JP6000169B2 - シリンダ錠 - Google Patents

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Description

本発明は、キー孔に挿入された正規のメカニカルキーによる回動操作に応じて被回動部材を回動駆動するようにしたシリンダ錠に関し、特に、正規のメカニカルキー以外のもので強引に回動操作を行っても被回動部材が回動駆動されないようにした防盗性を有するシリンダ錠に関する。
シリンダ錠に、正規のメカニカルキー以外のものを挿入して強引に回動操作を行った場合に、アウタシリンダの外周に軸方向移動可能に配設された一対の可動バーを移動させ、ロック装置に連結されるロックレバーのインナーシリンダとの連結を解除するようにしたシリンダ錠が、特許文献1で既に知られている。
特許第2881103号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、アウタシリンダの外周に可動バーを嵌合させるガイド溝を設けることが必要であり、構造が複雑になるとともにアウタシリンダの厚みを強度の面で厚肉とする必要があり、アウタシリンダがその径方向で大型化してしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡単かつ小型の構造で防盗性が得られるようにしたシリンダ錠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、キー孔に挿入された正規のメカニカルキーによる回動操作に応じて被回動部材を回動駆動するようにしたシリンダ錠において、前記キー孔を有するインナーシリンダと、相対回動を可能として前記インナーシリンダを挿通、保持するとともに固定のハウジングに回動可能に保持されるアウタシリンダと、そのアウタシリンダに係合する状態ならびに前記キー孔への正規のメカニカルキーの挿入に応じて前記アウタシリンダとの係合を解除する状態を切換え可能として前記インナーシリンダに保持される複数のタンブラーと、前記キー孔への前記メカニカルキーの挿入方向に沿う前方に臨んで前記ハウジングおよび前記アウタシリンダの一方に設けられるロータ受け部に対向して配置されるとともに前記アウタシリンダに相対回動を不能としつつ前記挿入方向に沿う移動を可能として連結される第1ロータと、第1ロータに前記ロータ受け部とは反対側から当接するとともに前記挿入方向に沿う移動を可能としつつ前記被回動部材に相対回動不能に連結される第2ロータと、相互に当接する第1および第2ロータを前記ロータ受け部側に付勢する弾発力を発揮する弾発部材と、前記アウタシリンダの回動に伴う第1ロータの回動に応じて第1ロータを前記弾発部材の弾発力に抗して前記ロータ受け部から離反させる側に移動させるようにして前記ハウジングおよび第1ロータ間に設けられるカム機構とを備え、前記インナーシリンダに、前記ロータ受け部に当接した第1ロータに前記ロータ受け部と反対側から第2ロータが当接している状態では第2ロータに相対回動不能に係合されるものの前記カム機構の作用で第1および第2ロータが前記ロータ受け部から離反した状態では第2ロータとの係合を解除する係合部が設けられ、該係合部が、前記ロータ受け部から離反した状態にある第1ロータに相対回動不能に係合されることを特徴とする。
本発明の特徴によれば、インナーシリンダのキー孔に正規のメカニカルキー以外のドライバ等を挿入して不正に回動操作すると、タンブラーが係合しているのでアウタシリンダがインナーシリンダとともに回動し、第1ロータおよびハウジング間のカム機構の働きによって第1および第2ロータがハウジングおよびアウタシリンダの一方のロータ受け部から離反するように移動する。それによってインナーシリンダの係合部の第2ロータへの係合が解除され、インナーシリンダが回動しても第2ロータが回動することはなく、したがって被回動部材が回動駆動されることはなく、防盗性を得ることができる。しかも第2ロータおよびアウタシリンダ間に、第1ロータが配置されるとともに第1ロータおよびハウジング間にカム機構が設けられるようにした簡単な構造であり、部品点数を少なくした簡単かつ小型の構造で防盗性を確保したシリンダ錠とすることができる。
