JP6005434B2 - 箱型容器 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の運搬等に使用される箱型容器に関するものである。
一般に、物品の運搬等に使用される箱型容器は、略矩形状の底壁部と、底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを備えており、上方の開口部から物品を出し入れする構成となっている。また、箱型容器には、側壁部の内面の一部を外方に拡げるようにして形成され、保冷剤等の略平板状をなす特定物品を収容可能な壁内収容部を備えるものがある(例えば、特許文献1等参照。)。さらに、壁内収容部の容器内方側には、当該壁内収容部に収容された特定物品の容器内方への変位を規制する支持壁部が設けられている。
特開2002−145342号公報
ところで、「支持壁部」の高さが比較的低い場合、例えば、壁内収容部に収容された特定物品の高さの半分以下の場合には、箱型容器を運搬する場合等において、特定物品が容器内方に傾倒してしまい、場合によっては、特定物品が壁内収容部から脱落したり、箱型容器に収容されている収容物に悪影響を及ぼしたりしてしまうことが懸念される。
その一方で、「支持壁部」の高さが比較的高い場合、例えば、壁内収容部に収容された特定物品の高さよりも高い場合には、壁内収容部から特定物品を取出し難くなるおそれがある。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、壁内収容部から特定物品を取出し難くなってしまうといった事態を防止しつつ、壁内収容部に対する特定物品の収容状態の安定化を図ることのできる箱型容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延出する側壁部とを備え、内側の収容空間に対して物品を収容可能な箱型容器において、
前記側壁部の内面側には、当該側壁部の内面に沿って略平板状の特定物品を収容可能な壁内収容部が形成されるとともに、
前記壁内収容部に収容された前記特定物品の容器内方側の面を支持して容器内方側への変位を規制する支持壁部を備え、
前記壁内収容部に対して前記特定物品を上方から出し入れ可能な構成であって、
前記支持壁部は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の左側部を支持可能な左支持壁部と、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の右側部を支持可能な右支持壁部とを備え、
前記左支持壁部、及び、前記右支持壁部のうち一方は、他方よりも高い位置にまで形成されているとともに、当該高い位置にまで形成された一方は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部とほぼ同じ高さ、又は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部よりも高い位置にまで形成されており、
前記壁内収容部は、
前記壁内収容部に収容された前記特定物品の左側面を支持して左側方への変位を規制する左側規制面によって左側部が画定されるとともに、
前記壁内収容部に収容された特定物品の右側面を支持して右側方への変位を規制する右側規制面によって右側部が画定され、
前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち一方は、前記壁内収容部の底面に対する垂直方向とほぼ同じ、又は、それに近い傾斜角度をなしているとともに、前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち他方は前記一方よりも緩い傾斜面をなしており、
前記壁内収容部が形成された前記側壁部の横幅方向における前記壁内収容部の左右一側部側に対応して、
前記左支持壁部、及び、前記右支持壁部のうち、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部とほぼ同じ高さ、又は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部よりも高い位置にまで形成されている一方の支持壁部と、
前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち、前記壁内収容部の底面に対する垂直方向とほぼ同じ、又は、それに近い傾斜角度をなしている一方の規制面とが形成されており、
前記壁内収容部が形成された前記側壁部の横幅方向における前記壁内収容部の左右他側部側に対応して、
前記他方の支持壁部と、前記他方の規制面である緩い傾斜面とが形成されており、
