JP5985128B1 - 生検システムおよび処置具 - Google Patents

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Abstract

生検システムは、チャンネルを有する挿入部と、湾曲操作可能な能動湾曲部とを有する内視鏡と、先端領域及び前記先端領域よりも曲げ剛性の高い基端領域を有する針管と、前記チャンネルに挿入可能であり、前記針管が挿通されるシース部と、前記シース部の基端側に設けられ、前記内視鏡に装着可能な取付アダプタと、前記先端領域と前記基端領域とを接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記挿入部のうち、前記能動湾曲部の基端よりも基端側であって、かつ前記挿入部の先端を十二指腸球部に位置させたときに胃の大弯に沿って受動的に湾曲可能な倣い湾曲領域の近位端よりも先端側の範囲内のみを移動可能である。

Description

本発明は、生検システムおよび同生検システムに好適に用いられる処置具に関する。本願は、2015年3月26日に、日本に出願された特願2015−063543号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、微量の体組織を採取し、顕微鏡で観察する、生検といわれる検査方法が知られている。臓器等の深部の組織を採取する場合は光学内視鏡による観察が困難であるため、超音波内視鏡等により当該臓器の超音波断層像を取得し、超音波観察下で、管状の針管を有する穿刺針を臓器に刺入して組織を採取することがある(たとえば特許文献1参照)。
このような穿刺針は、超音波内視鏡等の処置具チャンネルに挿通可能なシース内に針管が配され、処置具チャンネルの内面が針管の鋭利な先端により傷つけられ難いように構成されている。
生検の対象臓器の一つに膵臓がある。膵臓は、消化管の背側に位置しているため、消化管内に導入した内視鏡から穿刺針を突出させ、消化管越しに膵臓に刺入することで膵臓の組織を採取することができる。
日本国特開2001−120557号公報
膵臓のうち膵頭部に対して生検を行う場合は、内視鏡の挿入部の先端位置を安定させるため、内視鏡の挿入部を大きく湾曲させて、消化管の内壁に接触させる必要がある。しかし、内視鏡の能動湾曲部は、大きな湾曲角度で湾曲されるため、能動湾曲部内の処置具チャンネルの曲率半径は極めて小さくなる。そのため、小さな曲率半径で湾曲された能動湾曲部内の処置具チャンネル内で穿刺針を移動させようとしても、穿刺針は、処置具チャンネルから大きな挿入抵抗(摩擦等)を受けるため、能動湾曲部を湾曲させたままでは、穿刺針を移動できない場合がある。
上記事情を踏まえ、本発明は、消化管内からでも膵臓の生検を容易に行うことができる生検システムおよび処置具を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る生検システムは、チャンネルを有する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、湾曲操作可能な能動湾曲部とを有する内視鏡と、先端領域及び前記先端領域よりも曲げ剛性の高い基端領域を有する針管と、前記チャンネルに挿入可能であり、前記針管が挿通されるシース部と、前記先端領域と前記基端領域とを接続する接続部材と、前記シース部の基端側に設けられ、前記内視鏡に装着可能な取付アダプタと、を備え、前記シース部を前記チャンネルに挿通し、且つ前記取付アダプタを前記内視鏡に装着した状態において、前記接続部材は、前記挿入部のうち、前記能動湾曲部の基端よりも基端側であって、かつ前記挿入部の先端を十二指腸球部に位置させたときに胃の大弯に沿って受動的に湾曲可能な倣い湾曲領域の近位端よりも先端側の範囲内のみを移動可能である。
本発明の第二の態様として、第一の態様に係る生検システムでは、前記倣い湾曲領域の前記近位端は、前記挿入部の先端から41センチメートルの位置にあってもよい。
本発明の第三の態様として、第一の態様に係る生検システムでは、前記針管を前記シース部に対して進退させる針管操作部を有してもよく、前記接続部材は、前記針管操作部の操作に応じて、前記範囲内を移動可能であってもよい。
