JP6003317B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置および撮像方法に関する。
従来から、写真撮影において、ユーザの表現意図等により近い写真表現を得ることを目的として、レンズ前面などに様々な光学フィルタを装着して撮影する場合がある。また、これらの光学フィルタを内蔵し、状況に応じて内部で光学フィルタの効果の有無を切り替えられるカメラ(撮像装置)も存在する。このような光学フィルタの代表例として、偏光(PL:Polarized Light)フィルタが挙げられる。偏光フィルタは、特定の振動方向を持った光のみを透過させる性質を持つものであり、ガラス窓や水面の反射を抑える、青空をより青く撮影する、等の目的で用いられるものである。偏光フィルタを用いて撮影を行う場合、ユーザは、カメラに搭載されている光学ファインダや液晶モニタのライブビュー表示を確認しながら、偏光フィルタを回転させる。そして、ユーザの表現意図等に最も合致する画像が得られるような偏光効果となる回転角度に、偏光フィルタを配置する。このように偏光効果を調整した上で撮影するのが一般的である。
しかし、偏光フィルタを装着した状態でユーザがカメラの姿勢(構図)を変化させた場合には、カメラと一緒に偏光フィルタまで回転する。例えば、当初は偏光フィルタを装着した状態でカメラを水平(横位置)に構えて撮影しており、次に同じ被写体を、カメラを垂直(縦位置)に構え直して撮影する場合には、カメラと一緒に偏光フィルタまでが90度回転することとなる。この結果、被写体に対する偏光フィルタの偏光効果が変わるため、ユーザの意図するものとは異なる画像が得られる場合がある。
したがって、被写体の撮影状況やユーザの作画意図等に合致した画像を取得するためには、カメラの姿勢を変えるたびに偏光フィルタの偏光効果を調整する必要がある。もしくは、偏光フィルタだけを片手で固定した上でカメラの姿勢を変える等の工夫が必要である。この操作は、カメラの構図を何度も変えて撮影するユーザにとっては煩わしく、構図の決定のみに集中できなくなり、効率的な撮像が行えないという問題があった。
なお、構図を固定した状態で変更フィルタの角度調整を行い、所望の光量で合焦させる従来技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の従来技術では、カメラが起動されて画像表示部にスルー画像を表示する際などのタイミングで、カメラの構図を固定した状態で偏光フィルタを回転させる。この回転に伴って変化する光量を、合焦の際の評価値に対応づけている(以下、この評価値を「PL評価値」と呼ぶ)。このPL評価値と偏光フィルタの回転角との対応グラフが、スルー画像とともに画像表示部に表示される。ユーザは、このスルー画像と対応グラフとに基づいて、被写体の撮影状況や作画意図に応じた適宜のPL評価値を選択する。この選択されたPL評価値に基づいて、対応グラフから回転角が決定され、偏光フィルタが回転駆動される。
しかしながら、特許文献1の従来技術は、カメラの構図を固定した状態で偏光フィルタを自動回転させ、光量を調整するものであって、構図の変化に対応させた偏光フィルタの回転を制御するものについては開示していない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、被写体の撮影状況や作画意図などの撮影目的に応じて、光学フィルタによって撮像素子に到達する被写体光が変更された場合、その後にカメラ本体の姿勢等が変化しても、光学フィルタの効果を一定に維持することが可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、上述した目的を達成するため、撮像装置本体と、光学系を介して入射する被写体光を受光して電気信号に変換することにより撮像信号として出力する撮像素子と、光学系に設けられ、該光学系の光軸を中心軸として回転することにより、通過する被写体光を変化させる光学フィルタと、光学フィルタを光学系の光軸を中心軸として回転駆動させる光学フィルタ回転駆動部と、撮像装置本体の姿勢情報を検出する姿勢検出部と、光軸に対して直交して延びる軸であって、撮像装置本体の姿勢変更および光学フィルタの回転に伴って変化することのない固定軸を基準軸lとし、光軸に対して直交して延びる軸であって、撮像装置本体の姿勢変更に伴って光軸を中心軸として回転する軸を当該撮像装置本体の基準軸mとし、光軸に対して直交して延びる軸であって、光学フィルタの回転に伴って、光軸を中心軸として回転する軸を当該光学フィルタの基準軸nと定義し、姿勢検出部が、撮像装置本体の姿勢の変更を検出したとき、姿勢変更後の姿勢情報に基づいて取得される基準軸lと撮像装置本体の基準軸mとがなす角度、および、姿勢変更前の姿勢情報に基づいて取得される基準軸lと撮像装置本体の基準軸mとがなす角度の差を算出し、差に基づいて、光学フィルタ回転駆動部により光学フィルタを回転させ、基準軸lと光学フィルタの基準軸nとがなす角度を一定に維持する光学フィルタ角度調整部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、被写体の撮影状況やユーザの作画意図等の撮影目的に応じて、偏光フィルタ等の光学フィルタを回転させ、該光学フィルタを通過する被写体光を変化させたときに、その後にカメラ等の撮像装置の姿勢が変化した場合であっても、光学フィルタによる被写体光の変化状態を維持することが可能な撮像装置および撮像方法が得られるという効果を奏する。その結果、構図の変更など撮像装置の姿勢変化に影響されることなく、被写体の撮影状況やユーザの作画意図に合致した被写体像が得られ、より効率的で良好な撮影が可能となる。
第1実施例に係る撮像装置としてのデジタルスチルカメラの構成を示す模式図であり、(a)は正面図を、(b)は上面図を、(c)は背面図を表わす。 図1に示すデジタルカメラによって実行される機能を示すブロック説明図である。 第1実施例に係るデジタルカメラに搭載された、光学フィルタ回転駆動部と光学フィルタ回転角検出部とを示す模式図である。 偏光フィルタの回転角度によって、撮影される画像が変化する様子を説明するための説明図であり、(a)は、偏光フィルタを所定角度で回転させたときの画像を示し、(b)は、(a)とは異なる角度で偏光フィルタを回転させたときの画像を示す。 第1実施例のデジタルカメラにおける光学フィルタの回転角度の調整手順を説明するための説明図であり、(a)は、デジタルカメラの正姿勢(基本姿勢)を示し、(b)は、デジタルカメラの姿勢を正姿勢から変更し、かつ、光学フィルタの回転角度を手動操作により設定した状態を示し、(c)は、デジタルカメラの姿勢をさらに変更した場合を示し、(d)は、光学フィルタの回転角度が自動調整された状態を示す。 図1に示すデジタルカメラで実施される撮像方法のライブビュー処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施例に係るデジタルカメラに搭載された、光学フィルタ回転駆動部と光学フィルタ回転角検出部とを示す模式図である。
