JP5964378B2 - 過給機 - Google Patents

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Description

本開示は、回転中の羽根車の温度上昇を抑制可能な過給機に関する。
排気タービン過給機は内燃機関から排出される排ガスで駆動される排気タービンの動力で遠心圧縮機を回転させ、内燃機関に圧縮空気を送り込む装置である。遠心圧縮機の羽根車で圧縮された空気は高温となり、一部は羽根車の背面側に回り込む。これを防止するため、従来、羽根車の背面と軸受ハウジングの静止壁との間にラビリンスシールなどのシール部材を設けている。
ラビリンスシールの狭隘な流路では、漏れ流れは軸受ハウジングの静止壁と回転する羽根車の背面とによって強いせん断力を受けて加熱され、さらに高温となる。これによって、ラビリンスシールが高温となり、ラビリンスシールの熱が羽根車に伝達し、羽根車の背面温度が上昇する。
羽根車の材料として、低コスト及び良好な切削性から一般にアルミ合金が用いられている。しかし、遠心圧縮機の高圧力比化が進んでいる現状では、羽根車の背面温度が上昇しており、羽根車には回転による遠心力が加わることで、羽根車のクリープ変形が進む懸念がある。
そこで、従来、運転中に羽根車を冷却するための種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、羽根車の背面に配置されるコンプレッサインペラ側シールドプレートの
上部に冷却用潤滑油を吹き付ける手段と、コンプレッサインペラ側シールドプレート背面に形成された冷却空間に冷却用潤滑油を供給する構成とが開示されている。
また、特許文献2には、羽根車の背面に対向する軸受ハウジングの部位に冷却水を流通させる冷却水路を円周方向に設けた構成が開示されている。
さらに、特許文献3には、ラビリンスシールに冷却空気を供給する環状空間を形成した構成が開示されている。
特開2008−248706号公報 特開2009−243299号公報 特開2012−082689号公報
特許文献1に開示された吹き付け手段では、排気タービン過給機に供給される冷却用潤滑油の一部がコンプレッサインペラ側シールドプレートの上部に吹き付けられるのみであり、コンプレッサインペラ側シールドプレートの上部を十分に冷却しようとした場合、多量の冷却用潤滑油を排気タービン過給機に供給する必要がある。
また、特許文献2及び3に開示された手段は、軸受ハウジングやラビリンスシールに冷却空間を形成し、かつ該冷却空間に冷却水や冷却空気を供給するための通路を形成する必要がある。そのため、軸受ハウジングやラビリンスシールの形状が複雑になり、排気タービン過給機の製造が高コストとなる問題がある。
本発明の少なくとも一実施形態は、かかる従来技術の課題に鑑み、ヘッドタンクに一時貯留された潤滑油を利用することで、簡易かつ低コストな手段で、羽根車の温度上昇を防止することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る過給機は、
回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
前記ヘッドタンクに貯留された潤滑油と前記ラビリンスシール板との間の熱伝達を促進するように構成された熱伝達促進手段と、
を備える。
前記構成(1)によれば、熱伝達促進手段によってラビリンスシール板とヘッドタンクに貯留された潤滑油との間の熱伝達を促進することができる。ヘッドタンクには一時的に多量の潤滑油が貯留されており、多量の潤滑油を用いてラビリンスシールを冷却することができる。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシールの温度上昇を抑制できる。これによって、羽根車の温度上昇を防止し、クリープ進展を抑止できる。
ここで言う「ヘッドタンク」とは、レセス、空隙、通路とは異なり、過給機の軸受などの部位に供給され、これらの被冷却部位を冷却するのに十分な量の潤滑油を貯留可能な容量を有するものである。
また、ヘッドタンクに貯留される潤滑油とラビリンスシール板との間の熱伝達によりラビリンスシール板を冷却するようにしているので、冷却水や冷却空気の通路を設ける必要が無い。このため、簡易且つ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を防止し、クリープ進展を抑止できる。
