JP5977643B2 - 導光棒の固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、導光棒の固定構造に関する。
従来、光源からの光によって発光する長尺な導光棒をその保持部材に固定する構造として、互いの係合部を係合させる係合構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この係合構造では、図5(a)に示すように、紙面垂直方向に長尺な導光棒81の後面に立設されたフック部81aが、保持部材82に形成された係合孔82aに係合されることにより、導光棒81と保持部材82とが固定されている。
ところが、このような係合構造では、導光棒81を前方から見たときに、長尺な導光棒81のうち、光が射し込みにくい係合孔82aの前方部分だけが暗く見えてしまい、見栄えが良くないという問題があった。
この問題に対しては、図5(b)に示すように、導光棒91と保持部材92との間に別の係合部材93を介在させて当該導光棒91及び保持部材92を固定する構造が提案されている。この構造では、係合部材93の平板部93aの後面に立設された係合突起93bが保持部材92の係合孔92aに係合されることで係合部材93と保持部材92とが固定されるとともに、係合部材93の平板部93aの前面に立設された把持部93cが導光棒91の両側面を把持することで係合部材93と導光棒91とが固定されている。
この構造によれば、係合部材93の平板部93aによって保持部材92の係合孔92aを覆うことができるため、導光棒81を前方から見たときに係合孔82aの前方部分だけが暗く見えるようなことがなく、この点では見栄えが悪くなることはなかった。
特開2012−48845号公報
しかしながら、上述のような導光棒の固定構造では、導光棒91が係合部材93の把持部93cによって単純に両側面を把持されているだけであるため、導光棒91と係合部材93との固定がさほど強固でなく、導光棒91が把持部93cから脱落しやすいという問題があった。
また、この導光棒91の脱落を防止する目的で把持部93cの把持面積を広げようとすると、把持部93cがより大きく前方へ延出する結果、この把持部93cの前端部がより大きく導光棒91の前方に露出することとなって、見栄えが悪化してしまう。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、導光棒を強固に固定しつつ見栄えの悪化を防止することができる導光棒の固定構造の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
前後方向と直交する方向に沿って長尺な導光棒と、当該導光棒を保持する保持部材とを、当該導光棒及び当該保持部材にそれぞれ係合する係合部材を介在させて固定する導光棒の固定構造において、
前記導光棒は、それぞれが後方へ開口するととともに当該導光棒の長手方向に沿って並設された2つの開口部を有し、
前記保持部材は、前後方向に沿って形成された孔部を有し、
前記係合部材は、
前記保持部材の前記孔部を閉塞可能な閉塞部と、
前記閉塞部の後面に立設され、前記保持部材の前記孔部に係合可能な後側係合部と、
前記閉塞部の前面に立設され、前記導光棒の前記2つの開口部と対応して前記長手方向に沿って並設されるとともに当該2つの開口部に係合可能な2つの前側係合部と、
を有し、
前記2つの前側係合部は、前後方向及び前記長手方向の何れとも直交する直交方向の互いに異なる側へ突設された係合突起をそれぞれ有し、
前記保持部材の前記孔部を前記係合部材の前記閉塞部によって前方から閉塞させつつ、前記係合部材の前記後側係合部を当該孔部に前方から係合させることで、前記係合部材と前記保持部材とが固定され、
前記係合部材の前記2つの前側係合部を、前記直交方向の互いに異なる側へ撓ませて、前記導光棒の前記2つの開口部内の前記直交方向の互いに異なる側の面と当接させつつ、少なくとも1つの前側係合部の前記係合突起を前記開口部内に係止させて当該2つの前側係合部を当該2つの開口部に後方から係合させることで、前記係合部材と前記導光棒とが固定されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の導光棒の固定構造において、
前記2つの前側係合部のうち、
前記直交方向の一方へ突設された係合突起を有する一方の前側係合部は、対応する前記開口部内の前記直交方向の一方側の面に形成された係止孔に前記係合突起を係止させ、
前記直交方向の他方へ突設された係合突起を有する他方の前側係合部は、前記直交方向の一方側に撓んだ状態で、対応する前記開口部内の前記直交方向の他方側の面を前記係合突起で押圧することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の導光棒の固定構造において、
前記一方の前側係合部は、前記他方の前側係合部の前記長手方向の両側に2つ設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の導光棒の固定構造において、
