JP6008277B2 - 固体光源点灯装置、照明器具、照明システム - Google Patents

固体光源点灯装置、照明器具、照明システム Download PDF

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Description

本発明は、固体光源を調光点灯する固体光源点灯装置、照明器具、照明システムに関するものである。
近年、LED素子、有機EL素子等を用いた固体光源を調光点灯する固体光源点灯装置がある。
この固体光源点灯装置の構成としては、スイッチング回路(降圧チョッパ回路、フライバック回路など)により固体光源に流す電流を制御し、調光信号発生装置からの調光信号により固体光源に流す電流量を決定して調光することが一般的である。
例えば、従来の固体光源点灯装置として、図10のように、入力フィルタ101、整流回路102、昇圧チョッパ回路103、降圧チョッパ回路104、制御回路105を備えるものがある。
入力フィルタ101は、商用電源PS100を入力として、ノイズ等の不要な周波数成分を除去する。
整流回路102は、入力フィルタ101を介して入力された交流電圧を整流(全波整流、半波整流)した整流電圧を出力する。
昇圧チョッパ回路103は、整流電圧の高電位側に接続したインダクタL101とダイオードD101との直列回路を備える。さらに、スイッチング素子Q101と抵抗R101との直列回路を、整流回路102の出力端間にインダクタL101を介して接続する。また、昇圧チョッパ回路103の出力端間には、コンデンサC101が接続されている。そして、スイッチング素子Q101がオン・オフすることによって、コンデンサC101の両端間に昇圧電圧が発生する。
降圧チョッパ回路104は、コンデンサC101の両端間に、スイッチング素子Q102、インダクタL102、コンデンサC102、抵抗R102が直列接続している。さらに、インダクタL102とコンデンサC102との直列回路には、回生用のダイオードD102が並列接続している。そして、コンデンサC102の両端間には、LED素子、有機EL素子等を用いた固体光源100が接続している。そして、スイッチング素子Q102がオン・オフすることによって、コンデンサC102の両端に降圧電圧が発生する。
制御回路105は、昇圧制御回路105aと、調光信号変換回路105bと、マイクロコンピュータ105c(以降、マイコン105cと称す)と、降圧制御回路105dとを備える。
昇圧制御回路105aは、スイッチング素子Q101のオン・オフをスイッチング制御することによって、昇圧チョッパ回路103の昇圧動作を制御する。
そして、制御回路105に外部から入力される調光信号Xは、調光比に応じてオンデューティを可変としたPWM信号であり、調光信号変換回路105bは、調光信号Xをオンデューティに応じた直流電圧に変換して、マイコン105cのA/D変換ポートへ入力する。
マイコン105cは、調光信号Xのオンデューティが大きいほど調光比が低くなる調光カーブを予め記憶している。そして、マイコン105cは、この調光カーブを参照して、調光信号変換回路105bから入力された直流電圧(調光信号Xのオンデューティに相当)に応じて、調光比(出力電流値)を求める。マイコン105cは、求めた調光比に応じて降圧制御信号Sを生成し、この降圧制御信号Sを降圧制御回路105dへ出力する。この降圧制御信号Sは、調光比を指示する信号である。
降圧制御回路105dは、降圧制御信号Sに基づいて、スイッチング素子Q102のオン・オフをスイッチング制御することによって、降圧チョッパ回路104の降圧動作を制御する。
固体光源100の調光方法としては、固体光源100へ供給する直流電流を増減させる直流電流調光(例えば、特許文献1,2参照)や、直流電流をオン・オフしてPWM制御を行うバースト調光(例えば、特許文献3参照)がある。また、直流電流調光とバースト調光とを組合せた調光方法(例えば、特許文献4参照)もある。
調光時、固体光源100の光出力波形と、ビデオカメラなどの撮影機器とのマッチングによるビデオフリッカが発生する場合がある。このビデオフリッカを抑制するためには、固体光源100に流れる電流のピーク値とボトム値との差を極力小さくし、固体光源100に流れる電流を、電流リプルの少ない直流波形に近づける必要がある。
そこで、降圧チョッパ回路104の出力、つまり、固体光源100にコンデンサC102を並列接続することにより、電流のピーク値とボトム値の差を小さくして、電流リプルの少ない直流波形に近づけることができる(例えば、特許文献5参照)。このとき、コンデンサC102の両端電圧Vo2(以降、出力電圧Vo2と称す)は、固体光源100の順方向電圧と略同等になる。この固体光源100の順方向電圧は、固体光源の順方向電流−順方向電圧特性にしたがって、調光比(出力電流値)に応じて決まる。
特開2005−347133号公報 特開2010−205778号公報 特開2011−150878号公報 特開2011−108668号公報 特開2011−60615号公報
図10に示す従来の固体光源点灯装置は、固体光源100の順方向電圧が高い場合や、コンデンサC102の容量が大きい場合、以下のような問題があった。
