JP6008573B2 - 車両用灯具の制御装置及び車両用灯具システム - Google Patents

車両用灯具の制御装置及び車両用灯具システム Download PDF

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Description

本発明は、車両用灯具の制御装置及び車両用灯具システムに関し、特に自動車などに用いられる車両用灯具の制御装置と、当該制御装置を備えた車両用灯具システムに関する。
従来、車両の傾斜角度に応じて車両用前照灯の光軸位置を自動的に調節して、前照灯の照射方向を変化させるオートレベリング制御が知られている。一般にオートレベリング制御では、車高センサの出力値から導出される車両のピッチ角度に基づいて前照灯の光軸位置が調節される。これに対し、特許文献1及び2には、加速度センサ等の傾斜センサを用いてオートレベリング制御を実施する車両用灯具の制御装置が開示されている。
特開2012−030782号公報 特開2012−030783号公報
加速度センサ、ジャイロセンサ(角速度センサ、角加速度センサ)や地磁気センサ等の傾斜センサを用いた場合、車高センサを用いた場合に比べてオートレベリングシステムをより安価にすることができ、また軽量化を図ることもできる。その結果、車両の低コスト化及び軽量化を図ることができる。一方で、加速度センサ等の傾斜センサを用いた場合であっても、センサの検出誤差等の影響を減らして高精度にオートレベリング制御を実施したいという要求はある。
そこで、本発明者らは、オートレベリング制御の高精度化を実現すべく鋭意検討した結果、従来の車両用灯具の制御装置には、オートレベリング制御のさらなる高精度化を図る余地があることを認識するに至った。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用灯具のオートレベリング制御の精度を高める技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は車両用灯具の制御装置である。当該制御装置は、車両の傾斜センサの出力値を受信する受信部と、前記出力値から得られる車両の傾斜角度を用いて、車両用灯具の光軸を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記出力値から得られた傾斜角度、若しくは当該傾斜角度に応じた光軸角度が所定範囲から外れる場合、又は、前記出力値から得られた傾斜角度と前回の光軸制御で用いられた傾斜角度との差、若しくは前記出力値から得られた傾斜角度に応じた光軸位置と現在の光軸位置との差が所定のしきい値を上回る場合、通常の光軸制御で実行する第1光軸制御モードとは異なる第2光軸制御モードを実行するように構成されている。この態様の制御装置によれば、車両用灯具のオートレベリング制御の精度を高めることができる。
上記態様において、記傾斜センサの出力値からは、水平面に対する路面の傾斜角度である路面角度と路面に対する車両の傾斜角度である車両姿勢角度とを含む、水平面に対する車両の傾斜角度である合計角度を導出可能であり、前記制御部は、前記出力値から得られる合計角度から前記車両姿勢角度を算出し、得られた車両姿勢角度に基づいて光軸を制御するように構成されてもよい。また、上記いずれかの態様において、前記所定範囲は、車両の使用中に取り得る車両姿勢角度、若しくは当該車両姿勢角度に応じた光軸角度に基づいて定められており、前記所定のしきい値は、車両の使用中に取り得る車両姿勢角度の変化量、若しくは当該車両姿勢角度の変化量に応じた光軸角度の変化量に基づいて定められていてもよい。
また、本発明の他の態様は車両用灯具システムである。当該車両用灯具システムは、光軸を調節可能な車両用灯具と、車両の傾斜角度を検出するための傾斜センサと、前記傾斜センサの出力値から得られる傾斜角度を用いて、前記車両用灯具の光軸を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、前記出力値から得られた傾斜角度、若しくは当該傾斜角度に応じた光軸角度が所定範囲から外れる場合、又は、前記出力値から得られた傾斜角度と前回の光軸制御で用いられた傾斜角度との差、若しくは前記出力値から得られた傾斜角度に応じた光軸位置と現在の光軸位置との差が所定のしきい値を上回る場合、通常の光軸制御で実行する第1光軸制御モードとは異なる第2光軸制御モードを実行するように構成されている。この態様の車両用灯具システムによれば、車両用灯具のオートレベリング制御の精度を高めることができる。
また、本発明のさらに他の態様も車両用灯具の制御装置である。当該制御装置は、車両の傾斜センサの出力値を受信する受信部と、前記出力値から得られる車両の傾斜角度を用いて、車両用灯具の光軸を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記出力値から得られる傾斜角度に所定の誤差が含まれるか否かを判定し、前記誤差が含まれると判定した場合に通常の光軸制御で実行する第1光軸制御モードとは異なる第2光軸制御モードを実行するように構成されている。この態様の制御装置によっても、車両用灯具のオートレベリング制御の精度を高めることができる。
なお、上述した各要素を適宜組み合わせたものも、本件特許出願によって特許による保護を求める発明の範囲に含まれうる。
本発明によれば、車両用灯具のオートレベリング制御の精度を高める技術を提供することができる。
実施形態1に係る制御装置の制御対象である車両用灯具を含む前照灯ユニットの概略鉛直断面図である。 前照灯ユニット、車両制御ECU及びレベリングECUの動作連携を説明する機能ブロック図である。 車両に生じる加速度ベクトルと、傾斜センサで検出可能な車両の傾斜角度を説明するための模式図である。 図4(A)〜図4(D)は、実施形態1に係る車両用灯具の制御装置が実行する第2光軸制御モードを説明するための図である。 実施形態1に係る車両用灯具の制御装置により実行されるオートレベリング制御のフローチャートである。 図6(A)及び図6(B)は、車両の運動加速度ベクトルの方向と車両姿勢角度との関係を説明するための模式図である。 車両前後方向の加速度と車両上下方向の加速度の関係を示すグラフである。 実施形態2に係る車両用灯具の制御装置により実行されるオートレベリング制御のフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る制御装置の制御対象である車両用灯具を含む前照灯ユニットの概略鉛直断面図である。前照灯ユニット210は、左右対称に形成された一対の前照灯ユニットが車両の車幅方向の左右に1つずつ配置された構造である。右側の前照灯ユニット210R及び左側の前照灯ユニットLは実質的に同一の構成であるため、以下では、右側の前照灯ユニット210Rの構造を説明する。前照灯ユニット210Rは、車両前方側に開口部を有するランプボディ212と、この開口部を覆う透光カバー214とを有する。ランプボディ212は、車両後方側に着脱カバー212aを有する。ランプボディ212と透光カバー214とによって灯室216が形成されている。灯室216には車両用灯具としての灯具ユニット10が収納されている。
