JP5968165B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側からプラテンに対して押さえ付け、印字データに応じて前記インクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字するサーマルヘッドを有し、印字終了後に、サーマルヘッドの前記プラテンに対する押さえを解除してインクリボンの送りを停止させる熱転写記録装置に関する。
従来、特許文献1に記載される熱転写記録装置(印字装置)が知られている。この種の熱転写記録装置では、一般に、サーマルヘッドが、重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側からプラテンローラに対して押さえ付け、印字データに従ってインクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字する。そして、印字が終了すると、サーマルヘッドの前記プランテンローラに対する押さえを解除してインクリボンの送りを停止させる。例えば、台紙に複数のラベルが順次仮着された用紙の各ラベルに印字する場合では、各ラベルに対する印字が終了する毎に、サーマルヘッドのプラテンローラに対する押さえを解除してインクリボンを停止させ、用紙だけを送って、次のラベルの印字開始位置がプラテンローラ上に達するタイミングにてサーマルヘッドが用紙及びインクリボンを押さえ付け、インクリボンと用紙との重ねられた状態での送りが再開される。
このように、印字終了後にサーマルヘッドのプラテンローラへの押えを解除してインクリボンの送りを停止させることにより、印字動作を行っていない間のインクリボンの無駄な消費を低減させることができる。
特開2004−17609号公報
ところで、冷時剥離タイプのインクリボンを用いた熱転写記録装置では、印字終了後、重ねられた状態で用紙及びインクリボンを所定距離送ってインクリボンをある程度冷やしてから、サーマルヘッドのプラテン(プラテンローラ)に対する押えを解除し、そのインクリボンの送りを停止させて、用紙からインクリボンを剥離する剥離プレートにてインクリボンを転向させて用紙から当該インクリボンを剥離している。これにより、最終印字部分の印字終了後、インクリボンが前記所定距離搬送される間に冷却され、その後、サーマルヘッドのプラテンに対する押えが解除されて送りの停止されたインクリボンが用紙から適正に剥離され得る。
しかしながら、サーマルヘッドとプラテンとを離間させる機構の機械的な構造により、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始からサーマルヘッドのプラテンに対する押えが完全になくなる(押えの解除の完了)までにある程度の時間を要する。従って、上述したように、印字終了後、冷却のためにインクリボン及び用紙を用紙からインクリボンを剥離する剥離プレートまでの所定距離送り、その後、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除を開始させる場合、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了するまでインクリボンの送りを停止させることができないので、結局、印字終了後、インクリボンを停止して用紙から剥離できるまでに、前記所定距離より大きい距離だけインクリボンが送られてしまう。このため、印字に寄与しないインクリボンの量が大きくなって、インクリボンの有効な利用が妨げられる。更に、インクリボンの前記所定距離より余分に送られる距離は、印字速度が大きくなるほど大きく、印字に寄与することなく無駄になるインクリボンの量もその印字速度が大きくなるほど大きくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、印字終了後に、インクリボンの印字部分を冷却させるために用紙及びインクリボンのある程度の送りを確保しつつ、インクリボンを停止させるまでの無駄な送りを極力少なくすることのできる熱転写記録装置を提供するものである。
本発明に係る熱転写記録装置は、プラテン上を重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側から前記プラテンに対して押さえ付け、印字データに応じて前記インクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字するサーマルヘッドを有し、前記用紙への印字終了後に、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えを解除して前記インクリボンの送りを停止させる熱転写記録装置であって、印字終了から前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除完了までに前記用紙及びインクリボンが所定距離送られるように、前記用紙及び前記インクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御するタイミング制御手段を有する構成となる。
このような構成により、印字終了からサーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了するまでの間に用紙及びインクリボンが所定距離送られるように、前記サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始のタイミングが、前記用紙及び前記インクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて制御されるので、印字終了後、用紙及びインクリボンが所定距離送られた時点で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了してインクリボンの送りを停止させることができる。
本発明に係る熱転写記録装置において、前記タイミング制御手段は、前記印字速度が所定速度以上である場合に、前記印字終了のタイミングに、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除を開始させる構成とすることができる。
