JP6009606B1 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ等による通信不良等により盗難防止制御機能が損なわれることのない車両用制御装置を提供する。【解決手段】車載制御装置に於ける第1の制御部は、携帯機から送信された第2の認証コードを第1の受信回路により受信したとき、受信した第2の認証コードが第1の記憶回路に記憶されている第1の認証コードと一致するか否かを判定すると共に、エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように第1の送信回路を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、自動二輪車等の車両に用いられ、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を備えた車両用制御装置に関するものである。
近年では、自動二輪車の中でも廉価仕様である小型二輪車に於いても、エンジン制御装置に電子制御燃料噴射システムを備えた車両が主流となって来ている。電子制御燃料噴射システムは、クランク角度センサ、スロットル開度センサ、吸気管圧力センサ、温度センサ等のエンジン情報を元に、燃料を噴射するインジェクタ、混合気を点火する為に点火プラグへ高電圧を出力する点火コイル、バイパスエア量を制御するデバイス等を最適制御することで、排気ガスのクリーン化、燃料消費の低減、始動性の向上、アイドリングの安定化等のメリットが大きく、今後も装着車が増えると考えられる。
一方、車両盗難防止装置は、イグニッションキーや携帯端末に登録されている認証コードを車体側に取り付けられた認証装置に向けて送信し、認証装置に予め登録された認証コードとの関係が一致するとエンジン始動を許可するものである。二輪車に於いても高級車両から装着が始まっており、セキュリティ上の理由で今後はより安価な車両に於いても装着のニーズが高まることが予想される。
特許文献1に開示された従来の車両盗難防止装置は、使用者が携帯している送受信機(電子キー)と実車に搭載された制御装置との間で無線通信を行い、IDを照合して正規の使用者からの要求である場合にエンジンの始動等を行うようにした自動二輪車に用いて好適な車両用電子キーシステムである。特許文献1に開示された従来の車両盗難防止装置の特徴としては、車両の停止中並びに走行中に於いて、使用者が電子キーを落とした場合に、その旨を警告として出力することが出来、使用者が電子キーを落とすことによる電子キーの紛失の確率を極力少なくすることである。
特許第3913652号公報
しかしながら、小型二輪車に於いては電子制御装置の搭載にあたり、搭載可能なスペースが限られており、特許文献1に開示された従来の車両盗難防止装置に於いては、盗難防止制御装置とエンジン制御装置の二つの制御装置を搭載しなくてはならず、搭載性、レイアウト上の困難さがある。この搭載性の問題を回避する為の対策として、盗難防止制御装置とエンジン制御装置を同一の筐体内に設けることが考えられる。
又、小型二輪車に於いては、車両価格が安価であるため、大型二輪車に比べてコスト的にも安価な装置が要求される。この観点からも盗難防止制御装置とエンジン制御装置を同一の筐体内に配置し、更に、同一基板上に盗難防止制御装置とエンジン制御装置の電子回路を構成したり、電源回路やマイコンを共用したりする等、共通部品を増やす程、コスト的に有利となることは明らかである。
しかしながら、盗難防止制御装置とエンジン制御装置を同一筐体内に配置した場合、各々の制御装置が発生する電磁ノイズによる各々の制御装置の誤動作が懸念される。特に、エンジン制御装置が駆動するアクチュエータのうち、一般的に駆動時の電流電圧変化が最も大きい点火コイルの点火タイミング(一次電流遮断時)に於けるノイズにより、携帯機を検出するために盗難防止制御装置から使用者が保持している携帯機へ送信するLF(Low Frequency;長波)帯の信号が阻害され、通信不良が発生する恐れがある。LF帯の信号は、二輪車の場合、盗難防止性とアンテナのコストの観点から、車載制御装置からの通信可能距離を[(運転席までの距離)+(若干の距離)]のエリアに限定しており、ノイズによる影響で通信不良に陥りやすい。
通信不良により盗難防止制御装置から携帯機への送信コードが携帯機で認識出来ない場合、携帯機は当然返信しないため、盗難防止制御装置は携帯機の存在を認識出来ない、つまり、誤って「携帯機を使用者が落とした」ことを警告してしまうという課題があった。
この発明は、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を備えた従来の車両用制御装置に於ける、前述のような課題を解決するためになされたものであり、ノイズ等による通信不良等により盗難防止制御機能が損なわれることのない車両用制御装置を提供することを目的とする。
この発明による車両用制御装置は、
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記携帯機に於ける前記第2の制御部は、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定すると共に、点火コイルの端子電圧に基づいて前記エンジンの点火プラグに点火火花が発生してから所定時間以上経過し、且つ前記点火プラグの端子電圧が前記車両に搭載されたバッテリの電圧に対して所定範囲内の電圧差にあるとき前記認証コード要求信号を送信するように前記第1の送信回路を制御するように構成されている
ことを特徴とする。
又、この発明による車両用制御装置は、
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、
前記第1の制御モードは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、