まず、図11に示すように、固体光源100の点灯時に、現在の調光比Dpを指示する調光信号Xpから、より高い調光比Dqを指示する調光信号Xqに切り替わったとする。この場合、マイコン105cが出力する降圧制御信号Sは、調光比Dpを指示する降圧制御信号Spから、調光比Dqを指示する降圧制御信号Sqに切り替わる。
しかしながら、固体光源100の光出力を、調光比Dpから調光比Dq(Dp<Dq)にまで上昇させる場合、コンデンサC102の充電時間が必要になる。したがって、出力電圧Vo2が、調光比Dpに相当する出力電圧Vpから、調光比Dqに相当する出力電圧Vqにまで上昇するまでに、応答時間t101を要する(図11のY101参照)。
また、図12に示すように、固体光源100の消灯時に、消灯(調光比0%)を指示する調光信号X0から、より高い調光比Drを指示する調光信号Xrが入力されたとする。この場合、マイコン105cが出力する降圧制御信号Sは、調光比0%を指示する降圧制御信号S0から、調光比Drを指示する降圧制御信号Srに切り替わる。
しかしながら、固体光源100の光出力を、消灯から調光比Drにまで上昇させる場合、コンデンサC102の充電時間が必要になる。したがって、出力電圧Vo2が、固体光源100が点灯を開始する順方向電圧Vthとなるまでに、応答時間t102を要する(図12のY102参照)。また、目標となる調光比がDrより低い場合、順方向電圧Vthとなるまでに要する応答時間t103は、応答時間t102より長くなる(図12のY103参照)。
すなわち、固体光源100が、消灯状態から調光下限で点灯する場合、調光下限値が低いほど、固体光源100へ供給される電流が少なくなり、コンデンサC102の充電量が少なくなる。つまり、コンデンサC102の充電量が少ないため、固体光源100が点灯開始に至るまでに要する応答時間や、所望の調光比に到達するまでの応答時間が長くなる。つまり、許容可能な応答時間の最大値によっては、調光下限の調光比が制限されてしまう可能性が生じる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、調光比が高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できる固体光源点灯装置、照明器具、照明システムを提供することにある。
本発明の固体光源点灯装置は、少なくとも1つのスイッチング素子を具備して、このスイッチング素子をオン・オフすることによって直流電力を出力する電源回路と、前記電源回路の出力端間に接続された固体光源に並列接続したコンデンサと、前記固体光源の調光比を指示する調光信号に基づいて、前記スイッチング素子のスイッチング動作の制御値を決定し、この制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、第1の調光比を指示する前記調光信号によって調光比が高くなる方向に前記スイッチング素子をスイッチング制御する場合、前記第1の調光比となる前記制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御する前の所定期間、前記第1の調光比より高い第2の調光比となる前記制御値に基づいて、前記スイッチング素子をスイッチング制御し、前記第1の調光比に応じて前記第2の調光比を可変に設定することを特徴とする。
この発明において、前記所定期間は、前記制御回路が、前記第1の調光比より低い第3の調光比となる前記制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御しているときに、前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから所定時間が経過するまでの期間、または、前記固体光源が消灯しているときに、前記制御回路が前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから所定時間が経過するまでの期間であることが好ましい。
この発明において、前記固体光源の両端電圧を検出する電圧検出回路を備え、前記所定期間は、前記制御回路が、前記第1の調光比より低い第3の調光比となる前記制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御しているときに、前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから、前記固体光源の両端電圧が閾値以上となるまでの期間、または、前記固体光源が消灯しているときに、前記制御回路が前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから、前記固体光源の両端電圧が閾値以上となるまでの期間であることが好ましい。
この発明において、本固体光源点灯装置の動作時間または前記固体光源の点灯時間を記憶する記憶部を備え、前記制御回路は、前記動作時間または前記点灯時間に基づいて前記所定時間を決定することが好ましい。
この発明において、前記固体光源に固有の順方向電圧を記憶する記憶部を備え、前記制御回路は、前記固有の順方向電圧に基づいて前記閾値を決定することが好ましい。