前記他方の支持壁部と、前記他方の規制面である緩い傾斜面とが同じ高さであることを特徴とする箱型容器。
手段1によれば、壁内収容部に収容された特定物品の容器内方側への変位を規制する左支持壁部及び右支持壁部のうち、一方(以下、「高壁部」と称する)を、壁内収容部に収容された特定物品の高さとほぼ同じ高さ、又は、特定物品の高さよりも高くすることによって、当該高壁部で特定物品の容器内方への傾倒変位をより確実に防止することができる。従って、特定物品が容器内方に傾倒したり、収容空間に脱落したりして、収容空間に収容された収容物に悪影響を及ぼしてしまうといった事態を回避することができる。
また、左支持壁部及び右支持壁部のうち、他方(以下、「低壁部」と称する)は、高壁部よりも低く構成されている。これにより、低壁部側から壁内収容部に収容された特定物品を比較的摘まみ易く(掴み易く)なり、特定物品を取出し易くなる上、壁内収容部に対して特定物品を収容させる作業性の向上をも図ることができる。
尚、「前記左支持壁部、及び、前記右支持壁部のうち前記一方(高壁部)よりも低く形成される他方(低壁部)は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部よりも低く形成されていること」としてもよい。この場合、低壁部の上方において特定物品の側部を含む範囲が容器内方に露出することとなる。さらには、低壁部側においては、特定物品上部の容器内容への変位を規制する支持壁部がないことから、低壁部の上方に露出する特定物品上部を容器内方側に寄せるようにして特定物品を壁内収容部内で傾けることで、特定物品の容器外方側の面と、壁内収容部を画定する面のうち容器内方側を向いている面とを極力離間させ、両面間に指を差し入れるスペースを極力広く確保することができる。従って、壁内収容部に収容された特定物品をより摘まみ易くすることができ、特定物品の出し入れ作業性の向上をより一層図ることができる。
また、手段によれば、壁内収容部に収容された特定物品の側壁部の横幅方向(左右方向)における変位を規制する左側規制面及び右側規制面のうち、底面に対する垂直方向とほぼ同じ又はそれに近い傾斜角度をなしている一方(以下、「急斜面」と称する)によって、壁内収容部に収容されている特定物品が左右に大きく揺れるようにしてガタついてしまうといった事態をより確実に防止することができる。
また、左側規制面及び右側規制面のうち一方よりも傾斜角度が緩い他方(以下、「緩斜面」と称する)が形成されることによって、当該緩斜面の上方に形成される空間を利用して、壁内収容部に収容されている特定物品を回転させてより取出し易い(掴み易い)姿勢としてから、或いは、特定物品のうち作業者が把持している部位と、特定物品の重心とが鉛直線上に並ぶような向きに特定物品を回転させながら取出すことができる。このため、特定物品を壁内収容部から取出すためには、特定物品のコーナー部近傍部位を摘まんだ後、特定物品を同じ姿勢のまま鉛直方向へ引っ張り出すしかないような構成を採用する場合(左側規制面及び右側規制面が両方とも急斜面の場合)に比べて、特定物品の壁内収容部からの取出し易さ、及び、壁内収容部への収容し易さの向上を図ることができる。
尚、「前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち前記一方(急斜面)よりも角度の緩い他方(緩斜面)の傾斜角度は、前記壁内収容部において前記特定物品が前記一方(急斜面)との当接部位を中心として回転可能なように、前記特定物品の回転半径に基づいて設定されていること」としてもよい。また、急斜面の傾斜角度を80度〜90度程度とし、緩斜面の傾斜角度を60度〜75度程度とすることで、本手段の作用効果がより確実に奏される。
また、手段によれば、壁内収容部の左右一側部側に対応して、左支持壁部及び右支持壁部のうち背の高い方(「高壁部」)と、左側規制面及び右側規制面のうち傾斜角度の急な方(「急斜面」)とが形成されている。換言すれば、壁内収容部の左右他側部側に対応して、左支持壁部及び右支持壁部のうち背の低い方(「低壁部」)と、左側規制面及び右側規制面のうち傾斜角度の緩い方(「緩斜面」)とが形成されている。このため、特定物品のうち高壁部側の上コーナー部と急斜面との当接部位を回転中心として、低壁部側の下コーナー部を緩斜面の上方空間に通過させるような特定物品の回転動作が許容されることとなる。従って、壁内収容部に収容された特定物品のうち、低壁部の上方の部位を摘まんで、そのまま特定物品を略鉛直方向に持ち上げた場合、特定物品は自身の重みによって、作業者に把持された部位を中心として、作業者に把持された部位と、特定物品の重心とが鉛直方向に揃うような向きに、壁内収容部内で比較的スムースに回動することとなる。結果として、壁内収容部に収容された特定物品のうち、低壁部の上方の部位を摘まみ、そのまま特定物品を略鉛直方向に持ち上げるだけで、特定物品を回転させつつ、特定物品を壁内収容部から比較的スムースに取出すことができる。
