JP5975363B2 - 船体流体抵抗低減装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船首部の水面下において大量のマイクロバブル(船関連では、微細気泡を、いわゆるマイクロバブルと呼ぶ)を発生させ、水面下の船体外板表面をマイクロバブルで覆うことによって、航行時の船体の摩擦抵抗を低減するとともに船首部近傍に発生する水面波による造波抵抗も低減し、高い省エネ効果を得る装置に関する。
航行時の船が受ける流体抵抗を低減する主な方法としては、船体表面に生じる摩擦による抵抗と船首部近傍に生じる造波抵抗を低減させる方法がある。従来は、摩擦抵抗を低減させるための手段としては、船首側の船の外板に設けた細いスリットや多数の噴出口から、ブロワによる加圧空気を吹き出させる方法などがある。例えば、噴出口がスリット形状では特許文献1、細長形状の多数の吹き出し口形状では特許文献2、複数の気体噴出口形状では特許文献3が開示されている。特許文献4では、気水混相流体をノズルにより吹き出す方法が開示されている。また、特許文献5にはマイクロバブル発生貫流ポンプを船の外板に直接設置して、マイクロバブルを船体表面に沿って放出する方法もある。
造波抵抗を低減させるための手段としては、船首部の船体底部の形状をバルバスバウ(球状船首)にすることによって、造波抵抗を低減する方法がある。例えば、満載時や軽荷時での造波抵抗を低減する手段が特許文献6に、また喫水の変化や海流条件に対応した船首バルブにフインを装備した形状が特許文献7に開示されている。
しかし、船体外板に設けた多数の噴出口やノズルなどからブロワにより気泡を船体表面に向けて吹き出す方法は、噴出流による流れの乱れが大きく、拡散しやすく、気泡も船体表面から離れやすくなるため、船体表面を効率よくマイクロバブルで覆うことはできない。特許文献5のマイクロバブル発生貫流ポンプを使用する方法は、水面下の船体外板への前記貫流ポンプの取り付け方法やメンテナンス等に問題がある。
いずれにしても、従来の船体の流体抵抗低減装置は、摩擦抵抗と造波抵抗の両方に有効な流体抵抗低減装置ではないことから、抵抗低減効果も限界があり、顕著な流体抵抗の低減効果は期待できない。
特開平9−156576号公報 特開平9−207873号公報 特開平11−49080号公報 特開2008−18781号公報 特開2012−106542号公報 特開2010−188953号公報 特開2010−137833号公報
航行中に受ける流体抵抗は、主に摩擦抵抗と造波抵抗があるが、従来の流体抵抗低減手段は、摩擦抵抗の低減と造波抵抗の低減を、それぞれに別物として捉える手法が取られているため、流体抵抗の低減効果には限界がある。顕著な流体抵抗の低減効果を得るためには、摩擦抵抗と造波抵抗の両方を同時に低減する手法が求められる。
従来技術の船体外板に設けた多数の噴出口やノズルなどにより気泡を船体表面に向けて吹き出す方法は、噴出流による流れの乱れが大きく、船体表面を効率よくマイクロバブルで覆うことはできない。このため、本発明では、流れが一様で幅広な吐出し流れを有するマイクロバブル発生貫流ポンプを利用した流体抵抗低減装置を主体に提供する。また、別の方法として船体表面近くの流れの中にノズルを設置する簡易的な流体抵抗低減装置についても提供する。
本発明は、従来技術の問題点を解決するために、マイクロバブル発生貫流ポンプを利用した請求項1及至請求項3に記載の船体流体抵抗低減装置の提供、並びに平口ノズルを船体表面近くの流れの中に設置した構成の請求項4及至請求項6に記載の船体流体抵抗低減装置を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、船体側面における摩擦抵抗の低減と船首部に発生する造波抵抗低減のための流体抵抗低減装置で、羽根車中心部に微細気泡発生機構を有するマイクロバブル発生貫流ポンプを、船首部の水面下の船体側面外板に設置し、その貫流ポンプ本体の上方すぐ上に、前記貫流ポンプ全体を覆う平板翼を船体側面外板に略平行に設置した構成からなる。これにより航行時に船首部に向かう水流が直接船首部に当たらず、平板翼を備えた前記貫流ポンプの吸込み口に吸込まれ、船首部近傍の流れが制御されるため、造波抵抗が低減される。同時に、前記貫流ポンプからのマイクロバブルの船体側面に沿う吐出し流れが側面を覆うことにより、船体側面の摩擦抵抗も低減される。
