JP5991030B2 - 円錐ころ供給装置、円錐ころ軸受組立装置、円錐ころ供給方法、及び円錐ころ軸受組立方法 - Google Patents

円錐ころ供給装置、円錐ころ軸受組立装置、円錐ころ供給方法、及び円錐ころ軸受組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、円錐ころ供給装置、円錐ころ軸受組立装置、円錐ころ供給方法、及び円錐ころ軸受組立方法に関する。
従来、円錐ころ軸受の組立方法としては、図9及び10に示すように、保持器2のポケット部6に円錐ころ1を組み込む際、円錐ころ軸受組立装置110を用いることによって、保持器2の内周に向けて鉛直方向(重力方向:図9中におけるZ方向)に延びるチューブ120内に、小径側を下側にした複数の円錐ころ1を充填し、最下段の円錐ころ1を切り出して保持器2のポケット部6に装入する方法が知られている。
より詳細に説明すると、円錐ころ軸受組立装置110は、上方から充填され、鉛直方向に互いに当接するよう積み重ねられた状態で複数の円錐ころ1をその内部の空孔120aにストックするチューブ120と、チューブ120の下端から供給された円錐ころ1が装入される保持器2を回転可能に載置する保持器載置部150と、チューブ120が固定されるとともに、円錐ころ1が通過するための切欠きを有し、保持器載置部150の上部に配置される天板158と、を備える。ここで、円錐ころ1は、小径側が下方すなわち先頭側となるようにチューブ120の空孔120a内に充填される。
保持器載置部150は、Z方向に延びる軸152と、軸152の上方に固定された下型154と、下型154の上面に当接するように固定され、外周面156aに保持器2が外嵌固定される治具156と、を有する。治具156の上面と、天板158の下面と、は互いに隙間を介して対向している。
ここで、図10に示すように、保持器2は、小径円環部3と、大径円環部4と、小径及び大径円環部3,4を連結し、周方向に所定の間隔で配置された複数の柱部5と、を有し、円錐ころ1を保持する複数のポケット部6が形成されている。そして、保持器2は、大径円環部4が上方となるように、小径円環部3の内周面が治具156の外周面156aに外嵌される。
治具156は、その外周面156aにころ収容部156bが凹設されており、チューブ120の下端から搬出された円錐ころ1が収容可能であるように位置決めされている。
軸152は、その下端に連結されたモータ(不図示)又は手動によって回転可能とされており、軸152の回転に伴って下型154、治具156、及び保持器2が一体となって回転する。
このように構成された円錐ころ組立装置110においては、先ず、円錐ころ1が、チューブ120の空孔120a内において鉛直方向に互いに当接するように積み上げられる。そして、チューブ120を通過して切り出された最下段の円錐ころ1は治具156の下部と接触して停止し、その後、治具156及び保持器2を回転させることで、複数の円錐ころ1を順次ポケット部6に装入し、組立を完了する。なお、チューブ120及び天板158は、図示しない駆動機構により上下方向に移動可能とされており、保持器2や内輪(不図示)の搬入時等に、上方に退避される。
また、他の円錐ころ軸受の組立方法としては、保持器の大径環状部を上方に配置し、円錐ころをその大径側を先頭にして保持器の内周側かつ保持器の小径環状部側(下方側)から、保持器のポケットに挿入する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−64312号公報
しかしながら、図9に示した円錐ころ軸受の組立方法においては、鉛直方向に積み重なった円錐ころ1は自重によって互いに押圧されており、最下段の円錐ころ1の上面及び下面に大きな摩擦力が発生している。そして、最下段の円錐ころ1は、治具156によって保持器2のポケット部6に向かう方向へ力を受けると、前述した摩擦力との間に偶力が発生し姿勢が崩れ易くなる。このような場合、円錐ころ1は保持器2のポケット部6に正しく装入されず、製造プロセスが停止する事態を引き起こす虞がある。加えて、チューブ120の最下段の円錐ころ1を切り出すタイミングを調整する手段がないため、保持器2のポケット部6への装入ミスが発生し易く、長時間の組立サイクル停止が発生する虞もある。
上述した事態を防ぐために、特許文献1に記載の円錐ころ軸受の組立方法を適用し、円錐ころを重力と逆方向に、すなわち下方から上方に搬送することによって、保持器のポケットに装入される先頭の円錐ころを、他の円錐ころの重力の影響から開放させることが考えられる。
しかし、このように円錐ころの大径側を先頭にして保持器のポケットに装入する方法は、従来の設備から大掛かりな変更が必要となるとともに、機構が複雑であり、円錐ころの切り出しを高速化することには適していない。
