JP5981377B2 - 移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構 - Google Patents

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Description

本発明はベッド用テーブル等の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構に関する。
ベッド上の人が使用するベッド用テーブルとして、ベッドサイドテーブルやオーバーベッドテーブルがある。前者は、脚フレームと、この脚フレームの端側に立設した支柱と、この支柱に支持した天板とから構成され、脚フレームの、前記支柱を立設した後端側と、前端側の夫々に、左右一対のキャスターを設けた構成であり、脚フレームを、側方からベッドの下方空間に移動させて、天板をベッドの床上に位置させることにより使用状態とするものである。一方、後者は天板の両端側に対応してキャスター付きの支柱を設けた構成とし、ベッドの足側からベッドの長手方向に移動させて、天板をベッドの床上に位置させることにより使用状態とするものである。
このように使用するベッドサイドテーブルやオーバーベッドテーブル等のベッド用テーブルは、時と場合によっては、身体を支持する補助手段として利用したり、或いは不意に体重を掛けたりすることがあることから、このような場合には、脚フレームの移動を不能とするブレーキ機構が必須である。
従来のベッド用テーブルのブレーキ機構では、ばねの付勢によりブレーキ動作を行わせ、その解除は操作ハンドルを操作して行うものがあるが、テーブルを移動させる場合には、この操作ハンドルを常時保持しなければならず非常に不便である。
このようなベッド用テーブルの不便さの解決を図るものとして、例えば特許文献1に記載されているベッドサイドテーブルがある。この特許文献1に記載のベッドサイドテーブルでは、脚フレームに設けられたキャスターのうち、ベッドの下方空間に移動する脚フレームの前端側のキャスターは、後端側のキャスターよりも小径に構成していると共に、全てのキャスターはブレーキ機構付きのキャスターとして構成しており、これらの全てのキャスターのブレーキ機構を操作するコントロールケーブルを、天板上に設けた共通の操作ハンドルにより連動して操作する構成としている。共通の操作ハンドルにより、全てのキャスターに対応するコントロールケーブルを操作するために、操作ハンドル側の共通のインナーケーブルを、夫々のキャスターに対応するコントロールケーブルのインナーケーブルに分岐する分岐装置が設けられている。
そして特許文献1に記載されたベッドサイドテーブルのブレーキ操作機構は、操作部をテーブル上に設けており、操作部は、ハンドル、解除維持機構、解除ボタン等から構成されている。この解除維持機構は、ばねにより一方向に付勢され、ロック部材係止孔とショックアブゾーバーを設けたスライド部材と、ロック部材係止孔にばねの付勢により係合すロック部材とから構成され、解除ボタンは、押圧することによりロック部材をばねの付勢に抗してロック部材係止孔から後退させる構成としている。そして、コントロールケーブルのインナーケーブルを接続したハンドルとスライド部材にはギヤ部を設けて、その間にアイドル歯車が介装されており、ハンドルを回動させるとアイドル歯車を介してスライド部材がスライドするように構成されている。
このような構成において、特許文献1のブレーキ操作機構は、ハンドルを引き上げ方向に回動してコントロールケーブルのインナーケーブルを引っ張ると、キャスターのブレーキ動作が解除されると共に、スライド部材がスライドして、そのロック部材係止孔がロック部材の対応位置に至った時点で、ロック部材がばねの付勢によりロック部材係止孔に係合し、ハンドルの回動がロックされてキャスターのブレーキ動作の解除が維持されるというものである。
特開2011−182896号公報
特許文献1に記載されたブレーキ操作機構では、ハンドルの回動をアイドル歯車を介してスライド部材に伝達して移動させ、このスライド部材をロック部材により移動を阻止してブレーキ動作の解除状態を維持しようとするものであり、歯車やばね等の構成要素が多くて構造が非常に複雑であり、従って故障の要因も多いという欠点があるばかりでなく、ロック部材の状態をハンドルで直接に知ることができないので、直感的な確実な操作を行うのが困難である。