印字速度が所定以上で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除からその完了までの時間に、用紙及びインクリボンが前記所定距離以上に送られてしまう場合に、印字終了のタイミングでサーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が開始されるので、印字終了後、用紙及びインクリボンが前記所定距離以上であっても該所定距離にできるだけ近い距離送られた時点で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了してインクリボンの送りを停止させることができる。
また、本発明に係る熱転写記録装置は、プラテン上を重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側から前記プラテンに対して押さえ付け、印字データに応じて前記インクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字するサーマルヘッドを有し、前記用紙への印字終了後に、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えを解除して前記インクリボンの送りを停止させる熱転写記録装置であって、前記用紙及び前記インクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて、前記印字終了後における前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御するタイミング制御手段を有し、前記タイミング制御手段は、前記印字の終了から前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除完了までに前記用紙及び前記インクリボンが所定距離送られるように、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御する構成となる。
このような構成により、印字終了後におけるサーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始のタイミングが用紙及びインクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて制御されるので、印字終了からサーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除完了までの間に用紙及びインクリボンが送られる距離を、種々の印字速度において、ある距離にそろえることができる。従って、種々の印字速度において、その印字終了後、用紙及びインクリボンが、冷却等の観点から適当であるとして定められたある距離送られた時点で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了してインクリボンの送りを停止させることができる。また、種々の印字速度において、その印字終了からサーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了するまでの間に用紙及びインクリボンが所定距離送られるように、前記サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始のタイミングが、前記用紙及び前記インクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて制御されるので、種々の印字速度において、その印字終了後、用紙及びインクリボンが所定距離送られた時点で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了してインクリボンの送りを停止させることができる。
本発明に係る熱転写記録装置において、前記タイミング制御手段は、前記印字速度が大きくなるほど、前記印字の終了タイミングからの遅れが少なくなるように、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始タイミングを制御する構成とすることができる。
このような構成により、印字速度が大きく、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始から解除完了までに、用紙及びインクリボンの送り距離が比較的大きいものであっても、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始タイミングがより印字終了のタイミングに近づくので、印字終了から前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除完了までに送られてしまう用紙及びインクリボンの距離を抑えることができる。
本発明に係る熱転写記録装置によれば、印字終了後、用紙及びインクリボンが所定距離送られた時点で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了してインクリボンの送りを停止させることができるので、印字終了後に、インクリボンの印字部分を冷却させるために用紙及びインクリボンの所定距離の送りを確保しつつ、インクリボンを停止させるまでの無駄な送りを極力少なくすることができる。
また、本発明に係る熱転写記録装置によれば、種々の印字速度において、その印字終了後、用紙及びインクリボンが、冷却等の観点から適当であるとして定められたある距離送られた時点で、サーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除が完了してインクリボンの送りを停止させることができるので、種々の印字速度において、印字終了後に、インクリボンの印字部分を冷却させるために用紙及びインクリボンのある距離の送りを確保しつつ、インクリボンを停止させるまでの無駄な送りを極力少なくすることができる。
本発明の実施の一形態に係る熱転写記録装置の構成を示す図である。 図1に示す熱転写記録装置において、サーマルヘッドのプラテンローラに対する押えが解除された状態を示す図である。 図1に示す熱転写記録装置における印字及びサーマルヘッドの印字位置と退避位置との間の移動タイミング制御の一例を示すタイミングチャートである。 印字終了時からの経過時間と用紙及びインクリボンの送り量との関係を、印字速度をパラメータにして示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の一態様に係る熱転写記録装置は、図1及び図2に示すように構成される。
