JP5962638B2 - サイドギヤの移動範囲測定装置 - Google Patents

サイドギヤの移動範囲測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、サイドギヤの移動範囲測定装置の技術に関する。
従来、左右の車輪の回転速度差を吸収するデファレンシャルユニットが知られている。デファレンシャルユニットは、主に、デフケースと、デフケースとともに回転(公転)する一対のピニオンギヤと、ピニオンギヤに噛み合う一対のサイドギヤと、で構成される。デファレンシャルユニットは、ピニオンギヤが回転(自転)すると各サイドギヤの回転速度が変化することを利用し、左右の車輪の回転速度差を吸収する。
ところで、デフケースとサイドギヤの間にスプリングを備え、該サイドギヤを付勢したデファレンシャルユニットが存在する(例えば特許文献1参照)。このようなデファレンシャルユニットは、スプリングが収縮することにより、サイドギヤがデフケースに衝突する際の衝撃力を減衰できるという利点がある。しかし、スプリングが収縮することによってサイドギヤが移動できる構造であるため、個々にサイドギヤの移動範囲を測定し、適正であるか否かを見極める工程が必要となる。
かかる工程においては、サイドギヤの移動範囲を測定できる移動範囲測定装置が使用される。移動範囲測定装置は、サイドギヤの中心軸方向に対して垂直となる方向から該サイドギヤに近づくとともに、中心軸方向に対して平行となる方向へ該サイドギヤを押す機構を備えている。しかし、このような移動範囲測定装置は、複数のアクチュエータによって構成される複雑な機構を有するため、コストが高いという問題があった。また、機構の一部をデフケースの内部に挿入し、垂直方向へサイドギヤを押す必要があるため、測定が困難であるという問題もあった。
特開2013−127280号公報
本発明は、一つ又は少数のアクチュエータによって構成される簡素な機構とし、コストを低減させたサイドギヤの移動範囲測定装置を提供することを目的としている。同時に、測定が容易となるサイドギヤの移動範囲測定装置を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1に係る発明は、
デフケースと、
前記デフケースの内部に配置されるサイドギヤと、
前記サイドギヤを該サイドギヤの中心軸方向に対して平行に付勢するスプリングと、を備えたデファレンシャルユニットに使用されるサイドギヤの移動範囲測定装置であって、
傾斜面が形成されたジグと、
前記ジグを前記サイドギヤの中心軸方向に対して垂直に摺動させるアクチュエータと、を具備し、
前記サイドギヤは、ベベルギヤであり、
前記ジグを摺動させて前記傾斜面を前記サイドギヤの歯端面に当接させた状態から、前記アクチュエータによって更に該ジグを摺動させることにより、前記サイドギヤを前記傾斜面に沿って移動させる、としたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載したサイドギヤの移動範囲測定装置において、
前記ジグの摺動速度を認識できるコントローラを具備し、
前記コントローラは、前記ジグの摺動速度が急激に低下すると前記アクチュエータを停止させる、としたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載したサイドギヤの移動範囲測定装置において、
前記アクチュエータは、電動モータで構成され、
前記電動モータの電圧を認識できるコントローラを具備し、
前記コントローラは、前記電動モータの電圧が急激に上昇すると前記アクチュエータを停止させる、としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載したサイドギヤの移動範囲測定装置は、傾斜面が形成されたジグを具備する。また、ジグをサイドギヤの中心軸方向に対して垂直に摺動させるアクチュエータを具備する。そして、ジグを摺動させて傾斜面をサイドギヤに当接させた状態から、アクチュエータによって更に該ジグを摺動させることにより、サイドギヤを傾斜面に沿って移動させる。
