JP5972052B2 - ゲル状フレグランス組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲル状フレグランス組成物に関する。
従来、「フレグランス」という言葉に代表される、フレグランス組成物は、身体又はその近傍若しくは空間に香気を放出し、該放出した香気によって、好ましい印象を創出したり、気持ちなどを和らげたりする目的で使用される。この様なフレグランス組成物としては、お香、香水、オーデコロン、練り香、ルームフレグランス、カーフレグランス等が存在する。この内、お香は加熱により香気成分を気化させるものであり、加熱源を必要とする。香水、オーデコロンは揮発性の溶剤を担体として香料成分を溶解したものであり、直接身体に塗布し、担体の気化とともに香気成分を気化させ、身体又はその周辺に香気を漂わせる。練り香はオイルゲル担体に香料成分を包含させたもので、このものも直接皮膚に塗布する。皮膚上の香料を包含した担体より、徐々に香気成分が気化して身体又はその周囲に香気を漂わせる。香水、オーデコロン、練り香などは直接皮膚に塗布されることを想定しているので、化粧料に分類される。ルームフレグランスやカーフレグランスには多くの剤形があり、揮発性の溶剤を担体として香料成分を溶解したもの、オイルゲル担体乃至はプラスチック担体に香料成分を包含させたもの等が存在する。
フレグランス組成物は、通常、極性の異なる多種の芳香成分からなる香料と、香料成分を溶解させるエタノールなどのアルコール類、水そして香料成分を水に可溶化させるための界面活性剤等を主成分として含むものである(特許文献1〜3参照)。この様なフレグランス組成物は、通常、スプレー塗布、あるいは容器から少量を取り塗布して、サラリとした触感で使用される。
スプレー塗布や容器から少量取り塗布する場合、思い通りの吐出量が得られない、垂れ落ちる、塗布の範囲が容易に調整できない等、使用性の面で課題があったため、高分子を基剤中に適量配合することにより、適度な粘性を付与した香料組成物が報告されている(特許文献4、5参照)。
特開2000−119123号公報 特開2001−213718号公報 特開2001−294890号公報 特開平9−67239号公報 特開平11−246382号公報
しかしながら、これらの高分子を基剤中に配合した香料組成物では、高分子由来のべたつきを生じる、香り立ちが悪くなる、香料やその溶媒として用いられるアルコールなどの影響により、ゲルの粘度を維持できず、経時安定性の面で課題があった。また、フレグランスのイメージによって、さらに透明度が高く外観特性にも優れたフレグランス組成物が求められていた。
従って、本発明の課題は、使用が簡便で使用感が良好かつ、経時安定性に優れる適度な粘性を有したゲル状フレグランス組成物を提供することにある。
本発明者は上記事情に鑑み、鋭意研究した結果、ゲル状フレグランス組成物において、アルコール、水及び香料成分にアクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体と特定の増粘剤を組み合わせることにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。また、透明度が高く外観特性にも優れた透明ゲル状フレグランス組成物を見出した。
即ち、本発明は、下記(A)〜(E)を含有することを特徴とするゲル状フレグランス組成物に関する。
(A)香料 組成物総量に対して0.5〜50質量%
(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコール 組成物総量に対して40〜90質量%
(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体
(D)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、ポリアクリル酸又はその塩、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミド、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種以上の増粘剤
(E)水
本発明により、適度な粘性を有することから、思い通りの吐出量が得られ、皮膚に乗せたときに垂れ落ちず、容易に使用したい部位に塗布することができ、しっとり感を有するが、べたつき感がなく使用性に優れ、香り立ちが良好で、かつ経時安定性、香り持続性に優れたゲル状フレグランス組成物を提供することができる。また、透明度が高く外観特性に優れた透明ゲル状フレグランス組成物を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明において「ゲル状」とは、水を含む任意の液状媒体に、水溶性高分子で粘性を付与した組成物をいう。その粘度は塗布性、使用性、香り立ち、経時安定性の点から、25℃において1000mPa・s以上が好ましく、3000mPa・s以上がより好ましく、5000mPa・s以上がさらに好ましい。また、その粘度は100000mPa・s以下が好ましく、70000mPa・s以下がより好ましく、30000mPa・s以下がさらに好ましい。具体的には1000〜100000mPa・sが好ましく、3000〜70000mPa・sがより好ましく、5000〜30000mPa・sがさらに好ましい。かかる組成物は手に取ったときに適度な粘度を有するため、肌に塗布しやすく、香り立ちに優れ、経時安定性にも優れている。
本発明における「透明」とは、波長400〜700nmの光の透過率が40%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは80%以上を意味し、フレグランス組成物の外観が半透明のものも含み得る。また、透明であれば、無色又は有色であっても構わない。
