JP6006762B2 - Classifier pump for dredging and dredging system - Google Patents
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Description
本発明は、貯水池の底に溜まった底泥を水ごと吸引して分離回収するための浚渫用分級ポンプ及び浚渫システムに関するものである。 The present invention relates to a dredging classification pump and dredging system for sucking together and collecting the bottom mud collected at the bottom of a reservoir together with water.
従来、湖沼や堀、ダム、人工池、農業用ため池等の貯水池には、土や砂、ゴミ、ヘドロ等の底泥が徐々に堆積してゆく。これら、底泥の堆積は貯水池の水深を浅くして貯水池本来の機能を低下させる他、水質の悪化を引き起こす一因となる。よって、これら底泥を除去する浚渫を定期的に行うことが好ましい。 Conventionally, soil, sand, garbage, sludge and other bottom mud gradually accumulate in reservoirs such as lakes, moats, dams, artificial ponds, and agricultural ponds. The accumulation of bottom mud reduces the original function of the reservoir by reducing the depth of the reservoir, and also contributes to the deterioration of water quality. Therefore, it is preferable to periodically perform dredging to remove these bottom mud.
従来の貯水池の浚渫は、貯水池の水を抜いた上で重機等により行うことが一般的であった。しかしながら、この手法では貯水池への水の遮水と貯水池の水の排水が必要となり、何らかの土木工事が必要であるとともに作業期間が長く、コスト高であるという問題点がある。また、浚渫作業中には貯水池を使用できないという問題点がある。さらに、貯水池の水が抜き取られるため、貯水池に生息する水生動植物が死滅し、貯水池の生態系に多大な悪影響を与えるという問題点がある。 In general, the dredging of the conventional reservoir is performed by heavy machinery after draining the water from the reservoir. However, this method requires water shielding to the reservoir and drainage of the reservoir, which requires some civil engineering work, a long work period, and high costs. Another problem is that the reservoir cannot be used during dredging work. Furthermore, since the water in the reservoir is extracted, there is a problem that aquatic animals and plants that inhabit the reservoir are killed, and the ecosystem of the reservoir is greatly adversely affected.
この問題点に対し、本願発明者は下記[特許文献1]に示す湖沼水の浚渫システムに関する発明を行った。この[特許文献1]に記載の発明は、貯水池の水面に浮かべた台船から送水ポンプを吊下げ、この送水ポンプで底泥を吸引し浚渫を行う。このため、貯水池の遮水作業、排水作業が不要で、作業期間の短縮と、抵コスト化とを実現することができる。また、貯水池の水を抜き取ることなく浚渫を行うことが可能なため、貯水池に生息する動植物の生態系を維持することができる。 In response to this problem, the present inventor has invented a lake water system shown in [Patent Document 1] below. In the invention described in [Patent Document 1], a water pump is suspended from a pontoon floated on the surface of a reservoir, and the bottom mud is sucked by this water pump to perform dredging. For this reason, the water shielding work and drainage work of the reservoir are unnecessary, and the work period can be shortened and the cost can be reduced. Moreover, since dredging can be performed without draining the water from the reservoir, the ecosystem of animals and plants that live in the reservoir can be maintained.
しかしながら、貯水池の浚渫では泥、ヘドロ、粘土、シルト等の粒径の細かな底泥のみを選択的に浚渫したい場合がある。例えば、放射性物質は泥や粘土シルト等に付着する形で貯水池に溜まっている。よって、放射性物質を効率的に除去するためには、放射性物質がほとんど付着していない砂礫等はそのままに、放射性物質が多く付着した泥や粘土シルト等の細かな底泥を選択的に浚渫することが効果的である。また、砂礫等を浚渫しないことで、放射性汚染土として処理される底泥の総量を削減することができる。 However, there are cases where it is desirable to selectively dredge only the fine bottom mud such as mud, sludge, clay, silt, etc. For example, radioactive materials accumulate in the reservoir in a form that adheres to mud, clay silt, and the like. Therefore, in order to remove radioactive substances efficiently, the sand and gravel with almost no radioactive material attached are left as they are, and the fine bottom mud such as mud and clay silt with much radioactive material attached is selectively dredged. It is effective. Moreover, the total amount of bottom mud treated as radioactively contaminated soil can be reduced by avoiding sand and gravel.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、粒径の細かな底泥を選択的に浚渫することが可能な浚渫用分級ポンプ及び浚渫システムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a soot classification pump and a soot system capable of selectively sooting bottom mud having a small particle size.
