JP5991013B2 - 基地局及び無線リソース割当て方法 - Google Patents

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Description

本明細書で論じられる実施態様は、移動通信で使用される基地局装置及び無線リソースの割当てに関する。
複数の無線リンクを利用する従来技術として、割り当てられたパケットを送信する複数の無線モジュールと、通信品質が基準値を下回ると各無線モジュールがパケットを送信する経路を切換える経路切換手段とを備える無線装置が知られている。
また、第1の通信端末から、複数の通信経路を介して、第2の通信端末に対してデータ通信を行うデータ通信システムが知られている。データ通信システムは、第1の通信端末に設けられ、複数の通信経路に接続するための複数の通信インタフェースと、第1の通信端末に設けられ、通信経路毎の伝送容量に基づいて送出データを複数の通信インタフェースに分配するデータ分配部を備える。
また、複数のリンクを利用して通信を行う従来技術として、イーサネット(登録商標)のリンクアグリゲーションが知られている。
特開2009−225126号公報 特開2004−96247号公報
IEEE Standard for Information technology-Telecommunications and information exchange between systems-Local and metropolitan area networks-Specific requirements Part 3: Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection (CSMA/CD) access method and Physical Layer specifications, 2010年6月22日
移動局装置と基地局装置とを無線リンクで接続する場合、移動局装置によって複数の無線リンクにおける通信品質や伝送速度が異なることが考えられる。したがって、複数の無線リンクで移動局装置と基地局装置を接続すると、複数の無線リンクのうちのいずれが良好な無線リンクであるかは移動局装置によって異なる。このため、必ずしも複数の無線リンクが良好な利用効率が利用されているとは限らない。開示の装置及び方法は、移動局装置と基地局装置とを複数の無線リンクで接続する場合の無線リンクの利用効率を向上することを目的とする。
装置の一観点によれば、基地局装置が与えられる。基地局装置は、移動局装置毎に移動局装置と基地局装置とを接続する複数の無線リンクの伝送速度を定める設定部と、基地局装置と移動局装置の間の複数のフローのスループットを測定する測定部と、第1の無線リンクで伝送されるフローのスループットと、複数のフローを伝送する移動局装置の第1の無線リンク及び第2の無線リンクにおける伝送速度に基づいて、第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比を求め、利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して選択することにより、第1の無線リンクで伝送される複数のフローからいずれかのフローを選択する選択部と、選択部により選択されたフローの伝送に利用する無線リンクを第1の無線リンクから第2の無線リンクへ切り替える切替部と、を備える。
方法の一観点によれば、基地局装置における無線リソース割当て方法が与えられる。基地局装置が、移動局装置毎に、移動局装置と基地局装置とを接続する複数の無線リンクの伝送速度を定め、基地局装置と移動局装置の間のフローのスループットを測定し、第1の無線リンクで伝送される複数のフローのスループットと、複数のフローを伝送する移動局装置の第1の無線リンク及び第2の無線リンクにおける伝送速度に基づいて、第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比を求め、前記利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して選択することにより、第1の無線リンクで伝送される複数のフローからいずれかのフローを選択し、上記のいずれかのフローの伝送に利用する無線リンクを第1の無線リンクから第2の無線リンクへ切り替える。
本件開示の装置又は方法によれば、移動局装置と基地局装置とを複数の無線リンクで接続する場合に無線リンクの利用効率を向上することが可能となる。
通信システムの全体構成例を示す図である。 基地局装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 基地局装置の機能構成の一例を示す図である。 リソース使用データの一例を示す図である。 伝送速度データの一例を示す図である。 スループットデータの一例を示す図である。 (A)及び(B)は割当データの第1例及び第2例を示す図である。 無線リンク切替動作の説明図である。 切替候補フロー抽出動作の第1例の説明図である。 複数リンク利用フロー抽出動作の第1例の説明図である。 切替候補フロー抽出動作の第2例の説明図である。 複数リンク利用フロー抽出動作の第2例の説明図である。
<1.第1実施例>
<1.1.通信システムの全体構成>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの全体構成例を示す図である。通信システム1は、基地局装置2、移動局装置3a〜3d、及び有線のネットワーク4を備える。以下の説明及び図面において移動局装置、基地局装置、ネットワークを「移動局」、「基地局」及び「NW」と表記することがある。また、移動局3a〜3dを総称して「移動局3」と表記することがある。
基地局2は、移動局3とNW4との間の通信を中継する。基地局2と移動局3とは、複数の無線リンク5a、5b…を経由して通信を行う。複数の無線リンク5a、5b…は、例えば異なる無線通信規格に準拠する無線アクセス網の無線リンクであってよい。例えば無線リンク5aはIMT(International Mobile Telecommunication)-2000、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX (Worldwide Interoperability for Microwave Access)及びWi-Fi (wireless fidelity)のどれかに従う無線アクセス網の無線リンクであってよい。無線リンク5bは、これら規格のうち無線リンク5aが準拠するもの以外の規格に準拠する無線アクセス網の無線リンクであってよい。
また基地局2は、NW4を介して他の基地局や上位装置などの他の装置との間でデータの送受信を行う。以下の説明では、基地局2は比較的小さなカバレッジを持つフェムト基地局であると想定する。但しこの例示は、以下に説明する基地局及び無線リンクの切替動作がフェムト基地局のみに適用されることを意図するものではない。本明細書に記載される基地局はマクロ基地局や他の種類の基地局であってもよい。
