JP5964378B2 - 過給機 - Google Patents
過給機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5964378B2 JP5964378B2 JP2014204858A JP2014204858A JP5964378B2 JP 5964378 B2 JP5964378 B2 JP 5964378B2 JP 2014204858 A JP2014204858 A JP 2014204858A JP 2014204858 A JP2014204858 A JP 2014204858A JP 5964378 B2 JP5964378 B2 JP 5964378B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- labyrinth seal
- lubricating oil
- head tank
- seal plate
- impeller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P3/00—Liquid cooling
- F01P3/12—Arrangements for cooling other engine or machine parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/28—Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
- F04D29/284—Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for compressors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B39/00—Component parts, details, or accessories relating to, driven charging or scavenging pumps, not provided for in groups F02B33/00 - F02B37/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B39/00—Component parts, details, or accessories relating to, driven charging or scavenging pumps, not provided for in groups F02B33/00 - F02B37/00
- F02B39/14—Lubrication of pumps; Safety measures therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/08—Sealings
- F04D29/16—Sealings between pressure and suction sides
- F04D29/161—Sealings between pressure and suction sides especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/162—Sealings between pressure and suction sides especially adapted for elastic fluid pumps of a centrifugal flow wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
ラビリンスシールの狭隘な流路では、漏れ流れは軸受ハウジングの静止壁と回転する羽根車の背面とによって強いせん断力を受けて加熱され、さらに高温となる。これによって、ラビリンスシールが高温となり、ラビリンスシールの熱が羽根車に伝達し、羽根車の背面温度が上昇する。
上部に冷却用潤滑油を吹き付ける手段と、コンプレッサインペラ側シールドプレート背面に形成された冷却空間に冷却用潤滑油を供給する構成とが開示されている。
また、特許文献2には、羽根車の背面に対向する軸受ハウジングの部位に冷却水を流通させる冷却水路を円周方向に設けた構成が開示されている。
さらに、特許文献3には、ラビリンスシールに冷却空気を供給する環状空間を形成した構成が開示されている。
また、特許文献2及び3に開示された手段は、軸受ハウジングやラビリンスシールに冷却空間を形成し、かつ該冷却空間に冷却水や冷却空気を供給するための通路を形成する必要がある。そのため、軸受ハウジングやラビリンスシールの形状が複雑になり、排気タービン過給機の製造が高コストとなる問題がある。
回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
前記ヘッドタンクに貯留された潤滑油と前記ラビリンスシール板との間の熱伝達を促進するように構成された熱伝達促進手段と、
を備える。
ここで言う「ヘッドタンク」とは、レセス、空隙、通路とは異なり、過給機の軸受などの部位に供給され、これらの被冷却部位を冷却するのに十分な量の潤滑油を貯留可能な容量を有するものである。
更に、ヘッドタンクを有している過給機であれば、大幅に設計変更することなく、熱伝達促進手段を容易且つ低コストにて設けることができる。
前記ラビリンスシール板は前記ヘッドタンクに接するとともに、
前記熱伝達促進手段は、
前記ヘッドタンクの内面に形成された凹凸部によって構成されている。
前記構成(2)によれば、ヘッドタンクの内面に凹凸部を形成することで、ラビリンスシール板が接したヘッドタンクの表面積を拡大し、該壁と潤滑油との間の熱伝達を促進できる。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
前記複数の線状突起は、それぞれ水平方向に沿って延びている。