以上のような課題に鑑み、本発明では、非常に簡素な構造により、直感的な確実な操作が可能な移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、天板を支持する支柱を立設した脚部に移動用のキャスターと、ブレーキ機構を設け、このブレーキ機構は、ばねの付勢によりブレーキ動作を行わせると共に、コントロールケーブルによりブレーキ動作を解除する構成とし、前記コントロールケーブルを操作する操作ハンドルを設けたテーブルにおいて、前記操作ハンドルは天板の端部の下側に設けたケーシングに水平方向に回動可能に支持し、前記コントロールケーブルのインナーケーブルを引っ張って前記ブレーキ機構のブレーキ動作を解除するための前記操作ハンドルの回動方向のストローク端の近傍に、この操作ハンドルの、他のストローク端方向への回転を阻止するためのストッパーを前記操作ハンドルの回動軌跡内に出没可能に設けた移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、ブレーキ機構は脚部に設けた全てのキャスター自体に構成した移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、ブレーキ機構は、ブレーキ片支持部材を脚部に回動可能に支持して、このブレーキ片支持部材の回動により、ブレーキ片をキャスターの下端よりも下方に出没可能に構成した移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提案する。
また本発明では、以上の構成において、ケーシングには、操作ハンドルのストローク端の外側に、固定ハンドルを設けた移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提案する。
また本発明では、以上の構成において、ケーシングには、操作ハンドルのストローク方向に対応し、回動操作可能なストッパー軸を設けて、このストッパー軸にストッパーを突設し、ケーシングの外側に配置した操作部により前記ストッパー軸を回動させることにより、ストッパーを前記操作ハンドルの回動軌跡内に出没可能とした移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提案する。また本発明では、この構成において、ストッパーは、ストッパー軸により回動上昇した状態において操作ハンドルの回動軌跡内に位置させ、自重により回動下降した状態において操作ハンドルの回動軌跡外に位置させる構成とした移動可能なテーブルにおけるブレーキ機構を提案する。
また本発明では、以上の構成において、ケーシングは、支柱と天板間に設けて荷重を受ける部材である移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構を提案する。
本発明のブレーキ操作機構では、操作ハンドルを、その回動ストロークの一端側から他端側へと回動して、コントロールケーブルのインナーケーブルを引っ張り、回動方向のストローク端又はその近傍に位置させると、キャスター自体に構成したブレーキ機構や、キャスターとは別に設けたブレーキ機構を、それらに設けたばねの付勢に抗して動作させ、ブレーキ動作を解除することができる。
一方、操作ハンドルを元の位置に戻してインナーケーブルを引っ張っていない時には、ブレーキ機構はばねの付勢により動作してブレーキ動作状態となる。この状態では、テーブルは、不動状態に維持されるため、身体を支持する補助手段として利用することができ、また不意に体重を掛けても動かないので安全である。
上述したように、操作ハンドルを上記回動方向のストローク端又はその近傍に位置させた状態において操作者が手で保持すれば、ブレーキ動作の解除状態を維持することができ、従ってこの状態においてテーブルを容易に移動することができる。
本発明においては、操作ハンドルを上記回動方向のストローク端又はその近傍に位置させた状態においてストッパーを、操作ハンドルの回動軌跡内に突出させることにより、この操作ハンドルを上記回動方向のストローク端の近傍に保持することができ、従って上記ブレーキ機構のブレーキ動作の解除状態を維持することができるので、操作者は操作ハンドルから手を離した状態でブレーキ動作の解除状態を維持することができ、移動に際して便利である。
このようにブレーキ動作の解除状態を維持するためのストッパーは、操作ハンドルの回動方向のストローク端の近傍において、前記操作ハンドルの回動軌跡内に出没可能に設けるという非常に簡素な構成であり、操作ハンドルの回動を直接的に阻止する構成であるから、直感的な確実な操作が可能である。
