JP5970426B2 - 圧力作動弁及び圧力作動弁における設定圧力の設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ベローズやダイヤフラム等の弾性部材のばね力により弁ポートを弁閉とし、予め設定された流体の圧力により弾性部材が変形し始めて弁ポートを弁開とする圧力作動弁及び圧力作動弁における設定圧力の設定方法に関する。
従来、この種の圧力作動弁として、例えば特開平6−229481号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この特許文献1の圧力作動弁は、弁本体の弁室内に、弁座に対して着座/離座するボール弁と、このボール弁を弁座側に付勢する弾性部材としてのベローズとを設けたものである。そして、流入管から流入する流体の圧力が予め設定された圧力(以下、「設定圧力」という。)以下のときはボール弁は常時弁座に着座した状態(弁閉状態)であり、流入管から流入する流体の圧力が設定圧力を上回ると、ベローズが収縮してボール弁が弁座から離座し、流体が流出管から吐出するものである。また、弁室から伸びる円筒内にベローズの自由端をボール弁側に付勢するロッドと調整ばねを設け、この調整ばねの圧縮量を調整ねじで調整して、上記設定圧力を設定するものである。
また、流体の圧力が設定圧力を上回ることで開弁開始させるための弾性部材として、ダイヤフラムを用いた圧力作動弁が、例えば実用新案登録第3151299号公報(特許文献2)、特開2006−77823号公報(特許文献3)、特開2009−243607号公報(特許文献4)に開示されている。
特開平6−229481号公報 実用新案登録第3151299号公報 特開2006−77823号公報 特開2009−243607号公報
特許文献1の圧力作動弁は、ベローズがボール弁を押圧する力、すなわち設定圧力を、コイルばねを介して調整するような構造になっているため、コイルばね等が必要となり部品点数が多くなるという問題がある。また、設定圧力はコイルばねのばね力とベローズの弾性力の両方に影響されるため、設定圧力の微調整が困難である。
また、特許文献2乃至4の圧力作動弁では、設定圧力を調整できる構造ではなく、設定圧力はダイヤフラムの形状や、枚数、肉厚等の設計、製造時に決まってしまう。このため、設定圧力を使用環境等に応じて精度良く設定するのが困難であり、改良の余地を残している。
本発明は、ベローズやダイヤフラム等の弾性部材の変形により、設定圧力で開弁開始とする圧力作動弁において、簡単な構造で設定圧力を精度良く設定できるようにすることを課題とする。
請求項1の圧力作動弁は、一次側継手から流入する流体を二次側継手に流す弁ポートが形成された弁本体と、前記弁ポートの軸線方向に変形可能な弾性部材と、前記軸線を中心とする円筒形の円筒部材とを備え、前記弁本体と、前記弾性部材と、前記円筒部材とにより前記一次側継手に連通する圧力室画定され、前記圧力室の圧力が設定圧力以下のときに前記弾性部材の付勢力により弁部前記弁ポートの周囲の弁座に当接されて前記弁ポート弁閉状態となり、前記圧力室の圧力が設定圧力を上回ると前記弾性部材が変形して前記弁部が前記弁座から離間して前記弁ポート弁開状態となる圧力作動弁であって、前記弾性部材前記円筒部材の軸線方向に変形可能なように当該円筒部材に固着されてなる弾性部材アッセンブリ構成され、前記弾性部材アッセンブリの前記円筒部材と前記弁本体とが、前記軸線を中心とする一方側の雌ねじと他方側の雄ねじとにより螺合され、前記弾性部材の付勢力にて前記弁部前記弁座に当接された状態で前記弾性部材アッセンブリが前記弁本体に固着されていることを特徴とする。
請求項の圧力作動弁は、請求項に記載の圧力作動弁であって、前記弁本体に前記弁ポートから前記圧力室まで連通する弁室と弁挿通孔が形成され、前記弁部が前記弁挿通孔内で前記軸線方向に摺動可能な弁体であり、該弁体が前記弾性部材側に付勢されていることを特徴とする。
請求項の圧力作動弁は、請求項に記載の圧力作動弁であって、前記弁体が弁棒とボール弁とを一体にして構成され、前記弁室及び前記挿通孔内にて前記弁棒が前記弾性部材側に前記ボール弁が前記弁座側に配置され、前記ボール弁を前記弁座に当接可能としたことを特徴とする。
