JP5972081B2 - 曲り板の片面溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明は、曲面状のワークにより形成された開先を、3次元的に倣って溶接する装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、船体の船首あるいは船尾等の外板にあてられる曲面鉄鋼パネルどうしの突き当て部を片面溶接する装置に関する。
例えば造船においては、数枚の鉄鋼パネル(例:15m×20m)を突き当てて片面溶接し、船体の外板を製造する。ところで、船首あるいは船尾等の外板のように、溶接後の形状が曲面となる部分にあてられる鉄鋼パネルどうしを溶接する場合には、各パネルを所要の曲率となるように曲げたものをピン定磐で保持しパネル間の開先を上方から溶接する。この場合の開先は、形成される外板の曲面に沿ってのび、3次元的な曲りを有する。このような開先を溶接する場合、直線状の開先を溶接することが前提である自動溶接装置は使用できないので、従来は人手による溶接作業が多い。しかし、3次元的に曲った開先の人手による溶接作業は、作業者の足場の確保,溶接機器の配設などに、時間とスペ−スを要し、また直線開先の溶接の場合よりも溶接作業時間がかかり、溶接作業の生産性が低い。開先の曲り具合や溶接作業者の技量の優劣により溶接品質にばらつきを生じ易く、後手入れに多くの労力を要する。したがって溶接コストが高い。
そこで、3次元的に曲った開先の溶接作業を自動化して溶接生産性を高くしかつ溶接を高品質低コストにする曲り板の片面溶接装置(特許文献1)を、本発明者等は開発した。本発明はその改良に関する。
特許第3526506号明細書
特許文献1に開示した曲り板の片面溶接装置は、Y方向に延びる開先が、垂直面(Y−Z平面)に対して左右方向(開先横断方向X)に傾斜β(左右傾斜β:図8,図10)しているときは、開先横断方向Xに溶接トーチを往復駆動するオシレート(揺動)の左,右端(折返し点)での各停止時間を、溶接ビードを整える為に左右傾斜βに対応して調整するが、開先左右の溶込みを同一とすることは難しく、特に左右傾斜βが大きいときに、左右傾斜βによって下方に下がる開先辺(図10上では右辺)側に溶接ビードが偏るという溶接品質低下を生じやすい。
また、水平面に対する開先線(開先が延びる方向の開先の連なり:溶接線に同じ)の傾斜α(登り傾斜α:図2)に対応して、トーチ支持フレームを電動のγ回転機構で開先線と直交するX方向に延びる軸31を中心に旋回駆動して、トーチ姿勢を開先線に対して垂直にする登り傾斜倣いを行うが、電動のγ回転機構および登り傾斜倣い制御手段を備える分、溶接装置の機構および電気制御が複雑である。
本発明は、曲り板の片面溶接装置による開先の溶接を更に高品質にすることを第1の目的とし、登り傾斜倣い機構を簡略にして登り傾斜倣い制御を省略することを第2の目的とする。
(1)X走行モータ(M1)を備え水平X方向に走行するX走行台(Y1,Yz,RY,Y2);該X走行台(Y1,Yz,RY,Y2)に支持され、Y走行モータ(M2)を備え、X走行台に対して、X方向と直角なY方向に走行するY走行台(4);該Y走行台(4)に垂直Z方向に昇降可および垂直Z軸(O)を中心に回転可に支持されたベ−ス(2);該ベ−ス(2)を垂直Z方向に昇降駆動する昇降モータ(M4)を含むZ昇降機構(12);前記ベ−ス(2)を垂直Z軸(O)を中心に回転駆動する第1回転モータ(M3)を含むθ旋回機構(10);開先が延びる方向(Y)に分布する2以上の溶接トーチ(30L,30T)を支持して前記ベース(2)に、前記開先(b)を横断する方向(X)に延びる傾動中心軸(31)を中心に回動自在に連結されたトーチ支持台(3);開先線の登り傾斜αを検出する手段(P2,P3,8);溶接方向(Y)に対する開先線の曲りθ’(図11)を検出する手段(P2,P3,8);および、前記登り傾斜αおよび曲りθ’に対応して前記Z昇降機構(12)およびθ旋回機構(10)を駆動して開先に対する前記ベース(2)の姿勢を所定に維持する制御手段(8);を備える曲り板の片面溶接装置において、