前記ストッパーを、ストッパー軸により回動上昇した状態において操作ハンドルの回動軌跡内に位置させ、自重により回動下降した状態において操作ハンドルの回動軌跡外に位置させる構成とした場合には、前記ストローク端から元の位置に戻ろうとする操作ハンドルが弾発的にストッパーを押圧するため、このストッパーの自重による回動下降を防いでブレーキ動作の解除状態を維持することができる。
またこのブレーキ動作の解除状態から復帰させる場合には、ストッパー自体を操作せず、操作ハンドルを前記ストローク端に更に回動した後、操作ハンドルから手を離せば良い。即ち、操作ハンドルを前記ストローク端に更に回動すると、ストッパーはその自重によりストッパー軸の回動と共に回動下降して操作ハンドルの回動軌跡外に位置するので、続いて操作ハンドルから手を離すと、操作ハンドルはストッパーに停止されずに元の位置に戻ることができる。
本発明では、ケーシングにおいて、操作ハンドルのストローク端の外側に、固定ハンドルを設ければ、この固定ハンドルを指掛かりとして利用して操作ハンドルの操作が非常にやり易くなる。
図1は本発明をベッドサイドテーブルに適用した第1の実施の形態の説明的斜視図である。 図2は本発明の第1の実施の形態の側面図である。 図3は図1の要部の拡大図である。 図4は図3の局面を図中右方向から見た要部正面図である。 図5は図3の局面を図中右下方向から見た要部斜視図である。 図6は図3とは別の局面における要部の拡大図である。 図7は図6の局面を図中右方向から見た要部正面図である。 図8は図3の局面を図中上方から見た要部平面図である。 図9は図6の局面を図中上方から見た要部平面図である。 図10はストッパーが動作している局面を示す要部平面図である。 図11は脚フレームの前端側のブレーキ機構を、ブレーキ動作解除状態において示す要部斜視図である。 図12は脚フレームの前端側のブレーキ機構を、ブレーキ動作状態において示す要部斜視図である。 図13は脚フレームの前端側から後端側をみた側面図である。 図14は脚フレームの前端側のブレーキ機構を、ブレーキ動作状態において天地を逆にして底面側から示す要部斜視図である。 図15は図14のA−A断面を、天地を戻して示す要部断面図である。 図16は脚フレームの前端側のブレーキ機構を、ブレーキ動作解除状態において天地を逆にして底面側から示す要部斜視図である。 図17は図16のB−B断面を、天地を戻して示す要部断面図である。 図18は本発明をオーバーベッドテーブルに適用した第2の実施の形態の説明的斜視図である。
次に本発明に係るブレーキ操作機構をベッドサイドテーブルに適用した第1の実施の形態を図1〜図17を参照して説明する。
この第1の実施の形態のベッドサイドテーブルは、図に示されるように、脚フレーム1と、この脚フレーム1の端側に立設した支柱2と、この支柱2に支持した天板3とから構成され、脚フレーム1の、前記支柱2を立設した後端側1bと、前端側1fの夫々に、左右一対のキャスター4b,4b;4f,4fを設けた構成であり、脚フレーム1は前端側1fと後端側1bを連結部1cで連結した構成としている。支柱2は伸縮可能な構成として、天板3の高さ調節が可能な構成としている。符号5は支柱2の高さ調節を行うための操作部材である。
図に示すように、前記前端側1fのキャスター4fは、その車輪径を後端側1bのキャスター4bよりも小径に構成している。そしてこの実施の形態では、後端側1bのキャスター4bはブレーキ機構付きのキャスターとして構成すると共に、前端側1fのキャスター4fはブレーキ機構無しとすることにより、より小径のものを使用可能としている。そして前端側1fにおいては、キャスター4fをブレーキ機構無しに構成し、そして、前端側1fのキャスター4f間にブレーキ機構Bを構成している。
次に前端側1fのキャスター4f間に構成したブレーキ機構Bの構成を説明する。
符号7はブレーキ片支持部材であり、このブレーキ片支持部材7を回動支持部8において水平軸の周りに回動可能に支持している。このブレーキ片支持部材7は弾性摩擦材のブレーキ片9を取り付ける取付用平面部10から直角に屈曲した操作用平面部11が形成されており、操作用平面部11の中央部には操作片12が屈曲形成されている。そして、この操作用平面部11から操作片12の個所にかけてインナーケーブル6iの端部材13が移動してブレーキ片支持部材7を回動させるためのスリット14が形成されている。更に、回動支持部8の個所には前端側1fとブレーキ片支持部材7との間に捩りコイルばね15が介装されている。このように、コントロールケーブル、アウターケーブル、インナーケーブルは、以下も夫々符号6c,6o,6iにより示す。
