JP6007749B2 - 施肥機 - Google Patents

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Description

この発明は、苗移植を行う際に圃場に肥料を施す施肥機に関するものである。
この種の従来技術としては、施肥装置を備え、さらに苗植付装置をトラクタの後方に連結した苗移植機が知られている。
特開2008−220250号公報
前記特許文献1記載の苗移植機は、走行車体の後部に設ける施肥装置から肥料を所定量ずつ放出し、圃場に植え付けた苗に肥料を供給する構成が開示されている。
しかしながら、上記施肥装置は、施肥作業時の肥料の供給通路と肥料排出作業時の肥料排出通路をシャッタで切り替えて使用する構成となっており、部品点数が多く、メンテナンス作業等に要する時間と労力が大きくなる問題がある。
また、肥料を排出する際、各条の貯留ホッパから肥料が略同じペースで排出されるので、肥料の残量が多いと大量の肥料が一気に肥料排出通路に流入し、ブロアが発生させた搬送風が肥料を搬送できなくなり、肥料排出通路内に肥料が詰まり、排出作業が中断されてしまい、作業能率が低下する問題がある。このとき、作業者は棒等を肥料排出通路内に差し入れて詰まりを解消する必要があり、作業者の労力の増大する問題がある。
そこで、本発明の課題は、肥料排出通路内に肥料が詰まり、排出作業が中断されてしまうおそれのない施肥機を提供することである。
上記課題は、次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、肥料を貯留する肥料タンク(67)と、該肥料タンク(67)の下部に落下する肥料を送り出す肥料繰出部(68)と、肥料繰出部(68)の下方に肥料を圃場に向けて搬送する施肥供給部材(施肥ホース)(62)と、肥料タンク(67)の下方に肥料の搬送風が移動する搬送風通路(搬送風ダクト)(33)と、該搬送風通路(33)に搬送風を供給する起風装置(ブロア)(69)とを備える施肥機において、肥料繰出部(68)には、肥料を定量ずつ送り出す繰出しロール(45)を設け、該繰出しロール(45)の隣接位置に、肥料の放出経路(34)を施肥ホース(62)側の施肥ダクト(34b)と肥料を機外に排出する側の機外排出ダクト(34a)に切り替える切替シャッタ(47)を設け、前記肥料繰出部(68)と前記切替シャッタ(47)を内装する流下ケース(カプセル)(46)を設け、該切替シャッタ(47)は、前記施肥ダクト(34b)と前記排出ダクト(34a)の肥料供給切替の際に、施肥ダクト(34b)側にも機外排出ダクト(34a)側にも搬送風を移動させない遮断位置を経由して肥料の放出経路(34)を切り替える構成としたことを特徴とする施肥機である。
請求項2記載の発明は、流下ケース(46)の機体外側で且つ切替シャッタ(47)を設けた側に搬送風通路(33)を配置し、流下ケース(46)の機体前方部側に、断面扇形状の切替シャッタ(47)を設け、流下ケース(46)の機体後方部側に、複数の溝状の凹部(45a)を有する断面円形の繰出しロール(45)を設け、切替シャッタ(47)の断面扇形状部分の表面に接触する流下ケース(46)の接触域と、繰出しロール(45)の断面円形部分の表面に接触する流下ケース(46)の接触域は、それぞれ断面円弧状に形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の施肥機である。
請求項3記載の発明は、断面扇形状の切替シャッタ(47)の内で搬送風の搬送方向の下手側端部に、搬送風の一部を遮断する断面扇形状の遮断板(47a)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の施肥機である。
請求項4記載の発明は、起風装置(69)を搬送風通路(ダクト)(33)の左右一側に配置し、複数条の切替シャッタ(47)を連動して操作する切替操作部材(49)を設け、該切替操作部材(49)を肥料の機外排出作業側に操作すると、起風装置(69)に近い側の切替シャッタ(47)は肥料タンク(67)の出口を広く開くと共に、起風装置(69)から遠い側の切替シャッタ(47)は肥料タンク(67)の出口を狭く開くように肥料タンク(67)の出口の開度を変更する構成としたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の施肥機である。
例えば、肥料の機外排出作業開始時はブロア(69)に近い側の肥料タンク(67)からの排出量を多くし、遠い側は排出量を少なめにする。なお遠い側は、最初は排出量0でも構わない。
そしてブロア(69)に近い側の肥料タンク(67)の肥料貯留料が減少すると、切替操作部材(49)を動かしてブロア(69)から離れた側の開度を大きくし、肥料の放出量を増やす。
請求項5に記載の発明は、切替操作部材(49)として切替操作レバーまたは多段階に切替操作可能な切替アクチュエータを含めた切替操作アクチュエータを用い、肥料タンク(67)に残る肥料の量を検出する複数の残量検知センサ(50)(従来構成では、肥料タンク(67)下部に、接触する肥料がなくなると通電しなくなり肥料切れを通知するセンサがあり、これを上下方向に3〜5段用いることもできる)を各苗の植付条に対応する箇所に並べて配置し、全条の残量検知センサ(50)の検知数が所定数未満(1または2)のときは、全ての切替シャッタ(47)が機外排出位置を全開にするまで切替アクチュエータを作動させ、(肥料残量が少ないので、全条一気に排出しても詰まることはない。)全条の残量検知センサ(50)の検知数が所定数以上(2または3以上)のときは、起風装置(69)に近い側の切替シャッタ(47)の開度が広く、遠い側の切替シャッタ(47)の開度が狭くなるように切替アクチュエータを作動させ、起風装置(69)に近い複数条(1〜3条目)の残量検知センサ(50)の検知数が所定数未満(1または2)になると、起風装置(69)から遠い側の切替シャッタ(47)の開度を広くするように切替アクチュエータを作動させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
請求項6に記載の発明は、搬送風通路(33)の内部に、所定間隔で搬送風通路(33)の開口部(33a)を設け、該搬送風通路(33)の開口部(33a)と同じ間隔の開口部(60a)を形成し、端部に肥料排出部(60b)を形成した摺動通路(60)を搬送風通路(33)の内部に摺動自在に設け、摺動通路(60)の開口部(60a)と搬送風通路(33)の開口部(33a)を合わせて肥料排出形態にする際は、摺動通路(60)を機体外側方向に移動させ、走行車両(1)から離間する位置に移動させる構成とした
ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の施肥機である。
請求項1に記載の発明によれば、切替シャッタ47により肥料の放出経路34を切り替えて搬送風通路33を施肥供給部材(施肥ホース)62への搬送風の伝達経路とすると共に、肥料の機外への排出経路とすることができるので、搬送風通路33を施肥用と肥料排出用とに分ける必要が無く、簡潔な構成となる。
また、切替シャッタ47は施肥ダクト34b側にも機外排出ダクト34a側にも搬送風を移動させない遮断位置を経由して肥料の放出経路34を切り替える構成としたことにより、肥料タンク67内や施肥ホース62内に搬送風が不用意に流入することや内圧が変化することによる肥料の移動を防止することができるので、肥料が肥料タンク67内や施肥ホース62内に残ることが防止され、肥料の排出作業が確実に行える。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、切替シャッタ47の断面形状を扇状とし、該切替シャッタ47の断面扇形状部分の表面に接触する流下ケース46の接触域を円弧部としたことにより、切替シャッタ47によって搬送風が流下ケース46内に進入することを防止できるので、肥料タンク67内に搬送風が入り込むことにより肥料が吹き上がって肥料の供給量が乱れることが防止され、確実に圃場に肥料を供給することができ、作物の生育が良好になる。
また、施肥機からの肥料の機外排出作業時には、切替シャッタ47の断面扇形状の非円弧部が肥料を機外排出ダクト34aに向けて流下させる傾斜面となるので、肥料の機外への排出作業が能率的に行えるため、作業能率が従来よりも向上する。
繰出しロール45の断面円形部分の表面に流下ケース46の接触域が接触するので、繰出しロール45の溝状凹部45aが受けた肥料が落下するタイミングを一定にすることができ、供給される肥料が広範囲に拡散してしまうことが防止され、肥料供給量が安定して作物の生育が良好になる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、切替シャッタ47の一部に遮断板47aを設けたことにより、搬送風通路33を移動する搬送風を遮断板47aに接触させて吹き戻させることができるので、施肥作業時は搬送風が流下ケース46内に入り込みやすくなり、肥料が施肥ホース62から確実に圃場に供給され、作物の生育が良好になる。
また、肥料を機体外部に排出する作業時において、遮断板47aを通過するまでは肥料が搬送通路に移動することを防止できるので、搬送風が強く吹いている箇所に肥料が送り込まれるため、肥料の排出が確実に行える。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、切替操作部材49を動かすと、起風装置69から離れた切替シャッタ47ほど肥料タンク67の出口を狭く開く回動量としたことにより、一度に大量の肥料が排出されることを防止できるので、搬送風が搬送風通路33の端部まで弱まることなく届き、肥料が確実に排出される。
肥料の排出量に合わせて切替操作部材49を操作すると、起風装置69から離れた側の肥料も搬送風で確実に排出することができるので、搬送風通路33内に肥料が残ることが防止され、肥料タンク67の掃除に要する労力が軽減される。
すなわち、この構成により、肥料の機外排出作業開始時はブロア69に近い側の肥料タンク67からの排出量を多くし、遠い側は排出量を少なめにし(遠い側は、最初は排出量0でも良い)、ブロア69に近い側の肥料タンク67の肥料貯留量が減少すると、切替操作部材49を動かしてブロア69から離れた側の開度を大きくし、肥料の放出量を増やすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、肥料タンク67内の肥料の残量に合わせて肥料の排出量を変更することができるので、肥料が搬送通路内に入り込み過ぎて搬送風で搬送できなくなることが防止され、肥料の排出作業の能率が従来よりも向上する。
また、各条の肥料の残量が少ないときは、全条の肥料を排出することができるので、施肥作業に要する時間が短くなる。
各条の肥料の残量が多いときは、起風装置69に近い肥料タンク67から肥料を多く排出し、起風装置69に近い側の肥料の残量が減少すると遠い側の肥料タンク67からの肥料の排出量を増やすことができるので、肥料の排出作業の能率が向上する。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、搬送風通路33の内部に摺動通路60を設け、搬送風通路33の開口部33aと摺動通路60の開口部60aを合わせると肥料排出形態になる構成としたことにより、肥料排出作業時以外の時に肥料が搬送通路33側に移動することを防止できるので、施肥作業時に搬送通路33側に肥料が移動することが防止され、設定量の肥料を確実に圃場に供給することができ、作物の生育が良好になる。
肥料排出形態とすると摺動通路60の端部に設けた肥料排出部60bが走行車両1から離間する方向に移動するので、肥料排出部60bの近くに作業者が立ちやすく、また肥料の回収部材を自由に設置できるので、作業能率が向上する。
走行車両1や後輪7が泥土で汚れていても、作業者は近付くことなく肥料の回収作業を行うことができるので、作業能率が向上すると共に、作業者が泥で汚れることが防止される。
本発明の実施例の施肥装置付き乗用型田植機の側面図である。 図1の施肥装置付き乗用型田植機の平面図である。 図1の施肥装置の背面図である。 図1の施肥装置の肥料繰出部付近の内部構造図である。 図1の施肥装置の機外排出ダクト側だけに肥料を搬送できるように切替シャッタを移動させた場合の構造図である。 図1の施肥装置の施肥ダクト側にも機外排出ダクト側にも搬送風を移動させない放出経路の遮断位置に切替シャッタを移動させた場合の構造図である。 図1の一変形例を機体正面側から見た施肥装置の繰出ロール部分の縦断面図(図7(a)、図7(b))とシャッタの斜視図(図7(c))である。 図1の施肥装置の流下ケースとブロアとダクトの配置図(図8(a)とブロアへの流路の大きさを切替シャッタで調整する場合の断面略図(図8(b)、図8(c)、図8(d))である。 残量検知センサの検知結果に応じて切替シャッタの開度を制御するフローチャートである。 図1の施肥装置の一変形例のダクトの斜視図(図10(a)、図10(b))と肥料タンクとダクトの配置を示す機体正面図(図10(c))である。 図1の施肥装置の各条の流下ケース内に2軸の繰出ロールを並列配置した場合の構成図であり、図11(a)は機体正面から見た繰出ロール部分の縦断面図、図11(b)は図11(a)の平面図である。 図1の施肥装置の各条毎における肥料の繰出用の繰出駆動軸と繰出ロールの駆動軸の連動機構についての説明図である。 図12の機構を4条植の施肥機(苗植付機)に適用した場合の繰出駆動軸と繰出ロール軸の連動機構を示す図である。 図1に示す施肥機の変形例の肥料タンクを左右3条分ずつに分けた場合の要部平面図(図14(a))と要部側面図(図14(b))である。 図1に示す施肥機の変形例の平行リンクにより3つに分割された肥料タンクを分割移動可能な構成図(図15(a)に3つに分割された肥料タンクを展開して並列配置した場合の側面図、図15(b)は肥料タンクを上下に積層した場合の側面図)である。
