JP5995590B2 - プリント方法およびこれに用いられるプリント用シート - Google Patents

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Description

本発明は連続シートに両面プリントを行うプリント方法に関する。
ラボ印刷等の大量のプリントを連続的に行うために、ロール状の連続シートに対してプリントを行う形式のプリント装置が用いられることがある。ロール状の連続シートには、汚れやシートつなぎ部など、その位置にプリントを行うことのできない領域が存在するものがある。ロール紙におけるそのような領域に対し予めマーキングが行われ、そのマーキング部分がセンサによって検知されたときに、そのマーキング部分についての切断が行われ、切断されたマーキング部分の回収が行われるものが特許文献1に開示されている。これにより、プリントのできないような領域についてはプリントが行われずに切断されて回収され、プリントに適した領域でプリント動作が行われる。
特開2003−237157号公報
しかしながら、汚れやごみなどが一方の面に付着することでプリントの行えない領域が存在する場合であっても、その程度によっては、そこの領域におけるもう一方の面ではプリントを行うことができる場合もある。そのような場合であっても、特許文献1に開示されたプリント装置では、切断されて回収されるので、その部分についてはそれ以上利用できず、シートを効率的に使用することができない可能性がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、連続シートの両面にプリントする際にシートに特異部が存在したときに適切にプリントのスケジュールを設定することで、より効率的にシートを使用することができる手法を提供することを目的とする。
本発明は、連続シートにスケジュールに従って複数の画像をプリントする方法であって、前記連続シートに存在する特異部の位置と前記特異部が存在するシート面に関する情報を取得する取得工程と、取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするように前記スケジュールを設定する設定工程とを有し、前記連続シートの両面に前記画像をプリントする場合、前記設定工程で設定する前記スケジュールは、前記特異部が前記連続シートの第1面に存在するか第2面に存在するかに応じて変わることを特徴とする。
本発明によれば、連続シートの両面にプリントする際に、シートに存在する特異部の種類に応じてプリントのスケジュールを設定する。そのため効率的にシートを使用することができる。
本発明の実施形態に係るプリント装置の全体構成を示す模式的な断面図である。 制御系について概略構成を示したブロック図である。 シートに存在する特異部の程度について、それぞれのレベルごとに示したテーブルである。 シートに特異部が存在する場合の特異部と、それに対応してプリントされる識別マークについて示した平面図である。 シートに特異部が存在する場合の、識別マークの有する特異部の情報について示したシートの平面図である。 裏面に裏面情報をプリントする際の制御フローについて示したフローチャートである。 シートに特異部が存在する場合の制御フローについて示したフローチャートである。 シートに特異部が存在し、裏面情報記録位置を変更することで特異部を回避する際の制御フローについて示したフローチャートである。 表面、裏面のそれぞれへのプリントにおけるプリント画像の種類ごとのスケジュールについて説明するための説明図である。 シートに特異部が存在する場合において、特異部の種類ごとに裏面情報記録位置を変更して行われるプリントスケジュールの変更について説明するための説明図である。 シートに特異部が存在する場合において、表面、裏面へのプリントにおいてプリント禁止領域を設定して行われるプリントスケジュールの変更について説明するための説明図である。 裏面への裏面情報をバーコードによってプリントしたときのシートの裏面について示した平面図である。
以下、インクジェット方式を用いたプリント装置の実施形態を説明する。本例のプリント装置は、長尺で連続したプリント用シート(搬送方向において繰り返しのプリント単位(1ページあるいは単位画像という)の長さよりも長い連続シート)を使用し、片面プリントおよび両面プリントの両方に対応した高速ラインプリンタである。例えば、プリントラボ等における大量の枚数のプリントの分野に適している。なお、本明細書では、1つのプリント単位(1ページ)の領域内に複数の小さな画像や文字や空白が混在していたとしても、当該領域内に含まれるものをまとめて1つの単位画像という。つまり、単位画像とは、連続したシートに複数のページを順次プリントする場合の1つのプリント単位(1ページ)を意味する。なお、単位画像といわずに単に画像という場合もある。プリントする画像サイズに応じて単位画像の長さは異なる。例えばL版サイズの写真ではシート搬送方向の長さは135mm、A4サイズではシート搬送方向の長さは297mmとなる。本発明はプリンタ、プリンタ複合機、複写機、ファクシミリ装置、各種デバイスの製造装置など、インクを用いて乾燥が必要なプリント装置に広く適用可能である。
図1は、プリント装置の内部構成を示す断面の概略図である。本実施形態のプリント装置は、ロール状に巻かれたシートを用いて、シートの第1面と第1面の背面側の第2面に両面プリントすることが可能となっている。プリント装置内部には、大きくは、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、プリント部4、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12、制御部13の各ユニットを備える。排出部12はソータ部11を含んで排出処理を行なうユニットを指す。シートは、図中の実線で示したシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットで処理がなされる。なお、シート搬送経路の任意の位置において、シート供給部1に近い側を「上流」、その逆側を「下流」という。
シート供給部1は、ロール状に巻かれた連続シートを保持して供給するためのユニットである。シート供給部1は、2つのロールR1、R2を収納することが可能であり、択一的にシートを引き出して供給する構成となっている。なお、収納可能なロールは2つであることに限定はされず、1つ、あるいは3つ以上を収納するものであってもよい。また、連続したシートであれば、ロール状に巻かれたものに限らない。例えば、単位長さごとのミシン目が付与された連続したシートがミシン目ごとに折り返されて積層され、シート供給部1に収納されるものでもよい。
ここで使用する連続シートは、テープや糊で結合されたスプライス部(繋ぎ部)を1箇所以上且つランダムな位置に有するものとする。スプライス部は画像プリントに適さない領域である。このように、本実施形態では、シート同士の繋ぎ部としてのスプライス部等、シート内でその他の部分とは特性が異なり、これによってプリントに適さない領域である特異部の存在するシートが用いられることがある。このような特異部にプリントを行ったとしても、特異部ではシートの他の部分と比較して特性が異なっているので、その部分でのプリント画像のみ画像が変化して見えてしまう。特異部にプリントが行われると、そこの部分だけ画像の見え方が異なるので、これによってプリント画像の品質が低下する可能性がある。そのため、本実施形態では、このような特異部がシートに存在する場合には、シートにおける特異部に対応する位置に、特異部の存在を示すための識別マークがプリントされる。