これにより、ジグを一方向へ摺動させるアクチュエータのみでサイドギヤを他方向へ移動させることができる。従って、一つ又は少数のアクチュエータによって構成される簡素な機構とし、コストの低減を実現することが可能となる。更に、ジグを摺動させてデフケースの内部に挿入するのみであるので、測定が容易となる。
請求項2に記載したサイドギヤの移動範囲測定装置は、サイドギヤがベベルギヤである。そして、傾斜面がサイドギヤの歯端面に当接する。
これにより、サイドギヤにジグが当接する部位を設ける必要がない。従って、デファレンシャルユニットの構造や構成部品を変更せずに使用することが可能となる。
請求項3に記載したサイドギヤの移動範囲測定装置は、ジグの摺動速度を認識できるコントローラを具備する。そして、コントローラは、ジグの摺動速度が急激に低下するとアクチュエータを停止させる。
これにより、サイドギヤの移動限界を把握できる。従って、サイドギヤの移動範囲を測定することが可能となる。
請求項4に記載したサイドギヤの移動範囲測定装置は、電動モータの電圧を認識できるコントローラを具備する。そして、コントローラは、電動モータの電圧が急激に上昇するとアクチュエータを停止させる。
これにより、サイドギヤの移動限界を把握できる。従って、サイドギヤの移動範囲を測定することが可能となる。
デファレンシャルユニットを示す図。 デファレンシャルユニットの内部構造を示す図。 デファレンシャルユニットの動作態様を示す図。 移動範囲測定装置を示す図。 移動範囲測定装置の動作態様を示す図。 サイドギヤとジグが当接した状態と更にジグを摺動させた状態を示す図。 ジグの摺動速度と電動モータの電圧の経時変化を示す図。
まず、一般的なデファレンシャルユニット1について簡単に説明する。
図1は、デファレンシャルユニット1を示している。図2は、デファレンシャルユニット1の内部構造を示している。そして、図3は、デファレンシャルユニット1の動作態様を示している。
デファレンシャルユニット1は、左右の車輪の回転速度差を吸収する。デファレンシャルユニット1は、デフケース11と、ピニオンギヤ12と、サイドギヤ13と、を備えている。
デフケース11は、その内部が空洞となった構成部品である。また、デフケース11は、その一端部分にフランジ部11Fが形成されており、該フランジ部11Fにファイナルギヤ15が取り付けられている。そして、デフケース11は、ファイナルギヤ15と一体となって回転する(図3の矢印Ra参照)。
ピニオンギヤ12は、デフケース11の内部に配置されている。本デファレンシャルユニット1では、互いに対向する一対のピニオンギヤ12を備える。これら一対のピニオンギヤ12は、ピニオンシャフト16によって回転自在に支持されている(図3の矢印Rb参照)。また、ピニオンシャフト16は、デフケース11の軸孔11hに挿入された状態で支持されている。そのため、ピニオンギヤ12は、デフケース11とともに回転する(図3の矢印Rc参照)。なお、ピニオンギヤ12がピニオンシャフト16を中心に回転する運動を「自転」、ピニオンギヤ12がデフケース11とともに回転する運動を「公転」ともいう。本ピニオンギヤ12は、いわゆるベベルギヤである。
サイドギヤ13は、デフケース11の内部に配置されている。本デファレンシャルユニット1では、互いに対向する一対のサイドギヤ13を備える。これら一対のサイドギヤ13は、各ピニオンギヤ12に噛み合わされた状態で回転自在に支持されている(図3の矢印Rd参照)。そのため、サイドギヤ13は、ピニオンギヤ12の回転(公転)に伴って回転する(図3の矢印Re・Rf参照)。また、その状態でピニオンギヤ12が回転(自転)すると各サイドギヤ13の回転速度が変化することとなる。具体的には、ピニオンギヤ12が一方へ回転(自転)すると各サイドギヤ13の回転速度がRe<Rfの関係となる。反対に、ピニオンギヤ12が他方へ回転(自転)すると各サイドギヤ13の回転速度がRe>Rfの関係となる。本サイドギヤ13は、いわゆるベベルギヤである。
