JP5977042B2 - 塗布装置、基板保持装置および基板保持方法 - Google Patents

塗布装置、基板保持装置および基板保持方法 Download PDF

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Description

この発明は、電子ペーパー用基板、有機EL表示装置用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、太陽電池用パネル基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板に対して塗布液を塗布するための塗布装置、および、この塗布装置に好適に適用可能な基板保持装置および基板保持方法に関する。
基板に対して塗布液を塗布するための塗布装置は、基板を載置するステージと、前記ステージ上に載置された基板の表面と近接した状態で当該基板に対して水平方向に相対的に移動することにより基板の表面に塗布液を塗布するスリットノズルとを備える。塗布液の塗布時には、基板の表面の平面度が塗布精度に大きな影響を与えることから、ステージとしてその平面度が数マイクロメータ程度とされた石定盤等を使用するとともに、基板をこのステージ上に吸着保持するようにしている。
しかしながら、基板が大型化したり、基板の厚みが厚かった場合には、基板の周縁部付近に反りが生じやすい。また、電子ペーパー用基板等の基板においても、基板の周縁部付近に反りが生ずることが多い。基板にこのような反りが生じた場合には、基板全域をステージ上に吸着保持することが不可能となる。このため、従来においては、押さえ部材を利用して基板の周縁部付近をステージに押し付けるようにしている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2011−47984号公報 特開2003−340787号公報 特開2004−235386号公報
例えば、電子ペーパー用基板は、支持層と、接着層と、電子ペーパー用フィルムとをこの順に積層した構成を有する。そして、電子ペーパー用フィルムのサイズは支持層のサイズより若干小さくなっており、電子ペーパー用フィルムの端縁は支持層の端縁より10mm程度内側に配置されている。この電子ペーパー用基板においては、製品の精度を向上させるため、電子ペーパー用フィルムとの接触は禁じられており、電子ペーパー用基板の搬送時等においては、電子ペーパー用フィルム側では支持層の周縁部にのみ接触が許容されている。このような電子ペーパー用基板以外にも、一般的に、基板はその中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされている。
このため、従来のように基板の周縁付近をステージに押し付けるときに、押さえ部材が基板の接触不可領域と接触してしまう場合がある。このような場合には、その基板が製品として使用できないことになる。また、特許文献3に記載されたように、基板の端縁側から応力を付与することにより基板の周縁部付近をステージに押し付けるようにした場合には、基板に負荷がかかり基板が損傷するおそれがある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、基板を好適にステージ上に保持することが可能な塗布装置、基板保持装置および基板保持方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板を載置するステージと、前記ステージに載置された基板の表面と近接した状態で当該基板に対して水平方向に相対的に移動することにより前記基板の表面に塗布液を塗布するスリットノズルと、を備えた塗布装置であって、 前記ステージに載置された基板の周縁部を前記ステージに向けて押圧する基板保持機構を備え、当該基板保持機構は、前記ステージに載置された基板の端縁に当接することにより基板を位置決めする当接部材と、前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、前記ステージに向けて押圧する押圧部材と、前記当接部材と前記押圧部材とを支持する第1支持部と、前記第1支持部に対して摺動可能に設けられた第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部との間に配設されたバネと、前記当接部材が前記ステージに載置された基板の端縁に当接するとともに、前記押圧部材が前記ステージ上に載置された基板の周縁部と対向する当接位置と、前記当接部材および前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の端縁から退避する退避位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる水平移動機構と、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部を押圧する押圧位置と、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部から離隔する離隔位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる昇降機構と、を備え、前記当接部材が前記当接位置に配置された状態で、前記昇降機構により前記第1支持部および前記第2支持部を前記離隔位置から前記押圧位置に下降させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板を載置するステージと、前記ステージに載置された基板の表面と近接した状態で当該基板に対して水平方向に相対的に移動することにより前記基板の表面に塗布液を塗布するスリットノズルと、を備えた塗布装置であって、
