JP5974688B2 - コンピュータプログラム、管理サーバ及び通信システム - Google Patents

コンピュータプログラム、管理サーバ及び通信システム Download PDF

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Description

本発明は、データ送信時の負荷分散を行うコンピュータプログラム、管理サーバ及び通信システムに関する。
1台のサーバ装置上で複数の仮想マシン(VM : Virtual Machine)を動作させ、仮想マシン毎に特定の業務を割り当てるシステムが存在する(例えば、特許文献1を参照)。仮想マシンを動作させるサーバ装置が通信ネットワークを介して多数接続されている場合には、固定サーバからネットブートを行い、各サーバ装置上に仮想マシンを構築することが多い。
このようなネットブートには、例えば、PXEブート(PXE : Preboot eXecution Environment)が利用される。サーバ装置は、PXEブートによる起動シーケンスを開始し、DHCPサーバ(DHCP : Dynamical Host Configuration Protocol)よりIPアドレスを取得して、TFTPサーバ(TFTP : Trivial File Transfer Protocol)よりブートプログラムの起動に必要なファイルを取得する。サーバ装置は、取得したファイルに基づいて、ブートプログラムを起動する。
次いで、サーバ装置にて起動されたブートプログラムは、ハイパーバイザのイメージを持つ固定サーバに対して、ハイパーバイザのイメージの送信を要求し、ハイパーバイザのイメージを取得する。ハイパーバイザは、仮想マシンを実行するために必要なプログラムであり、ブートプログラムから起動される。
特開2011−70526号公報
ハイパーバイザのイメージは、ブートプログラムなどのプログラムと比べてデータ量が多い。このため、ハイパーバイザのイメージを送信する際には、固定サーバの負荷が大きくなる傾向にある。また、ハイパーバイザを起動させるサーバ装置の台数が多く、しかも、ネットブートにより同時的に多数のサーバ装置にハイパーバイザを起動させる場合、イメージ送信時の固定サーバの負荷がボトルネックになって、全てのサーバ装置にハイパーバイザを起動させる時間が長大になるという問題点を有している。
本願は、複数の送信先装置がデータを取得するまでの時間を短縮することを目的とする。
1つの案では、コンピュータプログラムは、コンピュータに、送信元装置からデータ送信の負荷の大きさに係る情報を取得する取得処理と、前記負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信することが可能な第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼処理とを実行させるためのコンピュータプログラムであり、前記送信元装置が送信するデータは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、前記コンピュータには、前記プログラムを実行して仮想計算機を起動した各送信先装置から送信される、各送信先装置の負荷の大きさに係る情報が入力され、前記送信依頼処理は、前記送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼する処理を含む
本願によれば、複数の送信先装置がデータを取得するまでの時間を短縮することができる。
本実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す模式図である。 イメージの配信経路を説明する模式図である。 プロキシサーバの設置に伴うシステムの状態遷移を説明する模式図である。 プロキシサーバの設置に伴うシステムの状態遷移を説明する模式図である。 プロキシサーバの設置に伴うシステムの状態遷移を説明する模式図である。 管理サーバ、イメージサーバ、及びサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 業務情報データベースの一例を示す図である。 サーバ情報データベースの一例を示す図である。 管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 負荷が低い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。 負荷が高い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。 配信終了時の処理の流れを説明するタイミングチャートである。 負荷が低い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。 負荷が高い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。
以下、本願をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す模式図である。本実施の形態に係る通信システムは、管理サーバ10、イメージサーバ20、及びハイパーバイザを起動させる複数のサーバ装置30,30,…,30を備える。これらのサーバは、LAN(Local Area Network)、インターネットなどの通信ネットワークNを介して接続される。また、通信ネットワークNには、DHCPサーバ40、TFTPサーバ50などが接続される。
イメージサーバ20は、ハイパーバイザを起動させるために必要なハイパーバイザのイメージを記憶してあり、各サーバ装置30又は後述するプロキシサーバからの要求に応じて、ハイパーバイザのイメージを要求元のサーバに配信する。
サーバ装置30は、イメージサーバ20から配信されるハイパーバイザのイメージを受信した場合、仮想マシン(VM)を実行するためにハイパーバイザを起動する。本実施の形態に係るサーバ装置30は、以下の3種類のプログラムを段階的に起動する。
(1)ブートプログラムの起動:サーバ装置30は、PXEブートによる起動シーケンスを開始し、DHCPサーバ40よりサーバ装置30及びTFTPサーバ50のIPアドレスを取得して、TFTPサーバ50よりブートプログラムの起動に必要なファイルを取得する。サーバ装置30は、取得したファイルに基づいて、ブートプログラムを起動する。
