JP6002641B2 - 真空断熱材及び冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、真空断熱材及び冷蔵庫に関する。
真空断熱材を備えた冷蔵庫の従来技術としては、例えば特開2012−82954号公報(特許文献1)、特許第454526号公報(特許文献2)などがあげられる。
特許文献1は放熱パイプを収納するための凹所を金型による押圧にて形成した真空断熱材を搭載した冷蔵庫が開示されている。
また、特許文献2は放熱パイプと対向するは真空断熱材に溝部を設け、この溝部内に放熱パイプを位置させるようにした冷蔵庫が開示されている。
特開2012−82954号公報 特許第4545126号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、芯材が放熱パイプ以外の部分で3層の積層体であるのに対して、放熱パイプ部分は2層の積層体となっている。そのため、放熱パイプ部分が他の部分より薄くなり、断熱性能の低下を招く場合がある。
また、特許文献2の構成では、溝部に対向する部分に凸部を形成している。
そのため、真空断熱材を外箱に貼り付け、外箱と内箱との空間に発泡断熱材を充填して発泡させた場合、外箱と内箱との空間が狭くなった部分で発泡断熱材の未充填部が形成され、断熱性能が低下する。
そこで本発明は、発泡断熱材の発泡時の流動を阻害しないように、真空断熱材の設置面積を拡大することが可能な真空断熱材及び冷蔵庫を提供する。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、外箱の内壁面の放熱用配管と、前記外箱と内箱との間に形成された空間内の発泡断熱材及び真空断熱材と、を備え、前記真空断熱材は、複数層の繊維集合体を含む芯材と、該芯材を収納して内部が減圧された外包材と、を有し、前記真空断熱材は、前記繊維集合体の積層厚を変化させて形成した第1の溝と、反対側に凸部が張り出して形成される第2の溝と、を含み、前記第1の溝は発泡断熱材厚さが薄くなる薄壁部分に位置することを特徴とする。
本発明によれば、発泡断熱材の発泡時の流動を阻害しないように、真空断熱材の設置面積を拡大することが可能な真空断熱材及び冷蔵庫を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係る冷蔵庫の正面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の実施例に係る外箱に配設された放熱用配管を説明する図である。 本発明の実施例に係る真空断熱材を配置した冷蔵庫の断面図である。 図4の一部拡大断面図である。 実施例2に係る断熱壁の一部拡大断面図である。 実施例3に係る断熱壁の一部拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る冷蔵庫の正面図である。図2は図1のA−A断面図である。
図1において、冷蔵庫本体1は貯蔵室として上から冷蔵室2、製氷室3、この製氷室3と横並びの第2の冷凍室4、第1の冷凍室5、野菜室6の順に配置されている。そして、これらの各貯蔵室は前面の開口を閉塞するための扉2a、3a、4a、5a、6aがそれぞれ取り付けられている。冷蔵室2の前面開口を閉塞する左右の冷蔵室用扉2aはヒンジ2bでそれぞれ単独で回動可能に保持されて開閉するフレンチドアになっている。その他の扉3a、4a、5a、6aは前後方向に移動して各貯蔵室の開口を閉塞する引出し式扉となっている。
図2において、冷蔵庫本体1の内部奥側には冷却器室7が形成され、この冷却器室7内には冷却器8が収納されている。野菜室6の奥側と対向し、断熱壁9を隔てた位置には機械室10が設けられ、この機械室10内には圧縮機11が設置されている。この圧縮機11と冷却器8とは図示していないが、凝縮器とキャピラリチューブが冷媒配管で順に連結されることによって冷凍サイクルを構成している。
冷却器8の上部には冷気循環ファン12が配置されている。この冷気循環ファン12は冷却器8で冷却された冷気を冷蔵室2、製氷室3、第2の冷凍室4、第1の冷凍室5、野菜室6に強制循環して冷却するためのものである。冷気循環ファン12の下流側にはダンパ13が取り付けられている。このダンパ13は冷気循環ファン12によって吹き出された冷気を各貯蔵室に分配するためのものである。このダンパ13の動作は操作基板(図示せず)からの出力を入力として制御される。
冷蔵室2の前面は冷蔵室用扉2aで閉塞されている。製氷室3の前面は製氷室用扉3aで閉塞されている。図1に示したように、第2の冷凍室4の前面は第2の冷凍室用扉4aで閉塞されている。第1の冷凍室5の前面は第1の冷凍室用扉5aで閉塞されている。野菜室6の前面は野菜室用扉6aで閉塞されている。なお、貯蔵室及び扉のレイアウトはこれに限定されず、回転扉と引出扉の変更、貯蔵温度帯の変更、貯蔵室の数の変更等、適宜の付加、削除、転換が可能である。
