JP5980111B2 - 光電センサ - Google Patents

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Description

この発明は、受光量を電気信号に変換してコンパレータで閾値判定する光電センサにおいて、特に感度調整に関するものである。
従来の光電センサは、投光器からの投光パルスを受光器で受光して電気信号に変換し増幅して受光信号を出力する。この受光信号が閾値を超えた場合にコンパレータからパルスを出力し、アップダウンカウンタが、パルス入力の都度カウントアップし、それ以外の場合はカウントダウンし、カウント値が設定された最大値になった場合に入光状態とし、カウント値が0となった場合に遮光状態とする(例えば、特許文献1参照)。
なお、チャタリング防止のため、コンパレータの実際の動作点は、閾値にヒステリシスの幅を加味して設定される。例えば反射形光電センサの場合、受光信号が大きい側から小さい側へ変化するとき(入光状態から遮光状態へ変化するとき、RP)と、受光信号が小さい側から大きい側へ変化するとき(遮光状態から入光状態へ変化するとき、OP)とで閾値が異なり、OP閾値はRP閾値より高い。
特開2004−207770号公報
受光量を電気信号に変換してコンパレータで閾値判定する構成の光電センサにおいては、受光量をデジタル値に変換しないので直接演算して最適な閾値を算出することができないという課題があった。そのため、閾値のオートチューニング(オートティーチング)は行われていなかった。
他方、閾値を手動でチューニングする場合には、入光状態から遮光状態へ変化するときのRP閾値のチューニングを行うのか、遮光状態から入光状態へ変化するときのOP閾値のチューニングを行うのかによって閾値が異なるため、変化前の状態を光電センサに認識させる必要があった。
また、擬似的に入光/遮光状態を作り出し、アップダウンカウンタのカウントが終わるのを待つ必要があった。さらに、擬似的に入光/遮光するための回路も必要となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、受光量を電気信号に変換してコンパレータで閾値判定する構成の光電センサにおいて、回路規模を増大することなく、素早くオートチューニングを実施することを目的とする。
この発明に係る光電センサは、検出領域へ投光する投光素子と、投光素子からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子と、受光素子からの受光信号を所定の閾値で弁別して出力する弁別部と、弁別部の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタと、アップダウンカウンタのカウント値が最大値のとき入光状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御部と、受光信号に基づいて弁別部の閾値をチューニングする場合に、アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部とを備えるものである。
この発明に係る光電センサは、検出領域へ投光する投光素子と、投光素子からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子と、受光素子からの受光信号を所定の閾値で弁別して出力する弁別部と、弁別部の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタと、アップダウンカウンタのカウント値が最大値のとき入光状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御部と、受光信号と閾値との比較に基づいて増幅部の増幅度をチューニングする場合に、アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部とを備えるものである。
この発明に係る光電センサは、検出領域へ投光する投光素子と、投光素子からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子と、受光素子からの受光信号を所定の閾値で弁別して出力する弁別部と、弁別部の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタと、アップダウンカウンタのカウント値が最大値のとき入光状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御部と、受光信号と閾値との比較に基づいて投光素子の投光量をチューニングする場合に、アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部とを備えるものである。
この発明によれば、受光感度を調整する際にアップダウンカウンタのカウント値をリセットするようにしたので、アップダウンカウンタのカウントを待たずに入光状態または遮光状態を作り出すことができる。従って、受光量を電気信号に変換して弁別部で閾値判定する構成の光電センサにおいて、回路規模を増大することなく、素早くオートチューニングを実施することができる。
