JP6006956B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが設けられる一方、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セル(単位セル)を備えている。燃料電池では、通常、数十〜数百の発電セルが積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード電極及びカソード電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、所謂、内部マニホールドを構成する場合が多い。
内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔(燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス入口連通孔)及び反応ガス出口連通孔(燃料ガス出口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔)を備えている。反応ガス入口連通孔は、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(燃料ガス流路、酸化剤ガス流路)の入口側に連通する一方、反応ガス出口連通孔は、前記反応ガス流路の出口側に連通している。
この場合、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔は、開口幅寸法が反応ガス流路の流路幅寸法に比べて相当に小さな寸法に設定されている。従って、反応ガス流路における反応ガスの流れを均等且つ円滑に行うために、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔の近傍には、前記反応ガスを良好に配流させるバッファ部が必要になっている。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池では、図17に示すように、カソード側金属セパレータ1の一方の面1aには、酸化剤ガス入口連通孔2aと酸化剤ガス出口連通孔2bとに連通する酸化剤ガス流路3が形成されている。カソード側金属セパレータ1の他方の面1bには、酸化剤ガス流路3の裏面形状である冷却媒体流路4が形成されている。
カソード側金属セパレータ1には、中間高さ部5a、5bから酸化剤ガス流路3側に突出して連続ガイド流路6a、6bを構成する線状ガイド突起部7a、7bと、前記中間高さ部5a、5bから冷却媒体流路4側に突出してエンボス流路を構成するエンボス部8a、8bとが設けられている。
これにより、波板形状のカソード側金属セパレータ1を用いて、酸化剤ガス流路3側の生成水の排出性を向上させるとともに、冷却媒体流路4側の冷却媒体の配流性を確保することを可能にする、としている。
特開2010−282868号公報
ところが、上記のカソード側金属セパレータ1では、面1aに線状ガイド突起部7a、7bが形成されると、反対側の面1bには、前記線状ガイド突起部7a、7bの裏面形状である線状溝部が形成されてしまう。このため、金属セパレータの一方の面側を流通する流体の流れを円滑にしようとすると、他方の面側を流通する流体を円滑に流通させることができないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、各反応ガスを各反応ガス流路に沿って円滑且つ均一に流通させることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に設けられる一対の電極のうち、一方の電極の表面積が他方の電極及び前記電解質膜の表面積よりも小さい段差型の電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが設けられる一方、前記電解質膜・電極構造体は、前記電解質膜の外周部に、前記一方の電極の終端部外方に位置する樹脂枠部材が一体成形されている燃料電池に関するものである。
この燃料電池では、樹脂枠部材の一方の面には、発電領域外であって前記電解質膜の外周端部外方に位置して一方の反応ガス流路及び反応ガス連通孔に連結される第1のバッファ部が形成されるとともに、前記樹脂枠部材の他方の面には、発電領域外であって前記電解質膜の外周端部外方に位置して他方の反応ガス流路及び反応ガス連通孔に連結され、前記第1のバッファ部とは個別に構成される第2のバッファ部が形成されている。
また、この燃料電池では、セパレータの角部には、反応ガス連通孔である酸化剤ガス入口連通孔、燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔及び燃料ガス出口連通孔が設けられるとともに、第1のバッファ部である酸化剤ガス側バッファ部は、反応ガス流路である酸化剤ガス流路から前記酸化剤ガス入口連通孔に向かって延在する複数本のカソード側入口ガイド流路と、前記酸化剤ガス流路から前記酸化剤ガス出口連通孔に向かって延在する複数本のカソード側出口ガイド流路とを有している。
一方、第2のバッファ部である燃料ガス側バッファ部は、反応ガス流路である燃料ガス流路から燃料ガス入口連通孔に向かって延在する複数本のアノード側入口ガイド流路と、前記燃料ガス流路から燃料ガス出口連通孔に向かって延在する複数本のアノード側出口ガイド流路とを有することが好ましい。
さらに、この燃料電池では、カソード側入口ガイド流路と酸化剤ガス入口連通孔との間、カソード側出口ガイド流路と酸化剤ガス出口連通孔との間、アノード側入口ガイド流路と燃料ガス入口連通孔との間、及び前記アノード側出口ガイド流路と前記燃料ガス出口連通孔との間には、それぞれエンボス部が設けられている。
さらにまた、この燃料電池では、樹脂枠部材は、反応ガス連通孔よりも内側に配置される外形形状を有することが好ましい。
さらに、この燃料電池では、第1のバッファ部が対向するセパレータの面は、平面状に形成される一方、第2のバッファ部が対向するセパレータの面は、平面状に形成されることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池では、互いに隣接する一対のセパレータ間には、冷却媒体を電極面方向に流通させる冷却媒体流路が形成されるとともに、一方の前記セパレータのみに、発電領域外に位置して前記冷却媒体流路を冷却媒体連通孔に連通させるバッファ部が設けられることが好ましい。