前記ステージに載置された基板の周縁部を前記ステージに向けて押圧する基板保持機構を備え、当該基板保持機構は、前記ステージに載置された基板の端縁に当接することにより基板を位置決めする当接部材と、前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、前記ステージに向けて押圧する押圧部材と、前記当接部材と前記押圧部材とを支持する第1支持部と、前記第1支持部に対して摺動可能に設けられた第2支持部と、前記当接部材が前記ステージに載置された基板の端縁に当接するとともに、前記押圧部材が前記ステージ上に載置された基板の周縁部と対向する当接位置と、前記当接部材および前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の端縁から退避する退避位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる水平移動機構と、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部を押圧する押圧位置と、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部から離隔する離隔位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる昇降機構と、前記昇降機構により前記押圧部材が前記離隔位置から前記押圧位置に移動した後に、前記当接部材を前記押圧部材に対して前記ステージに載置された基板の端縁から離隔する方向に移動させる当接部材移動機構と、を備え、前記当接部材移動機構は、互いに対向する傾斜面を互いに当接させた状態で配置された一対のくさび状部材を備え、前記一対のくさび状部材の一方は前記第1支持部に連結されるとともに、前記一対のくさび状部材の他方は前記第2支持部材に連結されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記基板保持機構は、前記ステージに載置された基板の周辺において前記ステージに形成された複数の凹部内に、各々、配設される。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の塗布装置において、前記ステージに形成された孔部と、前記当接部材が前記基板の端縁に当接した後で、前記押圧部材が前記基板の前記周縁部を押圧する前に、前記孔部より排気を行う排気手段と、前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の中央付近に対向する孔部の真空度を測定する第1圧力計と、前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度を測定する第2圧力計と、をさらに備え、前記第2圧力計により前記基板の端縁付近に形成された孔部の真空度が一定値に達していないことが検出されたときに、前記昇降機構により前記押圧部材を前記離隔位置から前記押圧位置に移動させる。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記基板は、支持層と、接着層と、電子ペーパー用フィルムとをこの順に積層した電子ペーパー用基板である。
請求項に記載の発明は、中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板の周縁部をステージに向けて押圧する基板保持装置であって、前記ステージに載置された基板の端縁に当接することにより基板を位置決めする当接部材と、前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、前記ステージに向けて押圧する押圧部材と、前記当接部材と前記押圧部材とを支持する支持部と、前記支持部を、前記当接部材が前記ステージに載置された基板の端縁に当接する当接位置と、前記ステージに載置された基板の端縁から退避する退避位置との間で移動させる水平移動機構と、前記支持部を、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の表面を押圧する押圧位置と、前記ステージに載置された基板の表面から離隔する離隔位置との間で移動させる昇降機構と、前記ステージに形成された孔部と、前記当接部材が前記基板の端縁に当接した後で、前記押圧部材が前記基板の前記周縁部を押圧する前に、前記孔部より排気を行う排気手段と、前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の中央付近に対向する孔部の真空度を測定する第1圧力計と、前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度を測定する第2圧力計と、を備え、前記第2圧力計により前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度が一定値に達していないことが検出されたときに、前記昇降機構により前記押圧部材を前記離隔位置から前記押圧位置に移動させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板をステージ上に吸着保持するための基板保持方法であって、前記基板を前記ステージ上に載置する載置工程と、前記ステージに形成された孔部から気体を噴出する気体噴出工程と、前記ステージに載置された基板の端縁に当接部材を当接させて前記基板を位置決めする位置決め工程と、前記ステージに形成された孔部から排気を行う排気工程と、前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の中央部付近に対向する孔部の真空度と、前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度をそれぞれ測定する真空度測定工程と、前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度が一定値に達していない場合に、前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を押圧部材により前記ステージに向けて押圧する押圧工程とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、基板の接触不可領域に接触することなく、基板の接触可能領域のみを押圧部材により押圧することにより、基板をその全域がステージと当接する状態でステージ上に保持することが可能となる。