JP5990330B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに係り、特に、アライニングプレートを有するものに関する。
従来、図1、図2A、図2Bで示すようなコネクタ(レバー嵌合式コネクタ)301が知られている(特許文献1参照)。
コネクタ301は、雌ハウジング(メスコネクタ,female connector housing)303と、雄ハウジング(オスコネクタ,male connector housing)305と、ムービングプレート(moving plate)307と、レバー309とを備えて構成されている。
ムービングプレート307は、端子挿通孔(挿入孔)311が形成されたプレート本体308と、このプレート本体308に設けられ且つ雌ハウジング303に仮係止される複数の仮係止部310とを備えている。
仮係止部310は、雌ハウジング303に嵌合しているレバー309の回転軸に直交する複数の直線上で、上記回転軸の両側に位置するように配置されている。
雌ハウジング303への雄ハウジング305とムービングプレート307との設置は次のようにしてなされるようになっている。
ムービングプレート307は雄ハウジング305にセットされる。このとき、ムービングプレート307に形成された端子挿通孔311には、雄ハウジング305のフード部(hood part)313内で突出する雄端子金具(オス端子)315がそれぞれ対応するように挿入しておく。
次に、雌ハウジング303と雄ハウジング305との結合面同士を合わせて仮係止部310によって仮係止させる。そして、レバー309を雌ハウジング303側からレバー挿通孔317に、先端側から挿入する。このとき、レバー309が雌ハウジング303に仮係止される。
次に、仮係止されたレバー309の操作部319、321を、反時計回り方向に回動操作することにより、スクリュウ溝(screw grooves)323、325の先端部がレバー係合板327の係合突起329を収容して、雌ハウジング303と雄ハウジング305とを互いに引きつけて嵌合させる。
そして、雌ハウジング303と雄ハウジング305との嵌合が完了する際に、図2Aに示すように、雌ハウジング303のレバー挿通孔317の側方に設けられた反発片331の係止突起333は、ムービングプレート307の仮係止片335の先端部に係止されてムービングプレート307を保持する。同時に、図2Bに示すように、雌ハウジング303の嵌合部の外側壁に形成された反発片337に突設された係止突起339が、ムービングプレート307の仮係止片341の先端部を係止してムービングプレート307を保持する。
また、従来、図3図5で示すようなコネクタ(アライニングプレート(aligning plate)付きコネクタ)351が知られている(特許文献2参照)。
アライニングプレート付きコネクタ351は、嵌合空間355を有するコネクタハウジング(オスコネクタ)353と、嵌合空間355に移動可能に設けられ、雄型端子357を規定の位置に位置決めするアライニングプレート359とを有している。コネクタハウジング353の内部には、アーム部361と突起部363とで構成されたアライニングプレート359のプレート部365を仮係止位置に保持する仮係止フック367が設けられている。この突起部363には、プレート部365が作業者の手や嵌合相手以外のコネクタにより嵌合空間355の奥側に無理やり押圧されてプレート部365の表面に設けられた窪み369が押し当てられることによって、アーム部361を嵌合空間の内側に引っ張るベクトルP2を生じる、窪み369の内面との接触部Nが設けられている。
特開2006−073330号公報 特開2009−187865号公報
ところで、特許文献1に記載のコネクタ301では、強い負荷がかかるとアライニングプレートが押し込まれてしまうという問題がある。たとえば、アライニングプレートがオスハウジング側に大きな力で押し込まれると、図2A、図2Bで示す構成では、アライニングプレートの仮係止状態が容易に解除されて、アライニングプレートがオスハウジング側に移動してしまう。
また、特許文献2に記載のコネクタ351では、アライニングプレートの持ち上げ構造が存在しないので、一旦オスハウジングに設置されたアライニングプレートをオスハウジングから取り外すことが困難であるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、オスコネクタ(male connector)とメスコネクタ(female