請求項2に記載の発明は、前記平板翼を前記貫流ポンプの吸込みケーシングの上面に直接取り付けて一体化した流体抵抗低減装置である。
請求項3に記載の発明は、船体底面の摩擦抵抗を低減する流体抵抗低減装置で、船首部先端の尖った形状におけるポンプ据付け上の構造的問題を解決するために、船首部の左舷と右舷の間の部分を上甲板の方向から水面に向かって中空にした立抗にし、その中空立抗後部の略垂直壁面上の船底近傍にマイクロバブル発生貫流ポンプを平坦な船底面に合わせて横置きにして設置した構成である。これにより、船体底面に沿うマイクロバブルの吐出し流れが船体底面を覆うことにより、船体底面の摩擦抵抗が低減される。
請求項4及び請求項5に記載の発明の平口ノズルによる流体抵抗低減装置は、船体の底面と側面の表面近傍の流れの中に、くし型タイプの平口ノズルを設置し、流れと同方向に微細気泡流を吹き出すことにより、シート状のマイクロバブルの噴流が船体表面に沿って流れるようにして、船体表面の摩擦抵抗を低減するものである。
上記くし型タイプの平口ノズルの上方すぐ上に、当該ノズル装置全体を覆う平板翼を船体表面に略平行に設置した構成にすれば、船体表面に沿うノズルの噴出流を安定させる。
上記数種の流体抵抗低減装置のそれぞれを使用条件に合わせて船体に装備すれば、船体の側面と底面の摩擦抵抗、および船首部に発生する造波抵抗を同時に低減できるという高度の省エネ技術を提供できることになる。
従来は、ブロワによる加圧空気を噴出口から吹き出させて、マイクロバブルを発生させている例が多いが、気体のみの噴出では、気泡同士が結合しやすいことから、気泡を十分に微細化し難い。気泡の微細化には微小気泡含有気液混合液を加圧してノズルに供給する必要がある。また、微細気泡で船体表面を効率よく覆うためには、気泡径をできるだけ小さくして浮力の影響を小さくする必要がある。特に船体側面における流れに対しては、気泡の浮力の影響が大きい。
請求項に記載の発明は、ポンプのメンテナンスや据付け位置の調整に関するもので、マイクロバブル発生貫流ポンプを船首部の船体側面や中空立抗部の略垂直壁面上に設置したリニアレール走行するスライドプレート又はパイプやポールをガイドにしてスライドして走行するスライドプレートに取り付けた構成にし、前記貫流ポンプを上下に走行可能とし、またポンプを水面上に引き上げることによって容易となることを特徴とする。
本発明の流体抵抗低減装置は、従来とは異なり、船体の側面と底面の摩擦抵抗および船首部の造波抵抗を同時に低減することが出来るため、航行時における高い省エネ効果が得られる。また、船首部の水流が制御され、造波抵抗が低減されるため、水を切る船首部形状を鋭くする必要もない。また、造波抵抗低減のためには、船首部の水面下の船体構造をバルバスバウ(球状船首)にする必要もない。
図1は本発明の流体抵抗低減装置80を船首部の船体側面外板に設置した場合の全体構成を示す斜視図である(実施例1) 図2は図1の平板翼55の一部を破断した主要部の斜視図である。 図3は図1の流体抵抗低減装置80を船首部水面下の船体側板に設置したときの断面図で、船体側面に沿うマイクロバブルの吐出し流れの状態を示す。 図4は図3の流体抵抗低減装置80の拡大断面図である。 図5はマイクロバブル発生貫流ポンプ50と気液混合加圧液供給装置45の関係を示す概念図である。 図6は、流体抵抗低減装置81の装置構成を示す斜視図である(実施例2)。 図7は、流体抵抗低減装置81を船首部水面下の船体側面外板に設置したときの断面図で、船体側面に沿うマイクロバブルの吐出し流れの状態を示す。 図8はマイクロバブル発生貫流ポンプ50bを船首部の中空立抗の垂直壁面の船底部に設置した場合の全体構成を示す概略の断面図である(実施例3) 図9はマイクロバブル発生貫流ポンプ50bの据付け状態を示す拡大断面図である。 図10は図8の装置の全体構成を示す概略の平面図である。 