JP6004596B1 - 口腔内補綴物の視覚的表現確認方法およびその補綴物 - Google Patents

口腔内補綴物の視覚的表現確認方法およびその補綴物 Download PDF

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Abstract

【課題】口腔内に設置される補綴物に施される「デンタルアート」において、どのような色彩配列で表現することが、バランスのとれた補綴物をえることができるかを示す方法及びその補綴物を提供する。【解決手段】一定方向から撮影された補綴物のカラーデジタル画像を撮影するカラーデジタル画像撮影手段、撮影されたカラーデジタル画像を変倍し、補綴物部分を25〜100dotに変更した変倍カラーデジタル画像を入手するdot変更手段、dotを変更されたカラーデジタル画像の補綴物内のdotのL*a*b*表色系で色情報を入手する色情報入手手段、入手されたdotの色情報が以下のいずれの色分類に属するかを決定する色分類決定手段、決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

口腔内に設置される補綴物に施される「デンタル アート」において、どのような色彩配列で表現することが、バランスのとれた補綴物をえることができるかを示す方法及びその補綴物に関する。
従来、補綴物は天然歯牙に類似する色彩で彩色することが一般的であった。しかし、近年においては補綴物の表面に色彩を伴うデザインを行うわれている。このことを「デンタル アート」という。「デンタル アート」とはステイン材で補綴物を着色するものではない。補綴物表面に色彩を伴うデザインを施すものである。
多くの「デンタル アート」が行われているものの、繊細なデザインでは、口腔内に設置される小さな歯牙形態上では十分な表現ができず、大まかなデザインにおいても十分な表現ができなかった。
口腔内に設置する補綴物へ「Dental Paintings」を行う場合、どの様に色彩を配置すればよいかを示す客観的な判断手法がなかった。
補綴物表面に「デンタル アート」を施した場合、客観的な評価基準がなく適切な表現がされてるかどうかを判断する手法は見出されていなかった。
口腔内に装着される補綴物であって、補綴物を特定の方向から画像撮影し、補綴物部分を25〜100dot に変換した上で、各ドットが色空間でどの様に分布されているかを観察することで適切な表現となっていることが分かる。
具体的には、口腔内に装着される補綴物への視覚的表現確認方法であって、
1.一定方向から撮影された補綴物のカラーデジタル画像を撮影するカラーデジタル画像撮影手段、
2.撮影されたカラーデジタル画像を変倍した場合に補綴物部分を25〜100dot に変更した変倍カラーデジタル画像を入手するdot 変更手段、
3.dot を変更されたカラーデジタル画像の補綴物内のdot のL表色系で色情報を入手する色情報入手手段、
4.入手されたdot の色情報が以下のいずれの色分類に属するかを決定する色分類決定手段、
CategolyM:400>L*2+a*2+b*2
CategolyW:L>2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
CategolyB:L<-2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
以下はCategoly0、CategolyW、CategolyBを除く範囲であって、
Categoly1:b≧0、b<a/2
Categoly2:b≧a/2、b<2a
Categoly3:b≧2a、a>0
Categoly4:a≦0、b>-2a
Categoly5:b≦-2a、b>-a/2
Categoly6:b≦-a/2、b>0
Categoly7:b≦0、b>a/2
Categoly8:b≦a/2、b>2a
Categoly9:b≦2a、a<0
Categoly10:a≧0、b<-2a
Categoly11:b≧-2a、b<-a/2
Categoly12:b≧-a/2、b<0
5.決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法である。
6.更に、決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法である。
7.更に、決定された色分類が、少なくとも4つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法である。
8.更に、決定された色分類が、Categoly1〜12の範囲内で、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法である。
9.更に、CategolyM、CategolyW、CategolyBの範囲で決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法である。
10. 更に、撮影されたカラーデジタル画像を変倍し、補綴物部分を25〜100dot に変更した変倍カラーデジタル画像と変倍カラーデジタル画像のdot の5〜15倍のdot に変更した比較変倍カラーデジタル画像を入手する比較dot 変更手段を有し、