更に、開先を形成したワーク(W1,W2)の左右傾斜βを検出する手段(P4,P5,8);前記トーチ支持台(3)を、開先(b)を横断する左右方向(β)に傾斜駆動する傾動モータ(M7)を含むβ傾動機構(32);および、前記開先(b)があるワーク(W1,W2)で下受け支持される倣いローラ(43f,43r),該倣いローラ(43f,43r)を、開先が延びる方向(Y)に直交する方向(X)に延びる倣い軸(44)を中心に回転自在に支持するローラ支持アーム(45)および該ローラ支持アーム(45)によって支持され前記トーチ支持台(3)を、前記溶接トーチ(30L,30T)の間で支持する倣い脚(47)、を含むα倣い機構(42);を備え、前記制御手段(8)は、前記左右傾斜βに対応して該β傾動機構(32)を駆動して開先線に対する前記トーチ支持台(3)の左右傾斜を所定に維持する;ことを特徴とする曲り板の片面溶接装置(図4,図6,図7)。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当部分の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
X走行台(RY),Y走行台(4)およびZ昇降機構(12)によって、ベ−ス(2)の3次元(X,Y,Z)の位置を定めあるいは調整することができる。ベ−ス(2)を垂直Z軸(O)を中心に回転駆動するθ旋回機構(10)を備えるので、このθ旋回機構(10)を用いて、開先(b)の曲り(θ’)に対応して、開先(b)に対して常に溶接ト−チが基準姿勢を維持するように、溶接ト−チ(ベ−ス)を旋回(θ)させることができる。
Y方向に延びる開先(b)が、垂直面(Y−Z平面)に対して左右に傾斜β(図8,図10)しているときは、β傾動機構(32)にてトーチ支持台(3)をβ分傾斜駆動することによって、開先(b)に対して溶接ト−チ(30L,30T)を垂直姿勢(Y−Z平面に対して角度β)にすることができ、これにより、開先幅(トーチのオシレート幅)全体を均一に溶接でき、しかも、左右傾斜βによって下方に下がる開先辺(図10上では右辺)側への溶接ビードの偏りを抑制でき、溶接品質をより高くすることができる。
トーチ支持台(3)が、開先線を含むY−Z平面上でX方向に延びる傾動中心軸(31)を中心に回動自在であるので、開先線の登り傾斜α(図2)に対応して、溶接トーチが開先線(ワーク)に対して垂直になるようにトーチ支持台(溶接トーチ)を角度α相当分傾斜させることができる。α倣い機構(42)がトーチ支持台(3)を下受け支持してワーク(開先線)の、登り傾斜αによる降下に倣うので、登り傾斜αがあっても自動的(機械的)に、溶接トーチが開先線に対して基準姿勢(垂直)になる。登り傾斜倣い機構が簡略であり、登り傾斜倣い制御が省略となる。
本発明の一実施例を斜め上方から見下した斜視図であり、機構要素を簡略化して示す。 図1に示す溶接装置1を図1に示した一点鎖線矢印2A方向より見た正面図であり、一部分は断面を示す。 図2に示すセンサベース2対するトーチ支持台3の連結部の概要を示す拡大正面図である。 図3に示す連結部を詳細に示す拡大正面図である。 図4に示す連結部の平面図である。 図4および図5に示すβ傾動機構32の概要を示す左側面図である。 図4および図5に示すα倣い機構42の左側面図である。 図2に示す溶接装置1の右側面図であり、一部分は断面を示す。 図1に示す溶接装置1の各種機構を駆動する電気モータとセンサであるポテンショメータP1〜P5およびロータリエンコーダP6の概略位置を簡略化して示すブロック図である。 図8に示すワーク左右傾斜βを示す図面であり、ワークW1,W2は開先を横切る方向の断面を示す。 図1に示すワークW1,W2の斜視図であり、図9に示すポテンショメータP2〜P5の、ワークW1,W2に対する検出方向を示す。 図1に示すセンサベ−ス2の移動方向および移動速度(溶接速度)Vと、開先bとの位置関係を示す平面図である。 図1に示すワークW1,W2の概観を示す斜視図である。 図8に示す制御回路8の制御動作を表すフローチャート(メインルーチン)である。 図14に示すステップ4の「溶接」の内容(サブルーチン)を示すフローチャートである。
)前記β傾動機構(32)は、開先線(Y)を中心に前記トーチ支持台(3)を傾動駆動する;上記()に記載の曲り板の片面溶接装置。
