JP5970386B2 - フロントフォークのスプリング脚 - Google Patents

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Description

本発明は二輪車用フロントフォークに用いて好適なスプリング脚に関する。
二輪車用フロントフォークのスプリング脚として、特許文献1に記載の如く、金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばねを内蔵するものがある。このスプリング脚は、車体側チューブと車軸側チューブを互いに挿入し、車軸側チューブの中央に設けたガイドロッドのガイドを車体側チューブに挿入している。そして、車体側チューブの内部にガイドロッドのガイドが区画する正の空気ばね室を形成している。また、車体側チューブの内部で、車体側チューブに設けられてガイドロッドを挿入かつ支持するロッドガイドと、車体側チューブに挿入されたガイドロッドのガイドとに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室(負の空気ばね室)を有している。
特許文献1に記載のスプリング脚は、圧側行程で圧縮される正の空気ばね室で生ずる正のばね力により、車体側チューブと車軸側チューブを伸長させる方向に付勢する。また、伸側行程の伸切側で圧縮されるリバウンド空気ばね室で生ずる負のばね力(リバウンド反力)により、車体側チューブと車軸側チューブを収縮させる方向に付勢する。
特表2001-501155
特許文献1に記載のスプリング脚にあっては、リバウンド空気ばね室が、車体側チューブの内部で、車体側チューブのロッドガイドと、車体側チューブに挿入されたガイドロッドのガイドとに挟まれる限られた区画から構成されている。このため、リバウンド空気ばね室に十分な容積を確保できず、必然的に高圧縮比となり、伸側行程の伸切付近でリバウンド反力の安定化が難しく、操縦安定性の向上に困難がある。
本発明の課題は、フロントフォークのスプリング脚において、リバウンド空気ばね室の容積を拡大し、安定したリバウンド反力を確保することにある。
請求項1に係る発明は、金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばねを内蔵するフロントフォークのスプリング脚であり、車体側チューブと車軸側チューブを互いに挿入し、ガイドシリンダを車体側チューブと車軸側チューブの一方の内部の中央に設け、車体側チューブと車軸側チューブの他方の内部の中央に設けたガイドロッドのガイドをガイドシリンダに挿入してなり、ガイドシリンダの内部にガイドロッドのガイドが区画する内側空気ばね室を有し、ガイドシリンダの内部で、ガイドシリンダに設けられてガイドロッドを挿入かつ支持するロッドガイドと、ガイドシリンダに挿入されたガイドロッドのガイドとに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室を有してなるフロントフォークのスプリング脚であって、リバウンド空気ばね室に連通する空気室を備えたサブタンクが設けられてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記車体側チューブと車軸側チューブがガイドシリンダにおける内側空気ばね室の外側に区画する外側空気ばね室を有してなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの外部に設けられてなるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において更に、前記サブタンクが車軸側チューブの下端部に取付けた車軸ブラケットに設けられてなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において更に、前記サブタンクの全体が車軸ブラケットにおける車軸側チューブの取付部より、車体中心寄りに配置されてなるようにしたものである。
請求項6に係る発明は、請求項4又は5に係る発明において更に、前記サブタンクの底部が車軸ブラケットの下端面より上方に配置されてなるようにしたものである。
請求項7に係る発明は、請求項4〜6のいずれかに係る発明において更に、前記サブタンクの開口部にプラグボルトが封着され、該プラグボルトのフランジ部が該サブタンクの開口部の端面を被うようにしたものである。
請求項8に係る発明は、請求項4〜7のいずれかに係る発明において更に、前記サブタンクが空気室の圧力を調整する給排気バルブを備えるとともに、該給排気バルブを被うバルブカバーを備えてなるようにしたものである。
請求項9に係る発明は、請求項4〜8のいずれかに係る発明において更に、前記サブタンクが空気室の容積を調整する容積調整装置を備えてなるようにしたものである。
請求項10に係る発明は、請求項4〜9のいずれかに係る発明において更に、前記サブタンクの全体を被う保護カバーが車軸ブラケットに取付けられてなるようにしたものである。
請求項11に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの内部に設けられてなるようにしたものである。
請求項12に係る発明は、請求項11に係る発明において更に、前記サブタンクがガイドロッドのガイドに設けられてなるようにしたものである。
請求項13に係る発明は、請求項11に係る発明において更に、前記サブタンクがガイドロッドに設けられてなるようにしたものである。
請求項14に係る発明は、請求項11〜13のいずれかに係る発明において更に、前記サブタンクが空気室の圧力を調整する給排気バルブを備えてなるようにしたものである。
請求項15に係る発明は、請求項1〜2に係る発明において更に、前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの外部と内部の双方に設けられてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)スプリング脚は、圧側行程で圧縮される内側空気ばね室により空気ばねを形成する。内側空気ばね室の空気ばねのばね力F1は車体側チューブと車軸側チューブを伸長させる方向に付勢する。