また、水平移動機構と昇降機構により、当接部材と押圧部材を同時に移動させて、基板の位置決めと押圧とを実行することが可能となる。さらに、第1支持部と第2支持部との間に配設されたバネの作用により、押圧部材による基板の押圧力を所定の大きさに維持することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、基板の接触不可領域に接触することなく、基板の接触可能領域のみを押圧部材により押圧することにより、基板をその全域がステージと当接する状態でステージ上に保持することが可能となる。また、水平移動機構と昇降機構により、当接部材と押圧部材を同時に移動させて、基板の位置決めと押圧とを実行することが可能となる。さらに、一対のくさび状部材を有する当接部材移動機構の作用により、当接部材と基板の端縁とが摺動することを防止することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、塗布液の塗布動作に影響を与えることなく、基板をステージ上に保持することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、位置決め後の基板をステージに吸着保持することが可能となる。この時、基板の反りにより基板の端縁がステージに吸着保持されない場合においてのみ基板を押圧部材により押圧することから、基板の吸着保持作業を効率的に実行することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、中央部が接触不可領域とされ、反りが生じやすい電子ペーパー用基板を、好適にステージに保持することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、基板の接触不可領域に接触することなく、基板の接触可能領域のみを押圧部材により押圧することにより、基板をその全域がステージと当接する状態でステージ上に保持することが可能となる。この時、基板の反りにより基板の端縁がステージに吸着保持されない場合においてのみ基板を押圧部材により押圧することから、基板の吸着保持作業を効率的に実行することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、孔部から噴出する気体の作用により基板を容易に移動させて基板の位置決めを行った後に、基板をステージ上に吸着保持することができる。そして、基板の接触不可領域に接触することなく、基板の接触可能領域のみを押圧部材により押圧して、基板の端縁をステージに吸着保持することが可能となる。この時、基板の反りにより基板の端縁がステージに吸着保持されない場合においてのみ基板を押圧部材により押圧することから、基板の吸着保持作業を効率的に実行することが可能となる。
この発明に係る塗布装置の斜視図である。 この発明に係る塗布装置の側面概要図である。 ステージ11の表面に形成された孔部98、99および吸着溝91、92との関係を示す概要図である。 孔部98、99への排気および気体供給系を示す概要図である。 この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す側面図である。 この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す側面図である。 この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す側面図である。 この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す側面図である。 この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す側面図である。 この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す側面図である。 この発明の第2実施形態に係る基板保持機構60により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す正面図である。 この発明の第2実施形態に係る基板保持機構60により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す正面図である。 この発明の第2実施形態に係る基板保持機構60により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す正面図である。 この発明の第2実施形態に係る基板保持機構60により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す正面図である。 この発明の第2実施形態に係る基板保持機構60により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す正面図である。 基板保持機構60の平面概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る塗布装置の斜視図である。また、図2は、この発明に係る塗布装置の側面概要図である。なお、図1においては、後述するノズル洗浄機構31およびプリディスペンス機構34の図示を省略している。また、図2においては、後述するキャリッジ14等の図示を省略している。
この塗布装置は、後述するように、電子ペーパー用フィルムと支持層とを接着層により接着した電子ペーパー用基板100に対して塗布液を塗布するためのものである。すなわち、この塗布装置により塗布液が塗布される電子ペーパー用基板100は、支持層と、接着層と、電子ペーパー用フィルムとがこの順に積層された構成を有する。このような電子ペーパー用基板100は、反りが生じやすいという特性を有する。