<第1実施例>
以下に、本願の第1実施例に係る撮像装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例に係る撮像装置の一例としてのデジタルスチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」と呼ぶ)1のハードウェアの構成を示すブロック図である。図2は図1に示すデジタルカメラ1によって実行される機能のブロック説明図である。図3は、第1実施例に係るデジタルカメラ1に搭載された、光学フィルタ回転駆動部31と光学フィルタ回転角検出部32との構成を示す模式図である。
(デジタルカメラの外観構成)
図1を用いて、デジタルカメラ1の外観構成を説明する。この図1に示すように、水平方向をx軸と、鉛直方向をy軸と、光学系の光軸方向をz軸と定義する。図1(b)に示すように、本実施例のデジタルカメラ1の上面側には、シャッタレリーズボタン2、電源ボタン3、および、撮影・再生切替えダイアル4が設けられている。図1(a)に示すように、デジタルカメラ1の正面(前面)側には、複数のレンズ群や絞り等からなる撮影レンズ系5を有する鏡胴ユニット6(主要撮像光学系)、ストロボ発光部(フラッシュ)7、および、光学ファインダ8等が設けられている。また、図1(c)に示すように、デジタルカメラ1の背面側には、液晶モニタ(LCD)9、光学ファインダ8の接眼レンズ部8a、広角側ズーム(W)スイッチ10、望遠側ズーム(T)スイッチ11、メニュー(MENU)ボタン12、確定ボタン(OKボタン)13、および、各種操作ボタン(フラッシュ、機能ボタン等)16等が設けられている。また、デジタルカメラ1の側面内部には、撮影した画像データを保存するためのメモリカード14(図2参照)を収納するメモリカード収納部15が設けられている。
(デジタルカメラ1の機能ブロック)
図2に、本実施例で用いられるデジタルカメラ1の機能ブロック(システム構成)の一例を示す。本実施例のデジタルカメラ1は、主制御部20、光学系21、光学系駆動部22、撮像素子23、A/D変換部24、液晶表示部25、外部I/F26、記憶部27、加速度センサ(姿勢検出部)28、光学フィルタ30、光学フィルタ回転駆動部31、および、光学フィルタ回転角検出部32等を有して構成されている。また、本実施例では、主制御部20、光学フィルタ回転角検出部32等が、光学フィルタ30の回転角度を調整するための光学フィルタ角度調整部としての機能も果たしている。
ここで、主制御部20は、CPUとその周辺回路を有して構成され、本実施例のデジタルカメラ1における各種動作に係る機械的駆動制御、電気的駆動制御、および、各種画像処理、液晶表示コントロール、メモリコントール、並びに、外部との通信などの各種制御を行っている。光学系21は、複数のレンズ群や絞り等からなる撮影レンズ系5(図1参照)を有して構成され、被写体(被写界)画像を撮像素子23上に結像させる。撮像素子23は、光学系21により結像された画像データをアナログ電気信号に変換する処理を行う。A/D変換部24は、撮像素子23から出力されるアナログ電気信号からなる画像信号を、デジタル電気信号からなる画像信号に変換する処理を行う。また、主制御部20の制御により、A/D変換部24から入力されてきたデジタル信号からなる画像信号に対して、液晶表示部25にて所定の画像処理を施して画像データに変換し、必要に応じて液晶モニタ(LCD)9に表示させる。
光学系駆動部22は主制御部20により制御され、光学系21を、該光学系21の光軸方向に沿って移動させることで、合焦調整、すなわちフォーカス調整を行う。また、撮像素子23で取得した画像データに基づき、主制御部20においてコントラスト解析等を行うことにより、合焦状態を検出する機能等を有していてもよい。
記憶部27は、RAMやROM等から構成される。記憶部27には、撮像素子23で撮像された、主制御部20の制御により、所定の画像処理が施された画像データが格納される。また、記憶部27には、主制御部20の動作に係る制御プログラムデータ、各種制御処理に係る中間データを含む一時的な記憶データ等も格納される。
主制御部20には、メモリカード14等の外部記憶装置(外部メモリ)に対するメモリコントローラ機能も含まれている。そのため、主制御部20は、外部I/F26を介して外部メモリに対しても画像データ等の書込み、および、読み出しを行うことが可能である。また、主制御部20は、被写体の撮影に際して、光学系21、撮像素子23、A/D変換部24を介して与えられる画像信号を、液晶表示部25によって所定の画像処理を施して画像データに変換した後、液晶モニタ9に表示させる。なお、図2に示される撮像素子23、A/D変換部24、液晶表示部25等も、その動作は主制御部20によって制御される。また、主制御部20は、上述のように、光学系21から入力される画像情報を用いて、コントラスト解析等によるコントラストAF方式によるオートフォーカス機能を実現し、光学系駆動部22を随時制御することでフォーカシングを行う。
主制御部20は、シャッタレリーズボタン2が押下されると、記憶部27へ画像データの格納を行う。また、主制御部20は、液晶表示部25によって変換処理が行われた画像データを、画像確認用に液晶モニタ9に表示する、外部I/F26を介してメモリカード14等の外部メモリに対して書き込んで画像データの転送を行う、などの処理を行う。
加速度センサ28は、デジタルカメラ1の姿勢検出部として使用され、デジタルカメラ1の傾きや動き、振動や衝撃等を感知し、主制御部20にこれらの感知データを逐次出力する。主制御部20は、加速度センサ28から逐次送信される感知データに基づいて、デジタルカメラ1の姿勢情報を取得する。なお、姿勢検出部は、加速度センサ28に限定されることはなく、いずれのものを用いてもよい。しかしながら、加速度センサ28は、電子水準器などの用途で、デジタルカメラに標準に搭載されることが多いため、第1実施例では、この標準搭載された加速度センサ28を姿勢検出部として兼用している。このように既存の機器を兼用することにより、姿勢検出部として新たなセンサ等を設ける必要がなく、コストの削減やデジタルカメラ1のコンパクト化が可能となる。
光学フィルタ30として、第1実施例では、光学系21の光軸を中心軸として回転調節によって、被写体光の特定の偏光成分だけを透過させる偏光フィルタを使用している。光学フィルタ30は、光学フィルタ回転駆動部31により自動で、または、ユーザによる手動操作で、光学系21の光軸を中心軸として周回方向に回転駆動される。光学フィルタ回転駆動部31の動作は、主制御部20によって制御されている。また、光学フィルタ30が回転したときのデジタルカメラ1に対する光学フィルタ30の回転角は、光学フィルタ回転角検出部32によって検出される。光学フィルタ回転角検出部32は、検出した回転角データを、主制御部20に送信する。また、光学フィルタ30の外周には、光学フィルタ30を回転操作する際の手がかりとするためのツマミ部303が設けられている。
