JP5968233B2 - 位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械、産業機械、ロボット等で用いられる位置検出装置に関する。
工作機械、各種産業機械、ロボットなどの位置制御用の位置検出装置として、直線位置及び回転の角度を情報として出力するスケール或いはエンコーダが使われている。
例えば特許文献1には、移動する回析格子をスケールとして用いた位置検出装置についての構成が開示されている。
特公平5−13243号公報
ところで、この種の位置検出装置は、信頼性向上の観点から、耐ノイズ性が求められている。すなわち、電磁ノイズが多い環境で使用した場合でも、正確な位置検出が行える必要がある。
信号を高品位で耐ノイズ性を持たせる方法としては、例えば差動平衡伝送が知られている。差動平衡伝送は、送信側で180°位相が相反した信号を得、その180°位相が相反した信号を2本の並行導体を使い伝送する。受信側では、2本の導体間に終端抵抗を接続し、終端抵抗の両端間の電圧を検出する方法で、2本の導体に同時に受けるノイズ(コモンモードノイズ)に対して強く、古くは、業務用マイクロホンケーブル伝送、近年では高速シリアル通信に用いられている。
このとき重要なのが、差動信号間にノイズ(ノーマルモードノイズ)が混入しない様にすることである。
その為、業務用マイクロフォンでは、小型のトランスで、不平衡信号を差動平衡伝送に変換していた。また、高速シリアル通信では、送信処理を行う集積回路で平衡伝送部の2つの信号路に差が生じないように処理している。
位置検出装置が備える光学式エンコーダも、近年はLSI化が進み、光学式エンコーダ本体部でセンサが出力したアナログ信号をデジタル信号処理の後、デジタル化された位置情報を差動平衡伝送路に伝送する構成である。
ところで、高速、高精度な光学式エンコーダでは、光学部品を使い180°相反した2つの信号を得る。その180°相反した2つの信号が、それぞれ別の光電変換素子で電気信号に変換される。
光電変換素子としては、フォトダイオードやPinフォトダイオードが用いられ、光の強弱に応じた光電流を得る。フォトダイオードなどの光電変換素子には、比較的低抵抗な終端抵抗が接続され、それぞれの光電変換素子が検出した信号が電圧モードに変換される。そして、それぞれの光電変換素子と終端抵抗との間から引き出した電圧モードの信号が、差動平衡伝送路を構成する一方の信号線と他方の信号線で伝送される。このように差動平衡伝送路を使用して伝送することで、耐ノイズ性が高い伝送が可能になる。
図7は、従来の位置検出装置が備える光電変換素子に接続される回路の構成例である。
図7に示す位置検出装置は、光電変換素子として2つのフォトダイオードPD1,PD2を備える。それぞれのフォトダイオードPD1,PD2は、直流電源+Bと接地電位部GNDとの間に接続される。各フォトダイオードPD1,PD2と接地電位部GNDとの間には、終端抵抗R1,R2が接続される。2つの終端抵抗R1,R2を接続した中間点xが、接地電位部GNDと接続される。
2つのフォトダイオードPD1,PD2は、位置検出用の相互に相反する光信号を受光し、受光レベルに対応したセンサ出力としての電流を得る。ここで、各フォトダイオードPD1,PD2に終端抵抗R1,R2が接続してあることで、各フォトダイオードPD1,PD2と各終端抵抗R1,R2との接続点から、センサ出力としての電流が電圧に変換されて取り出される。
各フォトダイオードPD1,PD2と各終端抵抗R1,R2との接続点に得られる信号は、区間a及び区間bの信号線で取り出され、その2つの信号線を近接させて配置した区間cを引き延ばして、電圧信号を検出する回路に供給する。2つの信号線が近接した区間cが、差動平衡伝送路になっている。
区間cの末端部分には、2つの信号線の間に終端抵抗R3が接続される。そして、その終端抵抗R3が接続された一方の信号線に、演算増幅器10の−側入力端が、抵抗R4を介して接続される。また、終端抵抗R3が接続された他方の信号線に、演算増幅器10の+側入力端が、抵抗R5を介して接続される。
演算増幅器10の−側入力端と出力端との間には、抵抗R6が接続される。また、演算増幅器10の+側入力端と接地電位部GNDとの間には、抵抗R7が接続される。
そして、演算増幅器10の出力端に得られる信号が、出力端子11に供給される。
このように演算増幅器10が接続してあることで、2つのフォトダイオードPD1,PD2から取り出された相互に相反する電圧信号が、逆相で加算された信号が増幅されて、出力端子11から取り出される。