本発明によれば、電解質膜・電極構造体の外周部に樹脂枠部材が設けられている。そして、樹脂枠部材の一方の面には、一方の反応ガス流路に連結される第1のバッファ部が形成されるとともに、他方の面には、他方の反応ガス流路に連結され、前記第1のバッファ部とは個別に構成される第2のバッファ部が形成されている。
従って、樹脂枠部材の両面には、それぞれ所望の形状を有する第1のバッファ部と第2のバッファ部とを個別に形成することが可能になる。このため、第1の反応ガス流路及び第2の反応ガス流路には、それぞれ反応ガスを円滑に流通することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、各反応ガスを各反応ガス流路に沿って円滑且つ均一に流通させることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、III−III線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、IV−IV線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、V−V線断面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第2金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第3金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第3金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記第1電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記第2電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記発電ユニットの、図15中、XVI−XVI線断面説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池を構成するカソード側金属セパレータの正面説明図である。
図1〜図5に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10は、発電ユニット12を備え、複数の前記発電ユニット12が水平方向(矢印A方向)又は鉛直方向(矢印C方向)に沿って互いに積層される。発電ユニット12は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を設ける。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した横長形状の金属板により構成される。第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、具体的には、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔24bが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔24a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔22bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔22a側の一方に、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔25aが設けられる。発電ユニット12の短辺方向の両端縁部には、燃料ガス入口連通孔24a側の他方に、冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔25bが設けられる。
図6に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとに連通する第1酸化剤ガス流路26が形成される。
第1酸化剤ガス流路26は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)26aを有するとともに、前記第1酸化剤ガス流路26の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数の入口エンボス部28a及び出口エンボス部28bが設けられる。
入口エンボス部28aと酸化剤ガス入口連通孔22aとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の入口連結溝30aが形成される一方、出口エンボス部28bと酸化剤ガス出口連通孔22bとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の出口連結溝30bが形成される。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14bには、一対の冷却媒体入口連通孔25aと一対の冷却媒体出口連通孔25bとを連通する冷却媒体流路32が形成される。冷却媒体流路32は、第1酸化剤ガス流路26の裏面形状と後述する第2燃料ガス流路42の裏面形状とが重なり合って形成される。
図7に示すように、第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとを連通する第1燃料ガス流路34が形成される。第1燃料ガス流路34は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)34aを有する。
第1燃料ガス流路34の上流側及び下流側には、後述する入口バッファ部68a及び出口バッファ部68bが対向する平面部35a、35bが設けられる。燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、複数の供給孔部36aが形成されるとともに、燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、複数の排出孔部36bが形成される。