図5(a)は、デジタルカメラ1を水平に構えた状態である正姿勢を示し、この正姿勢をデジタルカメラ1の基本姿勢とする。図5(b)は、ユーザが所望の姿勢でデジタルカメラ1を構え、光学フィルタ30を好みの偏光効果が得られるよう光学フィルタ30を光学系21の光軸を中心軸として回転させた状態を示す。図5(c)は、ユーザがデジタルカメラ1の姿勢をさらに変えた状態を示す。光学系21の光軸と直交する平面内であって光学系21の光軸を通り鉛直方向に延びる絶対基準軸(後述する絶対基準軸l)を基準とし、この絶対基準軸に対する光学フィルタ30の回転角度は、図5(b)でユーザが設定した回転角度から変化している。図5(d)は、図5(c)で示したデジタルカメラ1の姿勢が図5(b)で示した姿勢から変化した状態において、図5(b)でユーザが設定した絶対基準軸を基準とした光学フィルタ30の回転角度が維持されるように、光学フィルタ30を回転させた状態を示す。光学フィルタ30の回転角度調整の各処理を説明するにあたり、以下のように、絶対基準軸、基準軸、および角度を定義する。
[基準軸の定義]
デジタルカメラ1の正姿勢(基本姿勢)において、レンズ中心から真上方向(鉛直方向)、すなわち、光学系21の光軸に対して直交する平面内であって12時の方向へ延びる軸を絶対基準軸lとする。この絶対基準軸lは、デジタルカメラ1や光学フィルタ30の回転に影響されず、傾くことはない。
絶対基準軸lと同一平面内であって、光学フィルタ30中心と、光学フィルタ30のツマミ部303とを結んだ線を、光学フィルタ30の回転角度を検出するための光学フィルタ30の基準軸nとする。この光学フィルタ30の基準軸nは、光学系21の光軸を中心軸とした回転に伴って回転する。
正姿勢におけるレンズ中心から12時の方向を、デジタルカメラ1の基準軸mとする。このデジタルカメラ1の基準軸mも、デジタルカメラ1の姿勢の変化に伴って、光学系21の光軸を中心軸として回転する。
なお、ここでは、光学フィルタ30の基準軸nを、ツマミ部303を基準に定めているが、ツマミ部303が設けられていない場合や、設計意図や操作性等を考慮して、ツマミ部303が中心軸mに対して45°や90°等の位置に設けられている場合もある。そのため、必ずしもツマミ部303を基準に光学フィルタ30の基準軸nを定める必要はなく、デジタルカメラ1に光学フィルタ30をセットして、回転操作を行っていない状態において、光学フィルタの円周上の1点と光学フィルタの中心とを結ぶ線を光学フィルタ30の基準軸nと定めればよい。すなわち、絶対基準軸lやデジタルカメラ1の基準軸mに対する光学フィルタ30の回転角度が把握できればよい。
[角度θ1の定義]
図5(a)に示すように、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとが一致する位置に光学フィルタ30のツマミ部303を配置した状態を、デジタルカメラ1に対する光学フィルタ30の初期位置とし、このときの基準軸nの初期位置をn0とする。また、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度がθ1である。図5(a)に示す光学フィルタ30の初期位置に位置する状態では、絶対基準軸lと基準軸n0とがなす角度θ1は0度となる。
[角度θ2の定義]
絶対基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度が角度θ2である。図5(a)に示すデジタルカメラ1が正姿勢(基本姿勢)となっている状態の基準軸をm0とし、この正姿勢では、絶対基準軸lと基準軸m0とがなす角度θ2は0度となる。
[角度θ3の定義]
デジタルカメラ1の基準軸mと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度が角度θ3(相対角度)である。図5(a)に示すように、デジタルカメラ1が正姿勢(基本姿勢)であり、光学フィルタ30が初期位置に位置する状態では、基準軸m0と基準軸n0とがなす角度θ3は0度となる。
(光学フィルタ等の構成、動作)
図3に記載された模式図を用いて、光学フィルタ30、光学フィルタ回転駆動部31、および、光学フィルタ回転角検出部32の構成、動作等の概略を説明する。まず、被写体光は光学系21のレンズと光学フィルタ30とを通過して撮像素子23に投影される必要があるため、これらは光学系21の光軸上に一直線に並んでいる。第1実施例では、光学フィルタ30は、光学系21が収納された鏡胴ユニット6に、着脱可能に装着するよう構成されている。この構成により、光学フィルタ30は、光学系21と撮像素子23との間に配置され、光学フィルタ30と撮像素子23とが近接して位置している。また、光学フィルタ30は、光学系21とは独立して、光学系21の光軸を中心軸として回転可能に構成されている。
このように第1実施例では、図3に示すごとく、光学フィルタ30は光学系21と撮像素子23との間に配置されているが、光学フィルタ30と光学系21とは、必ずしもこのような位置関係に限定されるものではない。例えば、他の異なる実施例として、光学フィルタ30と光学系21とを入れ替え、光学フィルタ30と撮像素子23との間に光学系21を配置することで、光学フィルタ30と撮像素子23とを離間して配置してもよい。
光学フィルタ30は、図3に示すように、偏光フィルタからなるフィルタ本体301を有している。光学フィルタ30は、さらに、フィルタ本体301の外周に形成された複数の歯302aを有したギア部(歯車)302を備えている。また、このギア部302には、該ギア部302よりも小径で、複数の歯311aを有するピニオンギア311が係合している。このピニオンギア311は、モータなどの駆動部(図示せず)によって回転可能となっている。第1実施例では、光学フィルタ回転駆動部31を、光学フィルタ30のギア部302、ピニオンギア311、および、ピニオンギア311の駆動部(図示せず)等で構成している。
また、光学フィルタ回転角検出部32は、ロータリーエンコーダなどの回転角センサを有している。光学フィルタ回転角検出部32は、回転センサによりピニオンギア311の回転方向や回転角を検知し、この検知データを主制御部20に送信する。