dot を変更された変倍カラーデジタル画像と比較変倍カラーデジタル画像の補綴物内のdot のL表色系で色情報を入手する色情報入手手段、
入手されたdot の色情報が以下のいずれの色分類に属するかを決定する色分類決定手段、
CategolyM:400>L*2+a*2+b*2
CategolyW:L>2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
CategolyB:L<-2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
以下はCategolyM、CategolyW、CategolyBを除く範囲であって、
Categoly1:b≧0、b<a/2
Categoly2:b≧a/2、b<2a
Categoly3:b≧2a、a>0
Categoly4:a≦0、b>-2a
Categoly5:b≦-2a、b>-a/2
Categoly6:b≦-a/2、b>0
Categoly7:b≦0、b>a/2
Categoly8:b≦a/2、b>2a
Categoly9:b≦2aa<0
Categoly10:a≧0、b<-2a
Categoly11:b≧-2a、b<-a/2
Categoly12:b≧-a/2、b<0
決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色され、
更に、比較変倍カラーデジタル画像の色分類に分類された各dot の数を変倍カラーデジタル画像のdot の数に合わせるために「変倍カラーデジタル画像のdot の数/比較変倍カラーデジタル画像のdot の数」を掛け算し、
各色分類の各dot の数を変倍カラーデジタル画像の各色分類に分類された各dot の数を色分類ごとに比べた場合に、比較変倍カラーデジタル画像の色分類に分類されたdot の数の比が(変倍カラーデジタル画像の数):(比較変倍カラーデジタル画像の数)=1:0.8〜1.2内に含まれることを確認するデジタル画像比較確認手段とを有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法であることが好ましい。更に、(変倍カラーデジタル画像の数):(比較変倍カラーデジタル画像の数)=1:0.9〜1.1、また更に1:0.95〜1.05であることが好ましい。
補綴物表面に「デンタル アート」を施した場合、適切な表現がされてるかどうかを評価基準を設けることができ、「デンタル アート」を適切に評価、判断することができる。
彩色された歯科用補綴物は天然歯牙の形態をしており、口腔内の装着される。口腔内に装着されると、口を閉めた状態では補綴物は見えず、口を大きく開けた場合にも補綴物は見えない。
「デンタル アート」は口を閉めて口角を上げるように笑った時に見えるものである。即ち、殆どの場合唇で隠れている状態で、ときおり短時間だけ作品が見える。
時には積極的に「デンタル アート」を見せる為に唇を上げて見せることもある。唇を上げて鑑賞する場合であれば、他の作品と大きく異なるものではなく、自由な表現方法を駆使することができる。
今回問題となってくる場合は、短時間だけ作品が見える場合である。口腔内ということもあり、歯面が汚れている様な印象を与えてはいけないものであり、更に歯面は小さいことからあまりにも細密な構造をデザインすることは鑑賞にすることができない。
また、色彩を加えるにあたって、歯面全体を利用して表現することも重要であり、これらの条件を満たしていることを簡単に計測する方法は知られていなかった。
歯牙の色彩としてはCategoly4のa≦0、b>-2aの範囲に囲まれた部分である。「デンタル アート」はこれらの歯牙の色彩の範囲以外の色彩を用いて表現することになる。芸術的表現として歯牙の色彩を多く残して彩色される場合もあるが、歯牙の色彩を残さずに全く異なった色彩とする場合とに大別される。
しかし、いずれの場合においても、「デンタル アート」で単色での表現では単調になってしまう。更に多くの範囲を単色で示した場合も表現として乏しく、デザイン部分の表現として単調になる為、少なくとも10%は異なる色彩としなければならないことを見出した。
本発明の特徴は後述するが、本発明の方法を用いて「デンタル アート」を施した場合、適切なデザインとなり、バランスのとれた作品が得られる。
異なるCategolyに分布することで、色彩が豊かになり、多くのCategolyに分布すると色合いが多すぎると全体的に汚れた感じとなる。本発明は、程好い色彩をえられていることを確認することができる。
また、本発明は、細かな色彩は小さい範囲でのデザインでは汚れとなり、程よい色彩を施していることを容易に知ることができる。
口腔内に装着される補綴物とは、歯冠補綴であることが好ましく、中切歯、側切歯、犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯であることが好ましい。好ましくは中切歯、側切歯、犬歯の3本セット若しくは第1小臼歯である。これらの歯牙は天然歯牙形態をしている。
