JP6000050B2 - 水田除草作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、水田除草作業機に関するものである。更に詳しくは、水田における除草作業において、除草爪で田面から掻き取って水面に浮かせた雑草をそのまま放置せずに切断処理して、田面の土に再度根付いてしまうことがないようにしたものに関する。
水稲の栽培において、稲の周りの条間や株間に生える雑草を成長しないうちに除去する除草作業は、収穫量にも影響を及ぼすきわめて重要な作業である。近年においては、走行機(管理機)に取り付けた除草機や、除草専用機を使用して、主に機械的に除草が行われている。このような、除草機の一例としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された水田除草装置は、植付け苗条の間で作用する条間除草機構と、植付け苗条における株間に作用する株間除草機構とからなる除草装置<6>を、乗用走行機体の後部に昇降自在に連結してなり、左右に往復駆動される横長の可動枠<62>に、各植付け苗条に対応して複数本づつ除草タイン<61>を垂設して前記株間除草機構<6B>を構成し、この除草タイン<61>を可動枠<62>ごと脱着可能に構成してあり、乗用走行機体の後部に昇降自在に連結して良好な株間除草を行うことができるというものである。
特開2003−204708号公報
しかしながら、前記従来の水田除草装置には、次のような課題があった。
すなわち、田面の株間に生えている雑草は、除草爪(前記特許文献1では除草タイン)で掻き取って水面に浮かせるようになっているが、掻き取られた雑草は、そのまま放置されるので、その後沈む等して田面の土に再度根付いてしまうことが多かった。
また、除草作業においては、除草爪に正面から土の圧力や稲の強さによる圧力が作用する。このため、稲を傷めないようにしながら、より効率的に除草を行うには、除草爪自体の反発強さを調節できるのが好ましい。つまり、初期の除草作業では、除草爪の反発力を弱くして、できるだけ稲を傷めないようにし、稲が生育し根が十分に張って強くなれば、特に田面の土がやや硬いときなどに、除草爪の反発力を強く設定して、雑草を掻き取る除草効率を向上させる等、状況に合わせた調節が可能になる。
しかし、前記従来の水田除草装置では、除草爪の田面に対する作用深さ(差し込み深さ)を調節することにより除草爪が作用する強弱を調節するようになっているだけで、除草爪自体の反発力の強さを調節できるようにはなっていなかった。
また、除草機が走行機の後部にあるので、除草している状況を運転者(オペレータ)がリアルタイムで確認することが難しい。このため、例えば走行機の走行位置が条間の幅方向へ多少ずれているような場合も、修正することが難しかった。
(本発明の目的)
本発明は、水田における除草作業において、除草爪で田面から掻き取って水面に浮かせた雑草をそのまま放置せずに切断処理して、田面の土に再度根付いてしまうことがないようにすることを目的とする。
本発明の他の目的は、除草作業において、除草爪に正面から作用する田面の土の圧力や稲の強さに対し、除草爪自体の反発強さを調節できるようにして、稲を傷めないようにしながら、より効率的に除草を行うことができるようにすることである。
本発明の他の目的は、除草作業において、除草している状況を運転者が前を向いた無理のない姿勢のままでリアルタイムで確認することができるようにして、例えば走行機の走行位置が条間の幅方向へ多少ずれているような場合も、迅速に修正することができるようにすることである。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、
水田除草作業機であって、
走行機と、
該走行機の前方又は後方に配置されており、前記走行機との間に配置されている高さ調節機構により前記走行機に対する高さの調節ができる除草機と、
を備えており、
前記除草機は、
駆動装置により前記走行機の走行方向と直交する方向に往復動することにより稲株の株間の雑草を掻き取る除草爪装置と、
該除草爪装置の後方に配置された草切断装置と、
を有し、
前記除草爪装置は、
爪台と、
該爪台に複数配置されている除草爪と、
を有し、
前記草切断装置は、
除草作業時において稲株の条間となる位置にそれぞれ設けられた、縦方向に回転する複数のカッターを有し、
該カッターは、稲株の条間の雑草の掻き取り及び切断と、前記除草爪装置で掻き取ることで水面に浮いた雑草の切断を行う、
水田除草作業機である。
本発明は、
除草爪は、複数の爪要素を連ねた二列に構成されており、各列は水面に浮いた雑草を後方のカッターへ誘導するべく後方へ向けて両側へ拡がる方向に配置されている、ことが推奨される。
本発明は、
除草機は、
除草爪を前進方向へ向けて付勢する弾性体と、
該弾性体による付勢力を調節する付勢力調節機構と、
を有する、ことが推奨される。
本発明は、
除草機が走行機の前方に配置されているものは、
草切断装置がカッターの走行機側を覆うカバーを有し、
該カバーは、座席側から前記カッター又は前記カッターの前方を視認できるようにするための空隙又は窓口を有する、ことが推奨される。
本発明は、
草切断装置は、
走行機の走行方向と直交する方向に配置され、カッターが取り付けられる回転軸と、
該回転軸の長手方向における前記カッターの位置を調節するカッター位置調節手段と、
を有する、ことが推奨される。
本発明は、
走行機の動力取出軸と、除草機の除草爪装置及び草切断装置の間に介在し、前記除草爪装置の往復動の速さ及び草切断装置のカッターの回転速さを、前記走行機の走行速さとは別にそれぞれ独立して調節することができる動力分配機を有する、ことが推奨される。
本発明は、
除草機の水平状態を保つように制御する水平制御装置を有し、
該水平制御装置は、
除草機に取り付けてある水平度センサと、
該水平度センサからの情報をもとに前記除草機の水平度を調節する水平度調節機構と、
を有している、ことが推奨される。
本明細書及び特許請求の範囲にいう、「掻き取る」の用語は、雑草を抜き取る意味や摘み取る意味を含むのではなく、水田の田面の土を掻いて雑草を土から分離させる意味で使用している。
本明細書及び特許請求の範囲にいう、「列が後方へ向けて両側へ拡がる方向に配置されている」とは、例えば走行方向と逆向き平面視でV字状の配置、又は走行方向向き平面視でハ字状の配置を含む配置等である。除草爪の両側の各爪要素の配置は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。
(作用)
本発明に係る水田除草作業機の作用を説明する。
水田除草作業機は、水稲の栽培において、稲がある程度生育した後に、稲の周りの条間や株間に生える雑草を成長しないうちに除去するために使用される。