本発明における(A)香料は、特に制限されないが、アルコール系香料、アルデヒド系香料、エステル系香料、フェノール系香料、ケトン系香料、エーテル系香料等が好ましく挙げられる。これらのうち、経時安定性、香り立ちの良さ、香りの持続性の点から、好ましくはClogPが1.3以上の香料化合物を含有する香料であり、より好ましくはClogPが1.3以上、10以下の香料化合物であり、さらに好ましくはClogPが1.3以上、8.5以下の香料化合物である。
ここで、ClogPとは、化合物の1−オクタノール中及び水中における化合物の平衡濃度間の比率を示す1−オクタノール/水分配係数Pの常用対数値をいう。このClogPは、化合物の化学構造に基づくフラグメントアプローチ(A.Leo,Comprehensive Medical Chemistry,Vol.4;C.Hansch,P.G.Sammens,J.B.Taylor and C.A.Ramden,Eds.,p.295,Pergramon Press,1990)によって決定され、デイライト・ケミカル・インフォメーション・システム社から入手し得る“CLOGP”プログラムで計算された値で定義される。
本発明で用いられる香料化合物(物質名の後ろのカッコ内の数値はClogPを示す))として、具体的には、フェニルエチルアルコール(1.333)、3,7−ジメチルオクタン−3−オール(1.530)、p−メトキシフェニルブタノン(1.658)、ベンジルアセトン(1.739)、3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.804)、ゲラニオール(1.951)、酢酸ベンジル(1.960)、1,8−p−メンタジエン−6−オン(2.013)、酢酸2−フェニルエチル(2.129)、1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(2.177)、1−オクテン−3−オール(2.235)、γ−オクタラクトン(2.243)、酢酸1−フェニルエチル(2.269)、オイゲノール(2.397)、3−オキソ−2−ペンチルシクロペンチル酢酸メチル(2.419)、ケイ皮酸メチル(2.465)、2−ペンチルオキシグリコール酸アリル(2.507)、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール(2.549)、2−メトキシ−4−(1−プロペニル)フェノール(2.577)、3,7−ジメチル−4,6−オクタジエン−3−オール(2.609)、p−メンタン−8−オール(2.629)、3−メチル−2−(2−cis−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン(2.642)、リナロール(2.749)、1,8−シネオール(2.755)、2−アセトナフトン(2.755)、3,7−ジメチル−cis−2,6−オクタジエン−1−オール(2.769)、3,7−ジメチル−trans−2,6−オクタジエン−1−オール(2.769)、N−メチルアンスラニル酸メチル(2.791)、4−メチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)テトラヒドロピラン(2.896)、ジヒドロジャスモン酸メチル(2.9125)、シトラール(2.95)、2,6−ジメチル−2−ヘプタノール(2.988)、ノナナール(2.995)、エチレングリコールブラシレート(3.024)、2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール(3.033)、オクチンカルボン酸メチル(3.097)、ムセノン(3.091)、エストラゴール(3.134)、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール(3.169)、β−ナフチルメチルエーテル(3.235)、2−ブチル−4,4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン(3.244)、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール(3.253)、アネトール(3.314)、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−2−イルカルボン酸エチル(3.370)、2−メチル−5−イソプロピルフェノール(3.401)、酢酸3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−イル(3.495)、3,7−ジメチルオクタン−3−オール(3.517)、酢酸イソボルニル(3.525)、酢酸p−メンテン−8−イル(3.575)、
1−(4−イソプロピルシクロヘキシル)エタノール(3.642)、酢酸リナリル(3.695)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−4−ペンタン−3−オン(3.710)、酢酸3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−イル(3.715)、4−シクロヘキシル−4−メチル−2−ペンタノン(3.769)、4−(2,2,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(3.770)、2,5,5−トリメチル−1,2,3,4,4α,5,6,7−オクタヒドロ−2−ナフタレノール(3.772)、2,6−ジニトロ−3,5−ジメチル−4−t−ブチルベンゼン(3.782)、シクラメンアルデヒド(3.829)、δ−ウンデカラクトン(3.860)、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(3.902)、α−サンタロール(3.906)、3−シクロヘキシルプロピオン酸アリル(3.935)、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール(3.969)、2−ヘプチルシクロペンタノン(3.999)