シート供給部1の出口近傍には、シートにプリントされた識別マークを検知することが可能な識別マークセンサ(読取手段)17が設けられている。シート供給部1から供給される連続シートにおける特異部に相当する位置にプリントされた識別マークの検出を行う。識別マークセンサ17の詳細については後述する。
デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートのカール(反り)を軽減させるユニットである。デカール部2では、1つの駆動ローラに対して2つのピンチローラを用いて、カールの逆向きの反りを与えるようにシートを湾曲させて通過させることでデカール力を作用させてカールを軽減させる。
斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(本来の進行方向に対する傾き)を矯正するユニットである。基準となる側のシート端部をガイド部材に押し付けることにより、シートの斜行が矯正される。斜行矯正部3では、搬送されるシートにループが形成される。
プリント部(プリント手段)4は、搬送されるシートに対して上方からプリントヘッド14によりシート上にプリント処理を行なって画像を形成するシート処理部である。つまり、プリント部4はシートに所定の処理を行なう処理部である。プリント部4は、定められたスケジュールに従って、シートの表面(第1面)および裏面(第2面)に画像のプリントを行う。プリント部4は、シートを搬送する複数の搬送ローラも備えている。プリントヘッド14は、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でインクジェット方式のノズル列が形成されたライン型プリントヘッドを有する。プリントヘッド14は、複数のプリントヘッドが搬送方向に沿って平行に並べられている。本実施形態ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つのプリントヘッドを有する。なお、色数およびプリントヘッドの数は7つには限定はされない。インクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。各色のインクは、インクタンクからそれぞれインクチューブを介してプリントヘッド14に供給される。
検査部5は、プリント部4でシートにプリントされた検査パターンや画像をスキャナによって光学的に読み取って、プリントヘッドのノズルの状態、シート搬送状態、画像位置等を検査して画像が正しくプリントされたかを判定するためのユニットである。スキャナはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを有する。
カッタ部6は、プリント後のシートを所定長さに切断する機械的なカッタ18を備えたユニットである。カッタ部6はさらに、シート上に記録されているカットマークを光学的に検出するカットマークセンサとシートを次工程に送り出すための複数の搬送ローラも備えている。カッタ部6の近傍にはゴミ箱19が設けられている。ゴミ箱19は、カッタ部6で切り落とされゴミとして排出される小さなシート片を収容するものである。カッタ部6には、切断したシートをゴミ箱19に排出するか、本来の搬送経路に移行させるかの振り分け機構が設けられている。
情報記録部7は、切断されたシートの非プリント領域にプリントのシリアル番号や日付などのプリント情報(固有の情報)を記録するユニットである。記録はインクジェット方式、熱転写方式などで文字やコードをプリントすることで行なわれる。情報記録部7の上流側且つカッタ部6の下流側には、切断されたシートの先端エッジを検知するセンサ21が設けられている。センサ21の検知タイミングに基づいて情報記録部7で情報記録するタイミングが制御される。
乾燥部8は、プリント部4でプリントされたシートを加熱して、付与されたインクを短時間に乾燥させるためのユニットである。乾燥部8の内部では通過するシートに対して少なくとも下面側から熱風を付与してインク付与面を乾燥させる。なお、乾燥方式は熱風を付与する方式に限らず、電磁波(紫外線や赤外線など)をシート表面に照射する方式であってもよい。
以上のシート供給部1から乾燥部8までのシート搬送経路を第1経路と称する。第1経路はプリント部4から乾燥部8までの間にUターンする形状を有し、カッタ部6はUターンの形状の途中に位置している。
反転部9は両面プリントを行う際に表面プリントが終了した連続シートを一時的に巻き取って表裏反転させるためのユニットである。反転部9は、乾燥部8を通過したシートを再びプリント部4に供給するための、乾燥部8からデカール部2を経てプリント部4に到る経路(ループパス)(第2経路と称する)の途中に設けられている。反転部9はシートを巻き取るための回転する巻取回転体(ドラム)を備えている。表面のプリントが済んで切断されていない連続シートは巻取回転体に一時的に巻き取られる。巻き取りが終わったら、巻取回転体が逆回転して巻き取り済みシートは巻き取りのときとは逆順に送り出されてデカール部2に供給され、プリント部4に送られる。このシートは表裏反転しているのでプリント部4で裏面にプリントを行うことができる。シート供給部1を第1のシート供給部とすると、反転部9は第2のシート供給部とみなすことができる。両面プリントのより具体的な動作については後述する。
排出搬送部10は、カッタ部6で切断され乾燥部8で乾燥させられたシートを搬送して、ソータ部11までシートを受け渡すためのユニットである。排出搬送部10は、反転部9が設けられた第2経路とは異なる経路(第3経路と称する)に設けられている。第1経路を搬送されてきたシートを第2経路と第3経路のいずれか一方に選択的に導くために、経路の分岐位置(「排出分岐位置」と呼ぶ。)には可動フラッパを有する経路切替機構が設けられている。
ソータ部11を含む排出部12は、シート供給部1の側部で且つ第3経路の末端に設けられている。ソータ部11は必要に応じてプリント済みシートをグループ毎に仕分けるためのユニットである。仕分けられたシートは排出部12が有する複数のトレイに排出される。このように、第3経路はシート供給部1の下方を通過して、シート供給部1を挟んでプリント部4や乾燥部8とは逆側にシートを排出するレイアウトとなっている。
以上のように、シート供給部1から乾燥部8までが第1経路に順に設けられている。乾燥部8の先は第2経路と第3経路に分岐され、第2経路は途中に反転部9が設けられ反転部9の先は第1経路に合流する。第3経路の末端には排出部12が設けられている。
制御部13は、プリント装置全体の各部の制御を司るユニットである。制御部13は、CPU、記憶装置、各種制御部を備えたコントローラ、外部インターフェース、およびユーザが入出力を行なう操作部15を有する。プリント装置の動作は、コントローラまたはコントローラに外部インターフェースを介して接続されるホストコンピュータ等のホスト装置16からの指令に基づいて制御される。