本発明の照明器具は、本発明の固体光源点灯装置と、前記固体光源点灯装置から直流電力を供給される固体光源とを備えることを特徴とする。
本発明の照明システムは、本発明の1乃至複数の照明器具と、前記照明器具へ調光信号を送信するコントローラとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明では、調光比が高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できるという効果がある。
実施形態1の固体光源点灯装置の構成を示す回路図である。 同上の調光カーブを示す特性図である。 同上の調光動作時の各部の動作を示す波形図である。 同上の別の調光動作時の各部の動作を示す波形図である。 実施形態2の固体光源点灯装置の構成を示す回路図である。 同上の調光動作時の各部の動作を示す波形図である。 同上の別の調光動作時の各部の動作を示す波形図である。 実施形態4の照明器具の構成を示す断面図である。 同上の照明システムの構成を示す断面図である。 従来の固体光源点灯装置の構成を示す回路図である。 同上の調光動作時の各部の動作を示す波形図である。 同上の別の調光動作時の各部の動作を示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の固体光源点灯装置は、図1に示すように、入力フィルタ1、整流回路2、昇圧チョッパ回路3、降圧チョッパ回路4、制御回路5を備える。なお、降圧チョッパ回路4が、本発明の電源回路に相当する。
入力フィルタ1は、商用電源PS1を入力として、ノイズ等の不要な周波数成分を除去する。
整流回路2は、入力フィルタ1を介して入力された交流電圧を整流(全波整流、半波整流)した整流電圧を出力する。
昇圧チョッパ回路3は、整流電圧の高電位側に接続したインダクタL1とダイオードD1との直列回路を備える。さらに、スイッチング素子Q1と抵抗R1との直列回路を、整流回路2の出力端間にインダクタL1を介して接続する。また、昇圧チョッパ回路3の出力端間には、コンデンサC1が接続されている。そして、スイッチング素子Q1がオン・オフすることによって、コンデンサC1の両端間に昇圧電圧が発生する。
降圧チョッパ回路4は、コンデンサC1の両端間に、スイッチング素子Q2、インダクタL2、コンデンサC2、抵抗R2が直列接続している。さらに、インダクタL2とコンデンサC2との直列回路には、回生用のダイオードD2が並列接続している。そして、コンデンサC2の両端間には、LED素子、有機EL素子等を用いた固体光源10が接続している。そして、スイッチング素子Q2がオン・オフすることによって、コンデンサC2の両端に降圧電圧が発生する。
制御回路5は、昇圧制御回路5aと、調光信号変換回路5bと、マイクロコンピュータ5c(以降、マイコン5cと称す)と、降圧制御回路5dとを備える。
昇圧制御回路5aは、スイッチング素子Q1のオン・オフをスイッチング制御することによって、昇圧チョッパ回路3の昇圧動作を制御する。具体的に、昇圧制御回路5aは、図示しない電流検出手段によって検出したインダクタL1を流れる電流値を閾値と比較して、スイッチング素子Q1のオンタイミングを決定する。さらに、昇圧制御回路5aは、抵抗R1の両端電圧(スイッチング素子Q1を流れる電流値)を閾値と比較して、スイッチング素子Q1のオフタイミングを決定する。昇圧制御回路5aは、スイッチング素子Q1のオンタイミングおよびオフタイミングを調整することによって、コンデンサC1の両端に発生する昇圧電圧を所定電圧に制御する。
そして、制御回路5に外部から入力される調光信号Xは、調光比に応じてオンデューティを可変としたPWM信号であり、調光信号変換回路5bは、調光信号Xをオンデューティに応じた直流電圧に変換して、マイコン5cのA/D変換ポートへ入力する。なお、マイコン5cは、例えば、ルネサスエレクトロニクス(株)のR8C/28,29グループが用いられる。
マイコン5cは、図2に示す調光カーブを予め記憶している。調光カーブの横軸は、調光信号Xのオンデューティ、縦軸は調光比(出力電流値)を示しており、調光比は、オンデューティが大きいほど低くなる。具体的に、調光信号Xのオンデューティが0〜5%である場合、調光比は100%(全点灯)になり、調光信号Xのオンデューティが95〜100%である場合、調光比は0%(消灯)になる。調光信号Xのオンデューティが5〜95%である場合、調光信号Xのオンデューティが大きくなるほど、調光比は、調光カーブにしたがって低下する。
そして、マイコン5cは、図2の調光カーブを参照して、調光信号変換回路5bから入力された直流電圧(調光信号Xのオンデューティに相当)に応じて、調光比(出力電流値)を求める。マイコン5cは、求めた調光比に応じて降圧制御信号Sを生成し、この降圧制御信号Sを降圧制御回路5dへ出力する。この降圧制御信号Sは、調光比を指示する信号である。
