JP5985445B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ装置や記憶装置、スイッチ等の電子機器を収容するラックが設置されるデータセンタ等のマシン室における空調システム、特に空調システムに用いられる空調空間仕切り構造に関する。
データセンタのマシン室には、サーバ装置や記憶装置、サーバスイッチ等の電子機器がラックに収容されて設置されている。電子機器は、動作に伴って発熱し、その発熱によって、マシン室内の温度を上昇させてしまう。マシン室内の温度が上昇し、電子機器が基準を超える高熱になった場合、電子機器の動作に異常が生じるおそれがある。このため、マシン室内の電子機器を冷却し、電子機器を安定的に動作させるため、マシン室の室温を例えば25℃以下にする空気調和装置(以下、空調装置と称する)がマシン室内に配置されている。
本発明に関連する空調システムとして、マシン室において、ラックに収容された電子機器を冷却するために、例えば特許文献1には、マシン室の床面から吹き出される冷却風によって電子機器を冷却し、その冷却風をラックの背面から排気するように構成された空調システムが開示されている。
このようなラックを備える空調システムとしては、例えば特許文献2に記載の構成が知られている。特許文献2に記載の空調システムでは、複数のラックが配列された第1ラック列及び第2ラック列が空調室内に配置されている。第1ラック列におけるラックの前面と、第2ラック列におけるラックの前面とが、冷却風が床面の開口から放出される対向空間を挟んで対向されている。
また、特許文献2に記載の空調システムでは、冷却効率の向上を図るために、空調装置から、第1ラック列と第2ラック列との間の対向空間に供給される冷却風の気流を制御するための構造が提案されている。
特開2009−147113号公報 特開2009−282753号公報
上述の特許文献2に記載のように、本発明に関連する空調システムは、第1ラック列と第2ラック列との対向空間の内部と外部とを隔てる空調空間仕切り構造を備えている。本発明に関連する空調システムは、空調空間仕切り構造を備えることで、第1ラック列と第2ラック列との間の対向空間に供給された冷却風を、ラックに収容された電子機器に冷却風を安定的かつ効率的に導くことが可能になり、空調装置の消費電力の低減が図られている。
空調空間仕切り構造は、対向空間の上方を覆う上面仕切り板と、第1ラック列の長手方向における対向空間の両側を覆う側面仕切り板と、を有している。上面仕切り板は、第1ラック列と第2ラック列のラックの上面に固定されて配置されている。側面仕切り板の上端は、上面仕切り板に固定されている。
ところで、一般的に、データセンタ内では、電子機器の需要の変化や電子機器の更新等に応じて、ラック列におけるラックの増設や削減、ラックの入れ替えが行われる。このような場合には、ラック列の変更に合わせて、空調空間仕切り構造も変更する必要がある。
しかしながら、本発明に関連する空調システムでは、上面仕切り板がラックの上面に固定ねじなどの固定部材によって固定されているので、ラック列を変更する場合、空調空間仕切り構造の分解作業、組立作業を伴う変更作業が煩雑であり、作業時間や変更作業に要するコストがかさむ問題があった。
そこで、本発明は、ラックの増減、交換を行うときに、ラック列の長さに応じて空調空間仕切り構造を容易に変更することを可能とし、ラック列の変更作業の簡素化、変更作業に要するコストの削減を図ることができる空調システム提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る空調システムは、空調装置によって空調される空調室内に配置され、電子機器を収容する複数のラックが配列された第1ラック列と、第1ラック列の長手方向に沿って第1ラック列に対向して配置された第2ラック列、または第1ラック列の長手方向に沿って第1ラック列に対向して設けられた空調室の側壁と、第1ラック列と、第2ラック列または側壁との間の対向空間であって、空調装置から冷却風が供給される対向空間の上方を覆い、対向空間の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材と、上面仕切り部材を空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構と、を備え、吊り下げ機構は、第1ラック列の長手方向に対して上面仕切り部材を着脱可能に支持する枠取付け部材と第1ラック列の長手方向に沿って配置され枠取付け部材を支持するレール部材と、を有し、レール部材は、支持溝が前記長手方向に沿って設けられ、枠取付け部材は、断面コの字状の形状にて上面仕切り部材の枠を保持し、レール部材の前記支持溝に沿って移動する。
また、本発明に係る空調システムは、空調装置によって空調される空調室内に配置されて電子機器を収容する複数のラックが配列された第1ラック列と、第1ラック列の長手方向に沿って第1ラック列に対向して配置された第2ラック列、または第1ラック列の長手方向に沿って第1ラック列に対向して設けられた空調室の側壁との間の、空調装置から冷却風が供給される対向空間の上方を覆い、対向空間の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材と、上面仕切り部材を空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構と、を備え、吊り下げ機構は、第1ラック列の長手方向に対して上面仕切り部材を着脱可能に支持する枠取付け部材と、第1ラック列の長手方向に沿って配置され枠取付け部材を支持するレール部材と、を有し、枠取付け部材は、レール部材に設けられた穴に係合し、穴に嵌合した状態を保持する。