ここで、2つのフォトダイオードPD1,PD2は、図7に示すようにある程度(例えば数cm程度)離れて配置されるため、2つのフォトダイオードPD1,PD2からの信号が近接するまでの区間a,bについても数cm程度の長さがある。この区間a,bは、差動平衡伝送路ではないため、不平衡状態でなる。この不平衡状態の区間a,bに外部からノイズが混入すると、ノーマルモードノイズとして受けてしまい、フォトダイオードPD1,PD2の出力信号にノイズが混入してしまう。例えば図7に示すように区間aの信号線にノイズNが外部から混入したとき、矢印で示す起電力eが発生し、抵抗R1と抵抗R2に逆方向の電流が発生して、出力信号にノイズが重畳されてしまう。したがって、従来の位置検出装置が備えるエンコーダは、耐ノイズ性が十分でなかった。
また、周波数の低い電磁誘導ノイズに対しては、一般的にシールド板の効果が低く、効果を上げるためには、厚いシールド板が必要となり装置の形状が大きくなると言う問題があった。
本発明は、位置検出装置の耐ノイズ性を向上させることを目的とする。
本発明は、相互に相反する位置検出用の信号を検出する第1及び第2のセンサを備えた位置検出装置である。
第1のセンサと第2のセンサとを共通の基準電位側と接続する第1の信号線と、第1のセンサの出力信号を検出信号伝送用の平衡伝送路の一方の信号線に供給する第2の信号線と、第2のセンサの出力信号を検出信号伝送用の平衡伝送路の他方の信号線に供給する第3の信号線とを備える。
そして、第1の信号線が、第2の信号線及び第3の信号線と近接するように配置し、これら第1の信号線と第2,第3の信号線で平衡伝送路となるようにした。
本発明によると、それぞれのセンサから引き出される信号線のほとんどの区間が平衡伝送路になる。したがって、耐ノイズ性を向上することができる。
本発明の一実施の形態による位置検出装置のセンサ配置例を示す図である。 本発明の一実施の形態による位置検出装置の例(例1)を示す構成図である。 本発明の一実施の形態による位置検出装置の例(例2)を示す構成図である。 本発明の一実施の形態による位置検出装置の例(例3)を示す構成図である。 本発明の一実施の形態による位置検出装置の例(例4)を示す構成図である。 本発明の一実施の形態による位置検出装置の例(例5)を示す構成図である。 従来の位置検出装置の例を示す構成図である。
以下、本発明の一実施の形態の例を、図1〜図6を参照して説明する。この図1〜図6において、従来例で説明した図7に対応する部分には同一符号を付す。
[1.センサの配置例]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態の例の位置検出装置のセンサの配置状態について説明する。
図1は、移動する回析格子をスケールとして用い、回析光を干渉させて回析格子の位置変化(移動距離)を検出する光学式位置検出装置のセンサの配置状態の例を示す図である。
図1に示すように、干渉光1がハーフミラー2に入射し、2つの干渉光1A,1Bに分離される。
2つに分けられた干渉光1A,1Bの内、干渉光1Aが、偏光ビームスプリッタ8に入射され、互いに90°隔てた方向に2分される。そして、その2分された光がセンサ8a,8bに入射される。2つのセンサ8a,8bに入射される光は、相互に相反する信号である。
また、ハーフミラー2で分けられた干渉光1Bについては、λ/4板5を介して偏光ビームスプリッタ9に入射され、互いに90°隔てた方向に2分される。そして、その2分された光がセンサ9a,9bに入射される。2つのセンサ9a,9bに入射される光についても、相互に相反する信号である。
そして、センサ8a,8bで検出した信号が、図2に示す回路に供給されて電圧信号として検出される。同様に、センサ9a,9bで検出した信号についても、図2に示す回路に供給されて電圧信号として検出される。
[2.位置検出装置の構成例(例1)]
次に、図2に示す一実施の形態の例(例1)の構成について説明する。図2に示す構成では、センサとしてフォトダイオードPD1,PD2を使用した例を示す。すなわち、図2に示したフォトダイオードPD1,PD2は、図1に示すセンサ8a,8b又はセンサ9a,9bに相当する。
図2に示す位置検出装置のそれぞれのフォトダイオードPD1,PD2は、直流電源+Bと接地電位部GNDとの間に接続される。各フォトダイオードPD1,PD2のアノード側と接地電位部GNDとの間には、終端抵抗R1,R2が接続される。2つの終端抵抗R1,R2は、信号線25で接続する。この信号線25は、配線基板20上に配線パターンで形成される。配線基板20は、例えばフレキシブル基板が使用される。この信号線25の特定箇所25aが、回路の接地電位部GNDに接続される。特定箇所25aは、図2の例では、例えば信号線21,23と信号線22,24とが接続される部分に設定する。この箇所で接地電位部GNDに接続するのは1つの例であり、その他の箇所で接続してもよい。直流電源+Bは、例えば3V,5V,10Vなどの電圧である。