この塗布装置は、電子ペーパー用基板100を吸着保持するためのステージ11を備える。このステージ11としては、その上面の平面度が数マイクロメータ程度とされた石定盤等が使用される。このステージ11の表面には、後述する吸着溝が形成されている。また、このステージ11には、後述するように、この発明に係る基板保持機構40、60を収納するための8個の凹部12が形成されている。ステージ11上に吸着保持された電子ペーパー用基板100は、この基板保持機構40、60によりその周縁部をステージ11に向けて押圧される。また、ステージ11には、図示を省略した複数のリフトピンが、適宜の間隔をおいて設けられている。このリフトピンは、電子ペーパー用基板100の搬入、搬出時に、電子ペーパー用基板100をその下方より支持して、ステージ11の表面より上方に上昇させる。
ステージ11の上方には、このステージ11の両側部分から略水平に掛け渡されたキャリッジ14が設けられている。このキャリッジ14は、スリットノズル13を支持するためのノズル支持部15と、このノズル支持部15の両端を支持する左右一対の昇降機構16とを備える。また、ステージ11の両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール17が配設される。これらの走行レール17は、キャリッジ14の両端部をガイドすることにより、キャリッジ14を、図1に示すX方向に往復移動させる。
ステージ11およびキャリッジ14の両側部分には、ステージ11の両側の縁側に沿って、それぞれ固定子21と移動子22を備える一対のリニアモータ20が配設されている。また、ステージ11およびキャリッジ14の両側部分には、それぞれスケール部と検出子とを備えた一対のリニアエンコーダ23が固設される。このリニアエンコーダ23は、キャリッジ14の位置を検出する。
また、図2に示すように、ステージ11の側方には、ノズル洗浄機構31が配設されている。このノズル洗浄機構31は、洗浄ブロック32と待機ポッド33とを備える。この塗布装置においては、塗布動作を実行する前あるいは実行した後に、スリットノズル13をこのノズル洗浄機構31で洗浄するようにしている。
また、図2に示すように、ステージ11の側方には、プリディスペンス機構34が配設されている。このプリディスペンス機構34は、貯留槽35内に貯留された洗浄液中にその一部を浸漬したプリディスペンスローラ36と、ドクターブレード37とを備える。プリディスペンスローラ36とドクターブレード37とは、Y方向に対して、スリットノズル13と同等以上の長さを有する。また、プリディスペンスローラ36は、図示しないモータの駆動により回転する。この塗布装置においては、塗布動作を実行する前に、プリディスペンスローラ36の上方に移動したスリットノズル13から少量の塗布液を吐出することにより、ノズル洗浄機構31による洗浄時に洗浄液を含有した塗布液を、スリットノズル13内から除去する工程を実行するようにしている。
図3は、ステージ11の表面に形成された孔部98、99および吸着溝91、92との関係を示す概要図である。また、図4は、孔部98、99への排気および気体供給系を示す概要図である。
図3に示すように、ステージ11における電子ペーパー用基板100の中央部付近と対向する位置には、孔部99が穿設されている。また、ステージ11における電子ペーパー用基板100の中央部付近と対向する位置には、この孔部99と連通する吸着溝92が、多数の矩形をなす状態で形成されている。一方、ステージ11における電子ペーパー用基板100の周辺部付近と対向する位置には、孔部98が穿設されている。また、ステージ11における電子ペーパー用基板100の周辺部付近と対向する位置には、この孔部98と連通する吸着溝91が、吸着溝92を取り囲むように、多数の矩形をなす状態で形成されている。
各孔部99は、図4に示すチャンバー94と連通している。図4に示すように、チャンバー94は、切替弁96aを介して、図示しない窒素ガスの供給源と接続されている。また、チャンバー94は、切替弁96aおよび開閉弁97aを介して、図示しない真空ポンプ等の排気手段と接続されている。チャンバー94と切替弁96aとの間には、圧力計95aが配設されている。一方、各孔部98は、チャンバー93と連通している。チャンバー93は、切替弁96bを介して、図示しない窒素ガスの供給源と接続されている。また、チャンバー93は、切替弁96bおよび開閉弁97bを介して、図示しない真空ポンプ等の排気手段と接続されている。チャンバー93と切替弁96bとの間には、圧力計95bが配設されている。
なお、電子ペーパー用基板100の周辺部付近と対向する位置に穿設された孔部98と連通するチャンバー93は、チャンバー94を取り囲む形状を有する単一のものであってもよく、複数に分割されたものであってもよい。図4においては、チャンバー93が2分割された場合を示している。
この塗布装置において、後述する電子ペーパー用基板100の位置決めを行うときには、切替弁96a、96bを切り替えることによりチャンバー93、94内に窒素ガスを供給し、孔部98、99より窒素ガスを噴出する。これにより、電子ペーパー用基板100をステージ11上で水平方向に容易に移動させることが可能となる。一方、電子ペーパー用基板100をステージ11上に吸着保持するときには、切替弁96a、96bを切り替えるとともに開閉弁97a、97bを開放することにより、孔部98、99およびこれに連通する吸着溝91、92から排気を行う。
この場合には、後述するように、最初に開閉弁97aを開放して電子ペーパー用基板100の中央部をステージ11に吸着保持した後に、 開閉弁97bを開放して電子ペーパー用基板100の周辺部をステージ11に吸着保持する。このときのチャンバー93、94の真空度、すなわち、電子ペーパー用基板100とステージ11との間の領域の真空度は、圧力計95a、95bにより測定される。
以上のような構成を有する塗布装置により塗布動作を実行するときには、ステージ11上に電子ペーパー用基板100を吸着保持する。この場合には、必要に応じ、8個の凹部12内に配設された基板保持機構40、60により電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する。そして、スリットノズル13をステージ11に吸着保持された電子ペーパー用基板100の表面と近接させた状態で、このスリットノズル13をリニアモータ20の駆動により電子ペーパー用基板100の表面に沿って移動させるとともに、塗布液を電子ペーパー用基板100の表面に供給する。これにより、電子ペーパー用基板100の表面に塗布液の薄膜が形成される。