さらに、本発明に係る空調システムは、空調装置によって空調される空調室内に配置されて電子機器を収容する複数のラックが配列された第1ラック列と、第1ラック列の長手方向に沿って第1ラック列に対向して配置された第2ラック列、または第1ラック列の長手方向に沿って第1ラック列に対向して設けられた空調室の側壁との間の、空調装置から冷却風が供給される対向空間の上方を覆い、対向空間の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材と、上面仕切り部材を空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構と、を備え、吊り下げ機構は、第1ラック列の長手方向に対して上面仕切り部材を着脱可能に支持する枠取付け部材と、第1ラック列の長手方向に沿って配置され枠取付け部材を支持するレール部材と、を有し、レール部材は、支持溝が長手方向に沿って設けられ、枠取付け部材は、レール部材の支持溝に沿って移動する。
本発明によれば、ラックの増減、変更に応じて、空調空間仕切り構造を容易に変更することを可能にし、ラック列の変更作業の簡素化、変更作業に要するコストの削減を図ることができる。
第1の実施形態の空調システムの概略を説明するための模式図である。 第1の実施形態の空調システムにおいて、第1ラック列が第2ラック列に対向して配置された構成を示す斜視図である。 第1の実施形態における上面仕切り部材が有する枠部材を示す模式図である。 第1の実施形態における枠取付け部材の構成列を示す模式図である。 第1の実施形態における枠取付け部材の他の構成例を示す模式図である。 第1の実施形態における枠取付け部材の他の構成例を示す模式図である。 第1の実施形態における吊り下げ機構が有する長さ調節機構の構成列を示す模式図である。 第2の実施形態の空調システムにおいて、第1ラック列が側壁に対向して配置された構成を示す模式図である。 第3の実施形態の空調システムにおいて、吊り下げ機構が有する押圧機構を説明するための模式図である。 第3の実施形態における吊り下げ機構が有する押圧機構の他の構成例を示す模式図である。 第4の実施形態の空調システムの構成例を示す模式図である。 第5の実施形態の空調システムにおける吊り下機構を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に、実施形態の空調システムの概略を説明するための模式図を示す。図1に示すように、実施形態の空調システムは、空調室としてのマシン室に適用されており、冷却風を供給する空調装置11と、電子機器10が収容される複数のラック12が配列された第1ラック列13と、図示しない第2ラック列または空調室の側壁と第1ラック列13との間の対向空間17であって、空調装置11から冷却風が供給される対向空間17の内部と外部とを隔てる空調空間仕切り構造18と、を備えている。
空調空間仕切り構造18は、対向空間の上方を覆って対向空間17の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材21と、第1ラック列13の長手方向における対向空間17の両端に配されて対向空間17の内部と外部を隔てる側面仕切り部材22と、上面仕切り部材21を空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構23と、を備えている。
電子機器10としては、サーバ装置やサーバスイッチ装置が適用されており、電子機器10の内部の空気を外部に排出する排気手段としてのファン(不図示)を有している。電子機器10は、ファンによって電子機器10の内部に吸気する側が、ラック12の前面12a側となるようにラック12に収容されている。
第1ラック列13の各ラック12は、ラック12の前面12a側が対向空間17に臨んで配置されており、ファンによって、対向空間17に供給された冷却風が、ラック12の前面12a側から電子機器10の内部に吸気されると共にラックの背面12b側に排出される。
また、対向間17の床25には、空調装置11から供給される冷却風が放出される開口部26が設けられている。空調室の床下には、空調装置11から冷却風を供給するパイプなどのダクト構造(不図示)が設けられてもよい。
上述した空調システムにおいて、第1ラック列13と、第2ラック列または側壁との間の対向空間17に放出された冷却風は、ラック12内の電子機器10を冷却し、電子機器10の内部を通って暖まった空気が、ラック12の背面12b側から排出される。その後、ラック12の背面12b側から排出された、暖まった空気は、空調空間仕切り構造18の外側を流れて、空調装置11によって吸気される。そして、空調装置11によって再度冷却された冷却風が、床下を通って対向空間17に供給されるという循環になる。
実施形態では、空調空間仕切り構造18によって対向空間17が包囲されているので、空調装置11から対向空間17に供給された冷却風が、ラック12内の電子機器10を冷却して暖まった空気と混ざることなく、ラック12に収容された電子機器10が効率的に冷却される。