一定方向から撮影とは、それぞれの補綴物の唇側若しくは頬側方向であることが好ましい。
撮影されるカラーデジタル画像は何ら制限されるものではないが、色の再現性が10万色以上有することが好ましい。
カラーデジタル画像の変倍方法はコンピュータの一般的な画像処理ソフトを用いておこなうことができる。
変倍の対象となる補綴物部分の算定方法はまずは補綴物の算定を行う。補綴物は前記の通りであるが、中切歯、側切歯、犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯の1歯それぞれに対して算定する場合と中切歯、側切歯、犬歯をセットとして算定する場合とある。各歯のデザインの関連性があるかないかで、算定範囲をきめることができる。たとえば、中切歯、側切歯、犬歯の唇側面で一定のデザインを施している場合は中切歯、側切歯、犬歯をセットととして算定する。また、デザインが独立しているいる場合は、中切歯、側切歯、犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯の1歯それぞれに対して算定することは望ましい。
また、算定にあたり背景色や隣接歯の色彩が算定されないように配慮する必要がある。即ち、算定された補綴物部分の25〜100dot は補綴物部分のみの色彩が反映した範囲のdot から構成される。dot 変更手段とは、このような方法でdot を変更する。
色情報入手手段とは各dot の色情報をL表色系で入手する方法であれば、いずれの方法であっても利用できる。コンピュータ画面上では色情報を持っている為、色情報から算出しても良い。
色分類決定手段とは入手した各dot の色情報からL表色系で示し、下記のいずれの色分類の範囲に含まれるかを算出する手段である。算出手順などはいずれの方法でもよい。
CategolyM:400>L*2+a*2+b*2
CategolyW:L>2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
CategolyB:L<-2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
以下はCategolyM、CategolyW、CategolyBを除く範囲であって、
Categoly1:b≧0、b<a/
Categoly2:b≧a/2、b<2a
Categoly3:b≧2a、a>0
Categoly4:a≦0、b>-2a
Categoly5:b≦-2a、b>-a/2
Categoly6:b≦-a/2、b>0
Categoly7:b≦0、b>a/2
Categoly8:b≦a/2、b>2a
Categoly9:b≦2a、a<0
Categoly10:a≧0、b<-2a
Categoly11:b≧-2a、b<-a/2
Categoly12:b≧-a/2、b<0
CategolyMはL色空間上の原点を中心として球状に区切られた空間の範囲である。色で表現すると灰色を示す。
CategolyWはL色空間上の原点を頂点としてL軸にプラス側に円錐状に区切られた空間の範囲である。ただし、CategolyWはCategolyMの範囲を除いている。色で表現すると白色を示す。
CategolyBはL色空間上の原点を頂点としてL軸にマイナス側に円錐状に区切られた空間の範囲である。ただし、CategolyWはCategolyMの範囲を除いている。色で表現すると黒色を示す。
Categoly1〜Categoly12はL色空間上のL軸を含みaのプラス方向の面をL軸を中心に回転させた回転体を12等分に区切られた空間の範囲を順じ示したものである。ただし、Categoly1〜Categoly12はCategolyM、W及びBの範囲を除いている。
色で表現するとCategoly1〜Categoly12はそれぞれ有彩色を示す。
各色分類に含まれるdot 数を表示した場合に、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色されている。少なくとも10%は異なる色彩としなければならないことを見出した。さらに、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることが好ましく、即ち40%は異なる色彩とすることが好ましい。
また、小さな範囲で色彩を表現することから、細密な色彩の表現は適切に視覚認識されない為、微妙な色彩での彩色にも適するものではない。異なる色彩とする場合は大きく異なる色彩で表現することが好ましい。
色彩の表現としては少なくとも2つ以上の表現とすることで表現が可能であるが、4つ以上の色分類に属する色を利用していることが好ましい。
有彩色での色彩は重要となり、Categoly1〜12の範囲内で、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色することは好ましい。
また、無彩色が一部に含まれていることも好ましく、CategolyM、CategolyW、CategolyBの範囲で決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色することが好ましい。更に好ましくは、30〜100%に属しないように着色することである。
