JP5999548B2 - 光触媒およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、太陽光を利用した水分解反応を行うことにより水素および/または酸素を製造可能な光水分解反応に特に好適に用いられる光触媒およびその製造方法に関する。
太陽エネルギーなどの再生可能エネルギーを利用した高性能な光エネルギー変換システムを実用化することは、地球温暖化の抑制、および枯渇しつつある化石資源依存からの脱却を目指す観点から、近年になって急激にその重要性が増している。中でも、太陽エネルギーを用いて水を分解し水素を製造する技術は、現行の石油精製、アンモニア、メタノールの原料供給技術としてのみならず、燃料電池をベースとした来たる水素エネルギー社会において、必須とされる技術である。
例えば、光触媒を用いることで、太陽エネルギーを利用して水を分解し、効率的に水素や酸素を製造することができる(非特許文献1等)。有望な光触媒の一つとしては、可視光応答型の水分解用光触媒であるTiやNbを含む酸窒化物が挙げられる。
このような酸窒化物は、単独では水分解活性が小さいため、通常、助触媒を担持して使用される。助触媒としては、高活性であり且つ安定である理由から、通常、IrO、RuO、Ptなどの貴金属触媒が使用される。
しかしながら、地表埋蔵量が極めて少なく高価な貴金属を使用することは好ましくない。また、貴金属助触媒を用いたとしても、必ずしも水分解活性が十分であるとは言えない。
一方、非貴金属助触媒としては、例えば酸素発生用助触媒としてCo、MnO、NiO、NiCo等が比較的高活性であることが知られている(非特許文献2、3等)。
しかしながら、非貴金属助触媒は貴金属助触媒に比べると活性が劣る。そのため、貴金属助触媒と同等以上の水分解活性を示すような非貴金属助触媒が求められている。
Chen,X.et al.Chem.Rev.2010,110(11),6503−6570 J.Chem.Faraday Trans 1,1988,84(8),2795−2806 Chem.Rev.,2010,110,6474−6502.
そこで本発明は、資源が豊富で比較的安価な材料より製造される光触媒用助触媒を有するとともに、貴金属助触媒を担持した場合と同等以上の水分解活性を示す光触媒およびその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
(1)Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に非貴金属助触媒を担持した場合、貴金属助触媒を担持した場合と同等の水分解活性を有する。
(2)Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に担持する非貴金属助触媒において、金属酸化物MOと金属Mとを混在させた場合、水分解活性が一層向上する。
(3)特に、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、金属元素Mを含む化合物を担持させた後、当該金属元素Mを含む化合物を還元処理して金属Mおよび金属酸化物MOとすることで、極めて高活性な光触媒を得ることができる。
本発明は上記の知見に基づいてなされたものである。すなわち、
第1の本発明は、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持したことを特徴とする、光触媒である。
第1の本発明において、酸窒化物が、LaTiON、CaNbON、BaNbON、SrNbON、LaNbONから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。これら酸窒化物を用いた場合に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒とした場合の触媒活性向上効果が一層顕著となるためである。
第1の本発明において、助触媒が、金属酸化物と金属とのコアシェル型構造を有することが好ましい。このような構造とすると、結果的に触媒活性向上効果が一層顕著となる。
第1の本発明において、助触媒を構成する金属元素Mが、コバルト、ニッケル、マンガンから選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。このような金属を用いた場合に、特に触媒活性向上効果が得られるためである。