(2)ハイパーバイザの起動:サーバ装置30は、例えば、イメージサーバ20にハイパーバイザのイメージの送信を要求し、イメージサーバ20からハイパーバイザのイメージを取得する。ハイパーバイザは、仮想マシンを実行するために必要なプログラムであり、ブートプログラムから起動される。
(3)プロキシサーバの起動:プロキシサーバは、仮想マシン上で起動されるサーバである。サーバ装置30上の仮想マシンは、プロキシサーバ起動用のプログラムを実行することにより、プロキシサーバの起動を行う。なお、プロキシサーバ起動用のプログラムは、各サーバ装置30に予め記憶されているものであってもよく、例えば、イメージサーバ20等の装置から必要に応じて取得するものであってもよい。
ハイパーバイザのイメージは、ブートプログラムなどのプログラムと比べてデータ量が多い。このため、ハイパーバイザのイメージ配信時には、イメージサーバ20の負荷が大きくなる傾向にある。また、ハイパーバイザを起動させるサーバ装置30の台数が多く、しかも、ネットブートにより同時的に多数のサーバ装置30にハイパーバイザを起動させる場合、イメージの配信がボトルネックになって、全てのサーバ装置30にハイパーバイザを起動させる時間が長大になる。
本実施の形態では、管理サーバ10がイメージサーバ20及びプロキシサーバの負荷の状態を管理し、各サーバの負荷の状態に応じてイメージ配信の中継機能を持ったプロキシサーバを設置させることにより、イメージの配信経路を調整し、イメージ配信時の負荷分散を行う。すなわち、本実施の形態では、イメージサーバ20のイメージ配信を中継するプロキシサーバを導入し、それを既に起動済みのハイパーバイザ上の仮想マシンとして稼働させることで、イメージ配信時の負荷分散を行う。プロキシサーバは、自装置の上流側にあるイメージサーバ20又は他のプロキシサーバからハイパーバイザのイメージを取得し、それを一時的に保管して、イメージサーバ20と同様に他のサーバ装置30にイメージの配信を行う。
図2はイメージの配信経路を説明する模式図である。前述したように、本実施の形態では、イメージサーバ20及びプロキシサーバの負荷の状態に応じて、イメージ配信の中継機能を持ったプロキシサーバを順次的に設置する。イメージを配信する各サーバの負荷が大きい状況下では、仮想マシン上で動作するプロキシサーバを数珠繋ぎ的に増やし、多数のプロキシサーバにイメージを配信させることができる。
図3〜図5はプロキシサーバの設置に伴うシステムの状態遷移を説明する模式図である。説明を単純化するために、いくつかの仮定を導入する。ハイパーバイザを起動させるサーバ装置30の台数は1000台であると仮定する。また、各サーバ装置30においてハイパーバイザを起動するのに要する時間は5分であり、仮想マシン上でプロキシサーバを起動させるのに要する時間は10分であると仮定する。1台のサーバ(イメージサーバ20又はプロキシサーバ)は、40台のハイパーバイザを同時に起動するものと仮定し、ハイパーバイザの起動が完了するまで他のサーバ装置30へのイメージ配信は行えないものと仮定する。更に、プロキシサーバは同時に4台起動されるものと仮定する。
イメージ配信の開始時において(図3(a)を参照)、ハイパーバイザが起動しているサーバ装置30の台数は0台であるとする。本実施の形態では、仮想マシン上にプロキシサーバが起動されるため、プロキシサーバの台数も0台である。
配信開始から5分経過した場合(図3(b)を参照)、40台分のサーバ装置30でハイパーバイザが起動され、これらのサーバ装置30上に仮想マシン(VM)が構築される。プロキシサーバの起動には、更に10分を要するので、この時点でのプロキシサーバの起動台数は0台である。
配信開始から15分経過した場合(図3(c)を参照)、すなわち、図3(b)の状態から更に10分が経過した場合、この間に、イメージサーバ20は80台(=40台×2)分のサーバ装置30に対してイメージ配信を行うので、80台のサーバ装置30にてハイパーバイザが起動され、これらのサーバ装置30上に仮想マシンが構築される。また、3(b)の状態から10分が経過することにより、4台分の仮想マシン上にプロキシサーバが起動される。
よって、配信開始から15分経過した場合、起動した仮想マシンの台数は合計で120台、プロキシサーバの台数は4台となる。
配信開始から20分が経過した場合(図4(a)を参照)、すなわち、図3(c)の状態から更に5分が経過した場合、この間に、1台のイメージサーバ20、及び既に起動済みの4台のプロキシサーバがイメージ配信を行うので、200台(=40台×(1+4))のサーバ装置30にてハイパーバイザが起動され、これらのサーバ装置30上に仮想マシンが構築される。なお、図3(c)の状態からは5分しか経過していないため、新たに起動されるプロキシサーバの台数は0台である。
よって、配信開始から20分経過した場合、起動した仮想マシンの台数は合計で320台、プロキシサーバの台数は4台となる。
配信開始から25分が経過した場合(図4(b)を参照)、すなわち、図4(a)の状態から更に5分が経過した場合、この間に、1台のイメージサーバ20、及び既に起動済みの4台のプロキシサーバがイメージ配信を行うので、200台(=40台×(1+4))のサーバ装置30にて新たにハイパーバイザが起動され、これらのサーバ装置30上に仮想マシンが構築される。更に、図3(c)の状態から10分が経過したため、新たに4台分の仮想マシン上でプロキシサーバが起動される。
よって、配信開始から25分経過した場合、起動した仮想マシンの台数は合計で520台、プロキシサーバの台数は8台となる。
配信開始から30分が経過した場合(図4(c)を参照)、すなわち、図4(b)の状態から更に5分が経過した場合、この間に、1台のイメージサーバ20、及び既に起動済みの8台のプロキシサーバがイメージ配信を行うので、360台(=40台×(1+8))のサーバ装置30にて新たにハイパーバイザが起動され、これらのサーバ装置30上に仮想マシンが構築される。なお、この間に起動されるプロキシサーバの台数は0台である。
よって、配信開始から30分経過した場合、起動した仮想マシンの台数は合計で880台、プロキシサーバの台数は8台となる。