本発明の第四の態様は、先端領域及び前記先端領域よりも曲げ剛性の高い基端領域を有する針管と、前記先端領域と前記基端領域を接続する接続部材と、前記針管が挿通されるシース部と、前記針管を前記シース部に対して進退させる針管操作部と、を備え、前記接続部材は、前記針管操作部の操作により、前記シース部の先端から前記シース部の基端側に向かって8センチメートルの位置と前記シース部の先端から前記シース部の基端側に向かって40センチメートルの位置との間の範囲のみを移動可能である。
本発明の第五の態様として、第四の態様に係る処置具では、前記シース部は先端側に配置される第一インナーシースと、前記第一インナーシースよりも基端側に、前記第一インナーシースと離間して配置される第二インナーシースと、前記第一インナーシースおよび前記第二インナーシースが配置されるアウターシースとを有し、前記接続部材の外径は、前記先端領域の外径および前記基端領域の外径よりも大きく、前記接続部材は、前記第一インナーシースの基端と前記第二インナーシースの先端との間に位置し、且つ前記第一インナーシースと前記第二インナーシースの径方向において前記第一インナーシースおよび前記第二インナーシースと重合してもよい。
本発明に係る生検システムおよび処置具によれば、消化管内からでも膵臓の生検を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る生検システムの全体図である。 本発明の一実施形態に係る生検システムの超音波内視鏡の先端部分の断面図である。 本発明の一実施形態の内視鏡用穿刺針の斜視図である。 本発明の一実施形態の内視鏡用穿刺針の先端部分の断面図である。 本発明の一実施形態の内視鏡用穿刺針の針管を示す図である。 本発明の一実施形態の内視鏡用穿刺針の操作本体および針スライダを示す断面図である。 本発明の一実施形態の内視鏡用穿刺針の初期状態を示す図である。 本発明の一実施形態の内視鏡用穿刺針の針管が最も突出した状態を示す図である。 膵頭部を観察している状態の超音波内視鏡を示す図である。 本発明の変形例に係る内視鏡用穿刺針の模式的な部分断面図である。
本発明の一実施形態について説明する。図1は本実施形態の生検システム150の全体図である。図2は、生検システム150に係る超音波内視鏡の先端部分の断面図である。図3は、生検システム150に係る内視鏡用穿刺針(処置具)1の斜視図である。図4は、内視鏡用穿刺針1の先端部分の断面図である。
生検システム150は、超音波内視鏡100と、内視鏡用穿刺針1(以下、単に「穿刺針1」と称する。)とを備える。
図1に示すように、超音波内視鏡100は、挿入部101と、操作部109と、ユニバーサルコード112と、光源装置113と、光学的観察部114と、超音波観察部115とを備える。挿入部101は、先端から体内に挿入されるように構成されている。操作部109は、挿入部101の基端に取り付けられている。ユニバーサルコード112は、操作部109の側部に第一端が接続されている。ユニバーサルコード112の第二端には、分岐ケーブル112aを介して光源装置113が接続され、分岐ケーブル112bを介して光学的観察部114が接続され、分岐ケーブル112cを介して超音波観察部115接続されている。
挿入部101は、先端硬質部102、能動湾曲部105、および可撓管部106が先端側からこの順に並べて設けられている。
図2に示すように、先端硬質部102は、光学撮像機構103と、超音波走査機構104と、起上台108とを備える。光学撮像機構103は、光学的観察を行うために設けられている。超音波走査機構104は、超音波観察を行うために設けられている。起上台108は、後述するチャンネル107に挿通された穿刺針1の向きを調整するために設けられている。
光学撮像機構103は、撮像光学系と、イメージセンサと、イメージセンサの動作を制御するCPU等の不図示の各種構成を備える。撮像光学系は、先端硬質部102の斜め前方に視野が向けられている。イメージセンサは、撮像光学系を通じて入射した被写体の像を検出するCCDやCMOS等で構成されている。