前記後側係合部は、
前記前側係合部と同じ数だけ設けられるとともに、
前記閉塞部の前後方向での中央であって全ての前記前側係合部の前記長手方向での中央の位置を通って前記直交方向に沿った直線を対称軸として、前記2つの前側係合部と線対称に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、係合部材の後側係合部を保持部材の孔部に前方から係合させて係合部材と保持部材とが固定されるとともに、係合部材の2つの前側係合部を導光棒の2つの開口部に後方から係合させて係合部材と導光棒とが固定されることによって、導光棒と保持部材とが固定される。
このとき、係合部材の2つの前側係合部のうちの少なくとも1つが、導光棒の長手方向及び前後方向の何れとも直交する直交方向へ突設された係合突起を、導光棒の開口部内に係止させているので、係合部材が導光棒の両側面を単純に把持していた従来に比べ、係合部材と導光棒とを強固に固定することができる。
また、保持部材の孔部が係合部材の閉塞部によって前方から閉塞されているので、導光棒を前方から見たときに、当該導光棒のうち孔部の前方部分だけが暗く見えるようなことはない。更に、係合部材の2つの前側係合部が、それぞれ後方へ開口する導光棒の2つの開口部の内面と当接した状態で当該2つの開口部に係合しているので、この2つの前側係合部が導光棒の前方に露出してしまうこともない。したがって、見栄えの悪化を防止することができる。
また、係合部材の2つの前側係合部は、導光棒の長手方向に沿って並設されており、長手方向及び前後方向の何れとも直交する直交方向の互いに異なる側へ撓んで、導光棒の2つの開口部内の上記直交方向の互いに異なる側の面と当接しつつ当該2つの開口部に係合しているので、係合部材のうち導光棒と係合する部分を上記直交方向,つまり導光棒の幅方向にコンパクトに構成することができるとともに、2つの前側係合部を導光棒の幅方向へ互いに突っ張るようにして2つの開口部に係合させることができる。したがって、係合部材を前方に露出しにくくして見栄えの悪化をより確実に防止することができるとともに、より強固に導光棒を固定することができる。
実施形態における導光棒の固定構造を有する灯具の要部の正面図である。 図1のII−II線での断面図である。 図1のIII−III線での断面図である。 実施形態におけるクリップの斜視図である。 従来の導光棒の固定構造を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における導光棒の固定構造を有する灯具1の要部の正面図であり、図2及び図3は、図1のII−II線及びIII−III線での断面図であり、図4は、灯具1が備えるクリップ4の斜視図である。
なお、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、灯具1から見た方向を意味するものとする。
図1〜図3に示すように、灯具1は、主に当該灯具1を装飾するための装飾板であるエクステンション2を備えている。エクステンション2の前面には、左右方向に沿って延在する収容溝21が形成されており、この収容溝21内には、左右方向に沿って長尺な導光棒3が前面を露出させた状態で収容(保持)されている。導光棒3は、図示は省略するが、その長手方向の端面に光源が対向配置されており、この光源から出射した光によって前面が発光するように構成されている。
エクステンション2と導光棒3とは、灯具1の固定部Fにおいて、クリップ4を介して互いに固定されている。
以下、固定部Fにおける各部材の構成について説明する。
エクステンション2には、収容溝21の底部に、前後方向に沿った貫通孔22が左右方向に沿って3つ並設されている。この3つの貫通孔22,…は、左右中央の第一貫通孔221と、左右両側の2つの第二貫通孔222,222とから構成されている。
このうち、第一貫通孔221は、その下壁部221aが他の部分よりも後方へ延出しており、後述するクリップ4の第一後側フック部421が当該下壁部221aの上面と当接している。
一方、各第二貫通孔222は、第一貫通孔221よりも下方へ大きく形成されており、後述するクリップ4の第二後側フック部422が当該第二貫通孔222内で上下方向へ比較的大きく撓めるようになっている。
なお、これら3つの貫通孔22,…は、左右方向に互いに連通されていて、明確に3つに別れていなくともよい。
導光棒3には、後方へ開口する3つの開口部31,…が、エクステンション2の3つの貫通孔22,…と対応する左右方向の位置で、左右方向に沿って並設されている。この3つの開口部31,…は、左右中央の第一開口部311と、左右両側の2つの第二開口部312,312とから構成されている。
このうち、第一開口部311は、ほぼ後方のみに開口するように形成されて下側内側面311aを有しており、後述するクリップ4の第一前側フック部431が当該下側内側面311aと当接している。