本発明は、
(1)モータを内蔵し防水性を有するポンプモータ部21と、前記ポンプモータ部21の下部に設置されたケーシング22と、前記ケーシング22内に設置され前記モータによって回転動作するインペラ23と、前記ケーシング22の取水口25に設置され夾雑物を切断するカッタ24と、前記モータによって回転動作する攪拌部26と、を有し、
前記攪拌部26は、前記取水口25から伸びた回転軸27と、前記回転軸27の軸線方向に沿って水平に設置された回転羽根26aと、を有し、
さらに、前記ケーシング22の下方には側壁29を有するとともに底面が開口し、内側方向のみに開く扉部29aを対向する前記側壁29に有する分級スカート部28を備え、
前記回転羽根26aが回転することで、貯水池の底に溜まった底泥を前記分級スカート部28内に舞い上げ、舞い上がった底泥のうち粒径の細かな軽い粒子を底泥スラリとして前記取水口25から吸引するとともに、粒径の大きな重い粒子は前記分級スカート部28内で沈降し前記底面から排出され、さらに、前記分級スカート部28は前記回転羽根26aの回転による水流を遮って前記分級スカート部28の外側の底泥の拡散を抑制することを特徴とする浚渫用分級ポンプ20を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)回転羽根26aが分級スカート部28の底面近傍の位置にあることを特徴とする上記(1)記載の浚渫用分級ポンプ20を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)上記(1)または(2)に記載の浚渫用分級ポンプ20と、
水面に浮いて前記浚渫用分級ポンプ20を水中に吊下げる台船10と、
前記浚渫用分級ポンプ20が吸引した底泥スラリを搬送する送水ホース12と、
前記送水ホース12により搬送された底泥スラリから底泥を分離回収する分離処理装置90と、を有することを特徴とする浚渫システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)分離処理装置90が、底泥スラリと凝集剤とを攪拌し底泥を凝集沈降させる凝集分離槽50と、前記凝集分離槽50で凝集沈降した底泥を濃縮する濃縮槽60と、前記濃縮槽60で濃縮した底泥をベルトプレスにより脱水する脱水部80と、を備えることを特徴とする上記(3)記載の浚渫システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
The present invention
(1) A
The
Furthermore, a lower side of the
As the
(2) The above problem is solved by providing the
(3) The
A
A
The above problem is solved by providing a
( 4 ) The
本発明に係る浚渫用分級ポンプ及び浚渫システムは、貯水池中の底泥を攪拌、分級して、粘土シルト等の粒径の細かな軽い粒子を選択的に底泥スラリとして吸引する。これにより、粒径の細かな底泥を選択的に浚渫することができる。また、攪拌部の回転によって生じた水流を分級スカート部で遮蔽するため、分級スカート部の外側の堆積状態の底泥を不必要に攪拌することがない。これにより、濁水の発生を抑えることができる。そして、この堆積状態の底泥を浚渫することで、粒径の細かな底泥を効率よく浚渫することができる。 The soot classification pump and soot system according to the present invention stirs and classifies the bottom mud in the reservoir, and selectively sucks fine light particles such as clay silt as bottom mud slurry. Thereby, the bottom mud with a fine particle size can be selectively dredged. Further, since the water flow generated by the rotation of the stirring portion is shielded by the classification skirt portion, the accumulated bottom mud outside the classification skirt portion is not unnecessarily stirred. Thereby, generation | occurrence | production of muddy water can be suppressed. And the bottom mud with a fine particle diameter can be dredged efficiently by dripping the bottom mud of this accumulation state.
本発明に係る浚渫用分級ポンプ20及び、この浚渫用分級ポンプ20を用いた浚渫システム100の実施の形態について図面に基づいて説明する。先ず、図1に示す本発明に係る浚渫用分級ポンプ20は、貯水池の水中に沈めて貯水池の底泥を吸引、浚渫するものであり、1%〜20%程度のSS濃度(浮遊物質濃度)のスラリを圧送する能力を有している。そして、浚渫用分級ポンプ20は、モータを内蔵し防水性を有するポンプモータ部21と、このポンプモータ部21の下部に設置されたケーシング22と、このケーシング22内に設置されモータによって回転動作するインペラ23と、ケーシング22の取水口25に設置され水中の夾雑物を切断するカッタ24と、モータによって回転動作する攪拌部26と、ケーシング22の下部に設置された分級スカート部28と、を有している。また、ケーシング22はホース接続端22aを有しており、このホース接続端22aは例えば陸上に設置された分離処理装置90に繋がった送水ホース12の一端と接続する。