前記第2の制御モードは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記認証コード要求信号と共に前記エンジンの回転数が所定値以上であることを示す情報を前記携帯機に送信したのち前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路が前記認証コード要求信号を受信し且つ前記エンジンの回転数が前記所定値以上であることを認識すると、前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御する制御モードであり、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記
認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備える、
ことを特徴とする。
更に、この発明による車両用制御装置は、
車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、
前記第1の制御モードは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、
前記第2の制御モードは、
前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路により前記認証コード要求信号を受信してから所定期間前記認証コード要求信号を受信しなければ前記エンジンの回転数が前記所定値以上になったと判断して前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御し、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御する制御モードであり、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備える、
ことを特徴とする。
この発明による車両用制御装置によれば、前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定すると共に、点火コイルの端子電圧に基づいて前記エンジンの点火プラグに点火火花が発生してから所定時間以上経過し、且つ前記点火プラグの端子電圧が前記車両に搭載されたバッテリの電圧に対して所定範囲内の電圧差にあるとき前記認証コード要求信号を送信するように前記第1の送信回路を制御するように構成されているので、点火コイルの一次側電流を遮断することによるノイズのLF通信に対する影響を小さくすることができ、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなるという効果を奏する。
又、この発明による車両用制御装置によれば、前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、前記第1の制御モードは、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、前記第2の制御モードは、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記認証コード要求信号と共に前記エンジンの回転数が所定値以上であることを示す情報を前記携帯機に送信したのち前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路が前記認証コード要求信号を受信し且つ前記エンジンの回転数が前記所定値以上であることを認識すると、前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御する制御モードであり、前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備えるので、点火周期内で送信が完了しないエンジンの高回転時に於いて、携帯機の落下等の検出を行うことができ、エンジンの高回転時に於いても無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなる等の効果を奏する。
更に、この発明による車両用制御装置によれば、前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、前記第1の制御モードは、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、前記第2の制御モードは、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路により前記認証コード要求信号を受信してから所定期間前記認証コード要求信号を受信しなければ前記エンジンの回転数が前記所定値以上になったと判断して前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御し、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御する制御モードであり、前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備えるので、点火周期内で送信が完了しないエンジンの高回転時に於いて、携帯機の落下等の検出を行うことができ、エンジンの高回転時に於いても無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなる等の効果を奏する。
