JP5988882B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
図17は従来のトランスファモールド型の半導体装置を示す断面図である。同図に示すように、支持基体である冷却器5上に放熱部材2である2つのヒートスプレッダ6が選択的に形成されている。そして、各ヒートスプレッダ6上に半導体素子1がそれぞれ配置され、各半導体素子1は成形樹脂8(成型樹脂部)により樹脂封止される。成形樹脂8,8間に貫通穴11が設けられ、この貫通穴11を介して軸方向への締結力であるボルト軸力を付与してボルトを冷却器5に固定することができる。なお、図17で示す半導体装置では、ボルト4の頭部と各成形樹脂8の表面との間には皿ばね座金10が設けられる。
(構成)
図1はこの発明の実施の形態1であるトランスファモールド型の半導体装置の構造を示す断面図である。
図6〜図8は実施の形態1の半導体装置におけるボルト取付作業の状況を示す説明図である。図6〜図8では、カラー9の小径部13の内面に沿ってボルト4の軸部4bを挿入しボルト4の頭部4aが小径部13の上端に接触した状態で、ボルト4の軸方向への締結力であるボルト軸力を付与してボルト4の軸部4bを冷却器5に固定するボルト取付作業の状況を示している。
図9はカラー9に施された抜け止め、ならびに回り止めの構造を示す説明図である。同図(a) に示すカラー9Aは、カラー9の大径部14に代えて、大径部14Aを設けた点で異なっている。大径部14Aは、下部において外周面から外部に突出したアンダーカット形状部16をさらに有している点が大径部14と異なっている。
(構成)
図11は実施の形態2であるトランスファモールド型の半導体装置の構造を示す断面図である。同図に示すように、冷却器5の表面とヒートスプレッダ6の放熱面6sとの接触状態を良好にするため、熱伝導性の高い潤滑剤であるサーマルグリス17を塗布して、半導体装置を固定している。
実施の形態1で用いたカラー9は、ダイヤフラム部15は容易に変形することによる座屈が可能な構造であったが、上述したように、カラー9Xを屈曲強度の強い材質で形成することにより、ダイヤフラム部15が変形しても弾性変形に留まり、その弾性力により復元性(ばね性)を有する。すなわち、カラー9Xが完全に座屈するまでの変形領域を広げて使用することが可能となり、上記ボルト取付作業時においてもカラー9Xは座屈しないように構成される。
(構成)
図13は一体成形されたトランスファモールド型、およびケース型の半導体装置の複数個所にボルト4による締結を実施する場合の半導体装置の断面構造を示す断面図である。実施の形態3の半導体装置は、複数の貫通穴11、及び複数の貫通穴11に対応する複数のカラー9が存在し、複数のカラー9に対応する複数のボルト4が上記ボルト取付作業によって取り付けられる点を除き、実施の形態1の半導体装置と同様である。
図13に示すように、成形樹脂8における複数の締結部周辺領域間で形成高さが変動している場合、カラー9をボルト4で締結する上述したボルト取付作業を実行すると、複数の締結部周辺領域間の形成高さ違いは、ダイヤフラム部15が変形することにより、カラー9の高さ調整により吸収されるため、複数の締結部周辺領域間で形成高さ調整のための切削処理や、複数の締結部周辺領域の形成高さに合わせて形成高さが異なる複数のカラー9を準備する必要がない。
(構成)
半導体素子1として、シリコンカーバイトを主とする半導体素子を用いたのが実施の形態4の半導体装置である。なお、半導体素子1を除く半導体装置の構造自体は実施の形態1〜実施の形態3のいずれであっても良い。
シリコンカーバイトを主とする半導体素子1を有する半導体装置は、より高温での作動が可能であることを特徴としている。すなわち、実施の形態1〜実施の形態3の構造を有する半導体装置を用いれば、高温動作する半導体素子1を設けた場合においても、樹脂クリープを低減し安定した固定状態を確保することができるので、より信頼性の優れた半導体装置を得ることができる。
半導体装置の樹脂ケース筐体の成形、ならびにトランスファーによる樹脂封止をする際にインサート成形によりカラーを同時に組込むことが可能である。後者のトランスファー型の半導体装置の成形方法を中心に説明する。