図2は、制御部13の概念を示すブロック図である。制御部13に含まれるコントローラ(破線で囲んだ範囲)は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208、個別ユニット制御部209から構成される。CPU201(中央演算処理部)はプリント装置の各ユニットの動作を統合的に制御する。ROM202はCPU201が実行するためのプログラムやプリント装置の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203はCPU201のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。HDD204(ハードディスク)はCPU201が実行するためのプログラム、プリントデータ、プリント装置の各種動作に必要な設定情報を記憶読出することが可能である。操作部15はユーザとの入出力インターフェースであり、ハードキーやタッチパネルの入力部、および情報を提示するディスプレイや音声発生器などの出力部を含む。
高速なデータ処理が要求されるユニットについては専用の処理部が設けられている。画像処理部207は、プリント装置で扱うプリントデータの画像処理を行う。入力された画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られたプリントデータは、RAM203またはHDD204に格納される。エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに基づいてプリントデータに応じてプリント部4のプリントヘッド14の駆動制御を行なう。エンジン制御部208は更にプリント装置内の各部の搬送機構の制御も行なう。個別ユニット制御部209は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12の各ユニットを個別に制御するためのサブコントローラである。CPU201による指令に基づいて個別ユニット制御部209によりそれぞれのユニットの動作が制御される。外部インターフェース205は、コントローラをホスト装置16に接続するためのインターフェース(I/F)であり、ローカルI/FまたはネットワークI/Fである。以上の構成要素はシステムバス210によって接続されている。
ホスト装置16は、プリント装置にプリントを行わせるための画像データの供給源となる装置である。ホスト装置16は、汎用または専用のコンピュータであってもよいし、画像リーダ部を有する画像キャプチャ、デジタルカメラ、フォトストレージ等の専用の画像機器であってもよい。ホスト装置16がコンピュータの場合は、コンピュータに含まれる記憶装置にOS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、プリント装置用のプリンタドライバがインストールされる。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
次に、プリント時におけるプリント装置の基本動作について説明する。プリントは、片面プリントモードと両面プリントモードとでは動作が異なるので、それぞれについて説明する。
片面プリントモードでは、シート供給部1から供給され、デカール部2、斜行矯正部3でそれぞれ処理されたシートは、プリント部4において表面(第1面)のプリントがなされる。長尺の連続シートに対して、搬送方向における所定の単位長さの画像(単位画像)を順次プリントして複数の画像を並べて形成していく。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において単位画像ごとに切断される。切断されたカットシートは、必要に応じて情報記録部7でシートの第2面に、第1面にプリントされた画像に関する情報が記録される。そして、カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され乾燥が行なわれる。その後、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。一方、最後の単位画像の切断でプリント部4の側に残されたシートはシート供給部1に送り戻されて、シートがロールR1またはR2に巻き取られる。このように、片面プリントにおいては、シートは第1経路と第3経路を通過して処理され、第2経路は通過しない。
一方、両面プリントモードでは、表面(第1面)プリントシーケンスに次いで裏面(第2面)プリントシーケンスを実行する。最初の表面プリントシーケンスでは、シート供給部1から検査部5までの各ユニットでの動作は上述の片面プリントの動作と同じである。カッタ部6では切断動作は行わずに、連続シートのまま乾燥部8に搬送される。乾燥部8での表面のインク乾燥の後、排出搬送部10の側の経路(第3経路)ではなく、反転部9の側の経路(第2経路)にシートが導かれる。第2経路においてシートは、順方向(図面では反時計回り方向)に回転する反転部9の巻取回転体に巻き取られていく。プリント部4において、予定された表面のプリントが全て終了すると、カッタ部6にて連続シートのプリント領域の後端が切断される。切断位置を基準に、搬送方向下流側(プリントされた側)の連続シートは乾燥部8を経て反転部9でシート後端(切断位置)まで全て巻き取られる。一方、反転部9での巻取りと同時に、切断位置よりも搬送方向上流側(プリント部4の側)に残された連続シートは、シート先端(切断位置)がデカール部2に残らないように、シート供給部1に送り戻されて、シートがロールR1またはR2に巻き取られる。この送り戻し(バックフィード)によって、以下の裏面プリントシーケンスで再び供給されるシートとの衝突が避けられる。
上述の表面プリントシーケンスの後に、裏面プリントシーケンスに切り替わる。反転部9の巻取回転体が巻き取り時とは逆方向(図面では時計回り方向)に回転する。巻き取られたシートの端部(巻き取り時のシート後端は、送り出し時にはシート先端になる)は、図の破線の経路に沿ってデカール部2に送り込まれる。デカール部2では巻取回転体で付与されたカールの矯正がなされる。つまり、デカール部2は第1経路においてシート供給部1とプリント部4の間、ならびに第2経路において反転部9とプリント部4の間に設けられて、いずれの経路においてもデカールの働きをする共通のユニットとなっている。シートの表裏が反転したシートは、斜行矯正部3を経て、プリント部4に送られて、シートの裏面にプリントが行なわれる。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において予め設定されている所定の単位長さ毎に切断される。カットシートは両面にプリントされているので、情報記録部7での記録はなされない。カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。このように、両面プリントにおいては、シートは第1経路、第2経路、第1経路、第3経路の順に通過して処理される。
本実施形態のプリント装置では、光学センサである識別マークセンサ17は、シート供給部1とデカール2の間に設けられている。識別マークセンサ17は、シートの裏面に予め記録されている識別マークを検出する。これにより識別マークに含まれる情報が取得される。識別マークは、シートに存在する特異部のシート面、位置、クラス(欠陥のレベル)に関する情報をコード化したものである。本実施形態では、識別マークはシートの第2面にまとめて、連続シートに存在する複数の特異部の近傍にそれぞれ予め記録されている。第1面に特異部が存在する場合には、そのシート背面に記録されている。
なお、シートに存在する特異部に関する情報(シート面、位置、クラス)は、シートの途中にマークとして記録されたものに限らず、シートの先頭部にバーコードのような形態でまとめて記録されたものであってもよい。また、連続シート自体でなくシートが梱包されるパッケージに情報がまとめて記録され、ユーザがホスト装置に入力する形態であってもよい。更に、情報がまとめて記録されたメモリ媒体をシートのパッケージに付属させてユーザがホスト装置に入力する形態であってもよい。ホスト装置に入力された情報を読み出すことで情報が取得される。