このように、この実施の形態のブレーキ機構は、以上の構成により、上記ブレーキ片支持部材7の回動により、ブレーキ片9を前記小径のキャスター4fの下端よりも下方に出没可能に構成しており、ブレーキ片支持部材7は、ブレーキ動作方向に捩りコイルばね15により付勢され、そしてコントロールケーブル6cによりブレーキ動作を解除するように構成されている。
以上のとおり、後端側1bのキャスター4b自体に設けたブレーキ機構及びブレーキ機構Bは、いずれも、ばねの付勢によりブレーキ動作を行わせると共に、コントロールケーブルによりブレーキ動作を解除する構成としており、これらのブレーキ機構からのコントロールケーブルを本発明に係るブレーキ操作機構により操作する。この際、全てのブレーキ機構からのコントロールケーブルを共通のブレーキ操作機構により操作するために、ブレーキ機構側の複数のコントロールケーブルのインナーケーブルを纏めて共通のコントロールケーブルのインナーケーブルに接続する構成としたり、または特許文献1に記載されているようなケーブルの分岐装置を利用することができる。
次にブレーキ操作機構の要部を説明する。
符号16は支柱2と天板3間に設けたケーシングであり、このケーシング16は天板3の荷重を受ける部材と、ブレーキ操作機構を構成する部材を兼用するものである。
符号17はケーシング16に固定した基板であり、この基板17に、操作レバー19を突設したレバー板体18を回動支持部20において水平方向に回動可能に支持している。上記レバー板体18には、上記回動支持部20から所定の距離を隔て、操作レバー19、そしてレバー板体18が図中時計回りに回動した際に、上記インナーケーブル6iを引っ張る個所にインナーケーブル接続部21を設け、これにインナーケーブル6iの端部を接続している。またケーシング16には、操作レバー19が時計回りの回動をする際の、ストローク端の外側に固定ハンドル22を設けている。更にケーシング16には、操作レバー19の回動ストロークにおける軌跡の下方に、回動方向に沿ってストッパー軸23を水平軸の周りに回動可能に設け、それらの両端側をケーシング16の外側に配置して、操作部24を構成すると共に、ストッパー軸23には、前記操作レバー19の時計回りの回動のストローク端の近傍に対応してストッパー25を突設している。そして、このストッパー25は自重により回動下降する構成としている。
次に以上の構成の本発明のブレーキ操作機構の実施の形態の動作を説明する。
まず、通常は、操作ハンドル(操作レバー)19を図1、図3〜図5、図8に示される位置に放置している場合には、脚フレーム1の後端側1bのキャスター4b自体に設けたブレーキ機構及び前端側1fのキャスター4f間に設けたブレーキ機構は、それらに設けられたばねの付勢によりブレーキ動作状態が維持されているため、テーブル、この実施の形態ではベッドサイドテーブルは、不動状態に維持されるため、身体を支持する補助手段として利用することができ、また不意に体重を掛けても動かないので安全である。
次いでテーブルを移動させる場合には、操作ハンドル19を、その回動ストロークの一端側から他端側へと、図の時計回りに回動すると、図9に示されるように、レバー板体18のインナーケーブル接続部21がインナーケーブル6iを引っ張るため、コントロールケーブル6cは、上述したブレーキ機構を、夫々に設けたばねの付勢に抗して動作させ、ブレーキ動作を解除することができる。
この状態において操作ハンドル19から手を離してしまうと、レバー板体18はインナーケーブル6iに引っ張られて上述した各図に示される元の位置に戻ってしまい、従って、ブレーキ機構がブレーキ動作状態となるためテーブルは移動させることができない。
このため、上述したように、操作ハンドル19を上記回動方向のストローク端又はその近傍に位置させた状態において操作者が手で保持すれば、ブレーキ動作の解除状態を維持することができ、従ってこの状態においてテーブルを移動することができるが、操作ハンドル19を保持し続けなければならない。