半導体素子1が搭載されたヒートスプレッダ6に設けられた貫通穴11の中心にカラー9の大径部14が位置するように、下金型であるキャビティプレート18側のガイドピン19を用いてカラー9が位置決め配置される。
上金型となるコアプレート20が移動しキャビティプレート18の上面とカラー29の下面とが接触するとき、カラー9のダイヤフラム部15がコアプレート20の下面に接触する。このとき、ヒートスプレッダ6とカラー9は金型(キャビティプレート18,コアプレート20)の型締めにより圧縮され、絶縁体12を介して密着状態となる。
成形樹脂8用の封止樹脂がキャビティプレート18,ガイドピン19間に形成されるキャビティR8内に注入充填され、封止樹脂を硬化させることにより成形樹脂8が得られる。
コアプレート20が上部へ移動し、キャビティR8内の半導体装置が、エジェクタピン21により突き出されて、取り出されることにより成形樹脂8の成形工程が完了する。
その後、モールド樹脂を完全硬化させるための過熱工程を経て、冷却器5を設け、タイバーなどのフレームの余分な部分を切断、バリの削除、端子成形、製品テストを実施して製品としての実施の形態1の半導体装置が完成する。
上記、第2の工程において、ヒートスプレッダ6の厚みやカラー9の形成長にバラツキが発生する可能性がある。
Claims (8)
- 支持基体と、
前記支持基体上に設けられる放熱板と、
前記放熱板上に設けられる半導体素子と、
前記支持基体上に形成される成形樹脂部と、
前記成形樹脂部の一部を貫通して前記支持基体に到達するように設けられた貫通穴と、
前記貫通穴の内部に設けられるカラーとを備え、前記カラー内にボルトの軸部を挿入して前記支持基体に前記ボルトを取り付けることができ、
前記カラーは、
内部が中空で第1の直径を有し、前記放熱板上に設けられる筒状の大径部と、
前記大径部の上方に位置し、内部が中空で前記第1の直径より短い第2の直径を有する筒状の小径部と、
前記大径部の上端と前記小径部の下端とを接続し、水平方向に延びて形成され平面視円環状の接続部とを備え、前記接続部の形成距離は前記大径部の膜厚以上である、
半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、
前記カラーは、前記支持基体への前記ボルトによる固定時に前記接続部が大径部内に埋没する態様で塑性変形することを特徴とする、
半導体装置。 - 請求項1または請求項2記載の半導体装置であって、
前記カラーの大径部は前記貫通穴からの抜け出しを禁止あるいは抑制する抜き止め部分を一部に有することを特徴とする、
半導体装置。 - 請求項1または請求項3記載の半導体装置であって、
前記カラーは、前記支持基体への前記ボルトによる固定時に前記接続部が弾性変形することを特徴とする、
半導体装置。 - 請求項2から請求項4のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
前記貫通穴は複数の貫通穴を有し、
前記カラーは前記複数の貫通穴に対応する複数のカラーを有し、
前記ボルトは前記複数のカラーに対応する複数のボルトを有し、
前記複数のカラーの大径部それぞれの前記第1の直径はそれぞれ前記複数のボルトの頭部それぞれの直径である第3の直径より長いことを特徴とする、
半導体装置。 - 請求項1から請求項5のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
前記接続部の表面には前記成形樹脂部が形成されていないことを特徴とする、
半導体装置。 - 請求項1から請求項6のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
前記カラーの大径部の平面視形状と
前記貫通穴の平面視形状とが互いに合致した形状で形成される、
半導体装置。 - 請求項1から請求項7のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
前記半導体素子はシリコンカーバイトを主たる成分として含む、
半導体装置。
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