本発明は、課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡便な構成で、円錐ころを保持器のポケットに適切に装入することが可能であり、段取り替え時やトラブルが発生した時であっても、段取り替え時間及び復旧時間を短縮することが可能な円錐ころ供給装置、円錐ころ軸受組立装置、円錐ころ供給方法、及び円錐ころ軸受組立方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 上方から充填された複数の円錐ころを、積み重ねられた状態でその内部にストックするストック部と、
前記ストック部から排出される前記複数の円錐ころを下方に供給する円錐ころ供給部と、
を備える円錐ころ供給装置であって、
前記円錐ころ供給部は、
それぞれ径方向側面に螺旋状の溝を有し、回転可能である一対の円筒部材と、
前記一対の円筒部材の径方向側面と対向する一対のガイドと、
を有し、
前記複数の円錐ころは、前記一対の円筒部材の径方向側面の螺旋状の溝と、前記一対のガイドと、によってそれぞれ1個ずつ上流及び下流方向に切り分けられ、
前記一対の円筒部材のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを下方に移動させて、最下段の前記円錐ころを順次1個ずつ落下させ、
前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを上方に移動させて、最上段の前記円錐ころを前記ストック部の内部に戻すものであり、
前記ストック部内には、該ストック部内に充填された前記円錐ころの個数を取得可能なセンサが配設され、
前記センサは、少なくとも2個の近接センサを有し、
一方の前記近接センサは、前記ストック部内に配置され、前記ストック部内に前記複数の円錐ころが充填されているかを判断し、
他方の前記近接センサは、前記ストック部内において前記一方の近接センサよりも上方に配置され、前記ストック部内に充填された前記複数の円錐ころの個数が、所定の個数以上であるかを判断する
ことを特徴とする円錐ころ供給装置。
) 段取り替え時に、前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記円錐ころ供給部の全ての前記円錐ころを上方に移動させて、前記ストック部の内部に戻す
ことを特徴とする(1)記載の円錐ころ供給装置。
) 前記一対の円筒部材は、一対のサーボモータによってそれぞれ回転駆動され、
前記一対のサーボモータは、前記一対の円筒部材が互いに逆方向に、且つ同一速度で回転するように同期する
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の円錐ころ供給装置。
) ()に記載の円錐ころ供給装置と、
前記円錐ころ供給装置から供給された前記複数の円錐ころが、周方向に所定の間隔で設けられた複数のポケット部に装入される保持器を、回転可能に載置する保持器載置部と、
を備え、
前記保持器載置部は、他のサーボモータによって回転駆動され、
前記一対のサーボモータと前記他のサーボモータとは、前記一対の円筒部材が一回転する際に、前記保持器が隣接する前記ポケット部の間隔に相当する角度だけ回転するように同期する
ことを特徴とする円錐ころ軸受組立装置。
) 上方から充填された複数の円錐ころを、積み重ねられた状態でストック部の内部にストックする工程と、
前記ストック部から排出される前記複数の円錐ころを円錐ころ供給部によって下方に供給する工程と、
を備える円錐ころ供給方法であって、
前記円錐ころ供給部は、
それぞれ径方向側面に螺旋状の溝を有し、回転可能である一対の円筒部材と、
前記一対の円筒部材の径方向側面と対向する一対のガイドと、
を有し、
前記複数の円錐ころが、前記一対の円筒部材の径方向側面の螺旋状の溝と、前記一対のガイドと、によってそれぞれ1個ずつ上流及び下流方向に切り分けられる工程と、
前記一対の円筒部材のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを下方に移動させて、最下段の前記円錐ころを順次1個ずつ落下させる工程と、
前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを上方に移動させて、最上段の前記円錐ころを前記ストック部の内部に戻す工程と、
を備え
前記ストック部内には、該ストック部内に充填された前記円錐ころの個数を取得可能なセンサが配設され、
前記センサは、少なくとも2個の近接センサを有し、
一方の前記近接センサは、前記ストック部内に配置され
他方の前記近接センサは、前記ストック部内において前記一方の近接センサよりも上方に配置され、
前記一方の近接センサが、前記ストック部内に前記複数の円錐ころが充填されているかを判断する工程と、
前記他方の近接センサが、前記ストック部内に充填された前記複数の円錐ころの個数が所定の個数以上であるかを判断する工程と、
を更に備えることを特徴とする円錐ころ供給方法。
