bとが常に一体のままである。
以上、上記図19〜図29を用いて説明した本実施形態の作用を簡略に述べると、以下の通りである。即ち、固定枠25(レンズ筐体)を含むレンズ装置が、第1の方向の成分を含む所定の大きさの落下等に起因する衝撃を受けた場合には、ズーム駆動ユニットのズームナット36(駆動部材)と第2保持枠22の支持腕部22b(被駆動部材)とが分離すると共に、支持腕部22b(被駆動部材)及び本体部22a(レンズ枠本体)が一体となって第1の方向へ移動する。
また、固定枠25(レンズ筐体)を含むレンズ装置が、第2の方向の成分を含む所定の大きさの落下等に起因する衝撃を受けた場合には、ズームナット36(駆動部材)によって第2保持枠22の支持腕部22b(被駆動部材)の第2の方向への移動が妨げられることによって支持腕部22b(被駆動部材)と本体部22a(レンズ枠本体)とが分離し、本体部22a(レンズ枠本体)が主軸37,回転止軸38(複数のガイド軸)に沿って移動する。
そして、固定枠25(レンズ筐体)を含むレンズ装置20が第1の方向の成分を含む所定の大きさの落下等に起因する衝撃を受けた場合には、
最初に、固定枠25の第1メインストッパ部25a(レンズ筐体の衝撃受け面)が第2保持枠22の支持腕部22bの第1メイン当接部22be(被駆動部材の衝撃受け面)に接触し、
次に、固定枠25の第1サブストッパ部25b(レンズ筐体の衝撃受け面)が第2保持枠22の本体部22aの第1サブ当接部22ac(レンズ枠本体の衝撃受け面)に接触することによって落下等に起因する衝撃を受け止めるようにしている。
また、固定枠25(レンズ筐体)を含むレンズ装置20が第2の方向の成分を含む所定の大きさの落下等に起因する衝撃を受けた場合には、
最初に、固定枠25の第2メインストッパ部25c(レンズ筐体の衝撃受け面)が第2保持枠22の本体部22aの第2メイン当接部22ag(レンズ枠本体の衝撃受け面)に接触し、
次に、固定枠25の第2サブストッパA部25d(レンズ筐体の衝撃受け面)が第2保持枠22の本体部22aの第2サブ当接部A22ad(レンズ枠本体の衝撃受け面)に、
固定枠25の第2サブストッパB部25e(レンズ筐体の衝撃受け面)が第2保持枠22の本体部22aの第2サブ当接部B22ae(レンズ枠本体の衝撃受け面)に、
それぞれが同時に接触することによって落下等に起因する衝撃を受け止めるようにしている。
なお、固定枠25の第2サブストッパA部25d(レンズ筐体の衝撃受け面)と第2保持枠22の本体部22aの第2サブ当接部A22ad(レンズ枠本体の衝撃受け面)との接触、定枠25の第2サブストッパB部25e(レンズ筐体の衝撃受け面)と第2保持枠22の本体部22aの第2サブ当接部B22ae(レンズ枠本体の衝撃受け面)との接触は、順次行なわれても良い。
したがって、上記一実施形態によれば、レンズ装置20が所定の大きさの落下等の衝撃を受けた場合において、その衝撃等が加わる方向に関らず、第2保持枠22(の支持腕部22b;被駆動部材)やズーム駆動ユニットのズームナット36(駆動部材)等の部品が受ける衝撃を緩和して、部品損傷を抑止することができる。
また、上記衝撃受け面(25a,25b,25c,25d,25e及び22be,22ac,22ac,22ad,22ae)は、複数のガイド軸(37,38)の近傍に形成したので、衝撃等を受けて第2保持枠22,第3保持枠23等が移動して固定部材に衝突したとき、ガイド軸(37,38)を支軸とする回転モーメントの発生を抑止することができる。
複数のガイド軸に沿って移動可能な複数のレンズ枠本体のそれぞれに複数の衝撃受け面を設けたので、レンズ装置20が所定の大きさの衝撃を受けた場合には、一方のレンズ枠本体(第2保持枠22)の衝撃受け面と他方の第2のレンズ枠本体(第3保持枠23)の衝撃受け面とが複数面で接触するように構成した。これにより、より効果的に受けた衝撃を緩和することができる。
第1付勢ばね39,第2付勢ばね31(第1の付勢部材),第3付勢ばね32(第2の付勢部材)を設けることによって、通常状態においては、各所定の枠部材同士を引き合う方向に付勢するようにしたので、レンズ装置20が第1の方向又は第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた際には、その衝撃を上記各付勢部材によって緩和することができる。