この発明の実施の形態1および実施の形態2による車両用制御装置の全体構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による車両用制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による車両用制御装置の動作を説明するタイムチャートである。 この発明の実施の形態による動作を説明するフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1及び後述する実施の形態2による車両用制御装置の全体構成を示す構成図である。図1に於いて、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体に収めた車載制御装置1は、電源回路3と、第1の制御部4と、第1の記憶回路5と、第1の送信回路としてのLF送信回路6と、第1の受信回路としてのUHF受信回路7と、バッテリ出力電圧検出回路31と、第1のインターフェイス回路(以下、第1のI/Fと称する)32と、第2のインターフェイス回路(以下、第2のI/Fと称する)33と、第3のインターフェイス回路(以下、第3のI/Fと称する)34と、点火コイル端子電圧検出回路35と、例えばパワートランジスタにより構成されるスイッチ素子36と、第4のインターフェイス回路(以下、第4のI/Fと称する)37と、第5のインタ
ーフェイス回路(以下、第5のI/Fと称する)38と、を備える。
電源回路3は、バッテリ2から供給された電圧に基づいて車載制御装置1の内部に設けられている第1の制御部4等の電源を生成する。第1の制御部4は、電源回路3により生成された電源により動作する。LF送信回路6は、携帯機14にLF帯(例えば30〜300[KHz])の電波であるLF信号21を送信する。UHF受信回路7は、携帯機14からのUHF(Ultra High Frequency;極超短波)帯(例えば300〜3000[MHz])の電波であるUHF信号22を受信する。
第1の記憶回路には、特定の第1の認証コードが記憶されている。バッテリ出力電圧検出回路31は、バッテリ2の出力電圧を検出し、第1の制御部4へ入力する。車載制御装置1の外部に設けられているスタートスイッチ8は、第1のI/F32を介して第1の制御部4に接続され、車両状態を確認するための各種センサからなる車両状態確認装置9が、第2のI/F33を介して第1の制御部4に接続されている。点火コイル端子電圧検出回路35は、車載制御装置1の外部に設けられている点火コイル11の端子電圧を検出し制御部4に入力する。
車載制御装置1の外部に設けられている警告装置10は、第3のI/F34を介して第1の制御部4に接続されており、携帯機14の落下を検出した場合に運転者に警告音等を発して警告する。点火コイル11は、エンジンを制御するためにスイッチ素子36を介して第1の制御部4に接続されている。車載制御装置1の外部に設けられているインジェクタ12及び燃料ポンプ13は、夫々第4のI/F37及び第5のI/F38を介して制御部4に接続されている。
尚、図1では、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体内に収めて車載制御装置1として構成しているが、エンジン制御機能と盗難防止制御機能の基板を統一したり、若しくはそれらの基板を各々に設けたり、第1の制御部4をエンジン制御機能と盗難防止制御機能に分離して設けても、特に支障はない。
携帯機14は、電池18を電源として動作し、車載制御装置1との無線通信を行う第2の受信回路としてのLF受信回路15と、第2の送信回路としてのUHF送信回路16を備える。又、特定の第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路19と、時間経過を管理するための時間経過確認装置20と、LF受信回路15とUHF送信回路16と時間経過確認装置20とを制御する第2の制御部17とを備える。尚、時間経過確認装置20に代えて、第2の制御部17内のクロックを使用してもよい。
図2は、この発明の実施の形態1による車両用制御装置の動作を説明するフローチャートである。図2に於いて、携帯機14は車両の始動前はスリープしているものとする。ステップS1では、携帯機14を所持している運転者が、車載制御装置1を取り付けた車両のスタートスイッチ8を、オフからオンに切り替える。
スタートスイッチ8をオンにすると、ステップS2へ移行し、車載制御装置1は、LF送信回路6からLF信号21により認証コード要求信号を携帯機14へ無線送信する。携帯機14は、車載制御装置1のLF送信回路6からのLF信号21をLF受信回路15で受信し、スリープ状態を脱して、第2の記憶回路25に記憶している第2認証コードを、UHF送信回路16からUHF信号22により車載制御装置1へ送信する。車載制御装置1は、携帯機14から送信された第2の認証コードをUHF受信回路7で受信した後、第1の記憶回路5に記憶している第1の認証コードとの照合を行う。照合の結果、これ等の認証コードが一致していれば(Yes)、ステップS3へ移行する。認証コードが一致していなければ(No)、ステップS1へ戻る。尚、ステップS1へ戻るとともに、車載制
御装置1は警告装置10を用いて運転者に認証コードの不一致を通知するようにしても良い。
ステップS3では、認証コードが一致しているため、エンジンの始動を許可し、車載制御装置1が点火コイル11とインジェクタ12と燃料ポンプ13を制御し、エンジン制御を開始する。エンジン制御を開始するとステップS4に移行する。ステップS4は、携帯機14を検出するための認証通信を実施してよいか否かを判定するステップである。
次にステップS4の処理の内容について図3を用いて説明する。図3は、この発明の実施の形態1による車両用制御装置の動作を説明するタイムチャートである。図3に於いて、(a)は車両に取り付けられているフォーサイクルエンジンの動作行程を示し、「吸入工程」、「圧縮工程」、「燃焼工程」、及び「排気工程」を表している。(b)は点火コイルの一次電流を示し、点火コイル11の車載制御装置1側のコイルに流れる電流を表している。(c)は点火コイルの端子電圧を示し、点火コイル端子電圧検出回路35から得られた電圧を表している。(d)はLF送信タイミングを示し、車載制御装置1がLF信号21を送信するタイミングを表している。