<1.2.基地局のハードウエア構成>
続いて、基地局2の構成について説明する。図2は、基地局2のハードウエア構成の一例を示す図である。基地局2は、プロセッサ10と、記憶装置11と、複数の無線通信回路12a、12b…と、ネットワークインタフェース回路13を備える。各無線通信回路12a、12b…は、ベースバンド処理回路14と、無線周波数信号処理回路15を備える。以下の説明及び添付図面において、ベースバンド、無線周波数及びネットワークインタフェースを「BB」、「RF」及び「NIF」と表記することがある。無線通信回路12a、12b…を総称して「無線通信回路12」と表記することがある。
プロセッサ10は、BB処理回路14が行う下記の処理以外のユーザ管理処理や基地局2の動作制御を行う。記憶装置11には、プロセッサ10による情報処理のための制御プログラムが格納される。またこれらのプログラムの実行中に使用される各データ及び一時データも記憶装置11に格納される。
各無線通信回路12a、12b…は、それぞれ複数の無線リンク5a、5b…による無線通信の信号処理を行う。例えば、無線通信回路12aは無線リンク5aによる無線通信の信号処理を行い、無線通信回路12bは無線リンク5bによる無線通信の信号処理を行ってよい。BB処理回路14は、移動局3と基地局2との間で送受信される信号の符号化及び変調、並びに復調及び復号化、通信プロトコル処理、スケジューリングに関するBB信号の処理を実施する。
BB処理回路14は、信号処理のためのプロセッサや、プロセッサの動作に使用されるプログラム及びデータを格納するためのメモリを備えていてもよい。プロセッサは、例えばDSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit: 中央処理ユニット)であってよい。またBB処理回路14は、信号処理のためのLSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programming Gate Array)等の論理回路を備えていてもよい。
RF信号処理回路15は、移動局3と基地局2との間で送受信される無線信号のデジタルアナログ変換、アナログデジタル変換、周波数変換、信号増幅及びフィルタリングを行う。NIF回路13は、NW4を経由した他の基地局や上位装置との信号の送受信のための信号処理を行う。
なお、図2に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。以下に記載される動作を実行するものであれば、本明細書に記載される通信システムは、他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。
<1.3.基地局の機能構成>
図3は、基地局2の機能構成の一例を示す図である。基地局2は、パケット処理部20と、無線リンク制御部30と、無線通信部40a、40b…と、記憶部50とを備える。以下の説明において、無線通信部40a、40b…を総称して「無線通信部40」と表記することがある。無線通信部40は無線リンク5毎に設けられ、各無線通信部40a、40b…は、それぞれ無線リンク5a、5b…に対応して設けられる。
パケット処理部20は、NW4との間のパケットの送受信及び受信パケットの処理を行う。パケット処理部20は、NW通信部21と、パケット識別部22と、バッファ23と、振分部24を備える。NW通信部21は、NW4と基地局2との間のインタフェースでありNW4との間でパケットの送受信を行う。
パケット識別部22は、NW4から到来したパケットが、どのフローに属するパケットであるかを識別する。パケット識別部22は、パケットをフロー毎に分類してバッファ23内に格納する。振分部24は、後述の切替部34から出力される無線リンクの指定に従って、バッファ23に格納されているフロー毎のパケットを、指定された無線リンクに対応する無線処理部40へ転送する。
無線リンク制御部30は、各移動局3の各フローで利用される無線リンクの割当てを制御する。無線リンク制御部30は、検出部31と、選択部32と、設定部33と、切替部34と、制御情報生成部35を備える。
検出部31は、無線リンク5における輻輳の発生を検出する。例えば検出部31は、後述のダウンリンク測定部46及びアップリンク測定部47から、それぞれダウンリンクおよびアップリンクの無線リソース使用率の情報を取得し、その無線リソース使用率が閾値Th1以上の場合に輻輳を判断してよい。検出部31は、取得した無線リソース使用率の情報を示すリソース使用データ51を記憶部50に格納してよい。以下の説明及び添付図面において、ダウンリンク及びアップリンクを「DL」及び「UL」と表記することがある。
図4は、リソース使用データ51の一例を示す図である。図示の例は、DLにおける各無線リンク5a及び5bの無線リソース使用率を示す。リソース使用データ51は情報要素「無線リンク」及び「無線リソース使用率」を含む。情報要素「無線リンク」は各無線リンクの識別子を示し、情報要素「無線リソース使用率」は各無線リンクにおいて現在使用されている無線リソースの使用率を示す。図4の例は、無線リンク5aのダウンリンクの無線リソース使用率が97.5%であり、無線リンク5bのダウンリンクの無線リソース使用率が48.3%であることを示す。
図3を参照する。選択部32は、各移動局3の各フローに対する無線リンクを選択する。選択部32は、後述の設定部33から、各移動局3との間の各無線リンク5のMCS(Modulation and Coding Scheme:変調及び符号化方式)より定まる公称伝送速度の情報を取得する。以下の説明では、この公称伝送速度を単に「伝送速度」と表記する。選択部32は、取得した伝送速度の情報を示す伝送速度データ52を記憶部50に格納してよい。
図5は、伝送速度データ52の一例を示す図である。伝送速度データ52は情報要素「端末」、「無線リンク」及び「伝送速度」を含む。情報要素「端末」は移動局3の識別子を示し、情報要素「無線リンク」は各無線リンクの識別子を示す。情報要素「伝送速度」は、移動局3の各無線リンクにおける伝送速度を示す。例えば、図5の例の第1行のデータは、移動局3aの無線リンク5aにおける伝送速度は24Mbpsであることを示し、第4行のデータは、移動局3bの無線リンク5bにおける伝送速度は16Mbpsであることを示す。
図3を参照する。選択部32は、DL測定部46およびUL測定部47から各フローのスループット情報を取得する。選択部32は、取得したスループット情報を示すスループットデータ53を記憶部50に格納してよい。図6は、スループットデータ53の一例を示す図である。