図1の中の矢印は、空調装置11から床下に供給される冷却風の流れ、床25の開口部26から対向空間17に放出される冷却風の流れ、対向空間17からラック12の前面12aに供給される冷却風の流れ、ラック12の背面12b側から排出された後に空調装置11によって吸い込まれる、暖められた空気の流れをそれぞれ示している。
(第1の実施形態)
図2に、第1の実施形態の空調システムの模式図を示す。図2に示すように、第1の実施形態の空調システム1は、冷却風を供給する空調装置11と、電子機器10を収容する複数のラック12が配列された第1ラック列13と、第1ラック列13の長手方向に沿って第1ラック列13に対向して配置された第2ラック列14と、第1ラック列13と第2ラック列14との間の対向空間17であって、空調装置11から冷却風が供給される対向空間11の内部と外部とを隔てるための空調空間仕切り構造18と、を備えている。
空調空間仕切り構造18は、対向空間17の上方を覆って対向空間17の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材21と、第1ラック列17の長手方向における対向空間17の両端に配されて対向空間17の内部と外部を隔てる側面仕切り部材22と、上面仕切り部材21及び側面仕切り部材22を空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構23と、を備えている。
複数のラック12は、ラック12の前面12aが対向空間17を向くように床上に隙間無く並べて設置されている。本実施形態では、第1ラック13の各ラック12と、第2ラック列14の各ラック12は、床25に開口部26が設けられた対向空間17を挟んで、ラック12の前面12aが互い対向するように配列されている。
図2に示すように、本実施形態における第1ラック列13には、4つのラック12が1列に配列されており、第1ラック列13に対向する位置にも、4つのラック12が1列に配列された第2ラック列14が、第1ラック列13のラック12の前面12aと互いに対向するように配置されている。第1ラック列13と第2ラック列14は、ラック列の長手方向に関する幅Wが同一寸法のラック12を、各ラック列で同数配列する構成が好ましい。しかし、一部のラック12の代わりに、空調室の側壁や柱が適用されたり、電子機器10以外の物品を収納するキャビネットなどの収納構造体が適用されたりすることで、第1ラック列13と第2ラック列14の長さが等しくされる構成であってもよい。
ラック12を追加する場合には、既存の第1ラック列13及び第2ラック列14の各々の端部に配置されたラック12の隣に、前面12a側が互いに対向するように配置されると共に、第1ラック列13と第2ラック列14とに同数のラック12が追加されて並ぶようにラック12を追加する。例えば、図2に示した構成例では、第1ラック列13と第2ラック列14の各々に1つずつラック12を追加した場合、一方のラック列当たりに5つのラック12が配列されることになり、第1ラック列13と第2ラック列14とで合計10個のラック12が配置される。
第1ラック列13と第2ラック列14の長手方向における両端、例えば、空調室内の通路が配置される側や、空調装置11が配置される側には、第1ラック列13と第2ラック列14とによって、床25に開口部26が設けられた対向空間17を包囲するように、側面仕切り部材22がそれぞれ設けられている。
側面仕切り部材22は、例えば樹脂フィルムによって、可撓性を有するカーテン状や、スリット又は切れ目を有するのれん状に形成されている。側面仕切り部材22の上端は、上面仕切り部材21に着脱可能に取り付けられている。側面仕切り部材22は、カーテン状やのれん状、扉などを有して構成され、電子機器の操作や設定、保守を行う作業者が対向空間17に出入りできる構造を有している。また、側面仕切り部材22は、第1ラック列13及び第2ラック列14の端部に配置されたラック12の側面に取り付けられてもよく、後述する吊り下げ機構23に取り付けられてもよい。
空調空間仕切り構造18が備える上面仕切り部材21は、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に配列される複数の上面仕切り板28と、各上面仕切り板28を支持する枠部材29と、を有している。
上面仕切り板28は、第1ラック列13及び第2ラック列14において、前面12a側が対向する一組のラック12に対応する外形寸法を有する四角形に形成されている。上面仕切り部材21は、吊り上げ機構23によって空調室の天井から吊り下げられることで、対向する第1ラック列13及び第2ラック列14と、側面仕切り部材22とによって、床25に開口部26が設けられた対向空間17を包囲する。
上面仕切り部材21は、第1ラック列13と第2ラック列14とが対向する方向における長さが、ラック12の上面も覆う長さに形成されることが望ましい。ただし、上面仕切り部材21は、ラック12の背面12b側から排出された空気の流れを妨げないように、ラック12の背面12bから突出しない長さに形成されている。また、1つの上面仕切り部材21は、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向における長さが、1つのラック12における幅Wとほぼ等しく形成されている。
上面仕切り部材21は、吊り下げ機構23によって、空調室の天井から吊り下げられている。吊り下げ機構23は、上面仕切り部材21の各辺の長さに対応するように構成されている。