An embodiment of a
また、浚渫用分級ポンプ20の攪拌部26は、ケーシング22の取水口25から伸びてポンプモータ部21に内蔵されたモータの回転動作によって回転する回転軸27と、この回転軸27に固定された回転羽根26aと、を有している。そして、本発明の回転羽根26aは平板状を呈し、その板面が回転軸27の軸線方向に沿って水平に設置される。よって、攪拌部26の回転によって生じる水流は、主に回転軸27を中心とした水平方向への渦流となる。尚、回転羽根26aが大きな場合、回転羽根26aの回転によって生じる水流が強すぎて、攪拌された底泥が分級スカート部28の外側に漏れ出す可能性が有る。従って、回転羽根26aの大きさ(回転軸の中心から回転羽根26aの最外端までの長さ)は概ね取水口25の半径と同程度とすることが好ましい。尚、本例では矩形の回転羽根26aを用いた例を図示しているが、回転羽根26aの形状に特に限定はなく、三角形、半楕円、多角形等、如何なる形状のものを用いても良い。また、回転羽根26aには、渦流の流速を低減するための孔を設けても良い。
Further, the stirring
また、浚渫用分級ポンプ20の分級スカート部28は、四方の面を閉塞する側壁29を有するとともに底面が開口している。また、分級スカート部28の対向する側壁29には内側方向にのみ開く扉部29aを一対設置する。尚、分級スカート部28の形状は上面視が正方形の箱型とすることとが好ましいが、分級スカート部28の形状はこれに限定されるものではなく、上面視正六角形や上面視小判型としても良い。ただし、側壁29に扉部29aを設ける場合には、対向する一部の側壁29は平面とすることが好ましい。また、分級スカート部28の縦横寸法は取水口25の径の4倍〜6倍とすることが好ましく、例えば取水口25の直径が10cm前後の場合、50cm程度とすることが好ましい。また、分級スカート部28の高さは、基本的に縦横寸法の約1/2以上とし、縦横寸法が50cmの場合には25cm程度とすることが好ましい。尚、分級スカート部28の高さは、浚渫する底泥の厚みに応じて異なるものを適宜交換して着用するようにしても良い。また、分級スカート部28の底面に格子等を設置して、大型のゴミ等が分級スカート部28内に入り込むことを防止するようにしても良い。
Further, the
そして、浚渫用分級ポンプ20の攪拌部26は、この分級スカート部28内に収まるように設置される。このとき、回転羽根26aを分級スカート部28の底面近傍の位置となるようにし、特に回転羽根26aの下端を分級スカート部28の底面位置と略同一とすることが好ましい。よって、攪拌部26の回転軸27はある程度の長さを有し、回転羽根26aと取水口25との間には所定の間隙が設けられる。尚、高さの異なる分級スカート部28を付け替えて用いる構成では、回転羽根26aが常に分級スカート部の底面近傍の位置となるよう、長さの異なる攪拌部26を付け替えて使用することが好ましい。
The stirring
次に、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20の動作を説明する。先ず、浚渫用分級ポンプ20を貯水池の浚渫場所に沈めて稼働させる。これにより、ポンプモータ部21に内蔵されたモータが回転動作する。このときのモータの回転速度は、分級スカート部28内の吸引流速(上昇流速)が概ね1cm/sec〜4cm/secとなる範囲とすることが好ましい。そして、このモータの回転によりケーシング22内のインペラ23が回転動作し、貯水池の水が取水口25から吸引される。また、モータが回転することにより攪拌部26の回転羽根26aが回転動作し、分級スカート部28内に水平方向の渦流を発生する。次に、浚渫用分級ポンプ20を貯水池中の適切な位置に保持する。この適切な位置とは、図2(a)に示すように、分級スカート部28が底泥の表層近傍に没する位置であり、浚渫用分級ポンプ20の吸引する底泥スラリの濃度が5%〜20%となる位置である。
Next, the operation of the
分級スカート部28が底泥の表層近傍に没する位置に保持されると、攪拌部26の回転により生じた水平方向の渦流は表層近傍の底泥を攪拌する。攪拌された底泥は、分級スカート部28の内壁(側壁29)によって遮られ分級スカート部28内に舞い上がる。
When the
ここで、[表1]に一般的な砂の粒径と平均沈降速度の関係を示す。
ここで図3に、本発明の浚渫用分級ポンプ20で吸引した底泥の粒度分布と、分級スカート部を備えていない水中ポンプで吸引した底泥の粒度分布のグラフを示す。尚、図3中の丸印が本発明の浚渫用分級ポンプ20で吸引した底泥の粒度分布であり、図3中の三角印が分級スカート部を備えていない水中ポンプで吸引した底泥の粒度分布である。図3より、分級スカート部を備えていない水中ポンプで吸引した底泥は粒径0.106mm以下の粒子が約40%、粒径0.075mm以下の粒子が約25%しか存在しないのに対し、本発明の浚渫用分級ポンプ20で吸引した底泥は粒径0.106mm以下の粒子が約70%、粒径0.075mm以下の粒子が約55%を占めている。このことから、分級スカート部28を備えた本発明の浚渫用分級ポンプ20は、粒径の細かな粘土シルトを高濃度で選択的に吸引することが判る。
Here, FIG. 3 shows a graph of the particle size distribution of the bottom mud sucked by the
