JP6003591B2 - 圧延h形鋼 - Google Patents

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Description

本発明は、横座屈しにくく単位鋼重当たりの強軸断面性能が高い形状の圧延H形鋼に関するものである。
従来、圧延H形鋼としては、次の(1)〜(3)のような各種圧延H形鋼が知られている。
(1)フランジ幅厚比が10以下でかつ、加工硬化を開始した後、6%までの歪範囲における加工硬化指数が0.2以上であり、6%以上の歪範囲における塑性変形応力の上昇勾配が、最大モーメントを生じる位置の近傍のモーメント勾配より大きいことにより、最大モーメントを生じる位置に発生した塑性域がその周囲に拡大する、耐震性に優れた圧延H形鋼(例えば、特許文献1参照)。
(2)薄肉ウェブ圧延H形鋼であって、ウェブ厚・フランジ厚比が0.5以下でかつ、圧延製造時のウェブ波打ち現象を防止するために、ウェブに所定間隔をおいて凹凸を形成した圧延H形鋼(例えば、特許文献2参照)。
(3)薄肉ウェブ圧延H形鋼であって、ウェブ厚・フランジ厚比が0.5以下でかつ、圧延製造時のウェブ波打ち現象を防止するために、ウェブの一側面のみの長手方向全長に少なくても1本の突条補強リブが設けられた圧延H形鋼(例えば、特許文献3参照)。
また、従来の圧延H形鋼に関する技術としては、次の(A)〜(C)のような技術も知られている。
(A)圧延製造時のウェブ波打ち現象を防止しつつ薄肉ウェブ圧延H形鋼を実現するために、ウェブ厚・フランジ厚比を、比較的小さい数値範囲(ウェブ厚・フランジ厚比の上限を0.5)で規定することも知られている(例えば、特許文献2や特許文献3参照)。
(B)小梁等弾性設計範囲内で使用する梁であって、強軸の断面性能の対重量効率を向上して軽量化するため、幅厚比を非特許文献1〜6の形鋼より大きい数値範囲で規定している(特許文献4参照)。
(C)前記以外にも、ASTM(米国工業規格:American Society for Testing and Materials)、BS(英国工業規格:British Standards)、EN(欧州規格:European Standard、EN)において、規格された圧延H形鋼がある(非特許文献1〜7参照)。
日本国特開2002−88974号公報 日本国特開昭59−141658号公報 日本国特開昭61−162658号公報 日本国特許第4677059号公報
JIS(日本工業規格:Japanese Industrial Standard) ASTM(米国工業規格:American Society for Testing and Materials) BS(英国規格 British Standards) EN(欧州規格:European Standard、EN) (HYPER BEAM カタログ) (SHHカタログ(JFE)) BS EN1993−1−1:2005 Eurocode 3:Design of steel structures pp.56−61 AISC341−10 Seismic Provisions forStructural Steel Buildings pp.9.1−14,2010.6 建築物の構造関係技術基準解説書編集委員会編,国土交通省住宅局建築指導課ほか監修:2007年版建築物の構造関係技術基準解説書,pp.593−596,全国官報販売協同組合,2007
ところで、圧延H形鋼の強軸の断面二次モーメントI、断面係数Z、降伏時の曲げモーメントMは次式(8)〜(10)でそれぞれ求められる。ただし、Hは圧延H形鋼の高さ寸法、Bは該圧延H形鋼のフランジの幅寸法、tは該フランジの厚さ寸法、tは圧延H形鋼のウェブの厚さ寸法、σは鋼材の降伏応力である。
=B×H/12−(B−t)×(H−2t/12 ・・・(8)
=I/(H/2) ・・・(9)
=Z×σ ・・・(10)
また、曲げを受ける両端単純支持の部材の横座屈曲げモーメントの理論値Mcrは次式(11)で求められる。ただし、E(205000N/mm)は鋼材のヤング係数、Iは断面の反りねじり定数、Aは部材の断面積、lは部材の支点間長さ(横座屈長さ)、Gはせん断弾性係数、Jはサン・ブナンねじり定数である。