請求項4の圧力作動弁は、請求項1に記載の圧力作動弁であって、前記弁座前記圧力室内に配置され、前記弾性部材の中央の平坦部前記弁部を構成していることを特徴とする。
請求項の圧力作動弁における設定圧力の設定方法は、一次側継手から流入する流体を二次側継手に流す弁ポートが形成された弁本体と、前記弁ポートの軸線を中心とする円筒形の円筒部材と、前記円筒部材の円筒空間に対して対向配置され前記軸線方向に変形可能な弾性部材と、前記弾性部材の付勢力により前記弁ポートの周囲の弁座に当接させて前記弁ポートを弁閉状態とする弁部とを備え、前記圧力室の圧力により前記弾性部材が変形することで前記弁部が前記弁ポートを弁開状態となるように圧力作動弁を構成し、当該圧力作動弁の前記弁部が前記弁座から離間し始める設定圧力を設定する圧力作動弁における設定圧力の設定方法であって、前記弾性部材を前記円筒部材の軸線方向に変形可能なように当該円筒部材に固着して弾性部材アッセンブリを構成し、前記弾性部材アッセンブリの前記円筒部材と前記弁本体とを前記軸線を中心とする雌ねじと雄ねじの螺合により、前記円筒部材と前記弁本体とを嵌め込み、前記弾性部材アッセンブリと前記弁本体との軸線方向の相対的な変位量により、前記圧力作動弁における前記設定圧力を設定し、前記弾性部材アッセンブリを前記弁本体に固着することを特徴とする。
請求項1の圧力作動弁によれば、弾性部材アッセンブリの円筒部材と弁本体とを嵌め込んだ状態で、弾性部材アッセンブリと弁本体との軸線方向の相対的な変位量を調整することにより、この変位量に応じて設定圧力を調整できるので、設定圧力を容易に設定することができる。
また、設定圧力の設定時に、雌ねじと雄ねじの螺合により弾性部材アッセンブリを弁本体にねじ込み、このねじ込み量に応じて設定圧力を調整できるので、設定圧力を精度良く設定することができる。
請求項の圧力作動弁によれば、請求項の効果に加えて、弁棒が挿通孔にガイドされるため、弁棒が軸線に沿って摺動し、弁ポートを確実に弁閉状態とすることができる。
請求項の圧力作動弁によれば、請求項の効果に加えて、ボール弁の弁座に対する求心作用により弁ポートを確実に弁閉状態とすることができる。
請求項の圧力作動弁によれば、請求項の効果に加えて、弾性部材の平坦部により直接、弁ポートを開閉するので、部品点数も少なく、簡単な構造となる。
請求項の圧力作動弁における設定圧力の設定方法によれば、請求項1と同様に、弾性部材アッセンブリと弁本体との軸線方向の相対的な変位量を調整することにより、この変位量に応じて設定圧力を設定できるので、設定圧力を容易に設定することができる。
本発明の第1実施形態の圧力作動弁の縦断面図である。 実施形態の圧力作動弁のダイヤフラムの組み付け前の詳細を示す拡大平面図及び拡大断面図である。 本発明の第2実施形態の圧力作動弁の縦断面図である。 第1実施形態の圧力作動弁に適用する弁体の他の例を示す図である。
次に、本発明の圧力作動弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の圧力作動弁の縦断面図である。この実施形態の圧力作動弁は、外形が略円柱形状の弁本体1を有している。弁本体1には、配管接続孔11と、配管接続孔12と、弁ポート13と、弁室14と、弁室14と同径の弁挿通孔14aと、一次側ポート15と、ばね室16と、均圧孔17とが形成されている。配管接続孔11には矢印のように流体が流入する一次側継手11aが取り付けられている。また、配管接続孔12には矢印のように流体が流出する二次側継手12aが取り付けられ、二次側継手12aの弁ポート13側の内周は二次側ポート12a1となっている。なお、一次側継手11aと二次側継手12aは、ろう付けにより弁本体1と一体に組み付けられている。一次側継手11aは一次側ポート15を介して弁室14に連通され、二次側継手12aは弁ポート13を介して弁室14に連通されている。また、一次側ポート15は均圧孔17を介してばね室16に連通されている。なお、弁ポート13は軸線Lを中心とする円筒形状の孔(断面円形の孔)である。