前記構成(3)によれば、凹凸部が水平方向に延びる線状突起によって形成されており、流下する潤滑油が線状突起に当たり乱流を形成する。これによって、潤滑油が撹拌されるので、撹拌効果によってヘッドタンクの壁と潤滑油との間の熱伝達を促進できる。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
前記複数の線状突起は、それぞれ上下方向に沿って延びている。
前記構成(4)によれば、凹凸部が上下方向に延びる線状突起によって形成されているので、潤滑油は線状突起に沿ってスムーズに流下できるそのため、軸受などへの潤滑油の供給がスムーズに行われる。
前記熱伝達促進手段は、
前記ラビリンスシール板と一体に形成され、前記ヘッドタンクの内部に突出して潤滑油と接する放熱部によって構成されている。
前記構成(5)によれば、ラビリンスシール板と放熱部との間で熱伝導性を高くでき、そのため、ラビリンスシール板と潤滑油との間の熱伝達を促進できる。これによって、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
前記熱伝達促進手段は、
前記ヘッドタンクの内部を延びる前記潤滑油供給管の部分に形成され、前記ヘッドタンクの壁に向けて開口した潤滑油供給口によって構成されている。
前記構成(6)によれば、潤滑油供給管からヘッドタンク内に供給される潤滑油は、ラビリンスシール板が接したヘッドタンクの壁に衝突する。この潤滑油の衝突流がヘッドタンクの壁の表面に形成された潤滑油の温度境界層を破壊するため、ヘッドタンクの壁と潤滑油との間の熱伝達が促進される。そのため、簡易かつ低コストな手段で、ラビリンスシール及び羽根車の温度上昇を加熱を抑制でき、羽根車のクリープ進展を抑止できる。
回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する拡大部と、
を備える。
前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する
前記拡大部は、内部にC字形状に延びている円弧状空間が形成されている。
前記構成(8)によれば、拡大部をC字形状に延設したことで、潤滑油とラビリンスシール板との間の熱伝達をさらに促進できる。
前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
前記潤滑油供給管は、前記拡大部に接続されている。
前記構成(9)によれば、外部から比較的低温の潤滑油が拡大部に供給されるので、潤滑油によるラビリンスシール板の冷却効果を更に高めることができる。
前記軸受ハウジングに形成され、前記拡大部と前記軸受との間に延びる連通路を備えている。
前記構成(10)によれば、前記連通路を設けたことで、拡大部を流れる潤滑油の流速を常に一定以上に保持できる。そのため、円弧状空間を流れる潤滑油とラビリンスシール板との間の熱伝達を促進でき、ラビリンスシール板の冷却効果を向上できる。
前記拡大部は、前記羽根車の背面に対向する開口を有し、
前記ラビリンスシール板は、前記拡大部の開口を閉塞している。
前記構成(11)によれば、拡大部が羽根車の背面に対向する開口を有することで、該開口がない場合と比べて拡大部の加工を容易かつ低コスト化できる。
また、ラビリンスシール板が円弧状空間の壁面を形成するため、ラビリンスシール板が潤滑油と直接接触し、ラビリンスシール板と潤滑油との間の熱伝達をさらに促進できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1に示すように、排気タービン過給機10は、遠心圧縮機11、軸受部12及び排気タービン13で構成されている。
遠心圧縮機11は、コンプレッサハウジング14と、ロータ軸16に固定された状態でコンプレッサハウジング14内に収容された羽根車18とを有し、羽根車18は放射状に設けられた複数の羽根18aを有している。
排気タービン13は、タービンハウジング20と、ロータ軸16に固定された状態でタービンハウジング20内に収容されたタービンディスク22とを有し、タービンディスク22には放射状に複数のタービン翼23が一体に設けられている。
タービンハウジング20は、接線方向に開口する入口開口を有する入口ケーシング20aと、ロータ軸16の軸線上に開口する出口開口20bとを有している。
入口ケーシング20aの入口開口から流入した排ガスeはタービンディスク22及びロータ軸16を回転させ、出口開口20bから流出する。
ロータ軸16の回転によって羽根車18が回転し、羽根車18の回転によって入口開口14aから空気aが吸引され圧縮されて出口ケーシング14bの出口開口から吐出する。
ヘッドタンク30の底壁に形成された開口30a(図2参照)を介して潤滑油通路34に流下した潤滑油rはラジアル軸受26及びスラスト軸受28を通り、これら軸受の潤滑に供した後前記油溜りに流下する。該油溜りに流下した潤滑油は出口配管36から前記潤滑油貯槽に戻され、その後冷却などの処理をして循環使用される。従って、ヘッドタンク30に潤滑油rが一時的に貯留されるとは、潤滑油rが流動している状態も含むものとする。
羽根車18のハブの外周面には複数の羽根18aが放射状に突設されている。羽根車18の回転によって入口開口14aから流入した空気aは、羽根18a間を通過して圧縮された後、羽根18aより下流側の流路に設けられたディフューザ翼(不図示)によって減速され、流れの動圧が静圧の上昇に変換される。
こうして高圧となった空気aは出口ケーシング14bの出口開口から吐出され、燃焼用空気として前記内燃機関本体に供給される。
軸受ハウジング24の隔壁と羽根車18の間には、ラビリンスシール40が配置されている。ラビリンスシール40は、狭隘なラビリンス流路fcを形成し、軸受ハウジング24の隔壁と羽根車18間に流入する漏れ流れを抑制する。
また、ラビリンスシール40は環状のラビリンスシール板42を有している。ラビリンスシール板42は、その背面がヘッドタンク30の壁30bを含む軸受ハウジング24の隔壁に密着した状態で、軸受ハウジング24の隔壁に固定されている。
ラビリンスシール板42には、ラビリンスフィン46が一体に設けられている。ラビリンスフィン46は、半径方向に相互に離間する複数の環状の突起によって構成され、ラビリンスフィン44との間に狭隘なラビリンス流路fcを形成している。
