JP6009170B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、多数の映像表示ユニットを配列して任意の大きさの映像表示面を構成する映像表示装置に係り、特に、スイッチング型の電源部から発生する騒音(特に呻き音)を軽減させることができる平面型の映像表示装置に関する。
従来の多数の映像表示ユニットを配列して組み合わせることにより任意の大きさの映像表示面を構成する映像表示装置は、多数の映像表示ユニットを用いている。
ここで、映像表示ユニットは、映像表示装置の外形を構成する筐体表面に固定され、個別または複数の映像表示部に対して一つの電源と表示制御部を設けており、映像表示装置の一部を構成するものである。
従来の映像表示装置の制御部は、映像を表示する際には、1つのフィールドを時間的に複数の領域(サブフィールド)に分割して表示を行っていた。
フィールドを時間的に複数の領域に分割して表示を行う理由は、再撮像対策やフリッカ対策のためである。
大型の映像表示装置、特に、野球場やサッカー競技場など各種競技場で使用される大型の映像表示装置においては、テレビ(TV)カメラやスチルカメラなどで撮影する「再撮像」と呼ばれる状況に置かれることが通常である。テレビ中継や報道カメラなどで、実際の競技シーンと同時にTVカメラやスチルカメラなどで撮影した画像が映しこまれることが日常的に行われており、これは「再撮像」と呼ばれている。
その際に、通常のテレビと同様に1/60Sのフィールドレートの制御で映像を表示していると、多くの場合は人間が知覚している表示とは大きく異なった画像が撮影される。
これは、カメラのシャッター開口時間が1/60S(S:秒)よりも短い時間、具体的には1/100Sや1/200S程度に設定されていることが多く、フィールド制御の表示シーケンス中の一部だけを取り込んでしまうため、階調表現が正常に取り込めないためである。
1/60Sのシャッター開口時間では、被写体の動きに起因する「映像のブレ」が発生する。そのため、映像のブレを抑える目的やその他の理由により、シャッター開口時間は1/60S以下の1/100Sなどが選ばれている。
そこで、大型の映像表示装置では、フィールドレートが1/60Sのフィールドを複数のサブフィールドに時間的に分割して、各サブフィールドで映像表示を完結させる表示制御を行っている。
例えば16等分割では、映像の更新レート周波数は、1/60Sの1/16つまり1/960Sとなる。1/100Sのシャッター開口時間では、概ね約10サブフィールド、1/200Sのシャッター開口時間でも概ね約5サブフィールドが含まれる。
この程度の枚数のフィールド画像を取り込んだカメラによる撮影画像は、人間の知覚映像と同様の画像となり、再撮像を行った静止画像/動画像とともに、視聴に耐えうる画像品質となる。
このように、競技場などで使用される大型の映像表示装置において、サブフィールド駆動は必須の条件とも言える。
また、高精度かつ多階調の点灯制御を行うために、PWM制御が採用されていることが多い。
高精度なPWM制御を行う場合、サブフィールドの駆動波形はサブフィールド時間に比較して十分に急峻な遷移時間である必要がある。
特開2002−32049号公報(特許第4641334号公報)
特開2002−32049号公報に記載されている従来の画像表示装置のサブフィールド分割においては、時間的に均等に分割する方法を採用していた。これはタイミング制御の容易さや、フリッカ抑制の効果を考慮しての選択であるが、これにより電源騒音が大きくなるという問題が発生していた。これは、次のような理由による。
大型の映像表示装置においては、発熱の軽減や重量の増大を避ける観点から、高効率かつ軽量な電源を採用する必要があり、スイッチング電源(SW電源)と呼ばれる電源装置を採用している。このSW電源の出力部には、コイルLとコンデンサCからなるLC平滑フィルタを搭載する必要がある。
あるサブフィールドが開始されて点灯制御が始まると、表示素子(例えば、LED)の駆動電流が流れ始め、点灯制御が終わると電流が止まる。この駆動電流の流れ始めと終りの時間遷移は急峻であるため、コイルやコンデンサは、急峻な電流変化による磁歪効果や電圧変化による歪が発生する。この歪がコイルやコンデンサを搭載した基板に伝達されるなどして空気の振動となり、騒音が発生する。
サブフィールドがフィールドを等分割している場合、その分割数は8や16などが使われている。1フィールドを16分割とした場合は、1フィールドは1/60Sであるので1サブフィールドは1/960Sとなる。
1サブフィールドが1/960Sの場合、サブフィールドの周期は概ね1Khzの周期性があり、約1Khzの周期性のある振動が発生することになる。
