JP6006856B1 - 商品販売管理サーバ、商品販売管理システム及び商品販売管理方法 - Google Patents

商品販売管理サーバ、商品販売管理システム及び商品販売管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所謂オフィス販売サービスにおいて、商品陳列棚に陳列されている商品の在庫状況を確認することが可能な商品販売管理サーバ、商品販売管理システム及び商品販売管理方法を提供する。【解決手段】商品販売管理サーバ10は、商品陳列棚4毎に割り当てられた棚IDと、購入者毎に割り当てられたユーザIDとを紐付けて格納すると共に、棚ID毎に商品の在庫情報を格納する記憶部20と、各購入者が所持するユーザ端末30から、商品陳列棚4の商品を購入した購入者のユーザID及び購入商品の商品情報を取得する取得部13b、取得部13bにより取得したユーザIDに基づいて、商品が購入された商品陳列棚4の棚IDを特定する特定部13dと、取得部13bにより取得した商品情報及び特定部13dにより特定した棚IDに基づいて、記憶部20に格納された棚ID又は棚グループIDに対応する商品の在庫情報を更新する更新部13eとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、所謂オフィス販売サービスに用いられる商品販売管理サーバ、商品販売管理システム及び商品販売管理方法に関するものである。
従来、会社のオフィススペース等に、商品が陳列された商品陳列棚と、商品の購入代金を回収する代金回収箱とを設置し、設置先会社の従業員等が商品陳列棚の商品を持ち出す際に代金回収箱に購入代金を投入することで商品の販売を行う、オフィス販売サービスと称される無人販売サービスが知られている(非特許文献1)。
このようなオフィス販売サービスは、販売店舗の導入や自動販売機の設置が困難な場所であっても商品の販売を行うことが可能となるため、商品供給元(サプライヤ)においては商品販売機会の増加につながるという利点を有し、また、設置先会社の従業員においては会社内において商品を購入することができ、利便性が向上するという利点を有している。
http://www.family.co.jp/topics/2013/130830_10.html
しかしながら、従来のオフィス販売サービスでは、商品陳列棚の在庫状況をリアルタイムで把握することができないため、商品の補充の際に多めに商品の搬送を行う必要があると共に、補充が不足した場合には再度不足商品の搬送を行う必要があり、作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、所謂オフィス販売サービスにおいて、商品陳列棚に陳列されている商品の在庫状況を確認することが可能な商品販売管理サーバ、商品販売管理システム及び商品販売管理方法を提供することにある。
本発明に係る商品販売管理サーバは、複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバであって、商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID又は一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループIDと、購入者毎に割り当てられたユーザIDとを紐付けて格納すると共に、前記棚ID又は前記棚グループID毎に商品の在庫情報を格納する記憶部と、各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を取得する取得部と、前記取得部により取得した前記ユーザIDに基づいて、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDを特定する特定部と、前記取得部により取得した前記商品情報及び前記特定部により特定した前記棚ID又は前記棚グループIDに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る第1の商品販売管理方法は、上述した商品販売管理サーバを用いて行われる商品販売管理方法であって、前記記憶部に、商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID又は一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループIDと、購入者毎に割り当てられたユーザIDとを紐付けて格納すると共に、前記棚ID又は前記棚グループID毎に商品の在庫情報を格納する記憶工程と、各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得した前記ユーザIDに基づいて、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDを特定する特定工程と、前記取得工程により取得した前記商品情報及び前記特定工程により特定した前記棚ID又は前記棚グループIDに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る第1の商品販売管理システムは、上述した商品販売管理サーバと、各購入者が所持する前記ユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された前記拠点端末と、前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末とを備え、前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されており、前記商品販売管理サーバは、前記取得部により取得した前記ユーザID及び前記商品情報に基づいて、前記購入者の商品購入情報を登録する登録部を更に備え、前記清算端末は、前記商品販売管理サーバの前記登録部により登録された前記商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されていることを特徴とする。
本発明に係る第1の商品販売管理システムにおいて、前記清算端末は、前記購入者が所属する勤務先企業が管理する企業端末であり、該購入者が購入した商品の代金を該購入者の給与から天引きする処理を実行可能に構成されることが好ましい。
本発明に係る第2の商品販売管理システムは、上述した商品販売管理サーバと、各購入者が所持する前記ユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された前記拠点端末と、前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末とを備え、前記清算端末は、電子マネーによる支払い処理を実行可能な電子マネー取引端末であり、電子マネーによる支払い処理が完了した際に、前記ユーザ端末又は前記拠点端末に対して支払い処理完了通知を送信するよう構成されており、前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記清算端末から前記支払い処理完了通知を受信した後に、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る第3の商品販売管理システムは、複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、各購入者が所持する前記ユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末とを備え、前記商品販売管理サーバは、前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得した前記商品情報と前記前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と、前記取得部により取得した前記ユーザID及び前記商品情報に基づいて、前記購入者の商品購入情報を登録する登録部とを備え、前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されており、前記清算端末は、前記商品販売管理サーバの前記登録部により登録された前記商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されていることを特徴とする。
本発明に係る第3の商品販売管理システムにおいて、前記清算端末は、前記購入者が所属する勤務先企業が管理する企業端末であり、該購入者が購入した商品の代金を該購入者の給与から天引きする処理を実行可能に構成されることが好ましい。
本発明に係る第4の商品販売管理システムは、複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、各購入者が所持する前記ユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末とを備え、前記商品販売管理サーバは、前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得した前記商品情報と前記前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部とを備え、前記清算端末は、電子マネーによる支払い処理を実行可能な電子マネー取引端末であり、電子マネーによる支払い処理が完了した際に、前記ユーザ端末又は前記拠点端末に対して支払い処理完了通知を送信するよう構成されており、前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記清算端末から前記支払い処理完了通知を受信した後に、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る第2の商品販売管理方法は、上述した第3及び第4の商品販売管理システムを用いて行われる商品販売管理方法であって、前記記憶部に、商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶工程と、各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末から、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得工程と、前記取得工程により取得した前記商品情報と前記前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、所謂オフィス販売サービスにおいて、商品陳列棚に陳列されている商品の在庫状況を確認することが可能な商品販売管理サーバ、商品販売管理システム及び商品販売管理方法を提供することができる。
