JP6007605B2 - 半導体素子の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置を構成する半導体素子の駆動装置に係り、特に半導体素子の保護動作に必要な情報の通知機能を備えた半導体素子の駆動装置に関する。
近時、電力変換装置を構成する半導体素子の駆動装置として、半導体素子(IGBT等のパワートランジスタ)とその駆動回路と共に、前記半導体素子の過電流、過電圧、過熱等の異常に対する保護回路を1つの電子部品としてモジュール化した、いわゆるインテリジェント・パワーモジュール(IPM)が注目されている。また上述した異常をそれぞれ検出する複数の検出回路に加えて、各検出回路にて検出した異常の種別に応じて、予め設定したパルス幅のアラーム信号を出力する通知回路を前記インテリジェント・パワーモジュールに組み込むことも提唱されている(例えば特許文献1を参照)。このようなアラーム信号の通知回路を備えることで、前記駆動装置を制御する制御装置側において前記アラーム信号のパルス幅を検出することで、半導体素子に生じた異常の種別を判別することができる。
しかしながら前記通知回路から、パルス幅の異なる複数のアラーム信号が同時期に出力された場合、その判別が困難になると言う問題を含んでいる。そこで本出願人は先に上記不具合を回避し、また一般的にはパルス信号列として出力される前記アラーム信号の判別を容易化するために、予め異常の種別毎に定めたパルス幅のアラーム信号を1パルス分だけ、或いは予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力することを提唱した(特許文献2を参照)。
特開平8−70580号公報 特願2011−168512
特許文献2で提唱した半導体素子の駆動装置によれば、パルス幅の異なる複数種のアラーム信号が同時期に出力されることがない。従って通知されたアラーム信号のパルス幅の検出(計測)が容易であり、検出したアラーム信号のパルス幅から異常の種別を正確に識別することができる。しかし半導体素子の異常検出時にその種別に応じたパルス幅のアラーム信号が1パルス分だけ、或いは予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力されるだけなので、前記半導体素子の異常が解消されても、これを検出することができないと言う不具合がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、半導体素子に生じた異常要因に応じたパルス幅のアラーム信号を的確に通知する機能を備えると共に、前記半導体素子の異常要因が解消されたことを通知する機能を備えた半導体素子の駆動装置を提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係る半導体素子の駆動装置は、電力変換装置を構成する半導体素子を駆動する装置であり、
前記半導体素子の保護に必要な複数種の情報(異常の種別)をそれぞれ検出して異常検出信号を出力する複数の検出回路と、
これらの複数の検出回路のそれぞれに対応付けて定めた互いに異なるパルス幅の信号を生成するパルス信号発生器を備え、前記検出回路のいずれかが前記異常検出信号を出力したとき、前記半導体素子を保護する保護信号を出力すると共に、前記パルス信号発生器を起動して当該異常検出信号を出力した検出回路に対応付けられたパルス幅のパルス信号列からなるアラーム信号を出力するアラーム信号生成回路と、
このアラーム信号生成回路から前記アラーム信号が出力されたとき、当該アラーム信号を1パルス分、または予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力する通知信号出力回路と、
前記半導体素子を保護する要因が解除されて前記アラーム信号生成回路からの前記アラーム信号の出力が終了したとき、前記各アラーム信号とは異なるパルス幅のアラーム解除信号を生成して出力するアラーム解除信号生成回路と
を具備したことを特徴としている。
具体的には前記半導体素子は、パルス幅制御された動作信号によりオン・オフ駆動される、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であって、前記保護信号は前記半導体素子への前記動作信号の出力を禁止して、該半導体素子の駆動を中止する役割を担う。
好ましくは前記アラーム信号生成回路は、前記検出回路のいずれかが前記異常検出信号を出力している期間に亘って前記保護信号を出力すると共に、前記異常検出信号を受けて前記アラーム信号の生成を開始し、前記異常検出信号が途絶えたときに前記アラーム信号を形成するパルス信号列における1パルス分のパルス信号が出力された時点で当該アラーム信号の生成を停止するように構成される。
また前記アラーム解除信号生成回路は、好ましくは前記アラーム信号生成回路からの前記保護信号の出力が停止すると共に、該アラーム信号生成回路からの前記アラーム信号の出力が停止したとき、前記半導体素子をオン・オフ駆動するパルス幅制御された動作信号を受けて起動されて前記アラーム解除信号を生成するワンショットマルチバイブレータ回路を備えて構成される。
