JP6006041B2 - 換気装置と開口部装置 - Google Patents

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本発明は、ビルや住宅等に設置される換気装置と開口部装置に係わり、より詳しくは、段窓として構成される換気装置と開口部装置に関する。
近年、温暖化対策や省エネおよび節電対策として換気装置が求められており、住宅用では、上下2段の開き窓を有する段窓が用いられてきている(特許文献1参照)。特に換気効率を高めた換気装置として、上窓と下窓の開き方向を逆方向としたいわゆる上下逆勝手開き窓が賞用されてきている。このような換気装置の開閉操作手段として、オペレータハンドルと称される回動式ハンドルの操作によって窓を開閉するものや、ラッチハンドルを用いたものがある。
このような換気装置のうち、オペレータハンドルを用いた従来の段窓式換気装置は、上窓と下窓との間を仕切る無目(中間枠)に上窓開閉用のオペレータハンドルを取付け、下枠に下窓開閉用のオペレータハンドルを取付けて構成される。また、ラッチハンドルを用いた従来の段窓式換気装置は、上下の各障子の自由端にラッチハンドルを取付けて構成される。
特開2002−194952号公報
近年のビルにおいても、換気装置が取付けられることが求められてきている。そして、このように換気装置として上下2枚の障子からなる段窓を設置する場合、下窓の開閉を行なうためのラッチハンドルが下窓に取付けられたり、オペレータハンドルが下窓の下枠に取付けられたりするため、開閉ハンドルの設置位置がフロア近くの低い位置となる。このため、下窓を開閉するためには、腰をかがめて開閉操作をする必要があるので、操作性が悪くなる。
本発明は、上記問題点に鑑み、操作性を向上させることが可能となる段窓式の換気装置と開口部装置を提供することを目的とする。
請求項1の換気装置は、矩形に構成される枠体を中間枠により上下に仕切り、前記中間枠により仕切られて構成された上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなる換気装置において、
前記中間枠に、前記上障子開閉用の操作部と、前記上障子の操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する連結機構と、前記下障子開閉用の操作部と、その操作部の操作力を前記下障子の開閉力に変換する連結機構とを備え、
前記上障子の操作部及び前記下障子の操作部を操作することにより、前記上障子の連結機構と前記下障子の連結機構とを互いに異なる方向に移動させる逆勝手開閉構造としたことを特徴とする。
請求項の換気装置は、請求項に記載の換気装置において、
前記上障子の操作部を前記中間枠の上部に配置し、前記下障子の操作部を前記中間枠の下部に配置したことを特徴とする。
請求項の換気装置は、請求項1または2に記載の換気装置において、
前記上枠部内および前記下枠部内にそれぞれ固定の網戸を設けたことを特徴とする。
請求項の換気装置は、請求項1からまでのいずれか1項に記載の換気装置において、
前記換気装置を、障子が固定された下枠位置の低いフィックス窓に横並びに配置したことを特徴とする。
請求項の開口部装置は、矩形に構成される枠体を左右に仕切る縦枠を介して互いに隣り合って設けられる少なくとも一対の窓部を備えた開口部装置であって、
前記一対の窓部のうち一方の窓部は、中間枠により上下に仕切られた上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなり、
前記中間枠、前記上障子開閉用の操作部と、その操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する連結機構とを備えると共に、前記下障子開閉用の操作部と、その操作部の操作力を前記下障子の開閉力に変換する連結機構とを備え、
前記上障子の連結機構と前記下障子の連結機構とを互いに異なる方向に移動させる逆勝手開閉構造としたことを特徴とする。
請求項1、2の発明によれば、上窓、下窓を仕切る中間枠に、上障子、下障子をそれぞれ開閉する操作部を設けたので、下障子を開閉する際の操作性が向上する。また、上障子、下障子を上下逆勝手開閉構造としたので、換気効率が向上する。
請求項の発明によれば、上枠部内および下枠部内にそれぞれ固定網戸を設けたので、障子を開閉する際に網戸を開閉する必要がなく、操作性、意匠性の良い換気装置が提供できる。
請求項の発明によれば、ビル等に設置された下枠位置の低い換気装置を設けた場合でも、下障子の操作部を操作に好適な位置に設置することが可能となり、操作性の向上の面で顕著な効果が得られる。