第1実施形態に係る商品販売管理システムの概要を示す図である。 第1実施形態に係る商品販売管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るユーザ端末の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る企業端末の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサプライヤ端末の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る商品販売管理方法の購入手続及び在庫更新処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る商品販売管理方法の清算処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る商品販売管理方法の商品補充処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る商品販売管理方法の商品補充処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る商品販売管理システムの概要を示す図である。 第2実施形態に係る商品販売管理システムの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る商品販売管理方法の商品購入処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る商品販売管理方法の清算処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
第1実施形態に係る商品販売管理システム1は、所謂オフィス販売サービスを管理するシステムであって、図1に示すように、様々な場所に設置された複数の商品陳列棚4の販売状況を管理する商品販売管理サーバ10と、商品陳列棚4が設置された設置先会社2の従業員等(ユーザ)が所持するユーザ端末30と、設置先会社2が管理する企業端末(清算端末)40と、サプライヤ6が管理するサプライヤ端末50とを備えている。商品販売管理サーバ10は、インターネット等の通信回線NWを介して、ユーザ端末30、企業端末40及びサプライヤ端末50とデータ通信可能に接続されている。
ここで、オフィス販売サービスとは、サプライヤ6とオフィス販売の契約をした設置先会社2のオフィススペース等に、サプライヤ6の商品が陳列された商品陳列棚4を設置し、設置先会社2の従業員(ユーザ)等が商品陳列棚4の商品を持ち出す際に購入手続きを行うことで商品の販売を行う無人販売サービスのことをいう。なお、本実施形態の説明では、商品陳列棚4の設置先が設置先会社2のオフィススペースであるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、商品陳列棚4の設置場所は、例えば病院等の会社以外の任意の場所であるとしても良い。
第1実施形態に係る商品販売管理システム1は、概略的には、ユーザが商品陳列棚4の商品を購入する際に、ユーザ端末30から商品販売管理サーバ10に対して商品購入データが送信され、この商品購入データに基づいて、商品販売管理サーバ10において管理する在庫データを更新し、この更新された在庫データをサプライヤ6がサプライヤ端末50を用いて確認できるよう構成されている。また、第1実施形態に係る商品販売管理システム1は、概略的には、商品販売管理サーバ10において商品購入データを集計し、この集計した商品購入データをサプライヤ端末50を介して企業端末40に送信することで、ユーザが購入した商品の代金をユーザの給与から天引きする等の種々の清算方法を採用することが可能に構成されている。さらに、第1実施形態に係る商品販売管理システム1は、サプライヤ端末50からの商品補充完了データや、企業端末40からの商品補充完了データに基づいて、商品販売管理サーバ10において管理する在庫データを更新するよう構成されている。以下、このような第1実施形態に係る商品販売管理システム1の具体的な構成について、説明する。
商品販売管理サーバ10は、サプライヤ6に代わり、複数の商品陳列棚4の在庫状況等の管理を行う商品販売管理業者が管理するサーバであって、通信回線NWを介して、ユーザ端末30とデータ通信可能に接続されると共に、通信回線NW上に開設され、商品販売管理業者によって管理される商品販売管理用のWebサイト(図示せず)を介して、Web閲覧機能を有する企業端末40及びサプライヤ端末50とデータ通信可能に接続されている。具体的には、商品販売管理サーバ10は、図2に示すように、通信回線NWを介してユーザ端末30、企業端末40及びサプライヤ端末50と通信するための通信部11と、商品販売管理サーバ10の制御を実行する制御部12と、各種データファイル及び各種プログラムが格納された記憶部20とを備えている。
通信部11は、ユーザ端末30、企業端末40及びサプライヤ端末50とデータ通信するためのインターフェイスとして機能するよう構成されており、例えば、モデム等の種々の通信機器から構成されている。なお、第1実施形態に係る商品販売管理サーバ10において、通信部11は、種々の公知の通信手段を採用することが可能であるため、その詳細な説明を省略する。
制御部12は、記憶部20に記憶された各種処理プログラムをCPUが実行することにより、以下で説明する各種機能を発揮するよう構成されている。
制御部12は、商品の購入手続処理機能及び在庫情報の更新処理機能に関し、図2に示すように、ユーザ端末30に対して購入商品の値段等の情報を提供する商品情報参照部13aと、ユーザ端末30から商品購入データ(商品購入情報)を取得する取得部13bと、取得した商品購入データを記憶部20に登録する登録部13cと、商品購入データに基づいて商品が購入された商品陳列棚4の棚IDを特定する特定部13dと、取得した商品購入データ及び特定した棚IDに基づいて商品陳列棚4の在庫データを更新する更新部13eと、サプライヤ端末50に対して商品売上情報を提供する売上情報参照部13fと、サプライヤ端末50に対して商品陳列棚4の在庫情報を提供する在庫情報参照部13gとを備えている。
ここで、商品購入データ(商品購入情報)とは、ユーザ端末30において購入手続が確定された際に、ユーザ端末30から商品販売管理サーバ10に対して送信される情報であり、商品を購入したユーザのユーザIDと、購入商品に関する商品情報(商品コード及び購入点数等)とが少なくとも含まれている。ユーザIDとは、ユーザ(購入者)毎に割り当てられたID(識別子)であり、棚IDとは、商品陳列棚4毎に割り当てられたID(識別子)である。商品陳列棚4の在庫データとは、商品販売管理サーバ10において管理している在庫情報であり、棚IDと、この棚IDに対応する商品陳列棚4に陳列されている商品の商品情報(商品コード等)と、この商品の現時点での在庫数とを少なくとも含んでいる。商品売上情報とは、ユーザID毎、企業ID毎又は棚ID毎等の任意の単位で集計された商品の売上情報である。企業IDとは、設置先会社2毎に割り当てられたグループID(識別子)であり、設置先会社2に勤務している全てのユーザのユーザID及び設置先会社2内に設置されている全ての商品陳列棚4の棚IDと対応付けて記憶部20に格納されている。
商品情報参照部13aは、ユーザ端末30からの商品情報の参照依頼に基づいて、記憶部20を検索し、通信部11を介して、購入商品に関する値段等の情報をユーザ端末30に対して送信するよう構成されている。
取得部13bは、ユーザ端末30から、商品を購入したユーザのユーザIDと、購入商品に関する商品情報とを含む商品購入データを取得するよう構成されている。
登録部13cは、ユーザ端末30から受信した商品購入データを記憶部20に登録すると共に、登録した商品購入データに基づいて、ユーザ毎に購入済み商品に関する情報(購入済み商品情報)をユーザ端末30に対して送信するよう構成されている。
特定部13dは、ユーザ端末30から取得した商品購入データに含まれるユーザIDを用いて記憶部20を検索することで、ユーザIDと対応付けて格納された棚IDを特定するよう構成されている。
更新部13eは、ユーザ端末30から取得した商品購入データに含まれる購入商品に関する商品情報(商品コード及び購入点数等)に基づいて、特定部13dにより特定した棚IDに対応付けて記憶されている当該購入商品の在庫数を購入点数分だけ減算することで、商品が購入された商品陳列棚4の在庫データを更新するよう構成されている。また、更新部13eは、後述する比較部15によって補充作業の完了登録が行われた際に、記憶部20に記憶された商品補充予定データ又は企業端末40から受信した商品補充完了データに基づいて、これら商品補充予定データ又は商品補充完了データに含まれる棚IDに対応付けて記憶されている当該補充商品の在庫数を補充点数分だけ加算することで、商品が購入された商品陳列棚4の在庫データを更新するよう構成されている。
売上情報参照部13fは、サプライヤ端末50からの商品売上情報の参照要求に基づいて、ユーザID毎、企業ID毎又は棚ID毎等の任意の単位で商品の売上情報を検索乃至集計し、サプライヤ端末50に対して送信するよう構成されている。
在庫情報参照部13gは、サプライヤ端末50からの在庫情報の参照要求に基づいて、企業ID毎又は棚ID毎等の任意の単位で、参照要求の対象となる一又は複数の商品陳列棚4の在庫情報を検索乃至集計し、サプライヤ端末50に対して送信するよう構成されている。
また、制御部12は、購入した商品に関する代金の清算処理機能に関し、図2に示すように、ユーザID毎の商品の購入実績データ(購入実績情報)を集計する購入実績データ集計部14aと、棚ID毎の商品の売上実績データ(売上実績情報)を集計する売上実績データ集計部14bとを備えている。