この発明の実施の形態1に係る反射形光電センサの構成を示す回路図である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのアップダウンカウンタによるカウントアップ時の動作を説明する図である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのアップダウンカウンタによるカウントダウン時の動作を説明する図である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのアップダウンカウンタによるセットオン時の動作を説明する図である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのアップダウンカウンタによるセットオフ時の動作を説明する図である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのオートチューニング動作を示すフローチャートであり、2分法の例である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのオートチューニングを説明するグラフであり、2分法の例である。 実施の形態1に係る反射形光電センサのOP閾値およびRP閾値の概念図であり、逐次法によるオートチューニングの例である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る反射形光電センサ1の構成を示す回路図である。この反射形光電センサ1は、投光素子2(例えば、発光ダイオード)と、投光回路3と、受光素子4(例えば、フォトダイオード)と、増幅回路5と、コンパレータ(弁別部)6と、閾値設定回路7と、パルス検出回路8と、アップダウンカウンタ9と、出力制御回路10と、制御部11と、記憶部12とから構成される。
反射形の場合、投光素子2および投光回路3を一体化した投光器と、受光素子4、増幅回路5、コンパレータ6、閾値設定回路7、パルス検出回路8、アップダウンカウンタ9、出力制御回路10、制御部11および記憶部12を一体化した受光器とを、検出対象物の存在する検出領域に対して同じ側に並べて設置し、投光器から発した光の検出対象物による反射光を受光器で受光することで、その受光量の変化から入光状態か遮光状態かを判定する。
投光回路3は、投光素子2を駆動して、所定光量のパルスを検出領域へ投光させる。受光素子4は、検出領域からの反射光を受光して、受光量に応じた電気信号に変換して受光信号とする。増幅回路5は、この受光信号を増幅してコンパレータ6の一方の入力端子へ入力する。閾値設定回路7は、例えば、コンパレータ6のもう一方の入力端子に接続した可変抵抗器で構成され、アップダウンカウンタ9からオン信号が入力されるとRP閾値を設定し、オン信号の入力が途絶えるとOP閾値を設定する。コンパレータ6は、一方の入力端子に入力される増幅回路5の受光信号を、もう一方の入力端子に入力される閾値設定回路7の閾値(OPまたはRP)で弁別して出力する。反射形の場合、コンパレータ6は、値が小さい側から大きい側へ変化するときの受光信号をOP閾値と比較して、受光信号がOP閾値以上の場合に検出対象物が有る状態(入光状態)と判定し、パルス検出回路8へパルスを出力する。また、コンパレータ6は、値が大きい側から小さい側へ変化するときの受光信号をRP閾値と比較して、受光信号がRP閾値以下の場合に検出対象物が無い状態(遮光状態)と判定し、パルス検出回路8へパルスを出力しない。これらOP,RP閾値は、後述するオートチューニングにより決定される。
反射形の場合、投光器側の投光回路3と受光器側のパルス検出回路8は同期信号に基づいて同期されており、パルス検出回路8は、コンパレータ6から入力されるパルスが投光素子2から投光された自発光に対応した有効なパルスか否かを同期信号を用いて判定し、有効なパルスをアップダウン信号としてアップダウンカウンタ9へ入力する。また、パルス検出回路8からアップダウンカウンタ9へ、同期信号に同期した周期的なカウントが入力される。
図2は、アップダウンカウンタ9のカウントアップ時の動作を示し、図3はカウントダウン時の動作を示す。図2および図3の各横軸は時間である。
アップダウンカウンタ9は、周期的なカウント毎に(図2(a)、図3(a))、アップダウン信号が入力された場合はカウントアップし(図2(c))、パルスが入力されない場合はカウントダウンする(図3(c))。そして、カウント値が最大値の5になると入光状態としてオン信号を出力し(図2(d))、カウント値が最小値の0になると遮光状態としてオン信号出力を停止する(図3(d))。出力制御回路10は、アップダウンカウンタ9のオン信号の入力有無に応じて接点を開閉する。
図4は、アップダウンカウンタ9のセットオン動作を示し、図5はセットオフ動作を示す。図4および図5の各横軸は時間である。
アップダウンカウンタ9は、制御部11からセットオン信号が入力されると(図4(e))、カウント値を最大値(例えば、5)に変更し(図4(c))、オン信号を出力する(図4(d))。一方、制御部11からセットオフ信号が入力されると(図5(e))、アップダウンカウンタ9はカウント値を最小値の0に変更し(図5(c))、オン信号出力を停止する(図5(d))。
セットオン信号またはセットオフ信号をアップダウンカウンタ9に与えてカウント値をリセットする場合、即座にカウント値をリセットでき、疑似的な入光状態または遮光状態を作り出すことができる。一方、このようなリセット機能が無い場合、現在のカウント値を0または最大値へ1カウントずつ遷移させる必要があるため、擬似的な入光状態または遮光状態を作り出すために最大5カウント分の時間を有する。
以上の投光素子2、投光回路3、受光素子4、増幅回路5、コンパレータ6、閾値設定回路7、パルス検出回路8、アップダウンカウンタ9および出力制御回路10は、アナログ回路で構成する。一方、以下に説明する制御部11はアナログ回路で構成してもよいし、マイクロコンピュータ等のデジタル回路で構成してもよい。また、記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の記憶素子で構成する。