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン(4.019)、安息香酸フェニルエチル(4.058)、ジフェニルメタン(4.059)、酢酸o−t−ブチルシクロヘキシル(4.059)、酢酸p−t−ブチルシクロヘキシル(4.059)、p−メチル−イソプロピルベンゼン(4.068)、リリアール(4.228)、4−(2,2,5,6−テトラメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(4.229)、ジフェニルオキシド(4.240)、リモネン(4.352)、2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペンタノン(4.498)、セドロール(4.530)、パチュリアルコール(4.530)、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン(4.650)、ビサボロール(4.660)、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテン−1−オン(4.710)、3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−12−オール(4.800)、酢酸ベチベリル(5.092)、セドリルメチルエーテル(5.106)、3α,6,6,9α−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン(5.266)、6−アセチル−1,1,2,3,3,5−ヘキサメチルインダン(5.688)、1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)−3−ヘキサノール(5.868)、4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル−1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン(6.062)、α−セドレン(6.133)、7−シクロヘキサデセノリド(6.361)、3−メチルシクロペンタデカノン(6.415)、9−シクロペンタデセン−1−オン(6.530)、ヘキサデカノリド(6.845)、ラブデノール(7.228)、3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセン−1−オール(8.283)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
香料中に香料化合物を2種以上併用してもよく、これら香料化合物を含有する動物系、植物系、鉱物系の天然香料および合成香料のいずれも使用可能である。これら香料化合物の含有量は、本発明のゲル状組成物中への溶解性の点から、香料中の60質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上である。
本発明において、(A)香料の含有量(希釈物は未希釈物として質量換算する)は、香り立ち及び経時安定性の点から、本発明の組成物中に、0.5質量%以上必要であり、1質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましい。また、(A)香料の含有量の上限は、同様の理由から、50質量%以下必要であり、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。具体的には、0.5〜50質量%必要であり、0.5〜30質量%が好ましく、1〜20質量%がより好ましく、5〜15質量%がさらに好ましい。
本発明に用いる(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコールとしては、炭素数1〜6の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の1〜3価アルコールが挙げられ、香料を可溶化する点から、好ましくは炭素数2〜6の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の1〜3価アルコールである。(B)成分としては、炭素数1〜6の1価アルコールを含有するのが好ましく、炭素数1〜4の1価アルコールを含有するのがより好ましい。
(B−1)1価アルコールと(B−2)多価アルコールを併用することで、使用感、香りの持続性を調整することができ、適宜組み合わせて用いるのが好ましい。
(B−1)1価アルコールとしては、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール等の炭素数1〜4の1価アルコールが挙げられる。
(B−2)多価アルコールとしては、2価のアルコールとしてプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の炭素数2〜6の2価アルコールが挙げられ、また3価のアルコールとしてグリセリン、イソプレングリコール等の炭素数3〜6の3価アルコールが挙げられる。
これらのうち、使用感、香りの持続性の良さ、さらに経時安定性の点から(B−1)1価アルコールとしてのエタノールと、(B−2)多価アルコールとしてのジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンからなる群から選択される1種以上とを併用することが好ましく、(B−1)1価アルコールとしてのエタノールと、(B−2)多価アルコールとしてのジプロピレングリコールを併用することがより好ましい。
本発明において、(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコールの含有量は、透明性、経時安定性の点から、組成物中に40〜90質量%必要であるが、その下限は45質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、その上限は85質量%以下がより好ましい。より好ましい範囲は45〜85質量%であり、さらに好ましくは50〜85質量%である。