cr=r√(π×E×I×A/l +π×E×G×J×A/l
・・・(11)
ここで、rは弱軸断面二次半径であり、次式(12)で定義される。
=√(I/A) ・・・(12)
ここで、弱軸の断面二次モーメントIは、次式(13)で表される。
=B×t/6+(H−2t)×t /12 ・・・(13)
ここで、上記横座屈長さlとは、例えば図1に示す大梁2が、柱1、小梁3、及び横座屈補剛材4によって支持される支点間隔のように、横方向の変位を拘束する部材による支持点(横補剛)の間隔を表す。
上式(8)〜(10)より、圧延H形鋼は、一般に、高さHが大きいほど強軸の断面二次モーメントI、断面係数Zは大きくなり、支持できる荷重はHの二次関数で増加する。
一方、上式(12),(13)より、弱軸の断面二次モーメントIは高さHの1次関数であるため、弱軸断面二次半径rが強軸の性能に比べ相対的に小さくなる。
これにより、上式(11)で求められる横座屈曲げモーメントMcrの理論値は、上式(10)で求められる強軸方向に曲げる際の降伏時の曲げモーメントMに比べて相対的に小さくなるため、圧延H形鋼は横座屈(荷重の作用方向に対して直行方向の座屈)が生じやすくなるという課題がある。
ここで、上記横座屈とは、圧延H形鋼のような開断面部材が曲げ負荷を受けた時、ねじれを伴って圧縮側のフランジ等が曲げ負荷の作用する面外にはらみ出して座屈する現象である。圧延H形鋼に横座屈による変形が生じると、断面の幅厚比を十分小さくしてもその領域で局部座屈を誘起しやすく、梁全体の曲げ抵抗モーメントが劣化する。
ここで、上記幅厚比とは、フランジの厚さ寸法tに対するフランジの片側幅寸法B/2の比(フランジ幅厚比)、及びウェブの厚さ寸法tに対するウェブの高さ寸法(H−2t)の比(ウェブ幅厚比)のことであり、この値が大きい程、幅に対して板厚が薄く局部座屈しやすい。
図2は、横軸に強軸の断面二次半径r、縦軸に弱軸の断面二次半径rをとり、前記非特許文献1〜6に記載されている各種の圧延H形鋼のうち、フランジの幅寸法B・圧延H形鋼の高さHの比(B/H)が0.77以下の全サイズをプロットしたグラフである(○印のプロット)。なお、×印は後述する本発明に係る圧延H形鋼をプロットしたものである。
この図2から、弱軸の断面二次半径rの性能範囲の最大値は、強軸の断面二次半径rの性能範囲の最大値の1/4倍程度と、強軸の断面二次半径rに比べ小さいことがわかる。また、無補剛の場合は、強軸の断面二次半径rの増加に伴い、弱軸の断面二次半径rがネックとなって横座屈で最大耐力が決まるため、該弱軸の断面二次半径rの性能範囲が大きくなければ、強軸性能を十分に発揮できない。
このような横座屈に対する耐力を向上させるには、横補剛を多数設けることが最も有効であるが、小梁及び横座屈補剛材の増加により鋼構造骨組全体重量が増加してしまう。そのため、横補剛を省略しながら横座屈を防ぐためには、弱軸まわりの断面性能を大きくすることが有効である。
しかしながら、前記特許文献1〜4に開示されているような圧延H形鋼は、該圧延H形鋼自体に横座屈を防ぐことを目的とした工夫は施されておらず、横座屈を防ぐ小梁及び横補剛部材を多く必要とするため、鋼構造骨組全体の重量が大きくなる上、コスト高となるという問題があった。
ところで、図3は、圧延H形鋼の高さ寸法Hを横軸、フランジの幅寸法Bを縦軸として、前記非特許文献1〜6に記載されている各種の圧延H形鋼の全サイズについて、フランジの幅寸法B・圧延H形鋼の高さHの比(B/H)が0.77以下の圧延H形鋼を○印で、後述する本発明に係る圧延H形鋼を×印でプロットして示したものである。
ここで、フランジの幅寸法B・圧延H形鋼の高さHの比(B/H)が0.77以下の範囲にある圧延H形鋼(圧延H形鋼におけるフランジの幅で、細幅系列または中幅系列の圧延H形鋼として日本国内で市販されているもの)は、主用途が梁に分類される。