更に前記通知信号出力回路は、好ましくは前記アラーム解除信号生成回路が出力する前記アラーム解除信号を受けてリセットされるフリップフロップ回路を備え、該フリップフロップ回路がリセットされているときに前記アラーム信号を出力すると共に、出力したアラーム信号により前記フリップフロップ回路をセットして前記アラーム信号の出力を禁止することで、前記アラーム信号を1パルス分だけ出力するように構成される。
また前記通知信号出力回路は、好ましくは該通知信号出力回路から出力されるアラーム信号を入力して予め設定した時間後に継続信号を出力する通知継続回路を備えると共に、前記アラーム解除信号生成回路が出力する前記アラーム解除信号または前記継続信号を受けてリセットされるフリップフロップ回路を備え、
前記フリップフロップ回路がリセットされているときに前記アラーム信号を出力すると共に、当該通知信号出力回路が出力したアラーム信号により前記フリップフロップ回路がセットされたときに前記アラーム信号の出力を禁止することで、前記アラーム信号を1パルス分だけ出力した後、予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力するように構成される。
ちなみに前記通知信号出力回路が出力される前記アラーム信号、および前記アラーム解除信号生成回路が出力する前記アラーム解除信号は、オア回路を介して出力されて前記半導体素子を駆動する前記動作信号を生成する電力変換装置の制御部に通知されるものである。また前記複数の検出回路は、具体的には前記半導体素子の過熱温度を検出する温度検出回路、前記半導体素子の過電流を検出する電流検出回路、および当該装置に加えられる電源電圧の低下を検出する電圧検出回路を含む。
上記構成の半導体素子の駆動装置によれば、半導体素子に生じた異常要因に応じたパルス幅のアラーム信号が1パルス分、または予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力されるので、通知されたアラーム信号のパルス幅の検出(計測)が容易であり、検出したアラーム信号のパルス幅から異常の種別(要因)を正確に識別することができる。しかも前記半導体素子の異常要因が解消されて前記アラーム信号の出力が終了したとき、前記各アラーム信号とは異なるパルス幅のアラーム解除信号が出力されるので、このアラーム解除信号から前記異常要因の解消を容易に検出することができる。
従って、例えば電力変換装置を構成する半導体素子を駆動する前記動作信号を生成する制御部側においては、前記半導体素子の異常要因を正確に把握して適切な保護対策を講じることが可能であり、その異常要因が解消されたときには、これを速やかに検出して正常状態への迅速な復帰が可能となる等の効果が奏せられる。
本発明が適用される電力変換装置の要部概略構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体素子の駆動装置の要部概略構成図。 図2に示すアラーム信号生成回路が生成するアラーム信号を示す図。 図2に示す駆動装置の動作を説明する為の信号波形図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体素子の駆動装置の概略構成図。 図5に示す駆動装置の動作を説明する為の信号波形図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明が適用される電力変換装置の要部概略構成を示すブロック図である。電力変換装置1は、直流電力を交流電力に変換するインバータ2を備えると共に、インバータ2を構成する複数(この例では6個)の半導体素子(IGBT;Insulated Gate Bipolar Transistor)11〜16を個別に駆動する複数(6個)の駆動装置(ドライバ回路)3U〜3Zを備える。尚、図中21〜26は、前記IGBT11〜16の各エミッタ・コレクタ間にそれぞれ逆並列に接続されたフリーホイール・ダイオードをそれぞれ示している。
インバータ2を構成する6個のIGBT11〜16は、2個ずつ直列に接続されて直流電源(図示せず)の正極ラインLpと負極ラインLnとの間にそれぞれ介装されており、前記正極ラインLpと前記負極ラインLnとの間に供給される直流電力を3相交流電力に変換する役割を担う。このインバータ2により変換された3相交流電力は、電動モータ等の交流負荷4に供給される。
より詳しくは前記インバータ2を構成する6個のIGBT11〜16の内、正極ラインLpに接続されたIGBT11,13,15は、3相交流のU相、V相およびW相をそれぞれ形成する上アームUAを構成し、また負極ラインLnに接続されたIGBT12,14,16は、3相交流のX相、Y相およびZ相をそれぞれ形成する下アームUBを構成している。そしてこれらのIGBT11〜16は、互いに位相を異ならせてオン・オフ駆動されることで前記直流電力をスイッチングし、各IGBT11〜16間の直列接続点から3相交流電力を出力する。
ところで前記各IGBT11〜16は、例えば図2に示すように電流センサ18および温度センサ19と共にそれぞれ1つの半導体チップ17に組み込まれて1チップ化されている。前記電流センサ18は、IGBT11のコレクタ・エミッタ間を流れる電流を検出する電流検出用IGBTや電流検出抵抗からなり、また前記温度センサ19はサーミスタや温度検出用ダイオードからなる。また前記電流センサ18および温度センサ19を備えて1チップ化されたIGBT11〜16は、例えばその駆動装置3U〜3Zと共にそれぞれ1つのパッケージに収められて電子部品化され、前述したインテリジェント・パワーモジュール(IPM)1aとして実現される。