灯具ユニット10には、灯具ユニット10の上下左右方向の揺動中心となるピボット機構218aを有するランプブラケット218が形成されている。ランプブラケット218は、ランプボディ212に支持されたエイミング調整ネジ220と螺合している。灯具ユニット10の下面には、スイブルアクチュエータ222の回転軸222aが固定されている。スイブルアクチュエータ222は、ユニットブラケット224に固定されている。ユニットブラケット224には、レベリングアクチュエータ226が接続されている。レベリングアクチュエータ226は、例えばロッド226aを矢印M,N方向に伸縮させるモータなどで構成されている。灯具ユニット10は、ロッド226aが矢印M,N方向に伸縮することで後傾姿勢、前傾姿勢となり、これにより光軸Oのピッチ角度を下方、上方に向けるレベリング調整ができる。
灯具ユニット10は、回転シェード12を含むシェード機構18、バルブ14、リフレクタ16を内壁に支持する灯具ハウジング17、及び投影レンズ20を備える。バルブ14は、白熱球やハロゲンランプ、放電球、LEDなどが使用可能である。リフレクタ16は、少なくとも一部が楕円球面状であり、バルブ14から放射された光を反射する。バルブ14からの光およびリフレクタ16で反射した光は、一部が回転シェード12を経て投影レンズ20へと導かれる。回転シェード12は、回転軸12aを中心に回転可能な円筒部材であり、切欠部と複数のシェードプレート(図示せず)とを備える。切欠部又はシェードプレートのいずれかが光軸O上に移動されて、所定の配光パターンが形成される。投影レンズ20は、平凸非球面レンズからなり、後方焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影する。
図2は、前照灯ユニット、車両制御ECU及びレベリングECUの動作連携を説明する機能ブロック図である。なお、図2では前照灯ユニット210R及び前照灯ユニット210Lをまとめて前照灯ユニット210としている。また、レベリングECU100は、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現されるが、図2ではそれらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
車両用灯具の制御装置としてのレベリングECU100は、受信部102、制御部104、送信部106、メモリ108及び傾斜センサ110を備える。レベリングECU100は、例えば車両300のダッシュボード付近に設置される。なお、レベリングECU100の設置位置は特に限定されず、例えば前照灯ユニット210内に設けられてもよい。また、傾斜センサ110は、レベリングECU100の外に設けられていてもよい。レベリングECU100には、車両制御ECU302やライトスイッチ304が接続されている。車両制御ECU302やライトスイッチ304から出力される信号は、受信部102によって受信される。また、受信部102は、傾斜センサ110の出力値を受信する。本実施形態の傾斜センサ110は、加速度センサで構成されている。
車両制御ECU302には、ステアリングセンサ310、車速センサ312、ナビゲーションシステム314等が接続されている。これらのセンサから出力された信号は、車両制御ECU302を介してレベリングECU100の受信部102によって受信される。ライトスイッチ304は、運転者の操作内容に応じて、前照灯ユニット210の点消灯を指示する信号やオートレベリング制御の実行を指示する信号等を、電源306や、車両制御ECU302、レベリングECU100等に送信する。
受信部102が受信した信号は、制御部104に送信される。制御部104は、傾斜センサ110の出力値から得られる車両300の傾斜角度を用いて、灯具ユニット10の光軸Oを制御する。より具体的には、制御部104は、角度演算部1041と、調節指示部1042とを備える。角度演算部1041は、傾斜センサ110の出力値と必要に応じてメモリ108が保持する情報を用いて車両300のピッチ角度情報を生成する。調節指示部1042は、角度演算部1041で生成されたピッチ角度情報を用いて灯具ユニット10の光軸調節を指示する調節信号を生成する。制御部104は、調節指示部1042で生成した制御信号を送信部106からレベリングアクチュエータ226に出力する。レベリングアクチュエータ226は、受信した調節信号をもとに駆動し、灯具ユニット10の光軸Oがピッチ角度方向について調整される。
車両300には、レベリングECU100、車両制御ECU302及び前照灯ユニット210に電力を供給する電源306が搭載されている。ライトスイッチ304の操作により前照灯ユニット210の点灯が指示されると、電源306から電源回路230を介してバルブ14に電力が供給される。
続いて、上述の構成を備えたレベリングECU100によるオートレベリング制御について詳細に説明する。図3は、車両に生じる加速度ベクトルと、傾斜センサで検出可能な車両の傾斜角度を説明するための模式図である。図4(A)〜図4(D)は、実施形態1に係る車両用灯具の制御装置が実行する第2光軸制御モードを説明するための図である。図4(A)は車両姿勢角度θvの計算値の時間変化を示すタイムチャートである。図4(B)は、図4(A)に示す車両姿勢角度θvの計算値に対して、一例としての第2光軸制御モードにより変化が制限された車両姿勢角度θvの時間変化を示すタイムチャートである。図4(C)は車両姿勢角度θvの計算値の時間変化を示すタイムチャートである。図4(D)は、図4(C)に示す車両姿勢角度θvの計算値に対して、他の例としての第2光軸制御モードにより変化が制限された車両姿勢角度θvの時間変化を示すタイムチャートである。図4(A)及び図4(C)の縦軸は車両姿勢角度θvの計算値を示し、図4(B)及び図4(D)の縦軸は車両姿勢角度θvの補正値を示す。図4(A)〜図4(D)の横軸は時間tを示す。