た、ロータ受け部から離反した状態の第1ロータにインナーシリンダの係合部が係合するので、不正操作によってインナーシリンダが通常とは異なる位置に回動されるとともに第2ロータとの係合が解除されて放置されたとしても、キー孔に正規のメカニカルキーを挿入して回動操作するとインナーシリンダとともに第1ロータも回動することになり、弾発部材で弾発された状態に在る第1ロータがカム機構の作用によってアウタシリンダのロータ受け部に当接する側に移動することになり、第2ロータもそれに追随して移動することによってインナーシリンダの係合部の第2ロータへの係合が復活することになる。したがってキー孔に挿入した正規のメカニカルキーによる回動操作によって、インナーシリンダとともに第2ロータが回動し、被回動部材を回動駆動することが可能となる。
シリンダ錠の側面図である。 図1と同方向から見たシリンダ錠の縦断面図である。 シリンダ錠の分解斜視図である。 正規のメカニカルキーが挿入されていない状態での図1の4−4線断面図である。 インナーシリンダ、アウタシリンダ、第1ロータ、第2ロータおよびインナージョイントの組付け状態での斜視図である。 図2の6−6線断面図である。 図2の7−7線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 不正操作された状態でのシリンダ錠の図2に対応した縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
先ず図1〜図3において、このシリンダ錠は、車両のドアに設けられるドアロック機構のロック状態およびアンロック状態を切換えるものであり、メカニカルキー11を挿入可能なキー孔12を有するインナーシリンダ13と、相対回動を可能として前記インナーシリンダ13を挿通、保持するとともに固定のハウジング14に回動可能に保持されるアウタシリンダ15と、そのアウタシリンダ15に係合する状態ならびに前記キー孔12への正規のメカニカルキー11の挿入に応じて前記アウタシリンダ15との係合を解除する状態を切換え可能として前記インナーシリンダ13に保持されるフルタンブラー16およびハーフタンブラー17,17…と、前記キー孔12への前記メカニカルキー11の挿入方向18に沿う前方に臨んで前記ハウジング14および前記アウタシリンダ15の一方(この実施の形態ではハウジング14)に設けられるロータ受け部19に対向して配置されるとともに前記アウタシリンダ15に相対回動を不能としつつ前記挿入方向18に沿う移動を可能として連結される第1ロータ20と、第1ロータ20に前記ロータ受け部19とは反対側から当接するとともに前記挿入方向18に沿う移動を可能としつつ前記ドアロック機構に連結される被回動部材21に相対回動不能に連結される第2ロータ22と、相互に当接する第1および第2ロータ20,22を前記ロータ受け部19側に付勢する弾発力を発揮する弾発部材としてのねじりばね23とを備える。
前記ハウジング14は、前記ドアに固定されるものであり、前記キー孔12への前記メカニカルキー11の挿入方向18に沿う前方に臨む平坦なリング状のロータ受け部19と、該ロータ受け部19の上半部の外周から前記挿入方向18に沿う前方に突出する横断面半円状のガイド突部24とが、前記ハウジング14に一体に設けられる。また前記ロータ受け部19の中央部に開口する円形の保持孔25が前記ハウジング14に形成され、前記挿入方向18に沿う前記保持孔25の後端部から半径方向内方に張り出す内向き鍔部26が前記ハウジング14に一体に設けられる。
シリンダ孔27が設けられる前記アウタシリンダ15は、前記内向き鍔部26に前記挿入方向18に沿う後端を摺接させるようにして前記保持孔25に回動可能に挿入され、このアウタシリンダ15の前記挿入方向18に沿う前端は前記ロータ受け部19と面一となる位置に配置される。