) 段取り替え時に、前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記円錐ころ供給部の全ての前記円錐ころを上方に移動させて、前記ストック部の内部に戻す工程
を備えることを特徴とする(5)に記載の円錐ころ供給方法。
) 前記一対の円筒部材は、一対のサーボモータによってそれぞれ回転駆動され、
前記一対のサーボモータは、前記一対の円筒部材が互いに逆方向に、且つ同一速度で回転するように同期する
ことを特徴とする(5)または(6)に記載の円錐ころ供給方法。
(7)に記載の円錐ころ供給方法によって供給された前記複数の円錐ころが、周方向に所定の間隔で設けられた複数のポケット部に装入される保持器を、回転可能に保持器載置部に載置する工程と、
前記保持器載置部を、他のサーボモータによって回転駆動する工程と、
前記一対のサーボモータと前記他のサーボモータとを、前記一対の円筒部材が一回転する際に、前記保持器が隣接する前記ポケット部の間隔に相当する角度だけ回転するように同期させて、前記複数の円錐ころを前記保持器の複数のポケット部に装入する工程と、
を備える
ことを特徴とする円錐ころ軸受組立方法。
上記(1)に記載の円錐ころ供給装置、及び上記(5)に記載の円錐ころ供給方法によれば、ストック部から排出される複数の円錐ころを1個ずつ上流及び下流方向に切り分け、一対の円筒部材のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、複数の円錐ころを下方に移動させて、最下段の円錐ころを順次1個ずつ落下させるようにした。したがって、簡便な構成でありながら、最下段の円錐ころは他の円錐ころの重量の影響を受けることがなくなり、安定した切り出し動作が可能となり、保持器のポケット部に適切に装入することが可能となる。
また、一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、複数の円錐ころを上方に移動させて、最上段の円錐ころをストック部の内部に戻すようにした。したがって、段取り替え時やトラブル(円錐ころが円筒部材の溝に飛び飛びで入ってしまった場合等)発生時に、円筒部材内に残留した円錐ころを外部に払い出す必要がないので、段取り替え時間及び復旧時間を短縮することが可能となる。
なお、仮に、上記「一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、複数の円錐ころを上方に移動させて、最上段の円錐ころをストック部の内部に戻す」構成がない場合、「一対の円筒部材のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、複数の円錐ころを下方に移動させて、外部に払い出させて空にする」構成とすることが考えられる。しかしながら、そのように構成した場合、例えば円錐ころ供給装置の下方に設置した容器に、円錐ころを落として回収等することが考えられ、そのような円錐ころには傷が発生するため廃棄する必要がある。さらに、円筒部材内に残った円錐ころを外部に払い出した確認をするために、円筒部材の最下段の溝位置にセンサを設ける必要があるが、円筒部材は、供給する円錐ころのサイズにより段取り替え時の交換部品ともなるため、円筒部材内にはセンサを取り付けるスペースが不足しており、円筒部材内のセンサーレス化による段取り替え性も求められる。
一方で、本願では、上述したように、円筒部材内に残った円錐ころをストック部に戻す構成を有するので、円錐ころに傷がつかず廃棄の必要がないと共に、円筒部材の最下段の溝位置にセンサを設ける必要もなく、段取り替え時の交換作業性が向上する。
また、ストック部内には、該ストック部内に充填された円錐ころの個数を取得可能なセンサが配設されるので、ストック部内の円錐ころの計数管理を正確に行うことができる。
また、ストック部内に充填された複数の円錐ころの個数が、所定の個数以上であることを判断することが可能であるので、例えば、保持器のポケット部内に供給すべき個数以上の円錐ころがストック部内に充填されているかを確認することが可能である。
上記(2)に記載の円錐ころ供給装置、及び上記(6)に記載の円錐ころ供給方法によれば、段取り替え時に円錐ころ供給部の全ての円錐ころをストック部の内部に戻すようにしたので、円錐ころを外部に払い出さずに、円筒部材内の各溝の円錐ころを全て空にすることが可能である。
上記(3)に記載の円錐ころ供給装置、及び上記(7)に記載の円錐ころ供給方法によれば、一対の円筒部材は、一対のサーボモータによってそれぞれ回転駆動されるので、一対の円筒部材内に位置する円錐ころの計数管理や円錐ころを切り出す位相角度の位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、一対の円筒部材を1つの駆動源によってギア駆動した場合等に発生するバックラッシュが本発明では発生しないので、段取り替え時にバックラッシュ調整をする必要がなくなり、一対の円筒部材の交換作業が容易となる。また、上記バックラッシュによって一対の円筒部材にガタツキが発生し、最下段の円錐ころの落下タイミングがずれることが防止される。さらに、段取り替え時の円筒部材の交換作業性が向上する。