車両が後傾姿勢あるいは前傾姿勢になると、灯具ユニット10の照射方向も上下に変動し、前方照射距離が長くなったり短くなったりする。そこで、レベリングECU100は、傾斜センサ110の出力値から車両のピッチ方向の傾斜角度の変化を導出し、光軸Oのピッチ角度(以下では適宜、この角度を光軸角度θoという)を車両姿勢に応じた角度とする。車両姿勢に基づき灯具ユニット10のレベリング調整をリアルタイムで行うオートレベリング制御を実施することで、車両姿勢が変化しても前方照射の到達距離を最適に調節することができる。
傾斜センサ110は、例えば互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を有する3軸加速度センサである。傾斜センサ110は、任意の姿勢で車両300に取り付けられ、車両300に生じる加速度ベクトルを検出する。走行中の車両300には、重力加速度と車両300の移動により生じる運動加速度とが生じる。そのため、傾斜センサ110は、図3に示すように、重力加速度ベクトルGと運動加速度ベクトルαとが合成された合成加速度ベクトルβを検出することができる。また、車両300の停止中、傾斜センサ110は、重力加速度ベクトルGを検出することができる。傾斜センサ110は、検出した加速度ベクトルの各軸成分の数値を出力する。傾斜センサ110から出力されるX軸、Y軸、Z軸の各成分の数値は、制御部104によって車両の前後軸、左右軸、上下軸の成分に変換される。
車両停止中の傾斜センサ110の出力値からは、重力加速度ベクトルGに対する車両300の傾きを導出することができる。すなわち、傾斜センサ110の出力値から、水平面に対する路面の傾斜角度である路面角度θrと、路面に対する車両の傾斜角度である車両姿勢角度θvとを含む、水平面に対する車両の傾斜角度である合計角度θを導出可能である。これに対し、オートレベリング制御に必要とされる車両の傾斜角度は、車両姿勢角度θvである。そこで、制御部104は、合計角度θから車両姿勢角度θvを算出し、得られた車両姿勢角度θvに基づいて光軸Oを制御するように構成されている。なお、路面角度θr、車両姿勢角度θv及び合計角度θは、車両300のピッチ方向の角度である。
本実施形態では、制御部104は、車両停止中の合計角度θの変化を車両姿勢角度θvの変化と推定し、車両走行中の合計角度θの変化を路面角度θrの変化と推定する。車両走行中は、積載荷量や乗車人数が増減して車両姿勢角度θvが変化することは稀であるため、走行中の合計角度θの変化を路面角度θrの変化と推定することができる。一方、車両停止中は、車両300が移動して路面角度θrが変化することは稀であるため、車両停止中の合計角度θの変化を車両姿勢角度θvの変化と推定することができる。
そして、制御部104の調節指示部1042は、車両停止中の合計角度θの変化に対して光軸を調節し、車両走行中の合計角度θの変化に対して光軸調節を回避する。調節指示部1042は、光軸調節を指示する調節信号の出力を回避するか光軸位置の維持を指示する維持信号を生成して出力することで光軸調節を回避する。なお、調節信号を生成しないことで調節信号の出力を回避してもよいし、調節信号を生成した上で生成した調節信号の出力を回避してもよい。
具体的には、まず、車両メーカの製造工場等で、車両300が水平面に置かれて基準状態とされる。そして、初期化処理装置のスイッチ操作等により、レベリングECU100に初期化信号が送信される。制御部104は、初期化信号を受けると初期エイミング調整を開始し、灯具ユニット10の光軸Oを初期設定位置に合わせる。また、制御部104は、基準状態における傾斜センサ110の出力値を、路面角度θrの基準値(θr=0°)、車両姿勢角度θvの基準値(θv=0°)としてメモリ108に記録する。
車両300が実際に使用される状況において、調節指示部1042は、車両走行中の合計角度θの変化に対して光軸調節を回避する。そして車両停止時に、角度演算部1041が現在(車両停止時)の合計角度θから車両姿勢角度θvの基準値を減算して路面角度θrを得る。そして、得られた路面角度θrを新たな基準値としてメモリ108に保持する。これにより、路面角度θrの変化と推定される車両走行中の合計角度θの変化が、路面角度θrの基準値に取り込まれる。前記「車両走行中」は、例えば車速センサ312の検出値が0を越えたときから、車速センサ312の検出値が0となるまでの間である。前記「車両停止時」は、例えば車速センサ312の検出値が0となった後、傾斜センサ110の出力値が安定したときである。
車両停止中、角度演算部1041は、傾斜センサ110が検出した加速度から現在の合計角度θを算出し、得られた合計角度θから路面角度θrの基準値を減算して、車両姿勢角度θvを得る。得られた車両姿勢角度θvは、新たな基準値としてメモリ108に保持される。そして、調節指示部1042は、更新した車両姿勢角度θvの基準値を用いて光軸Oを調節する。例えば、調節指示部1042は、予めメモリ108に記録されている、車両姿勢角度θvと光軸角度θoとを対応付けた変換テーブルを用いて、光軸角度θoを決定し、この光軸角度θoとなるように光軸Oを調節する。この光軸調節は、通常の光軸制御で実行される制御モードであり、光軸Oは算出された車両姿勢角度θvに応じた光軸角度θo(車両姿勢角度θvと一対一で対応付けられた光軸角度θo)となるよう制御される。以下では適宜、この制御モードを第1光軸制御モードという。前記「車両停止中」は、例えば傾斜センサ110の出力値が安定したときから車速センサ312の検出値が0を越えたときである。