そこから3倍高調波や5倍、7倍高調波が発生するため、数Khzの可聴周波数域での振動による騒音の音量が大きくなるという問題が有った。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、サブフィールド内での点灯開始のタイミングをランダムにずらすことにより、各サブフィールドにおいて電源部のコイルやコンデンサに印加する電流パルスの周期性を弱めてコイルやコンデンサの振動周期の周期性を弱め、電源部のコイルやコンデンサの振動に起因して発生する騒音を抑制することができる映像表示装置を提供する目的とする。
この発明に係る映像表示装置は、それぞれのフィールドが複数のサブフィールドを有する映像表示装置であって、複数の表示素子を配置して映像データの映像表示を行う映像表示部と、前記各サブフィールドを形成する時間幅を表わすサブフィールド形成時間領域と、前記サブフィールド形成時間領域が移動可能な時間幅を表わすサブフィールド時間枠とを設け、前記サブフィールド形成時間領域が前記サブフィールド時間枠を突き抜けないようにして、前記複数の表示素子の点灯制御を行う点灯制御部と、映像コントローラから前記映像データを受信しこの映像データを前記点灯制御部に伝送する映像受信部と、前記複の表示素子を一定の点灯強度で駆動する駆動回路と、前記映像表示部および前記駆動回路に電力を供給する駆動用電力供給部と、前記点灯制御部および前記映像受信部に電力を供給する制御用電力供給部を備え、前記点灯制御部は、前記サブフィールド時間枠の時間幅をα、前記サブフィールド形成時間領域の時間幅をβ、前記サブフィールド時間枠に対する前記サブフィールド形成時間領域の最大遅延時間をγとしたとき、α≧γ+βとし、前記サブフィールド形成時間領域を前記サブフィールド時間の枠内でランダムに移動させて映像表示を行うものである。
また、この発明に係る別の映像表示装置は、それぞれのフィールドが複数のサブフィールドを有する映像表示装置であって、複数の表示素子を配置して映像データの映像表示を行う映像表示部と、前記各サブフィールドを形成する時間幅を表わすサブフィールド形成時間領域と、前記サブフィールド形成時間領域が移動可能な時間幅を表わすサブフィールド時間枠とを設け、前記サブフィールド形成時間領域が前記サブフィールド時間枠を突き抜けないようにして、前記複数の表示素子の点灯制御を行う点灯制御部と、映像コントローラから前記映像データを受信しこの映像データを前記点灯制御部に伝送する映像受信部と、前記点灯制御部からの制御により前記複数の表示素子の点灯強度を変えることができる駆動回路と、前記映像表示部および前記駆動回路に電力を供給する駆動用電力供給部と、前記点灯制御部および前記映像受信部に電力を供給する制御用電力供給部を備え、前記点灯制御部は、前記サブフィールド形成時間領域の中心位置を前記サブフィールド時間枠の中心に固定して前記サブフィールド形成時間領域の時間幅を前記サブフィールド時間枠の枠内でランダムに変化させ、かつ、前記サブフィールド形成時間領域の時間幅に応じて前記サブフィールドごとの点灯強度を一定に保つように、前記単位時間当りの点灯強度を補正して映像表示を行うものである。
この発明によれば、SW電源である駆動回路から出力される表示素子の駆動電流波形の周期性が弱まり、駆動電流によって発生する騒音の周期性が弱まる。
そのため、騒音のスペクトラムが分散されるので、人間が知覚する騒音レベルの低減を図ることができる。
実施の形態1による映像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態1で行われる点灯制御を模式的に示した図である。 実施の形態1におけるサブフィールド時間枠とサブフィールド形成時間領域の関係を説明するための図である。 実施の形態2による映像表示装置の構成を概念的に示す図である。 実施の形態2におけるサブフィールド時間枠とサブフィールド形成時間領域の関係を説明するための図である。 実施の形態2で行われる点灯制御を模式的に示した図である。 実施の形態3におけるサブフィールド時間枠とサブフィールド形成時間領域の関係を説明するための図である。 実施の形態3で行われる点灯制御を模式的に示した図である。 実施の形態4におけるフィールドとサブフィールドの関係を説明するための図である。 実施の形態5におけるフィールドとサブフィールドの関係を説明するための図である。 実施の形態6におけるフィールドとサブフィールドの関係を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態例について説明する。
なお、各図間において、同一符号は、同一あるいは相当のものであることを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による映像表示装置の構成を概念的に示す図である。
図1において、100は映像コントローラ、200は映像表示ユニットである。