このように、デファレンシャルユニット1は、ピニオンギヤ12が回転(自転)すると各サイドギヤ13の回転速度が変化することを利用し、左右の車輪の回転速度差を吸収できるのである。
更に、本デファレンシャルユニット1は、スプリング14を備えている。
スプリング14は、デフケース11の内部に配置されている。本デファレンシャルユニット1では、デフケース11とサイドギヤ13の間にスプリング14が配置されている。スプリング14は、サイドギヤ13を中心軸方向(中心軸Asの軸心方向)に対して平行に付勢している(図2の矢印F参照)。そのため、サイドギヤ13は、ピニオンギヤ12に押し付けられ、デフケース11側への自由移動が制限されている。また、サイドギヤ13は、デフケース11側へ移動する場合に、スプリング14によって移動速度が減速される。つまり、スプリング14が収縮することにより、サイドギヤ13がデフケース11側へ移動する勢いを弱めるのである。本スプリング14は、いわゆるコニカルスプリングワッシャである。
このように、デファレンシャルユニット1は、スプリング14が収縮することにより、サイドギヤ13がデフケース11に衝突する際の衝撃力を減衰できるのである。
次に、本願の発明である移動範囲測定装置2について説明する。
図4は、移動範囲測定装置2を示している。図5は、移動範囲測定装置2の動作態様を示している。また、図6の(A)は、サイドギヤ13とジグ22が当接した状態を示し、図6の(B)は、更にジグ22を摺動させた状態を示している。
移動範囲測定装置2は、サイドギヤ13の移動範囲を測定し、適正であるか否かを見極める工程で使用される。移動範囲測定装置2は、テーブル21と、ジグ22と、アクチュエータ23と、を備えている。
テーブル21は、その上面が平らになった構成部品である。また、テーブル21は、その中央部分にユニットホルダ25が設けられており、該ユニットホルダ25にデファレンシャルユニット1が固定される。なお、デファレンシャルユニット1は、フランジ部11Fを下にして固定される。
ジグ22は、テーブル21の上方に配置されている。本移動範囲測定装置2では、互いに対向する一対のジグ22を備える。これら一対のジグ22は、送り機構26と連動され、互いに近接又は離間する方向へ摺動自在に支持されている(図5の矢印Sa参照)。そして、ジグ22は、互いに近接する方向へ摺動した場合、デフケース11の作業窓11wから該デフケース11の内部に挿入される。そのため、ジグ22は、サイドギヤ13に近づき、該サイドギヤ13に当接することができる。なお、それぞれのジグ21は、テーブル21に対して平行に摺動する。従って、ジグ22は、ピニオンギヤ12の中心軸方向(中心軸Apの軸心方向)に対して垂直に摺動する。また、ジグ22は、サイドギヤ13の中心軸方向(中心軸Asの軸心方向)に対しても垂直に摺動する。即ち、ジグ22の摺動方向がそのような関係となるようにデファレンシャルユニット1を固定するのである。
アクチュエータ23は、テーブル21の上面に配置されている。本移動範囲測定装置2では、一対のジグ22を摺動させる一のアクチュエータ23を備える。アクチュエータ23は、上述した送り機構26のほか、電動モータ27などで構成されている。送り機構26は、ボールネジ機構を用いており、回転運動を送り運動へ変換する。そのため、アクチュエータ23は、電動モータ27の回転動力を利用して各ジグ22を所定の方向へ摺動させることができる(図5の矢印Sa参照)。なお、送り機構26は、ボールネジ機構を用いているが、他の機構であってもよく、これに限定するものではない。また、一のジグ22を一のアクチュエータ23で摺動させる構成としてもよい。
以下に、ジグ22の形状を説明するとともに、本移動範囲測定装置2の動作態様について詳細に説明する。
ジグ22は、略円筒形状に形成されている。また、その先端部分は、端に近づくに従って直径が小さくなるテーパー形状となっている(図6の※印部参照)。つまり、ジグ22は、先端部分が楔形状となった丸棒である。なお、本願では、テーパー形状(楔形状)の周面を「傾斜面22R」と定義している。