ここで、購入実績データ(購入実績情報)とは、所定期間(例えば月次)内における商品の購入実績に関する集計データ(集計情報)であって、本実施形態では、ユーザID単位で集計された集計データを更に企業ID単位で集計した集計データをいう。売上実績データ(売上実績情報)とは、所定期間(例えば月次)内における商品の売上実績に関する集計データ(集計情報)であって、本実施形態では、棚ID単位で集計された集計データを更に企業ID単位で集計した集計データをいう。
購入実績データ集計部14aは、月末等の任意のタイミングにおいて、所定期間(例えば月次)内におけるユーザID毎の商品の購入実績情報(購入実績データ)を企業ID毎に集計し、集計した購入実績データをサプライヤ端末50に送信するよう構成されている。
売上実績データ集計部14bは、月末等の任意のタイミングにおいて、所定期間(例えば月次)内における棚ID毎の商品の売上実績情報(売上実績データ)を企業ID毎に集計し、集計した売上実績データをサプライヤ端末50に送信するよう構成されている。
さらに、制御部12は、商品陳列棚4に対する商品の補充処理機能に関し、図2に示すように、商品補充予定データと商品補充完了データとを比較する比較部15とを備えている。
ここで、商品補充予定データ(商品補充予定情報)とは、欠品が生じた商品陳列棚4に対して補充する予定の商品に関するデータであって、本実施形態では、棚ID単位で集計された補充予定の商品及びその補充点数に関する情報を更に企業ID単位で集計した集計データをいう。商品補充完了データ(商品補充完了情報)とは、商品陳列棚4に対して実際に補充された商品に関するデータであって、本実施形態では、補充対象となった商品陳列棚4の棚IDと、補充された商品の名称や商品コード等の商品情報と、補充された商品の補充点数とを含んでいる。
比較部15は、記憶部20に記憶された商品補充予定データと、企業端末40から受信した商品補充完了データとを比較し、これら両データが一致した場合に、補充作業の完了登録を実行するよう構成されている。
記憶部20は、制御部12が実行するプログラムを格納するプログラム格納エリア22と、プログラムの実行に必要となる各種データファイルを格納するデータファイル格納エリア24とを有する種々の記憶手段からなる。
プログラム格納エリア22には、制御部12を商品情報参照部13aとして機能させるための商品情報参照プログラムと、制御部12を取得部13bとして機能させるための商品購入データ取得プログラムと、制御部12を登録部13cとして機能させるための商品購入データ登録プログラムと、制御部12を特定部13dとして機能させるための棚ID特定プログラムと、制御部12を更新部13eとして機能させるための在庫管理プログラムと、制御部12を売上情報参照部13fとして機能させるための売上情報参照プログラムと、制御部12を在庫情報参照部13gとして機能させるための在庫情報参照プログラムとが格納されている。また、プログラム格納エリア22には、制御部12を購入実績データ集計部14aとして機能させるための購入実績データ集計プログラムと、制御部12を売上実績データ集計部14bとして機能させるための売上実績データ集計プログラムとが格納されている。さらに、プログラム格納エリア22には、制御部12を比較部15として機能させるための比較プログラムが格納されている。
データファイル格納エリア24には、設置先会社2毎に企業IDと設置先会社2に勤務している全てのユーザのユーザID及び設置先会社2内に設置されている全ての商品陳列棚4の棚IDとが対応付けられた情報を含む企業データファイルと、所定の領域内に所属する(勤務する)ユーザのユーザIDと該所定の領域内に設置された商品陳列棚4の棚IDとが対応付けられた情報を含むユーザデータファイルと、各商品陳列棚4の設置場所等の情報を含む棚データファイルと、サプライヤ6に関する情報を含むサプライヤデータファイルと、陳列商品のパッケージ等に印字された商品コード(JANコード等)や値段(代金)等に関する商品情報を含む商品データファイルと、各商品陳列棚4(棚ID)に陳列されている商品の商品情報(商品コード等)及びそれらの在庫数に関する商品情報を含む在庫データファイル等が格納されている。
ユーザ端末30は、例えばスマートフォン(タブレット端末)等の携帯端末であって、概略的には、商品の購入手続きに関する一連の機能が具備された商品購入アプリケーションが格納(導入)されており、商品購入アプリケーションの機能によって、ユーザ端末30の表示画面上に表示された取引画面を介して、商品コードの読み取り、購入商品の値段の表示、購入手続きの確定及び商品販売管理サーバ10に対する商品購入データの送信等を実行するよう構成されている。
具体的には、ユーザ端末30は、図3に示すように、通信回線NWを介して、商品販売管理サーバ10と通信するための通信部31と、ユーザの操作を受け付ける操作部32と、購入手続等に関する画面を表示させる表示部33と、対象物を撮像するカメラ部34と、ユーザ端末30の制御を実行する制御部35と、各種データファイル及び各種プログラムが格納された記憶部36とを備えている。なお、通信部31、操作部32、表示部33及びカメラ部34は、スマートフォン等の携帯端末が通常有する機能を転用することが可能であるため、その説明を省略する。
制御部35は、図3に示すように、商品の購入手続きに関する一連の表示画面(図示せず)を表示部33に表示させる表示処理部35aと、商品のパッケージ等に印字された商品コード(JANコード等)を読み取る商品コード読み取り部35bと、商品販売管理サーバ10に対して購入商品の値段等の情報に関する参照依頼を送信する商品情報参照依頼部35cと、購入金額を特定して表示画面上に表示させる購入金額特定部35dと、ユーザからの購入確定操作によって購入手続を確定させる購入手続確定部35eと、商品販売管理サーバ10に対して商品購入データを送信する商品購入データ送信部35fと、表示画面上に購入済み商品情報(例えば、商品購入完了メッセージ等)を表示する購入済み商品情報表示部35gとを備えている。
表示処理部35aは、ユーザ端末30の表示画面上に、商品のパッケージ等に印字された商品コードを読み取るためにカメラ部34を起動させる画面と、商品販売管理サーバ10から受信した購入商品の値段情報に基づいて算出乃至特定した購入金額を表示させる画面と、購入確定ボタン等が配された購入手続を確定させるための画面と、購入済み商品情報を表示させる画面等の一連の取引画面を表示部33に表示させるよう構成されている。
商品コード読み取り部35bは、カメラ部34によって商品のパッケージ等に印字された商品コード(JANコード等)を撮像することで、この商品の商品コードに関する情報を読み取るよう構成されている。
商品情報参照依頼部35cは、商品コード読み取り部35bによって読み取った商品コードの情報に基づいて、商品販売管理サーバ10に対して、購入商品の値段等に関する商品情報の参照依頼を送信するよう構成されている。
購入金額特定部35dは、商品販売管理サーバ10から受信した購入商品の値段情報に基づいて購入金額を算出乃至特定し、この購入金額を表示画面上に表示させるよう構成されている。
購入手続確定部35eは、表示処理部35aによって表示部33上に表示された画面上の購入確定ボタンがユーザによって押下される等の購入確定操作を受け付けた際に、購入手続を確定させるよう構成されている。
商品購入データ送信部35fは、商品販売管理サーバ10に対して、商品を購入したユーザのユーザIDと、購入商品に関する商品情報(商品コード及び購入点数等)とを含む商品購入データを送信するよう構成されている。
購入済み商品情報表示部35gは、商品販売管理サーバ10から購入済み商品情報を受信した際に、表示画面上に購入済み商品情報を表示するよう構成されている。
記憶部36は、制御部35が実行するプログラムを格納するプログラム格納エリア36aと、プログラムの実行に必要となる各種データファイルを格納するデータファイル格納エリア36bとを有する種々の記憶手段からなる。データファイル格納エリア36bには、ユーザ端末30の所持者(ユーザ)に予め割り当てられたユーザIDが格納されている。
プログラム格納エリア36aには、制御部35を表示処理部35aとして機能させるための表示処理プログラムと、制御部35を商品コード読み取り部35bとして機能させるための商品コード読み取りプログラムと、制御部35を商品情報参照依頼部35cとして機能させるための商品情報参照依頼プログラムと、制御部35を購入金額特定部35dとして機能させるための購入金額特定プログラムと、制御部35を購入手続確定部35eとして機能させるための購入手続確定プログラムと、制御部35を商品購入データ送信部35fとして機能させるための商品購入データ送信プログラムと、制御部35を購入済み商品情報表示部35gとして機能させるための購入済み商品情報表示プログラムとを含む商品購入アプリケーションが格納されている。
企業端末40は、設置先会社2により管理される端末であり、該設置先会社2に勤務するユーザに対して該ユーザが購入した商品の代金の清算を行う清算端末、及び、補充商品の検品結果を入力するための検品端末として機能するよう構成されている。
具体的には、企業端末40は、デスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピューターや、情報の入力及び表示が可能なタッチパネル(操作手段)を有するタブレット端末等からなり、図4に示すように、通信回線NWを介して、商品販売管理サーバ10及びサプライヤ端末50と通信するための通信部41と、キーボートやマウス等を有する操作部42と、各種の表示画面を表示させる表示部43と、企業端末40の制御を実行する制御部44と、各種データファイル及び各種プログラムが格納された記憶部45とを備えている。なお、通信部41、操作部42及び表示部43は、パーソナルコンピューターやタブレット端末が通常有する機能を転用することが可能であるため、その説明を省略する。
制御部44は、購入した商品に関する代金の清算処理機能に関し、サプライヤ端末50から受信した購入実績データ(又は変換後購入実績データ)に基づいて、ユーザに対する購入商品の代金の清算を実行するよう構成されている。本実施形態では、企業端末40は、ユーザの給与管理システム(図示せず)とデータ通信可能に接続されており、制御部44は、給与管理システムに対してサプライヤ端末50から受信した購入実績データ(又は変換後購入実績データ)を給与管理システムに対して送信することで、ユーザが購入した商品の代金に相当する金額を該ユーザの給与から天引きする処理を実行可能に構成されている。