超音波走査機構(プローブ)104は、超音波を出射し、受信する図示しない超音波振動子を備える。超音波走査機構104は、超音波振動子が発した超音波が観察対象に当たって反射した反射波を超音波振動子によって受信し、超音波振動子が受信した超音波に基づいた信号を超音波観察部115へ出力する。本実施形態の超音波走査機構104は、生検対象となる組織の超音波画像を取得し、また、生検の手技の過程で穿刺針1の針管3の超音波画像を取得するために使用される。
図2に示すように、起上台108は、挿入部101の中心線に対して交差する方向へ穿刺針1のシース部7(図3参照)の遠位部分の向きを変更させるための部材である。起上台108は、操作部109まで延びる図示しない起上用ワイヤを操作部109において牽引操作することによって、シース部7の外面を押してシース部7を湾曲状態に変形させることができる(図6参照)。
能動湾曲部105は、筒状をなす複数の関節105cが挿入部101の中心線方向に並べて連結されて構成される筒状部材である。能動湾曲部105は、能動湾曲部105の先端105a(図2参照)に固定され操作部109まで延びる図示しないアングルワイヤを操作部109において牽引操作することによって、所定の方向へ湾曲する。本実施形態の能動湾曲部105は、超音波操作機構104の超音波の走査方向に沿って2方向に湾曲可能である。本実施形態において、能動湾曲部105の基端は、挿入部101の先端から9〜10センチメートルの位置にある。
なお、能動湾曲部の湾曲方向は2方向に限らず4方向であってもよい。
起上台108及び能動湾曲部105は、いずれも、穿刺針1を操作部109による能動的な湾曲操作に応じて湾曲形状に変形させる湾曲付与手段である。
可撓管部106は、管腔組織内や体腔内において先端硬質部102を所望の位置に案内できるように柔軟に形成された筒状部材である。
能動湾曲部105と可撓管部106とのそれぞれの内部には、チャンネル107と、送気送水や吸引などを行うための図示しない管路とが設けられている。可撓管部106のうち、能動湾曲部105の基端から所定の長さの範囲を、本発明では「倣い湾曲領域」と定義するが、詳細については後述する。
図1及び図2に示すように、チャンネル107は、穿刺針1を挿通可能な筒状部である。
図2に示すように、チャンネル107の先端は先端硬質部102の先端部近傍に開口されている。図1に示すように、チャンネル107の基端は操作部109の先端側の側面に開口されている。チャンネル107の先端から穿刺針1のシース部7が突出される過程で、穿刺針1のシース部7の外面には起上台108が接触可能である。チャンネル107の基端には、フランジ状に形成された基端口金107bが固定されている。基端口金107bには、超音波内視鏡100とともに使用される穿刺針1を固定することができる。
図1に示すように、操作部109は、超音波内視鏡100を使用する術者が手に持つことができるように形成された外面を有している。操作部109は、湾曲操作機構110と、複数のスイッチ111とを備えている。湾曲操作機構110は、アングルワイヤを牽引して能動湾曲部105を湾曲動作させたり、起上用ワイヤを牽引して起上台108を動作させたりするために設けられている。複数のスイッチ111は、管路を通じて送気、送水、あるいは吸引をするために設けられている。
光源装置113は、光学撮像機構103によって撮像するための照明光を発するための装置である。
光学的観察部114は、光学撮像機構103のイメージセンサによって撮像された映像をモニター116に映し出すように構成されている。
超音波観察部115は、超音波走査機構104から出力された信号を受信し、この信号に基づいて画像を生成してモニター116に映し出すように構成されている。
次に、穿刺針1の構成について説明する。
図3に示すように、穿刺針1は、挿入体2と、操作部8と、スタイレット27とを備える。
挿入体2は、図1に示す超音波内視鏡100のチャンネル107に挿通可能な細長い部材である。
図4に示すように、挿入体2は、針管3と、針管3が挿通されるシース部7とを備える。
針管3は、先端と基端とを有し、穿刺針1の操作部8により進退操作される筒状部材である。
針管3の先端は、組織に針管3を穿刺するために鋭利とされている。針管3の先端は、針管3の内部に組織を吸引するための開口4を有する。