図2はインテリジェント・パワーモジュール1aとして実現された前記IGBT11とその駆動装置3Uとからなる半導体素子の駆動装置の概略構成を示している。尚、ここでは前記電力変換装置1を代表して、1つの電子部品(IPM1a)として実現される前記U相のIGBT11とその駆動装置3Uの概略構成について説明するが、残りの各相V〜Zについても同様に構成されるので、その説明については省略する。
駆動装置3Uは、前記半導体素子のインバータ制御部(図示せず)から与えられる制御信号Smを入力して前記IGBT11のゲートをオン・オフ制御するゲート制御回路31を備える。前記制御信号Smは、前記インバータ制御部において前述したU相〜Z相のそれぞれに応じた位相制御の下でパルス幅変調(PWM)したパルス信号からなる。また前記ゲート制御回路31には、後述するアラーム信号生成回路35から保護信号Spが入力されており、該ゲート制御回路31は前記保護信号Spがオフ[Lレベル]のとき、つまり保護信号Spが出力されていないとき、前記IGBT11のゲートに前記制御信号Smを印加して該IGBT11をオン・オフ駆動する。またゲート制御回路31は前記保護信号Spがオン[Hレベル]のとき、前記制御信号Smの通過を阻止することで前記IGBT11の駆動を禁止し、これによってIGBT11を異常から保護する。
また前記駆動装置3Uは、前記IGBT11の保護機能を実現する電圧検出回路32、電流検出回路33、および温度検出回路34を備える。電圧検出回路32は、外部電源38から供給される当該駆動装置3Uの駆動電圧Vcと、予め設定した第1の閾値電圧Vth1とを比較する第1の比較器CP1を主体として構成される。そしてこの電圧検出回路32(第1の比較器CP1)は、前記駆動電圧Vcが第1の閾値電圧Vth1以下に低下したとき、これを駆動電圧Vcの異常低下として検出して[Hレベル]の電圧異常検出信号Svdを出力する。
また前記電流検出回路33は、前記電流センサ18にて検出された前記IGBT11に流れる電流Iを示す電圧Viと、予め設定した第2の閾値電圧Vth2とを比較する第2の比較器CP2を主体として構成される。そして電流検出回路33(第2の比較器CP2)は、前記電圧Viが第2の閾値電圧Vth2を超えるとき、これを過電流として検出して[Hレベル]の過電流異常検出信号Socを出力する。
更に前記温度検出回路34は、前記温度センサ19にて検出された前記IGBT11の温度T、具体的には前記温度センサ19等と共に前記IGBT11が形成された半導体チップ17の温度Tを示す電圧Vtと、予め設定した第3の閾値電圧Vth3とを比較する第3の比較器CP3を主体として構成される。そしてこの温度検出回路34(第3の比較器CP3)は、前記電圧Viが第3の閾値電圧Vth3を超えるとき、これを過熱として検出して[Hレベル]の過熱異常検出信号Sohを出力する。尚、温度検出回路34に設けられた電源34aは、前記温度センサ19として用いられる温度検出用ダイオードに一定電流を供給して該温度検出用ダイオードを駆動する役割を担う。
そして前記IGBT11に異常要因が生じていないとき、具体的には前記駆動電圧Vcの異常低下、前記IGBT11に流れる電流の過電流、および前記IGBT11が形成された半導体チップ17の温度の過熱がない場合には、前記電圧検出回路32(第1の比較器CP1)、電流検出回路33(第2の比較器CP2)、および温度検出回路34(第3の比較器CP3)の各出力はそれぞれ[Lレベル]に保たれ、従って前記各異常検出信号Svd,Soc,Sohは出力されない。
さて前記アラーム信号生成回路35は、前記電圧検出回路32、電流検出回路33、および温度検出回路34からそれぞれ出力される異常検出信号Svd,Soc,Sohを入力し、前述した保護信号Spを生成して出力すると共に、前記各異常検出信号Svd,Soc,Sohに応じたアラーム信号PSvd,PSoc,PSohを択一的に生成する。特にアラーム信号生成回路35は、予め前記各検出回路32,33,34のそれぞれに対応付けて設定した互いに異なるパルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号の1つを、パルス間隔Taで生成するパルス信号発生器(図示せず)を備える。
そしてアラーム信号生成回路35は、前記検出回路32,33,34のいずれかから前記異常検出信号Svd,Soc,Sohが与えられたとき、前記パルス信号発生器を起動して当該異常検出信号Svd,Soc,Sohを出力した検出回路32,33,34に対応付けられたパルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号列からなるアラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)を生成して出力する。尚、記パルス信号発生器は、前記異常検出信号Svd,Soc,Sohの入力がなくなったとき、前記パルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号の出力が完了した時点で前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の生成動作を停止する。