図1において、所定間隔にて配列された複数のラベルLbが台紙に仮着されてなる用紙Sが、供給リール11から繰り出されて、ガイドローラ12、プラテンローラ13及び一対の挟持ローラ14a、14bを通り、挟持ローラ14a、14bの回転駆動によりその用紙Sが搬送される。また、供給リール15から繰り出されるインクリボンIRbがガイドローラ16及びプラテンローラ13を通って巻き取りリール17に巻き取られている。
プラテンローラ13に対向してサーマルヘッド20が配置され、サーマルヘッド20は、基端部が軸22によって搖動自在に支持された支持部材21の先端部に固定されている。支持部材21の先端部に固定されたサーマルヘッド20とプラテンローラ13との間を重ねられた状態の用紙S及びインクリボンIRbが通っている。支持部材21の先端には、剥離プレート26が設けられており、サーマルヘッド20(支持部材21)とプラテンローラ13との間を通過したインクリボンIRbが剥離プレート26によって押さえ付けられるようになっている。サーマルヘッド20の感熱素子(印字素子)の位置と剥離プレート26までの距離が所定距離Lsetに設定されている。
支持部材21のプラテンローラ13側の面と逆側の面にカム23の弧状カム面が当接している。カム23は、軸24によって搖動自在に支持されている。アクチュエータ31(例えば、モータ)の動力が動力伝達系(図示略)を介して軸24に回転力として伝達し、その回転力によりカム23が軸24を中心にして搖動するようになっている。支持部材21は、スプリング25の引っ張り力によってカム23の弧状カム面への当接状態が維持されている。カム23が図1に示す状態にあるときには、カム23によって押さえ付けられる支持部材21の先端部に固定されたサーマルヘッド20が、重ねられた状態で送られる用紙S及びインクリボンIRbを該インクリボンIRb側からプラテンローラ13に押え付ける。このサーマルヘッド20の位置を、例えば、印字位置という。カム23が図2に示す状態にあるときには、スプリング25によってカム23への当接状態が維持される支持部材21の先端部に固定されたサーマルヘッド20がプラテンローラ13から離間され、インクリボンIRbが、支持部材21の先端に設けられた剥離プレート26に沿うことによってサーマルヘッド20から離れつつ、用紙Sからも離れた状態となる。このサーマルヘッド20の位置を、例えば、退避位置という。
制御ユニット30は、カム23が図1に示す状態と、図2に示す状態との間で回動するように、即ち、サーマルヘッド20が印字位置と退避位置との間で移動するように、アクチュエータ31の駆動制御を行う。アクチュエータ31が駆動を開始して、図1に示す状態にあるカム23が搖動を開始すると、印字位置にあるサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除が開始される。そして、カム23が図2に示す状態まで搖動すると、サーマルヘッド23のプラテンローラ13に対する押えの解除が完了して、当該サーマルヘッド23が退避位置となる。この場合、アクチュエータ31が駆動を開始して印字位置にあるサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除が開始してから、その解除が完了してサーマルヘッド20が退避位置となるまでに、一定時間Δtcを要する。
このような熱転写記録装置では、印字位置にあるサーマルヘッド20が、重ねられて送られる用紙SのラベルLb及びインクリボンIRbを該インクリボンIRb側からプラテンローラ13に押え付け(図1参照)、印字データに応じてインクリボンIRbからインクをラベルLbに熱転写して印字する。そして、図3に示すように、ラベルLbへの印字が終了する(時刻t0)毎に、制御ユニット30の駆動制御に従ったアクチュエータ31の動作に基づいたカム23の搖動により、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えが解除されて(時刻t1〜時刻t2)、サーマルヘッド20が退避位置(図2参照)に移動する(時刻t2)。このようにしてサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えが解除されることに伴って、インクリボンIRbの送りが停止され(時刻t2)、インクリボンIRbが用紙Sから離される。そして、用紙Sが継続して送られて、次のラベルLbへの印字開始位置がプラテンローラ13上に達するタイミング(時刻t4)にサーマルヘッド20が印字位置となるようにアクチュエータ31が退避位置から印字位置へ移動に要する時間の前のタイミング(時刻3)で、制御ユニット30の駆動制御に従ったアクチュエータ31の動作に基づいたカム23の搖動により、サーマルヘッド20が、印字位置まで移動して、インクリボンIRb及び用紙SのラベルLbをプラテンローラ13に対して押さえ付け、インクリボンIRb及び用紙Sの重ねられた状態での送りが再開され(時刻t4)、その後、サーマルヘッド20によるラベルLbへの印字がなされる。なお、図3に示すタイミングチャートにおける、印字終了(時刻t0)後、サーマルヘッド20のプラテンンローラ13に対する押えの解除の開始(時刻t1)から解除の完了(時刻t2)までの詳細な動作については後述する。
上記のようなサーマルヘッド30の印字位置と退避位置(押え解除の完了)との間での移動がなされる際に、制御ユニット30は、印字速度(用紙S及びインクリボンIRbの送り速度)に応じて、サーマルヘッド30のプラテンローラ13に対する押えの解除(アクチュエータ31の駆動開始)のタイミングを制御する(タイミング制御手段)。具体的には、印字終了からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除完了(サーマルヘッド20の退避位置に対応)までに、用紙S及びインクリボンIRbが所定距離Lset送られるように、印字速度Vに応じて、サーマルヘッド20の押えの解除開始タイミングが制御される。前記所定距離Lsetは、例えば、ラベルLbの最終印字部分がサーマルヘッド20で熱転写された後に用紙SからインクリボンIRbを剥離する剥離プレート26を完全に通過すると見込まれる距離(例えば、7mm)に設定される。
更に、具体的には、図4に示すように、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始のタイミングが制御される。