上面仕切り板28は、対向空間17に供給された冷却風が拡散することを防ぐと共に、暖かい空気が対向空間17に進入することを防ぐための板状部材である。上面仕切り板28としては、例えば、プラスチック製の段ボール構造を有する板状部材が、断熱性や軽さの観点から好ましいが、ワイヤーで補強されたプラスチック製の波形の板状部材、アクリル板などが用いられてもよい。上面仕切り板28の色に関しては、空調室の照明光が対向空間内に届くように、光透過性を有する透明や半透明が好ましいが、別途、ラック12の近傍に照明灯が配置される場合には、この構成に限らない。プラスチック製の段ボール構造を有する上面仕切り板を用いる場合は、機械的強度の観点から、断面が波形をなす辺を、短辺とする長方形に形成されて、波形をなす短辺がラック列と平行に配置する構成が望ましい。これによって、上面仕切り板の中央部が対向空間に垂れ下がって落下することを防ぐことができる。また、1つの枠部材29に対して、分割された複数の上面仕切り板を支持するように構成されてもよい。また、上面仕切り板28は、枠部材29の支持片に載置されて支持される構成や、ボルトや結束バンドなどを用いて固定される構成とされてもよい。
図3に、第1の実施形態における上面仕切り部材21が有する枠部材29の模式図を示す。枠部材29は、図3に示すように、四角形の枠状に形成されており、上面仕切り板28の下方を上面仕切り板28の外周部に沿って支持している。枠部材29の外周部には、枠取付け部材30が取り付けられる。枠部材29は、1つの上面仕切り板28に対応しており、ラック列の長手方向における長さが、1つのラック12の幅Wとほぼ同じ長さに形成されることが好ましい。ラック12の増減に応じて、枠部材29を有する上面仕切り部材21の個数も増減するので、枠部材29同士が、ボルトや結束バンドなどを用いて固定されてもよい。
図3に示すように、枠部材29は、例えば、上面仕切り板28の下面を支持する支持片29aと、上面仕切り板28の面内方向に対する移動を規制する移動規制片29bと、を有している。支持片29aと移動規制片29bは、枠部材29の四辺に設けられていなくてもよい。移動規制片29bは、ラック列の長手方向に対する移動を規制する必要があるが、第1ラック列13と第2ラック列14とが対向する方向に対する移動を規制するための移動規制片は、少なくとも、ラック列の長手方向の端部に配置される枠部材29に設けられていればよい。また、支持片29aも、上面仕切り部材21の材料や構造によって機械的強度が十分である場合には、ラック列の長手方向に平行な、枠部材29の両辺に設けられていればよい。また、枠部材29の外周部には、枠取付け部材30を取付けるための取付け穴29cが設けられている。
なお、図示しないが、枠部材29の代わりに、中央が交差して配置された一組の棒状部材が用いられてもよい。このような一組の棒状部材は、上面仕切り板28の対角線上に沿って配置され、上面仕切り板28に固定される。
また、枠部材29の下面には、吊り下げ機構23によって吊り下げられた状態でラック12の上面に当接されるプラスチック等の弾性部材(不図示)が設けられてもよい。弾性部材としては、例えば、プラスチックなどの樹脂材料によって、枠部材29の幅と同等の長さを有するヘラ状に形成される。このような弾性部材が、吊り下げ機構23によって吊り下げられた上面仕切り部材21とラック12との間に挟み込まれることで、対向空間17の気密性を高めることができる。
実施形態において、上面仕切り部材21とラック12とは、固定ねじのような固定部材によって固定されていない。同様に、吊り下げ機構23もラック12とは固定部材によって固定されていない。このため、吊り下げ機構23によって上面仕切り部材21を天井側に上昇させることで、上面仕切り部材21をラック12から容易に引き離すことが可能とされている。
吊り下げ機構23は、上面仕切り部材21の枠部材29に固定される複数の枠取付け部材30と、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に沿って配置されて複数の枠取付け部材30を支持する一組のレール部材32と、一組のレール部材32を空調室の天井から吊り下げる複数の吊り部材33と、を有している。
図4〜図6に、第1の実施形態における枠取付け部材30の構成列の模式図を示す。枠取付け部材30は、複数の枠部材29が落下しないように各枠部材29をレール部材32に取り付けるための部材である。図4(a)に示すように、枠取付け部材30は、レール部材32に取り付けられる雄ねじ部30aと、上面仕切り部材21の枠部材29を保持する断面コの字状の保持部30bと、を有している。
枠取付け部材30の雄ねじ部30aは、後述するレール部材32の取付け穴にねじ込まれている。枠取付け部材30の保持部30bには、枠部材29に対応する箇所にねじ穴(不図示)が設けられており、図4(a)に示すように、ねじ穴に通されるボルトとナットを用いて、保持部30bに保持された枠部材29が固定されている。また、図4(b)に示すように、保持部30bに保持された枠部材29が、結束バンド(インシュロックとも呼ばれる)を用いて固定されている。
レール部材32は、長手方向に対して、他のレール部材32を追加可能に構成されてもよく、ラック12の追加に応じてレール部材32を継ぎ足すことが可能になる。