図示の例は、DLにおける各移動局3a〜3dの各フローのスループットを示す。また、移動局3aのフロー6a1及び6a2が存在し、移動局3bのフロー6b1が存在し、移動局3cのフロー6c1及び6c2が存在し、移動局3dのフロー6d1が存在すると想定されている。
伝送速度データ52は情報要素「端末」、「フロー」及び「スループット」を含む。情報要素「端末」は移動局3の識別子を示し、情報要素「フロー」は各フローの識別子を示す。情報要素「スループット」は、各フローのスループットを示す。例えば、図6の例の第1行のデータは、移動局3aのフロー6a1のスループットは3.6Mbpsであることを示し、第5行のデータは、移動局3cのフロー6c2のスループットは9Mbpsであることを示す。
図3を参照する。選択部32は、リソース使用データ51、伝送速度データ52及びスループットデータ53に基づいて、移動局3のフローに割り当てる無線リンク5を選択する。なお、選択部32による無線リンクの選択動作については下記「1.4.無線リンク切替動作」で説明する。
設定部33は、移動局3との間のDL及びULの無線状態に応じて、各移動局3の伝送速度を設定する。例えば設定部33は、移動局3にて測定されたチャネル品質を示すCQI(Channel Quality Identifier)に基づいてDLの伝送速度を設定する。また設定部33は、ULのリファレンス信号の受信強度に基づいてULの伝送速度を設定する。
切替部34は、選択部32の割当て結果に基づいて各フローで利用する無線リンク5を切り替える。切替部34は、各フローの利用リンクの指定を振分部24へ通知する。切替部34は、選択部32による割当て結果を示す割当データ54を記憶部50に格納してよい。
図7の(A)及び図7の(B)は、割当データ54の第1例及び第2例を示す図である。割当データ54は、情報要素「フロー」、「無線リンク」及び「利用比率」を含む。情報要素「フロー」は各フローの識別子を示し、情報要素「無線リンク」は各フローに割り当てられた無線リンク5の識別子を示す。例えば図7の(A)の第1行のデータは、フロー6a1に無線リンク5aが割り当てられることを示す。図7の(A)の第6行のデータは、フロー6d1に無線リンク5bが割り当てられることを示す。
選択部32が、1つのフローが同時に利用する無線リンク5として複数の無線リンク5を割り当てることがある。情報要素「利用比率」は、複数の無線リンク5を同時に利用するフローが、割り当てられた複数の無線リンク5を利用する利用比率を決定する。利用比率は、例えば複数の無線リンク5で伝送するトラヒックの比率であってよい。例えば図7の(B)の第1行のデータは、フロー6a1に複数の無線リンク5a及び5bが割り当てられることを示す。情報要素「利用比率」は、フロー6a1がこれらの無線リンク5a及び5bを利用する比率が1:2であることを示す。
図3を参照する。振分部24は、割当データ54に示される無線リンク5の割当てに従って、フロー毎のパケットを無線処理部40へ転送する。1つのフローに複数の無線リンク5を割り当てられている場合、振分部24は、利用比率に基づいてそれぞれの無線リンクに対応する無線処理部40へ転送するパケットの量を決定する。例えば、振分部24は、各無線処理部40へ転送するパケット数の比を利用比率に合わせてもよいし、データ量の比を利用比率に合わせてもよい。
制御情報生成部35は、移動局3へ送信する制御情報を生成し、プロトコルデータユニット生成部41へ供給する。以下の説明及び添付図面において、プロトコルデータユニットを「PDU」と表記することがある。
各無線通信部40は、無線リンク5を経由する基地局2と移動局3との間の無線通信の信号処理を行う。例えば、無線通信部40aは無線リンク5aを経由する無線通信の信号処理を行い、無線通信部40bは無線リンク5bを経由する無線通信の信号処理を行ってよい。無線通信部40は、PDU生成部41と、送信部42と、受信部43と、測定部44と、パケット生成部45と、DL測定部46と、UL測定部47を備える。
PDU生成部41は、振分部24から転送されるパケットを無線上で伝送されるデータユニットに変換する。また、PDU生成部41は、制御情報生成部35から供給された制御信号を無線上で伝送されるデータユニットに変換する。送信部42は、PDU生成部41にて生成されたデータを符号化および変調を行い、無線信号を生成する。
受信部43は、移動局3からの無線信号を受信し、復調および復号化を行ってデータに戻し、パケット生成部45に転送する。また受信部43は、移動局3から送信されるCQIを測定部44へ転送する。また受信部43は、アップリンク信号に含まれるリファレンス信号を測定部44へ転送する。測定部44は、CQI及びリファレンス信号に基づいてDL及びULの無線状態を測定し設定部33へ通知する。
パケット生成部45は、移動局3から受信されたデータをパケットに復元し、NW通信部21へ転送する。DL測定部46は、基地局2から移動局3へ送信されるデータを監視し、ダウンリンクの無線リソースの使用率及び各フローのスループットの測定を行う。UL測定部47は、移動局3から基地局2へ送信されるデータを監視し、アップリンクの無線リソースの使用率及び各フローのスループットの測定を行う。
なお、パケット処理部20、無線リンク制御部30及びPDU生成部41、パケット生成部45、DL測定部46及びUL測定部の上記動作は、図2に示すプロセッサ10によって実行される。送信部42、受信部43及び測定部44の上記動作は、図2に示す無線通信回路12によって実行される。記憶部50の記憶領域は、図2に示す記憶装置11内に設けられる。
また、図3の機能構成図は、本明細書において説明される基地局2の機能に関する構成を中心に示している。基地局2は図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。
<1.4.無線リンク切替動作>
続いて、図8を参照して基地局2による無線リンクの切替動作について説明する。図8を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してもよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。図9〜図12に示す動作も同様である。
オペレーションAAにおいて検出部31は、無線リンク5における輻輳の発生を検出する。輻輳が発生した場合(オペレーションAA:Y)に動作はオペレーションABへ進む。輻輳が発生しない場合(オペレーションAA:N)に動作は終了する。オペレーションABにおいて選択部32は、全ての無線リンク5において輻輳が発生したか否かを判断する。
全ての無線リンク5において輻輳が発生した場合(オペレーションAB:Y)に、選択部32は、無線リンクの切り替えを行わずに切替動作を終了する。全ての無線リンク5が輻輳状態にある場合には、各フローの利用リンクを切り替えても輻輳が解消される見込みが少ないためである。輻輳が発生した無線リンク5が全ての無線リンク5でない場合(オペレーションAB:N)に動作はオペレーションACへ進む。