水田除草作業機は、まず、除草爪装置の後方に位置する草切断装置の各カッターの高さが、下部側では稲株の条間の田面を掻いて除草を行うことができ、前側では水面に浮いている雑草を切断することができる位置及び高さに設定される。また、爪台に複数配置されている各除草爪が稲株の周り及び株間の田面の土を雑草の掻き取りができる深さで掻くことができるように位置及び高さが設定される。
除草爪装置の各除草爪を、駆動装置によって走行機の走行方向と直角方向に往復動させると共に草切断装置のカッターを回転させ、水田除草作業機を走行機によって走行させる。これにより、各除草爪が主に稲の周りの株間に生えている雑草を田面の土から掻き取り、掻き取られた雑草は水面に浮き上がる。
水面に浮いた雑草は、除草爪装置の後方に配置されている草切断装置の各カッターによって切断される。また、各カッターは稲株の条間の田面から雑草を掻き取る作業と切断する作業を行う。各除草爪で掻き取られて水面に浮いた雑草と、稲株の条間の雑草が各カッターで切断されれば、雑草の切断片が後で沈んでも田面の土に根付きにくいので、結果的に除草回数をより少なくすることができる。
なお、前記除草作業において、稲株は往復動する各除草爪によって梳くように掻かれるが、除草作業は稲がある程度生育し根が十分に張って強くなっている状態で行うので、比較的強く掻かれた場合でも、稲株が各除草爪でなぎ倒されるようなことはない。
除草爪が、複数の爪要素を連ねた二列に構成されており、各列は水面に浮いた雑草を後方のカッターへ誘導するべく後方へ向けて両側へ拡がる方向に配置されているものは、より効率的で無駄のない雑草の切断作業を行うことができる。
除草機が、除草爪を前進方向へ向けて付勢する弾性体と、該弾性体による付勢力を調節する付勢力調節機構とを有するものは、各除草爪の反発力を稲の成長度合いや田面の土の硬さ等に合わせて、雑草の掻き取りに好適な強さに調節できる。これにより、各除草爪で稲を傷めることなく、より効率的に除草作業を行うことができる。
除草機が走行機の前方に配置されており、草切断装置が、カッターの走行機側を覆うカバーを有し、該カバーは、座席側から前記カッター又は前記カッターの前方を視認できるようにするための空隙又は窓口を有するものは、作業中、座席に座った運転者が、空隙又は窓口を通して各除草爪によって除草している状態を、前を向いた無理のない姿勢のままでリアルタイムで確認しながら作業を行うことができる。これにより、例えば走行機の走行位置が条間の幅方向へ多少ずれているような場合等も迅速に修正することができ、効率的な除草作業を行うことができる。
草切断装置が、走行機の走行方向と直交する方向に配置され、カッターが取り付けられる回転軸と、該回転軸の長手方向における前記カッターの位置を調節するカッター位置調節手段とを有するものは、各除草爪によって田面から掻き取られ、水面に浮いた雑草の最も集まりやすい位置に合わせて、各カッターの位置を調節することができるので、雑草の切断をより効率よく行うことができる。
走行機の動力取出軸と、除草機の除草爪装置及び草切断装置の間に介在し、前記除草爪装置の往復動の速さ及び草切断装置のカッターの回転速さを、前記走行機の走行速さとは別にそれぞれ独立して調節することができる動力分配機を有するものは、走行機の走行速さに関わらず、各除草爪の往復動の速さと草切断装置のカッターの回転速さを除草作業の状況に合わせて、それぞれ好適に調節することができるので、作業がしやすい。
除草機の水平状態を保つように制御する水平制御装置を有し、該水平制御装置は、除草機に取り付けてある水平度センサと、該水平度センサからの情報をもとに前記除草機の水平度を調節する水平度調節機構とを有しているものは、除草機を水平に制御することにより、各除草爪による田面の土の掻き取り深さを各除草爪においてほぼ同じ状態で維持することができるので、除草機の左右方向(走行方向と直角方向)の各所で差のない安定した除草作業を行うことができる。
(a)本発明は、各除草爪により稲の周りの株間に生えている雑草を田面の土から掻き取り、水面に浮いた雑草を除草爪装置の後方に配置されている草切断装置の各カッターによって切断すると共に、各カッターは稲株の条間の田面から雑草を掻き取って切断することができる。このように、各除草爪で掻き取られて水面に浮いた雑草と、稲株の条間の雑草を各カッターで切断することにより、除草作業後に雑草が沈んでも、切断された雑草は田面の土に根付きにくいので、結果的に除草回数をより少なくすることができる。
(b)除草機が、除草爪を前進方向へ向けて付勢する弾性体と、該弾性体による付勢力を調節する付勢力調節機構とを有するものは、各除草爪の反発力を稲の成長度合いや田面の土の硬さ等に合わせて、雑草の掻き取りに好適な強さに調節できる。これにより、各除草爪で稲を傷めることなく、より効率的に除草作業を行うことができる。
(c)除草機が走行機の前方に配置されており、草切断装置が、カッターの走行機側を覆うカバーを有し、該カバーは、座席側から前記カッター又は前記カッターの前方を視認できるようにするための空隙又は窓口を有するものは、作業中、座席に座った運転者が、空隙又は窓口を通して各除草爪によって除草している状態を、前を向いた無理のない姿勢のままでリアルタイムで確認しながら作業を行うことができる。これにより、例えば走行機の走行位置が条間の幅方向へ多少ずれているような場合等も迅速に修正することができ、効率的な除草作業を行うことができる。
本発明に係る水田除草作業機の第1実施の形態を示す斜視図。 図1に示す水田除草作業機の正面図。 図1に示す水田除草作業機の側面図。 図1に示す水田除草作業機の使用状態を示す平面図説明図。 水田除草作業機の除草機の構造を示し、(a)は除草爪を走行機の走行方向と直角方向に往復動させる構造を示す正面視部分説明図、(b)は各除草爪を省略して後部の草切断装置を表した正面視部分説明図。 揺動フレーム、フロート装置及び草切断装置の駆動機構を示す平面視説明図。 揺動フレーム、フロート装置及び草切断装置の駆動機構を示す背面視説明図。 除草機の水平を保つよう制御する水平制御装置の構造及びその動きを示す説明図。 除草機の構造及び取付構造を示す側面視断面説明図。 基フレームに取り付けられている除草爪装置に対する草切断装置の高さを設定する高さ設定機構を示す側面視要部断面説明図。 除草爪の構造及び除草爪の反発力を調節するためバネの付勢力を調節する付勢力調節機構を示す前方斜視図。 図11に示す除草爪及び付勢力調節機構の後方斜視図。 付勢力調節機構の側面視断面説明図。 草切断装置のカッターの構造及びカッターの取付構造を示す斜視図。 草切断装置のカッターの構造及びカッターの取付構造を示し、(a)は正面視説明図、(b)は側面視説明図。 本発明に係る水田除草作業機の第2実施の形態を示す側面視説明図。 図16に示す水田除草作業機の平面視説明図。 図16に示す水田除草作業機の後面視説明図。
〔実施の形態〕
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1ないし図15を参照する。