ちなみに前記パルス信号発生器は、例えばコンデンサの充放電を利用した積分回路と、この積分回路の動作(コンデンサの充放電)を制御するヒステリシス型の比較器とを備えて構成される。ヒステリシス型の比較器は、前記コンデンサの充放電の上限電圧および下限電圧をそれぞれ規定する第1および第2の判定閾値V1,V2と前記積分回路の出力電圧とを比較し、その比較結果に応じて前記コンデンサの充放電を制御する。
特にパルス信号発生器は、前記異常検出信号Svd,Soc,Sohに応じて前記コンデンサの充電電流を選択設定して前記パルス幅Tvd,Toc,Tohを規定する[Lレベル]の出力を前記ヒステリシス型の比較器から得ると共に、前記コンデンサに蓄積された電荷を一定電流で放電させて前記パルス間隔Taを規定する[Hレベル]の出力を前記ヒステリシス型の比較器から得ることで前記パルス信号列を生成する。
具体的には前記アラーム信号生成回路35のパルス信号発生器は、例えば電圧異常検出信号Svdが与えられた場合には、前記ヒステリシス型の比較器の制御の下で前記コンデンサを基準電流Icで充電した後、一定電流Idで放電する動作を繰り返すことで、図3(a)に示すようにパルス幅Tvdのパルス信号[Lレベル]をパルス間隔Taで連続して生成する。また前記パルス信号発生器は、前記過電流異常検出信号Socが与えられた場合には、前記基準電流Icの1/2の電流で前記コンデンサを充電した後、前記一定電流Idで放電する動作を繰り返すことで、図3(b)に示すように前記パルス幅Tvdの2倍のパルス幅Toc(=2Tvd)のパルス信号[Lレベル]を前記パルス間隔Taで連続して生成する。
更に前記パルス信号発生器は、前記過熱異常検出信号Sohが与えられた場合には、前記基準電流Icの1/4の電流で前記コンデンサを充電した後、前記一定電流Idで放電する動作を繰り返すことで、図3(c)に示すように前記パルス幅Tvdの4倍のパルス幅Toh(=4Tvd=2Toc)のパルス信号[Lレベル]を前記パルス間隔Taで連続して生成する。尚、上述したパルス幅Tvd, Toc,Tohについては、互いに明確に識別可能な時間差を有するものであれば良く、任意に設定可能である。
次に本装置における特徴的な機能について、図4(a)〜(k)に示す当該駆動装置3Uの動作を表した信号波形図(タイミング図)を併用して説明する。
図2に示すように前記駆動装置3Uは、上述した構成に加えて、更に前記アラーム信号生成回路35から前述したアラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が択一的に出力されたとき、当該アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)を1パルス分だけ出力する通知信号出力回路36を備える。更に前記駆動装置3Uは、前記アラーム信号生成回路35からの前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の出力が終了したとき、前記各アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)をそれぞれ形成するパルス信号とは異なるパルス幅Tsrのアラーム解除信号Sr[Lレベル]を生成して出力するアラーム解除信号生成回路37を備える。
前記通知信号出力回路36は、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)を反転するインバータ回路36a、常時はリセット状態に保たれるRS型のフリップフロップ回路36d、このフリップフロップ回路36dの反転出力端子QBの出力であるFF信号Sfに従って前記インバータ回路36aの出力信号Siをゲート処理するナンド回路36b、およびこのナンド回路36bの出力信号Snを反転して前記フリップフロップ回路36dの反転セット端子SBに加えるインバータ回路36cを備える。
前記フリップフロップ回路36dは、当該駆動装置3Uのイニシャライズ時にリセットされ、前記反転出力端子QBから[Hレベル]のFF信号Sfを出力する。また前記フリップフロップ回路36dは、セット状態にあるとき、後述するように前記アラーム解除信号生成回路37から出力される[Lレベル]の前記アラーム解除信号Srを反転リセット端子SRに入力してリセットされ、前記反転出力端子QBから[Hレベル]のFF信号Sfを出力する〈タイミングt7〉。
そしてフリップフロップ回路36dがリセット状態にあるとき、前記反転出力端子QBから出力される[Hレベル]のFF信号Sfによって前記ナンド回路36bがアクティブとなる。この状態において前記IGBT11の異常が検出されて前記アラーム信号生成回路35から前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が、例えばアラーム信号PSvdが出力されると〈タイミングt1〉、このアラーム信号PSvdは前記インバータ回路36aから前記ナンド回路36bを介して通知信号Snとして出力される。
するとこのナンド回路36bから出力された前記通知信号Snが前記インバータ回路36cを介して前記フリップフロップ回路36dの反転セット端子SBに加えられる。この結果、該フリップフロップ回路36dがセットされて前記反転出力端子QBの出力が反転して[Lレベル]となる〈タイミングt2〉。このフリップフロップ回路36dのセットにより前記反転出力端子QBの出力が反転し、前記FF信号Sfの出力が停止する。