前記インナーシリンダ13は、前記シリンダ孔27よりも大径の大径部13aと、前記シリンダ孔27に相対回動可能に挿通されるようにして前記大径部13aよりも小径に形成される第1中径部13bと、第1中径部13bよりも小径に形成される第2中径部13cと、第1中径部13bよりも小径に形成される小径部13dとが、前記挿入方向18に沿う後端から順に同軸にかつ一体に連なって成る。
前記インナーシリンダ13の前記大径部13aは、前記ハウジング14の前記内向き鍔部26よりも前記挿入方向18に沿う後方に配置されており、この大径部13aが前記内向き鍔部26に当接することで前記インナーシリンダ13の前記挿入方向18に沿う前方への移動が規制される。
前記キー孔12は、前記大径部13aおよび第1中径部13bに形成されるものであり、第1中径部13bに、1つのフルタンブラー16と、一対ずつ4組のハーフタンブラー17,17…とが前記キー孔12の軸方向に間隔をあけた位置で第1中径部13bに保持される。
図4において、前記アウタシリンダ15の保持孔25の内周には、対をなす2組の係合溝28,28;28,28が軸方向に延びるようにして設けられており、前記ハーフタンブラー17,17…は、2組の係合溝28,28;28,28の一方に係合する側にばね29,29…で付勢されており、前記フルタンブラー16も前記ハーフタンブラー17,17…と同様にアウタシリンダ15に係合する側にばね付勢される。したがってキー孔12に正規のメカニカルキー11が挿入されない状態では、フルタンブラー16およびハーフタンブラー17,17…がアウタシリンダ15に係合しており、インナーシリンダ13が不正操作で回動するとアウタシリンダ15も回動することになる。それに対して前記キー孔12に正規のメカニカルキー11が挿入されると、フルタンブラー16およびハーフタンブラー17,17…のアウタシリンダ15への係合が解除され、インナーシリンダ13が回動してもアウタシリンダ15は静止したままである。
第1中径部13bにおける前記大径部13a側の端部には、前記キー孔12にメカニカルキー11以外のドライバ等が進入するのを極力抑制するためのプロテクタ30が配設される。前記大径部13aには、前記キー孔12の前記挿入方向18に沿う後端に配置されるシャッター板31を開閉可能に支持する支持部材32が取付けられており、この支持部材32とともに前記大径部13aを覆うキャップ33が前記ハウジング14に取付けられる。また前記挿入方向18に沿う第2中径部13cの後端には、前記キー孔12に通じる水抜き孔34が上下方向に延びるようにして形成される。
前記インナーシリンダ13の前記挿入方向18に沿う前端部には、インナージョイント37が保持されており、このインナージョイント37は、インナーシリンダ13において第2中径部13cおよび小径部13d間に形成される環状段部13eに内周部が当接されるリング板部37aと、前記被回動部材21のインナージョイント37側の端部に設けられる有底の連結凹部38内に挿入される連結突部37bとを一体に有する。
前記インナーシリンダ13の小径部13dの外周には嵌着溝39が設けられ、その嵌着溝39に嵌着される止め輪40と、前記環状段部13eとの間に、前記インナージョイント37の前記リング板部37aが保持される。しかも前記ハウジング14におけるガイド突部24の前端と、前記インナーシリンダ13の環状段部13eとは前記挿入方向18で同一位置に配置されており、前記リング板部37aの外周が前記ガイド突部24の前端に当接することで前記インナーシリンダ13の前記挿入方向18に沿う後方への移動が規制される。
前記インナージョイント37の連結突部37bは、前記被回動部材21の連結凹部38における閉塞端端との間にゴム等の弾性部材41を介在させて前記連結凹部38内に挿入され、ピン42によって被回動部材21に連結される。
図5を併せて、第1ロータ20は、前記インナーシリンダ13の第2中径部13cを貫通させる第1中心孔43を有して、前記アウタシリンダ15の前記ロータ受け部19に当接することを可能とするとともに前記ハウジング14におけるガイド突部24の内周に外周の略半部を摺接させるようにして、前記ロータ受け部19に対向して配置される。