また、スプリング脚は、伸側行程の伸切側で圧縮されるリバウンド空気ばね室により空気ばねを形成する。リバウンド空気ばね室の空気ばねのばね力F3は、上述の内側空気ばね室の空気ばねのばね力F1に抗して車体側チューブと車軸側チューブを収縮させる方向に付勢する。
従って、フロントフォークにあっては、スプリング脚の伸縮ストロークに対し、車体側チューブと車軸側チューブを伸長させる方向に付勢する内側空気ばね室の空気ばねのばね力F1と、車体側チューブと車軸側チューブを収縮させる方向に付勢するリバウンド空気ばね室の空気ばねのばね力F3が、それらの総和となる合成ばね力Fを生ずる。合成ばね力Fは、伸縮ストロークの伸切側の初期〜中間域のばね力を上げずに、圧縮側の後半のばね力を大きくするものになる。
このとき、リバウンド空気ばね室に連通する空気室を備えたサブタンクが設けられた。サブタンクがリバウンド空気ばね室の容積を拡大し、高圧力の状況下でも圧縮比を下げることができる。従って、伸側行程の伸切付近で、リバウンド反力(ばね力F3)を安定化し、操縦安定性を向上するものになる。
(請求項2)
(b)スプリング脚は、内側空気ばね室と同様に、圧側行程で圧縮される外側空気ばね室による空気ばねも形成する。内側空気ばね室の空気ばねのばね力F1と、外側空気ばね室の空気ばねのばね力F2と、リバウンド空気ばね室の空気ばねのばね力F3が、それらの総和となる合成ばね力Fを生ずるものになる。
(請求項3)
(c)前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの外部に設けられる。従って、車体側チューブと車軸側チューブのサイズに関係なく、一定容積の空気室を備えたサブタンクをそれらの外部に確保でき、ひいてはリバウンド空気ばね室の容積を簡易に拡大できる。
(請求項4)
(d)前記サブタンクが車軸側チューブの下端部に取付けた車軸ブラケットに設けられる。車軸ブラケットにガイドロッドが立設されるとき、サブタンクの空気室は、車軸側チューブに設けた連通路、ガイドロッドに設けた中空部、ガイドに設けた連通孔を介して、リバウンド空気ばね室に簡易に連通するものになる。
(請求項5)
(e)前記サブタンクの全体が車軸ブラケットにおける車軸側チューブの取付部より、車体中心寄りに配置される。サブタンクの全体が車体前方から視て車体外側に飛び出ないから、進行方向にある障害物との衝突による損傷を防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
(請求項6)
(f)前記サブタンクの底部が車軸ブラケットの下端面より上方に配置される。サブタンクの底部が路面等と衝突して損傷するおそれを防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
(請求項7)
(g)前記サブタンクの開口部にプラグボルトが封着され、該プラグボルトのフランジ部が該サブタンクの開口部の端面を被う。サブタンクの開口部の端面が飛石等と衝突して損傷するおそれを防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
(請求項8)
(h)前記サブタンクが空気室の圧力を調整する給排気バルブを備えるとともに、該給排気バルブを被うバルブカバーを備える。給排気バルブによりリバウンド空気ばね室の空気圧力を設定替えし、乗車時のフロントフォークの全長、ひいては乗車高さ姿勢を設定替えできる。また、バルブカバーにより、給排気バルブが飛石等と衝突して損傷するおそれを防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
尚、給排気バルブを上向き配置することにより、操作性を向上することもできる。
(請求項9)
(i)前記サブタンクが空気室の容積を調整する容積調整装置を備える。容積調整装置によりサブタンクの容積を調整し、ひいてはリバウンド空気ばね室の容積を調整することにより、リバウンド空気ばね室の圧縮比を調整できる。これにより、伸側行程の伸切付近で、伸縮ストロークに対するリバウンド反力の傾きを調整し、例えばタイヤが路面に衝突したときに車軸側チューブが車体側チューブに進入する速度を調整し、乗車フィーリングを向上できる。
尚、容積調整装置を上向き配置することにより、操作性を向上することもできる。
(請求項10)
(j)前記サブタンクの全体を被う保護カバーが車軸ブラケットに取付けられる。悪路走行時に、サブタンクが進行方向にある障害物等との引っかかりを防止できる。保護カバーは、サブタンクだけでなく、車軸側チューブを併せ被って保護することもできる。
(請求項11)
(k)前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの内部に設けられる。従って、車体側チューブと車軸側チューブの外部の構成に関係なく、一定容積の空気室を備えたサブタンクをそれらの内部に確保でき、ひいてはリバウンド空気ばね室の容積を簡易に拡大できる。
(請求項12)
(l)前記サブタンクがリバウンド空気ばね室を区画するガイドロッドのガイドに設けられる。従って、サブタンクの空気室がリバウンド空気ばね室に簡易に連通される。
(請求項13)
(m)前記サブタンクがリバウンド空気ばね室に囲まれるガイドロッドに設けられる。従って、サブタンクの空気室がリバウンド空気ばね室に簡易に連通される。
(請求項14)
(n)前記サブタンクが空気室の圧力を調整する給排気バルブを備える。給排気バルブによりリバウンド空気ばね室の空気圧力を設定替えし、乗車時のフロントフォークの全長、ひいては乗車高さ姿勢を設定替えできる。
(請求項15)
(o)前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの外部と内部の双方に設けられる。車体側チューブと車軸側チューブの内外に設けられるサブタンクにより、それらのサブタンクが形成する空気室の全容積を拡大し、リバウンド空気ばね室の容積を一層拡大できる。