映像表示ユニット200は、多数の表示素子(例えばLED)によって映像表示を行う映像表示部201、映像表示部201を一定の駆動強度で駆動するSW電源である駆動回路202、映像表示部201および駆動回路202に電力を供給する駆動用電力供給部203、駆動回路202を制御する点灯制御部204、映像コントローラ100から送られた映像データを受信する映像受信部205、点灯制御部204および映像受信部205に電力を供給する制御用電力供給部206で構成されている。
なお、図1では、1つの映像表示ユニット200のみを示しているが、実際には多数の映像表示ユニット200が平面状に配列されて映像表示装置の映像表示面が構成されている。
また、各映像表示ユニット200は、映像コントローラ100から送出される映像データを受信する。
なお、映像コントローラ100は、外部から映像データを受信し、映像の階調データを点灯制御部204での制御に適した状態に処理し、映像表示ユニット200の映像受信部205に送信する。
映像受信部205は、映像コントローラ100から受信した映像データを点灯制御部204に送出する。点灯制御部204は、映像の階調データに沿って階調を再現するように制御する。
図2は、実施の形態1で行われる点灯制御を模式的に示した図である。
図2に示すように、実施の形態1による映像表示装置は、サブフィールド時間枠20の内部にランダムに開始点が設定されるサブフィールド形成時間領域21を有して点灯制御されている。ここで、サブフィールド時間20とは、サブフィールド形成時間領域21が移動可能な領域のことである。サブフィールド時間枠20よりも時間的に短いサブフィールド形成時間領域21は、サブフィールド時間枠20内での開始点をランダムに設定して点灯制御を開始している。
この際、サブフィールド形成時間領域21が最も遅く開始する場合でも、サブフィールド時間枠20を突き抜けないような時間幅関係で設定されている。
サブフィールド形成時間領域21がサブフィールド時間枠20を突き抜けてしまうと、階調制御を行っているパルス幅の制御が正常に行われない状態となる。点灯パルス幅が想定値と異なる値となると、正常な階調制御を行えなくなる状態が発生する。
ここで、「最も遅い開始点でもサブフィールド時間枠20を突き抜けないような時間幅関係」とは、サブフィールド時間枠20の時間幅をα、サブフィールド形成時間領域21の時間幅をβ、点灯制御開始の最大遅延時間をγとすると、“ α ≧ γ + β ”で示される時間関係のことである。
図2では、5段階のステップでサブフィールド形成時間領域開始点の制御を行っている場合を示している。
図2において、22はサブフィールド形成時間領域21の移動ステップ、T1は点灯制御開始時間(すなわち、サブフィールド形成時間領域21の開始時間)、T2は点灯制御終了時間(すなわち、サブフィールド形成時間領域21の終了時間)である。
なお、図2(a)はサブフィールド形成時間領域21の開始時間T1が移動ステップの5段目の場合(最大遅延時の場合)を示しており、図2(b)はサブフィールド形成時間領域21の開始時間T1が移動ステップの3段目の場合を示している。
実施の形態1では、サブフィールド形成時間領域21の点灯制御開始時間T1のランダムな制御により、サブフィールド開始点から次のサブフィールド開始点までの時間間隔が一定でなくなる。
そのため、各サブフィールドにおいて、スイッチング電源である駆動回路202のコイルやコンデンサに印加する電流パルスの周期性が弱くなって、コイルやコンデンサの振動に起因して発生する騒音の周期性が弱まるので、人間が知覚する騒音レベルが低下する。
なお、この例では、サブフィールド形成時間領域21の移動ステップ制御を5段階で行う場合を示しているが、サブフィールド形成時間領域21の移動ステップは5段階に限定されるものではない。
サブフィールド形成時間領域21がサブフィールド時間枠20に占める割合は、騒音抑制とサブブランク期間(サブフィールド間のブランキング期間、すなわち不点灯期間)の増大による発光効率低下との関係から騒音抑制の要求度に応じて設定される。
騒音抑制を大きく行うためには、サブフィールド形成時間領域21を短くし、サブフィールド開始点間の時間間隔の変調幅(変移幅)を大きくして、発生する騒音の周波数を分散させる必要があるが、発光効率に関しては点灯時間の割合が低くなるため悪化する。
なお、ここで言う「ランダム」とは完全に無相関な完全ランダムである必要はなく、いわゆる擬似ランダム列(すなわち、ある程度の長い時間、本実施の形態においては、数十秒単位でならば同じパターンを繰り返すもの)であっても構わない。近接した数秒間の間でのランダム性(同じ繰り返しパターンを持たない性質)を備えていれば十分である。
数十秒前に発生した騒音の残響成分は、現在の騒音の大小に有意な影響を与えるほどの強度を持ちえない。
図3は、実施の形態1におけるサブフィールド時間枠とサブフィールド形成時間領域の関係を説明するための図である。