一方、各第二開口部312は、下壁部が切り欠かれて下方へも開口しており、後述するクリップ4の第二前側フック部432が当該第二開口部312内で上下方向へ比較的大きく撓めるようになっている。また、各第二開口部312は、上壁部を上下方向へ貫通する係止孔312aを有しており、後述するクリップ4の第二突起部432aが当該係止孔312aの後側内側面に係止している。
なお、これら3つの開口部31,…は、左右方向に互いに連通されていて、明確に3つに別れていなくともよい。
クリップ4は、図2〜図4に示すように、前後方向と直交する平板部41を有している。この平板部41は、エクステンション2の収容溝21の底面に当接したときに3つの貫通孔22,…を閉塞可能な形状及び大きさであって、且つ、導光棒3と同等かそれ以下の上下方向の幅に形成されている。
平板部41の後面には、エクステンション2の3つの貫通孔22,…と対応するように左右方向に沿って等間隔で並設された3つの後側フック部42,…が後方へ立設されている。この3つの後側フック部42,…は、何れも上下方向への可撓性を有しており、左右中央の第一後側フック部421と、左右両側の2つの第二後側フック部422,422とから構成されている。
このうち、第一後側フック部421は、下方へ突設された第一突起部421aを下面に有している。この第一突起部421aは、第一後側フック部421の先端(後端)から前後方向の中程に掛けて、緩やかに前下がりに傾斜しつつ下面が略平坦となるように形成されており、その突起高さはそれほど高くない。
一方、各第二後側フック部422は、上方へ突設された第二突起部422aを上面に有している。この第二突起部422aは、第二後側フック部422の先端(後端)から前後方向の中程に掛けて、前上がりに傾斜しつつ前面が急峻な面となるように形成されており、その突起高さが第一突起部421aよりも高く形成されている。また、各第二後側フック部422は、基端部の上下方向厚さが細く形成されており、基端部から上下方向へ撓みやすくなっている。
これら3つの後側フック部42,…は、クリップ4がエクステンション2の収容溝21に前方から挿入されることで、エクステンション2の3つの貫通孔22,…に前方から係合する。
具体的には、3つの後側フック部42,…のうち、左右中央の第一後側フック部421は、エクステンション2の第一貫通孔221に前方から挿通される。このとき、第一後側フック部421は、第一貫通孔221に挿通されていくに従って、第一突起部421aが下壁部221aの上面と徐々に強く当接することで上方へ撓んでいき、クリップ4がエクステンション2の収容溝21に挿入されきったとき(平板部41の後面が収容溝21の底面と当接したとき)に、第一突起部421aの下面が下壁部221aの上面と当接した状態となる。こうして、第一後側フック部421は、上方へ撓んで第一貫通孔221の下壁部221aを弾性的に押圧した状態で、当該第一貫通孔221に係合する。
一方、3つの後側フック部42,…のうち、左右両側の2つの第二後側フック部422,422は、エクステンション2の2つの第二貫通孔222,222に前方から挿通される。このとき、各第二後側フック部422は、対応する第二貫通孔222に挿通されていくに従って、第二突起部422aが第二貫通孔222の上壁部と徐々に強く当接することで下方へ撓んでいく。そして、クリップ4がエクステンション2の収容溝21に挿入されきったとき(平板部41の後面が収容溝21の底面と当接したとき)に、当該第二後側フック部422は、第二突起部422aが第二貫通孔222の上壁部よりも後方まで挿通されて、下方への撓みが一定程度解放され、第二突起部422aの前面が第二貫通孔222の上壁部の後面に係止された状態となる。こうして、各第二後側フック部422は、対応する第二貫通孔222の上壁部に第二突起部422aを係止させた状態で、当該第二貫通孔222に係合する。
このように、クリップ4の3つの後側フック部42,…がエクステンション2の3つの貫通孔22,…に係合することで、クリップ4とエクステンション2とが固定される。またこのとき、クリップ4の平板部41は、エクステンション2の3つの貫通孔22,…を前方から閉塞している。
平板部41の前面には、導光棒3の3つの開口部31,…と対応するように左右方向に沿って等間隔で並設された3つの前側フック部43,…が前方へ立設されている。この3つの前側フック部43,…は、平板部41を対称面として3つの後側フック部42,…と面対称に形成されており、より詳細には、平板部41の前後方向での中央であって3つの後側フック部42,…の左右方向での中央の位置を通って上下方向に沿った直線を対称軸として、3つの後側フック部42,…と線対称に形成されている。
具体的には、3つの前側フック部43,…は、何れも上下方向への可撓性を有しており、左右中央の第一前側フック部431と、左右両側の2つの第二前側フック部432,432とから構成されている。
