JP5987124B2 - モータ制御装置及びプリンタ装置 - Google Patents

モータ制御装置及びプリンタ装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録紙搬送駆動源にステッピングモータを用いるプリンタ装置において、印画濃度ムラを抑制する技術に関する。特に、ステッピングモータの励磁相一周期(電気角周期)内の速度変動に起因する濃度ムラを抑制することができるモータ制御装置、プリンタ装置に関する。
従来、印刷装置における用紙搬送の駆動源としてステッピングモータが広く用いられている。用紙搬送にステッピングモータを用いる印刷装置では、このステッピングモータの速度変動が、印画濃度ムラのひとつの要因となる。
ステッピングモータの各励磁相間には出力トルクのばらつきが必ずあり、このばらつきによりステッピングモータには励磁相一周期の周波数成分に相当する固有の速度変動が存在している。この速度変動は微小なものであるが、近年のプリント速度の高速化に伴い、用紙搬送の微小な速度変動が印画ムラとして顕著に現れるようになった。
図11は、ステッピングモータの励磁相一周期に相当する印画ムラレベルを示すグラフである。
図11では、用紙搬送駆動源にトルクばらつきのある2相ステッピングモータを用いた昇華型熱転写プリンタを用いている。この昇華型熱転写プリンタは、ステッピングモータを8ステップで励磁相一周期となる1−2相励磁方式で、駆動パルス周波数1440Hzで駆動し、画像を印画する。そして、印画した結果をスキャナで読取り、用紙搬送方向の読取データをフーリエ解析して、周波数を横軸に、印画ムラレベルを示す振幅スペクトルを縦軸に示したグラフである。図11に示すように、励磁相一周期である180Hzで印画ムラのピークレベルが現れていることがわかる。
このような印画ムラを低減するため、印刷装置に用いるステッピングモータには出力トルクのばらつきが小さいモータ個体を選定するなどして、ステッピングモータの出力トルクのばらつきが要因となる印画ムラが極力発生しないようにしていた。しかし、モータ個体の選定には、コストが高くなるという問題があった。
そこで、用紙搬送の微小な速度変動を低減する方法として、モータ軸や負荷軸にダンパーやフライホイールを取り付けて回転を滑らかにする手法が知られている。また、ステッピングモータ固有の速度変動の内、励磁相一周期内の周波数成分である速度変動に対応させて励磁相に印加されている正弦波状の電流を各励磁相一周期ごとに繰り返し変動させて、ステッピングモータの速度変動を低減させる方法がある(特許文献1参照)。
特開平03−139197号公報
しかしながら、ダンパーやフライホイールを用いる方法は、取り付けスペースが必要になるなど、装置小型化の面では不利となるとともに、装置コストも高くなるという課題がある。
また、特許文献1に開示された方法では、簡単な電気的方法で速度変動を低減できるとされているが、励磁相一周期内の周波数成分である速度変動を具体的に測定、検出する手段、及び各励磁相に対する具体的な速度補正方法については何ら開示されていない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、用紙搬送駆動源にステッピングモータを用いる熱転写プリンタ装置において、トルク変動が比較的大きなステッピングモータを用いた場合でも、簡易な方法で速度変動を低減することを目的とする。
本発明に係るモータ制御装置は、一定周波数の駆動パルスを入力して駆動するステッピングモータを制御するモータ制御装置において、
前記ステッピングモータに入力する駆動パルスの周波数を変調する駆動パルス変調部を備え、
前記駆動パルス変調部は、
前記ステッピングモータの励磁相一周期内における駆動パルスの周波数が、前記ステッピングモータの振動が最大となる励磁位相から、前記励磁相一周期の1/8周期前の励磁位相までの間において前記一定周波数よりも低くなるように変調し、かつ、前記一定周波数よりも低くした励磁位相から1/2周期後の励磁位相において前記一定周波数よりも高くなるように、前記一定周波数の駆動パルスの周波数を変調することを特徴とする。
本発明に係るモータ制御装置によれば、ステッピングモータの励磁相一周期における駆動パルスの周波数が、前記ステッピングモータの振動が最大となる励磁位相から、前記励磁相一周期の1/8周期手前の励磁位相までの間において前記一定周波数よりも低くなるように変調し、かつ、前記一定周波数よりも低くした励磁位相から1/2周期後の励磁位相において前記一定周波数よりも高くなるように変調するので、トルク変動が比較的大きなステッピングモータを用いた場合でも、簡易な方法で速度変動を低減することができる。
実施の形態1に係るプリンタの機構構成図である。 実施の形態1に係るプリンタ制御装置のブロック構成を示す図である。 、実施の形態1に係るプリンタ制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係るプリンタ制御装置の制御によるプリンタの印画動作工程(印画動作処理)の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1における印画動作工程時の駆動周波数設定部による駆動パルス周波数設定工程(処理、動作)の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係るステッピングモータのステータとロータの位置関係を説明する概略図である。 実施の形態1のプリンタにおけるステッピングモータの励磁相一周期内の駆動パルス周波数を示す図である。 実施の形態1において変調駆動パルス周波数が最大となるモータ励磁位相位置と印画ムラレベル比の関係を示す図である。 実施の形態2に係る変調パルス数設定部による最大変調パルス数設定工程(方式、処理、動作)を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るプリンタ制御装置のステッピングモータの励磁相一周期に相当する印画ムラレベルを示すグラフである。 ステッピングモータの励磁相一周期に相当する印画ムラレベルを示すグラフである。