なお、図3(a)は、従来行われていた周期性の強い点灯制御方式でのフィールド31、サブフィールド32、サブブランク期間33、垂直同期信号34および垂直同期信号ブランク期間35の関係を模式的に示している。
なお、図3(a)におけるサブフィールド32は、サブフィールド時間枠20とサブフィールド形成時間領域21が完全に一致している状態を示している。
また、図3(b)は、実施の形態1のようにサブフィールド時間枠内でサブフィールド形成時間領域の開始点をランダムにずらした場合のサブフィールド時間枠20、サブフィールド形成時間領域21、フィールド31、垂直同期信号34、垂直同期信号ブランク期間35およびサブブランク期間36の関係を模式的に示している。
なお、図3(a)のサブブランク期間33は同じ時間幅であり、図3(b)のサブブランク期間36は異なる時間幅である。
図1に示した映像コントローラ100は、全体の動作を規定するマスタークロックを備えている。マスタークロックのカウンタは、垂直同期信号34が入力されたタイミングでリセットされる。
マスタークロックのカウンタは、例えば周波数17600でリセットされるものとすると、フィールド31は16個のサブフィールド時間枠20から構成されており、各サブフィールド時間枠20は1200カウンタの幅を持ち、サブフィールド間の不点灯期間(サブブランク)は100カウントとなる。
ここで、1200カウンタの幅を持つサブフィールド時間枠20内にサブフィールド形成時間領域21を配置する。ここでこのサブフィールド形成時間領域21のカウント幅は800とする。
実施の形態1では、サブフィールド形成時間領域21の移動ステップは、図2に示すように、例えば5段階の設定ができ、サブフィールド形成時間領域21の点灯制御開始時間T1は、サブフィールド時間枠20の開始点から0〜200カウントの内の0、50、100、150、200の5つの値中のランダムな時間に設定される。
さらにサブフィールド形成時間領域21の内側においてパルス幅制御(PWM)にて階調制御を行う。この場合は0〜800までの階調制御となる。
以上説明したように、実施の形態1による映像表示装置は、サブフィールド時間枠20とサブフィールド形成時間領域21を設け、表示素子の点灯制御を行う点灯制御部204と、映像コントローラ100から受信した映像データを前記点灯制御部204に伝送する映像受信部205と、前記映像受信部205が受信した映像データを表示する映像表示部201と、前記映像表示部201に配置した複数の前記表示素子を一定の点灯強度で駆動する駆動回路202と、前記映像表示部201および前記駆動回路202に電力を供給する駆動用電力供給部203と、前記点灯制御部204および映像受信部205に電力を供給する制御用電力供給部206を備え、前記点灯制御部204は、前記サブフィールド形成時間領域21を前記サブフィールド時間枠20内でランダムに移動させて映像表示を行う。
実施の形態1によれば、SW電源である駆動回路202から出力される電流波形の周期性が弱まり、電流によって発生する騒音の周期性も弱まる。
そのため、騒音のスペクトラムが分散されることにより、人間が知覚する騒音レベルの低減が達成できる。
さらに、実施の形態1によれば、サブフィールド単位で時間枠や点灯制御開始時間などのタイミングが完結しているので、点灯制御部204での制御が簡単になる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2による映像表示装置の構成を概念的に示す図である。
図4において、100は映像コントローラ、210は映像表示ユニットである。
実施の形態2における映像表示ユニット210は、多数の表示素子(例えばLED)によって映像表示を行う映像表示部211、映像表示部211を可変可能な駆動強度で駆動するSW電源である駆動回路212、映像表示部211および駆動回路212に電力を供給する駆動用電力供給部213、駆動回路212を制御する点灯制御部214、映像コントローラ100から送られた表示映像を受信する映像受信部215、点灯制御部214および映像受信部215に電力を供給する制御用電力供給部216で構成されている。
実施の形態2における駆動回路212は、点灯制御部214からの制御により単位時間当たりの点灯強度を可変できる。すなわち、駆動回路212の駆動強度は可変である。
なお、発光素子(表示素子)がLEDの場合は、その駆動電流を大きくすることで単位時間当たりの点灯強度の向上が可能となる。その他の発光素子の場合は、印加する電圧または電流を制御することで単位時間当たりの点灯強度を可変できる。
図1の場合と同様に、図4でも、1つの映像表示ユニット210のみを示しているが、実際には多数の映像表示ユニット210が平面状に配列されて映像表示装置の映像表示面が構成されている。
また、実施の形態1の場合と同様に、各映像表示ユニット210は映像コントローラ100から送出される映像データを受信する。