connector)とアライニングプレートとを有するコネクタにおいて、仮係止の状態で強い力(負荷)がかかっても、アライニングプレートがオスコネクタ側に移動することがなく、また、一旦設置されたアライニングプレートをオスコネクタから取り外すことが容易であるコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、オスコネクタとアライニングプレートとメスコネクタとレバーとを備え、オスコネクタは、オス端子と係止部とが設けられており、アライニングプレートは、オス端子の保護およびオス端子のアライメントの補正の少なくともいずれかをするためにオス端子に係合し、オス端子の突出方向でオスコネクタに対して移動自在であり、アライニングプレートは、被係合部とオス端子の基端側の面に設けられた被係止部とを備え、オスコネクタに仮設置されている状態では、被係止部がオスコネクタの係止部に当接することで、オス端子の基端側への移動が阻止されるように構成され、メスコネクタは、オスコネクタ側に移動することでアライニングプレートとともにオスコネクタに設置されるように構成され、レバーは、係合部を備え、メスコネクタに対し所定の限定運動をするようにメスコネクタに設けられ、レバーは、アライニングプレートとメスコネクタとがオスコネクタに設置されている状態から、メスコネクタとアライニングプレートとをオスコネクタから取り外すときに、メスコネクタに対して所定の方向に限定運動をすることで、係合部がアライニングプレートの被係合部に係合し、アライニングプレートをオスコネクタから離れる側に移動するように構成されていることを特徴とするコネクタである。
本発明のコネクタは、レバーの所定の限定運動は、メスコネクタを四節連鎖の固定リンクと仮定すると、固定リンクに対向しているリンクの限定運動であり、アライニングプレートとメスコネクタとがオスコネクタに設置されている状態から、メスコネクタとアライニングプレートとをオスコネクタから取り外すとき、アライニングプレートが仮設置の状態になるまで、アライニングプレートの被係合部がレバーの係合部に係合するように構成されており、アライニングプレートは、仮設置がされている状態で、オス端子の先端側への移動が阻止されるように構成されているものであってもよい。
本発明のコネクタは、レバーには、円弧状の第1の貫通孔と円弧状の第2の貫通孔とが設けられており、メスコネクタには、円柱状の第1の突起と、円柱状の第2の突起とが設けられており、第1の貫通孔に第1の突起が入り込み第1の貫通孔と第1の突起とが対偶をなしてお互いに係合し、第2の貫通孔に第2の突起が入り込み第2の貫通孔と第2の突起とが対偶をなしてお互いに係合しているものであってもよい。
本発明のコネクタは、アライニングプレートの被係合部は、アライニングプレートの本体部から突出しているとともに剛体とみなせる「L」字状の突出部で構成されており、レバーの係合部は、レバーの本体部から突出しているとともに剛体とみなせる凸部で構成されており、レバーの係合部がアライニングプレートの被係合部に係合しているとき、レバーの凸部がアライニングプレートの「L」字状の突出部先端の曲がっている部位に当接しているものであってもよい。
本発明によれば、オスコネクタとメスコネクタとアライニングプレートとを有するコネクタにおいて、仮係止の状態で強い力(負荷)がかかっても、アライニングプレートがオスコネクタ側に移動することがない。また、一旦設置されたアライニングプレートをオスコネクタから取り外すことが容易であるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
図1は、従来のコネクタを示す図である。 図2Aは、従来のコネクタのムービングプレートと雌ハウジング側との係止状態を示す図である。 図2Bは、従来のコネクタのムービングプレートと雌ハウジング側との係止状態を示す図である。 図3は、従来のコネクタを示す図である。 図4Aは、従来のコネクタのアライニングプレートが仮係止フックに保持される前の状態を示す図である。 図4Bは、従来のコネクタのアライニングプレートが仮係止フックに保持された状態を示す図である。 図4Cは、従来のコネクタの仮係止フックに保持されたアライニングプレートが押圧された状態を示す図である。 図4Dは、図4Cに示されたアライニングプレートがさらに大きい力で押圧された状態を示す図である。 図5は、従来のコネクタを示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図であって、メスコネクタとアライニングプレートとが、オスコネクタから取り外されている状態を示す図である。 図7は、図6におけるII部の拡大図である。 図8は、図6におけるIII部の拡大図である。 図9は、本発明の実施形態に係るオスコネクタの斜視図である。 図10は、図9におけるV矢視図である 図11は、図9におけるVI部の拡大図である。 図12は、本発明の実施形態に係るコネクタの動作を示す図である。 図13Aは、図12におけるXIIIA部の拡大図である。 図13Bは、図12の状態における係止部と被係止部とを示す図である。 図14は、本発明の実施形態に係るコネクタの動作を示す図である。 図15Aは、図14におけるXVA部の拡大図である。 図15Bは、図14の状態における係止部と被係止部とを示す図である。 図16は、本発明の実施形態に係るコネクタの動作を示す図である。 図17Aは、図16におけるXVIIA部の拡大図である。 図17Bは、図16の状態における係止部と被係止部とを示す図である。 図18は、本発明の実施形態に係るコネクタの動作を示す図である。 図19Aは、図18におけるXIXA部の拡大図である。 図19Bは、図18の状態における係止部と被係止部とを示す図である。 図20は、本発明の実施形態に係るコネクタの動作を示す図である。 図21Aは、図20におけるXXIA部の拡大図である。 図21Bは、図20の状態における係止部と被係止部とを示す図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
