JP5970273B2 - プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電線を保護するためのプロテクタに関する。
従来より、自動車等の車両に配索される電線束(ワイヤハーネス)の保護のためにプロテクタが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−160222
特許文献1に開示されているプロテクタは、底壁と該底壁から起立する一対の側壁とにより樋状に形成されて上面が開口したプロテクタ本体と、ワイヤハーネスの一部が内部に収容された当該プロテクタ本体に、上面の開口を覆うように組み付けられる板状の蓋体と、を備えている。そして、当該プロテクタは、底壁と蓋体とによりワイヤハーネスを押圧して挟持することにより、ワイヤハーネスに対して固定される。
また、従来のプロテクタの中には、図4に示すように、一対の側壁79a、79bに直交する方向に延びるように底壁77から突設され、一対の側壁79a、79bに架け渡された突条81を更に備えるものがある。このような構成を有するプロテクタでは、ワイヤハーネス(図示せず。)に対する固定時には、ワイヤハーネスが突条81と蓋体(図示せず。)とにより押圧されて挟持されるため、突条81が形成されていない場合と比較して、より強固にワイヤハーネスに対して固定できる。尚、図4に示す従来のプロテクタには、2本の電線が収容される。このため、底壁17には、底壁17から起立して設けられて一対の側壁79a,79bの間に配置される隔壁80が更に形成されている。電線の収容時には、底壁77に電線が配索され、隔壁80と一対の側壁79a,79bそれぞれとの間に各電線が配置される。
ところで、プロテクタの中には、車外に露出した状態で車両に取付けられて使用されるものがある。このように車外に露出した状態で使用されるプロテクタでは、車外に露出していない状態で使用されるプロテクタと比較して、ワイヤハーネスの導出開口やプロテクタ本体と蓋体との隙間等からプロテクタ内部に水や砂が侵入し易い。
このように車外に露出した状態で使用されるプロテクタとして、図4に示した突条81を備える従来のプロテクタを使用した場合について説明する。例えば従来のプロテクタを、図4に矢印で示すように図4における上部が鉛直上方となるように、車外に露出した状態で車両に取り付けて使用した場合には、プロテクタの内部に侵入した水や砂は、突条81により堰き止められ、突条81とワイヤハーネスとの間に溜まってしまうおそれがある。
こうして、突条81とワイヤハーネスとの間に砂が溜まっている場合には、車両の駆動系の振動等に起因してプロテクタが振動すると、砂とワイヤハーネスとの間に擦れが生じて、ワイヤハーネスが摩耗してしまうおそれがあった。
また、突条81とワイヤハーネスとの間に水が溜まっている場合には、当該水が凍結して膨張しつつ氷になることによりプロテクタが破損したり、上記砂の場合と同様に氷とワイヤハーネスとの間に擦れが生じて、ワイヤハーネスが摩耗してしまうおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プロテクタ内部に砂や水が溜まることにより生じる電線の摩耗やプロテクタの破損を防止可能なプロテクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るプロテクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 電線が配索される底壁と、前記底壁から起立して設けられ、前記電線を挟んで対峙する一対の立壁と、を有するプロテクタ本体と、
前記電線を挟んで前記底壁と対峙する押圧壁と、
を備え、車両に取り付けられるプロテクタであって、
前記底壁には、前記底壁の内面から前記押圧壁に向けて突設され、前記一対の立壁に架け渡された突条が、前記電線の配索方向に並んで複数形成され、
前記複数の突条のそれぞれが、前記底壁の内面上において、前記電線の配索方向、及び前記配索方向に垂直な方向のそれぞれと交差する同一の排出方向にのみ延びており、
前記複数の突条のそれぞれにおける前記排出方向の両端部のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直上方に位置する一方側の端部は前記一方側の立壁に接続し、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する他方側の端部は前記他方側の立壁に接続せずに前記他方側の立壁との間に排出開口としての隙間を形成しており、
前記電線が、前記複数の突条と前記押圧壁とにより押圧されて挟持される、
こと。
(2) (1)の構成のプロテクタであって、