この発明の作業機の一実施例である6条植え乗用型田植機について図面に基づき詳細に説明する。
図1の側面図と図2の平面図に示すように、乗用型田植機(施肥機)は走行車両1に昇降用リンク装置2で作業装置の一種である苗植付装置3を装着すると共に施肥装置4を設け、全体で乗用施肥田植機として機能するように構成されている。走行車両1は、駆動輪である左右各一対の前輪6、6および後輪7、7を有する四輪駆動車両である。
なお、本明細書では田植機の前進方向に向かって左右をそれぞれ左側と右側といい、前進方向を前側、後進方向を後側という。
図1に示すように、メインフレーム10a、10bにミッションケース11とエンジン12が配設されており、該ミッションケース11の後部側面に油圧ポンプ13がケース11と一体に組み付けられ、ミッションケース11の前部上方にステアリングポスト14が突設されている。
そして、ステアリングポスト14の上端部にステアリングハンドル16が設けられている。機体の上部には操縦用のフロアとなるステップフロア19が取り付けられ、エンジン12の上方部に操縦席20が設置されている。ステアリングハンドル16の右側には変速レバー17が設けられ、操縦席20の右側には畦クラッチレバー18が設けられている。
前輪6、6はミッションケース11の側方に向きを変更可能に設けた前輪支持ケース22、22に軸支されている。また、後輪7、7は、左右フレーム37の左右両端部に取り付けた後輪伝動ケース24、24に後輪支持体30を介して軸支されている。左右フレーム37はメインフレーム10a、10bの後端部に支持されている。
図1と図2に後輪7への動力伝動機構の一部を示すように、エンジン12の回転動力は、プーリ27、ベルト28及びプーリ29を順次経由して油圧式無段変速装置(HST)31の入力軸32aに伝えられ、HSTの出力軸32bからミッションケース11内に伝えられる。
リヤ出力軸11a、11bの後端部はミッションケース11の後方に突出し、この突出端部に前記後輪伝動ケース24、24に伝動する左右後輪伝動軸35、35が接続されている。そして、この左右後輪伝動軸35、35により各々左右後輪7、7が駆動回転される構成となっている。
苗植付装置3は、走行車両1に昇降用リンク装置2で昇降自在に装着されている。
走行車両1に基部が回動自在に設けられた一般的なリフトシリンダー36(図1)のピストン上端部を昇降用リンク装置2に連結し、走行車両1に設けた油圧ポンプ13にて昇降バルブ(図示せず)を介してリフトシリンダー36に圧油を供給・排出して、リフトシリンダー36のピストンを伸進・縮退させて昇降用リンク装置2に連結した苗植付装置3が上下動されるように構成されている。
苗植付装置3は、左右フレーム37を介して昇降用リンク装置2の後部にローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース38と、該植付伝動ケース38に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台39と、植付伝動ケース38の後端部に装着され、苗載台39の下端より1株づつ苗を圃場に植え付ける苗植付具41と、植付伝動ケース38の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体であるセンター(センサー)フロート42とサイドフロート43等にて構成されている。センターフロート42とサイドフロート43は、圃場を整地すると共に苗植付具41により苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。PTO伝動軸40(図1)は両端にユニバーサルジョイントを有し、ミッションケース11からの動力を苗植付装置3の植付伝動ケース38に伝達すべく設けている。また、昇降リンクセンサ51(図1)は、メインフレーム10a,10bに立設した昇降リンク基部フレーム15と昇降用リンク装置2の上下動する昇降用の平行リンク部材2a、2bの間に設けられ、リンク79の動きを検出するポテンショメータであり、手動操作等により苗植付装置3を最上昇位置へ上昇したことを検出できる。
そして、センターフロート42の前部に設けられた迎え角センサ(図示せず)は、苗植付装置3の対地高さを検出するものであり、該迎え角センサの検出値に基づいて、図示しない制御装置により昇降バルブを制御してリフトシリンダー36にて苗植付装置3の上下位置を制御するように構成されている。
即ち、センターフロート42の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられたことを迎え角センサにより検出した時には油圧ポンプ13にてミッションケース11内から汲み出された圧油をリフトシリンダー36に送り込んでピストンを突出させて昇降用リンク装置2を上動させて苗植付装置3を所定位置まで上昇させ、また、センターフロート42の前部が適正範囲以下に下がったことを迎え角センサにより検出した時にはリフトシリンダー36内の圧油をミッションケース11内に戻して昇降用リンク装置2を下動させて苗植付装置3を所定位置まで下降させる。
そして、センターフロート42の前部が適正範囲にあるとき(迎え角センサの検出値が適正範囲にあり、苗植付装置3が適正な対地高さである時)には、リフトシリンダー36内の圧油の出入りを止めて苗植付装置3を一定位置に保持させている。
このように、センターフロート42を苗植付装置3の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