図6を併せて参照して、第1ロータ20の外周部には、第1中心孔43の中心軸線に関して対称位置に配置される一対の円弧状の嵌合突部44,44が、前記ハウジング14の保持孔25に挿入されるようにして一体に突設されており、前記アウタシリンダ15の前記挿入方向18に沿う前端部には、一対の前記嵌合突部44,44を嵌合させる切欠き45,45が設けられる。このため第1ロータ20は、前記アウタシリンダ15との相対回動を不能としつつ、前記挿入方向18に沿う移動を可能として、前記アウタシリンダ15に連結されることになる。
第1ロータ20に前記ロータ受け部19とは反対側から当接する第2ロータ22には、前記インナージョイント37の前記リング板部37aに設けられる一対の連結孔46,46に挿通される一対の連結腕部47,47が一体に設けられ、前記リング板部37aに一体に設けられた連結腕部48を嵌合させる嵌合凹部49が第2ロータ22の外周に形成される。このため第2ロータ22は、前記挿入方向18に沿う相対移動を可能とするとともに相対回動を不能として前記インナージョイント37に連結されることになり、前記インナージョイント37が前記被回動部材21に相対回動不能に連結されるので、第2ロータ22は、前記被回動部材21に、前記挿入方向18に沿う移動を可能としつつ相対回動不能に連結される。
前記ねじりばね23は、前記インナーシリンダ13の第2中径部13cを囲繞するようにして第2ロータ22および前記インナージョイント37間に介装される。このねじりばね23の両端部は、第2ロータ22が有する一対の連結腕部47…に係合されるとともに、前記ハウジング14が一体に有するガイド突部24の周方向両端部に設けられる係止突部50…に係合される。これにより、前記ねじりばね23は、相互に当接する第1および第2ロータ20,22を前記アウタシリンダ15の前記ロータ受け部19側に付勢するとともに、第2ロータ22が中立位置からいずれの方向に回動しても中立位置に戻る側に第2ロータ22を回動付勢することになる。
図7を併せて参照して、第2ロータ22は、前記インナーシリンダ13の第2中径部13cを貫通させる第2中心孔51を有しており、第2中心孔51の内周には、第2ロータ22が前記ロータ受け部19に当接した状態にある第1ロータ20に当接した後退位置に在る状態で、前記インナーシリンダ13における第2中径部13cの一直径線上に配置されるようにして第2中径部13cに突設された一対の係合部52,52を係合させ得る一対の係止凹部53,53が形成される。
また第1ロータ20が有する第1中心孔43の内周にも、前記インナーシリンダ13の前記係合部52,52を係合させ得る一対の係止凹部54,54が形成されており、前記ロータ受け部19に当接した後退位置にある第1ロータ20の前記係止凹部54,54に前記インナーシリンダ13の係合部52,52が係合することはないが、前記ロータ受け部19から離反した前進位置にある第1ロータ20の前記係止凹部54,54には前記インナーシリンダ13の係合部52,52が係合し、この際、前記係合部52,52は第2ロータ22の係止凹部53,53からは離脱した状態にある。
図7および図8を併せて参照して、前記ハウジング14および第1ロータ20間には、前記アウタシリンダ15の回動に伴う第1ロータ20の回動に応じて第1ロータ20を前記ねじりばね23のばね力に抗して前記ロータ受け部19から離反させた前進位置側に移動させるカム機構55が設けられる。
このカム機構55は、前記ハウジング14のロータ受け部19にその一直径線上に配置されるようにして設けられた一対の凹部56,56と、それらの凹部56,56に嵌入するようにして第1ロータ20に突設された一対の突部57,57とで構成されるものであり、前記凹部56は、周方向両端に傾斜したカム面56a,56aを有するように形成され、前記突部57は、前記凹部56に対応した台形状に形成される。しかも前記凹部56,56は、第1ロータ20がその回動方向で中立位置にあるときに前記突部57,57を嵌合させる位置に配置されるようにして前記ハウジング14に形成される。