前記底壁には、前記底壁の内面側と外面側とを連通する連通孔が形成されていない、
こと。
(3) 電線が配索される底壁と、該底壁から起立して設けられ、前記電線を挟んで対峙する一対の立壁と、を有するプロテクタ本体と、
前記電線を挟んで前記底壁と対峙する押圧壁と、
を備え、車両に取り付けられるプロテクタであって、
前記底壁には、前記底壁の内面から前記押圧壁に向けて突設され、前記一対の立壁に架け渡された突条が形成され、
該突条における前記一対の立壁との接続部のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、排出開口が形成され、
前記電線が、前記突条と前記押圧壁とにより押圧されて挟持されており、
前記底壁から起立して設けられて前記一対の立壁の間に配置され、前記一対の立壁それぞれとの間に各電線を挟んで対峙する隔壁を更に備え、
前記突条が、前記一対の立壁の一方の立壁と前記隔壁とに架け渡された第1の突条と、他方の立壁と前記隔壁とに架け渡された第2の突条と、を有し、
前記第1の突条における前記一方の立壁との接続部と、前記第1の突条における前記隔壁との接続部と、のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、第1の排出開口が形成され、
前記第2の突条における前記他方の立壁との接続部と、前記第2の突条における前記隔壁との接続部と、のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、第2の排出開口が形成され、
前記第1の突条及び前記第2の突条が、前記押圧壁との間に前記各電線を挟持する、
こと。
(4) (1)〜(3)のいずれか1つの構成のプロテクタであって、
前記プロテクタが、車外に露出した状態で前記車両に取り付けられる、
こと。
上記(1)の構成のプロテクタでは、車両に取付けられている状態において、プロテクタ内部に侵入した砂や水が、突条と電線との間にとどまらず、突条を伝って排出開口まで導かれ、該突条の下方に該排出開口から排出され易い。このため、プロテクタ内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ内部に溜まることが抑制される。
加えて、上記(1)の構成のプロテクタでは、突条が電線の配索方向に対して傾斜して延びているために、車両に取付けられている状態において、プロテクタ内部に侵入した砂や水が、突条と電線との間にとどまらず、突条を伝って排出開口まで導かれ、該突条の下方に該排出開口から排出され易い。このため、プロテクタ内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ内部に溜まることが抑制される。
上記(3)の構成のプロテクタでは、一対の立壁それぞれとの間に電線を挟んで対峙する隔壁を備えて2本の電線を収容するプロテクタにおいて、プロテクタ内部に侵入した砂や水が、突条と電線との間にとどまらず、第1の突条及び第2の突条を伝って第1の排出開口及び第2の排出開口まで導かれ、該第1の突条及び該第2の突条の下方に該第1の排出開口及び該第2の排出開口から排出され易い。このため、プロテクタ内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ内部に溜まることが抑制される。
上記(4)の構成のプロテクタでは、車外に露出した状態で車両に取付けられるために砂や水が内部に侵入し易いプロテクタにおいて、プロテクタ内部に侵入した砂や水が、突条と電線との間にとどまらず、突条を伝って排出開口まで導かれ、該突条の下方に該排出開口から排出され易い。このため、プロテクタ内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ内部に溜まることが抑制される。
本発明に係るプロテクタによれば、プロテクタ内部に砂や水が溜まることにより生じる電線の摩耗やプロテクタの破損を防止可能なプロテクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るプロテクタ11の分解斜視図である。 図2は、図1に示したプロテクタ11のプロテクタ本体13の平面図である。 図3は、プロテクタ11のうちの図2のA部に相当する部分を模式的に示す説明図である。 図4は、従来のプロテクタを模式的に示す説明図である。