図11は、船首部の中空立抗の垂直壁面の船底部近傍の流れの中に平口ノズル4を設置した状態と、マイクロバブルの噴出流の状態を示す断面図である(実施例4) 図12は、船首部の中空立抗の底面部近傍に設置した平口ノズル4からの噴出流の状態を船体の底面側から見た平面図で、対称図面の片側半分を示す。 図13は、船首部水面下の船体側面外板近傍の流れの中にノズルの先端口が平口のくし形ノズル18bを据付けた場合の全体構成を示す斜視図である(実施例5) 図14は、平板翼57を備えた、くし形ノズル18bを船首部水面下の船体側面近傍の流れの中に設置した状態を示す断面図である。 図15は、マイクロバブル発生貫流ポンプ50bと流体抵抗低減装置80を船首部の底面と側面に設置した場合の装置構成と船体表面に沿うマイクロバブルの流れの状態を示す斜視図である。 図16は羽根車内部に挿入した散気孔タイプのノズル3および筒型タイプのノズル10の装置構成と気液混合加圧液供給装置45の関係を示す断面図である。 図17は、散気孔タイプのノズル3bを専用のサブモータ20で駆動する羽根車部の装置構成と気液混合加圧液供給装置45の関係を示す断面図である。 図18は、気液混合チャンバー40の構成を示す断面図である。 図19は流体抵抗低減装置80を船首部水面下の船体側面に設置の有無(b)、(a)での航行時における船体まわりの流れの状況を比較して示す概略の断面図である。 図20は、平板翼55を備えていない場合のマイクロバブル発生貫流ポンプ50のポンプ背後における後流渦Kの発生状況を示す断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図1及至図15を参照して説明する。
図1は、請求項1に記載の発明に関する第1実施例で、流体抵抗低減装置80を船首部水面下の船体側面に設置した場合の全体構成を示す斜視図である。図2は図1の平板翼55の一部を破断し、マイクロバブル発生貫流ポンプ50の形状を明確にした主要部の斜視図である。
本実施例の装置構成は、まず、羽根車中心部に微細気泡発生機構を有するマイクロバブル発生貫流ポンプ50を船首部の船の側面外板に設置したリニアレール30の上を走行するスライドプレート31に取り付けた構成にする。本例は水面下の適正な位置に調整しながらポンプ2台をセットできるようにしたもので、貫流ポンプの吸込み口と吐出し口の方向は水流と同方向で、吐出し流れが船体表面に沿うように、ケーシング形状をアレンジしている。次に前記マイクロバブル発生貫流ポンプ50本体の上方すぐ上に貫流ポンプ全体を覆う平板翼55を船体側面外板に略平行に設置した構成にする。これにより、船首部へ向かう水流は図3の断面図に示すように、平板翼55の内側と外側に分かれて流れるようになる。ポンプ入口部には、ゴミ除けのためにスクリーン60を取り付けている。
円筒状で多翼の羽根車7を有する貫流ポンプ(図16参照)の構造は単純に二次元的で、流れが羽根車に接線方向に吐出されることから、吐出し流れは、幅広のシート状で乱れも少なく、拡散せずに遠くまで達することができる。また、単純に羽根車の長さを変えたり羽根車を連結することによって、船体表面をマイクロバブルで覆う範囲を調整できる。なお、ポンプからのマイクロバブルを含む吐出し流れは、船の推進にも寄与するので無駄がない。
また、水中モータ12を含めて全体が矩形にコンパクトにまとまるので、図2に示すようにリニアレール30の上を走行するスライドプレート31に都合よく容易に取り付けられる。スライドプレート31を自走型にすれば、作業効率は良くなる。
図5は、本発明に係るマイクロバブル発生貫流ポンプ50と気液混合加圧液供給装置45の関係を示す概念図である。マイクロバブルの発生機構は、気液混合チャンバー40で気体と液体を合流させて生成された気泡を含む気液混合液を加圧ポンプ42に取り込んで、加圧した微細気泡含有気液混合加圧液を貫流ポンプの羽根車7内に挿入したノズルに供給する構成である(詳細は後述)。
この実施の形態によれば、航行中に船首部に向かう水流は、従来は船首部に当たり、淀みを生じて水面波を生じるが、本発明では、図3に示すように前記水流は船首部に当たらず、船首部側面近傍を通って貫流ポンプの吸込み口へ支障なくスムーズに向かうため、衝突による水面波は生じない。従って造波抵抗を顕著に低減できる。