また、浚渫用分級ポンプ20の分級スカート部28は攪拌部26の側方を囲うように閉塞し、また取水口25が分級スカート部28内の水を吸引することから、攪拌部26の回転によって生じた水平方向の渦流は分級スカート部28の外側にはほとんど漏れ出さず、分級スカート部28の外側の底泥を不必要に攪拌することがない。ここで、水中ポンプが吸引領域以外の底泥を攪拌した場合、浚渫対象である粘土シルトが貯水池中に分散して長時間沈降せず、粘土シルトの効率的な浚渫が極めて困難となる。この点、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20は、前述のように分級スカート部28が攪拌部26の回転によって生じる水流を遮蔽し、外部の底泥を不必要に攪拌することがない。よって、粘土シルトは貯水池中に分散せず堆積状態を維持する。そして、この堆積状態の底泥を浚渫することにより、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20は底泥中の粘土シルトを効率的に浚渫することができる。
Further, the
また、例えば水道水などの水源となる貯水ダム等の浚渫を行う場合、粘土シルトの分散は濁水の原因となる。この濁水は浄水設備に負荷を与えるものであり、利水上好ましいものではない。この点、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20は、前述のように粘土シルトが水中に分散せず濁水も発生しない。よって、貯水ダム等の浚渫を行う場合には、本発明の浚渫用分級ポンプ20によって予め粘土シルトの浚渫を行っておくことで、濁水を発生することなく貯水ダムの浚渫を行うことができる。また、特に多量の砂が堆積する貯水池においては、砂の吸引による送水ホース12の目詰まりを防止して、細かな軽い粘土シルトのみを選択的に浚渫することができる。
Also, when dredging water storage dams that serve as water sources such as tap water, dispersion of clay silt causes turbid water. This muddy water imposes a load on the water purification equipment and is not preferable in terms of water utilization. In this respect, the
上記のようにして浚渫位置の粘土シルトの浚渫が完了したら、浚渫用分級ポンプ20を横方向に移動させる。このときの浚渫用分級ポンプ20の移動方向は、扉部29aの存在する方向とする。そして、この扉部29a側への浚渫用分級ポンプ20の移動により、図2(b)に示すように、移動方向の扉部29a’が底泥によって内側に押し開けられ、新たな場所の底泥が扉部29a’の間隙を通過して分級スカート部28内に位置する。そして、これら新たな場所の底泥は、図2(a)と同様に攪拌、分級され粘土シルトが選択的に底泥スラリとして取水口25から吸引される。尚、扉部29aは内側にのみ開くため、移動方向と逆側の扉部29a’’は閉塞状態が維持される。
When the clay silt dredging at the dredging position is completed as described above, the
そして、貯水池の浚渫は、基本的に図4に示すように貯水池を往復しながら行う。よって、復路においては、図2(c)に示すように、逆側の扉部29a’’が新たな場所の底泥によって内側に押し開けられ、新たな場所の底泥が扉部29a’’の間隙を通過して分級スカート部28内に位置する。そして、同様に攪拌、分級され粘土シルトが選択的に底泥スラリとして取水口25から吸引される。このとき、移動方向と逆側の扉部29a’は閉塞状態が維持される。これにより、表層からほぼ一定の厚みで底泥の浚渫が行われる。尚、底泥が厚い場合には、高さの高い分級スカート部28に付け替えて浚渫を行っても良いし、表層近傍の底泥を一旦浚渫した後、浚渫用分級ポンプ20を降下させ、底泥を掘り下げるように浚渫しても良い。
The dredging of the reservoir is basically performed while reciprocating the reservoir as shown in FIG. Therefore, in the return path, as shown in FIG. 2 (c), the
次に、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20を用いた浚渫システム100及び分離処理装置90の一例を図5〜図7を用いて説明する。尚、図5〜図7に示す浚渫システム100及び分離処理装置90は一例であるから、特にこの構成に限定されるものではない。
Next, an example of the
先ず、図5に示す本発明に係る浚渫システム100は、浚渫用分級ポンプ20と、貯水池の水面に浮いて浚渫用分級ポンプ20を水中に吊下げる台船10と、浚渫用分級ポンプ20が吸引した底泥スラリを搬送する送水ホース12と、この送水ホース12により搬送された底泥スラリから底泥(粘土シルト)を分離回収する分離処理装置90と、を有している。
First, a
浚渫システム100に用いる送水ホース12は浚渫用分級ポンプ20と接続可能であれば如何なるものを用いても良いが、内径65mm程度のものを用いることが好ましい。また、送水ホース12にはフロート18が所定の間隔で設置され貯水池の水面に支持される。また、浚渫用分級ポンプ20の電源ケーブル15aは送水ホース12とともにフロート18に支持されて陸上まで延伸し、分離処理装置90側の図示しないポンプ制御盤を介して発電機等の電源に接続される。
As long as the
浚渫用分級ポンプ20を吊下げる台船10は浚渫用分級ポンプ20及び作業者を搭載しても貯水池の水面に浮く十分なフロートを備え、台船10の略中央部分には浚渫用分級ポンプ20を貯水池内に昇降する昇降口11を有している。また、昇降口11の上部には浚渫用分級ポンプ20を吊下げる櫓14が設置され、この櫓14の上部には浚渫用分級ポンプ20を昇降する昇降機16が設置されている。尚、昇降機16の図示しない電源ケーブルは、送水ホース12に沿って陸上まで延伸され図示しない電源に接続される。