本発明に係るプロテクタの具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態に係るプロテクタ11は、車外に露出した状態で車両に取付けられて使用され、該車両に配索される電線を保護するために用いられる。また、プロテクタ11は、図1〜図3に矢印で示すように、各図における上部が鉛直上方となるように車両に取付けられて使用される。尚、配索される電線は、単一の電線から成るものであってもよいし、複数の電線を束状に纏めた1つの電線束であっても構わない。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るプロテクタ11が備える各構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るプロテクタ11の分解斜視図である。図2は、図1に示したプロテクタ11のプロテクタ本体13の平面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るプロテクタ11は、互いに組み合わされて電線(図示せず。)の一部を収容可能な長尺状の筒体を形成するプロテクタ本体13及び蓋体15を備えている。プロテクタ本体13は、底壁17と該底壁17から起立して設けられる立壁である一対の側壁19a,19bとにより樋状に形成され、上方が開口している。蓋体15は、板状に形成され、当該プロテクタ本体13の開口を覆うように上方から組付けられる。このとき、プロテクタ本体13に形成された係止部23と蓋体15に形成された係止部25とが互いに係止されることにより、プロテクタ本体13と蓋体15とが係合されて互いに固定される。
本実施形態に係るプロテクタ11には、2本の電線が収容される。このため、プロテクタ本体13には、底壁17から起立して設けられて一対の側壁19a,19bの間に配置される隔壁21が更に形成されている。電線の収容時には、底壁17に電線が配索され、隔壁21と一対の側壁19a,19bそれぞれとの間に各電線が配置される。即ち、電線の収容時には、一対の側壁19a,19bが電線を挟んで対峙し、隔壁21が一対の側壁19a,19bそれぞれとの間に各電線を挟んで対峙する。
図3は、本実施形態に係るプロテクタ11のうちの、図2のA部に相当する部分を模式的に示す説明図である。本実施形態に係るプロテクタ11では、底壁17には、底壁17の内面から、上方に向けて(即ち、プロテクタ本体13に蓋体15が組付けられている状態における該蓋体15に向けて)、突設され、一対の側壁19a,19bに架け渡された、直線状に延びる突条31が形成されている。突条31は、底壁17の内面上において、プロテクタ11における電線の配索方向、及び該配索方向に垂直な方向のそれぞれと交差する排出方向に延びている(即ち、図3において傾斜して延びている。)。また、突条31は、一対の側壁19a,19bの一方の側壁19aと隔壁21とに架け渡された第1の突条31aと、他方の側壁19bと隔壁21とに架け渡された第2の突条31bと、を有して形成されている。本実施形態においては、図3に示すように、第1の突条31aと第2の突条31bとは、同一方向に延びている。また、第1の突条31aと第2の突条31bとは、同一直線状に配置されている。そして、第1の突条31aにおける側壁19aとの接続部と、第1の突条31aにおける隔壁21との接続部と、のうち、プロテクタ11の車両への取り付け時において鉛直下方に位置する、第1の突条31aにおける隔壁21との接続部には、該接続部の一部が切り欠かれることにより、第1の排出開口41aが設けられている。また、第2の突条31bにおける側壁19bとの接続部と、第2の突条31bにおける隔壁21との接続部と、のうち、プロテクタ11の車両への取り付け時において鉛直下方に位置する、第2の突条31bにおける隔壁21との接続部には、該接続部の一部が切り欠かれることにより、第2の排出開口41bが設けられている。即ち、プロテクタ11は、排出開口41として、第1の排出開口41aと第2の排出開口41bとを有している。
異なる見方をすれば、第1の突条31a及び第2の突条31bの該排出方向における端面のうち、プロテクタ11の車両への取り付け時において鉛直下方に位置する端面33a及び端面33bと、該端面33a及び端面33bと対向する側壁19a,19b又は隔壁21の一部と、の間には、排出開口としての空隙が形成されている、とも見ることができる。即ち、第1の突条31aの排出方向における端面のうちの一方の端面33aと、該端面33aと対向する隔壁21の一部と、の間、及び、第2の突条31bの排出方向における端面のうちの一方の端面33bと、該端面33bと対向する隔壁21の一部と、の間、には排出開口としての空隙が形成されている、とも見ることができる。
電線の収容時には、各電線が、突条31と押圧壁としての蓋体15とにより押圧されて挟持される。このとき、第1の突条31aが蓋体15との間に2本の電線の一方を挟持し、第2の突条31bが蓋体15との間に他方の電線を挟持する。これにより、プロテクタ11に対する電線の抜け止めが図られる。