一方、貫流ポンプの吐出し流れの特性は、前述のように幅広のシート状で乱れも少なく、拡散せずに遠くまで達することができること、またコアンダ効果(流れが物体表面に沿って流れる効果)により、図3の断面図および図4の拡大図に示すように貫流ポンプ50から吐出されたマイクロバブルの流れが曲率のある船の側面外板70bに沿って流れるので、船体表面を薄い層のマイクロバブルで効率よく覆うことができる。従って摩擦抵抗を効率よく低減させることができる。
このように、本発明では、従来と異なり、造波抵抗と摩擦抵抗の両方を同時に低減することができるという優れた特徴を持っている。
なお、コアンダ効果を有効にするためには、ポンプのマイクロバブル吐出し流れの流速Dを外流F(船体近傍を通り過ぎる流れ)の流速よりも速くする必要がある。吐出し流速はポンプの回転数を変えることによって調整する。
羽根車を高速回転すると、羽根にキャビテーションが発生しやすくなる。キャビテーションはポンプの性能低下の原因になるが、適度のキャビテーションの発生は、微細気泡の発生源となり、その吐出し気泡流は船体表面の摩擦抵抗を低減するため、本実施例ではプラス効果となる。
また、平板翼55を備えた装置構成は、上述の船首部の流れの制御による造波抵抗を低減するだけでなく、図20に示すようなポンプ背後に発生する後流渦Kの発生も防止できる。後流渦Kは同図に示すようにマイクロバブルの吐出し流れDを乱すため、平板翼55を備えることは、ポンプからの吐出し流れDを安定させることにも寄与している。
ポンプのメンテナンスは、ポンプがリニアレール30上を上下に走行できるので容易である。リニアレール30の替わりにH型鋼タイプを使用してもよい。又は、後述の実施例3に示すようにパイプやポールをガイドにしてスライドして走行するスライドプレート34に、マイクロバブル発生貫流ポンプ50取り付けた構成にしてもよい。(請求項に関連)
ゴミ除けスクリーン60にゴミが附着した場合は、羽根車を逆回転してポンプの吐出し口から吸込み口へ逆流させれば、取り除くことができる。
図6は、請求項2に記載の発明に関する第2実施例で、流体抵抗低減装置81を船首部水面下の船体側面に設置した場合の全体構成とマイクロバブルの流れを示す斜視図である。
本実施例では、図1に示す流体抵抗低減装置80とは異なり、平板翼56をマイクロバブル発生貫流ポンプ50の吸込みケーシング21(図4参照)の上面に直接取り付けて、前記平板翼56で貫流ポンプ全体を覆い、前記貫流ポンプと平板翼を一体化した構成である。
図7に流体抵抗低減装置81を船首部の船体側面に取り付けた場合の断面図およびマイクロバブル流れの状態を示す。第2実施例におけるマイクロバブル発生に関する基本的な装置構成や船体まわりの流れの状況は第1実施例と同様である。
図8は、請求項3に記載の発明に関する第3実施例で、船首部先端の尖った形状におけるポンプ据付け上の構造的問題を解決するために、船首部の左舷と右舷の間の部分を上甲板の方向から水面に向かって中空にした立抗構造にし、中空立抗75の後部の略垂直壁面76の船底近傍にマイクロバブル発生貫流ポンプ50bを設置した場合の全体構成を示す断面図である。図9はマイクロバブル発生貫流ポンプ50bの据付部の拡大断面図、図10は図8を上方から見た平面図である。
本実施例では、図8に示すようにマイクロバブル発生貫流ポンプ50bを船首部の中空立抗75の垂直壁面76に設置したリニアパイプ32をガイドにしてスライドリング33により走行するスライドプレート34に取付けた構成にし、ポンプの吐出し流れが船の平坦な底面に沿って、船首部から船尾に向かって流れるように該貫流ポンプを横置きにして水面下の船底近くに設置した構成である。マイクロバブル発生に関する基本的な装置構成は、実施例1と同様である。
中空立抗75は、立抗上面が水面より上にあればよく、上甲板を突き抜けなくてもよい。中空立抗75の中を満たす海水は、水流が船首部に当たる衝突圧を緩和するダンパーの役割をし、船の縦揺れや横揺れの揺動を安定化させる働きもある。