The
次に、浚渫システム100の分離処理装置90の一例を図6を用いて詳しく説明する。図6に示す分離処理装置90は、浚渫用分級ポンプ20が吸引した砂や小石等の重量物を遠心分離により除去する遠心分離部30と、この遠心分離部30を通過した底泥スラリから植物片やゴミ等の夾雑物を除去する夾雑物選別部40と、この夾雑物選別部40を通過した底泥スラリと凝集剤とを攪拌し底泥を凝集沈降させる凝集分離槽50と、この凝集分離槽50で凝集沈降した底泥(凝集底泥)を濃縮する濃縮槽60と、この濃縮槽60で濃縮された底泥(濃縮底泥)を脱水する脱水部80と、を有している。
Next, an example of the
分離処理装置90の遠心分離部30は、周知のサイクロン型の遠心分離装置であり、外筒32aと内筒32bとを有している。そして、送水ホース12は分離処理装置90の外筒32aの上部に横方向に向けて接続される。また、外筒32aの下部はホッパ部34となっており、ホッパ部34には開閉コック36aにより開閉する排出口36が設置されている。そして、内筒32bには夾雑物選別部40と繋がる配管5aが接続されている。尚、分離処理装置90の各部を繋ぐ配管5a〜5c及び水配管7a、7bとしては、ホースや金属配管等の周知の配管設備を用いることができる。
The
また、分離処理装置90の夾雑物選別部40は、底泥スラリ中の夾雑物を取り除く夾雑物選別装置42を有している。この夾雑物選別装置42としては、所定の大きさ以上の夾雑物を取り除くことが可能であれば如何なる装置を用いても良いが、2mm程度のスリットを有する周知のベルトスクリーンを用いることが特に好ましい。また、夾雑物選別部40には流量測定升44を設け、浚渫用分級ポンプ20が吸引する底泥スラリの流量を確認可能とすることが好ましい。
Further, the
また、分離処理装置90の凝集分離槽50は、夾雑物選別部40を通過した底泥スラリが流入する内槽50bを有しており、この内槽50bには底泥スラリと凝集剤とを混合攪拌する攪拌装置52が設置されている。また、凝集分離槽50の下部は略円錐形のホッパ部50aとなっており、このホッパ部50aの先側には濃縮槽60と繋がる配管5bが接続されている。また、凝集分離槽50の上部には凝集分離槽50の上澄み水を貯水池に放流する水配管7aが接続されている。
The flocculation /
また、分離処理装置90の濃縮槽60は、凝集分離槽50で凝集沈降した凝集底泥を静置してさらに濃縮する機能を有し、上部に凝集分離槽50と繋がった配管5bが接続されている。また、濃縮槽60の下部は略円錐形のホッパ部60aとなっており、このホッパ部60aの先側には濃縮槽60で濃縮された濃縮底泥を脱水部80に送る配管5cが接続されている。また、濃縮槽60の上部には濃縮槽60の上澄み水を貯水池に放流する水配管7bが接続されている。
Further, the
尚、分離処理装置90は凝集分離槽50、濃縮槽60の上澄み水を一旦貯水して適宜貯水池に放流する水循環槽を有しても良い。この構成によれば、水循環槽に貯水した上澄み水を設備の洗浄等に利用することができる。これにより、水道栓が分離処理装置90の近傍に存在しない場合でも、設備の洗浄等の作業を円滑に行うことができる。また、洗浄に関する水道費用を削減することができる。
In addition, the
次に、本発明に係る浚渫システム100の動作を説明する。先ず、分離処理装置90を浚渫を行う貯水池近傍の陸地に設置する。また、台船10を浚渫を行う貯水池に浮かべる。この台船10には送水ホース12で繋がった浚渫用分級ポンプ20が設置されている。
Next, the operation of the
次に、台船10に作業者が搭乗し、台船10を浚渫場所に移動させる。そして、竿等の測量器具を用いて浚渫場所の大まかな水深と底泥の厚みを把握する。次に、作業者は昇降機16を操作して浚渫用分級ポンプ20を貯水池中に投入する。次に、作業者は分離処理装置90側の作業者に対し、浚渫用分級ポンプ20の稼働を要求する。分離処理装置90側の作業者はこの要求を受けて、ポンプ制御盤を操作し浚渫用分級ポンプ20を稼働する。
Next, an operator gets on the
次に、台船10側の作業者は昇降機16を操作して浚渫用分級ポンプ20を前述の貯水池中の適切な位置に保持する。尚、浚渫用分級ポンプ20の位置は、分離処理装置90側の作業者が底泥スラリの濃度を目視等で確認し、適宜台船10側の作業者に連絡して調整する。これにより、浚渫用分級ポンプ20は、貯水池中の底泥を攪拌、分級して、底泥中の粘土シルトを選択的に底泥スラリとして吸引する。
Next, the operator on the side of the
浚渫用分級ポンプ20により吸引された底泥スラリは、送水ホース12を介して分離処理装置90に圧送される。このとき、底泥中に混在する落ち葉、枯枝、水生植物の葉茎根、ビニール等のゴミ類は、ケーシング22の取水口25に設置されたカッタ24と回転するインペラ23との間で適度な大きさに破砕される。これにより、これらゴミ類の浚渫用分級ポンプ20への絡まりや、ケーシング22内や送水ホース12内における目詰りを防止することができる。
The bottom mud slurry sucked by the
浚渫用分級ポンプ20によって吸引、圧送された底泥スラリは送水ホース12を通って遠心分離部30の外筒32aに横方向を向けて吐出される。そして、吐出された底泥スラリは外筒32a内を渦を巻いて流下する。このとき、浚渫用分級ポンプ20が誤って吸引した砂や小石等の比較的重い重量物は遠心分離部30の外筒32aに沿って下方へ落下し、遠心分離部30のホッパ部34に堆積する。また、その他の底泥スラリは内筒32bの下端から内筒32b内を通って夾雑物選別部40側へ搬送される。尚、ホッパ部34に堆積した重量物は開閉コック36aを適宜開閉することで排出口36から排出され、廃棄や選別等のしかるべき処理が行われる。