一方、フランジの幅寸法B・圧延H形鋼の高さHの比(B/H)が0.77を超える範囲にある圧延H形鋼(圧延H形鋼におけるフランジの幅で、広幅系列の圧延H形鋼として市販されているもの)は、主用途が柱やブレースに分類できる(特許文献4参照)。
このとき、主用途が梁である、フランジの幅寸法B・圧延H形鋼の高さHの比(B/H)が0.77以下の範囲の圧延H形鋼に限定すれば、図3から、フランジの幅寸法Bは下式(14)の範囲にあることがわかる。
B≦0.15H+295(ただし、H≦1080の場合)、B≦457(ただし、H>1080の場合) ・・・(14)
フランジの幅寸法Bが上式(14)で表されているのは、次の理由による。
(a)弱軸の断面二次半径は、上式(12),(13)より、フランジの幅寸法Bを大きくすることで向上できること。
(b)強軸まわりの断面性能の対重量効率を向上させるには、フランジの幅寸法Bを大きくするよりも、圧延H形鋼の高さHを大きくすることの効果が大きいこと。
(c)圧延H形鋼の設計上の要求性能は、強軸まわりの断面性能で決まり、弱軸まわりの断面性能の不足は上式(11)より、小梁及び横座屈補剛材を多く配置して横補剛間隔lを短くし、Mcrを大きくする考え方が一般的であること。
前記(c)の理由から、圧延H形鋼は、横座屈を防ぐため、小梁及び横座屈補剛材による横補剛を多く用いるが、強軸まわりの断面性能の対重量効率を保ちながら弱軸まわりの断面二次半径が大きくできると、弱軸まわりの断面性能を向上させることができるため、これらの横補剛を省略あるいは減らすことができ、構造物全体のコスト低減に大きく寄与できる。さらに、構造物の軽量化による地震荷重の低減により、構造物の耐震性能の向上にも寄与することができる。
本発明は、強軸まわりの断面二次モーメントおよび断面係数の対重量効率を従来の圧延H形鋼と同等以上としながら、さらに横方向(ウェブの板面に対し垂直方向)の座屈(横座屈)が起きにくい圧延H形鋼を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究した結果、圧延H形鋼のフランジの幅寸法の上下限を規定することにより、強軸まわりの断面性能を確保しながら、かつ横方向(ウェブの板面に対し垂直方向)の座屈を防ぎ得ることを見出した。
また、ブラケットに接続される梁中央部として適用される圧延H形鋼は、例えば図4に示すように、全塑性曲げモーメントに達する梁端部に直接接合されるため、弱軸まわりの断面性能を高めることで梁端部が全塑性に達するまで横座屈を防ぐ効果を発揮する。なお、図4中、Mは梁端曲げモーメントのうち小さい方、Mは梁中央部の最大曲げモーメント、Mは梁端曲げモーメントの大きい方、Mは梁の全塑性曲げモーメントである。
さらに、前記梁中央部として適用される圧延H形鋼は、弾性設計範囲内で使用されることから、弾性限まで局部座屈しないための幅厚比制限までフランジを拡幅してもよく、これにより強軸まわりの性能を落とすことなく弱軸まわりの性能を高めることができる。
本発明の要旨とすることは以下の通りである。
(a) ウェブ及びフランジを有する圧延H形鋼であって、前記圧延H形鋼の鋼材の設計用降伏応力をF(N/mm)とし、その圧延H形鋼の高さ寸法をH(mm)とし、前記フランジの幅寸法をB(mm)とした場合に下式(1)を満たし、全断面積をAとした場合に前記フランジの幅寸法Bが下式(2)を満たし、前記フランジの厚さ寸法をtとし、前記ウェブの厚さ寸法をtとした場合に、それぞれ下式(3)、(4)を満たすことを特徴とする圧延H形鋼。
(B/H)≦0.77 ・・・(1)
min<B
≦(β×H+β√(H−(1+β×γ)×(H−γ×A)))/(1+β×γ) ・・・(2)
≧B/(2×β) ・・・(3)
≧(H−2×t)/γ ・・・(4)
ただし、Bminは下式(5)、βは下式(6)、γは下式(7)でそれぞれ定義する。
min=0.15H+295(ただし、H≦1080の場合)、Bmin=457(ただし、H>1080の場合)・・・(5)
β=215/√(F) ・・・(6)
γ=1100/√(F) ・・・(7)

(b) 梁として適用されることを特徴とする前記(a)に記載の圧延H形鋼。