オペレーションACにおいて選択部32は、無線リンク5の割当てを切り替えるフローの候補を抽出する。以下の説明において、無線リンク5の割当てが切り替えられるフローの候補を「切替候補フロー」と表記することがある。また、選択部32は、切替候補フローに割り当てる新しい無線リンク5を決定する。切替候補フローの抽出動作については図9を参照して後述する。
オペレーションADにおいて選択部32は、オペレーションACで選択した切替候補フローに対する無線リンク5の割当てを切り替えることによって、輻輳が解消するか否かを判断する。輻輳が解消する場合(オペレーションAD:Y)に動作はオペレーションAEへ進む。輻輳が解消しない場合(オペレーションAD:N)に動作はオペレーションAFへ進む。オペレーションAEにおいて切替部34は、切替候補フローで利用する無線リンク5を切り替える。その後に切替動作は終了する。
オペレーションAFにおいて選択部32は、輻輳状態にある無線リンク5を利用する切替候補フロー以外のフローの中から、複数の無線リンク5を同時に利用させるフローを抽出する。以下の説明において、複数の無線リンク5を同時に利用するフローを「複数リンク利用フロー」と表記することがある。選択部32は、複数リンク利用フローが利用する複数の無線リンク5とその利用比率を決定する。複数リンク利用フローの抽出動作については図10を参照して後述する。
オペレーションAGにおいて選択部32は、切替候補フローに対する無線リンク5の割当てを切り替え、複数リンク利用フローに複数の無線リンク5を同時に利用させることによって輻輳が解消するか否かを判断する。輻輳が解消する場合(オペレーションAG:Y)に動作はオペレーションAHへ進む。輻輳が解消しない場合(オペレーションAG:N)に選択部32は、無線リンクの切り替えを行わずに切替動作を終了する。
オペレーションAHにおいて切替部34は、切替候補フローで利用する無線リンク5を切り替える。また切替部34は、複数リンク利用フローの利用リンクを、オペレーションAFで決定した複数の無線リンク5に切り替える。その後に切替動作は終了する。
続いて、選択部32による切替候補フロー抽出動作について説明する。以下、DLにおける無線リンク5の切替動作を例にして説明を行うが、ULの切替動作も同様であってよい。また、第1実施例の説明において、基地局2が利用する無線リンク5は、無線リンク5a及び5bの2個であり、無線リンク5aで輻輳が発生し、無線リンク5bで輻輳が発生していない場合を想定する。
切替候補フローを抽出する際に、選択部32は、無線リンク5aを介してトラヒックを伝送するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローの利用リンクを、輻輳が発生した無線リンク5aリンクから他の無線リンク5bへ切り替えるか否かを判断する。このとき選択部32は、フローのスループットと、フローを受信する移動局3の無線リンク5a及び無線リンク5bにおける伝送速度に基づいて、フローの無線リンクを切り替えるか否かを判断する。
このとき、選択部32は、フローを受信する移動局3が無線リンク5aを利用する際の無線リソースの利用効率と、無線リンク5bを利用する際の利用効率とを比較する。選択部32は、無線リンク5aにおける利用効率に対する無線リンク5bにおける利用効率の比率がより大きなフローから優先して、無線リンク5aから無線リンク5bへの切替を行う。このような順序で切り替えることにより、システム全体の無線リソースの利用効率が向上することで、無線リソースの占有率が低減されて輻輳がより解消されやすくなる。
例えば、選択部32は、フローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する無線リンク5bで使用する無線リソース使用率の比率を決定する。この比率は、フローの利用リンクを無線リンク5aから無線リンク5bへと切り替えた際の無線リソース使用率の増加率を示す。選択部32は、増加率がより小さいフローを優先して、無線リンク5aから無線リンク5bへの切替を行う。
例えば、図5及び図6の例では、移動局3aのフロー6a1のスループットは3.6Mbpsであり、無線リンク5a及び5bにおける移動局3aのそれぞれの伝送速度は24Mpbs及び12Mbpsである。したがって、無線リンク5a及び5bにおけるフロー6a1の無線リソース使用率は、それぞれ3.6/24=15%及び3.6/12=30%となり、増加率は30/15=2である。
一方で、移動局3cのフロー6c2のスループットは9Mbpsであり、無線リンク5a及び5bにおける移動局3aのそれぞれの伝送速度は36Mpbs及び2Mbpsである。したがって、無線リンク5a及び5bにおけるフロー6c2の無線リソース使用率は、それぞれ9/36=25%及び9/2=450%となり、増加率は450/25=18である。以上によりフロー6a1の増加率「2」はフロー6c2の増加率「18」よりも小さいため、選択部32は、フロー6a1の切替をフロー6c2の切替よりも優先する。
図9は、切替候補フロー抽出動作の第1例の説明図である。オペレーションBAにおいて選択部32は、無線リンク5aを利用する各フローについて、フローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する無線リンク5bで使用する無線リソース使用率の増加率を算出する。オペレーションBBにおいて選択部32は、増加率が最も小さいフローを選択する。選択されたフローを、図9の説明において「対象フロー」と表記することがある。
オペレーションBCにおいて選択部32は、対象フローの利用リンクを無線リンク5aから無線リンク5bへ切り替えた後の、無線リンク5a及び無線リンク5bにおける無線リソース使用率を算出する。図9の説明において、切替後の無線リンク5a及び無線リンク5bにおける無線リソース使用率を「期待使用率Re1」及び「期待使用率Re2」と表記することがある。
オペレーションBDにおいて選択部32は、切替後の無線リンク5bの期待使用率Re2が所定の閾値Th2以下となるか否かを判断する。期待使用率Re2が所定の閾値Th2以下となる場合(オペレーションBD:Y)に動作はオペレーションBEへ進む。期待使用率Re2が所定の閾値Th2以下でない場合(オペレーションBD:N)に動作はオペレーションBHへ進む。
オペレーションBEにおいて選択部32は、対象フローを切替候補フローに加える。オペレーションBFにおいて選択部32は、対象フローの利用リンクの切替により無線リンク5aの輻輳が解消するか否かを判断する。すなわち選択部32は、切替後の無線リンク5aの期待使用率Re1が所定の閾値Th1以下となるか否かを判断する。輻輳が解消する場合(オペレーションBF:Y)に動作は終了する。輻輳が解消しない場合(オペレーションBF:N)に動作はオペレーションBGへ進む。