ちなみに、低壁部と急斜面とが左右の同じ側に形成されている(高壁部と緩斜面とが左右の同じ側に形成されている)場合、低壁部の上方において特定物品を摘まみ、そのまま特定物品を鉛直方向に持ち上げるだけでは、特定物品の回転が急斜面によって妨げられることとなる。この場合には、特定物品と急斜面との間で摩擦が発生するため、比較的取出し難くなったり、特定物品や急斜面が傷ついて汚れ等が付着し易くなってしまったりすることが懸念される。従って、本手段のように、低壁部と緩斜面とを左右同じ側に形成することで、特定物品を壁内収容部から取出す際の作業性の向上等を図ることができる。また、特定物品を壁内収容部に収容させる際にも、低壁部側から特定物品を壁内収容部に近接させ、特定物品の下端部を緩斜面にガイドさせながら、特定物品を壁内収容部に収容させることができ、作業性の向上を図ることができる。
尚、手段1において、前記側壁部は一定の高さを有していることとしてもよい。
加えて、高壁部と緩斜面とが左右の同じ側に形成されている場合、高壁部の上側の部位については、緩斜面からの突出長を大きくしなければ、特定物品を支持することができなくなってしまう。この場合、高壁部の緩斜面からの突出方向先端部が比較的破損し易くなってしまうことが懸念され、特に、高壁部の上角部は低壁部の上角部よりも収容空間に出し入れされる物品等との接触機会が多くなり易いということも相俟って、かかる懸念が一層顕著なものとなる。この点、本手段のように、高壁部と急斜面とを左右の同じ側に形成することで、高壁部の上部における急斜面からの突出長を短くしても特定物品を確実に支持することができ、かかる懸念を払拭することができる。
箱型容器の斜視図である。 保冷剤を設置した容器本体の斜視図である。 容器本体の一部断面を含む斜視図である。 容器本体の一部断面を含む斜視図である。 容器本体の一部断面を含む斜視図である。 容器本体の一部断面を含む斜視図である。 容器本体の一部断面を含む斜視図である。 壁内収容部から保冷剤を取出す過程を示す説明図である。 壁内収容部から保冷剤を取出す別の方法を示す説明図である。 別の実施形態における箱型容器の壁内収容部等を示す一部断面を含む斜視図である。 別の実施形態における箱型容器の壁内収容部等を示す一部断面を含む斜視図である。 別の実施形態における箱型容器の壁内収容部等を示す一部断面を含む斜視図である。 別の実施形態における箱型容器の壁内収容部等を示す一部断面を含む斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2に示すように、箱型容器1は、上方に開口する略四角箱状をなし、内部において物品を収容可能な収容空間3を有する容器本体2と、容器本体2の開口部を閉鎖可能な蓋部材4とを備えている。容器本体2は、略矩形板状の底壁部7と、底壁部7の相対する一対の長辺部からそれぞれ上方に延出する長辺側側壁部8と、底壁部7の相対する一対の短辺部からそれぞれ上方に延出する短辺側側壁部9とを備えている。
本実施形態の容器本体2及び蓋部材4は、それぞれ発泡ポリプロピレンにより構成されている。このため、非発泡材によって構成されるものに比べ、全体的に肉厚が厚く構成されている上、肉厚を変化させることで段差等を形成するようになっている。さらに、本実施形態の箱型容器1は、温度管理の必要な食品の運搬や保管等に使用されるものであり、一方の長辺側側壁部8の内面側には、保冷剤や保温材等を収容可能な壁内収容部11が形成されている。
図2〜図5等に示すように、壁内収容部11は、長辺側側壁部8の内面のうち横幅方向中央部を含む範囲を外方に拡張させるとともに、拡張させることでできる空間を上方に開口させるようにして形成されている。本実施形態では、壁内収容部11には、略平板状(比較的薄い略直方体形状)をなす特定部材としての保冷剤5が、長辺側側壁部8の内面に沿って、横向きに起立した状態(長側辺部が底面に支持される状態)で収容されるようになっている。
また、壁内収容部11が形成された長辺側側壁部8には、壁内収容部11に収容された保冷剤5の容器内方側の面を支持して容器内方側への変位を防止する支持壁部12が設けられている。支持壁部12は、容器本体2の内側から見て、壁内収容部11の左側に隣接する長辺側側壁部8の内面を壁内収容部11側に延長させるようにして、壁内収容部11の左側部を画定する左側規制面15から突出形成された左支持壁部13(図3参照)と、壁内収容部11の右側に隣接する長辺側側壁部8の内面を壁内収容部11側に延長させるようにして、壁内収容部11の右側部を画定する右側規制面16から突出形成された右支持壁部14(図4参照)とを備えている。