ガイド軸(主軸37)に沿って移動可能な複数のレンズ枠本体(第2保持枠22,第3保持枠23)において、複数のガイド軸が貫通するための貫通孔(22aa,22ba)をそれぞれ設け、各貫通孔に対応するガイド軸のうち少なくとも一つに金属製のスリーブ42を挿通し、このスリーブ42は、第2保持枠22の支持腕部22b(被駆動部材)の貫通孔22baに遊嵌状態で挿通され、本体部22a(レンズ枠本体)の貫通孔22aaに一体に挿通配置され、支持腕部22bと本体部22aとは、第1付勢部材39(第1の付勢部材)によって引き合う方向に付勢するようにしたので、通常状態においては、第2保持枠22の本体部22aと支持腕部22bとは、常に一体に構成されている。その一方で、衝撃等に起因する第1の方向若しくは第2の方向の衝撃等を受けると、第1付勢部材39の付勢力に抗して、本体部22aと支持腕部22bとは分離可能に構成される。この構成により、受ける衝撃力量を緩和することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明は、デジタルカメラ等の撮影機能に特化した電子機器である撮像装置に限られることはなく、撮影レンズ光学系を備え撮像機能を有する他の形態の電子機器、例えば携帯電話,録音機器,電子手帳,パーソナルコンピュータ,ゲーム機器,テレビ,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器等、撮像機能付きの各種の携帯可能な電子機器に対して、同様に広く適用することができる。
1……カメラ,10……カメラ筐体,
20……レンズ装置,20a……第1レンズ群,20b……第2レンズ群,20c……第3レンズ群,20d……第4レンズ群,
21……第1保持枠,
22……第2保持枠,22a……本体部,22aa……貫通孔,22ab……切欠部,
23……第3保持枠,24……第4保持枠,25……固定枠,
22af……係合斜面部,22b……支持腕部,22ba……貫通孔,22bb……内側開口部,22bc……切欠,22bf……斜面部,
22c……絞りユニット,22d……シャッターユニット,
22be……第1メイン当接部,25a……第1メインストッパ部,
22ac……第1サブ当接部,25b……第1サブストッパ部,
22ag……第2メイン当接部,25c……第2メインストッパ部,
22ad……第2サブ当接A,25d……第2サブストッパA部,
22ae……第2サブ当接部B,25e……第2サブストッパB部,
31……第2付勢ばね,32……第3付勢ばね,39……第1付勢ばね,
33……フォーカスモータ,33a……フォーカスナット,34……ズームモータ,34a……モータフランジ,34aa……フランジ先端,
35……ズーム用リードスクリュー,36……ズームナット,
37……主軸,38……回転止軸,
40……撮像ユニット,
41……ブレ補正ユニット,41a,41b……ブレ補正用モータ,
42……スリーブ,42a……接着剤,
43……4Gズームモータ,43a……4Gズームスナット,43b……4Gズーム用リードスクリュー,44……軸部材,

Claims (8)

  1. レンズ筐体と、
    光軸に沿って第1の方向に移動するように駆動される被駆動部材と、
    上記被駆動部材と当接可能であって、当該被駆動部材を上記第1の方向に移動するように駆動すると共に、当該被駆動部材の、上記第1の方向とは反対の第2の方向への移動を規制する駆動部材と、
    レンズを含み上記光軸に沿って移動可能に配置され、上記被駆動部材とは別体に形成される一方で所定の付勢力により当該被駆動部材と一体となって上記光軸の方向に移動可能なレンズ枠本体と、
    を具備し、
    上記レンズ筐体が上記第1の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記駆動部材に対して分離して上記光軸に沿って上記第1の方向へ移動すると共に、上記レンズ枠本体は、上記所定の付勢力により上記被駆動部材と一体となって上記光軸に沿って上記第1の方向へ移動し、
    上記レンズ筐体が上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記駆動部材によって上記第2の方向への移動が規制される一方で、上記レンズ枠本体は、上記所定の付勢力に抗して上記被駆動部材に対して分離して上記光軸に沿って上記第2の方向へ移動する
    ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 上記レンズ筐体、上記被駆動部材及び上記レンズ枠本体には、衝撃受け面が各々に形成され、上記レンズ筐体が上記第1の方向にまたは上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記レンズ筐体の上記衝撃受け面と上記被駆動部材または上記レンズ枠本体の衝撃受け面とが接触することによって衝撃を受け止めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 上記レンズ筐体には互いに平行な複数のガイド軸が固定されており、