苗植付装置3は4条植の構成で、フレームを兼ねる植付伝動ケース38、苗を載せて左右往復動し苗を一株づつ各条の苗取出口39a(図2)に供給する苗載台39、苗取出口39aに供給された苗を圃場に植付ける苗植付具41等を備えている。なお、苗載台39には機体前方に取り付けた予備苗載台99から苗を供給することができる。
図1に示すように、センターフロート42の前方にはロータ70aが配置され、該ロータ70aはサイドフロート43の前方にあるロータ70bより前方に配置されている。ロータ70aは後輪7の伝動ケース24内のギアから伝動軸25を介して動力が伝達され、ロータ70bは両方のロータ70a,70aの駆動軸(図示せず)からそれぞれ動力が伝達される左右一対のチェーンケース71,71内の一対のチェーン(図示せず)から動力伝達される。また、ロータ70aは梁部材73に上端部が支持された一対のリンク部材76,77によりスプリング78を介して吊り下げられている。
前記一対のリンク部材76,77は梁部材73に一端部が固着支持された第一リンク部材76と該第一リンク部材76の他端部に一端が回動自在に連結した第二リンク部材77からなり、該第二リンク部材77の他端部と図示しない補強部材に回動自在に支持された取付片との間に前記スプリング78が接続している。
また、ロータ上下位置調節レバー81の下端部は支持枠体72に回動自在に支持されている。第一リンク部材76の上方への回動により第二リンク部材77とスプリング78を介してロータ70aを上方に上げることができる。詳細は省略するが、ロータ70aを上方に移動させると、ロータ70bも同時に上方に移動する機構になっている。
施肥装置4は、肥料タンク67内の肥料を肥料繰出部68によって一定量づつ下方に繰り出し、その繰り出された肥料をブロア69により施肥ホース62を通して施肥ガイド80まで移送し、該施肥ガイド80の前側に設けた作溝体82によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。
また、ペダル86(図2)はメインクラッチと左右後輪ブレーキ装置(図示せず)を共に操作することができ、ステアリングハンドル16の右下側に配置されており、このペダル86を踏み込むとメインクラッチが切れ、続いて左右後輪ブレーキがかかり、機体は停止する。
また、機体の前方にはフロントアーム88を突設し、フロントアーム88の先端部からフロントアーム88内にセンターマスコット89を挿脱自在に取り付けて、フロントアーム88とセンターマスコット89を一体化し、センターマスコット89の先端にランプ89aを設けて、フロントアーム88とセンターマスコット89を1本のレバーとする。また、ステップフロア19の前方両サイドにはサイドマーカ44が設けられている。
後輪7の伝動ケース24は左右フレーム37の左右両端部に取り付けて、後輪支持体30に軸支されている。
昇降リンク基部フレーム15には後輪強制下降用の油圧シリンダ92の一端が連結されている。前記油圧シリンダ92のピストン92aの先端部は伝動ケース24に係止されている。
後輪伝動ケース24の回動により後輪7の車軸23は後輪伝動ケース24と一体で上下動する。なお後輪伝動ケース24にはミッションケース11から左右後輪伝動軸35を介して動力が伝達される。
また、左右の後輪支持体30に後方に向けて取り付けられた弾性ゴム支持アーム93の先端と後輪伝動ケース24の上面との間にスプリング94を設け、該アーム93と後輪伝動ケース24の上方部位との間に弾性ゴム体96を取り付ける。
従って前進高負荷時に後輪7を左右独立して進行方向に回動させる際に生じる駆動反力により、後輪伝動ケース24が回動支点軸24aを中心に下方に駆動されて自動的に走行車両1の後部側が上昇する。
以下、図3〜図15に示す施肥装置4の各部の構成について説明する。
図3は図1の施肥装置4の背面図であり、図4は図1の施肥装置4の肥料繰出部付近の内部構造図である。
肥料を貯留する肥料タンク67の下部に落下する肥料を送り出す繰出しロール45(図4)を備えた肥料繰出部68を設けている。また、肥料繰出部68の下方に肥料を圃場に向けて搬送する施肥ホース62(図1)と、肥料タンク67の下方に肥料の搬送風が移動する搬送風ダクト33と、該搬送風ダクト33に搬送風を供給するブロア69と、ブロア69の設置部と反対側の搬送風ダクト33の先端には放出口33bがある。
肥料タンク67は各条共用で、上部に開閉可能な蓋67aが取り付けられている。肥料タンク67の下部は施肥条数分に分岐して漏斗状になっており、その下部が繰出部68の上端に接続されている。
図4に機体正面側から見た繰出ロール部分の縦断面図に示すように繰出部68は、肥料タンク67内の肥料を下方に繰り出す繰出ロール45を内蔵している。これらの繰出ロール45は、外周部に複数の溝状の凹部45aが形成された回転体で、左右方向に設けた共通の断面角型の繰出軸45bにそれぞれ一体回転するように嵌合している。繰出ロール45が図4の矢印A方向に回転することにより、肥料タンク67から落下供給される肥料が凹部45aに収容されて下方に繰り出される。繰出ロール45により繰り出された肥料は、下端の吐出口68aから吐出される。
図示例の繰出ロール45の凹部45aの数は同一間隔で6個設けられており、肥料の繰出量が時間的に均等化される。
また、繰出部68の内部には、凹部45aが下方に移動する側(前側)の繰出ロール45aの外周面に摺接するブラシ(図示せず)を着脱自在に設けて良い。ブラシがあると、繰出ロール45の凹部45aに肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール45による肥料繰出量が一定に保たれる。
図4に示すように、前記繰出しロール45に隣接した略同じ高さ位置に、肥料の放出経路を施肥ホース62側の施肥ダクト34bと肥料を機外に排出する側の機外排出ダクト34aに切り替える切替シャッタ47を設け、肥料繰出部68と切替シャッタ47を内装する流下ケース(カプセル)46を設けている。切替シャッタ47は施肥ダクト34bと機外排出ダクト34aの肥料供給切替の際に、施肥ダクト34b側にも機外排出ダクト34a側にも搬送風を移動させない遮断位置を経由して肥料の放出経路34を切り替える構成としている。
従って切替シャッタ47により肥料の放出経路34を切り替えることで、搬送風通路33を施肥ホース62への搬送風の伝達経路とすると共に、肥料の機外への排出経路とすることができるので、搬送風通路33を施肥用と機外肥料排出用とに分ける必要が無く、簡潔な構成となる。