配信開始から35分が経過した場合(図5を参照)、すなわち、図4(c)の状態から更に5分が経過した場合、この間に、1台のイメージサーバ20、及び既に起動済みの8台のプロキシサーバがイメージ配信を行うので、360台(=40台×(1+8))分のサーバ装置30にハイパーバイザを起動させることができる。なお、図4(b)の状態から10分が経過したため、新たに4台分の仮想マシン上でプロキシサーバが起動される。
よって、配信開始から35分経過したときには、起動した仮想マシンの台数は合計で1000台に達する。
比較例として、1台の固定サーバから1000台分のサーバ装置30にイメージ配信を行う場合について検証する。上記の仮定の下では、1台のイメージサーバ20は、40台のハイパーバイザを同時に起動し、ハイパーバイザの起動が完了するまでは他のサーバ装置30へのイメージ配信を行わない。このため、1台の固定サーバから1000台分のサーバ装置30にイメージ配信を行う場合には、40台分ずつ25回に分けて、イメージ配信を行う。この結果、全てのサーバ装置30にハイパーバイザを起動させるには、125分(=5分×25)の時間を要する。
一方、イメージを配信する固定サーバを25台設置すれば、1000台分の同時配信が可能となり、ハイパーバイザの起動に要する時間は5分で済むことになる。しかしながら、イメージサーバ20は、一般的に、ハイパーバイザの起動時のみに利用され、ハイパーバイザの起動後には利用されないので、サーバの利用効率の観点から複数台のイメージサーバ20を設置することは現実的ではない。
これに対し、本実施の形態では、動的にプロキシサーバを設置し、設置したプロキシサーバにイメージ配信の中継機能を持たせるようにしているため、イメージ配信を行う固定サーバがイメージサーバ20の1台であっても、35分以内に全てのサーバ装置30にハイパーバイザを起動させることができ、1台の固定サーバから1000台分のサーバ装置30にイメージ配信を行う場合と比べて大幅に起動時間を短縮することができる。また、固定サーバ(イメージサーバ20)を1台しか設けていないため、サーバの利用効率は高い。
図6は管理サーバ10、イメージサーバ20、及びサーバ装置30の機能的構成を示すブロック図である。管理サーバ10は、記憶部11、受信部12、判断部13、送信依頼部14、起動停止処理部15を備える。
記憶部11は、管理サーバ10が管理する各種データベースを備える。管理サーバ10が管理するデータベースには、業務情報データベース11A(業務情報DB11A)、サーバ情報データベース11B(サーバ情報DB11B)が含まれる。
図7は業務情報データベース11Aの一例を示す図である。業務情報データベース11Aは、管理番号に対応付けて業務情報を記憶する。個々の業務情報には、優先度、ハイパーバイザの状態、使用する仮想マシンの数(VM数)、業務を動作させるときに必要な仮想マシンの構成情報が含まれる。
ここで、優先度は、全てのハイパーバイザが起動した後に仮想マシンを起動させるか、又は全てのハイパーバイザの起動が完了していない場合であっても、必要なハイパーバイザが起動したときに仮想マシンを起動させるかを示す情報である。管理サーバ10は、例えば、前者では「0」を入力し、後者では「1」を入力することによって、業務情報データベース11Aに優先度を登録する。
ハイパーバイザの状態は、停止状態では「0」、起動中(停止状態から起動状態への移行中)には「1」、起動済みでは「2」、停止中(起動状態から停止状態への移行中)には「3」のように、数値により表すことができる。
仮想マシンの構成情報には、各仮想マシンの状態、CPU数、クロック数、メモリ量、仮想ストレージの場所、NIC情報(NIC : Network Interface Card)が含まれる。仮想マシンの状態は、停止状態では「0」、起動中(停止状態から起動状態への移行中)には「1」、起動済みでは「2」、停止中(起動状態から停止状態への移行中)には「3」のように、数値により表すことができる。
図8はサーバ情報データベース11Bの一例を示す図である。サーバ情報データベース11Bは、管理番号に対応付けて、イメージサーバ20及びハイパーバイザが起動された各サーバ装置30のサーバ情報を記憶する。管理番号「0」のサーバ情報は、イメージサーバ20のサーバ情報である。このサーバ情報には、MACアドレス、IPアドレス、負荷(例えば、CPU使用率)、配信可能なサーバ台数、プロキシサーバの状態、配信しているサーバの管理番号が含まれる。
プロキシサーバの状態は、前述と同様に、停止状態では「0」、起動中(停止状態から起動状態への移行中)には「1」、起動済みでは「2」、停止中(起動状態から停止状態への移行中)には「3」のように、数値により表すことができる。
また、ハイパーバイザが起動された各サーバ装置30のサーバ情報についても、イメージサーバ20のサーバ情報と同様に、サーバ情報データベース11Bに登録される。
管理サーバ10は、受信部12を通じて受信する各サーバからの情報を基に、業務情報データベース11A及びサーバ情報データベース11Bを適宜更新する。
また、管理サーバ10の受信部12が受信する情報には、各サーバから通知される負荷の状態を示す値が含まれる。イメージサーバ20の負荷の状態を示す値を受信部12が受信した場合、受信部12はその値を判断部13へ送出する。
判断部13は、イメージサーバ20の負荷の状態を示す値を受信部12から取得した場合、例えば、予め設定している閾値と比較し、イメージサーバ20における負荷の大きさが閾値以上であるか否かを判断する。イメージサーバ20における負荷の大きさが閾値以上であると判断した場合、その旨を送信依頼部14に通知する。
なお、本実施の形態では、閾値を用いて負荷の高低を判断する構成としたが、負荷の高低を判断するために任意の判断基準を用いてもよい。
送信依頼部14は、イメージサーバ20における負荷の大きさが閾値以上である旨の通知を受けた場合、サーバ装置30に対してイメージの送信を依頼する。このとき、送信依頼部14は、サーバ情報データベース11Bを参照し、ハイパーバイザが起動されているサーバ装置30のうち、プロキシサーバが起動されていないサーバ装置30を特定し、このサーバ装置30にプロキシサーバの起動を指示することによって、イメージの送信依頼を行う。すなわち、本実施の形態では、管理サーバ10が、イメージ配信の中継機能を持ったプロキシサーバをサーバ装置30に設置させることにより、イメージの送信依頼を行う。
全てのサーバ装置30に対するイメージ配信が完了した場合、それぞれのサーバ装置30においてプロキシサーバを維持しておく必要がないため、起動停止処理部15は、各サーバ装置30に対してプロキシサーバの起動停止を指示する。