図2に示すように、本実施形態に係るプロテクタ11では、複数の突条31が電線の配索方向に並んで形成されている。また、図2に示すように、複数の突条31のうちの一部は、第1の突条31aと第2の突条31bとが電線の配索方向において互い違いに配置されている。これにより、電線の収容時において、底壁17と蓋体15とが、その間に電線を挟持したことにより変形した場合であっても、当該変形による影響を電線の配索方向において分散させることができる。また、本実施形態に係るプロテクタ11では、当該変形による影響を抑制するために、互い違いに配置された第1の突条31aと第2の突条32bとに対応した位置に、互い違いに係止部23が形成されている。
プロテクタ本体13の一端側の外側には、車体固定用係止突起27が形成されている。また、プロテクタ本体13の他端側の外側には、車体固定用係止孔29aが穿設された車体固定用ブラケット部29が形成されている。本実施形態に係るプロテクタ11は、車体固定用係止突起27が車両に設けられたプロテクタ係止凹部(図示せず。)に嵌め込まれ、且つ、車体固定用係止孔29aと車両に設けられたプロテクタ係止孔(図示せず。)とがボルト締めされることにより、予め定められた車両の固定箇所に取付け固定される。
板状の蓋体15は、プロテクタ本体13の平面視の形状、即ち、底壁17に倣った形状に形成されている。前述したように、蓋体15は、電線の収容時には、電線を挟んで底壁17と対峙し、突条31との間に電線を押圧して挟持するための押圧壁として機能する。プロテクタ本体13は、直線状に形成されてもよく、本実施形態のように湾曲して形成されてもよい。このとき、蓋体15の形状は、プロテクタ本体13の形状に対応した形状に形成される。
以下では、図3を参照して、本実施形態に係るプロテクタ11の内部に、例えばプロテクタ11の両端に形成された電線の導出開口やプロテクタ本体13と蓋体15との隙間等から、砂や水(以下、本明細書中では、侵入物と称する場合がある。)が侵入した場合について説明する。
プロテクタ11の内部に侵入した侵入物は、図3に矢印で示すように、重力にしたがってプロテクタ11内部を移動し、突条31に到達する。突条31まで到達した侵入物は、突条31を伝って排出開口41まで導かれ、突条31の下方に排出開口41から排出され得る。或いは、突条31まで到達した侵入物は、突条31に接触することなく突条31の下方に排出開口41から排出され得る。
より具体的には、プロテクタ11の内部に侵入して突条31まで到達した侵入物は、第1の突条31a及び第2の突条31bを伝って第1の排出開口41a及び第2の排出開口41bまで導かれ、該第1の突条31a及び該第2の突条31bの下方に該第1の排出開口41a及び該第2の排出開口41bから排出され得る。
このように、本実施形態に係るプロテクタ11では、プロテクタ11の内部に侵入した侵入物が、複数の突条31に形成された排出開口41から流れ落ちて順次下方に排出され、プロテクタ11の外部に排出され易い。
尚、本実施形態に係るプロテクタ11では、底壁17には一対の側壁19a,19bの間に配置される立壁としての隔壁21が形成され、プロテクタ11の内部に合計2本の電線が収容される構成としたが、隔壁21が形成されていない構成としても構わない。この場合には、一対の側壁19a,19bに架け渡された突条31における一対の側壁19a,19bとの接続部のうち、プロテクタ11の車両への取り付け時において鉛直下方に位置する、突条31における側壁19b側の接続部に、該接続部の一部が切り欠かれることにより、排出開口41が設けられる。この構成においても、プロテクタ11の内部に侵入した侵入物は、重力にしたがってプロテクタ11内部を移動して突条31に到達した後、突条31を伝って排出開口41まで導かれ、突条31の下方に排出開口41から排出され得る。このように、隔壁21が形成されていない構成であっても、プロテクタ11の内部に侵入した侵入物は、突条31に形成された排出開口41から流れ落ちて順次下方に排出され、プロテクタ11の外部に排出され易い。
以下では、本実施形態に係るプロテクタ11の作用及び効果を説明する。
本実施形態に係るプロテクタ11は、電線が配索される底壁17と、該底壁17から起立して設けられ、電線を挟んで対峙する一対の側壁19a,19bと、を有するプロテクタ本体13と、電線を挟んで底壁17と対峙する押圧壁として機能する蓋体15と、を備え、車両に取り付けられて使用される。そして、底壁17には、底壁17の内面から蓋体15に向けて突設され、一対の側壁19a,19bに架け渡された突条31が形成され、該突条31における一対の側壁19a,19bとの接続部のうち、プロテクタ11の取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、排出開口41が形成され、電線が、突条31と蓋体15とにより押圧されて挟持される。