上述のように構成された光学フィルタ30、光学フィルタ回転駆動部31、および、光学フィルタ回転角検出部32において、撮影目的に応じて光学フィルタ30の中心を回転軸として所望の角度に回転させると、光学フィルタ30のギア部302に係合したピニオンギア311が回転する。このピニオンギア311の初期位置に対する回転角を、光学フィルタ回転角検出部32が検知し、検知データを主制御部20に送信する。主制御部20は、この検知データに基づいて、ユーザにより設定された、光学フィルタ30の回転角度(絶対基準軸lと基準軸nとがなす角度θ1)を取得することができる。そのため、光学フィルタ30のギア部302は、ユーザが入力した所望する光学フィルタ30の回転角度を取得するための角度設定部としての機能をも有する。また、このときのデジタルカメラ1の基準軸mと光学フィルタの基準軸nとがなす角度θ3が、ギア部302に係合したピニオンギア311に機械的に記憶される。
なお、第1実施例では、光学フィルタ回転駆動部31として、ギア部302、ピニオンギア311、モータ等からなる簡易的なものを使用している。しかし、本願がこれに限定されるものではなく、光学フィルタ30を回転させることができる機構であれば、光学フィルタ回転駆動部31として、他のいずれの機構を使用してもよい。また、光学フィルタ回転角検出部32についても、ロータリーエンコーダなどの回転角センサを使用しているが、本願がこれに限定されるものではなく、他のいずれの手段を用いてもよい。
(偏光フィルタの偏光効果)
次に、偏光フィルタによる偏光効果(被写体光の変化)について、図4を用いて説明する。図4は、偏光フィルタを回転することで、偏光フィルタを通過する被写体光が変化し、撮影画像に与える効果の例を簡易的に表したものである。同一の構図で同一の被写体を撮影しようとした場合でも、偏光フィルタをある回転角度に設定した場合では、図4(a)に示すように、池の後ろ側の風景(山や雲)が池の表面に反射した画像が得られる。これに対して、偏光フィルタを図4(a)とは異なる回転角度に設定した場合では、図4(b)に示すように、光学系21に入射した被写体光のうち、水面で反射された偏光が偏光フィルタによって遮断されるため、撮像素子23に入射する反射光が抑えられ、池の透明度を強調した画像(魚が映し出された画像)が得られる。
上述のように、光学フィルタ30を、光学系21の光軸を中心軸として回転することによって、撮影状況や作画意図等の撮影目的に応じた偏光効果を得ることができる。そして、デジタルカメラ1の姿勢の変更に影響されることなく、この偏光効果を一定に維持し、効率的で良好な撮像を行うため、本実施例では、以下のような光学フィルタ30の回転角度の調整処理を行っている。
(光学フィルタの回転角度調整処理)
第1実施例のデジタルカメラ1での被写体の撮影における、光学フィルタ30の角度調整処理について、前述した図5、および、図6を用いて説明する。図6は、撮像素子23で取得した画像を液晶表示部25にて画像データに変換した後、液晶モニタ9にリアルタイムに表示する動作(ライブビュー)の、主制御部20における処理の流れを示すフローチャートである。
[ライブビュー処理の説明]
以下、図6のフローチャートにしたがって、図1〜図3に示す第1実施例のデジタルカメラ1を用いたライブビュー処理の動作を説明する。
<角度θ3の初期値の取得処理>
デジタルカメラ1の起動によりライブビューが開始されると、主制御部20では、まず、デジタルカメラ1の基準軸mと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度θ3を取得する(ステップS1)。この角度θ3は、光学フィルタ回転角検出部32から送信されるピニオンギア311の回転角に基づいて、主制御部20により算出される。なお、図5(b)に示す例では、デジタルカメラ1の姿勢を正姿勢から変更し、かつ、光学フィルタ30も回転させている。そのため、この処理では、デジタルカメラ1の基準軸m1と光学フィルタ30の基準軸n1とがなす角度θ3が取得される。この角度θ3は、ピニオンギア311に機械的に記憶されているが、記憶部27や外部メモリ等にデータとして記憶してもよい。記憶部27等にデータで記憶することで、ピニオンギア311の回転角が何れであっても、記憶部27等のθ3を用いて、θ1を確実に一定に維持することが可能となる。
<角度θ2の取得処理>
次に、主制御部20は、絶対基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度θ2を取得し、記憶部27等に保存する(ステップS2)。この角度θ2は、加速度センサ28から送信されるデジタルカメラ1の姿勢情報に基づいて主制御部20により算出される。このステップS2は、デジタルカメラ1の姿勢が変更されたか否かにかかわらず行われ、現時点でのデジタルカメラ1の姿勢情報が取得される。また、ステップS2以降の処理は、デジタルカメラ1を起動したときだけでなく、ライブビューが実行されている間は所定間隔で繰り返し実行される。
<光学フィルタの手動操作の有無判定処理>
次に、主制御部20は、光学フィルタ回転角検出部32を用いて、光学フィルタ30がユーザによる回転操作中であるか否かを判定する(ステップS3)。回転操作中であると判定された場合は、ステップS4に進み、回転操作中でないと判定された場合には、ステップS6に進む。
この回転操作中であるか否かの判定手順を、図5(b)および図3を用いて説明する。所望の偏光効果を得るため、図5(b)に示すように、ユーザが手動操作によって光学フィルタ30を、光学系21の光軸を中心軸として回転させる。このユーザの手動操作により、光学フィルタ30のギア部302が回転するとともに、基準軸nはn0からn1に移動する。すなわち、前述のように、このギア部302は、ユーザが光学フィルタ30の回転角度を所望に入力(設定)するための角度設定部としての機能も有している。このギア部302の回転に伴って、ギア部302に係合した光学フィルタ回転駆動部31のピニオンギア311が回転する。このピニオンギア311の回転角を光学フィルタ回転角検出部32が検出し、主制御部20に送信する。主制御部20では、ピニオンギア311が回転したことで、デジタルカメラ1の基準軸mと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度が変化したことを認識でき、この場合は回転操作中であると判定する。または、記憶部27を参照して、記憶された角度θ3(初期位置では0度)と今回取得した角度とを比較し、変化があったときに光学フィルタ30の回転操作中であると判定してもよい。一方、いずれの判断手法においても、角度θ3が変化していない場合は、回転操作中でないと判定する。
<回転操作中の角度θ3の取得処理>
上記ステップS3で、回転操作中であると判定された場合は、次に、ステップS4、S5の処理を行う。回転操作中であるとは、図5(b)に示すように、所望の偏光効果が得られるよう、ユーザが手動操作により光学フィルタ30を所望の角度に設定していることを意味する。ステップS4では、主制御部20は、光学フィルタ回転角検出部32からの検知データに基づいて、デジタルカメラ1の基準軸m(m1)と手動操作後の光学フィルタ30の基準軸n(n1)とがなす角度θ3が取得される。この取得された角度は、回転操作が行われた時点でのθ3として、ピニオンギア311に機械的に記憶される。または、θ3を記憶部27等に保存(更新)してもよい。なお、ステップS4で角度θ3を取得するにあたり、上記ステップS3で、光学フィルタ30の回転操作を判断するときに取得した角度θ3を援用してもよい。