なお、肥料タンク67から供給される肥料を図4に示すように、施肥ダクト34bと機外排出ダクト34aに落下しないようにシャッタ47でダクト34bとダクト34aを共に閉じると、シャッタ47の上部にできる空間に肥料タンク67から供給される肥料が溜まることになる。しかし、前記空間に溜まった肥料の表面は流下ケース46の上方部位で傾斜面を形成して肥料タンク67から供給される肥料を繰出ロール68側に移動させる。
また、図5に示すように機外排出ダクト34a側だけに搬送できるように切替シャッタ47を移動させてダクト34bを閉じ、ダクト34aを開くと肥料を容易に機外へ排出させることができる。
また、図4に示すように流下ケース46内の機体外側で且つ切替シャッタ47を設けた側に搬送風通路33を配置し、流下ケース46の機体前方部側に断面扇形状の切替シャッタ47を設け、流下ケース46の機体後方部側に、繰出しロール45を設けている。そして、切替シャッタ47の断面扇形状部分の表面に接触する流下ケース46の接触域と、繰出しロール45の断面円形部分の表面に接触する流下ケース46の接触域は、それぞれ断面円弧状に形成した。
このように切替シャッタ47の断面形状を扇状とし、切替シャッタ47の断面扇形状部分の表面に接触する流下ケース46の接触域を円弧部としたことにより、切替シャッタ47によって搬送風が流下ケース46内に進入することを防止できるので、肥料タンク67内に搬送風が入り込むことにより肥料が吹き上がって、肥料の供給量が乱れることが防止され、確実に圃場に肥料を供給することができ、作物の生育が良好になる。
また、施肥機からの肥料の機外排出作業時には、図5に示すように切替シャッタ47の断面扇形状の非円弧部が肥料を機外排出ダクト34aに向けて流下させる傾斜面となるので、肥料の機外への排出作業が能率的に行えるため、作業能率が従来よりも向上する。
繰出しロール45の断面円形部分の表面に流下ケース46の接触域が接触する形状であるので、繰出しロール45の溝状の凹部45aが受けた肥料が落下するタイミングを一定にすることができ、供給される肥料が広範囲に拡散してしまうことが防止され、肥料供給量が安定して作物の生育が良好になる。
図6に示すように切替シャッタ47は、施肥ダクト34b側にも機外排出ダクト34a側にも搬送風を移動させない放出経路34の遮断位置を経由して肥料の放出経路34を切り替える構成とすることができ、この場合は切替シャッタ47の切替時には、切替シャッタ47が施肥ホース62側にも、機外への排出側にも搬送風を移動させない遮断位置を経由する構成としたことにより、肥料タンク67内や施肥ホース62内に搬送風が不用意に流入することや内圧が変化することによる肥料の移動を防止することができるため、肥料が肥料タンク67内や施肥ホース62内に残ることが防止され、肥料の排出作業が確実に行える。
図7には一変形例を機体正面側から見た繰出ロール部分の縦断面図(図7(a)、図7(b))とシャッタの斜視図(図7(c))で示す。
断面扇形状の切替シャッタ47の内で搬送風の搬送方向の下手側端部に、搬送風の一部を遮断する断面扇形状の遮断板47aを設けた。切替シャッタ47の一部に遮断板47aを設けたことにより、ダクト(搬送風通路)33内を移動する搬送風を遮断板47aに接触させて吹き戻させることができるので、施肥作業時は搬送風が流下ケース46内に入り込みやすくなり、肥料が施肥ホース62から確実に圃場に供給され、作物の生育が良好になる。
また、肥料を機体外部に排出する作業時において、遮断板47aを通過するまでは肥料がダクト33に移動することを防止できるので、搬送風が強く吹いている箇所に肥料が送り込まれるため、肥料の排出が確実に行える。
なお、上記の遮断板47aは、切替シャッタ47と別体の部材とし、切替シャッタ47に接着または溶着してもよいが、切替シャッタ47と遮断板47aとが一体となる、一体成形としてもよい。
図8(a)に流下ケース46とブロア69とダクト(エアチャンバ)33の配置図を示すように、流下ケース46をブロア69から搬送風を供給するダクト33の機体左右方向に配置し、複数条の切替シャッタ47を少しずつずらしながら連動させる切替操作部材(レバー又は電動モータなど)49を設ける。そして全ての条分の切替シャッタ47に共通する駆動軸47bを切替操作部材49と連動して回動自在にする。各切替シャッタ47は駆動軸47bにそれぞれ所定の取付角度で固定支持することで、切替操作部材49を所定角度回動すると各切替シャッタ47は駆動軸47bに対してそれぞれ取付角度だけ回動することになり、各切替シャッタ47毎に異なる肥料放出経路34の開度が得られる。
該切替操作部材49を肥料の機外排出作業側に操作すると、図8(b)に示すようにブロア69に近い側の切替シャッタ47は肥料タンク67の出口を広く開くと共に、図8(d)に示すようブロア69から遠い側の切替シャッタ47は肥料タンク67の出口を狭く開き、また図8(c)に示すようダクト33の中間位置にある切替シャッタ47は肥料タンク67の出口を狭くする場合と広くする場合の中間位置に開くように回動させるように段階的にずらして切替操作部材49により駆動操作できるように切替シャッタ駆動ロッド47aに取り付け、それぞれの肥料タンク67の出口の開度を変更する構成とした。
こうして肥料の機外排出作業開始時はブロア69に近い側の肥料タンク67からの肥料排出量を多くし、遠い側は肥料排出量を少なめにする(ブロア69から遠い側は、最初は排出量0としても良い)。また、ブロア69に近い側の肥料タンク67の肥料貯留量が減少すると、ブロア69から離れた側の開度を大きくするように切替操作部材49を作動させて、肥料の放出量を増やす動作をする。
切替操作部材49を動かすと、ブロア(起風装置)69から離れた位置にある切替シャッタ47ほど肥料タンク67の出口を狭く開く回動量としたことにより、一度に大量の肥料が排出されることを防止できるので、搬送風がダクト33の端部まで弱まることなく届き、肥料が確実に排出される。
肥料の排出量に合わせて切替操作部材49を操作すると、ブロア69から離れた側の肥料も搬送風で確実に排出することができるので、ダクト33内に肥料が残ることが防止され、肥料タンク67の掃除に要する労力が軽減される。