この実施の形態によれば、航行中に船底部に向かう水流は、マイクロバブル発生貫流ポンプ50bの吸込み口へスムーズに向かい、マイクロバブルの吐出し流れは、図8の断面図および図9の拡大図に示すように船底面の外板表面に沿って流れる。前述のように貫流ポンプの吐出し流れは、幅広のシート状で乱れも少なく、拡散せずに遠くまで達することができること、またコアンダ効果により、図8、図9に示すように吐出し流れが曲率のある船体底面に沿ってスムーズに後方船尾に向かって流れるため、従来と異なり、船体底面全体を薄い層のマイクロバブルで効率よく覆うことができる。摩擦抵抗低減のためには、船体表面が水と接する薄い境界層を気泡で覆えばよく、厚い層で覆う必要はないことから、貫流ポンプの吐出し流れの特性は、船体の摩擦抵抗低減には都合がよい。
実施例1〜3においては、気液混合加圧液供給装置45で生成された微細気泡含有気液混合加圧液を羽根車内のノズルに供給したが、気体のみを貫流ポンプの羽根車内のノズルに供給する手段もある。図17(c)に示すように、ブロワ43により加圧した気体をノズル3bに供給し、ノズル回転専用のサブモータ20により、ノズル3bを高速回転させて噴出孔5より、高速回転を伴いながら噴出させれば十分に微細化した気泡(マイクロバブル)が得られ、摩擦抵抗低減に有効な手段となる。この手法によれば、浮力の影響が大きい実施例1および実施例2の船体側面に対しても使用可能である。
図11は、請求項4に記載の発明に関する第4実施例で、中空立抗75の略垂直壁面76の船底近傍の流れの中に、くし型ノズル18の平口ノズル4を取り付けて、船体底面の摩擦抵抗を低減させる場合の全体構成を示す概略の断面図である。図12は船体の底面側から見た平口ノズル4の据付け状態で、対称図面の片側半分を示す。この場合は平口ノズルを3個設置し、幅広ノズルの噴出流が船体底面に沿うようにしている。ノズルの先端口は円形でもよいが、平口にした方が、噴流を船体表面に沿って流すことができ、噴流が表面を覆う面積も広くなるため、ノズルの個数も少なくてすむ。ノズルの個数は船体の大きさによって調整する。平口ノズル4には、実施例1と同様に、気液混合加圧液供給装置45により生成された微細気泡含有気液混合加圧液が供給される構成である。
この実施の形態によれば、図12に示すように平口ノズル4の先端からの噴出流が減圧と流体との摩擦によりマイクロバブル化した流れとなって、船体底面を覆うため、摩擦抵抗が低減される。
本発明のように、平口ノズル4を船底面近傍の流れの中に据付けて、ノズルの噴流が流れと同方向になるように設定することにより、平口ノズルからの噴出流が船体に沿う外流と同方向の流れの中に安定した流れとなって、またコアンダ効果によるマイクロバブルの流れが曲率のある船体表面を覆うことにより、摩擦抵抗が顕著に低減される。
実施例3と実施例4では、マイクロバブルの流れを得るために、実施例1と同様に気液混合加圧液供給装置45で生成された微細気泡含有気液混合加圧液を使用したが、船体底面では、船体側面に比べると気泡の浮力の影響は小さいので、従来のようにブロワによる加圧空気を羽根車内のノズルや平口ノズルに供給することにより、マイクロバブルの発生を得てもよい。しかし、気泡の微細化は十分でなく、摩擦抵抗の低減効果は劣る。
図13は、請求項5に記載の発明に関する第5実施例で、船首部水面下の船体側面近傍の水流の中に、くし型ノズル18bを設置した場合の全体構成を示す斜視図である。図14にくし型ノズル18bを船首部の船体側面近傍の水流の中に取り付けた場合の断面図およびマイクロバブル流れの状態を示す。
この実施例では、分岐管11bは、剥離渦が生じないように外形を翼型にし、平口ノズル4bからの噴流が船体側面に沿うように調整している。また、本図では、ノズルからの噴出流を安定させるために、くし型ノズル18bの上方すぐ上に、当該くし型ノズル全体を覆う平板翼57を船体側面に略平行に設置した構成を示す。同様に前記実施例4におけるくし型ノズル18においても、平板翼を備えた方がノズルからの噴出流は安定する。