また、制御部44は、商品陳列棚4に対する商品の補充処理機能に関し、設置先会社2の補充担当者の操作によって、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、商品販売管理サーバ10に対して商品補充予定データの参照依頼を送信し、商品販売管理サーバ10から受信した商品補充予定データを表示画面等上に表示する処理を実行可能に構成されている。また、制御部44は、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、設置先会社2の補充担当者の操作によって補充商品の検品結果(商品の補充点数等)が入力された後に、補充商品及びその補充点数に関する情報を含む商品補充完了データを生成し、商品販売管理サーバ10に対して送信するよう構成されている。
記憶部45には、制御部44に上述の清算処理機能を実行させるプログラムと、設置先会社2に所属するユーザの情報等が格納されたデータファイル等の種々の情報が格納されている。
サプライヤ端末50は、サプライヤ6により管理される端末であり、デスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピューターや、情報の入力及び表示が可能なタッチパネル(操作手段)を有するタブレット端末等からなる。サプライヤ端末50は、図5に示すように、通信回線NWを介して、商品販売管理サーバ10及び企業端末40と通信するための通信部51と、キーボートやマウス等を有する操作部52と、各種の表示画面を表示させる表示部53と、サプライヤ端末50の制御を実行する制御部54と、各種データファイル及び各種プログラムが格納された記憶部55とを備えている。なお、通信部51、操作部52及び表示部53は、パーソナルコンピューターやタブレット端末が通常有する機能を転用することが可能であるため、その説明を省略する。
制御部54は、サプライヤ6からの操作に基づいて、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、商品販売管理サーバ10に対して商品売上情報の参照要求及び在庫情報の参照要求を送信するよう構成されている。また、制御部54は、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、商品販売管理サーバ10から受信した購入実績データを各企業端末40に対して送信するか、又は、必要に応じて購入実績データを設置先会社2に対応した形式(例えば、CSV形式等)に変換した変換後購入実績データを各企業端末40に対して送信するよう構成されている。さらに、制御部54は、商品販売管理サーバ10から受信した売上実績データに基づいて、各設置先会社2に対する請求書を発行する処理を実行可能に構成されている。
また、制御部54は、サプライヤ6からの操作に基づいて、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、商品販売管理サーバ10に対して商品補充完了データを送信するよう構成されている。
さらに、制御部54は、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、サプライヤ6から入力された情報に基づいて、補充する商品及びその補充点数を棚ID毎に集計すると共に、この集計された棚ID毎の情報を更に企業ID毎に集計することで、企業ID毎の商品補充予定データを生成するよう構成されている。また、制御部54は、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、生成した商品補充予定データを商品販売管理サーバ10に対して送信するよう構成されている。
なお、制御部54は、上記処理機能の他、商品販売管理サーバ10が提供する商品販売管理用のWebサイトを介して、例えば、商品販売管理サーバ10に対して、商品陳列棚4に陳列されている商品に関する登録情報の変更依頼(商品データの新規登録又は変更等)や、設置先会社2に関する登録情報の変更依頼や、棚IDに関する登録情報の変更依頼等の種々の登録情報変更依頼を送信可能に構成されている。
記憶部55には、上述した請求書の発行処理を制御部54に実行させるプログラムと、制御部54に請求書の発行処理を実行させる上で必要となる種々の情報が格納されたデータファイル等が格納されている。
次に、第1実施形態に係る商品販売管理システム1を用いた商品販売管理方法について、図6〜図9を用いて説明する。第1実施形態に係る商品販売管理方法は、概略的には、ユーザが商品陳列棚4の商品を購入する際に実行される購入手続・在庫更新工程(図6参照)と、購入した商品に関する代金の清算工程(図7参照)と、商品陳列棚4に対する商品の補充工程(図8及び図9参照)とを備えている。
[購入手続・在庫更新工程]
まず、ユーザが商品陳列棚4の商品を購入する際に実行される購入手続・在庫更新工程について、図6を用いて説明する。ユーザは、商品陳列棚4の商品を購入するに際し、自らが所持するユーザ端末30に記憶されている商品購入アプリケーションを起動する(S1)。なお、商品購入アプリケーションの起動にあたり、種々の公知の方法で本人認証が実行される。次に、ユーザは、ユーザ端末30のカメラ機能及び商品購入アプリケーションのコード読み取り機能を用いて、購入商品のパッケージ等に印字された商品コード(JANコード等)をスキャンする(S2)。そして、ユーザ端末30は、スキャンした商品コードの情報に基づいて、商品販売管理サーバ10に対して、購入商品の値段等に関する商品情報の参照依頼を送信する(S3)。商品販売管理サーバ10は、ユーザ端末30から商品情報の参照依頼を受信すると、ユーザ端末30から受信した商品コードの情報に基づいて記憶部20を検索し、この商品コードの情報に対応する購入商品の値段情報をユーザ端末30に対して送信する(S4)。ユーザ端末30は、商品販売管理サーバ10から受信した購入商品の値段情報に基づいて購入金額を算出乃至特定し、この購入金額を表示画面上に表示させる。そして、ユーザ端末30は、表示画面上に設けられた購入確定ボタンの押下等のユーザの購入確定操作を受け付けた際に、購入手続操作を確定させる(S5)。
購入手続操作が確定されると、ユーザ端末30は、商品販売管理サーバ10に対して、商品を購入したユーザのユーザIDと、購入商品に関する商品情報(商品コード及び購入点数等)とを含む商品購入データを送信する(S6)。商品販売管理サーバ10は、ユーザ端末30から商品購入データを受信すると、この商品購入データを記憶部20に登録すると共に(S7)、購入済み商品情報をユーザ端末30に対して送信する(S8)。ユーザ端末30は、商品販売管理サーバ10から購入済み商品情報を受信すると、表示画面上に購入済み商品情報を表示し、ユーザに購入手続の完了を認知させた上で、購入手続に関する処理を終了する。
また、商品販売管理サーバ10は、ユーザ端末30から受信した商品購入データに基づいて、記憶部20に格納されている在庫データ(在庫情報)を更新する。具体的には、まず、商品販売管理サーバ10は、ユーザ端末30から取得した商品購入データに含まれるユーザIDに基づいて、商品が購入された商品陳列棚4の棚IDを特定する(S9)。次に、商品販売管理サーバ10は、ユーザ端末30から取得した商品購入データに含まれる購入商品に関する商品情報と、特定した棚IDとに基づいて、特定した棚IDに対応付けて記憶されている当該購入商品の在庫数を購入点数分だけ減算することで、商品が購入された商品陳列棚4の在庫データを更新する(S10)。これにより、商品販売管理サーバ10は、購入手続及び在庫更新に関する処理を終了する。
なお、商品販売管理サーバ10は、在庫データの更新前後の任意のタイミングにおいて、商品販売管理用のWebサイトを介して、サプライヤ端末50からの商品売上情報の参照要求を受信した場合には、ユーザID毎、企業ID毎又は棚ID毎等の任意の単位で商品の売上情報を検索乃至集計し、サプライヤ端末50に対して送信する。また、商品販売管理サーバ10は、在庫データの更新前後の任意のタイミングにおいて、商品販売管理用のWebサイトを介して、サプライヤ端末50からの在庫情報の参照要求を受信した場合には、企業ID毎又は棚ID毎等の任意の単位で、参照要求の対象となる一又は複数の商品陳列棚4の在庫情報を検索乃至集計し、サプライヤ端末50に対して送信する。
[清算工程]
次に、購入した商品に関する代金の清算工程について、図7を用いて説明する。まず、商品販売管理サーバ10は、月末等の任意のタイミングにおいて、所定期間(例えば月次)内におけるユーザID毎の商品の購入実績情報(購入実績データ)を企業ID毎に集計し(S11)、集計した購入実績データを商品販売管理用のWebサイトを介してサプライヤ端末50に送信する(S12)。サプライヤ端末50は、商品販売管理サーバ10から購入実績データを受信すると、この購入実績データを記憶部55に登録する共に(S13)、商品販売管理用のWebサイトを介して、当該購入実績データ又は当該購入実績データを設置先会社2に対応した形式に変換した変換後購入実績データを各企業端末40に対して送信する(S14)。そして、各企業端末40は、商品販売管理用のWebサイトを介してサプライヤ端末50から受信した購入実績データ又は変換後購入実績データを登録すると共に(S15)、この購入実績データ又は変換後購入実績データに基づいて、ユーザが購入した商品の代金に相当する金額を該ユーザの給与から天引きする等の種々の方法によって、ユーザに対する購入商品の代金の清算を実行する(S16)。
また、商品販売管理サーバ10は、購入実績データの集計前後又はこれと並行して、月末等の任意のタイミングにおいて、所定期間(例えば月次)内における棚ID毎の商品の売上実績情報(売上実績データ)を企業ID毎に集計し(S17)、集計した売上実績データを商品販売管理用のWebサイトを介してサプライヤ端末50に送信する(S18)。サプライヤ端末50は、商品販売管理サーバ10から売上実績データを受信すると、この売上実績データを記憶部55に登録する共に(S19)、この売上実績データに基づいて、各設置先会社2に対する請求書を発行する処理を実行する(S20)。以上の処理により、商品販売管理サーバ10、各企業端末40及びサプライヤ端末50は、購入商品に関する代金の清算に関する処理を終了する。