また、管理サーバ10は、業務情報データベース11Aを参照し、ハイパーバイザが起動された各サーバ装置30に対し、業務用の仮想マシンの起動を指示する起動指示部を備えるものであってもよい。
イメージサーバ20(送信元装置)は、記憶部21、受信部22、送信部23、及び検出部24を備える(図6を参照)。本実施の形態において、記憶部21は、送信対象のデータであるハイパーバイザのイメージを記憶する。
受信部22は、ハイパーバイザのイメージに対する送信要求を外部から受信する。受信部22が受信する送信要求には、サーバ装置30にて起動されるブートプログラムが要求する送信要求、及び前述したプロキシサーバが送信する送信要求を含む。
送信部23は、外部からの送信要求を受信部22にて受信した場合、記憶部21に記憶されたハイパーバイザのイメージを読み出し、読み出したハイパーバイザのイメージを送信要求元へ送信する。
検出部24は、イメージサーバ20の負荷の状態を検出する。検出部24は、例えば、イメージサーバ20のCPU使用率を算出することによって負荷の状態を検出することができる。検出部24は、検出した負荷の状態を示す値を送信部23を通じて管理サーバ10に通知する。
サーバ装置30(送信先装置)は、送信部31、受信部32、記憶部33、プログラム実行部34、及び検出部35を備える(図6を参照)。
送信部31は、各種サーバに対する要求を送信し、受信部32は、その要求に応じて各種サーバから送信されるデータを受信する。例えば、PXEブートによる起動シーケンスをサーバ装置30で実行する場合、送信部31は、DHCPサーバ40に要求を送信し、DHCPサーバ40より通知されるIPアドレスを受信部32にて受信する。また、送信部31は、TFTPサーバ50に要求を送信し、TFTPサーバ50より送信されるブートプログラムの起動に必要なファイルを受信部32にて受信する。
また、送信部31は、イメージの取得先に係る問い合わせを管理サーバ10に対して行い、管理サーバ10から通知される取得先の情報を受信部32にて受信する。また、送信部31は、管理サーバ10から通知される取得先に対してイメージの送信要求を送信し、その取得先から送信されるイメージを受信部32にて受信する。
記憶部33は、受信部32を通じて受信した各種データや情報を記憶する。また、記憶部33は、各種業務に必要なデータや業務に対応する仮想マシンを起動するためのプログラム等を記憶する。
プログラム実行部34は、ブートプログラムの起動、イメージサーバ20又はプロキシサーバから取得したイメージを展開して得られるハイパーバイザの実行、プロキシサーバの起動、業務に対応する仮想マシンの起動等を行う。
検出部35は、サーバ装置30の負荷の状態を検出する。検出部35は、例えば、サーバ装置30のCPU使用率を算出することによって負荷の状態を検出することができる。検出部35は、検出した負荷の状態を示す値を送信部31を通じて管理サーバ10に通知する。なお、負荷の状態の検出に代えて、サーバ装置30のCPU性能とCPUアイドル率との積により表される、サーバ装置30の余力を検出する構成としてもよい。
図9は管理サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。管理サーバ10は、CPU101、ROM102、RAM103、通信インタフェース104、ハードディスクドライブ105、及び光ディスクドライブ106を備える。
ROM102には、上述したハードウェア各部の動作を制御するために必要な制御用プログラムが予め格納されている。また、ハードディスク105Dには、CPU101に実行させることにより本願の管理サーバとしての動作を実現させるコンピュータプログラムが予め格納されている。
CPU101は、適宜のタイミングでROM102又はハードディスク105Dに格納されているコンピュータプログラムをRAM103上に読み出し、実行することにより、上述したハードウェア各部の動作を制御し、装置全体として本願の管理サーバとして動作させる。
RAM103は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、フラッシュメモリなどであり、CPU101によるコンピュータプログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
通信インタフェース104は、通信ネットワークNを介して、他のサーバと通信を行うためのインタフェースである。
ハードディスクドライブ105は、ハードディスク105Dに対してデータの書き込み、及びハードディスク105Dからのデータの読み出しを制御する。ハードディスクドライブ105は、通信インタフェース104にて受信した各種情報をハードディスク105Dに書き込むことにより、ハードディスク105Dに各種情報を記憶させる。
光ディスクドライブ106は、光ディスク106Dに対してデータの書き込み、及び光ディスク106Dに記録されたデータの読み出しを制御する。なお、本実施の形態では、本願のコンピュータプログラムがハードディスク105Dに記憶されているものとして説明を行ったが、光ディスク106Dに記録された状態で提供されるものであってもよい。
なお、管理サーバ10は、ユーザによる操作及び文字入力を受付ける入力インタフェース、ユーザに報知する情報を表示するディスプレイを備えるものであってもよい。
管理サーバ10は、ハードディスク105Dに格納されたコンピュータプログラムをCPU101に実行させ、ROM102に格納された制御用プログラムに従ってハードウェア各部を制御することにより、図6に示す記憶部11、受信部12、判断部13、送信依頼部14、及び起動停止処理部15による各処理を実行する。
図9では管理サーバ10についてのハードウェア構成について説明したが、他のサーバ(イメージサーバ20、サーバ装置30、DHCPサーバ40、TFTPサーバ50)のハードウェア構成についても、管理サーバ10と全く同様であり、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース等のハードウェアを備える。
以下、本実施の形態に係る通信システムでの処理の流れを説明する。