弁室14、弁挿通孔14a及びばね室16は、弁本体1の二次側ポート12とは反対側の端部から穿つことにより形成され、弁室14及び弁挿通孔14a内には「弁部」としての弁体2が配設されている。弁体2はボール弁21と円柱状の弁棒22とから構成され、ボール弁21は弁棒22の端部にて芯出し凹部22a内に嵌合固着されている。ばね室16は弁室14及び弁挿通孔14aの回りにリング状の深溝として形成され、このばね室16内にはコイルばね3が配設されている。弁棒22には鍔状のばね受け22bが固着されており、コイルばね3は、ばね室16の底部とばね受け22bとの間で圧縮されている。これにより、コイルばね3は弁体2を後述のダイヤフラム41側に付勢しており、弁棒22をダイヤフラム41に押し付けている。弁挿通孔14a(及び弁室14)は弁棒22に整合する円筒形状であり、弁棒22は弁挿通孔14a内で軸線L方向に正確に摺動できる。なお、コイルばね3がばね受け22bに加える力をF、弁閉時の一次側の圧力をPD、二次側の圧力をPs、弁ポート13の断面積をSとすると、コイルばね3のばね力はF<(PD−Ps)×Sとなるように設定され、かつ、後述のようにダイヤフラム41が変形したときに、弁体2が追随して軸線L方向に移動できる程度の比較的弱いばね力である。
弁本体1の二次側継手12aと反対側には、弾性部材アッセンブリ4が取り付けられている。弾性部材アッセンブリ4は、「弾性部材」としてのダイヤフラム41と、「円筒部材」としての下蓋42と、円盤状の上蓋43とで構成されている。そして、ダイヤフラム41、下蓋42及び上蓋43は、図1の一点鎖線の楕円で示した外周部で溶接されて一体に固着されている。
図2はダイヤフラム41の組立前の詳細を示す拡大平面図及び拡大断面図である。ダイヤフラム41は、軸線Lを回転中心とする円盤状の回転体であり、金属製板ばねで構成されている。そして、円錐台状で僅かに球面状の面をなす円錐部41aと、円錐部41aの内側中央に位置する平坦部41bと、円錐部41aの外周に位置するフランジ部41cとを有する。
「円筒部材」としての下蓋42は、軸線Lを中心とする略円筒形状をしており、その内側の円筒空間に対してダイヤフラム41が対向配置され、弁本体1と、ダイヤフラム41と、下蓋42とにより、ばね室16に連通する圧力室A1を画定している。また、ダイヤフラム41は下蓋42に対して軸線L方向に変形可能となっている。圧力室A1は、ばね室16、均圧孔17、一次側ポート15を介して、一次側継手11aに連通している。
弁本体1の上部外周には軸線Lを中心とする雄ねじ部1aが形成され、下蓋42の内周面には軸線Lを中心とする雌ねじ部42aが形成されている。そして、弁本体1の雄ねじ部1aに下蓋42の雌ねじ部42aを螺合することにより、弾性部材アッセンブリ4が弁本体1に取り付けられている。また、下蓋42の下端の溶接部421において、弾性部材アッセンブリ4と弁本体1は固着されている。なお、弁本体1と下蓋42との間は、溶接部421より内側に配設された、Oリング18や、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等からなる封止部材により封止されている。
以上の構成により、一次側継手11aから流体が流入し、この流体は、一次側ポート15、弁挿通孔14aと弁棒22との間のクリアランス、均圧孔17、ばね室16及び圧力室A1を介して、ダイヤフラム41に圧力を加える。この圧力が設定圧力以下の場合には、ダイヤフラム41は変形せずに、ダイヤフラム41の付勢力により弁棒22が押し付けられ、ボール弁21が弁ポート13の周囲の弁座13aに押し付けられ、図1の弁閉状態になる。また、一次側継手11aから流入する流体は一次側ポート15から弁室14に流入するが、図1の状態ではボール弁21が弁ポート13を閉じており、流体は二次側継手12aに流れない。
一方、流体の圧力が高くなり、圧力室A1の圧力が設定圧力を上回るとダイヤフラム41が軸線L方向に変形し、弁体2はコイルばね3のばね力によりダイヤフラム41の変形に追随して軸線L方向に移動する。これにより、ボール弁21が弁座13aから離間して弁ポート13が弁開状態となり、弁室14の流体が弁ポート13から二次側継手12aに流れはじめる。そして、圧力室A1の圧力が高くなるほど、ボール弁21と弁座13aとの間隔が広くなり、二次側継手12aに流れる流体の量が増える。