なお、以下の説明において、前、後、左、右の用語を使用する場合があるが、自走走行機1の進行方向側を前、その逆方向側を後とし、左右については図2に示す正面図を基準とする。
水田除草作業機Wは、本発明に係る水田除草作業機の第1実施の形態を示し、自走走行機1と、自走走行機1の前方(走行方向側)に高さ調節が自在に取り付けられている除草機Aを備えている。各種スイッチ、レバー等の操作系については一部図示を省略しているものがある。また、本実施の形態では、除草機Aは自走走行機1の前方に配置されているが、これに限定されるものではなく、後記する図16ないし図18に示すように走行機1aの後方に配置してもよい。
自走走行機1は、車台フレーム10を有し、車台フレーム10の後部にはエンジン11が搭載されている。車台フレーム10の上には座席12が取り付けられ、前部側にはハンドル13が取り付けられている。四輪の各車輪14は、四輪操舵構造(4WS:4 Wheel Steering)であり、小回りが利く構造で水田内の走行に有利である。ハンドル13で操作される四輪操舵構造については、公知構造を採用しているので、詳しい説明は省略する。
(除草機Aの高さを調節する高さ調節機構)
車台フレーム10の前端部には昇降リンク装置15を介して除草機Aが取り付けられている。昇降リンク装置15は、上側の一本のリンク150、下側の二本のリンク151、152で構成され、それぞれの基端部は、車台フレーム10に固定された上軸153、下軸154に縦方向(又は上下方向:以下の縦方向についても同様)に回動できるように取り付けられている。リンク150、151、152の先端部は、後記除草機Aの後部のブラケット33に固定された上軸155、下軸156に縦方向に回動できるように取り付けられている。
そして、車台フレーム10側の上軸153とブラケット33側の下軸156の間には、シリンダー基部がリンク150内に収まるように、油圧シリンダー16がシリンダーとロッド(何れも符号省略)の各先端部を縦方向に回動できるように取り付けて掛け渡されている。この構造により、油圧シリンダー16のロッドを伸縮操作することで、後記除草機Aを昇降して、自走走行機1に対する除草機Aの高さを適宜調節することができる。なお、除草機Aは、油圧シリンダー16のロッドが縮まると上昇し、伸びると下降する。
除草機Aは、基フレーム2(図8参照)を有し、前記ブラケット33は基フレーム2の上部に固定されている動力分配機3の後部に固定されている。ブラケット33の後部には、前記したように上軸155、下軸156が固定され、上軸155にはリンク150の先端部が、下軸156にはリンク151、152の先端部及び油圧シリンダー16のロッド先端部が縦方向に回動できるように取り付けられている。
ここで、図1ないし図8を主に参照して、除草機Aの構造を分かりやすくするために、まず構造の概略を説明する。
除草機Aの基フレーム2の上面側には動力分配機3が固定されている。動力分配機3には、後方の自走走行機1から動力取出軸17を介し動力が入力される。動力分配機3はギヤ装置を内蔵し、除草爪駆動軸31とカッター駆動軸32を備えている。
基フレーム2には揺動フレーム4が中心軸20を介し中心軸20を中心として縦方向へ揺動(又は回動)できるように軸着されている。揺動フレーム4の前側には除草爪装置5が取り付けられている。除草爪装置5は、爪台である第1の振動フレーム50及び第2の振動フレーム51(図1、図2及び図4参照)を有し、各振動フレーム50、51は走行機1の走行方向と直角方向(且つ水平方向)へ往復動できるように取り付けられている。各振動フレーム50、51は、並設された合計五組の除草爪52を有しており、動力分配機3の除草爪駆動軸31で駆動され横方向に往復動する。
揺動フレーム4の後側には草切断装置6が取り付けられている。草切断装置6はカッター軸66に取り付けられた六組のカッター67を有し、動力分配機3のカッター駆動軸32により駆動される。各カッター67は、カッター軸66に沿って固定位置の調節ができる。また、草切断装置6は、基フレーム2に対し、すなわち基フレーム2に取り付けられている除草爪装置5に対し高さ調節ができるように取り付けられている。
また、除草機Aは、除草機Aの水平状態を保つように制御する水平制御装置8を備えている。揺動フレーム4に取り付けられている除草爪装置5と草切断装置6は、水田における除草作業において、水平制御装置8によって常時水平度が監視され、水平を保つようにしてある。
以下、除草機Aの構造を詳細に説明する。
(除草爪装置5の駆動装置)
図1ないし図8を主に参照する。
除草機Aの基フレーム2の上面には動力分配機3が固定されている。動力分配機3は、左右両側に側部フレーム30、30aを有し、前記ブラケット33は側部フレーム30、30aの後部に固定されている。動力分配機3には、後方の自走走行機1からスプライン構造を有し伸縮自在な動力取出軸17を介して、エンジン11の動力が入力される。動力分配機3はギヤ装置を内蔵しており、左側(側部フレーム30側)に除草爪駆動軸31を備え、右側(側部フレーム30a側)にカッター駆動軸32を備えている。
除草爪駆動軸31とカッター駆動軸32は、何れもスプライン構造を有し伸縮自在であり、基端と先端に自在継手(符号省略)を有し、縦方向に回動できるようになっている。これにより、後記するように除草爪装置5及び草切断装置6の水平度を調節する際の除草爪駆動軸31先端とカッター駆動軸32先端を接続する側の上下動に対応できるようになっている。
また、除草爪駆動軸31とカッター駆動軸32は、公知構造により、自走走行機1の走行速度とは別に、且つ一方の除草爪駆動軸31と他方のカッター駆動軸32を異なる回転速度で駆動することができるようにしてある。これにより、エンジン11が動いており、動力取出軸17に動力が伝わっていれば、自走走行機1の走行とは無関係に除草爪装置5及び草切断装置6の作動速度をそれぞれ調節できる。
基フレーム2の前部には、左右方向に所要の長さを有する揺動フレーム4が中心軸20(図8参照)を介し、中心軸20を中心として水平位置(揺動フレーム4と平行位置)を含み縦方向へ揺動又は回動できるようにして軸着されている。揺動フレーム4は、中心軸20で取り付けられている所要長さの中部材401と、中部材401の下部に平行に固着されており、左右両端側が中部材401の両端より延長されている角管で形成された左右の腕部材402、402を有している(図6、図7参照)。
なお、揺動フレーム4を揺動調節して、除草爪装置5及び草切断装置6を水平にする機構については後記する。
揺動フレーム4の前側には、主に図2、図5に示すように除草爪装置5が取り付けられている。除草爪装置5は、左側の第1の振動フレーム50と、第1の振動フレーム50よりやや短い右側の第2の振動フレーム51を有している。長い方の第1の振動フレーム50には三組の除草爪52が並設され、短い方の第2の振動フレーム51には二組の除草爪52が並設されている。