これにより、車両にプロテクタ11を取り付けた状態において、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水が、突条31と電線との間にとどまらず、突条31を伝って排出開口41まで導かれ、突条31の下方に排出開口41から排出され易い。このため、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ11の内部に溜まることが抑制される。
この結果、本実施形態に係るプロテクタ11によれば、プロテクタ11の内部に砂や水が溜まることにより生じる電線の摩耗やプロテクタ11の破損を防止可能なプロテクタを提供できる。
また、本実施形態に係るプロテクタ11では、突条31が、底壁17の内面上において、電線の配索方向、及び該配索方向に垂直な方向のそれぞれと交差する排出方向に延びている。
これにより、突条31が電線の配索方向に対して傾斜して延びているために、車両に取付けられている状態において、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水が、突条31と電線との間にとどまらず、突条31を伝って排出開口41まで導かれ、突条31の下方に排出開口41から排出され易い。このため、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ11の内部に溜まることが抑制される。
また、本実施形態に係るプロテクタ11は、底壁17から起立して設けられて一対の側壁19a,19bの間に配置され、一対の側壁19a,19bそれぞれとの間に各電線を挟んで対峙する隔壁21を更に備えている。そして、突条31が、一対の側壁19a,19bの一方の側壁19aと隔壁21とに架け渡された第1の突条31aと、他方の側壁19bと隔壁21とに架け渡された第2の突条31bと、を有し、第1の突条31aにおける一方の側壁19aとの接続部と、第1の突条31aにおける隔壁21との接続部と、のうち、プロテクタ11の取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、第1の排出開口41aが形成され、第2の突条31bにおける他方の側壁19bとの接続部と、第2の突条31bにおける隔壁21との接続部と、のうち、プロテクタ11の取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、第2の排出開口41bが形成され、第1の突条31aが、蓋体15との間に電線の一方を挟持し、第2の突条31bが、蓋体15との間に電線の他方を挟持する。
これにより、一対の側壁19a,19bそれぞれとの間に電線を挟んで対峙する隔壁21を備えて2本の電線を収容するプロテクタ11において、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水が、突条31と電線との間にとどまらず、第1の突条31a及び第2の突条31bを伝って第1の排出開口41a及び第2の排出開口41bまで導かれ、該第1の突条31a及び該第2の突条31bの下方に該第1の排出開口41a及び該第2の排出開口41bから排出され易い。このため、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ11の内部に溜まることが抑制される。
また、本実施形態に係るプロテクタ11は、車外に露出した状態で車両に取付けられる。
本実施形態に係るプロテクタ11によれば、車外に露出した状態で車両に取付けられるために砂や水が内部に侵入し易いプロテクタ11において、プロテクタ11の内部に侵入した砂や水が、突条31と電線との間にとどまらず、突条31を伝って排出開口41まで導かれ、該突条31の下方に該排出開口41から排出され易い。このため、プロテクタ内部に侵入した砂や水がそのままプロテクタ内部に溜まることが抑制される。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、本実施形態に係るプロテクタ11では、第1の突条31aと第2の突条31bとは、同一方向に延びている構成としたが、プロテクタ11の取り付け時において、侵入物が第1の突条31a及び第2の突条31bを伝って流れ落ちる態様であればよく、第1の突条31aと第2の突条31bとが異なる方向に延びている構成としても構わない。