針管3の先端に設けられた開口4は、針管3を形成する管状部材の先端を自身に対して斜めに切り落とすことにより形成されており、生体組織に刺入できるように鋭利に形成されている。開口4の具体的形状は、対象とする組織等を考慮して公知の各種形状から適宜選択されてよい。
図5に、針管3の構造を示す。針管3は、開口4を有する先端領域301と、先端領域301よりも基端側を構成する基端領域302とが管状の接続部材303で接続されて構成されている。先端領域301は、基端領域302よりも柔軟性に優れている。基端領域302は、先端領域301よりも曲げ剛性が高く、長手方向への力量伝達性(プッシャビリティ)に優れる。
先端領域301の材質としては、例えばニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などが挙げられる。基端領域302の材質としては、例えばステンレス合金などが挙げられる。
先端領域301の材質にコバルトクロム合金を採用した場合は、ステンレス合金と比較して曲がり癖が付き難いため、小さな曲率半径で湾曲された能動湾曲部内の処置具チャンネル内で穿刺針1を移動させても、針管3の先端領域301に曲がり癖が付き難い。そのため、組織に針管3の先端領域301が真っ直ぐに刺入でき、狙った対象までアプローチが容易に可能となる。
接続部材303は、先端領域301および基端領域302が進入可能な内径を有する部材である。接続部材303の両側からそれぞれ先端領域301の基端側および基端領域302の先端側が接続部材303に挿入された状態でロウ付けやはんだ付けを行うことにより針管3が形成されている。
図4に示すように、シース部7は、アウターシース71と、インナーシース74とを備える。前述した針管3は、インナーシース74内を進退自在に移動可能である。
アウターシース71は、コイル体72と、筒状の先端チップ73とを備える。コイル体72は、金属製の素線がコイル状に巻かれて構成されている。先端チップ73は、コイル体72の先端に固定されている。
コイル体72を構成する素線の材質や形状は、コイル体72の曲がりやすさや復元力に着目して適切に選択される。例えば、素線の材質としてはステンレス鋼、形状記憶合金、又は超弾性合金等から選択され、素線の形状としては断面円形や断面矩形等から選択される。
先端チップ73は、コイル体72の先端面に固定され、針管3を挿通可能な貫通孔が形成された筒状部材である。
インナーシース74は、先端と基端とを有する樹脂製の筒状部材である。インナーシース74の先端74aは、コイル体72に固定されず、且つ先端チップ73に固定されている。インナーシース74の基端(不図示)は、操作部109まで延びている。なお、インナーシース74の先端74aは先端チップに固定されていなくても良い。その場合は、アウターシース71に対して摺動自在である。
先端チップ73の内径は、インナーシース74の内径よりも大きくてもよい。先端チップ73の内径がインナーシース74の内径よりも大きいと、インナーシース74内に配される針管3が、先端チップ73においては、先端チップ73の内面から離間した位置となり、先端チップ73の内面に対して針管3が摺動する場合と比較して摩擦抵抗が軽減される。
図1及び図3に示すように、操作部8は、操作本体9と、取り付けアダプタ18と、針スライダ(針管操作部)23とを備える。取り付けアダプタ18は、操作本体9に連結されている。針スライダ23は、操作本体9の基端側に設けられている。
操作本体9は、針管3およびシース部7が挿通可能な管腔を有する。操作本体9の先端側には、取り付けアダプタ18が取り付けられている。操作本体9の基端側は、管状に形成された針スライダ23に挿入されている。操作本体9と取り付けアダプタ18、および操作本体9と針スライダ23は、外周面に形成された図示しない溝あるいは凸部等が互いに係合することにより、軸線まわりの相対回転が抑制されつつ軸線方向に摺動可能である。
取り付けアダプタ18は、超音波内視鏡100のチャンネル107の先端からのシース部7の突出量を調整するために設けられている。取り付けアダプタ18は、取り付けアダプタ18の長手軸に沿って、操作本体9に対して移動可能に連結されている。取り付けアダプタ18の先端部は、超音波内視鏡100の基端口金107bに着脱可能である。