図1は実施例1のスプリング脚の全体を示す断面図である。 図2は図1の平面図である。 図3は図1の下部拡大断面図である。 図4は図1の中間部拡大断面図である。 図5は図3のV−V線に沿う断面図である。 図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図7はスプリング脚の下部斜視図である。 図8は車軸側チューブとサブタンクの保護カバーを示す斜視図である。 図9は実施例2のスプリング脚の全体を示す断面図である。 図10は図9の要部拡大断面図である。 図11は実施例3のスプリング脚の全体を示す断面図である。 図12は図11の要部拡大断面図である。 図13は実施例4のスプリング脚の全体を示す断面図である。 図14は図13の要部拡大断面図である。 図15は実施例5のスプリング脚の全体を示す断面図である。 図16は図15の要部拡大断面図である。 図17は実施例6のスプリング脚の全体を示す断面図である。 図18は図17の要部拡大断面図である。
(実施例1)(図1〜図8)
図1〜図4に示したスプリング脚10は、自動二輪車等のフロントフォークの左右の脚の少なくとも一方を構成し、ダンパと金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばねを内蔵する。このとき、フロントフォークの左右の脚の他方は、ダンパを内蔵し、懸架ばねを内蔵しないダンパ脚からなる。但し、他方の脚は、スプリング脚10と同様のスプリング脚であっても良い。
スプリング脚10は、図1〜図4に示す如く、車体側チューブ(アウタチューブ)11に、車軸側チューブ(インナチューブ)12をブッシュ13A、13B、シール部材13Cを介し密封して摺動自在に挿入する。スプリング脚10は、ガイドシリンダ21を車体側チューブ11の内部の中央に吊下げ、車軸側チューブ12の内部の中央に立設したガイドロッド22の先端ガイド23をガイドシリンダ21に摺動自在に挿入している。ガイドロッド22の先端ガイド23の外周には、ガイドシリンダ21の内周に摺接するピストンリング24が被着されている。
車体側チューブ11は車体側に支持され、車軸側チューブ12は車軸に結合される。車体側チューブ11の上部開口端はキャップ30及びフォークボルト31により閉塞、密封される。キャップ30の下端部にはガイドシリンダ21が連結されて吊下げられる。ガイドシリンダ21の下端側外周部には、車軸側チューブ12の内周と環状間隙を介する振れ止めカラー21Aが取着されている。
車軸側チューブ12の下端部には車軸ブラケット32の嵌合部32A(32Bは車軸支持孔)が螺着、密封され、車軸側チューブ12の下端面は車軸ブラケット32の底面との間にボトムピース33を挟み止めしている。そして、車軸側チューブ12の内部で車軸ブラケット32の中央部にはガイドロッド22の下端部が立設されている。ガイドロッド22の下端部が、車軸ブラケット32の底部に外側から係入、密封されるボトムボルト34に螺着されるとともに、ロックナット35で固定されている。ガイドロッド22はガイドシリンダ21の下部開口端に螺着したロッドガイド36のブッシュ37に摺動自在に支持され、ガイドシリンダ21の内部に挿入されている。ガイドシリンダ21の内部に挿入されたガイドロッド22の先端部にガイド23が螺着されている。
スプリング脚10は、ガイドシリンダ21の内部にガイドロッド22の先端ガイド23が区画する内側空気ばね室50と、車体側チューブ11と車軸側チューブ12がガイドシリンダ21における内側空気ばね室50の外側に区画する外側空気ばね室60とを有する。また、スプリング脚10は、ガイドシリンダ21の内部で、ガイドシリンダ21に設けられてガイドロッド22を挿入かつ支持するロッドガイド36と、ガイドシリンダ21に挿入されたガイドロッド22の先端ガイド23とに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室70を有する。これにより、スプリング脚10は、内側空気ばね室50の空気ばねと外側空気ばね室60の空気ばねとリバウンド空気ばね室70の空気ばねにより懸架ばね40を構成するものになる。
内側空気ばね室50は、ガイドシリンダ21においてガイドロッド22が存在しない側の内部に、フォークボルト31と、ガイドロッド22の先端ガイド23とに挟まれて区画される。内側空気ばね室50は、先端ガイド23がガイドシリンダ21の内周に対して設けたシール部材51と、フォークボルト31がキャップ30の内周に対して設けたシール部材52により気密に封止される。尚、本実施例において、ガイドシリンダ21は上シリンダ21Uの下端内周に下シリンダ21Lの上端内周を嵌合して構成されており、これらの上下のシリンダ21U、21Lの嵌合部に介装されるシール部材21Sも内側空気ばね室50を気密に封止するものになる(図1)。
内側空気ばね室50の空気圧は内側空気圧調整部53により調整される。内側空気圧調整部53は、フォークボルト31の外界に臨む位置に取着されて内側空気ばね室50に連通する空気バルブからなり、内側空気ばね室50の封入空気圧を調整する。内側空気圧調整部53は、空気圧注入器の注射針が刺通できるゴム膜からなるものでも良い。
外側空気ばね室60は、車体側チューブ11と車軸側チューブ12がガイドシリンダ21の外側に区画する空間とする。車体側チューブ11と車軸側チューブ12はそれらの摺動部に前述のシール部材13Cを介して気密に摺動する。外側空気ばね室60の上部は、キャップ30が車体側チューブ11の内周に対して設けたシール部材61Aと、フォークボルト31がキャップ30の内周に対して設けたシール部材61Bにより気密に封止される。外側空気ばね室60の下部はボトムピース33が車軸側チューブ12の内周、車軸ブラケット32の底面に対して設けたシール部材63A、63Bと、ボトムボルト34が車軸ブラケット32の内周に対して設けたシール部材64A、64Bにより気密に封止される。尚、外側空気ばね室60はロッドガイド36がガイドロッド22の外周に対して設けたシール部材65によっても気密に封止される。