上述したように、ジグ22は、互いに近接する方向へ摺動した場合、デフケース11の作業窓11wから該デフケース11の内部に挿入される。すると、ジグ22は、その先端部分が各サイドギヤ13に同時に当接することとなる。詳細には、ジグ22の傾斜面22Rが一方のサイドギヤ13に当接するとともに、他方のサイドギヤ13にも当接するのである(図6の(A)参照)。
その後、本移動範囲測定装置2は、更にジグ22を摺動させる。つまり、各ジグ22を互いに近接する方向(各ジグ22でサイドギヤ13を圧接する方向)へ摺動させる。すると、ジグ22は、その先端部分によって各サイドギヤ13を移動させることとなる。詳細には、ジグ22の傾斜面22Rが一方のサイドギヤ13を上方へ押し上げ、他方のサイドギヤ13を下方へ押し下げるのである(図6の(B)参照)。
かかる技術的思想について更に詳しく説明する。
上述したように、ジグ22は、その先端部分がテーパー形状となっている。即ち、ジグ22は、中心軸Ajに対して所定の角度となる傾斜面22Rを有している。ジグ22の傾斜面22Rは、サイドギヤ13の歯端面13Pに対して平行又は略平行となるように形成されている。
ここで、ジグ22が摺動する力と方向をベクトルで表すと矢印Vjとなる。ジグ22が摺動する力は、傾斜面22Rを介してサイドギヤ13を移動させる力となる。つまり、ジグ22が摺動する力を分解し、サイドギヤ13を移動させる力とするのである。こうして、サイドギヤ13は、ジグ22が摺動する方向と異なる方向へ移動することとなる。詳細には、サイドギヤ13が相対的にジグ22の傾斜面22Rに沿って移動するのである(図6の矢印S参照)。サイドギヤ13が移動する力と方向をベクトルで表すと矢印Vsとなる。
このように、本移動範囲測定装置2は、傾斜面22Rが形成されたジグ22を具備する。また、ジグ22をサイドギヤ13の中心軸方向Asに対して垂直に摺動させるアクチュエータ23を具備する。そして、ジグ22を摺動させて傾斜面22Rをサイドギヤ13に当接させた状態から、アクチュエータ23によって更に該ジグ22を摺動させることにより、サイドギヤを傾斜面に沿って移動させる。これにより、ジグ22を一方向(0度方向)へ摺動させるアクチュエータ23のみでサイドギヤ13を他方向(90度方向)へ移動させることができる。従って、一つ又は少数のアクチュエータ23によって構成される簡素な機構とし、コストの低減を実現することが可能となる。更に、ジグ22を摺動させてデフケース11の内部へ挿入するのみであるので、測定が容易となる。
なお、本移動範囲測定装置2は、ジグ22の周方向に傾斜面22Rが形成されており、該傾斜面22Rが一対のサイドギヤ13に同時に当接する。そのため、更にジグ22を摺動させることにより、二つのサイドギヤ13を同時に傾斜面22Rに沿って移動させることができる。詳しくは、一方のサイドギヤ13を上方へ、他方のサイドギヤ13を下方へ移動させることができる。従って、更に簡素な機構とし、コストの低減を実現することが可能となる。
加えて、本移動範囲測定装置2は、サイドギヤ13がいわゆるベベルギヤである。そして、傾斜面22Rがサイドギヤ13の歯端面13Pに当接する。これにより、サイドギヤ13にジグ22が当接する部位を設ける必要がない。従って、デファレンシャルユニット1の構造や構成部品を変更せずに使用することが可能となる。
次に、本移動範囲測定装置2の他の特徴点について説明する。
図7の(A)は、ジグ22の摺動速度の経時変化を示し、図7の(B)は、電動モータ27の電圧の経時変化を示している。
本移動範囲測定装置2は、コントローラ24を備えている(図4参照)。
コントローラ24は、テーブル21の後方に配置されている。また、本移動範囲測定装置2では、送り機構26にロータリエンコーダ(図示せず)が取り付けられている。そして、コントローラ24は、ロータリエンコーダと電気的に接続されており、単位時間当たりの信号数からジグ22の摺動速度を認識できる。なお、本移動範囲測定装置2において、コントローラ24は、ロータリエンコーダからの電気信号に基づいてジグ22の摺動速度を認識できるとしているが、他のデバイスを用いてもよく、これに限定するものではない。