[補充工程]
最後に、商品陳列棚4に対する商品の補充工程について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、サプライヤ6が商品陳列棚4に対する商品の補充を実行する場合の処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、サプライヤ6からの依頼によって搬送業者8(図1参照)が商品の納品を実行する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、サプライヤ6が商品陳列棚4に対する商品の補充を実行する場合の補充工程について、図8を用いて説明する。補充工程に先立ち、サプライヤ6は、サプライヤ端末50を用いて商品販売管理用のWebサイトにアクセスし、商品の補充対象となる商品陳列棚4の在庫状況を確認することで、各商品陳列棚4の不足商品を確認する。そして、サプライヤ6は、不足商品を搬送し、各商品陳列棚4に対する商品の補充作業を行う。サプライヤ6による補充作業が完了すると、サプライヤ6の操作により、サプライヤ端末50から商品販売管理サーバ10に対して、商品販売管理用のWebサイトを介して、補充対象となった商品陳列棚4の棚IDと、補充された商品の名称や商品コード等の商品情報と、補充された商品の点数とを含む商品補充完了情報(商品補充完了データ)が送信される(S21)。商品販売管理サーバ10は、サプライヤ端末50から受信した商品補充完了データに基づいて、記憶部20に格納されている在庫データ(在庫情報)を更新する(S22)。これにより、商品販売管理サーバ10及びサプライヤ端末50は、商品の補充に伴う在庫の更新処理を終了する。
次に、サプライヤ6からの依頼によって搬送業者8が商品の納品を実行する場合の補充工程について、図9を用いて説明する。補充工程に先立ち、サプライヤ6は、サプライヤ端末50を用いて商品販売管理用のWebサイトにアクセスし、商品の補充対象となる商品陳列棚4の在庫状況を確認することで、各商品陳列棚4の不足商品を確認する。そして、サプライヤ6は、サプライヤ端末50に対して補充予定の商品に関する情報の入力を行うと共に、不足商品の搬送及び納品を搬送業者8に依頼する。サプライヤ端末50は、サプライヤ6から入力された情報に基づき、商品販売管理用のWebサイトの機能を利用して、補充する商品及びその補充点数を棚ID毎に集計すると共に、この集計された棚ID毎の情報を更に企業ID毎に集計することで、企業ID毎の商品補充予定情報(商品補充予定データ)を生成する(S21´)。また、サプライヤ端末50は、商品販売管理用のWebサイトを介して、生成した商品補充予定データを商品販売管理サーバ10に対して送信する(S22´)。商品販売管理サーバ10は、サプライヤ端末50から商品補充予定データを受信すると、この商品補充予定データを記憶部20に登録する(S23´)。
搬送業者8によって設置先会社2に補充商品が搬送されると、設置先会社2は、企業端末40を用いて、商品販売管理用のWebサイトを介して商品補充予定データの参照依頼を商品販売管理サーバ10に対して送信する(S24´)。商品販売管理サーバ10は、企業端末40から商品補充予定データの参照依頼を受信すると、企業端末40に対応付けられた企業IDに関する商品補充予定データを記憶部20から読み出し、読み出した商品補充予定データを商品販売管理用のWebサイトを介して企業端末40に対して送信する(S25´)。そして、企業端末40は、商品販売管理サーバ10から受信した商品補充予定データを表示画面等上に表示する。設置先会社2は、企業端末40の表示画面等上に表示された商品補充予定データを参照しつつ、実際に搬送業者8によって納入された補充商品の検品を行い、補充予定の商品のそれぞれについて、企業端末40の操作部42を介して商品の補充点数を入力する。企業端末40は、設置先会社2によって補充商品の補充点数が入力されると、商品販売管理用のWebサイトの機能を利用して補充商品及びその補充点数に関する情報を含む商品補充完了情報(商品補充完了データ)を生成し、商品販売管理用のWebサイトを介して、商品販売管理サーバ10に対して送信する(S26´)。
商品販売管理サーバ10は、企業端末40から受信した商品補充完了データと、記憶部20に記憶された商品補充予定データとを比較し(S27´)、これら両データが一致した場合には、商品の補充が完了したものとして、企業端末40から受信した商品補充完了データに基づいて、記憶部20に格納されている在庫データ(在庫情報)を更新する(S28´)。これにより、商品販売管理サーバ10、企業端末40及びサプライヤ端末50は、商品の補充に伴う在庫の更新処理を終了する。
なお、商品販売管理サーバ10は、在庫データの更新前後の任意のタイミングにおいて、商品販売管理用のWebサイトを介してサプライヤ端末50からの在庫情報の参照要求を受信した場合には、企業ID毎又は棚ID毎等の任意の単位で、参照要求の対象となる一又は複数の商品陳列棚4の在庫情報を検索乃至集計し、商品販売管理用のWebサイトを介してサプライヤ端末50に対して送信する。
以上説明したように、第1実施形態に係る商品販売管理システム1は、商品陳列棚4毎に割り当てられた棚IDと、ユーザ(購入者)毎に割り当てられたユーザIDとを紐付けて格納すると共に、棚ID毎に商品の在庫情報を格納する記憶部20と、各ユーザが所持するユーザ端末30から、商品陳列棚4の商品を購入したユーザのユーザID及び購入した商品の商品情報を取得する取得部13bと、取得部13bより取得したユーザIDに基づいて、商品が購入された商品陳列棚4の棚IDを特定する特定部13dと、取得部13bにより取得した商品情報及び特定部13dにより特定した棚IDに基づいて、記憶部20に格納された棚IDに対応する商品の在庫情報を更新する更新部13eとを具備する商品販売管理サーバ10を備えている。
このような商品販売管理システム1によれば、商品の購入時にユーザがユーザ端末30を用いて購入手続を行うことにより、商品販売管理サーバ10において管理している商品の在庫情報が自動かつリアルタイムで更新されるため、オフィス販売サービス等の無人販売サービスにおいても、商品陳列棚4に陳列されている商品の在庫状況を確認することが可能となる。これにより、商品の補充に関する作業効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係る商品販売管理システム1は、上述した商品販売管理サーバ10と、各ユーザが所持するユーザ端末30と、ユーザに対して、ユーザが購入した商品の代金の清算を行う企業端末(清算端末)40とを備え、ユーザ端末30が、商品陳列棚4の商品を購入したユーザのユーザID、及び、該ユーザが購入した商品の商品情報を商品販売管理サーバ10に対して送信可能に構成されており、商品販売管理サーバ10が、取得部13bにより取得したユーザID及び商品情報に基づいて、ユーザの商品購入情報を登録する登録部13cを更に備え、企業端末40が、商品販売管理サーバ10の登録部13cにより登録された商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されている。
このような商品販売管理システム1によれば、現金による代金の支払いが不要になり、これにより、代金回収箱を設置する必要がないため、代金回収箱を設置していた従来のオフィス販売サービスの種々の問題点を解消することができる。
すなわち、従来のオフィス販売サービスでは、サプライヤ6並びに設置先会社2及びその従業員(ユーザ)において、次のような問題がある。まず、サプライヤ6においては、代金回収箱に購入代金を投入するという無人販売であることから、本来の販売金額と、代金回収箱から回収した金額とが一致しないおそれがあると共に、1円単位の価格設定が困難であるという問題がある。また、少なくとも代金回収箱から現金を回収する作業については、サプライヤ6の正社員等の一定の権原を有する者が対応する必要があるため、正社員の作業負担及び人件費の増加が問題になると共に、サプライヤ6以外の搬送業者8による現金回収作業及び商品補充作業を行うことができないため、営業エリアの拡大が困難であるという問題がある。さらに、設置先会社2においては、現金が収容された代金回収箱がオフィススペース内に無防備に設置されることとなり、このような環境は窃盗等の犯罪を誘発するおそれがあることから、防犯上好ましくないという問題がある。またさらに、設置先会社2の従業員(ユーザ)においては、購入代金をお釣り無く支払う必要があるため、小銭が無い場合等には商品の購入ができないという問題がある。
これに対し、第1実施形態に係る商品販売管理システム1によれば、現金による代金の支払いではなく、事後的な清算が可能となるため、従来のオフィス販売サービスにおいて生じていた現金差異の問題点を解消することができると共に、1円単位の柔軟な価格設定を実現することが可能となる。また、設置先会社2の従業員(ユーザ)においても、小銭やお釣りを気にすることなく商品の購入を行うことが可能となる。さらに、第1実施形態に係る商品販売管理システム1によれば、代金回収箱からの現金の回収作業が不要となり、商品の補充作業のみとなるため、サプライヤの正社員等の一定の権原を有する者が対応する必要がない。これにより、人件費を抑えることができると共に、例えば図1に示すように、商品補充のための搬送にサプライヤ以外の搬送業者8を利用することで、営業エリアの拡大を図ることが可能となる。またさらに、オフィススペース内に代金回収箱を設置する必要がないため、少なくとも代金回収箱に起因する犯罪を無くすことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る商品販売管理システム1´について、図10及び図11を用いて説明する。なお、第2実施形態に係る商品販売管理システム1´において、第1実施形態に係る商品販売管理システム1と異なる点は、第2実施形態に係る商品販売管理システム1´では、図10に示すように、各商品陳列棚4の近傍に電子マネー取引端末60(清算端末)が設置され、この電子マネー取引端末60によって商品の代金の清算を行う点である。以下、第2実施形態に係る商品販売管理システム1´の構成のうち、第1実施形態に係る商品販売管理システム1の構成と異なる構成についてのみ、説明する。