降圧制御回路5dは、降圧制御信号Sに基づいて、スイッチング素子Q2のオン・オフをスイッチング制御することによって、降圧チョッパ回路4の降圧動作を制御する。具体的に、降圧制御回路5dは、図示しない電流検出手段によって検出したインダクタL2を流れる電流値を閾値と比較して、スイッチング素子Q2のオンタイミングを決定する。さらに、降圧制御回路5dは、抵抗R2の両端電圧(スイッチング素子Q2を流れる電流値)を閾値と比較して、スイッチング素子Q2のオフタイミングを決定する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Sによって指示される調光比に応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミング(本発明の制御値に相当)を調整することによって、固体光源10に流す電流(出力電流)が、調光比に応じた所定電流となるように制御する。
この固体光源10の調光方法としては、固体光源10へ供給する直流電流を増減させる直流電流調光や、直流電流をオン・オフしてPWM制御を行うバースト調光や、直流電流調光とバースト調光とを組合せた調光方法がある。
なお、図示していないが、バースト調光や、直流電流調光とバースト調光とを組合せた場合は、さらにバースト調光用のPWM信号をマイコン5cから降圧制御回路5dへ出力する。そして、降圧制御回路5dは、スイッチング素子Q2のオン・オフ動作の動作区間と、スイッチング素子Q2のオン・オフ動作を停止させる休止区間とを設けることによって、固体光源10の調光を行う。
また、降圧チョッパ回路4の出力、つまり、固体光源10にコンデンサC2を並列接続することにより、出力電流のピーク値とボトム値の差を小さくして、電流リプルの少ない直流波形に近づけている。このとき、コンデンサC2の両端電圧Vo1(以降、出力電圧Vo1と称す)は、固体光源10の順方向電圧と略同等になる。この固体光源10の順方向電圧は、固体光源の順方向電流−順方向電圧特性にしたがって、調光比(出力電流値)に応じて決まる。
この固体光源点灯装置の調光動作について、説明する。
まず、図3に示すように、制御回路5は、調光比Daを指示する調光信号Xaが入力されており、マイコン5cは、調光比Daを指示する降圧制御信号Saを出力している。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Saによって指示される調光比Daに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整することによって、出力電圧Vo1を調光比Daに応じた電圧Vaに制御している。
そして、時刻T1において、現在の調光比Da(第3の調光比)を指示する調光信号Xaから、より高い調光比Db(第1の調光比)を指示する調光信号Xbに切り替わったとする。
従来、出力電圧Vo1が、調光比Daに相当する電圧Vaから、調光比Dbに相当する電圧Vbに上昇するまでに、応答時間t2を要していた(図3のY2参照)。
しかしながら、調光比Dbを指示されたマイコン5cは、時刻T1から所定時間ti1が経過するまで、調光比Dbより高い調光比Dc(第2の調光比)を指示する降圧制御信号Scを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Scによって指示される調光比Dcに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整し、出力電圧Vo1は、電圧Vaからの立ち上がりの傾きが大きくなって、電圧Vbに短時間で近付く。
そして、マイコン5cは、時刻T1から所定時間ti1が経過した後、調光比Dbを指示する降圧制御信号Sbを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Sbによって指示される調光比Dbに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整し、出力電圧Vo1は、電圧Vbの近傍から電圧Vbに達する。したがって、出力電圧Vo1が、電圧Vaから電圧Vbに上昇するまでに要する応答時間t1は、従来の応答時間t2より短くなる(図3のY1参照)。
なお、図3中のVthは、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vthを示し、Vb>Va>Vthの関係にある。
調光比Dcの設定値は、調光比Dbに対応した値、調光比Daと調光比Dbとの差分に応じて算出した値のいずれでもよい。また、所定時間ti1の設定値は、固定時間、調光比Dbに対応した時間、調光比Daと調光比Dbとの差分に応じて算出した時間のいずれでもよい。これらの調光比Dc、所定時間ti1は、固体光源点灯装置の設計、仕様等に合わせるように任意に設定すればよい。
また、マイコン5cは、例えば、マイコン5cに内蔵するメモリにデータテーブル等を格納しており、調光比Dの変化を検出したときにデータテーブル等を参照して、降圧制御信号Scを所定時間ti1が経過するまで出力する。
次に、固体光源10の消灯時に、消灯を指示する調光信号X0から、より高い調光比Ddを指示する調光信号Xdが入力されたとする。
まず、図4に示すように、制御回路5は、消灯の調光比D0を指示する調光信号X0が入力されており、マイコン5cは、消灯を指示する降圧制御信号S0を出力している。降圧制御回路5dは、降圧制御信号S0によって指示される調光比D0に応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整することによって、出力電圧Vo1を、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vth未満に制御している。