また、本実施形態に係るプロテクタ11では、突条31における一対の側壁19a,19bとの接続部のうち、プロテクタ11の車両への取り付け時において鉛直下方に位置する、突条31における側壁19b側の接続部のみに、排出開口41が設けられている構成としたが、突条31における一対の側壁19a,19bとの接続部のうち、プロテクタ11の車両への取り付け時において鉛直上方に位置する、突条31における側壁19a側の接続部にも排出開口が更に設けられていてもよいし、或いは突条31の中間部分が切り欠かれ、当該部分に排出開口が更に設けられていても構わない。
また、本実施形態に係るプロテクタ11では、プロテクタ本体13と組み合わされる蓋体15を備える構成としたが、底壁17との間に電線を挟持する押圧壁としての機能を備える部材が配置されていればよく、例えばプロテクタ本体13に一体に形成された蓋部が、底壁17と電線を挟んで対峙し、突条31との間に電線を挟持する構成としても構わない。
11 プロテクタ
13 プロテクタ本体
15 蓋体
17 底壁
19a 側壁
19b 側壁
21 隔壁
23 係止部
25 係止部
27 車体固定用係止突起
29 ブラケット部
29a 車体固定用係止孔
31 突条
31a 第1の突条
31b 第2の突条
33a 端面
33b 端面
41 排出開口
41a 第1の排出開口
41b 第2の排出開口
77 底壁
79a 側壁
79b 側壁
80 隔壁
81 突条

Claims (4)

  1. 電線が配索される底壁と、前記底壁から起立して設けられ、前記電線を挟んで対峙する一対の立壁と、を有するプロテクタ本体と、
    前記電線を挟んで前記底壁と対峙する押圧壁と、
    を備え、車両に取り付けられるプロテクタであって、
    前記底壁には、前記底壁の内面から前記押圧壁に向けて突設され、前記一対の立壁に架け渡された突条が、前記電線の配索方向に並んで複数形成され、
    前記複数の突条のそれぞれが、前記底壁の内面上において、前記電線の配索方向、及び前記配索方向に垂直な方向のそれぞれと交差する同一の排出方向にのみ延びており、
    前記複数の突条のそれぞれにおける前記排出方向の両端部のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直上方に位置する一方側の端部は前記一方側の立壁に接続し、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する他方側の端部は前記他方側の立壁に接続せずに前記他方側の立壁との間に排出開口としての隙間を形成しており、
    前記電線が、前記複数の突条と前記押圧壁とにより押圧されて挟持される、
    ことを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記底壁には、前記底壁の内面側と外面側とを連通する連通孔が形成されていない、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 電線が配索される底壁と、該底壁から起立して設けられ、前記電線を挟んで対峙する一対の立壁と、を有するプロテクタ本体と、
    前記電線を挟んで前記底壁と対峙する押圧壁と、
    を備え、車両に取り付けられるプロテクタであって、
    前記底壁には、前記底壁の内面から前記押圧壁に向けて突設され、前記一対の立壁に架け渡された突条が形成され、
    該突条における前記一対の立壁との接続部のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、排出開口が形成され、
    前記電線が、前記突条と前記押圧壁とにより押圧されて挟持されており、
    前記底壁から起立して設けられて前記一対の立壁の間に配置され、前記一対の立壁それぞれとの間に各電線を挟んで対峙する隔壁を更に備え、
    前記突条が、前記一対の立壁の一方の立壁と前記隔壁とに架け渡された第1の突条と、他方の立壁と前記隔壁とに架け渡された第2の突条と、を有し、
    前記第1の突条における前記一方の立壁との接続部と、前記第1の突条における前記隔壁との接続部と、のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、第1の排出開口が形成され、
    前記第2の突条における前記他方の立壁との接続部と、前記第2の突条における前記隔壁との接続部と、のうち、前記プロテクタの車両取り付け時において鉛直下方に位置する接続部には、第2の排出開口が形成され、
    前記第1の突条及び前記第2の突条が、前記押圧壁との間に前記各電線を挟持する、
    ことを特徴とするロテクタ。
  4. 前記プロテクタが、車外に露出した状態で前記車両に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプロテクタ。
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