記憶部12は、反射形光電センサ1の各種の設定情報(例えば、カウントアップの最大値)を記憶しており、制御部11がその情報を読み出して、アップダウンカウンタ9にカウント段数制御信号を出力することによりカウントアップの最大値を設定する。また、制御部11は、記憶部12に記憶されているオートチューニングのプログラムを読み出して実行し、アップダウンカウンタ9の出力するオン信号を利用して求めたOP閾値とRP閾値を閾値レベル選択信号として閾値設定回路7に出力することにより、反射形光電センサ1の受光感度を調整する。また、オートチューニング中に、必要に応じて制御部11からアップダウンカウンタ9へセットオン信号およびセットオフ信号を出力して、アップダウンカウンタ9のカウント値を最大値(例えば、5)または最小値(0)に強制的に移行させることにより、素早く擬似的な入光状態または遮光状態を作り出す。
以下、反射形光電センサ1のオートチューニングを説明する。図6は、2分法によるOP閾値を求めるフローチャートであり、フローチャートに沿った動作例を、図7のグラフを参照しながら説明する。グラフの縦軸は受光信号の光量、横軸はフローのループ回数である。オートチューニングを実施する場合、検出領域に検出対象物体が存在する入光状態を保ち、このときの入光量からOP閾値およびRP閾値を推定する。
制御部11は、記憶部12に記憶されている設定情報のうち、ループ回数i=N(例えば、i=8とする)を設定すると共に(ステップST1)、閾値が取り得る範囲の最大値を閾値上限に、最小値を閾値下限に初期設定する(ステップST2)。続いて制御部11は、閾値上限から閾値下限の範囲を2分する中間値を仮のOP閾値に設定し(ステップST3)、セットオフ信号を出力してアップダウンカウンタ9のカウント値を0にし、遮光状態とする(ステップST4)。図7において、閾値上限を三角形(△)、閾値下限を四角形(□)、仮のOP閾値を白丸(○)、入光量を破線で表す。
続いて入光状態を判定する(ステップST5)。先ず、制御部11から仮のOP閾値が通知された閾値設定回路7が、コンパレータ6に仮のOP閾値を設定する。コンパレータ6は受光信号(図7に破線で示す入光量)が仮のOP閾値以上の場合にアップダウン信号を出力し、アップダウンカウンタ9がカウント値を0から最大値までカウントアップしていき、入光状態を表すオン信号を出力する(ステップST5“ON”)。すると、制御部11がこのオン信号を受けて、図7のi=8のときのように閾値下限を仮のOP閾値に変更する(ステップST6)。
一方、受光信号が仮のOP閾値より小さい場合は、コンパレータ6からアップダウン信号が出力されず、例えばカウント5回分の時間が経過してもアップダウンカウンタ9のカウント値が0のままであってオン信号が出力されない。この場合、制御部11は、セットオフ信号を出力して擬似的に遮光状態を作り出した後、例えばカウント5回分の時間が経過してもオン信号が入力されなければ(ステップST5“OFF”)、遮光状態が継続していると判断して、図7のi=7のときのように閾値上限を仮のOP閾値に変更する(ステップST7)。
制御部11は、閾値上限または閾値下限を仮のOP閾値に変更した後ループ回数iをデクリメントし(ステップST8)、i=0になればオートチューニングを終了して(ステップST9“YES”)、そのときの仮のOP閾値を正式なOP閾値として閾値設定回路7へ通知する。
i=0でなければ(ステップST9“NO”)、再びステップST3へ戻り、変更後の閾値上限から閾値下限の範囲を2分する中間値を仮のOP閾値に設定して入光状態を判定する処理を繰り返す。この処理を繰り返すことにより、仮のOP閾値を入光量に近づけていくことができ、受光感度を調整できる。
上記説明では、遮光状態から入光状態への変化を検出するためのOP閾値をオートチューニングしたが、同様の方法で、入光状態から遮光状態への変化を検出するためのRP閾値もオートチューニングする。RP閾値をオートチューニングする場合、制御部11は、ステップST3において仮のOP閾値からヒステリシスの幅を加味して仮のRP閾値(図7に黒丸(●)で示す)を設定する。また、制御部11は、ステップST4においてセットオン信号を出力してアップダウンカウンタ9のカウント値を最大値にし、擬似的な入光状態を作り出して仮のRP閾値に基づく判定を行う。
なお、OP閾値およびRP閾値の探索方法は、図6に示す2分法に限定されるものではなく、任意の方法でよい。以下に、図8を参照しながら逐次法を説明する。
図8は、OP閾値およびRP閾値の概念図であり、縦軸を光量とする。前の状態とは、セットオン信号出力時の擬似的な入光状態、またはセットオフ信号出力時の擬似的な遮光状態のことであり、後の状態とは、入光状態の判定結果のことである。前の状態がOFF(遮光状態)の場合、後の状態がOFFであれば光量<OP閾値、後の状態がON(入光状態)であれば光量>OP閾値となる。一方、前の状態がONの場合、後の状態がOFFであれば光量<RP閾値、後の状態がONであれば光量>RP閾値となる。
制御部11は、仮のRP閾値と仮のOP閾値を閾値下限側から徐々に閾値上限側に変更しながら、入光状態か否か繰り返し判定していき、図8に示すように後の状態がOFFからONになる境界のRP閾値と、後の状態がOFFからONになる境界のOP閾値を探す。もちろん、仮のRP閾値と仮のOP閾値を閾値上限側から徐々に閾値下限側に変更してもよい。また、仮のRP閾値と仮のOP閾値を設定する際にヒステリシスの幅を加味する必要がある。