(c) 両端側がブラケットを介して柱に接続される梁の中央部として適用されることを特徴とする前記(a)に記載の圧延H形鋼。
本発明の圧延H形鋼によれば、設計用降伏応力Fが変化する素材を用いても、強軸性能が高く且つ横座屈に強い圧延H形鋼の断面形状を容易に規定することができる。
即ち、この圧延H形鋼は、該圧延H形鋼の高さ寸法Hと断面積Aと、鋼材の設計用降伏応力Fと、フランジの幅寸法Bとの関係から、強軸性能が高く、また横座屈に強い圧延H形鋼の寸法を容易に設定することができる。
特に、本発明の圧延H形鋼は、米国、英国、欧州あるいは日本の主要国において規定されている従来の圧延H形鋼よりも、弱軸まわりの断面性能を大幅に向上させることができる。しかも、この圧延H形鋼の強軸まわりの断面性能の対重量効率は、前記主要国において対応する圧延H形鋼と同等以上とすることが可能である。
これにより、前記主要国を含む世界各国において、高性能の圧延H形鋼を容易に寸法設定して適用することができる。
また、本発明の圧延H形鋼は、横方向(ウェブの板面に対し垂直方向)の座屈を防ぐ効果があることから、単位重量は一定のまま、従来の圧延H形鋼より横座屈モーメントMcrを大幅に向上することができる。さらに、横座屈に対する強度が強くなったことにより、従来の圧延H形鋼より横座屈長さを長くでき、横補剛用の小梁及び横座屈補剛材を省略することができることから、大幅なコスト削減を実現できるという顕著な効果を奏する。これにより、建物の軽量化・省資源化・施工省力化を実現することができる。
本発明の圧延H形鋼を小梁として適用された状態を示す斜視図である。 本発明に係る圧延H形鋼と、ASTM、JIS、EN、BSの各規格に準ずる各種圧延H形鋼、およびハイパービームとにおける、強軸の断面二次半径rと弱軸の断面二次半径rとの関係を示すグラフである。 本発明に係る圧延H形鋼と、ASTM、JIS、EN、BSの各規格に準ずる各種圧延H形鋼、およびハイパービームとにおける、圧延H形鋼の高さ寸法Hとフランジの幅寸法Bと、本発明例におけるフランジの幅寸法Bの下限Bminとの関係を示すグラフである。 圧延H形鋼の両端にブラケットを取付けて、該圧延H形鋼を梁中央部として適用した場合における、ブラケットと梁中央部との曲げモーメント分布例を示す図である。 非特許文献7に定義される、横座屈に関する細長比λLTと横座屈モーメントの低減率χLTを、非特許文献7に定義されるImperfection Factor、αLTごとに示した曲線である。 圧延H形鋼の各部の代表寸法を示す図であって、その軸線方向と直交する部分で切断した断面図である。 本発明の圧延H形鋼を、両端側がブラケットを介して柱に接続される梁の中央部として適用された状態を示す斜視図である。
本発明の対象を圧延H形鋼としているのは、非特許文献7に示されるように、圧延H形鋼は溶接組立H形鋼より高い寸法精度を確保することがえきることから、高い耐座屈性能を有すると評価されているためである。表1には非特許文献7で定義されるImperfection Factor、αLTを圧延H形鋼と溶接組立H形鋼について比較して示した。また、図5は各αLTに対する横座屈曲げモーメントの低減率χLTを、横座屈に関する細長比λLTを横軸にとって示した。ここで、χLTは下式(15)で計算される。
χLT=1/(ΦLT+√(ΦLT −λLT ))・・・(15)
ただし、λLTは(16)式、ΦLTは(17)式で定義される。
λLT=√(W×f/Mcr)・・・(16)
ΦLT=0.5(1+αLT(λLT−0.2)+λLT )・・・(17)
ここでWは、非特許文献7において部材の幅厚比に応じて定められる弾性断面係数(Z)または塑性断面係数(Zpx)である。

表1、図5から同一の形状及び材質の場合、圧延H形鋼は溶接組立H形鋼よりχLTが大きく、より大きな耐座屈性能を持つ。本発明が解決しようとする課題は、強軸性能が高く且つ横座屈に強いH形鋼を提供することであるため、本発明では対象を溶接組立H形鋼より耐座屈性能の高い圧延H形鋼に限定した。
Figure 0006003591
[第1の実施形態]