切替操作部材49として切替操作レバーまたは切替操作アクチュエータを用い、また切替操作アクチュエータとして多段階に切替操作可能な切替アクチュエータを用い、肥料タンク67に残る肥料の量を検出する複数の残量検知センサ48(図4参照、肥料タンク67の下部に載置される。)と接触する肥料がなくなると通電しなくなり、肥料切れを報知する報知センサ(図示せず)を上下方向に3〜5段に並べて配置し、残量検知センサ48を各苗の植付条に対応する箇所に配置し、全条の残量検知センサ48の検知結果が所定数未満(1または2)のときは、全ての切替シャッタ47が機外排出位置を全開にするまで切替アクチュエータを作動させ、(肥料残量が少ないので、全条一気に排出しても詰まることはない。)全条の残量検知センサ48の検知数が所定数以上(2または3以上)のときは、ブロア69に近い側の切替シャッタ47の開度が広く、遠い側の切替シャッタ47の開度が狭くなるように切替アクチュエータを作動させ、ブロア69に近い複数条(1〜3条目)の残量検知センサ48の検知数が所定数未満(1または2)になると、ブロア69から遠い側の切替シャッタ47の開度を広くするように切替アクチュエータを作動させる構成とした。
こうして、肥料タンク67内の肥料の残量に合わせて肥料の排出量を変更することができるので、肥料がダクト33内に入り込み過ぎて搬送風で搬送できなくなることが防止され、肥料の排出作業の能率が従来以上に向上する。
また、各条の肥料の残量が少ないときは、全条の肥料を排出することができるので、施肥作業に要する時間が短くなる。各条の肥料の残量が多いときは、ブロア69に近い肥料タンク67から肥料を多く排出し、ブロア69に近い側の肥料の残量が減少すると遠い側の肥料タンク67からの肥料の排出量を増やすことができるので、肥料の排出作業の能率が従来よりも向上する。
図9に上記全条の残量検知センサ48の検知結果に応じて切替シャッタ47の開度を制御するフローチャートを示す。
図10には一変形例の肥料搬送風が流れるダクトの斜視図(図10(a)、図10(b))と肥料タンクとダクトの配置を示す機体正面図(図10(c))を示す。
ダクト33の内部に所定間隔で設けられたダクト33の開口部33aと同じ間隔で開口部60aを形成した摺動通路60を設け、摺動通路60の端部に肥料排出部60bを形成し、図10(a)に示すダクト開口部33aと摺動通路開口部60aを合わせない状態から図10(b)に示す摺動通路60の開口部60aとダクト33の開口部33aを合わせる状態にすると、肥料が摺動通路60からダクト33を経由して排出される。肥料を機体外部に排出する形態にする際は、摺動通路60を機体外側方向に移動させ、走行車体1から離間する位置に移動させる構成とした。
ダクト33の内部に摺動通路60を設け、ダクト33の開口部33aと摺動通路60の開口部60aを合わせると肥料排出形態になる構成とすることにより、肥料排出作業時以外に肥料がダクト33側に移動することを防止できるので、施肥作業時にダクト33側に肥料が移動することが防止され、設定量の肥料を確実に圃場に供給することができ、作物の生育が良好になる。
肥料排出形態とすると摺動通路60の端部に設けた肥料排出部60bが走行車両1から離間する方向に移動するので、排出口60bの近くに作業者が立ちやすく、また肥料の回収部材を自由に設置できるので、作業能率が従来より向上する。
また、走行車両1や後輪7が泥土で汚れていても、作業者は近付くことなく肥料の回収作業を行うことができるので、作業能率が向上すると共に、作業者が泥で汚れることが防止される。
図11により各条の流下ケース内に2軸の繰出ロールを並列配置した場合の構成について説明する(図11(a)は機体正面から見た繰出ロール部分の縦断面図、図11(b)には図11(a)の平面図を示す)。
各条の流下ケース46内に2軸の繰出ロール45、45が並列配置され、流下ケース46の側方に繰出ロール45の繰出軸45bを駆動するための繰出駆動軸50を設ける。そして駆動軸50から第1繰出ロール45の繰出軸45bに動力が伝達されるように駆動軸50に設けたギヤ58と第1繰出ロール45の繰出軸45bに設けたギヤ52aを噛合させ、また第1繰出ロール45の繰出軸45bに設けたギヤ52aを第2繰出ロール45の繰出軸45bに設けたギヤ52bに噛合させることで駆動軸50の動力を第1繰出ロール45と第2繰出ロール45のそれぞれの繰出軸に順次伝達させる。
第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の各繰出軸45b、45bには前記ギヤ52a、52bの他に各ギヤ52a、52bの噛合を解除する円板53a、53bを各繰出軸45b、45bに摺動自在に取り付けている。そして円板53a、53bを繰出軸45b、45bに沿って移動させると同軸上のロール駆動用のギヤ52a、52bも摺動する構成である。
さらに、第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の間に第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の各繰出軸45b、45bを有するシフタ54を設ける。シフタ54は第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の各繰出軸45bに対して直交する方向に回動軸54aと突起54bを備えている。
従ってシフタ54を回動させると、その突起54bが第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の円板53a、53aをそれぞれ繰出軸45b、45bの軸方向に沿って移動させる。
図11(b)でシフタ54を矢印a方向に回動させると、第2繰出ロール45のギヤ52bが第1繰出ロール45のギヤ52aから外れる方向に第1繰出ロール45の円板53aが繰出軸45bの軸方向に沿って移動する。
そのため、第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の各繰出軸45b、45bのギヤ52a、52b同士の噛合が解除され第2繰出ロール45が駆動しなくなる。この場合は第1繰出ロール45が駆動しているので肥料の繰出量は両方の繰出ロール45,45が駆動する場合の半分の量となる。
反対にシフタ54を矢印b方向に回動させると、第1繰出ロール45の円板53aが第1繰出ロール45のギヤ52aと第2繰出ロール45のギヤ52bの噛合が外れる方向に繰出軸45aの軸方向に沿って移動して第1繰出ロール45が駆動しなくなる。この場合は第1繰出ロール45と第2繰出ロール45が共に駆動しなくなるので肥料の繰出はできなく、繰出停止となる。
こうして第1繰出ロール45と第2繰出ロール45の駆動制御で肥料の繰出量を調整できる。
次に図12と図13により各苗の植付条毎における肥料の繰出用の繰出駆動軸50と繰出ロール45の駆動軸である繰出軸45bの連動機構について説明する。