更に、ヘッドタンクを有している過給機であれば、大幅に設計変更することなく、熱伝達促進手段を容易且つ低コストにて設けることができる。
(2)幾つかの実施形態では、前記構成(1)において、
前記ラビリンスシール板は前記ヘッドタンクに接するとともに、
前記熱伝達促進手段は、
前記ヘッドタンクの内面に形成された凹凸部によって構成されている。
前記構成(2)によれば、ヘッドタンクの内面に凹凸部を形成することで、ラビリンスシール板が接したヘッドタンクの表面積を拡大し、該壁と潤滑油との間の熱伝達を促進できる。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
(3)幾つかの実施形態では、前記構成(2)において、
前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
前記複数の線状突起は、それぞれ水平方向に沿って延びている。
前記構成(3)によれば、凹凸部が水平方向に延びる線状突起によって形成されており、流下する潤滑油が線状突起に当たり乱流を形成する。これによって、潤滑油が撹拌されるので、撹拌効果によってヘッドタンクの壁と潤滑油との間の熱伝達を促進できる。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
(4)幾つかの実施形態では、前記構成(2)において、
前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
前記複数の線状突起は、それぞれ上下方向に沿って延びている。
前記構成(4)によれば、凹凸部が上下方向に延びる線状突起によって形成されているので、潤滑油は線状突起に沿ってスムーズに流下できるそのため、軸受などへの潤滑油の供給がスムーズに行われる。
(5)幾つかの実施形態では、前記構成(1)において、
前記熱伝達促進手段は、
前記ラビリンスシール板と一体に形成され、前記ヘッドタンクの内部に突出して潤滑油と接する放熱部によって構成されている。
前記構成(5)によれば、ラビリンスシール板と放熱部との間で熱伝導性を高くでき、そのため、ラビリンスシール板と潤滑油との間の熱伝達を促進できる。これによって、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
(6)幾つかの実施形態では、前記構成(1)〜(4)の何れか一つにおいて、
前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
前記熱伝達促進手段は、
前記ヘッドタンクの内部を延びる前記潤滑油供給管の部分に形成され、前記ヘッドタンクの壁に向けて開口した潤滑油供給口によって構成されている。
前記構成(6)によれば、潤滑油供給管からヘッドタンク内に供給される潤滑油は、ラビリンスシール板が接したヘッドタンクの壁に衝突する。この潤滑油の衝突流がヘッドタンクの壁の表面に形成された潤滑油の温度境界層を破壊するため、ヘッドタンクの壁と潤滑油との間の熱伝達が促進される。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を加熱を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係る過給機は、
回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する拡大部と、
を備える。
前記構成(7)によれば、前記拡大部に形成された円弧状空間に一時的に貯留された潤滑油とラビリンスシール板との間での熱伝達面積を拡大できるので、潤滑油とラビリンスシール板間の熱伝達を促進できる。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
(8)幾つかの実施形態では、前記構成(7)において、
前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する
前記拡大部は、内部にC字形状に延びている円弧状空間が形成されている。
前記構成(8)によれば、拡大部をC字形状に延設したことで、潤滑油とラビリンスシール板との間の熱伝達をさらに促進できる。
(9)幾つかの実施形態では、前記構成(7)又は(8)において、
前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
前記潤滑油供給管は、前記拡大部に接続されている。
前記構成(9)によれば、外部から比較的低温の潤滑油が拡大部に供給されるので、潤滑油によるラビリンスシール板の冷却効果を更に高めることができる。
