JP5973978B2 - シールワッシャ - Google Patents

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Description

本発明は、シールワッシャに関する。
オイルを供給する配管をつなぐアイジョイントをターボベアリング等に取り付ける場合、シール性を有するシールワッシャ(sealing washer)を用いてボルト締結される。従来、上下2枚のシールワッシャを使用する。しかし、アイジョイントにシールワッシャを組付ける際、下側のシールワッシャが落下してしまうため、組付け性(作業性)が悪い。また、組付け後にシールワッシャの組付け確認を行う際、シールワッシャがボルト座面やアイジョイントの下に隠れてしまい組付け確認がしづらかった。
特許文献1には、一対のリング部を連結部により連結し、連結部には折り曲げ可能な可曲部を設けたガスケットが記載されている。
図11は、従来の上下連結形状のワッシャ構造を示す図であり、図11(a)はその展開した展開図、図11(b)はその折り曲げた状態を示す正面図、図11(c)は図11(b)の平面図である。図11に示すように、上下連結形状のワッシャ100は、一対のリング部101,102と、一対のリング部101,102を連結する連結部103と、を備える。連結部103は、リング部101,102よりも板厚が薄肉であってもよい。
このような上下連結仕様のガスケットをワッシャとして用いれば、ワッシャの上下が連結されているので、下側のワッシャが落下しない利点がある。
実開昭64−27575号公報
しかしながら、このような従来の上下連結形状のワッシャにあっては、連結部によって下側のワッシャが落下しないなどの作業性の向上が図れるものの、締結時にシールワッシャの上側がボルトと共に回されるいわゆる供廻りが発生した場合、締結時の捻じれや変形が発生し、ワッシャシール部の面圧が低下してシール性が悪化するという課題があった。
図12は、アイジョイント側から見た従来の上下連結形状のワッシャ100の面圧を示す図である。上下連結形状のワッシャ100は、図12の矢印に示すように、締結時に、供廻りが発生する。但し、連結部103によって上ワッシャ101の過度の供廻りは規制される。しかしながら、連結部103の回転方向外側には引張り応力が、またその内側には圧縮応力が生じることで連結部103は変形し、これに伴い、連結部103に連結された上ワッシャ101の一部が面方向に対して歪104(図12の網掛け参照)が発生する。上ワッシャ101の面に歪が発生することで、シール部もまた歪み易く、シール部の面圧が低下してしまう。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、締結時の連結部の変形を抑制し、面圧を保つシールワッシャを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、シール対象物と締結部材との間をシールするシールワッシャであって、前記締結部材を挿入可能な円環状に形成された円環部と、前記締結部材の締結時に前記円環部の回転を規制する規制部と、前記円環部と前記規制部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、かつ、前記連結部は、前記円環部から前記規制部まで直線状に形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、締め付け時の連結部の変形を抑制することができ、シール性の低下を防止することができる。
また、ワッシャの位置決めが容易になり、ボルト等の締結部材でワッシャが隠れていても、ワッシャの存在の確認を行うことができる。その結果、組み付けの作業効率を向上させることができる。
前記規制部は、円環状に形成され、前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設されていることを特徴とする。
このような構成によれば、締め付け時の連結部の変形を抑制することができ、シール性の低下を防止することができる。
また、上下連結形状のシールワッシャを実現することができ、下側のワッシャが落下することがない。また、シール対象を挟む形になるので組み付けが容易である。さらに、ワッシャの位置決めが容易になり、ボルト等の締結部材でワッシャが隠れていても、ワッシャの存在の確認を行うことができる。その結果、組み付けの作業効率を向上させることができる。
前記連結部は、前記円環部の中心と前記規制部の中心とを結ぶ直線と交差するように延設されている。