図8に示すように、第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとを連通する第2酸化剤ガス流路38が形成される。第2酸化剤ガス流路38は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)38aを有する。
第2酸化剤ガス流路38の上流側及び下流側には、後述する入口バッファ部74a及び出口バッファ部74bが対向する平面部39a、39bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔22aの近傍には、複数本の入口連結溝40aが形成される一方、酸化剤ガス出口連通孔22bの近傍には、複数本の出口連結溝40bが形成される。
図9に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bに連通する第2燃料ガス流路42が形成される。第2燃料ガス流路42は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)42aを有する。
第2燃料ガス流路42の上流側及び下流側には、後述する入口バッファ部80a及び出口バッファ部80bが対向する平面部43a、43bが設けられる。燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、複数の供給孔部44aが形成されるとともに、燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、複数の排出孔部44bが形成される。
図3に示すように、供給孔部44aは、第2金属セパレータ18の供給孔部36aよりも内側(燃料ガス流路側)に配置される一方、図4に示すように、排出孔部44bは、前記第2金属セパレータ18の排出孔部36bよりも内側(燃料ガス流路側)に配置される。
図10に示すように、第3金属セパレータ20の面20bには、第2燃料ガス流路42の裏面形状である冷却媒体流路32の一部が形成される。第3金属セパレータ20の面20bには、前記第3金属セパレータ20に隣接する第1金属セパレータ14の面14bが積層されることにより、冷却媒体流路32が一体に設けられる。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材46が一体成形される。第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第2シール部材48が一体成形されるとともに、第3金属セパレータ20の面20a、20bには、この第3金属セパレータ20の外周端縁部を周回して第3シール部材50が一体成形される。
第1シール部材46、第2シール部材48及び第3シール部材50としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール材が用いられる。
図6に示すように、第1シール部材46は、第1金属セパレータ14の面14aにおいて、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bと、第1酸化剤ガス流路26とを連通する第1凸状シール部46aを有する。第1シール部材46は、図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14bにおいて、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bと冷却媒体流路32との外周を連通する第2凸状シール部46bを有する。
図7に示すように、第2シール部材48は、第2金属セパレータ18の面18aにおいて、供給孔部36a及び排出孔部36bと、第1燃料ガス流路34とを囲繞してこれらを連通させる第1凸状シール部48aを有する。
図8に示すように、第2シール部材48は、面18bにおいて、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bと、第2酸化剤ガス流路38との外周を連通する第2凸状シール部48bを有する。
図9に示すように、第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20aにおいて、供給孔部44a及び排出孔部44bと、第2燃料ガス流路42とを囲繞してこれらを連通する第1凸状シール部50aを有する。
図10に示すように、第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20bにおいて、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bと冷却媒体流路32との外周を連通する第2凸状シール部50bを有する。
図2に示すように、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。カソード電極54は、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52の表面積(平面寸法)よりも小さな表面積(平面寸法)を有する段差型MEAを構成している。なお、カソード電極54、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52は、同一の表面積に設定してもよく、また、前記アノード電極56は、前記カソード電極54及び前記固体高分子電解質膜52の表面積よりも小さな表面積を有していてもよい。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1電解質膜・電極構造体16aは、カソード電極54の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜52の外周縁部に第1樹脂枠部材58が、例えば、射出成形等により一体成形される。第2電解質膜・電極構造体16bは、カソード電極54の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜52の外周縁部に第2樹脂枠部材60が、例えば、射出成形等により一体成形される。第1樹脂枠部材58及び第2樹脂枠部材60を構成する樹脂材としては、例えば、汎用プラスチックの他、エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチック等が採用される。