第2の本発明は、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持してなる光触媒の製造方法であって、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、金属元素Mを含む化合物を担持させる第1の工程と、金属元素Mを含む化合物を還元処理する第2の工程と、を含むことを特徴とする、光触媒の製造方法である。
第2の本発明において、酸窒化物が、LaTiON、CaNbON、BaNbON、SrNbON、LaNbONから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
第2の本発明において、助触媒を構成する金属元素Mがコバルト、ニッケル、マンガンから選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
第2の本発明において、還元処理が、還元性気体による処理であることが好ましい。
ここで「還元性気体」とは金属元素Mを含む化合物を還元して金属Mとすることが可能な気体を意味する。還元性気体の具体例としては、例えば、アンモニア、水素、ヒドラジンが挙げられる。「還元性気体による処理」とは、還元性気体により金属元素Mを含む化合物を還元して金属とすることが可能な処理であればよく、例えば金属元素Mを含む化合物を加熱しつつ還元性気体により還元処理する形態が挙げられる。
第1の本発明においては、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持したことにより、貴金属を助触媒として担持した場合と同等以上の水分解活性を示す光触媒とすることができる。このような光触媒は、例えば第2の本発明に係る光触媒の製造方法により、複雑な工程を要さずに適切に製造することができる。すなわち、本発明によれば、資源が豊富で比較的安価な材料より製造される光触媒用助触媒を有するとともに、貴金属助触媒を担持した場合と同等以上の水分解活性を示す光触媒およびその製造方法を提供することができる。
本発明に係る光触媒の形態例を概略的に示す図である。 光触媒の評価の際に用いた装置を概略的に示す図である。 光触媒電極の評価の際に用いた装置を概略的に示す図である。 本発明に係る光触媒のXPSによる構造解析結果を示す図である。
1.光触媒
本発明に係る光触媒は、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持したことに特徴を有する。
1.1.酸窒化物
Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物としては、光触媒として機能し得る酸窒化物であれば特に限定されるものではなく、例えば、希土類金属および/またはアルカリ土類金属とTiおよび/またはNbとの複合酸窒化物等が挙げられ、より具体的にはLaTiON、CaNbON、BaNbON、SrNbON、LaNbON等が挙げられる。この中でもLaTiON、SrNbON、CaNbONのいずれか1つ以上が好ましく、LaTiONが特に好ましい。本発明による水分解活性向上効果が特に顕著となるためである。
本発明において、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物は、公知の方法により容易に得ることができる。例えば、固相法やゾル・ゲル法、錯体重合法、フラックス法等の複合酸化物を得るための公知の方法によりTiおよび/またはNbを含む複合酸化物を得て、当該複合酸化物に対して、アンモニア雰囲気で高温処理すること等の窒化処理を施すことにより、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物を得ることができる。
1.2.助触媒
本発明においては上記したような酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mの双方が助触媒として担持されている。助触媒を構成する金属Mとしては、助触媒として機能し得る金属であればよいが、本発明においては貴金属以外の金属とする。酸化反応用の助触媒金属Mとしては、好ましくは、Mg、Ti、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ga、Cd、Ce、Ta、WまたはPb等の金属、該金属の金属間化合物、固溶体、共晶体、該金属の多元金属粒子であり、より好ましくはCo、Mn、Niのうちのいずれか1種以上であり、特にCoが好ましい。金属酸化物MOとしては、これら金属Mの酸化物であればその形態は特に限定されない。例えば、CoO(CoO、Co、Co等)、MnO(MnO、MnO、Mn、Mn等)、NiO(NiO、NiO等)等の同一金属による構成される酸化物或いはその混合物のほか、NiCo等の複合酸化物或いはその混合物であってもよい。