)前記β傾動機構(32)は、前記トーチ支持台(3)が固定された、開先線(Y)を中心とする弧状のガイドレール(33R)および該ガイドレールに固定された、開先線(Y)を中心とする弧状のラック(36R)、ならびに、前記ベース(2)に連結された部材(3B)に固定の基体(35B),該基体(35B)で回転自在に支持された、ピニオン(34B),該ピニオンを回転駆動する減速機,傾動モータ(M7)および前記ガイドレール(33R)を弧の半径方向に挟圧するように保持するレール保持ローラ(37B〜40B)、を含む;上記()に記載の曲り板の片面溶接装置。
)前記トーチ支持台(3)にあって前記溶接トーチ(30L,30T)を開先線を横断する方向に往復駆動するオシレート機構(52L,52T)、を更に備える;上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の曲り板の片面溶接装置。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の一実施例の溶接装置1の概要を示す。以下に参照する図面において、Z矢印方向を上とし、Y矢印方向を前とするとともに、X矢印方向を右とする。図1は、溶接装置1を斜め上方から見下した斜視図相当の、機構概要を表す簡略図である。3次元的に曲がったワーク(ワーク)W1,W2は、図13に示すように、互いに向いあう縁を突き当てた状態で、作業床面F上に設置された図示しないピン定盤により支持されている。ワークW1,W2の突き当てられた縁と縁の間にできた開先bは、ワークW1,W2が所要の角度で3次元的に曲げられているので、図示例においては、ワークは左前方が高い登り傾斜になっている。
図1において、床面F上には、水平X方向に延びるX方向レールX1が敷設されており、該レールX1よりも前方上方に(床面Fより離れて)、レールX1と平行なX方向レールX2が、図示しない支持柱により支持されている(図9)。2本のレールX1とX2をXレール対RXとする。レールX1にX走行台Y1が、レ−ルX2にX走行台Y2が載っており、これらのX走行台Y1とY2が支持柱YzおよびY方向レ−ルRYを支持している。支持柱YzおよびY方向レ−ルRYは直交し一体連続である(図9)。X走行台Y1の駆動車輪は、X走行台Y1に搭載されたモータM1により図示しない減速機構を介して回転駆動される。モータM1が通電され、X走行台Y1の駆動車輪が回転駆動されてX走行台Y1がレールX1上を走行すると、支持柱YzおよびY方向レ−ルRYがレールX1,X2に沿ってY軸に平行な状態でX方向左または右に移動する。
Y方向レ−ルRYに溶接装置1の走行台車(Y走行台)4の車輪4a〜dが載せられている。走行台車4の車輪4a〜dの回転軸には、図示しないスプロケットホイールが一体固着されており、該スプロケットホイールに、レールRYに沿って配設された輪状のチェーンベルトch(図9)が噛み合う。チェーンベルトchは、走行台車4に載置されたモータM2により回転駆動され、それに伴い走行台車4がレールRY上をY方向に移動する。
図2に、溶接装置1を図1に示した一点鎖線矢印2A方向より見た正面を示し、図8には、図2に示す溶接装置1の右側面を示す。走行台車4の中央部には、上下に貫通する穴が開いており、該穴を中空で柱状の昇降管12がZ方向に昇降自在に貫通している。昇降管12の外面には、それぞれZ方向に延びるレール13a〜cが装着されており、それらは、それと対向する走行台車4の穴の内面に設けられたスライダに、Z方向に昇降自在にはまっている。昇降管12の下部の外壁には、z方向に延びるネジ棒M4sを回転駆動する昇降モータM4が固着支持されている。走行台車4には、台車部をZ方向に貫通するねじ穴があり、該ねじ穴とネジ棒M4sがねじ結合している。ここで、走行台車4は、Yレ−ルRYで下支持されているので、昇降モータM4がネジ棒M4sを回転駆動すると、走行台車4に対して昇降管12が、Z方向に昇降する。昇降管12の軸心を、Z方向に延びる中空の旋回軸10が水平回転自在に貫通する。走行台車4の上面から突出する昇降管12の上開口近くの外壁に、回転モータM3が固着支持されている。回転モータM3の回転軸には平歯車が固着されており、水平方向に回転する。旋回軸10の上開口の縁には平ギアが一体になっており、該ギアに回転モータM3の平歯車が噛み合う。回転モータM3が通電されると、その回転軸に一体の平歯車が回転し、ギアを介して旋回軸10が昇降管12に対して回転中心線Oを中心として回転する。