レール部材32は、空調システム1の設置当初における第1ラック列13及び第2ラック列14の長さとは別に、空調室に配置が可能なラック12の個数(最大数)に対応する長さに予め形成されることが好ましい。天井の近傍に配置されるレール部材32は、ラック列を構成するラック12の個数が増減した場合であっても、レール部材32の存在が空調システム1の妨げにならない。さらに、ラック12の個数を増減する場合に、レール部材32の下方に配置される各部材である連結部材31や、枠取付け部材30を有する上面仕切り部材21を追加したり、削減したりすることで、ラック列の長手方向に対する対向空間17の拡張及び縮小に柔軟に対応することが可能である。したがって、ラック12を追加する場合に、レール部材32を継ぎ足す作業が不要になり、変更作業を更に簡素化することができる。
レール部材32の下面には、上述した枠取付け部材30の雄ねじ部30aが固定される取付け穴(不図示)が、長手方向に所定の間隔をあけて設けられている。枠取付け部材30は、レール部材32の複数の取付け穴から選択された適切な取付け穴に雄ねじ部30aがねじ込まれて固定されている。
また、この構成の場合は、図5(a)に示すように、枠取り付け部材30は、雄ねじ部30aの代わりに、回動可能に設けられたロック部材30cと、ロック部材30cを付勢するバネなどの付勢部材30dとを用いた構造が適用されてもよい。この構造の場合、付勢部材30dによる付勢力によってロック部材30cをレール部材32の取付け穴に係合させることで、レール部材32の取付け穴に枠取付け部材30の取付け部がはめ込まれた状態が保たれる。また、ロック部材30cに設けられた操作部30eを押し込んで、付勢部材30dを弾性変形させることで、レール部材32から枠取付け部材30を容易に取り外すことが可能になる。
また、レール部材32は、天井に固定された複数の吊り部材33が取り付けられる取付け構造を有している。取付け構造として、例えば、レール部材32の上面には、吊り部材33が取り付けられる複数の取付け穴が長手方向に所定の間隔をあけて設けられている。この取付け穴には、先端に雄ねじ部が形成されている吊り部材33が挿入されて、ナットによって固定される。この構成の場合、吊り部材33の雄ねじ部に対するナットの固定位置を調節することによって、天井に対するレール部材32の高さを容易に調節することが可能にされている。このように、吊り部材33は、吊り部材33の長さを調節可能にする長さ調節機構を備えることが好ましく、レール部材32の高さを適切に調節することが可能になる。
また、レール部材32の下面には、複数の枠取り付け部材30が、レール部材32の長手方向に沿って移動可能に取り付けされる支持溝が設けられてもよい。例えば、図5(b)に示すように、レール部材32の下面には、レール状の支持溝32aが長手方向に沿って設けられており、支持溝32aの長手方向の一方側から、枠取り付け部材30を挿入可能に構成されており、支持溝32aに沿って移動可能となっている。この構成の場合、枠取り付け部材30は、カーテンレールが有するランナーのようなT字状のランナー部30fを有している。
また、上述した枠取付け部材30の代わりに、図6(a)に示すように、上面仕切り部材21を吊り下げるフック36aを有する枠取付け部材36が適用されてもよい。枠取付け部材36は、レール部材32の支持溝32aに沿って移動するためのタイヤ36bを有しており、フック36aによって吊り下げられた上面仕切り部材21をレール部材32の長手方向に容易に移動させることが可能になる。この枠取付け部材36を用いる場合、図6(a)及び図6(b)に示すように、上面仕切り板28には、フック36aが引っ掛けられる取付け穴が所定の位置に設けられている。また、枠取付け部材36を用いる場合、フック36aが引っ掛けられる取付け穴が上面仕切り板28に設けられる代わりに、図6(c)に示すように、上面仕切り部材21の枠部材29に設けられてもよい。
吊り部材33は、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に沿って、複数の吊り部材33の上端が天井に固定されて吊り下げられる。吊り部材33は、例えば、上端に雄ねじ部が形成されており、天井に埋め込まれた雌ねじに雄ねじ部がねじ込まれることで、天井に固定される。あるいは、別途に、吊り部材33を天井に固定するための固定金具を用いて、天井に吊り部材33が固定されてもよい。
また、吊り部材33は、天井から適切な長さで固定できたり、天井に対する高さである長手方向に対して吊り部材33の追加や削減を行えたりするように、位置調節機構としての長さ調節機構38を有している。これによって、高さが異なるラック12に変更する場合にも、容易に対応することが可能になる。
図7に、第1の実施形態における吊り下げ機構23が有する長さ調節機構38の構成列の模式図を示す。図7(a)に示すように、長さ調節機構38には、長手方向に連結される一組の吊り部材33と、一組の吊り部材33を長手方向に調節可能に連結する連結部材39と、を有している。また、図7(b)に示すように、長さ調節機構38は、連結部材39の代わりに、ナット40が用いられもよく、一組の吊り部材33を長手方向に調節することが可能である。
そして、吊り下げ機構23によって吊り下げられた上面仕切り部材21とラック12との間には、上面仕切り部材21に設けられた弾性部材が挟まれることで、対向空間17の気密性が高められる。なお、必要に応じて、吊り下げ機構23によって吊り下げられた上面仕切り部材21とラック12の上面との間、または、吊り下げ機構23とラック12の上面との間に、冷却風の流れや、ラック12の背面12bから排出された空気の影響が少ない数mm程度の所定の隙間が設けられるように吊り下げられてもよい。