還元反応用の助触媒金属Mとしては、好ましくは、Fe、Ni、Cu、Cr、Co等が挙げられる。特にCu、Cr、Niが好ましい。
なお、本発明においては、助触媒として上記の金属酸化物MO、金属Mのほか、その他の助触媒が担持されていてもよい。例えば、NiS、MoS、NiMoS等の硫化物が挙げられる。
本発明においては、従来においては助触媒としての活性が十分ではないと考えられていた金属であっても、所定の酸窒化物に、金属酸化物と金属との双方が助触媒として担持された光触媒とすることで、助触媒として貴金属が担持された光触媒と同等以上の水分解活性を得ることができる。
本発明において、助触媒は金属Mと金属酸化物MOとのコアシェル型構造となっていることが好ましい。この場合、通常、金属Mがコア、金属酸化物MOがシェルを構成する。例えば、図1に示すように、酸窒化物であるLaTiONの表面に、CoOおよびCoのコアシェル型構造を有する助触媒が担持された形態が挙げられる。このような酸窒化物にコアシェル型構造を有する助触媒が担持された光触媒の製造方法については後述する。
酸窒化物への助触媒の担持方法については、特に限定されるものではなく、公知の担持方法をいずれも適用することができる。例えば、助触媒となる金属源(金属元素Mを含む化合物)を含有する溶液やコロイド溶液に酸窒化物の粉体や成形体を浸漬し、蒸発乾固する、または金属Mのカルボニル化合物を昇華によって酸窒化物表面へ吸着させ、これを熱分解させることなどによって、酸窒化物の表面に助触媒を担持することができる。また、文献(PNAS vol.106,20633−20636(2009))に記載されている、助触媒となる金属源のイオンを含有する溶液に、酸窒化物の粉体や成型体を浸漬し、光照射する方法により担持してもよい。
助触媒の担持量については、少なすぎても効果がなく、多すぎると助触媒自身が光を吸収・散乱するなどして酸窒化物の光吸収を妨げたり、再結合中心として働いたりして、かえって触媒活性が低下してしまう。このような観点から、光触媒における助触媒の担持量は、特に限定はされないが、光触媒全体を基準(100質量%)として、好ましくは0.01質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下、特に好ましくは10質量%以下である。
本発明に係る光触媒を実際に水の分解に使用する場合において、光触媒の形態については特に限定されるものではなく、水中に光触媒粒子を分散・懸濁させる形態であってもよいし、光触媒粒子を固めて成形体として、当該成形体を水中に設置する形態或いは基材上に光触媒層を設けて積層体とし、当該積層体を水中に設置する形態等であってもよい。
2.光触媒の製造方法
本発明に係る光触媒の製造方法は、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持してなる光触媒の製造方法であって、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、金属元素Mを含む化合物を担持させる第1の工程と、金属元素Mを含む化合物を還元処理する第2の工程とを含むことを特徴とする。
第1の工程は、Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、金属元素Mを含む化合物を担持させる工程である。
本発明における金属元素Mを含む化合物とは、後述する還元処理によって金属Mとなる化合物をいい、具体的には例えば、MOで表される金属酸化物;硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、ホウ酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、ハロゲンオキソ酸塩、カルボン酸塩、スルホン酸塩等の金属元素Mを含む塩;アセチルアセトナート、カルボニル化合物等の金属元素Mを含む錯体化合物;金属Mのハロゲン化物;金属Mの表面が酸化されMOの表面皮膜がついたもの等が挙げられる。このうちMOで表される金属酸化物、または金属元素Mを含む塩が好ましい。金属元素Mを含む塩としては、溶解性、製造性の面で硝酸塩が好ましい。