図11及び図12に示すように、第1樹脂枠部材58は、長手方向(矢印B方向)両端部に、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに向かって膨出する突出部58a、58bと、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに向かって膨出する突出部58c、58dとを有する。
第1樹脂枠部材58のカソード電極54側の面には、図11に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して第1のバッファ部である入口バッファ部(酸化剤ガス側バッファ部)62aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して、出口バッファ部(酸化剤ガス側バッファ部)62bが設けられる。
入口バッファ部62aは、第1樹脂枠部材58に一体成形される複数本のライン状凸部64aを有し、前記凸部64a間には、カソード側入口ガイド流路66aが形成される。出口バッファ部62bは、第1樹脂枠部材58に一体成形される複数本のライン状凸部64bを有し、前記凸部64b間には、カソード側出口ガイド流路66bが形成される。入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bには、それぞれ酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに近接してエンボス部67a、67bが形成される。
なお、入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bの形状は、上記の構成に限定されるものではない。酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26及び酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第1酸化剤ガス流路26との間にあって、前記第1酸化剤ガス流路26に酸化剤ガスを均一に流通できる形状であればどのような形状でもよい。
また、ライン状凸部64a、64bとエンボス部67a、67bの形状も種々変更可能であるとともに、例えば、前記ライン状凸部64a間に前記エンボス部67aが配置されてもよい。なお、以下に説明する入口バッファ部68a及び出口バッファ部68bでも、同様である。
図12に示すように、第1樹脂枠部材58のアノード電極56側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34との間に位置して第2のバッファ部である入口バッファ部(燃料ガス側バッファ部)68aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第1燃料ガス流路34との間に位置して、出口バッファ部(燃料ガス側バッファ部)68bが設けられる。
入口バッファ部68aは、複数本のライン状凸部70aを有するとともに、前記凸部70a間には、アノード側入口ガイド流路72aが形成される。出口バッファ部68bは、複数本のライン状凸部70bを有するとともに、前記凸部70b間には、アノード側出口ガイド流路72bが形成される。入口バッファ部68a及び出口バッファ部68bには、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接してそれぞれエンボス部73a、73bが形成される。
図13及び図14に示すように、第2電解質膜・電極構造体16bに設けられる第2樹脂枠部材60は、酸化剤ガス入口連通孔22a、酸化剤ガス出口連通孔22b、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに向かってそれぞれ膨出する突出部60a、60b、60c及び60dを有する。
第2樹脂枠部材60のカソード電極54側の面には、図13に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aと第2酸化剤ガス流路38との間に位置して第1のバッファ部である入口バッファ部(酸化剤ガス側バッファ部)74aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第2酸化剤ガス流路38との間に位置して出口バッファ部(酸化剤ガス側バッファ部)74bが形成される。
入口バッファ部74aは、複数本のライン状凸部76aを有し、前記凸部76a間には、カソード側入口ガイド流路78aが形成される。出口バッファ部74bは、複数本のライン状凸部76bを有し、前記凸部76b間には、カソード側出口ガイド流路78bが形成される。入口バッファ部74a及び出口バッファ部74bには、それぞれ酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに近接してエンボス部79a、79bが形成される。
なお、入口バッファ部74a及び出口バッファ部74bの形状は、上記の構成に限定されるものではない。酸化剤ガス入口連通孔22aと第2酸化剤ガス流路38及び酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第2酸化剤ガス流路38との間にあって、前記第2酸化剤ガス流路38に酸化剤ガスを均一に流通できる形状であればどのような形状でもよい。
また、ライン状凸部76a、76bとエンボス部79a、79bの形状も種々変更可能であるとともに、例えば、前記ライン状凸部76a間に前記エンボス部79aが配置されてもよい。なお、以下に説明する入口バッファ部80a及び出口バッファ部80bでも、同様である。