弾性部材アッセンブリ4の上蓋43には、治具穴43aが形成されており、下蓋42の溶接部421による固着の前には、治具穴43aに治具を係合させて弾性部材アッセンブリ4を回し、この弾性部材アッセンブリ4を弁本体1に対して軸線L方向に移動させることができる。すなわち、弾性部材アッセンブリ4を弁本体1にねじ込み、ダイヤフラム41をこのダイヤフラム41の付勢力により弁体2(弁棒22)に当接させる。このねじ込み量(弾性部材アッセンブリ4と弁本体1との相対的な変位量)を調整することで、ダイヤフラム41が弁体2を押圧する力を調整することができるので、圧力室A1の圧力に応じて弁ポート13が開き始める圧力、すなわち設定圧力を調整することができる。
なお、この設定圧力の調整時には、一次側継手11aから、目的とする設定圧力相当の圧力を有する流体を供給し、弾性部材アッセンブリ4のねじ込みにより、弁ポート13が弁閉状態となった時点(二次側継手12aから流体が流出しなくなった時点)で、弾性部材アッセンブリ4のねじ込み操作を止める。そして、前記溶接部421において、弾性部材アッセンブリ4と弁本体1とを固着する。このように、弾性部材アッセンブリ4と弁本体1との軸線L方向の相対的な変位量を調整することで、設定圧力を調整の設定作業が容易になる。この設定圧力の調整は、弾性部材アッセンブリ4を一旦、所定量ねじ込んで弁閉状態としておき、一次側継手11aから、目的とする設定圧力相当の圧力を有する流体を供給し、徐々にねじを緩め、弁ポート13が弁開状態となった時点(二次側継手から流体が流出し始めた時点)で、弾性部材アッセンブリ4のねじ操作を止め、溶接をするようにしてもよい。
この第1実施形態では、弁体2のボール弁21により円筒形状の弁ポート13を閉じるようにしているので、ボール弁21の弁座13aに対する求心作用により弁ポート13を確実に弁閉状態とすることができる。また、弁挿通孔14a内で弁棒22を摺動させるようにしているので、弁体2が軸線Lに沿って正確に摺動するので、弁開状態での弁開度を精度よくすることができる。
上記第1実施形態では、弁体2をボール弁21と弁棒22とで構成しているが、例えば図4に示すような弁体でもよい。この何れの弁体も前記弁棒22に相当する円柱部を有している。そして、図4(A) の弁体は弁ポート側の下端をボール状にしたものである。図4(B) の弁体は弁ポート側の下端をニードル状にしたものである。図4(C) の弁体は弁ポート側の下端を弁座13aに当接する平坦面としたものである。
図3は第2実施形態の圧力作動弁の縦断面図である。この実施形態の圧力作動弁は、外形が略円柱形状の弁本体5を有している。弁本体5には、配管接続孔51と、配管接続孔52と、弁ポート53と、一次側ポート54と、二次側ポート55とが形成されている。配管接続孔51には矢印のように流体が流入する一次側継手51aが取り付けられ、配管接続孔52には矢印のように流体が流出する二次側継手52aが取り付けられている。なお、一次側継手51aと二次側継手52aは、ろう付けにより弁本体5と一体に組み付けられている。なお、弁ポート53は軸線Lを中心とする断面円形の孔である。
弁本体5の外周には、弾性部材アッセンブリ6が取り付けられている。弾性部材アッセンブリ6は、「弾性部材」としてのダイヤフラム61と、「円筒部材」としての下蓋62と、円盤状の上蓋63とで構成されている。そして、ダイヤフラム61、下蓋62及び上蓋63は、図1の一点鎖線の楕円で示した外周部で溶接されて一体に固着されている。
ダイヤフラム61は前掲の図2に示すダイヤフラム41と同様に、軸線Lを回転中心とする円盤状の回転体であり、金属製板ばねで構成されている。そして、円錐台状で僅かに球面状の面をなす円錐部61aと、円錐部61aの内側中央に位置する「弁部」としての平坦部61bと、円錐部61aの外周に位置するフランジ部61cとを有する。
「円筒部材」としての下蓋62は、軸線Lを中心とする略円筒形状をしており、その内側の円筒空間に対してダイヤフラム61が対向配置され、弁本体5と、ダイヤフラム61と、下蓋62とにより、圧力室A2を画定している。また、ダイヤフラム61は下蓋62に対して軸線L方向に変形可能となっている。圧力室A2は一次側ポート54を介して一次側継手51aに連通している。また、弁ポート53は二次側ポート55を介して二次側継手52aに連通している。弁ポート53の圧力室A2側の周囲は圧力室A2内に突出する弁座53aとされ、この弁座53aにダイヤフラム61の平坦部61bが当接している。