2つのフォトダイオードPD1,PD2は、相互に180°相反する位置検出用の光信号を受光し、受光レベルに対応したセンサ出力としての電流を得る。そして、フォトダイオードPD1と終端抵抗R1との接続点から、センサ出力としての電流が電圧に変換された信号が信号線21に取り出される。信号線21には信号線22が接続される。また、フォトダイオードPD2と終端抵抗R2との接続点から、センサ出力としての電流が電圧に変換された信号が信号線23に取り出される。信号線23には信号線24が接続される。これらの信号線21〜24は、信号線25と同様に、配線基板20上に配線パターンで形成する。
ここで、信号線22と信号線24は、近接して配置され、差動平衡伝送路になっている。この2つの信号線22,24が近接して配置した部分が、図2に示す区間cである。
また、フォトダイオードPD1に接続された信号線21に近接して、信号線25の前半部分が配置される。この信号線21と信号線25とが近接して配置された部分が、図2に示す区間aである。
さらに、フォトダイオードPD2に接続された信号線23に近接して、信号線25の後半部分が配置される。この信号線23と信号線25とが近接して配置された部分が、図2に示す区間bである。
したがって、区間aでは、近接して配置された信号線21と信号線25とで平衡伝送路が構成される。
また、区間bでは、近接して配置された信号線23と信号線25とで平衡伝送路が構成される。なお、この例では、区間a内の信号線21の長さと、区間b内の信号線23の長さを等しくする。
区間aと区間bは、2つのフォトダイオードPD1,PD2の配置間隔に対応して、例えば数cm程度の距離である。区間cは、例えば数mなどの比較的長い距離である。
区間cの信号線22,24に接続される回路は、図7に示した回路と同じである。すなわち、2つの信号線22,24の間に終端抵抗R3が接続され、その終端抵抗R3が接続された一方の信号線22に、演算増幅器10の−側入力端が、抵抗R4を介して接続される。また、終端抵抗R3が接続された他方の信号線24に、演算増幅器10の+側入力端が、抵抗R5を介して接続される。
演算増幅器10の−側入力端と出力端との間には、抵抗R6が接続される。また、演算増幅器10の+側入力端と接地電位部GNDとの間には、抵抗R7が接続される。
そして、演算増幅器10の出力端に得られる信号が、出力端子11に供給される。
この図2に示す構成の場合、区間cの信号線22,24が差動平衡伝送路である点は図7に示す従来例と同じであるが、2つのフォトダイオードPD1,PD2から引き出された区間a,bの信号線21,23についても、基準電位である接地電位GNDと接続するための信号線25と近接して配置され、平衡伝送路になる。
このように、センサの出力信号を伝送するそれぞれの区間a,b,cが平衡伝送路で構成されることで、全ての区間が耐ノイズ性を持つ伝送路になる。したがって、位置検出装置として良好な耐ノイズ性が得られる。
[3.位置検出装置の構成例(例2)]
次に、図3に示す一実施の形態の例(例2)の構成について説明する。図3に示す構成では、区間a,b,cの各平衡伝送路を、ツイストペアケーブル30,40,50としたものである。
すなわち、フォトダイオードPD1のアノード側と終端抵抗R1との間に、ツイストペアケーブル30の一方の信号線31を接続する。また、ツイストペアケーブル30の他方の信号線32を、終端抵抗R1の接地電位側に接続する。このツイストペアケーブル30は、区間aに相当する。
さらに、フォトダイオードPD2のアノード側と終端抵抗R2との間に、ツイストペアケーブル40の一方の信号線41を接続する。また、ツイストペアケーブル40の他方の信号線42を、終端抵抗R2の接地電位側に接続する。このツイストペアケーブル40は、区間bに相当する。
そして、ツイストペアケーブル30の一方の信号線31が、別のツイストペアケーブル50の一方の信号線51に接続される。また、ツイストペアケーブル40の一方の信号線41が、ツイストペアケーブル50の他方の信号線52に接続される。ツイストペアケーブル50は、区間cに相当する。
区間aのツイストペアケーブル30の信号線32と、区間bのツイストペアケーブル40の信号線42とは、接続点32aで接続される。この接続点32aが、接地電位部GND回路に接続される。
そして、ツイストペアケーブル50の信号線51,52が、終端抵抗R3と抵抗R4,R5を介して演算増幅器10に接続される。