このようなカム機構55によれば、不正操作が行われない状態で前記アウタシリンダ15が回動しない状態では、回動方向で中立位置にあって前記ねじりばね23のばね力で前記ロータ受け部19側に付勢された状態にある第1ロータ20が、図8(a)で示すように、前記突部57…を前記凹部56…に嵌合させて前記ロータ受け部19に当接した後退位置にあるのに対し、不正操作によってインナーシリンダ13とともに前記アウタシリンダ15が回動すると、相対回動を不能としつつ、前記挿入方向18に沿う移動を可能として前記アウタシリンダ15に連結される第1ロータ20が前記アウタシリンダ15とともに前記中立位置から回動することになり、図8(b)で示すように、前記凹部56…のカム面56a…で前記突部57…が案内されることによって第1ロータ20は前記ロータ受け部19から前進した前進位置に移動する。このように第1ロータ20が前進すると、図9で示すように、インナーシリンダ13の係合部52,52が第1ロータ20の係止凹部54,54に係合することによってインナーシリンダ13が第1ロータ20に相対回動不能に係合されることになり、インナーシリンダ13との係合が解除された第2ロータ22は、前記ねじりばね23のばね力によって中立位置側に回動することになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、キー孔12を有するインナーシリンダ13が、固定のハウジング14に回動可能に保持されるアウタシリンダ15に相対回動を可能として挿通、保持され、アウタシリンダ15に係合する状態ならびにキー孔12への正規のメカニカルキー11の挿入に応じてアウタシリンダ15との係合を解除する状態を切換え可能としたフルタンブラー16およびハーフタンブラー17,17…がインナーシリンダ13に保持され、キー孔12へのメカニカルキー11の挿入方向18に沿う前方に臨んでハウジング14に設けられるロータ受け部19に対向して配置される第1ロータ20が相対回動を不能としつつ挿入方向18に沿う移動を可能としてアウタシリンダ15に連結され、第1ロータ20にロータ受け部19とは反対側から当接する第2ロータ22が前記挿入方向18に沿う移動を可能としつつ被回動部材21に相対回動不能に連結され、相互に当接する第1および第2ロータ22がねじりばね23でロータ受け部19側に付勢され、ハウジング14および第1ロータ20間に、アウタシリンダ15の回動に伴う第1ロータ20の回動に応じて第1ロータ20を前記ねじりばね23のばね力に抗して前記ロータ受け部19から離反させる側に移動させるカム機構55が設けられ、インナーシリンダ13に、前記ロータ受け部19に当接した第1ロータ20に前記ロータ受け部19と反対側から第2ロータ22が当接している状態では第2ロータ22に相対回動不能に係合されるものの前記カム機構55の作用で第1および第2ロータ20,22が前記ロータ受け部19から離反した状態では第2ロータ22との係合を解除する係合部52,52が設けられる。
したがってインナーシリンダ13のキー孔12に正規のメカニカルキー11以外のドライバ等を挿入して不正に回動操作すると、フルタンブラー16およびハーフタンブラー17,17…が係合しているのでアウタシリンダ15がインナーシリンダ13とともに回動し、第1ロータ20およびハウジング14間のカム機構55の働きによって第1および第2ロータ20,22がアウタシリンダ15のロータ受け部19から離反するように移動する。それによってインナーシリンダ13の係合部52,52の第2ロータ22への係合が解除され、インナーシリンダ13が回動しても第2ロータ22が回動することはなく、したがって被回動部材21が回動駆動されることはなく、防盗性を得ることができる。しかも第2ロータ22およびアウタシリンダ15間に第1ロータ20が配置されるとともに第1ロータ20およびハウジング14間にカム機構55が設けられるようにした簡単な構造であり、部品点数を少なくした簡単かつ小型の構造で、防盗性を確保したシリンダ錠とすることができる。