但し、図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの構成の異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施形態に係るコネクタ1は、図6等で示すように、オスコネクタ3とメスコネクタ5とアライニングプレート(ムービングプレート)7とレバー31とを備えて構成されている。
なお、以下説明の便宜のために、空間内における所定の三方向を、縦方向、横方向、上下方向という場合がある。縦方向と横方向と上下方向とはお互いが直交している。
オスコネクタ3には、図10等で示すように、不図示のオス端子(オスタブ;オス端子金具)が収容される端子収容室9と係止部(たとえば、プレート保持アーム)11とが設けられている。なお、オスコネクタ3では、オス端子がオスコネクタハウジング13に設けられており、係止部11は、オスコネクタハウジング13の一部で構成されている。
オスコネクタハウジング13は、たとえば、合成樹脂等の電気的絶縁性材料で一体成形されている。オス端子は、細長い棒状に形成されており、長手方向(上下方向)に対して直交する方向(縦方向、横方向)でお互いが所定の間隔をあけてならんでいる。
アライニングプレート7は、オス端子の保護、オス端子のアライメントの補正の少なくともいずれかをするために(たとえば、オス端子の保護とオス端子のアライメントの補正とをするために)、オス端子に係合するようになっている。また、アライニングプレート7は、オス端子の突出方向(長手方向;上下方向)でオスコネクタ3に対して移動自在に係合するようになっている。
アライニングプレート7は、合成樹脂等の電気的絶縁性材料で一体成形されており、被係合部15(図6等参照)と被係止部17(図13B等参照)とを備えて構成されている。被係止部17は、オス端子の基端側の面(アライニングプレート7の下面)に設けられており、オスコネクタ3の係止部11に当接するようになっている。
図12や図13A、図13Bで示すように、アライニングプレート7がオスコネクタ3に仮設置されている状態では、被係止部17がオスコネクタ3の係止部11に当接することで、アライニングプレート7がオスコネクタ3の係止部11に係止され、アライニングプレート7が下側から支持され、アライニングプレート7の、オス端子の基端側(図12や図13A、図13Bでの下側)への移動が阻止されるように構成されている。
また、オスコネクタ3に仮設置されている状態では、アライニングプレート7は、オス端子の長手方向で、オス端子の中間部の所定のところに位置している。
さらに、詳しくは後述するが、オスコネクタ3に仮設置されている状態では、横方向でオスコネクタ3の係止部11により挟まれていることで、アライニングプレート7は、上側へも容易には移動しないようになっている。なお、オスコネクタ3に仮設置されているアライニングプレート7を下側へ移動させる力の絶対値は、上側に移動させる力の絶対値よりも大きくなっている。
メスコネクタ5は、オス端子の長手方向(上下方向)でオスコネクタ3側(下側;オス端子の基端側)に移動することで、アライニングプレート7とともにオスコネクタ3に一体的に設置されるように構成されている(図20、図21A、図21B参照)。
メスコネクタ5は、オス端子に接続されるメス端子(図示せず)を備えている。メスコネクタ5では、メス端子(メス端子金具)がメスコネクタハウジング21に設けられている。
そして、メスコネクタ5をオスコネクタ3側(下側)に移動することでメス端子がオス端子に接続されるようになっている。メスコネクタ5をオスコネクタ3側(下側)に移動するときに、アライニングプレート7がオスコネクタ3に仮設置されている状態(図13B)で示す状態)が解除され(図17Bで示すように、オスコネクタ3の係止部11がアライニングプレート7の被係止部17からはずれ)、アライニングプレート7がメスコネクタ5によってオスコネクタ3側(下側)に押されて(図19A、図19B等参照)メスコネクタ5とともに移動するようになっている。
メスコネクタ5が、オスコネクタ3に接続されている状態(図20、図21A、図21Bで示すようにメスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3に設置し終えた状態)では、アライニングプレート7の下面23が、オス端子が突出しているオスコネクタハウジング13の部位の上面25に当接しており、アライニングプレート7の上面27が、メス端子が設けられているメスコネクタハウジング21の部位の下面29に当接しており、メスコネクタ5とアライニングプレート7とオスコネクタ3とが一体化している。
レバー31は、テコの原理(principle of lever)を用いて、メスコネクタ5をオスコネクタ3に設置するときに要する力を小さくするものである。すなわち、多極のハウジングであると(オスコネクタ3のオス端子やメスコネクタ5のメス端子の数が多いと)、各オス端子のそれぞれに各メス端子のそれぞれを同時に接続するときに大きな力が必要になるが、レバー31によって、各オス端子のそれぞれに各メス端子のそれぞれを接続する力を小さくすることができるようになっている。
レバー31には、図6等で示すように、係合部19が設けられている。レバー31は、たとえば、合成樹脂等の電気的絶縁性材料で一体成形されており、係合部19は、レバー31の一部で構成されている。
