JP5959072B2 - 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム - Google Patents

入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5959072B2
JP5959072B2 JP2014198477A JP2014198477A JP5959072B2 JP 5959072 B2 JP5959072 B2 JP 5959072B2 JP 2014198477 A JP2014198477 A JP 2014198477A JP 2014198477 A JP2014198477 A JP 2014198477A JP 5959072 B2 JP5959072 B2 JP 5959072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conversion
character string
conversion candidate
electronic device
map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014198477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016071506A (ja
Inventor
麻子 小野
麻子 小野
健介 松岡
健介 松岡
基晴 井上
基晴 井上
陽平 野田
陽平 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP2014198477A priority Critical patent/JP5959072B2/ja
Priority to US14/821,832 priority patent/US10013479B2/en
Publication of JP2016071506A publication Critical patent/JP2016071506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5959072B2 publication Critical patent/JP5959072B2/ja
Priority to US15/709,626 priority patent/US10204155B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/33Querying
    • G06F16/332Query formulation
    • G06F16/3325Reformulation based on results of preceding query

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、入力文字列の変換技法に関する。特には、本発明は、入力文字列に関連付けられた複数の変換候補を表示する技法に関する。また、特には、本発明は、入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する技法に関する。
文字変換システム(インプット・メソッドとも呼ばれる)は、ユーザが入力したい文章の読みを入力装置(例えば、キーボード、ソフトウェア・キーボード、又はコントローラ)を用いて入力し、当該入力された文字列を、当該入力された文字列に関連付けられた文字列に変換するものである。
また、文字変換システムとして、入力された文字列を、当該入力された文字列に関連付けられた翻訳語に変換する文字変換システムがある。
さらに、携帯電話やスマートフォンの普及により、入力予測(又は予測入力)の機能を備えた文字変換システムが普及している。
このように、文字変換システムには、入力された文字列を、当該入力された文字列に関連付けられた文字列に単に変換する機能だけで無く、種々の応用機能が実装されている。
下記特許文献1は、メール作成画面Gにおけるメールアドレス入力エリア[TO]に対して、「aoki@htc.…」として所望の宛先のメールアドレスを入力すると、本文入力エリア[MESSAGE]の先頭に、この送信メールの相手端末ユーザの名前が敬称付きで入力表示されるようになることを記載する(段落0038)。
下記特許文献2は、メールの送信先(人)の最新状況に対応した宛先名を、自動的にメール本文に記載することを記載する(要約書)。
下記特許文献3は、メール文頭に記述された宛先と実際のメールアドレスの不一致を簡易に検証できるようにすることを記載する(要約書)。
下記特許文献4は、ユーザの電子メールの宛先入力を容易にし、ユーザの電子メール作成の負担を軽減することを記載する(要約書)。
下記特許文献5は、電子メールの送信に際して、メール本文の記載内容及び添付ファイルのデータ内容から宛先候補を正確に特定し、送信者に宛先候補を提示してメール送信先の高精度なチェックを可能とする電子メール送信システムを記載する(要約書)。
下記特許文献6は、電子メールが、送信者の意図していない相手に誤送信されるのを未然に防止することを記載する(要約書)。
下記特許文献7は、グループ登録の有無や登録アドレス数を一目瞭然にでき、しかもグループ登録操作やグループ検索を極めて容易に行うことができる電子メール装置を記載する(要約書)。
下記特許文献8は、情報の宛先との間の信頼関係に応じて情報に含まれる機密情報の開示範囲を制御することが可能な情報編集装置及びプログラムを記載する(要約書)。
下記特許文献9は、一度に複数人に対してメールを送信する際に、メールアドレスの設定ミス等によるメール誤送信を防ぐことを記載する(要約書)。
下記特許文献10は、電子メールの宛先アドレスをユーザに容易に確認させ、電子メールの誤送信を防止することを記載する(要約書)。
下記特許文献11は、メールの主題からキーワードを抽出し、それをキーとした宛先管理方法を記載する(要約書)。
下記特許文献12は、検索条件を電子メール装置内のアドレス帳に記憶しておくことにより、アドレス変更などの更新情報も追従できる電子メール装置を記載する(要約書)。
下記特許文献13は、電子メール送受信機能を有する通信端末において電子メールの送信時に、過去のメール履歴情報に基づいて、誤った宛先への送信の可能性を判断し、そのような誤送信を未然に防止することを記載する(要約書)。
下記特許文献14は、送信者の意図していない送信先への電子メールの送信を防止することを記載する(要約書)。
特開2001−188721号公報 特開2012−027748号公報 特開2009−188671号公報 特開2003−141034号公報 特開2009−199254号公報 特開2007−193717号公報 特開2000−307630号公報 特開2009−93325号公報 特開2010−271811号公報 特開2007−293635号公報 特開2002−197027号公報 特開2003−114898号公報 特開2008−123318号公報 特開平11−31109号公報
文字変換システムは、入力文字の候補に対して種々の変換候補をリストする。当該変換候補のリスト順は、当該文字変換システムの学習機能によって変化しうる。学習機能は当該文字変換システムを利用しているユーザに依存するところが大きい。
しかしながら、当該ユーザにのみ依存した学習機能だけでは、当該ユーザの勘違いにより間違ったまま使用し続けたり、又はその学習期間に時間がかかったりするという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、ユーザのみに依存した学習機能に基づく変換候補のリスト順を改善することを目的とする。
また、本発明は、上記変換候補のリスト順を表示する新たなグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供することを目的とする。
また、コミュニケーションツールとして、メールやソーシャルネットワークがよく利用されている。
メールの送信する際に、受信メールに対して返信をする場合には、宛先(To)に送信者のメールアドレスが自動的に入力される。しかしながら、新規にメールを作成して送信する場合には、メール送信者が宛先フィールドにメールアドレスを入力したり、乃至はメールアドレスをアドレス帳から選択したりする必要がある。また、受信メールに対して返信する場合において、CC(Carbon Copy)フィールド又はBCC(Blind Carbon Copy)フィールドにあるユーザにメールを返信したり、又はそれ以外のユーザにメールを転送したりしたい場合には、メール送信者が宛先を入力したり、アドレス帳から選択したりする必要がある。
しかしながら、メールの送信する場合に、メールアドレスの入力が手作業で行われる場合には、名前やメールアドレスの打ち間違い、宛先違い(例えば、同姓若しくは同名又は同姓同名のメールアドレスの選択間違い)、又はコピー間違いが生じやすい。
また、メールの送信する場合に、メールアドレスは思い出せないが、相手のニックネーム又は名前を知っている場合においても、メールアドレスの入力が手作業で行われる場合には、名前やメールアドレスの打ち間違い、宛先違い(例えば、同姓若しくは同名又は同姓同名のメールアドレスの選択間違い)、又はコピー間違いが生じやすい。
そこで、本発明は、文字変換システムを利用して、ニックネーム又は名前に対する変換候補としてメールアドレスを表示する新たなグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供することを目的とする。
また、本発明は、文字変換システムを利用して、上記したニックネーム又は名前に対する変換候補としてメールアドレスを表示するのとは逆に、メールアドレスに対する変換候補としてニックネーム又は名前を表示する新たなグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供することを目的とする。
本発明は、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法を提供する。当該技法は、上記入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、並びに、上記入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置、そのためのコンピュータ・システム、そのためのサーバ・コンピュータ、並びに、上記入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置用プログラム及び電子装置用プログラム製品、コンピュータ・システム用プログラム及びコンピュータ・システム用プログラム製品、サーバ・コンピュータ用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム製品を包含しうる。
(本発明に従う第1の態様;電子装置が変換候補を検索する態様を含み、各ステップの主体が電子装置である方法)
本発明に従う第1の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法は、電子装置が、
ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップと、
上記変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示するステップであって、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記表示するステップと
を実行することを含む。
本発明の一つの実施態様において、上記電子装置が、
上記マップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示するステップ
をさらに実行することを含みうる。
(本発明に従う第2の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索する態様を含み、各ステップの主体が電子装置又はサーバ・コンピュータである方法)
本発明に従う第2の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法は、
電子装置が、ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信するステップと、
上記サーバ・コンピュータが、上記入力された文字列を受信し、当該受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップと、
上記サーバ・コンピュータが、上記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを上記電子装置に上記ネットワークを介して送信するステップと、
上記電子装置が、上記検索された変換候補及び上記ランクを上記サーバ・コンピュータから上記ネットワークを介して受信するステップと、
上記電子装置が、上記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示するステップであって、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記表示するステップと
を実行することを含む。
本発明の一つの実施態様において、上記電子装置が、
上記マップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示するステップ
をさらに実行することを含みうる。
(本発明に従う第3の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索する態様を含み、各ステップの主体が電子装置である方法)
本発明に従う第3の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法は、電子装置が、
ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信するステップと、
上記入力された文字列に関連付けられた変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを上記サーバ・コンピュータから上記ネットワークを介して受信し、当該受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示するステップであって、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、ランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記表示するステップと
を実行することを含む。
本発明の一つの実施態様において、上記電子装置が、
上記マップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示するステップ
をさらに実行することを含みうる。
(本発明に従う第4の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索する態様を含み、各ステップの主体がサーバ・コンピュータである方法)
本発明に従う第4の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する方法は、サーバ・コンピュータが、
ユーザにより入力された文字列を電子装置から受信して、当該受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップと、
上記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを上記電子装置に送信するステップであって、複数の上記変換候補それぞれは、上記電子装置上で複数の上記変換候補それぞれをマップで表示するために上記ランクに関連付けられており、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、ランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記送信するステップと
を実行することを含む。
本発明の一つの実施態様において、上記サーバ・コンピュータが、
上記変換候補に関連付けられ、且つ当該変換候補の選択を支援するための情報を上記電子装置に送信するステップ
をさらに実行することを含みうる。
(本発明に従う第5の態様;電子装置が変換候補を検索し、各動作の主体が電子装置である態様)
入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置であって、
ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段と、
上記変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記変換候補マップ表示手段と
を備えている。
本発明の一つの実施態様において、上記電子装置が、上記マップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示する変換候補選択支援情報表示手段をさらに備えうる。
(本発明に従う第6の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索し、各動作の主体が電子装置又はサーバ・コンピュータである態様)
本発明に従う第6の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するためのコンピュータ・システムは、電子装置と当該電子装置にネットワークを介して接続されたサーバ・コンピュータとを備えており、
上記電子装置が、
ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータに上記ネットワークを介して送信する入力文字列送信手段
を備えており、
上記サーバ・コンピュータが、
上記入力された文字列を受信する入力文字列受信手段と、
上記受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段と、
上記サーバ・コンピュータが、上記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを上記電子装置に上記ネットワークを介して送信する変換候補送信手段と
を備えており、
上記電子装置が、
上記検索された変換候補及び上記ランクを上記サーバ・コンピュータから上記ネットワークを介して受信する変換候補受信手段と、
上記電子装置が、上記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記変換候補マップ表示手段と
をさらに備えている。
本発明の一つの実施態様において、上記電子装置が、上記マップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示する変換候補選択支援情報表示手段をさらに備えうる。
(本発明に従う第7の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索し、各動作の主体が電子装置である態様)
本発明に従う第7の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置は、
ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信する入力文字列送信手段と、
上記入力された文字列に関連付けられた変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを上記サーバ・コンピュータから上記ネットワークを介して受信する変換候補受信手段と、
上記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、ランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記変換候補マップ表示手段と
を備えている。
本発明の一つの実施態様において、上記電子装置が、上記マップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示する変換候補選択支援情報表示手段をさらに備えうる。
(本発明に従う第8の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索し、各動作の主体がサーバ・コンピュータである態様)
本発明に従う第8の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する為のサーバ・コンピュータは、
ユーザにより入力された文字列を電子装置から受信する入力文字列受信手段と、
上記受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段と、
上記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを上記電子装置に送信する変換候補送信手段であって、複数の上記変換候補それぞれは、上記電子装置上で複数の上記変換候補それぞれをマップで表示するために上記ランクに関連付けられており、上記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、ランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、上記変換候補送信手段と
を備えている。
本発明の一つの実施態様において、上記変換候補送信手段が、上記変換候補に関連付けられ、且つ当該変換候補の選択を支援するための情報を上記電子装置にさらに送信しうる。
(本発明に従う第9の態様;電子装置が変換候補を検索し、各ステップの主体が電子装置である態様)
本発明に従う第9の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置用プログラム又は電子装置用プログラム製品は、電子装置に、本発明に従う第1の態様の方法の各ステップを実行させる。
(本発明に従う第10の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索し、各ステップの主体が電子装置又はサーバ・コンピュータである態様)
本発明に従う第10の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置用及びサーバ・コンピュータ用プログラム又は電子装置用及びサーバ・コンピュータ用製品は、電子装置又はサーバ・コンピュータに、本発明に従う第2の態様の方法の各ステップを実行させる。
(本発明に従う第11の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索し、各ステップの主体が電子装置である態様)
本発明に従う第11の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置用プログラム又は電子装置用プログラム製品は、電子装置に、本発明に従う第3の態様の方法の各ステップを実行させる。
(本発明に従う第12の態様;サーバ・コンピュータが変換候補を検索し、各ステップの主体がサーバ・コンピュータである態様)
本発明に従う第12の態様において、入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援するためのサーバ・コンピュータ用プログラム又はサーバ・コンピュータ用プログラム製品は、サーバ・コンピュータに、本発明に従う第4の態様の方法の各ステップを実行させる。
本発明の実施態様に従う電子装置用プログラム、電子装置用及びサーバ・コンピュータ用プログラム、又はサーバ・コンピュータ用プログラム(以下、まとめて、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムともいう)は、一つ又は複数のフレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、BD、ハードディスク装置、USBに接続可能なメモリ媒体、ROM、MRAM、RAM等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムは、上記記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のコンピュータ、例えばサーバからダウンロードしたり、又は他の記録媒体から複製したりすることができる。また、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムは、圧縮し、又は複数に分割して、単一又は複数の記録媒体に格納することもできる。また、様々な形態で、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラム製品を提供することも勿論可能であることにも留意されたい。本発明の実施態様に従う電子装置用プログラム製品、電子装置用及びサーバ・コンピュータ用製品、又はサーバ・コンピュータ用プログラム製品(以下、まとめて、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラム製品ともいう)は、例えば、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムを記録した記憶媒体、又は、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムを伝送する伝送媒体を包含しうる。
本発明の上記概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの構成要素のコンビネーション又はサブコンビネーションもまた、本発明となりうることに留意すべきである。
本発明の実施態様において使用される電子装置及びサーバ・コンピュータそれぞれの各ハードウェア構成要素を、複数のマシンと組み合わせ、それらに機能を配分し実施する等の種々の変更は当業者によって容易に想定され得ることは勿論である。それらの変更は、当然に本発明の思想に包含される概念である。ただし、これらの構成要素は例示であり、そのすべての構成要素が本発明の必須構成要素となるわけではない。
また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによる実行において、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムのインストールされたコンピュータにおける実行が典型的な例として挙げられる。かかる場合、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムが当該コンピュータのメモリにロードされて実行されることにより、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムは、上記電子装置又は上記サーバ・コンピュータを制御し、本発明の実施態様に係る処理を実行させる。本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムは、任意の言語、コード、又は、表記によって表現可能な命令群から構成されうる。そのような命令群は、当該コンピュータが特定の機能を直接的に、又は、1.他の言語、コード若しくは表記への変換及び、2.他の媒体への複製、のいずれか一方若しくは双方が行われた後に、本発明の実施態様に従う処理を実行することを可能にするものである。
本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法は、上記変換候補のリスト順を表示する新たなグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供する。すなわち、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法は、複数の変換候補をマップで表示し、当該マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示される。このように、変換候補それぞれに関連付けられたランクの高い変換候補がマップ上で広い領域を占めるように表示されることから、ユーザは、変換候補を選択することが容易になる。
また、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法は、上記マップ上の変換候補を示す各領域が、第1のランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示されるとともに、当該第1のランクと異なる第2のランクに従って順位付けされた色相、明度、彩度、又はそれらの組み合わせでさらに色付けされて表示される。このように、変換候補が上記マップ上で、当該変換候補それぞれに関連付けられた異なる2つのランク付けに従って表示されることから、ユーザは、異なる指標に従って変換候補を選択することが容易になる。
また、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法は、入力された文字列がメールアドレスである場合に、当該メールアドレスに対応するニックネーム又は名前の複数の変換候補を上記マップ上で提示する。従って、ユーザは、入力された文字列(入力されたメールアドレス)に対応する適切なニックネーム又は名前を、上記マップ上に表示された複数の選択候補のうちから選択することが可能になる。
また、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法は、入力された文字列がニックネーム又は名前である場合に、当該ニックネーム又は名前に対応するメールアドレスの複数の変換候補を上記マップ上で提示する。従って、ユーザは、入力された文字列(入力された文字列)に対応する適切なメールアドレスを、上記マップ上に表示された複数の選択候補のうちから選択することが可能になる。
また、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する技法は、入力された文字列に対応する語、すなわち、インプットメソッドにより変換されうる語、専門用語変換辞書を使用して変換されうる語、翻訳辞書を使用して変換されうる翻訳語、又は連想変換辞書を使用して変換されうる連想変換語を上記マップ上で提示する。従って、ユーザは、入力された文字列に対応する適切な変換語を、上記マップ上に表示された複数の選択候補のうちから選択することが可能になる。