針スライダ23は、針管3の基端領域302の基端に固定されている。針スライダ23は、操作本体9の長手軸に対して移動可能となるように操作本体9に連結されている。
針管3において、基端領域302の基端側は、シース部7の基端から突出して針スライダ23に固定されているため、針スライダ23を操作本体9に対して摺動することで、シース部7の先端から針管3を突没させることができる。
図3に示すように、針スライダ23は、ストッパ61により移動が規制される。具体的には、針スライダ23はストッパ61と接触する位置まで操作本体9に対して前進できる。操作本体9に対するストッパ61の固定位置を調節することで、針管3のシース部7からの最大突出長を調節することができる。
操作本体9の基端側に針スライダ23が限界まで移動した位置に針スライダ23がある状態が、穿刺針1の使用開始前における初期状態である。すなわち、初期状態における針スライダ23の先端位置とストッパ61との距離が、針管3の進退動作のストロークになる。初期状態では、針管3の先端はシース部7内にある。
図6に示すように、操作本体9及び針スライダ23は、操作本体9の基端側への針スライダ23の移動を規制するための係止構造24を有している。係止構造24は、操作本体9に形成された係止面9bと、針スライダ23の凸部23aに形成された当接面23bとによって構成されている。操作本体9に対して針スライダ23を、操作本体9の長手軸に沿って最も基端側に移動させたときに、係止面9bと当接面23bとが接する。
係止面9bと当接面23bとが互いに接している初期状態では、操作本体9に対して針スライダ23が係止されている。
針スライダ23の基端部にはスタイレット27が取り付けられている。スタイレット27は、針管3の内部に挿通される針状部材である。スタイレット27の先端は、針状に限られず、スタイレット27の長手軸に対して交差する面に沿う端面を有していてもよいし、半球面等の曲面を有していてもよい。
穿刺針1が内視鏡100に装着された状態において、接続部材303が能動湾曲部105の基端から倣い湾曲領域R1(図1参照)の基端(挿入部101の先端から41センチメートルの位置)までの間に位置するように、針管3の進退動作のストロークが設定されている。つまり、操作本体9に対してストッパ61を最大限前進させたときに針スライダ23の先端面をストッパ61に当接させた位置において、接続部材303(特に、接続部材303の先端)は能動湾曲部105の基端よりも基端側に位置する。操作本体9の係止面9bと針スライダ23の当接面23bとが接触している状態では、接続部材303(特に、接続部材303の基端)は倣い湾曲領域R1の基端よりも先端側に位置する。そのため、能動湾曲部105によって大きな湾曲角度で曲げられたチャンネル107内のシース部7の内部には、針管3の先端領域301が位置し、倣い湾曲領域R1の基端よりも基端側のほぼ直線形状であるチャンネル107内のシース部7の内部には、針管3の基端領域302が位置する。能動湾曲部105の基端から倣い湾曲領域R1の基端までの間には、針管3の進退動作のストロークに応じて、針管3の先端領域301または基端領域302が位置する。倣い湾曲領域R1は、能動湾曲部105に比べて緩やかに湾曲するため、針管3の曲げ剛性の変化に対する影響は小さい。すなわち、倣い湾曲領域R1内では、針管3の進退動作のストロークに応じて先端領域301または基端領域302が通過するように設定されることで、針管3のプッシャビリティと、シース部7の内周面と針管3の外周面との摩擦軽減とのバランスを取ることができる。
上述のように、能動湾曲部105の基端から倣い湾曲領域R1の基端までの間に接続部材303が位置するように、針管3における接続部材303の位置は、所定の条件に設定されている。
図7Aに示す初期状態において、針管3は、シース部7に対して最も後退している。このとき、接続部材303の先端は、シース部7の先端から40センチメートル以下の範囲に位置する。