このうち、第一前側フック部431は、下方へ突設された第一突起部431aを下面に有している。この第一突起部431aは、第一前側フック部431の先端(前端)から前後方向の中程に掛けて、緩やかに後ろ下がりに傾斜しつつ下面が略平坦となるように形成されており、その突起高さはそれほど高くない。
一方、各第二前側フック部432は、上方へ突設された第二突起部432aを上面に有している。この第二突起部432aは、第二前側フック部432の先端(前端)から前後方向の中程に掛けて、後ろ上がりに傾斜しつつ後面が急峻な面となるように形成されており、その突起高さが第一突起部431aよりも高く形成されている。また、各第二前側フック部432は、基端部の上下方向厚さが細く形成されており、基端部から上下方向へ撓みやすくなっている。
これら3つの前側フック部43,…は、導光棒3の3つの開口部31,…に後方から係合する。
具体的には、3つの前側フック部43,…のうち、左右中央の第一前側フック部431は、導光棒3の第一開口部311に後方から挿入される。このとき、第一前側フック部431は、第一開口部311に挿入されていくに従って、第一突起部431aが下側内側面311aと徐々に強く当接することで上方へ撓んでいき、クリップ4の平板部41の前面が導光棒3の後面と当接したときに、第一突起部431aの下面が下側内側面311aと当接した状態となる。こうして、第一前側フック部431は、上方へ撓んで第一開口部311の下側内側面311aを弾性的に押圧した状態で、当該第一開口部311に係合する。
一方、3つの前側フック部43,…のうち、左右両側の2つの第二前側フック部432,432は、導光棒3の2つの第二開口部312,312に後方から挿入される。このとき、各第二前側フック部432は、対応する第二開口部312に挿入されていくに従って、第二突起部432aが第二開口部312の上壁部と徐々に強く当接することで下方へ撓んでいく。そして、クリップ4の平板部41の前面が導光棒3の後面と当接したときに、当該第二前側フック部432は、第二突起部432aが第二開口部312の係止孔312aに嵌って、第二突起部432aの後面が係止孔312aの後側内側面に係止された状態となる。こうして、各第二前側フック部432は、対応する第二開口部312の係止孔312aに第二突起部432aを係止させた状態で、当該第二開口部312に係合する。
このように、クリップ4の3つの前側フック部43,…が導光棒3の3つの開口部31,…に係合することで、クリップ4と導光棒3とが固定される。
以上のように、本実施形態の導光棒3の固定構造によれば、クリップ4の2つの第二前側フック部432,432が、上下方向へ突設された第二突起部432aを導光棒3の第二開口部312内にそれぞれ係止させているので、係合部材が導光棒の両側面を単純に把持していた従来に比べ、クリップ4と導光棒3とを強固に固定することができる。
また、エクステンション2の3つの貫通孔22,…がクリップ4の平板部41によって前方から閉塞されているので、導光棒3を前方から見たときに、当該導光棒3のうち貫通孔22,…の前方部分だけが暗く見えるようなことはない。更に、クリップ4の3つの前側フック部43,…が、それぞれ後方へ開口する導光棒3の3つの開口部31,…の内面と当接した状態で当該3つの開口部31,…に係合しているので、この3つの前側フック部43,…が導光棒3の前方に露出してしまうこともない。したがって、見栄えの悪化を防止することができる。
また、クリップ4の第一前側フック部431と第二前側フック部432とは、導光棒3の長手方向(左右方向)に沿って並設されており、上下方向の互いに異なる側(上側と下側)へ撓んで、導光棒3の第一開口部311の下面と第二開口部312の上面とに当接しつつ、当該第一開口部311と第二開口部312とに係合しているので、クリップ4のうち導光棒3と係合する部分を上下方向,つまり導光棒3の幅方向にコンパクトに構成することができるとともに、第一前側フック部431と第二前側フック部432とを導光棒3の幅方向へ互いに突っ張るようにして第一開口部311と第二開口部312とに係合させることができる。したがって、クリップ4を前方に露出しにくくして見栄えの悪化をより確実に防止することができるとともに、より強固に導光棒3を固定することができる。
また、3つの前側フック部43,…と3つの後側フック部42,…とが、平板部41の前後方向での中央であって3つの後側フック部42,…の左右方向での中央の位置を通って上下方向に沿った直線を対称軸として、互いに線対称に形成されているので、クリップ4が上下方向に沿った軸回りに前後反転された状態でも、当該クリップ4の3つの前側フック部43,…をエクステンション2の3つの貫通孔22,…に係合させ、3つの後側フック部42,…を導光棒3の3つの開口部31,…に係合させることができる。したがって、組立作業者は、クリップ4の前後方向の向きを気に掛けることなく、当該クリップ4とエクステンション2及び導光棒3との固定作業をより容易に行うことができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る導光棒の固定構造を灯具に適用した例について説明したが、本発明は、長尺な導光棒とその保持部材とを、これらにそれぞれ係合する係合部材を介在させて固定するものであれば、灯具に限定されず、広く適用可能である。