酸窒化物や金属元素Mを含む化合物の形態については、上記したものと同様である。酸窒化物の金属元素Mを含む化合物の担持方法も上述した通りであり特に限定されるものではない。例えば、助触媒となる金属源を含む水溶液に、酸窒化物粉体を浸漬・懸濁させ、溶媒を蒸発乾固する、金属Mのカルボニル化合物を昇華によって酸窒化物表面へ吸着させ、これを熱分解させることなどによって、酸窒化物の表面に金属元素Mを含む化合物を担持することができる。また助触媒となる金属源のイオンを含有する溶液に酸窒化物の粉体や成型体を浸漬し、光照射することにより担持してもよい。
なお、これら金属元素Mを含む化合物を担持した後、焼成処理をする工程を含んでいてもよい。具体的には金属元素Mを含む化合物として、溶解性が高い塩等の、均一性の高い溶液が得られるものを用いて酸窒化物に担持したのち、焼成処理を行う。助触媒を均一に担持できる点、金属元素Mを含む化合物中に含まれる塩化物イオン等の、後述する還元処理に際して残留が好ましくない成分の除去に有効である点で好ましい製造方法として挙げられる。
第2の工程は、前記金属元素Mを含む化合物を還元処理する工程である。本発明者らが鋭意研究したところ、所定の酸窒化物表面に、助触媒としてまず金属元素Mを含む化合物を担持させ、その後、担持した金属元素Mを含む化合物を還元して金属Mとすることにより、光触媒活性が著しく向上することを知見した。この現象は後述する還元処理をすることにより、MOで表される金属酸化物、または金属元素Mを含む塩等が還元され、金属Mに変換される。そして引き続き、金属Mの表面が酸化され、MOで表される金属酸化物が表面に形成されることによって発現するものと推定される。これは種々の要因によるものと考えられるが、例えばその一つとして、酸窒化物に担持後の金属元素Mを含む化合物を還元して金属Mとすることで、酸窒化物表面と助触媒との界面に良好な接触が得られ、活性が向上したものと推測できる。または、助触媒と酸窒化物との接触界面が増大し、触媒活性が向上したものと推測することができる。
第2の工程における還元処理については、金属元素Mを含む化合物を金属Mへと還元することが可能な処理であれば特に限定されるものではないが、還元性気体による処理であることが好ましい。還元性気体としては、例えば、アンモニア、水素、ヒドラジンが挙げられる。特にアンモニアが好ましい。還元処理の温度については、好ましくは500℃以上、より好ましくは600℃以上とし、好ましくは900℃以下、より好ましくは800℃以下とする。還元処理の時間については特に限定されるものではないが、好ましくは0.5時間以上、より好ましくは1時間以上とし、好ましくは20時間以下、より好ましくは10時間以下とする。このような温度・時間とすることで、酸窒化物表面において金属元素Mを含む化合物を適切に金属Mに還元でき、光触媒活性を一層増大させることができる。
第2の工程を経ることで、酸窒化物の表面に還元された金属が助触媒として担持された光触媒が得られる。その後、金属表面は自ずと酸化され金属酸化物層となる。すなわち、本発明に係る光触媒の製造方法により得られた光触媒は、酸窒化物の表面に、金属酸化物と金属とのコアシェル型構造(コア:金属、シェル:金属酸化物)を有する助触媒が担持されていると言える(例えば図1参照)。このような光触媒は、貴金属を助触媒として担持した場合と比較して同等以上の光触媒活性を有する。
以上の通り、本発明によれば、資源が豊富で比較的安価な材料より製造される光触媒用助触媒を有するとともに、貴金属助触媒を担持した場合と同等以上の水分解活性を示す光触媒およびその製造方法を提供することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例により制限されるものではない。
<光触媒の調製>
(酸窒化物1の調製)
文献(Journal of Flux Grouwth,2010,5,81/J.Am.Ceram.Soc 991,74,2876)に記載の方法に従ってLaTiONを調製した。具体的には以下の通りである。