以下の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、以下の実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るプリンタ10の機構構成図である。
図1において、プリンタ10(プリンタ装置)は、例えば、昇華型熱転写方式の熱転写プリンタ装置である。
図1に示すように、プリンタ10は、機構部として、インクシート30、インクシート供給リール41、インクシート巻取りリール42、サーマルヘッド50、プラテンローラ60、グリップローラ71、ピンチローラ72、記録紙切断部80、排紙ローラ90、ステッピングモータ100、プリンタ制御装置190を備える。また、プリンタ10は、記録用紙としてロール紙である記録紙20を用いる。
インクシート30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のカラーインク層及びオーバープリント層(OP)を備える。インクシート30は、インクシート供給リール41により供給され、インクシート巻取りリール42により巻き取られる。
サーマルヘッド50及びプラテンローラ60は、インクシート30の記録に用いられる。サーマルヘッド50は、主走査方向に複数の発熱素子を有するもので、図示しない駆動手段により、プラテンローラ60に対して接圧及び退避できるように構成されている。
グリップローラ71及びピンチローラ72は、記録紙20の搬送に用いられる。グリップローラ71は、記録紙20を一定速度で送る。ピンチローラ72は、グリップローラ71に対向して配置される。
ステッピングモータ100は、一定周波数の駆動パルスを入力して駆動することにより、グリップローラ71を駆動する。ステッピングモータ100は、図示しない減速機構を介してグリップローラ71を回転駆動する。
記録紙切断部80は、印画終了後の記録紙20を切断する。
排紙ローラ90は、切断された記録紙2をプリンタ1の外部に排出する。
プリンタ制御装置190は、プリンタ10の各機構部を制御する。プリンタ10の制御とは、例えば、後述するプリンタ10の印画前動作、印画動作などを制御することである。
図2は、本実施の形態に係るプリンタ制御装置190のブロック構成を示す図である。
図2を用いて、プリンタ制御装置190のブロック構成について説明する。
図2に示すように、プリンタ制御装置190は、駆動周波数設定部110、メモリ120、データ処理部130、制御部140、サーマルヘッド駆動部150、記録紙切断機構駆動部160、インクシート搬送駆動部170、ステッピングモータ駆動部180を備える。
駆動周波数設定部110は、ステッピングモータ100の駆動パルス周波数を設定し、設定した駆動パルス周波数の駆動パルスを出力する。駆動周波数設定部110は、本実施の形態におけるモータ制御装置の一例である。
駆動周波数設定部110は、変調パルス数設定部111、駆動パルス変調部112、モータ励磁相検出部113、駆動パルス出力部114、最大変調パルス数記憶部111aを備える。
変調パルス数設定部111は、ステッピングモータ100の駆動パルス周波数の最大変調パルス数pを設定し、最大変調パルス数記憶部111aに記憶する。最大変調パルス数pとは、ステッピングモータ100に入力される駆動パルスの周波数の最大値及び最小値を算出する際に用いられる。変調パルス数設定部111は、変調数設定部の一例である。
駆動パルス変調部112は、ステッピングモータ100の駆動パルスの周波数の変調を行う。
モータ励磁相検出部113は、ステッピングモータ100の励磁相を検出する。
駆動パルス出力部114は、ステッピングモータ100の駆動パルスを出力する。
プリンタ制御装置190の各構成部の動作の詳細については後述する。
図3は、本実施の形態に係るプリンタ制御装置190のハードウェア構成の一例を示す図である。
プリンタ制御装置190はコンピュータを備え、プリンタ制御装置190の各要素をプログラムで実現することができる。
プリンタ制御装置190のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central・Processing・Unit)である。
外部記憶装置902は、例えばROM(Read・Only・Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置である。メモリ120は、外部記憶装置902の一例である。
主記憶装置903は、RAM(Random・Access・Memory)である。
通信装置904は、例えば通信ボード等であり、LAN(Local・Area・Network)等に接続されている。通信装置904は、LANに限らず、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークといったWAN(Wide・Area・Network)、あるいは、インターネットに接続されていても構わない。LAN、WAN、インターネットは、ネットワークの一例である。