本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうる電子装置(例えば、コンピュータ)の一例を示した図である。 本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうる電子装置(例えば、スマートフォン、ファブレット、タブレット端末、電子書籍リーダー、携帯電話、又はナビゲーション装置(例えば、携帯型ナビゲーション装置)でありうる)の一例を示した図である。 本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうるサーバ・コンピュータの一例を示した図である。 本発明の実施態様に従い、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;英語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。 図2Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;日本語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。 図2Cに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、入力された文字列(ニックネーム又は名前)に対応する複数の変換候補(メールアドレス;英語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。 図3Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、入力された文字列(ニックネーム又は名前)に対応する複数の変換候補(メールアドレス;日本語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。 図3Cに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、入力された文字列(英語)に対応する複数の変換候補をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を確定する態様を示す。 図4Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、入力された文字列(日本語)に対応する複数の変換候補をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を確定する態様を示す。 図4Cに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、文字列(英語)に対応する複数の変換候補(訳語である日本語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を確定する態様を示す。 図5Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。 本発明の実施態様に従い、入力文字列(メールアドレス)に関連付けられた変換候補(ニックネーム又は名前)を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、電子装置が変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。 本発明の実施態様に従い、入力文字列(ニックネーム又は名前)に関連付けられた変換候補(メールアドレス)を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、電子装置が変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。 本発明の実施態様に従い、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、電子装置が変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。 本発明の実施態様に従い、入力文字列(メールアドレス)に関連付けられた変換候補(ニックネーム又は名前)を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、サーバ・コンピュータが変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。 本発明の実施態様に従い、入力文字列(ニックネーム又は名前)に関連付けられた変換候補(メールアドレス)を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、サーバ・コンピュータが変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。 本発明の実施態様に従い、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、サーバ・コンピュータが変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。 図1A又は図1Bに従うハードウェア構成を好ましくは備えており、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示し、当該変換候補を検索する処理を実行する電子装置の機能ブロック図の一例を示した図である。 図1A又は図1Bに従うハードウェア構成を好ましくは備えており、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理を実行する電子装置、並びに、図1Cに従うハードウェア構成を好ましくは備えており、本発明の実施態様に従い入力文字列に関連付けられた変換候補を検索する処理を実行するサーバ・コンピュータの各機能ブロック図の一例を示した図である。
本発明の実施形態を、以下に図面に従って説明する。以下の図を通して、特に断らない限り、同一の符号は同一の対象を指す。本発明の実施形態は、本発明の好適な態様を説明するためのものであり、本発明の範囲をここで示すものに限定する意図はないことを理解されたい。
図1A及び図1Bはそれぞれ、本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうる電子装置の一例を示した図である。
図1Aは、本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうる電子装置(例えば、デスクトップ・コンピュータ、ディスプレイ一体型コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、ウルトラブックなどのコンピュータ)の一例を示した図である。
電子装置(101)は、1又は複数のCPU(102)とメイン・メモリ(103)とを備えており、これらはバス(104)に接続されている。CPU(102)は好ましくは、32ビット又は64ビットのアーキテクチャに基づくものである。当該CPU(102)は例えば、インテル社のCore(商標) iシリーズ、Core(商標) 2シリーズ、Atom(商標)シリーズ、Xeon(登録商標)シリーズ、Pentium(登録商標)シリーズ若しくはCeleron(登録商標)シリーズ、AMD(Advanced Micro Devices)社のAシリーズ、Phenom(商標)シリーズ、Athlon(商標)シリーズ、Turion(登録商標)シリーズ若しくはSempron(商標)、又は、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションのPower(商標)シリーズでありうる。
バス(104)には、ディスプレイ・コントローラ(105)を介して、ディスプレイ(106)、例えば液晶ディスプレイ(LCD)が接続されうる。また、液晶ディスプレイ(LCD)は例えば、タッチパネル・ディスプレイ又はフローティング・タッチ・ディスプレイであてもよい。ディスプレイ(106)は、電子装置(101)上で動作中のソフトウェア(例えば、本発明に従う第9の態様の電子装置用プログラム、本発明に従う第10の態様の電子装置用及びサーバ・コンピュータ用プログラムのうちの電子装置用プログラム、若しくは本発明に従う第11の態様の電子装置用プログラム、又は、当該電子装置(101)上で動作中の任意の各種電子装置用プログラム(例えば、任意の各種コンピュータ・プログラム)が稼働することによって表示されるオブジェクトを、適当なグラフィック・インタフェースで表示するために使用されうる。また、ディスプレイ(106)は例えば、文字入力を行うソフトウェア、例えば、各種ビジネスソフトウェア(例えば、ワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーションソフト)、又はメーラーの画面を出力しうる。
バス(104)には任意的に、例えばSATA又はIDEコントローラ(107)を介して、ディスク(108)、例えばハードディスク又はソリッド・ステート・ドライブ(SSD)が接続されうる。
バス(104)には任意的に、例えばSATA又はIDEコントローラ(107)を介して、ドライブ(109)、例えばCD、DVD又はBDドライブが接続されうる。
バス(104)には、周辺装置コントローラ(110)を介して、例えばキーボード・マウス・コントローラ又はUSBバスを介して、任意的に、キーボード(111)及びマウス(112)が接続されうる。
ディスク(108)には、オペレーティング・システム、例えばWindows(登録商標)、MacOS(登録商標)、Android(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux(登録商標)及びJ2EEなどのJava(登録商標)処理環境、Java(登録商標)アプリケーション、Java(登録商標)仮想マシン(VM)、Java(登録商標)実行時(JIT)コンパイラを提供するプログラム、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラム、及びその他のプログラム、並びにデータが、メイン・メモリ(103)にロード可能なように記憶されうる。
ディスク(108)は、電子装置(101)内に内蔵されていてもよく、当該電子装置(101)がアクセス可能なようにケーブルを介して接続されていてもよく、又は、当該電子装置(101)がアクセス可能なように有線又は無線ネットワークを介して接続されていてもよい。
ドライブ(109)は、必要に応じて、CD−ROM、DVD−ROM又はBDからプログラム、例えばオペレーティング・システム、アプリケーション又は本発明の実施態様に従う電子装置用プログラムをディスク(108)にインストールするために使用されうる。
通信インタフェース(114)は、例えばイーサネット(登録商標)・プロトコルに従う。通信インタフェース(114)は、通信コントローラ(113)を介してバス(104)に接続され、電子装置(101)を通信回線(115)に有線又は無線接続する役割を担い、電子装置(101)のオペレーティング・システムの通信機能のTCP/IP通信プロトコルに対して、ネットワーク・インタフェース層を提供する。なお、通信回線は例えば、無線LAN接続規格に基づく無線LAN環境、IEEE802.11a/b/g/nなどのWi-Fi無線LAN環境、又は携帯電話網環境(例えば、3G、LTE、又は4G環境)でありうる。
図1Bは、本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうる電子装置(例えば、スマートフォン、ファブレット、タブレット端末、電子書籍リーダー、携帯電話、又はナビゲーション装置(例えば、携帯型ナビゲーション装置)でありうる)の一例を示した図である。
図1Bに示す電子装置(121)のCPU(122)、メイン・メモリ(123)、バス(124)、ディスプレイ・コントローラ(125)、ディスプレイ(126)、SSD(128)、通信コントローラ(133)、通信インタフェース(134)及び通信回線(135)はそれぞれ、図1Aに示す電子装置(101)のCPU(102)、メイン・メモリ(103)、バス(104)、ディスプレイ・コントローラ(105)、ディスプレイ(106)、SSD(108)、通信コントローラ(113)、通信インタフェース(114)及び通信回線(115)に対応しうる。
電子装置(121)がスマートフォン、ファブレット、タブレット端末、電子書籍リーダー、携帯電話又はナビゲーション装置等の場合、CPU(122)は例えば、タブレット端末、スマートフォン、電子書籍リーダー、又は携帯電話用の各種CPU、又はアップル社(登録商標)のAシリーズでありうる。
SSD(128)ディスクには例えば、スマートフォン、ファブレット、タブレット端末、電子書籍リーダー、携帯電話又はナビゲーション装置用のOS(例えば、Android(登録商標)、FireOS(登録商標)、Windows(登録商標)若しくはWindows(登録商標)PhoneOS、又はiOS(登録商標))、及びJ2EEなどのJava(登録商標)処理環境、Java(登録商標)アプリケーション、Java(登録商標)仮想マシン(VM)、Java(登録商標)実行時(JIT)コンパイラを提供するプログラム、本発明の実施態様に従う電子装置用プログラム(例えば、本発明に従う第9の態様の電子装置用プログラム、本発明に従う第10の態様の電子装置用及びサーバ・コンピュータ用プログラムのうちの電子装置用プログラム、又は本発明に従う第11の態様の電子装置用プログラム)、当該電子装置(121)上で動作中の任意の各種電子装置用プログラム、並びにデータが、メイン・メモリ(123)にロード可能なように記憶されうる。
キーボード実現手段(130)は、アプリの一つとして、ディスプレイ(126)上にソフトウェア・キーボードを表示しうる。
以下において、電子装置(101)と示す場合には、図1Aに示す電子装置(101)の代わりに、図1Bに示す電子装置(121)であってもよいことを理解されたい。
図1Cは、本発明の実施態様に従う又は本発明の実施態様において使用されうるサーバ・コンピュータ(例えば、サーバ機能を備えているコンピュータ)の一例を示した図である。
サーバ・コンピュータ(141)は例えば、ワークステーション、ラックマウント型サーバ、ブレード型サーバ、ミッドレンジ、メインフレームなどの汎用コンピュータ装置として構成されうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、1又は複数のCPU(142)とメイン・メモリ(143)とを備えており、これらはバス(144)に接続されている。CPU(142)は好ましくは、32ビット又は64ビットのアーキテクチャに基づくものである。当該CPU(142)は例えば、インテル社のXeon(登録商標)シリーズ、Core(商標) iシリーズ、Core(商標) 2シリーズ、Pentium(登録商標)シリーズ、Celeron(登録商標)シリーズ若しくはAtom(商標)シリーズ、AMD(Advanced Micro Devices)社のOpteron(商標)シリーズ、Aシリーズ、Phenom(商標)シリーズ、Athlon(商標)シリーズ、Turion(登録商標)シリーズ若しくはSempron(商標)、又は、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションのPower(商標)シリーズでありうる。
図1Cに示すサーバ・コンピュータ(141)のメイン・メモリ(143)、バス(144)、ディスプレイ・コントローラ(145)、ディスプレイ(146)、SATA又はIDEコントローラ(147)、ディスク(148)、ドライブ(149)、周辺装置コントローラ(150)、キーボード(151)、マウス(152)、通信コントローラ(153)、通信インタフェース(154)及び通信回線(155)はそれぞれ、図1Aに示す電子装置(101)のメイン・メモリ(103)、バス(104)、ディスプレイ・コントローラ(105)、ディスプレイ(106)、SATA又はIDEコントローラ(107)、ディスク(108)、ドライブ(109)、周辺装置コントローラ(110)、キーボード(111)、マウス(112)、通信コントローラ(113)、通信インタフェース(114)及び通信回線(115)それぞれに対応しうる。
また、サーバ・コンピュータ(141)は、仮想化ソフトウェア(例えば、VMWare(登録商標)、Hyper−V(登録商標)、Xen(登録商標))のハイパーバイザ(仮想化モニタ又は仮想化OSとも呼ばれる)上で、同一の又は異なるOS(例えば、Windows(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux(登録商標))をゲストOSとした1又は複数の仮想マシンを稼働させることが可能である。
下記図2A〜図2B、下記図2C〜図2D、下記図3A〜図3B、下記図3C〜図3D、下記図4A〜図4B、下記図4C〜図4D、及び下記図6A〜図6Bはそれぞれ、本発明の実施態様に従い、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する種々の態様を示す。
図2Aは、本発明の実施態様に従い、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;英語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。また、図2Bは、図2Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
以下において、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;英語)を、電子装置(101)が検索する態様と、サーバ・コンピュータ(141)が検索する態様とについてそれぞれ説明する。
(電子装置(101)が、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;英語)を検索する態様)
ステップ201において、ユーザAは、電子装置(101)(例えば、デスクトップ・コンピュータ)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(211)、Cc.件名及び本文(212)を入力する各欄を有している。
ステップ202において、ユーザAは、宛先(211)に、メールアドレスを入力し又はアドレス帳から選択する。ユーザAが入力又は選択したアドレスが、「[email protected]」であるとする。電子装置(101)は、宛先(211)に、上記入力又は選択されたメールアドレス「[email protected]」を表示する。
電子装置(101)は、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、当該メールアドレスと当該メールアドレスに関連付けられたニックネーム又は名前(以下、単に「称呼」ともいう)とを有するデータ(207)を参照する。データ(207)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ(207)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。
データ(207)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(以下、第1のカウントともいう)、及び、送信者(すなわち、ユーザA)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(以下、第2のカウントともいう)を有する。また、データ(207)は、例えばメールアドレスが、特定の組織に属するメンバー全員に対するメールアドレスである場合には、当該メールアドレスに関連付けられた称呼は例えば、「Hi all」、「Hi, everyone」、「皆様」、「皆様」、「〜課の皆様」でありうる。
電子装置(101)は、上記データ(207)を参照し、変換候補である複数の称呼それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、ユーザAは例えば3〜5個に設定しうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている称呼であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、プライベートに使用されている称呼又は誤っている称呼であると解釈されうる。
ステップ203において、電子装置(101)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「Mr. Saitoh」(第1のカウント=20)(213−1)、「Saitoh-san」(第1のカウント=10)(213−2)及び「Mr. Saito」(第1のカウント=8)(213−3)をマップ(213)上に表示する。マップ(213)は例えば、宛先(211)に、又は宛先(211)に入力されたメールアドレスに関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(213)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記データ(207)を参照し、上記選択された変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。そして、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「Saitoh-san」(第2のカウント=200)(213−2)、「Mr. Saitoh」(第2のカウント=60)(213−1)、そして「Mr. Saito」(第2のカウント=20)(213−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(213)上に表示する。
マップ(213)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(213)上に占める面積が広いことから、ユーザAは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザA以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザAは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(213)上で表示される色相が濃いことから、ユーザA自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザAは知ることができる。
ステップ204において、ユーザAは、マップ(213)上の変換候補「Mr. Saito」(213−3)上にマウス・カーソル(214)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(214)が重ねられた変換候補「Mr. Saito」(213−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「Mr. Saito」(213−3)の選択を支援するための情報「「Saito」は「Saitoh」の誤字ですので、使わないようにしましょう。」(215)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ205において、ユーザAは、マップ(213)上の変換候補「Saitoh-san」(213−2)をマウス・カーソル(216)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ206において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(216)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の本文(212)(すなわち、メールアドレスが入力された宛先(211)と異なる位置)に上記選択された「Saitoh-san」を入力し、確定する。従って、ユーザAは、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(213)上の複数の変換候補である称呼のうちから、ユーザAが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「Saitoh-san」に変換されたことに応じて、データ(207)中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「Saitoh-san」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
また、電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「Saitoh-san」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(207)に対応するデータ中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「Saitoh-san」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
(サーバ・コンピュータ(141)が、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;英語)を検索する態様)
ステップ201において、ユーザBは、電子装置(101)(例えば、スマートフォン)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(211)、Cc.件名及び本文(212)を入力する各欄を有している。
ステップ202において、ユーザBは、宛先(211)に、メールアドレスを入力し又はアドレス帳から選択する。ユーザBが入力又は選択したアドレスが、「[email protected]」であるとする。電子装置(101)は、宛先(211)に、上記入力又は選択されたメールアドレス「[email protected]」を表示する。
電子装置(101)は、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、当該入力又は選択されたメールアドレス「[email protected]」をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記メールアドレス「[email protected]」を受信することに応じて、当該メールアドレスと当該メールアドレスに関連付けられたニックネーム又は名前(「称呼」)とを有するデータ(207)を参照する。データ(207)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ(207)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザB)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ(207)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(207)を参照し、変換候補である複数の称呼それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザBによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている称呼であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、プライベートに使用されている称呼又は誤っている称呼であると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「Mr. Saitoh」(第1のカウント=20)、「Saitoh-san」(第1のカウント=10)及び「Mr. Saito」(第1のカウント=8)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(207)を参照し、上記選択された3つの変換候補それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
電子装置(101)は、上記受信した3つの変換候補をマップ(213)上に表示する。マップ(213)は例えば、宛先(211)に、又は宛先(211)に入力されたメールアドレスに関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(213)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(213−1、213−2及び213−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「Saitoh-san」(第2のカウント=200)(213−2)、「Mr. Saitoh」(第2のカウント=60)(213−1)、そして「Mr. Saito」(第2のカウント=20)(213−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(213)上に表示する。
マップ(213)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(213)上に占める面積が広いことから、ユーザBは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザB以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザBは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(213)上で表示される色相が濃いことから、ユーザB自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザBは知ることができる。
ステップ204において、ユーザBは、マップ(213)上の変換候補「Mr. Saito」(213−3)上に操作指(214)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記操作指(214)が重ねられた変換候補「Mr. Saito」(213−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「Mr. Saito」(213−3)の選択を支援するための情報「「Saito」は「Saitoh」の誤字ですので、使わないようにしましょう。」(215)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ205において、ユーザBは、マップ(213)上の変換候補「Saitoh-san」(213−2)を操作指(216)で選択したとする(例えば、ダブル・タッチで選択したとする)。
ステップ206において、電子装置(101)は、操作指(216)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の本文(212)(すなわち、メールアドレスが入力された宛先(211)と異なる位置)に上記選択された「Saitoh-san」を入力し、確定する。従って、ユーザBは、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(213)上の複数の変換候補である称呼のうちから、最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「Saitoh-san」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(227)中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「Saitoh-san」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
図2Cは、本発明の実施態様に従い、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;日本語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。また、図2Dは、図2Cに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
以下において、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;日本語)を、電子装置(101)が検索する態様と、サーバ・コンピュータ(141)が検索する態様とについてそれぞれ説明する。
(電子装置(101)が、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;日本語)を検索する態様)
ステップ221において、ユーザCは、電子装置(101)(例えば、ディスプレイ一体型コンピュータ)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(231)、Cc.件名及び本文(232)を入力する各欄を有している。
ステップ222において、ユーザCは、宛先(231)に、メールアドレスを入力し又はアドレス帳から選択する。ユーザCが入力又は選択したアドレスが、「[email protected]」であるとする。電子装置(101)は、宛先(231)に、上記入力又は選択されたメールアドレス「[email protected]」を表示する。
電子装置(101)は、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、当該メールアドレスと当該メールアドレスに関連付けられたニックネーム又は名前(「称呼」)とを有するデータ(227)を参照する。データ(227)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ(227)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。
データ(227)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザC)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。
電子装置(101)は、上記データ(227)を参照し、変換候補である複数の称呼それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、ユーザCは例えば3〜5個に設定しうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている称呼であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、プライベートに使用されている称呼又は誤っている称呼であると解釈されうる。