そして、時刻T11において、現在の消灯を指示する調光信号X0から、より高い調光比Dd(第1の調光比)を指示する調光信号Xdに切り替わったとする。
従来、出力電圧Vo1が、消灯状態から、調光比Ddに相当する電圧Vdに上昇するまでに、応答時間t12を要していた(図4のY12参照)。
しかしながら、調光比Ddを指示されたマイコン5cは、時刻T11から所定時間ti2が経過するまで、調光比Ddより高い調光比De(第2の調光比)を指示する降圧制御信号Seを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Seによって指示される調光比Deに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整する。而して、出力電圧Vo1は、消灯状態からの立ち上がりの傾きが大きくなって(図4のY13参照)、電圧Vdに短時間で近付く。
そして、マイコン5cは、時刻T11から所定時間ti2が経過した後、調光比Ddを指示する降圧制御信号Sdを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Sdによって指示される調光比Ddに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整し、出力電圧Vo1は、電圧Vdの近傍から電圧Vdに達する。したがって、出力電圧Vo1が、消灯状態から電圧Vdに上昇するまでに要する応答時間t11は、従来の応答時間t12より短くなる(図4のY11参照)。
調光比Deの設定値は、調光比Ddに対応した値、消灯状態の継続時間に対応した値(つまり、コンデンサC2の残留電荷に対応した値)、消灯状態の直前の調光比とコンデンサC2の残留電荷との関係から算出した値のいずれでもよい。
また、所定時間ti2の設定値は、固定時間、調光比Deに対応した時間、調光比Ddと調光比Deとの関係に応じて算出した値、消灯状態の継続時間に対応した値のいずれでもよい。さらに、この所定時間ti2の設定値は、消灯状態の直前の調光比とコンデンサC2の残留電荷との関係から算出した値、または消灯状態の継続時間と調光比Deとの関係に応じて算出した値であってもよい。
これらの調光比De、所定時間ti2は、固体光源点灯装置の設計、仕様等に合わせるように任意に設定すればよい。
ここで、消灯を指示する調光信号X0が入力されている場合、コンデンサC2の両端に印加される出力電圧Vo1は、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vth未満であればよい。例えば、調光信号X0入力時の出力電圧Vo1は、ゼロでもよいし、順方向電圧Vth未満の電圧が発生していてもよい。
また、マイコン5cは、例えば、マイコン5cに内蔵するメモリにデータテーブル等を格納しており、調光比Dの変化を検出したときにデータテーブル等を参照して、降圧制御信号Seを所定時間ti2が経過するまで出力する。
このように、調光比Daでの点灯時に、より高い調光比Dbを指示する調光信号Xbに切り替わった場合や、消灯状態からより高い調光比Ddを指示する調光信号Xdが入力された場合に、出力電圧Vo1の応答時間を従来より短縮している。したがって、本固体光源点灯装置は、調光比が高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できる。また、調光比Dが高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できるので、調光下限の調光比を拡大することも可能になる。
また、マイコン5cを用いた降圧チョッパ回路4の制御によって、上記効果を実現できるので、装置の大型化を招くこともない。
また、マイコン5cは、調光比Dの上昇時の応答時間を許容できる場合、上述の降圧制御信号Sc,Seの出力期間を設けなくてもよい。例えば、点灯状態において調光比Dが50%以上上昇する場合や、消灯状態から調光比50%以上に調光制御する場合等である。
なお、本実施形態では、変化前の調光比Daと変化後の調光比Dbとの間に、所定時間ti1に亘る調光比Dcの期間を設け、また、消灯状態と調光比Ddとの間に、所定時間ti2に亘る調光比Deの期間を設けている。すなわち、調光比Dの変化前と変化後との間に一段階の高調光比期間を設けているが、調光比Dの変化前と変化後との間に複数段階の高調光比期間を設けてもよい。複数段階の高調光比期間を設けることによって、調光比Dの変化特性を、任意の傾きを有する直線、任意の曲率を有する曲線等に設定できる。
(実施形態2)
本実施形態の固体光源点灯装置は、図5に示すように、電圧検出回路6を備える。なお、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
電圧検出回路6は、コンデンサC2の高圧側とグランド電位との間に接続した抵抗R3,R4の直列回路で構成され、抵抗R3,R4の接続点が、制御回路5のマイコン5cのA/D変換ポートに入力される。すなわち、固体光源10の両端電圧(出力電圧Vo1)の検出値がマイコン5cに入力されており、マイコン5cは、出力電圧Vo1を把握可能になる。