旋回軸10の下端部には、センサベース2が支持されている。旋回軸10の回転に伴いセンサベース2が水平方向に回転する。回転モータM3の回転軸には、ポテンショメータP1の回転軸が連結されており、ポテンショメータP1は、旋回軸10の旋回角θを示す電気信号を発生する。
センサベース2の下部の、回転中心線Oの位置には、該中心線Oと直交する水平方向(図2では紙面と垂直な方向,図8ではx方向)とZ方向に移動自在の第1の開先倣いロ−ラがあり、この第1の開先倣いロ−ラに2軸型のポテンショメータP3が結合されている。ポテンショメータP3は、第1の開先倣いロ−ラを回転自在に支持する支持杆の水平方向位置を検出するポテンショメータと、該支持杆のZ位置を検出するポテンショメータを有し、回転中心線Oの位置での、センサベ−ス2に対する開先の水平方向位置およびZ位置を表わす電気信号を発生する(図2)。
センサベース2の下部の、回転中心線Oから所定距離離れた位置には、水平方向XとZ方向に移動自在の第2の開先倣いロ−ラがあり、この第2の開先倣いロ−ラに2軸型のポテンショメータP2が結合されている。ポテンショメータP2も、第2の開先倣いロ−ラを回転自在に支持する支持杆の水平方向位置を検出するポテンショメータと、該支持杆のZ位置を検出するポテンショメータを有し、回転中心線Oから所定距離離れた位置での、センサベ−ス2に対する開先の水平方向位置およびZ位置を表わす電気信号を発生する(図2)。
ポテンショメータP3とP2が検出した水平方向位置の差は、センサベース2(の水平な基準線)に対する開先線の水平方向の曲り(斜め角θ’:図11)に対応し、ポテンショメータP3とP2が検出したZ位置の差は、水平面に対する開先線の登り傾斜角(前後角)α(図2)に対応する。
センサベース2の下部の、第1および第2の開先倣いロ−ラ(P3,P2)を結ぶ縦線と直交し、回転中心線Oから所定距離離れた位置に、第1のワーク倣いロ−ラがあり、このロ−ラを回転自在に支持する支持杆のZ位置を、ポテンショメータP5が検出し、該Z位置を表わす電気信号を発生する(図8)。また、センサベース2の下部の、前記縦線と直交し、回転中心線Oから所定距離離れかつ回転中心線Oに関して第1のワーク倣いロ−ラと対向する位置に、第2のワーク倣いロ−ラがあり、このロ−ラを回転自在に支持する支持杆のZ位置を、ポテンショメータP4が検出し、該Z位置を表わす電気信号を発生する(図8)。ポテンショメータP5とP4が検出したZ位置の差は、水平面に対するワーク(開先)の左右傾斜角β(図8,図10)に対応する。
第1のワーク倣いロ−ラ(P5)には、ロータリエンコーダP6が結合されており、該ロ−ラ(P5)の所定小角度の回転につき1パルスの電気信号を発生する。このパルスをカウントすることにより、センサベース2の、開先に沿った移動量が分かり、所定時間の間のカウントアップ値は、センサベース2の、開先に沿った移動の速度V(溶接速度)を表わす。
図2を参照すると、第1および第2のワーク倣いロ−ラ(P5,P4)の配列方向(図2の紙面に垂直な方向X)に延びる傾動中心軸31が、センサベース2を回転自在に貫通しセンサベース2で保持されている。傾動中心軸31には、β傾動機構32を介してトーチ支持台3が連結されている。トーチ支持台3は、ワークに当接して昇降する倣いローラを持つα倣い機構42で下受け支持されているので、ベース2の開先線方向(Y)の移動に伴うα倣い機構42直下のワークの昇降に従ってトーチ支持台3が傾動中心軸31を中心に昇降傾動する。これにより溶接トーチ30L,30Tの、ワークに対する前後角γ(図2)が略一定に維持される。
図3に示すように、トーチ支持台3は、β傾動機構32および連結ブロック3Bを介して、傾動中心軸31を中心に回転自在(昇降傾斜自在)に、ベース2に連結されている。図4および図5に連結部を詳細に示す。図4は図3(正面図)の拡大図に相当し図5は図4の平面図である。ベース2に対して傾動中心軸31を中心に回動する連結ブロック3Bに、β傾動機構32の基体35Bが固定され、この基体35Bに、図6に示すピニオン34B,減速機構および傾動モータM7が固定され、また、倣いローラ37B〜40Bが回転自在に固定されている。トーチ支持台3は開先線(Y)を中心とする弧状のガイドレール33Bに固定されており、このガイドレール33Bに、開先線(Y)を中心とする弧状のラック36Bが固定されている。倣いローラ37B〜40Bはガイドレール33Rを弧の半径方向に挟圧するように保持し、ピニオン34Bはラック36Bに噛み合っている。