なお、映像コントローラ100は、外部から映像データを受信し、映像の階調データを点灯制御部214での制御に適した状態に処理し、映像表示ユニット210の映像受信部215に送信する。
映像受信部215は、映像コントローラ100から受信した映像データを点灯制御部214に送出する。
点灯制御部214は、サブフィールド形成時間領域の時間幅に応じて駆動回路212の駆動強度を変化させ、映像の階調データに沿って階調を再現するように制御する。
図5は、実施の形態2におけるサブフィールド時間枠とサブフィールド形成時間領域の関係を説明するための図であり、サブフィールド形成時間領域の時間幅に応じて点灯強度を制御した場合のサブフィールド時間枠20、サブフィールド点灯時間領域21、フィールド31、垂直同期信号34、垂直同期信号ブランク期間35およびサブブランク期間36の関係を模式的に示している。なお、図5において、サブフィールド形成時間領域21の高さは発光強度を示している。また、不点灯期間であるサブブランク期間36の時間幅は、全て同じではなく異なっている。
実施の形態2における映像表示ユニット210は、単位時間当りの点灯強度を可変できる駆動回路212を備えており、サブフィールド形成時間領域21が短くなることによりサブフィールドでの点灯階調が通常の長さのサブフィールドよりも暗くなるのを、点灯強度を上げることにより補正する。
点灯時間の短縮化による輝度減少を点灯強度の大きくなるように補正することで、サブフィールド形成時間領域21の開始点の遅延時間を設定する場合の自由度が向上する。
サブフィールド点灯終了点が、サブフィールド時間枠を突き抜ける場合は、時間短縮割合が、X%であるならば、X%分の点灯強度がアップするように駆動回路212を制御して点灯させることで、サブフィールド単位での明るさが均一となる。
点灯強度可変(すなわち、駆動強度可変)の駆動回路212が必要となるため部材数や部材コストの増加には繋がるが、点灯開始点の遅延時間の分散量が増える。そのため、周波数領域では中心周波数からのズレが大きくなり、周波数上でのスペクトラムが実施の形態1の場合に比べてより分散するため、騒音抑制効果が大きい利点を備える。
図6は、実施の形態2で行われる点灯制御を模式的に示した図である。
なお、図6(a)は、サブフィールド形成時間領域21の開始時間T1が移動ステップの5段目の場合(最大遅延時)であり、サブフィールド形成時間領域21の終了点がサブフィールド時間枠20を突き抜ける場合を示しており、図6(b)は、サブフィールド形成時間領域21の開始時間T1が移動ステップの3段目の場合であり、サブフィールド形成時間領域21がサブフィールド時間枠20を突き抜けない場合を示している。図6においても、サブフィールド形成時間領域21の高さは発光強度を示している。
実施の形態2では、図6(b)に示すように、サブフィールド形成時間領域21の遅延時間が短く、通常のサブフィールド形成時間幅でサブフィールド形成時間領域21の終了点T2がサブフィールド時間枠20内に収まる場合は、通常の点灯強度で点灯させる。
しかし、サブフィールド形成時間領域21の遅延時間が長くなり通常のサブフィールド形成時間領域幅ではサブフィールド時間枠20を突き抜けてしまう場合では、そのままでは想定した表示階調を下回るため、階調制御が正常に行われない状態となる。
そこで、実施の形態2では、点灯制御部214は、駆動回路212の駆動強度を強めて点灯強度を上げることにより、想定した表示階調が得られるように補正を行う。
なお、図6(a)は、サブフィールド形成時間領域21の遅延時間が長くなりサブフィールド時間枠20を突き抜けてしまう状態となったため、サブフィールド形成時間領域の点灯強度を上げることで、サブフィールド形成時間領域の時間幅の減少による輝度減少を補正し、想定通りの階調表示となるように表示制御を行った場合のサブフィールド形成時間領域21を示している。また、図6(b)は、サブフィールド形成時間領域21の遅延時間が短く、サブフィールド時間枠20に収まるため、通常の点灯強度にて表示制御を行った場合のサブフィールド形成時間領域21を示している。なお、サブフィールド形成時間領域21の高さは発光強度を表している。
このような階調表示制御を行う具体的な方法としては、例えばPWM制御を最低限必要な周波数よりも高周波数で制御することで、補正を行う方法がある。
0〜31までの32階調の制御を行う場合は、最小では0〜31までの32段階で表現可能であるが、これを0〜255の256段階の内で32段階を用いて階調制御を行う。
通常の表示幅では0、8、16、24、・・・・248を用いて階調制御を行うが、点灯開始の遅延時間が長くなり、通常の表示幅では突き抜けてしまう状態になった場合で、通常の長さの3/4にすれば突き抜けない状態となるならば、通常の時間幅の3/4に相当する0〜192を32等分して階調制御する。