電子マネー取引端末60は、ユーザの電子マネーカード(電子マネー用ICカード)や電子マネー用ICチップが内蔵された携帯端末等の種々の電子マネー記憶媒体の金額情報を書き換えることで支払い処理を行う端末であり、図11に示すように、電子マネー記憶媒体に対して金額情報の読み出し処理及び書き換え処理を実行するR/W部61と、ユーザ端末30とデータ通信(例えば近距離無線通信)するための通信部62と、電子マネー取引端末60の制御を実行する制御部63とを備えている。なお、このような電子マネー取引端末60は、種々の公知の電子マネー取引端末を用いることが可能であるため、その詳細な説明は省略する。
R/W部61は、支払い処理待機状態の際にユーザの電子マネー記憶媒体が近づけられると、電子マネー記憶媒体のICチップから金額情報を読み出し、読み出した金額情報を制御部63に入力するよう構成されている。また、R/W部61は、制御部63において算出された電子マネー記憶媒体の残金(決済後の金額情報)に電子マネー記憶媒体のICチップの金額情報を書き換えるよう構成されている。
制御部63は、ユーザ端末30から決済金額の情報を受信した際に、支払い処理プログラムを起動し、R/W部61を支払い処理待機状態にするよう構成されている。また、制御部63は、R/W部61によって読み出した金額情報から決済金額を減算することで、電子マネー記憶媒体の残金を算出するよう構成されている。さらに、制御部63は、決済完了後に、ユーザ端末30に対し、支払い処理完了通知を送信するよう構成されている。
次に、第2実施形態に係る商品販売管理システム1´を用いた商品販売管理方法について、図12及び図13を用いて説明する。第2実施形態に係る商品販売管理方法は、第1実施形態に係る商品販売管理方法と同様に、概略的には、ユーザが商品陳列棚4の商品を購入する際に実行される購入手続・在庫更新工程(図12参照)と、購入した商品に関する代金の清算工程(図13参照)と、商品陳列棚4に対する商品の補充工程とを備えている。なお、商品の補充工程については、第1実施形態に係る商品販売管理方法と同様であるため、その説明を省略する。
[購入手続・在庫更新工程]
次に、商品を購入する際に実行される購入手続・在庫更新工程について、図12を用いて説明する。購入手続・在庫更新工程では、第1実施形態に係る商品販売管理方法の購入手続・在庫更新工程と同様に、まず、ユーザ端末30において、ユーザ端末30に記憶されている商品購入アプリケーションの起動処理と(S1´)、購入商品に印字された商品コード(JANコード等)の読み取り処理と(S2´)、商品情報の参照依頼の送信処理とが実行され(S3´)、商品販売管理サーバ10において、ユーザ端末30に対する購入商品の値段情報の送信処理が実行される(S4´)。そして、ユーザ端末30では、商品販売管理サーバ10から受信した購入商品の値段情報に基づいて購入金額を算出乃至特定し、この購入金額を表示画面上に表示させる。そして、ユーザ端末30は、表示画面上に設けられた購入確定ボタンの押下等のユーザの購入確定操作を受け付けた際に、電子マネー取引端末60に対して決済金額の情報を送信する(S5´)。
電子マネー取引端末60は、ユーザ端末30から決済金額の情報を受信すると、支払処理プログラムを起動して支払い処理待機状態となる。そして、電子マネー取引端末60は、R/W部61によってユーザの電子マネー記憶媒体の金額情報を購入金額分だけ減算するよう書き換えることで、支払い処理を実行する(S6´)。また、電子マネー取引端末60は、ユーザ端末30に対し、支払い処理完了通知を送信する(S7´)。
ユーザ端末30は、電子マネー取引端末60から支払い処理完了通知を受信すると、支払い処理が完了した旨の表示画面を表示してユーザに支払い処理の完了を認知させた上で、購入手続を確定させる。また、ユーザ端末30は、第1実施形態に係る商品販売管理方法の購入手続・在庫更新工程と同様に、商品販売管理サーバ10に対して商品購入データを送信する(S8´)。そして、商品販売管理サーバ10では、第1実施形態に係る商品販売管理方法の購入手続・在庫更新工程と同様に、商品購入データの登録処理と(S9´)、ユーザ端末30に対する購入済み商品情報の送信処理と(S10´)と、商品が購入された商品陳列棚4の棚IDの特定処理と(S11´)、商品が購入された商品陳列棚4の在庫データの更新処理とが実行される(S12´)。これにより、商品販売管理サーバ10、ユーザ端末30及び電子マネー取引端末60は、購入手続及び在庫更新に関する処理を終了する。なお、商品販売管理サーバ10は、第1実施形態に係る商品販売管理方法の購入手続・在庫更新工程と同様に、サプライヤ端末50からの要求に応じて、任意のタイミングにおいて、サプライヤ端末50に対して商品の売上情報及び在庫情報を送信する。
[清算工程]
次に、購入した商品に関する代金の清算工程について、図13を用いて説明する。清算工程では、第1実施形態に係る商品販売管理方法の清算工程と同様に、まず、商品販売管理サーバ10において、所定期間(例えば月次)内におけるユーザID毎の商品の購入実績情報(購入実績データ)を企業ID毎に集計する(S13´)。そして、商品販売管理サーバ10は、集計した購入実績データを電子マネー事業者(図示せず)に対して送信する(S14´)。
また、商品販売管理サーバ10は、第1実施形態に係る商品販売管理方法の清算工程と同様に、所定期間(例えば月次)内における棚ID毎の商品の売上実績情報(売上実績データ)を企業ID毎に集計し(S15´)、集計した売上実績データを商品販売管理用のWebサイトを介してサプライヤ端末50に送信する(S16´)。サプライヤ端末50では、受信した売上実績データの登録処理を実行する(S17´)。以上の処理により、商品販売管理サーバ10、サプライヤ端末50及び電子マネー取引端末60は、購入商品に関する代金の清算に関する処理を終了する。
以上説明した第2実施形態に係る商品販売管理システム1´によっても、第1実施形態に係る商品販売管理システム1と同様に、商品陳列棚4に陳列されている商品の在庫状況を確認することが可能となり、これにより、商品の補充に関する作業効率を飛躍的に向上させることが可能となる。また、第1実施形態に係る商品販売管理システム1と同様に、現金による代金の支払いが不要になるため、代金回収箱を設置していた従来のオフィス販売サービスの種々の問題点を解消することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上記各実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した第1及び第2実施形態では、複数の商品陳列棚4の在庫状況等の管理を行う商品販売管理業者と、複数の商品陳列棚4に陳列される商品の供給元であるサプライヤ(商品供給元)6とが異なる主体であるものとして説明したが、これに限定されず、サプライヤ6自身が複数の商品陳列棚4の在庫状況等の管理を行うものとしても良い。この場合には、サプライヤ6が商品販売管理サーバ10を管理することとなるため、サプライヤ端末50の構成及び機能を商品販売管理サーバ10に統合することで、サプライヤ端末50を排することが可能である。
上述した第1及び第2実施形態では、ユーザ端末30は、商品のJANコードを読み取ることで購入商品の商品情報を取得するものとして説明したが、これに限定されず、種々の方法を採用することができる。例えば、ユーザ端末30の表示画面上に販売商品の一覧を表示し、ユーザの選択によって、購入商品の商品情報を取得する構成としても良い。
上述した第1及び第2実施形態では、ユーザIDと、商品陳列棚4毎に割り当てられた棚IDとを紐付けて記憶しておき、ユーザ端末30から取得したユーザIDに基づいて棚IDを特定することで、商品が購入されて在庫が変動した商品陳列棚4を特定するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、商品陳列棚4毎に割り当てられた棚IDに代えて、一又は複数の商品陳列棚4を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループIDと、ユーザIDとを紐付けて記憶しておき、ユーザ端末30から取得したユーザIDに基づいて棚グループIDを特定することで、商品が購入されて在庫が変動した棚グループを特定するとしても良い。このような構成によれば、例えば1つの企業内に設置されている複数の商品陳列棚4を1つの棚グループとして設定したり、所定エリア内に設置されている複数の商品陳列棚4を1つの棚グループとして設定したりすることにより、1つの商品陳列棚4毎の細かな在庫管理ではなく、複数の商品陳列棚4の在庫をまとめて管理することが可能となるため、在庫管理を簡易化乃至効率化することが可能となる。
上述した第1及び第2実施形態では、商品販売管理サーバ10が、ユーザ端末30から取得したユーザIDに基づいて、商品が購入された商品陳列棚4の棚ID(又は棚グループID)を特定し、この特定した棚ID(又は棚グループID)に基づいて在庫情報の更新を行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザ端末30側において商品陳列棚4の棚ID(又は棚グループID)の情報を保持又は取得している場合には、ユーザ端末30から商品販売管理サーバ10に対して、商品が購入された商品陳列棚4の棚ID(又は棚グループID)が送信され、この送信された棚ID(又は棚グループID)に基づいて在庫情報の更新を行うとしても良い。ここで、ユーザ端末30側において商品陳列棚4の棚ID(又は棚グループID)の情報を取得する方法としては、例えば、各商品陳列棚4に設けられたバーコード等を読み込むことで、このバーコード等に組み込まれた棚ID(又は棚グループID)の情報を取得する方法や、ユーザ端末30の表示画面上に商品陳列棚4(又は棚グループ)の一覧を表示し、ユーザの選択によって、選択された商品陳列棚4(又は棚グループ)の棚ID(又は棚グループID)を記憶部36から取得する(読み込む)方法等、種々の方法を採用することが可能である。このように、ユーザ端末30から棚ID(又は棚グループID)が送信される構成とすることにより、商品販売管理サーバ10側において予めユーザIDと棚ID(又は棚グループID)とを紐付けて格納しておく必要がなくなるため、例えば病院や駅構内等の購入者(ユーザ)が不特定な場所であっても、商品陳列棚4の設置及び管理を行うことが可能となる。