図10は負荷が低い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。通信ネットワークN上のサーバ装置30は、PXEブートによる起動シーケンスを開始し、DHCPサーバ40に対してDHCP要求を行う(S11)。DHCP要求に対するDHCPサーバ40のDHCP応答(S12)により、サーバ装置30は、IPアドレスを取得する。
次いで、サーバ装置30は、TFTPサーバ50に対してTFTP要求を行う(S13)。TFTP要求に対して、TFTPサーバ50は、ブートプログラムの起動に必要なファイルの配付を行う(S14)。TFTPサーバ50よりブートプログラムの起動に必要なファイルを取得した場合、サーバ装置30は、取得したファイルに基づいて、ブートプログラムを起動する(S15)。
次いで、サーバ装置30は、ハイパーバイザのイメージを取得するサーバを管理サーバ10に確認する(S16)。管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照し、イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値以上であるか否かを判断する。イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値未満の場合(負荷が低い場合)、ハイパーバイザの配付はイメージサーバ20のみが行うので、管理サーバ10は、イメージサーバ20から取得するようにサーバ装置30に通知する(S17)。
サーバ装置30は、管理サーバ10からの通知に基づき、イメージサーバ20に対して、ハイパーバイザのイメージの配信を要求する(S18)。イメージサーバ20は、サーバ装置30からの配信要求を受信した場合、記憶部21からハイパーバイザのイメージを読み出し、サーバ装置30に対してイメージの配信を行う(S19)。
サーバ装置30は、イメージサーバ20から取得したハイパーバイザのイメージを展開し、ハイパーバイザを起動させる(S20)。ハイパーバイザの起動完了後、サーバ装置30は、その旨を管理サーバ10に通知する(S21)。
管理サーバ10は、サーバ装置30からの通知を受けた場合、サーバ情報データベース11Bの内容を適宜更新する。
図11は負荷が高い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照し、ハイパーバイザを実行して仮想マシンを起動しているものの、プロキシサーバを起動していないサーバ装置30を特定し、このサーバ装置30に対してプロキシサーバの起動を要求する(S31)。
管理サーバ10からの要求を受けたサーバ装置30は、既に起動済みの仮想マシン上にプロキシサーバを起動する(S32)。プロキシサーバの起動が完了した場合、サーバ装置30は、その旨を管理サーバ10に通知する。サーバ装置30からの通知を受信した管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを適宜更新する。
通信ネットワークN上のサーバ装置30は、PXEブートによる起動シーケンスを開始し、DHCPサーバ40に対してDHCP要求を行う(S34)。DHCP要求に対するDHCPサーバ40のDHCP応答(S35)により、サーバ装置30は、IPアドレスを取得する。
次いで、サーバ装置30は、TFTPサーバ50に対してTFTP要求を行う(S36)。TFTP要求に対して、TFTPサーバ50は、ブートプログラムの起動に必要なファイルの配付を行う(S37)。TFTPサーバ50よりブートプログラムの起動に必要なファイルを取得した場合、サーバ装置30は、取得したファイルに基づいて、ブートプログラムを起動する(S38)。
次いで、サーバ装置30は、ハイパーバイザのイメージを取得するサーバを管理サーバ10に確認する(S39)。管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照し、イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値以上であるか否かを判断する。イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値以上の場合(負荷が高い場合)、ハイパーバイザの配付はイメージサーバ20又はサーバ装置30上のプロキシサーバが行うので、管理サーバ10は、例えば、プロキシサーバから取得するようにサーバ装置30に通知する(S40)。このとき、管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照することにより、負荷が最も小さなプロキシサーバを選択し、選択したプロキシサーバを取得先として通知する。
サーバ装置30は、管理サーバ10からの通知に基づき、プロキシサーバに対して、ハイパーバイザのイメージの配信を要求する(S41)。プロキシサーバは、サーバ装置30からの配信要求を受信した場合、管理サーバ10に対して、ハイパーバイザのイメージを取得するサーバを管理サーバ10に確認する(S42)。
管理サーバ10は、プロキシサーバからの確認に対して、イメージサーバ20から取得するようにプロキシサーバに通知する(S43)。プロキシサーバは、管理サーバ10からの通知に基づき、イメージサーバ20に対して、ハイパーバイザのイメージの配信を要求する(S44)。イメージサーバ20は、プロキシサーバからの配信要求を受信した場合、記憶部21からハイパーバイザのイメージを読み出し、プロキシサーバに対して配信を行う(S45)。
プロキシサーバは、イメージサーバ20から取得したハイパーバイザのイメージをサーバ装置30へ配信する(S46)。
サーバ装置30は、プロキシサーバから取得したハイパーバイザのイメージを展開し、ハイパーバイザを起動させる(S47)。ハイパーバイザの起動完了後、サーバ装置30は、その旨を管理サーバ10に通知する(S48)。
管理サーバ10は、サーバ装置30からの通知を受けた場合、サーバ情報データベース11Bの内容を適宜更新する。
図12は配信終了時の処理の流れを説明するタイミングチャートである。配信対象の全てのサーバ装置30に対してイメージの配信が完了した場合、管理サーバ10は、プロキシサーバが起動中のサーバ装置30に対してプロキシサーバの停止を指示する(S51)。
プロキシサーバの停止指示を受信したサーバ装置30は、プロキシサーバを停止させ(S52)、プロキシサーバの停止が完了した場合、その旨を管理サーバ10に通知する(S53)。サーバ装置30からの通知を受けた管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを適宜更新する。