上記(4)に記載の円錐ころ軸受組立装置、及び上記(8)に記載の円錐ころ軸受組立方法によれば、一対の円筒部材を回転駆動する一対のサーボモータと、保持器載置部を回転駆動する他のサーボモータと、は一対の円筒部材が一回転する際に、保持器が隣接するポケット部の間隔に相当する角度だけ回転するように同期するので、円錐ころを高精度に保持器のポケット部に装入することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る円錐ころ軸受組立装置を水平方向から見た図である。 図1におけるII−II線矢視図である。 図1における保持器載置部周辺の拡大断面図である。 天板を鉛直方向から見た平面図である。 保持器を交換した直後の円錐ころ軸受組立装置を示す図である。 円錐ころを上方に搬送する際の円錐ころ軸受組立装置を示す図である。 円錐ころを下方に搬送する際の円錐ころ軸受組立装置を示す図である。 本発明の変形例に係る円錐ころ供給装置において、円錐ころ供給部を2つ設けた場合の模式図である。 従来の円錐ころ供給装置を水平方向から見た図である。 保持器を示す平面図である。
以下、本発明に係る円錐ころ供給装置、円錐ころ軸受組立装置、円錐ころ供給方法、円錐ころ軸受組立方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る円錐ころ軸受組立装置90が示されている。円錐ころ軸受組立装置90は、上方から充填された複数の円錐ころ1を、積み重ねられた状態でその内部の空孔20aにストックするストック部としてのチューブ20と、チューブ20から排出される複数の円錐ころ1を下方に供給する円錐ころ供給部30と、円錐ころ供給部30から供給された円錐ころ1が装入される保持器2を回転可能に載置する保持器載置部50と、を備える。チューブ20及び円錐ころ供給部30は、保持器2に対して円錐ころ1を供給する円錐ころ供給装置10を構成する。また、円錐ころ1は、小径側が下方すなわち先頭(下流)側となるようにチューブ20内に充填される。また、チューブ20の空孔20aの径は、円錐ころ1の大径側の径よりも僅かに大きくなるように設定される。
円錐ころ供給部30は、重力方向(図1中におけるZ方向)と垂直なX方向及びY方向に延びるベース32と、ベース32の上面に載置されたベアリングブロック34と、ベース32の下方のX方向両側に回転可能に配置されてZ方向に延びる一対のスクリュー(円筒部材)40と、ベース32の下面のX方向中央部に固定され、Z方向に延びる一対のガイド42(図2参照)と、を備える。また、一対のガイド42の下部には、天板58が固定されている。そしてベース32は、図示しない駆動機構により上下方向に移動可能とされており、ベース32の移動に伴って、一対のスクリュー40や一対のガイド42、天板58等も上下方向に移動する。
ベース32及びベアリングブロック34のX方向中央部(図1中、仮想平面Aとして表されている。)には、それぞれZ方向に延び、互いに連通する貫通孔32a、34aが設けられており、チューブ20はこれら貫通孔32a及び34aに挿入されて、Z方向に対して平行に固定される。チューブ20のZ方向長さは、貫通孔32a及び34aのZ方向長さよりも長くなるように設定されており、ベアリングブロック34の上方に延出する。
ベアリングブロック34の上方に延出したチューブ20の内部には、2個の近接センサ71、72が配設されている。一方の近接センサ71(以降、下方近接センサとも呼ぶ。)は、チューブ20内に円錐ころ1が充填されているか判断可能とされ、他方の近接センサ72(以降、上方近接センサとも呼ぶ。)は、下方近接センサ71よりも上方に配置され、チューブ20内に充填された複数の円錐ころ1の個数が、所定の個数(例えば、保持器2のポケット部6の個数)以上であるかと判断可能とされている。なお、チューブ20の内部に配設されるセンサは、チューブ20内に充填された円錐ころ1の個数が取得可能である限り、種類、数、位置等は限定されるものではない。
一対のスクリュー40の各回転軸は、ベース32及びベアリングブロック34を貫通し、上端部がサーボモータ36に接続されている。一対のサーボモータ36は、一対のスクリュー40をそれぞれ回転駆動し、一対のスクリュー40が互いに逆方向に、且つ同一速度で回転するように同期する。