この図3に示す構成としたことで、全ての区間a,b,cがツイストペアケーブルによる平衡伝送路になる。ツイストペアケーブルは、誘導ノイズを受けても0.5ターン毎に磁界を受ける方向が逆になり、結果的に1ターン毎に打ち消し合う。このため、ツイストペアケーブルは、ノイズの影響を全く受けなくなる。
[4.位置検出装置の構成例(例3)]
次に、図4に示す一実施の形態の例(例3)の構成について説明する。図4に示す構成では、区間a,b,cの各平衡伝送路を、ツイストペアケーブル30,40,50とした上で、各フォトダイオードPD1,PD2と各終端抵抗R1,R2の直列回路と並列に、デカップリングコンデンサC1,C2を接続したものである。
すなわち、フォトダイオードPD1と終端抵抗R1の直列回路と並列に、デカップリングコンデンサC1を接続する。また、フォトダイオードPD2と終端抵抗R2の直列回路と並列に、デカップリングコンデンサC2を接続する。
図4のその他の部分は、図3に示す回路と同様に構成する。
この図4に示すようにデカップリングコンデンサC1,C2を設けることで、電源に対するノイズの影響を低減することができる。
[5.位置検出装置の構成例(例4)]
次に、図5に示す一実施の形態の例(例4)の構成について説明する。図5に示す構成では、区間a,b,cの各平衡伝送路を、ツイストペアケーブル30,40,50とし、デカップリングコンデンサC1,C2を接続する点は図4の例と同じである。さらに図5の例では、フォトダイオードPD1、PD2に直流電源+Bを供給する信号線と接地電位部GND回路と接続する信号線についても、ツイストペアケーブル60を使用したものである。
すなわち、2つのツイストペアケーブル30,40の信号線32,42の接続点32aが、ツイストペアケーブル60の一方の信号線61に接続される。また、フォトダイオードPD1、PD2のカソード側が、ツイストペアケーブル60の他方の信号線62に接続される。
ツイストペアケーブル60の一方の信号線61の端部は、抵抗R7の接地電位接続部に共通に接続される。また、ツイストペアケーブル60の他方の信号線62の端部は、直流電源+B側に接続される。
図5のその他の部分は、図4に示す回路と同様に構成する。
この図5に示すように電源供給用の信号線と接地電位接続用の信号線についても、ツイストペアケーブルを使用したことで、電源に対するノイズの影響を軽減することができる。
[6.位置検出装置の構成例(例5)]
次に、図6に示す一実施の形態の例(例5)の構成について説明する。この図6に示す構成では、フォトダイオードPD1、PD2に、電流電圧変換増幅器71,72を接続し、この電流電圧変換増幅器71,72の出力をツイストペアケーブル30,40,60で伝送するようにしたものである。
すなわち、フォトダイオードPD1のアノード側に、電流電圧変換増幅器71を接続する。この電流電圧変換増幅器71の−入力端と出力端との間に抵抗R8を接続し、出力端に、区間aのツイストペアケーブル30の一方の信号線31を接続する。また、電流電圧変換増幅器71の+入力端に、区間aのツイストペアケーブル30の他方の信号線32を接続する。フォトダイオードPD1のカソード側には、直流電源+Bを供給する。
また、フォトダイオードPD2のアノード側に、電流電圧変換増幅器72を接続する。この電流電圧変換増幅器72の−入力端と出力端との間に抵抗R9を接続し、出力端に、区間bのツイストペアケーブル40の一方の信号線41を接続する。また、電流電圧変換増幅器72の+入力端に、区間bのツイストペアケーブル40の他方の信号線42を接続する。フォトダイオードPD2のカソード側には、直流電源+Bを供給する。
区間aのツイストペアケーブル30の一方の信号線31と、区間bのツイストペアケーブル40の一方の信号線41とは、区間cのツイストペアケーブル50の信号線51,52に接続する。
また、区間aのツイストペアケーブル30の他方の信号線32と、区間bのツイストペアケーブル40の他方の信号線42とは、接続点32aで共通に接続し、その接続点32aを接地電位部GNDに接続する。
この図6に示すように電流電圧変換増幅器71,72を使用した場合にも、ツイストペアケーブルを使用したことでノイズの影響を軽減することができる。
[7.変形例]
なお、上述した実施の形態では、光信号を受光するセンサとして、フォトダイオードを使用した例を示した。これに対して、その他のセンサを使用してもよい。例えば、フォトダイオードは、Pinフォトダイオードを使用してもよい。あるいは、アバランシュフォトダイオードを使用してもよい。