また、管理サーバ10は、業務情報データベース11Aを参照し、業務に対応する仮想マシン(VM)を起動させるサーバ装置30を特定し、各サーバ装置30に対して、業務に対応する仮想マシンを起動させるように指示を行う(S54,S57)。
管理サーバ10からの指示を受信した各サーバ装置30では、業務に対応する仮想マシンを起動し(S55,S58)、仮想マシンの起動が完了した場合、その旨を管理サーバ10に通知する(S56,S59)。通知を受けた管理サーバ10は、業務情報データベース11Aを適宜更新する。
なお、図12では、管理サーバ10からの指示により、プロキシサーバを停止させる構成としたが、イメージの配信が実行されることなく一定時間が経過した場合には、サーバ装置30は、プロキシサーバを動作させている仮想マシンを終了させるようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1では、管理サーバ10がイメージサーバ20の負荷の状態を管理し、イメージサーバ20の負荷の状態に応じてイメージ配信の中継機能を持ったプロキシサーバを設置させることにより、イメージの配信経路を調整し、イメージ配信時の負荷を分散させることができる。また、1台の固定サーバにより、全てのサーバ装置30に対してイメージを配信する場合と比較して、配信に要する時間を短縮することができる。
また、実施の形態1では、各サーバ装置30の負荷の状態を確認し、プロキシサーバを動的に設置するため、サーバ数やネットワーク構成が変更された場合であっても、手動で設定する必要はない。また、多数の固定サーバを設ける場合と比較して、サーバの利用効率が高い等の効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態1では、イメージサーバ20に格納されたハイパーバイザのイメージを各サーバ装置30に配信する構成について説明を行ったが、配信の対象は、ハイパーバイザのイメージに限定されるものではない。実施の形態2では、配信するデータの一例として、アプリケーションプログラムのイメージを配信する例について説明する。
本実施の形態では、各サーバ装置30にランチャーが予めインストールされており、各サーバ装置30は、このランチャーを介して、イメージサーバ20よりアプリケーションプログラムのイメージを取得する。このため、本実施の形態においては、実施の形態1で説明したPXEブートの起動処理は不要であり、通信ネットワークN上にDHCPサーバ40及びTFTPサーバ50は存在しなくてもよい。
また、本実施の形態では、各業務に対応した仮想マシンの起動は行わないので、管理サーバ10は、業務情報データベース11Aを備えている必要はない。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、その説明を省略することとする。
以下、本実施の形態に係る通信システムでの処理の流れを説明する。
図13は負荷が低い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。サーバ装置30は、予め格納されているランチャーを起動し(S61)、このランチャーを通じて、ハイパーバイザのイメージを取得するサーバを管理サーバ10に確認する(S62)。
管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照し、イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値以上であるか否かを判断する。イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値未満の場合(負荷が低い場合)、アプリケーションプログラムの配付はイメージサーバ20のみが行うので、管理サーバ10は、イメージサーバ20から取得するようにサーバ装置30に通知する(S63)。
サーバ装置30は、管理サーバ10からの通知に基づき、イメージサーバ20に対して、アプリケーションプログラムのイメージの配信を要求する(S64)。イメージサーバ20は、サーバ装置30からの配信要求を受信した場合、配信すべきアプリケーションプログラムのイメージを記憶部21から読み出し、サーバ装置30に対してイメージの配信を行う(S65)。
サーバ装置30は、イメージサーバ20から取得したアプリケーションプログラムのイメージを展開し、アプリケーションプログラムを起動させる(S66)。アプリケーションプログラムの起動完了後、サーバ装置30は、その旨を管理サーバ10に通知する(S67)。
管理サーバ10は、サーバ装置30からの通知を受けた場合、サーバ情報データベース11Bの内容を適宜更新する。
図14は負荷が高い場合のイメージ配信処理の流れを説明するタイミングチャートである。管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照し、アプリケーションプログラムを起動しているものの、プロキシサーバを起動していないサーバ装置30を特定する。管理サーバ10は、特定したサーバ装置30に対し、アプリケーションプログムのプラグインとして動作するプロキシプラグインを配布すると共に、プロキシプラグインの起動を要求する(S71)。
管理サーバ10から配布されるプロキシプラグイン、及びプロキシプラグインの起動要求を受信した場合、既に起動済みのアプリケーションプログラムから、受信したプロキシプラグインを起動する(S72)。プロキシプラグインの起動が完了した場合、サーバ装置30は、その旨を管理サーバ10に通知する(S73)。サーバ装置30からの通知を受信した管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを適宜更新する。
アプリケーションプログラムを未受信のサーバ装置30は、ランチャーを起動し(S74)、このランチャーを介して、アプリケーションプログムのイメージを取得するサーバを管理サーバ10に確認する(S75)。