第2樹脂枠部材60のアノード電極56側の面には、図14に示すように、燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42との間に位置して第2のバッファ部である入口バッファ部(燃料ガス側バッファ部)80aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第2燃料ガス流路42との間に位置して出口バッファ部(燃料ガス側バッファ部)80bが設けられる。
入口バッファ部80aは、複数本のライン状凸部82aを有し、前記凸部82a間には、アノード側入口ガイド流路84aが形成される。出口バッファ部80bは、複数本のライン状凸部82bを有し、前記凸部82b間には、アノード側出口ガイド流路84bが設けられる。入口バッファ部80a及び出口バッファ部80bには、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接してそれぞれエンボス部85a、85bが形成される。
図3に示すように、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34とは、入口連結流路86a及び入口バッファ部68aを介して連結されるとともに、前記燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42とは、入口連結流路88a及び入口バッファ部80aを介して連結される。
入口連結流路86aは、燃料ガス入口連通孔24aと入口バッファ部68aとの間に設けられている。入口連結流路86aは、互いに隣接する第2金属セパレータ18と第3金属セパレータ20との間に形成され、一端が燃料ガス入口連通孔24aに連通する第1流路部90aと、前記第2金属セパレータ18に形成され、前記第1流路部90aの他端側に連通する供給孔部36aと、前記第2金属セパレータ18と第1樹脂枠部材58の突出部58cとの間に形成され、一端が前記供給孔部36aに連通し、且つ他端が入口バッファ部68aに連通する第2流路部92aとを備える。
入口連結流路88aは、同様に、互いに隣接する第3金属セパレータ20とこれに隣接する第1金属セパレータ14との間に形成され、一端側が燃料ガス入口連通孔24aに連通する第1流路部94aと、前記第3金属セパレータ20に形成され、前記第1流路部94aの他端側に連通する供給孔部44aと、前記第3金属セパレータ20と第2樹脂枠部材60の突出部60cとの間に形成され、一端が前記供給孔部44aに連通し、且つ他端側が入口バッファ部80aに連通する第2流路部96aとを備える。
図4に示すように、燃料ガス出口連通孔24bと出口バッファ部68bとは、出口連結流路86bを介して連結されるとともに、前記燃料ガス出口連通孔24bと出口バッファ部80bとは、出口連結流路88bを介して連結される。出口連結流路86bは、第2金属セパレータ18と第3金属セパレータ20との間に形成される第1流路部90bと、前記第2金属セパレータ18に形成された排出孔部36bと、前記第2金属セパレータ18と第1樹脂枠部材58の突出部58dとの間に形成される第2流路部92bとを備える。
出口連結流路88bは、第3金属セパレータ20とこれに隣接する第1金属セパレータ14との間に形成される第1流路部94bと、前記第3金属セパレータ20に形成される排出孔部44bと、前記第3金属セパレータ20と第2樹脂枠部材60の突出部60dとの間に形成される第2流路部96bとを備える。
図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aと入口バッファ部62aとは、入口連結流路98aを介して連結されるとともに、前記酸化剤ガス入口連通孔22aと入口バッファ部74aとは、入口連結流路100aを介して連結される。
入口連結流路98aは、第1金属セパレータ14と第2金属セパレータ18との間に形成され、一端が酸化剤ガス入口連通孔22aに連通する第1流路部102aと、前記第1金属セパレータ14と第1樹脂枠部材58の突出部58aとの間に形成され、一端側が前記第1流路部102aに連通し、且つ他端側が入口バッファ部62aに連通する第2流路部104aとを備える。
入口連結流路100aは、第2金属セパレータ18と第3金属セパレータ20との間に形成され、一端側が酸化剤ガス入口連通孔22aに連通する第1流路部106aと、前記第2金属セパレータ18と第2樹脂枠部材60の突出部60aとの間に形成され、一端側が前記第1流路部106aに連通し、且つ他端側が入口バッファ部74aに連通する第2流路部108aとを備える。
なお、酸化剤ガス出口連通孔22bと出口バッファ部62b、74bとの間には、同様に、出口連結流路98b、100bが形成されており、その詳細な説明は省略する。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間には、冷却媒体流路32が形成される。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔25aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aから入口連結流路98a、100aに導入される。入口連結流路98aに導入された酸化剤ガスは、入口バッファ部62aを通って第1金属セパレータ14の第1酸化剤ガス流路26に供給される。入口連結流路100aに導入された酸化剤ガスは、入口バッファ部74aを通って第2金属セパレータ18の第2酸化剤ガス流路38に導入される。
酸化剤ガスは、図1、図6及び図8に示すように、第1酸化剤ガス流路26に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極54に供給されるとともに、第2酸化剤ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、図3に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから入口連結流路86a、88aに導入される。入口連結流路86aでは、燃料ガスが、第1流路部90aから供給孔部36aを通って第2流路部92aに送られた後、入口バッファ部68aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部68aを通って第2金属セパレータ18の第1燃料ガス流路34に供給される。