入出力装置905は、例えばキーボード、ディスプレイ装置等である。その他、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、ペンタブレット、あるいは、その他のポインティングデバイスが用いられてもよい。ディスプレイ装置は、LCD(Liquid・CrySTal・Display)、CRT(Cathode・Ray・Tube)、あるいは、その他の表示装置でもよい。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、図2に示す「〜部」として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、図1に示す「〜部」の機能を実現するプログラムを実行する。
また、アプリケーションプログラムも外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901により実行される。
次に、図1及び図2を用いて、プリンタ制御装置190の制御によるプリンタ10の印画動作の概要について説明する。
印画前の状態では、インクシート30は、サーマルヘッド50とプラテンローラ60の間を通るように配置される。また、記録紙20は、インクシート30とプラテンローラ60の間を通り、グリップローラ71とピンチローラ72に挟み込まれた状態にある。
制御部140により印画動作開始信号が出されると、グリップローラ71を駆動して、図示しない位置検出手段により記録紙20のプリント位置決めなどを行う印画前動作工程(処理)が行われる。
次に、サーマルヘッド50は、図示しない駆動手段により、インクシート30と記録紙20とを密着させるように、プラテンローラ60に対して圧接される。そして、駆動周波数設定部110から出力される駆動パルス信号にしたがって、ステッピングモータ駆動部180を介してステッピングモータ100が駆動される。
入力画像データはメモリ120に記憶され、データ処理部130により印刷用データに変換される。
次に、制御部140は、サーマルヘッド駆動部150、ステッピングモータ駆動部180、記録紙切断機構駆動部160及びインクシート搬送駆動部170を制御して、印画動作を行う。
印画動作が開始されると、グリップローラ71は記録紙20の印画方向(図1のA方向)への搬送を開始し、それと同時にサーマルヘッド50は記録紙20にY色の印画を開始する。このとき、サーマルヘッド駆動部150はデータ処理部130から出力された印刷データに基づいてサーマルヘッド50を駆動させ、サーマルヘッド50はインクシート30のインクを記録紙20上に1ラインずつ印画する。インクシート巻取りリール42は印画されたインクシート30を巻き取る。
Y色印画終了後、図示しない駆動手段によりサーマルヘッド50を退避させ、グリップローラ71は記録紙20を排紙方向(図1のB方向)に向かって印画開始位置まで搬送する。この動作をスウィングバック(SB)という。また、インクシート巻取りリール42は、図示しない検出手段により、Y色の印画を終えたインクシート30におけるM色先頭位置を検出する。そして、インクシート巻取りリール42は、M色の先頭位置が印画開始位置であるM色先頭位置に一致するまでインクシート30を巻き取る。
以降、Y色印画動作と同様に、サーマルヘッド50をプラテンローラ60に圧接し、グリップローラ71が記録紙20の印画方向(図1A方向)への搬送を開始し、サーマルヘッド50がM色の印画を開始する。M色印画終了後は、Y色印画終了後と同様の動作を行い、グリップローラ71が記録紙20を印画開始位置まで搬送し、Y色、M色印画と同様の印画動作によりサーマルヘッド50はC色の印画とOPの転写とを行う。
Y,M,C色のカラー印画およびOPの転写終了後、図示しない駆動手段によりサーマルヘッド50を退避させ、グリップローラ71は記録紙20を排紙方向(図1のB方向)へ搬送する。記録紙20の印画先頭位置が搬送経路上の記録紙切断部80に到達すると、グリップローラ71は駆動停止し、記録紙切断部80は記録紙20を主走査方向に切断し、排紙ローラ90は切断された記録紙20をプリンタ10の外へ排出する。
図4は、本実施の形態に係るプリンタ制御装置190の制御によるプリンタ10の印画動作工程(処理)を示すフローチャートである。
図4を用いて、プリンタ制御装置190の制御によるプリンタ10の印画動作工程(処理)について説明する。
印画動作工程が開始すると、ステップST1において、駆動周波数設定部110は、駆動パルス信号をステッピングモータ駆動部180に出力する。ステッピングモータ駆動部180は、ステッピングモータ100を励磁し、プリンタ10において上述した印画前動作工程が実行される。なお、ステップST1におけるステッピングモータ100の最初の励磁相は、印画動作毎に常に同じになるように設定されている。
ステップST2において、モータ励磁相検出部113は、ステップST1の印画前動作工程と同時に、駆動周波数設定部110から出力されるパルス数のカウントを開始する。このモータ励磁相検出部113によるパルス数のカウントは、全印画動作工程が終了するまで続けられる。
なお、ステップST1における印画前動作工程のステッピングモータ100は、制御部140から送られる予め定められた周波数で、かつ、制御部140から送られる予め定められたパルス数分だけ駆動される。
ステップST3において、駆動周波数設定部110は、ステップST1の印画前動作工程終了後に、駆動パルス周波数設定工程(処理)を実行する。駆動周波数設定部110は、駆動パルス周波数設定工程において、駆動パルス周波数の変調動作を実行する。
図5は、本実施の形態における印画動作工程時の駆動周波数設定部110による駆動パルス周波数設定工程(処理、動作)を示すフローチャートである。