さらに、図5等に示すように、本実施形態では、左支持壁部13は、壁内収容部11の底面から、壁内収容部11に収容された保冷剤5の上端部とほぼ同じ高さ位置にまで形成されている。その一方で、右支持壁部14は、左支持壁部13よりも低く、壁内収容部11の底面から、壁内収容部11に収容された保冷剤5のほぼ半分の高さ位置にまで形成されている。加えて、図3等に示すように、容器本体2の収容空間3の底面と、壁内収容部11の底面とは面一であり、一続きに形成されている。
また、図6等に示すように、壁内収容部11に収容された保冷剤5の長辺側側壁部8の横幅方向(左右方向)における位置ずれは、保冷剤5の左側面に対向配置される左側規制面15、及び、保冷剤5の右側面に対向配置される右側規制面16によって防止される。本実施形態では、左側規制面15と右側規制面16とで壁内収容部11の底面に対する傾斜が異なるように構成されている。より具体的には、左側規制面15は、壁内収容部11の底面に対してほぼ直交し、本実施形態では89度となっている。その一方で、右側規制面16は、左側規制面15よりも傾斜が緩く、本実施形態では70度となっている。尚、左側規制面15と右側規制面16の傾斜の向きは、左右方向における壁内収容部11の幅が上方に向けて次第に拡張されるように、互いに反対向きとなっている。加えて、左側規制面15の下端部と、右側規制面16の下端部との間の距離は、保冷剤5の横幅とほぼ同じとなっている。
さらに、図3〜図5等に示すように、本実施形態では、左支持壁部13の高さと、左側規制面15の高さとが一致しており、右支持壁部14の高さと、右側規制面16の高さとが一致している。すなわち、本実施形態では、壁内収容部11が形成された長辺側側壁部8のうち、壁内収容部11よりも右側の部位に関しては、右支持壁部14及び右側規制面16の上端部よりも上方に位置する部位の内面(収容空間3)が、壁内収容部11と同程度に外方に拡張されている。また、壁内収容部11が形成された長辺側側壁部8のうち、左側規制面15に隣接する部位に関しては、左支持壁部13及び左側規制面15の上端部よりも上方に位置する部位の内面(収容空間3)が、壁内収容部11と同程度に外方に拡張されている。
加えて、図3、図7等に示すように、左支持壁部13及び右支持壁部14は、壁内収容部11を画定する容器外方側を向く面が、上方に向けて次第に容器内方側に向けて傾斜している。さらに、壁内収容部11を画定する面のうち容器内方側を向く面についても上方に向けて次第に容器外方側に傾斜している。これらの構成により、長辺側側壁部8の厚み方向における壁内収容部11の幅が上方部位になるにつれて広くなっており、壁内収容部11に対して保冷剤5を出し入れし易くなっている。
また、図3に示すように、左支持壁部13の左側規制面15からの突出長は、下方部位になるにつれて次第に長くなっており、左支持壁部13の左側規制面15からの突出方向先端縁の傾きは、左側規制面15の傾きよりも緩くなっている。一方、図4に示すように、右支持壁部14の右側規制面16からの突出長は、上下方向のいずれの部位においてもほぼ一定となっており、右支持壁部14の右側規制面16からの突出方向先端縁の傾きは、右側規制面16の傾きとほぼ同じとなっている。また、図5に示すように、左支持壁部13の下端部と、右支持壁部14の下端部との間の距離は、保冷剤5の横幅の7割の長さよりも長くなっている。これにより、壁内収容部11に収容された保冷剤5の容器内方側の面の大部分が収容空間3に露出し、冷却効率の向上が図られている。
以上のように構成される箱型容器1の使用方法としては、蓋部材4を開放し、壁内収容部11に対して上方から冷却済みの保冷剤5を収容するとともに、収容空間3に対して冷蔵を要する物品を収容する。そして、蓋部材4を閉めることで、保冷剤5が収容された壁内収容部11と、物品が収容された収容空間3との間で、左支持壁部13と右支持壁部14との間、及び、右支持壁部14の上方の連通空間を介して熱交換が行われ、収容空間3を低温に保ちつつ、物品を運搬等することができる。