この固体光源点灯装置の調光動作について、説明する。
まず、図6に示すように、制御回路5は、調光比Daを指示する調光信号Xaが入力されており、マイコン5cは、調光比Daを指示する降圧制御信号Saを出力している。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Saによって指示される調光比Daに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整することによって、出力電圧Vo1を調光比Daに応じた電圧Vaに制御している。
そして、時刻T21において、現在の調光比Da(第3の調光比)を指示する調光信号Xaから、より高い調光比Db(第1の調光比)を指示する調光信号Xbに切り替わったとする。
従来、出力電圧Vo1が、調光比Daに相当する電圧Vaから、調光比Dbに相当する電圧Vbに上昇するまでに、応答時間t22を要していた(図6のY22参照)。
しかしながら、調光比Dbを指示されたマイコン5cは、時刻T21から、出力電圧Vo1が増加して所定の閾値Vs1に達するまで、調光比Dbより高い調光比Dc(第2の調光比)を指示する降圧制御信号Scを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Scによって指示される調光比Dcに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整し、出力電圧Vo1は、電圧Vaからの立ち上がりの傾きが大きくなって、電圧Vbに短時間で近付く。
そして、マイコン5cは、出力電圧Vo1が増加して所定の閾値Vs1に達した後、調光比Dbを指示する降圧制御信号Sbを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Sbによって指示される調光比Dbに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整し、出力電圧Vo1は、電圧Vbの近傍から電圧Vbに達する。したがって、出力電圧Vo1が、電圧Vaから電圧Vbに上昇するまでに要する応答時間t21は、従来の応答時間t22より短くなる(図6のY21参照)。
なお、図6中のVthは、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vthを示し、Vb>Vs1>Va>Vthの関係にある。
調光比Dcの設定値は、調光比Dbに対応した値、調光比Daと調光比Dbとの差分に応じて算出した値のいずれでもよい。また、閾値Vs1の設定値は、調光比Daで固体光源10を点灯させた場合の電圧Vaより高く、調光比Dbで固体光源10を点灯させた場合の電圧Vbより低い値に設定される。これらの調光比Dc、閾値Vs1は、固体光源点灯装置の設計、仕様等に合わせるように任意に設定すればよい。
また、マイコン5cは、例えば、マイコン5cに内蔵するメモリにデータテーブル等を格納しており、調光比Dの変化を検出したときにデータテーブル等を参照して、降圧制御信号Sc、閾値Vs1を生成する。
次に、固体光源10の消灯時に、消灯を指示する調光信号X0から、より高い調光比Ddを指示する調光信号Xdが入力されたとする。
まず、図7に示すように、制御回路5は、消灯の調光比D0を指示する調光信号X0が入力されており、マイコン5cは、消灯を指示する降圧制御信号S0を出力している。降圧制御回路5dは、降圧制御信号S0によって指示される調光比D0に応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整することによって、出力電圧Vo1を、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vth未満に制御している。
そして、時刻T31において、現在の消灯を指示する調光信号X0から、より高い調光比Dd(第1の調光比)を指示する調光信号Xdに切り替わったとする。
従来、出力電圧Vo1が、消灯状態から、調光比Ddに相当する電圧Vdに上昇するまでに、応答時間t32を要していた(図7のY32参照)。
しかしながら、調光比Ddを指示されたマイコン5cは、時刻T31から、出力電圧Vo1が増加して所定の閾値Vs2に達するまで、調光比Ddより高い調光比De(第2の調光比)を指示する降圧制御信号Seを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Seによって指示される調光比Deに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整する。而して、出力電圧Vo1は、消灯状態からの立ち上がりの傾きが大きくなって(図7のY33参照)、電圧Vdに短時間で近付く。
そして、マイコン5cは、出力電圧Vo1が増加して所定の閾値Vs2に達した後、調光比Ddを指示する降圧制御信号Sdを出力する。降圧制御回路5dは、降圧制御信号Sdによって指示される調光比Ddに応じて、スイッチング素子Q2のオンタイミングおよびオフタイミングを調整し、出力電圧Vo1は、電圧Vdの近傍から電圧Vdに達する。したがって、出力電圧Vo1が、消灯状態から電圧Vdに上昇するまでに要する応答時間t31は、従来の応答時間t32より短くなる(図7のY31参照)。