図1は、本発明の圧延H形鋼の一実施の形態を示すもので、この実施の形態の圧延H形鋼は、鋼構造骨組の一部を形成する大梁2及び小梁3として適用されている場合を示している。
即ち、この鋼構造骨組は、複数の柱1と、これらの柱1間に架け渡された大梁2と、対向する一対の大梁2,2間に架け渡された該大梁2の横座屈に対して補剛する小梁3と、小梁3の中間部と大梁2との間に架け渡された該小梁3の横座屈に対して補剛する横座屈補剛材4とで構成されている。
また、図6は、この発明に係る圧延H形鋼の各部の代表寸法を示すものである。
図6中、符号Hは圧延H形鋼の高さ寸法(mm)を、符号Bは圧延H形鋼のフランジ6の幅寸法(mm)を、符号tはフランジ6の厚さ寸法(mm)を、符号tはウェブ7の厚さ寸法(mm)を、符号rはフランジ6とウェブ7との内隅部の曲率半径(mm)を、符号Xで示す一点鎖線は断面の強軸を、符号Yで示す一点鎖線は断面の弱軸をそれぞれ示している。
この実施の形態の圧延H形鋼においては、該圧延H形鋼の高さ寸法Hとフランジ6の幅寸法Bとの関係、および該フランジ6の幅寸法Bの範囲を定めている。
既に述べたように、本発明者らは、鋭意研究した結果、圧延H形鋼のフランジの幅寸法の上下限を規定することにより、強軸(X軸)まわりの断面性能を確保しながら、かつ横方向(ウェブの板面に対し垂直方向)の座屈を防ぎ得ることを見出した。
そのため、以下に述べるように、梁として適用することができる圧延H形鋼1の高さ寸法Hとフランジの幅寸法Bとの比(B/H)の範囲を規定すると共に、強軸(X軸)まわりの断面性能を確保しながら横座屈を防ぐことができるフランジの幅寸法Bの範囲を規定している。
まず、主用途を梁とするために、この実施の形態の圧延H形鋼は、該圧延H形鋼の高さ寸法Hとフランジ6の幅寸法Bとの関係が下記(1)式を満足する(特許文献4参照)。
(B/H)≦0.77 ・・・(1)
圧延H形鋼の高さ寸法Hおよびフランジ6の幅寸法Bの関係を前記(1)式のように規定した理由は、従来製品における理由と同様である。
すなわち、圧延H形鋼の高さ寸法Hおよびフランジ6の幅寸法Bの比である辺(フランジ6の幅寸法)・高さ比B/Hが、0.77以下であるかまたはそれを超えるかは、その用途による。つまり、この辺・高さ比B/Hが0.77を超える広幅の場合には主に柱用として使用され、辺・高さ比B/Hが0.77以下の中幅または小幅の場合には、主に梁用として使用されるので、このような実用上の指標をこの実施の形態でも採用している。
したがって、この実施の形態で対象としている圧延H形鋼は、辺・高さ比B/Hが0.77以下に属する、主として梁用の圧延H形鋼である。
また、下記(2)式ではフランジ6の幅寸法B(mm)の上下限を規定している。
min<B
≦(β×H+β√(H−(1+β×γ)×(H−γ×A)))/(1+β×γ) ・・・(2)
ただし、前記(2)式中のBmin(mm)は下式(5)で定義する。
min=0.15H+295(ただし、H≦1080の場合)、Bmin=457(ただし、H>1080の場合)・・・(5)
この(2)式におけるフランジ6の幅寸法Bの下限値(左辺)は、ASTM、JIS、EN、BSの各規格に準ずる各種圧延H形鋼、およびハイパービームとにおける、圧延H形鋼の高さ寸法Hに対するフランジの幅寸法Bの上限であり、図3中の実線で表される。
一方、前記式(2)式におけるフランジ6の幅寸法Bの上限値(右辺)は、高さ寸法H、断面積A、フランジ6の幅厚比β、ウェブ7の幅厚比γとして一義的に決まるフランジ6の幅寸法Bの寸法を導いたものである。
加えて、この実施形態の圧延H形鋼は、その弾性限まで局部座屈しない圧延H形鋼であり、梁部材の必要塑性変形能力は塑性率1.0以上である。これを実現するため、この実施形態における圧延H形鋼のフランジ6の幅寸法Bの上限値は、前記式(2)において、フランジ6の幅厚比B/(2×t)の上限値、およびウェブ7の幅厚比(H−2×t)/(t)の上限値により規定している。
さらに、下記(3)式、(4)式では、フランジ6の厚さ寸法t、およびウェブ7の厚さ寸法tの下限値を規定している。