管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照し、イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値以上であるか否かを判断する。イメージサーバ20の負荷の大きさが所定値以上の場合(負荷が高い場合)、アプリケーションプログラムのイメージの配付はイメージサーバ20又はプロキシプラグインが起動されたサーバ装置30が行うので、管理サーバ10は、例えば、プロキシプラグインが起動されたサーバ装置30からイメージを取得するようにサーバ装置30に通知する(S76)。このとき、管理サーバ10は、サーバ情報データベース11Bを参照することにより、負荷が最も小さなサーバ装置30を選択し、選択したサーバ装置30を取得先として通知する。
サーバ装置30は、管理サーバ10から通知されたサーバ装置30に対して、アプリケーションプログラムのイメージの配信を要求する(S77)。サーバ装置30からの配信要求を受信したプロキシプラグイン起動済みのサーバ装置30は、管理サーバ10に対して、アプリケーションプログラムのイメージを取得するサーバを管理サーバ10に確認する(S78)。
管理サーバ10は、サーバ装置30からの確認に対して、イメージサーバ20から取得するようにサーバ装置30に通知する(S79)。サーバ装置30は、管理サーバ10からの通知に基づき、イメージサーバ20に対して、アプリケーションプログラムのイメージの配信を要求する(S80)。イメージサーバ20は、サーバ装置30からの配信要求を受信した場合、記憶部21に予め記憶してあるアプリケーションプログラムのイメージを読み出し、サーバ装置30に対してイメージの配信を行う(S81)。
プロキシプラグイン起動済みのサーバ装置30は、イメージサーバ20から取得したアプリケーションプログラムのイメージをサーバ装置30へ配信する(S82)。
サーバ装置30は、プロキシプラグイン起動済みのサーバ装置30から取得したアプリケーションプログラムのイメージを展開し、アプリケーションプログラムを起動させる(S83)。アプリケーションプログラムの起動完了後、サーバ装置30は、その旨を管理サーバ10に通知する(S84)。
管理サーバ10は、サーバ装置30からの通知を受けた場合、サーバ情報データベース11Bの内容を適宜更新する。
以上のように、本実施の形態1と同様の手順により、一般のアプリケーションプログラムを配信することができる。
なお、実施の形態1と同様に、全てのサーバ装置30に対する配信が完了した場合には、管理サーバ10から各サーバ装置30に対してプロキシプラグインを停止させるように指示を行ってもよい。
なお、実施の形態2では、各サーバ装置30において、業務に対応した仮想マシンを起動する必要はない。このため、管理サーバ10は、各サーバのサーバ情報を管理するサーバ情報データベース11Bのみを備える構成であってもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
送信元装置からデータ送信の負荷の大きさに係る情報を取得する取得処理と、
前記負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信した第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼処理と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記2)
前記送信元装置が送信するデータは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、
前記コンピュータには、前記プログラムを実行して仮想計算機を起動した各送信先装置から送信される、各送信先装置の負荷の大きさに係る情報が入力され、
前記送信依頼処理は、前記送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼する処理を含む
ことを特徴とする付記1に記載のコンピュータプログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
前記仮想計算機上にプロキシサーバを起動させるべく前記送信先装置に起動を指示する処理
を実行させることを特徴とする付記2に記載のコンピュータプログラム。
(付記4)
前記コンピュータに、
前記送信先装置に対して、起動した仮想計算機の停止を指示する処理
を実行させることを特徴とする付記3に記載のコンピュータプログラム。
(付記5)
送信すべきデータを記憶してあり、外部からの送信要求に応じて前記データを送信する送信元装置から、該送信元装置におけるデータ送信の負荷の大きさに係る情報を取得する取得部と、
該取得部にて取得した負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信した第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼部と
を備えることを特徴とする管理サーバ。
(付記6)
前記データは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、
前記取得部は、前記プログラムを実行することにより仮想計算機を起動した各送信先装置から、夫々の負荷の大きさに係る情報を取得し、
前記送信依頼部は、前記送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼することを特徴とする付記5に記載の管理サーバ。
(付記7)
前記送信依頼部は、前記仮想計算機上にプロキシサーバを起動させるべく前記送信先装置に起動を指示することを特徴とする付記6に記載の管理サーバ。
(付記8)
前記送信先装置に対して、起動した仮想計算機の停止を指示する起動停止処理部を備えることを特徴とする付記7に記載の管理サーバ。
(付記9)
送信すべきデータを記憶してあり、外部からの送信要求に応じて前記データを送信する送信元装置と、
該送信元装置から送信されるデータを受信する複数の送信先装置と、
前記送信元装置及び各送信先装置の負荷の状態を管理する管理サーバと
を備え、
前記送信元装置は、
自装置の負荷の大きさを検出する検出部と、
該検出部が検出した負荷の大きさに係る情報を前記管理サーバへ送信する送信部と
を備え、
前記管理サーバは、
前記送信元装置から送信される情報を受信する受信部と、
該受信部にて受信した負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信した第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼部と