また、箱型容器1の使用後に、壁内収容部11から保冷剤5を取出す場合、先ず、保冷剤5のうち、右支持壁部14の上方において容器内方に露出している右上部を摘まむ。このとき、保冷剤5の右上部を容器内側に寄せるようにして保冷剤5を壁内収容部11内で傾けることで、保冷剤5の容器外方側の面と、壁内収容部11を画定する面のうち容器内方を向く面との間に隙間を形成し、かかる隙間に手を差し入れて、保冷剤5を摘まむこととなる。保冷剤5の右上部を摘まんだ後は、そのままほぼ鉛直方向に引っ張り上げる。これにより、図8に示すように、保冷剤5が、作業者に摘ままれた部位を中心として、保冷剤5自身の重みによって比較的スムースに壁内収容部11内で回動し、最終的には、保冷剤5のうち作業者が把持している部位と、保冷剤5の重心とが鉛直方向に揃うまで回動した姿勢となって、保冷剤5が壁内収容部11から取出されることとなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、長辺側側壁部8の内面側において保冷剤5を収容可能な壁内収容部11が設けられている。これにより、収容空間3に収容された物品を保冷しつつ、運搬・保管等をすることができる。また、壁内収容部11に収容された保冷剤5の容器内方側への変位を規制する左支持壁部13及び右支持壁部14のうち、左支持壁部13(高壁部)を、壁内収容部11に収容された保冷剤5の高さとほぼ同じ高さとすることによって、当該左支持壁部13で保冷剤5の容器内方への傾倒変位をより確実に防止することができる。従って、保冷剤5が容器内方に傾倒したり、収容空間3に脱落したりして、収容空間3に収容された収容物に悪影響を及ぼしてしまうといった事態を回避することができる。
また、左支持壁部13及び右支持壁部14のうち、右支持壁部14(低壁部)は、左支持壁部13よりも低く、壁内収容部11に収容された保冷剤5の高さのほぼ半分の高さとなっている。これにより、保冷剤5の右上部が右支持壁部14の上方において容器内方側に露出し、保冷剤5を摘まみ易くなる。従って、保冷剤5を取出し易くなる上、壁内収容部11に対して保冷剤5を収容させる作業性の向上をも図ることができる。さらには、右支持壁部14側においては、保冷剤5の右上部の容器内容への変位を規制する壁部がないことから、右支持壁部14の上方に露出する保冷剤5右上部を容器内方側に寄せるようにして保冷剤5を壁内収容部11内で傾けることで、保冷剤5の容器外方側の面と、壁内収容部11を画定する面のうち容器内方側を向いている面とを極力離間させ、両面間に指を差し入れるスペースを極力広く確保することができる。従って、壁内収容部11に収容された保冷剤5をより摘まみ易くすることができ、保冷剤5の出し入れ作業性の向上をより一層図ることができる。
尚、右支持壁部14を極力低く形成するとともに、左支持壁部13と右支持壁部14との間を極力離間させることで、壁内収容部11と収容空間3との連通面積を広げることができ、壁内収容部11と収容空間3との間の熱交換をスムースに行うことができる。
また、壁内収容部11に収容された保冷剤5の長辺側側壁部8の横幅方向(左右方向)における変位を規制する左側規制面15及び右側規制面16のうち、底面に対する垂直方向とほぼ同じ傾斜角度(本例では89度)をなしている左側規制面15(急斜面)によって、少なくとも左方側への変位を防止することができ、壁内収容部11に収容されている保冷剤5が左右に大きく揺れるようにしてガタついてしまうといった事態をより確実に防止することができる。
さらに、右側規制面16(緩斜面)の傾斜角度が左側規制面15に比べて比較的緩く(本例では70度)構成されていることによって、当該右側規制面16の上方に形成される空間を利用して、壁内収容部11に収容されている保冷剤5を回転させながら取出すことができる。すなわち、本実施形態では、壁内収容部11から保冷剤5を取出す際に、保冷剤5のうち右側規制面16の上方において容器内方に露出している保冷剤5の重心から右方向にずれた右上部を摘まむことになるが、保冷剤5を上方に持ち上げると、保冷剤5のうち作業者が把持している部位と、保冷剤5の重心とが鉛直線上に並ぶようにして保冷剤5を回転させながら取出すことができる。このため、保冷剤5を壁内収容部11から取出すためには、保冷剤5を摘まんだ後、保冷剤5を同じ姿勢のまま鉛直方向へ引っ張り出すしかないような構成を採用する場合(左側規制面15及び右側規制面16が両方とも急斜面の場合)に比べて、保冷剤5の壁内収容部11からの取出し易さ、及び、壁内収容部11への収容し易さの向上を図ることができる。
特に、本実施形態では、壁内収容部11の左側部側に対応する左支持壁部13が右支持壁部14よりも背が高く構成されるとともに、同じく壁内収容部11の左側部側に対応する左側規制面15が右側規制面16よりも傾斜角度が急角度に構成されている。一方、壁内周壁部11の右側部側に対応する右支持壁部14及び右側規制面16は、比較的背が低く、傾斜が緩く形成されている。このため、保冷剤5の左上コーナー部と左側規制面15との当接部位を中心として、保冷剤5の右下コーナー部を右側規制面16の上方空間に通過させながら、保冷剤5を回転させるような動作が許容されることとなる。従って、背の低い右支持壁部14の上方において露出する保冷剤5の右上部を摘まんで、そのまま保冷剤5を略鉛直方向に持ち上げた場合、保冷剤5は自身の重みによって、作業者に把持された部位を中心として、作業者に把持された部位と、保冷剤5の重心とが鉛直方向に揃うような向きに、壁内収容部11内で比較的スムースに回動することとなる。結果として、壁内収容部11に収容された保冷剤5のうち、保冷剤5の右上部を摘まみ、そのまま保冷剤5の右上部を略鉛直方向に持ち上げるだけで、保冷剤5を回転させつつ、保冷剤5を壁内収容部11から比較的スムースに取出すことができる。