また、吊り下げ機構23を構成する各部材について、上述したようにそれぞれが独立した部材で構成されてもよく、いずれかの部材同士が一体に構成されてもよい。
本実施形態によれば、レール部材32に対して、枠取付け部材30を着脱することによって、枠部材29に支持された上面仕切り板28の個数を容易に増減することができる。すなわち、吊り下げ機構23は、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に対して、上面仕切り部材21を着脱可能に支持しており、ラック12の増減に応じて、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に対して上面仕切り板28を容易に増減することができる。
したがって、本実施形態の空調システム1によれば、上面仕切り部材21とラック12とが固定部材によって固定されていないので、ラック12の増減やラック12の変更作業の簡素化を実現し、変更作業を短時間に行うことが可能になり、変更作業に要するコストを削減することができる。
また、実施形態の空調システム1によれば、ラック12の交換時に、吊り下げ機構23によって上面仕切り部材21を上昇させることで、上面仕切り部材21とラック12とを容易に分離することが可能になり、空調空間仕切り構造18の分解作業が簡素化され、ラック12の交換作業や電子機器10の交換作業を容易に行うことができる。
以下、他の実施形態の空調システムについて説明する。他の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部材には、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
図8に、第2の実施形態の空調システムの模式図を示す。図8に示すように、第2の実施形態の空調システム2は、第1ラック列13の前面12a側に対向する位置に、第2ラック列14の代わりに、空調室の側壁41が配置されている点が、第1の実施形態と異なっている。
吊り下げ機構23は、上面仕切り部材21の端部が、空調室の側壁41に接するまたは、数mm程度の間隔をあける程度に、上面仕切り部材21を吊り下げるように配置されている。また、上面仕切り部材21には、枠部材29における側壁41側の側面に、側壁41に当接するプラスチック等の弾性部材が設けられてもよい。このような弾性部材を用いることで、吊り下げ機構23によって吊り下げられた上面仕切り部材21と側壁41との隙間を塞いで、対向空間17の気密性を高めることができる。
また、側壁41には、上仕切り部材21の端部が載置される断面L字状の支持部材43が固定されている。この支持部材43は、第1ラック列13の長手方向に沿って、側壁41に固定される構成や、上面仕切り部材21が有する各上面仕切り板28に対応する位置に分割されて配置されてもよい。このような支持部材43が側壁41に設けられることよって、吊り下げ機構23によって上面仕切り部材21を上昇させたときに、上面仕切り部材21が第1ラック列13のラック12から容易に分離されると共に、上面仕切り部材21が側壁41の支持部材43から容易に分離される。
必要に応じて、吊り下げ機構23のレール部材32を支持する支持部材が側壁41に設けられてもよい。この構成の場合、支持部材は、レール部材32と上面仕切り部材21との間に配置されており、上面仕切り部材21がラック12に対して高さ方向に移動可能な距離が、レール部材32と上面仕切り部材21との間の高さ方向の寸法となる。
(第3の実施形態)
図9に、第3の実施形態の空調システムにおいて、吊り下げ機構が有する押圧機構を説明するための模式図を示す。図9(a)に示すように、第3の実施形態の空調システム3が備える吊り下げ機構45は、上面仕切り部材21を第1ラック列13及び第2ラック列14のラック12の上部に押圧する押圧機構47を有している。
押圧機構47は、図9(b)に示すように、一組の吊り部材33を長手方向である上下方向に伸縮可能に連結する軸部47aと、軸部47aに設けられたコイルバネ47bと、を有している。
軸部47aは、図示しないが、一組の吊り部材33の一方に設けられた軸穴と、一組の吊り部材33の他方に設けられて軸穴に挿通された軸とを有している。コイルバネ47bは、両端が各吊り部材33に当接されており、軸部47aの伸縮に伴って弾性変形されることによって、レール部材32を下方に付勢し、上面仕切り部材21をラック12に対して所定の押圧力で押圧する。このため、押圧機構47によって上面仕切り部材21がラック12を押圧するように、長さ調整機構38によって吊り部材33が調節されている。なお、押圧機構は、上述した構成に限定されるものではなく、樹脂材料等によって形成された弾性部材や板バネを用いた構成や、ガス圧や油圧等を利用して押圧する構成にされてもよい。
また、図10(a)に示すように、他の押圧機構48として、レール部材32に設けられた連結部48aと、連結部48aに対して長手方向である上下方向に移動可能に連結される吊り部48bと、を有している。吊り部48bは、連結部48aの連結穴に移動可能に挿通されており、連結穴からの抜け止めであるストッパ48cを有している。ラック列からラック12が取り除かれた場合であっても、ストッパ48cによって吊り部48bが連結部48aから脱落せず、吊り下げ機構45によって上面仕切り部材21が吊り下げられた状態が保たれる。また、吊り部48bの上端は、吊り部材33に連結されている。この押圧機構48によれば、レール部材32や上面仕切り部材21の重量によって上面仕切り部材21をラック12に押圧することができる。