そこで、本発明においては、操作ハンドル19を上記回動方向のストローク端又はその近傍に位置させた状態、即ち、図9に示される位置において、操作部24によりストッパー軸23を回動することにより、図6、図10に示すように、ストッパー25を、操作ハンドル19の回動軌跡内に突出させることができる。
この状態において操作ハンドル19から手を離すと、前記ストローク端から元の位置に戻ろうとする操作ハンドル19が弾発的にストッパー25を押圧するため、ストッパー25は自重による回動下降が行えず、操作ハンドル19を保持する。
こうして突出したストッパー25により、操作ハンドル19を上記回動方向のストローク端の近傍に保持することができ、このため上記コントロールケーブル6cのインナーケーブル6iを引っ張った状態を維持することができるので、上記ブレーキ機構のブレーキ動作の解除状態を維持することができる。従って、操作者は操作ハンドル19から手を離した状態でブレーキ動作の解除状態を維持することができ、移動に際して便利である。
テーブルを所定の位置まで移動した後は、操作部24によりストッパー軸23を回動してストッパー25を、操作ハンドル19の回動軌跡の下方に移動することにより、操作ハンドル19を図1、図3〜図5、図8に示される位置に戻すことができる。尚、この実施の形態では、ストッパー25は自重により回動下降する構成としているので、操作ハンドル19を前記ストローク端に更に回動する操作を行うと、ストッパー25はその自重によりストッパー軸23の回動と共に回動下降して操作ハンドル19の回動軌跡外に位置するので、続いて操作ハンドル19から手を離すと、操作ハンドル19はストッパー25に停止されずに元の位置に戻すことができる。
尚、操作ハンドル19は、上記ブレーキ機構に設けられているばねの付勢にのみによっても図1、図3〜図5、図8に示される位置に戻すことができるが、適所に戻しばねを構成して、戻し動作の確実化を図ることもできる。
このように本発明においては、ブレーキ機構のブレーキ動作の解除状態を維持するためのストッパー25は、操作ハンドル19の回動方向のストローク端の近傍において、操作ハンドル19の回動軌跡内に出没可能に設けるという非常に簡素な構成であり、操作ハンドル19の回動を直接的に阻止する構成であるから、直感的な確実な操作が可能である。
更に、この実施の形態では、ケーシングにおいて、操作ハンドルのストローク端の外側に、固定ハンドルを設ければ、この固定ハンドルを指掛かりとして利用して操作ハンドルの操作が非常にやり易くなる。
次に本発明のこの実施の形態における前端側1fのキャスター4f間に設けたブレーキ機構の動作を説明する。
まず、操作ハンドル19が、上述した図1、図3〜図5、図8に示される位置に放置されている場合には、コントロールケーブル6cのインナーケーブル6iが引っ張られないため、前端側1fのブレーキ機構においては、捩りコイルばね15に付勢されたブレーキ片支持部材7が、図12〜図15に示すように回動して、ブレーキ片9が前記小径のキャスター4fの下端よりも下方に突出状態となり、これによって脚フレーム1の前端側1fの移動が阻止される。
次いで、操作ハンドル19を、上述した位置から、図の時計回りに回動すると、図9に示されるように、レバー板体18のインナーケーブル接続部21がインナーケーブル6iを引っ張るため、前端側1fにおいて、コントロールケーブル6cのインナーケーブル6iがブレーキ片支持部材7の操作片12を引っ張るので、図16及び図17に示すようにブレーキ片支持部材7が回動して、ブレーキ片9が前記小径のキャスター4fの下端よりも上方に移動し、こうして脚フレーム1の前端側1fが小径のキャスター4fによって移動可能となる。
このブレーキ機構は、脚フレーム1の前端側1fをベッドの下方空間に移動させるベッドサイドテーブルに適しており、この構成では、キャスター自体にブレーキ機構を構成する場合と比較して、キャスターの車輪をより小径に構成することができ、この場合でも、キャスター自体は、旋回性が低下する、壊れやすくなる、髪の毛のゴミが絡みついて走行性が低下するというような欠点を生じさせない。
尚、符号26で示している部材は、上記操作用平面部11の外側に突設したストッパーであり、このストッパー26は、前記捩りコイルばね15の付勢によりブレーキ片支持部材7が回動してブレーキ片9が前記小径のキャスター4fの下端よりも下方に所定の突出状態となった状態において、前端側1fを構成する部材の壁面に当接することにより、ブレーキ片支持部材7の更なる回動を阻止するものである。