また、(B−1)1価アルコールと(B−2)多価アルコールを併用する場合、(B−1)1価アルコールと、(B−2)多価アルコールの含有比((B−1)/(B−2))は、経時安定性の点から1/1以上が好ましく、3/2以上がより好ましく、10/1以下が好ましく、8/1以下がより好ましい。具体的な含有比((B−1)/(B−2))は、1/1〜10/1が好ましく、より好ましくは3/2〜8/1である。
また、(A)香料に対する(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコールの含有質量比(A/B)は、使用感、香り立ちの点から、その下限は1/25以上が好ましく、1/20以上がより好ましく、1/15以上がさらに好ましく、1/10以上がさらに好ましく、1/8以上がさらに好ましく、その上限は1/5以下が好ましく、1/6以下がより好ましい。具体的な含有質量比(A/B)は、1/5〜1/25が好ましく、1/5〜1/20がより好ましく、1/5〜1/15がさらに好ましく、1/5〜1/10がさらに好ましく、1/6〜1/8がさらに好ましい。
本発明に用いる(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩とN−ビニルピロリドンから構築されるコポリマーであり、下記一般式(1)で表すことができる。この共重合体は、一般に市販されており、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/N−ビニルピロリドン共重合体(商品名:Aristoflex AVC、クラリアント社製)が挙げられる。
Figure 0005972052
本発明において、(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体の含有量は、増粘効果及びべたつきのなさ、しっとり感等の使用感の点から組成物の総量を基準として、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましい。またその上限は5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。具体的には、0.05〜5質量%の範囲とするのが好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%であり、さらに好ましくは0.5〜2質量%である。
本発明で使用される(D)増粘剤は、アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、ポリアクリル酸又はその塩、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミド及び(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種又は2種以上である。
アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体としては、アクリル酸及び/又はメタクリル酸のモノマーと、アクリル酸アルキル(C1〜C4)又はメタクリル酸アルキル(C1〜C4)の少なくとも1種以上のモノマーと、ポリオキシエチレン(付加数2〜70)アルキル(C8〜C30)エーテルとアクリル酸またはメタクリル酸のエステル化物である1種以上のモノマーとの共重合体が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテルとアクリル酸またはメタクリル酸のエステルのモノマーとしては、例えばポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとメタクリル酸のエステル等があげられる。この共重合体は、通常はエマルションの状態であり、特開平11−549号公報で開示されている増粘剤がこれに該当する。市販品としては、アキュリン22(ローム・アンド・ハース・ジャパン社製)等が挙げられる。
ポリアクリル酸又はその塩としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸Na等が挙げられる。ポリアクリル酸Naとしては例えば東レ・ダウコーニング株式会社の複合原料であるRM2051 Thickening Agent(ポリアクリル酸Na、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、トリデセス−6、PEG/PPG−18/18ジメチコン)等を用いることができる。
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーとしては、例えばSEPPIC社のセピノブEMT10もしくは複合原料であるSEPPIC社のSIMULGEL NS((アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、スクワラン、ポリソルベート60、水;(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを35〜40質量%含有)を用いることができる。
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマーとしては、例えば、SEPPIC社の複合原料であるSIMULGEL EG((アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、イソヘキサデカン、ポリソルベート80、水;(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマーを37.5質量%含有)、SIMULGEL EPG((アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリイソブテン、(カプリリル/カプリル)グルコシド、水)等を用いることができる。