次に、この発明の特徴部分である基板保持機構の構成について説明する。図5から図10は、この発明の第1実施形態に係る基板保持機構40により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す説明図である。ここで、図5、図6、図7、図9は、基板保持機構40の側断面図である。また、図8は、図7のA−A断面図であり、図10は、図9のA−A断面図である。
この基板保持機構40は、電子ペーパー用フィルム101と支持層102とを接着層を介して積層した電子ペーパー用基板100の周縁部を、ステージ11に向けて押圧するためのものであり、ステージ11に形成された8個の凹部12内に各々配設されている。
この基板保持機構40は、電子ペーパー用基板100の端縁に当接することにより、この電子ペーパー用基板100を位置決めするために使用される、鉛直方向の軸心を中心に回転可能なローラ状部材からなる当接部材41を備える。また、この基板保持機構40は、電子ペーパー用基板100の表面における当接部材41と電子ペーパー用基板100の端縁との当接位置から電子ペーパー用基板100の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、ステージ11に向けて押圧するために使用される、棒状部材47の回りに巻回されたオーリングより成る押圧部材42を備える。
当接部材41は、第1支持部43に支持されている。また、押圧部材42は、棒状部材47を介して第1支持部43に支持されている。この第1支持部43は、第2支持部45に配設された一対のガイド軸44対して摺動可能な構成を有する。また、図8および図10に示すように、第2支持部45に配設された軸48と第1支持部43との間には、バネ46が配設されている。
ここで、当接部材41と電子ペーパー用基板100の端縁との当接位置と、押圧部材42による電子ペーパー用基板100の表面の押圧位置との距離は、例えば、5mm程度に設定されている。すなわち、当接部材41と電子ペーパー用基板100の端縁との当接位置と、押圧部材42による電子ペーパー用基板100の表面の押圧位置との距離は、電子ペーパー用基板100における電子ペーパー用フィルム101の端縁と支持層102の端縁との距離より小さくなるように設定されている。
第1支持部43は、エアシリンダとガイド部材とを備えたエアスライダー51により、押圧部材42がステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の表面を押圧する押圧位置と、ステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の表面から離隔する離隔位置との間を昇降する。また、このエアスライダー51は、基台53上に固定されたエアスライダー52により、当接部材41がステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の端縁に当接する当接位置と、ステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の端縁から退避する退避位置との間を移動する。また、基台53上には、ネジ55の作用によりその上端の位置を変更可能な当たり部材54が配設されている。
次に、この基板保持機構40により電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する押圧動作について説明する。
電子ペーパー用基板100に対して塗布液を塗布するために、電子ペーパー用基板100が図示しない搬送機構によりステージ11上に搬送されたときには、基板保持機構40は、図5に示す待機状態となっている。電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する押圧動作を開始するときには、最初に、図4に示す切替弁96a、96bおよび開閉弁97a、97bを操作することにより、ステージ11上に形成された孔部98および孔部99から窒素ガスを噴出する。これにより、ステージ11上における電子ペーパー用基板100の水平方向の移動が容易となる。
この状態において、図6に示すように、エアスライダー51の作用により、第1支持部43および第2支持部45等を、当接部材41および押圧部材42とともに上昇させる。そして、図7に示すように、エアスライダー52の作用により、エアスライダー51をステージ11に載置された電子ペーパー用基板100に近接する方向に移動させる。これにより、当接部材41は、第1、第2支持部43、45等とともに、電子ペーパー用基板100の端縁から退避した退避位置から、電子ペーパー用基板100の端縁に当接する当接位置まで移動する。この当接部材41の移動に伴って、電子ペーパー用基板100がステージ11上で位置決めされる。
次に、図4に示す切替弁96aおよび開閉弁97aを操作することにより、チャンバー94と連通する孔部99から排気を行う。これにより、孔部99と連通する吸着溝92から排気がなされ、電子ペーパー用基板100における中央部付近がステージ11上に吸着保持される。そして、この状態で一定の時間が経過すれば、図4に示す切替弁96bおよび開閉弁97bを操作することにより、チャンバー93と連通する孔部98からも排気を行う。これにより、孔部98と連通する吸着溝91からも排気がなされ、電子ペーパー用基板100における周辺部付近がステージ11上に吸着保持される。
この時の電子ペーパー用基板100のステージ11に対する吸着保持状態は、圧力計95a、95bによるチャンバー93、94内の気圧の測定値により確認することができる。圧力計95a、95bによるチャンバー93、94内の気圧の測定値により、電子ペーパー用基板100の全域がステージ11上に吸着保持されていることが確認できた場合には、そのまま、塗布液の塗布動作を開始する。