(10)幾つかの実施形態では、前記構成(7)〜(9)の何れか一つにおいて、
前記軸受ハウジングに形成され、前記拡大部と前記軸受との間に延びる連通路を備えている。
前記構成(10)によれば、前記連通路を設けたことで、拡大部を流れる潤滑油の流速を常に一定以上に保持できる。そのため、円弧状空間を流れる潤滑油とラビリンスシール板との間の熱伝達を促進でき、ラビリンスシール板の冷却効果を向上できる。
(11)幾つかの実施形態では、前記構成(7)又は(8)において、
前記拡大部は、前記羽根車の背面に対向する開口を有し、
前記ラビリンスシール板は、前記拡大部の開口を閉塞している。
前記構成(11)によれば、拡大部が羽根車の背面に対向する開口を有することで、該開口がない場合と比べて拡大部の加工を容易かつ低コスト化できる。
また、ラビリンスシール板が円弧状空間の壁面を形成するため、ラビリンスシール板が潤滑油と直接接触し、ラビリンスシール板と潤滑油との間の熱伝達をさらに促進できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシールの温度上昇を抑制できる。そのため、羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑制できる。
一実施形態に係る排気タービン過給機の斜視図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す縦断面図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す縦断面図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す縦断面図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す縦断面図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す縦断面図である。 図6中のA―A線に沿う断面図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す縦断面図である。 図8中のB―B線に沿う断面図である。 一実施形態に係る熱伝達促進手段を示す一部拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
本発明を舶用排気タービン過給機に適用した一実施形態を図1及び図2基づいて説明する。図1は本実施形態に係る排気タービン過給機10の全体斜視図である。
図1に示すように、排気タービン過給機10は、遠心圧縮機11、軸受部12及び排気タービン13で構成されている。
遠心圧縮機11は、コンプレッサハウジング14と、ロータ軸16に固定された状態でコンプレッサハウジング14内に収容された羽根車18とを有し、羽根車18は放射状に設けられた複数の羽根18aを有している。
排気タービン13は、タービンハウジング20と、ロータ軸16に固定された状態でタービンハウジング20内に収容されたタービンディスク22とを有し、タービンディスク22には放射状に複数のタービン翼23が一体に設けられている。
軸受部12は、軸受ハウジング24と、軸受ハウジング24の内部で遠心圧縮機11側及び排気タービン13側の2箇所でロータ軸16を回転自在に支持するラジアル軸受26と、遠心圧縮機11側の1箇所でロータ軸16を支持するスラスト軸受28とを有している。
コンプレッサハウジング14は、ロータ軸16の軸線上に開口する入口開口14aと、外周面で接線方向に開口する出口開口を有する出口ケーシング14bを有している。
タービンハウジング20は、接線方向に開口する入口開口を有する入口ケーシング20aと、ロータ軸16の軸線上に開口する出口開口20bとを有している。
入口ケーシング20aの入口開口から流入した排ガスeはタービンディスク22及びロータ軸16を回転させ、出口開口20bから流出する。
ロータ軸16の回転によって羽根車18が回転し、羽根車18の回転によって入口開口14aから空気aが吸引され圧縮されて出口ケーシング14bの出口開口から吐出する。