≧B/(2×β) ・・・(3)
≧(Hー2×t)/γ ・・・(4)

この(3)式におけるフランジ6の厚さ寸法tの下限値(右辺)は、フランジ6の幅寸法B、フランジ6の幅厚比βとして一義的に決まるフランジ6の厚さ寸法tの寸法を導いたものである。
この(4)式におけるウェブ7の厚さ寸法tの下限値(右辺)は、高さ寸法H、ウェブ7の幅厚比γとして一義的に決まるフランジ6の厚さ寸法tの寸法を導いたものである。
この実施形態における圧延H形鋼のフランジ幅厚比β、ウェブ幅厚比γは、特許文献4と同様の方法で規定する。
まず、圧延H形鋼のフランジ幅厚比B/(2×t)については、表2に示すように、鋼材の設計用降伏応力Fが235(N/mm)である場合、上限値が、AISC設計基準では16.5と規定され、BS設計基準では16.2と規定される。また、欧州におけるEN設計基準では14.0と規定され、最も厳しい設計基準とされている。
このことから、この実施形態では、圧延H形鋼のフランジ幅厚比B/(2×t)の上限値として14.0を採用し、(B/2t)=X/√(F)の値が14.0となるように、前記Xの値を求め、
(B/2t)=215/√(F)=β ・・・(6)
として設計用降伏応力Fを用いて一般化している。
また、圧延H形鋼のウェブ幅厚比(H−2×t)/(t)については、鋼材の設計用降伏応力Fが(235N/mm)で、許容応力度設計する場合、表2に示すように、AISC設計基準とBS設計基準では規定されておらず、またEN設計基準では124.0と規定されている。また、AIJ設計基準ではウェブ幅厚比上限は71.0と規定され、最も厳しい設計基準とされている。
このことから、この実施形態では、AIJ設計基準に規定されているウェブ幅厚比(H−2×t)/(t)の71.0を上限値として採用し、
((H−2×t)/t)=Y/√(F)の値が71.0なるように、前記Yの値を求めて、
((H−2×t)/t)=1100/√(F)=γ ・・・(7)
と、設計用降伏応力F(N/mm)を用いて一般化している。
Figure 0006003591
ところで、圧延H形鋼を構成するフランジおよびウェブを板要素と考えて、その弾性局部座屈強度σcrと各国の規定値について検討すると、板の弾性局部座屈理論値は、次式(18)で求められる。
σcr=k×(π×E)/(12×(1−ν))×(t/b) ・・・(18)
ここで、kは座屈係数、E(205000N/mm)はヤング係数、ν(0.3)はポアソン比、tは板厚、bは板幅である。
圧延H形鋼では、そのフランジが3辺単純支持・1片自由の長方形板(座屈係数k=0.425)、ウェブが周辺単純支持の長方形板(座屈係数k=4.00)と理想化した場合、これら板要素が降伏応力に達するまで局部座屈を起こさないためには、弾性局部座屈強度σcr=Fとおいて、前記式(18)を下記のように単純化することができる。
3辺単純支持・1片自由の場合(フランジの場合)では、板厚t=t、板幅b=B/2であるから、(B/2t)=281/√(F)となり、これから、上記表2中に記載の18.3を理論値として得ることができる。
また、周辺単純支持の場合(ウェブの場合)では、板厚t=t、板幅b=H−2×tであるから、((H−2×t)/t)=861/√(F)となり、これから、上記表2中に記載の56.2を理論値として得ることができる。
ここで、圧延H形鋼は、横座屈・曲げねじり座屈が発生しやすい断面形状を有する。特に、フランジは、梁の耐力を確保するためにもっとも重要な部位である。
このことから、フランジ幅厚比は弾性局部座屈限界よりやや厳しく設定し、3辺単純支持・1片自由の場合(フランジの場合)は、許容応力度設計において14.0であることから、(B/2t)=X/√(F)の値が14.0となるように、前記Xの値を求め、
(B/2t)=215/√(F)=β ・・・(6)
として設計用降伏応力Fを用いて一般化している。
また、圧延H形鋼を用いた梁では、作用せん断力がウェブ7の全塑性せん断耐力を超えない限り、せん断力による全塑性モーメントの低下は無視できることが分かっている。そのため、ウェブ7については、弾性局部座屈よりもやや緩やかになるよう、下記のようにしている。