シートに存在する特異部の例としては、ロール紙製造時にシート上に部分的に付与された画像プリントには許容できないような、傷、折れ目、破れ、ゴミ、汚れ、異物、変色、夾雑物、厚みの不均一部分や、ロール紙を繋ぎ合わせたスプライステープ等が挙げられる。識別マークは、特異部がシートの表裏どちらの面にあるかを示すシート面情報と、シートの搬送方向をX方向、X方向に対して垂直の方向をY方向とした場合、X方向、Y方向のそれぞれどの位置にあるかを示すXY位置(シート上の座標)情報を持つ。さらに、後述する特異部のクラス(レベル)の情報を持つ。
図3は、特異部におけるレベル別の分類(クラス)を示したものである。図3には、それぞれのクラスについての特異部の性質が示されている。軽レベル、中レベルは、いずれもシートの片面に影響を与え裏面側には影響を及ぼさない程度の、軽い傷、汚れ等がある場合のクラスである。このうち、軽レベルは、特異部の上にプリントした場合にプリントされた内容の判別が可能なものである。中レベルは、プリントされた内容の判別が不可能なものである。一方、重レベルは、シートの片面だけでなく両面へのプリントに影響を及ぼす程度の、深い傷、破れ、穴、ロール紙を繋ぎ合わせたスプライステープ等があるクラスである。
なお、本実施形態では、特異部のレベルは軽レベル、中レベル、重レベルの3クラスに設定されているが、本発明は3段階クラスに限定されず、2段階、或いは4段階以上のクラスとしてそれらのクラスに応じてスケジュールを設定するようにしてもよい。識別マークはシート面に影響がない状態で記録されているものとする。本実施形態では表面・裏面のどちらに特異部があるかに関わらず、裏面に識別マークがある場合について記載するが、これに限定されない。
図4は、識別マークのプリントされたシートの裏面について示した平面図である。図4に示されるように、シートには、特異部401、404、407、410および識別マーク402、403、405、406、408、409、411、412がプリントされている。シートの搬送方向は、図4に示されているX方向413である。また、シートの搬送方向X方向に対して、直交するシートの幅方向をY方向414とする。識別マークは、Y方向に平行な直線として形成された実線402、405、408、411と、その実線402、405、408、411からX方向に突出した突出部分403、406、409、412との組み合わせで表現される。
図4のそれぞれの識別マークに示されるように、本実施形態の識別マークには、実線の太さで特異部の面情報とレベル情報とが表されている。本実施形態では、(a)表面に特異部がある場合には、識別マークは、黒の太線によってプリントされる。また、(b)裏面に重レベルの特異部がある場合には、識別マークは、黒の中太線によってプリントされる。また、(c)裏面に中レベルの特異部がある場合には、識別マークは、黒の細線によってプリントされる。また、(d)裏面に軽レベルの特異部がある場合には、識別マークは、グレーの細線によってプリントされる。
また、本実施形態の識別マークでは、突出部分の位置によって、特異部についてのX方向、Y方向への位置情報が表されている。X方向、Y方向への位置情報の詳細については、図5を用いて後述する。
本実施形態では搬送順序において先に識別マークが搬送経路における所定位置を通過し、その後に特異部が所定位置を通過するように、識別マークが前方側(下流側)に位置し、特異部が後方側(上流側)に位置する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、識別マークと特異部との位置関係を逆に配置してもよい。また、本実施形態では識別マークの程度を実線部分の太さで表している。なお、本実施形態では、面情報およびレベル情報について示した識別マークの例を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。特異部の程度を波線や複数線で表現する識別マークとしてもよいし、特異部自体を黒く塗りつぶしたものを識別マークとしてもよい。また、識別マークが、特異部までの距離に関する情報を有していない形態のものであってもよい。
図5は、シートに記録された識別マークの有するX方向、Y方向への、特異部の位置情報について説明するための説明図である。実線からの突出部分の突出した長さ501に、予め定められた規定値を乗算することにより、識別マークの突出部分から特異部までのX方向の距離503が算出され、特異部の基点504のX方向への位置が定まる。突出部分におけるX方向への長さ502については、基点504からY方向へ長さ502の範囲および基点504からX方向へ長さ502の範囲に特異部が存在することを意味している。すなわち、基点504から、X方向およびY方向へ長さ502だけ延びた正方形505の範囲内に特異部が存在している。なお、識別マークから特異部までの距離および特異部の範囲の表現方法はこれに限定されない。本実施例では識別マークが複雑になりすぎないよう、突出部分の位置および長さ502で特異部の範囲を表す例について説明したが、本発明はこれに限定されない。特異部は、縦横比がほぼ同じものであるとは限られない。図5に示される特異部506のように、横長或いは縦長の特異部が存在する場合も考えられる。そのような場合には、X方向の範囲について別の手段で表すことで、より正確に特異部を表すようにしてもよい。
図6は制御部により制御されるプリント動作の全体シーケンスを示すフローチャートである。ステップS601では、プリントの指令に基づいて、表面プリントスケジュールが作成される。表面プリントスケジュールとは、連続シートにおける表面へプリントされる複数の単位画像、隣り合う画像同士の間の余白領域に形成されるカットマーク、予備吐出の領域、余白領域などの並び順を規定したデータである。
ステップS602では、作成した表面プリントスケジュールに従って、連続シートに単位画像および保守パターンを表面プリントスケジュールに定められた所定の順序でプリントが行われる。片面プリントの場合には、必要に応じて、シートの裏面に、情報記録部7によってプリント画像に関する情報の記録(裏面情報記録)が行われる。
本実施形態において、裏面情報記録では、ドットインパクト方式によるプリントの行われる例について説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、裏面情報記録は、インクジェット方式によるプリントが行われてもよいし、熱転写方式によってプリントが行われてもよい。プリントの内容は、ユーザが指定してもよいし、装置が自動で指定するようにしてもよい。また、裏面情報記録の具体的な内容としては、製本などの後工程で使用するためのシリアル番号や、再び同じ画像についてのプリントが行われる際に使用するための画像補正に関する情報など、用途によって自由に設定することができる。
ステップS603では、表面プリントスケジュールで規定された表面プリントおよび裏面情報印字がすべて終了(Yes)したか否か(No)を判断する。ステップS603での判断がYesの場合には本実施形態による制御フローのシーケンスを終了する。判断がNoの場合は、フローはステップS604に移行する。ステップS604の詳細については、図7を用いて後に説明する。これらのステップS603およびステップS604が、全てのプリント画像についてのプリントの終了まで繰り返し行われる。