外側空気ばね室60の空気圧は外側空気圧調整部67により調整される。外側空気圧調整部67は、フォークボルト31の外界に臨む位置に取着された空気バルブからなり、外側空気ばね室60に連通し、外側空気ばね室60の封入空気圧を調整する。外側空気圧調整部67は、空気圧注入器の注射針が刺通できるゴム膜からなるものでも良い。
スプリング脚10は、圧側行程で圧縮される内側空気ばね室50と外側空気ばね室60のそれぞれにより、空気ばねを形成する。内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1と外側空気ばね室60の空気ばねのばね力F2は車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する。
スプリング脚10は、外側空気ばね室60の下部に潤滑オイルを装填した油室を形成できる。車体側チューブ11と車軸側チューブ12の摺動部、ガイドシリンダ21とガイドロッド22の摺動部を潤滑する。
スプリング脚10は、前述した如く、ガイドシリンダ21の内部で、ガイドシリンダ21に設けられてガイドロッド22を挿入かつ支持するロッドガイド36と、ガイドシリンダ21に挿入されたガイドロッド22の先端ガイド23とに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室70を有する。リバウンド空気ばね室70は、先端ガイド23がガイドシリンダ21の内周に対して設けたシール部材71と、ロッドガイド36がガイドロッド22の外周に対して設けたシール部材72と、ロッドガイド36がガイドシリンダ21の内周に対して設けたシール部材73により気密に封止される。72Aはシール押えである。72Bはシール押え72Aに保持されたゴムストッパである。ガイドシリンダ21に対してガイドロッド22及び先端ガイド23が伸長ストロークしたとき、ゴムストッパ72Bが先端ガイド23と衝合して該先端ガイド23の伸切ストローク端を規制する。尚、本実施例において、リバウンド空気ばね室70は後述する如くにガイドロッド22の中空部22Aに連通し、ガイドロッド22の下端部がボトムボルト34に螺着されており、ガイドロッド22がボトムボルト34の内周に対して設けたシール部材74も、リバウンド空気ばね室70を気密に封止する。
スプリング脚10は、伸側行程の伸切側で圧縮されるリバウンド空気ばね室70により、空気ばねを形成する。リバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力F3は、車体側チューブ11と車軸側チューブ12が内側空気ばね室50と外側空気ばね室60の空気ばねのばね力F1、F2により付勢される伸切側で圧縮され、内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1と、外側空気ばね室60の空気ばねのばね力F2に抗して車体側チューブ11と車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢する。
従って、フロントフォークにあっては、スプリング脚10の伸縮ストロークに対し、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1及び外側空気ばね室60の空気ばねのばね力F2と、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸切側で収縮させる方向に付勢するリバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力F3が、それらの総和となる合成ばね力Fを生ずる。合成ばね力Fは、伸縮ストロークの伸切側の初期〜中間域のばね力を上げずに、圧縮側の後半のばね力を大きくするものになる。
しかるに、スプリング脚10にあっては、空気ばね特性を安定的に維持するため、以下の構成を具備する。
スプリング脚10は、前述の通り、ガイドロッド22の外周に、ガイドシリンダ21の内周に摺接するピストンリング24とシール部材51、71を設け、ガイドシリンダ21の内部にガイドロッド22の先端ガイド23が区画する内側空気ばね室50を形成している。
このとき、スプリング脚10は、ガイドロッド22の先端ガイド23の外周に、図4に示す如く、該ガイド23の軸方向に沿って内側空気ばね室50に近い側から遠い側に向けて順に、内向きシール部材51、外向きシール部材71、ピストンリング24を設けている。本実施例では、外向きシール部材71として相隣る2個(3個以上でも可)の外向きシール部材71A、71Bを設け、それらの外向きシール部材71A、71Bが先端ガイド23の外周の軸方向2位置に設けられている。それらの内向きシール部材51、外向きシール部材71A、71B、ピストンリング24は、先端ガイド23の外周の軸方向4位置のそれぞれに設けた環状溝に装填されている。尚、内向きシール部材51として相隣る2個(3個以上でも可)の内向きシール部材51A、51B(不図示)を設けても良い。
そして、内向きシール部材51はガイドシリンダ21の内周に摺接するリップLを内側空気ばね室50の側に向けている。また、外向きシール部材71A、71Bはガイドシリンダ21の内周に摺接するリップLを内側空気ばね室50の反対側(空間70の側)に向けている。
更に、スプリング脚10にあっては、リバウンド空気ばね室70の容積を拡大し、安定したリバウンド反力(ばね力F3)を確保するため、以下の構成を具備する。
スプリング脚10は、図1、図3に示す如く、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部に、リバウンド空気ばね室70に連通する空気室81を備えたサブタンク80が設けられる。本実施例において、サブタンク80は車軸側チューブ12の下端部に螺着される車軸ブラケット32の嵌合部32Aと一体成形されて設けられる。