ステップ223において、電子装置(101)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「斎藤さん」(第1のカウント=20)(233−1)、「斎藤様」(第1のカウント=10)(233−2)及び「斉藤さん」(第1のカウント=8)(233−3)をマップ(233)上に表示する。マップ(233)は例えば、宛先(231)に、又は宛先(231)に入力されたメールアドレスに関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(233)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記データ(227)を参照し、上記選択された変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。そして、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「斎藤様」(第2のカウント=200)(233−2)、「斎藤さん」(第2のカウント=60)(233−1)、そして「斉藤さん」(第2のカウント=20)(233−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(233)上に表示する。
マップ(233)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(233)上に占める面積が広いことから、ユーザCは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザC以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザCは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(233)上で表示される色相が濃いことから、ユーザC自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザCは知ることができる。
ステップ224において、ユーザCは、マップ(233)上の変換候補「斉藤さん」(233−3)上にマウス・カーソル(234)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(234)が重ねられた変換候補「斉藤さん」(233−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「斉藤さん」(233−3)の選択を支援するための情報「「斉」は「斎」の誤字ですので、使わないようにしましょう。」(235)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ225において、ユーザCは、マップ(233)上の変換候補「斎藤様」(233−2)をマウス・カーソル(236)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ226において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(236)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の本文(232)(すなわち、メールアドレスが入力された宛先(231)と異なる位置)に上記選択された「斎藤様」を入力し、確定する。従って、ユーザCは、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(233)上の複数の変換候補である称呼のうちから、ユーザCが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「斎藤様」に変換されたことに応じて、データ(227)中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「斎藤様」である行の第2のカウント(=60)を1インクリメントしうる。
また、電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「斎藤様」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(207)に対応するデータ中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「斎藤様」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
(サーバ・コンピュータ(141)が、入力された文字列(メールアドレス)に対応する複数の変換候補(ニックネーム又は名前;日本語)を検索する態様)
ステップ221において、ユーザDは、電子装置(101)(例えば、ファブレット)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(231)、Cc.件名及び本文(232)を入力する各欄を有している。
ステップ222において、ユーザDは、宛先(231)に、メールアドレスを入力し又はアドレス帳から選択する。ユーザDが入力又は選択したアドレスが、「[email protected]」であるとする。電子装置(101)は、宛先(231)に、上記入力又は選択されたメールアドレス「[email protected]」を表示する。
電子装置(101)は、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、当該入力又は選択されたメールアドレス「[email protected]」をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記メールアドレス「[email protected]」を受信することに応じて、当該メールアドレスと当該メールアドレスに関連付けられたニックネーム又は名前(「称呼」)とを有するデータ(227)を参照する。データ(227)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ(227)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザD)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ(227)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(227)を参照し、変換候補である複数の称呼それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザDによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている称呼であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、プライベートに使用されている称呼又は誤っている称呼であると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「斎藤さん」(第1のカウント=20)(233−1)、「斎藤様」(第1のカウント=10)(233−2)及び「斉藤さん」(第1のカウント=8)(233−3)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(227)を参照し、上記選択された変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
電子装置(101)は、上記受信した3つの変換候補をマップ(233)上に表示する。マップ(233)は例えば、宛先(231)に、又は宛先(231)に入力されたメールアドレスに関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(233)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(233−1、233−2及び233−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「斎藤様」(第2のカウント=200)(233−2)、「斎藤さん」(第2のカウント=60)(233−1)、そして「斉藤さん」(第2のカウント=20)(233−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(233)上に表示する。
マップ(233)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(233)上に占める面積が広いことから、ユーザDは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザD以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザDは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(233)上で表示される色相が濃いことから、ユーザD自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザDは知ることができる。
ステップ224において、ユーザDは、マップ(233)上の変換候補「斉藤さん」(233−3)上に操作指(234)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記操作指(234)が重ねられた変換候補「斉藤さん」(233−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「斉藤さん」(233−3)の選択を支援するための情報「「斉」は「斎」の誤字ですので、使わないようにしましょう。」(235)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ225において、ユーザDは、マップ(233)上の変換候補「斎藤様」(233−2)を操作指(236)で選択したとする(例えば、ダブル・タッチで選択したとする)。
ステップ226において、電子装置(101)は、操作指(236)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の本文(232)(すなわち、メールアドレスが入力された宛先(231)と異なる位置)に上記選択された「斎藤様」を入力し、確定する。従って、ユーザDは、上記メールアドレス「[email protected]」の入力又は選択に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(233)上の複数の変換候補である称呼のうちから、最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「斎藤様」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(227)に対応するデー中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「斎藤様」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
図3Aは、本発明の実施態様に従い、入力された文字列(ニックネーム又は名前)に対応する複数の変換候補(メールアドレス;英語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。また、図3Bは、図3Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
以下において、入力された文字列(ニックネーム又は名前;英語)に対応する複数の変換候補(メールアドレス)を、電子装置(101)が検索する態様と、サーバ・コンピュータ(141)が検索する態様とについてそれぞれ説明する。
(電子装置(101)が、入力された文字列(ニックネーム又は名前;英語)に対応する複数の変換候補(メールアドレス)を検索する態様)
ステップ301において、組織(Org3)に所属しているユーザE(メールアドレス[email protected]を使用している)は、電子装置(101)(例えば、ノートブック・コンピュータ)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(311)、Cc.件名及び本文(312)を入力する各欄を有している。
ステップ302において、ユーザEは、本文(312)の例えば文頭に、ニックネーム又は名前(「称呼」)を入力する。ユーザEが入力した称呼が、「Mr. Saitoh」であるとする。電子装置(101)は、本文(312)に、「Mr. Saitoh」を表示する。
電子装置(101)は、上記称呼「Mr. Saitoh」の入力に応じて、称呼と当該称呼に関連付けられたメールアドレスとを有するデータ1(307)を参照する。データ1(307)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ1(307)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。
データ1(307)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザE)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。
電子装置(101)は、上記データ1(307)を参照し、上記称呼「Mr. Saitoh」が使われているメールアドレス(すなわち、変換候補である)を抽出する。すなわち、電子装置(101)は、上記データ1(307)から、称呼「Mr. Saitoh」が使われているメールアドレス「[email protected]」及び「[email protected]」を変換候補として抽出する。また、電子装置(101)は任意的に、上記データ1(307)から、称呼「Mr. Saitoh」と類似する発音を有する称呼(例えば、称呼「Mr. Saitoh」と共起関係を有する「Mr. Saito」)が使われているメールアドレス「[email protected]」を変換候補として抽出しうる。
次に、電子装置(101)は任意的に、受信者のメールアドレスと送信者のメールアドレスとの対(以下、受信者−送信者対ともいう)と、送信者から受信者へメール送信した送信回数若しくは頻度(以下、第3のカウントともいう)とを有するデータ2(308)を参照する。データ2(308)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ2(308)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。従って、電子装置(101)は任意的に、送信者(メール作成者であるユーザE)のメールアドレス([email protected])から、上記抽出されたメールアドレス(すなわち、受信先のメールアドレスである)「[email protected]」若しくは「[email protected]」、又は任意的に「[email protected]」それぞれへ送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)をデータ2(308)から取得する。すなわち、電子装置(101)は、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「2000」、受信者−送信者対である「(To)[email protected];(From)[email protected]」の送信回数「30」、及び任意的に、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「10」(図3Bのデータ(308)上に示していない)を取得する。
次に、電子装置(101)はさらに任意的に、受信先のメールアドレスと、送信者が所属する組織と、当該送信者が所属する組織に所属する人が上記受信先のメールアドレスにメール送信した送信回数若しくは頻度(以下、第4のカウントともいう)とを有するデータ3(309)を参照する。データ3(309)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ2(308)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。
また、電子装置(101)はさらに任意的に、メールの送信者が所属する組織と、受信先のメールアドレスを有するユーザが所属する組織との間の距離を示すデータ4(310を参照)算出し、又は当該距離をサーバ・コンピュータから取得する。当該距離は例えば、図3Bに示す木構造(310−1及び310−2)を使用して算出されるものである。
木構造(310−1)は、組織(Org1)と組織(Org3)との間の距離の算出方法を示す。組織(Org1)から組織(Org3)に到着するまでの、木構造(310−1)中の枝の数は5である。従って、組織(Org1)と組織(Org3)との間の距離は5である。同様に、木構造(310−2)は、組織(Org2)と組織(Org3)との間の距離の算出方法を示す。組織(Org2)から組織(Org3)に到着するまでの、木構造(310−2)中の枝の数は2である。従って、組織(Org2)と組織(Org3)との間の距離は2である。また、組織が同じ場合には、その距離を1とする。
電子装置(101)はさらに任意的に、データ1(307)、データ2(308)及びデータ3(309)並びにデータ4(310を参照)から、上記抽出されたメールアドレスそれぞれについて、下記式1(候補ランク付けL1を算出する)又は式2(候補ランク付けL2を算出する)に従い、候補ランク付けL(以下、第5のカウントともいう)を算出し、又は、下記式1又は下記式2それぞれに従い算出された候補ランク付けL1又はL2をサーバ・コンピュータから取得しうる。
(式1)
L1(Sender,Candidate)=(A×count(Sender,Candidate)+B×count(Candidate,FromOrg))/Distance(SenderOrg,CandidateOrg);
ここで、
L1(Sender,Candidate):L1(送信者,変換候補であるメールアドレス(すなわち、受信者メールアドレス));
A×count(Sender,Candidate):A×第3のカウント(送信者から受信者へ送信した回数若しくは頻度);
B×count(Candidate,FromOrg):B×第4のカウント(送信者が所属する組織に所属する人が上記受信先のメールアドレスにメール送信した送信回数若しくは頻度);及び、
Distance(SenderOrg,CandidateOrg):送信者が所属する組織と受信者が所属する組織との距離であり、当該距離は、送信者及び受信者が決まれば一意に決まる;
ここで、A及びBはそれぞれ、任意の0以上の数値であり、どちらのパラメータの値を重視するのかに基づいて任意的に定められうる数(重み付け)である。
式1において、A=1及びB=1とした場合に、上記抽出されたメールアドレス「[email protected]」(Org1に所属する)及び「[email protected]」(Org2に所属する)それぞれの候補ランク付けL1(第5のカウント)は、下記の通りである:
L1([email protected][email protected])=0×20+(1×2000+1×4500)/5(Distance(Org1, Org3))=1300;及び、
L1([email protected][email protected])=0×6+(1×30+1×2094)/2(Distance(Org2,Org3))=1062;
従って、第5のカウントについて、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」の方が、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」よりも高い値を有する。
(式2)
L2(Sender,Candidate)=α+β×count(Sender,Candidate)+γ×count(SenderOrg,CandidateOrg);
ここで、
L2(Sender,Candidate):L2(送信者,変換候補であるメールアドレス(すなわち、受信者メールアドレス))
α:A×第1のカウント;
β:B/Distance(SenderOrg,CandidateOrg);
γ:C/Distance(SenderOrg,CandidateOrg);及び、
Distance(SenderOrg,CandidateOrg):送信者が所属する組織と受信者が所属する組織との距離であり、当該距離は、送信者及び受信者が決まれば一意に決まる;
ここで、A及びBはそれぞれ、任意の0以上の数値であり、どちらのパラメータに重きを置くかによって定められうる数(重み)である。
式2において、A=0、B=1及びC=1とした場合に、上記抽出されたメールアドレス「[email protected]」(Org1に所属する)及び「[email protected]」(Org2に所属する)それぞれの候補ランク付けL2(第5のカウント)は、下記の通りである:
L2([email protected][email protected])=(1×2000)×(1/5)+(1×4500)×(1/5)=1300;及び、
L2([email protected][email protected])=(1×30)×(1/2)+(1×2094)×(1/2)=1062;
従って、第5のカウントについて、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」の方が、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」よりも高い値を有する。
式2において、各係数A、B及びCは、データ(307)、データ(308)及びデータ(309)のどのパラメータの値を重視するのかに基づいて任意的に定められうる数(重み付け)である。
式2において、A=1、B=0及びC=0の場合、式2は式1と同じになる。
第5のカウントは、その値が高い順に、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」、「[email protected]」、そして「[email protected]」であるとする。
電子装置(101)は、上記変換候補である複数のメールアドレスそれぞれの上記第5のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、ユーザEは例えば3〜5個に設定しうる)。なお、上記第5のカウントが高い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているメールアドレスであると解釈されうる。また、上記第5のカウントが低い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織とが離れていて、当該送信者が所属する組織内のユーザにあまり用いられていないメールアドレスであると解釈されうる。
ステップ303において、電子装置(101)は、上記選択された変換候補「[email protected]」(313−1)、「[email protected]」(313−2)、及び「[email protected]」(313−3)をマップ(313)上に表示する。マップ(313)は例えば、本文(312)に、又は本文(312)に入力された称呼「Mr. Saitoh」に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれを上記第5のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(313)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれの上記第5のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば30%の割合で割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれの上記第5のカウントの割合に従って割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記データ1(307)を参照し、上記選択された変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。そして、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「[email protected]」(313−2)(第2のカウント=60)(313−2)、「[email protected]」(第2のカウント=30)(313−1)、そして「[email protected]」(第2のカウント=5)(313−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(313)上に表示する。
電子装置(101)は、マップ(313)上に、上記第5のカウントと、上記第2のカウントの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第5のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(313)上に占める面積が広いことから、ユーザEは上記第5のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているかをユーザEは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(313)上で表示される色相が濃いことから、ユーザE自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザEは知ることができる。
ステップ304において、ユーザEは、マップ(313)上の変換候補「[email protected]」(313−1)上にマウス・カーソル(324)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(324)が重ねられた変換候補「[email protected]」(313−1)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「[email protected]」(313−1)の選択を支援するための情報「Mr. Taro N Saitoh Taro_Saitoh/Japan Org1, Tokyo, JPN, xxx-yyy」(Nはミドルネームであり、Mr. Taro N Saitohの所属組織を示す)(325)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ305において、ユーザEは、マップ(313)上の変換候補「[email protected]」(313−1)をマウス・カーソル(326)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ306において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(326)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先(311)(すなわち、称呼が入力され本文(312)と異なる位置)に上記選択された「[email protected]」を入力し、確定する。従って、ユーザEは、上記称呼「Mr. Saitoh」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(313)上の複数の変換候補である称呼のうちから、ユーザEが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、称呼「Mr. Saitoh」がメールアドレス「[email protected]」に変換されたことに応じて、データ(207)中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「Mr. Saitoh」である行の第2のカウント(=30)を1インクリメントしうる。
また、電子装置(101)は、メールアドレス「[email protected]」が称呼「Mr. Saitoh」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(207)に対応するデータ中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「Mr. Saitoh」である行の第2のカウント(=30)を1インクリメントしうる。
(サーバ・コンピュータ(141)が、入力された文字列(ニックネーム又は名前;英語メールアドレス)に対応する複数の変換候補(メールアドレス)を検索する態様)
ステップ301において、組織(Org3)に所属しているユーザF(メールアドレス[email protected]を使用している)は、電子装置(101)(例えば、電子書籍リーダー)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(311)、Cc.件名及び本文(312)を入力する各欄を有している。
ステップ302において、ユーザFは、本文(312)の例えば文頭に、ニックネーム又は名前(「称呼」)を入力する。ユーザFが入力した称呼が、「Mr. Saitoh」であるとする。電子装置(101)は、本文(312)に、「Mr. Saitoh」を表示する。
電子装置(101)は、上記称呼「Mr. Saitoh」の入力に応じて、当該入力された称呼「Mr. Saitohをサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記称呼「Mr. Saitoh」を受信することに応じて、称呼と当該称呼に関連付けられたメールアドレスとを有するデータ1(307)を参照する。データ1(307)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ1(307)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザF)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ1(307)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記称呼「Mr. Saitoh」が使われているメールアドレス(すなわち、変換候補である)を抽出する。すなわち、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ1(307)から、称呼「Mr. Saitoh」が使われているメールアドレス「[email protected]」及び「[email protected]」を変換候補として抽出する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記データ1(307)から、称呼「Mr. Saitoh」と類似する発音を有する称呼(例えば、称呼「Mr. Saitoh」と共起関係を有する「Mr. Saito」)が使われているメールアドレス「[email protected]」を変換候補として抽出しうる。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、受信者のメールアドレスと送信者のメールアドレスとの対(受信者−送信者対)と、送信者から受信者へメール送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)とを有するデータ2(308)を参照する。なお、上記データ2(308)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、送信者(メール作成者であるユーザF)のメールアドレス([email protected])から、上記抽出されたメールアドレス(すなわち、受信先のメールアドレスである)「[email protected]」若しくは「[email protected]」、又は任意的に「[email protected]」それぞれへ送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)をデータ2(308)から取得する。すなわち、電子装置(101)は、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「2000」、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「30」、及び任意的に、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「10」(図3Bのデータ(308)上に示していない)を取得する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)はさらに任意的に、受信先のメールアドレスと、送信者が所属する組織と、当該送信者が所属する組織に所属する人が上記受信先のメールアドレスにメール送信した送信回数若しくは頻度(第4のカウント)とを有するデータ3(309)を参照する。なお、上記データ2(308)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