オペレーションBGにおいて選択部32は、無線リンク5aを利用する各フローの全てについて、オペレーションBC〜BFの判断を行ったか否かを判断する。全てのフローについて判断した場合(オペレーションBG:Y)に動作は終了する。判断していないフローが残っている場合(オペレーションBG:N)に、動作はオペレーションBHへ進む。オペレーションBHにおいて選択部32は、対象フローの次に増加率が小さいフローを新たな対象フローとして選択し、動作をオペレーションションBCへ戻す。
続いて、選択部32による複数リンク利用フロー抽出動作について説明する。複数リンク利用フロー抽出動作において選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用するいずれかのフローを選択する。ここで選択されたフローを、第1実施例の複数リンク利用フロー抽出動作の説明において「対象フロー」と表記することがある。選択部32は、対象フローに複数の無線リンク5a及び5bを同時に利用させる利用比率を定める。選択部32は、決定した利用比率で無線リンク5a及び5bを利用した場合に無線リンク5a及び5bに輻輳が生じなければ対象フローを複数リンク利用フローとして選択する。
図10は、複数リンク利用フロー抽出動作の第1例の説明図である。オペレーションCAにおいて選択部32は対象フローを選択する。選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用するフローの中から、無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する無線リンク5bで使用する無線リソース使用率の増加率が最も小さいフローを対象フローとして選択してよい。
オペレーションCBにおいて選択部32は、利用比率を決定する。選択部32は、これら無線リンクの無線リソース使用率が等しくなるように利用比率を決定してよい。この場合、無線リンク5a及び5bの無線リソース使用率をそれぞれX及びYとし、対象フローの全トラヒックが無線リンク5a及び5bで使用する無線リソース使用率をRX及びRYとする。無線リンク5a及び5bを同時利用する場合における無線リソースの使用量全体に対する無線リンク5aの使用量の比xは、次式(1)を解くことによって算出される。
X−RX×(1−x)=Y+RY×(1−x) (1)
例えば、X=90%、Y=60%、RX=15%及びRY=30%の場合、x=1/3となる。無線リンク5a及び5bを利用する利用比率は「1:2」となる。
他の実施例では、選択部32は、無線リンク5aの輻輳状態が解消するように対象フローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率の低減量を定め、低減された分の無線リソースを無線リンク5bで使用するように利用比率を決定してもよい。このとき、輻輳判定の閾値をTh1とすると低減量は(X−Th1)となり、無線リンク5aにおける対象フローの無線リソース使用率はRX−(X−Th1)となる。一方で、無線リンク5bにおける対象フローの無線リソース使用率は(X−Th1)×rとなる。rは、無線リンク5bにおける伝送速度に対する無線リンク5aの伝送速度の比である。
例えば、X=90%、RX=15%及びRY=30%であり、輻輳判定の閾値Th1が85%であるとする。同じフローが無線リンク5a及び5bを使用する無線リソース使用率がそれぞれ15%及び30%であることから伝送速度の比rは2となる。対象フローの低減量は5%となり、無線リンク5aにおける対象フローの無線リソース使用率は10%となり、無線リンク5bにおける対象フローの無線リソース使用率は10%となる。無線リンク5aの伝送速度は無線リンク5bの伝送速度の2倍であるから、対象フローが無線リンク5a及び5bを利用する利用比率は「2:1」となる。
オペレーションCCにおいて選択部32は、オペレーションCBで決定した利用比率で対象フローが無線リンク5a及び5bを同時利用した場合に無線リンク5a及び5bに輻輳が生じるか否かを判断する。すなわち、無線リンク5a及び5bの無線リソース使用率が閾値Th1以下となるか否かを判断する。
例えば、X=90%、Y=60%、RX=15%、RY=30%、Th1=85%であり、利用比率が「1:2」である場合を想定する。このとき、対象フローが無線リンク5a及び5bを同時利用した場合の無線リンク5aの無線リソース使用率は(90−(15)×1/3)=80%となる。また、無線リンク5bの無線リソース使用率は(60+(30)×2/3)=80%となる。これら無線リンク5a及び5bの無線リソース使用率80%は、Th1=85%以下となる。
輻輳が生じない場合(オペレーションCC:Y)に動作はオペレーションCDへ進む。輻輳が生じる場合(オペレーションCC:N)に処理はオペレーションCEへ進む。
オペレーションCDにおいて選択部32は、対象フローを複数リンク利用フローとして選択する。その後動作はオペレーションCEへ進む。オペレーションCEにおいて選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用する全てのフローについて、オペレーションCB〜CDの判断を行ったか否かを判断する。全てのフローについて判断した場合(オペレーションCE:Y)に動作は終了する。判断していないフローが残っている場合(オペレーションCE:N)に、動作はオペレーションCFへ進む。
オペレーションCFにおいて選択部32は、判断していないいずれかのフローを新たな対象フローとして選択する。選択部32は、対象フローの次に増加率が小さいフローを新たな対象フローとしてもよい。その後、動作はオペレーションションCBへ戻る。
<1.5.実施例の効果>
本実施例によれば、無線リンクの伝送速度とフローのスループットに基づいて各フローの利用リンクを切り替えることにより、入力トラフィックに対する無線リンクのスループットが向上する。
移動局3の間で、複数の無線リンク5間の伝送速度の比が異なる場合が考えられる。例えば、Wi-Fiを利用する無線リンク5の場合、近隣の他のアクセスポイントに近い移動局3の伝送速度は干渉によって低下する。また、基地局2がフェムト基地局である場合に、マクロセル基地局からの電波が到来する位置にある移動局3の伝送速度は干渉によって低下する。本実施例によれば、各移動局3でより伝送速度が速い無線リンク5を利用するように無線リンク5を移動局3に割り当てることができる。
本実施例によれば、複数の無線リンク5を1つのフローで同時利用することによって、個々の無線リンク5のスループットの上限によって1つのフローのスループットが頭打ちになる現象が回避できる。
<2.第2実施例>