このとき、壁30bの内面に凹凸部として線状突起48が形成され、壁30bと潤滑油rとの間の接触面積、換言すれば放熱面積が拡大されているため、壁30bと潤滑油rとの間の熱伝達を促進できる。これによって、ラビリンスシール40の温度上昇を防止し、羽根車18の温度上昇を抑制できるので、羽根車18のクリープ進展を抑制できる。
特に、各線状突起48は水平方向に沿って配置されているので、ヘッドタンク30内を流下する潤滑油rが線状突起48に当たり乱流を形成する。これによって、潤滑油rが撹拌される。その撹拌効果によって線状突起48周辺の温度境界層が薄くなり、ヘッドタンク30の壁30bと潤滑油rとの間の熱伝達を促進できる。
この変形例によれば、各線状突起50が上下方向に沿って配置されているので、潤滑油rが線状突起50と接触して両者間の熱伝達が促進されると共に、潤滑油rは線状突起50に沿ってスムーズに流下できるので、潤滑油rのラジアル軸受26及びスラスト軸受28への供給がスムーズに行われる。
なお、放熱部54の形状及び大きさは適宜決定される。例えば、壁30bに水平方向に延びる複数の貫通孔52を形成すると共に、放熱部54を複数の棒材で構成し、貫通孔52に該複数の棒材を挿入するようにしてもよい。
かかる構成において、潤滑油供給管32から供給される潤滑油rは壁30bに吹き付けられる。この潤滑油rの衝突流によって、壁30bの表面に形成された潤滑油rの温度境界層を薄くすることができるため、壁30bと潤滑油rとの間の熱伝達を促進できる。そのため、ラビリンスシール板42によるラビリンス流路fcを通過する空気の冷却効果を高めることができる。
図6に示すように、本実施形態に係る排気タービン過給機は、図1に示す排気タービン過給機10と同様に、遠心圧縮機11、軸受部12及び排気タービン13で構成されている。
遠心圧縮機11は、コンプレッサハウジング14と、ロータ軸16に固定された状態でコンプレッサハウジング14内に収容された羽根車18とを有し、羽根車18は放射状に設けられた複数の羽根18aを有している。
また、ラビリンスシール板42の熱は、実質的に周方向全域で軸受ハウジング24の隔壁を介して円弧状空間Srを流れる潤滑油rに伝達されるので、壁30b及び軸受ハウジング24の隔壁との接触面積を拡大することができる。そのため、ラビリンスシール板42と潤滑油rとの熱伝達を促進できる。
本実施形態は、図6及び図7に示す実施形態と同様に、ヘッドタンク30の厚肉の壁30bを含む軸受ハウジング24の隔壁に、C字形状の円弧状空間Srが形成されている。また、ヘッドタンク30の拡大部を構成する円弧状空間Srの一端が連通孔56を介してヘッドタンク30の本体に連通し、円弧状空間Srの他端は連通路58を介して潤滑油通路34に連通している。その他の構成は図6及び図7に示す実施形態と同一である。
本実施形態では、ヘッドタンク30の本体に供給された潤滑油rが、拡大部としての円弧状空間Srに流入し、円弧状空間Srをほぼ一周した後、連通路58を介して潤滑油通路34に流出される。
本実施形態では、円弧状空間Srはラビリンスシール板42側に開口する環状開口60を有している。ラビリンスシール板42の背面から環状開口60に嵌合する環状嵌合壁42aが突出している。本実施形態では、拡大部が環状嵌合壁42aをもって環状開口60を閉塞している。
即ち、環状嵌合壁42aはラビリンスシール板42の背面に対して段差を有し、該背面に対して全域で同一厚さを有し、かつその表面は平面形状となっている。環状嵌合壁42aは環状開口60に嵌合され、これらの間は油密状態となっている。その他の構成は図6及び図7に示す実施形態と同一である。
また、円弧状空間Srに導入された潤滑油rにラビリンスシール板42と一体となった環状嵌合壁42aが直接接触するので、ラビリンスシール板42と潤滑油rとの熱伝達を促進できる。
11 遠心圧縮機
12 軸受部
13 排気タービン
14 コンプレッサハウジング
14a 入口開口
14b 出口ケーシング
16 ロータ軸
18 羽根車
18a 羽根
18b 背面
20 タービンハウジング
22 タービンディスク
23 タービン翼
24 軸受ハウジング
26 ラジアル軸受
28 スラスト軸受
30 ヘッドタンク
30a 底部開口
30b 壁
32 潤滑油供給管
34 潤滑油通路
36 出口配管
40 ラビリンスシール
42 ラビリンスシール板
42a 環状嵌合壁
44、46 ラビリンスフィン
48、50 突起
52 貫通孔
54 放熱部
56 連通孔
58 連通路
60 環状開口
Sr 円弧状空間(拡大部)
a 空気
e 排ガス
fc ラビリンスシール流路
r 潤滑油
Claims (11)
- 回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
前記ヘッドタンクに貯留された潤滑油と前記ラビリンスシール板との間の熱伝達を促進するように構成された熱伝達促進手段と、
を備える
ことを特徴とする過給機。 - 前記ラビリンスシール板は前記ヘッドタンクに接するとともに、
前記熱伝達促進手段は、
前記ヘッドタンクの内面に形成された凹凸部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給機。 - 前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
前記複数の線状突起は、それぞれ水平方向に沿って延びている
ことを特徴とする請求項2に記載の過給機。 - 前記凹凸部は、並列に配置された複数の線状突起によって構成され、
前記複数の線状突起は、それぞれ上下方向に沿って延びている
ことを特徴とする請求項2に記載の過給機。 - 前記熱伝達促進手段は、
前記ラビリンスシール板と一体に形成され、前記ヘッドタンクの内部に突出して潤滑油と接する放熱部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給機。 - 前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
前記熱伝達促進手段は、