また、サーバ・コンピュータ(141)はさらに任意的に、メールの送信者が所属する組織と、受信先のメールアドレスを有するユーザが所属する組織との間の距離を示すデータ4(310を参照)算出する。当該距離は例えば、図3Bに示す木構造(310−1及び310−2)を使用して算出されるものである。
木構造(310−1)及び木構造(310−2)については、上記において述べたとおりである。
サーバ・コンピュータ(141)はさらに任意的に、データ1(307)、データ2(308)及びデータ3(309)並びにデータ4(310を参照)から、上記抽出されたメールアドレスそれぞれについて、上記式1又は式2に従い、候補ランク付けL(第5のカウント)を算出しうる。
第5のカウントは、その値が高い順に、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」、「[email protected]」、そして「[email protected]」であるとする。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記算出された第5のカウントに従って、上記変換候補である複数のメールアドレスそれぞれの上記第5のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザFによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第5のカウントが高い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているメールアドレスであると解釈されうる。また、上記第5のカウントが低い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織とが離れていて、当該送信者が所属する組織内のユーザにあまり用いられていないメールアドレスであると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第5のカウントが高い順に、「[email protected]」(313−1)、「[email protected]」(313−2)、及び「[email protected]」(313−3)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ1(307)を参照し、上記選択された変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第5のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第5のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ303において、電子装置(101)は、上記選択された変換候補「[email protected]」(313−1)、「[email protected]」(313−2)、及び「[email protected]」(313−3)をマップ(313)上に表示する。マップ(313)は例えば、本文(312)に、又は本文(312)に入力された称呼「Mr. Saitoh」に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれを上記第5のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(313)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれの上記第5のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば30%の割合で割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(313−1、313−2及び313−3)それぞれの上記第5のカウントの割合に従って割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「[email protected]」(313−2)(第2のカウント=60)(313−2)、「[email protected]」(第2のカウント=30)(313−1)、そして「[email protected]」(第2のカウント=5)(313−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(313)上に表示する。
電子装置(101)は、マップ(313)上に、上記第5のカウントと、上記第2のカウントの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第5のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(313)上に占める面積が広いことから、ユーザFは上記第5のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているかをユーザFは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(313)上で表示される色相が濃いことから、ユーザF自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザFは知ることができる。
ステップ304において、ユーザFは、マップ(313)上の変換候補「[email protected]」(313−1)上に操作指(324)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記操作指(324)が重ねられた変換候補「[email protected]」(313−1)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「[email protected]」(313−1)の選択を支援するための情報「Mr. Taro N Saitoh Taro_Saitoh/Japan Org1, Tokyo, JPN, xxx-yyy」(Nはミドルネームであり、Mr. Taro N Saitohの所属組織を示す)(325)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ305において、ユーザFは、マップ(313)上の変換候補「[email protected]」(313−2)を操作指(326)で選択したとする(例えば、ダブル・タッチで選択したとする)。
ステップ306において、電子装置(101)は、操作指(326)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先(311)(すなわち、称呼が入力され本文(312)と異なる位置)に上記選択された「[email protected]」を入力し、確定する。従って、ユーザFは、上記称呼「Mr. Saitoh」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(313)上の複数の変換候補であるメールアドレスのうちから、ユーザFが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、称呼「Mr. Saitoh」がメールアドレス「[email protected]」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(307)中、称呼が「Mr. Saitoh」であり、且つメールアドレスが「[email protected]」である行の第2のカウント(=30)を1インクリメントしうる。
図3Cは、本発明の実施態様に従い、入力された文字列(ニックネーム又は名前)に対応する複数の変換候補(メールアドレス;日本語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を所定の位置に入力する態様を示す。また、図3Dは、図3Cに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
以下において、入力された文字列(ニックネーム又は名前;日本語)に対応する複数の変換候補(メールアドレス)を、電子装置(101)が検索する態様と、サーバ・コンピュータ(141)が検索する態様とについてそれぞれ説明する。
(電子装置(101)が、入力された文字列(ニックネーム又は名前;日本語)に対応する複数の変換候補(メールアドレス)を検索する態様)
ステップ321において、組織(Org3)に所属しているユーザG(メールアドレス[email protected]を使用している)は、電子装置(101)(例えば、ノートブック・コンピュータ)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(331)、Cc.件名及び本文(332)を入力する各欄を有している。
ステップ322において、ユーザGは、本文(332)の例えば文頭に、ニックネーム又は名前(「称呼」)を入力する。ユーザGが入力した称呼が、「斎藤さん」であるとする。電子装置(101)は、本文(332)に、上記入力された称呼「斎藤さん」を表示する。
電子装置(101)は、上記称呼「斎藤さん」の入力に応じて、称呼と当該称呼に関連付けられたメールアドレスとを有するデータ1(327)を参照する。データ1(327)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ1(327)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。
データ1(327)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザG)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。
電子装置(101)は、上記データ1(327)を参照し、上記称呼「斎藤さん」が使われているメールアドレス(すなわち、変換候補である)を抽出する。すなわち、電子装置(101)は、上記データ1(327)から、称呼「斎藤さん」が使われているメールアドレス「[email protected]」及び「[email protected]」を変換候補として抽出する。また、電子装置(101)は任意的に、上記データ1(327)から、称呼「斎藤さん」と同音異字である称呼「斉藤さん」が使われているメールアドレス「[email protected]」を変換候補として抽出しうる。
次に、電子装置(101)は任意的に、受信者のメールアドレスと送信者のメールアドレスとの対(受信者−送信者対)と、送信者から受信者へメール送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)とを有するデータ2(328)を参照する。データ2(328)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ2(328)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。従って、電子装置(101)は任意的に、送信者(メール作成者であるユーザG)([email protected])から、上記抽出されたメールアドレス(すなわち、受信先のメールアドレスである)「[email protected]」若しくは「[email protected]」、又は任意的に「[email protected]」それぞれへ送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)をデータ2(328)から取得する。すなわち、電子装置(101)は、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「2000」、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「30」、及び任意的に受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「10」(図3Dのデータ(328)上に示していない)を取得する。
次に、電子装置(101)はさらに任意的に、受信先のメールアドレスと、送信者が所属する組織と、当該送信者が所属する組織に所属する人が上記受信先のメールアドレスにメール送信した送信回数若しくは頻度(第4のカウント)とを有するデータ3(329)を参照する。データ3(329)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはメール・アプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ2(328)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされている。
また、電子装置(101)はさらに任意的に、メールの送信者が所属する組織と、受信先のメールアドレスを有するユーザが所属する組織との間の距離を示すデータ4(330を参照)算出し、又は当該距離をサーバ・コンピュータから取得する。当該距離は例えば、図3Dに示す木構造(330−1及び330−2)を使用して算出されるものである。
木構造(330−1)は、組織(Org1)と組織(Org3)との間の距離の算出方法を示す。組織(Org1)から組織(Org3)に到着するまでの、木構造(330−1)中の枝の数は5である。従って、組織(Org1)と組織(Org3)との間の距離は5である。同様に、木構造(330−2)は、組織(Org2)と組織(Org3)との間の距離の算出方法を示す。組織(Org2)から組織(Org3)に到着するまでの、木構造(330−2)中の枝の数は2である。従って、組織(Org2)と組織(Org3)との間の距離は2である。また、組織が同じ場合には、その距離を1とする。
電子装置(101)はさらに任意的に、データ1(327)、データ2(328)及びデータ3(329)並びにデータ4(330を参照)から、上記抽出されたメールアドレスそれぞれについて、上記式1又は式2に従い、候補ランク付けL(第5のカウント)を算出し、又は、上記式1又は式2それぞれに従い算出された候補ランク付けL1又はL2をサーバ・コンピュータから取得しうる。
上記式1において、A=1及びB=1とした場合に、上記抽出されたメールアドレス「[email protected]」(Org1に所属する)及び「[email protected]」(Org2に所属する)それぞれの候補ランク付けL1(第5のカウント)は、下記の通りである:
L1([email protected][email protected])=(1×2000+1×4500)/5(Distance(Org1,Org3))=1300;及び、
L1([email protected][email protected])=(1×30+1×2094)/2(Distance(Org2,Org3))=1062;
従って、第5のカウントについて、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」の方が、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」よりも高い値を有する。
上記式2において、A=0、B=1及びC=1とした場合に、上記抽出されたメールアドレス「[email protected]」(Org1に所属する)及び「[email protected]」(Org2に所属する)それぞれの候補ランク付けL2(第5のカウント)は、下記の通りである:
L2([email protected][email protected])=(1×2000)×(1/5)+(1×4500)×(1/5)=1300;及び、
L2([email protected][email protected])=(1×30)×(1/2)+(1×2094)×(1/2)=1062;
従って、第5のカウントについて、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」の方が、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」よりも高い値を有する。
第5のカウントは、その値が高い順に、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」、「[email protected]」、そして「[email protected]」であるとする。
電子装置(101)は、上記変換候補である複数のメールアドレスそれぞれの上記第5のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、ユーザGは例えば3〜5個に設定しうる)。なお、上記第5のカウントが高い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているメールアドレスであると解釈されうる。また、上記第5のカウントが低い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織とが離れていて、当該送信者が所属する組織内のユーザにあまり用いられていないメールアドレスであると解釈されうる。
ステップ323において、電子装置(101)は、上記選択された変換候補「[email protected]」(333−1)、「[email protected]」(333−2)、及び「[email protected]」(333−3)をマップ(333)上に表示する。マップ(333)は例えば、本文(332)に、又は本文(332)に入力された称呼「斎藤さん」に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれを上記第5のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(333)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれの上記第5のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば30%の割合で割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれの上記第5のカウントの割合に従って割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記データ1(327)を参照し、上記選択された変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。そして、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「[email protected]」(333−2)(第2のカウント=60)(333−2)、「[email protected]」(第2のカウント=30)(333−1)、そして「[email protected]」(第2のカウント=5)(333−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(333)上に表示する。
電子装置(101)は、マップ(333)上に、上記第5のカウントと、上記第2のカウントの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第5のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(333)上に占める面積が広いことから、ユーザGは上記第5のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているかをユーザGは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(333)上で表示される色相が濃いことから、ユーザG自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザGは知ることができる。
ステップ324において、ユーザGは、マップ(333)上の変換候補「[email protected]」(333−1)上にマウス・カーソル(334)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(334)が重ねられた変換候補「[email protected]」(333−1)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「[email protected]」(333−1)の選択を支援するための情報「斎藤 太郎氏 Taro_Saitoh/Japan 組織1, 豊洲,東京, xxx-yyy」(斎藤 太郎氏の所属組織を示す)(325)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ325において、ユーザGは、マップ(333)上の変換候補「[email protected]」(333−2)をマウス・カーソル(336)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ326において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(336)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先(331)(すなわち、称呼が入力され本文(332)と異なる位置)に上記選択された「[email protected]」を入力し、確定する。従って、ユーザGは、上記称呼「斎藤さん」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(333)上の複数の変換候補である称呼のうちから、ユーザEが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、称呼「斎藤さん」がメールアドレス「[email protected]」に変換されたことに応じて、データ(327)中、メールアドレスが「[email protected]」であり、且つ称呼が「斎藤さん」である行の第2のカウント(=30)を1インクリメントしうる。
また、電子装置(101)は、称呼「斎藤さん」が「[email protected]」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(327)に対応するデータ中、称呼が「斎藤さん」であり、且つメールアドレスが「[email protected]」である行の第2のカウント(=30)を1インクリメントしうる。
(サーバ・コンピュータ(141)が、入力された文字列(ニックネーム又は名前;英語メールアドレス)に対応する複数の変換候補(メールアドレス)を検索する態様)
ステップ321において、組織(Org3)に所属しているユーザH(メールアドレス[email protected]を使用している)は、電子装置(101)(例えば、携帯電話)上で、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成をしようとしている。電子装置(101)は、メール・アプリケーションを起動し、新規メール作成の画面を表示する。新規メール作成の画面は、宛先(331)、Cc.件名及び本文(332)を入力する各欄を有している。
ステップ322において、ユーザHは、本文(332)の例えば文頭に、ニックネーム又は名前(「称呼」)を入力する。ユーザHが入力した称呼が、「斎藤さん」であるとする。電子装置(101)は、本文(332)に、「斎藤さん」を表示する。
電子装置(101)は、上記称呼「斎藤さん」の入力に応じて、当該入力された称呼「斎藤さん」をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記称呼「斎藤さん」を受信することに応じて、称呼と当該称呼に関連付けられたメールアドレスとを有するデータ1(327)を参照する。データ1(327)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ1(327)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者(すなわち、ユーザF)が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ1(327)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記称呼「斎藤さん」が使われているメールアドレス(すなわち、変換候補である)を抽出する。すなわち、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ1(327)から、称呼「斎藤さん」が使われているメールアドレス「[email protected]」及び「[email protected]」を変換候補として抽出する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記データ1(327)から、称呼「斎藤さん」と同音異字である称呼「斉藤さん」が使われているメールアドレス「[email protected]」を変換候補として抽出しうる。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、受信者のメールアドレスと送信者のメールアドレスとの対(受信者−送信者対)と、送信者から受信者へメール送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)とを有するデータ2(328)を参照する。なお、上記データ2(328)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、送信者(メール作成者であるユーザH)ののメールアドレス([email protected])から、上記抽出されたメールアドレス(すなわち、受信先のメールアドレスである)「[email protected]」若しくは「[email protected]」、又は任意的に「[email protected]」それぞれへと送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)をデータ2(328)から取得する。すなわち、電子装置(101)は、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「2000」、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「30」、及び任意的に、受信者−送信者対である「(To)[email protected]; (From)[email protected]」の送信回数「10」(図3Dのデータ(328)上に示していない)を取得する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)はさらに任意的に、受信先のメールアドレスと、送信者が所属する組織と、当該送信者が所属する組織に所属する人が上記受信先のメールアドレスにメール送信した送信回数若しくは頻度(第4のカウント)とを有するデータ3(329)を参照する。なお、上記データ2(328)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
また、サーバ・コンピュータ(141)はさらに任意的に、メールの送信者が所属する組織と、受信先のメールアドレスを有するユーザが所属する組織との間の距離を示すデータ4(330を参照)算出する。当該距離は例えば、図3Bに示す木構造(330−1及び330−2)を使用して算出されるものである。
木構造(330−1)及び木構造(330−2)については、上記において述べたとおりである。
サーバ・コンピュータ(141)はさらに任意的に、データ1(327)、データ2(328)及びデータ3(329)並びにデータ4(330を参照)から、上記抽出されたメールアドレスそれぞれについて、上記式1又は式2に従い、候補ランク付けL(第5のカウント)を算出しうる。
第5のカウントは、その値が高い順に、変換候補であるメールアドレス「[email protected]」、「[email protected]」、そして「[email protected]」であるとする。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記算出された第5のカウントに従って、上記変換候補である複数のメールアドレスそれぞれの上記第5のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザFによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第5のカウントが高い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているメールアドレスであると解釈されうる。また、上記第5のカウントが低い変換候補は、受信者と送信者が所属する組織とが離れていて、当該送信者が所属する組織内のユーザにあまり用いられていないメールアドレスであると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第5のカウントが高い順に、「[email protected]」(333−1)、「[email protected]」(333−2)、及び「[email protected]」(333−3)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ1(327)を参照し、上記選択された変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第5のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第5のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ323において、電子装置(101)は、上記選択された変換候補「[email protected]」(333−1)、「[email protected]」(333−2)、及び「[email protected]」(333−3)をマップ(333)上に表示する。マップ(333)は例えば、本文(332)に、又は本文(332)に入力された称呼「斎藤さん」に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれを上記第5のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(333)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれの上記第5のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば30%の割合で割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(333−1、333−2及び333−3)それぞれの上記第5のカウントの割合に従って割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「[email protected]」(333−2)(第2のカウント=60)(333−2)、「[email protected]」(第2のカウント=30)(333−1)、そして「[email protected]」(第2のカウント=5)(333−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(333)上に表示する。
電子装置(101)は、マップ(333)上に、上記第5のカウントと、上記第2のカウントの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第5のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(333)上に占める面積が広いことから、ユーザHは上記第5のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、受信者と送信者が所属する組織との近さにおいて、当該送信者が所属する組織内のより多くのユーザにおいて用いられているかをユーザHは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(333)上で表示される色相が濃いことから、ユーザH自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザHは知ることができる。