続いて、基地局2の他の実施例について説明する。第1実施例では、基地局2が利用する無線リンク5が2個の場合の切替動作について説明した。第2実施例では、基地局2は3個以上の無線リンクを利用する場合について説明する。4個以上の無線リンクが利用される場合の動作も同様である。以下の説明では、基地局2は無線リンク5a、5b及び5cを利用し、無線リンク5aで輻輳が発生し、無線リンク5b及び5cで輻輳が発生していない場合を想定する。無線リンク5b及び5cを「非輻輳リンク」と表記することがある。
切替候補フローを抽出する際に、選択部32は、無線リンク5aを介してトラヒックを伝送するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれで使用する無線リソース使用率の増加率を、非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれとフローとの組合せ毎に算出する。このとき選択部32は、増加率がより小さいフローと非輻輳リンクの組合せから優先して、フローの利用リンクの切替を行う。
図11は、切替候補フロー抽出動作の第2例の説明図である。オペレーションDAにおいて選択部32は、無線リンク5aを利用するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれで使用する無線リソース使用率の増加率を、非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれとフローとの組合せ毎に算出する。オペレーションDBにおいて選択部32は、増加率が最も小さいフローと非輻輳リンクの組合せを選択する。図11の説明において、選択された組合せのフロー及び非輻輳リンクをそれぞれ「対象フロー」及び「対象リンク」と表記することがある。
オペレーションDCにおいて対象フローの利用リンクを無線リンク5aから対象リンクへ切り替えた後の、無線リンク5a及び対象リンクにおける無線リソース使用率を算出する。図11の説明において、切替後の無線リンク5a及び対象リンクにおける無線リソース使用率を「期待使用率Re1」及び「期待使用率Re2」と表記することがある。
オペレーションDDにおいて選択部32は、切替後の対象リンクの期待使用率Re2が所定の閾値Th2以下となるか否かを判断する。期待使用率Re2が所定の閾値Th2以下となる場合(オペレーションDD:Y)に動作はオペレーションDEへ進む。期待使用率Re2が所定の閾値Th2以下でない場合(オペレーションDD:N)に動作はオペレーションDHへ進む。
オペレーションDEにおいて選択部32は、対象フローを切替候補フローに加える。また、対象リンクを切替後の対象フローの使用リンクに設定する。オペレーションDFにおいて選択部32は、対象フローの利用リンクの切替により無線リンク5aの輻輳が解消するか否かを判断する。すなわち選択部32は、切替後の無線リンク5aの期待使用率Re1が所定の閾値Th1以下となるか否かを判断する。輻輳が解消する場合(オペレーションDF:Y)に動作は終了する。輻輳が解消しない場合(オペレーションDF:N)に動作はオペレーションDGへ進む。
オペレーションDGにおいて選択部32は、フローと非輻輳リンクの全ての組合せについて、オペレーションDC〜DFの判断を行ったか否かを判断する。全ての組合せについて判断した場合(オペレーションDG:Y)に動作は終了する。判断していない組合せが残っている場合(オペレーションDG:N)に動作はオペレーションDHへ進む。オペレーションDHにおいて選択部32は、対象フロー及び対象リンクの組合せの次に増加率が小さい組合せを選択して、動作をオペレーションションDCへ戻す。
次に、3個以上の無線リンクが利用される場合における複数リンク利用フロー抽出動作について説明する。図11の説明と同様に、無線リンク5aで輻輳が発生し、無線リンク5b及び5cで輻輳が発生していない場合を想定する。非輻輳リンクが複数存在する場合の同時利用の態様には、以下の3通りが考えられる。
(1)無線リンク5aと1つの非輻輳リンクを同時利用する場合
(2)複数の非輻輳リンクを同時利用する場合
(3)無線リンク5aと複数の非輻輳リンクを同時利用する場合
以下、それぞれの場合について説明する。
<2.1.無線リンク5aと1つの非輻輳リンクを同時利用する場合>
複数リンク利用フローを抽出する際に選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれで使用する無線リソース使用率の増加率を、非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれとフローとの組合せ毎に算出する。このとき選択部32は、増加率がより小さい組合せのフローから優先して、複数リンク利用フローに設定する。
例えば、無線リンク5aと非輻輳リンク5b及び5cの無線リソース使用率がそれぞれ100%、65%及び65%であり、輻輳判定閾値Th1が85%であった場合を想定する。また、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用する第1フロー及び第2フローが存在し、第1フローの無線リンク5aと非輻輳リンク5b及び5cにおける無線リソース使用率が、それぞれ15%、30%及び50%であるとする。また、第2フローの無線リンク5aと非輻輳リンク5b及び5cにおける無線リソース使用率が、それぞれ10%、50%及び40%であるとする。
この場合に、第1フローと非輻輳リンク5bの組合せの増加率は「30/15=2」となり、第1フローと非輻輳リンク5cの組合せの増加率は「50/15=10/3」となる。第2フローと非輻輳リンク5bの組合せの増加率は「50/10=5」となり、第2フローと非輻輳リンク5cの組合せの増加率は「40/10=4」となる。このため、増加率が小さい順に従って、第1フローと非輻輳リンク5bの組合せ、第1フローと非輻輳リンク5cの組合せ、第2フローと非輻輳リンク5cの組合せ、第2フローと非輻輳リンク5bの組合せの順に、優先的に複数リンク利用フローに設定する。
選択部32は、第1フローによる無線リンク5aと非輻輳リンク5bの利用比率を決定する。利用比率の決定方法は第1実施例と同様であってよい。また、例えば非輻輳リンク5bの無線リソース使用率が輻輳判定閾値Th1となるように利用比率を決定してもよい。この場合、利用比率は1:2となり、第1フローが無線リンク5aと非輻輳リンク5bを同時利用した場合のこれらの無線リソース使用率は、それぞれ90%と85%となる。
次に、選択部32は、第2フローを複数リンク利用フローに設定する。非輻輳リンク5cの無線リソース使用率が輻輳判定閾値Th1となるように利用比率を決定すると、利用比率は1:1となる。第1フローが無線リンク5aと非輻輳リンク5cを同時利用した場合のこれらの無線リソース使用率は共に85%となる。