また、一対のスクリュー40は、図2に示すように、X方向において互いに僅かに離間して配置される。また、スクリュー40には、その径方向側面40aから径方向に突出する螺旋状の突起40bが設けられており、螺旋状の溝40cを構成している。そして、仮想平面Aに対して線対称となるように構成された一対のスクリュー40は、一方(図2中、右側のスクリュー40)を反時計回り、他方(図2中、左側のスクリュー40)を時計回りとして、互いに逆方向の矢印B方向(図2参照)に回転させることによって、螺旋状の溝40cが、円錐ころ1を仮想平面Aに沿ってZ方向下方に搬送するように形成される。一方、一対のスクリュー40のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向の矢印C方向(矢印Bと逆方向)に回転させることによって、溝40cが円錐ころ1を仮想平面Aに沿ってZ方向上方に搬送することが可能とされている。
一対のガイド42は、一対のスクリュー40の径方向側面40aと対向するように互いにY方向に対向して配置されるとともに、一対のスクリュー40の突起40bと干渉しない先細状に形成されており、一対のスクリュー40の螺旋状の突起40bとともに円錐ころ1を挟み込み、円錐ころ1が螺旋状の突起40bから落下するのを防止している。従って、一対のガイド42は、一対のスクリュー40の中心O´を結ぶ仮想線分(図2中、破線で示されている。)に関して対称に配置され、円錐ころ1の中心Oが一対のスクリュー40の中心O´を結ぶ仮想線分の略中間点上に位置するように、円錐ころ1の外周面を案内する。
図3も参照して、保持器載置部50は、Z方向に延びる基台51と、基台51の内周面に複数の軸受59を介して回転可能に支持され、Z方向に延び上方にフランジ部52aを有する軸52と、フランジ部52aの外周面に固定されフランジ部52aの上方に延出する下型54と、フランジ部52aの上面及び下型54の内周面に当接するように固定され、外周面56aに保持器2を外嵌固定する治具56と、を有する。なお、治具56の上面と天板58の下面とは、ベース32が変位可能な最下端に位置したとき、すなわち、天板58が変位可能な最下端に位置したときであっても、隙間を介して対向するように設定されている。
ここで、本実施形態の保持器2は、図10に示した従来技術の保持器2と同様の構成を有しており、大径円環部4が上方となるように、小径円環部3の内周面が治具56の外周面56aに外嵌される。
治具56は、略円筒形状に形成されており、その外周面56aの上方には、ころ収容部56bが凹設されており、円錐ころ供給部30から供給された円錐ころ1が収容可能とされている。
天板58は、略円盤形状に形成され、一対のガイド42、及びベース32の下面にボルト止めされたブラケット57に固定されている。また、天板58の外径は治具56の外径と略同一とされており、天板58の外周面には断面略半円形状の切欠き58cが形成されている(図4参照)。切欠き58cは、上方の円錐ころ供給部30から供給される円錐ころ1が、治具56のころ収容部56bに落下可能となるように設けられる。
軸52は、その下端に連結されたサーボモータ(不図示)によってZ軸周りに回転可能とされており、軸52の回転に伴って下型54、治具56、及び保持器2も一体に回転する。一方で、天板58は、上述したように一対のガイド42及びブラケット57に固定されているので、軸52が回転する際にも回転しない。
ここで、本実施形態における円錐ころ軸受の組立方法について、特に、ポケット部6の個数が異なり、且つ装入される円錐ころ1が同一である保持器2に、円錐ころ1を装入する場合を例にして説明する。
例えば、ポケット部6の個数がn個である保持器2に対してn個の円錐ころ1が装入されて円錐ころ軸受の組立が完了した後に、ポケット部6の個数がm個(n≠m)である保持器2に対してm個の円錐ころ1の装入を行う場合、先ず、当該ポケット部6の個数がm個の円錐ころ1を治具56の外周面56aに外嵌する。
このとき、図5に示すように、一対のスクリュー40の溝40cには、前回の組立サイクル(ポケット部6の個数がn個である保持器2についての組立サイクル)で用いた複数の円錐ころ1が残留している。そこで、図6に示すように、一対のスクリュー40を矢印C方向に、溝40cの個数分だけ回転させることによって、一対のスクリュー40内の全ての円錐ころ1がチューブ20内に戻される。ここで、チューブ20が、円錐ころ1の一対のスクリュー40内における移動方向と同軸上に配置されると共に、スクリュー40内の全ての円錐ころ1がストックできるだけの長さを有しているので、円錐ころ1は円滑にチューブ20の内部に払い戻される。
次に、近接センサ71、72によって、チューブ20内に充填された円錐ころ1の個数が、保持器2に供給すべき個数、すなわち保持器2のポケット部6の個数m個以上であるかを確認する。
チューブ20内に適切な数の円錐ころ1が充填されていることが確認された後、図7に示すように、一対のスクリュー40を矢印B方向に回転させることによって、一対のスクリュー40の溝40cとガイド42とによってそれぞれ1個ずつ上流及び下流方向に切り分けられながら、下方に搬送される。
