JP6007824B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
図1は、現金自動預払機1の外観図であり、硬貨入出金口2、紙幣入出金口3、通帳挿入口4、カード挿入口5、表示操作部6を備えている。
現金自動預払機1の内部は、図2に示したように、現金自動預払機1の各部の動作制御や情報処理を行う主制御部7と、キャッシュカード等に記録された情報のリードライトを行うカードリードライト部9と、音声やブザーによりガイダンスを出力する音声案内部10と、通帳の磁気ストライプのリードライト及び通帳への印字制御を行う通帳記帳部11と、取引内容の明細書を印字して出力する明細書処理部12と、図示しない硬貨入出金金庫や硬貨装填庫を備え硬貨の入出金制御を行う硬貨入出金部13と、図示しない紙幣入出金金庫や紙幣装填庫を備え紙幣の入出金制御を行う紙幣入出金部14とからなる。
現金自動預払機1の内部構成であるカードリードライト部9、通帳記帳部11、硬貨入出金部13、及び紙幣入出金部14は、係員等(例えば、当該現金自動預払機1が銀行等の店舗に設置されている場合には、当該銀行の行員や保守作業者等)が保守(定期点検、媒体のセット時及び媒体の回収時等を、以下保守という。)を行うときに、スライドレール17によって現金自動預払機外に引き出せるようになっている。
以下、カードリードライト部9、通帳記帳部11、硬貨入出金部13及び紙幣入出金部14を総称して引出し部18という。
スライドレール17と装置本体側ブラケット19aの固定部23aは、ネジ孔22を対応させ、ネジ21により固定する。
さらに、スライドレール17、引出し部18、ブラケット19及び装置本体内部の左右側面25にネジ孔22を設け、ネジ21により固定する方法を説明したが、固定する手段は、溶着等の従来周知技術を用いて行うものとすればよい。
以上の構成により実施例1の現金自動預払機1は、以下のように動作する。この動作を
図9を用いて以下に説明する。
以上のように、実施例1の現金自動預払機1によれば、装置本体の左右側面25にブラケット19aを用いてスライドレール17を斜めに取り付けたことにより、装置本体内部から引出し部18を引き出す際、引出し部18を厚みのある後扉20に接触することなく引き出すことが可能となる。さらに引出し部18を斜めに引き出せるようにしたことで、係員等が保守を行うときに、後扉20と引出し部18のスペースを確保することができ、壁際設置等で保守スペースがない状態でも保守を行うことができる。また、後扉20を90度以上開く必要がなくなるため、壁際設置等でスペースがない場合でも本装置を設置することが可能となる。
実施例1の現金自動預払機1では、装置本体内部の左右側面25からブラケット19を用いてスライドレール17を斜めに支持し、引出し部18を斜めに引き出す例を示した。実施例2では、図10に示したように上述した実施例1の構成に加え、装置本体内部底面26にもスライドレール17を斜めに取り付けている。
以上の構成により実施例2の現金自動預払機1は、以下のように動作する。この動作を図10を用いて以下に説明する。
以上のように実施例2の現金自動預払機1によれば、装置本体内部の左右側面25に加え、スライドレール17を、装置本体内部底面26に斜めに形成することでスペースがない状態でも、後扉20に接触することなく、斜めに引出し部18を引き出すことが可能となる。また、重量のある引出し部18の場合であっても、装置本体内部底面26に設けられたスライドレール17により引出し部18の重量を支えているため、装置本体内部の左右側面25に取り付けられたスライドレール17が破損することがなくなる。
実施例1及び実施例2では、カードリードライト部9、通帳記帳部11、硬貨入出金部13及び紙幣入出金部14は、同一の引出し部18として説明した。しかし、図11のように、現金自動預払機1には、カードリードライト部9、通帳記帳部11又は硬貨入出金部13と紙幣入出金部14が併合した引出し部(以下、現金収納部28という。)のように複数の引出し部から構成されている装置もある。このような複数の引出し部で構成されている現金自動預払機1の場合にも、本発明は適用可能である。
17 スライドレール
18 引出し部
19 ブラケット
19a 装置本体側ブラケット
19b 引出し部側ブラケット
20 後扉
21 ネジ
22 ネジ孔
23a 23b 固定部
24a 24b 突出部
25 装置本体内部の左右側面
26 装置本体内部底面
27 扉支点
28 現金収納部
29 キャスタ
Claims (8)
- 装置本体に取り付けられた扉支点を中心に片開きを行う扉と、装置本体内部に引出し部を有し、前記引出し部を装置本体外に引出し可能な自動取引装置において、
前記装置本体内部から前記引出し部を引き出すための引出し部材を設け、
前記引き出し部材を介し、前記引出し部を前記装置本体の左右側面と平行な状態を保ったまま前記扉から離れる方向に斜めに引き出すことができるようにしたことを特徴とする自動取引装置。 - 前記引出し部材は、スライドレールであり、前記スライドレールは前記装置本体及び前記引出し部に斜めに取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
- 前記スライドレールは、前記装置本体内部の左右側面に設けたことを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
- 前記スライドレールは、前記装置本体内部の底面に設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の自動取引装置。
- 前記装置本体内部の左右側面の少なくとも一方に設けた前記スライドレールに加え、さらに前記引出し部の底面にキャスタを設けたことを特徴とする請求項3記載の自動取引装置。
- 前記スライドレールは、ブラケットを使用して前記装置本体内部に固定していることを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
- 前記スライドレールは、ブラケットを使用して前記引出し部に固定していることを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
- 装置本体に取り付けられた扉支点を中心に片開きを行う扉と、装置本体内部に引出し部を有し、前記引出し部を装置本体外に引出し可能な自動取引装置において、
前記装置本体内部から前記引出し部を引き出すための引出し部材と、
前記引出し部材を前記装置本体または前記引出し部に取り付けるためのブラケットと、
を備え、
前記ブラケットは、固定部の左右両端から突出している突出部の長さを異ならせることにより、前記引出し部を前記扉から離れる方向に斜めに引き出すことができるようにしたことを特徴とする自動取引装置。
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