前記ヘッドタンクの内部を延びる前記潤滑油供給管の部分に形成され、前記ヘッドタンクの壁に向けて開口した潤滑油供給口によって構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の過給機。 - 回転軸に連結された羽根車を有する遠心圧縮機と、
前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容し、且つ、前記羽根車の背面に対向する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに設けられて前記軸受に供給される潤滑油を貯留するように構成されたヘッドタンクと、
前記羽根車の背面と前記軸受ハウジングとの間に設けられ、環状のラビリンスシール板及び該ラビリンスシール板と一体のラビリンスフィンを含むラビリンスシールと、
前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する拡大部と、
を備えることを特徴とする過給機。 - 前記軸受ハウジングと前記ラビリンスシール板との間に形成されるとともに、内部に前記ラビリンスシール板に沿って円弧状に延びる円弧状空間が形成され、少なくとも一部がヘッドタンクの内部と連通する
前記拡大部は、内部にC字形状に延びている円弧状空間が形成されていることを特徴とする
請求項7に記載の過給機。 - 前記ヘッドタンクに潤滑油を供給するための潤滑油供給管を更に備え、
前記潤滑油供給管は、前記拡大部に接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の過給機。 - 前記軸受ハウジングに形成され、前記拡大部と前記軸受との間に延びる連通路を備える
ことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の過給機。 - 前記拡大部は、前記羽根車の背面に対向する開口を有し、
前記ラビリンスシール板は、前記拡大部の開口を閉塞していることを特徴とする請求項7又は8に記載の過給機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014204858A JP5964378B2 (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 過給機 |
CN201580040132.XA CN106715864B (zh) | 2014-10-03 | 2015-07-13 | 增压机 |
KR1020167034864A KR101873674B1 (ko) | 2014-10-03 | 2015-07-13 | 과급기 |
PCT/JP2015/070015 WO2016051916A1 (ja) | 2014-10-03 | 2015-07-13 | 過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014204858A JP5964378B2 (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 過給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016075183A JP2016075183A (ja) | 2016-05-12 |
JP5964378B2 true JP5964378B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=55629968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014204858A Active JP5964378B2 (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 過給機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5964378B2 (ja) |
KR (1) | KR101873674B1 (ja) |
CN (1) | CN106715864B (ja) |
WO (1) | WO2016051916A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2508921B (en) * | 2012-12-17 | 2018-08-08 | Valeo Air Man Uk Limited | A compressing device with thermal protection |
JP6769559B2 (ja) * | 2017-08-25 | 2020-10-14 | 株式会社Ihi | 過給機 |
GB2568715B (en) * | 2017-11-24 | 2020-02-26 | Jaguar Land Rover Ltd | Pump assembly with tortuous flow path |
JP2019173615A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 大陽日酸株式会社 | 回転機械 |
US11326622B2 (en) | 2018-11-15 | 2022-05-10 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Oil cooled centrifugal compressor and turbocharger including the same |
DE102019203009A1 (de) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | Robert Bosch Gmbh | Verdichter |
JP7105823B2 (ja) * | 2020-02-28 | 2022-07-25 | 三菱重工マリンマシナリ株式会社 | 過給機 |