ロータ軸16より上方の軸受ハウジング24の上側の部分に、潤滑油を一時貯留するように構成されたヘッドタンク30が一体に設けられている。ヘッドタンク30の上壁には潤滑油供給管32が接続されている。例えば、排気タービン過給機10の外部に、内燃機関本体(不図示)及び排気タービン過給機10に供給する潤滑油を貯留する潤滑油貯槽(不図示)が設けられ、該潤滑油貯槽から給油系統を介して該内燃機関本体及び排気タービン過給機10に潤滑油が供給される。排気タービン過給機10に供給される潤滑油は、潤滑油供給管32を介してヘッドタンク30に供給され、ヘッドタンク30に一時貯留される。
ヘッドタンク30の底部には潤滑油通路34が接続されている。潤滑油通路34はラジアル軸受26及びスラスト軸受28を通り、軸受ハウジング24の底部に形成された油溜り(不図示)に連通している。
ヘッドタンク30の底壁に形成された開口30a(図2参照)を介して潤滑油通路34に流下した潤滑油rはラジアル軸受26及びスラスト軸受28を通り、これら軸受の潤滑に供した後前記油溜りに流下する。該油溜りに流下した潤滑油は出口配管36から前記潤滑油貯槽に戻され、その後冷却などの処理をして循環使用される。従って、ヘッドタンク30に潤滑油rが一時的に貯留されるとは、潤滑油rが流動している状態も含むものとする。
ヘッドタンク30は、ラジアル軸受26及びスラスト軸受28などの部位に供給され、これらの被冷却部位を冷却するのに十分な量の潤滑油を貯留可能な容量、例えば、1〜90リットル(L)の容量を有している。
次に、図2に基づいて、遠心圧縮機11及びヘッドタンク30付近の構成を説明する。
羽根車18のハブの外周面には複数の羽根18aが放射状に突設されている。羽根車18の回転によって入口開口14aから流入した空気aは、羽根18a間を通過して圧縮された後、羽根18aより下流側の流路に設けられたディフューザ翼(不図示)によって減速され、流れの動圧が静圧の上昇に変換される。
こうして高圧となった空気aは出口ケーシング14bの出口開口から吐出され、燃焼用空気として前記内燃機関本体に供給される。
軸受ハウジング24は、羽根車18の背面18bと隙間を存して対向する環状の隔壁を有し、ロータ軸16は隔壁を貫通している。ヘッドタンク30は羽根車18と隣接して配置されており、羽根車18側のヘッドタンク30の壁30bは、軸受ハウジング24の環状の隔壁の一部を構成している。
軸受ハウジング24の隔壁と羽根車18の間には、ラビリンスシール40が配置されている。ラビリンスシール40は、狭隘なラビリンス流路fcを形成し、軸受ハウジング24の隔壁と羽根車18間に流入する漏れ流れを抑制する。
ラビリンスシール40は、羽根車18の背面18bの周縁部に配置されたラビリンスフィン44を有する。ラビリンスフィン44は、例えば、羽根車18の背面18bの周縁部に一体に形成され、径方向に相互に離間する複数の環状の突起により構成されている。
また、ラビリンスシール40は環状のラビリンスシール板42を有している。ラビリンスシール板42は、その背面がヘッドタンク30の壁30bを含む軸受ハウジング24の隔壁に密着した状態で、軸受ハウジング24の隔壁に固定されている。
ラビリンスシール板42には、ラビリンスフィン46が一体に設けられている。ラビリンスフィン46は、半径方向に相互に離間する複数の環状の突起によって構成され、ラビリンスフィン44との間に狭隘なラビリンス流路fcを形成している。
さらに、ラビリンスシール板42が固定されたヘッドタンク30の壁30bの内面に、ヘッドタンク30に一時貯留された潤滑油rとの接触面積を拡大するための凹凸部を構成する複数の線状突起48が形成されている。複数の線状突起48は、それぞれ水平方向に延び、上下方向に間隔を置いて並列に配置されている。
かかる構成において、ヘッドタンク30には前記潤滑油貯槽から常温程度の潤滑油rが供給され一時的に貯留される。ラビリンス流路fcを通る際に高温となった空気の熱はラビリンスシール板42及び壁30bを介してヘッドタンク30に貯留された潤滑油rに伝達される。
このとき、壁30bの内面に凹凸部として線状突起48が形成され、壁30bと潤滑油rとの間の接触面積、換言すれば放熱面積が拡大されているため、壁30bと潤滑油rとの間の熱伝達を促進できる。これによって、ラビリンスシール40の温度上昇を防止し、羽根車18の温度上昇を抑制できるので、羽根車18のクリープ進展を抑制できる。
特に、各線状突起48は水平方向に沿って配置されているので、ヘッドタンク30内を流下する潤滑油rが線状突起48に当たり乱流を形成する。これによって、潤滑油rが撹拌される。その撹拌効果によって線状突起48周辺の温度境界層が薄くなり、ヘッドタンク30の壁30bと潤滑油rとの間の熱伝達を促進できる。