ステップ324において、ユーザHは、マップ(333)上の変換候補「[email protected]」(333−1)上に操作指(324)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記操作指(324)が重ねられた変換候補「[email protected]」(333−1)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「[email protected]」(333−1)の選択を支援するための情報「斎藤 太郎氏 Taro_Saitoh/Japan 組織1, 豊洲,東京, xxx-yyy」(斎藤 太郎氏の所属組織を示す)(325)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ325において、ユーザHは、マップ(333)上の変換候補「[email protected]」(333−1)をマウス・カーソル(336)で選択したとする(例えば、ダブル・タッチで選択したとする)。
ステップ326において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(336)での上記選択に応じて、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先(331)(すなわち、称呼が入力され本文(332)と異なる位置)に上記選択された「[email protected]」を入力し、確定する。従って、ユーザHは、上記称呼「斎藤さん」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(333)上の複数の変換候補であるメールアドレスのうちから、ユーザHが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、称呼「斎藤さん」が「[email protected]」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(327)中、称呼が「斎藤さん」であり、且つメールアドレスが「[email protected]」である行の第2のカウント(=30)を1インクリメントしうる。
図4Aは、本発明の実施態様に従い、入力された文字列(英語)に対応する複数の変換候補(英語又は化学式を含みうる)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補(英語)を確定する態様を示す。また、図4Bは、図4Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
以下において、入力された文字列(英語)に対応する複数の変換候補を、電子装置(101)が検索する態様と、サーバ・コンピュータ(141)が検索する態様とについてそれぞれ説明する。
(電子装置(101)が、入力された文字列(英語)に対応する複数の変換候補(例えば、英語)を検索する態様)
ステップ401において、ユーザJは、電子装置(101)(例えば、ウルトラブック)上で、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成又は文書編集をしようとしている。電子装置(101)は、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成の画面を表示するか、又は作成途中のファイルを読み込む。
ステップ402において、ユーザJは、ワードプロセッサの画面上で、レポートを英語で入力している。ユーザJが単語「alcohol」を入力し、引き続き例えば所定のキー(例えば、Endキー)を押下したとする。
電子装置(101)は、上記単語「alcohol」の入力、そして上記所定のキーの押下に応じて、当該単語と当該単語に関連付けられた変換候補とを有するデータ(407)を参照する。データ(407)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはワードプロセッサの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ(407)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされうる。
データ(407)は、入力文字列である語毎に、当該語に関連付けられた複数の変換候補と、当該複数の変換候補それぞれについて、当該変換候補を使って確定入力した人の総数(第1のカウント)、及び、入力者(すなわち、ユーザJ)が当該変換候補を使って確定入力した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。
電子装置(101)は、上記データ(407)を参照し、複数の変換候補それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、ユーザJは例えば3〜5個に設定しうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている変換候補であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、あまり使用されていない変換候補又は誤っている変換候補であると解釈されうる。
ステップ403において、電子装置(101)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「ethanol」(第1のカウント=50)(413−1)、「ethyl alcohol」(第1のカウント=25)(413−2)及び「CH3CH2OH」(第1のカウント=10)(413−3)をマップ(413)上に表示する。マップ(413)は例えば、入力文字列に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(413)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記データ(407)を参照し、上記選択された変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。そして、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「ethyl alcohol」(第2のカウント=200)(413−2)、「ethanol」(第2のカウント=60)(413−1)、そして「CH3CH2OH」(第2のカウント=30)(413−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(413)上に表示する。
マップ(413)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(413)上に占める面積が広いことから、ユーザJは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザJ以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザJは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(413)上で表示される色相が濃いことから、ユーザJ自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザJは知ることができる。
ステップ404において、ユーザJは、マップ(413)上の変換候補「CH3CH2OH」(413−3)上にマウス・カーソル(414)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(414)が重ねられた変換候補「CH3CH2OH」(413−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「CH3CH2OH」(413−3)の選択を支援するための情報「エタノールの化学式です。」(415)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ405において、ユーザJは、マップ(413)上の変換候補「ethyl alcohol」(413−2)をマウス・カーソル(416)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ406において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(416)での上記選択に応じて、ワードプロセッサ上の「alcohol」と入力された位置に、当該「alcohol」を削除して上記選択された「ethyl alcohol」を入力し、確定する。従って、ユーザJは、上記語「alcohol」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(413)上の複数の変換候補である変換候補のうちから、ユーザJが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、語「alcohol」が「ethyl alcohol」に変換されたことに応じて、データ(407)中、入力文字列が「alcohol」であり、且つ変換候補が「ethyl alcohol」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
また、電子装置(101)は、語「alcohol」が「ethyl alcohol」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(407)に対応するデータ中、入力文字列が「alcohol」であり、且つ変換候補が「ethyl alcohol」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
(サーバ・コンピュータ(141)が、入力された文字列(英語)に対応する複数の変換候補(例えば、英語)を検索する態様)
ステップ401において、ユーザKは、電子装置(101)(例えば、タブレット端末)上で、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成又は文書編集をしようとしている。電子装置(101)は、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成の画面を表示するか、又は作成途中のファイルを読み込む。
ステップ402において、ユーザKは、ワードプロセッサの画面上で、レポートを英語で入力している。ユーザJが単語「alcohol」を入力し、引き続き例えば所定のソフトウェア・キー(例えば、Endキー)を押下したとする。
電子装置(101)は、上記単語「alcohol」の入力、そして上記所定のソフトウェア・キーの押下に応じて、当該入力された単語「alcohol」をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記単語「alcohol」を受信することに応じて、当該単語と当該単語に関連付けられた変換候補とを有するデータ(407)を参照する。データ(407)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ(407)は、入力文字列である語毎に、当該語に関連付けられた複数の変換候補と、当該複数の変換候補それぞれについて、当該変換候補を使って確定入力した人の総数(第1のカウント)、及び、入力者(すなわち、ユーザJ)が当該変換候補を使って確定入力した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ(407)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(407)を参照し、複数の変換候補それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザKによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている変換候補であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、あまり使用されていない変換候補又は誤っている変換候補であると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「ethanol」(第1のカウント=50)、「ethyl alcohol」(第1のカウント=25)及び「CH3CH2OH」(第1のカウント=10)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(407)を参照し、上記選択された3つの変換候補それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ403において、電子装置(101)は、上記受信した3つの変換候補を、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「ethanol」(第1のカウント=50)(413−1)、「ethyl alcohol」(第1のカウント=25)(413−2)及び「CH3CH2OH」(第1のカウント=10)(413−3)をマップ(413)上に表示する。マップ(413)は例えば、入力文字列に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(413)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(413−1、413−2及び413−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「ethyl alcohol」(第2のカウント=200)(413−2)、「ethanol」(第2のカウント=60)(413−1)、そして「CH3CH2OH」(第2のカウント=30)(413−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(413)上に表示する。
マップ(413)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(413)上に占める面積が広いことから、ユーザKは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザK以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザKは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(413)上で表示される色相が濃いことから、ユーザK自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザKは知ることができる。
ステップ404において、ユーザJは、マップ(413)上の変換候補「CH3CH2OH」(413−3)上にマウス・カーソル(414)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(414)が重ねられた変換候補「CH3CH2OH」(413−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「CH3CH2OH」(413−3)の選択を支援するための情報「エタノールの化学式です。」(415)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ405において、ユーザJは、マップ(413)上の変換候補「ethyl alcohol」(413−2)を操作指(416)で選択したとする(例えば、ダブル・タッチで選択したとする)。
ステップ406において、電子装置(101)は、操作指(416)での上記選択に応じて、ワードプロセッサ上の「alcohol」と入力された位置に、当該「alcohol」を削除して上記選択された「ethyl alcohol」を入力し、確定する。従って、ユーザJは、上記語「alcohol」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(413)上の複数の変換候補である変換候補のうちから、ユーザJが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、語「alcohol」が「ethyl alcohol」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(407)中、入力文字列が「alcohol」であり、且つ変換候補が「ethyl alcohol」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
図4Cは、本発明の実施態様に従い、入力された文字列(日本語)に対応する複数の変換候補(日本語、英語又は化学式を含む)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を確定する態様を示す。また、図4Dは、図4Cに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
以下において、入力された文字列(日本語)に対応する複数の変換候補を、電子装置(101)が検索する態様と、サーバ・コンピュータ(141)が検索する態様とについてそれぞれ説明する。
(電子装置(101)が、入力された文字列(日本語)に対応する複数の変換候補(例えば、日本語)を検索する態様)
ステップ421において、ユーザJは、電子装置(101)(例えば、無線キーボード付属タブレット端末)上で、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成又は文書編集をしようとしている。電子装置(101)は、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成の画面を表示するか、又は作成途中のファイルを読み込む。
ステップ422において、ユーザJは、ワードプロセッサの画面上で、レポートを日本語で入力している。ユーザJが単語「アルコール」を入力し、引き続き例えば所定のキー(例えば、Endキー)を押下したとする。
電子装置(101)は、上記単語「アルコール」の入力、そして上記所定のキーの押下に応じて、当該単語と当該単語に関連付けられた変換候補とを有するデータ(427)を参照する。データ(427)は例えば、電子装置(101)の起動時若しくはワードプロセッサの起動時、又は、所定の時間間隔毎に当該データ(427)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードされうる。
データ(427)は、入力文字列である語毎に、当該語に関連付けられた複数の変換候補と、当該複数の変換候補それぞれについて、当該変換候補を使って確定入力した人の総数(第1のカウント)、及び、入力者(すなわち、ユーザJ)が当該変換候補を使って確定入力した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。
電子装置(101)は、上記データ(427)を参照し、複数の変換候補それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、ユーザJは例えば3〜5個に設定しうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている変換候補であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、あまり使用されていない変換候補又は誤っている変換候補であると解釈されうる。
ステップ423において、電子装置(101)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「エタノール」(第1のカウント=50)(433−1)、「エチルアルコール」(第1のカウント=25)(433−2)及び「CHCHOH」(第1のカウント=14)(433−3)をマップ(433)上に表示する。マップ(433)は例えば、入力文字列に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(433)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記データ(427)を参照し、上記選択された変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれの上記第2のカウントを読み取る。そして、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「エチルアルコール」(第2のカウント=200)(433−2)、「エタノール」(第2のカウント=60)(433−1)、そして「CHCHOH」(第2のカウント=20)(433−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(433)上に表示する。
マップ(433)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(433)上に占める面積が広いことから、ユーザJは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザJ以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザJは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(433)上で表示される色相が濃いことから、ユーザJ自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザJは知ることができる。
ステップ424において、ユーザJは、マップ(433)上の変換候補「CHCHOH」(433−3)上にマウス・カーソル(434)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(434)が重ねられた変換候補「CHCHOH」(433−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「CHCHOH」(433−3)の選択を支援するための情報「エタノールの化学式です。」(435)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ425において、ユーザJは、マップ(433)上の変換候補「エチルアルコール」(433−2)をマウス・カーソル(436)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ426において、電子装置(101)は、マウス・カーソル(436)での上記選択に応じて、ワードプロセッサ上の「アルコール」と入力された位置に、当該「アルコール」を削除して上記選択された「エチルアルコール」を入力し、確定する。従って、ユーザJは、上記語「アルコール」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(433)上の複数の変換候補である変換候補のうちから、ユーザJが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、語「アルコール」が「エチルアルコール」に変換されたことに応じて、データ(427)中、入力文字列が「アルコール」であり、且つ変換候補が「エチルアルコール」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
また、電子装置(101)は、語「アルコール」が「エチルアルコール」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(427)中、入力文字列が「アルコール」であり、且つ変換候補が「エチルアルコール」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
(サーバ・コンピュータ(141)が、入力された文字列(日本語)に対応する複数の変換候補(例えば、日本語)を検索する態様)
ステップ421において、ユーザKは、電子装置(101)(例えば、無線キーボード付属タブレット端末)上で、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成又は文書編集をしようとしている。電子装置(101)は、ワードプロセッサを起動し、新規文書作成の画面を表示するか、又は作成途中のファイルを読み込む。
ステップ422において、ユーザKは、ワードプロセッサの画面上で、レポートを日本語で入力している。ユーザKが単語「アルコール」を入力し、引き続き例えば所定のソフトウェア・キー(例えば、Endキー)を押下したとする。
電子装置(101)は、上記単語「alcohol」の入力、そして上記所定のソフトウェア・キーの押下に応じて、当該入力された単語「alcohol」をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記単語「alcohol」を受信することに応じて、当該単語と当該単語に関連付けられた変換候補とを有するデータ(427)を参照する。データ(427)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ(427)は、入力文字列である語毎に、当該語に関連付けられた複数の変換候補と、当該複数の変換候補それぞれについて、当該変換候補を使って確定入力した人の総数(第1のカウント)、及び、入力者(すなわち、ユーザK)が当該変換候補を使って確定入力した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ(427)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(427)を参照し、複数の変換候補それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザKによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている変換候補であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、あまり使用されていない変換候補又は誤っている変換候補であると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「エタノール」(第1のカウント=50)、「エチルアルコール」(第1のカウント=25)及び「CHCHOH」(第1のカウント=14)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(427)を参照し、上記選択された3つの変換候補それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ423において、電子装置(101)は、上記受信した3つの変換候補を、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「エタノール」(第1のカウント=50)(433−1)、「エチルアルコール」(第1のカウント=25)(433−2)及び「CHCHOH」(第1のカウント=14)(433−3)をマップ(433)上に表示する。マップ(433)は例えば、入力文字列に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(433)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(433−1、433−2及び433−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「エチルアルコール」(第2のカウント=200)(433−2)、「エタノール」(第2のカウント=60)(433−1)、そして「CHCHOH」(第2のカウント=20)(433−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(433)上に表示する。
マップ(433)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(433)上に占める面積が広いことから、ユーザKは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザK以外のその他のユーザがどのような技術用語を変換候補として多く使用しているのかをユーザKは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(433)上で表示される色相が濃いことから、ユーザK自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザKは知ることができる。
ステップ424において、ユーザKは、マップ(433)上の変換候補「CHCHOH」(433−3)上にマウス・カーソル(434)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(434)が重ねられた変換候補「CHCHOH」(433−3)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「CHCHOH」(433−3)の選択を支援するための情報「エタノールの化学式です。」(435)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ425において、ユーザKは、マップ(433)上の変換候補「エチルアルコール」(433−2)を操作指(436)で選択したとする(例えば、ダブル・タッチで選択したとする)。
ステップ426において、電子装置(101)は、操作指(436)での上記選択に応じて、ワードプロセッサ上の「アルコール」と入力された位置に、当該「アルコール」を削除して上記選択された「エチルアルコール」を入力し、確定する。従って、ユーザKは、上記語「アルコール」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(433)上の複数の変換候補である変換候補のうちから、ユーザKが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。
電子装置(101)は、語「アルコール」が「エチルアルコール」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(141)に通知しうる。サーバ・コンピュータ(141)は、当該通知を受信することに応じて、データ(427)に対応するデータ中、入力文字列が「アルコール」であり、且つ変換候補が「エチルアルコール」である行の第2のカウント(=200)を1インクリメントしうる。
図5Aは、本発明の実施態様に従い、文字列(英語)に対応する複数の変換候補(訳語である日本語)をマップ上に表示し、当該マップ上の選択された変換候補を確定する態様を示す。また、図5Bは、図5Aに示す態様において、複数の上記変換候補を上記マップ上に表示する為に使用されうるデータを示す。
ステップ501において、ユーザLは、電子装置(101)(例えば、デスクトップパソコン)上で、テクニカル・マニュアルの共同翻訳作業の為に、ワードプロセッサを起動し、文書編集をしようとしている。電子装置(101)は、ワードプロセッサを起動し、作成途中のファイルを読み込む。
ステップ502において、ユーザLは、ワードプロセッサの画面上で、英語から日本語への翻訳作業をしている。ユーザJが、単語「Fix List」を入力し、例えば所定のキー(例えば、Endキー)を押下した、又は、既に入力済みの単語「Fix List」を選択し、例えば所定のキー(例えば、スペース・キー)を押下したとする。
電子装置(101)は、上記単語「Fix List」の入力又は選択、そして上記所定のキーの押下に応じて、当該入力又は選択された単語「Fix List」をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)からの上記単語「Fix List」を受信することに応じて、当該単語と当該単語に関連付けられた変換候補とを有するデータ(507)を参照する。データ(507)は例えば、サーバ・コンピュータ(141)がアクセス可能な記憶媒体(例えば、図1Cに示すディスク(148))中に格納されている。