周辺単純支持の場合(ウェブの場合)では、許容応力度設計において71.0であることからして、((H−2×t)/t)=Y/√(F)の値が71.0なるように、前記Yの値を求めて、
((H−2×t)/t)=1100/√(F)=γ ・・・(7)
と、設計用降伏応力F(N/mm)を用いて一般化している。
したがって、前記のフランジ6の幅である辺の長さ寸法Bとフランジ厚tとの関係を、
B/(2×t)=215/√(F)=β・・・(6)
と規定することにより、フランジ幅厚比B/(2×t)を規定している諸国において、新たな断面形状の圧延H形鋼で、その強軸まわりの断面性能の対鋼重効率を保ちながら、弱軸まわりの性能を大きくできる圧延H形鋼で、寸法設定も容易な圧延H形鋼を提供することができる。
前記構成を有する圧延H形鋼は、設計用降伏応力Fが変化する素材を用いても、圧延H形鋼の高さ寸法Hとフランジの厚さ寸法tとウェブの厚さ寸法tと断面積Aと、鋼材の設計用降伏応力F(N/mm)と、フランジ6の幅寸法Bから、梁として適用することができ、且つ強軸性能が高く横座屈に強い圧延H形鋼の寸法をきわめて容易に設定することができる。
特に、本発明の圧延H形鋼は、米国、英国、欧州あるいは日本の主要国において規定されている従来の圧延H形鋼よりも、弱軸まわりの断面性能を大幅に向上させることができる。その上、この圧延H形鋼の強軸まわりの断面性能の対重量効率は、前記主要国において対応する圧延H形鋼と同等以上とすることが可能である。
これにより、前記主要国を含む世界各国において、高性能の圧延H形鋼を容易に寸法設定して適用することができる。
また、従来と同じ高さ寸法H、断面積Aであっても、フランジの幅寸法Bを本発明で規定する範囲内の寸法とすることで、弾性限まで局部座屈による耐力劣化を生じることなく、従来例と同等以上の強軸まわりの断面性能を保ちながら、弱軸まわりの断面性能を高め、横座屈長さlを長くすることができる。
[第2の実施形態]
前記実施の形態においては、本発明の圧延H形鋼が、大梁及び小梁全長に適用されている場合について述べているが、本発明の圧延H形鋼は、図7に示すような、両端側がブラケット7,7を介して柱1に接続される梁の中央部8として適用することができる。
この場合においても、圧延H形鋼の高さ寸法Hとフランジの厚さ寸法tとウェブの厚さ寸法tと断面積Aと、鋼材の設計用降伏応力Fと、フランジの幅寸法Bから、強軸性能が高く、また横座屈に強い圧延H形鋼の寸法をきわめて容易に設定することができる。
本発明の圧延H形鋼がこのように梁中央部として適用される場合、全塑性曲げモーメントに達する梁端部(ブラケット)に直接接合される(図4参照)ため、弱軸まわりの断面性能を高めることで梁端部が全塑性に達するまで横座屈を防ぐ効果を発揮することができる。
また、前記梁中央部として適用される場合は、弾性設計範囲内で使用されることから、弾性限まで局部座屈しないための幅厚比制限までフランジを拡幅してもよく、これにより強軸まわりの性能を落とすことなく弱軸まわりの性能を高めることが可能となる。
さらに、本発明によれば、図2に示す通り、従来例のB/H≦0.77の全ての圧延H形鋼断面に対し、強軸性能は同等でありながら、弱軸の性能を従来例より向上させることができる。これにより、小梁3及び横座屈補剛材4を減らすことができる。例えば図1の小梁3の部材長を12(m)、F=325(MPa)、AIJの設計で均等補剛とした場合、小梁3の断面寸法を表3中の従来例A3とすると、横座屈補剛材が1箇所の場合の横座屈長さは必要最小横補剛間隔の5.43(m)以上とする必要があり、部材長さ12(m)に横座屈補剛材を1箇所設けた場合の横補剛間隔6mを超えるため横座屈補剛材4が2箇所以上必要となる。ところが本発明例B3とすると、最小横補剛間隔は8.30(m)となり、横座屈補剛材4の設置は1箇所でよく、鋼材量を減らすことができる。
本発明の効果を確認するため、本発明に係る圧延H形鋼(以下「本発明例」という。)と、本発明に依らない圧延H形鋼(以下「比較例」という。)について、強軸性能、弱軸性能、最大横補剛間隔(横補剛材無しで渡せる最大長さ)を比較する実験を行った。