<角度θ1の取得処理>
光学フィルタ30の基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸nとがなす角度θ3を取得したら、次に、ステップS5に進み、下記式(1)を用いて、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸n(n1)とがなす角度θ1を算出し、記憶部27等に保存する。なお、角度θ1は、θ2とθ3とが分かれば下記式(1)で算出できるため、一時メモリで保持するだけでもよいし、保存しなくてもよい。この絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸n(n1)とがなす角度θ1が、被写体に対する光学フィルタ30の回転角度である(後述のステップS6〜S8の処理で使用される)。下記式(1)中、θ2は、ステップS2で取得された、絶対基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸m(m1)とがなす角度を、θ3は、ステップS3で取得された、デジタルカメラ1の基準軸m(m1)と光学フィルタ30の基準軸n(n1)とがなす角度を示す。
θ1 = θ2+θ3 (1)
以上のような角度θ2で、姿勢(構図)が決定されたデジタルカメラ1であって、ユーザにより絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度がθ1に設定された光学フィルタ30を介して、被写体の画像が撮像素子23で取得される。撮像素子23で取得された画像に対して、液晶表示部25により所定の画像処理が施された後、液晶モニタ9に表示される(ライブビュー)。次に、ステップS9の処理に進んでライブビューを継続するか否かの判定処理を行う。
<角度θ3の調整処理>
上記ステップS3で、回転操作中でないと判定された場合は、以下のステップS6〜S8の処理を行う。光学フィルタ30が回転操作中でないとは、絶対基準軸lからの光学フィルタ30の回転角度が決まっており、デジタルカメラ1の姿勢の変更にかかわらず、この回転角度を一定に維持する必要があることを意味する。図5(c)に示すように、デジタルカメラ1の姿勢の変更に伴って、光学フィルタ30の基準軸nはデジタルカメラ1の基準軸mとなす角度を保持した状態で、n1からn2の位置に移動する。そのため、光学フィルタ30の回転角度、すなわち、絶対基準軸と基準軸n(n2)とがなす角度も、θ1からθ1’に変化するため、このままでは光学フィルタ30による偏光効果も変わってしまう。そこで、この基準軸n2を、n1の位置に復帰させて、θ1’をθ1に戻すような自動調整を行うことで、偏光効果を一定に維持して優れた光学特性を得ることができる。自動調整手順について、以下に説明する。
まず、ステップS6では、デジタルカメラ1の姿勢変更前後の絶対基準軸lと基準軸mとがなす角度θ2、θ2’の差Δθ(角度の変化量)を、下記式(2)を用いて計算する。下記式(2)中、θ2’は姿勢変更後の絶対基準軸lと基準軸mとがなす角度を、θ2は姿勢変更前の絶対基準軸lと基準軸mとがなす角度を示す。図5(c)では、θ2’は姿勢変更後における絶対基準軸lと基準軸m2とがなす角度であり、θ2は姿勢変更前の図5(b)における絶対基準軸lと基準軸m1とがなす角度である。
Δθ = θ2’−θ2 (2)
次に、ステップS7では、上記式(2)で算出されたΔθだけ、光学フィルタ30を回転させて、ユーザが所望する光学フィルタ30の回転角度に戻す。それには、主制御部20が光学フィルタ回転角検出部32からの光学フィルタ30の回転角(実際は、ピニオンギア311の回転角)を監視しながら、光学フィルタ回転駆動部31を駆動させて、Δθの角度で光学フィルタ30を回転移動させる。より具体的には、デジタルカメラ1が時計回り方向に姿勢変更された場合には、光学フィルタ30を反時計回りに|Δθ|だけ回転させ、デジタルカメラ1が反時計回り方向に姿勢変更された場合は、光学フィルタ30を時計回り方向に|Δθ|だけ回転させる。図5(d)では、中心軸nを、n2からn3の位置に回転移動させる。なお、機械的な仕様や設計仕様などにより、光学フィルタ30が一方向のみに自動回転が行われるように構成されている場合などは、「360度−Δθ」分だけ光学フィルタ30を回転させれば、元の位置に光学フィルタ30を復帰させることができる。
また、このときに図5(d)に示すように、角度調整後のデジタルカメラ1の基準軸m2と光学フィルタ30の基準軸n3とがなす角度θ3”が、回転角度θ1算出用の新たなθ3として、ピニオンギア311に機械的に、または記憶部27にデータとして記憶され(ステップS8)、次回の回転操作の有無判断や角度調整に用いられる。なお、θ3”は下記式(3)を用いて、論理的に算出することもできる。
θ3” = θ3’−Δθ (または θ1−θ2’からも算出できる)
= θ3−(θ2’−θ2) (3)
<ライブビュー継続か否かの判定処理>
最後に、ステップS9において、ライブビューを中断するか否かを判定する。例えば、シャッタレリーズボタン2の押下による撮影の要求があったとき、撮影・再生切替えダイアル4の切替えによる画像再生の要求があったとき、電源ボタン3操作による電源オフの要求があったとき等、ライブビュー以外の処理要求があったときに、ライブビューを中断すると判定する。これらの処理要求がない場合は、ライブビューを継続すると判定する。
ライブビューを中断すると判定された場合は、ライブビュー処理全体を終了する。これに対して、ライブビューを継続すると判定した場合は、ステップS2に戻って、ステップS2〜S8の処理を繰り返す。すなわち、ライブビュー中、デジタルカメラ1の姿勢をユーザがさらに変更した場合には、ステップS2で、変更後の絶対基準軸lと姿勢変更後のデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度θ2が取得される。その後、S3、S6〜S8の処理が行われ、絶対基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度の姿勢変更前後の差Δθに基づいて、光学フィルタ30の回転角度の自動調整が行われる。