また、上述の押圧機構48は、レール部材32に設けられたが、図10(b)に示すように、上面仕切り部材21の枠部材29または枠取り付け部材30に設けられてもよい。この構成の場合にも、押圧機構48は、上面仕切り部材21の重量によって上面仕切り部材21をラック12に押圧することができる。
本実施形態における吊り下げ機構45によれば、押圧機構47や押圧機構48を備えることによって、空調空間仕切り構造18と第1ラック列13及び第2ラック列14とがしっかりと当接されるので、対向空間17の気密性を高めることができる。
(第4の実施形態)
図11に、第4の実施形態の空調システムの構成例の模式図を示す。図11(a)及び図11(b)に示すように、第4の実施形態の空調システム4が備える空調空間仕切り構造51は、上面仕切り部材21とラック12とを係合させる係合部材としての第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bを有しており、第1の係合部材53aが凸状に形成されており、第2の係合部材53bが凹状に形成されている。第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bは、例えば、弾性を有する樹脂材料によって形成されているが、金属材等の弾性を有していない材料によって形成されてもよい。
第1の係合部材53aは、上面仕切り部材21の枠部材29の下面に、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に沿って設けられている。第2の係合部材53bは、ラック12の上面に、第1ラック列13及び第2ラック列14の長手方向に沿って設けられている。また、第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bは、1つのラック12の幅Wに対応する長さに形成されており、ラック12の増減に応じて容易に増減することが可能にされている。
また、本実施形態では、枠部材29の下面に設けられた第1の係合部材53aが、ラック12側に当接するので、棒状の枠取付け部材54によって枠部材29とレール部材32とが連結されることによって、枠取付け部材54が枠部材29の下面側に突出していない。
本実施形態の空調空間仕切り構造51によれば、第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bを備えることによって、上面仕切り部材21を第1ラック列13及び第2ラック列14のラック12に係合させることで、上面仕切り部材21を第1ラック列13及び第2ラック列14に対して位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bによって、上面仕切り部材21とラック12とが噛み合わされるので、対向空間17の気密性を高めることができる。
加えて、本実施形態によれば、押圧機構48、第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bを備えることによって、空調空間仕切り構造51と第1ラック列13及び第2ラック列14とがしっかりと連結されるので、空調システム3全体の剛性の向上が図られ、上面仕切り部材が固定ねじでラックに固定された構造と同等の剛性を確保することができる。したがって、本実施形態は、第1ラック列13及び第2ラック列14の各ラック12の耐震性を高めることができる。
なお、押圧機構48、第1の係合部材53a及び第2の係合部材53bを備える空調空間仕切り構造51が、第2の実施形態のようにラック列の代わりに空調室の側壁41に適用される構成の場合、上面仕切り部材21を支持する、側壁41の支持部材43は、押圧機構48の押圧力に対応する機械的強度を有するように側壁41に固定されている。また、この構成の場合にも、側壁41にも、第1ラック列13と同様に、上面仕切り部材21に設けられた第1の係合部材53aが係合される第2の係合部材53bが設けられてもよい。
(第5の実施形態)
図12に、第5の実施形態の空調システムにおける吊り下げ機構の模式図を示す。第5の実施形態における吊り下げ機構は、上述した第1〜第4の実施形態における吊り下げ機構23と異なっている。
図12に示すように、第5の実施形態の空調システム5が備える吊り下げ機構55は、天井とレール部材32との間に配される上述の吊り部材33を有しておらず、レール部材32が天井に直接ボルトなどを用いて固定されている点が、第1の実施形態における吊り下げ機構23と異なっている。
また、本実施形態における吊り下げ機構55は、レール部材32と上面仕切り部材21とを連結する枠取付け部材56を有している。枠取付け部材56は、レール部材32と上面仕切り部材21との間に配されており、上述の吊り下げ機構23が有する吊り部材33に相当する長さを有している。枠部材29に連結される枠取付け部材56の下端には、枠部材が固定されるコの字状の保持部56aが設けられている。