上述した第1及び第2実施形態では、購入手続時にスマートフォン等のユーザ端末(携帯端末)30を用いるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、商品陳列棚4の設置拠点に設置された拠点端末であるとしても良い。この場合において、拠点端末は、ユーザからユーザIDを取得するユーザID取得手段と、商品から商品情報を取得する商品情報取得手段と、取得したユーザID及び商品情報を商品販売管理サーバ10に対して送信する送信手段とを備える。ユーザID取得手段としては、例えば、ユーザのICカード式の社員証等からユーザIDを読み取る読取手段や、ユーザが手動でユーザIDを入力するための入力画面及び操作部を有する入力操作手段等を用いることが可能である。また、商品情報取得手段としては、例えば、購入商品のパッケージ等に印字された商品コード(JANコード等)をスキャンすることで商品情報を取得なスキャン手段や、ユーザが手動で購入商品を選択するための選択画面及び操作部を有する入力操作手段等を用いることが可能である。また、拠点端末は、所定範囲内に設置される商品陳列棚4の棚ID(又は棚グループID)が記憶された記憶部を有し、ユーザID及び商品情報に加えて、商品陳列棚4の棚ID(又は棚グループID)を送信するよう構成されても良い。このような拠点端末としては、例えば、商品陳列棚4の近傍に設置又は商品陳列棚4に一体として設けられた所謂セルフレジ型のPOS端末や、商品陳列棚4の近傍に設置又は商品陳列棚4に一体として設けられたタブレット端末等を用いることができる。
上述した第1及び第2実施形態に係るユーザ端末30及び企業端末40が、更に、商品販売管理サーバ10に対して商品の補充や新商品の導入に関する要求を送信可能に構成されるとしても良い。
上述した第1及び第2実施形態では、商品販売管理サーバ10が、ユーザ端末30からユーザIDを取得し、該ユーザIDのみによって購入者(ユーザ)を特定するものとして説明したが、これに限定されず、ユーザIDと共に企業IDを取得し、企業ID及びユーザIDの双方を用いて購入者(ユーザ)を特定する構成としても良い。このような構成とすることにより、企業IDにより設置先会社2を特定し、この設置先会社2に所属するユーザを絞り込んだ上で、ユーザIDによって購入者(ユーザ)を特定することが可能となるため、全ユーザに対して異なるユーザIDを設定せずとも、各企業ID内においてユーザIDの重複がなければ購入者(ユーザ)を特定することが可能となるため、例えば、ユーザIDとして社員番号等を採用することが可能となる。
上述した第1実施形態では、ユーザが購入した商品の代金の清算を行う清算端末が、設置先会社2が管理する企業端末40であるものとして説明したが、これに限定されるものではない。清算端末は、ユーザに対して購入商品の代金の清算を行うことが可能な端末であれば良く、例えば、クレジットカード会社や金融機関等の端末であるとしても良い。
上述した第2実施形態では、ユーザ端末30がユーザIDを保持するものとして説明したが、これに限定されず、電子マネー取引端末60がユーザの電子マネー記憶媒体(例えば電子マネーカードとしての機能を有する社員証等)からユーザIDを読み取るよう構成しても良い。
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1,1´ 商品販売管理システム、2 設置先会社、4 商品陳列棚、6 サプライヤ、8 搬送業者、10 商品販売管理サーバ、11 通信部、12 制御部、13a 商品情報参照部、13b 取得部、13c 登録部、13d 特定部、13e 更新部、13f 売上情報参照部、13g 在庫情報参照部、14a 購入実績データ集計部、14b 売上実績データ集計部、15 比較部、20 記憶部、22 プログラム格納エリア、24 データファイル格納エリア、30 ユーザ端末、31 通信部、32 操作部、33 表示部、34 カメラ部、35 制御部、35a 表示処理部、35b 商品コード読み取り部、35c 商品情報参照依頼部、35d 購入金額特定部、35e 購入手続確定部、35f 商品購入データ送信部、35g 購入済み商品情報表示部、36 記憶部、36a プログラム格納エリア、36b データファイル格納エリア、40 企業端末(清算端末)、41 通信部、42 操作部、43 表示部、44 制御部、45 記憶部、50 サプライヤ端末、51 通信部、52 操作部、53 表示部、54 制御部、55 記憶部、60 電子マネー取引端末、61 R/W部、62 通信部、63 制御部、NW 通信回線

Claims (13)

  1. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバであって、
    商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID又は一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループIDと、購入者毎に割り当てられたユーザIDとを紐付けて格納すると共に、前記棚ID又は前記棚グループID毎に商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記ユーザIDに基づいて、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDを特定する特定部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報及び前記特定部により特定した前記棚ID又は前記棚グループIDに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と
    を備え
    前記記憶部には、所定の領域内に所属する購入者の前記ユーザIDと、該所定の領域内に設置された前記商品陳列棚の前記棚ID又は前記棚グループIDとが紐付けて格納されている
    ことを特徴とする商品販売管理サーバ。
  2. 請求項1に記載の商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持する前記ユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された前記拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されており、
    前記商品販売管理サーバは、前記取得部により取得した前記ユーザID及び前記商品情報に基づいて、前記購入者の商品購入情報を登録する登録部を更に備え、
    前記清算端末は、前記商品販売管理サーバの前記登録部により登録された前記商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  3. 前記清算端末は、前記購入者が所属する勤務先企業が管理する企業端末であり、該購入者が購入した商品の代金を該購入者の給与から天引きする処理を実行可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の商品販売管理システム。
  4. 請求項1に記載の商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持する前記ユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された前記拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記清算端末は、電子マネーによる支払い処理を実行可能な電子マネー取引端末であり、電子マネーによる支払い処理が完了した際に、前記ユーザ端末又は前記拠点端末に対して支払い処理完了通知を送信するよう構成されており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記清算端末から前記支払い処理完了通知を受信した後に、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  5. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記商品販売管理サーバは、
    前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられたユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と、
    前記取得部により取得した前記ユーザID及び前記商品情報に基づいて、前記購入者の商品購入情報を登録する登録部と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、該ユーザ端末又は該拠点端末に割り当てられた前記棚ID又は前記棚グループIDの情報を保持しており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報と共に、該ユーザ端末又は該拠点端末に割り当てられた前記棚ID又は前記棚グループIDを前記商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDとして前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されており、
    前記清算端末は、前記商品販売管理サーバの前記登録部により登録された前記商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  6. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記商品販売管理サーバは、
    前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられたユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と、