The bottom mud slurry sucked and pumped by the
また、遠心分離部30を通過した底泥スラリは配管5aを介して夾雑物選別部40の流量測定升44に吐出され、分離処理装置90側の作業者はこの流量測定升44によって底泥スラリの流量を把握する。そして、ポンプ制御盤を操作して底泥スラリが適正な流量となるように浚渫用分級ポンプ20の回転数を調整する。また、底泥スラリの濃度を目視等で確認し、濃度が適正でない場合、台船10側の作業者に指示して浚渫用分級ポンプ20の位置調整を行わせる。
Also, the bottom mud slurry that has passed through the
流量測定升44を通った底泥スラリは、夾雑物選別部40の夾雑物選別装置42に吐出される。そして、この夾雑物選別装置42において、底泥スラリ中に混入した夾雑物、即ち、カッタ24で破砕されたゴミ類等が選別除去される。尚、本例では夾雑物選別装置42としてベルトスクリーンを用いた例を図示しており、選別された夾雑物はベルトスクリーンの移動によって自動的に排出される。排出された夾雑物は例えばスライダ46上を滑り落ちて、夾雑物集積用袋等に落下し、廃棄等のしかるべき処理に付される。尚、夾雑物選別部40は凝集分離槽50の上方に設置し、この夾雑物選別部40において凝集剤を添加することが好ましい。尚、凝集剤は底泥スラリの流量、濃度に応じて作業者が目視にて判断して適宜添加する。また、凝集剤の添加は自動機によって行っても良い。凝集剤の添加量は底泥(乾燥重量)に対して概ね1wt%前後である。
The bottom mud slurry that has passed through the flow
また、ここで投入する凝集剤としてはカルシウムを主成分とした中性の無機凝集剤を用いることが好ましい。このカルシウムを主成分とした無機中性凝集剤は、有機高分子等の自然界に存在しない化学物質を含有していない。また、pHを変化させたり、動植物に悪影響を与える成分を含有していない。よって、底泥中に放射性物質等の有害成分が含まれていない場合には、この無機中性凝集剤を用いることによって分離回収した脱水底泥をそのまま植物栽培用の培養土として使用することができる。また、分離した上澄み水をそのまま貯水池に放流することができる。さらに、カルシウムを主成分とした無機中性凝集剤はそれ自体が植物の栄養素となる他、底泥スラリ中のリン成分を底泥側に固定する。よって、本発明によって得られる脱水底泥には植物栽培に有用なリン成分が含まれるとともに、上澄み水のリン成分は減少し、このリン成分の少ない上澄み水を貯水池に還流することで貯水池の富栄養化を抑制することができる。 Further, as the flocculant to be added here, it is preferable to use a neutral inorganic flocculant mainly composed of calcium. This inorganic neutral flocculant mainly composed of calcium does not contain chemical substances that do not exist in nature such as organic polymers. Moreover, it does not contain components that change pH or adversely affect animals and plants. Therefore, when no detrimental components such as radioactive substances are contained in the bottom mud, the dewatered bottom mud separated and recovered by using this inorganic neutral flocculant can be used as it is as the cultivation soil for plant cultivation. it can. Moreover, the separated supernatant water can be discharged into the reservoir as it is. Further, the inorganic neutral flocculant mainly composed of calcium itself becomes a plant nutrient and fixes the phosphorus component in the bottom mud slurry to the bottom mud side. Therefore, the dehydrated bottom mud obtained by the present invention contains phosphorus components useful for plant cultivation, the phosphorus component of the supernatant water decreases, and the rich water of the reservoir is returned to the reservoir by returning the supernatant water having a low phosphorus component to the reservoir. Nutrition can be suppressed.