また、枠取り付け部材56は、吊り下げ機構23の吊り部材33と同様に、適切な長さで固定したり、枠取付け部材56を長手方向に対して追加または削減したりすることを可能とする長さ調節機構57を備えている。長さ調節機構57は、上述の長さ調節機構38と同様に構成されている。また、枠取付け部材56は、吊り下げ機構23と同様に、押圧機構を有する構成にされてもよい。
本実施形態においても、レール部材32に対して、枠取付け部材56を着脱することによって、ラックの個数に応じて上面仕切り部材21が有する上面仕切り板28の個数を容易に増減することができる。本実施形態における吊り下げ機構55は、第2の実施形態における吊り下げ機構23の代わりにも適用されてもよいことは勿論である。
なお、図示しないが、上面仕切り部材21は、複数の上面仕切り板28が枠部材29に対して、ラック列の長手方向にスライド可能に設けられてもよく、ラック12の増減に応じて上面仕切り部材の長さを容易に変更することが可能になる。
また、本実施形態では、内部にファンを有する電子機器10が適用されたが、ファンを有していない電子機器がラック12に収納される場合、ラック12の背面側に排気ファンが設けられてもよい。
また、本発明の空調システムは、上述したデータセンタなどのマシン室に適用されるだけでなく、温度管理を行う必要がある小動物、魚の飼育容器や、植物を置くラックを設置し、これらの温度管理する対象を冷却または暖房するための部屋に適用されても好ましく、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 空調システム
10 電子機器
11 空調装置
12 ラック
13 第1ラック列
14 第2ラック列
17 対向空間
21 上面仕切り部材
22 側面仕切り部材
23 吊り下げ機構
41 側壁

Claims (4)

  1. 空調装置によって空調される空調室内に配置され、電子機器を収容する複数のラックが配列された第1ラック列と、
    前記第1ラック列の長手方向に沿って前記第1ラック列に対向して配置された第2ラック列、または前記第1ラック列の長手方向に沿って前記第1ラック列に対向して設けられた前記空調室の側壁と、
    前記第1ラック列と、前記第2ラック列または前記側壁との間の対向空間であって、前記空調装置から冷却風が供給される該対向空間の上方を覆い、該対向空間の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材と、
    前記上面仕切り部材を前記空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構と、
    を備え、
    前記吊り下げ機構は、
    前記第1ラック列の長手方向に対して前記上面仕切り部材を着脱可能に支持する枠取付け部材と
    前記第1ラック列の長手方向に沿って配置され前記枠取付け部材を支持するレール部材と、を有し、
    前記レール部材は、支持溝が前記長手方向に沿って設けられ、
    前記枠取付け部材は、断面コの字状の形状にて前記上面仕切り部材の枠を保持し、前記レール部材の前記支持溝に沿って移動する、空調システム。
  2. 空調装置によって空調される空調室内に配置され電子機器を収容する複数のラックが配列された第1ラック列と、前記第1ラック列の長手方向に沿って前記第1ラック列に対向して配置された第2ラック列、または前記第1ラック列の長手方向に沿って前記第1ラック列に対向して設けられた前記空調室の側壁との間の、前記空調装置から冷却風が供給される対向空間の上方を覆い、該対向空間の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材と、
    前記上面仕切り部材を前記空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構と、を備え、
    前記吊り下げ機構は、
    前記第1ラック列の長手方向に対して前記上面仕切り部材を着脱可能に支持する枠取付け部材
    前記第1ラック列の長手方向に沿って配置され前記枠取付け部材を支持するレール部材と、を有し、
    前記枠取付け部材は、前記レール部材に設けられた穴に係合し、当該穴に嵌合した状態を保持する、空調システム。
  3. 空調装置によって空調される空調室内に配置されて電子機器を収容する複数のラックが配列された第1ラック列と、前記第1ラック列の長手方向に沿って前記第1ラック列に対向して配置された第2ラック列、または前記第1ラック列の長手方向に沿って前記第1ラック列に対向して設けられた前記空調室の側壁との間の、前記空調装置から冷却風が供給される対向空間の上方を覆い、該対向空間の内部と外部とを隔てる上面仕切り部材と、
    前記上面仕切り部材を前記空調室の天井から吊り下げて支持する吊り下げ機構と、を備え、
    前記吊り下げ機構は、
    前記第1ラック列の長手方向に対して前記上面仕切り部材を着脱可能に支持する枠取付け部材と、
    前記第1ラック列の長手方向に沿って配置され前記枠取付け部材を支持するレール部材と、を有し、
    前記レール部材は、支持溝が長手方向に沿って設けられ、
    前記枠取付け部材は、前記レール部材の前記支持溝に沿って移動する、空調システム。
  4. 前記枠取付け部材は、前記上面仕切り部材を吊り下げるフックを有する、請求項3に記載の空調システム。
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