図6の(A)に示すように、ジグ22の摺動速度Vjは、ある時刻Txで急激に低下する。これは、時刻Txでスプリング14が完全に収縮し、サイドギヤ13が移動できなくなったことを表す。このとき、コントローラ24は、電動モータ27を止める電気信号を発信し、アクチュエータ23を停止させる。こうして、コントローラ24は、サイドギヤ13の移動限界を把握するのである。
このように、本移動範囲測定装置2は、ジグ22の摺動速度を認識できるコントローラ24を具備する。そして、コントローラ24は、ジグ22の摺動速度が急激に低下するとアクチュエータ23を停止させる。これにより、サイドギヤ13の移動限界を把握できる。従って、サイドギヤ13の移動範囲を測定することが可能となる。
また、他の実施形態として、以下のように構成してもよい。
即ち、電動モータ27に電圧センサ(図示せず)を取り付ける。そして、コントローラ24は、電圧センサと電気的に接続されており、単位時間毎の信号量からジグ22の摺動速度を認識できるとする。なお、本実施形態において、コントローラ24は、電圧センサからの電気信号に基づいてジグ22の摺動速度を認識できるとしているが、他のデバイスを用いてもよく、これに限定するものではない。
図6の(B)に示すように、電動モータ27の電圧Ejは、ある時刻Txで急激に上昇する。これは、時刻Txでスプリング14が完全に収縮し、サイドギヤ13が移動できなくなったことを表す。このとき、コントローラ24は、電動モータ27を止める電気信号を発信し、アクチュエータ23を停止させる。こうして、コントローラ24は、サイドギヤ13の移動限界を把握するのである。
このように、本移動範囲測定装置2は、電動モータ27の電圧を認識できるコントローラ24を具備する。そして、コントローラ24は、電動モータ27の電圧が急激に上昇するとアクチュエータ23を停止させる。これにより、サイドギヤ13の移動限界を把握できる。従って、サイドギヤ13の移動範囲を測定することが可能となる。
1 デファレンシャルユニット
11 デフケース
12 ピニオンギヤ
13 サイドギヤ
13P 歯端面
14 スプリング
2 移動範囲測定装置
21 テーブル
22 ジグ
22R 傾斜面
23 アクチュエータ
Aj 中心軸
Ap 中心軸
As 中心軸
Vj ベクトル
Vs ベクトル

Claims (3)

  1. デフケースと、
    前記デフケースの内部に配置されるサイドギヤと、
    前記サイドギヤを該サイドギヤの中心軸方向に対して平行に付勢するスプリングと、を備えたデファレンシャルユニットに使用されるサイドギヤの移動範囲測定装置であって、
    傾斜面が形成されたジグと、
    前記ジグを前記サイドギヤの中心軸方向に対して垂直に摺動させるアクチュエータと、を具備し、
    前記サイドギヤは、ベベルギヤであり、
    前記ジグを摺動させて前記傾斜面を前記サイドギヤの歯端面に当接させた状態で、前記アクチュエータによって更に該ジグを摺動させることにより、前記サイドギヤを前記傾斜面に沿って移動させる、ことを特徴としたサイドギヤの移動範囲測定装置。
  2. 前記ジグの摺動速度を認識できるコントローラを具備し、
    前記コントローラは、前記ジグの摺動速度が急激に低下すると前記アクチュエータを停止させる、ことを特徴とした請求項1に記載のサイドギヤの移動範囲測定装置。
  3. 前記アクチュエータは、電動モータで構成され、
    前記電動モータの電圧を認識できるコントローラを具備し、
    前記コントローラは、前記電動モータの電圧が急激に上昇すると前記アクチュエータを停止させる、ことを特徴とした請求項1に記載のサイドギヤの移動範囲測定装置。
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