そして前記FF信号Sfの出力停止に伴って前記ナンド回路36bがインアクティブとなり、その後、前記アラーム信号生成回路35から前記アラーム信号PSvdを形成するパルス信号列が出力されても〈タイミングt3〉、前記ナンド回路36bを介して出力されることがなくなる。この結果、前記アラーム信号PSvdを形成するパルス信号列は前記ナンド回路36bを介して最初の1パルス分だけが出力されることになるので、前記通知信号Snは前記アラーム信号PSvdの最初の1パルス分だけとなる。この通知信号出力回路36の前記アラーム信号PSvdに対する制御動作は、前記アラーム信号PSoc,PSohに対しても同様に実行される。
一方、前記アラーム解除信号生成回路37は、前記保護信号Spを反転するインバータ回路37aと、このインバータ回路37aを介して取り込んだ前記保護信号Sp、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)および前記制御信号Smとの間で論理積処理する3入力アンド回路37bと、この3入力アンド回路37bの出力を受けて起動されるワンショットマルチバイブレータ回路37cを備えて構成される。
前記3入力アンド回路37bは、前記アラーム信号生成回路35が出力する前記保護信号Spがオフ[Lレベル]であり、パルス信号列からなる前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の出力が停止したとき、前記IGBT11をオン・オフ駆動する前記制御信号Smを受けて、特に制御信号Smが[Hレベル]に反転したときに前記ワンショットマルチバイブレータ回路37cを起動する役割を担う。そしてワンショットマルチバイブレータ回路37cは、その起動によって前記アラーム信号PSvd,PSoc,PSohの各パルス幅Tvd,Toc,Tohとは異なるパルス幅Tsrのアラーム解除信号Sr[Lレベル]を生成して出力する。
即ち、アラーム解除信号生成回路37のワンショットマルチバイブレータ回路37cは、前記アラーム信号生成回路35から[Hレベル]の保護信号Spが出力されて前記IGBT11の駆動が禁止されている期間には起動されることはない。そして前記IGBT11に対する異常要因が解消され、前記保護信号Spの出力が停止したことを条件として動作する〈タイミングt4〉。
しかし、前記保護信号Spの出力が停止した後、前記制御信号Smが[Hレベル]に反転しても〈タイミングt5〉、前記アラーム信号生成回路35からの前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の出力が継続している場合には、つまりアラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)を形成する[Lレベル]のパルス信号が出力されている間は前記ワンショットマルチバイブレータ回路37cは起動されない。そして前記アラーム信号生成回路3が生成するパルス信号の出力が完了し、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の出力が停止した後〈タイミングt6〉、前記制御信号Smが[Hレベル]に反転すると〈タイミングt7〉、前記3入力アンド回路37bの出力が[Hレベル]に反転する。するとこの3入力アンド回路37bの出力を受けて前記ワンショットマルチバイブレータ回路37cが起動され、前述したパルス幅Tsrの[Lレベル]のアラーム解除信号Srが出力される。
このようにして前記アラーム解除信号生成回路37から出力されるアラーム解除信号Srは、前記通知信号出力回路36から出力される、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の最初の1パルス分の通知信号Snと共に、オア回路39を介して1つにまとめられて当該駆動装置3Uの制御部(図示せず)に通知される。従って制御部においては、駆動装置3Uから通知される信号Sn/Srを受け、[Lレベル]となっている期間のパルス幅を計測することで、前記通知信号Sn(アラーム信号PSvd,PSoc,PSohを形成するパルス信号列の1パルス分)とアラーム解除信号Srとをそれぞれ識別して検出することが可能となる。
以上を統括すると図4(a)〜(j)に前述した各信号の動作タイミングを示すように、前記制御部から与えられる図4(a)に示す制御信号Smに従ってIGBT11をオン・オフ駆動している状態において何等かの異常が発生し、例えばタイミングt1において図4(b)に示すように電圧異常検出信号Svdが出力されると、これによって前記アラーム信号生成回路35から図4(d)に示すようにアラーム信号PSvdの出力が開始される。また同時に前記アラーム信号生成回路35から図4(e)に示すように保護信号Spが出力される。尚、図4(j)は駆動装置3Uの動作タイミングを規定するクロック信号Cpを示している
このとき前記フリップフロップ回路36dはリセット状態にあるので、その出力である前記FF信号Sfは、図4(g)のタイミングt0に示すように[Hレベル]に保たれている。従って前記アラーム信号PSvdのパルス信号は、前記インバータ回路36aからナンド回路36bを介して図4(h)に示すように通知信号Snとして出力される〈タイミングt1〉。尚、図4(f)はインバータ回路36aを介して前記アラーム信号PSvdを反転した信号Siを示している。