夾雑物選別部40を通過した底泥スラリは凝集分離槽50の内槽50bに吐出される。そして、吐出された底泥スラリと凝集剤とは内槽50bに設置された攪拌装置52によって更に混合攪拌される。この凝集剤の効果により底泥スラリ中の底泥(主に粘土シルト)は凝集し下方のホッパ部50aに沈殿する。そして、沈殿した凝集底泥は凝集分離槽50への新たな底泥スラリの流入によりホッパ部50aに接続された配管5bに押し出され、この配管5bを通って濃縮槽60の上部に吐出する。また、凝集分離槽50の上澄み水は水配管7aを通して貯水池に放流される。
The bottom mud slurry that has passed through the
濃縮槽60に吐出された凝集底泥は、この濃縮槽60で静置され濃縮槽60の下方のホッパ部60aに沈降してさらに濃縮される。そして、この濃縮底泥は、濃縮槽60への新たな凝集底泥の流入によりホッパ部60aに接続された配管5cに押し出され、この配管5cを通って脱水部80に搬送される。また、濃縮槽60の上澄み水は水配管7bを通して貯水池に放流される。尚、浚渫システム100は、基本的に貯水池から脱水部80までの底泥スラリ等の搬送を浚渫用分級ポンプ20の圧送と自然流下により行う。このため、凝集底泥、濃縮底泥が再分散されることがなく、濃縮底泥を高濃度のまま脱水部80に搬送することができる。
The agglomerated bottom mud discharged to the
次に、本発明に係る浚渫システム100に好適な脱水部80の構成を図7を用いて説明する。尚、ここでは脱水部80としてベルトプレスを用いた例を説明するが、本願はこれに限定されるものではない。本発明に好適な脱水部80は、布製でベルト状の濾布82と、スラリ(濃縮底泥)を濾布82上に堆積させるスラリーダム部81と、濾布82上のスラリの過剰な水分を吸引する吸引部83と、濾布82上のスラリを脱水する脱水部86と、を有している。そして、濾布82を送る搬送ローラ84が回転することで、濾布82はスラリーダム部81と吸引部83と脱水部86とを連続的に移動する。
Next, the structure of the
そして、配管5cから吐出された濃縮底泥はスラリーダム部81に溜まり、この状態で濾布82が一定速度で移動することで濾布82上にほぼ一定の厚みで堆積する。濾布82上に堆積した濃縮底泥は吸引部83に搬送され、この吸引部83によって濾布82の裏面側から過剰な水分が吸引除去される。吸引された水分は排水部89を介して貯水池に放流される。次に、濾布82は脱水部86に搬送される。脱水部86は大ローラ86aと複数の小ローラ86bとで構成される脱水ローラを有し、大ローラ86aが濃縮底泥側に位置し、小ローラ86bが濾布82の裏面側に位置する。そして、濃縮底泥は濾布82ごと脱水ローラ86a、86b間を通され、この脱水ローラ86a、86bの圧接によって脱水される。脱水された水分は排水部89を介して貯水池に放流される。そして、この脱水部80の脱水により、濃縮底泥は含水率が50%〜55%程度の脱水底泥となる。この脱水底泥はスクレイパ87によって剥ぎ取られ、脱水底泥回収袋1等に送られて回収される。回収された脱水底泥は、底泥自体が有害成分を含有していない場合、植物栽培用の培養土等として再利用することが可能である。また、有害成分を含有する場合、有害成分に応じたしかるべき処理に付される。
Then, the concentrated bottom mud discharged from the
以上のように、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20及び浚渫システム100は、回転軸27の軸線方向に沿って水平に設置された回転羽根26aと、この回転羽根26aの側方を囲った分級スカート部28と、を有している。このため、回転羽根26aの回転によって生じる水平方向への渦流は、分級スカート部28によって遮蔽され外側にほとんど漏れ出すことがない。よって、分級スカート部28内に舞い上がった底泥のうち、沈降速度が浚渫用分級ポンプ20の吸引流速よりも速い粒径の大きく重い粒子は浚渫用分級ポンプ20の吸引力に抗って沈降し、底面の開口から排出される。また、沈降速度が浚渫用分級ポンプ20の吸引流速よりも遅い粒径の細かな軽い粘土シルトは、浚渫用分級ポンプ20の吸引力によって分級スカート部28の側壁29に沿って上方へ誘導され、貯水池の水とともに底泥スラリとして取水口25から吸引される。これにより、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20及び浚渫システム100は、底泥中の粘土シルトを選択的且つ効率的に浚渫することができる。
As described above, the
また、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20及び浚渫システム100は、分級スカート部28内の水流を外側にほとんど漏出しないため、分級スカート部28の外側の底泥を不必要に攪拌することがない。そして、この堆積状態の底泥を浚渫することにより、本発明に係る浚渫用分級ポンプ20及び浚渫システム100は底泥中の粘土シルトを効率的に浚渫することができる。
Further, the
尚、本例で示した浚渫用分級ポンプ20及び浚渫システム100の各部の形状、構成、動作機構、配管経路等は一例であり、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
It should be noted that the shape, configuration, operation mechanism, piping route, etc. of each part of the
10 台船
12 送水ホース
20 浚渫用分級ポンプ
21 ポンプモータ部
22 ケーシング
23 インペラ
24 カッタ
25 取水口
26 攪拌部
26a 回転羽根
27 回転軸
28 分級スカート部
29 側壁
29a 扉部
50 凝集分離槽
60 濃縮槽
80 脱水部
90 分離処理装置
100 浚渫システム
10 boats
12 Water hose
20 Classifier pump for firewood
21 Pump motor section
22 Casing
23 Impeller
24 cutters
25 Water intake
26 Stirrer
26a Rotating blade
27 Rotating shaft
28 Classification skirt
29 Side wall
29a Door
50 Coagulation separation tank
60 Concentration tank
80 Dehydration part