ちなみに、左支持壁部13及び右支持壁部14のうち背の低い方(低壁部)と、左側規制面15及び右側規制面16のうち傾斜角度が急な方(急斜面)とが左右の同じ側に形成されている(高壁部と緩斜面とが左右の同じ側に形成されている)場合、低壁部の上方において保冷剤5を摘まみ、そのまま保冷剤5を鉛直方向に持ち上げるだけでは、保冷剤5の回転が急斜面によって妨げられることとなる。この場合には、保冷剤5と急斜面との間で摩擦が発生するため、比較的取出し難くなったり、保冷剤5や急斜面が傷ついて汚れ等が付着し易くなってしまったりすることが懸念される。従って、本実施形態のように、低壁部と緩斜面とを左右の同じ側に形成することで、保冷剤5を壁内収容部11から取出す際の作業性の向上等を図ることができる。また、保冷剤5を壁内収容部11に収容させる際にも、低壁部(右支持壁部14)側から保冷剤5を壁内収容部11に近接させ、保冷剤5の下端部を緩斜面(右側規制面16)にガイドさせながら、保冷剤5を壁内収容部11に収容させることができ、作業性の向上を図ることができる。
加えて、高壁部と緩斜面とが左右の同じ側に形成されている場合、高壁部の上側の部位については、緩斜面からの突出長を大きくしなければ、保冷剤5を支持することができなくなってしまう。この場合、高壁部の緩斜面からの突出方向先端部が比較的破損し易くなってしまうことが懸念され、特に、高壁部の上角部は低壁部の上角部よりも収容空間3に出し入れされる物品等との接触機会が多くなり易いということも相俟って、かかる懸念が一層顕著なものとなる。この点、本実施形態のように、高壁部と急斜面とを左右の同じ側に形成することで、高壁部の上部における急斜面からの突出長を短くしても保冷剤5を確実に支持することができ、かかる懸念を払拭することができる。
尚、低壁部と急斜面とが一致した構成を採用する場合であっても、保冷剤5を急斜面に沿わせるようにして、斜め上方に持ち上げることで、保冷剤5のうち作業者が把持している部位と、保冷剤5の重心とを鉛直線上に並ばせるようにして保冷剤5を回転させつつ、比較的スムースに取出すことができるが、保冷剤5を持ち上げる角度やタイミングに関して要領を得る必要がある。これに対し、本実施形態によれば、保冷剤5の出し入れに慣れていない作業者であっても、保冷剤5を出し入れし易くなるといった作用効果を確実に享受することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、左支持壁部13及び右支持壁部14のうち、高い方の左支持壁部13の高さが、壁内収容部11に収容されている保冷剤5の高さとほぼ同じ高さとされているが、該保冷剤5の高さよりも高くなるように構成してもよい。また、上記実施形態では、左支持壁部13及び右支持壁部14のうち、低い方の右支持壁部14の高さが、壁内収容部11に収容されている保冷剤5の高さのほぼ半分の高さとされているが、左支持壁部13よりも低くなっていればよい。但し、壁内収容部11から保冷剤5を取り易くするために、右支持壁部14の高さは、壁内収容部11に収容されている保冷剤5の高さよりも低く構成されることが望ましい。さらには、保冷剤5の取出し易さを向上させるといった作用効果をより一層顕著なものとするべく、右支持壁部14は、壁内収容部11に収容された保冷剤5の上下方向中央部よりも低く形成されていることが望ましい。また、右支持壁部14を極力低く構成することで、壁内収容部11と収容空間3との間の熱交換をより積極的に行うことができるといった作用効果も奏される。
(b)上記実施形態では、左支持壁部13と右支持壁部14とが互いに離間しているが、左支持壁部13と右支持壁部とが繋がっていてもよい(直接連結されていてもよい)。この場合、壁内収容部11に収容された保冷剤5の左側部(角部が面取り加工されている場合には面取り加工された面も左側部に含まれる)と当接し得る範囲の部位が左支持壁部を構成し、壁内収容部11に収容された保冷剤5の右側部(角部が面取り加工されている場合には面取り加工された面も右側部に含まれる)と当接し得る範囲の部位が右支持壁部を構成する。但し、保冷剤5が、箱型容器1の収容空間3、ひいては、収容空間3に収容された収容物との間で熱交換を行うものであったりする場合、収容空間3と連通する面積を極力大きくすることが望ましいことから、左支持壁部13及び右支持壁部14は左右に離間していることが望ましい。また、左支持壁部13及び右支持壁部14を離間させることで、壁内収容部11の洗浄性の向上を図ることもできる。