図3は前記実施形態の変形例を示している。この変形例では、壁30bに設けられる複数の線状突起50は、それぞれ上下方向に延び、水平方向に間隔を置いて並列に配置されている。その他の構成は前記実施形態と同一である。
この変形例によれば、各線状突起50が上下方向に沿って配置されているので、潤滑油rが線状突起50と接触して両者間の熱伝達が促進されると共に、潤滑油rは線状突起50に沿ってスムーズに流下できるので、潤滑油rのラジアル軸受26及びスラスト軸受28への供給がスムーズに行われる。
次に、本発明の別な実施形態を図4に基づいて説明する。本実施形態は、前述の線状突起48又は50の代わりに、壁30bを貫通する貫通孔52が形成され、かつラビリンスシール板42の背面に、ラビリンスシール板42と同一材料で一体に形成され、貫通孔52からヘッドタンク30の内部に突出した板状の放熱部54が設けられている。板状の放熱部54は水平方向に沿って配置されている。なお、壁30bとラビリンスシール板42の背面とは、貫通孔52から潤滑油rがヘッドタンク30の外部に漏れないように油密に密着している。その他の構成は前記実施形態と同一である。
本実施形態によれば、ラビリンスシール板42と放熱部54とが同一材料で一体に形成されているので、ラビリンスシール板42と放熱部54との間での熱伝導性を高くすることができ、ラビリンスシール板42と潤滑油rとの間の伝熱効果を向上できる。また、放熱部54はヘッドタンク30の内部で水平方向に沿って配置されているため、潤滑油rが開口30aへ流下する際に放熱部54に当たりながら流下するので、放熱部54と潤滑油rとの間の伝熱効果を向上できる。
なお、放熱部54の形状及び大きさは適宜決定される。例えば、壁30bに水平方向に延びる複数の貫通孔52を形成すると共に、放熱部54を複数の棒材で構成し、貫通孔52に該複数の棒材を挿入するようにしてもよい。
次に、本発明のさらに別な実施形態を図5に基づいて説明する。本実施形態において、ヘッドタンク30の内部で、潤滑油供給管32の先端は壁30bと同一高さとなるまで導設されている。そして、潤滑油供給管32の先端開口32aは壁30bに向かって対向(正対)している。その他の構成は、線状突起48を形成しない図1に示す実施形態の構成と同一である。
かかる構成において、潤滑油供給管32から供給される潤滑油rは壁30bに吹き付けられる。この潤滑油rの衝突流によって、壁30bの表面に形成された潤滑油rの温度境界層を薄くすることができるため、壁30bと潤滑油rとの間の熱伝達を促進できる。そのため、ラビリンスシール板42によるラビリンス流路fcを通過する空気の冷却効果を高めることができる。
なお、前記実施形態の変形例として、壁30bに対向配置される潤滑油供給管32の開口は、必ずしも潤滑油供給管32の先端に形成される必要はない。例えば、潤滑油供給管32の側面に1つ又は複数の開口を形成するようにしてもよい。
次に、本発明のさらに別な実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る排気タービン過給機は、図1に示す排気タービン過給機10と同様に、遠心圧縮機11、軸受部12及び排気タービン13で構成されている。
遠心圧縮機11は、コンプレッサハウジング14と、ロータ軸16に固定された状態でコンプレッサハウジング14内に収容された羽根車18とを有し、羽根車18は放射状に設けられた複数の羽根18aを有している。
ヘッドタンク30は、軸受ハウジング24に設けられ、ラジアル軸受26及びスラスト軸受28に供給される潤滑油を貯留するように構成されている。ラビリンスシール40は羽根車18と軸受ハウジング24との間に設けられ、羽根車18の背面18bの周縁部に配置されたラビリンスフィン44と、ラビリンスフィン46が一体に形成されたラビリンスシール板42とで構成されている。即ち、熱伝達促進手段を構成する後述する拡大部以外は、図1の示す実施形態と同一の構成を有している。
本実施形態における前記拡大部は、軸受ハウジング24とラビリンスシール板42との間に形成されると共に、内部にラビリンスシール板42に沿って円弧状に延びる円弧状空間Srが形成され、円弧状空間Srの一部がヘッドタンク30の内部と連通している。円弧状空間Srはヘッドタンク30の厚肉の壁30b及び羽根車18の背面18bに対向した軸受ハウジング24の厚肉の隔壁に形成され、ラビリンスシール板42に沿って円弧状に延在している。
