JP6002547B2 - 金属部品の加工方法および加工装置 - Google Patents
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Description
し、その状態で当該端部を押し潰して成形する処理を行う。当該端部を曲げた状態で当該端部を押し潰しているので、曲げ処理が省かれている場合に比べて容易に厚肉化することが可能であり、また、曲げ処理および成形処理の何れの処理においても、曲げ処理を省いて厚肉にする場合に要する荷重よりも小さい荷重を加えるだけで、当該端部を厚くすることが可能である。
拘束されている。ワークWの端部が曲がり始めると、ワークWを下側から支持している下クッション14が下方向へ押される。下クッション14は、伸縮可能な下弾性体15に支持されているため、曲げダイ13の内部で下方向に摺動し、下ダイセット12に接触した時点で停止する(図4(B)を参照)。下クッション14が下ダイセット12に接触した時点で上ダイセット11の動作方向を反転し、上ダイセット11を上げる。上ダイセット11を上げると、下クッション14が下弾性体15によって押し上げられ、端部の曲がったワークWが曲げダイ13の中から出てくる(図4(C))。これにより、第一の加工装置1を用いた金属部品の加工工程が終了する。
なお、上記第二の加工装置2は、例えば、次のように変形してもよい。図6は、第二の加工装置の第一変形例を示した図の一例である。図6に示す第二の加工装置2’の下クッション24’からは、下クッション24に設けられていた切り欠き部分29が省略されている。その他の構成については上記第二の加工装置2と同様である。
また、上記第二の加工装置2は、例えば、次のように変形してもよい。図8は、第二の加工装置の第二変形例を示した図である。図8に示す第二の加工装置2”は、上ダイセッ
ト30および下型31を備えている。上ダイセット30には、ワークの端部を押し潰す成形パンチ32や、成形パンチ26の内部に配置された上クッション33、成形パンチ32の内部で摺動可能な上クッション33を支持する伸縮可能な上弾性体34が取り付けられている。上クッション33のワークが当接する面の角の部分には、成形パンチ32によって曲げられるワークの端部を受け入れる凹部35が設けられている。また、成形パンチ32のワークが当接する部分は切り欠かれており、ワークの端部を押圧する押圧面36が設けられている。また、下型31のワークが当接する面の角の部分には、成形パンチ32によって曲げられるワークの端部を受け入れる凹部37が設けられている。なお、凹部とは、周囲よりも窪んでいる部分を示す概念であり、切り欠き部分29のように窪んでいる部分が周囲に完全に取り囲まれておらず、側方の一部が開放されている態様を含む概念である。
上記実施形態や各変形例に係る金属部品の加工方法は、各種の金属部品を加工する際に適用可能である。適用対象の例としては、例えば、ディスクブレーキのブレーキパッドのプレッシャプレートの端部や、使用に際して補強が必要な薄い金属板等の板材の端部、建築物や各種機器類の構造材の端部等が挙げられる。
る。また、車両の制動時にブレーキパッドがブレーキパッドを支持するサポートから受ける周方向の荷重が加わることになる部分が厚くなることにより、ブレーキパッドがサポートから脱落する可能性の減少や、サポートから荷重を受ける部位の面圧の減少、塑性変形による端部の硬度の向上、ファイバーフローの変化によるプレッシャプレートの強度向上や摩滅防止が期待できる。
Claims (3)
- 金属製の板材の端部を厚くする金属部品の加工方法であって、
前記板材の端部を、前記板材の表面および裏面のうち何れか一方の面の側へ曲げる曲げ処理と、
前記曲げ処理を施した前記板材の端部を押し潰し、前記板材の端部を構成する金属材を前記板材の表面および裏面のうち前記一方の面と反対側の面である他方の面の側へ寄せる成形処理と、を備え、
前記成形処理は、前記曲げ処理において曲げられる前記板材の端部の折り曲げ部分が入るように窪んでいる金型の凹部の底面に、前記板材の端部を押し付けて前記板材の端部を押し潰し、前記金属材を前記他方の面の側へ盛り上げる、
金属部品の加工方法。 - 前記金属部品の加工方法は、ブレーキパッドのプレッシャプレートのうち、車両の制動時に前記ブレーキパッドが前記ブレーキパッドを支持する支持部材から受ける周方向の荷重が加わることになる所定の端部を厚くする金属部品の加工方法であり、
前記曲げ処理は、前記所定の端部を、前記プレッシャプレートの表面および裏面のうち何れか一方の面の側へ曲げ、
前記成形処理は、前記曲げ処理を施した前記所定の端部を押し潰し、前記所定の端部を構成する金属材を前記プレッシャプレートの表面および裏面のうち前記一方の面と反対側の面である他方の面の側へ寄せる、
請求項1に記載の金属部品の加工方法。 - 金属製の板材の端部を厚くする金属部品の加工装置であって、
前記板材の端部を、前記板材の表面および裏面のうち何れか一方の面の側へ曲げる曲げ手段と、
前記曲げ手段によって曲げられた前記板材の端部を押し潰し、前記板材の端部を構成する金属材を前記板材の表面および裏面のうち前記一方の面と反対側の面である他方の面の側へ寄せる成形手段と、を備え、
前記成形処理は、前記曲げ処理において曲げられる前記板材の端部の折り曲げ部分が入るように窪んでいる金型の凹部の底面に、前記板材の端部を押し付けて前記板材の端部を押し潰し、前記金属材を前記他方の面の側へ盛り上げる、
金属部品の加工装置。
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JP2012244369A JP6002547B2 (ja) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | 金属部品の加工方法および加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012244369A JP6002547B2 (ja) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | 金属部品の加工方法および加工装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014091154A JP2014091154A (ja) | 2014-05-19 |
JP6002547B2 true JP6002547B2 (ja) | 2016-10-05 |
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Family Applications (1)
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JP2012244369A Active JP6002547B2 (ja) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | 金属部品の加工方法および加工装置 |
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-
2012
- 2012-11-06 JP JP2012244369A patent/JP6002547B2/ja active Active
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