90 Separation processing equipment
100 kite system
Claims (4)
前記ポンプモータ部の下部に設置されたケーシングと、
前記ケーシング内に設置され前記モータによって回転動作するインペラと、
前記ケーシングの取水口に設置され夾雑物を切断するカッタと、
前記モータによって回転動作する攪拌部と、を有し、
前記攪拌部は、前記取水口から伸びた回転軸と、前記回転軸の軸線方向に沿って水平に設置された回転羽根と、を有し、
さらに、前記ケーシングの下方には側壁を有するとともに底面が開口し、内側方向のみに開く扉部を対向する前記側壁に有する分級スカート部を備え、
前記回転羽根が回転することで、貯水池の底に溜まった底泥を前記分級スカート部内に舞い上げ、舞い上がった底泥のうち粒径の細かな軽い粒子を底泥スラリとして前記取水口から吸引するとともに、粒径の大きな重い粒子は前記分級スカート部内で沈降し前記底面から排出され、さらに、前記分級スカート部は前記回転羽根の回転による水流を遮って前記分級スカート部の外側の底泥の拡散を抑制することを特徴とする浚渫用分級ポンプ。 A pump motor unit that has a built-in motor and is waterproof;
A casing installed in a lower portion of the pump motor unit;
An impeller installed in the casing and rotated by the motor;
A cutter installed at the water intake of the casing for cutting impurities;
A stirring portion that rotates by the motor,
The stirring unit has a rotating shaft extending from the intake port, and a rotating blade installed horizontally along the axial direction of the rotating shaft,
Furthermore, a lower side of the casing has a side wall and a bottom opening , and includes a classification skirt portion having a door portion that opens only in the inner direction on the opposite side wall ,
As the rotating blades rotate, the bottom mud collected at the bottom of the reservoir rises into the classification skirt, and light particles with a fine particle size out of the raised bottom mud are sucked from the intake port as bottom mud slurry. In addition, heavy particles having a large particle size settle in the classification skirt portion and are discharged from the bottom surface, and further, the classification skirt portion blocks the water flow caused by the rotation of the rotating blades and diffuses the bottom mud outside the classification skirt portion. Classifier pump for dredging characterized by suppressing the above.
水面に浮いて前記浚渫用分級ポンプを水中に吊下げる台船と、
前記浚渫用分級ポンプが吸引した底泥スラリを搬送する送水ホースと、
前記送水ホースにより搬送された底泥スラリから底泥を分離回収する分離処理装置と、を有することを特徴とする浚渫システム。 A bag classification pump according to claim 1 or 2 ,
A trolley that floats on the water surface and suspends the dredging classifying pump underwater;
A water supply hose for conveying the bottom mud slurry sucked by the dredging classification pump;
A dredging system comprising: a separation processing device for separating and recovering bottom mud from the bottom mud slurry conveyed by the water supply hose.
底泥スラリと凝集剤とを攪拌し底泥を凝集沈降させる凝集分離槽と、
前記凝集分離槽で凝集沈降した底泥を濃縮する濃縮槽と、
前記濃縮槽で濃縮した底泥をベルトプレスにより脱水する脱水部と、を備えることを特徴とする請求項3記載の浚渫システム。 Separation processing device
A coagulation separation tank for stirring the bottom mud slurry and the flocculant to coagulate and settle the bottom mud,
A concentration tank for concentrating the bottom mud coagulated and settled in the aggregation separation tank;
The dredging system according to claim 3 , further comprising: a dewatering unit that dewaters the bottom mud concentrated in the concentration tank by a belt press.
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