データ(507)は、入力文字列である語毎に、当該語に関連付けられた複数の変換候補と、当該複数の変換候補それぞれについて、当該変換候補を使って確定入力した人の総数(第1のカウント)、及び、入力者(すなわち、ユーザJ)が当該変換候補を使って確定入力した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。なお、上記データ(507)の上記各項目についてデータに更新がある場合には、サーバ・コンピュータ(141)は、例えばリアルタイムに又はバッチ処理で、上記各項目についてのデータを更新しうる。また、データ(507)が特には、グループによる共同翻訳作業の為に使用されている場合には、サーバ・コンピュータ(141)は上記データ(507)の上記各項目についてデータに更新がある毎に、上記各項目についてのデータを更新しうる。このことによって、上記データ(507)中に、特定の単語がどのように翻訳されているのかをリアルタイムに反映させることが可能になる。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(507)を参照し、複数の変換候補それぞれの上記第1のカウントが高い順に例えば3個を選択する(選択する数は任意の数に設定可能であり、例えばユーザLによって例えば3〜5個に設定されうる)。なお、上記第1のカウントが高い変換候補は、より多くのユーザにおいて用いられている翻訳語であると解釈されうる。また、上記第1のカウントが低い変換候補は、あまり使用されていない翻訳語又は誤っている翻訳語であると解釈されうる。従って、サーバ・コンピュータ(141)は、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「修正リスト」(第1のカウント=20)、「Fixリスト」(第1のカウント=10)及び「フィックス・リスト」(第1のカウント=5)を選択する。
次に、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ(507)を参照し、上記選択された3つの変換候補それぞれの上記第2のカウントを読み取る。
サーバ・コンピュータ(141)は、上記3つの変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウントを電子装置(101)に送信する。また、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信しうる。
電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から送信された上記3つの変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ503において、電子装置(101)は、上記受信した3つの変換候補を、上記第1のカウントが高い順に、変換候補「修正リスト」(第1のカウント=20)(513−1)、「Fixリスト」(第1のカウント=10)(513−2)及び「フィックス・リスト」(第1のカウント=5)(513−3)をマップ(513)上に表示する。マップ(513)は例えば、入力文字列に関連付けられたウィンドウとして表示されうる。電子装置(101)は、上記変換候補(513−1、513−2及び513−3)それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ(513)上に表示する。マップ上の面積は例えば、上記変換候補(513−1、513−2及び513−3)それぞれの上記第1のカウントの割合に従って割り当てられうる。代替的には、マップ上の面積は例えば、上記変換候補(513−1、513−2及び513−3)それぞれの上記第1のカウントが最も高い変換候補に例えば50%、2番目に高い変換候補に例えば30%、3番目に高い変換候補に例えば20%の割合で割り当てられうる。
次に、電子装置(101)は、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。すなわち、電子装置(101)は、上記第2のカウントが高い順に、変換候補「Fixリスト」(第2のカウント=120)(513−2)、「修正リスト」(第2のカウント=100)(513−1)、そして「フィックス・リスト」(第2のカウント=15)(513−3)の順に例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるようにマップ(513)上に表示する。
マップ(513)は、上記第1のカウント及び上記第2のカウントそれぞれの2つのランクに従って、複数の変換候補を表示する。上記第1のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(513)上に占める面積が広いことから、ユーザLは上記第1のカウントが高いその変換候補を選択しやすい。また、上記変換候補それぞれの表示面積から、ユーザL以外のその他のユーザがどのような変換候補を多く使用しているのかをユーザLは知ることができる。また、上記第2のカウントが高い変換候補の場合には、マップ(513)上で表示される色相が濃いことから、ユーザL自身がどの変換候補を頻繁に使用しているかをユーザLは知ることができる。
ステップ504において、ユーザJは、マップ(513)上の変換候補「Fixリスト」(513−2)上にマウス・カーソル(514)を重ねたとする。電子装置(101)は、上記マウス・カーソル(514)が重ねられた変換候補「Fixリスト」(513−2)に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補「Fixリスト」(513−2)の選択を支援するための情報「あなたは、語「Fixリスト」を過去に最も多く選択しています。」(515)を、例えばポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ505において、ユーザJは、マップ(513)上の変換候補「修正リスト」(513−1)をマウス・カーソル(516)で選択したとする(例えば、左クリックで選択したとする)。
ステップ506において、電子装置(101)は、操作指(516)での上記選択に応じて、ワードプロセッサ上の「FixList」と入力された位置に、当該「Fix List」を削除して上記選択された「修正リスト」を入力し、確定する。従って、ユーザJは、上記語「Fix List」の入力に応じて、グラフィカル的に表示されたマップ(513)上の複数の変換候補である変換候補のうちから、ユーザJが最適と考える変換候補を選択し、入力することが可能になる。このように、本例のようなテクニカル・マニュアルの共同翻訳作業の場合に、変換候補のうちから、ユーザJ自陣の過去の訳語でなく、他の翻訳者によって多く使用されている訳語を選択可能にする点で有用である。このことは、翻訳者間の訳語のぶれを無くし、用語の統一を図ることも可能にする。
電子装置(101)は、語「Fix List」が「修正リスト」に変換されたことをサーバ・コンピュータ(151)に通知する。サーバ・コンピュータ(151)は、当該通知を受信することに応じて、データ(507)中、入力文字列が「Fix List」であり、且つ変換候補が「修正リスト」である行の第2のカウント(=100)を1インクリメントしうる。
下記図6A〜図6C及び下記図7A〜図7Cそれぞれは、本発明の実施態様に従い、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートの例を示す。
図6Aは、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートのうち、入力文字列がメールアドレスであり、当該入力文字列に関連付けられた変換候補がニックネーム又は名前(ニックネーム又は名前;以下、称呼ともいう)であり、電子装置が変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。
ステップ601において、電子装置(101)は、入力文字列(メールアドレス)に関連付けられた複数の変換候補(称呼)を表示し、確定する処理を開始する。
ステップ602において、電子装置(101)は任意的に、変換候補を表示する為に必要なデータ1(691)をサーバ・コンピュータから取得する。データ1(691)は、メールアドレス毎に、当該メールアドレスに関連付けられた複数の称呼、当該複数の称呼それぞれについて、当該称呼を使ってメールを当該メールアドレスに送信した人の総数(第1のカウント)、及び、送信者が当該称呼を使って当該メールアドレスに送信した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。電子装置(101)は、データ1(691)を、例えば電子装置(101)の起動時若しくは文字列を入力可能なアプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に、当該データ1(691)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードしうる。
ステップ603において、電子装置(101)は、メールアドレスを入力するアプリケーション上の例えば宛先中に入力されたメールアドレス(メールアドレスの一部がユーザにより入力され、残りが自動的に入力される場合を含む)を、当該メール・アプリケーションから受信する。メールアドレスを入力するアプリケーションは例えば、メール・アプリケーション、ソーシャルメディアネットワーク(例えば、Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標))の為のアプリケーション、掲示板若しくはフォーラムの為のアプリケーション(例えば、IBM Connections(商標))、又はウェブ・ブラウザでありうる。
ステップ604において、電子装置(101)は、データ1(691)を参照し、上記入力されたメールアドレスに関連付けられたニックネーム又は名前を検索する。
ステップ605において、電子装置(101)は、ステップ604で検索した称呼の数が複数個であるかを判断する。電子装置(101)は、上記検索した称呼の数が複数個であることに応じて、処理をステップ606に進める。一方、電子装置(101)は、上記検索した称呼の数が一つであることに応じて、処理をステップ607に進める。
ステップ606において、電子装置(101)は、上記検索した称呼の数が複数個であることに応じて、当該変換候補それぞれの第1のカウントをデータ1(691)から取得し、当該複数の変換候補である称呼それぞれを、当該第1のカウントに従ってソートする。そして、電子装置(101)は、当該称呼を第1のカウントが高い順に例えば3〜5個選択する。
ステップ607において、電子装置(101)は、上記検索した称呼の数が一つであることに応じて、当該一つの称呼を上記メールアドレスに対する変換候補として表示する。
ステップ608において、電子装置(101)は、ステップ606で選択された複数の称呼をマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。電子装置(101)は、当該複数の称呼それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示する。
ステップ609において、電子装置(101)は、ステップ606で選択された複数の称呼それぞれの第2のカウントをデータ1(691)から取得する。
ステップ610において、電子装置(101)は、上記マップ上で、複数の称呼それぞれに割り当てられた領域それぞれを、ステップ609で取得した第2のカウントが低くなるほど、例えば色相をより薄い色に色付けして表示する。
ステップ611において、電子装置(101)は、上記マップ上で一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたかを判断する。電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたことに応じて処理をステップ612に進める。一方、電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動せず且つ操作指が置かれなかったことに応じて処理をステップ613に進める。
ステップ612において、電子装置(101)は、マウスカーソル又は操作指下の領域にある変換候補の選択を支援するための情報を取得して、当該情報を例えば当該領域に関連付けられたポップアップ・ウィンドウにより表示する。変換候補の選択を支援するための情報は例えば、変換候補が称呼である場合には、変換候補である称呼に関連付けられた受信者が所属する組織名、当該組織の所在地(国名を含みうる)、当該組織に関連付けられた識別番号、氏名表記(特には、アルファベット以外の氏名表記(例えば、漢字(同音異義語による区別を含む)、平仮名若しくは片仮名、又はハングル文字))、称呼表記(例えば日本人や中国人の英語でのニックネームや名前)でありうる。
ステップ613において、電子装置(101)は、上記マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
ステップ614において、電子装置(101)は、ステップ613でユーザにより選択された変換候補である称呼を、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先の入力位置とは異なる位置(例えば、本文の先頭)に表示して、確定する。
ステップ615において、電子装置(101)は、入力文字列(メールアドレス)に関連付けられた複数の変換候補(称呼)を表示し、確定する処理を終了する。
図6Bは、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートのうち、入力文字列がニックネーム又は名前であり、当該入力文字列に関連付けられた変換候補がメールアドレスであり、電子装置が変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。
ステップ621において、電子装置(101)は、入力文字列(ニックネーム又は名前;以下、称呼ともいう)に関連付けられた複数の変換候補(メールアドレス)を表示し、確定する処理を開始する。
ステップ622において、電子装置(101)は任意的に、変換候補を表示する為に必要なデータ1(691)、データ2(692)、データ3(693)及びデータ4(694)をサーバ・コンピュータから取得する。データ1(691)については、図6Aのステップ602において説明した通りである。データ2(692)は、受信者のメールアドレスと送信者のメールアドレスとの対(受信者−送信者対)と、送信者から受信者へメール送信した送信回数若しくは頻度(第3のカウント)とを有する。データ3(693)は、受信先のメールアドレスと、送信者が所属する組織と、当該送信者が所属する組織に所属する人が上記受信先のメールアドレスにメール送信した送信回数若しくは頻度(第4のカウント)とを有する。データ4(694)は、メールの送信者が所属する組織と、受信先のメールアドレスを有するユーザが所属する組織との間の距離を示す。電子装置(101)は、データ1(691)、データ2(692)、データ3(693)及びデータ4(694)を、例えば電子装置(101)の起動時若しくは文字列を入力可能なアプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に、当該データ1(691)、データ2(692)、データ3(693)及びデータ4(694)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードしうる。
ステップ623において、電子装置(101)は、メールアドレスを入力するアプリケーション上の例えば本文中の例えば先頭に入力された称呼を、当該メール・アプリケーションから受信する。
ステップ624において、電子装置(101)は、データ1(691)を参照し、上記入力された称呼に関連付けられたメールアドレスを検索する。
ステップ625において、電子装置(101)は、ステップ624で検索したメールアドレスの数が複数個であるかを判断する。電子装置(101)は、上記検索したメールアドレスの数が複数個であることに応じて、処理をステップ626に進める。一方、電子装置(101)は、上記検索したメールアドレスの数が一つであることに応じて、処理をステップ627に進める。
ステップ626において、電子装置(101)は、上記検索したメールアドレスの数が複数個であることに応じて、当該変換候補それぞれの候補ランク付け(第5のカウント)を算出する。当該第5のカウントの算出方法は、図3Aに示すステップ302の説明において説明した上記式1又は式2に従い算出されうる。代替的には、電子装置(101)は、当該第5のカウントをサーバ・コンピュータから取得しうる。
引き続き、電子装置(101)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、当該第5のカウントに従ってソートする。そして、電子装置(101)は、当該メールアドレスを第5のカウントが高い順に例えば3〜5個選択する。代替的には、電子装置(101)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、データ1(691)中の第1のカウントに従って、当該メールアドレスを第1のカウントが高い順に例えば3〜5個選択しうる。代替的には、電子装置(101)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、データ2(692)中の第3のカウントに従って、当該メールアドレスを第3のカウントが高い順に例えば3〜5個選択しうる。代替的には、電子装置(101)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、データ3(693)中の第4のカウントに従って、当該メールアドレスを第4のカウントが高い順に例えば3〜5個選択しうる。
ステップ627において、電子装置(101)は、上記検索したメールアドレスの数が一つであることに応じて、当該一つのメールアドレスを上記称呼に対する変換候補として表示する。
ステップ628において、電子装置(101)は、ステップ626で選択された複数のメールアドレスをマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。電子装置(101)は、上記第5のカウントに従って選択された複数のメールアドレスそれぞれを上記第5のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。代替的には、電子装置(101)は、データ2(692)中の第3のカウントに従って選択された複数のメールアドレスそれぞれを、上記第3のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示しうる。代替的には、電子装置(101)は、データ3(693)中の第4のカウントに従って選択された複数のメールアドレスそれぞれを、上記第4のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示しうる。
ステップ629において、電子装置(101)は、ステップ626で選択された複数のメールアドレスそれぞれの第2のカウントをデータ1(691)から取得する。
ステップ630において、電子装置(101)は、上記マップ上で、複数のメールアドレスそれぞれに割り当てられた領域それぞれを、ステップ629で取得した第2のカウントが低くなるほど、例えば色相をより薄い色に色付けして表示する。
ステップ631において、電子装置(101)は、上記マップ上で一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたかを判断する。電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたことに応じて処理をステップ632に進める。一方、電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動せず且つ操作指が置かれなかったことに応じて処理をステップ633に進める。
ステップ632において、電子装置(101)は、マウスカーソル又は操作指下の領域にある変換候補の選択を支援するための情報を取得して、当該情報を例えば当該領域に関連付けられたポップアップ・ウィンドウにより表示する。変換候補の選択を支援するための情報は例えば、変換候補がメールアドレスである場合には、変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織名、当該組織の所在地(国名を含みうる)、当該組織に関連付けられた識別番号、氏名表記(特には、アルファベット以外の氏名表記(例えば、漢字、平仮名若しくは片仮名、又はハングル文字))、称呼表記(例えば日本人や中国人の英語でのニックネーム)でありうる。
ステップ633において、電子装置(101)は、上記マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
ステップ634において、電子装置(101)は、ステップ633でユーザにより選択された変換候補であるメールアドレスを、メールアドレスを入力するアプリケーション上の称呼の上記入力位置とは異なる位置(例えば、宛先)に表示して、確定する。
ステップ635において、電子装置(101)は、入力文字列(称呼)に関連付けられた複数の変換候補(メールアドレス)を表示し、確定する処理を終了する。
図6Cは、本発明の実施態様に従い、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、電子装置が変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。
ステップ641において、電子装置(101)は、入力文字列に関連付けられた複数の変換候補を表示し、確定する処理を開始する。
ステップ642において、電子装置(101)は任意的に、文字入力が可能なアプリケーション上で変換候補を表示する為に必要なデータ5(695)をサーバ・コンピュータから取得する。データ5(695)は、入力文字列である語毎に、当該語に関連付けられた複数の変換候補と、当該複数の変換候補それぞれについて、当該変換候補を使って確定入力した人の総数(第1のカウント)、及び、入力者(すなわち、ユーザJ)が当該変換候補を使って確定入力した回数若しくは頻度(第2のカウント)を有する。電子装置(101)は、データ5(695)を、例えば電子装置(101)の起動時若しくは文字列を入力可能なアプリケーションの起動時、又は、所定の時間間隔毎に、当該データ5(695)を記憶した記憶媒体(例えば、当該記憶媒体にアクセス可能なサーバ・コンピュータ)から、電子装置(101)にダウンロードしうる。
ステップ643において、電子装置(101)は、上記文字列入力が可能なアプリケーション上に入力された文字列を、当該アプリケーションから受信する。
ステップ644において、電子装置(101)は、データ5(695)を参照し、上記入力された文字列に関連付けられ変換候補を検索する。
ステップ645において、電子装置(101)は、ステップ644で検索した変換候補の数が複数個であるかを判断する。電子装置(101)は、上記検索した変換候補の数が複数個であることに応じて、処理をステップ646に進める。一方、電子装置(101)は、上記検索した変換候補の数が一つであることに応じて、処理をステップ647に進める。
ステップ646において、電子装置(101)は、上記検索した変換候補の数が複数個であることに応じて、当該変換候補それぞれの第1のカウントをデータ5(695)から取得し、当該複数の変換候補それぞれを、当該第1のカウントに従ってソートする。そして、電子装置(101)は、当該変換候補を第1のカウントが高い順に例えば3〜5個選択する。
ステップ647において、電子装置(101)は、上記検索した変換候補の数が一つであることに応じて、当該一つの変換候補を上記入力された文字列に対する変換候補として表示する。
ステップ648において、電子装置(101)は、ステップ646で選択された複数の変換候補をマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。電子装置(101)は、当該複数の変換候補それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示する。
ステップ649において、電子装置(101)は、ステップ646で選択された複数の変換候補それぞれの第2のカウントをデータ5(695)から取得する。
ステップ650において、電子装置(101)は、上記マップ上で、複数の変換候補それぞれに割り当てられた領域それぞれを、ステップ649で取得した第2のカウントが低くなるほど、例えば色相をより薄い色に色付けして表示する。
ステップ651において、電子装置(101)は、上記マップ上で一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたかを判断する。電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたことに応じて処理をステップ652に進める。一方、電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動せず且つ操作指が置かれなかったことに応じて処理をステップ653に進める。
ステップ652において、電子装置(101)は、マウスカーソル又は操作指下の領域にある変換候補の選択を支援するための情報を取得して、当該情報を例えば当該領域に関連付けられたポップアップ・ウィンドウにより表示する。変換候補の選択を支援するための情報は例えば、文字入力者の入力履歴に関する表示(例えば、どの変換候補を過去に最も多く選択しているかの表示)でありうる。
ステップ653において、電子装置(101)は、上記マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
ステップ654において、電子装置(101)は、ステップ643で受信した文字をステップ653で選択された変換候補で置換して表示し、確定する。
ステップ655において、電子装置(101)は、入力文字列に関連付けられた複数の変換候補を表示し、確定する処理を終了する。
図7Aは、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートのうち、入力文字列がメールアドレスであり、当該入力文字列に関連付けられた変換候補がニックネーム又は名前であり、サーバ・コンピュータが変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。
ステップ701において、電子装置(101)は、入力文字列(メールアドレス)に関連付けられた複数の変換候補(ニックネーム又は名前;以下、称呼ともいう)を表示し、確定する処理を開始する。
ステップ702において、電子装置(101)は、メールアドレスを入力するアプリケーション上の例えば宛先中に入力されたメールアドレス(メールアドレスの一部がユーザにより入力され、残りが自動的に入力される場合を含む)を、当該メール・アプリケーションから受信する。電子装置(101)は、当該メールアドレスを受信することに応じて、当該受信したメールアドレスをサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
ステップ711において、サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)から上記メールアドレスを受信する。
ステップ712において、サーバ・コンピュータ(141)は、データ1(691)を参照し、上記入力されたメールアドレスに関連付けられたニックネーム又は名前を検索する。
ステップ713において、サーバ・コンピュータ(141)は、ステップ712で検索した称呼の数が複数個であるかを判断する。電子装置(101)は、上記検索した称呼の数が複数個であることに応じて、処理をステップ714に進める。一方、電子装置(101)は、上記検索した称呼の数が一つであることに応じて、処理をステップ717に進める。
ステップ714において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記検索した称呼の数が複数個であることに応じて、当該称呼それぞれを、データ1(691)中の第1のカウントに従ってソートする。そして、サーバ・コンピュータ(141)は、当該称呼を第1のカウントが高い順に例えば3〜5個選択する。
ステップ715において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ2(692)を参照し、上記選択された称呼それぞれの上記第2のカウントを取得する。
ステップ716において、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記選択された称呼それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を取得しうる。
ステップ717において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記選択された称呼と、当該称呼それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記選択された称呼それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信する。
ステップ703において、電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から、上記検索した称呼、当該称呼それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記検索した称呼それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ704において、電子装置(101)は、上記受信した称呼の数が一つであることに応じて、当該一つの称呼を上記メールアドレスに対する変換候補として表示する。また、電子装置(101)は、上記受信した称呼の数が複数であることに応じて、当該複数の称呼をマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。電子装置(101)は、当該複数の称呼それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示する。
ステップ705において、電子装置(101)は、上記マップ上で、複数の称呼それぞれに割り当てられた領域それぞれを、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。
ステップ706において、電子装置(101)は、上記マップ上で一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたかを判断する。電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたことに応じて処理をステップ707に進める。一方、電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動せず且つ操作指が置かれなかったことに応じて処理をステップ708に進める。
ステップ707において、電子装置(101)は、マウスカーソル又は操作指下の領域にある変換候補の選択を支援するための情報を取得して、当該情報を例えば当該領域に関連付けられたポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ708において、電子装置(101)は、上記マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
ステップ709において、電子装置(101)は、ステップ708でユーザにより選択された変換候補である称呼を、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先の入力位置とは異なる位置(例えば、本文の先頭)に表示して、確定する。
ステップ710において、電子装置(101)は、入力文字列(メールアドレス)に関連付けられた複数の変換候補(称呼)を表示し、確定する処理を終了する。
図7Bは、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートのうち、入力文字列がニックネーム又は名前であり、当該入力文字列に関連付けられた変換候補がメールアドレスであり、サーバ・コンピュータが変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。
ステップ721において、電子装置(101)は、入力文字列(ニックネーム又は名前;以下、称呼ともいう)に関連付けられた複数の変換候補(メールアドレス)を表示し、確定する処理を開始する。
ステップ722において、電子装置(101)は、メールアドレスを入力するアプリケーション上の例えば本文中に入力された称呼を、当該メール・アプリケーションから受信する。電子装置(101)は、当該称呼を受信することに応じて、当該受信した称呼をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