一方、反りの大きい電子ペーパー用基板100の場合には、その周辺付近がステージ11上に吸着保持されない場合がある。この場合には、電子ペーパー用基板100の周辺部分に対応するチャンバー93内の気圧が下がらないことになる。このような状態を圧力計95bが検出した場合には、基板保持機構40における押圧部材42により、電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する。
すなわち、図9に示すように、エアスライダー51の作用により、第1支持部43および第2支持部45等を、当接部材41および押圧部材42とともに下降させる。これにより、押圧部材42がステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の表面から離隔する離隔位置からステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の表面を押圧する押圧位置に移動する。これにより、電子ペーパー用基板100の全面がステージ11に当接し、電子ペーパー用基板100の全面がステージ11上に吸着保持されることになる。
このときの、押圧部材42による電子ペーパー用基板100の表面の押圧力は、バネ46の作用により所定の大きさに維持される。この時の押圧力の大きさは、当たり部材54の高さ位置を変更することにより、適切な値に調整することが可能となる。
このように、この第1実施形態に係る基板保持機構40によれば、当接部材41と電子ペーパー用基板100の端縁との当接位置と、押圧部材42による電子ペーパー用基板100の表面の押圧位置との距離が、電子ペーパー用基板100における電子ペーパー用フィルム101の端縁と支持層102の端縁との距離より小さくなるように設定されていることから、電子ペーパー用基板100の接触不可領域である電子ペーパー用フィルム101に接触することなく、電子ペーパー用基板100の接触可能領域である支持層102のみを押圧部材42により押圧することが可能となる。
この時、電子ペーパー用基板100の反りにより、この電子ペーパー用基板100の端縁がステージ11に吸着保持されない場合においてのみ、電子ペーパー用基板100を押圧部材42により押圧することから、電子ペーパー用基板100の吸着保持作業を効率的に実行することが可能となる。
次に、この発明の他の実施形態に係る基板保持機構の構成について説明する。図11から図15は、この発明の第2実施形態に係る基板保持機構60により電子ペーパー用基板100を保持する動作を示す説明図である。また、図16は、基板保持機構60の平面概要図である。なお、上述した第1実施形態に係る基板保持機構40と同様の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第2実施形態に係る基板保持機構60は、押圧部材42が離隔位置から押圧位置に移動した後に、当接部材41を押圧部材42に対して、ステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の端縁から離隔する方向に移動させるための、くさび状部材61、62を備える当接部材移動機構を備えている。
一対のくさび状部材61、62は、互いに対向する傾斜面を備え、その傾斜面を互いに当接させた状態で配置されている。このくさび状部材61は第1支持部43に連結されており、くさび状部材62は第2支持部45に連結されている。また、これらのくさび状部材61、62は、バネ63により、その傾斜面が常に当接する方向に、第1支持部43および第2支持部45を介して付勢されている。そして、この基板保持機構60においては、鉛直方向の軸心を中心に回転可能なローラ状部材からなる当接部材41は、くさび状部材62に接続された連結部材64上に配置されている。
次に、この基板保持機構60により電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する押圧動作について説明する。
電子ペーパー用基板100に対して塗布液を塗布するために、電子ペーパー用基板100が図示しない搬送機構によりステージ11上に搬送されたときには、基板保持機構60は、図11に示す待機状態となっている。電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する押圧動作を開始するときには、上述した第1実施形態の場合と同様、最初に、図4に示す切替弁96a、96bおよび開閉弁97a、97bを操作することにより、ステージ11上に形成された孔部98および孔部99から窒素ガスを噴出する。これにより、ステージ11上における電子ペーパー用基板100の水平方向の移動が容易となる。
この状態において、図12に示すように、エアスライダー51の作用により、第1支持部43および第2支持部45等を、当接部材41および押圧部材42とともに上昇させる。そして、図13に示すように、エアスライダー52の作用により、エアスライダー51をステージ11に載置された電子ペーパー用基板100に近接する方向に移動させる。これにより、当接部材41は、第1、第2支持部43、45等とともに、電子ペーパー用基板100の端縁から退避した退避位置から、電子ペーパー用基板100の端縁に当接する当接位置まで移動する。この当接部材41の移動に伴って、電子ペーパー用基板100がステージ11上で位置決めされる。
次に、図4に示す切替弁96aおよび開閉弁97aを操作することにより、チャンバー94と連通する孔部99から排気を行う。これにより、孔部99と連通する吸着溝92から排気がなされ、電子ペーパー用基板100における中央部付近がステージ11上に吸着保持される。そして、この状態で一定の時間が経過すれば、図4に示す切替弁96bおよび開閉弁97bを操作することにより、チャンバー93と連通する孔部98からも排気を行う。これにより、孔部98と連通する吸着溝91からも排気がなされ、電子ペーパー用基板100における周辺部付近がステージ11上に吸着保持される。