図7Bには、ストッパ61を限界まで先端側に移動させて針スライダ23をストッパ61に接触させた、針管3の最大突出状態を示している。このとき、接続部材303の先端は、シース部7の先端から8センチメートル以上の範囲に位置する。
以上の構成により、針管3において先端領域301と基端領域302の境界となる接続部材303は、針スライダ23の操作により、シース部7の先端から8センチメートル以上40センチメートル以下の範囲のみを移動する。言い換えると、シース部7の先端から8センチメートル未満の範囲に針管3の基端領域302が位置すること、シース部7の先端から40センチメートルより離れた範囲に針管3の先端領域301が位置することのいずれも、構造的に起こりえないように設定されている。
上記のように構成された本実施形態の生検システム150の使用時の動作について、膵頭部への生検を行う場合の例を用いて説明する。
まず術者は、側臥位で患者を寝かせ、口から内視鏡100を挿入し、消化管内に導入する。術者は、内視鏡100の先端部を十二指腸球部(以下、単に「球部」と称することがある。)まで進める。続いて、超音波走査機構104を球部の後壁に接触させて超音波観察を行い、膵臓や病変の位置確認、および穿刺位置の特定等を行う。
図8に、膵頭部を観察している状態の内視鏡100を示す。十二指腸球部Dbから膵頭Phにアクセスする場合、超音波走査機構104を十二指腸球部Dbの後壁に接触させるため、能動湾曲部105は大きな湾曲角度で湾曲される。能動湾曲部105の基端から基端側の挿入部101のうち、倣い湾曲領域R1の少なくとも一部、例えば能動湾曲部105の基端から25センチメートルの位置を含む近傍の領域が胃Stの大弯Gcに接触するように湾曲する。このように、倣い湾曲領域R1とは、内視鏡の先端部を十二指腸球部Dbに位置させたときに、大弯Gcの湾曲形状に倣って大弯Gcに沿うように配置されることが可能な挿入部の一定長さの領域を意味する。挿入部101のうち、倣い湾曲領域R1の基端よりも基端側の領域は、概ね直線状に噴門Coまで延びる。
倣い湾曲領域R1は、大弯Gcから外力を受けて受動的に湾曲される部分である。倣い湾曲領域R1は、大弯Gcから外力を受けても、内視鏡100の先端部を十二指腸球部Dbまで進めた状態では能動湾曲部105よりも曲率半径は大きい状態である。
挿入部101が図8に示すような形状であるとき、倣い湾曲領域R1の基端よりも基端側の領域は通常略直線状であり、胃壁から力を受けにくいため、挿入部101の先端に設けられた超音波走査機構104の位置を安定させることには寄与しない。したがって、倣い湾曲領域R1が大弯Gc部分の胃壁からの力を受け易いか否かが、手技中における超音波走査機構104の位置の安定性を大きく左右する。
穿刺位置の決定後、術者又は介助者は、内視鏡100のチャンネル107に初期状態の穿刺針1の先端を挿入する。取り付けアダプタ18を基端口金107bに固定すると、穿刺針1が内視鏡100に装着される。穿刺針1が内視鏡100に装着された状態におけるシース部7のチャンネル107先端からの突出量は、操作本体9を操作して所望の長さに設定できる。通常は、光学撮像機構103でシース部7から突出する針管3の先端を好適に観察できる程度の、例えば10ミリメートル程度に設定される。
上述した穿刺針1の構造により、シース部7がチャンネル107の先端開口から10ミリメートル突出するように穿刺針1が内視鏡100に装着された場合、接続部材303の先端は、針スライダ23の操作により、チャンネル107の先端開口から7センチメートル以上39センチメートル以下の範囲、言い換えると倣い湾曲領域R1の範囲内のみを移動する。すなわち、針スライダ23の先端をストッパ61に当接させた状態では、接続部材303の先端は、能動湾曲部105の基端よりも基端側に位置される。針スライダ23の当接面23bを操作本体9の係止面9bに当接させた状態では、接続部材303の先端は、チャンネル107の先端開口から39センチメートルの位置よりも先端側に位置される。
チャンネル107に穿刺針1が挿入されると、挿入部101は穿刺針1の挿入前に比べて曲がりにくくなる。しかし、穿刺針1においては、上述したように接続部材303の位置が設定されているため、穿刺針1が初期状態で内視鏡100に装着されていると、能動湾曲部105内には、針管3のうち、先端領域301しか存在しない。その結果、穿刺針1は、能動湾曲部105の湾曲を妨げにくく、能動湾曲部105の形状が好適に保持される。