また、導光棒3は左右方向に沿って長尺なものとしたが、この導光棒3の長手方向は、当該長手方向に沿った発光面を前面とし、その反対側の面を後面として、導光棒3から見た前後方向を定めたときに、この前後方向と直交する方向であれば特に限定されない。但し、この導光棒3の長手方向に応じて、導光棒3の3つの開口部31,…やクリップ4の3つの前側フック部43,…を当該長手方向に沿って並設させるほか、クリップ4の3つの前側フック部43の各突起部431a,432aを前後方向及び前記長手方向の何れとも直交する直交方向へ突設させるなど、適宜変更が必要であることは勿論である。
また、クリップ4の第一前側フック部431と第二前側フック部432とは、それぞれ少なくとも1つ設けられていれば、その数量は特に限定されない。また、第一前側フック部431は、第二前側フック部432と同様に、導光棒3の第一開口部311内の下面に設けた係止孔に第一突起部431aを係止させるように構成されていてもよい。
1 灯具
2 エクステンション(保持部材)
21 収容溝
22 貫通孔(孔部)
221 第一貫通孔
221a 下壁部
222 第二貫通孔
3 導光棒
31 開口部
311 第一開口部
311a 下側内側面
312 第二開口部
312a 係止孔
4 クリップ(係合部材)
41 平板部(閉塞部)
42 後側フック部(後側係合部)
421 第一後側フック部
421a 第一突起部
422 第二後側フック部
422a 第二突起部
43 前側フック部(前側係合部)
431 第一前側フック部
431a 第一突起部(係合突起)
432 第二前側フック部
432a 第二突起部(係合突起)
F 固定部

Claims (4)

  1. 前後方向と直交する方向に沿って長尺な導光棒と、当該導光棒を保持する保持部材とを、当該導光棒及び当該保持部材にそれぞれ係合する係合部材を介在させて固定する導光棒の固定構造において、
    前記導光棒は、それぞれが後方へ開口するととともに当該導光棒の長手方向に沿って並設された2つの開口部を有し、
    前記保持部材は、前後方向に沿って形成された孔部を有し、
    前記係合部材は、
    前記保持部材の前記孔部を閉塞可能な閉塞部と、
    前記閉塞部の後面に立設され、前記保持部材の前記孔部に係合可能な後側係合部と、
    前記閉塞部の前面に立設され、前記導光棒の前記2つの開口部と対応して前記長手方向に沿って並設されるとともに当該2つの開口部に係合可能な2つの前側係合部と、
    を有し、
    前記2つの前側係合部は、前後方向及び前記長手方向の何れとも直交する直交方向の互いに異なる側へ突設された係合突起をそれぞれ有し、
    前記保持部材の前記孔部を前記係合部材の前記閉塞部によって前方から閉塞させつつ、前記係合部材の前記後側係合部を当該孔部に前方から係合させることで、前記係合部材と前記保持部材とが固定され、
    前記係合部材の前記2つの前側係合部を、前記直交方向の互いに異なる側へ撓ませて、前記導光棒の前記2つの開口部内の前記直交方向の互いに異なる側の面と当接させつつ、少なくとも1つの前側係合部の前記係合突起を前記開口部内に係止させて当該2つの前側係合部を当該2つの開口部に後方から係合させることで、前記係合部材と前記導光棒とが固定されることを特徴とする導光棒の固定構造。
  2. 前記2つの前側係合部のうち、
    前記直交方向の一方へ突設された係合突起を有する一方の前側係合部は、対応する前記開口部内の前記直交方向の一方側の面に形成された係止孔に前記係合突起を係止させ、
    前記直交方向の他方へ突設された係合突起を有する他方の前側係合部は、前記直交方向の一方側に撓んだ状態で、対応する前記開口部内の前記直交方向の他方側の面を前記係合突起で押圧することを特徴とする請求項1に記載の導光棒の固定構造。
  3. 前記一方の前側係合部は、前記他方の前側係合部の前記長手方向の両側に2つ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の導光棒の固定構造。
  4. 前記後側係合部は、
    前記前側係合部と同じ数だけ設けられるとともに、
    前記閉塞部の前後方向での中央であって全ての前記前側係合部の前記長手方向での中央の位置を通って前記直交方向に沿った直線を対称軸として、前記2つの前側係合部と線対称に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の導光棒の固定構造。
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