船体側面の摩擦抵抗低減のためには、特に気泡径を十分に小さくして浮力の影響を小さくする必要があることから、平口ノズル4bには、気体のみの供給でなく、実施例1と同様に、気液混合加圧液供給装置45により生成された微細気泡含有気液混合加圧液を供給した方がよい。
この実施の形態によれば、図13、図14に示すように平口ノズル4bの先端からの噴出流が減圧と流体との摩擦によりマイクロバブル化した流れとなって、船体側面を覆うため、摩擦抵抗が低減される。
従来技術では、前述のように船体外板に設けた多数の噴出口やノズルからマイクロバブルを船体表面に向けて吹き出すため、噴出流の乱れが大きく拡散しやすく、気泡も船体表面から離れやすくなるため、船体表面を効率よくマイクロバブルで覆うことができない。本発明のように、平口ノズル4bを実施例4と同様に船体表面近傍の流れの中に据付けて、ノズルの噴出流が流れと同方向になるように設定して噴流を安定させることにより、また、コアンダ効果により、平口ノズルからの噴出流が曲率のある船体表面をマイクロバブルで覆うことができる。従って、摩擦抵抗が顕著に低減される。
実施例4、実施例5のくし型ノズル18,18bを、実施例1や実施例3のようにリニアレール30やリニアパイプ32を走行するスライドプレート32、34のような類の移動可能な装置に取り付ければ、メンテナンスは容易となる。
図15は第6実施例で、船体の流体抵抗を総合的に低減する装置の全体構成とマイクロバブルが船体表面に沿って流れる状態を船の前方下方向から見た斜視図である。本実施例は、第1実施例と第3実施例で使用した流体抵抗低減装置を船体に設置した構成である。
船体側面の摩擦抵抗の低減と船首部の造波抵抗の低減には、実施例1と同様の縦置きのマイクロバブル発生貫流ポンプ50と平板翼55を組み合わせた流体抵抗低減装置80を船首部の船体側面に設置した構成にし、船体底面における摩擦抵抗の低減には、実施例3と同様の横置きのマイクロバブル発生貫流ポンプ50bを中空立抗75の船底部に設置した構成である。
この実施の形態によれば、中空立抗船底部に設置したマイクロバブル発生貫流ポンプ50bと船体側面に設置したマイクロバブル発生貫流ポンプ50の吐出し流れが、貫流ポンプ特有の幅広で乱れのない流れにより、また、コアンダ効果により、曲率のある船体表面に沿ってスムーズに後方船尾に向かって流れるため、水面下の船体の底面と側面の両方の船体表面をマイクロバブルで効率よく覆うことができる。このため、船体表面全体の摩擦抵抗を効率よく低減できる。
また、船首部側面外板に設置した平板翼55を備えた流体抵抗低減装置80により、前述のように船首部近傍の水流が制御され、水面波を抑制するため、造波抵抗は顕著に低減される。従って、実施例6では、航行時における船体の底面と側面の摩擦抵抗、および船首部における造波抵抗も低減されるため、従来と異なり、航行時の船全体における流体抵抗を総合的に低減することが出来るという優れた省エネ効果を有する。
第6実施例では、船体底面における摩擦抵抗の低減には実施例3と同様にマイクロバブル発生貫流ポンプ50bを船底部に設置した構成にしたが、前記貫流ポンプ50bの替わりに実施例4の平口ノズル4を船底部に設置した構成にしても同様な効果が得られる。また、船体側面に流体抵抗低減装置80の替わりに第5実施例のくし型ノズル18bを設置した構成も考えられる。ただし、この場合の流体抵抗低減装置は、船体側面の摩擦抵抗低減のためで、造波抵抗の低減効果はほとんどない。
上記実施例1〜実施例6で描いたマイクロバブル発生貫流ポンプ50、50bや船体流体抵抗低減装置80およびくし型ノズル18、18bの大きさは、分かりやすく説明するために実際とは異なり船体に対して大きな比率で描いている。実際の貫流ポンプの羽根車径は、200〜500mm程度と考えられる。ポンプの大きさやポンプの台数および平口ノズルの本数などは船の大きさによって異なる。
また、上記実施例では、マイクロバブル発生貫流ポンプ50、50bは、メンテナンスの利便性を考慮して、リニアレール30やリニアパイプ32の上を走行するスライドプレート32、34に設置したが、船首部の船体底面と船体側面外板に直接設置してもよい。