次にもう一つの評価について説明する。
前述の方法と同様にカラーデジタル画像を撮影し、撮影した画像を変倍するが、補綴物部分を25〜100dot に変更した変倍カラーデジタル画像と125〜1500dot に変更した比較変倍カラーデジタル画像と、2種類の画像を作成する。
比較変倍カラーデジタル画像は変倍カラーデジタル画像のdot の5〜15倍のdot とする。好ましくは8〜12倍であり、最も好ましくは9倍である。
当然であるが、比較変倍カラーデジタル画像は変倍カラーデジタル画像を10倍のdpsに変更するのではなく、カラーデジタル画像から作成しなければならない。
実務的には、比較変倍カラーデジタル画像を作成した上で、比較変倍カラーデジタル画像のdot を1/10とすることで変倍カラーデジタル画像とする方が効率的である。
これらの異なるdot 画像を準備する手段が比較dot 変更手段である。
これらの変倍カラーデジタル画像及び比較変倍カラーデジタル画像を前述の方法と同様に、各dot の色情報から色分類を算出する。比較変倍カラーデジタル画像の色分類に分類された各dot の数を変倍カラーデジタル画像のdot の数に合わせるために「変倍カラーデジタル画像のdot の数/比較変倍カラーデジタル画像のdot の数」を掛け算する。
各色分類の各dot の数を変倍カラーデジタル画像の各色分類に分類された各dot の数を分類ごとに比べた場合に、比較変倍カラーデジタル画像の色分類に分類されたdot の数の比が(変倍カラーデジタル画像の数):(比較変倍カラーデジタル画像の数)=1:0.8〜1.2内に含まれることを確認する。本範囲に含まれることは、細かすぎるデザインがないことを確認できる。
これらの手法をプログラムで算出し合否を確認することもできる。
図1はL色空間座標軸系に示された本発明の分類状況を示すa座標のイメージ図である。原点付近にはCategolyMがあり、放射線状にCategoly1〜12が反時計回り配置されている。各Categolyの境界線は原点から見て、右側が含まれ、左側は次のCategolyの範囲となる。
図2はL色空間座標軸系に示された本発明の分類状況を示すL座標のイメージ図である。原点付近にはCategolyMがあり、上方のL軸付近にCategolyWが示され、下方のL軸付近にCategolyBが示されている。a軸のプラス側はCategoly1とCategoly12の境界となり、奥側がCategoly1で、手前がCategoly12となる。同様にa軸のマイナス側はCategoly6とCategoly7の境界となり、奥側がCategoly6で、手前がCategoly7となる。
図3はL色空間座標軸系に示された本発明の分類状況を示すL座標のイメージ図である。原点付近にはCategolyMがあり、上方のL軸付近にCategolyWが示され、下方のL軸付近にCategolyBが示されている。b軸のプラス側はCategoly3とCategoly4の境界となり、奥側がCategoly4で、手前がCategoly3となる。同様にb軸のマイナス側はCategoly9とCategoly10の境界となり、奥側がCategoly9で、手前がCategoly10となる。
次により具体的に説明する。
(カラーデジタル画像撮影手段)中切歯のデザインをおこなった場合に、中切歯の唇側面からデジタルカメラで撮影を行う。
(dot 変更手段)撮影を行った画像をパソコンを用いて、サイズ変更を行いdot数を少なくする。dot数を少なくしたデジタル画像のイメージを図4に示す。背景を含まない中切歯の唇側面のみの画像から構成されるdotを選び出し、25〜100dotとなる様にサイズ変更を繰り返す。適切に25〜100dotとなったところでサイズ変更を終了する。
(色情報入手手段)次に各ドットのL表色系で色情報を抽出する。画像データから読み取ってもかまわない。
(色分類決定手段)次に前記に示す色空間上のいずれのCategolyに属するか算出し、色分類ごとにdotの数を算出する。
(色彩分布確認手段)色分類に「少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色されているか」「少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」「少なくとも4つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」「Categoly1〜12の範囲内で、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」「CategolyM、CategolyW、CategolyBの範囲で決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」を確認し表示する。その結果から、適切に配色がなされていることを確認する。
また、もう一つの方法について、以下に示す。
(カラーデジタル画像撮影手段)中切歯のデザインをおこなった場合に、中切歯の唇側面からデジタルカメラで撮影を行う。