(c)上記実施形態では、特定物品として保冷剤5が採用されているが、その他の収容空間3を収容物にとって好適な環境となるように維持するためのものであってもよく、例えば、保温材、乾燥剤、保湿剤、脱臭剤、芳香剤、防虫剤、防腐剤等が挙げられる。また、特定物品としては、必ずしも収容空間3を収容物にとって好適な環境となるように維持するためのものでなくてもよく、例えば、収容空間3に収容される物品(本体)の付属品(略平板状のもの)が壁内収容部11に収容されるように構成してもよい。加えて、収容空間3に収容される物品についても特に限定されるものではなく、温度管理の必要な食品以外にも、複雑な形状の工業用部品等を収容することとしてもよい。
(d)上記実施形態では、壁内収容部11の底面に対する左側規制面15の傾斜角度が89度となっているが、壁内収容部11の側面に対する垂直方向とほぼ同じ、又は、それに近い角度、より具体的には、80度〜90度程度となっていればよい。また、上記実施形態では、壁内収容部11の底面に対する右側規制面16の傾斜角度が70度となっているが、左側規制面15よりも緩く構成されていればよい。但し、傾斜の緩い方である右側規制面16の傾斜角度は、保冷剤5を壁内収容部11から取出す際に、壁内収容部11において保冷剤5が左側規制面15との当接部位(左上コーナー部)を中心として回転可能なように、保冷剤5の回転半径に基づいて設定されること(例えば、60度〜75度程度)となっていることが望ましい。
(e)上記実施形態では、左支持壁部13の方が右支持壁部14よりも高く構成されているが、右支持壁部14の方が左支持壁部13よりも高くなるように構成してもよい。また、上記実施形態では、左側規制面15の方が、右側規制面16よりも傾斜角度が急角度になっているが、右側規制面16の方が、左側規制面15よりも傾斜角度が急角度となるように構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、壁内収容部11の左右一側部側(左側部側)に対応して、左支持壁部13及び右支持壁部14のうち背の高い方(高壁部)と、左側規制面15及び右側規制面16のうち傾斜角度の急な方(急斜面)とが設けられ、壁内収容部11の左右他側部側(右側部側)に対応して、左支持壁部13及び右支持壁部14のうち背の低い方(低壁部)と、左側規制面15及び右側規制面16のうち傾斜角度の緩い方(緩斜面)とが設けられているが、高壁部と緩斜面とが左右の同じ側に設けられ、低壁部と急斜面とが左右の同じ側に設けられていてもよい。但し、当該構成を採用する場合、壁内収容部11から保冷剤5を取出す際に、保冷剤5を略鉛直方向に持ち上げると、保冷剤5と急斜面とが摺接して持ち上げ難くなったり、保冷剤5や急斜面に傷がついて汚れ等が付着し易くなってしまったりすることが懸念されるため、上記実施形態のように、低壁部と緩斜面とを左右の同じ側に設けることが望ましい。
(f)上記実施形態では、保冷剤5を壁内収容部11から取出す方法として、右支持壁部14の上方において容器内方に露出する保冷剤5の右上部を摘まんで、略鉛直方向に持ち上げることが開示されているが、当然、取出し方法は一通りではなく、作業者に一任されるものである。例えば、図9に示すように、壁内収容部11内において保冷剤5を一旦右側規制面16に沿わせるようにして左に回動させることによって、保冷剤5の左上部を壁内収容部11、ひいては、容器本体2から上方に突出させてから、当該保冷剤5の左上部を摘まんで保冷剤5を取出すことも可能である。
(g)上記実施形態では、左支持壁部13の上端部位置と、左側規制面15の上端部位置とが同じ高さであり、右支持壁部14の上端部位置と、右側規制面16の上端部位置とが同じ高さとなっているが、特にかかる構成に限定されるものではなく、例えば、図10〜図13に示すように、左支持壁部13は、左側規制面15の上端部よりも高い位置にまで形成されてもよい。
また、上記実施形態では、長辺側側壁部8の内面を容器外方に拡張するようにして壁内収容部11が形成されているが、長辺側側壁部8の内面(の一般面)から容器内方に突出させるようにして壁内収容部11を形成することとしてもよい。但し、この場合、収容空間3が狭められる上、収容空間3の形状がいびつになるため、上記実施形態のように、長辺側側壁部8の内面を容器外方に拡張するようにして壁内収容部11を形成する方が望ましい。
(h)上記実施形態では、容器本体2に対して着脱自在な蓋部材4を具備する箱型容器1に具体化されているが、容器本体2に対して回動可能に連結された蓋部材4を備える箱型容器や、蓋部材4のない箱型容器に適用してもよい。また、折畳み可能な箱型容器に適用することも可能である。さらに、複数の箱状体を入れ子状に組付けることで構成される箱型容器(壁内収容部11等は内側の箱状体に形成する)に適用することも可能である。