弁本体5の上部外周には軸線Lを中心とする雄ねじ部5aが形成され、下蓋62の内周面には軸線Lを中心とする雌ねじ部62aが形成されている。そして、弁本体5の雄ねじ部5aに下蓋62の雌ねじ部62aを螺合することにより、弾性部材アッセンブリ6が弁本体5に取り付けられている。また、下蓋62の下端の溶接部621において、弾性部材アッセンブリ6と弁本体6は固着されている。なお、弁本体5と下蓋62との間は、溶接部621より内側に配設されたOリング58により封止されている。
以上の構成により、一次側継手51aから流体が流入し、この流体は、一次側ポート54及び圧力室A2を介して、ダイヤフラム61に圧力を加える。この圧力が設定圧力以下の場合には、ダイヤフラム61は変形せずに、ダイヤフラム61の付勢力により平坦部61bが弁座53aに押し付けられ、図3の弁閉状態になる。これにより、圧力室A2の流体は弁ポート53及び二次側継手52aに流れない。
一方、流体の圧力が高くなり、圧力室A2の圧力が設定圧力を上回るとダイヤフラム61が変形し、平坦部61bが弁座53aから離間して弁開状態となる。これにより、圧力室A2の流体が弁ポート53から二次側継手52aに流れはじめる。そして、圧力室A2の圧力が高くなるほど、平坦部61bと弁座53aとの間隔が広くなり、二次側継手52aに流れる流体の量が増える。
弾性部材アッセンブリ6の上蓋63には、治具穴63aが形成されており、下蓋62の溶接部621による固着の前には、治具穴63aに治具を係合させて弾性部材アッセンブリ6を回し、この弾性部材アッセンブリ6を弁本体5に対して軸線L方向に移動させることができる。すなわち、弾性部材アッセンブリ6を弁本体5にねじ込み、ダイヤフラム61をこのダイヤフラム61の付勢力により弁座53aに当接させる。このねじ込み量(弾性部材アッセンブリ4と弁本体1との相対的な変位量)を調整することで、ダイヤフラム61の平坦部61bが弁座53aを押圧する力を調整することができるので、圧力室A2の圧力に応じて弁ポート53が開き始める圧力、すなわち設定圧力を調整することができる。
この第2実施形態でも、設定圧力の調整時には、一次側継手51aから、目的とする設定圧力相当の圧力を有する流体を供給し、弾性部材アッセンブリ6のねじ込みにより、弁ポート53が弁閉状態となった時点(二次側継手52aから流体が流出しなくなった時点)で、弾性部材アッセンブリ6のねじ込み操作を止める。そして、前記溶接部621において、弾性部材アッセンブリ6と弁本体5とを固着する。このように、弾性部材アッセンブリ6と弁本体5との軸線L方向の相対的な変位量を調整することで、設定圧力を調整の設定作業が容易になる。
この第2実施形態では、ダイヤフラム61の平坦部61bにより直接弁ポート53を開閉する構造となっているので、第1実施形態よりも部品点数も少なく、簡単な構造となっている。
以上のように、各実施形態では、設定圧力の設定時に、雌ねじと雄ねじの螺合により弾性部材アッセンブリ(4,6)を弁本体(1,5)にねじ込み、このねじ込み量に応じて設定圧力を調整できるので、設定圧力を精度良く設定することができる。
以上の各実施形態では、弁本体側に雄ねじ部、弾性部材アッセンブリ側に雌ねじ部を形成して例について説明したが、弁本体の内側に雌ねじ部を形成し、弾性部材アッセンブリの外側に雄ねじ部を形成し、この雌ねじ部と雄ねじ部の螺合により、弾性部材アッセンブリを弁本体に取り付けるようにしてもよい。
また、各実施形態では、雄ねじ部と雌ねじ部の螺合により弾性部材アッセンブリを弁本体に嵌め込むようにしているが、参考例として、雄ねじ部と雌ねじ部がなく、弾性部材アッセンブリの円筒部と弁本体とに軸線方向に違いに嵌合する円柱面をそれぞれ形成し、これら円柱面にて軸線方向に互いに嵌め込むようにしてもよい。この場合、設定圧力の調整時には、弾性部材アッセンブリと弁本体とを保持する治具を用い、一次側継手から、目的とする設定圧力相当の圧力を有する流体を供給しながら、弾性部材アッセンブリと弁本体との軸線方向の相対的な変位量を調整し、弁ポートが弁閉状態となった時点で、上記変位量を固定する。そして溶接部において、弾性部材アッセンブリ6弁本体とを固着する。このようにすることで、設定圧力を調整の設定作業が容易になる。