La(関東化学社製、99.99%)とTiO(Sigma−Aldrich社製、99.99%)とをモル比1:2でエタノールを用いて湿式混合し、これにフラックスであるNaCl(和光純薬工業社製、99.5%)とKCl(和光純薬工業社製、99.5%)との混合物(モル比1:1)を(La+Ti):(Na+K)=1:2のモル比で加えた。これをアルミナ坩堝に入れ、1423Kまで10K/minで加熱し、同温度で5時間保持した。その後1023Kまで1K/minで冷却し、さらに室温まで自然冷却した。取り出した試料を蒸留水で洗浄、濾過することによってフラックスを除去後、乾燥することで前駆体となるLaTiを得た。次にこの前駆体を200mL/minのNH気流下、1223Kで15時間窒化し、LaTiONを得た。XRDにより単相のLaTiONの生成が確認された。
(酸窒化物2の調製)
LaとTiOとをモル比1:2でエタノールを用いて湿式混合し、これにフラックスであるNaClを(La+Ti):(Na)=1:10のモル比で加えた。それ以降の処理については、酸窒化物1の調製と同様の手順とし、LaTiONを得た。XRDにより単相のLaTiONの生成が確認された。
(酸窒化物3の調製)
文献(J.Phys.Chem.A 2002,106,6750)に記載の方法に従ってLaTiONを調製した。具体的には以下の通りである。
チタンテトライソプロポキシド(0.02mol、関東化学社製、97.0%)を室温でエチレングリコール(0.2mol、関東化学社製、99.5%)に溶解した後、無水クエン酸(0.3mol、和光純薬工業社製、98.0%)を添加し、333Kで加熱して完全に溶解させた。続いてこれにLa(NO・6HO(0.002mol、関東化学社製、99%)と20mLのメタノールとを添加し、423Kで透明なゲルが生成するまで加熱撹拌した。得られたポリマーゲルを523〜623Kで1時間熱分解して炭化させた後、空気中、773Kで12時間焼成し、前駆体LaTiを得た。この前駆体0.7gを200mL/minのNH気流下、1223Kで15時間窒化し、LaTiONを得た。XRDにより単相のLaTiONの生成が確認された。
(酸窒化物4の調製)
文献(Catalysis Today,2003,78,555−560)に記載の方法に従いTa(高純度化学製、99.9%)を20mL/minのNH気流下、1123Kで15時間窒化することによりTaONを得た。
(酸窒化物5の調製)
SrNbONを文献(ChemSusChem.2011,4,74−78)に記載の方法に従って調製した。具体的には以下の通りである。
NbCl(21mmol、高純度化学製、99.9%)、無水クエン酸(210mmol、和光純薬工業社製、98.0%)、エチレングリコール(840mmol、関東化学社製、99.5%)、SrCO(21mmol、関東化学社製、99.5%)をメタノール100mLに溶解し、473Kで1晩加熱してゲル化させた。得られたポリマーゲルを623Kで熱分解させた後、空気中、973Kで2時間焼成し、粉砕した後さらに973〜1123Kで2時間焼成してSr-Nb複合酸化物を得た。得られた複合酸化物を250mL/minのNH気流下、1023〜1223Kで15時間窒化し、SrNbONを得た。
(実施例1:(CoO/Co)/酸窒化物1)
得られた酸窒化物1(0.3g)を、Co(NO・6HO(LaTiONを基準として2.0質量%のCo)を含む水溶液(3mL)に懸濁し、蒸発皿内、ウォーターバス上でガラス棒により攪拌しながら溶媒を蒸発乾燥させた。
得られたCo(NO/酸窒化物1を、200mL/minのNH気流下で、773〜1073Kで1時間還元処理した後、室温まで冷却して、酸窒化物1にCoOおよびCoを担持した光触媒「(CoO/Co)/酸窒化物1」を得た。なお、CoOとは、CoO、Co、Co等のコバルト酸化物の混合物を意味する。
(実施例2:(CoO/Co)/酸窒化物3)
酸窒化物として酸窒化物3を使用したほかは、実施例1に記載の調製方法と同様の手順で、酸窒化物3にCoOおよびCoを担持した光触媒「(CoO/Co)/酸窒化物3」を得た。
(実施例3:(CoO/Co)/酸窒化物2)
酸窒化物として酸窒化物2を使用したほかは、実施例1に記載の調製方法と同様の手順で、酸窒化物2にCoOおよびCoを担持した光触媒「(CoO/Co)/酸窒化物2」を得た。
(実施例4:(MnO/Mn)/酸窒化物2)
酸窒化物2(0.3g)をMnCl(LaTiONに対して1.9質量%のMn)を含む水溶液(3mL)に添加し、蒸発皿内、ウォーターバス上でガラス棒により攪拌しながら溶媒を蒸発乾燥させた。その後、空気中、473Kで焼成することによって、MnOを酸窒化物2に担持してなる「MnO/酸窒化物2」を得た。なお、MnOとは、MnO、MnO、Mn、Mn等のマンガン酸化物の混合物を意味する。