傾動駆動モータM7が正転すると、減速機構を介してピニオン34Bが図6上で反時計方向に回転駆動されてラック36Rを右上方向すなわち時計方向に回動駆動する。ラック36Rと一体の弧状ガイドレール33Bが、位置が固定のレール保持ローラ37B〜40Bで支持されたまま時計方向に回動するので、弧状ガイドレール33Bに固定されたトーチ支持台3が、時計方向に傾動する。傾動駆動モータM7が逆転すると、弧状ガイドレール33Bが反時計方向に回動し弧状ガイドレール33Bが反時計方向に傾動する。トーチ支持台3に装備した溶接トーチ30L,30Tがトーチ支持台3と同じく傾動する。
左右X方向に水平なワークW1,W2(開先b)のY−Z断面と平行(開先に対して垂直)な姿勢で、開先を溶接トーチ30L,30Tで溶接しているとき、溶接の進行(ベース2の、開先線(Y)に沿う移動)に伴って開先(ワークW1,W2)が、図8,図10に示すようにY−Z垂直面に対して進行方向Y前方で反時計方向に傾斜βしているとき、傾動駆動モータM7を逆転駆動して溶接トーチ30L,30Tをβ分反時計方向に傾動駆動することにより、開先(ワークW1,W2)が左右X方向に傾斜しても、これに合わせて溶接トーチ30L,30T(トーチ支持台3)を同方向に傾斜駆動することにより、開先に対して溶接トーチ30L,30Tを垂直姿勢に維持することができる。
図7に、図4に示すα倣い機構42の左側面を示す。図4に示すように、トーチ支持台3は、開先が延びる方向(Y)に分布する2個の溶接トーチ30L,30Tを支持して、ベース2に、開先bを横断する左右方向Xに延びる傾動中心軸31を中心に回動自在に連結されているので、傾動中心軸31を中心に垂直Z方向に傾動することができる。このトーチ支持台3が、ワークW1,W2の垂直Z方向の傾斜すなわち登り傾斜(α:図2)に倣って同方向に傾斜するように、ワークW1,W2の登り傾斜に倣うα倣い機構42が、トーチ支持台3を下受け支持している。
α倣い機構42には、開先bを形成するワークW1,W2で下受け支持される倣いローラ43f,43rがあり、これらは左右方向に延びる心棒である倣い軸44で、該軸を中心に回転自在に、保持されている。この倣い軸44の両端をローラ支持アーム45が支持している。ローラ支持アーム45は傾動中心軸46を中心に回転(左右傾動)可能に、倣い脚47の下端に装着されている。倣い脚47は、溶接トーチ30L,30Tの間でトーチ支持台3に固定されている。しかし倣い脚47は、トーチ支持台3に対して左右方向に取り付け位置を調整することができる。
溶接トーチ30Lは、溶接トーチ30Lを開先の幅方向(X)にオシレート駆動するオシレートモータM9を含むオシレート機構52Lを介して、トーチ支持台3で、開先の幅方向(X)にオシレート可に支持されている。溶接ト−チ30Tも、溶接トーチ30Tを開先の幅方向にオシレート駆動するオシレートモータM11を含むオシレート機構52Tを介して、トーチ支持台3で、開先の幅方向(X)にオシレート可に支持されている。
センサベース2にはさらに、ワイヤ供給装置5がある。ワイヤ供給装置5は、2組のワイヤフィーダとそれらを駆動するモータM5,M6からなる。2本の溶接ワイヤwa1,wa2は、走行台車4の上部に載置されているワイヤパックwpより、旋回軸10内軸心部をZ方向に貫通する管14内を通り、管14の排出口14aよりワイヤ供給装置5に供給され、その中のワイヤフィーダを通り、溶接トーチ30L,30Tにそれぞれ供給される。
溶接が開始されると、モータM5,M6がワイヤフィーダを駆動し、ワイヤwa2,wa1をワイヤパックwpから溶接トーチ30T,30Lにそれぞれ供給する。モータM9が溶接速度Vに応じた速さで、溶接トーチ30Lをオシレート駆動する。また、モータM11が溶接速度Vに応じた速さで、溶接トーチ30Tをオシレート駆動する。
図9に、前述した各モータM1〜M11,ポテンショメータP1〜P5及びロータリエンコーダP6の配置および機能をまとめて示す。またには、上述したモータM1〜M11の駆動対象を示し、表2には、上述したポテンショメータP1〜P5およびロータリエンコーダP6の検知対象を示す。表1上のA〜Dは、作業環境により調整する値である。