さらに説明すると、レバー31は、メスコネクタ5に設けられており、メスコネクタ5に対し所定の限定運動(回動を含む)をするようになっている。そして、アライニングプレート7とメスコネクタ5とがオスコネクタ3に設置されている状態(図20や図21A、図21Bで示すような設置終了状態)から、メスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3から取り外すときに、メスコネクタ5に対して所定の方向に上記限定運動をすることで、係合部19がアライニングプレート7の被係合部15に係合し、アライニングプレート7をオスコネクタ3から離れる側(上側)に移動するようになっている。
なお、コネクタ1では、オスコネクタ3の係止部11(詳しくは後述する)以外は剛体とみなすことができる。すなわち、オスコネクタ3の本体部32(係止部11を除くオスコネクタハウジング13)と、被係合部15と被係止部17とを含むアライニングプレート7の全体と、係合部19を含むレバー31の全体とを、剛体とみなすことができる。すなわち、実際の使用状態でかかる程度の力では、オスコネクタ3の係止部11以外は、ほとんど変形せず、肉眼では変形していることがわからない程度にごく僅かな弾性変形をするようになっている。
また、メスコネクタ5をアライニングプレート7とともにオスコネクタ3に設置するときや設置し終えたとき、および、メスコネクタ5をアライニングプレート7とともにオスコネクタ3から取り外すときには、レバー31は、オスコネクタ3に係合し続けている。そして、メスコネクタ5に対して所定の一方向にレバー31を動かすと、メスコネクタ5がアライニングプレート7とともにオスコネクタ3側(下側)に移動して(オスコネクタ3に対して移動して)オスコネクタ3に設置されている。また、メスコネクタ5に対して所定の一方向とは逆方向にレバー31を動かすと、メスコネクタ5がアライニングプレート7とともにオスコネクタ3から離れる側(上側)に移動して(オスコネクタ3に対して移動して)オスコネクタ3から取り外されるようになっている。
なお、レバー31には、オスコネクタ用被係合部が設けられており、オスコネクタ3には、レバー用係合部が設けられており、オスコネクタ用被係合部にレバー用係合部が係合して、レバー31が限定運動すると、オスコネクタ3に対して、メスコネクタ5やアライニングプレート7が上下方向で移動するようになっている。また、レバー31もメスコネクタ5とともに上下方向でも移動するようになっている。
レバー31の、メスコネクタ5に対する所定の限定運動は、たとえば、単なる回動でなく、次のようになっている。すなわち、メスコネクタ5を機構学における四節連鎖の固定リンク(fixed link)と仮定すると、レバー31は、上記固定リンクに対向しているリンクの限定運動をするようになっている。
さらに説明すると、四節連鎖をてこクランク機構(lever crank mechanism,たとえば、平行リンク機構を除く機構)と仮定すると、レバー31は、固定リンクを構成しているメスコネクタ5に対してコネクティングロッドの限定運動をするようになっている。
そして、アライニングプレート7とメスコネクタ5とがオスコネクタ3に設置されている状態(図20、図21A、図21Bに示す状態)から、メスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3から取り外すとき、アライニングプレート7が仮設置の状態になるまで、アライニングプレート7の被係合部15がレバー31の係合部19に係合するように構成されている。
また、アライニングプレート7とメスコネクタ5とがオスコネクタ3に設置されている状態から、メスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3から取り外すときにおいて、アライニングプレート7が仮設置の状態になったときには、レバー31の係合部19がアライニングプレート7の被係合部15から離れるように構成されている。
また、アライニングプレート7は、仮設置がされている状態で、オス端子の先端側(上側)への移動がし難く阻止されるように構成されている。
そして、レバー31がそれ以上移動しても(アライニングプレート7とメスコネクタ5とをオスコネクタ3から離す方向に移動しても)、アライニングプレート7の仮設置状態は維持されるようになっている。
アライニングプレート7は、矩形な平板状に形成されていて、厚さ方向(上下方向)を複数の貫通孔が貫通しており、各オス端子のそれぞれが各貫通孔のそれぞれに入り込むことで、アライニングプレート7がオス端子に係合するように構成されている。
また、図13B等で示すように、アライニングプレート7の横方向両端の所定の部位と縦方向両端の所定の部位とがオスコネクタ3の係止部11に係合することで、横方向と縦方向での、オスコネクタ3に対するアライニングプレート7の位置決めがなされるように構成されている。
レバー31には、図6等で示すように、円弧状の第1の貫通孔(凹部でもよい)34Aと円弧状の第2の貫通孔(凹部でもよい)34Bとが設けられており、メスコネクタ5には、円柱状の第1の突起36Aと、円柱状の第2の突起36Bとが設けられている。