なお、各除草爪52の構造については後で説明する。
第1の振動フレーム50は、揺動フレーム4の腕部材402の左側に所要の間隔で二箇所に、且つ上部へ突出して形成された吊支フレーム40、41に対し、第1の振動フレーム50の外端寄りとほぼ中央部に取り付けられた吊りリンク53、54を介して揺動フレーム4と平行に吊設されている。吊りリンク53、54は、上部側が軸530、540で軸着され、下部側が第1の振動フレーム50に軸531、541(図5に図示)で軸着されている。第1の振動フレーム50は、この構造により横方向に往復動させることができる。
外端部の吊りリンク53は、単に直線的に形成された板状部材であるが、中央部の吊りリンク54は、軸540による軸着部から更に上方へ延長されている。この延長部分には、左側の後記する駆動リンク47の先端と、第2の振動フレーム51を往復動させる右側の後記する中継リンク48の基端が縦方向に回動できるように軸着されている。
第2の振動フレーム51は、揺動フレーム4の腕部材402の右側に所要の間隔で二箇所に、且つ上部へ突出して形成された吊支フレーム42、43に対し、吊りリンク55、56を介して揺動フレーム4と平行に吊設されている。吊りリンク55、56は、上部側が軸550、560で軸着され、下部側が第2の振動フレーム51に軸551、561(図5に図示)で軸着されている。第2の振動フレーム51は、この構造により横方向に往復動させることができる。
また、図5(b)に示すように、左側の吊りリンク55の前記上部側の軸550と下部側の軸551の間には、第2の振動フレーム51を駆動する後記する中継リンク48の先端が軸553で縦方向に回動できるように軸着されている。
図4に示すように、前記吊支フレーム40、41の上部間には、取付フレーム49が横架され固定されている。取付フレーム49のやや吊支フレーム40寄りの後面側には、中継ギヤボックス44が取り付けられている。中継ギヤボックス44の右側の入力軸(符号省略)には、前記除草爪駆動軸31の先端が接続されている。
中継ギヤボックス44は、正面側(前側)に除草爪駆動軸31の動力を出力するクランク45を有している(図1、図2参照)。クランク45の偏心軸46には、駆動リンク47の基端が軸着されている。駆動リンク47の先端は、前記したように吊りリンク54の延長部上端に軸542を介し縦方向へ回動できるように軸着されている。
また、吊りリンク54の延長部において軸542よりやや下側には、前記したように中継リンク48の基端が軸543を介し軸着され、中継リンク48の先端は、左側の吊りリンク55の下部に軸551で縦方向に回動できるように軸着されている。
この構造により、前記除草爪駆動軸31が回転すると、クランク45の回転により駆動リンク47が回転揺動(クランク運動)し、第1の振動フレーム50及び第2の振動フレーム51が互いに同期しながら、各振動フレーム50、51に取り付けられている各除草爪52と共に横方向に往復動する。
(除草爪52の構造と付勢力調節機構)
主に図11ないし図13を参照し、右側の第2の振動フレーム51及び第2の振動フレーム51に取り付けられている各除草爪52について説明する。
なお、左側の第1の振動フレーム50及び第1の振動フレーム50に取り付けられている除草爪52については、第2の振動フレーム51と除草爪52の数が異なるだけで基本的な構造は同様であるので、詳しい説明は省略する。また、図において第1の振動フレーム50及び第1の振動フレーム50に取り付けられている除草爪52と同等箇所には同一の符号を付して示す。
第2の振動フレーム51は、基部材510と基部材510の横方向(左右方向)両端に前方向へ向け固定され先端側が縦に窄まるよう形成された腕部材511、512を有している。基部材510と腕部材511、512は、何れも縁部に沿って曲げ部を形成することで必要な剛性と強度を持たせている。基部材510の下側には、下縁部から上方中間部にかけて爪案内切込部513が左右方向へ合計十六箇所(左右側にそれぞれ等間隔で八箇所ずつ)に形成されている。
腕部材511、512間には、先端側に丸棒形状の固定軸57が基部材510と平行に固定され、下端側に同じく丸棒形状の回転軸58が基部材510と平行に軸周方向に回転(回動)できるようにして取り付けられている。
固定軸57には、左右側にそれぞれ一組、合計二組(第1の振動フレーム50では合計三組)の除草爪52が取り付けられている。各組の除草爪52は、それぞれ爪要素である八本の爪520を有している。各除草爪52は、二本の爪520を対として有する合計四本の爪部材521に分かれている。
各爪部材521は、一本の高剛性の金属線材(ピアノ線等)をほぼ中間部でU字形状に曲げ、曲げた部分を更に線材の長手方向と直角に曲げて後記するコイルバネ588の一端を掛ける掛止部522とし、次に二本の線材の掛止部522からやや離れた部分をそれぞれ弦巻バネ状(一回巻き)に、且つV字を描くように曲げて通し穴523をつくり、更に二本の線材の先部側を下方へ向け、且つやや斜め後方へ傾斜するように曲げて形成されている。
各爪部材521は、左右側でそれぞれ四本ずつ、通し穴523を固定軸57に回動できるようにして嵌め入れられ、等間隔で装着されている。各組八本、合計で十六本の爪520は、それぞれ前記基部材510の各爪案内切込部513に下側の開放側から入れられている。そして、除草爪52の一組で八本の各爪520を連ねた二列に構成され、各列の各下端部(先端部)が、平面視で後方へ向けて拡がるV字形状を成すように配置されている。また、各爪520は、前記回転軸58に前面が当たったとき(図13参照)、且つ揺動フレーム4が水平のときに、各爪520の先端が同じ高さになるようにしてある。
回転軸58の長さ方向中央部には、大体においてL板形状のレバー基板580の基部が回転軸58を貫通させて固着されている。レバー基板580のうち、基部と直角且つ水平に曲げられている上部側の先部(符号省略)には、長穴581が回転軸58の軸線方向に形成されている。また、レバー基板580の基部下端寄り(回転軸58よりやや前方斜め上方)には、基部を貫通してボルト582が螺着されている。
ボルト582のネジ部には、取付基板583が通し孔(符号省略)を嵌め込み、更にボルト582を締め込まずに、ボルト582の長手方向に沿って動けるようにして前記嵌め込み部に取り付けられている。そして、ボルト582のヘッドと取付基板583の間には、圧縮バネ(図では見えない)が装着されており、圧縮バネにより後記する操作レバー584を後記する係止溝593側へ付勢している。
取付基板583の先部側面には、丸棒形状の操作レバー584が基部側を固定して取り付けられている。操作レバー584は、前記レバー基板580の先部に形成された長穴581を貫通している。操作レバー584の直径は、長穴581の幅よりやや径小に形成されていることにより、操作レバー584は前記圧縮バネの付勢力により、或いは付勢力に抗しながら長穴581に沿って動かすことができる。