ステップ731において、サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)から上記称呼を受信する。
ステップ732において、サーバ・コンピュータ(141)は、データ1(691)を参照し、上記入力された称呼に関連付けられたメールアドレスを検索する。
ステップ733において、サーバ・コンピュータ(141)は、ステップ732で検索したメールアドレスの数が複数個であるかを判断する。電子装置(101)は、上記検索したメールアドレスの数が複数個であることに応じて、処理をステップ734に進める。一方、電子装置(101)は、上記検索したメールアドレスの数が一つであることに応じて、処理をステップ737に進める。
ステップ734において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記検索したメールアドレスの数が複数個であることに応じて、上記検索したメールアドレスの数が複数個であることに応じて、当該変換候補それぞれの候補ランク付け(第5のカウント)を算出する。当該第5のカウントの算出方法は、図3Aに示すステップ302の説明において説明した上記式1又は式2に従い算出されうる。
引き続き、サーバ・コンピュータ(141)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、当該第5のカウントに従ってソートする。そして、サーバ・コンピュータ(141)は、当該メールアドレスを第5のカウントが高い順に例えば3〜5個選択する。代替的には、サーバ・コンピュータ(141)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、データ1(691)中の第1のカウントに従って、当該メールアドレスを第1のカウントが高い順に例えば3〜5個選択しうる。代替的には、サーバ・コンピュータ(141)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、データ2(692)中の第3のカウントに従って、当該メールアドレスを第3のカウントが高い順に例えば3〜5個選択しうる。代替的には、サーバ・コンピュータ(141)は、複数の上記変換候補であるメールアドレスそれぞれを、データ3(693)中の第4のカウントに従って、当該メールアドレスを第4のカウントが高い順に例えば3〜5個選択しうる。
ステップ735において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ2(692)を参照し、上記選択されたメールアドレスそれぞれの上記第2のカウントを取得する。
ステップ736において、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記選択されたメールアドレスそれぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を取得しうる。
ステップ737において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記選択されたメールアドレスと、当該称呼それぞれに関連付けられた上記第5のカウント及び上記第2のカウント(及び任意的に、第3のカウント又は第4のカウント)、並びに任意的に、上記選択されたメールアドレスそれぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信する。
ステップ723において、電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から、上記選択されたメールアドレス、当該メールアドレスそれぞれに関連付けられた上記第5のカウント及び上記第2のカウント(及び任意的に、第3のカウント又は第4のカウント)、並びに任意的に、上記検索した称呼それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ724において、電子装置(101)は、上記受信したメールアドレスの数が一つであることに応じて、当該一つのメールアドレスを上記メールアドレスに対する変換候補として表示する。また、電子装置(101)は、上記受信したメールアドレスの数が複数であることに応じて、当該複数のメールアドレスをマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。電子装置(101)は、当該複数のメールアドレスそれぞれを上記第5のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示する。代替的には、電子装置(101)は、上記第3のカウントに従って選択された複数のメールアドレスそれぞれを、上記第3のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示しうる。代替的には、電子装置(101)は、上記第4のカウントに従って選択された複数のメールアドレスそれぞれを、上記第4のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示しうる。
ステップ725において、電子装置(101)は、上記マップ上で、複数のメールアドレスそれぞれに割り当てられた領域それぞれを、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。
ステップ726において、電子装置(101)は、上記マップ上で一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたかを判断する。電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたことに応じて処理をステップ727に進める。一方、電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動せず且つ操作指が置かれなかったことに応じて処理をステップ728に進める。
ステップ727において、電子装置(101)は、マウスカーソル又は操作指下の領域にある変換候補の選択を支援するための情報を取得して、当該情報を例えば当該領域に関連付けられたポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ728において、電子装置(101)は、上記マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
ステップ729において、電子装置(101)は、ステップ728でユーザにより選択された変換候補であるメールアドレスを、メールアドレスを入力するアプリケーション上の称呼の上記入力位置(本文)とは異なる位置(例えば、宛先)に表示して、確定する。
ステップ730において、電子装置(101)は、入力文字列(称呼)に関連付けられた複数の変換候補(メールアドレス)を表示し、確定する処理を終了する。
図7Cは、本発明の実施態様に従い、入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する処理の為のフローチャートの例を示し、サーバ・コンピュータが変換候補を検索する処理を実行するフローチャートを示す。
ステップ731において、電子装置(101)は、入力文字列に関連付けられた複数の変換候補を表示し、確定する処理を開始する。
ステップ732において、電子装置(101)は、文字入力が可能なアプリケーション上に入力された文字列を、当該アプリケーションから受信する。電子装置(101)は、当該入力文字列を受信することに応じて、当該受信した入力文字列をサーバ・コンピュータ(141)に送信する。
ステップ741において、サーバ・コンピュータ(141)は、電子装置(101)から上記入力文字列を受信する。
ステップ742において、サーバ・コンピュータ(141)は、データ5(695)を参照し、上記入力文字列に関連付けられた変換候補を検索する。
ステップ743において、サーバ・コンピュータ(141)は、ステップ742で検索した変換候補の数が複数個であるかを判断する。電子装置(101)は、上記検索した変換候補の数が複数個であることに応じて、処理をステップ744に進める。一方、電子装置(101)は、上記検索した変換候補の数が一つであることに応じて、処理をステップ747に進める。
ステップ744において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記検索した変換候補の数が複数個であることに応じて、当該変換候補それぞれを、データ5(695)中の第1のカウントに従ってソートする。そして、サーバ・コンピュータ(141)は、当該称呼を第1のカウントが高い順に例えば3〜5個選択する。
ステップ745において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記データ5(695)を参照し、上記選択された変換候補それぞれの上記第2のカウントを取得する。
ステップ746において、サーバ・コンピュータ(141)は任意的に、上記選択された変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を取得しうる。
ステップ747において、サーバ・コンピュータ(141)は、上記選択された変換候補と、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記選択された変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を電子装置(101)に送信する。
ステップ733において、電子装置(101)は、サーバ・コンピュータ(141)から、上記検索した変換候補、当該変換候補それぞれに関連付けられた上記第1のカウント及び上記第2のカウント、並びに任意的に、上記検索した変換候補それぞれに関連付けられた選択を支援するための情報を受信する。
ステップ734において、電子装置(101)は、上記受信した変換候補の数が一つであることに応じて、当該一つの変換候補を上記メールアドレスに対する変換候補として表示する。また、電子装置(101)は、上記受信した変換候補の数が複数であることに応じて、当該複数の変換候補をマップ上に表示する。当該マップは、二次元又は三次元表示でありうる。電子装置(101)は、当該複数の称呼それぞれを上記第1のカウントが高い順に広い領域を占めるようにマップ上に表示する。
ステップ735において、電子装置(101)は、上記マップ上で、複数の変換候補それぞれに割り当てられた領域それぞれを、上記マップ上の各領域を、上記第2のカウントが低くなるほど、例えば色相がより薄く、明度がより暗く、又は彩度がより低くなるように表示する。
ステップ736において、電子装置(101)は、上記マップ上で一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたかを判断する。電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動し又は操作指が置かれたことに応じて処理をステップ737に進める。一方、電子装置(101)は、上記一つの領域上にマウスカーソルが移動せず且つ操作指が置かれなかったことに応じて処理をステップ738に進める。
ステップ737において、電子装置(101)は、マウスカーソル又は操作指下の領域にある変換候補の選択を支援するための情報を取得して、当該情報を例えば当該領域に関連付けられたポップアップ・ウィンドウにより表示する。
ステップ738において、電子装置(101)は、上記マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
ステップ739において、電子装置(101)は、ステップ738で受信した文字をステップ653で選択された変換候補で置換して表示し、確定する。
ステップ710において、電子装置(101)は、入力文字列に関連付けられた複数の変換候補を表示し、確定する処理を終了する。
図8は、図1A又は図1Bに従うハードウェア構成を好ましくは備えており、図6A〜図6Cそれぞれに示すフローチャートの各ステップの処理を実行する電子装置(801)の機能ブロック図の一例を示した図である。
電子装置(801)は、本発明の上記第1の態様を実施する電子装置でありうる。また、電子装置(801)は、本発明の上記第5の態様に従う電子装置でありうる。
また、電子装置(801)は、図1Aに記載の電子装置(101)又は図1Bに記載の電子装置(121)に対応しうる。
電子装置(801)は、入力文字列検出手段(811)、変換候補検出手段(812)、ランク取得手段(813)、表示手段(814)、変換候補選択検出手段(815)、及び変換候補確定手段(816)を備えている。
入力文字列検出手段(811)は、ユーザによる文字列の入力を、例えば、キーボード若しくはソフトウェア・キーボード、又は、音声認識による文字入力手段を介して検出する。ユーザによる文字列の入力は、ユーザによる一部の文字列の入力によって、残りの文字列が自動的に推測入力される場合も含む。
また、入力文字列検出手段(811)は、図6Aに記載のステップ603、図6Bに記載のステップ623、及び図6Cに記載のステップ643を実行しうる。
変換候補検出手段(812)は、ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索する。本発明の一つの実施態様において、上記入力された文字列がメールアドレスであり、且つ、上記変換候補がニックネーム又は名前でありうる。本発明の一つの実施態様において、上記入力された文字列がニックネーム又は名前であり、且つ、上記変換候補がメールアドレスでありうる。発明の一つの実施態様において、上記変換候補が、上記入力された文字列を、インプットメソッドにより変換されうる語、専門用語変換辞書を使用して変換されうる語、翻訳辞書を使用して変換されうる翻訳語、又は連想変換辞書を使用して変換されうる連想変換語でありうる。インプットメソッドは例えば、かな漢字変換システム、中国語変換システム、又は韓国語変換システムでありうるがこれらに限定されるものでない。
また、変換候補検出手段(812)は、図6Aに記載のステップ604、図6Bに記載のステップ624、及び図6Cに記載のステップ644を実行しうる。
ランク取得手段(813)は、上記入力された文字列がメールアドレスであり、且つ、上記変換候補がニックネーム又は名前である場合に、データ1(691)を参照し、
上記ニックネーム又は上記名前を使って上記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
上記文字列を入力した上記ユーザが上記ニックネーム又は上記名前を使って上記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
それらの組み合わせに基づいて求められた値
をランクとして使用する。
また、ランク取得手段(813)は、上記入力された文字列がニックネーム又は名前であり、且つ、上記変換候補がメールアドレスである場合に、データ1(691)、データ2(692)、データ3(693)若しくはデータ4(694)又はそれらの組み合わせを参照し、
上記ニックネーム又は上記名前を使って上記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
上記文字列を入力した上記ユーザが上記ニックネーム又は上記名前を使って上記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、
上記文字列を入力した上記ユーザが、上記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
上記文字列を入力した上記ユーザが所属する組織に所属する人が、上記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
上記文字列を入力した上記ユーザが所属する組織と、上記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
をランクとして使用する。本発明の一つの実施態様において、上記距離が、組織を木構造のノードで表した場合に、上記文字列を入力した上記ユーザが所属する組織から、上記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織に辿り着くまでの枝の数で表されうる。
また、ランク取得手段(813)は、上記変換候補が、上記入力された文字列を、インプットメソッドにより変換されうる語、専門用語変換辞書を使用して変換されうる語、翻訳辞書を使用して変換されうる翻訳語、又は連想変換辞書を使用して変換されうる連想変換語である場合に、データ5(695)を参照し、
上記入力された文字列から上記変換候補に変換確定された回数若しくは頻度、
文書作成において、当該文書内で上記入力された文字列から上記変換候補に変換確定された回数若しくは頻度、
組織内において、当該組織内で上記入力された文字列から上記変換候補に変換確定された回数若しくは頻度、若しくは
業界(例えば、新聞業界、書籍業界、製薬業界)内において、当該組織内で上記入力された文字列から上記変換候補に変換確定された回数若しくは頻度、又は、
それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
をランクとして使用する。
また、ランク取得手段(813)は、図6Aに記載のステップ605〜606及び609、図6Bに記載のステップ625〜626及び629、並びに図6Cに記載のステップ645〜646及び649を実行しうる。
表示手段(814)は、変換候補マップ表示手段(以下、マップ表示手段という)(821)及び確定文字表示手段(823)、並びに任意的に、変換候補選択支援情報表示手段(822)を備えている。
マップ表示手段(821)は、変換候補検出手段(812)が検出した変換候補が複数存在する場合に、当該複数の変換候補をマップで表示する。マップ表示手段(821)は、当該マップが、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、上記マップ上でより広い領域を占めるように表示装置(例えば、図1Aに示すディスプレイ(106)又は図1Bに示すディスプレイ(126))上に表示する。
また、マップ表示手段(821)は、複数の上記変換候補それぞれに関連付けられたランクが第1のランクである場合に、上記マップ上の各領域を、上記第1のランクと異なる第2のランクに従って順位付けされた色相、明度、彩度、又はそれらの組み合わせでさらに色付けして表示する。
また、マップ表示手段(821)は、上記ランクが、上記ニックネーム又は上記名前を使って上記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数である第1のランクである場合に、上記マップ上の各領域を、上記文字列を入力した上記ユーザが上記ニックネーム又は上記名前を使って上記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度である第2のランクに従って順位付けされた色相、明度、彩度、又はそれらの組み合わせでさらに色付けして表示する。
また、マップ表示手段(821)は、図6Aに記載のステップ608及び610、図6Bに記載のステップ628及び630、並びに図6Cに記載のステップ648及び650を実行しうる。
変換候補選択支援情報表示手段(822)は、マップ表示手段(821)が表示したマップ上に表示された複数の変換候補のうちの一つ上にポインティング・デバイス又は操作指が重ねられることに応じて、当該重ねられた変換候補に関連付けられ、且つ当該重ねられた変換候補の選択を支援するための情報を表示する。
また、変換候補選択支援情報表示手段(822)は、図6Aに記載のステップ611及び612、図6Bに記載のステップ631及び632、並びに図6Cに記載のステップ651及び652を実行しうる。
変換候補選択検出手段(815)は、マップ上の一つの領域上で当該領域上の変換候補が選択されることを検出する。当該変換候補の選択は例えば、当該一つの領域上でマウスにより例えば左クリックされること、又は、当該一つの領域上で操作指が例えばダブルタップされることにより行われうる。
また、変換候補選択検出手段(815)は、図6Aに記載のステップ613、図6Bに記載のステップ633、並びに図6Cに記載のステップ653を実行しうる。
変換候補確定手段(816)は、マップ上の複数の変換候補のうちの1つがユーザによって選択されることに応じて、当該選択された変換候補を上記ユーザによって入力された文字列の位置と異なる位置に入力しうる。
また、変換候補確定手段(816)は、マップ上の複数の変換候補のうちの1つがユーザによって選択されることに応じて、当該選択された一つの変換候補(称呼)を、メールアドレスを入力するアプリケーション上の宛先中の文字列の入力位置とは異なる位置(例えば、本文の先頭)に入力して、確定する。
また、変換候補確定手段(816)は、マップ上の複数の変換候補のうちの1つがユーザによって選択されることに応じて、当該選択された一つの変換候補(メールアドレス)を、メールアドレスを入力するアプリケーション上の本文の先頭中の文字列の入力位置とは異なる位置(例えば、宛先)に入力して、確定する。
また、変換候補確定手段(816)は、マップ上の複数の変換候補のうちの1つがユーザによって選択されることに応じて、当該選択された変換候補を上記ユーザによって入力された文字列を削除して、当該入力された文字列の位置に入力して、確定する。
また、変換候補確定手段(816)は、図6Aに記載のステップ614のうちの確定処理、図6Bに記載のステップ634のうちの確定処理、並びに図6Cに記載のステップ654のうちの確定処理を実行しうる。
確定文字表示手段(823)は、変換候補確定手段(816)が確定した文字列を上記表示装置上に表示する。
また、確定文字表示手段(823)は、図6Aに記載のステップ614のうちの表示処理、図6Bに記載のステップ634のうちの表示処理、並びに図6Cに記載のステップ654のうちの表示処理を実行しうる。
図9は、図1A又は図1Bに従うハードウェア構成を好ましくは備えており、及び図7A〜図7Cそれぞれに示すフローチャートのステップの一部の処理を実行する電子装置(901)、並びに、図1Cに従うハードウェア構成を好ましくは備えており、及び図7A〜図7Cそれぞれに示すフローチャートのステップの一部の処理を実行するサーバ・コンピュータ(931)の各機能ブロック図の一例を示した図である。
電子装置(901)は、本発明の上記第2の態様、及び本発明の上記第3の態様を実施する電子装置でありうる。また、電子装置(801)は、本発明の上記第5の態様に従う電子装置でありうる。
また、電子装置(901)は、図1Aに記載の電子装置(101)又は図1Bに記載の電子装置(121)に対応しうる。
サーバ・コンピュータ(931)は、本発明の上記第2の態様、本発明の上記第4の態様を実施する電子装置でありうる。また、サーバ・コンピュータ(931)は、上記第4の態様に従う電子装置でありうる。
また、サーバ・コンピュータ(931)は、図1Cに記載のサーバ・コンピュータ(141)に対応しうる。
電子装置(901)は、入力文字列検出手段(911)、入力文字列送信手段(912)、変換候補受信手段(913)、表示手段(914)、変換候補選択検出手段(915)、及び変換候補確定手段(916)を備えている。
入力文字列検出手段(911)は、図8に示す入力文字列検出手段(811)と同じ処理を実行しうる。
また、入力文字列検出手段(911)は、図7Aに記載のステップ702のうちの入力文字列の検出処理、図7Bに記載のステップ722のうちの入力文字列の検出処理、及び図7Cに記載のステップ732のうちの入力文字列の検出処理を実行しうる。
入力文字列送信手段(912)は、入力文字列検出手段(911)がユーザによる入力文字列を検出することに応答して、当該入力文字列をサーバ・コンピュータ(931)に有線又は無線ネットワークを介して送信する。
また、入力文字列送信手段(912)は、図7Aに記載のステップ702のうちの入力文字列のサーバ・コンピュータへの送信処理、図7Bに記載のステップ722のうちの入力文字列のサーバ・コンピュータへの送信処理、及び図7Cに記載のステップ732のうちの入力文字列のサーバ・コンピュータへの送信処理を実行しうる。
変換候補受信手段(913)は、サーバ・コンピュータ(931)の変換候補送信手段(944)から送信された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを受信する。
また、変換候補受信手段(913)は、図7Aに記載のステップ703、図7Bに記載のステップ723、及び図7Cに記載のステップ733を実行しうる。
表示手段(914)は、変換候補マップ表示手段(以下、マップ表示手段という)(921)及び確定文字表示手段(923)、並びに任意的に、変換候補選択支援情報表示手段(922)を備えている。
マップ表示手段(921)は、変換候補受信手段(913)が受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の上記変換候補をマップで表示する。
また、マップ表示手段(921)は、図8に示すマップ表示手段(821)と同じ表示処理を実行しうる。
また、マップ表示手段(921)は、図7Aに記載のステップ704及び705、図7Bに記載のステップ724及び725、並びに図7Cに記載のステップ734及び735を実行しうる。
変換候補選択支援情報表示手段(922)は、図8に示す変換候補選択支援情報表示手段(822)と同じ処理を実行しうる。
また、変換候補選択支援情報表示手段(922)は、図7Aに記載のステップ706及び707、図7Bに記載のステップ726及び727、並びに図7Cに記載のステップ736及び737を実行しうる。
変換候補選択検出手段(915)は、図8に示す変換候補選択検出手段(815)と同じ処理を実行しうる。
また、変換候補選択検出手段(915)は、図7Aに記載のステップ708、図7Bに記載のステップ728、並びに図7Cに記載のステップ738を実行しうる。
変換候補確定手段(916)は、図8に示す変換候補確定手段(816)と同じ処理を実行しうる。
また、変換候補確定手段(916)は、図7Aに記載のステップ709のうちの確定処理、図7Bに記載のステップ729のうちの確定処理、並びに図7Cに記載のステップ739のうちの確定処理を実行しうる。
確定文字表示手段(923)は、図8に示す確定文字表示手段(823)と同じ処理を実行しうる。
また、確定文字表示手段(923)は、図7Aに記載のステップ709のうちの表示処理、図7Bに記載のステップ729のうちの表示処理、並びに図7Cに記載のステップ739のうちの表示処理を実行しうる。
サーバ・コンピュータ(931)は、入力文字列受信手段(941)、変換候補検出手段(942)、ランク取得手段(943)、及び変換候補送信手段(944)を備えている。
入力文字列受信手段(941)は、電子装置(901)の入力文字列送信手段(912)から送信された入力文字列を受信する。
また、入力文字列受信手段(941)は、図7Aに記載のステップ711、図7Bに記載のステップ731、並びに図7Cに記載のステップ741を実行しうる。
変換候補検出手段(942)は、入力文字列受信手段(941)が受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する。本発明の一つの実施態様において、上記入力された文字列がメールアドレスであり、且つ、上記変換候補がニックネーム又は名前でありうる。本発明の一つの実施態様において、上記入力された文字列がニックネーム又は名前であり、且つ、上記変換候補がメールアドレスでありうる。発明の一つの実施態様において、上記変換候補が、上記入力された文字列を、インプットメソッドにより変換されうる語、専門用語変換辞書を使用して変換されうる語、翻訳辞書を使用して変換されうる翻訳語、又は連想変換辞書を使用して変換されうる連想変換語でありうる。
また、変換候補検出手段(942)は、図7Aに記載のステップ712、図7Bに記載のステップ732、及び図7Cに記載のステップ742を実行しうる。
ランク取得手段(943)は、図8に示す電子装置(801)が備えているランク取得手段(813)と同じ処理を実行しうる。
また、ランク取得手段(943)は、図7Aに記載のステップ713〜715、図7Bに記載のステップ733〜735、及び図7Cに記載のステップ743〜745を実行しうる。
また、ランク取得手段(943)は任意的に、図7Aに記載のステップ716、図7Bに記載のステップ736、及び図7Cに記載のステップ746を実行しうる。
変換候補送信手段(944)は、上記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを、電子装置(901)の変換候補受信手段(913)に有線又は無線ネットワークを介して送信する。
また、変換候補送信手段(944)は、上記検索された変換候補それぞれに関連付けられた当該変換候補の選択を支援するための情報を、電子装置(901)の変換候補受信手段(913)に有線又は無線ネットワークを介してさらに送信しうる。
また、変換候補送信手段(944)は、図7Aに記載のステップ717、図7Bに記載のステップ737、及び図7Cに記載のステップ747を実行しうる。

Claims (20)

  1. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法であって、電子装置が、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップであって、前記入力された文字列がメールアドレスであり、且つ、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記検索するステップと、
    前記変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示するステップであって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記表示するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  2. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法であって、
    電子装置が、ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信するステップであって、前記入力された文字列がメールアドレスである、前記送信するステップと、
    前記サーバ・コンピュータが、前記入力された文字列を受信し、当該受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップであって、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記検索するステップと、
    前記サーバ・コンピュータが、前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に前記ネットワークを介して送信するステップと、
    前記電子装置が、前記検索された変換候補及び前記ランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記電子装置が、前記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示するステップであって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記表示するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  3. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法であって、電子装置が、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信するステップであって、前記入力された文字列がメールアドレスである、前記送信するステップと、
    前記入力された文字列に関連付けられた変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信し、当該受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示するステップであって、前記変換候補がニックネーム又は名前であり、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記表示するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  4. 入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する方法であって、サーバ・コンピュータが、