すると通知信号Snの出力に伴って図4(f)に示すようにフリップフロップ回路36dの出力であるFF信号Sfがタイミングt3で反転するので、その後の前記アラーム信号PSvdのパルス信号の出力が禁止される。従って図4(h)に示すように前記タイミングt3に至る前の前記アラーム信号PSvdの1番目のパルス信号だけが通知信号Snとして出力され、その後のアラーム信号PSvdのパルス信号の出力が禁止される。
しかる後、タイミングt4において前記IGBT11における異常が解消し、図4(b)に示すように前記異常検出信号Svdが消失すると、これに伴って図4(e)に示すように前記保護信号Spの出力が停止する。しかしこのタイミングt4においては、図4(d)に示すように前記アラーム信号生成回路35は、前記アラーム信号PSvdを形成するパルス幅Tvdのパルス信号を出力している途中であり、またその後の前記制御信号Smが反転するタイミングt5においても前記パルス信号の出力が継続しているので、前記アラーム解除信号生成回路37が起動されることはない。
そしてタイミングt6において前記パルス信号の出力が完了し、前記アラーム信号PSvdの出力が停止すると、その後のタイミングt7において前記制御信号Smが反転したとき、図4(d)に示すように既に前記アラーム信号PSvdの出力が完了しており、また前述したように前記保護信号Spの出力も停止しているので、前記3入力アンド回路37bの出力により前記アラーム解除信号生成回路37が起動される。
即ち、前述したように前記保護信号Spの出力が停止し、且つ前記アラーム信号PSvdの出力が完了した後、前記制御信号Smが反転するタイミングt7において、図4(c)に示すように前記アラーム解除信号生成回路37からアラーム解除信号Srが出力される。そしてこのアラーム解除信号Srの出力によって、図4(g)に示すように前記フリップフロップ回路36dが再びリセットされる。
従って前記IGBT11の保護が必要な異常要因が発生したとき、前記駆動装置3Uから当該異常要因に応じたパルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号列からなるアラーム信号PSvd,PSoc,PSohが1パルス分だけ出力される。そして前記異常要因が解消したとき、前記アラーム信号PSvd,PSoc,PSohを形成する前記パルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号の出力が完了した時点で、前記パルス幅Tvd,Toc,Tohとは異なるパルス幅Tsrのアラーム解除信号Srが出力されることになる。故に前記駆動装置3Uから通知される[Lレベル]の信号のパルス幅を検出(計測)することで、前記IGBT11に発生した異常要因を正確に判定し、またその異常要因が解消されたことを速やかに検出することが可能となる。
ところで上述した実施形態においては、前記IGBT11に何等かの異常要因が発生したとき、その異常要因に応じたパルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号列からなるアラーム信号PSvd,PSoc,PSohを1パルス分だけ出力するように構成した。しかし上記異常要因に応じたパルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号列からなるアラーム信号PSvd,PSoc,PSohを、予め設定した時間間隔Tmを経て1パルス分ずつ出力するように構成することも可能である。
図5は本発明の第2の実施形態に係る前記IGBT11とその駆動装置3Uの概略構成を示している。この実施形態に係るIGBT11とその駆動装置3Uもまた、先の実施形態と同様にインテリジェント・パワーモジュール1bとして実現される。尚、図2に示す装置構成と同一部分には同一符号を付し、重複する説明の繰り返しは省略する。
この図5に示す駆動装置3Uが特徴とするところは、先の実施形態に加えて通知継続回路40を備え、前記通知信号出力回路36のフリップフロップ回路36dを、前記アラーム解除信号生成回路37から出力されるアラーム解除信号Sr、または上記通知継続回路40から出力する継続信号Sr2を用いてリセットするように構成した点にある。
この通知継続回路40は、前記通知信号出力回路36から出力される通知信号Snを受けて起動されるワンショットマルチバイブレータ回路40aと、前記アラーム信号生成回路35から出力されるアラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)を反転するインバータ回路40bと、該アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)を一定時間だけ遅延するオフ遅延回路40cと、前記ワンショットマルチバイブレータ回路40a、インバータ回路40bおよびオフ遅延回路40cの各出力を論理処理して継続信号Sr2を生成する3入力ナンド回路39dを備えて構成される。