このような構成によれば、連結部が円環部の中心と前記規制部の中心とを結ぶ直線と交差するように延設されているので、連結部の変形を防止することができる。また、連結部の変形が少ないことで、ボルトを押し上げる方向に力が働かず、ワッシャ内部の歪の発生を防止して面圧を保ち、シール性の低下を防止することができる。
前記規制部は、前記シール対象物を貫通した前記締結部材が挿入された状態で、前記締結部材が締結される被締結部材と前記シール対象物との間に配置されることを特徴とする。
このような構成によれば、上下連結形状のシールワッシャにより組み付けの作業効率を向上させることができ、円環部は、締結部材とシール対象物との間をシールし、規制部は、被締結部材とシール対象物との間をシールすることができる。
前記規制部は、前記締結部材とは異なる他の締結部材で前記被締結物に締結固定されていることを特徴とする。
このような構成によれば、異なる他の締結部材で被締結物に締結固定することができる。
前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、前記連結部方向の力と前記円環部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記規制部側に延設されることを特徴とする。
前記規制部は、円環状に形成され、前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設され、前記連結部方向の力と前記規制部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記円環部側に延設されることを特徴とする。
このような構成によれば、連結部と円環部との連結部分変形が少なく、円環部のシール面に歪は発生しない効果がある。
本発明によれば、締結時の連結部の変形を抑制し、面圧を保つシールワッシャを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るシールワッシャの構造を示す図である。 上記実施形態に係るシールワッシャをオイルを供給する配管をつなぐアイジョイントに組み付けた状態を示す斜視図である。 上記実施形態に係るシールワッシャの連結部側から見た正面図である。 上記実施形態に係るシールワッシャのボルト締結時の押し下げる方向を説明する模式図である。 上記実施形態に係るシールワッシャの締結時の変形をシミュレーションした結果を示す説明図である。 上記実施形態に係るシールワッシャのボルト締結時に連結部にかかる力を説明する説明図である。 上記実施形態に係るシールワッシャの変形例1を示す模式図である。 上記実施形態に係るシールワッシャの変形例2を示す模式図である。 上記実施形態に係るシールワッシャの変形例3を示す模式図である。 上記実施形態に係るシールワッシャの変形例4を示す模式図である。 従来の上下連結形状のワッシャ構造を示す図である。 アイジョイント側から見た従来の上下連結形状のワッシャの面圧を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態)
本発明の実施形態について、図1乃至図10を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシールワッシャの構造を示す図であり、図1(a)はその展開状態を示す平面図、図1(b)はその折り曲げた状態を示す正面図、図1(c)は図1(b)の平面図である。
図2は、シールワッシャをオイルを供給する配管をつなぐアイジョイントに組み付けた状態を示す斜視図である。図3は、図2のシールワッシャの連結部側から見た正面図である。
図1〜図3に示すように、シールワッシャ10は、ボルト(締結部材)3を挿入可能な円環状に形成された円環部11と、ボルト3の締結時に円環部11の回転を規制する規制部12と、円環部11と規制部12とを連結する連結部13と、を備える。
図2、図3に示すように、シールワッシャ10は、オイルを供給する配管をつなぐアイジョイント(シール対象物)1とボルト(締結部材)3のボルトヘッド3aとの間をシールするとともに、アイジョイント1とターボチャージャ(被締結部材)2との間をシールする。
本実施形態では、シールワッシャ10は、円環部11(上ワッシャ;第1ワッシャ)と規制部12(下ワッシャ;第2ワッシャ)とを連結部13により連結した上下連結形状のワッシャである。シールワッシャ10は、アイジョイント(シール対象物)1を貫通したボルト3によって、アイジョイント1と共に被締結部材2に螺嵌される。
以下、各部について具体的に説明する。
<円環部>
円環部11は、ボルト(締結部材)3を挿入可能な円環状に形成されたワッシャ(第1ワッシャ)であり、シール性を有する材料(例えば金属)からなる。