本実施形態のレベリングECU100は、第1光軸制御モードを有するとともに、第1光軸制御モードとは異なるモードであって、以下に説明するフェールセーフ時に実行される第2光軸制御モードを有する。第2光軸制御モードは、光軸Oの調節を制限するモードである。第1光軸制御モード及び第2光軸制御モードの情報は、メモリ108に格納されている。制御部104の調節指示部1042は、傾斜センサ110の出力値から得られる傾斜角度、ここでは角度演算部1041が算出した車両姿勢角度θvが、所定の誤差を含むか否かを判定し、所定の誤差を含むと判定した場合に第2光軸制御モードを実行する。この所定の誤差を含むか否かの判定は、言い換えれば、実行する光軸制御モードを第1光軸制御モードとするか第2光軸制御モードとするかの判定である。前記所定の誤差は、例えば傾斜センサ110の計算誤差や傾斜センサ110の検出誤差であり、例えば量子化誤差(量子誤差)やその累積、傾斜センサ110の故障、傾斜センサ110の基板からの脱落や固定位置のずれ等に起因するものが含まれる。
制御部104の調節指示部1042は、例えば次のようにして所定の誤差の有無を判定する。すなわち、所定の誤差の有無判定の基準となる、車両姿勢角度θvの所定範囲Rが予め定められ、例えばメモリ108に記憶されている。そして、調節指示部1042は、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θvが所定範囲Rから外れる場合に、所定の誤差を含むと判定する。図4(A)には、時間t〜tにおいて、車両姿勢角度θvの計算値が所定範囲Rの下限値θvminを下回り、時間t〜tにおいて、車両姿勢角度θvの計算値が所定範囲Rの上限値θvmaxを上回った状態が示されている。
この場合、第2光軸制御モードでは、一例として次のように光軸制御が実施される。すなわち、調節指示部1042は、車両姿勢角度θvの計算値が所定範囲Rの上限値θvmaxを上回った場合は、車両姿勢角度θvの計算値を所定範囲Rの上限値θvmaxに補正し、この補正値に基づいて光軸Oの角度を調節する。また、車両姿勢角度θvの計算値が所定範囲Rの下限値θvminを下回った場合は、車両姿勢角度θvの計算値を所定範囲Rの下限値θvminに補正し、この補正値に基づいて光軸Oを調節する。図4(B)には、時間t〜tにおいて車両姿勢角度θvの計算値が所定範囲Rの下限値θvminに補正され、時間t〜tにおいて車両姿勢角度θvの計算値が所定範囲Rの上限値θvmaxに補正された状態が示されている。
前記「所定範囲R」は、車両300の使用中に取り得る車両姿勢角度θvに基づいて定められている。例えば、所定範囲Rは、車高の最大値、最小値、サスペンションの可動範囲、ホイールベースの長さ等を含む車両設計値に基づいて定められる。すなわち、所定範囲Rは、車両300の機械的構造によって決まる車両300のピッチ角度方向の可動範囲に基づいて、定めることができる。例えば、車両300の当該可動範囲が所定範囲Rとされる。この場合、上限値θvmaxは例えば5%(車両300の前後軸が100m前方で5m上がる角度)とすることができ、下限値θvminは例えば−0.5%(車両300の前後軸が100m前方で0.5m下がる角度)とすることができる。また、所定範囲Rは、車両300の可動範囲に、当該範囲を拡げる方向に補正する正のマージンを設けた範囲とすることもでき、当該範囲を狭める方向に補正する負のマージンを設けた範囲とすることもできる。
また、所定範囲Rは、乗車する人員等の体重や、搭乗人数、積載される荷物の重量や、積載容量等を加味して推定される、一般に車両300が取り得る車両姿勢角度θvの範囲に基づいて定めてもよい。また、所定範囲Rは、実験値に基づいて定めてもよい。すなわち、実際の使用状況下で車両300がとる車両姿勢角度θvを測定し、測定結果から所定範囲Rを設定することができる。一般に取り得る車両姿勢角度θvや実験値の範囲にも、上述したマージンの設定が可能である。車両姿勢角度θvの計算値の補正について、上限値θvmaxを越える計算値は、上限値θvmaxよりも小さい値に補正されてもよく、下限値θvminを下回る計算値は、下限値θvminよりも大きい値に補正されてもよい。
あるいは、制御部104の調節指示部1042は、例えば次のようにして所定の誤差の有無を判定する。すなわち、所定の誤差の有無判定の基準となる、車両姿勢角度θvの変化量についての所定のしきい値Rが予め定められ、例えばメモリ108に記憶されている。角度演算部1041は、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θvと前回の光軸制御で用いられた車両姿勢角度θvとの差、すなわち、車両姿勢角度θvの計算値とメモリ108に記録されている車両姿勢角度θvの基準値との差を算出する。そして、調節指示部1042は、得られた差、すなわち車両姿勢角度θvの変化量が所定のしきい値Rを上回る場合に、所定の誤差を含むと判定する。図4(C)には、時間tにおいて計算された車両姿勢角度θvと、前回の光軸制御が実行された時間tにおける車両姿勢角度θvとの差が、所定のしきい値Rを上回った状態が示されている。
この場合、第2光軸制御モードでは、上述の第2光軸制御モードとは別の例として、次のように光軸制御が実行される。すなわち、車両姿勢角度θvの変化量の上限値Rが予め定められ、例えばメモリ108に記憶されている。そして、調節指示部1042は、車両姿勢角度θvの変化量を上限値Rに補正し、これにより得られる車両姿勢角度θvを用いて光軸Oを制御する。図4(D)には、時間tにおいて計算された車両姿勢角度θvが、時間tにおける車両姿勢角度θvに上限値Rが加算された値に補正されている。
前記「所定のしきい値R」は、車両300の使用中に取り得る車両姿勢角度θvの変化量に基づいて定められている。例えば、所定のしきい値Rは、上述の車両設計値に基づいて定めることができる。例えば、車両300の機械的構造によって決まる車両300の可動範囲の上限値と下限値との差が所定のしきい値Rとされる。また、所定のしきい値Rは、乗車する人員等の体重や、搭乗人数、積載される荷物の重量や、積載容量等を加味して推定される、一般に車両300が取り得る車両姿勢角度θvの範囲に基づいて定めてもよいし、実験値に基づいて定めてもよい。また、上述したマージンの設定も可能である。前記「上限値R」は、所定のしきい値Rと等しい値としてもよいし、所定のしきい値Rよりも小さい値としてもよい。また、上限値Rは、算出された変化量を基準として定めてもよい。例えば、上限値Rは、算出された変化量の数十%の量とすることができる。
上述した異なる種類の誤差の有無判定は、それぞれ単独で用いられてもよいし、組み合わせて用いられてもよい。同様に、上述した異なる種類の第2光軸制御モードについても、それぞれ単独で用いられてもよいし、組み合わせて用いられてもよい。
