JP3592797B2 - トランスファ成形機における原料樹脂ペレットの整列移送装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、熱硬化性合成樹脂の成形を行うためのトランスファ成形機において、このトランスファ成形機に原料樹脂ペレットを供給する場合に、前記原料樹脂ペレットを、一列状に並べ整列移送するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トランスファ成形機に使用される原料樹脂ペレットは、これを円柱形に形成し、この円柱形原料樹脂ペレットを、パーツフィーダにて、鉛直状に起立した状態で一列状に並べて、この状態で振動式移送レールに沿って前記トランスファ成形機の方向に順次移送したのち、移送レールの終端箇所において、真空吸着コレット等のピックアップ手段にて一個ずつピックアップして、前記トランスファ成形機に装填するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来における整列移送装置では、多数個の円柱形原料樹脂ペレットを、移送レールに沿って一列状に並べて移送するに際して、各円柱形原料樹脂ペレットが側面同志互いに密接するように、換言すると、各円柱形原料樹脂ペレットを、側面同志が互いに密接した状態で、移送レールに沿って一列に並べ、この状態でトランスファ成形機の方向に移送するように構成しているので、前記移送レールの終端において、一つの円柱形原料樹脂ペレットをピックアップするときに、このピックアップしようとする原料樹脂ペレットに隣接して密接している原料樹脂ペレットを一緒に持ち上げ、この隣接の原料樹脂ペレットを転倒したり、移送レール外に落としたりすることが多発すると言う問題があった。
【0004】
本発明は、この問題を解消した整列移送装置を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は、
「円柱形の原料樹脂ペレットを起立し且つ互いに密接した状態で一列に並べた状態で移送するようにした移送レールの終端部における左右両側面のうち少なくとも一方の側面に、外周面にねじ山を前記原料樹脂ペレットの直径よりも大きいピッチで設けて成るねじ軸を、当該ねじ軸の軸線が前記移送リールの長手方向と略平行にして配設し、このねじ軸に、当該ねじ軸を間欠的に回転するようにした回転駆動手段を設けて、前記ねじ軸の間欠的な回転により前記原料樹脂ペレットを起立した姿勢のままで移送するように構成し、更に、前記ねじ軸の回転にて移送される前記原料樹脂ペレットを、前記ねじ軸の回転を停止したときに、起立した姿勢のままで上向きにピックアップするピックアップ手段を備えている。」
と言う構成にした。
【0006】
また、本発明の請求項2は、
「前記請求項1の記載において、前記移送レールのうち前記ねじ軸より手前側の部位に、前記移送レールに移送される原料樹脂ペレットのうち倒れた状態の原料樹脂ペレットを前記移送レールから選択的に除外するようにした手段を設ける。」
と言う構成にした。
【0007】
【作 用】
この構成において、移送レールに沿って起立した姿勢で移送される各原料樹脂ペレットが、一回転ずつ間欠的に回転するねじ軸の箇所に至ると、このねじ軸におけるねじ山にて進み送りされることにより、各原料樹脂ペレットは、互いに密接している状態から起立した姿勢のままでその間に隙間があくように引き離され、この状態で移送される。
【0008】
そして、この状態で移送される各原料樹脂ペレットは、ねじ軸の回転を停止したときにおいて、その移送が一時的に停止することになるから、この移送停止中において、この原料樹脂ペレットを、真空吸着コレット等のピックアップ手段にて、起立した姿勢のままで上向きにピックアップすることができるのである。
【0009】
【発明の効果】
このように、本発明によると、移送レールに沿って互いに密接した状態で、且つ、起立した姿勢で一列に並べて移送される原料樹脂ペレットを、互いに密接している状態からその間に隙間があくように引き離すことができるから、真空吸着コレット等のピックアップ手段にて前記起立した姿勢のままで上向きにピックアップする場合に、隣接の原料樹脂ペレットを転倒させたり、或いは、移送レールの外に落下させたりすることを確実に低減できる効果を有する。
【0010】
また、請求項2の記載によると、原料樹脂ペレットが倒れた状態で送り込まれることで、この原料樹脂ペレットがねじ軸にて潰される等の不具合が発生することを確実に回避できる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面について説明する。
【0012】
図1〜図5は、第1の実施例を示す。
【0013】
この図において符号1は、移送レールを示し、この移送レール1は、その一端に接続した図示しないパーツフィーダに接続され、適宜直径Dの円柱形に形成した原料樹脂ペレット2が、前記パーツフィーダにてその軸線を縦向きにした起立した姿勢で且つ互いに密接した状態で一列に整列されたのち、その整列状態のまま長手方向に沿って移送されるように構成されている。
【0014】
前記移送レール1の終端部における左右両側には、外周面の各々にねじ山3a,4aを前記原料樹脂ペレット2の直径Dよりも大きいピッチPで設けて成る一対のねじ軸3,4を、当該両ねじ軸3,4の軸線が互いに平行で、且つ、前記移送リール1の長手方向と略平行にして配設して、この両ねじ軸3,4を、これらと互いに噛合する一対の歯車5,6にて連動する一対の駆動軸7,8との間にベルト9,10を巻掛けすることにより、互いに連動して逆方向に回転するように構成する。