ポリアクリルアミドとしては、例えば2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の架橋コポリマーが挙げられ、例えばSEPPIC社の複合原料であるセピゲル305(ポリアクリルアミド、水添ポリイソブテン、ラウレス−7、水;ポリアクリルアミドを40質量%含有)、セピゲル501(ポリアクリルアミド、ポリソルベート85、ミネラルオイル、イソパラフィン;ポリアクリルアミドを20質量%含有)を用いることができる。
(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマーとしてはSEPPIC社の複合原料であるSEPIPLUS 265((アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリイソブテン、ポリソルベート20、水)等を用いることができる。
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースとしては、例えば日本曹達社製のHPCシリーズ、信越化学工業社製のメトローズシリーズ等を用いることができる。
これらの(D)のうち、より好ましくはアクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、及び(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上であり、さらに好ましくはアクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、及び(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーから選ばれる1種又は2種以上である。これらを用いると、アルコールよる影響を受けにくく、経時安定性に優れ、製造時の粘度変化の影響も生じにくい。
本発明において、(D)増粘剤の含有量(純分換算)は、経時での粘度低下防止の点から組成物の総量を基準として、下限は0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、上限は2質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましい。具体的には、0.01〜2質量%の範囲とするのが好ましく、さらに好ましくは0.05〜1質量%であり、さらに好ましくは0.05〜0.5質量%である。
また、(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体に対する(D)増粘剤の含有質量比(C/D)は、増粘効果と経時安定性向上の点から、その下限が1/1以上が好ましく、その上限が10000/1以下が好ましく、1000/1以下がより好ましく、100/1以下がさらに好ましい。具体的な(C/D)は、1/1〜10000/1が好ましく、1/1〜1000/1がより好ましく、1/1〜100/1がさらに好ましい。
本発明において、(E)水の含有量は、(C)、(D)成分の増粘剤を十分に増粘できる量であればよく、3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、8質量%以上がさらに好ましい。水の含有量は50質量%以下が好ましい。
本発明においては、透明性を確保する点からは、ClogPが15以上の油剤を実質的に含有しないことが好ましく、具体的に好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下である。
本発明においては、粘度安定性を維持する点から、カチオン、アニオン性界面活性剤を実質的に含有しないことが好ましく、具体的にはこれら界面活性剤の含有量は1質量%以下が好ましく、より好ましくは0.1質量%以下、さらに好ましくは0.01質量%以下である。
本発明のゲル状フレグランス組成物は、上述した成分を必須の構成成分とするが、当該化粧料皮膚外用剤には本発明の目的を損なわない範囲で、通常、医薬品、医薬部外品、化粧品等に配合される他の成分、例えば、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油剤、防腐剤、保湿剤、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、色素等の成分を適宜配合することが出来る。
本発明のゲル状フレグランス組成物の用途としては、特に制限がなく、化粧料、医薬品、医薬部外品等に好適に用いることができる。具体的には、毛髪化粧料、洗顔料、クレンジング化粧料、基礎化粧料(ローション、ゲルクリーム等)、マッサージ化粧料などの皮膚化粧料、各種薬剤を含有する、ローション、ゲルクリーム等の外用医薬品として好適に利用できる。本発明のフレグランス組成物は、全身に適用することが可能であり、特に洗い流さず、皮膚又は毛髪に保持するタイプのフレグランス化粧料として用いることが好ましい。
また、本発明のゲル状フレグランス組成物を、室内にそのまま設置又はエアディフューザーなどの室内散布装置を用いて、香気成分を送風する方法により、ルームフレグランス、カーフレグランスとして用いることもできる。
次に本発明の実施態様の具体例を示す。
〔1〕下記(A)〜(E)を含有することを特徴とするゲル状フレグランス組成物。
(A)香料 組成物総量に対して0.5〜50質量%
(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコール 組成物総量に対して40〜90質量%
(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体
(D)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、ポリアクリル酸又はその塩、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミド、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種以上の増粘剤