入口連結流路88aでは、燃料ガスが、第1流路部94aから供給孔部44aを通って第2流路部96aに送られた後、入口バッファ部80aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部80aを通って第3金属セパレータ20の第2燃料ガス流路42に供給される。
燃料ガスは、図1、図7及び図9に示すように、第1燃料ガス流路34に沿って矢印B方向に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極56に供給されるとともに、第2燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bでは、各カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、各アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bの各カソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、出口バッファ部62b、74bから出口連結流路を通って酸化剤ガス出口連通孔22bに排出される。
第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、図4に示すように、出口バッファ部68b、80bから出口連結流路86b、88bに導入される。出口連結流路86bでは、燃料ガスが、第2流路部92bから排出孔部36bを通って第1流路部90bに送られた後、燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
出口連結流路88bでは、燃料ガスが、第2流路部96bから排出孔部44bを通って第1流路部94bに送られた後、燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
一方、左右一対の冷却媒体入口連通孔25aに供給された冷却媒体は、図1に示すように、冷却媒体流路32に導入される。冷却媒体は、各冷却媒体入口連通孔25aから冷却媒体流路32に供給され、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印B方向に移動して第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔25bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、例えば、第1電解質膜・電極構造体16aの外周部には、第1樹脂枠部材58が設けられている。そして、第1樹脂枠部材58の一方の面には、図11に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して入口バッファ部62aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して出口バッファ部62bが設けられている。
さらに、第1樹脂枠部材58の他方の面には、図12に示すように、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34との間に位置して入口バッファ部68aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第1燃料ガス流路34との間に位置して出口バッファ部68bが設けられている。
従って、第1樹脂枠部材58の両面には、それぞれ所望の形状を有する入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bと入口バッファ部68a及び出口バッファ部68bとを個別に形成することが可能になる。このため、第1酸化剤ガス流路26及び第1燃料ガス流路34には、それぞれ酸化剤ガス及び燃料ガスを円滑に流通させることができる。
これにより、第1の実施形態では、簡単且つ経済的な構成で、酸化剤ガスを第1酸化剤ガス流路26に沿って円滑且つ均一に流通させるとともに、燃料ガスを第1燃料ガス流路34に沿って円滑且つ均一に流通させることが可能になるという効果が得られる。
第2電解質膜・電極構造体16bにおいても、上記の第1電解質膜・電極構造体16aと同様の効果が得られる。
図15及び図16に示すように、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池120は、複数の発電ユニット122を積層して構成される。
発電ユニット122は、第1金属セパレータ14と第2金属セパレータ124との間に、電解質膜・電極構造体16を挟持して構成される。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第2金属セパレータ124は、電解質膜・電極構造体16側の面124aに、燃料ガス流路34が設けられるとともに、他方の面124bに、冷却媒体流路32の一部が構成される。電解質膜・電極構造体16は、第1の実施形態の第1電解質膜・電極構造体16a又は第2電解質膜・電極構造体16bと同様に構成されている。
このように構成される第2の実施形態では、第1樹脂枠部材58が設けられた電解質膜・電極構造体16を備えており、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、120…燃料電池 12、122…発電ユニット
14、18、20、124…金属セパレータ
16a、16b…電解質膜・電極構造体
22a…酸化剤ガス入口連通孔 22b…酸化剤ガス出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
25a…冷却媒体入口連通孔 25b…冷却媒体出口連通孔
26、38…酸化剤ガス流路 30a、40a…入口連結溝
30b、40b…出口連結溝 32…冷却媒体流路
34、42…燃料ガス流路
35a、35b、39a、39b、43a、43b…平面部
36a、44a…供給孔部 36b、44b…排出孔部
46、48、50…シール部材 52…固体高分子電解質膜
54…カソード電極 56…アノード電極
58、60…樹脂枠部材
58a、58b、58c、58d、60a、60b、60c、60d…突出部