そして、図12等で示すように、第1の貫通孔34Aに第1の突起36Aが入り込み第1の貫通孔34Aと第1の突起36Aとが対偶をなしてお互いに係合しており、また、第2の貫通孔34Bに第2の突起36Bが入り込み第2の貫通孔34Bと第2の突起36Bとが対偶をなしてお互いに係合している。
これにより、上述したような、固定リンクに対向しているリンクの限定運動を、メスコネクタ5に対して、レバー31がするようになっている。
また、アライニングプレート7の被係合部15は、図6等で示すように、アライニングプレート7の本体部38から突出しているとともに剛体とみなせる「L」字状の突出部40で構成されている。レバー31の係合部19は、レバー31の本体部42から突出しているとともに剛体とみなせる凸部(突部;突起)44で構成されている。
そして、図18、図20等で示すように、レバー31の係合部19がアライニングプレート7の被係合部15に係合しているとき、レバー31の凸部44がアライニングプレート7の「L」字状の突出部40先端の曲がっている部位(突状縁部)46の下側に位置している。
また、図14、図16、図18、図20で示すように、アライニングプレート7とメスコネクタ5とがオスコネクタ3に設置されている状態から、メスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3から取り外すとき、アライニングプレート7が仮設置の状態になるまで、レバー31の凸部44がアライニングプレート7の「L」字状の突出部40先端の曲がっている部位46に当接し続けるように構成されている。
ここで、コネクタ1についてさらに詳しく説明する。
オスコネクタハウジング13のオスコネクタ本体部32は、図6、図9、図10等で示すように、底部37とこの底部37の外周全周から上側に突出しているフード部(側壁部)39とを備えて構成されている。オス端子は、フード部39の内側で底部37の上面25から上側に突出している。
上下方向から見たとき、フード部39は中空の矩形状(hollow square shape)に形成されており、各オス端子は、フード部39の内側に位置しており、各オス端子は、縦方向および横方向で所定の間隔をあけてならんでいる。
オスコネクタ3の係止部11は、図11等で示すように、フード部39の内側でフード部39上端の開口部から底部37に向かって(下側に向かって)延出している弾性アーム41と、この弾性アーム41の先端部(下端部)に設けられた爪部43と、弾性アーム41の先端部に設けられた当接部45とで構成されている。弾性アーム41の先端(下端)は、底部37から離れており、片持ち梁の形態になっている。なお、オスコネクタ3の係止部11は、弾性アーム41の部分のみが撓むようになっている。
オスコネクタ3の係止部11(弾性アーム41)は、図10等で示すように、たとえば、4つ設けられており、このうちの2つの弾性アーム41は、横方向の一端に位置しているフード部39に設けられているとともに、他の2つの弾性アーム41は、横方向の他端に位置しているフード部39に設けられている。また、4つの弾性アーム41のそれぞれは、矩形なフード部39の各角部の近くに位置している。
爪部43と当接部45とは、図10、図13A、図13B等で示すように、横方向でフード部39の中心側に突出している。また、縦方向で、当接部45は爪部43の外側(オスコネクタハウジング13の中心側とは反対側)に位置している。
弾性アーム41の先端側の部位(下側の部位)は、横方向で、オスコネクタハウジング13の中心側に僅かに曲がっている(図13B等参照)。これにより、横方向の一端に位置しているフード部39に設けられている弾性アーム41と、横方向の他端に位置しているフード部39に設けられている弾性アーム41との間の距離(横方向の寸法)は、弾性アーム41の基端側の部位(上側の部位)では、一定の値になっているが、弾性アーム41の先端側の部位では、下側に向かうにしたがって、僅かではあるが次第に小さくなっている。
爪部43は、図13B等で示すように、弾性アーム41の先端近傍の部位から、僅かに上側に向かって(フード部39の開口部側に向かって)突出している。当接部45は爪部43にくっついており、縦方向から見たときに、当接部45は、爪部43と重なっている重なり部位47と、重なり部位47の上方に突出している上側部位49とを備えて構成されている(図13A、図13B等参照)。上側部位49の上端側には、傾斜しているガイド面51が形成されている。また、爪部43と当接部45との下端側にも、傾斜しているガイド面52が形成されている。
矩形な平板状に形成されているアライニングプレート7の縦方向の寸法は、縦方向の両端に位置している一対の弾性アーム41先端の当接部45間の寸法よりもごく僅かに小さくなっており、アライニングプレート7の横方向の寸法は、横方向の両端に位置している一対の弾性アーム41間の寸法よりも小さくなっている。
アライニングプレート7は、厚さ方向が上下方向になり、縦方向がフード部(オスコネクタ3)39の縦方向と一致し、横方向がフード部39の横方向と一致するようにして、オスコネクタ3に設置されるようになっている。
これにより、オスコネクタ3に仮設置等された状態では、縦方向で一対の当接部45に挟まれ、横方向で一対の弾性アーム41で挟まれて、オスコネクタ3に対するアライニングプレート7の縦・横方向の位置決めがなされており、仮設置状態のアライニングプレート7が、容易には(たとえば搬送時の振動等によっては)オスコネクタ3に対して上方には移動しないようになっている。