(E)水
〔2〕(A)香料が、ClogP1.3以上の香料化合物、好ましくはClogP1.3以上10以下の香料化合物、より好ましくはClogP1.3以上8.5以下の香料化合物を含有する香料である〔1〕のゲル状フレグランス組成物。
〔3〕(A)香料が、ClogP1.3以上のアルコール系香料、アルデヒド系香料、エステル系香料、フェノール系香料、ケトン系香料及びエーテル系香料から選ばれる1種又は2種以上を含む香料である〔1〕又は〔2〕のゲル状フレグランス組成物。
〔4〕25℃における粘度が、1000mPa・s以上、好ましくは3000mPa・s以上、より好ましくは5000mPa・s以上であり、また100000mPa・s以下、好ましくは70000mPa・s以下、より好ましくは30000mPa・s以下である〔1〕〜〔3〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔5〕(A)香料の含有量が、0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上であり、また50質量%、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下である〔1〕〜〔4〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔6〕(B)成分が、炭素数1〜4の1価アルコールを含有する〔1〕〜〔5〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔7〕(B)成分が、(B−1)炭素数1〜4の1価アルコールと、(B−2)炭素数2〜6の多価アルコールとを含有する〔1〕〜〔6〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔8〕(B)成分が、(B−1)エタノールと、(B−2)ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンから選ばれる1種以上とを含有する〔1〕〜〔7〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔9〕(B−1)1価アルコールと(B−2)多価アルコールとの含有比((B−1)/(B−2))が、1/1〜10/1、好ましくは3/2〜8/1である〔7〕又は〔8〕のゲル状フレグランス組成物。
〔10〕成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)が、1/25以上、好ましくは1/20以上、より好ましくは1/15以上、さらに好ましくは1/10以上、さらに好ましくは1/8以上であり、また1/5以上、好ましくは1/6以下である〔1〕〜〔9〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔11〕成分(C)の含有量が、0.05質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2.0質量%以下である〔1〕〜〔10〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔12〕(D)成分が、アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、及び(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上であり、好ましくはアクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、及び(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーから選ばれる1種又は2種以上である〔1〕〜〔11〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔13〕(D)成分の含有量が、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上であり、また2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下である〔1〕〜〔12〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔14〕成分(C)と成分(D)の含有質量比(C/D)が1/1以上であり、かつ、10000/1以下、好ましくは1000/1以下、より好ましくは100/1以下である〔1〕〜〔13〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔15〕(E)水の含有量が、3質量%以上、好ましくは5質量%以上、より好ましくは8質量%以上である〔1〕〜〔14〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例、処方例における配合量は全て質量%である。
実施例に先立ち、実施例において行った評価方法について説明する。
(粘度評価)
製造直後の各試料をB型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1、ローターNo.4、12回転/分、30秒)にて、25℃で粘度を測定した。
(透明性評価)
光路長10mm×光路幅10mmのガラスセルに各試料を流し込み、冷却固化したものを分光光度計にかけ、可視部(400〜700nm)の透過率を測定し、チャ−ト面積にて透過率の平均を算出し、下記の判断基準により評価した。
(透過率) (記号)
80%以上 ◎
60%以上80%未満 ○
40%以上60%未満 △
40%未満 ×
(安定性評価)
温度45±2℃の雰囲気下で、密閉容器内に3ヶ月間保存した各試料の粘度を測定し、下記安定性判定基準に準じて評価を行った。