以上より、実施の形態1によれば、反射形光電センサ1は、検出領域へ投光する投光素子2と、投光素子2からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子4と、受光素子4からの受光信号を所定の閾値(OPまたはRP)で弁別して出力するコンパレータ6と、コンパレータ6の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタ9と、アップダウンカウンタ9のカウント値が最大値のとき入光状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御回路10と、受光信号に基づいてコンパレータ6の閾値をチューニングする場合に、アップダウンカウンタ9のカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部11とを備えるように構成した。このため、コンパレータ6の閾値をチューニングする際に、制御部11からセットオン信号またはセットオフ信号を出力することにより、アップダウンカウンタ9のカウント値が最大値または最小値になるのを待たずに入光状態または遮光状態を作り出すことができる。従って、受光量を電気信号に変換してコンパレータ6で閾値判定する構成の反射形光電センサ1において、回路規模を増大することなく、素早くオートチューニングを実施することができる。
また、実施の形態1によれば、制御部11は、アップダウンカウンタ9の閾値が取り得る範囲の最大値を閾値上限、最小値を閾値下限に初期設定し、閾値上限および閾値下限から仮の閾値を求めて閾値設定回路7を介してコンパレータ6に設定して入光状態か遮光状態かを判定し、入光状態であった場合は当該仮の閾値を閾値下限に設定する一方、遮光状態であった場合は当該仮の閾値を閾値上限に設定して当該仮の閾値を求め直すことを繰り返し、所定回数繰り返した後の仮の閾値をコンパレータ6に設定するように構成した。このため、受光量を電気信号に変換してコンパレータ6で閾値判定する構成の反射形光電センサ1において、受光量に基づいてOP閾値およびRP閾値のオートチューニングを実施することができ、OP閾値のチューニングを行うのかRP閾値のチューニングを行うのか外部から設定する必要がない。また、2分法を利用して素早く閾値を探索することができ、チューニング時間を短縮することができる。
なお、以上の説明ではオートチューニング(自動で感度調整)する場合に自動的にセットオン信号およびセットオフ信号を出力する構成にしたが、マニュアルチューニング(手動で感度調整)する場合に、ボタン操作などによる外部からの指示を受け付けてセットオン信号およびセットオフ信号を出力する構成にしてもよい。
また、以上の説明では、反射形光電センサ1の感度調整として、受光量の閾値(OPおよびRP)をチューニングしたが、閾値に限定されるものではない。例えば、閾値は固定して、増幅回路5の増幅度(ゲイン)を変更しながら入光状態の判定を繰り返すことにより増幅度をチューニングしたり、投光素子2からの投光量を変更しながら入光状態の判定を繰り返すことにより投光量をチューニングしたりして、反射形光電センサ1の感度調整を行ってもよい。増幅度の調整は、制御部11から増幅回路5へ増幅度選択信号を通知することにより行い、投光量の調整は、制御部11から投光回路3へ投光量選択信号を通知することにより行えばよい。
さらに、閾値、増幅度および投光量のうちの複数を変更することにより受光感度を調整してもよい。例えば、増幅度(2段階)と閾値を両方変更する場合、制御部11は、先ず2段階の増幅度のどちらのときにオン信号が出力されるか入光状態を判定し、オン信号が出力される増幅度に設定した状態で図6のフローチャートを実行して閾値をチューニングする。
また、以上の説明では、反射形光電センサ1のチューニングを行ったが、このチューニングを透過形の光電センサに適用することも可能である。透過形の光電センサは、検出領域を間に挟んで投光器と受光器を向かい合わせに設置し、検出領域に検出対象物が存在するとき投光器から発せられた光が検出対象物に遮蔽されることを利用して物体検出を行う。従って、検出領域に検出対象物が有ると受光信号が小さく、検出対象物が無いと受光信号が大きくなる点が反射形光電センサ1とは異なるのみで、反射形光電センサ1と同様の方法によりチューニングを行うことができ、反射形光電センサ1を透過形としても使用可能である。
ただし、透過形の場合、投光器と受光器を離間して設置するので、同期信号用の信号線を配策しにくい。そのため、透過形として使用する場合には、パルス検出回路8が同期信号を用いずにコンパレータ6のパルスが有効か否かを判断する。従って、反射形光電センサ1を反射形および透過形として兼用可能に構成する場合には、パルス検出回路8のパルス検出方式を反射形と透過形とで切り替えるための検出方式信号を、制御部11からパルス検出回路8へ出力し、パルス検出回路8は反射形のときは同期信号を用いてパルスの有効性を判断し、透過形のときは同期信号を用いない方法でパルスの有効性を判断する。
ここまで本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、上述した実施の形態の構成に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても本発明に含まれることは言うまでもない。
1 反射形光電センサ
2 投光素子
3 投光回路
4 受光素子
5 増幅回路
6 コンパレータ(弁別部)
7 閾値設定回路
8 パルス検出回路
9 アップダウンカウンタ
10 出力制御回路
11 制御部
12 記憶部