このとき、一対のスクリュー40にそれぞれ接続されたサーボモータ36は、一対のスクリュー40の回転数、回転速度、回転時間等に基づいて、一対のスクリュー40内の円錐ころ1の計数管理を行う。さらに、一対のスクリュー40の最下段に位置する円錐ころ1が切り出されて落下するタイミングと保持器2のポケット部6が円錐ころ装入位置に来るタイミングとが合うように、保持器2のポケット部6の数mに基づいて、一対のスクリュー40の円錐ころ切り出し位相角度を一対のサーボモータ36によって調整し、保持器2の位相角度を他のサーボモータによって調整しておく。以上により、準備サイクル動作が完了し、続いて組立サイクルが連続して開始される。
組立サイクルが開始されると、円錐ころ1は、スクリュー40の最下端から非常に正確な時間間隔で、順次1個ずつ自由落下させられる。ここで、一対のスクリュー40をそれぞれ回転させる一対のサーボモータ36と保持器2を回転させる他のサーボモータとは、スクリュー40が一回転する際に、保持器2が保持器2の隣り合うポケット部6の間隔に相当する角度だけ回転するように同期しており、スクリュー40から自由落下した円錐ころ1は、保持器2の各ポケット部6に正確に装入される。
なお、保持器2のポケット6の数の変更等によりサイクルタイムの短縮・延長等が要求された場合は、円錐ころ1の自重による自由落下の速度を考慮した上で、スクリュー40及び保持器2の回転速度を可変することで対応することが可能である。
そして、保持器2の全てのポケット部6に円錐ころ1が装入された後、不図示の可動機構により、ベース32を上方に移動させることによって天板58等を上方に退避させるとともに、保持器載置部50の軸52、下型54、及び治具56を下降させ、保持器2の内周側から公知の方法によって内輪(不図示)を組み込む。そして、これら円錐ころ1、保持器2、及び内輪を一体として次工程へと渡す(組立完了)。
以上、説明したように、本実施形態の円錐ころ供給装置10によれば、チューブ20から排出される複数の円錐ころ1を1個ずつ上流及び下流方向に切り分け、一対のスクリュー40のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、を互いに逆方向(矢印B方向)に回転させることによって、複数の円錐ころ1を下方に移動させて、最下段の円錐ころ1を順次1個ずつ落下させるようにした。したがって、簡便な構成でありながら、最下段の円錐ころ1は他の円錐ころ1の重量の影響を受けることがなくなり、安定した切り出し動作が可能となり、保持器2のポケット部6に適切に装入することが可能となる。
また、一対のスクリュー40のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向(矢印C方向)に回転させることによって、複数の円錐ころ1を上方に移動させて、最上段の円錐ころ1をチューブ20の内部に戻すようにした。したがって、段取り替え時やトラブル(円錐ころ1がスクリュー40の溝40cに飛び飛びで入ってしまった場合等)発生時に、スクリュー40内に残留した円錐ころ1を外部に払い出す必要がないので、段取り替え時間及び復旧時間を短縮することが可能となる。
なお、仮に、上記「一対のスクリュー40のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向(矢印C方向)に回転させることによって、複数の円錐ころ1を上方に移動させて、最上段の円錐ころ1をチューブ20の内部に戻す」構成がない場合、「一対のスクリュー40のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向(矢印B方向)に回転させることによって、複数の円錐ころ1を下方に移動させて、外部に払い出させて空にする」構成とすることが考えられる。しかしながら、そのように構成した場合、例えば円錐ころ供給装置10の下方に設置した容器に、円錐ころ1を落として回収等することが考えられ、そのような円錐ころ1には傷が発生するため廃棄する必要がある。さらに、スクリュー40内に残った円錐ころ1を外部に払い出した確認をするために、スクリュー40の最下段の溝40c位置にセンサを設ける必要があるが、スクリュー40は、供給する円錐ころ1のサイズにより段取り替え時の交換部品ともなるため、スクリュー40内にはセンサを取り付けるスペースが不足しており、スクリュー40内のセンサーレス化による段取り替え性も求められる。
一方で、本願では、上述したように、スクリュー40内に残った円錐ころ1をチューブ20に戻す構成を有するので、円錐ころ1に傷がつかず廃棄の必要がないと共に、スクリュー40の最下段の溝40c位置にセンサを設ける必要もなく、段取り替え時の交換作業性が向上する。
また、チューブ20内には、該チューブ20内に充填された円錐ころ1の個数を取得可能なセンサ(近接センサ71、72)が配設されるので、チューブ20内の円錐ころ1の計数管理を正確に行うことができる。