つまり、0、6、12、18、・・・・186の32段階を用いて階調制御を行う。その代わりに点灯強度は3/4の逆数の4/3=1.333倍として、点灯時間が短くなったことを補い、同等の輝度を得る。
なお、この制御は、通常の表示幅を100%として、100%時は4/4、99%〜75%時は3/4、74%〜50%では2/4、49%〜25%で1/4(点灯強度はそれぞれの逆数)とした段階的な制御でも、1%刻みごとに制御する細かい制御のどちらでも構わない。
1%刻み制御の場合は、その短縮点灯時の時間幅を正確に32等分出来ない場合があるため、点灯制御で表示に妨害を与えないように最低限必要な階調制御の段階数よりも、十分に多い段階数で表示制御を行う必要がある。
以上説明したように、実施の形態2による映像表示装置は、表示素子を一定の点灯強度で駆動する駆動回路202に代えて点灯制御部214からの制御により単位時間当りの点灯強度を可変できる駆動回路212を備え、点灯制御部214は、サブフィールド形成時間領域21をサブフィールド時間枠20内でランダムに移動させ、かつ、サブフィールド形成時間領域21の時間幅に応じてサブフィールドごとの表示輝度を一定に保つように単位時間当りの点灯強度を補正して映像表示を行う。
これにより、サブフィールド形成時間領域21の遅延時間が長くなり通常のサブフィールド形成時間領域幅ではサブフィールド時間枠20を突き抜けてしまう場合でも、正常な階調制御が可能となる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3におけるサブフィールド時間枠とサブフィールド形成時間領域の関係を説明するための図であり、サブフィールド時間枠20、サブフィールド形成時間領域21、フィールド31、垂直同期信号34、垂直同期信号ブランク期間35および異なる時間幅のサブブランク期間36の関係を模式的に示している。なお、図7においても、サブフィールド形成時間領域21の高さは発光強度を示している。また、不点灯期間であるサブブランク期間36の時間幅は、全て同じではなく異なっている。
図8は、実施の形態3で行われる点灯制御を模式的に示した図である。
なお、図8(a)は、サブフィールド形成時間領域21の開始時間T1が移動ステップの3段目の場合を示しており、図(b)は、サブフィールド形成時間領域の開始時間T1が移動ステップの1段目の場合を示している。
実施の形態2と同様に、実施の形態3における映像表示ユニット210は、単位時間当りの点灯強度を可変できる(すなわち、駆動強度を可変できる)駆動回路212を備えている。サブフィールド点灯時間領域21が短くなることで、そのサブフィールドでの点灯階調が通常の長さのサブフィールドよりも暗くなるのを、点灯強度を可変できる駆動回路212により点灯強度を上げることで補正する。
ただし、サブフィールド形成時間領域21の終了点がサブフィールド時間枠20の終了点と一致する場合が多くなることによる騒音の増加がある。
これは、電流が遮断される場合も流れ始める場合と同様に、電流により変形が加えられていたコイルやコンデンサが解放され、変形が元に戻る際の振動の周期性が増加するためである。
そこで、前述したマスタークロックを備えた点灯制御部214により、サブフィールド時間枠20の中心点Cからのサブフィールド形成時間領域21の位相差をランダムに制御し、サブフィールド形成時間領域21の終了点の周期性を減少させる。
この制御方法によれば、サブフィールド形成時間領域21の開始点および終了点の遅延時間を設定する場合の自由度が向上する。
サブフィールド形成時間領域21の終了点がサブフィールド時間枠20を突き抜ける場合は、時間短縮割合がX%であるならば、X%分の点灯強度がアップするよう駆動回路212を制御して点灯させることで、サブフィールド単位での明るさが均一となる。
実施の形態3では、点灯強度が可変な駆動回路212を必要とするため、部材数や部材コストの増加には繋がる。
しかし、サブフィールド形成時間領域21の開始点の遅延時間の分散量が増えるため、周波数領域では中心周波数からのズレが大きくなり、周波数上でのスペクトラムが実施の形態2に比べてより分散するため、騒音抑制効果が大きい利点を備える。
以上説明したように、実施の形態3による映像表示装置の点灯制御部214は、サブフィールド形成時間領域21の中心位置をサブフィールド時間枠20の中心Cに固定してサブフィールド形成時間領域21の時間幅をランダムに変化させ、かつ、サブフィールド形成時間領域21の時間幅に応じてサブフィールドごとの点灯強度を一定に保つように単位時間当りの点灯強度を補正して映像表示を行う。
これにより、SW電源である駆動回路212から出力される電流波形の周期性が弱まり、電流によって発生する騒音の周期性も弱まる。そのため、騒音のスペクトラムが分散されて、人間が知覚する騒音レベルの低減が達成できる。
実施の形態4.