そして、第1実施形態の場合と同様、電子ペーパー用基板100のステージ11に対する吸着保持状態を圧力計95a、95bによるチャンバー93、94内の気圧の測定値により確認する。チャンバー93、94内の気圧の測定値により、電子ペーパー用基板100の全域がステージ11上に吸着保持されていることが確認できた場合には、そのまま、塗布液の塗布動作を開始する。一方、電子ペーパー用基板100の周辺部分に対応するチャンバー93内の気圧が下がらない場合には、基板保持機構60における押圧部材42により、電子ペーパー用基板100の周縁部をステージ11に向けて押圧する。
すなわち、図14に示すように、エアスライダー51の作用により、第1支持部43および第2支持部45等を、当接部材41および押圧部材42とともに下降させる。これにより、押圧部材42がステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の表面から離隔する離隔位置からステージ11に載置された電子ペーパー用基板100の表面を押圧する押圧位置に移動する。これにより、電子ペーパー用基板100の全面がステージ11に当接し、電子ペーパー用基板100の全面がステージ11上に吸着保持されることになる。この時には、当接部材41は、電子ペーパー用基板100の端縁に当接する当接位置に配置されている。
この状態から、エアスライダー51の作用により第1支持部43および第2支持部45等がさらに下降した場合には、くさび状部材62が第2支持部45とともに、くさび状部材61および第1支持部43に対して相対的に下降する。これに伴って、一対のくさび状部材61、62の傾斜面の作用により、くさび状部材62が第2支持部45とともに、図15に示す右方向に移動する。そして、これに伴って、連結部材64上に配置されたくさび状部材62と連結された連結部材64も右方向に移動する。このため、当接部材41は、電子ペーパー用基板100の端縁に当接する当接位置から電子ペーパー用基板100の端縁から退避した退避位置まで移動する。このため、当接部材41と電子ペーパー用基板100の端縁とが摺動することを防止することが可能となる。
この第2実施形態に係る基板保持機構60においても、当接部材41と電子ペーパー用基板100の端縁との当接位置と、押圧部材42による電子ペーパー用基板100の表面の押圧位置との距離が、電子ペーパー用基板100における電子ペーパー用フィルム101の端縁と支持層102の端縁との距離より小さくなるように設定されていることから、電子ペーパー用基板100の接触不可領域である電子ペーパー用フィルム101に接触することなく、電子ペーパー用基板100の接触可能領域である支持層102のみを押圧部材42により押圧することが可能となる。
11 ステージ
12 凹部
13 スリットノズル
14 キャリッジ
15 支持部
17 走行レール
20 リニアモータ
23 リニアエンコーダ
31 ノズル洗浄機構
34 プリディスペンス機構
40 基板保持機構
41 当接部材
42 押圧部材
43 第1支持部
44 ガイド軸
45 第2支持部
46 バネ
51 エアスライダー
52 エアスライダー
54 当たり部材
60 基板保持機構
61 くさび状部材
62 くさび状部材
63 バネ
64 連結部材
91 吸着溝
92 吸着溝
93 チャンバー
94 チャンバー
95 圧力計
96 切替弁
97 開閉弁
98 孔部
99 孔部
100 電子ペーパー用基板
101 電子ペーパー用フィルム
102 支持層

Claims (7)

  1. 中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板を載置するステージと、前記ステージに載置された基板の表面と近接した状態で当該基板に対して水平方向に相対的に移動することにより前記基板の表面に塗布液を塗布するスリットノズルと、を備えた塗布装置であって、
    前記ステージに載置された基板の周縁部を前記ステージに向けて押圧する基板保持機構を備え、
    当該基板保持機構は、
    前記ステージに載置された基板の端縁に当接することにより基板を位置決めする当接部材と、
    前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、前記ステージに向けて押圧する押圧部材と、
    前記当接部材と前記押圧部材とを支持する第1支持部と、
    前記第1支持部に対して摺動可能に設けられた第2支持部と、
    前記第1支持部と前記第2支持部との間に配設されたバネと、
    前記当接部材が前記ステージに載置された基板の端縁に当接するとともに、前記押圧部材が前記ステージ上に載置された基板の周縁部と対向する当接位置と、前記当接部材および前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の端縁から退避する退避位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる水平移動機構と、
    前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部を押圧する押圧位置と、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部から離隔する離隔位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる昇降機構と、
    を備え、
    前記当接部材が前記当接位置に配置された状態で、前記昇降機構により前記第1支持部および前記第2支持部を前記離隔位置から前記押圧位置に下降させることを特徴とする塗布装置。
  2. 中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板を載置するステージと、前記ステージに載置された基板の表面と近接した状態で当該基板に対して水平方向に相対的に移動することにより前記基板の表面に塗布液を塗布するスリットノズルと、を備えた塗布装置であって、
    前記ステージに載置された基板の周縁部を前記ステージに向けて押圧する基板保持機構を備え、
    当該基板保持機構は、
    前記ステージに載置された基板の端縁に当接することにより基板を位置決めする当接部材と、
    前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、前記ステージに向けて押圧する押圧部材と、