円環部11は、ボルト3のボルトヘッド3aとアイジョイント1の上面1aとの間をシールする。
<規制部>
規制部12は、ボルト3の締結時に円環部11の回転を規制する。
規制部12は、アイジョイント1と被締結部材2との間に挟み込まれるので、ボルト3のボルトヘッド3aとは接触せず、円環部11のように、締結時に円環部11の上側がボルト3のボルトヘッド3aと接触してボルト3と共に回される供廻りは発生しない。このため、規制部12は、円環部11と同様な形状のワッシャでありながら、円環部11の回転を規制する働きがある。
また、規制部12は、円環状に形成され、下ワッシャ(第2ワッシャ)としての機能を有する。規制部12は、シール性を有する材料(例えば金属)からなり、被締結部材2とアイジョイント1の下面1bとの間をシールする。
規制部12は、アイジョイント(シール対象物)1を貫通したボルト(締結部材)3が挿入された状態で、ボルト3が締結される被締結部材2とシール対象物1との間に配置される。
<連結部>
連結部13は、円環部11と規制部12とを連結する。
図1に示すように、連結部13は、円環部11と連結部13の接続部位61における円環部11の接線方向71であってボルト3の締付方向(螺入方向)とは逆方向に延設される。
また、連結部13は、規制部12と連結部13の接続部位62における規制部12の接線方向72に延設されている。
また、連結部13は、円環部11の中心81と規制部12の中心82とを結ぶ直線83と交差するように延設されている。
以下、上述のように構成されたシールワッシャ10の作用効果について説明する。
まず、シールワッシャ10のボルト締結時に押し下げる方向について説明する。
図4は、シールワッシャ10のボルト締結時の押し下げる方向を説明する模式図であり、図4(a)はその締結前を、図4(b)はその締結後である。図4中、円環部11、規制部12、及び連結部13は、実線により模式的に表している。連結部13は、例えば1cmである。
図5は、シールワッシャ10の締結時の変形をシミュレーションした結果を示す説明図であり、図5(a)はそのシール面の歪量を、図5(b)は連結部13のZ方向変位量を示す。
締付前と締付後の連結部13の長さは、同一長さである。図4(b)に示すように、締付後は、締付前(図4(a)参照)に比べ、斜めの角度θが増大するので、上下の距離Lが締結前の距離Lより短くなる。このため、シールワッシャ10の締付時には、円環部11がアイジョイント(シール対象物)1を挟み込んで密着する(すなわちアイジョイント1を押し下げる)方向に力が働くことになる。
図5(b)に示すように、シミュレーション結果から明らかなように、ボルト3を押し上げる方向に変形しないことが確かめられた。すなわち、図5(b)の矢印に示すように、連結部13の上側(円環部11側)には下向きの力Fが発生し、連結部13の下側(規制部12側)には上向きの力Fが発生して、ボルト3を押し上げる方向には変位しない。その結果、図5(a)に示すように、歪がシール面に発生しないか、発生しても極僅かである(図5(a)の網掛け参照)ので、所定の面圧を保つことができる。
次に、シールワッシャ10の締付時に連結部13にかかる力の関係について説明する。
図6は、シールワッシャのボルト締付時に連結部にかかる力を説明する説明図であり、図6(a)は本実施形態のシールワッシャ10の連結部13にかかる力を、図6(b)は従来例のシールワッシャ100の連結部103にかかる力をそれぞれ示す。
図6(b)の破線で囲んだ部分a´において、従来のシールワッシャ100は、締結時、連結部103方向に力Fを、リング部101の円の接線方向に力Fを受ける。連結部103方向の力Fとリング部101の円の接線方向の力Fとのなす角度θは、ほぼ直角である。このため、連結部103とリング部101との連結部分が変形し易く、この変形を受けてリング部101のシール面に歪が発生する。シール面に歪が発生すると、面圧が低下し、シール性が悪化する。
これに対して、本実施形態では、図6(a)の破線で囲んだ部分aにおいて、シールワッシャ10の連結部13方向の力Fとリング部101の円の接線方向の力Fとのなす角度θは、鈍角(ほぼ180°)である。したがって、連結部13と円環部11との連結部分変形が少なく、円環部11のシール面に歪は発生しない。
次に、シールワッシャ10のアイジョイント(シール対象)1への組み付けについて説明する。
<組み付けの順番(図2、図3参照)>
(1)図1(b)に示すように、シールワッシャ10を折り曲げる。