サブタンク80は、図3、図5、図6に示す如く、縦室81Aと横室81BをL字状に結合した空気室81を有する。縦室81Aの上方に臨む開口部には、キャップ82がシール部材82Aを介して密封されて螺着される。キャップ82の中央部には、後述する容積調整装置90のアジャスタボルト91がシール部材82Bを介して螺着されている(図5)。横室81Bの側方に臨む開口部には、プラグボルト83がシール部材83Aを介して密封されて螺着される(図5)。このとき、プラグボルト83の外端に形成されたフランジ部83Fがサブタンク80の開口部の端面80Eに当接してこれを被う(図5)。
サブタンク80は、横室81Bの軸方向に直交し、横室81Bの底部内周面に開口する長尺孔状連通口84を備え、この連通口84を車軸ブラケット32においてボトムボルト34の頭部34Hが挿通されているボルト挿通孔32Cに開口している。本実施例では、2本の連通口84を設けたが、この連通口84は必要な通路面積が確保できれば1本でも良い。
他方、ボトムボルト34の頭部34Hは、図3に示す如く、ガイドロッド22の中空部22Aの下端部が連通する有底状中心孔34Aを中心部に備え、中心孔34Aから半径方向に延びる複数の放射孔34Bを備え、それらの放射孔34Bの外方端が開口する環状溝34Cを外周に備える。そして、サブタンク80の連通口84がボトムボルト34の環状溝34Cに連通する。尚、ボトムボルト34の頭部34Hが挿通された車軸ブラケット32のボルト挿通孔32Cにおいて、環状溝34Cの上部と下部には前述のシール部材64A、64Bが封着されている。
更に、ガイドロッド22の中空部22Aの上端部は、図4に示す如く、ガイドロッド22の先端ガイド23に穿設された連通孔23Aを介してリバウンド空気ばね室70に連通されている。これにより、サブタンク80の空気室81は、サブタンク80の連通口84、ボトムボルト34の環状溝34C、放射孔34B、中心孔34A、ガイドロッド22の中空部22A、先端ガイド23の連通孔23Aを介して、リバウンド空気ばね室70に連通するものとされる。尚、連通口84、環状溝34C、放射孔34B、中心孔34A、連通孔23Aは、ガイドロッド22の中空部22Aと同等又は同等以上の通路面積を備える。
サブタンク80は、連通口84の加工用孔にプラグボルト85を備え(図6)、横室81Bの底部内周面に開口するドレン孔に螺着されたドレンボルト86を備える(図3)。
スプリング脚10にあっては、車体前方から視て、サブタンク80の全体が車軸ブラケット32における車軸側チューブ12の取付部、本実施例では車軸ブラケット32の嵌合部32Aより、車体中心寄りに配置される。即ち、車体前方から視て、サブタンク80の輪郭が車軸ブラケット32の嵌合部32Aの車体外側寄り側面A(図5)から飛び出ることがない。
また、サブタンク80の底部、本実施例では横室81Bを形成している底部、及び横室81Bの開口部に螺着されているプラグボルト83のフランジ部83Fが、車軸ブラケット32の下端面B(図5)より上方に配置される。
以下、サブタンク80が備える容積調整装置90と給排気バルブ94について説明する。
容積調整装置90は、図5に示す如く、サブタンク80における縦室81Aの上方に臨む開口部に螺着されたキャップ82の中央部に、アジャスタボルト91をシール部材82Bにより密封して螺着する。アジャスタボルト91は外界に臨む上端部に外周に張り出る上向きの操作グリップ91Aを備え、空気室81に挿入された先端部にシール部材92Aを介して挿着されたピストン92を備える。ピストン92は、止め輪93により固定され、縦室81Aの内周面に摺接するシール部材92Bを備える。また、アジャスタボルト91の中央孔部には給排気バルブ94がシール部材94Aを介して密封されて螺着される。アジャスタボルト91の中央開口部には、給排気バルブ94を被うバルブカバー95がシール部材95Aを介して螺着されている。バルブカバー95は外端フランジ部95F(図5)をアジャスタボルト91における操作グリップ91Aの内周側段差部に嵌着され、外面の中心まわりに放射状に刻設された回転操作溝95G(図5)を備える。
容積調整装置90は、アジャスタボルト91を螺動してピストン92を進退することにより、空気室81の容積を調整できる。また、給排気バルブ94を用いて空気室91の圧力を給排して調整できる。
スプリング脚10にあっては、図8に示す如く、サブタンク80の全体を被う保護カバー100を車軸ブラケット32に設けている。保護カバー100は車軸ブラケット32の嵌合部32Aの外周に設けたねじ孔101A(図7)に螺着されるボルト101により車軸ブラケット32に固定される。保護カバー100は、車軸側チューブ12を被う部分も一体で備える。但し、保護カバー100は、車軸側チューブ12を被う部分と別体でも良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)スプリング脚10は、圧側行程で圧縮される内側空気ばね室50により空気ばねを形成する。内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1は車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する。
また、スプリング脚10は、伸側行程の伸切側で圧縮されるリバウンド空気ばね室70により空気ばねを形成する。リバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力F3は、上述の内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1に抗して車体側チューブ11と車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢する。
従って、フロントフォークにあっては、スプリング脚10の伸縮ストロークに対し、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を伸長させる方向に付勢する内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1と、車体側チューブ11と車軸側チューブ12を収縮させる方向に付勢するリバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力F3が、それらの総和となる合成ばね力Fを生ずる。合成ばね力Fは、伸縮ストロークの伸切側の初期〜中間域のばね力を上げずに、圧縮側の後半のばね力を大きくするものになる。