なお、上述の誤差の有無判定では、車両姿勢角度θvを判定対象としているが、算出される車両姿勢角度θvに応じた光軸角度を判定対象としてもよい。すなわち、調節指示部1042は、車両姿勢角度θvの計算値から求まる光軸角度θoが所定範囲Rに対応する所定範囲R’から外れる場合、若しくは車両姿勢角度θvの計算値に応じた光軸位置と現在の光軸位置(すなわち、前回の光軸制御により調整された後の光軸位置)との差が所定のしきい値Rに対応する所定のしきい値R’を上回る場合に、第2光軸制御モードを実行してもよい。
この場合、図4(A)及び図4(C)の縦軸は光軸角度θoに、図4(B)及び図4(D)の縦軸は補正後の光軸角度θoに、それぞれ置き換えられる。また、所定範囲Rは所定範囲R’に、所定のしきい値Rは所定のしきい値R’に置き換えられる。上限値Rは、上限値Rに対応する光軸Oの変化量の上限値R’に置き換えられる。所定範囲R’は、車両300の使用中に取り得る車両姿勢角度θvに応じた光軸角度θoに基づいて定められ、所定のしきい値R’は、車両300の使用中に取り得る車両姿勢角度θvの変化量に応じた光軸角度θoの変化量に基づいて定められる。上限値R’は、上限値Rと同様に、所定のしきい値R’や算出された光軸Oの変化量等を基準として定めることができる。
第2光軸制御モードにおいて、光軸Oの調節を制限する方法としては、上述のもの以外に、以下の方法を挙げることができる。例えば、所定の誤差を含むと判定された場合、光軸Oの調節を回避して現在の光軸角度θoを維持し、次回の光軸制御に備えてもよい。また、光軸Oを、初期設定位置、その他の基準位置、光軸Oの可動範囲の最下位置等に変位させてもよい。また、光軸Oを、所定範囲Rの上限値θvmax若しくは下限値θvmin、初期設定位置、その他の基準位置、光軸Oの可動範囲の最下位置等に固定した後、その後の光軸制御を停止してもよい。光軸制御の停止は、車両姿勢角度θvの算出の停止、調節信号の出力の回避、維持信号の出力、調節信号の生成の停止等により実行される。
このように、制御部104は、傾斜センサ110で計算された車両姿勢角度θvに所定の誤差を含むと判定した場合に、通常時に実行される第1光軸制御モードとは異なるモードであって、光軸制御に所定の誤差が含まれてしまうことを抑制する第2光軸制御モードを実行している。そのため、所定の誤差に起因した光軸位置ずれを抑制することができる。そして、その結果、オートレベリング制御の高精度化を図ることができる。
なお、上述の説明では、調節指示部1042が、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θv(傾斜角度)に所定の誤差が含まれるか否かを判定して第2光軸制御モードを実行する、と説明しているが、本実施形態のレベリングECU100には、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θv、若しくは当該車両姿勢角度θvに応じた光軸角度が所定範囲Rから外れる場合に、第2光軸制御モードを実行する構成も含まれる。また、本実施形態のレベリングECU100には、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θvと前回の光軸制御で用いられた車両姿勢角度θvとの差、若しくは傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θvに応じた光軸位置と現在の光軸位置との差が所定のしきい値Rを上回る場合に、第2光軸制御モードを実行する構成も含まれる。
図5は、実施形態1に係る車両用灯具の制御装置により実行されるオートレベリング制御のフローチャートである。このフローは、たとえばライトスイッチ304によってオートレベリング制御モードの実行指示がなされている状態において、イグニッションがオンにされた場合に制御部104により所定のタイミングで繰り返し実行され、イグニッションがオフにされた場合に終了する。
まず、制御部104は、車両走行中であるか判断する(S101)。車両走行中である場合(S101のY)、制御部104は、光軸調節を回避して本ルーチンを終了する。車両走行中でない場合(S101のN)、制御部104は、車両停止時であるか判断する(S102)。車両停止時である場合(S102のY)、制御部104は、現在の合計角度θから車両姿勢角度θvの基準値を減算して路面角度θrを計算し(S103)、計算された路面角度θrを新たな基準値として更新する(S104)。その後、制御部104は、光軸調節を回避して本ルーチンを終了する。
車両停止時でない場合(S102のN)、この場合は車両停止中であることを意味し、制御部104は、現在の合計角度θから路面角度θrの基準値を減算して車両姿勢角度θvを算出する(S105)。そして、制御部104は、算出された車両姿勢角度θvに所定の誤差が含まれるか判断する(S106)。算出された車両姿勢角度θvに誤差が含まれていない場合(S106のN)、制御部104は、第1光軸制御モードを実行し(S107)、算出された車両姿勢角度θvを新たな基準値として更新する(S108)。そして、制御部104は、更新された車両姿勢角度θvの基準値に基づいて光軸を調節し(S109)、本ルーチンを終了する。
算出された車両姿勢角度θvに誤差が含まれている場合(S106のY)、制御部104は、第2光軸制御モードを実行して(S110)、算出された車両姿勢角度θvを補正する(S111)。また、この補正値を新たな基準値として更新する(S112)。そして、制御部104は、更新された車両姿勢角度θvの基準値に基づいて光軸を調節し(S113)、本ルーチンを終了する。