図4に示すように、印字終了(時刻t0)からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始までの時間(Δt(V))に用紙S及びインクリボンIRbが送られる距離と、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了までに要する一定時間Δtcに用紙S及びインクリボンIRbの送られる距離との和が前記所定距離Lsetとなるように、印字速度Vに応じてサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始のタイミングが制御される。例えば、印字速度V=Vaの場合、時刻t0での印字終了からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始までの時間(Δt(Va))に用紙S及びインクリボンIRbが送られる距離L1と、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了までに要する一定時間Δtcaの間に用紙S及びインクリボンIRbの送られる距離との和が前記所定距離Lsetとなるように、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始のタイミングが時刻t1aに制御される。この場合、印字終了の時刻t0からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除完了(サーマルヘッド20の退避位置に対応)の時刻t2aまでに用紙S及びインクリボンIRbが所定距離Lset送られる。また、印字速度Vが前記Vaより大きいVbの場合も同様に、時刻t0での印字終了からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始までの時間(Δt(Vb))に用紙S及びインクリボンIRbが送られる距離L2と、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了まえに要する一定時間Δtcbの間に用紙S及びインクリボンIRbの送られる距離との和が前記所定距離Lsetとなるように、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始のタイミングが時刻t1bに制御される。この場合も、印字終了の時刻t0からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除完了(サーマルヘッド20の退避位置に対応)の時刻t2bまでに用紙S及びインクリボンIRbが所定距離Lset送られる。
また、印字速度Vが前記Vbより大きいVcで、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了までに要する一定時間Δtc=Δtccの場合は、時刻t0での印字終了からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始までの時間(Δt(V))は必要なくなり、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了までに要する一定時間Δtccの間に用紙及びインクリボンIRbの送られる距離が前記所定距離Lsetとなり、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始のタイミングが時刻t0に制御される。
前記Va、Vb、Vcより大きく、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了までの一定時間Δtcに、用紙S及びインクリボンIRbが前記所定距離Lset以上の距離送られてしまうほどの印字速度V=Vdの場合、印字終了の時点t0で、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除を開始させる。この場合、印字終了の時刻t0からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除完了(サーマルヘッド20の退避位置に対応)の時刻t2cまでに用紙S及びインクリボンIRbが所定距離Lset以上の距離L4送られる。
上述した熱転写記録装置によれば、図3に示すように、印字終了の時刻t0から、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から一定時間Δtc後となるその解除が完了する時刻t2までの間に、用紙S及びインクリボンIRbが所定距離Lset送られるように、印字終了の時刻t0からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始の時刻t1までの時間Δt(V)が、用紙S及び前記インクリボンIRbの送りに応じた印字速度Vに基づいて制御されるので、種々の印字速度(図3における、Va、Vb、Vc参照)において、印字終了(時刻t0)後、用紙S及びインクリボンIRbが所定距離Lset送られた時点t2で、サーマルヘッド20のプラテンに対する押えの解除が完了(サーマルヘッド20の退避位置への移動が完了)してインクリボンIRbの送りを停止させることができる。従って、印字終了後に、インクリボンIRbの印字部分を冷却させるために用紙S及びインクリボンIRbのある程度の送り(例えば、所定距離Lsetの送り)を確保しつつ、インクリボンIRbを停止させるための無駄な送りを極力少なくすることができる。
また、印字終了(図3及び図4における時刻t0)後におけるサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始のタイミング(図3における時刻t1及びΔt(V)参照)が用紙S及びインクリボンIRbの送りに応じた印字速度Vに基づいて制御されるので、印字終了からサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除完了までの間に用紙S及びインクリボンIRbが送られる距離を、種々の印字速度(図4におけるVa、Vb、Vc参照)において、所定距離Lsetにそろえることができる。従って、種々の印字速度Vにおいて、その印字終了後、用紙及びインクリボンが、冷却等の観点から適当であるとして定められた所定距離Lset送られた時点で、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除が完了してインクリボンIRbの送りを停止させることができる。従って、種々の印字速度において、印字終了後に、インクリボンの印字部分を冷却させるために用紙及びインクリボンのある距離の送りを確保しつつ、インクリボンを停止させるまでの無駄な送りを極力少なくすることができる。
