JP5981377B2 - 移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構 - Google Patents
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Description
この第1の実施の形態のベッドサイドテーブルは、図に示されるように、脚フレーム1と、この脚フレーム1の端側に立設した支柱2と、この支柱2に支持した天板3とから構成され、脚フレーム1の、前記支柱2を立設した後端側1bと、前端側1fの夫々に、左右一対のキャスター4b,4b;4f,4fを設けた構成であり、脚フレーム1は前端側1fと後端側1bを連結部1cで連結した構成としている。支柱2は伸縮可能な構成として、天板3の高さ調節が可能な構成としている。符号5は支柱2の高さ調節を行うための操作部材である。
符号7はブレーキ片支持部材であり、このブレーキ片支持部材7を回動支持部8において水平軸の周りに回動可能に支持している。このブレーキ片支持部材7は弾性摩擦材のブレーキ片9を取り付ける取付用平面部10から直角に屈曲した操作用平面部11が形成されており、操作用平面部11の中央部には操作片12が屈曲形成されている。そして、この操作用平面部11から操作片12の個所にかけてインナーケーブル6iの端部材13が移動してブレーキ片支持部材7を回動させるためのスリット14が形成されている。更に、回動支持部8の個所には前端側1fとブレーキ片支持部材7との間に捩りコイルばね15が介装されている。このように、コントロールケーブル、アウターケーブル、インナーケーブルは、以下も夫々符号6c,6o,6iにより示す。
符号16は支柱2と天板3間に設けたケーシングであり、このケーシング16は天板3の荷重を受ける部材と、ブレーキ操作機構を構成する部材を兼用するものである。
符号17はケーシング16に固定した基板であり、この基板17に、操作レバー19を突設したレバー板体18を回動支持部20において水平方向に回動可能に支持している。上記レバー板体18には、上記回動支持部20から所定の距離を隔て、操作レバー19、そしてレバー板体18が図中時計回りに回動した際に、上記インナーケーブル6iを引っ張る個所にインナーケーブル接続部21を設け、これにインナーケーブル6iの端部を接続している。またケーシング16には、操作レバー19が時計回りの回動をする際の、ストローク端の外側に固定ハンドル22を設けている。更にケーシング16には、操作レバー19の回動ストロークにおける軌跡の下方に、回動方向に沿ってストッパー軸23を水平軸の周りに回動可能に設け、それらの両端側をケーシング16の外側に配置して、操作部24を構成すると共に、ストッパー軸23には、前記操作レバー19の時計回りの回動のストローク端の近傍に対応してストッパー25を突設している。そして、このストッパー25は自重により回動下降する構成としている。
まず、通常は、操作ハンドル(操作レバー)19を図1、図3〜図5、図8に示される位置に放置している場合には、脚フレーム1の後端側1bのキャスター4b自体に設けたブレーキ機構及び前端側1fのキャスター4f間に設けたブレーキ機構は、それらに設けられたばねの付勢によりブレーキ動作状態が維持されているため、テーブル、この実施の形態ではベッドサイドテーブルは、不動状態に維持されるため、身体を支持する補助手段として利用することができ、また不意に体重を掛けても動かないので安全である。
まず、操作ハンドル19が、上述した図1、図3〜図5、図8に示される位置に放置されている場合には、コントロールケーブル6cのインナーケーブル6iが引っ張られないため、前端側1fのブレーキ機構においては、捩りコイルばね15に付勢されたブレーキ片支持部材7が、図12〜図15に示すように回動して、ブレーキ片9が前記小径のキャスター4fの下端よりも下方に突出状態となり、これによって脚フレーム1の前端側1fの移動が阻止される。
図示の符号を説明すると、符号101は一対の脚フレームで、これらの脚フレーム101の中間位置に立設した支柱102により天板103を支持している。支柱102は長さ調節可能な構成であり、また一対の脚フレーム101の夫々の前後側にはキャスター104が設けられている。
1f 前端側
1b 後端側
1c 連結部
2 支柱
3 天板
4f,4b キャスター
5 操作部材
6c コントロールケーブル
6o アウターケーブル
6i インナーケーブル
7 ブレーキ片支持部材
8 回動支持部
9 ブレーキ片
10 取付用平面部
11 操作用平面部
12 操作片
13 端部材
14 スリット
15 捩りコイルばね
16 ケーシング
17 基板
18 レバー板体
19 操作レバー
20 回動支持部
21 インナーケーブル接続部
22 固定ハンドル
23 ストッパー軸
24 操作部
25、26 ストッパー
Claims (7)
- 天板を支持する支柱を立設した脚部に移動用のキャスターと、ブレーキ機構を設け、このブレーキ機構は、ばねの付勢によりブレーキ動作を行わせると共に、コントロールケーブルによりブレーキ動作を解除する構成とし、前記コントロールケーブルを操作する操作レバーを設けたテーブルにおいて、前記操作レバーは天板の端部の下側に設けたケーシングに水平方向に回動可能に支持され、前記コントロールケーブルのインナーケーブルを引っ張って前記ブレーキ機構のブレーキ動作を解除するための前記操作レバーの回動方向のストローク端の近傍に、前記操作レバーの、他のストローク端方向への回転を阻止するためのストッパーを前記操作レバーの回動軌跡内に出没可能に設けたことを特徴とする移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
- 前記ブレーキ機構は脚部に設けた全てのキャスター自体に構成したことを特徴とする請求項1に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
- 前記ブレーキ機構は、ブレーキ片支持部材を脚部に回動可能に支持して、このブレーキ片支持部材の回動により、ブレーキ片をキャスターの下端よりも下方に出没可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
- 前記ケーシングには、前記操作レバーのストローク端の外側に、固定ハンドルを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
- 前記ケーシングには、前記操作レバーのストローク方向に対応し、回動操作可能なストッパー軸を設けて、このストッパー軸に前記ストッパーを突設し、前記ケーシングの外側に配置した操作部により前記ストッパー軸を回動させることにより、前記ストッパーを前記操作レバーの回動軌跡内に出没可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
- 前記ストッパーは、前記ストッパー軸により回動上昇した状態において前記操作レバーの回動軌跡内に位置させ、自重により回動下降した状態において前記操作レバーの回動軌跡外に位置させる構成としたことを特徴とする請求項5に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
- 前記ケーシングは、支柱と天板間に設けて荷重を受ける部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
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