得られたMnO/酸窒化物2を、200mL/minのNH気流下で、923Kで1時間還元処理した後、室温まで冷却して、酸窒化物2にMnOおよびMnを担持した光触媒「(MnO/Mn)/酸窒化物2」を得た。
(実施例5:(NiO/Ni)/酸窒化物2)
酸窒化物2(0.3g)をNi(NO・6HO(LaTiONに対して2質量%のNi)を含む水溶液(3mL)に添加し、蒸発皿内、ウォーターバス上でガラス棒により攪拌しながら溶媒を蒸発乾燥させた。その後、空気中、473Kで焼成することによって、NiOを酸窒化物2に担持してなる「NiO/酸窒化物2」を得た。なお、NiOとは、NiO、Ni等のニッケル酸化物の混合物を意味する。
得られたNiO/酸窒化物2を、200mL/minのNH気流下で、923Kで1時間還元処理した後、室温まで冷却して、酸窒化物2にNiOおよびNiを担持した光触媒「(NiO/Ni)/酸窒化物2」を得た。
(比較例1:CoO/酸窒化物1)
酸窒化物1を空気中、473Kで2時間焼成した。焼成後の酸窒化物1(0.3g)を、Co(NO・6HO(LaTiONを基準として2.0質量%のCo)を含む水溶液(3mL)に懸濁し、蒸発皿内、ウォーターバス上でガラス棒により攪拌しながら溶媒を蒸発乾燥させた。その後、空気中、473Kで焼成することによって、CoOを酸窒化物1に担持してなる「CoO/酸窒化物1」を得た。
(比較例2:IrO/酸窒化物1)
文献(J.Phys.Chem.A2002,106,6570)に記載の方法に従ってIrOコロイド溶液を調整した。具体的には以下の通りである。
Na[IrCl]・6HO(0.159g)を、100mLの蒸留水中に溶解させ、pHを5M NaOHで12.0に調整した。この溶液を353Kのウォーターバス中で加熱し、無色透明の溶液を得た。この溶液を室温まで冷却し、HNO水溶液でpH8.5〜9.5に調整した後、再び353Kで加熱して濃青色のIrOコロイド溶液を得た。
酸窒化物1(0.3g)をIrOコロイド溶液(LaTiONに対して2.0質量%のIrO、NaOH水溶液を用いてpHを5.0に調整)200mL中で1時間攪拌してIrOを酸窒化物1に吸着させ、濾別または蒸発乾固した後、空気中、473Kで1時間焼成することによって、IrOを酸窒化物1に担持してなる光触媒「IrO/酸窒化物1」を得た。
(比較例3:IrO/酸窒化物3)
酸窒化物として酸窒化物3を使用したほかは、比較例2に記載の調製方法と同様の手順で、IrOを酸窒化物3に担持してなる光触媒「IrO/酸窒化物3」を得た。
(比較例4:MnO/酸窒化物1)
酸窒化物1(0.3g)をMnCl(LaTiONに対して2質量%のMn)を含む水溶液(3mL)に添加し、蒸発皿内、ウォーターバス上でガラス棒により攪拌しながら溶媒を蒸発乾燥させた。その後、空気中、473Kで焼成することによって、MnOを酸窒化物1に担持してなる「MnO/酸窒化物1」を得た。
(比較例5:NiO/酸窒化物1)
酸窒化物1(0.3g)をNi(NO・6HO(LaTiONに対して2質量%のNi)を含む水溶液(3mL)に添加し、蒸発皿内、ウォーターバス上でガラス棒により攪拌しながら溶媒を蒸発乾燥させた。その後、空気中、473Kで焼成することによって、NiOを酸窒化物1に担持してなる「NiO/酸窒化物1」を得た。
(比較例6:(CoO/Co)/酸窒化物4)
酸窒化物として酸窒化物4を使用したほかは、実施例1に記載の調製方法と同様の手順で、酸窒化物4にCoOおよびCoを担持した光触媒「(CoO/Co)/酸窒化物4」を得た。
(比較例7:助触媒無担持酸窒化物4)
酸窒化物4に助触媒を担持せずそのままの状態で光触媒活性を評価した。
<光触媒電極の調製>
調製した酸窒化物5の光触媒電極を以下のように調製した。
アセトン45mlにヨウ素9mgを溶解し、調製した酸窒化物5(36mg)を懸濁させて15分間超音波処理を行った。得られた懸濁液に、2枚のTi板を浸し、100Vの電圧を20秒間印加して酸窒化物が吸着した「酸窒化物5/Ti」を調製した。これに10mM NbClメタノール溶液25μLを滴下し、空気中で乾燥させる操作を6回繰り返したのち、100mL/minのNH気流下、753Kで30分間加熱してポストネッキング処理された「酸窒化物5/Ti」を得た。光触媒電極面積は2〜3cmであった。