請求項の発明によれば、矩形に構成される枠体を左右に仕切る縦材を介して互いに隣り合って設けられる少なくとも一対の窓部を備えた開口部装置であって、前記一対の窓部のうち一方の窓部は、中間枠により上下に仕切られた上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着し、中間枠に、上障子、下障子をそれぞれ開閉する上障子の操作部、下障子の操作部をそれぞれ設けたので、上障子と下障子を開閉する際の操作性が向上する。また、上障子、下障子を上下逆勝手開閉構造としたので、換気効率が向上する。
(A)は本発明の一実施の形態の開口部装置を室内側から見た正面図、(B)は上下逆勝手開閉式窓の作用説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ図1のE−E拡大断面図、Y−Y拡大断面図である。 (A)、(B)はそれぞれ障子を閉じた状態、開いた状態で示す図1のF−F拡大断面図である。 図3(A)の要部拡大断面図である。 図2(A)の要部拡大断面図である。 本実施の形態において、上障子を開いた状態を示す横断面図である。 本実施の形態において、上障子と下障子を共に開いた状態を示す横断面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の換気装置および開口部装置の他の実施の形態を示す正面図である。 本発明の換気装置の他の実施の形態を示す断面図である。 本発明の開口部装置の他の実施の形態を示す正面図である。
図1(A)は本発明の一実施の形態の開口部装置を室内側から見た正面図である。図1(A)において、1はビルに設置されるフィックス窓、2はこのフィックス窓1に横並びに設置される換気装置である。3,4はそれぞれフィックス窓1および換気装置2に共通の上枠および下枠、5,6,7は縦枠であり、一端側の縦枠5はフィックス窓1の一方の縦枠として用いられ、他端側の縦枠7は換気装置2の一方の縦枠として用いられ、両者間の縦枠6はフィックス窓1と換気装置2に共通の縦枠として用いられる。上枠3、下枠4および縦枠5〜7はアルミニウム合金製または樹脂製押出形材でなる。8はフィックス窓1の障子であり、この障子8はガラスで構成され、上枠3、下枠4および縦枠5,6で構成される枠内に嵌め殺し状に固定して設けられる。
なお、本実施形態では、フィックス窓1と換気装置2とは、共通の上枠および下枠、縦枠とするものについて示しているが、本発明はこの構成に限られず、それぞれ上枠および下枠、縦枠とにより枠組みされたものを方立により連結して連窓とするものであってもよい。
換気装置2の枠は上枠3、下枠4および縦枠6,7で構成される縦長の矩形の枠を無目と称される中間枠10により仕切り、中間枠10ないしその上部を上枠部11として構成し、中間枠10ないしその下部を下枠部12として構成する。13は上枠部11に外開き式に取付けられた上障子、14は下枠部12に外開き式に取付けた下障子である。15,16はそれぞれ上障子13、下障子14を開閉する第1、第2の操作部であり、本実施の形態においては、これらの操作部がオペレータハンドルと称される回動式開閉ハンドルを用いた例について示す。
なお、中間枠10は、フロアから約90〜150cm程度に配置されており、これにより第1、第2の操作部15,16が操作しやすい高さに配置されるため、換気装置の上障子13、下障子14を容易に開くことができる。本実施の形態では、上障子13と下障子14の形状を同一としているが、中間枠10が上述した高さに配置されることにより操作性を向上させるため、上障子13と下障子14の縦方向の長さが異なるものとなってもよい。
図2(A)、(B)はそれぞれ図1(A)のE−E、Y−Y拡大断面図、図3(A)、(B)はそれぞれ障子を閉じた状態、開いた状態で示す図1のF−F拡大断面図である。図4は図3(A)の要部拡大断面図、図5は図2(A)の要部拡大図である。図5において、10cは中間枠10に設けられたタッピングホールであり、中間枠10はその両端を縦枠6,7に突き合わせてタッピングホール10cにねじ込むタッピングねじ(図示せず)により縦枠6,7に固定される。
図4の断面図に示されるように、上障子13は、例えば、アルミニウム合金製あるいは樹脂製の押出形材13aを主体とし、この主体13aは中空状に形成され、内部にタッピングホール13bを有し、上下に框13c(図5参照)をタッピングねじ(図示せず)により固定して構成される。主体13aの片側には断面形状が半円弧状の枢着部13dを有する。17はこの枢着部13dを回動可能に外嵌する障子取付け部17aを有するアタッチメントである。このアタッチメント17は縦枠7における縦枠6との対向面に形成されたアタッチメント取付け部7aに基部を嵌合して取付けられる。