また、ユーザが光学フィルタ30を回転操作して、被写体に対する回転角度を前回から変化させた場合には、ステップS4、S5の処理が行われ、光学フィルタ30の回転操作後の絶対基準軸lと基準軸nとがなす角度θ1が再計算される。また、この設定状態での光学フィルタ30の基準軸nとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度θ3が、ピニオンギア311に機械的に記憶される。さらに、絶対基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度θ2も記憶部27に記憶される。この光学フィルタ30の回転角度の再設定後に、デジタルカメラ1の姿勢変更があっても、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度θ1(光学フィルタ30の回転角度)が一定に維持されるよう、光学フィルタ30の回転角度調整が行われる。このように、デジタルカメラ1の姿勢の変化に影響されることなく、ユーザが設定した偏光効果が維持された状態でライブビューが続行される。
以上のような光学フィルタ30の角度調整が行われるため、ユーザによってデジタルカメラ1の姿勢が変更されても、この変更に影響されることなく、光学フィルタ30の回転角度(絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度)、すなわち、被写体光に対する偏光効果を、一定に維持してライブビューを行うことができる。
[図5を用いた具体例の説明]
次に、図5を用いて、光学フィルタ30の角度調整について、より具体的に説明する。前述のように、図5(a)のデジタルカメラ1の正姿勢(基準軸m0)においては、角度θ10、θ20、θ30ともに0度である。ユーザがデジタルカメラ1を図5(a)に示す正姿勢から、図5(b)に示すように、光学系21の光軸を中心軸として時計回りに回転させて姿勢(構図)を決定したとする。このときの絶対基準軸lと姿勢変更後の基準軸m(m1)とがなす角度が速度センサ28のデータに基づいて算出され、θ2として記憶部27に記憶される。また、姿勢変更前の角度θ20(=0度)は、θ2とは別個に前回の姿勢として保存される。また、この時点では光学フィルタ30の手動操作が行われていないため、図示はしていないが、光学フィルタ30の基準軸nは、n0の位置に戻るよう角度調整される。この角度調整により、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸n(n0)とがなす角度は0度に維持される。
その後、図5(b)に示すように、ユーザが手動操作によって光学フィルタ30を時計回りに回転させて被写体光の偏光効果を調整したとする。このときのデジタルカメラ1の基準軸m1と手動操作後の光学フィルタ30の基準軸n(n1)とがなす角度が光学フィルタ回転角検出部32によって取得され、θ3としてピニオンギア311に機械的に、または、記憶部27にデータとして保存される。デジタルカメラ1の基準軸mと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度θ3は、手動操作前はm1とn0とがなす角度から、手動操作後はm1とn1とがなす角度に変化するため、主制御部20により回転操作中であると判断される。
これらの角度θ2と角度θ3とに基づいて、前出の式(1)を用いて、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸n1とがなす角度(絶対角度)θ1(=θ2+θ3)が算出される。また、この角度θ1が、次に手動操作が行われるまで一定に維持される。以下、その詳細を、図5(c)、(d)を用いて説明する。
ユーザが図5(b)とは異なる構図で撮像処理を行うため、デジタルカメラ1を時計回りに更に回転させて、絶対基準軸lと基準軸m2とがなす角度を、図5(c)に示すようにθ2’に変更したとする。この場合、角度センサ28からの姿勢情報に基づいて取得された姿勢変更後の角度θ2’とともに、姿勢変更前のθ2も記憶部27に記憶される。θ2’、θ2は、後に姿勢変更前後の差の計算に使用される。
このデジタルカメラ1の姿勢変更により、光学フィルタ30は、その基準軸nとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度θ3を維持しながら、デジタルカメラ1と供回りするため、図5(c)で示すように、基準軸nも供回りして、n2の位置に移動する。このn2まで回転移動したときの基準軸nと絶対基準軸lとがなす角度θ1’は、図5(b)で設定されたユーザの所望する角度θ1の値とは異なるものである。このままでは、ユーザが所望する偏光効果が得られないため、図5(c)に示す基準軸n2が図5(d)に示すn3(n1と同じ位置)に一致するように、以下のような光学フィルタ30の角度調整が行われる。
まず、光学フィルタ回転角検出部32からの検出データに基づいて、デジタルカメラ1の基準軸m2と光学フィルタ30の基準軸n2とがなす角度θ3’が取得される。前述のように、光学フィルタ30の回転操作がない場合は、基準軸nはデジタルカメラ1の基準軸mとなす角度を相対的に一定に維持された状態で、デジタルカメラ1と供回りする。そのため、角度θ3’は、図5(b)の角度θ3と一致する。
主制御部20は、光学フィルタ30の回転角度調整のため、まず、前出の式(2)を用いて、図5(c)に示す、角度θ2と角度θ2’との差Δθを計算する。この差Δθだけ、光学フィルタ回転駆動部31によって、光学フィルタ30が光学系21の光軸を中心軸として反時計回り方向に自動回転される。この回転により、図5(d)に示すように、光学フィルタ30の基準軸nがn3の位置、すなわち、n1と同じ位置に配置され、θ1’であった絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度(光学フィルタ30の回転角度)が、もとの角度θ1に戻る。したがって、デジタルカメラ1の姿勢変更後であっても、図5(b)と同様の偏光効果での撮像を行うことができる。
ここで、デジタルカメラ1の姿勢変更前後の絶対基準軸lと基準軸mとがなす角度の差Δθだけ、光学フィルタ30を回転移動させればよい理由について説明する。図5(c)で示されるθ1’をθ1に戻すための差Δθ’は、下記式(4)を用いて計算できる。
Δθ’ = θ1’−θ1 (4)
上記式(4)において、角度θ1’は、上記式(1)に基づいて、下記式(5)により計算できる。また、前述のように、回転操作がないときには、姿勢変更前の角度θ3と姿勢変更後の角度θ3’とが一致することから、下記式(6)が成り立つ。
θ1’ = θ2’+θ3’ (5)
θ3 = θ3’ (6)
上記式(5)、(6)を上記式(4)に代入することで、下記式(7)が導き出される。
Δθ’ = (θ2’+θ3’)−(θ2+θ3)
= (θ2’−θ2)+(θ3’−θ3)
= θ2’−θ2 (7)
上記式(2)と式(7)から、下記式(8)が成り立つ。したがって、絶対基準軸lと光学フィルタ30の基準軸nとがなす角度を、θ1’からθ1に戻すためには、Δθだけ光学フィルタ30を回転させればよいこととなる。