操作レバー584のほぼ中間部には、後記する反発力調節板59の各係止溝593に係止させる係止板585が固定されている。係止板585は、長穴581の方向と平行な方向、且つ前記左側の腕部材511の方向へ向けて固定されている。
また、回転軸58には、前記各爪部材521に対応する箇所(軸の軸線方向において同じ位置:左右側それぞれ四箇所、合計八箇所)に前方へ向け、且つ水平方向に突出するように掛止腕板586の基部が回転軸58を貫通させて固着されている。各掛止腕板586の先端寄りには、弾性体であるコイルバネ588の他端を掛ける掛止孔587が形成されている。
前記基部材510の中間部の前面には、水田除草作業機Wが前進することによる田面や稲株による抵抗等、前方からの力に対する各除草爪52の反発力を調節するための反発力調節板59が固定されている。反発力調節板59は、基部材510に固定されている縦板部590と、縦板部590と直角且つ横方向に曲げられた横板部591を有している。横板部591には、操作レバー584を貫通させた状態で動かすための開口部592が形成されている。開口部592の一方側(操作レバー584の係止板585と対向する側)の縁には、前後方向に等間隔で五箇所に係止溝593が形成されている。
また、前記各掛止腕板586の先端部の掛止孔587と爪部材521の掛止部522間には、コイルバネ588が掛けられている。そして、前記各除草爪52の爪部材521の収まりの位置(常態位置)は、図13に示すようにコイルバネ588の伸縮方向の付勢力によって各爪520の前面が前記回転軸58に当たった状態である。
この状態から、操作レバー584を操作して係止板585が係止する係止溝593を適宜変えることで、各除草爪52の前方からの力に対する反発力を調節することができる。すなわち、操作レバー584を操作して係止板585(図11、図12参照)をより前方側の係止溝593に係止させると、各掛止腕板586が図13において左方向へ回動し、各コイルバネ588が伸びて引っ張り方向の付勢力が強くなり、各除草爪52の反発力は強くなる。
また、逆に操作レバー584を操作して係止板585をより後方側の係止溝593に係止させると、各掛止腕板586が図13において右方向へ回動し、各コイルバネ588が縮んで引っ張り方向の付勢力が弱くなり、各除草爪52の反発力は弱くなる。
主に図6、図7、図10、図14、図15を参照する。
(草切断装置6の構造と高さ設定機構及びカッター67の位置調節機構)
揺動フレーム4の後部側には草切断装置6が取り付けられている。草切断装置6は、揺動フレーム4の中部材401の両端部に後方斜め上方へ向け基部側を固着してある先部側が窄まった形状の取付板601、602を有している。取付板601、602のそれぞれの先端寄りには、外方向へ向けて水平に係合軸600が取り付けられている。また、一方の取付板601には、昇降調節板60が固定されている。
昇降調節板60は、取付板601に固定されている縦板部603と、縦板部603と直角且つ横方向に曲げられた横板部604を有している。横板部604には、後記する操作レバー640を貫通させた状態で動かすための開口部605が形成されている。開口部605の一方側(操作レバー640の係止板641と対向する側)の縁には、前後方向に等間隔で八箇所に係止溝606が形成されている。
取付板601、602の下端間には、基軸61(図7、図10参照)が横架され固定されている。基軸61は、取付板601、602を貫通し、両端が取付板601、602の外方へ突出するように水平に固定されている。基軸61の左右両端部には、チャンネル型で所要長さの回動腕部材62、62aが基軸61を中心として回動できるように取り付けられている。また、回動腕部材62、62aの長さ方向の中間部間には、回動腕部材62、62aを一体化し補強して連動させるための連結軸620が横架され固定されている。
図9、図10に示すように、一方の回動腕部材62の先端寄りには、チャンネル型で所要長さの昇降軸支体63が軸621により縦方向に回動できるように軸着されている。昇降軸支体63は、長さ方向のほぼ中間部が縦方向に回動できるように軸支されており、下端寄りには、軸受631を介し取付軸632が揺動フレーム4と平行に取り付けられている(図6、図7参照)。取付軸632の両端側は軸受631から左右両側へ突出しており、突出した部分には後記するようにカッター軸66が取り付けられる。
昇降軸支体63の上端寄りの内面には、チャンネル型の案内部材633が固定されている。案内部材633の内側壁には、下端縁から上端近傍まで直線的に切欠することで案内溝634(図10参照)が形成されている。案内部材633の案内溝634は、前記取付板601の係合軸600に対し外れないように、且つ摺動ができるようにして嵌め込んである。これにより、昇降軸支体63は、係合軸600で動きを制御又は制限されながら昇降動をすることができる。
取付板601の内面には、軸607(図10参照)を介してほぼ三角形状のレバー基板64(図7、図10参照)が縦方向へ回動できるように軸着されている。レバー基板64の上辺部は内側へ曲げられており、その下面側には、丸棒形状の操作レバー640が基部側を固定して取り付けられている。操作レバー640のほぼ中間部には、前記昇降調節板60の各係止溝606に係止させる係止板641が前記取付板601の方向へ向けて固定されている(図6、図7参照)。
また、前記連結軸620において取付板601の位置よりやや内方側には、板状のブラケット622が上方へ向け直角に固定されている。ブラケット622の後部上端寄りと前記レバー基板64の後部下端寄りには、軸642及び軸623を介しリンク板643が縦方向に回動できるように軸着されている。この構造により、操作レバー640を上下方向に動かすことで、回動腕部材62、62aの先部側が上下に回動し、昇降軸支体63も上下動する。
基軸61の他端部に縦方向に回動できるように軸着された前記回動腕部材62aの先端寄りには、軸624(図7参照)を介しチェーンケース65が縦方向に回動できるように軸着されている。チェーンケース65は、長さ方向のほぼ中間部を軸着され、下端寄りには、軸受651を介し取付軸652(図6、図7参照)が揺動フレーム4と平行に取り付けられている。取付軸652の両端側は軸受651から左右両側へ突出しており、突出した部分には後記するようにカッター軸66が取り付けられる。
また、チェーンケース65の上端寄りの内面には、チャンネル型の案内部材653が固定されている。案内部材653の内側壁には、下端縁から上端近傍まで直線的に切欠することで案内溝(前記案内溝634と同じ構造で図では見えない)が形成されている。案内部材653の案内溝は、前記取付板602の係合軸600に対し外れないように、且つ摺動ができるようにして嵌め込んである。これにより、チェーンケース65は、係合軸600で動きを制御又は制限され、前記昇降軸支体63と同期しながら昇降動をすることができる。