図12を参照して、複数リンク利用フロー抽出動作の第2例を説明する。オペレーションEAにおいて選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれで使用する無線リソース使用率の増加率を、非輻輳リンク5b及び5cとフローの組合せ毎に算出する。オペレーションEBにおいて選択部32は、増加率が最も小さいフローと非輻輳リンクの組合せを選択する。図12の説明において、選択された組合せのフロー及び非輻輳リンクをそれぞれ「対象フロー」及び「対象リンク」と表記することがある。
オペレーションECにおいて選択部32は、利用比率を決定する。オペレーションEDにおいて選択部32は、オペレーションECで決定した利用比率で対象フローが無線リンク5a及び対象リンクを同時利用した場合に無線リンク5a及び対象リンクに輻輳が生じるか否かを判断する。すなわち、無線リンク5a及び対象リンクの無線リソース使用率が閾値Th1以下となるか否かを判断する。輻輳が生じない場合(オペレーションED:Y)に動作はオペレーションEEへ進む。輻輳が生じる場合(オペレーションED:N)に処理はオペレーションEFへ進む。
オペレーションEEにおいて選択部32は、対象フローを複数リンク利用フローとして選択する。また無線リンク5aと同時利用する非輻輳リンクを決定する。その後動作はオペレーションEFへ進む。オペレーションEFにおいて選択部32は、フローと非輻輳リンクの全ての組合せについて、オペレーションEC〜EEの判断を行ったか否かを判断する。全ての組合せについて判断した場合(オペレーションEF:Y)に動作は終了する。判断していない組合せが残っている場合(オペレーションEF:N)に動作はオペレーションEGへ進む。オペレーションEGにおいて選択部32は、対象フロー及び対象リンクの組合せの次に増加率が小さい組合せを選択して、動作をオペレーションションECへ戻す。
<2.2.複数の非輻輳リンクを同時利用する場合>
選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれで使用する無線リソース使用率の増加率を、非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれとフローとの組合せ毎に算出する。
選択部32は、増加率がより小さい組合せのフローから順に選択する。また、選択部32は、選択したフローを含む組合せのうち増加率が最も小さい組合せに含まれる非輻輳リンクを選択する。選択部32は、選択された非輻輳リンクが無線リンク5aの代わりに利用された場合を仮想的に想定して、この非輻輳リンクと他の非輻輳リンクとの間で、上述のオペレーションEC〜EGと同様の動作を行い、複数リンク利用フローと利用比率を決定する。
<2.3.無線リンク5aと複数の非輻輳リンクを同時利用する場合>
選択部32は、切替候補フロー以外の無線リンク5aを利用するフローを特定する。選択部32は、特定されたフローが無線リンク5aで使用する無線リソース使用率に対する非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれで使用する無線リソース使用率の増加率を、非輻輳リンク5b及び5cのそれぞれとフローとの組合せ毎に算出する。
選択部32は、増加率がより小さい組合せのフローから順に選択する。選択されたフローが、無線リンク5aと複数の非輻輳リンクをそれぞれ利用する利用比率を決定する。例えば選択部32は、無線リンク5aと複数の非輻輳リンクの無線リソース使用率が等しくなるように利用比率を決定してよい。
また他の実施例では、選択部32は、無線リンク5aの輻輳状態が解消するように、選択されたフローが無線リンク5aを使用する無線リソース使用率の低減量を定める。選択部32は、低減された分の無線リソースを非輻輳リンクのいずれか1つで使用する場合にこの非輻輳リンクに輻輳が生じるか否かを判断する。輻輳が生じる場合に選択部32は、輻輳状態が解消するように、選択されたフローがこの非輻輳リンクを使用する無線リソース使用率の低減量を定める。選択部32は、低減された分の無線リソースを他の非輻輳リンクで使用する場合に輻輳が生じるか否かを判断する。以上の動作を繰り返し、いずれの無線リンク5に輻輳が生じなくなった場合において、選択されたフローが無線リンク5aと複数の非輻輳リンクをそれぞれ使用する無線リソース使用率に基づいて、利用比率を決定する。
次に選択部32は、選択したフローについて、それぞれ図12を参照して上述したオペレーションED〜EGと動作と同様の動作を行うことにより、複数リンク利用フローと利用比率を決定する。
本実施例によれば、基地局2が3つ以上の無線リンク5を利用する場合でも、無線リンクの伝送速度とフローのスループットに基づいて各フローの利用リンクを切り替えることができる。切り替え後の利用リンクを選択枝が増加することで、入力トラフィックに対する無線リンクのスループットがより向上することが可能となる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基地局装置であって、
移動局装置毎に移動局装置と前記基地局装置とを接続する複数の無線リンクの伝送速度を定める設定部と、
前記基地局装置と移動局装置の間のフローのスループットを測定する測定部と、
第1の無線リンクで伝送されるフローのスループットと、このフローを伝送する移動局装置の第1の無線リンク及び第2の無線リンクにおける伝送速度に基づいて、第1の無線リンクで伝送されるいずれかのフローを選択する選択部と、
前記選択部により選択されたフローの伝送に利用する無線リンクを第1の無線リンクから第2の無線リンクへ切り替える切替部と、
を備えることを特徴とする基地局装置。
(付記2)
前記選択部は、第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して選択することを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記3)
前記選択部は、第1の無線リンクの無線リソースの使用率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの使用率の比がより小さな移動局装置のフローを優先して選択することを特徴とする付記2に記載の基地局装置。
(付記4)
前記選択部は、フローのスループットと、このフローを伝送する移動局装置の複数の無線リンクにおける伝送速度に基づいてこれら複数の無線リンクを同時に利用するフローを選択し、
前記基地局装置は、前記選択部により選択されたフローのトラヒックを複数の無線リンクへ振り分ける振分部を備えることを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記5)
前記選択部は、フローが伝送される第1の無線リンクの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して、第1のリンク及び第2のリンクを同時に利用するフローとして選択することを特徴とする付記4に記載の基地局装置。