    前記当接部材と前記押圧部材とを支持する第1支持部と、
    前記第1支持部に対して摺動可能に設けられた第2支持部と、
    前記当接部材が前記ステージに載置された基板の端縁に当接するとともに、前記押圧部材が前記ステージ上に載置された基板の周縁部と対向する当接位置と、前記当接部材および前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の端縁から退避する退避位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる水平移動機構と、
    前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部を押圧する押圧位置と、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の前記周縁部から離隔する離隔位置との間で前記第1支持部および前記第2支持部を移動させる昇降機構と、
    前記昇降機構により前記押圧部材が前記離隔位置から前記押圧位置に移動した後に、前記当接部材を前記押圧部材に対して前記ステージに載置された基板の端縁から離隔する方向に移動させる当接部材移動機構と、を備え、
    前記当接部材移動機構は、互いに対向する傾斜面を互いに当接させた状態で配置された一対のくさび状部材を備え、前記一対のくさび状部材の一方は前記第1支持部に連結されるとともに、前記一対のくさび状部材の他方は前記第2支持部材に連結されることを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の塗布装置において、
    前記基板保持機構は、前記ステージに載置された基板の周辺において前記ステージに形成された複数の凹部内に、各々、配設される塗布装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の塗布装置において、
    前記ステージに形成された孔部と、
    前記当接部材が前記基板の端縁に当接した後で、前記押圧部材が前記基板の前記周縁部を押圧する前に、前記孔部より排気を行う排気手段と、
    前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の中央付近に対向する孔部の真空度を測定する第1圧力計と、
    前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度を測定する第2圧力計と、
    をさらに備え
    前記第2圧力計により前記基板の端縁付近に形成された孔部の真空度が一定値に達していないことが検出されたときに、前記昇降機構により前記押圧部材を前記離隔位置から前記押圧位置に移動させる塗布装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の塗布装置において、
    前記基板は、支持層と、接着層と、電子ペーパー用フィルムとをこの順に積層した電子ペーパー用基板である塗布装置。
  6. 中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板の周縁部をステージに向けて押圧する基板保持装置であって、
    前記ステージに載置された基板の端縁に当接することにより基板を位置決めする当接部材と、
    前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を、前記ステージに向けて押圧する押圧部材と、
    前記当接部材と前記押圧部材とを支持する支持部と、
    前記支持部を、前記当接部材が前記ステージに載置された基板の端縁に当接する当接位置と、前記ステージに載置された基板の端縁から退避する退避位置との間で移動させる水平移動機構と、
    前記支持部を、前記押圧部材が前記ステージに載置された基板の表面を押圧する押圧位置と、前記ステージに載置された基板の表面から離隔する離隔位置との間で移動させる昇降機構と、
    前記ステージに形成された孔部と、
    前記当接部材が前記基板の端縁に当接した後で、前記押圧部材が前記基板の前記周縁部を押圧する前に、前記孔部より排気を行う排気手段と、
    前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の中央付近に対向する孔部の真空度を測定する第1圧力計と、
    前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度を測定する第2圧力計と、
    を備え、
    前記第2圧力計により前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度が一定値に達していないことが検出されたときに、前記昇降機構により前記押圧部材を前記離隔位置から前記押圧位置に移動させることを特徴とする基板保持装置。
  7. 中央部が接触不可領域とされ周縁部が接触可能領域とされた基板をステージ上に吸着保持するための基板保持方法であって、
    前記基板を前記ステージ上に載置する載置工程と、
    前記ステージに形成された孔部から気体を噴出する気体噴出工程と、
    前記ステージに載置された基板の端縁に当接部材を当接させて前記基板を位置決めする位置決め工程と、
    前記ステージに形成された孔部から排気を行う排気工程と、
    前記ステージに形成された孔部のうち、前記基板の中央部付近に対向する位置に形成された孔部の真空度と、前記基板の端縁付近に対向する位置に形成された孔部の真空度をそれぞれ測定する真空度測定工程と、
    前記基板の端縁付近に対向する孔部の真空度が一定値に達していない場合に、前記基板の表面における前記当接部材と前記基板の端縁との当接位置から基板の中央部側に所定距離だけ離隔した領域を押圧部材により前記ステージに向けて押圧する押圧工程と、
    を備えたことを特徴とする基板保持方法。
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