図5を用いて、プリンタ制御装置190のモータ制御方法における駆動パルス周波数設定工程(処理)、パルス変調工程(処理)(ST23)について説明する。
ステップST20において、駆動周波数設定部110は、制御部140から送られる次の工程の駆動パルス周波数情報を受信する。
ステップST21において、駆動周波数設定部110は、次の工程が印画モードか否かを処理装置により判定する。
次の工程が印画モードの場合(ステップST21でYes)、ステップST22に進む。
次の工程が印画モードではない場合(ステップST21でNo)、ステップST24aに進む。
ステップST24aにおいて、駆動周波数設定部110は、制御部140から送られた次の工程の駆動パルス周波数情報に示された駆動パルス(変調していない駆動パルス)を、制御部140で予め指定されたパルス数だけ出力し、処理を終了する。
ステップST22において、モータ励磁相検出部113は、パルス数取得工程を実行する。パルス数取得工程では、モータ励磁相検出部113は、パルスカウント工程(ステップST2)でカウントされた、印画前動作工程(ステップST1)終了後のパルス数を取得する。モータ励磁相検出部113は、取得したパルス数に基づいて、ステッピングモータ100の次の励磁相を検出する。
ステップST23において、駆動パルス変調部112は、パルス変調工程を実行する。パルス変調工程において、駆動パルス変調部112は、モータ励磁相検出部113により検出された励磁相に合わせたパルス周波数の変調を実行する。
ステップST24において、駆動パルス出力部114は、駆動パルス変調部112により変調された駆動パルスを、制御部140で予め指定されたパルス数出力する(駆動パルス出力工程)。
ここで、図6及び図7を用いて、駆動周波数設定部110による駆動パルス周波数設定工程(処理、動作)(ステップST23)の詳細について説明する。
図6は、本実施の形態に係るステッピングモータ100のステータ102とロータ101の位置関係を説明する概略図である。
まず、図6を用いて、ステッピングモータ100の励磁位相とステータ102とロータ101の位置関係について説明する。
図6は、2相ステッピングモータ100を1−2相励磁した場合のステータ102とロータ101との小歯の概略位置関係を示す図である。
図6に示すように、ステッピングモータ100は、(1)の(第1ステップ)から(8)の(第8ステップ)までの8つのステップで励磁相一周期となるように駆動する。
図6において、ステータ102とロータ101と間の矢印は互いに引き合う力を示す。ロータ101の小歯R1が一歯分(ステータ102の小歯S1からS2分)移動するまでが励磁相一周期となる。ロータ101は(1)から(8)の8ステップで一歯分移動する。
励磁直後のロータ101とステータ102の小歯は相対しており、互いに引き合う位置で静止している(図6の(1))。図6の(1)では、ロータ101の小歯R1とステータ102の小歯S1とが相対している。
ここで、ステッピングモータ軸に矢印C方向に外力を加えると、(1)の位置に戻そうとする方向にトルクが発生し、トルクと外力とが釣り合った位置で静止する(図6の(2))。
さらに外力を加えていくと、ロータ101が不安定な位置(図6の(5))を通り、次のロータ101とステータ102の小歯が相対する位置まで移動する(図6の(8))。図6の(8)の直後(図6の(1)に相当)には、ロータ101の小歯R1とステータ102の小歯S2とが相対することになる。
ロータ101が回転駆動されるとき、図6の(1)の位置ではステータ102とロータ101とが互いに引き合う力が強いため、ロータ101の回転速度が若干遅くなる。
また、図6の(5)の位置では、ステータ102とロータ101とは半ピッチずれた状態であり、ロータ101の小歯R1はステータ102の小歯S1,S2のどちらとも引き合う不安定な状態となっており、少しでも外力の大きい方へロータ101は回転しやすくなっている。
よって、ロータ101が回転駆動されるとき、ロータ101の回転方向Cに外力が働いているため、図6の(5)の位置ではロータ101の回転速度は若干速くなる。
以上のように、励磁相一周期内では微小な速度変動が生じており、前記速度変動が印画ムラの要因となっている。通常、印画動作中はステッピングモータ100の駆動パルス周波数は一定周波数である。そこで、前記速度変動を低減するには、ステッピングモータ100に与える駆動パルス周波数を、ロータ101の回転速度が遅くなる位置では高く、また、回転速度が速くなる位置では低くすればよい。しかしながら前記微小な速度変動が生じる励磁相を特定することは困難である。そこで、発明者らは前記速度変動が生じる励磁相を特定するための検討を行った結果、前記速度変動が生じる励磁相とステッピングモータの振動との間に高い相関があることがわかった。
具体的には、ステッピングモータの振動が最大となる励磁位相から、励磁相一周期の1/8周期手前の励磁位相までの間に対する駆動パルス周波数を低く(例えば、一定周波数よりも低く)、また、前記駆動パルス周波数を低くした励磁位相から1/2周期後の励磁位相に対する駆動パルス周波数が高く(例えば、一定周波数よりも高く)なるように、前記一定の駆動パルス周波数を変調することで、印画ムラを抑制できることがわかった。
図7は、本実施の形態に係るステッピングモータ100の励磁相一周期における駆動パルスの周波数の変化を示す図である。
図7では、変調前の一定周波数駆動におけるステッピングモータ100の励磁相一周期の振動波形300と、励磁相一周期内の変調前と変調後の駆動パルス周波数を示している。変調後の駆動パルス周波数は、前記振動波形300を基に変調したものである。図7の(1)〜(8)は励磁位相を示す。ステッピングモータ100の振動波形300は、予め加速度ピックアップなどの検出器を用いて測定しておく。