図3に於いて、車載制御装置1の第1の制御部4は、車両状態確認装置9からの入力信号に基づいてエンジンの動作行程がどの行程にいるかを確認し、点火コイル11に一次電流を流し始めるタイミングを判定し、そのタイミングである時刻t1に於いて、点火コイル11の磁性体に磁気エネルギーを蓄えるためにスイッチ素子35をオンとする。これにより点火コイル11の端子電圧は(c)に示されるように0[V]となり、点火コイル11の一次側コイルに点火コイルの一次電流が(b)に示されるように流れ始める。次に、時刻t2に於いてスイッチ素子35をオフする。スイッチ素子35をオフするタイミングである時刻t2は、車両状態確認装置9を構成するクランク角センサや吸気圧センサ等の各種センサからの入力信号に基づいて、第1の制御部4がエンジンの動作行程に於ける「燃焼行程」の初期段階であると判断されるタイミングである。
時刻t2に於いてスイッチ素子35をオフすることで、点火コイル11の一次側に流れている一次電流が0[A]となり、時刻t1から時刻t2までの期間に蓄えられた磁気エネルギーにより、逆電圧が発生する。その逆電圧が点火コイル11の二次側に誘起され、点火コイル11の二次側に接続されているスパークプラグから火花放電が発生する。点火コイルの一次電流が0[A]となる瞬間、即ち、時刻t2の瞬間に非常に大きなノイズが車載制御装置1内部に発生する。逆電圧は点火コイル11の二次側だけでなく、一次側にも発生するため、(c)に示すように点火コイル端子電圧が急峻に立ち上がる。その後、スパークプラグに火花放電が発生するため、(c)に示すように点火コイルの端子電圧は次第に低下しバッテリ電圧(例えば14[V])となる。
第1の制御部4は、時刻t3で車載制御装置1のLF送信回路6からLF信号21を送信させる。この時刻t3は、点火コイル端子電圧検出回路35が検出する点火コイルの端子電圧が(バッテリ電圧±1.0[V])となりスパークプラグの火花放電が終了してノイズが減っている状態での時刻である。この時刻t3は、例えば、スパークプラグの火花放電による燃料の点火から10[ms]以上経過した時刻であり、第1の制御部4により判定される。LF送信回路6からのLF信号21の送信は、時刻t3から時刻t4までの送信時間に行われ、LF信号21により認証コード要求信号を携帯機14へ無線送信する。このLF信号21の送信は、スパークプラグの火花放電が終了してノイズが減っている状態で行われるので、LF通信が成功する可能性が高まる。
携帯機14は、車載制御装置1のLF送信回路6からのLF信号21をLF受信回路15で受信し、第2の記憶回路25に記憶している第2認証コードを、UHF送信回路16からUHF信号22により車載制御装置1へ送信する。UHF信号22は、元々アンサーバック用に用いているため、通信距離を数10[m]位の範囲で設計しており、又、周波数が300〜3000[MHz]と高いため、点火コイルによるノイズに干渉される可能性は低く、タイミングを計る必要性は特にない。
前述のように、時刻t3でLF通信を開始するため、ステップS4では、点火から数[ms](例えば10[ms])後で、且つ、バッテリ出力電圧検出回路31から得られたバッテリ電圧値と点火コイル11の点火コイル端子電圧検出回路35から得られた点火コイル端子電圧値とを第1の制御部4が比較し、それらの電圧値の偏差が±数[V](例えば±1.0[V])以下であれば(Yes)、認証通信開始を許可し、ステップS5に移行し、どちらか一方の条件でも外れていれば(No)、再度ステップS4に戻って前述のステップS4での処理を繰り返す。
ステップS5では、点火コイル11によるノイズが発生するタイミングを避けて携帯機14から第2の認証コードがUHF信号22により車載制御装置1へ送信されてきているので、ノイズの影響を受けることなく前述のステップS2と同様に、第1の記憶回路5に記憶している第1の認証コードと第2の認証コードとの照合を行う。照合の結果、これ等の認証コードが一致していれば(Yes)、ステップS6へ移行する。認証コードが一致していなければ(No)、ステップS7へ移行する。
ステップS6では、エンジンが停止しているか否かを車載制御装置1が判定する。車載制御装置1は点火コイル11やインジェクタ12を制御しているため、それらが停止していれば、エンジンが停止していると判断する。車載制御装置1が、エンジンを停止していると判定した場合(Yes)、図2に示す処理フローは終了する。エンジンが停止していなければ(No)、ステップS4に戻り、前述の携帯機14の存在確認動作を継続する。
一方、ステップS5での第1の認証コードと第2の認証コードの照合の結果、これ等の認証コードが一致していなかった場合(No)場合、ステップS7に於いて、車載制御装置1が、LF信号21を送信したにもかかわらず、UHF信号22の受信に失敗した回数をカウントする。例えば車載制御装置1が3回連続でUHF信号22の受信を失敗したのであれば、3回連続して第1の認証コードと第2の認証コードの不一致となり、車載制御装置1と携帯機14の距離が通信距離以上離れており、携帯機14が落下したと判断し(Yes)、ステップS8に移行し、警告装置10を用いて運転者に通知する。
UHF信号22の受信失敗の回数が連続2回以内、つまり第1の認証コードと第2の認証コードの不一致が2回以内であれば(No)、ステップS4に戻り、前述の携帯機14の存在確認動作を継続する。ステップS4に戻るのは、受信失敗の回数が2回以内であれば、携帯機14は実際には落下していないにもかかわらず、他の要因で通信が失敗している可能性があるためである。