図7に示すように、円弧状空間Srは、ロータ軸16との直交断面にてC字形状を有しており、潤滑油供給管32が円弧状空間Srの一端に連通し、円弧状空間Srの他端は連通孔56を介してヘッドタンク30に連通している。なお、前記実施形態と同様に、環状ラビリンスシール板42の背面はヘッドタンク30の壁30b及び軸受ハウジング24の隔壁に密着配置されている。
かかる構成において、潤滑油rは潤滑油供給管32から円弧状空間Srに直接供給される。円弧状空間Srに供給された潤滑油rは円弧状空間Srを一周し、連通孔56からヘッドタンク30に流入する。
本実施形態によれば、ヘッドタンク30の本体に供給される前の比較的低温の潤滑油rを、ヘッドタンク30の拡大部である円弧状空間Srに直接供給できるので、潤滑油によるラビリンスシール板42の冷却効果を更に高めることができる。
また、ラビリンスシール板42の熱は、実質的に周方向全域で軸受ハウジング24の隔壁を介して円弧状空間Srを流れる潤滑油rに伝達されるので、壁30b及び軸受ハウジング24の隔壁との接触面積を拡大することができる。そのため、ラビリンスシール板42と潤滑油rとの熱伝達を促進できる。
さらに、潤滑油rは潤滑油供給管32から円弧状空間Srに流入し、連通孔56を介してヘッドタンク30の本体へと流出する。そのため、円弧状空間Srの潤滑油rはヘッドタンク30内の潤滑油rより大きな流速をもっている。これによっても、ラビリンスシール板42と潤滑油rとの間の熱伝達をさらに促進できる。
次に、本発明のさらに別な実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。
本実施形態は、図6及び図7に示す実施形態と同様に、ヘッドタンク30の厚肉の壁30bを含む軸受ハウジング24の隔壁に、C字形状の円弧状空間Srが形成されている。また、ヘッドタンク30の拡大部を構成する円弧状空間Srの一端が連通孔56を介してヘッドタンク30の本体に連通し、円弧状空間Srの他端は連通路58を介して潤滑油通路34に連通している。その他の構成は図6及び図7に示す実施形態と同一である。
本実施形態では、ヘッドタンク30の本体に供給された潤滑油rが、拡大部としての円弧状空間Srに流入し、円弧状空間Srをほぼ一周した後、連通路58を介して潤滑油通路34に流出される。
本実施形態によれば、ヘッドタンク30の本体に供給された潤滑油rを連通孔56及び円弧状空間Srを介して潤滑油通路34に流出させるようにしているので、円弧状空間Srを流れる潤滑油の流速を常に一定以上に保持できる。そのため、円弧状空間Srを流れる潤滑油とラビリンスシール板42との熱伝達を促進でき、ラビリンスシール板42の冷却効果を向上することができる。
次に、本発明のさらに別な実施形態を図10に基づいて説明する。
本実施形態では、円弧状空間Srはラビリンスシール板42側に開口する環状開口60を有している。ラビリンスシール板42の背面から環状開口60に嵌合する環状嵌合壁42aが突出している。本実施形態では、拡大部が環状嵌合壁42aをもって環状開口60を閉塞している。
即ち、環状嵌合壁42aはラビリンスシール板42の背面に対して段差を有し、該背面に対して全域で同一厚さを有し、かつその表面は平面形状となっている。環状嵌合壁42aは環状開口60に嵌合され、これらの間は油密状態となっている。その他の構成は図6及び図7に示す実施形態と同一である。
本実施形態によれば、円弧状空間Srは環状開口60を有しているので、円弧状空間Srの加工は、環状開口60がない場合と比べて容易かつ低コスト化できる。
また、円弧状空間Srに導入された潤滑油rにラビリンスシール板42と一体となった環状嵌合壁42aが直接接触するので、ラビリンスシール板42と潤滑油rとの熱伝達を促進できる。
なお、円弧状空間Srを形成した幾つかの前記実施形態において、円弧状空間Srは必ずしも周方向全域にわたって延びていなくてもよい。少なくとも、円弧状空間Srを形成する拡大部がヘッドタンク30の壁30bに形成されていればよい。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、例えば舶用内燃機関に設けられる排気タービン過給機などにおいて、簡易かつ低コストな手段で、羽根車の背面に設けられたラビリンスシールの温度上昇を抑制できる。従って、羽根車の温度上昇を抑制し、羽根車のクリープ変形を抑制できる。
10 排気タービン過給機
11 遠心圧縮機
12 軸受部
13 排気タービン
14 コンプレッサハウジング
14a 入口開口
14b 出口ケーシング
16 ロータ軸
18 羽根車
18a 羽根
18b 背面
20 タービンハウジング
22 タービンディスク