繰出駆動軸50への施肥動力は図示しない繰出伝動入力軸から施肥クラッチ55を経由して伝達される。そして施肥クラッチ55の入切は繰出駆動軸50の端に設けた1本のクラッチレバー56で行う。
図12には2つの繰出ロール45、45の繰出軸45b,45bにそれぞれ固着したギヤ57c、57dが対応する2つの施肥クラッチ55c、55dの内の一方の施肥クラッチ55cのギヤ(図示せず)に噛合している状態(左側)と他方の施肥クラッチ55dのギヤ(図示せず)に噛合していない状態(右側)を示す。繰出ロール45、45の繰出軸45b、45bのギヤ57c、57dの幅の2倍の幅のギヤ(図示せず)が施肥クラッチ55c、55dには設けられており、レバー56で繰出駆動軸50を図12に示す通り機体の右方向に動かすと、繰出駆動軸50と一体に動く施肥クラッチ55cは左の繰出ロール45の繰出軸45bに固着したギヤ57cと噛合している状態を保つが、右の繰出ロール45の繰出軸45bに固着したギヤ57dは施肥クラッチ55dのギヤとは噛合しなくなる。こうして左の繰出ロール45は駆動するので施肥が行われるが、右の繰出ロール45は駆動しなくなるので施肥が行われなくなる。こうして順に施肥クラッチ55c、55dをずらすことにより端から1条単位で施肥クラッチ55c、55dを切ることができる。
図13は、図12の機構を4条植の施肥機(苗植付機)に適用した場合の繰出駆動軸50と繰出ロール45の繰出軸45bの連動機構を示す図である。
繰出駆動軸50には左から右方向の順に(1)左第1条目と右第4条目の繰出ロール45(この繰出ロール45は左第1条目と右第4条目に共通する繰出ロール45である。以下同じ。)の繰出軸45bの作動用の第1施肥クラッチ55aが繰出ロール45の繰出軸45bのギヤ57aと噛合している状態、(2)左第2条目と右第3条目の繰出ロール45の繰出軸45bの作動用の第2施肥クラッチ55bが繰出軸45bのギヤ57bと噛合している状態、(3)左第3条目と右第2条目の繰出ロール45の繰出軸45bの作動用の第3施肥クラッチ55cが繰出ロール45の繰出軸45bのギヤ57cと噛合している状態、(4)左第4条目と右第1条目の繰出ロール45の繰出軸45bの作動用の第4施肥クラッチ55dが繰出ロール45の繰出軸45bのギヤ57dと噛合している状態をそれぞれ示す。
そしてレバー56で繰出駆動軸50を図13に示す機体の右方向に動かすと、(1)左第1条目と右第4条目の繰出ロール45(この繰出ロール45は左第1条目と右第4条目に共通する繰出ロール45である。以下同じ。)の繰出軸45bの作動用の第1施肥クラッチ55aが繰出軸45bのギヤ57aと噛合しなくなるが、左第2条目と右第3条目の繰出ロール45の繰出軸45bの作動用の第2施肥クラッチ55bと該繰出軸45bのギヤ57bとの噛合、左第3条目と右第2条目の繰出ロール45の繰出軸45bの作動用の第3施肥クラッチ55cと該繰出軸45bのギヤ57cとの噛合、及び左第4条目と右第1条目の繰出ロール45の繰出軸45bの作動用の第4施肥クラッチ55dと該繰出軸45bのギヤ57dとの噛合はそのままである。
このようにレバー56を左右に一定間隔で、少しずつ動かすことで端から順に繰出ロール45と施肥駆動軸50との連動用のギヤ57a〜57dの噛合が外れ、端から1条単位で施肥駆動を切断することができる。各条クラッチ55の駆動を1本のレバー56で行うことができ、簡素化、コストダウンができると同時に、畦クラッチとも連動させれば、さらに効果が上がる。
図14に示す施肥機において、肥料タンク67の下部にシャッタ58を設ける。また、肥料タンク67は中央にて左右2分割する。なお、図14では6条植の施肥器を左右3条分ずつに分けた例を示す。図14(a)は施肥機の要部平面図、図14(b)は施肥機の要部側面図である。
一対の回動アーム59は肥料タンク67の前方下部に肥料タンク67の長手方向と平行にその長手方向が向くように配置し、ステップフロア19の後左右端にそれぞれのアーム59の一端が水平方向又は上下方向に回転自在に支持され、該アーム59の他端は一方の肥料タンク67の機体中央部側に位置する底部の端に支持されている。
従って、一端が回転又は上下動自在に支持された各アーム59は、ステップフロア19の後方に並列配置される状態と、ステップフロア19の左右側面に配置される状態又はステップフロア19より上方へ移動して配置される状態に回動自在となる。そして、例えば、ステップフロア19の左右側面に配置される状態になると左側の肥料タンク67は機体右前方へ、右側の肥料タンク67は機体左前方へ移動させることができる。
これにより、畦から肥料補給を行う際、肥料タンク67が機体前方畦近くまでくるため、畦から肥料タンク67へ直接肥料を入れることができ、機体上を肥料袋を持って運ぶ手間と重労働がなくなる。また、肥料タンク67を機体前方へ移動させると、ステップフロア19の後方の肥料タンク67があった位置の上方空間が空くため、この状態で苗補給をすれば広々と作業ができる。アーム59に伸縮可能なレール(図示せず)を取り付けると、さらに肥料タンク67を畦へ近づけられる。
図15には平行リンクにより3つに分割された肥料タンクを分割移動可能な構成を示す。図15(a)に3つに分割された肥料タンクを展開して並列配置した場合の側面図、図15(b)は肥料タンクを上下に積層した場合の側面図である。
2〜4条ごとに肥料タンク67を分割する。図15に示す例では3つに分割された肥料タンク67は、該肥料タンク67の側面に回動自在に向けた平行リンク61、61で隣接した2つの肥料タンク67同士を連結する。3つの肥料タンク67の全体を覆う蓋67aを別途設けている。
従来、肥料タンク67への肥料補給、清掃は各条ごとに行われなければならず、肥料袋の移動、肥料タンク67の取外しは労力がかかっていたが、上記構成を採用することで肥料補給時又は排出時に平行リンク61、61を移動させて、図15(b)に示すように3つの肥料タンク67を積層状態に重ねることができ、肥料袋を動かさず補給可能で排出も簡易に行えて労力軽減が図れる。
本発明は、乗用型田植機などの作業機に適用できる。
1 走行車両 2 昇降用リンク装置
2a、2b 平行リンク部材 3 苗植付装置
4 施肥装置 6 前輪
7 後輪 10a,10b メインフレーム
11 ミッションケース 11a,11b リヤ出力軸
12 エンジン 13 油圧ポンプ
14 ステアリングポスト 15 昇降リンク基部フレーム
16 ステアリングハンドル 17 変速レバー
18 畦クラッチレバー 19 ステップフロア
20 操縦席 22 前輪支持ケース