このとき、リバウンド空気ばね室70に連通する空気室81を備えたサブタンク80が設けられた。サブタンク80がリバウンド空気ばね室70の容積を拡大し、高圧力の状況下でも圧縮比を下げることができる。従って、伸側行程の伸切付近で、リバウンド反力(ばね力F3)を安定化し、操縦安定性を向上するものになる。
(b)スプリング脚10は、内側空気ばね室50と同様に、圧側行程で圧縮される外側空気ばね室60による空気ばねも形成する。内側空気ばね室50の空気ばねのばね力F1と、外側空気ばね室60の空気ばねのばね力F2と、リバウンド空気ばね室70の空気ばねのばね力F3が、それらの総和となる合成ばね力Fを生ずるものになる。
(c)前記サブタンク80が車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部に設けられる。従って、車体側チューブ11と車軸側チューブ12のサイズに関係なく、一定容積の空気室81を備えたサブタンク80をそれらの外部に確保でき、ひいてはリバウンド空気ばね室70の容積を簡易に拡大できる。
(d)前記サブタンク80が車軸側チューブ12の下端部に取付けた車軸ブラケット32に設けられる。車軸ブラケット32にガイドロッド22が立設されるとき、サブタンク80の空気室81は、車軸側チューブ12に設けた連通路(サブタンク80の連通口84、車軸ブラケット32に設けたボトムボルト34の中心孔34A、放射孔34B、環状溝34C)、ガイドロッド22に設けた中空部22A、ガイド23に設けた連通孔23Aを介して、リバウンド空気ばね室70に簡易に連通するものになる。
(e)前記サブタンク80の全体が車軸ブラケット32における車軸側チューブ12の取付部(嵌合部32A)より、車体中心寄りに配置される。サブタンク80の全体が車体前方から視て車体外側に飛び出ないから、進行方向にある障害物との衝突による損傷を防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
(f)前記サブタンク80の底部が車軸ブラケット32の下端面より上方に配置される。サブタンク80の底部が路面等と衝突して損傷するおそれを防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
(g)前記サブタンク80の開口部にプラグボルト83が封着され、該プラグボルト83のフランジ部83Fが該サブタンク80の開口部の端面80Eを被う。サブタンク80の開口部の端面80Eが飛石等と衝突して損傷するおそれを防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
(h)前記サブタンク80が空気室81の圧力を調整する給排気バルブ94を備えるとともに、該給排気バルブ94を被うバルブカバー95を備える。給排気バルブ94によりリバウンド空気ばね室70の空気圧力を設定替えし、乗車時のフロントフォークの全長、ひいては乗車高さ姿勢を設定替えできる。また、バルブカバー95により、給排気バルブ94が飛石等と衝突して損傷するおそれを防止でき、空気ばねによる緩衝機能の信頼性を確保できる。
尚、給排気バルブ94を上向き配置することにより、操作性を向上することもできる。
(i)前記サブタンク80が空気室81の容積を調整する容積調整装置90を備える。容積調整装置90によりサブタンク80の容積を調整し、ひいてはリバウンド空気ばね室70の容積を調整することにより、リバウンド空気ばね室70の圧縮比を調整できる。これにより、伸側行程の伸切付近で、伸縮ストロークに対するリバウンド反力の傾きを調整し、例えばタイヤが路面に衝突したときに車軸側チューブ12が車体側チューブ11に進入する速度を調整し、乗車フィーリングを向上できる。
尚、容積調整装置90を上向き配置することにより、操作性を向上することもできる。
(j)前記サブタンク80の全体を被う保護カバー100が車軸ブラケット32に取付けられる。悪路走行時に、サブタンク80が進行方向にある障害物等との引っかかりを防止できる。保護カバー100は、サブタンク80だけでなく、車軸側チューブ12を併せ被って保護することもできる。
尚、実施例1のスプリング脚10において、ガイドロッド22の中空部22Aは前述の如くにリバウンド空気ばね室70に連通し、該リバウンド空気ばね室70の容積を拡大している。即ち、ガイドロッド22は車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部に設けられたサブタンク110を構成し、サブタンク110はガイドロッド22の中空部22Aによりリバウンド空気ばね室70に連通する空気室111を構成するものと言える。
従って、本実施例によれば更に以下の作用効果も奏する。
(k)前記サブタンク110が車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部に設けられる。従って、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部の構成に関係なく、一定容積の空気室111を備えたサブタンク110をそれらの内部に確保でき、ひいてはリバウンド空気ばね室70の容積を簡易に拡大できる。
(l)前記サブタンク110がリバウンド空気ばね室70に囲まれるガイドロッド22に設けられる。従って、サブタンク110の空気室111がリバウンド空気ばね室70に簡易に連通される。サブタンク110の空気室111がガイド23に穿設した連通孔23Aを介してリバウンド空気ばね室70に簡易に連通される。