23 タービン翼
24 軸受ハウジング
26 ラジアル軸受
28 スラスト軸受
30 ヘッドタンク
30a 底部開口
30b 壁
32 潤滑油供給管
34 潤滑油通路
36 出口配管
40 ラビリンスシール
42 ラビリンスシール板
42a 環状嵌合壁
44、46 ラビリンスフィン
48、50 突起
52 貫通孔
54 放熱部
56 連通孔
58 連通路
60 環状開口
Sr 円弧状空間(拡大部)
a 空気
e 排ガス
fc ラビリンスシール流路
r 潤滑油

Claims (11)

  1. 回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
    前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
    前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
    前記ヘッドタンクに貯留された潤滑油と前記ラビリンスシール板との間の熱伝達を促進するように構成された熱伝達促進手段と、
    を備える
    ことを特徴とする過給機。
  2. 前記ラビリンスシール板は前記ヘッドタンクに接するとともに、
    前記熱伝達促進手段は、
    前記ヘッドタンクの内面に形成された凹凸部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  3. 前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
    前記複数の線状突起は、それぞれ水平方向に沿って延びている
    ことを特徴とする請求項2に記載の過給機。
  4. 前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
    前記複数の線状突起は、それぞれ上下方向に沿って延びている
    ことを特徴とする請求項2に記載の過給機。
  5. 前記熱伝達促進手段は、
    前記ラビリンスシール板と一体に形成され、前記ヘッドタンクの内部に突出して潤滑油と接する放熱部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  6. 前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
    前記熱伝達促進手段は、
    前記ヘッドタンクの内部を延びる前記潤滑油供給管の部分に形成され、前記ヘッドタンクの壁に向けて開口した潤滑油供給口によって構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の過給機。
  7. 回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
    前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
    前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
    前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する拡大部と、
    を備えることを特徴とする過給機。
  8. 前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する
    前記拡大部は、内部にC字形状に延びている円弧状空間が形成されていることを特徴とする
    請求項7に記載の過給機。
  9. 前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
    前記潤滑油供給管は、前記拡大部に接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の過給機。
  10. 前記軸受ハウジングに形成され、前記拡大部と前記軸受との間に延びる連通路を備える
    ことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の過給機。
  11. 前記拡大部は、前記羽根車の背面に対向する開口を有し、
    前記ラビリンスシール板は、前記拡大部の開口を閉塞していることを特徴とする請求項7又は8に記載の過給機。
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