前記「車両走行中」、「車両停止時」、「車両停止中」、「所定範囲R」、「所定範囲R’」、「所定のしきい値R」、「所定のしきい値R’」、「上限値R」及び「上限値R’」は、設計者による実験やシミュレーションに基づき適宜設定することが可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用灯具の制御装置としてのレベリングECU100において、制御部104は、傾斜センサ110の出力値から得られる車両姿勢角度θvが所定の誤差を含むか否かを判定し、誤差を含むと判定した場合に第2光軸制御モードを実行している。あるいは、制御部104は、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θv、若しくは当該車両姿勢角度θvに応じた光軸角度θoが所定範囲R,R’から外れる場合に第2光軸制御モードを実行している。又は、制御部104は、傾斜センサ110の出力値から得られた車両姿勢角度θvと前回の光軸制御で用いられた車両姿勢角度θvとの差、若しくは前記出力値から得られた車両姿勢角度θvに応じた光軸位置と現在の光軸位置との差が所定のしきい値R,R’を上回る場合に第2光軸制御モードを実行している。これにより、傾斜センサ110を用いたオートレベリング制御の精度を高めることができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る車両用灯具の制御装置は、車両の加減速時のセンサ値から得られる車両前後方向及び上下方向の加速度の時間変化量の比率を用いて、光軸角度の補正制御を実行する点を除き、実施形態1に係るレベリングECU100の構成と共通する。以下、実施形態2に係るレベリングECU100について実施形態1と異なる構成を中心に説明する。
図6(A)及び図6(B)は、車両の運動加速度ベクトルの方向と車両姿勢角度との関係を説明するための模式図である。図6(A)は、車両姿勢角度θvが変化していない状態を示し、図6(B)は、車両姿勢角度θvが変化している状態を示している。また、図6(A)及び図6(B)において、車両300が前進したときに生じる運動加速度ベクトルα及び合成加速度ベクトルβを実線矢印で示し、車両300が減速若しくは後進したときに生じる運動加速度ベクトルα及び合成加速度ベクトルβを破線矢印で示している。図7は、車両前後方向の加速度と車両上下方向の加速度の関係を示すグラフである。
車両300は路面に対して平行に移動する。よって、運動加速度ベクトルαは、車両姿勢角度θvによらず路面に対して平行なベクトルとなる。また、図6(A)に示すように、車両300の車両姿勢角度θvが0°であった場合、理論上は傾斜センサ110のX軸(あるいは車両300の前後軸L)は路面に対して平行となるため、運動加速度ベクトルαは、傾斜センサ110のX軸に平行なベクトルとなる。よって、車両300の加減速によって運動加速度ベクトルαの大きさが変化した際に、傾斜センサ110によって検出される合成加速度ベクトルβの先端の軌跡は、X軸に対して平行な直線となる。一方、図6(B)に示すように、車両姿勢角度θvが0°でない場合、傾斜センサ110のX軸は路面に対して斜めにずれるため、運動加速度ベクトルαは、傾斜センサ110のX軸に対して斜めに延びるベクトルとなる。よって、車両300の加減速によって運動加速度ベクトルαの大きさが変化した際の合成加速度ベクトルβの先端の軌跡は、X軸に対して傾いた直線となる。
そこで、角度演算部1041は、車両300の加速時及び減速時の少なくとも一方における、車両前後方向の加速度の時間変化量と車両上下方向の加速度の時間変化量との比率を算出する。例えば、角度演算部1041は、図7に示すように車両前後方向の加速度を第1軸(x軸)に設定し、車両上下方向の加速度を第2軸(z軸)に設定した座標に、車両300の加速時及び/又は減速時における傾斜センサ110の出力値から得られる、車両座標系の加速度値を経時的にプロットする。点tA1〜tAnは、図6(A)に示す状態での時間t〜tにおける加速度値である。点tB1〜tBnは、図6(B)に示す状態での時間t〜tにおける加速度値である。そして、少なくとも2点から得られる直線又はベクトルの傾きを上述した比率として算出する。本実施形態では、角度演算部1041は、プロットされた複数点tA1〜tAn,tB1〜tBnに対して最小二乗法等を用いて直線近似式A,Bを求め、当該直線近似式A,Bの傾きを比率として算出する。
車両姿勢角度θvが0°の場合、傾斜センサ110の検出値から、x軸に平行な直線近似式Aが得られる。すなわち、直線近似式Aの傾きは0となる。これに対し、車両姿勢角度θvが0°でない場合、傾斜センサ110の検出値から、車両姿勢角度θvに応じた傾きを有する直線近似式Bが得られる。したがって、車両300の加減速時における車両前後方向及び車両上下方向の加速度の時間変化量の比率の変化を計測することで、傾斜センサ110の検出値から車両姿勢角度θvの変化を知ることができる。
制御部104は、上述した比率の変化から得られる車両姿勢角度θvの変化情報を利用して、次のようなオートレベリング制御を実行する。すなわち、調節指示部1042は、車両走行中の合計角度θの変化に対して光軸制御を回避する。そして車両停止時に、角度演算部1041は、合計角度θから車両姿勢角度θvの基準値を減算して路面角度θrを得る。そして、この路面角度θrをメモリ108に記録する。車両停止中、調節指示部1042は、角度演算部1041が計算した車両姿勢角度θvについて誤差判定を実施し、その結果に応じて第1光軸制御モード又は第2光軸制御モードを実行する。
車両300の加速時及び/又は減速時の所定時間、角度演算部1041は、傾斜センサ110の出力値を記録する。角度演算部1041は、車両上下方向の加速度を第1軸とし車両上下方向の加速度を第2軸とした座標に、記録した出力値をプロットし、最小二乗法により直線近似式を連続的若しくは所定時間毎に算出する。そして、調節指示部1042は、得られた直線近似式の傾きの変化に基づいて光軸角度θoを補正する。また、メモリ108に保持されている車両姿勢角度θvの基準値を補正する。制御部104は、車両300の1回の発進から停止までの間における加減速時の傾斜センサ110の出力値を記録しておき、車両停止時等に直線近似式を算出して、補正処理を実行してもよい。
例えば、調節指示部1042は、得られた直線近似式の傾きと前回の計算で得られた直線近似式の傾きとを比較し、直線近似式の傾きの変化が検出された場合、当該傾きの変化に基づいて補正処理を実行する。また、例えば、メモリ108に保持されている車両姿勢角度θvがp°であり、直線近似式の傾きの変化の初回計算からの積算値がq°であったとする。あるいは、直近の車両停止時に保持していた車両姿勢角度θvとその後の発進時、すなわち今回の発進時に保持していた車両姿勢角度θvとの差がp°であり、前回の発進時に算出した直線近似式と今回の発進時に算出した直線近似式の傾きの差がq°であったとする。この場合、調節指示部1042は、車両姿勢角度θvの誤差(p−q)°だけ光軸角度θo及び車両姿勢角度θvの基準値を補正する。これにより、路面角度θrの基準値及び車両姿勢角度θvの基準値を繰り返し書き換えることで傾斜センサ110の検出誤差等が積み重なって、オートレベリング制御の精度が低下してしまうことを抑制することができる。また、調節指示部1042は、上述の比率若しくは直線近似式の傾きの変化を検出した場合に、光軸角度θoを水平方向若しくは初期設定位置に近づけ、車両姿勢角度θvの基準値を0°若しくは初期値に近づけるように補正してもよい。