さらに、倣い湾曲領域R1は、直線形状でもなく、能動湾曲部105の曲率半径よりも大きい状態であるため、先端領域301および基端領域302のいずれが存在しても倣い湾曲領域R1の柔軟性が大きく低下せず、且つプッシャビリティも低下し難い。
術者は、起上台108を操作して、シース部7および針管3の向きを調節する。超音波画像で針管3の前方を確認しながら、針スライダ23を先端側に移動させる。すると、シース部7から突出した針管3は、十二指腸球部Dbの後壁に刺入され、後壁を貫通して膵頭Phに刺入される。
針スライダ23の操作時、穿刺針1(シース部7)の先端側は、能動湾曲部105および起上台108により大きな湾曲角度で湾曲されているため、針管3を前進させるためには高いプッシャビリティが必要である。穿刺針1については、上述の設定により、内視鏡100に装着された状態においては、倣い湾曲領域R1よりも基端側の、略直線状態の挿入部101内には、相対的に曲げ剛性の高い基端領域302のみが存在している。これにより高いプッシャビリティが保たれ、針スライダ23の操作により、好適に針管3を前進させることができる。さらに、針管3が前進される際は、相対的に曲がりやすい先端領域301のみが大きな湾曲角度で湾曲されたチャンネル107内を通過するため、湾曲による摩擦抵抗が低減されて針管3が引っ掛かりなく前進する。
針管3が生検対象の組織に刺入されたあとは、スタイレット27を抜去して公知の手順により吸引生検を行う。
以上説明したように、本実施形態の穿刺針1および生検システム150は、十二指腸球部Dbから膵臓にアクセスする際の内視鏡挿入部の形状に着目し、大きな湾曲角度で湾曲されたシース部7の湾曲形状における針管3のスムーズな進退と高いプッシャビリティとが両立されるように、針スライダ23の操作による接続部材303の移動範囲が設定されている。
したがって、高度な技術を必要とする膵頭部への生検も、従来の生検システムよりはるかに容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、図9に示す変形例のように、インナーシース74Aが先端側の第一インナーシース741と基端側の第二インナーシース742とから構成されてもよい。その場合、第1実施形態で記載した針管3は、第一インナーシース74および第二インナーシース742の内部を進退自在に移動可能である。第一インナーシース741と第二インナーシース742とは、アウターシース71内で接続部材303の移動範囲以上離間して配置される。接続部材303は、針スライダの操作により、第一インナーシース741と第二インナーシース742との間の、いずれのインナーシースも配置されていない領域のみを進退移動するように設定されている。すなわち、この変形例において、接続部材303は、第一インナーシース741の基端と第二インナーシース742の先端との間に位置し、且つ第一インナーシースおよび第二インナーシースの径方向において第一インナーシースおよび第二インナーシースと重合している。言い換えると、第一インナーシース741の基端と第二インナーシース742の先端との間において、接続部材303の外径は第一インナーシース741および第二インナーシース742の内径よりも大きい。このようにすると、接続部材303の外径に制約されずに第一インナーシース741および第二インナーシース742の内径を設定することができる。その結果、インナーシースを備えた構成としつつ、穿刺針の小径化も可能となる。
上記変形例において、第一インナーシース741と第二インナーシース742とは、異なる材料で形成されてもよい。例えば、第一インナーシース741を、針管の鋭利な先端によって内面が傷つくのを予防するために、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)で形成し、第二インナーシース742を、アウターシース71及び針管3に対する摺動抵抗を下げるために、高密度ポリエチレン(HDPE)で形成してもよい。ただし、第一インナーシース74をポリエーテルエーテルケトン(PEEK)で形成した場合、シース先端部の剛性が大きくなり柔軟性を損なう可能性がある。その場合には、第一インナーシース741を2つの異なる材料で形成しても良い。例えば、第1インナーシースの先端2cm程度がPEEKで形成し、第1インナーシースの後端がHDPEで形成し、柔軟性を向上させても良い。このように、付与したい所望の機能や特性等を考慮して、それぞれのインナーシースの材料を選択することが可能である。