Figure 0005972081
Figure 0005972081
各モータM1〜M11の正,逆回転の通電制御は、センサベース2の近傍に取り外し可能に装着できるペンダント9(図8)を介して、初期設定の時には作業者が行うが、溶接を開始すると、ペンダント9が接続された制御回路8が、P1〜P6の検出値を参照しつつ自動で行う。センサベース2内には、各モータをそれぞれ駆動するモータドライバがあり、ペンダント9又は制御回路8から与えられた通電指令は、これらのモータドライバに伝えられ、各モータドライバは、通電指令に従って、それぞれに接続されているモータを駆動する。
制御回路8は、溶接スタ−トが与えられると、それまでにペンダント9から入力された情報と、ポテンショメータP1〜P5及びロータリエンコーダP6の検出値に従って、開先bに溶接ト−チを倣わせ、かつ開先に対して溶接ト−チを設定された姿勢およびねらい位置に制御し、溶接速度を設定速度とする、X走行台(Y1,Yz,RY,Y2),Y走行台4の走行速度制御,センサベ−ス2のθ回転制御および昇降制御,トーチ支持台3のβ回転制御ならびにオシレート幅中心の開先倣い制御を行なう。
図14には、制御回路8の制御動作を表すメインルーチンを示す。制御回路8(図8)は電源が投入されると、ステップ1において、内部メモリ,カウンタ等を全てクリアする。そして、ペンダント9上のランプ(図示せず)を点灯してメモリの初期化が終了したことを示し、作業者の入力待ちになる(初期化)。この時、各モータM1〜M11は、ペンダント9の制御盤(図示せず)上のキー操作に応じて作業者が駆動できる。以降の図14及び図15の説明において、カッコ内には「ステップ」という語を省略してステップNo.数字のみを示す。
作業者は、ペンダント9上のランプの点灯により初期化が終了したことを確認すると、ペンダント9の制御盤(図示せず)上のキーを操作して、モータM1〜M11を選択的に駆動(通電)して、溶接トーチ30L,30Tの開先bに対する姿勢及び距離を決定する。詳しくいえば、1.モータM1,M2を駆動して、回転中心線Oを開先b上のセンシング開始点Op(図1,2,3)に移動させ、モータM4を駆動してセンサベース2を降ろし、第1の開先倣いロ−ラ(P3)を該センシング開始点(開先内)に置く。センシング開始点は、開先線の両端部のうち、Z位置(高さ)が低い方の端部である。なお、ワークW1,W2は、開先線がY軸と大略で平行になるように、床Fに配置されている。
2.モータM3を駆動して旋回軸10(センサベース2)を旋回させ、第2の開先倣いロ−ラ(P2)を、第1の開先倣いロ−ラ(P3)に対して溶接方向前方の開先b内に置く。
3.モータM4を駆動してセンサベース2を昇降して、第1および第2の開先倣いロ−ラ(P3,P2)が開先内にあって、それらのZ位置がZ位置移動範囲の中央近くに有り、しかも第1および第2のワーク倣いロ−ラ(P5,P4)がワークに当りそれらのZ位置がZ位置移動範囲の中央近くにあるように、センサベ−ス2の高さを調節する。
4.開始姿勢設定を指示する。制御回路8は開始姿勢設定指示に応答して、この時のポテンショメータP3,P2の電気信号をデジタル変換して読込む。そして、ポテンショメータP3,P2の水平方向位置(図2の紙面に垂直な方向)が中立点(水平方向位置ずれ零)となるように、モータM3でセンサベ−ス2を回転駆動する。これにより、第1の開先倣いロ−ラ(P3)および第2の開先倣いロ−ラ(P2)の水平方向位置がセンサベ−ス2に対して基準位置(水平方向位置ずれなし)となり、両ロ−ラ(P3,P2)を結ぶ縦線上に溶接ト−チ30L,3OTが位置する。
5.傾動モータM7を駆動してトーチ支持台3をβ回転駆動し、溶接トーチ30T,30Lを、開先線に垂直にする。
6.モータM5,M6を駆動して、溶接トーチ30T,30Lに溶接ワイヤwa1,wa2を供給する。
7.モータM9,M11を駆動して、溶接トーチ30T,30Lをオシレートさせ、開先bに対し、直交する方向のオシレート幅およびオシレート幅中心位置を調整する。
上記1〜7の手順は初期設定の手順の一例であり、順序は必要に応じて変更,操り返しあるいは省略すれば良い。さらに、作業者はペンダント9上の操作盤上のキーを介して所要の溶接速度Vsを入力する。作業者は初期設定が完了すると、ペンダント9上の操作盤上で、初期設定が完了したことを示すキー操作を行う。