23 後輪車軸 24 後輪伝動ケース
24a 回動支点軸 25 伝動軸
27 プーリ 28 ベルト
29 プーリ 30 後輪支持体
31 油圧式無段変速装置(HST)
32a 入力軸 32b 出力軸
33 搬送風ダクト 33 搬送風通路(ダクト)
33a ダクト開口部 33b 放出口
34 肥料の放出経路 34a 機外排出ダクト
34b 施肥ダクト 35 左右後輪伝動軸
36 リフトシリンダー 37 左右フレーム
38 植付伝動ケース 39 苗載台
39a 苗取出口 40 PTO伝動軸
41 苗植付具 42 センターフロート
43 サイドフロート 44 サイドマーカ
45 繰出しロール 45a 繰出ロール凹部
45b 繰出ロール繰出軸 46 流下ケース(カプセル)
47 切替シャッタ 47a 切替シャッタ遮断板
48 残量検知センサ 49 切替操作部材(レバー又は電動モータなど)
50 繰出駆動軸 51 昇降リンクセンサ
52、52a、52b 繰出ロール繰出軸のギヤ
53a、53b 円板 54 シフタ
54b シフタ突起 55 施肥クラッチ
56 クラッチレバー 57 繰出ロール繰出軸ギヤ
58 駆動軸のギヤ 59 回動アーム
60 摺動通路 60a 摺動通路開口部
60b 肥料排出部 61 平行リンク
62 施肥ホース 67 肥料タンク
67a 蓋 68 肥料繰出部
68a 吐出口 69 ブロア
70a ロータ 70b ロータ
71 チェーンケース 72 支持枠体
73 梁部材 76、77 リンク部材
78 スプリング 79 リンク
80 施肥ガイド 81 ロータ上下位置調節レバー
82 作溝体 86 ペダル
88 フロントアーム 89 センターマスコット
89a ランプ 92 油圧シリンダ
93 弾性ゴム支持アーム 94 スプリング
96 弾性ゴム体 99 予備苗載台

Claims (6)

  1. 肥料を貯留する肥料タンク(67)と、
    該肥料タンク(67)の下部に落下する肥料を送り出す肥料繰出部(68)と、
    肥料繰出部(68)の下方に肥料を圃場に向けて搬送する施肥供給部材(62)と、
    肥料タンク(67)の下方に肥料の搬送風が移動する搬送風通路(33)と、
    該搬送風通路(33)に搬送風を供給する起風装置(69)と
    を備える施肥機において、
    肥料繰出部(68)には、肥料を定量ずつ送り出す繰出しロール(45)を設け、
    該繰出しロール(45)の隣接位置に、肥料の放出経路(34)を施肥供給部材(62)側の施肥ダクト(34b)と肥料を機外に排出する側の機外排出ダクト(34a)に切り替える切替シャッタ(47)を設け、
    前記肥料繰出部(68)と前記切替シャッタ(47)を内装する流下ケース(46)を設け、
    該切替シャッタ(47)は、前記施肥ダクト(34b)と前記機外排出ダクト(34a)の肥料供給切替の際に、施肥ダクト(34b)側にも機外排出ダクト(34a)側にも搬送風を移動させない遮断位置を経由して肥料の放出経路(34)を切り替える構成としたことを特徴とする施肥機。
  2. 流下ケース(46)の機体外側で且つ切替シャッタ(47)を設けた側に搬送風通路(33)を配置し、
    流下ケース(46)の機体前方部側に、断面扇形状の切替シャッタ(47)を設け、
    流下ケース(46)の機体後方部側に、複数の溝状の凹部(45a)を有する断面円形の繰出しロール(45)を設け、
    切替シャッタ(47)の断面扇形状部分の表面に接触する流下ケース(46)の接触域と、繰出しロール(45)の断面円形部分の表面に接触する流下ケース(46)の接触域は、それぞれ断面円弧状に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の施肥機。
  3. 断面扇形状の切替シャッタ(47)の内で搬送風の搬送方向の下手側端部に、搬送風の一部を遮断する断面扇形状の遮断板(47a)を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の施肥機。
  4. 起風装置(69)を搬送風通路(33)の左右一側に配置し、
    複数条の切替シャッタ(47)を連動して操作する切替操作部材(49)を設け、
    該切替操作部材(49)を肥料の機外排出作業側に操作すると、起風装置(69)に近い側の切替シャッタ(47)は肥料タンク(67)の出口を広く開くと共に、起風装置(69)から遠い側の切替シャッタ(47)は肥料タンク(67)の出口を狭く開くように肥料タンク(67)の出口の開度を変更する構成とした
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の施肥機。
  5. 切替操作部材(49)として切替操作レバーまたは多段階に切替操作可能な切替アクチュエータを含めた切替操作アクチュエータを用い、
    肥料タンク(67)に残る肥料の量を検出する複数の残量検知センサ(50)を各苗の植付条に対応する箇所に並べて配置し、
    全条の残量検知センサ(50)の検知数が所定数未満のときは、全ての切替シャッタ(47)が機外排出位置を全開にするまで切替アクチュエータを作動させ、
    全条の残量検知センサ(50)の検知数が所定数以上のときは、起風装置(69)に近い側の切替シャッタ(47)の開度が広く、遠い側の切替シャッタ(47)の開度が狭くなるように切替アクチュエータを作動させ、
    起風装置(69)に近い複数条の残量検知センサ(50)の検知数が所定数未満になると、起風装置(69)から遠い側の切替シャッタ(47)の開度を広くするように切替アクチュエータを作動させる構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  6. 搬送風通路(33)の内部に、所定間隔で搬送風通路(33)の開口部(33a)を設け、
    該搬送風通路(33)の開口部(33a)と同じ間隔の開口部(60a)を形成し、端部に肥料排出部(60b)を形成した摺動通路(60)を搬送風通路(33)の内部に摺動自在に設け、
    摺動通路(60)の開口部(60a)と搬送風通路(33)の開口部(33a)を合わせて肥料排出形態にする際は、摺動通路(60)を機体外側方向に移動させ、走行車両(1)から離間する位置に移動させる構成とした
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の施肥機。
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