図3は、本発明の実施例に係る外箱に配設された放熱用配管を説明する図である。図4は、本発明の実施例に係る真空断熱材を取り付けた冷蔵庫の断面図である。
なお、図3は冷蔵庫を正面から見て左側の外箱に配設された放熱用配管の配列形態を表しているが、右側の外箱に配列される放熱用配管も左側の外箱と同じ配列形態のため、右側の外箱の説明は省略する。
図3において、外箱14は鉄板を折り曲げて形成されたものである。この外箱14の内面には、凝縮器の放熱用配管15が粘着テープ16(本実施例では粘着テープを使用したが、これに限定されるものではなくホットメルト等の接着剤であっても良い)で貼り付けられている。この放熱用配管15は、冷蔵庫本体1の前面開口側に第1の放熱用配管15aと、中央部に第2の放熱用配管15bと、奥側に第3の放熱用配管15cが並列に配列されている。これら第1〜第3の放熱用配管15a、15b、15cは一本の放熱用配管15を蛇行状に折り曲げて形成したものである。
図4において、冷蔵庫本体1を形成する外箱14と内箱17との間には空間18が形成されている。外箱14の内壁面には第1〜第3の放熱用配管15a、15b、15cが図3に示したような形態で貼り付けられている。これら第1〜第3の放熱用配管15a、15b、15cは第1の真空断熱材19で覆われている。第1〜第3の放熱用配管15a、15b、15c及び第1の真空断熱材19は空間18内に配置されている。
第1の真空断熱材19には第1〜第3の溝(又は凹部)19a、19b、19cが形成されている。第1の溝19aには第1の放熱用配管15aが収納されている。第2の溝19bには第2の放熱用配管15bが収納されている。第3の溝19cには第3の放熱用配管15cが収納されている。
冷蔵庫本体1を構成する背面側の空間18内には第2の真空断熱材20が収納されている。この第2の真空断熱材20は背面側の外箱12にホットメルト(図示せず)によって貼り付けられている。
このように第1と第2の真空断熱材19,20が外箱12に貼り付けられた後、外箱14と内箱17との間の空間18に発泡ポリウレタンフォームを一例とする発泡断熱材21が充填される。
次に、図5は図4の一部拡大断面図である。なお、図5に示した真空断熱材には第1の溝と第2の溝だけであるが、第2の溝と第3の溝は同一のため第3の溝は省略している。
図5において、外箱14と内箱17との間に形成された空間18内には、第1の真空断熱材19と発泡断熱材21が装填されている。この第1の真空断熱材19はグラスウール等の芯材22(グラスウール等の繊維集合体の原綿であり、以下繊維集合体22という)と吸着剤を袋状のガスバリヤ層を有する外被材23(以下、外包材23という)内に入れ、この外包材23内を真空にして密封したものである。
繊維集合体22は第1の繊維集合体22a、第2の繊維集合体22b、第3の繊維集合体22cの3層からなっている(なお、本実施例では3層にしているが2層でも構わない)。第1の繊維集合体22aと第2の繊維集合体22bは同じ長さの幅となっている。これに対し第3の繊維集合体22cは第1、第2の繊維集合体22a、22bよりも幅を短くしている。第2の溝19bと第3の溝19c(図4に示す)は真空引きされた第1の真空断熱材19を金型で押圧して形成されたものである。第2の溝19b内には放熱用配管15bが位置し、第3の溝19c(図4に示す)には第3の放熱用配管15c(図4に示す)が位置することになる。
第1の溝19aは冷蔵庫本体1の前面開口部に近接し、断熱箱体の薄壁部分に位置するため第2と第3の溝19b、19cのように厚くすることができない。そこで本実施例による第1の溝19aは、金型での押圧による溝ではなく、第1の放熱用配管15aを避けるように第3の繊維集合体22cの幅を第1、第2の繊維集合体22a、22bよりも短くして外包材23に収納して真空引きして形成されたものである。すなわち、芯材は複数層の繊維集合体22を有し、第1の溝19aは、一部の繊維集合体22を他の繊維集合体22の幅よりも短くすることによって形成する。
つまり、本実施例では第1の真空断熱材19を押圧して第2の溝19bを形成すると第2の溝19bの反対側は内箱17方向に張り出した波型の凸部22dが形成されるため、第2と第3の溝19b、19c(図4に示す)が形成されても原綿19の3層は保たれる。一方、第1の溝19aは第1の原綿19aを短くして形成しているため段差により2層の第1の原綿19となる。したがって本実施例では、第1の溝19aを薄くすることができるため、第1の溝19a部分が発泡断熱材21の立ち上がりが阻害することを防止できる。