以上の実施の形態は本発明のブレーキ操作機構をベッドサイドテーブルに適用したものであるが、本発明のブレーキ操作機構は、図18に示すようなオーバーベッドテーブルに適用することもできる。
図示の符号を説明すると、符号101は一対の脚フレームで、これらの脚フレーム101の中間位置に立設した支柱102により天板103を支持している。支柱102は長さ調節可能な構成であり、また一対の脚フレーム101の夫々の前後側にはキャスター104が設けられている。
この実施の形態では、これらの全てのキャスター104をブレーキ機構付きのものとして構成し、図示されている操作ハンドル19及び固定ハンドル22を要素とする上述した本発明のブレーキ操作機構により、連動して操作を行う構成としている。
以上の第1、第2の実施の形態から分かるように、本発明のブレーキ操作機構は、キャスターにより移動可能な適宜構成のテーブルに適用することができ、これによって操作するブレーキ機構も、キャスター自体に設けたもの、キャスターとは別に設けたもののいずれでもよく、混在されていても良い。
1 脚フレーム
1f 前端側
1b 後端側
1c 連結部
2 支柱
3 天板
4f,4b キャスター
5 操作部材
6c コントロールケーブル
6o アウターケーブル
6i インナーケーブル
7 ブレーキ片支持部材
8 回動支持部
9 ブレーキ片
10 取付用平面部
11 操作用平面部
12 操作片
13 端部材
14 スリット
15 捩りコイルばね
16 ケーシング
17 基板
18 レバー板体
19 操作レバー
20 回動支持部
21 インナーケーブル接続部
22 固定ハンドル
23 ストッパー軸
24 操作部
25、26 ストッパー

Claims (7)

  1. 天板を支持する支柱を立設した脚部に移動用のキャスターと、ブレーキ機構を設け、このブレーキ機構は、ばねの付勢によりブレーキ動作を行わせると共に、コントロールケーブルによりブレーキ動作を解除する構成とし、前記コントロールケーブルを操作する操作レバーを設けたテーブルにおいて、前記操作レバーは天板の端部の下側に設けたケーシングに水平方向に回動可能に支持され、前記コントロールケーブルのインナーケーブルを引っ張って前記ブレーキ機構のブレーキ動作を解除するための前記操作レバーの回動方向のストローク端の近傍に、前記操作レバーの、他のストローク端方向への回転を阻止するためのストッパーを前記操作レバーの回動軌跡内に出没可能に設けたことを特徴とする移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
  2. 前記ブレーキ機構は脚部に設けた全てのキャスター自体に構成したことを特徴とする請求項1に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
  3. 前記ブレーキ機構は、ブレーキ片支持部材を脚部に回動可能に支持して、このブレーキ片支持部材の回動により、ブレーキ片をキャスターの下端よりも下方に出没可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
  4. 前記ケーシングには、前記操作レバーのストローク端の外側に、固定ハンドルを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
  5. 前記ケーシングには、前記操作レバーのストローク方向に対応し、回動操作可能なストッパー軸を設けて、このストッパー軸に前記ストッパーを突設し、前記ケーシングの外側に配置した操作部により前記ストッパー軸を回動させることにより、前記ストッパーを前記操作レバーの回動軌跡内に出没可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
  6. 前記ストッパーは、前記ストッパー軸により回動上昇した状態において前記操作レバーの回動軌跡内に位置させ、自重により回動下降した状態において前記操作レバーの回動軌跡外に位置させる構成としたことを特徴とする請求項5に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
  7. 前記ケーシングは、支柱と天板間に設けて荷重を受ける部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の移動可能なテーブルにおけるブレーキ操作機構。
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