(比較dot 変更手段)撮影を行った画像をパソコンを用いて、サイズ変更を行いdot数を少なくする。dot数を少なくしたデジタル画像のイメージを図4に示す。背景を含まない中切歯の唇側面のみの画像から構成されるdotを選び出し、250〜1000dotとなる様にサイズ変更を繰り返す。適切に250〜1000dotとなったところでサイズ変更を終了し、比較変倍カラーデジタル画像とする。その比較変倍カラーデジタル画像を1/10のdot数に変換し変倍カラーデジタル画像とする。
(色情報入手手段)次に各ドットのL表色系で色情報を抽出する。画像データから読み取ってもかまわない。
(色分類決定手段)次に前記に示す色空間上のいずれのCategolyに属するか算出し、色分類ごとにdotの数を算出する。
(デジタル画像比較確認手段)
比較変倍カラーデジタル画像に含まれるdot数と変倍カラーデジタル画像に含まれるdot数を合わせるために、前記比較変倍カラーデジタル画像から変倍カラーデジタル画像に変換した時の変換定数を各色分類のdot数に掛かる。具体的には、今回は1/10としたため、1/10を各色分類に分類されたdot数にかけることになる。
その結果、変倍カラーデジタル画像のdot数と比較変倍カラーデジタル画像のdot数を比べることができる。次に、各分類の「比較変倍カラーデジタル画像のdot数」を「変倍カラーデジタル画像のdot数」で割ることで、「変倍カラーデジタル画像のdot数」を1とした場合の「比較変倍カラーデジタル画像のdot数」が算出される。この算出結果を表示する。
(「比較変倍カラーデジタル画像のdot数」/「変倍カラーデジタル画像のdot数」)=0.8〜1.2の範囲であれば、程よい色彩を施していることとなる。
次にプログラムで実施した場合について説明する。
プログラムをロードする為には画像入力装置、記憶装置、演算装置、表示装置を有する演算装置を用いる。画像入力手段を用いて、前記カラーデジタル画像撮影手段で入手した画像を記憶装置に記憶させる。演算装置を用いて、前記dot 変更手段で行ったサイズ変更を行い、前記色情報入手手段で行った色情報を抽出し、前記色分類決定手段で行った色分類ごとにdotの数を算出する。
更に、前記色彩分布確認手段で行った色分類に「少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色されているか」「少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」「少なくとも4つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」「Categoly1〜12の範囲内で、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」「CategolyM、CategolyW、CategolyBの範囲で決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されているか」を算出し、表示装置にて表示する。
また、もう一つのプログラムで実施した場合について説明する。
プログラムをロードする為には画像入力装置、記憶装置、演算装置、表示装置を有する演算装置を用いる。画像入力手段を用いて、前記カラーデジタル画像撮影手段で入手した画像を記憶装置に記憶させる。演算装置を用いて、前記比較dot 変更手段で行った比較変倍カラーデジタル画像と変倍カラーデジタル画像を算出し、前記色情報入手手段で行った色情報を抽出し、前記色分類決定手段で行った色分類ごとにdotの数を算出する。
更に前記デジタル画像比較確認手段と同様に(「比較変倍カラーデジタル画像のdot数」/「変倍カラーデジタル画像のdot数」)を算出し、表示装置にて表示する。
本発明は「デンタルアート」を作製するにあたり、デザイン段階で適切であるかどうかを確認できる為、産業に利用できる。
色空間座標軸系に示された本発明の分類状況を示すa座標のイメージ図 色空間座標軸系に示された本発明の分類状況を示すL座標のイメージ図 色空間座標軸系に示された本発明の分類状況を示すL座標のイメージ図 撮影されたカラーデジタル画像を変倍した変倍カラーデジタル画像のイメージ図 変倍カラーデジタル画像から補綴物部分のdotを着色したイメージ図
1 補綴物


Claims (6)

  1. 口腔内に装着される補綴物への視覚的表現確認方法であって、
    一定方向から撮影された補綴物のカラーデジタル画像を撮影するカラーデジタル画像撮影手段、
    撮影されたカラーデジタル画像を変倍し、補綴物部分を25〜100dot に変更した変倍カラーデジタル画像を入手するdot 変更手段、
    dot を変更されたカラーデジタル画像の補綴物内のdot のL表色系で色情報を入手する色情報入手手段、
    入手されたdot の色情報が以下のいずれの色分類に属するかを決定する色分類決定手段、
    CategolyM:400>L+a*2+b*2
    CategolyW:L>2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