制御回路8は、入力があった溶接速度Vsをレジスタにセーブし、初期設定完了の入力があると、この時のポテンショメータP1〜P5の電気信号をデジタル変換して読込み、かつ、オシレート幅およびオシレート幅中心位置をレジスタにセーブする。そして、ポテンショメータP3,P2の水平方向位置(図2の紙面に垂直な方向)が中立点(水平方向位置ずれ零)でないときには、上記4.と同様に、モータM3でセンサベ−ス2を回転駆動し、これを終えると、上記5.〜7.の調整をうながす報知をする。ポテンショメータP3,P2の水平方向位置(図2の紙面に垂直な方向)が中立点にあり、しかも、ポテンショメータP1が表わす回転角度θ,ト−チのオシレート幅およびオシレート幅中心位置がそれぞれ適値であるかを、それぞれが各設定範囲内にあるかをチェックすることにより判定し、適値であると溶接スタ−ト可を報知する。適値でないと、適値でないものの再調整をうながす報知を発生する。
溶接スタ−ト可を報知すると制御回路8は、作業者のキー操作による溶接開始指示が到来するまで待機し、溶接開始指示が到来すると溶接を開始する(3)。なお、溶接を中断したい場合にも作業者は、やはりペンダント9の操作キーのキー操作により「溶接停止」を入力する。「溶接停止」については後述する。
図15に、ステップ4の「溶接」のサブルーチンを示す。ここで制御回路8は、ロータリエンコーダP6が1パルス発生するごとにそれをカウントアップし、所定周期で、カウントアップ値を読んで溶接速度Vを算出してレジスタにセーブしてカウントアップ値を初期化(クリア)する(41)と共に、ポテンショメータP1〜P5の電気信号をデジタル変換して読込む(42)。図11には、センサP2〜P5の、検出基点からの検出方向を矢印で示す。そして次の状態情報を演算する(43)。
開先の曲りθ’:回転θ方向の、センサベ−ス2に対する開先bの曲りθ’の算出。ポテンショメータP3とP2が検出した水平方向の位置の差より算出する。
開先線の登り傾斜α:センサベ−ス2直下の開先線の水平面とのなす登り傾斜角α(図2)の算出。ポテンショメータP3とP2が検出したZ位置の差より算出する。
ワークの左右傾斜β:開先を横切る方向のワークの傾斜角β(図8,図10)の算出。ポテンショメータP5とP4が検出したZ位置の差より算出する。
こうして状態情報θ’,αおよびβを算出すると、制御回路8は、センサベ−ス2に対する開先の曲りθ’を零とするための、センサベ−ス2のθ回転の目標角度Θ=θ+θ’を算出して、X走行目標速度Vsx=Vs cosΘ,Y走行目標速度Vsy=Vs sinΘ,X走行速度 Vx =V cosΘ,Y走行速度 Vy =V sinΘを算出する(44)。θはポテンショメータP1の検出値である。図12には、センサベ−ス2の移動方向および移動速度(溶接速度)Vと、開先線との関係を示す。移動速度VのX方向成分はV cosΘ、Y方向成分はV sinΘとなる。
制御回路8は、次に目標値を算出する(45)。これにおいてはまずX走行目標速度Vsxに対するX走行速度Vxの偏差を算出し、PID演算によりこの偏差を零とするためのモータM1の通電電流目標値を算出する。同様に、Y走行目標速度Vsyに対するY走行速度Vyの偏差を算出し、PID演算によりこの偏差を零とするためのモータM2の通電電流目標値を算出する。更に、初期設定を完了したときに読込んだポテンショメータP2〜P5の検出デ−タと、今回読込んだポテンショメータP2〜P5の検出デ−タに基づいて、初期設定のときと実質上同一の、開先/ト−チ間の相対位置および姿勢を維持するためのトーチ支持台3の左右傾斜目標値を算出する。この左右傾斜目標値は、今回検出したワークの左右傾斜β(図10)に相当する。
次に制御回路8は、算出した目標値に基づいてM1〜M11を駆動する(46)。すなわち最新の目標値に従ったモータ駆動を行なう。これにおいて、制御回路8は、ポテンショメータP3が検出したZ位置が初期設定を完了したときのZ位置となるようにモータM4を駆動してセンサベ−ス2を昇降駆動し、ポテンショメータP1の検出角度θが目標角度ΘになるようにモータM3を駆動し、トーチ支持台3の左右傾斜角度を目標値に合わすように傾動モータM7を駆動する。また、X走行速度VxおよびY走行速度Vyがそれぞれ目標値VsxおよびVsyに合致するようにモータM1およびM2を加,減速する。