アライニングプレート7の被係止部17は、図13B等で示すように、アライニングプレート7の下面(オス端子の基端側の面)に設けられた凹部59で構成されている。アライニングプレート7の被係止部17の凹部59は、アライニングプレート7の横方向の両端の近傍に設けられている。
アライニングプレート7の被係合部15は、前述したように、また図6、図7等で示すように、「L」字状の突出部40で構成されている。なお、突出部40は、横方向から見て「L」字状になっている。また、被係合部15は、一対で設けられている。
さらに説明すると、突出部40は、図7等で示すように、平板状部位53と曲がっている部位46とを備えて構成されている。平板状部位53は、厚さ方向が縦方向になるようにして、アライニングプレート7の横方向の中央部で、アライニングプレート7の縦方向の両端部から、上方に突出している。突出部40の突出高さは、横方向一端側で低く横方向他端側に向かうにしたがって次第に高くなっている。
曲がっている部位46は、平板状部位53の上端部でアライニングプレート7の中心側に突出している。曲がっている部位46の箇所では、平板状部位53の厚さ(縦方向の寸法)が、曲がっている部位46の分だけ、平板状部位53の他の部位よりも厚くなっている。
さらに、被係合部15には、補強リブ(reinforcing rib)55が設けられている。補強リブ55は、平板状部位53の横方向の一端部で曲がっている部位46と同様にしてアライニングプレート7の中心側に突出している。補強リブ55の箇所では、曲がっている部位46の箇所と同じくして、平板状部位53の厚さ(縦方向の寸法)が、補強リブ55の分だけ、平板状部位53の他の部位よりも厚くなっている。
メスコネクタ5のメスコネクタハウジング21は、直方体状に形成されている。そして、メスコネクタ5をオスコネクタ3に設置するとき、メスコネクタ5はオスコネクタ3のフード部39内に入り込むようになっている。このとき、メスコネクタ5の上下方向とオスコネクタ3の上下方向とはお互いに一致しており、メスコネクタ5の横方向とオスコネクタ3の横方向とはお互いに一致しており、メスコネクタ5の縦方向とオスコネクタ3の縦方向とはお互いに一致している。
メスコネクタ5(メスコネクタハウジング21)縦方向の両端面からは、一対の円柱状の第1の突起36Aと、一対の円柱状の第2の突起36Bとが僅かに突出している。なお、各突起36A,36Bは、横方向では一端側に位置している。
レバー31は、門型のレバー本体部42を備えて構成されている。さらに説明すると、レバー本体部42は、平板状の第1の部位61と平板状の第2の部位63と第3の部位65とを備えて構成されている。平板状の第1の部位61と平板状の第2の部位63はお互いがほぼ同形状に形成されている。平板状の第1の部位61と平板状の第2の部位63とは横方向の他端部が、第3の部位65を介してお互いに接続されていることで、門型に形成されており、平板状の第1の部位61と平板状の第2の部位63はお互いが平行になって展開している。
第1の貫通孔34Aや第2の貫通孔34Bは、円弧状に形成されており、第1の部位61と第2の部位63とをこの厚さ方向で貫通している。レバー31はメスコネクタ5に設置された状態では、第1の貫通孔34Aに第1の突起36Aが入り込み、第2の貫通孔34Bに第2の突起36Bが入り込み、平板状の第1の部位61と第2の部位63とで、メスコネクタ5が横方向から挟み込まれている。そして、レバー31がメスコネクタ5に対して上述した限定運動をするようになっている。
レバー31の係合部19を構成している凸部44は、平板状の第1の部位61と第2の部位63との外側の面から突出している。
ところで、コネクタ1では、次の動作を経て、メスコネクタ5とアライニングプレート7とがオスコネクタ3に設置されるようになっている。
初期状態として、図12、図13A、図13Bで示すように、アライニングプレート7がオスコネクタ3に仮設置されており、メスコネクタ5は、オスコネクタ3とアライニングプレート7とから離れている。
アライニングプレート7の仮設置がされている状態では、アライニングプレート7がオス端子の長手方向の中間部に係合し、オスコネクタ3の係止部11の爪部43がアライニングプレート7の被係止部17の凹部59に入り込み、アライニングプレート7がオスコネクタ3に係止されている。
アライニングプレート7が仮設置されている状態でメスコネクタ5をオスコネクタ3に設置し始めるときには、メスコネクタ5が、アライニングプレート7の上側に位置している。
初期状態からレバー31を押し下げると(下方に移動すると)メスコネクタ5が下側に移動する。これにより、メスコネクタ5の突部57が、オスコネクタ3の係止部11の当接部45に当接し、弾性アーム41が外側に撓み、アライニングプレート7の係止が解除される(図15A、図15B参照)。また、メスコネクタ5がアライニングプレート7に当接する。
レバー31をさらに押し下げるとメスコネクタ5がさらに下側に移動し、メスコネクタ5の突部57が、係止部11の当接部45をさらに押し、弾性アーム41がさらに撓む(図17A、図17B参照)。このとき、レバー31の凸部44が、アライニングプレート7の突出部40の曲がっている部位46の下側に入り始める(図16参照)。