下障子14も上障子13と同様に構成され、縦枠6の縦枠7との対向面に形成されたアタッチメント取付け部6aに嵌合して取付けられるアタッチメント18(図7参照)に回動可能に取付けられる。すなわち、上障子13と下障子14は上下逆勝手に開閉可能に取付けられた段窓として構成される。なお、本実施の形態では、幅寸法を短くするため、上障子13や下障子14を金属製や樹脂製の押出形材により構成しているが、フィックス窓に隣り合う換気装置の上障子13と下障子14にガラスや透光性のパネルを備えるものとしてもよい。
20,21はそれぞれ上障子13、下障子14の室内側に固定して取付けられる網戸である。図4、図5に示すように、網戸20は4周に取付け用の端部材20aを有し、この端部材20aを中間枠10、縦枠6,7に形成した略U字形の取付け溝、6b,7bや上枠3に設けた取付け溝(図示せず)に押し込むゴム等でなる押込部材22によって固定して取付けられる。下障子14の室内側に設ける網戸21も同様に取付け溝6b,7bや中間枠10の取付け溝10b、下枠4に取付けた取付け溝(図示せず)を用いて取付けられる。
図5において、15は上障子13を開閉するための第1の操作部、16は下障子14を開閉するための第2の操作部である。24は第1の操作部15の操作力を上障子13に伝達する第1の連結機構、25は第2の操作部16の操作力を下障子14に伝達する第2の連結機構である。
図5で示したように、操作部15,16は、それぞれハンドル27,28を有する操作ユニットとして構成されるもので、各操作ユニット15,16は、中間枠10の上面にねじ等の固定具30(図4参照)により取付けられる取付け板31と、この取付け板31に取付けられるガイド枠33と、このガイド枠33に沿って摺動可能に内蔵されたスライド枠34とを備える。
この操作部15は、ハンドル27を回動させることにより、ガイド枠33等に内蔵する歯車機構を介して、スライド枠34をガイド枠33に沿って移動させるように構成したものである。スライド枠34の下面には取付け軸40を中心に回動可能にアーム41を取付ける。このアーム41は第1の連結機構24の一部を構成する。第2の操作部16を構成する操作ユニットも同様の構成のユニットとして構成され、図5に示すように、第1の操作部15を構成する操作ユニットと上下の向きおよび左右の向きを逆にして、中間枠10の下面に同様の取付け構造により取付ける。
次に第1、第2の連結機構24,25について、第1の連結機構24により代表させて説明する。図4は上障子13が閉じた状態、図6は開いた状態を示す。図4、図6において、43は中間枠10に取付けられた軸、44はこの軸43に回動可能に取付けたアームである。このアーム44の中間部に前記アーム41の先端をピン45により回動可能に連結する。47は上障子13の室内側の下部にねじ等の固定具48により取付けたブラケットである。50はこのブラケット47と前記アーム44との間をピン51,52により連結して取付けたアームである。
図7は上障子13のみならず、下障子14も開いた状態を示す平面図であり、第2の連結機構25の構成を示す。図7において、34A,40Aは第1の操作部15を構成するスライド枠34、軸40にそれぞれ相当し、41A,44A,45A,47A,50A,51A,52Aはそれぞれ第1の連結機構24を構成するアーム41、アーム44、ピン45、ブラケット47、アーム50、ピン51,52に相当するものであり、これらの部材は第1の操作部15や第1の連結機構24と同様に構成されるが、上下の向きを逆にして組合わされる。また、ブラケット47Aは図5に示すように、下障子14の上部に取付けられる。
図4、図6、図7において、54は上障子13を閉じ状態でロックするために縦枠6に取付けたハンドル、55はこのハンドル54の操作により回動して上障子13の自由端側に取付けたロッド56を室内側に引き寄せてロックするロック爪である。下障子14を閉じ状態でロックするためにも同様のロック機構が設けられる。
図4、図6、図7において、58は縦枠6,7に設けられたゴム製のシール材であり、上障子13が閉じている状態において、上障子13の室内側の両端面を当接させるものである。図5に示すように、下障子14に対しても同様のシール材58が取付けられる。図5において、59〜62は中間枠10に取付けられたゴム製のシール材であり、シール材59は上障子13が閉じている状態において、上障子13の室内側の下端面を当接させるものである。上枠3にも上障子13の室内側の上端面を当接させるシール材(図示せず)が設けられる。