図16と図17は、本発明に係る船体摩擦抵抗低減に関するマイクロバブルの羽根車部での発生機構を示す断面図と気液混合加圧液供給装置45の関係を示す。図16は、散気孔タイプのノズル3、筒型タイプのノズル10が羽根車と一体になって回転するタイプ、図17は、図16とは異なり散気孔タイプのノズル3bが、専用のサブモ−タ20駆動により、羽根車の回転に関係なく自在に回転可能にしたタイプである。
図16(a)と図17(a)は、散気孔タイプのノズル3、3bのノズル先端が羽根車内に突き出した状態、図16(b)と図17(b)は、ノズルの先端を駆動側の羽根車ボス部に差し込んで、ノズルの振れ止め防止と散気孔部が羽根車全体に渡っている状態を示す。図17の専用モータ駆動によるノズル3bのタイプでは、ノズル3bを羽根車の回転に関係なく、自在に高速回転できることから、図17のノズル3bの方が図16のノズル3のタイプより細かな気泡が得られる。これら数種のノズルタイプは、使用状況に応じて、使い分けられる。
マイクロバブルの発生機構は、気液混合加圧液供給装置45において、気液混合チャンバー40で気体と液体を合流させて生成された微小気泡含有気液混合液を加圧ポンプ42に取り込んで、加圧ポンプの羽根により回転撹拌しながら気泡を微細化するとともに加圧した微細気泡含有気液混合加圧液を供給ホース13により、羽根車内に挿入したノズルに供給する。供給された微細気泡含有気液混合加圧液は散気孔タイプのノズル3、3b、又は筒型タイプのノズル10の噴出口よりジェット状の噴流J、又はJ2となって回転する羽根車7内に噴出、減圧され、羽根車内の流れとも混合することにより、マイクロバブル化した気泡となって、流れとともにポンプ吐出口から船体表面に沿って流出する。
加圧ポンプとしては比速度の小さい遠心ポンプや渦流ポンプ(ウエスコポンプ)などの高揚程のポンプが適している。あるいは容積式の偏芯ロ−タを持つベーン形のポンプでも良い。気液混合液を加圧するのは、気液混合液中の微小気泡に圧力をかけて微細化してノズルに供給し、散気孔やノズルからの噴出後の減圧が気泡のマイクロバブル化に非常に有効であることによる。
従来は、主にブロワにより気体を噴出口より吹き出す手法がとられているが、気体のみの噴出では気泡同士が結合しやすいことから、気泡の微細化は十分ではない。気体のみをノズルより噴出させて十分な微細気泡を得るためには、図17(c)に示すように、散気孔タイプのノズル3bをサブモータ20により高速回転させて気体を噴出する必要がある。
図16中に示す気液混合チャンバー40の構造は種々考えられるが、図18は本実施例で考案した二重管構造タイプの気液混合チャンバーである。本装置は、外管38の内部に供給された気体が内管37の多数の小孔39を通して内管37内の高速の流体中に吹き出され、微小気泡含有気液混合液となって、加圧ポンプ42に取り込まれ、羽根車内のノズルに供給される構成である。
図19は、船体の船首部の側壁面に船体流体抵抗低減装置80を取り付けた場合(b)と取り付けない場合(a)の航行時における船体近傍の流れの状況を示す。前記低減装置80がない場合は、図(a)に示すように、航行時に水流が直接船首部に当たり、淀みが生じ、水面波Rが発生するため、造波抵抗が生じる。また、船首部後半の曲がり部において、剥離渦Sによる造渦抵抗も発生するなど、船体の流体抵抗に大きな影響を及ぼす。一方、前記低減装置80を取り付けた場合は、航行時に水流が船首部に直接当たることなく、低減装置80のポンプ吸込み口に向かうため、船首部の流れは、図(a)とは異なり、図(b)に示すように船首部近傍を支障なくスムーズに流れ、水面波は生じないため、造波抵抗は抑制される。
本発明の船体流体抵抗低減装置は、航行時の船体表面の摩擦抵抗と船首部に発生する造波抵抗の両方を同時に低減できることから、高い省エネ効果が得られる。また、船首部において水流が制御されることから、水を切る船首部形状を鋭くする必要がないこと、および造波抵抗の低減に対しては、船首部の水面下の船体構造をバルバスバウ(球状船首)にする必要がないことなど高度の技術を有することから、本装置が利用される可能性は大きい。
3b 散気孔タイプのノズル
4b 平口ノズル