(2)アイジョイント1にシールワッシャ10を取り付ける。この時点では、ボルト3がアイジョイント1に挿入されていない。このため、シールワッシャ10は、アイジョイント1に固定されない。しかし、シールワッシャ10がアイジョイント1を挟む形になるので、シールワッシャ10はある程度保持され、シールワッシャ10とアイジョイント1との位置ずれやシールワッシャ10の脱落はない。
(3)図2、図3に示すように、アイジョイント1とシールワッシャ10の穴位置を合わせながらボルト3を挿入する。
(4)シールワッシャ10が組み付けられたアイジョイント1を持ってそのままターボチャージャ2に取り付ける。
ここで、シールワッシャ10は、例えば工場等の納入時点で曲がった状態で納入される態様でもよく、組み付け直前に折り曲げる態様でもよい。
以上説明したように、本実施形態のシールワッシャ10は、ボルト3を挿入可能な円環状に形成された円環部11と、ボルト3の締結時に円環部11の回転を規制する規制部12と、円環部11と規制部12とを連結する連結部13と、を備え、連結部13は、円環部11と連結部13の接続部位61における円環部11の接線方向71であってボルト3の締付方向とは逆方向に延設されている。
そして、シールワッシャ10は、ボルト3によって、アイジョイント(シール対象物)1を貫通してアイジョイント1と共に被締結部材2に螺嵌される。円環部11(上ワッシャ;第1ワッシャ)は、ボルト3のボルトヘッド3aとアイジョイント1の上面1aとの間をシールし、規制部12(下ワッシャ;第2ワッシャ)は、被締結部材2とアイジョイント1の下面1bとの間をシールする。
この構成により、締め付け時の連結部13の変形を抑制することができ、シール性の低下を防止することができる。
また、ワッシャの位置決めが容易になり、ボルト等の締結部材でワッシャが隠れていても、ワッシャの存在の確認を行うことができる。その結果、組み付けの作業効率を向上させることができる。
また、連結部13は、規制部12と連結部13の接続部位62における規制部12の接線方向72に延設されていることで、締め付け時の連結部13の変形を抑制することができ、シール性の低下を防止することができる。
また、連結部13は、円環部11の中心と規制部12の中心とを結ぶ直線と交差するように延設されていることで、連結部13が円環部の中心と前記規制部の中心とを結ぶ直線と交差するように延設されているので、連結部13の変形を防止することができる。また、連結部13の変形が少ないことで、ボルト3を押し上げる方向に力が働かず、ワッシャ内部の歪の発生を防止して面圧を保ち、シール性の低下を防止することができる。
例えば、図5(b)に示すように、締め付け時の連結部13の変形を抑制することができる。また、図5(a)に示すように、連結部13の変形が少ないことで、ボルト3を押し上げる方向に力が働かず、ワッシャ内部(円環部11の内部)の歪の発生を防止して面圧を保ち、シール性の低下を防止することができる。
〔変形例〕
次に、本実施形態に係るシールワッシャの変形例について説明する。
図7は、本実施形態に係るシールワッシャの変形例1を示す模式図である。
図7に示すように、シールワッシャ20は、シール性を有し、円で形成される円環部21と、円環部21の締付方向に対する動きを規制する規制部22と、円環部21の接線方向であって締結部材3の締付方向とは逆方向に延設されている連結部23と、を備える。シールワッシャ20は、折り曲げない状態で、円環部21と規制部22と連結部23とが被締結部材の同一平面に配置されている。
規制部22は、シール機能はなく、また形状も円形に限らず任意である。規制部22は、円環部21の締付方向に対する動きを規制するものであればどのようなものでもよく、例えば位置決め可能な突起部や把持部、溶接部であってもよい。
図8は、本実施形態に係るシールワッシャの変形例2を示す模式図である。
図8に示すように、シールワッシャ30は、シール性を有し、円環部31と、円で形成され、円環部31の締付方向に対する動きを規制する規制部32と、円環部31と規制部32のそれぞれの円の接線をなすように円環部31と規制部32を連結する連結部33と、を備える。シールワッシャ30は、折り曲げない状態で、円環部31と規制部32と連結部33とが被締結部材の同一平面に配置されている。
このような構成によれば、複数の部分をシールする場合にそれぞれのワッシャの位置決めを容易にすることができるとともに、締め付け時の連結部の変形を抑制することができる。
図9は、本実施形態に係るシールワッシャの変形例3を示す模式図である。
図9に示すように、シールワッシャ40は、シール性を有し、締付方向が逆の円環部41と、円で形成され、円環部41の締付方向に対する動きを規制する規制部42と、円環部41と規制部42のそれぞれの円の中心線同士を繋いだ線と交わらない共通内接線をなすように円環部41と規制部42を連結する連結部43と、を備える。シールワッシャ40は、折り曲げない状態で、締付方向が逆の円環部41と規制部42と連結部43とが被締結部材の同一平面に配置されている。