図9(a)、(b)には、図6のフローに従ってプリントの行われるシートについて、プリントスケジュールの記載された平面図が示されている。図9(a)には、シートの表面についての平面図が示されており、図9(b)にはシートの裏面についての平面図が示されている。シートの表面には、表面プリントスケジュールに従って、連続シートに、単位画像、予備吐出の行われる際にインクの打ち込まれるためのスペースおよびカットマークがそれぞれ示されている。ここでは、最初に予備吐出のためのスペースが配置され、その後に、プリント画像およびカットマークが順次交互にプリントされるように並び順が示されている。プリントの行われる画像の種類としては、図9に示される予備吐出のためのスペース、単位画像およびカットマークの他に、保守パターン(不吐監視パターン、回復処理パターン)等がある。ここでは、不吐監視パターン、予備吐出パターン、回復処理パターンについては説明を省略する。
図9(b)には、図9(a)に示されたシートの表面にプリントされる画像に対応する裏面についての平面図が示されている。ここでは、画像2がプリントされる予定の裏面に、特異部901が存在し、そこに識別マーク902がプリントされている。
上述した図6に示される制御フローのステップS604において、プリントの行われる領域内に特異部が存在する場合の裏面情報記録の制御フローについて、以下に説明する。
図7は、1シートプリント処理の詳細なシーケンスについて説明するためのフローチャートである。
ステップS701では、プリント中に、識別マークセンサ17によって連続シートにプリントされている識別マークが検知されたかどうかの判断が行われる。このとき、特異部がシートに存在し、ステップS701における判断がYesの場合には、識別マークセンサ17によって識別マークが読み取られ(読取工程)、ステップS702に移行する。特異部が存在せず、ステップS701での判断がNoの場合には、フローはステップS707に移行してステップS707で表面に画像がプリントされると共に、ステップS708で所定の位置に裏面情報記録が行われる。
ステップS702では、特異部が存在すると判断された後に、その特異部が表面にあるか裏面にあるかの判断が行われる。特異部が裏面に存在する場合(図4(b)、(c)、(d))には、フローはステップS703に移行し、特異部が表面に存在する場合(図4(a))には、フローはステップS711に移行する。特異部が表面に存在すると判断された際には、そこにプリントを行うことができないので、ステップS711で、その部分についてはプリントを行わずにシートの搬送を行い、その部分へのプリントを休止させるようにスケジュールの更新が行われる。
ステップS703では、ステップS702で特異部が裏面に存在すると判断された際に、特異部の特異性が軽レベルか、中レベルあるいは重レベルかの判別が行われる。特異部における軽レベル、中レベル、重レベルの特異性の例については、前述した通りである。ステップS703の判断において、特異部における特異性のレベルが中レベルあるいは重レベルの場合(図4(b)、(c))には、Yesと判断され、フローがステップS704に移行する。特異部における特異性のレベルが軽レベルの場合(図4(d))には、ステップS703でNoと判断され、フローがステップS707に移行する。
ステップS704では、ステップS703において特異部における特異性の程度が中レベルあるいは重レベルと判断された場合に、その特異部の特異性が中レベルか重レベルかを判断する。特異部における特異性の程度が中レベルである場合には、ステップS704でYesと判断(図4(c))されて、フローはステップS705に移行する。このとき、特異部は中レベルであるので、特異部における特異性の程度は、裏面情報記録を行うのに許容される程度に収まっていると判断されている。また、特異部における特異性の程度が、そのままプリントを行うことを許容できないような重レベルである場合にはNoと判断(図4(b))されて、フローはステップS711に移行する。
ステップS705では、ステップS704で特異部の特異性の程度が中レベルであると判断された場合に、特異部の位置が、裏面情報記録がなされる所定位置と重なっているかどうかが判断される。特異部の位置が裏面情報記録のなされる所定位置と重なり、ステップS705での判断がYesである場合(図10(b))には、フローはステップS706に移行する。特異部の位置が、裏面情報記録のされる所定位置と重ならず、ステップS705での判断がNoである場合には、フローは、ステップS707に移行する。なお、本実施形態では、ステップS705での判断がYesの場合に、フローはS706に移行するが、この時点でプリントを行うことが不可能であると判断し、S711に移行するフローにしてもよい。
ステップS706では、ステップS705で特異部の位置が裏面情報記録のなされる所定位置と重なっていると判断された場合に、プリント装置が、特異部の位置を避けて裏面情報記録を行うことが可能か否かの判断が行われる。特異部の位置を避けて裏面情報記録を行うことが可能であると判断され、ステップS706での判断がYesの場合(図10(c)、(d)、(e))には、フローはステップS709に移行する。また、特異部の位置を避けて裏面情報記録を行うことができないと判断され、ステップS709でNoと判断された場合(図10(f))には、フローはステップS711に移行する。
フローがステップS707に移行したときには、特異部は存在しない、あるいは特異部があってもプリントへの影響が少ないために通常通りの表面へのプリントおよび裏面情報記録が可能と判断されている。そのため、このときには、ステップS707で表面への単位画像のプリントが行われると共に、ステップS708で、所定位置に裏面情報記録が行われて、本シーケンスが終了する。
また、フローがステップS709に移行したときには、裏面に特異部が存在するが、表面へのプリントは通常通りに行うことが可能であり、裏面情報記録については位置を変更すればプリントを行うことが可能である場合である。従って、その場合には、ステップS709で表面へのプリントを通常通りに行うと共に、ステップS710で裏面情報記録を、特異部を避けて行う。ステップS710の処理の詳細は、図8を用いて後に説明する。
また、フローがステップS711に移行したときには、表面へのプリントスケジュールが更新される(再設定工程)。すなわち、特異部の存在する領域にプリントを行わないように、その領域では表面へのプリントを行わずに、シートの搬送のみを行うように、プリントスケジュールの更新が行われる。つまり、特異部についての情報が読み取られた際に、特異部の程度が許容される程度よりも大きいあるいは特異部を避けきれないと判断された場合には、特異部の存在する位置では表面および裏面のいずれにおいてもプリントが行われない。このように、特異部の存在する位置の表面および裏面の両方においてプリントが行われないように、シートへプリントを行うスケジュールが再設定され、再設定されたスケジュールに従ってプリントが行われるようにプリントが制御される。このときの特異部の程度としては、特異部のレベルだけでなく、特異部が表面と裏面のどちらに存在するかについても判断されるものとする。本実施形態では、特異部が表面に存在する場合には、表面の画像のプリントに対して影響を与えてしまうので、特異部は、そのままプリントを行うことを許容される程度よりも大きいと判断される。従って、シートの表面に特異部が存在する場合には、特異部の程度が許容される程度よりも大きいと判断され、シートにおける特異部の存在する位置では表面および裏面のいずれにおいてもプリントが行われない。そのため、特異部の存在する位置では、表面および裏面の両方においてプリントが行われないように、シートへプリントを行うスケジュールが再設定される。