図7において、変調前の一定周波数をNとし、変調後の駆動パルスの周波数が一定周波数Nから変調される最大の値を最大変調パルス数pとする。最大変調パルス数pは、変調パルス数設定部111により、最大変調パルス数記憶部111aにあらかじめ記憶されている。あるいは、変調パルス数設定部111により、最適な最大変調パルス数が算出され、最大変調パルス数記憶部111aに記憶されてもよい。
変調前の駆動パルス周波数210は、NHz(ヘルツ)(一定周波数の一例)で一定であるものとする。
変調後の駆動パルス周波数220は、振動波形300が最大となる励磁位相(2)の励磁タイミングで駆動パルス周波数が(N−p)Hz、励磁位相(2)から1/2周期後の励磁位相(6)の励磁タイミングで駆動パルス周波数が(N+p)Hzとなるように、励磁相一周期内において駆動パルスの周波数の変化が正弦波状になるように、元の駆動パルス周波数(N)が変調される。
図7に示す駆動パルス周波数220のように変調することによって、励磁相一周期内の速度変動は見かけ上NHzとなる。
ST22において、モータ励磁相検出部113は、カウントしたパルス数に基づいて、励磁位相が図7の(1)〜(8)のどの位置にあるかを検出する。
駆動パルス変調部112は、モータ励磁相検出部113が検出した位置に合わせて、駆動パルスを変調する。
ST23において、駆動パルス変調部112は、図7に示すように、ステッピングモータ100の励磁相一周期における駆動パルスの周波数が、ステッピングモータ100の振動波形300が最大となる励磁位相(2)で最小値となり、かつ、周波数が最小値となる励磁位相(2)から1/2周期遅れた位相(6)において最大値となるように、一定周波数NHzを変調する。前記駆動パルス周波数が最小値となるように変調する励磁位相は、振動波形300が最大となる励磁位相から1/8周期前の励磁位相までの間にあればよい。
例えば、駆動パルス変調部112は、ステッピングモータ100の励磁相一周期における駆動パルスの周波数が、励磁位相(2)と、励磁位相(2)の1/8周期前の励磁位相(1)との範囲内で最小値となり、かつ、周波数が最小値となる位相から励磁相一周期の1/2周期遅れた位相において最大値となるように、一定周波数NHzを変調してもよい。
また、駆動パルス変調部112は、変調後のパルス周波数(変調パルス周波数)の最大値(N+p)と最小値(N−p)との平均値が、変調前の周波数(N)と同じであり、ステッピングモータ100の励磁相一周期内において駆動パルスの周波数の変化が正弦波状になるように変調する。
上記のようにして変調された駆動パルスは、駆動パルス出力工程(ステップST24)において、駆動パルス出力部114から、制御部140で予め指定されたパルス数が出力される。
次に、図4に戻り、プリンタ制御装置190の制御によるプリンタ10の印画動作工程についての説明を続ける。
ステップST4(Y色印画工程)において、プリンタ10は、記録紙20にY色を印画する。
ステップST4(Y色印画工程)の終了後、ステップST5において、再び駆動パルス周波数設定工程(図5参照)が実行される。
ここで、図5に戻り、ステップST5における駆動パルス周波数設定工程の動作の概要について説明する。
図5のステップST20において、駆動周波数設定部110には、制御部140から、記録紙20を巻き戻すスウィングバック(SB)動作(図4のステップST6)に必要な駆動パルス数と駆動パルス周波数情報とが設定される。
次の工程が印画モードか否かを判定する(図5のステップST21)。印画モードではないのでパルス変調は行われず、駆動パルスは制御部140から送られた駆動パルス周波数、駆動パルス数分だけステッピングモータ駆動部180に出力される(ステップST24a)。
図4に戻り、ステップST6〜ST18までの説明を続ける。
ステップST6において、スウィングバック工程(動作)が行われる。
スウィングバック工程(ステップST6)終了後、ST7において、M色印画のための駆動パルス周波数設定工程(駆動パルス変調)が実行される。ここでの駆動パルス周波数設定工程は、ステップST3の駆動パルス周波数設定工程と同様である。簡単にステップST7の駆動パルス周波数設定工程の動作の概略を説明する。M色印画前のパルスカウント数から励磁相を検出し、図7の励磁位相(2)で駆動パルス周波数が(N−p)Hz、励磁位相(2)から1/2周期後の励磁位相(6)の励磁タイミングで駆動パルス周波数が(N+p)Hzとなるように励磁相一周期内で元の駆動パルスを正弦波状に変調する。
M色印画(ステップST8)終了後からC色印画終了後まで、すなわち、ステップST9からステップST12までの動作は、ステップST5からステップST8までの動作と同様であるため説明を省略する。また、ステップST13,ST14の動作は、ステップST5,ST6の動作とそれぞれ同様であるため説明を省略する。
ステップST15、ステップST17の駆動パルス周波数設定工程では、駆動パルス周波数変調は行わず、制御部140から送られるそれぞれの次の工程(OP転写工程、排紙工程)に定められた駆動パルス周波数と駆動パルス数がステッピングモータ駆動部180に送られ、ステッピングモータ100が駆動される。
ST17において、プリンタ10は、OPの転写を行う。
ST18において、プリンタ10は、印画された記録紙20を排紙する。
以上で、プリンタ制御装置190の制御によるプリンタ10の印画動作工程(処理)についての説明を終了する。
以上のように、プリンタ制御装置190の駆動パルス変調部112は、印画動作工程時のみに駆動パルス変調工程を実行する。