この比較実験では、各種寸法に設定された比較例A1〜A7と、これらの各比較例A1〜A7と対応する寸法に設定された本発明例B1〜B7とを用い、AISCでは設計用降伏応力F=344.75(MPa)、AIJではF=325(MPa)の場合について、各種性能を測定した。そして、測定した各値について、B1/A1、B2/A2、B3/A3、B4/A4、B5/A5、B6/A6、B7/A7のそれぞれの比として、同寸法における性能を比較した。
結果を表3−1及び表3−2に示す。また、表3−1及び表3−2中の本発明例B1〜B7は、図2中に示す本発明例B1〜B7の各プロット点とそれぞれ対応している。
Figure 0006003591
Figure 0006003591
なお、表3−1中の※1、表3−2中の※2,※3についての説明は以下の通りである。
※1 AISCではF=6.895(ksi)=344.75(MPa)、AIJではF=325(MPa)としている。
※2 AISC Unbraced Length:非特許文献8におけるModerately Ductile Membersの最大横補剛間隔L
※3 AIJ Unbraced Length:非特許文献9において、梁の横補剛による変形性能確保(保有耐力横補剛)に記載のii)横補剛間隔の設定方法、はり全長にわたって均等間隔で横補剛を設ける方法に従い、n=1として最大横補剛間隔を計算。
また、前記最大横補剛間隔については、非特許文献8及び非特許文献9に基づいて規定している。
表3−1及び表3−2に示すように、本発明例の場合は、どの寸法においても、従来例に比べて単位鋼重を同等以下、強軸断面性能I、Z、rを同等以上に保ちながら、弱軸断面性能I、Z、rを20〜150%向上している。これにより、強軸の耐力や剛性を保ちながら横座屈に強い断面形状となり、表3に示すように最小横補剛間隔を30〜60%長くできる。
本発明によれば、米国、英国、あるいは欧州並びに日本を含む主要先進諸国において規格されている圧延H形鋼と、強軸まわりの断面二次モーメントおよび断面係数の対重量効率を従来の圧延H形鋼と同等以上としながら、さらに従来の圧延H形鋼よりも、横方向(ウェブの板面に対し垂直方向)の座屈が起きにくい圧延H形鋼を提供することができる。
1 柱
2 大梁
3 小梁(圧延H形鋼)
4 横座屈補剛材
5 フランジ
6 ウェブ
7 ブラケット
8 梁中央部(圧延H形鋼)

Claims (3)

  1. ウェブ及びフランジを有する圧延H形鋼であって、
    前記圧延H形鋼の鋼材の設計用降伏応力をF(N/mm)とし、その圧延H形鋼の高さ寸法をH(mm)とし、前記フランジの幅寸法をB(mm)とした場合に下式(1)を満たし、
    全断面積をA(mm)とした場合に前記フランジの幅寸法Bが下式(2)を満たし、前記フランジの厚さ寸法をt(mm)とし、前記ウェブの厚さ寸法をt(mm)とした場合に、それぞれ下式(3)、(4)を満たすことを特徴とする圧延H形鋼。
    (B/H)≦0.77 ・・・(1)
    min<B
    ≦(β×H+β√(H−(1+β×γ)×(H−γ×A)))/(1+β×γ) ・・・(2)
    ≧B/(2×β) ・・・(3)
    ≧(H−2×t)/γ ・・・(4)

    ただし、Bmin(mm)は下式(5)、βは下式(6)、γは下式(7)でそれぞれ定義する。
    min=0.15H+295(ただし、H≦1080の場合)、Bmin=457(ただし、H>1080の場合)・・・(5)
    β=215/√(F) ・・・(6)
    γ=1100/√(F) ・・・(7)
  2. 梁として適用されることを特徴とする請求項1に記載の圧延H形鋼。
  3. 両端側がブラケットを介して柱に接続される梁の中央部として適用されることを特徴とする請求項1に記載の圧延H形鋼。
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