前述したように、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体に収めるようにした場合、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を別筐体にしている従来の構成に比べ、電流を遮断するスイッチ素子35と携帯機14を検出するためのLF信号21を送信するLF送信回路6が近接するため、点火コイル11の一次側電流を遮断することで発生するノイズによるLF通信に対する影響が大きくなるが、この発明の実施の形態1による車両用制御装置によれば、点火コイル11の一次側電流の遮断によるノイズが発生するタイミングに対しLF送信回路6を駆動するタイミングを避けるようにしているので、点火コイル11の一次側電流を遮断することで発生するノイズによるLF通信に対する影響を無くすことができ、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることが無くなる。
又、この発明の実施の形態1による車両用制御装置によれば、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの筐体に収めており、互いの装置の間の通信線を無くすことができるため、車載制御装置1のレイアウトの制約を少なくすることができる。更に、基板や制御部を統一することで、電子部品のコストを抑えることができる。
又、この発明の実施の形態1による車両用制御装置によれば、エンジン制御機能と盗難防止制御機能を一つの制御部にまとめるようにしているので、従来必要であった、内燃機関の電子制御装置と盗難防止装置の通信線を無くすことができ、通信による遅れ時間を無くすことができるため、点火コイルのノイズが発生するタイミングを確実に避けてLF通信を行うことができる。
尚、携帯機の検出は、携帯機の遠隔操作時のように、長い通信距離は不要であるため、UHF通信の通信距離を車両の周囲を十分囲むことが可能な領域、例えば半径が実質的に車両の長さ(2メートル程度)の円形領域の内側までに限定し、携帯機14がUHF通信に使用する電力量を低減することで、携帯機14の電池18の長寿命化が可能である。
又、車両状態確認装置9から入力される信号に基づき、車両が安定した状態(例えば定速走行)であると車載制御装置1が認識したときに、車載制御装置1からのLF信号21の送信周期を長くすれば、携帯機14の消費電力を抑えることができ、電池18の長寿命化が可能である。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による車両用制御装置について説明する。図1はこの発明の実施の形態2による車両用制御装置の全体構成を示す構成図であって、前述の実施の形態1の場合と同一である。図4は、この発明の実施の形態による動作を説明するフローチャートである。以下の説明では図2のフローチャートと相違する部分を主体に説明する。この発明の実施の形態2による車両用制御装置は、エンジンの回転数が所定の値未満のときには第1の制御モードで制御し、エンジンの回転数が所定の値以上のときには第2の制御モードで制御するようにしたものである。ここで、この実施の形態2では、第1の制御モードは、前述の実施の形態1の場合の制御モードと同一であるものとする。尚、エンジンの回転数とエンジンの回転速度は概念的には等価であり何れを用いてもよいが、以下の説明では、エンジンの回転数を用いて説明する。
図1及び図4に於いて、ステップS3とステップS4の間に追加されているステップS9では、エンジンの回転数が所定値(この実施の形態2では、6000[r/min])未満か否かを判定する。即ち、車載制御装置1の第1の制御部4が車両状態確認装置9からエンジンの回転速度情報を入手し、エンジンの回転数が所定値である6000[r/min]未満で低回転域であれば(Yes)、前述の実施の形態1の場合と同様の処理である第1の制御モードで制御を行なうステップS4へ移行し、エンジンの回転数が所定値である6000[r/min]以上の高回転域であれば(No)、ステップS10へ移行する。
ステップS10では、前回のエンジンの回転速度を判定する。即ち、ステップS9と同様に入手した回転速度情報に基づき、前回のエンジンの回転数が所定値未満の低回転域(この実施の形態2では、6000[r/min]未満)であれば(Yes)、前述の第1の制御モードから第2の制御モードに切り替える必要があるため、ステップS11に移行する。前回のエンジンの回転数が所定値以上である高回転域(この実施の形態2では、6000[r/min]以上)であれば(No)、制御モードを切り替える必要がないため、ステップS13に移行する。
ここで、エンジンの回転数が所定値以上の高回転域であるときの制御モードである第2の制御モードについて説明する。エンジンが高回転域の場合、実施の形態1の場合の制御モード、つまり点火コイルの遮断電流のノイズを避けるタイミングでLF通信を行うと、図3に於ける時刻t3と時刻t4の間の時間が短くなり、時刻t3と時刻t4の間の時間よりもLF送信時間の方が長くなってしまい、点火コイルの遮断電流のノイズによる影響を受けてしまう可能性がある。そこで、実施の形態2では、点火コイルの遮断電流のノイズの影響を受けにくい携帯機14のUHF信号を、高回転域に於いて一定間隔で送信するようにしたものであり、この制御モードを第2の制御モードと称する。尚、実施の形態2では、携帯機14で遠隔操作をするための通信距離は、数十[メートル]に設計されている。この第2の制御モードを用いて携帯機14の検出を判断することによって、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることが無くなる。
ステップS11は、前回のエンジンの回転数が低回転域であった状態から今回のエンジン回転数の高回転域への移行に対応して実施するステップであって、車載制御装置1より、高回転域に移行したとの情報を乗せたLF信号21を携帯機14に送信し、携帯機14に高回転域に移行したことを認識させるとともに、携帯機14に第2の制御モードとしての定期送信開始の命令を行なう。携帯機14は、エンジンが高回転域に移行したことを認識すると、ステップS12に移行する。