またインナーシリンダ13に設けられる前記係合部52,52が、前記ロータ受け部19から離反した状態にある第1ロータ20に相対回動不能に係合されるので、不正操作によってインナーシリンダ13が通常とは異なる位置に回動されるとともに第2ロータ22との係合が解除されて放置されたとしても、キー孔12に正規のメカニカルキー11を挿入して回動操作すると第1ロータ20も回動することになり、第1ロータ20がアウタシリンダ1とともに中立位置まで回動すると、ねじりばね23で付勢された第1ロータ20がカム機構55の作用によってアウタシリンダ15のロータ受け部19に当接する側に移動することになり、それまで中立位置にあった第2ロータ22もそれに追随して移動することによってインナーシリンダ13の前記係合部52,52の第2ロータ22への係合が復活することになる。したがってキー孔12に挿入した正規のメカニカルキー11による回動操作によって、インナーシリンダ13とともに第2ロータ22が回動し、被回動部材21を回動駆動することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では、被回動部材が車両のドアに設けられるドアロック機構に連結される場合について説明したが、それ以外のロック機構に連結されるものであってもよく、また被回動部材が車両のメインスイッチに連動、連結されるものであってもよい。
11・・・メカニカルキー
12・・・キー孔
13・・・インナーシリンダ
14・・・ハウジング
15・・・アウタシリンダ
16,17・・・タンブラー
18・・・挿入方向
19・・・ロータ受け部
20・・・第1ロータ
21・・・被回動部材
22・・・第2ロータ
23・・・弾発部材であるねじりばね
52・・・係合部
55・・・カム機構

Claims (1)

  1. キー孔(12)に挿入された正規のメカニカルキー(11)による回動操作に応じて被回動部材(21)を回動駆動するようにしたシリンダ錠において、前記キー孔(12)を有するインナーシリンダ(13)と、相対回動を可能として前記インナーシリンダ(13)を挿通、保持するとともに固定のハウジング(14)に回動可能に保持されるアウタシリンダ(15)と、そのアウタシリンダ(15)に係合する状態ならびに前記キー孔(12)への正規のメカニカルキー(11)の挿入に応じて前記アウタシリンダ(15)との係合を解除する状態を切換え可能として前記インナーシリンダ(13)に保持される複数のタンブラー(16,17)と、前記キー孔(12)への前記メカニカルキー(11)の挿入方向(18)に沿う前方に臨んで前記ハウジング(14)および前記アウタシリンダ(15)の一方に設けられるロータ受け部(19)に対向して配置されるとともに前記アウタシリンダ(15)に相対回動を不能としつつ前記挿入方向(18)に沿う移動を可能として連結される第1ロータ(20)と、第1ロータ(20)に前記ロータ受け部(19)とは反対側から当接するとともに前記挿入方向(18)に沿う移動を可能としつつ前記被回動部材(21)に相対回動不能に連結される第2ロータ(22)と、相互に当接する第1および第2ロータ(20,22)を前記ロータ受け部(19)側に付勢する弾発力を発揮する弾発部材(23)と、前記アウタシリンダの回動に伴う第1ロータ(20)の回動に応じて第1ロータ(20)を前記弾発部材(23)の弾発力に抗して前記ロータ受け部(19)から離反させる側に移動させるようにして前記ハウジング(14)および第1ロータ(20)間に設けられるカム機構(55)とを備え、前記インナーシリンダ(13)に、前記ロータ受け部(19)に当接した第1ロータ(20)に前記ロータ受け部(19)と反対側から第2ロータ(22)が当接している状態では第2ロータ(22)に相対回動不能に係合されるものの前記カム機構(55)の作用で第1および第2ロータ(20,22)が前記ロータ受け部(19)から離反した状態では第2ロータ(22)との係合を解除する係合部(52)が設けられ、該係合部(52)が、前記ロータ受け部(19)から離反した状態にある第1ロータ(20)に相対回動不能に係合されることを特徴とするシリンダ錠。
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