画像形成動作時である印画モード(印画動作工程)以外の動作において駆動パルス周波数を変調しない理由は、印画モード以外の動作では多少の速度変動があってもプリント画質には影響がないためである。また、印画動作工程全体(ステップST1〜ステップST18)の所要時間を短くするために、印画モード以外の動作では、印画モード時よりもステッピングモータ100を高速駆動(高周波駆動)する必要があり、高周波駆動条件で駆動パルス周波数を変調をするとステッピングモータ100が脱調するなどの動作不具合が発生する可能性がある。そのため印画モード以外の動作では駆動パルス周波数を変調しない方が好ましい。
なお、印画モード以外の動作であっても駆動パルス周波数を変調しても構わない。
なお、本実施の形態では、ステッピングモータ100の励磁相一周期内の振動波形300が最大となる励磁相(図7の(2))で駆動パルス周波数が最少となるように正弦波状に変調した、また、このとき、変調後の駆動パルス周波数が最大となる励磁位相は、駆動パルス周波数が最少となる励磁位相(図7の(2))から1/2周期遅れた位置(図7の(6))となる。
しかし、駆動パルス周波数が最小となる励磁位相は、ステッピングモータ100の励磁相一周期内の振動波形300が最大となる励磁位相(図7の(2))から1/8周期前の位置(図7の(1))でもよい。この場合、変調後の駆動パルス周波数が最大となる励磁位相は駆動パルス周波数が最小となる励磁位相(図7の(1))から1/2周期遅れた位置(図7の(5))となる。
図8は、本実施の形態において変調駆動パルス周波数が最小となるモータ励磁位相位置と印画ムラレベル比の関係を示す図である。図8では、駆動パルス周波数が最小/最大変調となる励磁位相と、その際の印画ムラレベルの関係を求める実験を行った結果を示している。
図8のグラフにおいて、グラフ横軸はモータの励磁位相であり、軸の数字は図7の(1)〜(8)に相当する。グラフ縦軸は印画ムラレベルの比を表し、レベル比1は駆動パルス周波数を変調する前の印画ムラレベルを示す。
図8において、実線230は駆動パルス周波数が最小となる励磁相位置、点線240は駆動パルス周波数が最大となる励磁相位置を示す。
図8に示すように、印画ムラレベル比が小さくなるのは、駆動パルス周波数が最小となる励磁相位置が(1)と(2)である。
これにより、ステッピングモータの励磁相一周期における駆動パルスの周波数が、励磁相一周期内のステッピングモータの振動が最大となる励磁位相と、前記ステッピングモータの振動が最大となる励磁位相から1/8周期手前の励磁位相との範囲内で最小値となるように変調すれば、印画ムラレベルを効果的に低減することができることがわかる。
言い換えると、駆動パルス変調部112は、ステッピングモータ100の励磁相一周期における励磁位相と振動測定値の関係から求めた振動が最大となる励磁位相を記憶しておき、前記振動が最大となる励磁位相から1/8周期手前までの励磁位相との範囲内で、励磁相一周期内の駆動パルスが最小値となり、かつ、前記駆動パルスが最小値になる励磁位相から1/2周期後の励磁位相の励磁相一周期内の駆動パルスが最大値となるように、前記一定周波数を変調することが望ましい。
本実施の形態では、励磁相一周期が8ステップとなるステッピングモータについて説明したが、例えば、励磁相一周期が16ステップ、32ステップとなるステッピングモータについても本実施の形態は適用することができる。
また、本実施の形態では、モータ励磁相の検出方法として、出力パルス数をカウントする方法を用いたが、モータ各相の電流を測定することによって、励磁相を検出してもよい。
以上のように、本実施の形態に係るプリンタ10によれば、用紙搬送駆動源のステッピングモータ100の励磁相一周期内の微小な速度変動を、駆動周波数設定部110によって励磁相一周期内の駆動パルス周波数をステッピングモータ100の励磁相に合わせて変調することにより低減することができる。また、このように速度変動を低減することにより、ステッピングモータ100の励磁相一周期の周波数に相当する印画ムラを簡単な方法で低減することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した構成部と同様の機能を有する構成部には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、最大変調パルス数pは、変調パルス数設定部111により、予め設定されているとした。
ステッピングモータ100の励磁相一周期内の速度変動はモータ個体によってばらつきがある。そのため、最大変調パルス数pはステッピングモータ100の個体別に設定することが好ましい。
したがって、本実施の形態に係るプリンタ10では、まず最大変調パルス数設定方式によりステッピングモータ100の個体別に最適な最大変調パルス数pを設定し、その後、印画動作工程を実行するものとする。印画動作工程、駆動パルス周波数設定工程については、実施の形態1で説明したものと同一であるため、説明を省略する場合がある。
本実施の形態では、より好適な最大変調パルス数pを求める最大変調パルス数設定方式について説明する。
ここでは、変調パルス数設定部111が、最大変調パルス数設定方式を実行するものとする。なお、他の構成部が最大変調パルス数設定方式を実行するとしてもよい。
図9は、本実施の形態に係る変調パルス数設定部111による最大変調パルス数設定工程(方式、処理、動作)を示すフローチャートである。
最大変調パルス数設定工程においては、実施の形態1と同じく、最大変調パルス数をpとし、駆動周波数設定部110に設定されている変調前の駆動パルス周波数をNとする。