Δθ = Δθ’ (8)
以上、第1実施例のデジタルカメラ1を用いた撮像方法では、好みの光学的な効果を維持した状態で、ユーザは自由な構図において被写体の撮像を行うことができる。したがって、ユーザは、構図の決定のみに集中することができ、より効率的で光学性能にも優れた撮像が可能となる。
また、本実施例によれば、基準軸nと基準軸mとのなす角度θ3は、ピニオンギア311に機械的に記憶され、さらに、ユーザが手動で光学フィルタ30を回転させない限りは、このθ3が一定に保持されるので、デジタルカメラ1と光学フィルタ30との相対角度は変化しない。また、基準軸mと基準軸nとがなす角度θ3は、ユーザの手動操作によって光学フィルタ30の回転角度が変更された場合はθ3’に変化し、絶対基準軸lと基準軸nとがなす角度(回転角度)の調整が行われた場合は、θ3”に変化する。この新たなθ3’、θ3”はピニオンギア311等に機械的に記憶され、以降は記憶された角度が基準となって光学フィルタ30の回転角度調整等が行われる。したがって、絶対基準軸lとデジタルカメラ1の基準軸mとがなす角度θ2、すなわち、速度センサ28からの姿勢情報さえ分かれば、絶対基準軸lと基準軸nとがなす角度(回転角度)を一定に維持することができる。このように、本実施例では、光学フィルタ30の回転角度の調整を、簡易な構成で高精度に行うことが可能となる。
上記第1実施例では、光学フィルタ30として偏光フィルタを使用した場合について説明したが、他の光学フィルタを使用した場合にも応用は可能である。
また、上記第1実施例では、デジタルカメラ1を横方向に水平で、前後方向にも水平に構え、光学系21の光軸も水平となるようにした正姿勢を基準姿勢としている。そのため、デジタルカメラ1のレンズ中心を通るy軸方向の中心線も、絶対基準軸lも、鉛直軸と一致している。しかし、本願では絶対基準軸lが鉛直軸に限定されることはない。例えば、デジタルカメラ1を斜め上方に構えた場合は、デジタルカメラ1の中心線も斜めとなって鉛直軸とは交差する。この斜めの中心線と平行な軸を絶対基準軸lとし、この絶対基準軸lと同一平面内でデジタルカメラ1の基準軸m、光学フィルタ30の基準軸nを決定してもよい。また、デジタルカメラ1を真上または真下に構えた場合、光学系21の光軸が鉛直軸と一致し、中心線は水平軸と一致するため、この水平軸を絶対基準軸lとしてもよい。いずれを絶対基準軸lと設定した場合でも、当該絶対基準軸lに対する光学系21の光軸を中心軸とした光学フィルタ30の回転角度を把握できればよい。
<第2実施例>
次に、第2実施例に係るデジタルカメラについて説明する。第2実施例に係るデジタルカメラの基本構成は、光学フィルタ回転駆動部の構成を変えたこと以外は、第1実施例と同様の構成を有している。そのため、第1実施例と同じ構成部材については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図7を用いて、第2実施例の光学フィルタ回転駆動部31’について説明する。
図7に示す30’は光学フィルタ装着部であり、内側の被装着部304に、各種光学フィルタを着脱自在に装着可能となっている。第2実施例では、この光学フィルタ装着部30’の外周に、複数の歯302a’を有するギア部302’を設けている。このギア部302’に、該ギア部302’よりも小径で、複数の歯311aを有するピニオンギア311が係合している。以上のように、第2実施例では、光学フィルタ回転駆動部31’を、光学フィルタ装着部30’のギア部302’、ピニオンギア311、および、ピニオンギア311の駆動部(図示せず)等から構成している。
以上のように、第2実施例では、光学フィルタそのものではなく、この光学フィルタを装着するための光学フィルタ装着部30’にギア部302’を設けている。そして、このギア部302’を、光学フィルタの角度を設定するための角度設定部や光学フィルタ回転駆動部の部材として使用している。そのため、このような光学フィルタ装着部30’に、従来の適宜の光学フィルタを装着することができ、本願用に新たに光学フィルタを制作する必要がなく、低コスト化等を図ることが可能となる。
また、第2実施例では、デジタルカメラの撮影レンズ系の被写体側に、光学フィルタ装着部30’を取り付けて使用する場合を想定している。そのため、光学フィルタ装着部30’は、撮影レンズ系よりも撮像素子から離れた位置にある。しかしながら、本願がこれに限定されることはなく、光学フィルタ装着部30’と撮影レンズ系との位置関係は、図7とは逆の位置、すなわち、撮影レンズ系と撮像素子との間に光学フィルタ装着部30’を配置してもよい。
以上、第1、第2実施例について説明したが、これらの実施例は一例であって、本願がこれらの実施例に限定されるものではない。撮像装置の姿勢に影響されることなく、光学フィルタの被写体に対する設置角度(絶対基準軸lと光学フィルタの基準軸nとがなす角度)を一定に維持することが可能な構成であれば、本願の課題を解決できるものである。
1 デジタルカメラ(撮像装置、撮像装置本体)
20 主制御部(光学フィルタ角度調整部)
21 光学系
22 光学系駆動部
23 撮像素子
28 加速度センサ(姿勢検出部)
30 光学フィルタ
302、302’ ギア部(角度設定部)
31、31’ 光学フィルタ回転駆動部
32 光学フィルタ回転角検出部(光学フィルタ角度調整部)
l 絶対基準軸(第1の軸)
m、m0、m1、m2 基準軸(デジタルカメラ)
n、n0、n1、n2、n3 基準軸(第2の軸:光学フィルタ)
特開2006−166006号公報

Claims (9)

  1. 撮像装置本体と、
    光学系を介して入射する被写体光を受光して電気信号に変換することにより撮像信号として出力する撮像素子と、
    前記光学系に設けられ、該光学系の光軸を中心軸として回転することにより、通過する前記被写体光を変化させる光学フィルタと、
    前記光学フィルタを前記光学系の前記光軸を中心軸として回転駆動させる光学フィルタ回転駆動部と、
    前記撮像装置本体の姿勢情報を検出する姿勢検出部と、
    前記光軸に対して直交して延びる軸であって、前記撮像装置本体の姿勢変更および前記光学フィルタの回転に伴って変化することのない固定軸を基準軸lとし、
    前記光軸に対して直交して延びる軸であって、前記撮像装置本体の姿勢変更に伴って前記光軸を中心軸として回転する軸を当該撮像装置本体の基準軸mとし、
    前記光軸に対して直交して延びる軸であって、前記光学フィルタの回転に伴って、前記光軸を中心軸として回転する軸を当該光学フィルタの基準軸nと定義し、
    前記姿勢検出部が、前記撮像装置本体の姿勢の変更を検出したとき、姿勢変更後の前記姿勢情報に基づいて取得される前記基準軸lと前記撮像装置本体の前記基準軸mとがなす角度、および、姿勢変更前の前記姿勢情報に基づいて取得される前記基準軸lと前記撮像装置本体の前記基準軸mとがなす角度の差を算出し、