ここで真空断熱材の取り付けから発泡断熱材の注入と発泡までの手順を以下に説明する。
(1)原綿ロール(グラスウールのロール)を準備する。
(2)原綿ロールから所定寸法による矩形形状の原綿を裁断又はトリミングする。
(3)裁断された原綿を複数段に積層(積層された状態での厚さは約300mm)するとともに、吸着剤を原綿間に散布する。
(4)積層された原面をポリエチレン製の袋に挿入して約50mmに圧縮した状態で袋をシールする。この時、第1の溝19aを形成するため、第3の繊維集合体22cは他の原綿より短い幅にしておく。
(5)シールされた袋を外包材内に挿入した後、袋の一部を裁断して原綿の圧縮状態を中断してから外包材内の真空引きを行う。
(6)真空引きが完了した外包材の封止(シール)を行うとともに、真空引きによって第1の溝が形成される。
(7)封止が完了した外包材の4辺にあるシール部を曲げ又は耳折して真空断熱材を完成させる。
(8)完成した真空断熱材を金型で押圧して第2と第3の溝を形成する。
(9)第1〜第3の溝内に放熱用配管を位置させながら真空断熱材を外箱の内面に貼り付ける。
(10)断熱箱体の背面を上にした状態で寝かせて、背面の孔から発泡断熱材を注入して発泡させる。
以上のごとく本実施例によれば、外箱14の内壁面の放熱用配管15と、外箱14と内箱15との間に形成された空間内の発泡断熱材21及び真空断熱材19と、を備え、真空断熱材19は、複数層の繊維集合体22を含む芯材と、芯材を収納して内部が減圧された外包材23と、を有し、真空断熱材19は、繊維集合体22の積層厚を変化させて形成した第1の溝19aと、内部を減圧した外包材23を押圧して形成した第2の溝19bと、を含み、第1の溝19aは発泡断熱材21厚さが薄くなる薄壁部分に位置する。これにより、高い断熱性能を有する冷蔵庫を提供できる。また、断熱箱体の薄肉部に位置する溝にも真空断熱材を配置させることができるため、断熱箱体に対する真空断熱材によるカバー率が増え、断熱性能の向上を図ることができる。
なお、図5に示すように真空断熱材19を金型で押圧することによって形成された第2の溝19b(幅A寸法)と、この第2の溝19bの反対側に形成された凸部22d(幅B寸法)との寸法関係は、A>Bとなっている。これにより、第2の溝19bの幅を広く確保でき、放熱用配管15の位置決めが容易となる。
図6は実施例2に係る断熱壁の一部拡大断面図である。
図6において、外箱14と内箱17との間に形成された空間18内には第1の真空断熱材19と発泡断熱材21が装填されている。この真空断熱材19は芯材22と吸着剤を袋状の外包材23内に入れ、この外包材23内を真空にして密封したものである。
繊維集合体22は第1の繊維集合体22a、第2の繊維集合体22b、第3の繊維集合体22cの3層からなっている。第2の繊維集合体22bは第1の繊維集合体22aと第3の繊維集合体22cよりも長い幅となり、第3の繊維集合体22cは第1の繊維集合体22aよりも短い幅となっている。第2の溝19bと第3の溝19c(図4に示す)は真空引きされた第1の真空断熱材19を金型で押圧して形成されたものである。第2の溝19b内には第2の放熱用配管15bが位置し、第3の溝19c(図4に示す)には第3の放熱用配管15c(図4に示す)が位置する。
第1の放熱用配管15aが位置する第1の溝19aは、冷蔵庫本体1の前面開口部に近接し、断熱箱体の薄壁部分に位置するため第2と第3の溝19b、19cのように厚くすることができない。そこで本実施例では、金型での押圧による溝ではなく、第1の放熱用配管15aを避けるように第3の繊維集合体22cの幅を第1、第2の繊維集合体22a、22bよりも短くし、さらに第2の繊維集合体22bを第1の繊維集合体22aよりも長くして外包材23に収納して真空引きして形成した第1の溝19aとなっている。
つまり、本実施例では第1の真空断熱材19を押圧して第2の溝19bを形成すると第2の溝19bの反対側は内箱17方向に張り出した波型の凸部22dが形成されるため、第2と第3の溝19b、19cが形成されても原綿19の3層は保たれる。さらに第1の溝19aは第3の繊維集合体22cを第1の繊維集合体22aと第2の繊維集合体22bよりも短くして形成しているため段差により形成されることになる。
一方、第1の繊維集合体22aを第2の繊維集合体22bよりも短くしたことにより、第1の溝19aの背面側の発泡経路がより広く確保されることになる。そのため、発泡断熱材21は発泡による立ち上がりを阻害するものがなく、スムーズに立ち上がることができる。また、図6に示すように発泡経路を広くした分第2の繊維集合体22bをさらに長くすることも可能であり、その場合長くなった分断熱壁に対する真空断熱材のカバー率の拡大を図ることができる。
図7は実施例3係る断熱壁の一部拡大断面図である。