図8は、実施形態2に係る車両用灯具の制御装置により実行されるオートレベリング制御のフローチャートである。まず、制御部104は、車両走行中であるか判断する(S201)。車両走行中である場合(S201のY)、制御部104は、車両300が加減速中であるか判断する(S202)。車両300の加減速は、傾斜センサ110の出力値、アクセルペダルやブレーキペダル(ともに図示せず)の踏み込みの有無等から検知することができる。車両300が加減速中である場合(S202のY)、制御部104は、傾斜センサ110の複数の出力値から直線近似式を算出し、得られた直線近似式の傾きと前回算出した直線近似式の傾きとを比較する(S203)。そして、制御部104は、直線近似式の傾きの変化を検出したか判断する(S204)。直線近似式の傾きの変化が検出された場合(S204のY)、制御部104は、光軸角度θo及び車両姿勢角度θvの基準値を補正して(S205)、本ルーチンを終了する。車両300が加減速中でない場合(S202のN)、及び直線近似式の傾きの変化が検出されない場合(S204のN)、制御部104は、光軸調節を回避して本ルーチンを終了する。
車両走行中でない場合(S201のN)、制御部104は、車両停止時であるか判断する(S206)。車両停止時である場合(S206のY)、制御部104は、路面角度θrを算出し(S207)、路面角度θrの基準値を更新して(S208)、本ルーチンを終了する。車両停止時でない場合(S206のN)、制御部104は、車両姿勢角度θvを算出し(S209)、算出された車両姿勢角度θvに所定の誤差が含まれるか判断する(S210)。算出された車両姿勢角度θvに誤差が含まれていない場合(S210のN)、制御部104は、第1光軸制御モードを実行し(S211)、車両姿勢角度θvの基準値の更新(S212)、更新された車両姿勢角度θvの基準値に基づいた光軸調節(S213)を実施し、本ルーチンを終了する。
算出された車両姿勢角度θvに誤差が含まれている場合(S210のY)、制御部104は、第2光軸制御モードを実行し(S214)、車両姿勢角度θvの補正(S215)、車両姿勢角度θvの基準値の更新(S216)、更新された車両姿勢角度θvの基準値に基づいた光軸調節(S217)を実施し、本ルーチンを終了する。なお、車両走行中は、一般に車両300が一定速度を維持する時間は短く、大部分の時間は加減速していると推定することができる。そのため、車両300が加速または減速しているかを判断するステップ202は、省略してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用灯具の制御装置としてのレベリングECU100において、制御部104は、車両300の加速時及び/又は減速時における、車両前後方向の加速度の時間変化量と車両上下方向の加速度の時間変化量との比率の変化に基づいて光軸角度θo及び車両姿勢角度θvの基準値を補正している。そのため、より高精度なオートレベリング制御を実現することができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る車両用灯具の制御装置は、路面角度θrの基準値及び車両姿勢角度θvの基準値の算出方法が異なる点を除いて、実施形態1に係るレベリングECU100の構成と共通する。以下、実施形態1に係るレベリングECU100について実施形態1と異なる構成を中心に説明する。
調節指示部1042は、車両走行中の合計角度θの変化に対して光軸調節を回避する。そして、角度演算部1041は、車両停止時に走行前後での合計角度θの差分Δθ1を算出し、差分Δθ1を路面角度θrの基準値に算入して新たな路面角度θrの基準値を算出し(新θr基準値=θr基準値+Δθ1)、路面角度θrの基準値を更新する。角度演算部1041は、例えば車両300の発進直後に、発進直前の合計角度θを合計角度θの基準値としてメモリ108に記録し、車両停止時に、車両停止時の合計角度θから合計角度θの基準値を減算して差分Δθ1を算出する。
車両停止中、角度演算部1041は、現在の合計角度θと合計角度θの基準値との差分Δθ2を算出する。このとき用いられる合計角度θの基準値は、車両300の停止後最初の差分Δθ2の算出では差分Δθ1の算出後に更新された基準値、すなわち車両停止時の合計角度θであり、2回目以降は前回の差分Δθ2の算出後に更新された基準値である。そして、調節指示部1042は、得られた差分Δθ2を用いて、第1光軸制御モード及び第2光軸制御モードのどちらを実行するか判断し、いずれかの光軸制御モードを実行する。第1光軸制御モードでは、角度演算部1041は、差分Δθ2を車両姿勢角度θvの基準値に算入して、車両姿勢角度θvの基準値を算出し(新θv基準値=θv基準値+Δθ2)、車両姿勢角度θvの基準値を更新する。調節指示部1042は、更新された車両姿勢角度θvの基準値を用いて光軸Oを調節する。第2光軸制御モードでは、調節指示部1042は、得られた車両姿勢角度θvの基準値を実施形態1と同様の方法で補正して光軸Oを調節する。本実施形態に係る車両用灯具の制御装置によっても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施形態4)
実施形態4に係る車両用灯具の制御装置は、車両の加減速時のセンサ値から得られる車両前後方向及び上下方向の加速度の時間変化量の比率を用いて、車両姿勢角度θvを算出する点を除いて、実施形態1に係るレベリングECU100の構成と共通する。以下、実施形態1に係るレベリングECU100について実施形態1と異なる構成を中心に説明する。
まず、車両300が上述した基準状態とされ、その状態で加速又は減速させられる。角度演算部1041は、初期化処理として傾斜センサ110の出力値から車両前後方向及び車両上下方向の加速度を取得し、車両300の加速時及び/又は減速時における、上述の比率を算出する。そして、角度演算部1041は、得られた比率を基準値としてメモリ108に記録する。車両300が実際に使用されている状況において、角度演算部1041は、車両300の加速時及び/又は減速時における、上述の比率を算出する。そして、角度演算部1041は、予め記録された比率の基準値と現在の車両における比率とから車両姿勢角度θvを導出する。