また、上述した実施の形態では、フォトダイオード(センサ)から引き出した信号線(図2の信号線21,23や図3の信号線31,41)と隣接して配置される信号線(図2での信号線25や図3での信号線32,42)は、接地電位部GNDと接続される信号線とした。これに対して、例えば直流電源+Bが供給される信号線を、図2での信号線21,23と近接して配置したり、あるいは、図3での信号線31,41とツイストペアケーブルとなるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、ツイストペアケーブルを使用した例を示した。ツイストペアケーブルは、2つの導線を撚り合わせたケーブルであるが、例えばフレキシブル基板などのプリント配線基板を使用して、ツイストペアケーブルと同様に信号線(導線)が一定間隔で交互に反転する平衡伝送路を形成するようにしてもよい。この場合には、例えばプリント配線基板の表面と裏面などの複数の層を利用することで、2つの信号線の位置を交互に反転させる形状に形成することができる。
また、上述した実施の形態では、図1に示したような光学式位置検出装置が備えるセンサから検出信号を得る構成に適用した。これに対して、その他の位置検出装置のセンサから信号を検出する構成に適用してもよい。
例えば、磁気スケールを備えた位置検出装置において、その磁気スケール上を移動する磁気センサ(磁気ヘッド)から信号を検出する構成に適用してもよい。この場合には、例えば図2や図3などに示したフォトダイオードPD1,PD2の代わりに、磁気の強弱に応じて抵抗値が変化する2つの磁気抵抗素子を接続する。この2つの磁気抵抗素子は、相互に相反する磁気の強弱を検出する。そして、磁気抵抗素子を介して得られた信号を、図2に示した平衡伝送路や図3に示したツイストペアケーブルで伝送する。
このようにすることで、磁気式の位置検出装置においても、耐ノイズ性を向上させることができる。
さらに別の構成の位置検出装置に適用してもよい。例えば、プリンタが備える印字ヘッドの位置を光学センサなどで検出する場合にも、その光学センサの検出出力を図2に示した平衡伝送路や図3に示したツイストペアケーブルで伝送するようにしてもよい。
1…干渉光、2…ハーフミラー、5…λ/4板、8,9…偏光ビームスプリッタ、8a,8b,9a,9b…センサ、10…差動増幅器、11…出力端子、20…配線基板、30,40,50,60…ツイストペアケーブル、71,72…電流電圧変換増幅器、PD1,PD2…フォトダイオード、R1,R2,R3…終端抵抗

Claims (6)

  1. 相互に相反する位置検出用の信号を検出する第1及び第2のセンサと、
    前記第1のセンサと前記第2のセンサとを、共通の基準電位側と接続する第1の信号線と、
    前記第1のセンサの出力信号を、検出信号伝送用の平衡伝送路の一方の信号線に供給する第2の信号線と、
    前記第2のセンサの出力信号を、検出信号伝送用の平衡伝送路の他方の信号線に供給する第3の信号線とを備え、
    前記第1の信号線を、前記第2の信号線及び前記第3の信号線と近接して配置し、平衡伝送路になるようにした
    位置検出装置。
  2. 前記第1、第2及び第3の信号線とで構成される平衡伝送路を、ツイストペア状の導体で構成した
    請求項1記載の位置検出装置。
  3. さらに、前記第1及び第2のセンサに電源電圧を供給する第4の信号線と、
    前記第1の信号線の途中に接続され、基準電位側と接続される第5の信号線とを備え、
    前記第4の信号線と前記第5の信号線とを近接して配置し、平衡伝送路になるようにした
    請求項2記載の位置検出装置。
  4. 前記第1及び第2のセンサは光センサであり、それぞれの光センサに終端抵抗を接続し、それぞれの光センサで受光光量に応じて得られる電流を前記終端抵抗で電圧に変換した信号を、前記第2の信号線及び前記第3の信号線で検出信号伝送用の平衡伝送路に供給する
    請求項1記載の位置検出装置。
  5. 前記第1及び第2のセンサは、光センサと、該光センサで受光光量に応じて得られる電流を電圧変換する電流電圧変換増幅器とを備え、
    それぞれの電流電圧変換増幅器で電圧に変換した信号を、前記第2の信号線及び前記第3の信号線で検出信号伝送用の平衡伝送路に供給する
    請求項1記載の位置検出装置。
  6. 前記第1及び第2のセンサは、磁気の強弱に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子であり、それぞれの磁気抵抗素子を介して得られた出力信号を、
    前記第2の信号線及び前記第3の信号線で検出信号伝送用の平衡伝送路に供給する
    請求項1記載の位置検出装置。
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