(m)前記サブタンク80、110が車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部と内部の双方に設けられる。車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内外に設けられるサブタンク80、110により、それらのサブタンク80、110が形成する空気室81、111の全容積を拡大し、リバウンド空気ばね室70の容積を一層拡大できる。
(実施例2)(図9、図10)
実施例2のスプリング脚200が実施例1のスプリング脚10と異なる点は、更なるサブタンク210を車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部に設けたことにある。
サブタンク210は、ガイドロッド22の先端ガイド23に螺着された接続管220に接続される例えば金属管からなり、空気室211を備える。サブタンク210の空気室211は、先端ガイド23に穿設されてリバウンド空気ばね室70に連通する連通孔23A、23B、及び接続管220の連通路220Aを介して、該リバウンド空気ばね室70に連通されている。サブタンク210の開口部210Aは、接続管220の外周に設けたシール部材211Aにより該接続管220に気密に接続され、接続管220の外周に設けた止め輪221により抜け止めされる。
本実施例によれば、実施例1の(a)〜(j)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
(i)前記サブタンク110、210が車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部に設けられる。従って、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部の構成に関係なく、一定容積の空気室111、211を備えたサブタンク110、210をそれらの内部に確保でき、ひいてはリバウンド空気ばね室70の容積を簡易に拡大できる。
(ii)前記サブタンク210がリバウンド空気ばね室70を区画するガイドロッド22のガイド23に設けられる。従って、サブタンク210の空気室211がガイド23に穿設した連通孔23A、23Bを介してリバウンド空気ばね室70に簡易に連通される。
(iii)前記サブタンク110がリバウンド空気ばね室70に囲まれるガイドロッド22に設けられる。従って、サブタンク110の空気室111がガイド23に穿設した連通孔23Aを介してリバウンド空気ばね室70に簡易に連通される。
(iv)前記サブタンク80、110、210が車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部と内部の双方に設けられる。車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内外に設けられるサブタンク80、110、210により、それらのサブタンク80、110、210が形成する空気室81、111、211の全容積を拡大し、リバウンド空気ばね室70の容積を一層拡大できる。
(実施例3)(図11、図12)
実施例3のスプリング脚300が実施例2のスプリング脚200と異なる点は、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の外部のサブタンク80を撤去したことにある。即ち、スプリング脚300は、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部にサブタンク110、210を設けたものである。
尚、スプリング脚300は、サブタンク110、210の空気室111、211の圧力を調整する給排気バルブ310を備えた。即ち、車軸ブラケット32の底部に外側から係入、密封され、ガイドロッド22の下端部が螺着されるボトムボルト34に、給排気バルブ310がシール部材310Aを介して密封されて装填される。給排気バルブ310はガイドロッド22の中空部22Aにもシール部材310Bを介して密封されて挿入される。給排気バルブ310をガイドロッド22の中空部22A(空気室111)に直に臨ませたものである。ボトムボルト34には、給排気バルブ310を被うバルブカバー311が螺着されている。給排気バルブ310によりリバウンド空気ばね室70の空気圧力を設定替えし、乗車時のフロントフォークの全長、ひいては乗車高さ姿勢を設定替えできる。
(実施例4)(図13、図14)
実施例4のスプリング脚400が実施例3のスプリング脚300と異なる点は、サブタンク110、210の空気室111、211の圧力を調整するための給排気バルブ310を撤去したことにある。
(実施例5)(図15、図16)
実施例5のスプリング脚500が実施例2のスプリング脚100と異なる点は、ガイドロッド22の先端ガイド23に設けたサブタンク210に代わるサブタンク510を車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部に設けたことにある。
サブタンク510は、ガイドロッド22の先端ガイド23の上端側を筒状部520として軸方向に延長し、この筒状部520の開口端にシール部材511Aを介して嵌着されるプラグ521により、この筒状部520の内部に区画される空気室511を気密に封止する。サブタンク510の空気室511は、先端ガイド23に穿設されてリバウンド空気ばね室70に連通する連通孔23A、23Bを介して、該リバウンド空気ばね室70に連通される。
(実施例6)(図17、図18)