このような構成によれば、共通内接線で繋げられるようなボルトの締付方向にすることで、ボルトの締付方向が同じになり、組み付け性を向上させることができる。
図10は、本実施形態に係るシールワッシャの変形例4を示す模式図である。
図10に示すように、シールワッシャ50は、シール性を有し、円環部51と、円環部51が取り付けられる面とは異なる面(例えば、円環部51が取り付けられる面に直交する面)に取り付けられ、円環部51の締付方向に対する動きを規制する規制部52と、円環部51の接線方向であって締結部材3の締付方向とは逆方向に延設されている連結部53と、を備える。規制部53は、シール性を有する円環部であってもよい。シールワッシャ51は、円環部51と連結部53とが異なる面に配置されている。
このような構成によれば、円環部51と規制部53とが同一平面でない場合、又は円環部51と規制部53とが複数ある場合にそれぞれのワッシャの位置決めを容易にすることができるとともに、締め付け時の連結部53の変形を抑制することができる。例えば、直交する面に複数のオイル等の供給穴があってそれぞれの供給穴のシールをするワッシャ同士をつなぐような場合に同様の効果を得ることができる。
以上、上記実施形態に係るシールワッシャについて、図面を参照して詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、ターボチャージャ(被締結部材)の潤滑用オイルを供給する配管をつなぐアイジョイントに組み付けた例であるが、ブレーキオイルなどの他のオイル、またはオイルに限らず流体を供給する配管のジョイント等に汎用に適用することができる。
1 アイジョイント(シール対象物)
2 ターボチャージャ(被締結部材)
3 ボルト(締結部材)
3a ボルトヘッド
10,20,30,40,50 シールワッシャ
11,21,31,41,51 円環部(上ワッシャ;第1ワッシャ)
12,22,32,42,52 規制部(下ワッシャ;第2ワッシャ)
13,23,33,43,53 連結部
61 円環部と連結部の接続部位
62 規制部と連結部の接続部位
71 円環部の接線方向
72 規制部の接線方向
81 円環部の中心
82 規制部の中心

Claims (7)

  1. シール対象物と締結部材との間をシールするシールワッシャであって、
    前記締結部材を挿入可能な円環状に形成された円環部と、
    前記締結部材の締結時に前記円環部の回転を規制する規制部と、
    前記円環部と前記規制部とを連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、かつ、
    前記連結部は、前記円環部から前記規制部まで直線状に形成されている
    ことを特徴とするシールワッシャ。
  2. 前記規制部は、円環状に形成され、
    前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のシールワッシャ。
  3. 前記連結部は、前記円環部の中心と前記規制部の中心とを結ぶ直線と交差するように延設されていることを特徴とする請求項2に記載のシールワッシャ。
  4. 前記規制部は、前記シール対象物を貫通した前記締結部材が挿入された状態で、前記締結部材が締結される被締結部材と前記シール対象物との間に配置されることを特徴とする請求項3に記載のシールワッシャ。
  5. 前記規制部は、前記締結部材とは異なる他の締結部材で前記被締結部材に締結固定されていることを特徴とする請求項4に記載のシールワッシャ。
  6. 前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、
    前記連結部方向の力と前記円環部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記規制部側に延設されることを特徴とする請求項1にシールワッシャ。
  7. 前記規制部は、円環状に形成され、
    前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設され、
    前記連結部方向の力と前記規制部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記円環部側に延設されることを特徴とする請求項1に記載のシールワッシャ。
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