62a、68a、74a、80a…入口バッファ部
62b、68b、74b、80b…出口バッファ部
64a、64b、70a、70b、76a、76b、82a、82b…凸部
66a、72a、78a、84a…入口ガイド流路
66b、72b、78b、84b…出口ガイド流路
67a、67b、73a、73b、79a、79b、85a、85b…エンボス部
86a、88a、98a、100a…入口連結流路
86b、88b、98b、100b…出口連結流路
90a、90b、92a、92b、94a、94b、96a、96b、102a、104a、106a、108a…流路部

Claims (7)

  1. 電解質膜の両側に設けられる一対の電極のうち、一方の電極の表面積が他方の電極及び前記電解質膜の表面積よりも小さい段差型の電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが設けられる一方、前記電解質膜・電極構造体は、前記電解質膜の外周端部に、前記一方の電極の終端部外方に位置する樹脂枠部材が一体成形されている燃料電池であって、
    前記樹脂枠部材の一方の面には、発電領域外であって前記電解質膜の外周端部外方に位置して一方の前記反応ガス流路及び前記反応ガス連通孔に連結される第1のバッファ部が形成されるとともに、
    前記樹脂枠部材の他方の面には、発電領域外であって前記電解質膜の外周端部外方に位置して他方の前記反応ガス流路及び前記反応ガス連通孔に連結され、前記第1のバッファ部とは個別に構成される第2のバッファ部が形成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータの角部には、前記反応ガス連通孔である酸化剤ガス入口連通孔、燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔及び燃料ガス出口連通孔が設けられるとともに、
    前記第1のバッファ部である酸化剤ガス側バッファ部は、前記反応ガス流路である酸化剤ガス流路から前記酸化剤ガス入口連通孔に向かって延在する複数本のカソード側入口ガイド流路と、
    前記酸化剤ガス流路から前記酸化剤ガス出口連通孔に向かって延在する複数本のカソード側出口ガイド流路と、
    を有する一方、
    前記第2のバッファ部である燃料ガス側バッファ部は、前記反応ガス流路である燃料ガス流路から前記燃料ガス入口連通孔に向かって延在する複数本のアノード側入口ガイド流路と、
    前記燃料ガス流路から前記燃料ガス出口連通孔に向かって延在する複数本のアノード側出口ガイド流路と、
    を有することを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、前記カソード側入口ガイド流路と前記酸化剤ガス入口連通孔との間、前記カソード側出口ガイド流路と前記酸化剤ガス出口連通孔との間、前記アノード側入口ガイド流路と前記燃料ガス入口連通孔との間、及び前記アノード側出口ガイド流路と前記燃料ガス出口連通孔との間には、それぞれエンボス部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  4. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが設けられる一方、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられる燃料電池であって、
    前記樹脂枠部材の一方の面には、発電領域外であって前記電解質膜の外周端部外方に位置して一方の前記反応ガス流路に連結される第1のバッファ部が形成されるとともに、
    前記樹脂枠部材の他方の面には、発電領域外であって前記電解質膜の外周端部外方に位置して他方の前記反応ガス流路に連結され、前記第1のバッファ部とは個別に構成される第2のバッファ部が形成され、
    前記セパレータの角部には、前記反応ガス連通孔である酸化剤ガス入口連通孔、燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔及び燃料ガス出口連通孔が設けられるとともに、
    前記第1のバッファ部である酸化剤ガス側バッファ部は、前記反応ガス流路である酸化剤ガス流路から前記酸化剤ガス入口連通孔に向かって延在する複数本のカソード側入口ガイド流路と、
    前記酸化剤ガス流路から前記酸化剤ガス出口連通孔に向かって延在する複数本のカソード側出口ガイド流路と、
    を有する一方、
    前記第2のバッファ部である燃料ガス側バッファ部は、前記反応ガス流路である燃料ガス流路から前記燃料ガス入口連通孔に向かって延在する複数本のアノード側入口ガイド流路と、
    前記燃料ガス流路から前記燃料ガス出口連通孔に向かって延在する複数本のアノード側出口ガイド流路と、
    を有し、
    前記カソード側入口ガイド流路と前記酸化剤ガス入口連通孔との間、前記カソード側出口ガイド流路と前記酸化剤ガス出口連通孔との間、前記アノード側入口ガイド流路と前記燃料ガス入口連通孔との間、及び前記アノード側出口ガイド流路と前記燃料ガス出口連通孔との間には、それぞれエンボス部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記樹脂枠部材は、前記反応ガス連通孔よりも内側に配置される外形形状を有することを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記第1のバッファ部が対向する前記セパレータの面は、平面状に形成される一方、
    前記第2のバッファ部が対向する前記セパレータの面は、平面状に形成されることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池において、互いに隣接する一対の前記セパレータ間には、冷却媒体を前記電極面方向に流通させる冷却媒体流路が形成されるとともに、
    一方の前記セパレータのみに、発電領域外に位置して前記冷却媒体流路を冷却媒体連通孔に連通させるバッファ部が設けられることを特徴とする燃料電池。
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