また、各実施形態では、弾性部材がダイヤフラムである場合について説明したが、この弾性部材はベローズ等でもよい。
1 弁本体
1a 雄ねじ部
11a 一次側継手
12a 二次側継手
13 弁ポート
13a 弁座
14 弁室
14a 弁挿通孔
L 軸線
2 弁体(弁部)
21 ボール弁
22 弁棒
3 コイルばね
4 弾性部材アッセンブリ
41 ダイヤフラム(弾性部材)
42 下蓋(円筒部材)
42a 雌ねじ部
A1 圧力室
5 弁本体
5a 雄ねじ部
51a 一次側継手
52a 二次側継手
53 弁ポート
53a 弁座
6 弾性部材アッセンブリ
61 ダイヤフラム(弾性部材)
61b 平坦部(弁部)
62 下蓋(円筒部材)
62a 雌ねじ部
A2 圧力室

Claims (5)

  1. 一次側継手から流入する流体を二次側継手に流す弁ポートが形成された弁本体と、前記弁ポートの軸線方向に変形可能な弾性部材と、前記軸線を中心とする円筒形の円筒部材とを備え、
    前記弁本体と、前記弾性部材と、前記円筒部材とにより前記一次側継手に連通する圧力室画定され、前記圧力室の圧力が設定圧力以下のときに前記弾性部材の付勢力により弁部前記弁ポートの周囲の弁座に当接されて前記弁ポート弁閉状態となり、前記圧力室の圧力が設定圧力を上回ると前記弾性部材が変形して前記弁部が前記弁座から離間して前記弁ポート弁開状態となる圧力作動弁であって、
    前記弾性部材前記円筒部材の軸線方向に変形可能なように当該円筒部材に固着されてなる弾性部材アッセンブリ構成され、前記弾性部材アッセンブリの前記円筒部材と前記弁本体とが、前記軸線を中心とする一方側の雌ねじと他方側の雄ねじとにより螺合され、前記弾性部材の付勢力にて前記弁部前記弁座に当接された状態で前記弾性部材アッセンブリが前記弁本体に固着されていることを特徴とする圧力作動弁。
  2. 前記弁本体に前記弁ポートから前記圧力室まで連通する弁室と弁挿通孔が形成され、前記弁部が前記弁挿通孔内で前記軸線方向に摺動可能な弁体であり、該弁体が前記弾性部材側に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力作動弁。
  3. 前記弁体が弁棒とボール弁とを一体にして構成され、前記弁室及び前記挿通孔内にて前記弁棒が前記弾性部材側に前記ボール弁が前記弁座側に配置され、前記ボール弁を前記弁座に当接可能としたことを特徴とする請求項2に記載の圧力作動弁。
  4. 前記弁座前記圧力室内に配置され、前記弾性部材の中央の平坦部前記弁部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の圧力作動弁。
  5. 一次側継手から流入する流体を二次側継手に流す弁ポートが形成された弁本体と、前記弁ポートの軸線を中心とする円筒形の円筒部材と、前記円筒部材の円筒空間に対して対向配置され前記軸線方向に変形可能な弾性部材と、前記弾性部材の付勢力により前記弁ポートの周囲の弁座に当接させて前記弁ポートを弁閉状態とする弁部とを備え、前記圧力室の圧力により前記弾性部材が変形することで前記弁部が前記弁ポートを弁開状態となるように圧力作動弁を構成し、当該圧力作動弁の前記弁部が前記弁座から離間し始める設定圧力を設定する圧力作動弁における設定圧力の設定方法であって、
    前記弾性部材を前記円筒部材の軸線方向に変形可能なように当該円筒部材に固着して弾性部材アッセンブリを構成し、前記弾性部材アッセンブリの前記円筒部材と前記弁本体とを前記軸線を中心とする雌ねじと雄ねじの螺合により、前記円筒部材と前記弁本体とを嵌め込み、前記弾性部材アッセンブリと前記弁本体との軸線方向の相対的な変位量により、前記圧力作動弁における前記設定圧力を設定し、前記弾性部材アッセンブリを前記弁本体に固着することを特徴とする圧力作動弁における設定圧力の設定方法。
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