シール材60,61は第2の連結機構25を構成するアーム41Aやアーム44A,50Aおよびブラケット47Aとの干渉を避ける位置に設けたシール材であり、中間枠10の下障子14の上部に対面する位置に上下に間隔を有して設けられたものである。62は中間枠10の両端近傍であって、かつ平面視でシール材58と重なる位置において、シール材60,61間に嵌合、接着により設けたシール材であり、下障子14の両側からの空気、水の浸入を防止するものである。下枠4にも下障子14の室内側の下端面を当接させる同様のシール材(図示せず)が取付けられる。図5において、63は中間枠10に取付けられて下障子14の上端に当接するゴム製の水切り材、図7において、64,65はそれぞれ上障子13,14の先端に取付けられてそれぞれ縦枠6,7に当接するゴム製の水切り材である。
この構成において、図4に示すように、上障子13が閉じた状態から開く場合には、ハンドル27を回動させてスライド枠34を図6の矢印X1方向、すなわち紙面上、左側から右側の方向に動かす。これにより、アーム44が軸43を中心に矢印R1で示すように回動し、上障子13はアーム50により押されて矢印R2に示すように回動して開く。ハンドル27を反対方向に回動させると、前記と反対方向の動きで上障子13は閉じる。下障子14の場合は、これを開く際には、ハンドル28を、上障子13を開く際にハンドル27を回す方向と同方向に回し、これにより、図7において、スライド枠34Aを矢印X2方向、すなわち紙面上、右側から左側の方向に動かす。これにより、アーム44Aが軸43Aを中心に矢印R3で示すように回動し、下障子14はアーム50Aにより押されて矢印R4に示すように回動して開く。
このように上下逆勝手に上障子13、下障子14を開いた状態においては、図1(B)(室外側から見た図)に矢印S1で示すように、紙面上、右側から吹く風は上障子13により阻まれて上方の開口部66から室内に入り、室内に入った空気は下方の開口部67から矢印S2で示すように室外に出る。反対に、矢印S3で示すように、紙面上、左側から吹く風は下障子14により阻まれて下方の開口部67から室内に入り、室内に入った空気は上方の開口部66から矢印S4で示すように室外に出る。このような空気の流れにより、空気の流れ方向の如何にかかわらず、換気効率が向上する。
本実施の形態の換気装置2は、上窓、下窓を仕切る中間枠10に、上障子13、下障子14をそれぞれ開閉する第1の操作部15、第2の操作部16を設けたので、上障子13を開閉する際のみならず、下障子14を開閉する際にも腰をかがめて操作部を操作する必要がなく、操作性が向上する。また、上障子13を開閉する第1の操作部15のみならず、下障子14を開閉する第2の操作部16も中間枠10に設けたので、第2の操作部16が極端に下位置になることがない上、網戸20,21はロール網戸や内開き式網戸にする必要がなく、図示のように固定網戸とすることが可能となるので、内観による意匠性が向上する。
また、本実施の形態のように、上枠部11および下枠部12にそれぞれ固定網戸20,21を設けた構造とすることにより、障子13,14を開閉する際に網戸20,21を開閉する必要がなく、操作性、意匠性の良い換気装置が提供できる。
また、本実施の形態においては、ビル等に設置された下枠位置の低いフィックス窓1に横並びに換気装置2を設けたので、第2の操作部16を操作に好適な位置に設置することが可能となり、フロア面に置かれる荷物等に邪魔されるおそれがなく、操作性の向上の面で顕著な効果が得られると共に、意匠性の面でも顕著な効果を奏することができる。
図8(A)〜(C)は本発明の換気装置の他の実施の形態を示す正面図である。図8(A)は換気装置2が単独に設置される例であり、図8(B)はフィックス窓1の両側に換気装置2を設けた例であり、図8(C)はフィックス窓1,1の間に換気装置2を設けた例である。
図9は本発明の換気装置の他の実施の形態を示す断面図である。この実施の形態においては、上障子13Aや下障子14Aは4周の框70,71内にパネル72,73(本例では2重パネル)を固定して構成している。また、中間枠10の上面、下面にそれぞれ樹脂製押出形材でなる化粧板兼枠材としてのパネル74,75で覆い、室内側の面も樹脂製押出形材でなる化粧板としてのパネル76で覆って構成している。すなわち上下のパネル74,75は、第1の操作部15と第2の操作部16とが中間枠10Aに対する取付け部材として用いると共に、これらのパネル74,75にそれぞれ網戸20,21の下端、上端を固定している。
78,79はそれぞれパネル74,75の室外側端部に設けたシール材であり、それぞれ上障子13A、下障子14Aの室内側の面を当接させるものである。80は中間枠10Aの室外側端部に設けた水切り材であり、框71に当接させて室内側への水の浸入を防ぐものである。
本実施の形態においても、第1の操作部15と第2の操作部16が中間枠10Aに取付けられるため、操作性が向上すると共に、樹脂製押出形材でなるパネル74〜76を用いることにより、さらなる意匠性の向上が達成できる。