エンジンが高回転域に移行したと認識した携帯機14は、ステップS12に於いて、所定の時間間隔(例えば500[ms])で周期的に継続して、第2の認証コードをUHF送信回路16から発せられるUHF信号22を通して、車載制御装置1へ定期送信する第2の制御態様に遷移する。このとき車載制御装置1は、携帯機14を検出するためのLF信号21の送信を、エンジンの回転速度が所定値未満(この実施の形態2では6000[r/min]未満)になるまで停止する。携帯機14からのUHF信号22の定期的な送信が開始されると、ステップS13に移行する。
ステップS13では、携帯機14から送信されているUHF信号22を車載制御装置1にて受信し且つ携帯機14から受信した第2の認証コードが第1の認証コードと一致しているかを判定する。ステップS13にて、UHF信号22を車載制御装置1にて受信し且つ第1の認証コードと第2の認証コードが一致していると判定すれば(Yes)、ステップS6へ移行し、一致していなければステップS7へ移行する。
ステップS10に於いて、前回のエンジンの回転数が高回転域であると判定された場合は(No)、エンジンの回転数が前回の高回転域から今回の高回転域に移行することになり、この場合は、制御を切り替えるためのステップステップS11、ステップS12での処理は必要ではないので、ステップS13へ直接移行する。
尚、ステップS10に於いて、前回のエンジンの回転数が低回転域であると判定され(Yes)、今回のエンジンの回転数の高回転域へ移行する場合、前述したように高回転域に移行すると車載制御装置1はLF信号21の送信を停止するので、携帯機14は一定期間LF信号21が受信できなくなる。そこで、携帯機14は、一定期間LF信号21が受信できなくなることによりエンジン回転数が高回転域に移行したと判断して、所定の時間間隔で周期的に継続して、第2の認証コードをUHF送信回路16から発せられるUHF信号2を介して車載制御装置1へ送信する第2の制御モードに遷移するようにしてもよい。
又、ステップS10に於いて、前回のエンジンの回転数が低回転域であると判定され(Yes)、今回のエンジンの回転数の高回転域へ移行する場合、エンジンの回転数の他にアクセルのポジションセンサの情報に基づいて、アクセルのポジションの所定の位置、若しくはアクセルポジションの所定の変化量、を検知するとエンジンの回転数が高回転域に移行すると車載制御装置1が判断し、高回転域に移行したとの情報を乗せたLF信号21を携帯機14に送信し、携帯機14が、所定の時間間隔で周期的に継続して第2認証コードをUHF送信回路16から発せられるUHF信号22を通して車載制御装置1へ送信する、第2の制御モードに遷移するようにしてもよい。
以上述べたこの発明の実施の形態1及び実施の形態2による車両用制御装置は、下記の発明のうち、少なくとも一つを具体化したものであるが、その発明の範囲内に於いて、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
(1)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記携帯機に於ける前記第2の制御部は、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記
憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定すると共に、点火コイルの端子電圧に基づいて前記エンジンの点火プラグに点火火花が発生してから所定時間以上経過し、且つ前記点火プラグの端子電圧が前記車両に搭載されたバッテリの電圧に対して所定範囲内の電圧差にあるとき前記認証コード要求信号を送信するように前記第1の送信回路を制御するように構成されている
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、点火コイルの一次側電流を遮断することによるノイズのLF通信に対する影響を小さくすることができ、無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなるという効果がある。
(2)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、
前記第1の制御モードは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、
前記第2の制御モードは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記認証コード要求信号と共に前記エンジンの回転数が所定値以上であることを示す情報を前記携帯機に送信したのち前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路が前記認証コード要求信号を受信し且つ前記エンジンの回転数が前記所定値以上であることを認識すると、前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御する制御モードであり、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備える、
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、点火周期内で送信が完了しないエンジンの高回転時に於いて、携帯機の落下等の検出を行うことができ、エンジンの高回転時に於いても無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなる等の効果がある。
(3)車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
を備えた車両用制御装置であって、