そしてこの通知継続回路40から出力される前記継続信号Sr2は、オア回路41を介して前記アラーム解除信号Srと論理処理されて前記フリップフロップ回路36dの反転リセット端子RBに印加されるようになっている。尚、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)に対して並列に設けられた前記インバータ回路40bおよびオフ遅延回路40c、該アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)に同期した微少幅のパルス信号を生成する役割を担う。
このように構成された駆動装置3Uによれば、図6(a)〜(l)にその動作を表わした信号波形図(タイミング図)を示すように、前記通知信号出力回路36から通知信号Snが出力されたとき〈タイミングt11〉、これによって図6(g)に示すように前記フリップフロップ回路36dがセットされるので、前述した実施形態と同様に前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が1パルス分だけ出力される。これと同時に前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が前記通知継続回路40のワンショットマルチバイブレータ回路40aに加えられるので、図6(i)に示すように該ワンショットマルチバイブレータ回路40aが起動されてパルス幅Tmの[Lレベル]の信号Soが生成される。
そして上記パルス幅Tmの信号Soの出力期間が経過すると〈タイミングt14〉、該信号Soの出力が終了し、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が生成された時点で、前記3入力ナンド回路40dから出力される継続信号Sr2が、図6(j)に示すように前記オフ遅延回路40cとインバータ回路40bとにより規定される短時間だけ瞬時的に[Lレベル]となる〈タイミングt15〉。そしてこの継続信号Sr2によって前記フリップフロップ回路36dが再びリセットされる。
この結果、タイミングt16に示すように前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の次のパルス信号が出力されると、該パルス信号が前記通知信号出力回路36から通知信号Snとして出力される。つまり前記アラーム信号生成回路35から出力されるパルス幅Tvd,Toc,Tohのパルス信号列からなる前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)の1パルス分が通知信号Snとして出力された後〈タイミングt11〉、前記パルス幅Tmの時間が経過する毎に1パルス分ずつ通知信号Snとして出力される〈タイミングt15,t18〉。
そして前記IGBT11の異常要因が解消したとき〈タイミングt20〉、前述した実施形態と同様にして前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)のパルス幅Tvd,Toc,Tohとは異なるパルス幅Tsrのアラーム解除信号Srが出力される。換言すれば前記IGBI11に何等かの異常が発生した場合には、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が所定時間Tm毎に1パルス分ずつ出力され、上記異常が解消したとき前記アラーム解除信号Srが出力されることになる。
従ってこの実施形態によれば、前記IGBT11の異常要因の継続期間が長い場合であっても、前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)が前記ワンショットマルチバイブレータ回路40aによ規定される所定の経過時間毎に1パルス分ずつ出力される。これ故、上記異常要因が継続している途中の段階においても、定期的に1パルス分ずつ通知される前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)のパルス幅Tvd,Toc,Tohから前記異常要因の種別を容易に識別することが可能となる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば各実施形態においては、駆動装置をインテリジェント・パワーモジュール1a,1bとして実現する場合を例に説明したが、半導体素子(IGBT)11と別個に構築することも勿論可能である。また前述した検出回路の数とその構成については、IGBT11に対する異常要因の種別に応じて定めれば良い。具体的にはIGBT11に加えられる直流電圧の異常を検出するようにしても良い。また前述したアラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)をそれぞれ形成する各パルス信号のパルス幅Tvd,Toc,Tohについても、相互に明確に識別可能な時間幅として設定すれば十分である。
更には前述した各信号についても、例えば前記アラーム信号PSj(PSvd,PSoc,PSoh)をパルス幅Tvd,Toc,Tohの[Hレベル]の信号列として生成する等、その論理を逆に設定することも勿論可能である。この場合、各信号の論理に合わせて通知信号出力回路36やアラーム解除信号生成回路37等を構築すれば良いことは言うまでもない。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電力変換装置