そして制御回路8は、作業者がペンダント9上の操作キーを介して「溶接停止」指示を入力したか、あるいは第2の開先倣いロ−ラ(ポテンショメータP2)が開先bの終端に到達したかをチェックして(47)、そのどちらかであれば図14のステップ5に戻る。しかし、どちらも成立していないときには、制御周期を定めるタイマのタイムオ−バを待って、ステップ41に進み、次の制御サイクルを開始する。
「溶接停止」指示が入力されるかあるいは、ポテンショメータ2の電気信号が開先終端を示すものになると、制御回路8は、ステップ5(図14)の終了処理を実行し、溶接トーチ30L,30Tの溶接を停止して各モータを停止する。
1:溶接装置 2:センサベース
3:トーチ支持台 4:Y走行台車
4a〜d:車輪 5:ワイヤ供給装置
8:制御回路 9:ペンダント
10:旋回軸 12:昇降管
13a〜c:レール 14:管
14a:排出口 30L,30T:溶接トーチ
b:開先 ch:チェーンベルト
F:水平床面 M1〜M11:モータ
M4s:ネジ棒 X1,X2:X方向レール
RX:Xレール対 Y1,Y2:X走行台
Yz:支持柱 RY:Y方向レ−ル
O:回転中心線 P1〜P5:ポテンショメータ
P6:ロータリエンコーダ
W1,W2:ワーク wa1,wa2:溶接ワイヤ
wp:ワイヤパック
31:傾動中心軸 32;β傾動機構
3B:連結ブロック 33R:弧状ガイドレール
34B:ピニオン 35B:基体
36R:弧状ラック 37B,38B,39B,40B:レール保持ローラ
42:α倣い機構 43f,43r:倣いローラ
44:倣い軸 45:ローラ支持アーム
46:傾動中心軸 47:倣い脚
52L,52T:オシレート機構

Claims (4)

  1. X走行モータを備え水平X方向に走行するX走行台;該X走行台に支持され、Y走行モータ(M2)を備え、X走行台に対して、X方向と直角なY方向に走行するY走行台;該Y走行台に垂直Z方向に昇降可および垂直Z軸を中心に回転可に支持されたベ−ス;該ベ−スを垂直Z方向に昇降駆動する昇降モータを含むZ昇降機構;前記ベ−スを垂直Z軸を中心に回転駆動する第1回転モータを含むθ旋回機構;開先が延びる方向に分布する2以上の溶接トーチを支持して前記ベースに、前記開先を横断する方向に延びる傾動中心軸を中心に回動自在に連結されたトーチ支持台(3);開先線の登り傾斜αを検出する手段;溶接方向に対する開先線の曲りθ’を検出する手段;および、前記登り傾斜αおよび曲りθ’に対応して前記Z昇降機構およびθ旋回機構を駆動して開先に対する前記ベースの姿勢を所定に維持する制御手段;を備える曲り板の片面溶接装置において、
    更に、開先を形成したワークの左右傾斜βを検出する手段;前記トーチ支持台を、開先を横断する左右方向に傾斜駆動する傾動モータを含むβ傾動機構;および、前記開先があるワークで下受け支持される倣いローラ,該倣いローラを、開先が延びる方向に直交する方向に延びる倣い軸を中心に回転自在に支持するローラ支持アームおよび該ローラ支持アームによって支持され前記トーチ支持台を、前記溶接トーチの間で支持する倣い脚、を含むα倣い機構;を備え、前記制御手段は、前記左右傾斜βに対応して該β傾動機構を駆動して開先線に対する前記トーチ支持台の左右傾斜を所定に維持する;ことを特徴とする曲り板の片面溶接装置。
  2. 前記β傾動機構は、開先線を中心に前記トーチ支持台を傾動駆動する;請求項に記載の曲り板の片面溶接装置。
  3. 前記β傾動機構は、前記トーチ支持台が固定された、開先線を中心とする弧状のガイドレールおよび該ガイドレールに固定された、開先線を中心とする弧状のラック、ならびに、前記ベースに連結された部材に固定の基体,該基体で回転自在に支持された、ピニオン,該ピニオンを回転駆動する減速機,傾動モータおよび前記ガイドレールを弧の半径方向に挟圧するように保持するレール保持ローラ、を含む;請求項に記載の曲り板の片面溶接装置。
  4. 前記トーチ支持台にあって前記溶接トーチを開先線を横断する方向に往復駆動するオシレート機構を更に備える;請求項1〜のいずれか1つに記載の、曲り板の片面溶接装置。
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