前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、
前記第1の制御モードは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、
前記第2の制御モードは、
前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路により前記認証コード要求信号を受信してから所定期間前記認証コード要求信号を受信しなければ前記エンジンの回転数が前記所定値以上になったと判断して前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御し、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御する制御モードであり、
前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備える、
ことを特徴とする車両用制御装置。
この発明によれば、点火周期内で送信が完了しないエンジンの高回転時に於いて、携帯機の落下等の検出を行うことができ、エンジンの高回転時に於いても無闇にブザーが鳴動することやインストルメントパネルに警報が表示されることがなくなる等の効果がある。
(4)前記エンジンの回転数が前記所定値以上の状態から前記所定値未満の状態へ移行したときは、
前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記認証コード要求信号と共に前記エンジンの回転数が所定値未満の状態に移行したことを示す情報を前記携帯機に送信し、
前記携帯機に於ける前記第2の制御部は、前記第2の受信回路が前記認証コード要求信号を受信し且つ前記エンジンの回転数が前記所定値未満であることを認識すると、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続ける動作を停止して、前記第2の制御モードに於ける動作から前記第1の制御モードに於ける動作に切り替わる、ことを特徴とする上記(2)又は(3)に記載の車両用制御装置。
この発明によれば、エンジンの回転数に応じて、第1の制御モードと第2の制御モードをスムースに切り替えることができる。
(5)少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記第1の制御部とは、同一基板に実装されている、
ことを特徴とする請求項1から4のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
この発明によれば、車載制御装置をコンパクトに構成することができる。
(6)前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記エンジンを制御するための入力回路及び出力回路の制御を行なう機能を備えている、
ことを特徴とする上記(1)から(5)のうちの何れか一つに記載の車両用制御装置。
この発明によれば、車載制御装置を小型化することができる。
(7)前記車載制御装置と前記携帯機との間に於ける通信可能な距離は、前記車両の長さ以内である、
ことを特徴とする上記(1)から(6)のうちの何れか一つに記載の車両用制御装置。
(8)前記車載制御装置は、前記車両が定速走行若しくは停止しているときは、前記認証コード要求信号の送信周期を大きくする、
ことを特徴とする上記(1)から(7)のうちの何れか一つに記載の車両用制御装置。
この発明によれば、車両の安定走行状態であると認識すると、車載制御装置からのLF信号の送信周期を長くすることで、携帯機の電池の消耗を小さく抑えることが出来る効果がある。
この発明は、自動二輪車に限らず原動機付自転車、一般的な自動車、乗用農業機械、乗用建設機械、または動力を用いる船舶にも適用できる。
1 車載制御装置、2 バッテリ、3 電源回路、4 第1の制御部、5 第1の記憶回路、6 LF送信回路、7 UHF受信回路、31 バッテリ出力電圧検出回路、32 第1のインターフェイス回路、33 第2のインターフェイス回路、34 第3のインターフェイス回路、35 点火コイル端子電圧検出回路、36 スイッチ素子、37 第4のインターフェイス回路、38 第5のインターフェイス回路、8 スタートスイッチ、9 車両状態確認装置、10 警告装置、11 点火コイル、12 インジェクタ、13 燃料ポンプ、14 携帯機、15 LF受信回路、16 UHF送信回路、17 第2の制御部、18 携帯機の電池、19 第2の記憶回路、20 時間経過確認装置

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記携帯機に於ける前記第2の制御部は、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2の記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定すると共に、点火コイルの端子電圧に基づいて前記エンジンの点火プラグに点火火花が発生してから所定時間以上経過し、且つ前記点火プラグの端子電圧が前記車両に搭載されたバッテリの電圧に対して所定範囲内の電圧差にあるとき前記認証コード要求信号を送信するように前記第1の送信回路を制御するように構成されている
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、
    前記第1の制御モードは、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、