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記10)
前記データは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、
各送信先装置は、
受信したデータに含まれるプログラムを実行して仮想計算機を起動するプログラム実行部を備え、
自装置の負荷の大きさを検出し、検出した負荷の大きさに係る情報を前記管理サーバへ送信するようにしてあり、
前記管理サーバは、
各送信先装置からされる情報を前記受信部にて受信し、各送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼する
ことを特徴とする付記9に記載の通信システム。
(付記11)
前記管理サーバは、前記仮想計算機上にプロキシサーバを起動させるべく前記送信先装置に起動指示を行い、
前記送信先装置は、前記管理サーバからの起動指示に応じて、前記仮想計算機上にプロキシサーバを起動するサーバ起動部を備える
ことを特徴とする付記10に記載の通信システム。
(付記12)
前記送信先装置は、
自装置が受信したデータを前記プロキシサーバを介して第2の送信先装置へ中継することを特徴とする付記11に記載の通信システム。
(付記13)
前記管理サーバは、
各送信先装置に対して、起動した仮想計算機を停止させるように指示する起動停止処理部を備えることを特徴とする付記10から付記12の何れか1つに記載の通信システム。
(付記14)
各送信先装置は、
自装置が前記データを受信することなく所定時間が経過した場合には、起動した仮想計算機を停止させるように指示することを特徴とする付記12に記載の通信システム。
10 管理サーバ
11 記憶部
11A 業務情報データベース
11B サーバ情報データベース
12 受信部
13 判断部
14 送信依頼部
15 起動停止処理部
20 イメージサーバ
21 記憶部
22 受信部
23 送信部
24 検出部
30 サーバ装置
31 送信部
32 受信部
33 記憶部
34 プログラム実行部
35 検出部
40 DHCPサーバ
50 TFTPサーバ

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    送信元装置からデータ送信の負荷の大きさに係る情報を取得する取得処理と、
    前記負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信することが可能な第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼処理と
    を実行させるためのコンピュータプログラムであり、
    前記送信元装置が送信するデータは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、
    前記コンピュータには、前記プログラムを実行して仮想計算機を起動した各送信先装置から送信される、各送信先装置の負荷の大きさに係る情報が入力され、
    前記送信依頼処理は、前記送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼する処理を含む
    コンピュータプログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記仮想計算機上にプロキシサーバを起動させるべく前記送信先装置に起動を指示する処理
    を実行させるための請求項に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記送信先装置に対して、起動した仮想計算機の停止を指示する処理
    を実行させるための請求項に記載のコンピュータプログラム。
  4. 送信すべきデータを記憶してあり、外部からの送信要求に応じて前記データを送信する送信元装置から、該送信元装置におけるデータ送信の負荷の大きさに係る情報を取得する取得部と、
    該取得部にて取得した負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信することが可能な第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼部と
    を備え
    前記送信元装置が送信するデータは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、
    前記プログラムを実行して仮想計算機を起動した各送信先装置から送信される、各送信先装置の負荷の大きさに係る情報が入力され、
    前記送信依頼部は、前記送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼する
    管理サーバ。
  5. 送信すべきデータを記憶してあり、外部からの送信要求に応じて前記データを送信する送信元装置と、
    該送信元装置から送信されるデータを受信する複数の送信先装置と、
    前記送信元装置及び各送信先装置の負荷の状態を管理する管理サーバと
    を備え、
    前記送信元装置は、
    自装置の負荷の大きさを検出する検出部と、
    該検出部が検出した負荷の大きさに係る情報を前記管理サーバへ送信する送信部と
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記送信元装置から送信される情報を受信する受信部と、
    該受信部にて受信した負荷の大きさに係る情報に応じて、前記送信元装置から送信されるデータを受信することが可能な第1の送信先装置に対し、該第1の送信先装置が受信したデータを第2の送信先装置へ送信するように依頼する送信依頼部と
    を備え
    前記送信元装置が送信するデータは、各送信先装置に仮想計算機を起動させるためのプログラムを含み、
    前記管理サーバには、前記プログラムを実行して仮想計算機を起動した各送信先装置から送信される、各送信先装置の負荷の大きさに係る情報が入力され、
    前記送信依頼部は、前記送信先装置のうち、負荷の大きさが最も小さな送信先装置に対して前記データの送信を依頼する
    通信システム。
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