調光比Deの設定値は、調光比Ddに対応した値、電圧検出回路6による出力電圧Vo1の検出値(つまり、コンデンサC2の残留電荷(消灯状態の継続時間)から算出した値)のいずれでもよい。
また、閾値Vs2の設定値は、調光比Ddで固体光源10を点灯させた場合の電圧Vdより低い値、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vthより低い値のいずれでもよい。
これらの調光比De、閾値Vs2は、固体光源点灯装置の設計、仕様等に合わせるように任意に設定すればよい。
ここで、消灯の調光比D0を指示する調光信号X0である場合、コンデンサC2の両端に印加される出力電圧Vo1は、固体光源10が点灯を開始する順方向電圧Vth未満であればよい。例えば、調光信号X0入力時の出力電圧Vo1は、ゼロでもよいし、順方向電圧Vth未満の電圧が発生していてもよい。
また、マイコン5cは、例えば、マイコン5cに内蔵するメモリにデータテーブル等を格納しており、調光比Dの変化を検出したときにデータテーブル等を参照して、降圧制御信号Se、閾値Vs2を生成する。
このように、調光比Daでの点灯時に、より高い調光比Dbを指示する調光信号Xbに切り替わった場合、消灯状態からより高い調光比Ddを指示する調光信号Xdが入力された場合に、出力電圧Vo1の応答時間を従来より短縮している。したがって、本固体光源点灯装置は、調光比が高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できる。また、調光比Dが高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できるので、調光下限の調光比を拡大することも可能になる。
また、出力電圧Vo1と閾値Vs1またはVs2とを比較して、調光比を一時的に高くする期間を決定するため、消灯時のコンデンサC2の残留電荷を考慮することなく、調光比を一時的に高くする期間の長さを適切に設定できる。
また、マイコン5cは、調光比Dの上昇時の応答時間を許容できる場合、上述の降圧制御信号Sc,Seの出力期間を設けなくてもよい。例えば、点灯状態において調光比Dが50%以上上昇する場合や、消灯状態から調光比50%以上に調光制御する場合等である。
なお、本実施形態では、変化前の調光比Daと変化後の調光比Dbとの間に、閾値Vs1によって規定される調光比Dcの期間を設け、また、消灯状態と調光比Ddとの間に、閾値Vs2によって規定される調光比Deの期間を設けている。すなわち、調光比Dの変化前と変化後との間に一段階の高調光比期間を設けているが、調光比Dの変化前と変化後との間に複数段階の高調光比期間を設けてもよい。複数段階の高調光比期間を設けることによって、調光比Dの変化特性を、任意の傾きを有する直線、任意の曲率を有する曲線等に設定できる。
(実施形態3)
本実施形態の固体光源点灯装置は、マイコン5cが、EEPROM、フラッシュメモリ等の記憶部と対になって、以下の動作を行う。なお、このEEPROM、フラッシュメモリ等の記憶部は、マイコン5cが内蔵する構成、またはマイコン5cの外部に設ける構成のいずれでもよい。例えば、なお、マイコン5cは、例えば、ルネサスエレクトロニクス(株)のR8C/28,29グループを用いた場合、マイコン内にフラッシュメモリが内蔵されている。
コンデンサC2として電解コンデンサを用いた場合、コンデンサC2は、通電時間が経過するにつれて容量が低下していく。そのため、実施形態1の場合、所定時間ti1に亘る調光比Dcの期間(図3参照)、または所定時間ti2に亘る調光比Deの期間(図4参照)を設けたとしても、調光比Dc,De、所定時間ti1,ti2の各値は、固体光源装置の動作時間によって変更が必要になる可能性がある。そこで、マイコン5cは、固体光源装置の動作時間を計時して、この計時結果を記憶部に格納しておき、調光比Dc,De、所定時間ti1,ti2の各値を、動作時間の計時結果に基づいて補正する。したがって、コンデンサC2の容量低下による調光特性のばらつきを抑制することができる。
なお、マイコン5cは、固体光源10の点灯時間を計時して、この計時結果を記憶部に格納しておき、調光比Dc,De、所定時間ti1,ti2の各値を、点灯時間の計時結果に基づいて補正してもよい。
また、固体光源10の順方向電圧は、個体差や温度特性によってばらつきを生じる。そのため、実施形態2の場合、調光比Dcの期間(図6参照)、または調光比Deの期間(図7参照)を設けたとしても、調光比Dc,De、閾値Vs1,Vs2の各値は、固体光源10の順方向電圧のばらつきによって変更が必要になる可能性がある。そこで、マイコン5cは、使用する固体光源10の固有の順方向電圧のデータを記憶部に格納しておき、調光比Dc,De、閾値Vs1,Vs2の各値を、使用する固体光源10の固有の順方向電圧に基づいて補正する。したがって、固体光源10の順方向電圧のばらつきによる調光特性のばらつきを抑制することができる。
(実施形態4)