続いて、レバー31をさらに押し下げると、メスコネクタ5がさらに下側に移動し、メスコネクタ5の突部57が、係止部11の爪部43を乗り越えて弾性アーム41が復元する(図19A、図19B参照)。
そして、メスコネクタ5の下側へのさらなる移動により、上述したように、アライニングプレート7の下面23が、オス端子が突出しているオスコネクタハウジング13の部位の上面25に当接し、アライニングプレート7の上面27が、メス端子が設けられているメスコネクタハウジング21の部位の下面29に当接して(図18、図19A、図19B参照)、オスコネクタ3へのアライニングプレート7とメスコネクタ5との設置が終了(完了)する(図20、図21A、図21B参照)。
また、コネクタ1は、次の動作(設置とは逆の動作)を経て、オスコネクタ3からメスコネクタ5が取り外されるように構成されている。
オスコネクタ3へのアライニングプレート7とメスコネクタ5との設置が終了した状態から(オスコネクタ3にアライニングプレート7とメスコネクタ5とが接続されている状態から)、アライニングプレート7とメスコネクタ5とを取り外すときには、レバー31を引き上げることによりメスコネクタ5を上側に移動する。
メスコネクタ5の上側への移動により、アライニングプレート7の突出部40の曲がっている部位46の下側に入り込んでいるレバー31の凸部44が、曲がっている部位46を上側に押すことで、アライニングプレート7の上方への移動が始まるとともに、レバー31とメスコネクタ5との上方への移動が始まる。
続いて、レバー31のさらなる引き上げにより、アライニングプレート7が上方へ移動するとともに、レバー31とメスコネクタ5とが上方へ移動し、メスコネクタの突部57が、オスコネクタ3の係止部11のガイド面52に当接し弾性アーム41が外側に撓み始める(図18、図19A、図19B参照)。
続いて、レバー31のさらなる引き上げにより、メスコネクタ5の突部57が、係止部11の爪部43を乗り越えて弾性アーム41が復元する(図15A、図15B参照)。また、アライニングプレート7がさらに上方へ移動し、アライニングプレート7の突出部40の曲がっている部位46の下側に入り込んでいたレバー31の凸部44が、曲がっている部位46から出て(図14参照)、凸部44と曲がっている部位46とが被係合状態になり(係合部19と被係合部15とが被係合状態になり)、アライニングプレート7がオスコネクタ3に仮設置され、アライニングプレート7の上方への移動が停止される。一方、メスコネクタ5とレバー31とは上側へ移動し続ける。
続いて、レバー31のさらなる引き上げにより、アライニングプレート7とレバー31とがさらに上方へ移動し、メスコネクタ5とレバー31とが、オスコネクタ3とアライニングプレート7とから取り外される(図12、図13A、図13B参照)。
コネクタ1によれば、被係止部17がアライニングプレート7の基端側の面(下面)に設けられており、アライニングプレート7がオスコネクタ3に仮設置されている状態で被係止部17がオスコネクタの係止部11に当接し、オスコネクタ3の基端側(下側)への移動が阻止されるように構成されているので、仮係止(仮設置)の状態で強い力(負荷)がかかっても、従来のように、アライニングプレート7がオスコネクタ側に移動することがなくなる。
また、コネクタ1によれば、アライニングプレート7とメスコネクタ5とがオスコネクタ3に設置されている状態から、メスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3から取り外すときに、レバー31の係合部19がアライニングプレート7の被係合部15に係合し、アライニングプレート7をオスコネクタ3から離れる側(上側)に移動するように構成されているので、一旦設置されたアライニングプレート7をオスコネクタ3から取り外すことが容易になっている。
また、コネクタ1によれば、アライニングプレート7とメスコネクタ5とがオスコネクタ3に設置されている状態からメスコネクタ5とアライニングプレート7とをオスコネクタ3から取り外すとき、アライニングプレート7が仮設置の状態になるまでアライニングプレート7の被係合部15がレバー31の係合部19に係合するように構成されており、その後、アライニングプレート7の被係合部15とレバー31の係合部19との係合状態が解除されるようなっている。また、アライニングプレート7の仮設置がされている状態では、アライニングプレート7がオス端子の先端側(上側)へ容易に移動しないように構成されており、アライニングプレート7がオスコネクタ3と一体化している。これにより、コネクタ1の搬送時等において、アライニングプレート7がオスコネクタ3から外れることがなく、オス端子が露出せず保護される。
また、メスコネクタ5がオスコネクタ3から取り外されている状態では、メスコネクタ5とレバー31とが一体化しており、オスコネクタ3とオスコネクタ3に仮設置されているアライニングプレート7とが一体化していることで、コネクタ1の部品が2つになっており、コネクタ1の組み立て作業が簡素化されて容易になっている。