上記実施の形態においては、中間枠10,10Aの上部に上障子13,13Aを開閉する第1の操作部15、中間枠10,10Aの下部に下障子14,14Aを開閉する第2の操作部16をそれぞれ設けたが、本発明はこれに限られるものではなく、第1の操作部15及び第2の操作部16の双方を中間枠10,10Aの上部に設けたり、第1の操作部15及び第2の操作部16の双方を中間枠10,10Aの下部に配置してもよい。また、上障子13,13Aの操作部にカムラッチハンドルを用いてもよい。
また、例えば、図8(B)のように、フィックス窓の両側に換気装置が配置された場合、一方の換気装置の上障子13と他方の上障子13とを互いに異なる方向に開くようにしたり、一方の換気装置の上障子13と他方の下障子14とを互いに異なる方向に開くようにして換気をするようにしてもよい。
本発明を実施する場合、操作部15,16のハンドル27,28の回動を障子13,14の開閉に変換する機構としては、上記実施の形態で示した構成以外に種々のものが採用可能であり、ハンドル27,28の回動ではなく、スライド枠を左右に動かすことによって開閉する機構も採用可能である。また本発明は、上下逆勝手に開閉される窓のみではなく、同方向に開く窓として構成することも可能である。
図10は本発明の開口部装置の他の実施の形態であり、これは中間枠10で仕切られた上側の窓13Bは開閉できない嵌め殺し窓として実現したものである。この場合、下障子14のみが換気装置を構成することとなる。
その他、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:フィックス窓、2:換気装置、3:上枠、4:下枠、5,6,7:縦枠、8:障子(ガラス)、10:中間枠、11:上枠部、12:下枠部、13:上障子、14:下障子、15:第1の操作部(操作ユニット)、16:第2の操作部(操作ユニット)、17,18:アタッチメント、20,21:網戸、22:押込部材、24:第1の連結機構、25:第2の連結機構、27,28:ハンドル、31:取付け板、33:ガイド枠、34,34A:スライド枠、35:筒体、36:回転体,36a:歯車、37:歯車、37a:外歯、37b:内歯、38:ねじロッド、40,40A:軸、41,41A:アーム、43,43A:軸、44,44A:アーム、45,45A:ピン、47,47A:ブラケット、50,50A:アーム、51,51A,52,52A:ピン

Claims (5)

  1. 矩形に構成される枠体を中間枠により上下に仕切り、前記中間枠により仕切られて構成された上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなる換気装置において、
    前記中間枠に、前記上障子開閉用の操作部と、前記上障子の操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する連結機構と、前記下障子開閉用の操作部と、その操作部の操作力を前記下障子の開閉力に変換する連結機構とを備え、
    前記上障子の操作部及び前記下障子の操作部を操作することにより、前記上障子の連結機構と前記下障子の連結機構とを互いに異なる方向に移動させる逆勝手開閉構造としたことを特徴とする換気装置。
  2. 請求項1に記載の換気装置において、
    前記上障子の操作部を前記中間枠の上部に配置し、前記下障子の操作部を前記中間枠の下部に配置したことを特徴とする換気装置。
  3. 請求項1または2に記載の換気装置において、
    前記上枠部内および前記下枠部内にそれぞれ固定の網戸を設けたことを特徴とする換気装置。
  4. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の換気装置において、
    前記換気装置を、障子が固定された下枠位置の低いフィックス窓に横並びに配置したことを特徴とする換気装置。
  5. 矩形に構成される枠体を左右に仕切る縦枠を介して互いに隣り合って設けられる少なくとも一対の窓部を備えた開口部装置であって、
    前記一対の窓部のうち一方の窓部は、中間枠により上下に仕切られた上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなり、
    前記中間枠、前記上障子開閉用の操作部と、その操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する連結機構とを備えると共に、前記下障子開閉用の操作部と、その操作部の操作力を前記下障子の開閉力に変換する連結機構とを備え、
    前記上障子の連結機構と前記下障子の連結機構とを互いに異なる方向に移動させる逆勝手開閉構造としたことを特徴とする開口部装置。
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