さらに、上記実施形態では、壁内収容部11が一方の長辺側側壁部8に形成されているが、壁内収容部11の形成の対象とされる側壁部8、9や、壁内収容部11の数は特に限定されるものではなく、収容される物品等に応じて適宜設計されるものである。例えば、一対の長辺側側壁部8のそれぞれに壁内収容部11を形成してもよい。加えて、上記実施形態では、容器本体2の収容空間3の底面と、壁内収容部11の底面とは面一となっているが、上下方向において段違いになっていてもよい。
(i)上記実施形態では、箱型容器1は発泡材により構成されているが、非発泡材により構成されることとしてもよい。また、上記実施形態では、箱型容器1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、ポリスチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…箱型容器、2…容器本体、3…収容空間、4…蓋部材、5…保冷剤、7…底壁部、8…長辺側側壁部、9…短辺側側壁部、11…壁内収容部、12…支持壁部、13…左支持壁部、14…右支持壁部、15…左側規制面、16…右側規制面。

Claims (2)

  1. 略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延出する側壁部とを備え、内側の収容空間に対して物品を収容可能な箱型容器において、
    前記側壁部の内面側には、当該側壁部の内面に沿って略平板状の特定物品を収容可能な壁内収容部が形成されるとともに、
    前記壁内収容部に収容された前記特定物品の容器内方側の面を支持して容器内方側への変位を規制する支持壁部を備え、
    前記壁内収容部に対して前記特定物品を上方から出し入れ可能な構成であって、
    前記支持壁部は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の左側部を支持可能な左支持壁部と、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の右側部を支持可能な右支持壁部とを備え、
    前記左支持壁部、及び、前記右支持壁部のうち一方は、他方よりも高い位置にまで形成されているとともに、当該高い位置にまで形成された一方は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部とほぼ同じ高さ、又は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部よりも高い位置にまで形成されており、
    前記壁内収容部は、
    前記壁内収容部に収容された前記特定物品の左側面を支持して左側方への変位を規制する左側規制面によって左側部が画定されるとともに、
    前記壁内収容部に収容された特定物品の右側面を支持して右側方への変位を規制する右側規制面によって右側部が画定され、
    前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち一方は、前記壁内収容部の底面に対する垂直方向とほぼ同じ、又は、それに近い傾斜角度をなしているとともに、前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち他方は前記一方よりも緩い傾斜面をなしており、
    前記壁内収容部が形成された前記側壁部の横幅方向における前記壁内収容部の左右一側部側に対応して、
    前記左支持壁部、及び、前記右支持壁部のうち、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部とほぼ同じ高さ、又は、前記壁内収容部に収容された前記特定物品の上端部よりも高い位置にまで形成されている一方の支持壁部と、
    前記左側規制面、及び、前記右側規制面のうち、前記壁内収容部の底面に対する垂直方向とほぼ同じ、又は、それに近い傾斜角度をなしている一方の規制面とが形成されており、
    前記壁内収容部が形成された前記側壁部の横幅方向における前記壁内収容部の左右他側部側に対応して、
    前記他方の支持壁部と、前記他方の規制面である緩い傾斜面とが形成されており、
    前記他方の支持壁部と、前記他方の規制面である緩い傾斜面とが同じ高さであることを特徴とする箱型容器。
  2. 前記側壁部は一定の高さを有していることを特徴とする請求項1に記載の箱型容器。
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