また、第一インナーシース及び第二インナーシースの長さおよび配置位置には、接続部材の移動範囲に影響を与えない限り、特に制限はない。
さらに、第二インナーシースは、アウターシースに対して摺動可能に配置されてもよい。この場合も、第二インナーシースの内径を接続部材の外径未満とすることで、同様に穿刺針の小径化が可能である。
消化管内からでも膵臓の生検を容易に行うことができる生検システムおよび処置具を提供できる。
1 内視鏡用穿刺針(処置具)
3 針管
7 シース部
23 針スライダ(針管操作部)
74A インナーシース
100 超音波内視鏡
101 挿入部
105 能動湾曲部
107 チャンネル
150 生検システム
301 先端領域
302 基端領域
303 接続部材
741 第一インナーシース
742 第二インナーシース
Gc 大弯
R1 倣い湾曲領域
St 胃

Claims (5)

  1. チャンネルを有する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、湾曲操作可能な能動湾曲部とを有する内視鏡と、
    先端領域及び前記先端領域よりも曲げ剛性の高い基端領域を有する針管と、
    記チャンネルに挿入可能であり、前記針管が挿通されるシース部と、
    前記先端領域と前記基端領域とを接続する接続部材と、
    前記シース部の基端側に設けられ、前記内視鏡に装着可能な取付アダプタと、
    備え、
    前記シース部を前記チャンネルに挿通し、且つ前記取付アダプタを前記内視鏡に装着した状態において、
    前記接続部材は、前記挿入部のうち、前記能動湾曲部の基端よりも基端側であって、かつ前記挿入部の先端を十二指腸球部に位置させたときに胃の大弯に沿って受動的に湾曲可能な倣い湾曲領域の近位端よりも先端側の範囲内のみを移動可能である
    生検システム。
  2. 前記倣い湾曲領域の前記近位端は、前記挿入部の先端から41センチメートルの位置にある、
    請求項1に記載の生検システム。
  3. 前記針管を前記シース部に対して進退させる針管操作部を有し、
    前記接続部材は、前記針管操作部の操作に応じて、前記範囲内を移動可能である
    請求項1に記載の生検システム。
  4. 先端領域及び前記先端領域よりも曲げ剛性の高い基端領域を有する針管と、
    前記先端領域と前記基端領域を接続する接続部材と、
    前記針管が挿通されるシース部と、
    前記針管を前記シース部に対して進退させる針管操作部と、
    を備え、
    前記接続部材は、前記針管操作部の操作により、前記シース部の先端から前記シース部の基端側に向かって8センチメートルの位置と前記シース部の先端から前記シース部の基端側に向かって40センチメートルの位置との間の範囲のみを移動可能である
    処置具。
  5. 前記シース部は
    先端側に配置される第一インナーシースと、
    前記第一インナーシースよりも基端側に、前記第一インナーシースと離間して配置される第二インナーシースと、
    前記第一インナーシースおよび前記第二インナーシースが配置されるアウターシースと、を有し、
    前記接続部材の外径は、前記先端領域の外径および前記基端領域の外径よりも大きく、
    前記接続部材は、前記第一インナーシースの基端と前記第二インナーシースの先端との間に位置し、且つ前記第一インナーシースと前記第二インナーシースの径方向において前記第一インナーシースおよび前記第二インナーシースと重合している
    請求項4に記載の処置具。
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