    前記取得部により取得した前記ユーザID及び前記商品情報に基づいて、前記購入者の商品購入情報を登録する登録部と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記商品陳列棚から該商品陳列棚に対応する前記棚ID又は前記棚グループIDの情報を取得可能に構成されており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報と共に、前記商品陳列棚から取得した前記棚ID又は前記棚グループIDを前記商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDとして前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されており、
    前記清算端末は、前記商品販売管理サーバの前記登録部により登録された前記商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  7. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記商品販売管理サーバは、
    前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられたユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と、
    前記取得部により取得した前記ユーザID及び前記商品情報に基づいて、前記購入者の商品購入情報を登録する登録部と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、複数の前記商品陳列棚の一覧を表示可能、かつ、該一覧から商品が購入された前記商品陳列棚を選択可能に構成されており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報と共に、前記一覧から選択された前記商品陳列棚の前記棚ID又は前記棚グループIDを前記商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDとして前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されており、
    前記清算端末は、前記商品販売管理サーバの前記登録部により登録された前記商品購入情報を用いて清算を実行するよう構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  8. 前記清算端末は、前記購入者が所属する勤務先企業が管理する企業端末であり、該購入者が購入した商品の代金を該購入者の給与から天引きする処理を実行可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項5乃至7いずれか1項に記載の商品販売管理システム。
  9. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記商品販売管理サーバは、
    前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられたユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、該ユーザ端末又は該拠点端末に割り当てられた前記棚ID又は前記棚グループIDの情報を保持しており、
    前記清算端末は、電子マネーによる支払い処理を実行可能な電子マネー取引端末であり、電子マネーによる支払い処理が完了した際に、前記ユーザ端末又は前記拠点端末に対して支払い処理完了通知を送信するよう構成されており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記清算端末から前記支払い処理完了通知を受信した後に、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報と共に、該ユーザ端末又は該拠点端末に割り当てられた前記棚ID又は前記棚グループIDを前記商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDとして前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  10. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記商品販売管理サーバは、
    前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられたユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記商品陳列棚から該商品陳列棚に対応する前記棚ID又は前記棚グループIDの情報を取得可能に構成されており、
    前記清算端末は、電子マネーによる支払い処理を実行可能な電子マネー取引端末であり、電子マネーによる支払い処理が完了した際に、前記ユーザ端末又は前記拠点端末に対して支払い処理完了通知を送信するよう構成されており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記清算端末から前記支払い処理完了通知を受信した後に、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報と共に、前記商品陳列棚から取得した前記棚ID又は前記棚グループIDを前記商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDとして前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  11. 複数の商品陳列棚における商品の販売状況を管理する商品販売管理サーバと、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末と、
    前記購入者に対して、該購入者が購入した商品の代金の清算を行う清算端末と
    を備え、
    前記商品販売管理サーバは、
    前記商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられたユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新部と
    を備え、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、複数の前記商品陳列棚の一覧を表示可能、かつ、該一覧から商品が購入された前記商品陳列棚を選択可能に構成されており、
    前記清算端末は、電子マネーによる支払い処理を実行可能な電子マネー取引端末であり、電子マネーによる支払い処理が完了した際に、前記ユーザ端末又は前記拠点端末に対して支払い処理完了通知を送信するよう構成されており、
    前記ユーザ端末又は前記拠点端末は、前記清算端末から前記支払い処理完了通知を受信した後に、少なくとも、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報と共に、前記一覧から選択された前記商品陳列棚の前記棚ID又は前記棚グループIDを前記商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDとして前記商品販売管理サーバに対して送信可能に構成されている
    ことを特徴とする商品販売管理システム。
  12. 請求項1に記載の商品販売管理サーバを用いて行われる商品販売管理方法であって、
    前記記憶部に、商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID又は一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループIDと、購入者毎に割り当てられたユーザIDとを紐付けて格納すると共に、前記棚ID又は前記棚グループID毎に商品の在庫情報を格納する記憶工程と、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者の前記ユーザID、及び、該購入者が購入した商品の商品情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得した前記ユーザIDに基づいて、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDを特定する特定工程と、
    前記取得工程により取得した前記商品情報及び前記特定工程により特定した前記棚ID又は前記棚グループIDに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新工程と
    を備え
    前記記憶工程は、所定の領域内に所属する購入者の前記ユーザIDと、該所定の領域内に設置された前記商品陳列棚の前記棚ID又は前記棚グループIDとを紐付けて格納する工程を含む
    ことを特徴とする商品販売管理方法。
  13. 請求項5乃至11いずれか1項に記載の商品販売管理システムを用いて行われる商品販売管理方法であって、
    前記記憶部に、商品陳列棚毎に割り当てられた棚ID毎、又は、一若しくは複数の商品陳列棚を含む棚グループ毎に割り当てられた棚グループID毎に、商品の在庫情報を格納する記憶工程と、
    各購入者が所持するユーザ端末又は前記商品陳列棚の設置拠点に設置された拠点端末から、前記商品陳列棚の商品を購入した購入者に割り当てられた前記ユーザIDと、商品が購入された前記商品陳列棚の前記棚ID又は商品が購入された前記商品陳列棚を含む前記棚グループIDと、該購入者が購入した商品の商品情報とを取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得した前記商品情報と前記棚ID又は前記棚グループIDとに基づいて、前記記憶部に格納された前記棚ID又は前記棚グループIDに対応する前記商品の在庫情報を更新する更新工程と
    を備えることを特徴とする商品販売管理方法。
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