    前記第2の制御モードは、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記認証コード要求信号と共に前記エンジンの回転数が所定値以上であることを示す情報を前記携帯機に送信したのち前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路が前記認証コード要求信号を受信し且つ前記エンジンの回転数が前記所定値以上であることを認識すると、前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御する制御モードであり、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備える、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  3. 車両に搭載され、第1の送信回路と、第1の受信回路と、前記車両のエンジンを制御するエンジン制御機能と前記車両の盗難防止制御機能を有する第1の制御部と、第1の認証コードを記憶した第1の記憶回路とを有する車載制御装置と、
    前記車両の運転者若しくは搭乗者に携帯され、第2の送信回路と、第2の受信回路と、第2の認証コードを記憶した第2の記憶回路と、第2の制御部とを有する携帯機と、
    を備えた車両用制御装置であって、
    前記エンジンの回転数が所定値未満のときは第1の制御モードを実行し、前記エンジンの回転数が所定値以上のときは第2の制御モードを実行するように構成され、
    前記第1の制御モードは、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの点火プラグに点火火花を発生させるタイミングに対して認証コード要求信号を送信するタイミングをずらせるように前記第1の送信回路を制御し、前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記車載制御装置の前記第1の送信回路から送信された認証コード要求信号を前記第2の受信回路により受信したとき、前記第2記憶回路に記憶された前記第2の認証コードを前記第2の送信回路により前記車載制御装置に送信する制御モードであり、
    前記第2の制御モードは、
    前記携帯機に於ける前記第2の制御部が、前記第2の受信回路により前記認証コード要求信号を受信してから所定期間前記認証コード要求信号を受信しなければ前記エンジンの回転数が前記所定値以上になったと判断して前記第2記憶回路に記憶された前記第2認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続けるように前記第2の送信回路を制御し、前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部が、前記エンジンの回転速度が前記所定値未満になるまで前記認証コード要求信号の送信を停止するように前記第1の送信回
    路を制御する制御モードであり、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の送信回路は、長波帯に属する周波数を用いて前記認証コード要求信号を送信するように構成され、
    前記携帯機に於ける前記第2の送信回路は、前記長波帯に属する周波数よりも高い周波数帯に属する周波数を用いて前記第2の認証コードを送信するように構成され、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記携帯機から送信された前記第2の認証コードを前記第1の受信回路により受信したとき、前記受信した前記第2の認証コードが前記第1の記憶回路に記憶されている前記第1の認証コードと一致するか否かを判定する判定機能を備える、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  4. 前記エンジンの回転数が前記所定値以上の状態から前記所定値未満の状態へ移行したときは、
    前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、前記認証コード要求信号と共に前記エンジンの回転数が所定値未満の状態に移行したことを示す情報を前記携帯機に送信し、
    前記携帯機に於ける前記第2の制御部は、前記第2の受信回路が前記認証コード要求信号を受信し且つ前記エンジンの回転数が前記所定値未満であることを認識すると、前記第2の認証コードを所定の時間間隔で前記車載制御装置に送信し続ける動作を停止して、前記第2の制御モードに於ける動作から前記第1の制御モードに於ける動作に切り替わる、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用制御装置。
  5. 少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記第1の制御部とは、同一基板に実装されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記車載制御装置に於ける前記第1の制御部は、少なくとも前記第1の送信回路と前記第1の受信回路と前記第1の記憶回路と前記エンジンを制御するための入力回路及び出力回路の制御を行なう機能を備えている、
    ことを特徴とする請求項1から5のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
  7. 前記車載制御装置と前記携帯機との間に於ける通信可能な距離は、前記車両の長さ以内である、
    ことを特徴とする請求項1から6のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
  8. 前記車載制御装置は、前記車両が定速走行若しくは停止しているときは、前記認証コード要求信号の送信周期を大きくする、
    ことを特徴とする請求項1から7のうちの何れか一項に記載の車両用制御装置。
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