図9は、実施の形態4におけるフィールドとサブフィールドの関係を説明するための図であり、フィールド31、サブフィールド32、垂直同期信号34、垂直同期信号ブランク期間35および異なる時間幅のサブブランク期間36の関係を模式的に示している。
実施の形態4においては、サブフィールド時間枠は設けず、サブフィールド形成時間領域はサブフィールド32の領域になる。そして、点灯制御部204は、サブフィールド32自体のフィールド31内での時間位置を調整可能としたものであり、次のサブフィールド32までの開始時間を調整可能としている。
サブフィールド32間のサブブランク期間36はランダムに設定されており、フィールド31ごとにサブフィールド32とサブフィールド間のサブブランク期間36の組み合わせはランダムに選択されるが、フィールド31を突き抜けないように、図1に示す実施の形態1の点灯制御部204にて決められた組み合わせで制御されている。
前述した実施の形態1では、サブフィールド時間枠の時間幅をα、サブフィールド形成時間領域の時間幅をβ、点灯制御開始の最大遅延時間をγとした場合、発生する不点灯時間は“サブフィールド数×γ”となる。
しかし、実施の形態4では、実施の形態1とは異なり、サブブランク期間36とサブフィールド32の期間の合計がフィールド31の期間を越えないように制御する必要があるが、サブフィールド時間枠を確保する必要はなく、点灯制御開始の最大遅延時間γを“0”とすることができる。そのため、実施の形態1に比べて有効な点灯時間を長く確保できるという利点がある。
また、点灯制御部204の内部にはマスタークロックを備えており、マスタークロックにてカウンタを駆動し、そのカウンタのカウント数により動作を決定する。
次のサブフィールドまでの開始カウント数を適宜可変することで、次のサブフィールドまでの時間を調整可能としている。
以上説明したように、実施の形態4による映像表示装置の点灯制御部204は、フィールド31ごとにサブフィールド32間のサブブランク期間36の長さをランダムに設定するが、サブフィールド32の時間とサブブランク期間36の合計が、フィールド31自体の長さよりも短くなるように設定して映像表示を行う。
すなわち、実施の形態4では、サブフィールド時間枠は用いず、フィールド31内でサブフィールド32自体の位置をランダムにずらし、サブフィールド32の時間とサブブランク期間36の合計がフィールド31自体の長さよりも短くなるように制御する。
実施の形態4では、点灯制御部204による制御の複雑さは増すが、駆動回路202から出力される電流波形の周期性が更に弱まる。そのため、電流によって発生する騒音の周期性も弱まる。
そのため、騒音のスペクトラムが更に分散されて、人間が知覚する騒音レベルの低減がより図れる。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5におけるフィールドとサブフィールドの関係を説明するための図であり、フィールド31、サブフィールド32、垂直同期信号34、垂直同期信号ブランク期間35および異なる時間幅のサブブランク期間36の関係を模式的に示している。
実施の形態5における点灯制御部214は、サブフィールド時間枠ではなくサブフィールド自体のフィールド内での時間位置と時間幅および各サブフィールドでの発光強度を調整可能としたものであり、次のサブフィールドまでの点灯制御開始時間、時間幅および各サブフィールドの発光強度を調整可能としている。
フィールド31ごとにサブフィールド32の時間幅およびサブブランク期間36の時間はランダムに選択されるが、フィールド31を突き抜けないように、サブフィールド32の時間幅とサブブランク期間36の組み合わせは、図4に示す実施の形態2の点灯制御部214によって制御されている。
なお、実施の形態4と同様に、点灯制御部214に備えたマスタークロックにより駆動されるカウンタにて動作を定義している。
実施の形態1あるいは実施の形態4と異なり、点灯制御部214は、サブブランク期間36の時間とサブフィールド32の時間の合計がフィールド時間を越えないように制御する必要があり、また、駆動回路212により駆動強度(発光強度)を調整する必要もあるが有るが、サブフィールド時間枠を確保する必要がなく、サブフィールド32の点灯時間も可変できる。
そのため、実施の形態4に比べて、電源部のコイルやコンデンサに印加する電流ルスの周期の時間軸上での分散(すなわち、電流スペクトラムの分散)をより大きくできるという利点がある。スペクトラムの拡散が大となれば、より騒音の抑制に効果が出る。
以上説明したように、実施の形態5による映像表示装置の点灯制御部214は、フィールド31ごとに点灯領域であるサブフィールド32の長さ(時間幅)をランダムに設定し、サブフィールド32の長さとサブブランク期間36の長さの合計がフィールド31自体の長さよりも短くなるように設定する。
さらに、サブフィールド32ごとにその時間長さに応じて点灯強度を補正してフィールド31ごとの点灯強度を一定に保って映像表示を行う。
実施の形態5によれば、点灯制御部214および駆動回路212の動作は複雑になるが、サブフィールド32自体の長さ(時間幅)を可変とすることで、さらに電流波形の周期性をなくし、騒音の抑制を図ることができる。
実施の形態6.