    CategolyB:L<-2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
    以下はCategolyM、CategolyW、CategolyBを除く範囲であって、
    Categoly1:b≧0、b<a/2
    Categoly2:b≧a/2、b<2a
    Categoly3:b≧2a、a>0
    Categoly4:a≦0、b>-2a
    Categoly5:b≦-2a、b>-a/2
    Categoly6:b≦-a/2、b>0
    Categoly7:b≦0、b>a/2
    Categoly8:b≦a/2、b>2a
    Categoly9:b≦2a、a<0
    Categoly10:a≧0、b<-2a
    Categoly11:b≧-2a、b<-a/2
    Categoly12:b≧-a/2、b<0
    決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法。
  2. 請求項1記載の視覚的表現確認方法であって、
    決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法。
  3. 請求項2記載の視覚的表現確認方法であって、
    決定された色分類が、少なくとも4つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法。
  4. 請求項3記載の視覚的表現確認方法であって、
    決定された色分類が、Categoly1〜12の範囲内で、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法。
  5. 請求項4記載の視覚的表現確認方法であって、
    CategolyM、CategolyW、CategolyBの範囲で決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に60〜100%に属しないように着色されていることを確認する色彩分布確認手段を有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法。
  6. 口腔内に装着される補綴物への視覚的表現確認方法であって、
    一定方向から撮影された補綴物のカラーデジタル画像を撮影するカラーデジタル画像撮影手段、
    撮影されたカラーデジタル画像を変倍し、補綴物部分を25〜100dot に変更した変倍カラーデジタル画像と変倍カラーデジタル画像のdot の5〜15倍のdot に変更した比較変倍カラーデジタル画像を入手する比較dot 変更手段、
    dot を変更された変倍カラーデジタル画像と比較変倍カラーデジタル画像の補綴物内のdot のL表色系で色情報を入手する色情報入手手段、
    入手されたdot の色情報が以下のいずれの色分類に属するかを決定する色分類決定手段、
    CategolyM:400>L*2+a*2+b*2
    CategolyW:L>2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
    CategolyB:L<-2√(a*2+b*2)、(CategolyMの範囲を除く。)
    以下はCategolyM、CategolyW、CategolyBを除く範囲であって、
    Categoly1:b≧0、b<a/2
    Categoly2:b≧a/2、b<2a
    Categoly3:b≧2a、a>0
    Categoly4:a≦0、b>-2a
    Categoly5:b≦-2a、b>-a/2
    Categoly6:b≦-a/2、b>0
    Categoly7:b≦0、b>a/2
    Categoly8:b≦a/2、b>2a
    Categoly9:b≦2a、a<0
    Categoly10:a≧0、b<-2a
    Categoly11:b≧-2a、b<-a/2
    Categoly12:b≧-a/2、b<0
    決定された色分類が、少なくとも2つ以上に分類され、少なくとも1つの分類に90〜100%に属しないように着色され、
    更に、比較変倍カラーデジタル画像の色分類に分類された各dot の数を変倍カラーデジタル画像のdot に合わせるために「変倍カラーデジタル画像のdot の数/比較変倍カラーデジタル画像のdot の数」を掛け算し、
    各色分類の各dot の数を変倍カラーデジタル画像の各色分類に分類された各dot の数を部類ごとに比べた場合に、比較変倍カラーデジタル画像の色分類に分類されたdot の数の比が(変倍カラーデジタル画像の数):(比較変倍カラーデジタル画像の数)=1:0.8〜1.2内に含まれることを確認するデジタル画像比較確認手段とを有することを特徴とする補綴物の視覚的表現確認方法。
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