    ユーザにより入力された文字列を電子装置から受信して、当該受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップであって、前記入力された文字列がメールアドレスであり、且つ、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記検索するステップと、
    前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に送信するステップであって、複数の前記変換候補それぞれは、前記電子装置上で複数の前記変換候補それぞれをマップで表示するために前記ランクに関連付けられており、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記送信するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  5. 前記ランクが、前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数である第1のランクであり、
    前記マップ上の各領域が、前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度である第2のランクに従って順位付けされた色相、明度、彩度、又はそれらの組み合わせでさらに色付けされて表示される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法であって、電子装置が、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップであって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前であり、且つ、前記変換候補がメールアドレスである、前記検索するステップと、
    前記変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示するステップであって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記表示するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  7. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法であって、
    電子装置が、ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信するステップであって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前である、前記送信するステップと、
    前記サーバ・コンピュータが、前記入力された文字列を受信し、当該受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップであって、前記変換候補がメールアドレスである、前記検索するステップと、
    前記サーバ・コンピュータが、前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に前記ネットワークを介して送信するステップと、
    前記電子装置が、前記検索された変換候補及び前記ランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記電子装置が、前記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示するステップであって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記表示するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  8. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法であって、電子装置が、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信するステップであって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前である、前記送信するステップと、
    前記入力された文字列に関連付けられた変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信し、当該受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示するステップであって、前記変換候補がメールアドレスであり、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記表示するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  9. 入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する方法であって、サーバ・コンピュータが、
    ユーザにより入力された文字列を電子装置から受信して、当該受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索するステップであって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前であり、且つ、前記変換候補がメールアドレスである、前記検索するステップと、
    前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に送信するステップであって、複数の前記変換候補それぞれは、前記電子装置上で複数の前記変換候補それぞれをマップで表示するために前記ランクに関連付けられており、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記送信するステップと
    を実行することを含み、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記方法。
  10. 前記距離が、組織を木構造のノードで表した場合に、前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織から、前記変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織に辿り着くまでの枝の数で表される、請求項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 複数の前記変換候補のうちの1つがユーザによって選択されることに応じて、当該選択された変換候補が前記ユーザによって入力された文字列と異なる位置に入力される、請求項1〜3、6〜8のいずれか一項に記載の方法。
  12. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置であって、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段であって、前記入力された文字列がメールアドレスであり、且つ、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記変換候補検出手段と、
    前記変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補マップ表示手段と
    を備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記電子装置。
  13. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するためのコンピュータ・システムであって、前記コンピュータ・システムは、電子装置と当該電子装置にネットワークを介して接続されたサーバ・コンピュータとを備えており、
    前記電子装置が、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータに前記ネットワークを介して送信する入力文字列送信手段であって、前記入力された文字列がメールアドレスである、前記入力文字列送信手段
    を備えており、
    前記サーバ・コンピュータが、
    前記入力された文字列を受信する入力文字列受信手段と、
    前記受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段であって、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記変換候補検出手段と、
    前記サーバ・コンピュータが、前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に前記ネットワークを介して送信する変換候補送信手段と
    を備えており、
    前記電子装置が、
    前記検索された変換候補及び前記ランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信する変換候補受信手段と、
    前記電子装置が、前記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補マップ表示手段と
    をさらに備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記コンピュータ・システム。
  14. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置であって、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信する入力文字列送信手段であって、前記入力された文字列がメールアドレスである、前記入力文字列送信手段と、
    前記入力された文字列に関連付けられた変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信する変換候補受信手段であって、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記変換候補受信手段と、
    前記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補マップ表示手段と
    を備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記電子装置。
  15. 入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する為のサーバ・コンピュータであって、
    ユーザにより入力された文字列を電子装置から受信する入力文字列受信手段であって、前記入力された文字列がメールアドレスである、前記入力文字列受信手段と、
    前記受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段であって、前記変換候補がニックネーム又は名前である、前記変換候補検出手段と、
    前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に送信する変換候補送信手段であって、複数の前記変換候補それぞれは、前記電子装置上で複数の前記変換候補それぞれをマップで表示するために前記ランクに関連付けられており、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補送信手段と
    を備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数若しくは頻度、又は、
    それらの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記サーバ・コンピュータ。
  16. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置であって、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段であって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前であり、且つ、前記変換候補がメールアドレスである、前記変換候補検出手段と、
    前記変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補マップ表示手段と
    を備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記電子装置。
  17. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するためのコンピュータ・システムであって、前記コンピュータ・システムは、電子装置と当該電子装置にネットワークを介して接続されたサーバ・コンピュータとを備えており、
    前記電子装置が、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータに前記ネットワークを介して送信する入力文字列送信手段であって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前である、前記入力文字列送信手段
    を備えており、
    前記サーバ・コンピュータが、
    前記入力された文字列を受信する入力文字列受信手段と、
    前記受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段であって、前記変換候補がメールアドレスである、前記変換候補検出手段と、
    前記サーバ・コンピュータが、前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に前記ネットワークを介して送信する変換候補送信手段と
    を備えており、
    前記電子装置が、
    前記検索された変換候補及び前記ランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信する変換候補受信手段と、
    前記電子装置が、前記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、複数の前記変換候補それぞれに関連付けられたランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補マップ表示手段と
    をさらに備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、
    前記コンピュータ・システム。
  18. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置であって、
    ユーザによる文字列の入力に応答して、当該入力された文字列をサーバ・コンピュータにネットワークを介して送信する入力文字列送信手段であって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前である、前記入力文字列送信手段と、
    前記入力された文字列に関連付けられた変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記サーバ・コンピュータから前記ネットワークを介して受信する変換候補受信手段であって、前記変換候補がメールアドレスである、前記変換候補受信手段と、
    前記受信した変換候補が複数存在する場合に、複数の前記変換候補をマップで表示する変換候補マップ表示手段であって、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、及び、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補マップ表示手段と
    を備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記電子装置。
  19. 入力文字列に関連付けられた変換候補の入力を支援する為のサーバ・コンピュータであって、
    ユーザにより入力された文字列を電子装置から受信する入力文字列受信手段であって、前記入力された文字列がニックネーム又は名前である、前記入力文字列受信手段と、
    前記受信した文字列に関連付けられた変換候補を検索する変換候補検出手段であって、前記変換候補がメールアドレスである、前記変換候補検出手段と、
    前記検索された変換候補及び当該変換候補それぞれに関連付けられたランクを前記電子装置に送信する変換候補送信手段であって、複数の前記変換候補それぞれは、前記電子装置上で複数の前記変換候補それぞれをマップで表示するために前記ランクに関連付けられており、前記マップは、1つの領域が1つの変換候補に対応する複数の領域からなり、ランクのより高い変換候補が、前記マップ上でより広い領域を占めるように表示される、前記変換候補送信手段と
    を備えており、
    前記ランクそれぞれが、
    前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をしたユーザの総数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが前記ニックネーム又は前記名前を使って前記変換候補であるメールアドレスにメール送信をした回数、
    前記文字列を入力した前記ユーザが、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織に所属する人が、前記検索された変換候補であるメールアドレスにメール送信をした送信回数若しくは頻度、若しくは、
    前記文字列を入力した前記ユーザが所属する組織と、前記検索された変換候補であるメールアドレスに関連付けられた受信者が所属する組織との間の距離、又は、
    それらの少なくとも2つの組み合わせに基づいて求められた値
    である、前記サーバ・コンピュータ。
  20. 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示するための電子装置用プログラムであって、電子装置に、請求項1、3、6又は8のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行させる、前記電子装置用プログラム。
JP2014198477A 2014-09-29 2014-09-29 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム Active JP5959072B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014198477A JP5959072B2 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム
US14/821,832 US10013479B2 (en) 2014-09-29 2015-08-10 Displaying conversion candidates associated with input character string
US15/709,626 US10204155B2 (en) 2014-09-29 2017-09-20 Displaying conversion candidates associated with input character string

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014198477A JP5959072B2 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016071506A JP2016071506A (ja) 2016-05-09
JP5959072B2 true JP5959072B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=55584616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014198477A Active JP5959072B2 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US10013479B2 (ja)
JP (1) JP5959072B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10204155B2 (en) 2014-09-29 2019-02-12 International Business Machines Corporation Displaying conversion candidates associated with input character string

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019159826A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 富士通株式会社 表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御方法
JP7006413B2 (ja) * 2018-03-19 2022-01-24 日本電気株式会社 電子メール装置、電子メール誤送信防止方法および電子メール誤送信防止プログラム

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3663844B2 (ja) 1997-07-10 2005-06-22 富士ゼロックス株式会社 電子メール送信制御装置及び方法
JP2000307630A (ja) 1999-04-23 2000-11-02 Casio Comput Co Ltd 電子メール装置および当該装置に用いるアドレス情報管理方法
JP2001188721A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Casio Comput Co Ltd データ入力装置及びデータ入力処理プログラムを記憶した記憶媒体
JP4251741B2 (ja) * 2000-01-05 2009-04-08 シャープ株式会社 かな漢字変換システム
US7107204B1 (en) * 2000-04-24 2006-09-12 Microsoft Corporation Computer-aided writing system and method with cross-language writing wizard
JP2002197027A (ja) 2000-12-27 2002-07-12 Hitachi Ltd 電子メールの宛先管理方法及び電子メールシステム
JP2003114898A (ja) 2001-10-05 2003-04-18 Ricoh Co Ltd 電子メール装置
JP2003141034A (ja) 2001-10-30 2003-05-16 Fujitsu Ltd 電子メール作成装置
JP2006285703A (ja) 2005-04-01 2006-10-19 Hitachi Advanced Digital Inc 電子メール送信制御方式
JP2006344039A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 電子メール装置、および、プログラム
JP2007193717A (ja) 2006-01-23 2007-08-02 Mixa Kk 電子メール送信方法及び電子メール送信プログラム
JP2007295680A (ja) 2006-04-24 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 負荷制御装置
JP4817952B2 (ja) 2006-04-25 2011-11-16 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 メール誤送信防止システム、メール誤送信防止方法、およびメール誤送信防止プログラム
JP2008123318A (ja) 2006-11-14 2008-05-29 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 通信端末、宛先正誤判定方法および宛先正誤判定プログラム
JP2009015743A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Fujifilm Corp 文書作成支援システム、文書作成支援方法、並びに文書作成支援プログラム
JP2009093325A (ja) 2007-10-05 2009-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 情報編集装置及びプログラム
JP2009199254A (ja) 2008-02-20 2009-09-03 Nec Corp 電子メール送信システム、情報処理装置、電子メール送信方法、プログラム、及び記録媒体
JP5272491B2 (ja) * 2008-04-16 2013-08-28 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 通信端末
JP2010015283A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Seiko Epson Corp メール作成用単語変換装置、メール作成用単語変換装置を含む電子機器、メール作成用単語変換方法、メール作成用単語変換プログラム
JP2010271811A (ja) 2009-05-20 2010-12-02 Panasonic Corp メール誤送信防止装置
JP2011018735A (ja) 2009-07-08 2011-01-27 Nidec Tosok Corp ダイボンダ
JP5072936B2 (ja) 2009-10-22 2012-11-14 ジャパンスーパークォーツ株式会社 複合ルツボ及びその製造方法
JP5602413B2 (ja) 2009-10-28 2014-10-08 京セラ株式会社 電子機器及び電子機器の制御方法
JP2011118735A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Kddi Corp 文書作成支援システムおよびその情報端末
JP5573257B2 (ja) * 2010-03-15 2014-08-20 オムロン株式会社 文字入力用のプログラムおよび通信端末装置
JP5337913B2 (ja) 2010-06-16 2013-11-06 京セラ株式会社 電子機器及びその制御方法
JP2012027748A (ja) 2010-07-26 2012-02-09 Hitachi Ltd メール作成支援方法
JP5960277B2 (ja) * 2012-11-01 2016-08-02 Aosテクノロジーズ株式会社 メッセージ一元管理システム
JP5566491B1 (ja) * 2013-03-13 2014-08-06 富士ソフト株式会社 文字入力変換システムおよび文字入力変換方法
CN105378746B (zh) * 2013-06-21 2018-06-26 乐天株式会社 信息提供装置、信息提供方法
JP5633613B2 (ja) * 2013-08-28 2014-12-03 トヨタ自動車株式会社 データベース管理システム及びナビゲーション装置
US9105000B1 (en) 2013-12-10 2015-08-11 Palantir Technologies Inc. Aggregating data from a plurality of data sources
US9842101B2 (en) 2014-05-30 2017-12-12 Apple Inc. Predictive conversion of language input
JP5959072B2 (ja) 2014-09-29 2016-08-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10204155B2 (en) 2014-09-29 2019-02-12 International Business Machines Corporation Displaying conversion candidates associated with input character string

Also Published As

Publication number Publication date
US10204155B2 (en) 2019-02-12
US20180011925A1 (en) 2018-01-11
JP2016071506A (ja) 2016-05-09
US10013479B2 (en) 2018-07-03
US20160092450A1 (en) 2016-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102310648B1 (ko) 상황 정보 탐색 및 내비게이션 기법
US8463731B2 (en) Translating user interaction with a touch screen into text
JP6599127B2 (ja) 情報検索システム及び方法
US8612879B2 (en) Displaying and inputting symbols
KR20100004652A (ko) 자동 입출력 인터페이스를 갖춘 번역기 및 그 인터페이싱방법
KR20130001261A (ko) 이동 전화의 터치 스크린과 함께 사용하기 위한 다중 모드 문자 입력 시스템
JP2014089637A (ja) 画像データ中の訳し分けされるべき単語又はフレーズに対応する訳語を決定する方法、並びにそのコンピュータ及びコンピュータ・プログラム
CN112153206B (zh) 一种联系人匹配方法、装置、电子设备及存储介质
CN104133815B (zh) 输入和搜索的方法及***
CN104156161A (zh) 在信息设备屏幕上进行点击取词搜索的***和方法
EP3403197B1 (en) Content authoring inline commands
JP5959072B2 (ja) 入力文字列に関連付けられた変換候補を表示する方法、その電子装置及びサーバ・コンピュータ、並びに電子装置用プログラム及びサーバ・コンピュータ用プログラム
WO2016152962A1 (ja) コンピュータプログラム、情報検索システム、及びその制御方法
CA2939395A1 (en) Method and device for invoking a search from a text message
CN105320651A (zh) 人机交互翻译方法和装置
KR102544285B1 (ko) 전자 필사 시스템의 전자 필사 서비스 제공 방법
JPWO2012053509A1 (ja) 入力支援プログラム、入力支援装置、及び入力支援方法
JP6805206B2 (ja) 検索ワードサジェスト装置、表現情報の作成方法、および、表現情報の作成プログラム
US11086410B2 (en) Apparatus for text entry and associated methods
KR101995741B1 (ko) 손 동작을 기반으로 한 입력문자의 번역 및 음역용 시스템 및 방법
JP2012113756A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2013058086A (ja) 文章入力支援システム
KR20140101998A (ko) 모바일 수식 입력 시스템, 방법, 및 상기 방법을 실행시키기 위한 컴퓨터 판독 가능한 프로그램을 기록한 매체
WO2017003384A1 (en) Methods for multi-language data entry using a processor, and systems and devices for multi-language data entry
KR20100119735A (ko) 자동 입출력 인터페이스를 갖춘 번역기

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160525

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20160525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5959072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150