Claims (12)

  1. 検出領域へ投光する投光素子と、
    前記投光素子からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子からの受光信号を所定の閾値で弁別して出力する弁別部と、
    前記弁別部の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタと、
    前記アップダウンカウンタのカウント値が最大値のとき入光状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御部と、
    前記受光信号に基づいて前記弁別部の閾値をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部とを備える光電センサ。
  2. 前記制御部は、前記弁別部の閾値が取り得る範囲の最大値を閾値上限、最小値を閾値下限に初期設定し、前記閾値上限および前記閾値下限から仮の閾値を求めて前記弁別部に設定して入光状態か遮光状態かを判定し、入光状態であった場合は当該仮の閾値を前記閾値下限に設定する一方、遮光状態であった場合は当該仮の閾値を前記閾値上限に設定して当該仮の閾値を求め直すことを繰り返し、所定回数繰り返した後の当該仮の閾値を前記弁別部の閾値に用いることを特徴とする請求項1記載の光電センサ。
  3. 前記受光素子からの受光信号を増幅して前記弁別部へ入力する増幅部を備え、
    前記制御部は、前記受光信号と前記弁別部の閾値との比較に基づいて前記増幅部の増幅度をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光電センサ。
  4. 前記制御部は、外部から指示を受け付けた場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光電センサ。
  5. 検出領域へ投光する投光素子と、
    前記投光素子からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子からの受光信号を所定の閾値で弁別して出力する弁別部と、
    前記弁別部の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタと、
    前記アップダウンカウンタのカウント値が最大値のとき入力状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御部と、
    前記受光信号と前記閾値との比較に基づいて前記増幅部の増幅度をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部とを備える光電センサ。
  6. 前記制御部は、前記受光素子の受光信号に基づいて前記弁別部の閾値をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項5記載の光電センサ。
  7. 前記制御部は、前記受光素子の受光信号と前記弁別部の閾値との比較に基づいて前記投光素子の投光量をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項5または請求項6記載の光電センサ。
  8. 前記制御部は、前記弁別部の閾値が取り得る範囲の最大値を閾値上限、最小値を閾値下限に初期設定し、前記閾値上限および前記閾値下限から仮の閾値を求めて前記弁別部に設定して入光状態か遮光状態かを判定し、入光状態であった場合は当該仮の閾値を前記閾値下限に設定する一方、遮光状態であった場合は当該仮の閾値を前記閾値上限に設定して当該仮の閾値を求め直すことを繰り返し、所定回数繰り返した後の当該仮の閾値を前記弁別部の閾値に用いることを特徴とする請求項6記載の光電センサ。
  9. 前記制御部は、外部から指示を受け付けた場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項5から請求項8のうちのいずれか1項記載の光電センサ。
  10. 検出領域へ投光する投光素子と、
    前記投光素子からの光を受光し、受光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子からの受光信号を所定の閾値で弁別して出力する弁別部と、
    前記弁別部の出力を所定の周期毎にカウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタと、
    前記アップダウンカウンタのカウント値が最大値のとき入光状態にあり、最小値のとき遮光状態にあることを示す信号を出力する出力制御部と、
    前記受光信号と前記閾値との比較に基づいて前記投光素子の投光量をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットする制御部とを備える光電センサ。
  11. 前記受光素子からの受光信号を増幅して前記弁別部へ入力する増幅部を備え、
    前記制御部は、前記受光信号と前記弁別部の閾値との比較に基づいて前記増幅部の増幅度をチューニングする場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項10記載の光電センサ。
  12. 前記制御部は、外部から指示を受け付けた場合に、前記アップダウンカウンタのカウント値を最大値または最小値にリセットすることを特徴とする請求項10または請求項11記載の光電センサ。
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