例えば、角度演算部1041は、図7に示す座標に、基準状態にある車両300が加速及び/又は減速したときの加速度値のプロットから直線近似式Aを求め、直線近似式Aの傾きを比率の基準値とする。点tA1〜tAnは、車両300が基準状態にあるときの加速度値である。また、角度演算部1041は、実際の使用状況下で車両300が加速及び/又は減速したときの加速度値のプロットから直線近似式Bを求め、直線近似式Bの傾きを現在の比率とする。点tB1〜tBnは、実際の使用状況下での時間t〜tにおける加速度値である。直線近似式Aと直線近似式Bとがなす角度(図7におけるθAB)が、車両姿勢角度θvとなる。よって、角度演算部1041は、2つの直線近似式の傾きから車両姿勢角度θvを取得することができる。調節指示部1042は、得られた車両姿勢角度θvを用いて実行する光軸制御モードを選択し、実行する。本実施形態に係る車両用灯具の制御装置によっても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した各実施形態に係るレベリングECU100と、灯具ユニット10と、傾斜センサ110(上述した各実施形態ではレベリングECU100に傾斜センサ110が含まれている)とにより、実施形態に係る車両用灯具システムが構成される。
本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などの変形を加えることも可能であり、そのような組み合わせられ、もしくは変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれる。上述の各実施形態同士、及び上述の各実施形態と変形との組合せによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態及び変形それぞれの効果をあわせもつ。
上述の各実施形態では、傾斜センサ110として加速度センサを用いているが、傾斜センサ110は、ジャイロセンサ(角速度センサ、角加速度センサ)や地磁気センサ等であってもよい。
10 灯具ユニット、 100 レベリングECU、 102 受信部、 104 制御部、 110 傾斜センサ、 300 車両、 θ 合計角度、 θo 光軸角度、 θr 路面角度、 θv 車両姿勢角度、 O 光軸、 R1,R1’ 所定範囲、 R2,R2’ 所定のしきい値。

Claims (4)

  1. 車両の傾斜センサの出力値を受信する受信部と、
    前記出力値から得られる車両の傾斜角度を用いて、車両用灯具の光軸を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記出力値から得られた傾斜角度、若しくは当該傾斜角度に応じた光軸角度が所定範囲から外れる場合、又は、前記出力値から得られた傾斜角度と前回の光軸制御で用いられた傾斜角度との差、若しくは前記出力値から得られた傾斜角度に応じた光軸位置と現在の光軸位置との差が所定のしきい値を上回る場合、通常の光軸制御で実行する第1光軸制御モードとは異なる第2光軸制御モードを実行するように構成され
    前記傾斜センサの出力値からは、水平面に対する路面の傾斜角度である路面角度と路面に対する車両の傾斜角度である車両姿勢角度とを含む、水平面に対する車両の傾斜角度である合計角度を導出可能であり、
    前記制御部は、前記出力値から得られる合計角度から前記車両姿勢角度を算出し、得られた車両姿勢角度に基づいて光軸を制御するように構成されていることを特徴とする車両用灯具の制御装置。
  2. 前記所定範囲は、車両の使用中に取り得る車両姿勢角度、若しくは当該車両姿勢角度に応じた光軸角度に基づいて定められており、
    前記所定のしきい値は、車両の使用中に取り得る車両姿勢角度の変化量、若しくは当該車両姿勢角度の変化量に応じた光軸角度の変化量に基づいて定められている請求項に記載の制御装置。
  3. 光軸を調節可能な車両用灯具と、
    車両の傾斜角度を検出するための傾斜センサと、
    前記傾斜センサの出力値から得られる傾斜角度を用いて、前記車両用灯具の光軸を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記出力値から得られた傾斜角度、若しくは当該傾斜角度に応じた光軸角度が所定範囲から外れる場合、又は、前記出力値から得られた傾斜角度と前回の光軸制御で用いられた傾斜角度との差、若しくは前記出力値から得られた傾斜角度に応じた光軸位置と現在の光軸位置との差が所定のしきい値を上回る場合、通常の光軸制御で実行する第1光軸制御モードとは異なる第2光軸制御モードを実行するように構成され
    前記傾斜センサの出力値からは、水平面に対する路面の傾斜角度である路面角度と路面に対する車両の傾斜角度である車両姿勢角度とを含む、水平面に対する車両の傾斜角度である合計角度を導出可能であり、
    前記制御装置は、前記出力値から得られる合計角度から前記車両姿勢角度を算出し、得られた車両姿勢角度に基づいて光軸を制御するように構成されていることを特徴とする車両用灯具システム。
  4. 車両の傾斜センサの出力値を受信する受信部と、
    前記出力値から得られる車両の傾斜角度を用いて、車両用灯具の光軸を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記出力値から得られる傾斜角度に所定の誤差が含まれるか否かを判定し、前記誤差が含まれると判定した場合に通常の光軸制御で実行する第1光軸制御モードとは異なる第2光軸制御モードを実行するように構成され
    前記傾斜センサの出力値からは、水平面に対する路面の傾斜角度である路面角度と路面に対する車両の傾斜角度である車両姿勢角度とを含む、水平面に対する車両の傾斜角度である合計角度を導出可能であり、
    前記制御部は、前記出力値から得られる合計角度から前記車両姿勢角度を算出し、得られた車両姿勢角度に基づいて光軸を制御するように構成されていることを特徴とする車両用灯具の制御装置。
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