最大変調パルス数設定工程が開始されると、ステップST110aにおいて、変調パルス数設定部111は、最大変調パルス数pに0を初期値として設定する。
ステップST110において、プリント濃度データ入力工程が実行される。
まず、ユーザによりステッピングモータ100がプリンタ10に装着され、設定駆動パルス周波数NHzでテストプリントパターンが印画される。テストプリントパターンは、印画ムラを検出しやすいようなハーフトーンのベタパターンなどが好ましい。そして、ユーザによりテストプリントパターンがスキャナで読み取られる。変調パルス数設定部111は、スキャナにより読み取られた濃度データ(輝度データ)を入力する。
ステップST120において、変調パルス数設定部111は、入力した濃度データを、処理装置によりフーリエ解析し、図11に示すよう周波数と振幅スペクトルの関係を求め、励磁相一周期に相当する周波数における印画ムラレベル(印画ムラ周波数ともいう)を算出する。
ステップST130において、変調パルス数設定部111は、ステップST120で求めた印画ムラレベルが、予め定められた印画ムラレベルの規定値を越えるか否かを判断する。
印画ムラレベルが規定値以下の場合(ST130でYes)、ステッピングモータ100は速度変動が規定値以下の個体であることを意味するので、変調パルス数設定部111は、現在の最大変調パルス数pが好適であると判断し、処理を終了する。最大変調パルス数pが初期値0の場合は、印画モードにおいて駆動パルス周波数の変調を行う必要がないことを意味する。
印画ムラレベルが規定値を超える場合(ST130でNo)、変調パルス数設定部111は、最大変調パルス数pに任意の値を設定する(ステップST140)。設定する変調パルス(任意の値)は、ステッピングモータの特性及び設定駆動パルス数Nの値にも依存するが、およそ設定駆動パルス周波数Nの0.4%〜2%程度が望ましい。この場合、最大変調パルス数pの限界値は設定駆動パルス周波数Nの2%程度となる。
ステップST150において、変調パルス数設定部111は、最大変調パルス数pが限界値(閾値)を越えているか否かを判断する。
最大変調パルス数pが限界値を越える場合(ST150でYes)、そのモータ個体の速度変動は大き過ぎて低減できないことを意味するので、変調パルス数設定部111は、別のモータへの交換を通知するモータ交換通知を表示装置などに出力する(ST170)。変調パルス数設定部111は、モータ交換通知部の一例である。
ユーザは、プリンタ10の表示装置にモータ交換通知が出力されると、別のモータに交換する。その後、ST110に戻り、次のテストプリントパターンの濃度データを入力する。すなわち、変調パルス数設定部111は、別のモータを用いた場合のテストプリントパターンの濃度データを入力し、最大変調パルス数pの設定工程を再び実行する。
最大変調パルス数pが限界値以下の場合(ST150でNo)、駆動パルス変調部112は、ステップST140で設定した最大変調パルス数pに基づいて、印画モードにおいて図5に示す駆動パルス周波数設定工程でパルス変調を行い(ステップST160)、ST110に戻り、次のテストプリントパターンの濃度データを入力する。すなわち、変調パルス数設定部111は、ステップST140で設定した最大変調パルス数pを用いた場合のテストプリントパターンの濃度データを入力し、最大変調パルス数pの設定工程を再び実行する。
最大変調パルス数設定工程では、ステップST110〜ステップST170の工程を、印画ムラレベルが規定値以下になるまで繰り返す。または、最大変調パルス数が限界値を越えるまで繰り返すとしてもよい。変調パルス数設定部111は、印画ムラレベルが規定値以下となった場合の値を最大変調パルス数pとする。最大変調パルス数pが限界値を越えた場合は、そのモータ個体の速度変動は大き過ぎて低減できないと判定し、別のモータに交換して(ステップST170)、プリント濃度データ入力工程(ステップST110)以下の工程を繰り返す。
また、上記の最大変調パルス数設定工程では、プリント濃度データを入力してから、パルス変調工程(ST160)あるいはモータ交換指示出力工程(ST170)まで、変調パルス数設定部により自動的に処理が実行されるものとした。しかし、例えば、プリンタ10のユーザ(あるいはメンテナンス作業員)が、図9に示すテストプリントから印画ムラレベル判定工程(ステップST110からステップST130までの工程)を行い、プリンタ10に設けられた図示しない操作パネルや外部入力装置から、最大変調パルス数pを適宜変更するようにしてもよい。
ここで、プリンタ10が複数の印画速度モードを持つ場合は、変調パルス数設定部111は、各印画速度モードの設定駆動パルス周波数に応じて最大変調パルス数pを設定する。そして、駆動パルス変調部112は、制御部140から送られる印画速度モードに応じた最大変調パルス数pを用いて変調動作を行うようにしても良い。
また、プリンタ10が一定の枚数を印画したら、図9に示す最大変調パルス数設定工程を実行するとしても良い。例えば、プリンタ10が一定の枚数を印画したら、プリンタ10のユーザ(あるいはメンテナンス作業員)が、図9に示すテストプリントから印画ムラレベル判定工程(ステップST110からステップST130までの工程)を行い、プリンタ10に設けられた図示しない操作パネルや外部入力装置から、最大変調パルス数pを適宜変更するようにしてもよい。これにより、モータの励磁相一周期内の速度変動が経時変化によって劣化しても、最適な変調パルス数を設定することができる。
図10は、本実施の形態に係るプリンタ制御装置190のステッピングモータ100の励磁相一周期に相当する印画ムラレベルを示すグラフである。