    前記差に基づいて、前記光学フィルタ回転駆動部により前記光学フィルタを回転させ、前記基準軸lと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度を一定に維持する光学フィルタ角度調整部と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光学フィルタ角度調整部は、
    前記撮像装置本体の前記基準軸mと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度を検出する光学フィルタ回転角検出部と、
    前記撮像装置本体の前記基準軸mおよび前記光学フィルタの前記基準軸nがなす前記角度が変更されたとき、当該角度および前記基準軸lと前記撮像装置本体の前記基準軸mとがなす角度に基づいて、前記基準軸lおよび前記光学フィルタの前記基準軸nがなす角度を算出する角度設定部と、を有する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置本体の前記姿勢が変更されたとき、
    前記姿勢検出部により検出された前記撮像装置本体の姿勢変更前の前記姿勢情報に基づいて取得された前記基準軸lと前記基準軸mとがなす角度をθ2とし、
    前記姿勢検出部により検出された前記撮像装置本体の姿勢変更後の前記姿勢情報に基づいて取得された前記基準軸lと前記基準軸mとがなす角度をθ2’としたときに、
    前記光学フィルタ角度調整部が、前記角度θ2と前記角度θ2’との差を、次式
    Δθ = θ2’−θ2
    により算出し、
    前記光学フィルタ回転駆動部が、前記光学フィルタを前記Δθの角度で回転させる請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置本体の前記基準軸mと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度をθ3とし、
    前記姿勢検出部により検出された前記撮像装置本体の前記姿勢情報に基づいて取得された前記基準軸lと前記基準軸mとがなす角度をθ2としたとき、
    前記光学フィルタ角度調整部が、前記基準軸lと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度θ1を、次式
    θ1 = θ2 + θ3
    により算出する請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記光学フィルタは、偏光フィルタである請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 撮像装置本体と、光学系を介して入射する被写体光を受光する撮像素子と、前記光学系に設けられ該光学系の光軸を中心軸として回転することにより通過する前記被写体光を変化させる光学フィルタと、前記光軸を中心軸として前記光学フィルタを回転させる光学フィルタ回転駆動部と、前記撮像装置本体の姿勢情報を検出する姿勢検出部と、光学フィルタの回転角度を調整する光学フィルタ角度調整部と、備えた撮像装置の撮像方法であって、
    前記光軸に対して直交して延びる軸であって、前記撮像装置本体の姿勢変更および前記学フィルタの回転に伴って変化することのない固定軸を基準軸lとし、
    前記光軸に対して直交して延びる軸であって、前記撮像装置本体の姿勢変更に伴って前記光軸を中心軸として回転する軸を当該撮像装置本体の基準軸mとし、
    前記光軸に対して直交して延びる軸であって、前記光学フィルタの回転に伴って、前記光軸を中心軸として回転する軸を当該光学フィルタの基準軸nと定義し、
    前記姿勢検出部が、前記撮像装置本体の姿勢の変更を検出したとき、
    前記光学フィルタ角度調整部が、姿勢変更後の前記姿勢情報に基づいて取得される前記基準軸lと前記撮像装置本体の前記基準軸mとがなす角度、および、姿勢変更前の前記姿勢情報に基づいて取得される前記基準軸lと前記撮像装置本体の前記基準軸mとがなす角度の差を算出するステップと、
    前記光学フィルタ回転駆動部が、前記差に基づいて、前記光学フィルタを回転させ、前記基準軸lと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度を一定に維持するステップと、を有することを特徴とする撮像方法。
  7. 前記光学フィルタ角度調整部は、光学フィルタ回転角検出部と、角度設定部とを、有し、
    前記光学フィルタ回転角検出部が、前記撮像装置本体の前記基準軸mと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度を検出するステップと、
    前記角度設定部が、前記撮像装置本体の前記基準軸mおよび前記光学フィルタの前記基準軸nがなす前記角度が変更されたかを判定し、
    前記角度が変更されたとき、当該角度および前記基準軸lと前記撮像装置本体の前記基準軸mとがなす角度に基づいて、前記基準軸lおよび前記光学フィルタの前記基準軸nがなす角度を算出するステップと、をさらに有する請求項6に記載の撮像方法。
  8. 前記撮像装置本体の前記姿勢が変更されたとき、
    前記姿勢検出部により検出された前記撮像装置本体の姿勢変更前の前記姿勢情報に基づいて取得された前記基準軸lと前記基準軸mとがなす角度をθ2とし、
    前記姿勢検出部により検出された前記撮像装置本体の姿勢変更後の前記姿勢情報に基づいて取得された前記基準軸lと前記基準軸mとがなす角度をθ2’としたときに、
    前記光学フィルタ角度調整部が、前記角度θ2と前記角度θ2’との差を、次式
    Δθ = θ2’−θ2
    により算出し、
    前記光学フィルタ回転駆動部が、前記光学フィルタを前記Δθの角度で回転させる請求項6または7に記載の撮像方法。
  9. 前記撮像装置本体の前記基準軸mと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度をθ3とし、
    前記姿勢検出部により検出された前記撮像装置本体の前記姿勢情報に基づいて取得された前記基準軸lと前記基準軸mとがなす角度をθ2としたとき、
    前記光学フィルタ角度調整部が、前記基準軸lと前記光学フィルタの前記基準軸nとがなす角度θ1を、次式
    θ1 = θ2 + θ3
    により算出する請求項6から8のいずれか一項に記載の撮像方法。
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JP2001133841A (ja) * 1999-11-02 2001-05-18 Canon Inc 光学装置

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