1a,1b インテリジェント・パワーモジュール
2 インバータ
3U〜3Z 駆動装置(ドライバ回路)
4 交流負荷
11〜16 半導体素子(IGBT)
17 半導体チップ
18 電流センサ
19 温度センサ
21〜26 フリーホイール・ダイオード
31 ゲート制御回路
32 電圧検出回路
33 電流検出回路
34 電圧検出回路
35 アラーム信号生成回路
36 通知信号出力回路
37 アラーム解除信号生成回路
38 外部電源
39 オア回路
40 通知継続回路
41 オア回路

Claims (8)

  1. 電力変換装置を構成する半導体素子を駆動する装置であって、
    前記半導体素子の保護に必要な複数種の情報をそれぞれ検出して異常検出信号を出力する複数の検出回路と、
    これらの複数の検出回路のそれぞれに対応付けて定めた互いに異なるパルス幅の信号を生成するパルス信号発生器を備え、前記検出回路のいずれかが前記異常検出信号を出力したとき、前記半導体素子を保護する保護信号を出力すると共に、前記パルス信号発生器を起動して当該異常検出信号を出力した検出回路に対応付けられたパルス幅のパルス信号列からなるアラーム信号を出力するアラーム信号生成回路と、
    このアラーム信号生成回路から前記アラーム信号が出力されたとき、当該アラーム信号を1パルス分、または予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力する通知信号出力回路と、
    前記半導体素子を保護する要因が解除されて前記アラーム信号生成回路からの前記アラーム信号の出力が終了したとき、前記各アラーム信号とは異なるパルス幅のアラーム解除信号を生成して出力するアラーム解除信号生成回路と
    を具備したことを特徴とする半導体素子の駆動装置。
  2. 前記半導体素子は、パルス幅制御された動作信号によりオン・オフ駆動されるものであって、前記保護信号は前記半導体素子への前記動作信号の出力を禁止する役割を担うものである請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。
  3. 前記アラーム信号生成回路は、前記検出回路のいずれかが前記異常検出信号を出力している期間に亘って前記保護信号を出力すると共に、前記異常検出信号を受けて前記アラーム信号の生成を開始し、前記異常検出信号が途絶えたときに前記アラーム信号を形成するパルス信号列における1パルス分のパルス信号が出力された時点で当該アラーム信号の生成を停止するものである請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。
  4. 前記アラーム解除信号生成回路は、前記保護信号の出力が停止すると共に前記アラーム信号の出力が停止したとき、前記半導体素子をオン・オフ駆動するパルス幅制御された動作信号を受けて起動されて前記アラーム解除信号を生成するワンショットマルチバイブレータ回路を備えたものである請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。
  5. 前記通知信号出力回路は、前記アラーム解除信号生成回路が出力する前記アラーム解除信号を受けてリセットされるフリップフロップ回路を備え、該フリップフロップ回路がリセットされているときに前記アラーム信号を出力すると共に、出力したアラーム信号により前記フリップフロップ回路をセットして前記アラーム信号の出力を禁止することで、前記アラーム信号を1パルス分だけ出力するものである請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。
  6. 前記通知信号出力回路は、該通知信号出力回路から出力されるアラーム信号を入力して予め設定した時間後に継続信号を出力する通知継続回路を備えると共に、前記アラーム解除信号生成回路が出力する前記アラーム解除信号または前記継続信号を受けてリセットされるフリップフロップ回路を備え、
    前記フリップフロップ回路がリセットされているときに前記アラーム信号を出力すると共に、当該通知信号出力回路が出力したアラーム信号により前記フリップフロップ回路がセットされたときに前記アラーム信号の出力を禁止することで、前記アラーム信号を1パルス分だけ出力した後、予め設定した時間間隔を経て1パルス分ずつ出力するものである請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。
  7. 前記通知信号出力回路が出力する前記アラーム信号、および前記アラーム解除信号生成回路が出力する前記アラーム解除信号は、オア回路を介して出力されて前記半導体素子を駆動する動作信号を生成する電力変換装置の制御部に通知されるものである請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。

  8. 前記複数の検出回路は、前記半導体素子の過熱温度を検出する温度検出回路、前記半導体素子の過電流を検出する電流検出回路、および当該装置に加えられる電源電圧の低下を検出する電圧検出回路を含む請求項1に記載の半導体素子の駆動装置。
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