5 噴出口(散気孔タイプのノズルの小孔)
6 羽根(貫流ポンプ)
7 貫流ポンプ羽根車
8 ケ−シング舌部
10 筒型タイプのノズル
1111b 分岐管(くし型ノズル)
12 水中モ−タ
13 供給ホース
14 水面
1616b 羽根車中空回転軸
1818b くし型ノズル
20 サブモ−タ(中空回転軸)
21 ポンプ吸込みケーシング
22 ポンプ吐出しケーシング
2525b 羽根車中空回転軸用軸受
29 散気孔パイプ軸受
30 リニアレール
3134 スライドプレート
32 リニアパイプ
33 スライドリング
36 二重管ユニット
37 二重管ユニット内管
38 二重管ユニット外管
39 小孔(気体吹込み孔)
40 気液混合チャンバー
42 加圧ポンプ
43 ブロワ
45 気液混合加圧液供給装置
49 段差修正ブロック
5050b マイクロバブル発生貫流ポンプ
5556,57 平板翼
60 スクリーン
70 船
70b 船の側面外板
75 船首部中空立抗
76 中空立抗垂直壁面
8081 流体抵抗低減装置
B 微細気泡(マイクロバブル)
D ポンプの吐出し流れ(船体表面に沿うマイクロバブルの流れ)
F 外流(船の速度や海流に関係する船体近傍を通り過ぎる流れ)
J2 ノズルより羽根車内に噴出する微細気泡流
K 後流渦
S 剥離渦
R 水面波

Claims (6)

  1. 円筒状で多翼の羽根車を有し、羽根車中心部に微細気泡発生機構を有するマイクロバブル発生貫流ポンプを、船首部水面下の船体側面外板に、ポンプの吸込み口と吐出し口の方向が水流と同方向になるように設置した構成において、前記マイクロバブル発生貫流ポンプ本体の上方すぐ上に、貫流ポンプ全体を覆う平板翼を船体側面外板に略平行に設置した構成にすることによって、航行時に、該貫流ポンプによる吸込み、吐出し流れに伴う、船首部からの水流制御前記貫流ポンプ背後に発生する渦による乱れを抑制することにより、船首部に発生する造波抵抗船体側面に発生する摩擦抵抗の両方を効果的に低減することを特徴とする船体流体抵抗低減装置。
  2. 請求項1に記載の船体流体抵抗低減装置において、前記平板翼を前記マイクロバブル発生貫流ポンプのポンプ吸込み側ケーシング上面に直接取り付けて、前記貫流ポンプ全体を覆うようにし、該マイクロバブル発生貫流ポンプと該平板翼が一体化した装置にすることを特徴とする船体流体抵抗低減装置
  3. 船首部の左舷と右舷の間の部分を上甲板方向から水面に向かって中空にした立抗にし、その中空立抗後部の略垂直壁面の船底近傍に、円筒状で多翼の羽根車を有し、羽根車中心部に微細気泡発生機構を有するマイクロバブル発生貫流ポンプを横置きにして設置し、該貫流ポンプからの微細気泡の船体底面に沿う吐出し流れによって、航行時の船体底面の摩擦抵抗を低減することを特徴とする船体流体抵抗低減装置
  4. 請求項3に記載の船体流体抵抗低減装置において、中空立抗の略垂直壁面の船底面近傍の流れの中に、ノズルの先端口を平口形、又は円形にした、くし型ノズルを設置し、ノズルからの船底面に沿う微細気泡の噴出流により、船体底面表面を微細気泡で覆うことによって、航行時の船体底面の摩擦抵抗を低減することを特徴とする船体流体抵抗低減装置
  5. 船首部水面下の船首部から船尾へ向かう船体側面近傍の流の中の船体側面から離れたところに、ノズルの先端口を平口形にした、くし型ノズルを設置し、ノズルの先端口からの微細気泡の噴出流が、流れと同方向になるようにし、航行時の船体側面の摩擦抵抗を低減することを特徴とする船体流体抵抗低減装置
  6. 請求項1又は請求項2に記載の船体流体抵抗低減装置において、船首部船体側面外板上、又は請求項3に記載の船体流体抵抗低減装置において、中空立抗の略垂直壁面上、に垂直方向に設置したパイプやポ−ルをガイドにしてスライドして走行するスライドプレ−トに前記マイクロバブル発生貫流ポンプを取り付けた構成にし、マイクロバブル発生貫流ポンプを上下に走行可能として、ポンプの据付け調整やメンテナンスを容易にしたことを特徴とする船体流体抵抗低減装置。
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