図7において、外箱14と内箱17との間に形成された空間18内には第1の真空断熱材19と発泡断熱材21が装填されている。この真空断熱材19は芯材22と吸着剤を袋状の外包材23内に入れ、この外包材23内を真空にして密封したものである。
繊維集合体22は第1の繊維集合体22a、第2の繊維集合体22b、第3の繊維集合体22cの3層からなっている。第1の繊維集合体22aと第2の繊維集合体22bは同じ長さの幅となっている。これに対し第3の繊維集合体22cは第1と第2の繊維集合体22a、22bよりも幅を短くしている。第2の溝19bと第3の溝19c(図4に示す)は真空引きされた第1の真空断熱材19を金型で押圧して形成されたものである。第2の溝19b内には第2の放熱用配管15bが位置し、第3の溝19c(図4に示す)には第3の放熱用配管15c(図4に示す)が位置する。
第1の溝19aは冷蔵庫本体1の前面開口部に近接し、断熱箱体の薄壁部分に位置するため第2と第3の溝19b、19cのように厚くすることができない。そこで本実施例では、金型での押圧による溝ではなく、第1の放熱用配管15aを避けるように第3の繊維集合体22cの幅を第1、第2の繊維集合体22a、22bよりも短くして外包材23に収納して真空引きして形成した第1の溝19aとなっている。さらに第1と第2の繊維集合体22a、22bの先端部(断熱箱体の前面開口部近傍)には外箱14方向に曲げた曲げ部19dが形成されている。
つまり、本実施例では真空断熱材19を押圧して第2の溝19bを形成すると第2の溝19bの反対側は内箱17方向に張り出した波型の凸部22dが形成されるため、第2と第3の溝19b、19cが形成されても原綿19の3層は保たれる。一方、第1の溝19aは第3の原綿19cを短くして形成しているため段差によって形成される。したがって、第1の溝19a部分を薄くすることができる。
また、第1の真空断熱材19の先端を外箱14方向に曲がった曲げ部19dとしたことによって第1の溝19aの背面側の発泡経路がより広く確保され、発泡断熱材21の立ち上がりが阻害されることはない。
以上ごとく本発明によれば、金型の押圧による溝と原綿削除による溝の併用によって外箱に対する真空断熱材のカバー率を向上させることができるばかりでなく、溝による発泡ポリウレタンフォームの発泡立ち上がりを阻害することを防止出来たものである。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…冷蔵庫本体
9…断熱壁
14…外箱
15…放熱用配管
15a…第1の放熱用配管
15b…第2の放熱用配管
15c…第3の放熱用配管
16…粘着テープ
17…内箱
18…空間
19…真空断熱材
19a…第1の溝
19b…第2の溝
19c…第3の溝
19d…曲げ部
20…真空断熱材
21…発泡断熱材
22…繊維集合体
22a…第1の繊維集合体
22b…第2の繊維集合体
22c…第3の繊維集合体
22d…凸部
23…外包材

Claims (5)

  1. 外箱の内壁面の放熱用配管と、前記外箱と内箱との間に形成された空間内の発泡断熱材及び真空断熱材と、を備え、
    前記真空断熱材は、複数層の繊維集合体を含む芯材と、該芯材を収納して内部が減圧された外包材と、を有し、
    前記真空断熱材は、前記繊維集合体の積層厚を変化させて形成した第1の溝と、反対側に凸部が張り出して形成される第2の溝と、を含み、前記第1の溝は発泡断熱材厚さが薄くなる薄壁部分に位置することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1記載の冷蔵庫において、
    前記芯材は複数層の繊維集合体を有し、
    前記第1の溝は、一部の前記繊維集合体を他の前記繊維集合体の幅よりも短くすることによって形成することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1記載の冷蔵庫において、
    前記芯材は少なくとも3層の繊維集合体を有し、前記繊維集合体のうち中間層は他の層よりも幅が長いことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1記載の冷蔵庫において、
    前記真空断熱材の端部は、前記第1の溝方向に曲げ部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 複数層の繊維集合体を含む芯材と、前記芯材を収納して内部が減圧された外包材と、を備え、
    前記繊維集合体の積層厚を変化させて形成した第1の溝と、反対側に凸部が張り出して形成される第2の溝と、を含むことを特徴とする真空断熱材。
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