また、コネクタ1によれば、第1の貫通孔34Aに第1の突起36Aが入り込み第1の貫通孔34Aと第1の突起36Aとが対偶をなしてお互いに係合し、第2の貫通孔34Bに第2の突起36Bが入り込み第2の貫通孔34Bと第2の突起36Bとが対偶をなしてお互いに係合しているので、簡素な構成でメスコネクタ5に対するレバー31の限定運動を実現することができる。
また、コネクタ1によれば、レバー31の係合部19がアライニングプレート7の被係合部15に係合しているとき、レバー31の凸部44がアライニングプレート7の「L」字状の突出部40先端の曲がっている部位46に当接すように構成されており、レバー31でアライニングプレート7を上側に移動するとき、レバー31の係合部19やアライニングプレート7の被係合部15が撓むことがないので、強度を高くすることができ、撓ますためのスペースが不要となりコネクタ1を小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
本出願は、2013年6月12日に出願された日本国特許出願第2013−123619号に基づく優先権を主張しており、この出願の全内容が参照により本願明細書に組み込まれる。
本発明によれば、オスコネクタとメスコネクタとアライニングプレートとを有するコネクタにおいて、仮係止の状態で強い力(負荷)がかかっても、アライニングプレートがオスコネクタ側に移動することがなく、また、一旦設置されたアライニングプレートをオスコネクタから取り外すことが容易であるコネクタを提供することができる。
1 コネクタ
3 オスコネクタ
5 メスコネクタ
7 アライニングプレート
9 オス端子金具
11 係止部
15 被係合部
17 被係止部
19 係合部
31 レバー
34A 第1の貫通孔
34B 第2の貫通孔
36A 第1の突起
36B 第2の突起
40 突出部
44 凸部
46 曲がっている部位

Claims (4)

  1. オスコネクタとアライニングプレートとメスコネクタとレバーとを備え、
    前記オスコネクタは、オス端子と係止部とが設けられており、
    前記アライニングプレートは、前記オス端子の保護および前記オス端子のアライメントの補正の少なくともいずれかをするために前記オス端子に係合し、前記オス端子の突出方向で前記オスコネクタに対して移動自在であり、前記アライニングプレートは、被係合部と前記オス端子の基端側の面に設けられた被係止部とを備え、前記オスコネクタに仮設置されている状態では、前記被係止部が前記オスコネクタの係止部に当接することで、前記オス端子の基端側への移動が阻止されるように構成され、
    前記メスコネクタは、前記オスコネクタ側に移動することで前記アライニングプレートとともに前記オスコネクタに設置されるように構成され、
    前記レバーは、係合部を備え、前記メスコネクタに対し所定の限定運動をするように前記メスコネクタに設けられ、前記レバーは、前記アライニングプレートと前記メスコネクタとが前記オスコネクタに設置されている状態から、前記メスコネクタと前記アライニングプレートとを前記オスコネクタから取り外すときに、前記メスコネクタに対して所定の方向に前記限定運動をすることで、前記係合部が前記アライニングプレートの被係合部に係合し、前記レバーは、前記アライニングプレートを前記オスコネクタから離れる側に移動するように構成されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記レバーの所定の限定運動は、前記メスコネクタを四節連鎖の固定リンクと仮定すると、前記固定リンクに対向しているリンクの限定運動であり、
    前記アライニングプレートと前記メスコネクタとが前記オスコネクタに設置されている状態から、前記メスコネクタと前記アライニングプレートとを前記オスコネクタから取り外すとき、前記アライニングプレートが仮設置の状態になるまで、前記アライニングプレートの被係合部が前記レバーの係合部に係合するように構成されており、
    前記アライニングプレートは、前記仮設置がされている状態で、前記オス端子の先端側への移動が阻止されるように構成されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタであって、
    前記レバーには、円弧状の第1の貫通孔と円弧状の第2の貫通孔とが設けられており、
    前記メスコネクタには、円柱状の第1の突起と、円柱状の第2の突起とが設けられており、
    前記第1の貫通孔に前記第1の突起が入り込み前記第1の貫通孔と前記第1の突起とが対偶をなしてお互いに係合し、前記第2の貫通孔に前記第2の突起が入り込み前記第2の貫通孔と前記第2の突起とが対偶をなしてお互いに係合していることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記アライニングプレートの被係合部は、前記アライニングプレートの本体部から突出しているとともに剛体とみなせる「L」字状の突出部で構成されており、
    前記レバーの係合部は、前記レバーの本体部から突出しているとともに剛体とみなせる凸部で構成されており、
    前記レバーの係合部が前記アライニングプレートの被係合部に係合しているとき、前記レバーの凸部が前記アライニングプレートの「L」字状の突出部先端の曲がっている部位に当接していることを特徴とするコネクタ。
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