図10は、図9に示す最大変調パルス数設定工程により最大変調パルス数pを最適な値に設定したプリンタ10(昇華型熱転写プリンタ)によって、2相ステッピングモータを1−2相励磁、1440Hzで駆動して画像を印画した結果をスキャナで読取り、印画ムラレベルを測定した結果である。図11と比較すると、180Hzの印画ムラレベルが低減されていることがわかる。このように、ステッピングモータ100の駆動パルス周波数を変調することにより、図11に示す駆動パルス変調前の印画ムラレベルと比較して、駆動パルス変調後の印画ムラレベルを低減することができる。
また、本実施の形態の熱転写プリンタ1によれば、ステッピングモータ個体別に、変調パルス数pを設定可能に構成したので、ステッピングモータの製造ばらつきにより励磁相一周期内の速度変動に個体差が生じても、適切な変調パルス数を設定することができるので、ステッピングモータの励磁相一周期の周波数に相当する印画ムラを低減することができる。
上記実施の形態1〜2の説明では、「変調パルス数設定部」、「駆動パルス変調部」、「モータ励磁相検出部」、「駆動パルス出力部」がそれぞれ独立した機能ブロックとしてプリンタ制御装置190を構成している。しかし、これに限られるわけではなく、例えば、「変調パルス数設定部」と、「駆動パルス変調部」とをひとつの機能ブロックで実現し、「モータ励磁相検出部」と、「駆動パルス出力部」とをひとつの機能ブロックで実現しても良い。あるいは、これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせで情報処理装置1001を構成しても構わない。
なお、以上の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態の2つを組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 プリンタ、20 記録紙、30 インクシート、41 インクシート供給リール、42 インクシート巻取りリール、50 サーマルヘッド、60 プラテンローラ、71 グリップローラ、72 ピンチローラ、80 記録紙切断部、90 排紙ローラ、100 ステッピングモータ、101 ロータ、102 ステータ、110 駆動周波数設定部、111 変調パルス数設定部、111a 最大変調パルス数記憶部、112 駆動パルス変調部、113 モータ励磁相検出部、114 駆動パルス出力部、120 メモリ、130 データ処理部、140 制御部、150 サーマルヘッド駆動部、160 記録紙切断機構駆動部、170 インクシート搬送駆動部、180 ステッピングモータ駆動部、190 プリンタ制御装置、901 演算装置、902 外部記憶装置、903 主記憶装置、904 通信装置、905 入出力装置。

Claims (8)

  1. 一定周波数の駆動パルスを入力して駆動するステッピングモータを制御するモータ制御装置において、
    前記ステッピングモータに入力する駆動パルスの周波数を変調する駆動パルス変調部を備え、
    前記駆動パルス変調部は、
    前記ステッピングモータの励磁相一周期内における駆動パルスの周波数が、前記ステッピングモータの振動が最大となる励磁位相から、前記励磁相一周期の1/8周期前の励磁位相までの間において前記一定周波数よりも低くなるように変調し、かつ、前記一定周波数よりも低くした励磁位相から1/2周期後の励磁位相において前記一定周波数よりも高くなるように、前記一定周波数の駆動パルスの周波数を変調することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記駆動パルス変調部は、
    前記ステッピングモータの励磁相一周期内における駆動パルスの周波数が、前記ステッピングモータの振動が最大となる励磁位相から、前記励磁相一周期の1/8周期前の励磁位相までの間において前記励磁相一周期内で最小値となり、かつ、前記最大となる励磁位相から1/2周期後の励磁位相において前記励磁相一周期内で最大値となるように変調することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記駆動パルス変調部は、
    前記最大値と前記最小値との平均値が、前記一定周波数と同一となるように変調することを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記駆動パルス変調部は、
    変調後の前記励磁相一周期における駆動パルスの周波数の変化が正弦波状になるように変調することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  5. 記録紙に印画するプリンタ装置において、
    請求項1〜4のいずれかに記載のモータ制御装置を備えるとともに、前記モータ制御装置により制御されるステッピングモータを、前記記録紙の搬送駆動源として備えるプリンタ装置。
  6. 前記駆動パルス変調部は、
    前記記録紙に印画する印画動作時のみに、前記一定周波数を変調することを特徴とする請求項5に記載のプリンタ装置。
  7. 前記モータ制御装置は、
    前記記録紙に印画した印画結果における前記ステッピングモータの励磁相一周期に相当する印画ムラレベルに基づいて、前記駆動パルスの周波数の最大変調数を設定する変調数設定部を備えることを特徴とする請求項5または6に記載のプリンタ装置。
  8. 前記変調数設定部は、前記最大変調数が閾値を越えた場合に、前記ステッピングモータの交換を通知するモータ交換通知を出力することを特徴とする請求項7に記載のプリンタ装置。
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