(付記6)
前記選択部は、フローが伝送される第1の無線リンクの使用率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの使用率の比がより小さな移動局装置のフローを優先して、第1のリンク及び第2のリンクを同時に利用するフローとして選択することを特徴とする付記5に記載の基地局装置。
(付記7)
無線リンクの輻輳を検出する検出部を備え、
前記選択部は、第1の無線リンクの輻輳が検出された場合に、前記切替部により伝送に使用する無線リンクを切り替えるフローを選択することを特徴とする付記1〜6のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記8)
無線リンクの輻輳を検出する検出部を備え、
前記選択部は、第1の無線リンクの輻輳が検出された場合に、複数の無線リンクを同時に利用するフローを選択することを特徴とする付記4〜6のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記9)
前記選択部は、複数の無線リンクの無線リソース使用率が等しくなるように、フローがこれら複数の無線リンクを同時に利用する際の利用比率を決定することを特徴とする付記4、5及び8のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記10)
前記選択部は、第1の無線リンクの輻輳状態が解消するように、フローが第1の無線リンクを含む複数の無線リンクを同時に利用する際の利用比率を決定することを特徴とする付記4、5及び8のいずれか一項に記載の基地局装置。
(付記11)
無線リソース割当て方法であって、
移動局装置毎に、移動局装置と基地局装置とを接続する複数の無線リンクの伝送速度を定め、
基地局装置と移動局装置の間のフローのスループットを測定し、
第1の無線リンクで伝送されるフローのスループットと、このフローを伝送する移動局装置の第1の無線リンク及び第2の無線リンクにおける伝送速度に基づいて、第1の無線リンクで伝送されるいずれかのフローを選択し、
前記いずれかのフローの伝送に利用する無線リンクを第1の無線リンクから第2の無線リンクへ切り替える、ことを特徴とする無線リソース割当て方法。
1 通信システム
2 基地局
3、3a〜3d 移動局
5a、5b 無線リンク
24 振分部
31 検出部
32 選択部
33 設定部
34 切替部
44 測定部
46 DL測定部
47 UL測定部

Claims (8)

  1. 基地局装置であって、
    移動局装置毎に移動局装置と前記基地局装置とを接続する複数の無線リンクの伝送速度を定める設定部と、
    前記基地局装置と移動局装置の間のフローのスループットを測定する測定部と、
    第1の無線リンクで伝送される複数のフローのスループットと、前記複数のフローを伝送する移動局装置の第1の無線リンク及び第2の無線リンクにおける伝送速度に基づいて、第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比を求め、前記利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して選択することにより、第1の無線リンクで伝送される複数のフローからいずれかのフローを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたフローの伝送に利用する無線リンクを第1の無線リンクから第2の無線リンクへ切り替える切替部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記選択部は、第1の無線リンクの無線リソースの使用率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの使用率の比がより小さな移動局装置のフローを優先して選択することを特徴とする請求項に記載の基地局装置。
  3. 前記選択部は、フローのスループットと、このフローを伝送する移動局装置の複数の無線リンクにおける伝送速度に基づいてこれら複数の無線リンクを同時に利用するフローを選択し、
    前記基地局装置は、前記選択部により選択されたフローのトラヒックを複数の無線リンクへ振り分ける振分部を備えることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記選択部は、フローが伝送される第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して、第1のリンク及び第2のリンクを同時に利用するフローとして選択することを特徴とする請求項に記載の基地局装置。
  5. 前記選択部は、フローが伝送される第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して、第1のリンク及び第2のリンクを同時に利用するフローとして選択することを特徴とする請求項に記載の基地局装置。
  6. 前記選択部は、フローが伝送される第1の無線リンクの無線リソースの使用率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの使用率の比がより小さな移動局装置のフローを優先して、第1のリンク及び第2のリンクを同時に利用するフローとして選択することを特徴とする請求項に記載の基地局装置。
  7. 無線リンクの輻輳を検出する検出部を備え、
    前記選択部は、第1の無線リンクの輻輳が検出された場合に、前記切替部により伝送に使用する無線リンクを切り替えるフローを選択することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の基地局装置。
  8. 基地局装置における無線リソース割当て方法であって、
    前記基地局装置が、
    移動局装置毎に、移動局装置と前記基地局装置とを接続する複数の無線リンクの伝送速度を定め、
    前記基地局装置と移動局装置の間のフローのスループットを測定し、
    第1の無線リンクで伝送される複数のフローのスループットと、前記複数のフローを伝送する移動局装置の第1の無線リンク及び第2の無線リンクにおける伝送速度に基づいて、第1の無線リンクの無線リソースの利用効率に対する、第2の無線リンクの無線リソースの利用効率の比を求め、利用効率の比がより大きな移動局装置のフローを優先して選択することにより、第1の無線リンクで伝送される複数のフローからいずれかのフローを選択し、
    前記いずれかのフローの伝送に利用する無線リンクを第1の無線リンクから第2の無線リンクへ切り替える、ことを特徴とする無線リソース割当て方法。
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