また、チューブ70内に配設された近接センサ71、72によって、チューブ20内に充填された複数の円錐ころ1の個数が、所定の個数以上であることを判断することが可能であるので、例えば、保持器2のポケット部6内に供給すべき個数以上の円錐ころ1が充填されているかを確認することが可能である。
また、ポケット部6の個数が異なる保持器2に円錐ころ1を装入する場合等の段取り替え時に、円錐ころ供給部30の全ての円錐ころ1をチューブ20の内部に戻すようにしたので、円錐ころ1を外部に払い出さずに、スクリュー40内の各溝の円錐ころ1を全て空にすることが可能である。
また、一対のスクリュー40は、一対のサーボモータ36によってそれぞれ回転駆動されるので、一対のスクリュー40内に位置する円錐ころ1の計数管理や円錐ころ1を切り出す位相角度の位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、一対のスクリュー40を1つの駆動源によってギア駆動した場合等に発生するバックラッシュが発生しないので、段取り替え時にバックラッシュ調整をする必要がなくなり、一対のスクリュー40の交換作業が容易となる。また、上記バックラッシュによって一対のスクリュー40にガタツキが発生し、最下段の円錐ころ1の落下タイミングがずれることが防止される。さらに、段取り替え時のスクリュー40の交換作業性が向上する。
さらに、本実施形態の円錐ころ軸受組立装置90によれば、一対のスクリュー40を回転駆動する一対のサーボモータ36と、保持器2載置部を回転駆動する他のサーボモータと、は一対のスクリュー40が一回転する際に、保持器2が隣接するポケット部6の間隔に相当する角度だけ回転するように同期するので、円錐ころ1を高精度に保持器2のポケット部6に装入することが可能となる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良などが可能である。
例えば、上述の実施形態においてはチューブ20やスクリュー40等による円錐ころ1の搬送経路が、重力方向(Z方向)に平行となるように構成されていたが、これに限定されず、円錐ころ1の搬送経路を重力方向に対して斜めとなるようにしてもよい。
また、複数の円錐ころ1は、大径側を下方すなわち先頭側となるようにチューブ20内の空孔20aに充填されるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、円錐ころ供給部30を複数設けてもよい。この場合、複数の円錐ころ供給部30から、複数の最下段の円錐ころ1が同時に落下し、複数のポケット部6に同時に装入される。図8には、円錐ころ供給部30を2つ設けた場合を示した。このように構成することによって、円錐ころ1の保持器2のポケット部6への装入がより高速化される。
1 円錐ころ
2 保持器
3 小径円環部
4 大径円環部
5 柱部
6 ポケット部
10 円錐ころ供給装置
20 チューブ(ストック部)
20a 空孔
30 円錐ころ供給部
32 ベース
32a 貫通孔
34 ベアリングブロック
34a 貫通孔
40 スクリュー(円筒部材)
40a 径方向側面
40b 突起
40c 溝
42 ガイド
42a Y方向側面
50 保持器載置部
51 基台
52 軸
52a フランジ部
54 下型
56 治具
56a 外周面
56b ころ収容部
57 ブラケット
58 天板
58c 切欠き
59 軸受
71 下方近接センサ(センサ)
72 上方近接センサ(センサ)
90 円錐ころ軸受組立装置
O、O´ 中心

Claims (8)

  1. 上方から充填された複数の円錐ころを、積み重ねられた状態でその内部にストックするストック部と、
    前記ストック部から排出される前記複数の円錐ころを下方に供給する円錐ころ供給部と、
    を備える円錐ころ供給装置であって、
    前記円錐ころ供給部は、
    それぞれ径方向側面に螺旋状の溝を有し、回転可能である一対の円筒部材と、
    前記一対の円筒部材の径方向側面と対向する一対のガイドと、
    を有し、
    前記複数の円錐ころは、前記一対の円筒部材の径方向側面の螺旋状の溝と、前記一対のガイドと、によってそれぞれ1個ずつ上流及び下流方向に切り分けられ、
    前記一対の円筒部材のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを下方に移動させて、最下段の前記円錐ころを順次1個ずつ落下させ、
    前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを上方に移動させて、最上段の前記円錐ころを前記ストック部の内部に戻すものであり、
    前記ストック部内には、該ストック部内に充填された前記円錐ころの個数を取得可能なセンサが配設され、
    前記センサは、少なくとも2個の近接センサを有し、
    一方の前記近接センサは、前記ストック部内に配置され、前記ストック部内に前記複数の円錐ころが充填されているかを判断し、