(実施例6:(CoO/Co)/酸窒化物5/Ti電極)
酸窒化物5/TiにCo(NO・6HO(SrNbONを基準として2.0質量%のCo)を含む水溶液を滴下し、空気中で乾燥させた。そののち100mL/minのNH気流下、848Kで30分間加熱して(CoO/Co)/酸窒化物5/Ti電極を得た。
(比較例8:CoO/酸窒化物5/Ti電極)
酸窒化物5/TiにCo(NO・6HO(SrNbONを基準として2.0質量%のCo)を含む水溶液を滴下し、空気中で乾燥させた。その後、空気中、423Kで1時間焼成することによって、CoO/酸窒化物5/Ti電極を得た。
(比較例9:IrO/酸窒化物5/Ti電極)
酸窒化物5/Tiを前記IrOコロイド溶液(15体積%)に一晩浸漬し、IrO/酸窒化物5/Ti電極を得た。
<光水分解反応評価(1):粉末光触媒による活性評価>
調製した光触媒の活性は、犠牲試薬(Ag)存在下の光水分解反応における酸素生成速度の比較により評価した。具体的には以下の通りである。
光水分解反応は、図2に示すような真空排気用ポンプ、循環ポンプ、光触媒および水を入れるセル、気体採取バルブ、ならびにガスクロマトグラフ分析装置(GC)を備えた閉鎖系の反応装置で評価した。光源は300Wのキセノンランプおよびカットオフフィルター(λ>420nm)を使用し、温度上昇を避けるためランプとセルとの間にはウォータージャケットを設け冷却した。評価の際は、光触媒0.1gまたは0.2gを、0.02M AgNO(200mL、0.2gのLaでpHを8.3に調整)溶液中に懸濁させ、あらかじめ反応装置内を数回脱気することで空気が残存しないことを確認した後に光照射を開始し、ガスクロマトグラフィーにより気体(酸素)の生成量を測定した。結果を下記表1に示す。なお、酸素生成速度は、観測された酸素生成速度(μmol/h)と触媒重量あたりの酸素生成速度(μmol/hgcat)との両方を示した。
Figure 0005999548
<光水分解反応評価(2):光触媒電極による活性評価>
調製した光触媒電極の性能は、ポテンショスタットを用いた3電極系での電流−電位測定によって行った(図3)。平面窓付きのパイレックスガラス製電気化学セルを用い、参照極にAg/AgCl電極、対極にPtワイヤーを用いた。電解液にはNaSO0.1M水溶液(pH=5.9)を用いた。電気化学セル内部はアルゴンで満たし、かつ、測定前に十分にバブリングを行うことによって溶存する酸素、二酸化炭素を除去した。光電気化学測定には、コールドミラーとカットオフフィルター(HOYA社製、L−42)を装着した300Wキセノンランプを光源として用い、電気化学セルの平面窓から波長420nm以上の白色光を照射した。それぞれの電極について、測定電位0V、0.5V、1.0V(vs. RHE)における光電流密度(mA/cm)を測定した。結果を下記表2に示す。
Figure 0005999548
表1に示す結果から明らかなように、酸窒化物1を用いた場合においては、助触媒としてIrOを担持した光触媒(比較例2)と比較して、助触媒としてCoOを担持した光触媒(比較例1)であっても酸素生成活性が同等以上であったが、Co(NOを担持したのち還元処理を実施する本発明に係る光触媒(実施例1)にあっては、それよりもさらに光触媒活性を向上させることができた。また酸化物1と同じくフラックス法にて調製した酸化物2を用いた場合でも、Co(NOを担持したのち還元処理を実施した場合には、IrOよりも高い酸素生成活性を示した(実施例3)。
これは錯体重合法により得られた酸窒化物3を用いた場合も同様であり、Co(NOを担持したのち還元処理してなる助触媒を有する光触媒(実施例2)は、IrOを担持した光触媒(比較例3)と比較して、酸素生成活性が著しく向上していた。
また、比較例4、5のようにMnO、NiOを担持した場合には還元処理を実施しないと酸素生成速度はIrO(比較例2)に比較して1/10程度の低い値であったが、実施例4〜5から明らかなように、各種金属酸化物を還元処理してなる助触媒が担持された光触媒とすることで、比較的高い酸素生成活性を示した。これらの結果から、単に酸化物を担持するのではなく、これらを高温で還元処理することによって酸素生成反応が促進されることが明らかである。
また表2に示す結果から明らかなように、この傾向は光触媒電極で評価した場合も同様であった。すなわち、Co(NOを担持したのち還元処理を実施する光触媒電極(実施例6)は、CoOを担持した光触媒電極(比較例8)およびIrOを担持した光触媒電極(比較例9)と比較して、光電流密度が著しく向上していた。