安定性析出判定基準
○:製造直後の粘度に比べ、10%以下の粘度変化が見られた。
△:製造直後の粘度に比べ、10%超、50%以下の粘度変化が見られた。
×:製造直後の粘度に比べ、50%超の粘度変化が見られた。
(香り評価)
フレグランス専門評価パネラー10名により、各試料を使用してもらい、「香り立ちの良さ」、「香りの持続性」の各評価項目につき、下記判定基準により官能評価を実施した。評価は、判定結果の平均点を算出することにより行った。
香り立ち判定基準
5点:非常に良い。
4点:良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
香り持続性判定基準
5点:非常に良い。
4点:良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
(官能評価)
女性専門評価パネラー20名により、各試料を使用してもらい、「べたつきのなさ」、「しっとり感」、「垂れ落ちのなさ」の各評価項目に関して、下記判定基準により官能評価を実施した。評価は、判定結果の平均点を算出することにより行った。
判定基準
5点:非常に良い。
4点:良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
実施例1〜13及び比較例1〜11
表1、2の組成のフレグランス組成物を、常法に従い調製した。試料に用いた香料は表3に示す。また、評価結果を表1、2に合わせて記載する。
Figure 0005972052
Figure 0005972052
Figure 0005972052
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例のゲル状フレグランス組成物はいずれも優れた性能を有していた。比較例1〜3は、(C)又は(D)成分を含有していない例であるが、ゲル粘性を付与することができず、経時安定性にも劣るものであった。
比較例4、5は(C)成分と(D)成分以外の水溶性高分子を含有させた例、比較例6、7は(D)成分と(C)成分以外の水溶性高分子を含有させた例であるが、経時安定性、透明性、香り特性の面でいずれも大きく劣り、本発明の目的を達成できなかった。比較例8は(B)成分の含有量が少ない例であるが、経時安定性、透明度において劣るものであった。比較例9は香料に対して(B)成分含有比の低い例であるが、経時安定性、透明度、べたつき感において劣るものであった。比較例10は(A)成分の含有量が少ない例であるが、香り立ち、香りの持続性に劣るものであった。また、比較例11は、(A)成分が多い例であるが、安定性、透明度、たれ落ちのなさに劣るものであった。
次に、本発明のゲル状フレグランス組成物の処方例を示す。いずれも適度な粘性を有することから、思い通りの吐出量が得られ、皮膚に乗せたときに垂れ落ちず、容易に使用したい部位に塗布することができ、しっとり感を有するが、べたつき感がなく使用性に優れ、香り立ちが良好で、かつ経時安定性、香り持続性に優れた透明ゲル状フレグランス組成物であることが期待される。
処方例1(ボディーローションゲル)
成 分 配合量(%)
香料 7.0
エタノール 50.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
ジプロピレングリコール 2.0
濃グリセリン 1.0
アクロイルジメチルタウリンアンモニウム/
N−ビニルピロリドン共重合体(*1) 0.7
アクリロイルジメチルタウレート/
アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体(*3) 0.1
ジオウエキス 0.1
オウバク抽出液 0.1
加水分解シルク液 0.15
ディオスコレアパンタイカ根エキス 0.1
クワエキス 0.1
アーティチョークエキス 0.1
ホエイ(牛乳) 0.1
火棘抽出物 0.1
ハウチワマメエキス 0.1
アボカドエキス 0.1
ユズエキス 0.1
アルテアエキス 0.1
ピクノジェノール 0.05
ヒアルロン酸ナトリウム 0.001
精製水 残量

Claims (6)

  1. 下記(A)〜(E)を含有し、(C)に対する(D)の含有質量比(C/D)が1/1〜100/1、組成物の粘度が1000〜100000mPa・sであるゲル状フレグランス組成物。
    (A)香料 組成物総量に対して0.5〜50質量%
    (B)炭素数1〜6の1〜3価アルコール 組成物総量に対して40〜90質量%
    (C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体
    (D)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリルアミド、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種以上の増粘剤
    (E)水
  2. (B)成分が、(B−1)炭素数1〜4の1価アルコールを含有する請求項1に記載のゲル状フレグランス組成物。
  3. (B)成分が、(B−1)エタノールと、(B−2)ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンからなる群から選択される1種以上とを含有する請求項1又は2に記載のゲル状フレグランス組成物。
  4. (D)成分が、アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及びポリアクリルアミドからなる群から選択される1種以上である請求項1〜3のいずれかに記載のゲル状フレグランス組成物。
  5. (C)に対する(D)の含有質量比(C/D)が1/1〜15/1である請求項1〜4のいずれかに記載のゲル状フレグランス組成物。
  6. 外観が透明である請求項1〜のいずれかに記載のゲル状フレグランス組成物。
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