チェーンケース65の上端寄りには、軸受655が取り付けられており、軸受655で軸支された回転軸656には、前記カッター駆動軸32の先端が接続されている。また、回転軸656と前記取付軸652には、チェーンケース65内部に収まる位置にスプロケット(図では見えない)が取り付けられており、各スプロケット間にはチェーン(図では見えない)が掛けられている。これにより、カッター駆動軸32の回転力が取付軸652に伝えられる。
取付軸632と取付軸652には、カッター軸66(図5(b)、図8参照)が取り付けられている。カッター軸66は、取付軸632と取付軸652間に渡して中央に取り付けられる軸660と、取付軸632の外側(図8で左側)に取り付けられる軸661と、取付軸652の外側(図8で右側)に取り付けられる軸662で構成されている。軸660、661、662は、外形の断面形状が六角形の管体である。軸660、661、662には、それぞれ両端側の二箇所(合計で六箇所)、且つ作業時に稲株の条間を通る位置にカッター67が取り付けられている。
主に図14、図15を参照する。
各カッター67は、互いにほぼ同じ構造で向きが反対の一対のカッターユニット671、672からなる。以下のカッターユニット671、672の構造の説明では、主にカッターユニット671について説明し、カッターユニット672については説明を省略する。なお、図14、図15において、カッターユニット671と同一または同等箇所には同一の符号を付して示す。カッターユニット671は、正三角形状の取付基板673を有し、取付基板673の中心部には、円形の軸通し孔674が形成されている。
取付基板673の片側の面(図14、図15(a)では右側の面)には、内形が軸通し孔674の外形と同じ管体675が内形を前記外形に合わせ、一端側を固着して取り付けられている。管体675には、軸周方向の二箇所に通し孔676、676aが形成されている。前記軸通し孔674及び管体675の内形は、軸660、661、662の外形と同様に断面六角形状に形成され、取付基板673は軸通し孔674及び管体675に軸660、661、662を通した状態で軸に沿って移動することができる。
取付基板673の三箇所の角部には、ほぼL板形状の刃体677がネジ着されている。刃体677は、取付基板673にネジ着される取付板部678と、取付板部678と直角に曲げられた刃板部679を有している。刃板部679は、管体675と同じ側に突出しており、刃板部679の回転方向前側には、平刃である刃部670がほぼ全幅にわたり形成されている。
また、前記軸660(中央)、661(図8で左側)、662(図8で右側)には、両端側にカッター67を取り付ける部分(符号省略)が形成されている。この部分には、カッターユニット671、672をそれぞれ取り付けるための通し孔が形成されている。これら通し孔は、軸660、661、662の所要の面に長さ方向に所要の間隔をおいて二箇所に形成された通し孔663、664と、その面と隣接する面に通し孔663、664の中間に当たる位置の合計三箇所に形成された通し孔665で構成されている。なお、各通し孔663、664、665は、それぞれ軸660、661、662の平行な面側に貫通している。
そして、カッターユニット671、672は、相互に所要間隔をおいて、図15(a)に示すように軸660、661、662のそれぞれの両端側の合計六箇所に通し孔663、664又は通し孔665の何れかに管体675の通し孔676又は通し孔676aにピン(図示省略)を装着して取り付けられている。カッターユニット671、672は、各刃体677の刃板部679が各取付基板673間の空隙と同じ側に突出するように、且つ軸周方向へ互いに60°ずらすようにして、各取付基板673に三箇所ずつ、合計六箇所に取り付けられている。
更に、カッターユニット671、672は、ピンを装着する通し孔を、例えば通し孔663から通し孔664に、又は通し孔664から通し孔663に変更することにより、軸660、661、662における軸線方向の位置を調節することができる。これにより、カッターユニット671、672の間隔を調節したり、同じ間隔を維持しながら双方の位置を調節することができる。そして、カッター軸66が回転し各カッター67が回転することにより、各刃部670は、水面に浮いた状態で誘導されてくる雑草を上から叩くようにして切断することができる。
また、草切断装置6は、前記各カッター67を覆うカッターカバー68を合計で六箇所に有している(図4、図15参照)。各カッターカバー68は、下側にカッター軸66を通すためのほほ半円形の切欠部682を有する側板680、681と、側板680、681を所要間隔をおいて上部側で接続する湾曲した上板683で構成されている。各カッターカバー68は、各上板683をチャンネル型の連結部材684で連結することにより所要の間隔(各カッターカバー68に各カッター67が収まる位置)で連結されている。連結部材684は、ブラケット685を介して前記昇降軸支体63とチェーンケース65に固定されている。
各カッターカバー68の間には、所要幅の前後に貫通した空隙686が合計五箇所に形成されている(図4参照)。除草作業中において、自走走行機1の座席12に座って運転している運転者は、各空隙686を通して、前方の除草爪52により雑草を除草している状態等を前を向いた無理のない姿勢のままでリアルタイムで確認することができる。
なお、カッターカバーが各カッター67にそれぞれ対応して配置されるのではなく、複数のカッター67をまとめてカバーする構造である場合は、カッターカバーに前記空隙686と同様の作用を有する窓口(穴)を設けるようにしてもよい。
草切断装置6は、前記構造を有しており、操作レバー640を上下方向に動かして、係止板641を昇降調節板60の適宜の係止溝606に係合させ、回動腕部材62、62aの先部側の角度を所要角度に設定することによって、昇降軸支体63とチェーンケース65の高さが決まる。このように操作レバー640を操作することによって、基フレーム2に取り付けられている除草爪装置5に対する草切断装置6の高さ、すなわち各カッター67の高さを調節することができる。
また、図1、図9、図10に示すように前記揺動フレーム4の前端には、フロート装置7が取り付けられている。フロート装置7は、揺動フレーム4の前端に基部を固定して取り付けられた二本の支脚70、71を有している。支脚70、71の基端寄りは、チャンネル型の連結部材72で連結され補強されている。支脚70、71は、前方へ突出するように、且つ先端側は鉛直方向へ伸びるように形成されている。支脚70、71の下端の後部側には、ブラケット73が形成されており、ブラケット73にはそれぞれ平行リンク74を介してフロート75が取り付けられている。これにより、各フロート75は基フレーム2の方向と平行状態を維持しながら上下動することができる。