    他方の前記近接センサは、前記ストック部内において前記一方の近接センサよりも上方に配置され、前記ストック部内に充填された前記複数の円錐ころの個数が、所定の個数以上であるかを判断する
    ことを特徴とする円錐ころ供給装置。
  2. 段取り替え時に、前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記円錐ころ供給部の全ての前記円錐ころを上方に移動させて、前記ストック部の内部に戻す
    ことを特徴とする請求項に記載の円錐ころ供給装置。
  3. 前記一対の円筒部材は、一対のサーボモータによってそれぞれ回転駆動され、
    前記一対のサーボモータは、前記一対の円筒部材が互いに逆方向に、且つ同一速度で回転するように同期する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の円錐ころ供給装置。
  4. 請求項に記載の円錐ころ供給装置と、
    前記円錐ころ供給装置から供給された前記複数の円錐ころが、周方向に所定の間隔で設けられた複数のポケット部に装入される保持器を、回転可能に載置する保持器載置部と、
    を備え、
    前記保持器載置部は、他のサーボモータによって回転駆動され、
    前記一対のサーボモータと前記他のサーボモータとは、前記一対の円筒部材が一回転する際に、前記保持器が隣接する前記ポケット部の間隔に相当する角度だけ回転するように同期する
    ことを特徴とする円錐ころ軸受組立装置。
  5. 上方から充填された複数の円錐ころを、積み重ねられた状態でストック部の内部にストックする工程と、
    前記ストック部から排出される前記複数の円錐ころを円錐ころ供給部によって下方に供給する工程と、
    を備える円錐ころ供給方法であって、
    前記円錐ころ供給部は、
    それぞれ径方向側面に螺旋状の溝を有し、回転可能である一対の円筒部材と、
    前記一対の円筒部材の径方向側面と対向する一対のガイドと、
    を有し、
    前記複数の円錐ころが、前記一対の円筒部材の径方向側面の螺旋状の溝と、前記一対のガイドと、によってそれぞれ1個ずつ上流及び下流方向に切り分けられる工程と、
    前記一対の円筒部材のうち、一方を時計回り、他方を反時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを下方に移動させて、最下段の前記円錐ころを順次1個ずつ落下させる工程と、
    前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記複数の円錐ころを上方に移動させて、最上段の前記円錐ころを前記ストック部の内部に戻す工程と、
    を備え
    前記ストック部内には、該ストック部内に充填された前記円錐ころの個数を取得可能なセンサが配設され、
    前記センサは、少なくとも2個の近接センサを有し、
    一方の前記近接センサは、前記ストック部内に配置され
    他方の前記近接センサは、前記ストック部内において前記一方の近接センサよりも上方に配置され、
    前記一方の近接センサが、前記ストック部内に前記複数の円錐ころが充填されているかを判断する工程と、
    前記他方の近接センサが、前記ストック部内に充填された前記複数の円錐ころの個数が所定の個数以上であるかを判断する工程と、
    を更に備えることを特徴とする円錐ころ供給方法。
  6. 段取り替え時に、前記一対の円筒部材のうち、一方を反時計回り、他方を時計回りとして、互いに逆方向に回転させることによって、前記円錐ころ供給部の全ての前記円錐ころを上方に移動させて、前記ストック部の内部に戻す工程
    を備えることを特徴とする請求項に記載の円錐ころ供給方法。
  7. 前記一対の円筒部材は、一対のサーボモータによってそれぞれ回転駆動され、
    前記一対のサーボモータは、前記一対の円筒部材が互いに逆方向に、且つ同一速度で回転するように同期する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の円錐ころ供給方法。
  8. 請求項に記載の円錐ころ供給方法によって供給された前記複数の円錐ころが、周方向に所定の間隔で設けられた複数のポケット部に装入される保持器を、回転可能に保持器載置部に載置する工程と、
    前記保持器載置部を、他のサーボモータによって回転駆動する工程と、
    前記一対のサーボモータと前記他のサーボモータとを、前記一対の円筒部材が一回転する際に、前記保持器が隣接する前記ポケット部の間隔に相当する角度だけ回転するように同期させて、前記複数の円錐ころを前記保持器の複数のポケット部に装入する工程と、
    を備える
    ことを特徴とする円錐ころ軸受組立方法。
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