図11は、実施の形態6におけるフィールドとサブフィールドの関係を説明するための図であり、フィールド31、サブフィールド32、垂直同期信号34およびサブフィールドごとで異なる時間幅のサブブランク期間37、38の関係を模式的に示している。
実施の形態6における図1に示す実施の形態1の点灯制御部204は、サブフィールド時間枠ではなくサブフィールド32自体のフィールド31内での数を調整可能とするものであり、フィールド31ごとにサブフィールドの個数を変更する。例えば、図11に示した例では、フィールドごとに、4サブフィールド構成と5サブフィールド構成を切り替えている。
なお、図11において、37はフィールドを4等分した場合の同じ時間幅のサブブランク期間、38はフィールドを5等分した場合の同じ時間幅のサブブランク期間である。
実施の形態1〜5と異なり、フィールドごとにサブフィールドの個数をきり替える必要が有るが、ブランキング枠を確保する必要がなく、電流が流れる周期の時間軸上での分散、騒音スペクトラムの分散がより大きな幅にできる利点がある。スペクトラムの拡散が大となれば、より騒音発生の抑制に効果が出る。
以上説明したように、実施の形態6による映像表示装置は、フィールド31ごとに個数の異なる複数パターンのサブフィールド32を有し、点灯制御部204は、複数のパターンのサブフィールド構成を切り替えて映像表示を行う。
実施の形態6によれば、点灯制御自体はほぼ従来通りであり、点灯強度が一定のサブフィールドの数をフィールド単位で替えるだけである。これにより、駆動電流の周期性を弱めることができ、騒音発生を抑制できる。
本発明は、スイッチング電源装置のコイルやコンデンサの振動に起因して発生する騒音を抑制することができる平面型の映像表示装置の実現に有用である。
20 サブフィールド時間枠 21 サブフィールド形成時間領域
22 サブフィールド形成時間領域移動ステップ 31 フィールド
32 サブフィールド 33 従来のサブブランク期間
34 垂直同期信号 35 垂直同期信号ブランク期間
36 異なる時間幅のサブブランク期間
37、38 フィールドごとで異なる時間幅のサブブランク期間
100 映像コントローラ
200、210 映像表示ユニット
201、211 映像表示部
202、212 駆動回路
203、213 駆動用電力供給部(駆動用電源)
204、214 点灯制御部
205、215 映像受信部
206、216 制御用電力供給部

Claims (3)

  1. それぞれのフィールドが複数のサブフィールドを有する映像表示装置であって、
    複数の表示素子を配置して映像データの映像表示を行う映像表示部と、
    前記各サブフィールドを形成する時間幅を表わすサブフィールド形成時間領域と、前記サブフィールド形成時間領域が移動可能な時間幅を表わすサブフィールド時間枠とを設け、前記サブフィールド形成時間領域が前記サブフィールド時間枠を突き抜けないようにして、前記複数の表示素子の点灯制御を行う点灯制御部と、
    映像コントローラから前記映像データを受信しこの映像データを前記点灯制御部に伝送する映像受信部と
    前記複数の表示素子を一定の点灯強度で駆動する駆動回路と、
    前記映像表示部および前記駆動回路に電力を供給する駆動用電力供給部と、
    前記点灯制御部および前記映像受信部に電力を供給する制御用電力供給部を備え、
    前記点灯制御部は、前記サブフィールド時間枠の時間幅をα、前記サブフィールド形成時間領域の時間幅をβ、前記サブフィールド時間枠に対する前記サブフィールド形成時間領域の最大遅延時間をγとしたとき、α≧γ+βとし、前記サブフィールド形成時間領域を前記サブフィールド時間の枠内でランダムに移動させて映像表示を行うことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記表示素子を一定の点灯強度で駆動する駆動回路に代えて、前記点灯制御部からの制御により単位時間当たりの点灯時間を変えることができる駆動回路を備え、
    前記点灯制御部は、前記サブフィールド形成時間領域を前記サブフィールド時間枠の枠内でランダムに移動させ、かつ前記サブフィールド形成時間領域の時間幅に応じて前記サブフィールドごとの表示輝度を一定に保つように、前記単位時間当りの点灯強度を補正して映像表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. それぞれのフィールドが複数のサブフィールドを有する映像表示装置であって、
    複数の表示素子を配置して映像データの映像表示を行う映像表示部と、
    前記各サブフィールドを形成する時間幅を表わすサブフィールド形成時間領域と、前記サブフィールド形成時間領域が移動可能な時間幅を表わすサブフィールド時間枠とを設け、前記サブフィールド形成時間領域が前記サブフィールド時間枠を突き抜けないようにして、前記複数の表示素子の点灯制御を行う点灯制御部と、
    映像コントローラから前記映像データを受信しこの映像データを前記点灯制御部に伝送する映像受信部と、
    前記点灯制御部からの制御により単位時間当たりの記複数の表示素子の点灯強度を変えることができる駆動回路と、
    前記映像表示部および前記駆動回路に電力を供給する駆動用電力供給部と、
    前記点灯制御部および前記映像受信部に電力を供給する制御用電力供給部とを備え、
    前記点灯制御部は、前記サブフィールド形成時間領域の中心位置を前記サブフィールド時間枠の中心に固定して前記サブフィールド形成時間領域の時間幅前記サブフィールド時間枠の枠内でランダムに変化させ、かつ、前記サブフィールド形成時間領域の時間幅に応じて前記サブフィールドごとの点灯強度を一定に保つように、前記単位時間当りの点灯強度を補正して映像表示を行うことを特徴とする映像表示装置。
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