(除草機Aの水平度調節機構)
揺動フレーム4に取り付けられている除草爪装置5と草切断装置6の除草作業中における水平度は、水平制御装置8で制御される。
水平制御装置8は、図1、図9に示すように前記フロート装置7の連結部材72の上面に取り付けられた水平度センサ80を有している。水平度センサ80は、揺動フレーム4の水平度を検出し、図示していない制御部に水平度情報の信号を送る。
また、水平制御装置8は、前記動力分配機3の側部フレーム30aの外面側に固定された駆動モーター81を有している。駆動モーター81は、駆動ギヤ(図では見えない)を備え、駆動ギヤには、扇形の従動ギヤ82のギヤ部820が噛み合っている。従動ギヤ82は、基部側を軸83によって縦方向に回動できるように軸着されており、軸83の近傍には、偏心軸84(図9参照)を介し昇降リンク85の基端部(上端部)が縦方向に回動できるように軸着されている。なお、前記駆動モーター81、従動ギヤ82、軸83、偏心軸84及び昇降リンク85は、水平度調節機構を構成する。
昇降リンク85の先端部(下端部)は、軸86を介し前記揺動フレーム4の中部材401に縦方向に回動できるように軸着されている。軸86の位置は、中心軸20からチェーンケース65側へずれた位置である(図8参照)。これにより、水平度センサ80からの水平度情報の信号を制御部で受けることで駆動モーター81の駆動ギヤの回転方向と回転量が制御され、従動ギヤ82が回動して昇降リンク85が昇降することにより、揺動フレーム4の水平度が制御される。
そして、水田での除草作業においては、揺動フレーム4に取り付けられている除草爪装置5と草切断装置6は、水平制御装置8によって水平を保つように、すなわち除草爪52の各爪520の先端を結ぶ平面が田面(土面)と平行になるように制御される。
(作用)
図1ないし図15を参照して、本実施の形態に係る水田除草作業機Wの作用を説明する。
水稲の栽培においては、稲がある程度生育した後に、稲の周りの条間や株間に生える雑草を大きく成長しないうちに除去する除草作業が必要になる。
(1)除草機Aを前側にして水田除草作業機Wを水田に乗り入れ、図4に示すように除草爪装置5の各除草爪52が稲株9に対向するように配する。なお、各除草爪52の左右方向中央位置の間隔は、一般的な田植機で植えられる稲株9の条間の幅L1(例えば30cm)に合わせてあるので、水田除草作業機Wは比較的容易に配することができる。
(2)そして、まず、運転者による自走走行機1側の操作で、揺動フレーム4に取り付けられた除草爪装置5と草切断装置6が水平度制御装置8によって水平になるように、つまり水田の田面(土面)と平行になるように設定される。
(3)同じく自走走行機1側の操作で、油圧シリンダー16を作動させて除草機Aの高さを調節する。これにより、左右のフロート75を水田の田面(土面)に載せると共に除草爪装置5の各除草爪52の下端部の高さを田面よりやや低くなるように(例えば10mm程度)、つまり各除草爪52の爪先で田面を掻くことができるように設定する。
また、この際に、除草爪装置5の操作レバー584を操作して、前方からの力に対する各除草爪52の反発力を調節する。各除草爪52の反発力は、稲株9の成長度合いや田面の土の硬さ等に合わせて雑草の掻き取りに好適な強さに調節できる。これにより、除草爪52で稲を傷めることなく、より効率的に除草を行うことができる。
(4)次に、除草爪装置5の高さを前記高さに維持した状態で、除草爪装置5の後方に位置する草切断装置6の高さを操作レバー640を操作して調節する。これにより、各カッター67の刃部670が、稲株9の条間において水面に浮いている雑草を切断できるように、且つ田面より低い位置(例えば10mm程度)を田面を掻き取りながら回転移動できるように設定する。
(5)動力分配機3の除草爪駆動軸31とカッター駆動軸32を駆動する。除草爪駆動軸31の駆動により、除草爪装置5の各除草爪52が横方向に往復動する。また、カッター駆動軸32の駆動により、草切断装置6の各カッター67が回転する。
なお、各除草爪52の往復動の速さ及び各カッター67の回転速さを自走走行機1の走行速さとは関わりなくそれぞれ独立して調節できるので、除草作業の状況に合わせてそれぞれ好適に調節することができ、作業がしやすい。
(6)自走走行機1を前進走行させて水田除草作業機Wを前進させると、各カッター67によって稲株9の条間の雑草の掻き取りを行うと共に雑草の切断も同時に行う。また、各除草爪52は、稲株9を梳く用に横方向へ往復動しながら、稲株9の列の左右両側の条間のほぼ1/2程度の田面に生えている雑草を掻き取り、同時に稲株9の株間の幅L2に生えている雑草も掻き取る。このようにして田面から掻き取られた雑草は水面に浮き上がる。
なお、運転者は、前を向いた無理のない姿勢のまま、各カッターカバー68の間の空隙686及び各側板680、681の切欠部682を通して各カッター67及び各カッター67の前方の様子及び状況を視認でき、除草している状態等をリアルタイムで確認しながら作業を行うことができる。これにより、例えば自走走行機1の走行位置が稲株9の条間の幅方向へ多少ずれているような場合等も迅速に修正することができ、効率的な除草作業を行うことができる。
また、除草爪装置5と草切断装置6の水平度は、水平度制御装置8により継続して維持されており、各除草爪52による田面の土の掻き取り深さを各除草爪52においてほぼ同じ状態で維持することができるので、除草機Aの幅方向の各所で差のない安定した除草作業を行うことができる。
(7)水面に浮き上がった雑草は、各除草爪52の後方へ向け両側へ拡がるように配置された複数の爪520によって、各カッター67へ誘導される。各除草爪52の左右方向両端部の各爪520は、それぞれ各カッター67の前方に位置しており、雑草は円滑に各カッター67へ誘導されるようになっている。
なお、各カッター67は、カッター軸66に沿って位置の調節ができるので、各除草爪52によって水面を誘導されてくる雑草の最も集まりやすい位置に合わせて、各カッター67の位置を調節することができ、雑草の切断をより効率よく行うことができる。
(8)各カッター67へ誘導された雑草は、回転している各カッター67によって切断される。雑草を切断することにより、切断片が後で沈んでも田面の土に根付くことを防止できる。また、これにより、結果的に除草回数をより少なくすることができる。なお、各稲株9は、前記したように往復動する各除草爪52によって梳くように掻かれるが、除草作業は稲がある程度生育し根が十分に張って強くなっている状態で行うので、稲株9がなぎ倒されるようなことはない。
図16ないし図18を参照して、水田除草作業機Waについて説明する。