    上記レンズ筐体,上記被駆動部材及び上記レンズ枠本体の各々に形成された上記衝撃受け面は、上記複数のガイド軸の近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  4. 上記被駆動部材を上記レンズ枠本体に付勢する第1の付勢部材と、
    上記被駆動部材を上記第2の方向に付勢する第2の付勢部材と、
    をさらに有し、
    上記第1の付勢部材,上記第2の付勢部材は、上記第1の方向または上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた際、その衝撃を緩和することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  5. 上記レンズ枠本体の上記第2の方向には、複数の衝撃受け面を有し、複数のガイド軸に沿って移動可能な第2のレンズ枠本体が少なくとも一つ配置され、上記レンズ筐体が上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記レンズ枠本体の衝撃受け面と上記第2のレンズ枠本体の衝撃受け面とが複数面で接触することにより上記第2の方向の成分を含む衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  6. 上記レンズ筐体には互いに平行な複数のガイド軸が固定されており、
    上記被駆動部材及び上記レンズ枠本体には、上記複数のガイド軸が貫通するための貫通孔が設けられ、
    上記貫通孔に対応する上記複数のガイド軸のうち少なくとも一つには金属製のスリーブが挿通され、
    上記金属製のスリーブは、上記被駆動部材の上記貫通孔に遊嵌状態で挿通され、上記レンズ枠本体の上記貫通孔に一体に挿通配置され、
    上記被駆動部材と上記レンズ枠本体とは、上記第1の付勢部材によって引き合う方向に付勢されていることを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
  7. 上記レンズ枠本体には、シャッタユニット及び絞りユニットが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  8. 互いに平行な複数のガイド軸が固定されたレンズ筐体と、
    上記複数のガイド軸に沿って第1の方向へ駆動される被駆動部材と、
    上記複数のガイド軸に平行に配置された送りねじと、
    上記送りねじに螺合し、上記被駆動部材と当接可能であって、上記送りねじの回転により当該被駆動部材を上記第1の方向に移動するように駆動すると共に、当該被駆動部材の、上記第1の方向とは反対の第2の方向への移動を規制するナットと、
    レンズを含み上記複数のガイド軸に沿って移動可能に配置され、上記被駆動部材とは別体に形成される一方で第1の付勢力により当該被駆動部材と一体となって上記光軸の方向に移動可能なレンズ枠本体と、
    上記レンズ枠本体の一方の面に配置されたシャッタユニットと、
    上記レンズ枠本体の他方の面に配置された絞りユニットと、
    上記被駆動部材と上記レンズ枠本体との間に懸架され、上記被駆動部材と上記レンズ枠本体とが互いに引き合うように付勢する上記第1の付勢力を発生する第1の付勢部材と、
    上記被駆動部材を上記第2の方向に付勢する第2の付勢力を発生する第2の付勢部材と、
    を具備し、
    上記レンズ筐体が上記第1の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記第2の付勢力に抗して上記ナットに対して分離して上記複数のガイド軸に沿って上記第1の方向へ移動すると共に、上記レンズ枠本体は、上記第1の付勢力により上記被駆動部材と一体となって上記複数のガイド軸に沿って上記第1の方向へ移動し、
    上記レンズ筐体が上記第2の方向の成分を含む所定の大きさの衝撃を受けた場合には、上記被駆動部材は、上記ナットによって上記第2の方向への移動が規制される一方で、上記レンズ枠本体は、上記第1の付勢力に抗して上記被駆動部材に対して分離して上記複数のガイド軸に沿って上記第2の方向へ移動する
    ことを特徴とするレンズ装置。
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