WO2022208839A1 (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-06 | 三菱重工マリンマシナリ株式会社 | 過給機 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6014246U (ja) * | 1983-07-08 | 1985-01-30 | トヨタ自動車株式会社 | タ−ボチヤ−ジヤのオイル洩れ防止装置 |
DE19652754A1 (de) * | 1996-12-18 | 1998-06-25 | Asea Brown Boveri | Abgasturbolader |
JP4178602B2 (ja) * | 1998-07-17 | 2008-11-12 | 株式会社Ihi | ターボチャージャの給油装置 |
JP4811317B2 (ja) | 2007-03-29 | 2011-11-09 | 株式会社Ihi | ターボチャージャ |
JP2009243299A (ja) | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Ihi Corp | ターボチャージャ |
JP5700999B2 (ja) * | 2010-10-06 | 2015-04-15 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
JP2013130086A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 遠心式流体機械 |
JP6130643B2 (ja) * | 2012-10-15 | 2017-05-17 | 三菱重工業株式会社 | 液化燃料用貯蔵タンク |
-
2014
- 2014-10-03 JP JP2014204858A patent/JP5964378B2/ja active Active
-
2015
- 2015-07-13 KR KR1020167034864A patent/KR101873674B1/ko active IP Right Grant
- 2015-07-13 CN CN201580040132.XA patent/CN106715864B/zh active Active
- 2015-07-13 WO PCT/JP2015/070015 patent/WO2016051916A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016051916A1 (ja) | 2016-04-07 |
CN106715864A (zh) | 2017-05-24 |
CN106715864B (zh) | 2019-07-05 |
KR101873674B1 (ko) | 2018-07-02 |
JP2016075183A (ja) | 2016-05-12 |
KR20170002636A (ko) | 2017-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5964378B2 (ja) | 過給機 | |
US10316679B2 (en) | Seal structure and rotating machine | |
JP5433560B2 (ja) | タービンスクロール部構造 | |
US8506238B2 (en) | Water pump with housing/impeller to enhance seal performance | |
JP6438145B2 (ja) | 立型軸受装置 | |
KR102474954B1 (ko) | 에어 포일 베어링 | |
US20170081971A1 (en) | Turbo pump | |
CN107849973B (zh) | 叶轮背面冷却结构以及增压器 | |
JP2010151034A (ja) | 遠心圧縮機 | |
KR20150081342A (ko) | 원심압축기 및 이를 구비한 과급기 및 원심압축기의 운전방법 | |
US20180038388A1 (en) | Compressor system | |
JP6523655B2 (ja) | 過給機およびこれを備えたエンジン | |
JP2019035435A (ja) | スラスト軸受装置 | |
JP5524778B2 (ja) | 立型軸受装置 | |
WO2017029852A1 (ja) | 立型軸受装置 | |
JP2014152634A (ja) | 過給機 | |
JP4821765B2 (ja) | 過給機 | |
US20160348686A1 (en) | Screw pump and impeller fan assemblies and method of operating | |
JP2012132321A (ja) | ラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール部構造 | |
JP2012122535A (ja) | 回転電機のスラスト軸受装置 | |
JP6050919B1 (ja) | 立型軸受装置 | |
KR102495740B1 (ko) | 임펠러 | |
JP6402849B2 (ja) | 回転機械用組立体、及び回転機械 | |
US11339801B2 (en) | Centrifugal blower having an integrated cooling function | |
JP2012072698A (ja) | 遠心ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20160203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160603 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160629 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5964378 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |