JP2012132321A - ラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービンハウジングの接続部(舌部)の外部の外気露出表面積を増加させ、当該部からの放熱を増加させることにより、舌部のみでなくシュラウド全周に蓄積する熱を抑制させて、当該部に使用する材料の耐熱グレードを下げることによるコスト低減を図ること。
【解決手段】タービンハウジング1内に形成された渦巻状のスクロール部4から、該スクロール部4の動翼3へと半径方向に排ガスを流入させて、該動翼3に作用させた後、軸方向に流出させることにより、タービンロータ31を回転駆動するように構成されたラジアルタービンのスクロール構造において、タービンハウジング1と動翼3が配設されたタービン室との間のシュラウド部11に放熱空間部を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の過給機(排気ターボチャージャ)に用いられ、排ガスを渦巻状のスクロール部からタービンロータの動翼へと半径方向に流入させて、該動翼に作用させた後、軸方向に流出させることにより、該タービンロータを回転駆動させるように構成されたラジアルタービンあるいは斜流タービンの排ガス流路を形成するスクロール部構造に関する。
自動車の内燃機関等に用いられる過給機(排気ターボチャージャ)には、排ガスをタービンハウジング内に形成された渦巻状のスクロール部から該スクロール部の内側に位置するタービンロータの動翼へと半径方向に流入させて該動翼に作用させた後、軸方向に流出させることにより、タービンロータを回転駆動させるように構成されたラジアルタービンあるいは斜流タービンが多く採用されている。
図4は従来技術であるかかるラジアルタービンを用いた過給機の一例を示す特開2003−120303号公報(特許文献1)である。図において01はタービンハウジング、04はタービンハウジング01内に形成された渦巻状のスクロール部、05はタービンハウジング01の内周に形成された排ガス排出口通路、06はコンプレッサハウジング、09はタービンハウジング01及び、コンプレッサハウジング06を連結する軸受ハウジングである。
010はタービンホイールで外周部に複数の動翼03が円周方向等間隔に固着されている。07はコンプレッサインペラ、08はコンプレッサインペラ07の空気出口に設けられたディフューザ、012はタービンホイール010とコンプレッサインペラ07とを連結するロータシャフトである。011は軸受ハウジング09に取付けられてロータシャフト12を支軸する一対の軸受である。
L1はタービンホイール010、コンプレッサインペラ及び、ロータシャフト012の回転軸心である。
そして、ラジアルタービンを備えた過給機において、内燃機関(図示省略)からの排ガスはスクロール部04に入り、スクロール部04の渦巻状に沿って周回しながら動翼03外周側入口端面から動翼03に流入して、タービンロータ02の中心側に向かい半径方向に流れて、タービンロータ02に膨張仕事をなした後に、ロータシャフト012の軸線L1方向に流出して、排ガス出口通路05から過給機外に送出される。
図5(A)は特許文献1のラジアルタービンの排ガス入口内周に形成される舌部近傍で、ロータシャフト012の軸線L1に対し直角方向の断面概略構成図を示し、(B)は図5(A)のW矢視図を示す。
図5(A)において04はスクロール部、044は排ガス導入口、045は舌部で排ガス導入口044からの排ガスが流路046を通過して、スクロール部04部へ導入される接続部の流路046と、動翼03へ流入する動翼側通路047とを仕切る構造となっている。
そして、(B)図に示すように、舌部045は排ガス熱を流路046側及び動翼側通路047側から受けることになり、一方で、舌部045に蓄積された熱は矢印Z〔図5(A)参照〕で表すように放熱経路が狭く放熱効率がよくない。
また、スクロール部04の断面形状は、ロータシャフト012の軸線L1方向に幅広となり、シュラウド部Xが深いので排ガス熱が滞りやすく、当該部での熱放散効率がよくない。
従って、舌部045の温度は800〜900℃に成ることがある。
特開2003−120303号公報
かかる、ラジアルタービンにおいて、エンジンからの高温排ガスは流路046を通過して、スクロール部04を渦巻部に沿って周回しながら動翼側通路047へ流出していく。
このため、舌部045は流路046及び、動翼側通路047の両側から高温排ガスに曝され、舌部045の放熱経路はZ方向〔図5(A)参照〕しかないので、熱が蓄積し易く高温になる。
従って、舌部045は表面酸化や、熱応力が原因で疲労損傷が発生する。その対応策として、タービンハウジング01の材料として高温での耐酸化性や耐疲労特性のよい高価な材料(例えばオーステナイト鋳鋼、フェライト鋳鋼等)が使用されておりコスト増加の要因となっている。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、タービンハウジング01の接続部(舌部)の外部の外気露出表面積を増加させ且つ、舌部045が配置されているタービンハウジング01のシュラウド部Xの外部の外気露出表面積を増加させることにより、当該部からの放熱を増加させ、舌部045に蓄積する熱を抑制させて、当該部に使用する材料の耐熱グレードを下げることによるコスト低減を図ることを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するため、タービンハウジング内に形成された渦巻状のスクロール部から、該スクロール部の動翼へと半径方向に排ガスを流入させて、該動翼に作用させた後、軸方向に流出させることにより、タービンロータを回転駆動するように構成されたラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール構造において、
前記ラジアルタービンあるいは斜流タービンの径方向断面における前記スクロール部とから前記動翼を覆うタービン室壁間に形成されるシュラウド部に放熱空間の凹部を形成し、該凹が周方向に形成されていることを特徴とする。
このような構成により、スクロール部とタービン室との間のシュラウド部に放熱空間を設けることにより、タービンハウジングに使用される材料の高温耐酸化性、耐熱疲労特性のグレードを下げ、コスト低減を図ることが可能となる。
また、本発明において好ましくは、前記スクロール部への流路と前記動翼へ流入する動翼側流路とを仕切る舌部と前記スクロール部の軸心とを結ぶ線に対して直角方向に排ガスが流通する前記スクロール部の径方向断面形状が、径方向が軸方向より長い縦長の長方形断面形状にするとよい。
このような構成により、スクロール部の排ガス流通断面の軸方向長さが短くなるので、タービン室壁間とスクロール部との間に形成される凹部の深さが浅くなり、該凹部の開口が大きくできると共に、タービンハウジング成形時、ハウジング側の肉厚を周囲と均等にし易くなり、成形時の凝固退けが抑制され製品精度が安定する。
また、本発明において好ましくは、前記スクロール部の径方向断面形状は、半径方向の幅Aと、前記軸の軸線方向の幅Bとのスクロール幅比A/Bは、1<A/B≦2の構成にするとよい。
このような構成により、スクロール幅比を大きく(1<A/B)して、軸線方向の幅を小さくすることにより、ハウジングの排ガス流出方向側の突出量が小さくなり、当該部のハウジング(シュラウド部)の肉厚を減少させて、放熱空間部となる凹部を大きく形成させて、シュラウド部の放熱効果の向上を図る。
また、スクロール幅比をA/B≦2に構成することにより、スクロール部の外径が大きくなりエンジンへの搭載性が悪くなるのを防止できる。
さらに、同じ断面積の場合、B幅を狭くすると、流路の表面積が大きくなり排ガスの流通抵抗が大きくなりターボチャージャの性能が落ちると共に、重量も多くなりこれらの不具合を解消することが可能となる。
また、本発明において好ましくは、前記スクロール部への流路と、前記動翼へ流入する動翼側流路とを仕切る舌部の排ガス流通方向の傾斜を対数螺旋に沿った形状にするとよい。
このような構成により、スクロール部に流入した排ガスは該スクロール部の外周に沿ってガイドされるので、舌部の流通方向の傾斜を対数螺旋形状することで、舌部からの流出角度と、動翼3への排ガス流出角度とが同じになり、排ガスのスクロール部における排ガス流通を円滑にすることができ、ターボチャージャの性能を十分に発揮できる。
また、舌部のスクロール部とスクロール部への流路との交差角度が大きくなり、当該部に冷却空間を設けることにより、舌部の温度上昇を抑制することができる。
スクロール部の断面形状を、半径方向の幅Aと、前記軸の軸線方向の幅Bとのスクロール幅比αは、1<A/B≦2にすることにより、シュラウド部の凹部を大きくして、外気対流を促進させて、舌部のみでなくシュラウド全周の放熱を促進して、タービンハウジングに使用される材料の高温耐酸化性、耐熱疲労特性のグレードを下げ、コスト低減を図ることが可能とする。
また、舌部の排ガス流通方向の舌部壁面形状を対数螺旋形状とすることで当該部に冷却空間(図2の79に相当)を設けることにより、外気対流を促進させて舌部の放熱を促進させることを可能とする。
は(A)は本発明の第1実施形態に係る舌部のタービンロータ軸線と直角方向断面図、(B)は(A)のP矢視で、スクロール部及び、タービンロータの回転軸線に沿う上半分断面を示す要部概略構造図を示す。 本発明の第2実施形態に係る舌部のタービンロータ軸線に対して直角方向断面図を示す。 は本発明の第2実施形態に係る舌部形状の対数螺旋の説明図を示す。 は本発明が適用されるラジアルタービンを用いた過給機の回転軸線に沿う断面図を示す。 (A)は従来技術における舌部のタービンロータ軸線と直角方向断面図、(B)は(A)のW矢視図を示す。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。
但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(第1実施形態)
図1に基づいて、本発明の第1実施形態に係るスクロール部の排ガス流通空間部の概略構造図を示す。
本発明の第1実施形態にかかるタービンスクロール部について説明する。
図1は(A)は本発明の第1実施形態に係る舌部のタービンロータ軸線と直角方向断面図、(B)は(A)のP矢視で、スクロール部及び、タービンロータの回転軸線に沿う上半分断面を示す要部概略構造図を示す。
本発明が適用されるラジアルタービンを用いた過給機の全体構造を示す図4において、01はタービンハウジング、04はタービンハウジング01内に形成された渦巻状のスクロール部、05はタービンハウジング01の内周に形成された排ガス排出口通路、06はコンプレッサハウジング、09はタービンハウジング01及び、コンプレッサハウジング06を連結する軸受ハウジングである。
010はタービンホイールで外周部に複数の動翼03が円周方向等間隔に固着されている。07はコンプレッサインペラ、08はコンプレッサインペラ07の空気出口に設けられたディフューザ、012はタービンホイール010とコンプレッサインペラ07とを連結するロータシャフトである。011は軸受ハウジング09に取付けられてロータシャフト12を支軸する一対の軸受である。
L1はタービンホイール010、コンプレッサインペラ及び、ロータシャフト012
の回転軸心である。
かかるラジアルタービンを備えた過給機において、内燃機関(図示省略)からの排ガスは排ガス導入口からスクロール部4に入り、該スクロール部04の渦巻に沿って周回しながら複数の動翼03の外周側入口端面から動翼03に流入して、タービンホイール010の中心側に向かい半径方向に流れて、タービンホイール010に膨張仕事をなした後、軸方向に流れて排ガス出口通路05から排出する。
以上に示すようにラジアルタービン付き過給機の基本構成は従来技術と同様である。
本発明においてはスクロールの形状を改良している。
図1(A)において、46は排ガス流入口からの排ガスをスクロール部4に流入させるタービンハウジング1によって形成される流路である。4は渦巻状に形成され、流路46から流入した排ガスを渦巻状の流れに変え、動翼側通路47を介して動翼3に向け排ガスを流入させるタービンハウジング1によって形成されるスクロール部である。45は流路46とスクロール部4との接続部で、動翼側通路47とを仕切る舌部である。
スクロール部4はその外周壁15,前側壁16(説明の便宜上、排ガス排出方向を「後側」とする)、後側壁17及び、内周壁18で構成されている。
スクロール部4は前側壁16と後側壁17間の距離、即ち、軸線L1方向の幅Bが、外周壁15と内周壁18との距離即ち、半径方向の幅Aよりも小さく形成されている。
そしてスクロール部4における形状は、半径方向の幅Aと、軸線L1に沿った方向の幅比αを1<A/B≦に1.2〜2.0の範囲に形成されることが好ましい。
これは、スクロール部4の流通面積は維持した状態で、スクロール部4の外周壁15の長さを、半径方向の長さより小さくすると、外周壁15の径は大きくなり、後側壁17は前側壁16側による形状となる。
また、幅比を2より大きくすると(同じ断面積の場合、B幅を狭くする)、流路の表面積が大きくなるので、排ガスの流通抵抗が大きくなりターボチャージャの性能が落ちると共に、重量も多くなる。
さらに、半径方向が大きくなると、タービチャージャ全体が大きくなり、エンジンへの搭載性も悪化する。
また、スクロール部の排ガス流通断面の軸方向長さが短くなるので、タービン室壁間とスクロール部との間に形成される凹部の深さが浅くなり、該凹部の開口が大きくできると共に、ハウジング側の肉厚も周囲と均等にし易くなり、成形時の凝固退け(肉厚が大きく異なると、肉厚が薄い部分は早期に凝固するが、厚い場合は中央部の凝固が遅く、中央部の凝固によって、表面部に浅い凹部が形成されやすい。場合によっては変形することもある)が抑制され製品精度が安定する。
このようにすることによって、タービンハウジング1の舌部45の内周壁18、動翼側後壁19及びタービン室壁20によって形成されるシュラウド部11の開口部Rを大きくすることができ、当該部に接触する外気の流れが発生し易くなるため、当該部から舌部45のみでなくシュラウド全周に蓄熱した熱を放熱することができる。
舌部及びシュラウド全周に蓄積する熱を抑制することにより、タービンハウジング5に使用する材料の耐熱グレードを下げることによるコスト低減を図ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態と同じものは同符号を付して、説明を省略する。
図3に基づいて、本発明の第2実施形態にかかるタービンスクロール部について説明する。
図2は本発明の第2実施形態に係る舌部のタービンロータ軸線に対して直角方向断面図を示す。
76は排ガス導入口74からの排ガスをスクロール部4に流入させるタービンハウジング5によって形成される流路である。75は流路76とスクロール部7との接続部で、動翼側通路77とを仕切る舌部である。
舌部75はスクロール部7に向かう排ガス流通方向の傾斜を対数螺旋に沿った形状にしたものである。
対数螺旋に沿った形状の範囲は、軸線L1と舌部先端とを結んだ線Sを基準にして、軸線L1を中心に排ガス導入口74側に角度βだけ振れた線Mと、舌部75の表面と交差した部分まで、即ち、対数螺旋部78とした。
尚、本実施形態ではβを略30度としたが、対数螺旋部78の範囲は舌部からスクロール部7に向かう排ガス流出角度が対数螺旋に沿うようになればよく、状況により増減させればよい。
対数螺旋とは、自然界によく見られる螺旋の一種であり、等角螺旋ともいわれる。性質としては図3に示すように、回転中心からある角度θで引いた線と螺旋との交点における接線とがなす角度bが常に一定となる。
このようにすることで、舌部75からの流出角度γと、動翼3への排ガス流出角度γとが同じになり、排ガスのスクロール部における排ガス流通を円滑にすることができ、ターボチャージャの性能を十分に発揮できる。
舌部の流路とスクロール部との交差角度が大きくなり、当該部に冷却空間79を設けることができ、舌部75の一部が外気に曝されるので、舌部の温度上昇を効果的に抑制することができる。
内燃機関の出力向上のため、内燃機関等に用いられ、渦巻状のスクロール部から半径方向に流入させて該動翼に作用させた後軸方向に流出させることにより、タービンロータを回転駆動させるように構成されたラジアルタービンに用いられるとよい。
1、5 タービンハウジング
3 動翼
4、7 スクロール
11 シュラウド
15 外周壁
16 前側壁
17 後側壁
18 内周壁
19 動翼側後壁
45、75 舌部
46、76 流路
47、77 動翼側通路
78 対数螺旋部
79 冷却空間
L1 軸線
α 幅比
β 角度(対数螺旋部設定範囲)
γ 流出角度

Claims (4)

  1. タービンハウジング内に形成された渦巻状のスクロール部から、該スクロール部の動翼へと半径方向に排ガスを流入させて、該動翼に作用させた後、軸方向に流出させることにより、タービンロータを回転駆動するように構成されたラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール構造において、
    前記ラジアルタービンの径方向断面における前記スクロール部とから前記動翼を覆うタービン室壁間に形成されるシュラウド部に放熱空間の凹部を形成し、該凹部が周方向に形成されていることを特徴とするラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール構造。
  2. 前記スクロール部への流路と前記動翼へ流入する動翼側流路とを仕切る舌部と前記スクロール部の軸心とを結ぶ線に対して直角方向に排ガスが流通する前記スクロール部の径方向断面形状が、径方向が軸方向より長い縦長の長方形断面形状からなることを特徴とする請求項1記載のラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール構造。
  3. 前記スクロール部の径方向断面形状は、半径方向の幅Aと、前記軸の軸線方向の幅Bとのスクロール幅比A/Bは、1<A/B≦2に構成したことを特徴とする請求項2記載のラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール構造。
  4. 前記スクロール部への流路と、前記動翼へ流入する動翼側流路とを仕切る舌部の排ガス流通方向の傾斜を対数螺旋に沿った形状にしたことを特徴とする請求項1記載のラジアルタービンあるいは斜流タービンのスクロール構造。
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