次に、図8を用いて、ステップS710において、表面へのプリントを正常に行うと共に、裏面情報記録の位置を変えてプリントを行う場合についてフローチャートを用いて説明する。図8は、裏面情報記録の位置の制御処理の詳細シーケンスを示すフローチャートである。ステップS801では、裏面情報記録を行う所定位置と特異部の位置とがX方向において重なっているかどうかの判断が行われる。裏面情報記録を行う所定位置と特異部の位置とがX方向において重なっており、そこでの判断がYesである場合には、フローはステップS802に移行する。裏面情報記録を行う所定位置と特異部の位置とがX方向において重ならず、ステップS801での判断がNoである場合には、フローはステップS803に移行する。
ステップS802では、X方向において、情報記録部7による裏面情報記録の位置を、特異部および識別マークと重ならない位置に移動するよう制御する。
ステップS803では、裏面情報記録における所定位置と特異部の位置とが、Y方向において重なっているかどうかの判断が行われる。裏面情報記録の位置と特異部の位置とが重なっており判断がYesの場合には、フローはステップS804に移行し、裏面情報記録の位置と特異部の位置とが重ならずに判断がNoの場合には、フローはステップS805に移行する。
ステップS804では、Y方向において、情報記録部7による裏面情報記録の位置を、特異部および識別マークと重ならない位置に移動するように、プリントの制御が行われる。
ステップS805では、ステップS802、ステップS804で変更したXY方向の位置に、情報記録部7により、裏面情報記録を行い(制御工程)、本シーケンスを終了する。
このように、特異部の程度が許容される程度に収まっていると判断され、且つ、裏面へのプリントの行われる位置を移動させることで特異部を避けてプリントを行うことが可能な場合には、裏面情報記録の位置を変更させる。このとき、裏面へのプリント位置を変更するように、シートへプリントを行うスケジュールが再設定され、再設定されたスケジュールに従ってプリントが行われるようにプリントが制御される(再設定工程)。ここでは、プリントの行われる画像の種類の順番を変更させることだけでなく、プリントの行われる位置を変更させることも、スケジュールの変更に含まれるものとする。従って、特異部を避けてプリントを行うために裏面情報記録の位置を変更させて設定することも、シートへプリントの行われるスケジュールの再設定に含まれる。
図10を用いて、裏面情報記録位置を移動させる、あるいは表面の画像のプリントを飛ばしてスキップさせる工程について説明する。図10には、裏面情報記録が行われる際の裏面情報の画像および識別マークについて示されている。プリントされる裏面情報の内容は、ユーザが指定してもよいし、装置が自動で指定するようにしてもよい。図10のシートには、裏面情報1002、1005、1008、1011、1014、1020および識別マーク1004、1007、1010、1013、1017、1019がプリントされている。また、シートには、特異部1003、1006、1009、1012、1015、1016、1018が形成されている。
図10(a)には、シートの裏面に特異部が存在しない場合、あるいは特異部は存在するが軽レベルで程度の小さいものであるためにプリントに影響を与えないものである場合の、裏面情報記録位置について示されている。シートに特異部が存在しない、あるいはシートに存在する特異部がプリントに影響を与えない場合には、シートには識別マークが形成されず、裏面情報は当初のスケジュール通りの所定位置にプリントされる。この場合、図7のフローチャートにおいて、フローはステップS701からステップS707に移行する。このとき、表面への画像のプリントが行われると共に、裏面の所定位置に対して裏面情報記録が行われる。
図10(b)〜(f)には、図4の(c)に示される中レベルの特異部がシートの裏面に存在する場合のシートについて示されている。また、その特異部の大きさ、位置に応じて、その特異部に対応した識別マークが、シートにプリントされている。図10(b)〜(f)に示されるように、シートの裏面に中レベルの特異部が存在する場合には、図7に示されるフローチャートで、フローはステップS704からステップS705に移行する。
このとき、図10(b)に示されるように、特異部の存在する位置が裏面情報記録位置と重ならない場合には、図7に示されるフローは、ステップS705からステップS707に移行する。ここで、ステップS707で表面への画像のプリントが行われると共に、ステップS708で当初のスケジュール通りの所定位置に裏面情報がプリントされる(制御工程)。
また、図10(c)〜(e)に示されるように、特異部の位置と、裏面情報記録位置とが重なっている場合には、図7に示されるフローは、ステップS705からステップS706に移行する。このとき、識別マークと、裏面情報記録位置とが重なってしまうために、裏面情報記録位置を変える必要のある場合も含まれるものとする。そして、裏面情報記録位置を移動させることによって、特異部を避けて裏面情報記録を行うことができる場合には、図7に示されるフローチャートのフローは、ステップS706からステップS709に移行する。そして、ステップS709で表面への画像のプリントが行われると共に、プリント位置を変えて裏面情報記録が行われる。
図10(c)に示されるように、X方向(シートの搬送方向)に裏面情報記録位置を移動させる必要がある場合には、ステップS710の処理について示した図8のフローチャートで、ステップS801からステップS802に移行する。ここで、裏面情報記録位置をX方向に移動させることによって、識別マークと裏面情報記録位置とが重ならないようにプリントを行うことができる。なお、本実施形態では裏面情報記録位置は下方向に移動させているが、上方向に移動させてもよい。プリント位置を移動させる方向の優先度は、ユーザによって設定されることにしてもよいし、装置によって自動で設定されることにしてもよい。
また、図10(d)に示されるように、Y方向(シートの幅方向)に裏面情報記録位置を移動させる必要がある場合には、ステップS710の処理について示した図8のフローチャートで、ステップS803からステップS804に移行する。ここで、裏面情報記録位置をY方向に移動させることによって、特異部の位置と裏面情報記録位置とが重ならないようにプリントを行うことができる。なお、本実施形態では、裏面情報記録位置を左方向に移動させたが、右方向に移動することにしてもよい。また、プリント位置を移動させる方向の優先度は、ユーザによる設定されることが可能とされてもよいし、装置によって自動で設定されるようにしてもよい。
また、図10(e)に示されるように、X方向、Y方向の両方に裏面情報記録位置を移動させる必要がある場合には、図8のフローチャートで、ステップS801からステップS802に移行すると共に、ステップS803からステップS804に移行する。ここで、裏面情報記録位置をX方向、Y方向の両方に移動させることによって、特異部の位置と裏面情報記録位置とが重ならないようにプリントを行うことができる(制御工程)。
また、図10(f)に示されるように、裏面情報記録位置をどのように移動させたとしても、特異部の位置と裏面情報記録位置とが重なることを回避できない場合には、特異部をスキップするよう表面プリントスケジュールを更新する。図10(f)には、特異部の位置が裏面情報記録位置に重なり、さらに特異部が比較的広いため、特異部を避けるように裏面情報記録位置を移動させてもプリントのためのスペースが足りず、プリントを行うことが不可能な場合について示されている。この場合、図7に示されるフローチャートでは、フローは、ステップS706からステップS711に移行し、表面のプリントができないと判断される。このように、裏面へのプリント位置を移動させたときに特異部を避けてプリントを行うことができない場合には、特異部の存在する位置では表面および裏面のいずれにおいてもプリントを行わないように、プリントのスケジュールが再設定される(再設定工程)。そして、再設定されたスケジュールに従ってプリントが行われるように、プリントが制御される(制御工程)。
図11を用いて、図7のフローチャートにおけるS711で、表面のプリントスケジュールを更新させる場合について具体的に説明する。
図11(a)、(b)には、プリントの行われるシートについて、プリントスケジュールの記載された平面図が示されている。図11(a)には、プリントスケジュールが更新される前のシートの表面についての平面図が示されており、図11(b)にはプリントスケジュールが更新される前のシートの裏面についての平面図が示されている。シートの表面には、表面プリントスケジュールに従って、シートに、単位画像をプリントするためのスペースと、カットマークをプリントするためのスペースとが交互に示されている。また、シートの先頭には、余白と、予備吐出のためにインクを吐出されるためのスペースとが設けられている。
図11(b)は、図11(a)の表面のプリントスケジュールに対応した裏面のプリントスケジュールについて示されている。本実施形態では、特異部1101が重レベルであり、この部分には表面にも裏面にもプリントを行うことができない。また、特異部1101が重レベルなので、それに対応してシートの裏面に形成される識別マーク1102が、重レベルの特異部の存在を示している。
このような場合、裏面に特異部1101がある箇所には画像をプリントできないため、プリントスケジュールを更新し、特異部をプリントに使用せずにスキップさせる必要がある。図11(c)は、図11(a)の特異部1101へのプリントを回避するために、更新された後の表面へのプリントスケジュールについて示した平面図である。また、図11(d)は、図11(b)の特異部1101へのプリントを回避するために、更新された後の裏面へのプリントスケジュールについて示した平面図である。シートに、予備吐出のためのスペース、単位画像およびカットマークを順次プリントする並び順について示したものである。図11(b)の画像3のプリント予定位置に重レベルの特異部1101が存在するため、スケジュールを変更することにより画像3の前にプリント禁止領域1103を挿入する。
上述のように、識別マークセンサ17によって識別マークから読み取った情報を基に、予め設定されていたプリントのスケジュールから、シートへプリントを行うスケジュールが再設定される。そして、再設定されたスケジュールに従って、プリント部4によるプリントを行うようにプリントが制御される(制御工程)。本実施形態では、制御部13が、プリントを制御する制御手段として機能する。
このように、表面へのプリントスケジュールが再設定されることで、表面への画像2のプリントと画像3のプリントとの間にプリント禁止領域を配置することができる。これにより、表面の画像に対応する領域に特異部1101が存在することを回避させることができる。重レベルの特異部1101がプリント禁止領域に対応する位置に配置されることになるので、重レベルの特異部1101によって表面への画像のプリントおよび裏面への裏面情報記録が影響を受けることを抑えることができる。
このように、裏面情報記録の際に、裏面情報記録位置を移動させるだけでは特異部を避けることができないような場合には、表面プリントスケジュールが更新される。表面のプリントスケジュールが更新されて再設定されると、本シーケンスを終了する。
上記実施形態のように、多くの単位画像を1回の片面プリントでプリントする場合には、1回の処理中に識別マーク部が複数回検知される場合もある。このように、片面プリントモードにおいて、シートにプリントされた識別マークが検知されると、当該検知に基づいて、裏面情報記録の可否が判断される。このときの判断によって、裏面情報記録位置を移動させるだけで裏面情報記録を行うことができる場合には、裏面情報記録位置を制御する。また、裏面情報記録位置を移動させるだけで裏面情報記録を行うことができないような場合には、表面への画像のプリントにおいてプリント禁止領域を設定し、表面へのプリントをスキップさせる。そして、表面のプリント禁止領域に対応する領域に特異部が位置するように、プリントスケジュールが設定される。
本実施形態によれば、特異部の存在するシート面、位置、レベル(種類)に応じて適切にプリントスケジュールを設定する。そのため、シートに特異部が存在しているとしても、その部分が無条件に廃棄されるわけではなく、特異部によっては有効に利用されることになる。従って、プリント用紙をより効率的に使用することができるので、プリント用紙の使用量を削減することができ、プリント装置の運転コストを低く抑えることができる。
また、裏面情報記録位置の移動だけでは特異部を避けることができない場合に、スケジュールを更新してプリント禁止領域を設定し、プリント禁止領域に対応する領域に特異部が位置するように表面へのプリントをスキップさせることができる。従って、裏面情報記録を確実に行うことができ、プリントによって得られる画像が、特異部の存在によって損なわれることを抑えることができる。
なお、本実施形態では、1つのシートにプリント処理を行う場合について説明したが、例えばフォトブックプリント等複数シートをプリントする場合は更に大きな効果を得ることができる。フォトブックプリントについてのプリント処理を行う場合には、複数シートをプリントした後に製本工程が行われる。このとき、プリント画像に影響を及ぼすようなレベルの特異部に表面のプリントや裏面情報記録を行ったとき等、製本後に印刷不良のシートが1シートでも見つかると、フォトブックを1冊無駄にすることになる場合が考えられる。その場合には、フォトブックプリントについてのプリントを行った全シートの再印刷が必要になる場合がある。本実施形態によれば、特異部を確実に避けて表面のプリントおよび裏面情報記録を行うので、製本後の再プリントを避けることができ、プリント用紙の無駄をさらに削減することができる。従って、プリント用紙の消費量をさらに削減させることができる。
また、本実施形態では付加情報として、文字等の裏面情報をシートの裏面にプリントする裏面情報記録を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示されるように、バーコード1203を裏面にプリントする場合についても、本発明を適用することができる。図12には、特異部1202が存在し、それに対応する識別マーク1201がシートにプリントされている。本実施形態では、バーコード1203に持たせる情報としては、例えば製本時の綴じ方、貼り合わせるシートの情報、カバー情報などがある。バーコードを使用することで、人手を介さずに自動的にプリントの行われた後の工程へ処理を移行させることが可能となる。このような形態においても。前述したように、製本などの後工程で印刷不良が見つかるとその工程の分の紙が無駄になり、かつ再印刷が必要になるため、多くのプリント用紙を消費することになりコストが嵩んでしまう。そのため、自動化されたラボプリント工程においても、プリント時に印刷不良を防ぐことは更に重要である。本発明を適用することで、プリント時の印刷不良を少なく抑えることができる。
また、本実施形態では、ロール状の連続シートをプリント後にカットして出力する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。プリント後にロール状の状態で出力し、後工程にそのまま移行させることも可能である。ロール状の状態でプリント装置から出力される場合、プリント後に印刷不良を見つけることは難しいため、プリント時に印刷不良を防ぐことは更に重要である。本発明を適用することで、プリント時の印刷不良を少なく抑えることができる。
4 プリント部
13 制御部
17 識別マークセンサ

Claims (18)

  1. 連続シートにスケジュールに従って複数の画像をプリントする方法であって、
    前記連続シートに存在する特異部の位置と前記特異部が存在するシート面に関する情報を取得する取得工程と
    取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするように前記スケジュールを設定する設定工程と
    を有し、
    前記連続シートの両面に前記画像をプリントする場合、前記設定工程で設定する前記スケジュールは、前記特異部が前記連続シートの第1面に存在するか第2面に存在するかに応じて変わることを特徴とするプリント方法。
  2. 前記情報は、前記特異部の程度に関する情報をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のプリント方法。
  3. 前記程度軽レベル、中レベル、重レベルの3クラスを少なくとも有し、前記重レベルは前記特異部が前記連続シートの両面に影響を及ぼすことを特徴とする、請求項2に記載のプリント方法。
  4. 連続シートにスケジュールに従って複数の画像をプリントする方法であって、
    前記連続シートに存在する特異部の程度に関する情報を取得する取得工程と、
    取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするように前記スケジュールを設定する設定工程と
    を有し、
    前記設定工程では、前記特異部の程度前記連続シートの両面に影響を及ぼすレベルであるか否かに応じて、前記スケジュールの設定を異ならせることを特徴とするプリント方法。
  5. 前記特異部の程度前記連続シートの両面に影響を及ぼすレベルである場合には、前記特異部の存在する位置では前記連続シートの第1面およびその裏面の第2面のいずれにおいてもプリントしないように前記スケジュールを設定することを特徴とする、請求項に記載のプリント方法。
  6. 前記連続シートの第1面に前記画像をプリントし、前記第1面の裏面の第2面に前記プリントした画像に関する画像情報をプリントすることを特徴とする請求項4又は5に記載のプリント方法。
  7. 前記特異部が前記連続シートの前記第2面に存在するときに、前記画像情報を、前記特異部を避けて前記第2面に記録することを特徴とする、請求項6に記載のプリント方法。
  8. 前記連続シートの搬送方向における前記画像情報のプリント位置を前記特異部と重ならない位置とすることにより、前記特異部を避けることを特徴とする請求項7に記載のプリント方法。
  9. 前記連続シートの幅方向における前記画像情報のプリント位置を前記特異部と重ならない位置とすることにより、前記特異部を避けることを特徴とする請求項7又は8に記載のプリント方法。
  10. 連続シートに複数の画像のプリントする方法であって、
    前記連続シートに存在する特異部の程度に関する情報を取得する取得工程と
    取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするプリント工程と
    を有し、
    前記プリント工程では、前記連続シートの第1面とその裏面の第2面にプリントをするときに、前記特異部の程度が前記連続シートの両面に影響を及ぼすレベルである場合には、前記特異部の存在する位置では前記第1面および前記第2面のいずれにおいてもプリントをしないようにすることを特徴とするプリント方法。
  11. 前記程度は軽レベル、中レベル、重レベルの3クラスを少なくとも有し、前記重レベルは前記特異部が前記連続シートの両面に影響を及ぼすことを特徴とする、請求項4から10のいずれか1項に記載のプリント方法。
  12. 前記情報が、前記連続シートの一方のシート面に予め記録されていることを特徴とする、請求項から11のいずれか1項に記載のプリント方法。
  13. 前記情報は、前記連続シートの先頭部にまとめて記録されていることを特徴とする、請求項から11のいずれか1項に記載のプリント方法。
  14. 前記情報は、前記連続シートのパッケージにまとめて記録されている、もしくは前記パッケージに付属するメモリ媒体にまとめて記録されていることを特徴とする、請求項から11のいずれか1項に記載のプリント方法。
  15. 請求項1から11のいずれか1項に記載のプリント方法で用いられる連続シートであって、前記連続シート自体もしくは前記連続シートのパッケージに前記情報が予め記録されていることを特徴とする連続シート。
  16. 連続シートにスケジュールに従って複数の画像をプリントするプリント装置であって、
    前記連続シートに存在する特異部の位置と前記特異部が存在するシート面に関する情報を取得する取得手段と、
    取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするように前記スケジュールを設定する設定手段と
    を有し、
    前記連続シートの両面に前記画像をプリントする場合、前記設定手段が設定する前記スケジュールは、前記特異部が前記連続シートの第1面に存在するか第2面に存在するかに応じて変わることを特徴とするプリント装置。
  17. 連続シートにスケジュールに従って複数の画像をプリントするプリント装置であって、
    前記連続シートに存在する特異部の程度に関する情報を取得する取得手段と、
    取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするように前記スケジュールを設定する設定手段と
    を有し、
    前記設定手段は、前記特異部の程度が前記連続シートの両面に影響を及ぼすレベルであるか否かに応じて、前記スケジュールの設定を異ならせることを特徴とするプリント装置。
  18. 連続シートに複数の画像のプリントするプリント装置であって、
    前記連続シートに存在する特異部の程度に関する情報を取得する取得手段と、
    取得された前記情報に基づいて、前記特異部を避けて画像をプリントするプリント手段と
    を有し、
    前記プリント手段は、前記連続シートの第1面とその裏面の第2面にプリントをするときに、前記特異部の程度が前記連続シートの両面に影響を及ぼすレベルである場合には、前記特異部の存在する位置では前記第1面および前記第2面のいずれにおいてもプリントをしないようにすることを特徴とするプリント装置。
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