一方、TaONに助触媒IrOを担持すると酸素生成速度が向上することは公知(Chemistry Letters,2008,37,138−139やEnergy Environ.Sci.,2011,4,4138−4147)であるにもかかわらず、表1に示す結果から明らかなように、比較例6、7のように酸窒化物がTaONである場合には、Co(NOを担持したのち還元処理を実施すると、助触媒を担持しない場合に比較して大幅に酸素生成速度が低下した。このことから、本技術に適用する酸窒化物はチタン系酸窒化物およびニオブ系酸窒化物が好適であることがわかった。
<XPSによる構造解析>
助触媒担持量を15質量%とした以外は実施例1と同様にして光触媒を調製し、得られた光触媒の構造をXPSにより解析した。結果を図4に示す。
図4に示すように、還元処理してなる助触媒の表面を解析したところCo2+に由来するピークが観測された(original)。これは、助触媒表面にコバルト酸化物(CoO)が存在していることを示唆している。また、エッチング時間10秒で、金属Co由来のピークが観測され(10s)、エッチング時間が長くなるにつれてCo2+に由来するピークが徐々に消失した(20s〜60s)。この結果から、助触媒は表面が酸化物層で覆われているが、酸化物層の下層に金属Coが存在していることが示唆された。すなわち、本発明に係る光触媒においては、助触媒が金属酸化物と金属とのコアシェル型構造(コア:金属、シェル:金属酸化物)をとっていることが示唆された。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う光触媒およびその製造方法もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明に係る光触媒は高い水分解活性を有し、太陽光を利用した水分解反応を行うことにより水素および/または酸素を製造する光水分解反応に特に好適に用いられる。

Claims (7)

  1. 希土類金属および/またはアルカリ土類金属とTiおよび/またはNbとの複合酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持したことを特徴とするとともに、
    前記助触媒を構成する金属元素Mが、コバルト、ニッケル、マンガンから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする、
    光触媒。
  2. 前記酸窒化物が、LaTiON、CaNbON、BaNbON、SrNbON、LaNbONから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の光触媒。
  3. 前記助触媒が、前記金属酸化物と前記金属とのコアシェル型構造を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の光触媒。
  4. 光水分解反応に用いられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光触媒。
  5. Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、MOで表される金属酸化物および金属Mを助触媒として担持してなる光触媒の製造方法であって、
    Tiおよび/またはNbを含む酸窒化物に、金属元素Mを含む化合物を担持させる第1の工程と、
    前記金属元素Mを含む化合物を還元処理する第2の工程と、
    を含み、
    前記助触媒を構成する金属元素Mが、コバルト、ニッケル、マンガンから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする、
    光触媒の製造方法。
  6. 前記酸窒化物が、LaTiON、CaNbON、BaNbON、SrNbON、LaNbONから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項5に記載の光触媒の製造方法。
  7. 前記還元処理が、還元性気体による処理であることを特徴とする、請求項5または6に記載の光触媒の製造方法。
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