図8は、実施形態1乃至3いずれかの固体光源点灯装置(以降、固体光源点灯装置Aと称す)を用いた照明器具Bの概略構成を示している。
この照明器具Bでは、固体光源点灯装置Aが、固体光源10の筐体10bとは別のケース11に内蔵されている。したがって、固体光源10を薄型化することが可能となり、さらには別置型の電源ユニットとしての固体光源点灯装置Aも小型化を図ることができるので、設置場所を限定されることが少ない。
固体光源10の筐体10bは、一端を開放した金属製の円筒体よりなり、一端の開放部は光拡散板10cで覆われている。筐体10bの他端側の底面には、光拡散板10cに対向するように、複数の固体光源素子10aが実装された実装基板10dが配置されている。
そして、筐体10bは、天井80に埋め込まれており、固体光源10は、天井裏に配置された固体光源点灯装置Aに、リード線91とコネクタ92とを介して配線されている。
次に、図9は、複数の照明器具Bを、通信線Wを介してコントローラ70に接続した照明システムの概略を示す。コントローラ70は、通信線Wを介して、照明器具Bの各々へ調光信号Xを送信する。各照明器具Bでは、固体光源点灯装置Aが、調光信号Xに応じた調光動作を行う。
本実施形態の照明器具B、この照明器具Bを用いた照明システムにおいても、固体光源点灯装置Aが、実施形態1乃至3いずれかと同様の動作を行う。したがって、調光比が高くなる方向に調光制御するときに、実際の光出力の応答時間を短縮できるという効果を得ることができる。
4 降圧チョッパ回路(電源回路)
5 制御回路
10 固体光源
Q2 スイッチング素子
C2 コンデンサ

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのスイッチング素子を具備して、このスイッチング素子をオン・オフすることによって直流電力を出力する電源回路と、
    前記電源回路の出力端間に接続された固体光源に並列接続したコンデンサと、
    前記固体光源の調光比を指示する調光信号に基づいて、前記スイッチング素子のスイッチング動作の制御値を決定し、この制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    第1の調光比を指示する前記調光信号によって調光比が高くなる方向に前記スイッチング素子をスイッチング制御する場合、前記第1の調光比となる前記制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御する前の所定期間、前記第1の調光比より高い第2の調光比となる前記制御値に基づいて、前記スイッチング素子をスイッチング制御し、前記第1の調光比に応じて前記第2の調光比を可変に設定する
    ことを特徴とする固体光源点灯装置。
  2. 前記所定期間は、
    前記制御回路が、前記第1の調光比より低い第3の調光比となる前記制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御しているときに、前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから所定時間が経過するまでの期間、
    または、前記固体光源が消灯しているときに、前記制御回路が前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから所定時間が経過するまでの期間
    であることを特徴とする請求項1記載の固体光源点灯装置。
  3. 前記固体光源の両端電圧を検出する電圧検出回路を備え、
    前記所定期間は、
    前記制御回路が、前記第1の調光比より低い第3の調光比となる前記制御値に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング制御しているときに、前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから、前記固体光源の両端電圧が閾値以上となるまでの期間、
    または、前記固体光源が消灯しているときに、前記制御回路が前記第1の調光比を指示する前記調光信号を受信してから、前記固体光源の両端電圧が閾値以上となるまでの期間
    であることを特徴とする請求項1記載の固体光源点灯装置。
  4. 本固体光源点灯装置の動作時間または前記固体光源の点灯時間を記憶する記憶部を備え、
    前記制御回路は、前記動作時間または前記点灯時間に基づいて前記所定時間を決定する
    ことを特徴とする請求項2記載の固体光源点灯装置。
  5. 前記固体光源に固有の順方向電圧を記憶する記憶部を備え、
    前記制御回路は、前記固有の順方向電圧に基づいて前記閾値を決定する
    ことを特徴とする請求項3記載の固体光源点灯装置。
  6. 請求項1乃至5いずれか記載の固体光源点灯装置と、前記固体光源点灯装置から直流電力を供給される固体光源とを備えることを特徴とする照明器具。
  7. 請求項6記載の1乃至複数の照明器具と、前記照明器具へ調光信号を送信するコントローラとを備えることを特徴とする照明システム。
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