なお、図16ないし図18において、前記水田除草作業機Wと同等箇所の主に要部について同じ符号を付して示し、構成において重複する部分については説明を省略する。
水田除草作業機Waは、本発明に係る水田除草作業機の第2実施の形態を示し、除草機Aaが自走走行機1aの後方に配置されている。
すなわち、自走走行機1aには、前記自走走行機1とは相違して、除草機Aaを車台フレーム10の後端部に接続する昇降リンク装置15と、昇降リンク装置15を駆動する油圧シリンダー16及び動力分配機3に動力を伝える動力取出軸17が、後部側に後向きに設けられている。
また、除草機Aaには、前記昇降リンク装置15、前記油圧シリンダー16、及び前記動力取出軸17と接続される動力分配機3、ブラケット33、上軸155、下軸156等が前向きに設けられている。なお、除草機Aaは、前記除草機Aと同様に各カッターカバー68の間に空隙686を有する構成としたが、空隙686を形成しない構造とすることもできる。
そして、自走走行機1aの昇降リンク装置15は、除草機Aaの上軸155、下軸156に接続され、自走走行機1aの油圧シリンダー16は除草機Aaの下軸156に接続され、自走走行機1aの動力取出軸17は除草機Aaの動力分配機3に接続されて、自走走行機1aに除草機Aaが接続されて水田除草作業機Waが構成されている。
水田除草作業機Waは、前記水田除草作業機Wにおいて、運転者が前を向いた無理のない姿勢のまま、各カッターカバー68の間の空隙686及び各側板680、681の切欠部682を通して各カッター67及び各カッター67の前方の様子及び状況を視認できる点を除いて、ほぼ同様に作用するので、作用の説明は省略する。なお、除草作業時において、運転者は、必要時に後方を見て、除草爪装置5による除草の状況を確認しながら作業を行うことができる。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
W 水田除草作業機
1 自走走行機
10 車台フレーム
11 エンジン
12 座席
13 ハンドル
14 各車輪
15 昇降リンク装置
150 リンク
151、152 リンク
153 上軸
154 下軸
155 上軸
156 下軸
16 油圧シリンダー
17 動力取出軸
A 除草機
2 基フレーム
20 中心軸
3 動力分配機
30、30a 側部フレーム
31 除草爪駆動軸
32 カッター駆動軸
33 ブラケット
4 揺動フレーム
401 中部材
402 腕部材
40、41 吊支フレーム
42、43 吊支フレーム
44 中継ギヤボックス
45 クランク
46 偏心軸
47 駆動リンク
48 中継リンク
49 取付フレーム
5 除草爪装置
50 第1の振動フレーム
51 第2の振動フレーム
510 基部材
511、512 腕部材
513 爪案内切込部
52 除草爪
520 爪
521 爪部材
522 掛止部
523 通し穴
53、54 吊りリンク
530、531 軸
540、541 軸
542 軸
543 軸
55、56 吊りリンク
550、551、553 軸
560、561 軸
57 固定軸
58 回転軸
580 レバー基板
581 長穴
582 ボルト
583 取付基板
584 操作レバー
585 係止板
586 掛止腕板
587 掛止孔
588 コイルバネ
59 反発力調節板
590 縦板部
591 横板部
592 開口部
593 係止溝
6 草切断装置
60 昇降調節板
600 係合軸
601、602 取付板
603 縦板部
604 横板部
605 開口部
606 係止溝
607 軸
61 基軸
62、62a 回動腕部材
620 連結軸
621 軸
622 ブラケット
623 軸
624 軸
63 昇降軸支体
631 軸受
632 取付軸
633 案内部材
634 案内溝
64 レバー基板
640 操作レバー
641 係止板
642 軸
643 リンク板
65 チェーンケース
651 軸受
652 取付軸
653 案内部材
655 軸受
656 回転軸
66 カッター軸
660 軸
661 軸
662 軸
663、664、665 通し孔
67 カッター
670 刃部
671、672 カッターユニット
673 取付基板
674 軸通し孔
675 管体
676、676a 通し孔
677 刃体
678 取付板部
679 刃板部
68 カッターカバー
680、681 側板
682 切欠部
683 上板
684 連結部材
685 ブラケット
686 空隙
7 フロート装置
70、71 支脚
72 連結部材
73 ブラケット
74 平行リンク
75 フロート
8 水平制御装置
80 水平度センサ
81 駆動モーター
82 従動ギヤ
820 ギヤ部
83 軸
84 偏心軸
85 昇降リンク
86 軸
9 稲株
Wa 水田除草作業機
1a 自走走行機
Aa 除草機

Claims (4)

  1. 水田除草作業機であって、
    走行機と、
    該走行機の前方又は後方に配置されており、前記走行機との間に配置されている高さ調節機構により前記走行機に対する高さの調節ができる除草機と、
    を備えており、
    前記除草機は、
    駆動装置により前記走行機の走行方向と直交する方向に往復動することにより稲株の株間の雑草を掻き取る除草爪装置と、
    該除草爪装置の後方に配置された草切断装置と、
    を有し、
    前記除草爪装置は、
    爪台と、
    該爪台に複数配置されている除草爪と、
    を有し、
    前記草切断装置は、
    除草作業時において稲株の条間となる位置にそれぞれ設けられた、縦方向に回転する複数のカッターを有し、
    該カッターは、稲株の条間の雑草の掻き取り及び切断と、前記除草爪装置で掻き取ることで水面に浮いた雑草の切断を行うものであり、
    前記除草爪は、複数の爪要素を連ねた二列に構成されており、各列は水面に浮いた雑草を後方のカッターへ誘導するべく後方へ向けて両側へ拡がる方向に配置されている、
    水田除草作業機。
  2. 除草機は、
    除草爪を前進方向へ向けて付勢する弾性体と、
    該弾性体による付勢力を調節する付勢力調節機構と、
    を有する、
    請求項1記載の水田除草作業機。
  3. 除草機が走行機の前方に配置されているものは、
    草切断装置がカッターの走行機側を覆うカバーを有し、
    該カバーは、座席側から前記カッター又は前記カッターの前方を視認できるようにするための空隙又は窓口を有する、
    請求項1又は2記載の水田除草作業機。
  4. 草切断装置は、
    走行機の走行方向と直交する方向に配置され、カッターが取り付けられる回転軸と、
    該回転軸の長手方向における前記カッターの位置を調節するカッター位置調節手段と、
    を有する、
    請求項1、2又は3記載の水田除草作業機。
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