【0015】
更に、前記両ねじ軸3,4を、前記両歯車5,6のうち一方の歯車5に、モータ11にて駆動回転される主動歯車12を噛合することにより、前記モータ11にて、間欠的に回転するように構成する。
【0016】
この構成において、移送レール1に沿って起立した姿勢のままで移送される各原料樹脂ペレット2が、間欠的に回転する両ねじ軸3,4の箇所に至ると、この両ねじ軸3,4におけるねじ山3a,4aにて進み送りされることにより、各原料樹脂ペレット2は、互いに密接している状態からその間に隙間があくように引き離され、この状態で移送される。
【0012】
そして、この状態で移送される各原料樹脂ペレット2は、両ねじ軸3,4の回転を停止したときにおいて、その移送が一時的に停止することになるから、この移送停止中において、最先端部における原料樹脂ペレット2を、真空吸着コレット13にて、起立した姿勢のままでピックアップすることができるのである。
【0017】
ところで、前記の構成において、両ねじ軸3,4の箇所に、原料樹脂ペレット2が倒れた状態の姿勢で送り込まれると、この原料樹脂ペレット2は、両ねじ軸3,4にて潰される等の不具合が発生することになる。この問題に対しては、前記移送レール1のうち両ねじ軸3,4に至る以前の箇所に、以下に述べるように、倒れた姿勢状態の原料樹脂ペレット2のみを移送レール1上から選択的に除外するようにした手段を設ければ良い。
【0018】
すなわち、この手段は、前記移送レール1の底面に、当該底面からシリンダ14にて突き上げるようにした突き上げ体15と、その上方に配設した真空吸着コレット16とから成り、前記移送レール1上における原料樹脂ペレット2が倒れているときには、その円弧状外周面に対して真空吸着コレット16が接当することにより、この真空吸着コレット16に多量の空気を吸い込んで、真空圧が上がらないから、その真空圧を圧力センサーにて検出し、真空圧が一定値に達しないとき、前記突き上げ体15を突き上げて、倒れている姿勢の原料樹脂ペレット2を、移送レール1外に除外するように構成するのであり、これにより、倒れている姿勢の原料樹脂ペレット2が両ねじ軸3,4の箇所に送り込まれることを確実に阻止できるのである。
【0019】
なお、前記第1の実施例においては、両ねじ軸3,4を、その間における軸間距離Lを広くするか、或いは狭くするように、矢印で示す方向に移動調節可能に構成することにより、前記原料樹脂ペレット2の直径Dが変わった場合にも、これに容易に適合することができるのである。
【0020】
また、図6及び図7は第2の実施例を示す。この第2の実施例は、移送レール1の左右両側の各々にねじ軸を設けることに代えて、移送レール1の左右両側のうち一方側にのみ、外周面にねじ山3a′を前記原料樹脂ペレット2の直径Dよりも大きいピッチPで設けて成るねじ軸3′を、当該ねじ軸3′の軸線が前記移送リール1の長手方向と略平行にして配設し、このねじ軸3′を、間欠的に回転するように構成したものである。
【0021】
このように移送レール1の左右両側のうち一方側にのみねじ軸3′を設けことによっても、前記第1の実施例の場合と同様に、各原料樹脂ペレット2を、その起立した姿勢での移送中において、互いに密接している状態からその間に隙間があくように引き離すことができると共に、その移送を一時的に停止することができるのである。
【0022】
なお、本発明において、ねじ軸3,4及び3′の間欠回転を、一回転ずつとすることにより、原料樹脂ペレット2の移送停止位置を同じ位置にすることができるから、この原料樹脂ペレット2をピックアップすることの容易性が向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV側面図である。
【図5】図1のV−V視断面図である。
【図6】本発明における第2の実施例を示す平面図である。
【図7】図6のVII −VII 視断面図である。
【符号の説明】
1 移送レール
2 原料樹脂ペレット
3,4 ねじ軸
3a,4a ねじ山
5,6 歯車
7,8 駆動軸
9,10 ベルト
11 モータ
12 主動歯車
13 真空吸着コレット
Claims (2)
- 円柱形の原料樹脂ペレットを起立し且つ互いに密接した状態で一列に並べた状態で移送するようにした移送レールの終端部における左右両側面のうち少なくとも一方の側面に、外周面にねじ山を前記原料樹脂ペレットの直径よりも大きいピッチで設けて成るねじ軸を、当該ねじ軸の軸線が前記移送リールの長手方向と略平行にして配設し、このねじ軸に、当該ねじ軸を間欠的に回転するようにした回転駆動手段を設けて、前記ねじ軸の間欠的な回転により前記原料樹脂ペレットを起立した姿勢のままで移送するように構成し、更に、前記ねじ軸の回転にて移送される前記原料樹脂ペレットを、前記ねじ軸の回転を停止したときに、起立した姿勢のままで上向きにピックアップするピックアップ手段を備えていることを特徴とするトランスファ成形機における原料樹脂ペレットの整列移送装置。
- 前記請求項1の記載において、前記移送レールのうち前記ねじ軸より手前側の部位に、前記移送レールに移送される原料樹脂ペレットのうち倒れた状態の原料樹脂ペレットを前記移送レールから選択的に除外するようにした手段を設けることを特徴とするトランスファ成形機における原料樹脂ペレットの整列移送装置。
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