実施例6のスプリング脚600が実施例1のスプリング脚10と異なる点は、リバウンド空気ばね室70の容積を拡大したことにある。即ち、ガイドロッド22の先端部にガイド23に設けるとともに、この先端ガイド23から軸方向に一定長さだけ離隔するガイドロッド22の中間部にストッパカラー610を設けた。ガイドシリンダ21に対してガイドロッド22及び先端ガイド23が伸長ストロークした伸切ストローク端で、ガイドロッド22に止め輪611で係止されているストッパカラー610がロッドガイド36の側のゴムストッパ72Bに衝合する。先端ガイド23がゴムストッパ72Bに直に衝合するものに比して、ガイドシリンダ21の内部で、ロッドガイド36と先端ガイド23とに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室70の容積が、先端ガイド23〜ストッパカラー610の離隔長さ分だけ拡大される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばねを内蔵するフロントフォークのスプリング脚であり、車体側チューブと車軸側チューブを互いに挿入し、ガイドシリンダを車体側チューブと車軸側チューブの一方の内部の中央に設け、車体側チューブと車軸側チューブの他方の内部の中央に設けたガイドロッドのガイドをガイドシリンダに挿入してなり、ガイドシリンダの内部にガイドロッドのガイドが区画する内側空気ばね室を有し、ガイドシリンダの内部で、ガイドシリンダに設けられてガイドロッドを挿入かつ支持するロッドガイドと、ガイドシリンダに挿入されたガイドロッドのガイドとに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室を有してなるフロントフォークのスプリング脚であって、リバウンド空気ばね室に連通する空気室を備えたサブタンクが設けられる。これにより、フロントフォークのスプリング脚において、リバウンド空気ばね室の容積を拡大し、安定したリバウンド反力を確保することができる。
10 スプリング脚
11 車体側チューブ
12 車軸側チューブ
21 ガイドシリンダ
22 ガイドロッド
23 先端ガイド
32 車軸ブラケット
32A 嵌合部
36 ロッドガイド
40 懸架ばね
50 内側空気ばね室
60 外側空気ばね室
70 リバウンド空気ばね室
80 サブタンク
81 空気室
83 プラグボルト
83F フランジ部
90 容積調整装置
94 給排気バルブ
100 保護カバー
110 サブタンク
111 空気室
200 スプリング脚
210 サブタンク
211 空気室
300 スプリング脚
310 給排気バルブ
400 スプリング脚
500 スプリング脚
510 サブタンク
511 空気室
600 スプリング脚

Claims (15)

  1. 金属ばねからなる懸架ばねを内蔵せず、空気ばねからなる懸架ばねを内蔵するフロントフォークのスプリング脚であり、
    車体側チューブと車軸側チューブを互いに挿入し、ガイドシリンダを車体側チューブと車軸側チューブの一方の内部の中央に設け、車体側チューブと車軸側チューブの他方の内部の中央に設けたガイドロッドのガイドをガイドシリンダに挿入してなり、
    ガイドシリンダの内部にガイドロッドのガイドが区画する内側空気ばね室を有し、
    ガイドシリンダの内部で、ガイドシリンダに設けられてガイドロッドを挿入かつ支持するロッドガイドと、ガイドシリンダに挿入されたガイドロッドのガイドとに挟まれて区画されるリバウンド空気ばね室を有してなるフロントフォークのスプリング脚であって、
    リバウンド空気ばね室に連通する空気室を備えたサブタンクが設けられてなるフロントフォークのスプリング脚。
  2. 前記車体側チューブと車軸側チューブがガイドシリンダにおける内側空気ばね室の外側に区画する外側空気ばね室を有してなる請求項1に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  3. 前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの外部に設けられてなる請求項1又は2に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  4. 前記サブタンクが車軸側チューブの下端部に取付けた車軸ブラケットに設けられてなる請求項3に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  5. 前記サブタンクの全体が車軸ブラケットにおける車軸側チューブの取付部より、車体中心寄りに配置されてなる請求項4に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  6. 前記サブタンクの底部が車軸ブラケットの下端面より上方に配置されてなる請求項4又は5に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  7. 前記サブタンクの開口部にプラグボルトが封着され、該プラグボルトのフランジ部が該サブタンクの開口部の端面を被う請求項4〜6のいずれかに記載のフロントフォークのスプリング脚。
  8. 前記サブタンクが空気室の圧力を調整する給排気バルブを備えるとともに、該給排気バルブを被うバルブカバーを備えてなる請求項4〜7のいずれかに記載のフロントフォークのスプリング脚。
  9. 前記サブタンクが空気室の容積を調整する容積調整装置を備えてなる請求項4〜8のいずれかに記載のフロントフォークのスプリング脚。
  10. 前記サブタンクの全体を被う保護カバーが車軸ブラケットに取付けられてなる請求項4〜9のいずれかに記載のフロントフォークのスプリング脚。
  11. 前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの内部に設けられてなる請求項1又は2に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  12. 前記サブタンクがガイドロッドのガイドに設けられてなる請求項11に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  13. 前記サブタンクがガイドロッドに設けられてなる請求項11に記載のフロントフォークのスプリング脚。
  14. 前記サブタンクが空気室の圧力を調整する給排気バルブを備えてなる請求項11〜13のいずれかに記載のフロントフォークのスプリング脚。
  15. 前記サブタンクが車体側チューブと車軸側チューブの外部と内部の双方に設けられてなる請求項1又は2に記載のフロントフォークのスプリング脚。
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