更に、印字速度Vが、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除開始から解除完了までの一定時間Δtcに、用紙S及びインクリボンIRbが前記所定距離Lset以上の距離送られてしまうほど、大きい場合(図4におけるVd参照)、印字終了の時点でサーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除を開始させているので、印字終了後、用紙S及びインクリボンIRbが前記所定距離Lset以上であっても該所定距離Lsetにできるだけ近い距離(図4における距離L4)送られた時点(図4における時刻t2c)で、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押えの解除が完了してインクリボンIRbの送りを停止させることができる。
前述した熱転写記録装置では、サーマルヘッド20のプラテンローラ13に対する押え、及びその解除は、サーマルヘッド20を移動させるものであったが、プラテンローラ13を移動させるものであってもよい。
前記所定距離Lsetは、ラベルLbの最終印字部分がサーマルヘッド20で熱転写された後に用紙からインクリボンIRbを剥離する剥離プレート26を完全に通過すると見込まれる距離に設定されたが、これに限られず、印字後のインクリボンIRbの冷却等の観点から適当であるとされるある距離に決めることができる。
前述した熱転写記録装置は、ラベルプリンタであったが、これに限られず、サーマルヘッドが、重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側からプラテンに対して押さえ付け、印字データに従ってインクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字する構造のものであればよい。
また、1枚のラベルLb中、あるいは、印字すべき用紙中で、印字領域に続く空白領域が長く、印字途中でサーマルヘッドを印字位置から退避位置に移動させる場合にも、前述したのと同様にサーマルヘッドのプラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御することが有効である。
本発明に係る熱転写記録装置は、印字終了後に、インクリボンの印字部分を冷却させるために用紙及びインクリボンのある程度の送りを確保しつつ、インクリボンを停止させるまでの無駄な送りを極力少なくすることができるという効果を有し、サーマルヘッドが、重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側からプラテンに対して押さえ付け、印字データに従ってインクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字する構造の、所謂、サーマルプリンタ等として有用である。
11 供給リール
12 ガイドローラ
13 プラテンローラ
14a、14b 挟持ローラ
15 供給リール
16 ガイドローラ
17 巻き取りリール
20 サーマルヘッド
21 支持部材
22 軸
23 カム
24 軸
25 スプリング
30 制御ユニット30
31 アクチュエータ

Claims (4)

  1. プラテン上を重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側から前記プラテンに対して押さえ付け、印字データに応じて前記インクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字するサーマルヘッドを有し、前記用紙への印字終了後に、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えを解除して前記インクリボンの送りを停止させる熱転写記録装置であって、
    印字終了から前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除完了までに前記用紙及びインクリボンが所定距離送られるように、前記用紙及び前記インクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御するタイミング制御手段を有する熱転写記録装置。
  2. 前記タイミング制御手段は、前記印字速度が所定速度以上である場合に、前記印字終了のタイミングに、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除を開始させる請求項1記載の熱転写記録装置。
  3. プラテン上を重ねられた状態で送られる用紙及びインクリボンを該インクリボン側から前記プラテンに対して押さえ付け、印字データに応じて前記インクリボンからインクを前記用紙に熱転写して印字するサーマルヘッドを有し、前記用紙への印字終了後に、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えを解除して前記インクリボンの送りを停止させる熱転写記録装置であって、
    前記用紙及び前記インクリボンの送りに応じた印字速度に基づいて、前記印字終了後における前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御するタイミング制御手段を有し、
    前記タイミング制御手段は、前記印字の終了から前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除完了までに前記用紙及び前記インクリボンが所定距離送られるように、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始のタイミングを制御する熱転写記録装置。
  4. 前記タイミング制御手段は、前記印字速度が大きくなるほど、前記印字の終了タイミングからの遅れが少なくなるように、前記サーマルヘッドの前記プラテンに対する押えの解除開始タイミングを制御する請求項3記載の熱転写記録装置。
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